JP6772931B2 - 電池パックの放電制御装置 - Google Patents

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Description

この発明は、電池パックの放電制御装置に関し、特に、第1電池ユニットおよび第2電池ユニットを並列接続した状態で負荷に対して放電する電池パックの放電制御装置に関する。
電池パックの放電制御装置に関係する従来技術としては、例えば、特許文献1に開示された充電器を挙げることができる。特許文献1の充電器は、第1電池と第2電池を直列に接続する直列スイッチと、直列スイッチと第1電池との直列接続回路と並列に接続される第1並列スイッチと、直列スイッチと第2電池との直列接続回路に並列に接続される第2並列スイッチとを備えている。制御部が直列スイッチと第1並列スイッチと第2並列スイッチとをオン・オフに制御して電池を充電する。従って、充電器によれば、3つのスイッチを切り換えて、2個の電池を直列に接続して同じ電流で充電し、あるいは、一方の電池のみを選択して充電することができる。
ところで、特許文献1に開示された充電器は放電について記載はないが、充電器における充電電源部を負荷に代え、第1電池および第2電池を並列接続すると、負荷に対して放電する放電制御装置とすることが可能である。
特開2005−143221号公報
しかしながら、特許文献1に開示された充電器を、負荷に対して放電する放電制御装置とし、第1電池および第2電池を並列に接続して放電する場合、直列スイッチが短絡故障すると、放電時に電池に短絡電流が流れるという問題がある。
本発明は上記の問題点に鑑みてなされたもので、本発明の目的は、第1電池と第2電池を直列接続する直列接続素子が短絡故障しても、放電時に電池パックに短絡電流が流れることなく負荷に対して放電可能な電池パックの放電制御装置の提供にある。
上記の課題を解決するために、本発明は、第1モジュールリレーと第1電池が直列接続された第1電池ユニットと、第2モジュールリレーと第2電池が直列接続された第2電池ユニットと、前記第1電池ユニットと前記第2電池ユニットとを直列に接続する直列接続素子と、前記第2電池ユニットに直列接続され、前記第1電池ユニットと前記直列接続素子との直列接続回路と並列接続される第1並列スイッチと、前記第1電池ユニットに直列接続され、前記直列接続素子と前記第2電池ユニットとの直列接続回路と並列接続される第2並列スイッチと、前記第1並列スイッチおよび前記第2並列スイッチを制御するスイッチ制御部と、を備え、前記スイッチ制御部は、放電時に前記第1並列スイッチおよび前記第2並列スイッチをそれぞれオンに制御し、前記直列接続素子が開放され、前記第1電池および前記第2電池は並列接続により放電する電池パックの放電制御装置であって、前記直列接続素子に短絡故障が生じたとき、前記スイッチ制御部は、前記第1モジュールリレー、前記第2モジュールリレー、前記第1並列スイッチおよび前記第2並列スイッチを選択的にオフに制御することにより、前記第1電池および前記第2電池のいずれか一方のみを放電することを特徴とする。
本発明では、直列接続素子に短絡故障が生じている場合、スイッチ制御部は、放電時に第1モジュールリレー、第2モジュールリレー、第1並列スイッチおよび第2並列スイッチを選択的にオフに制御する。このため、第1電池および第2電池のいずれか一方が負荷に対して放電され、いずれか他方は放電されない。従って、第1電池と第2電池を直列接続する直列接続素子が短絡故障しても、放電時に電池パックに短絡電流が流れることはなく、第1電池および第2電池のいずれか一方が負荷に対して放電することができる。
また、電池パックの上記の放電制御装置において、前記直列接続素子に短絡故障が生じたとき、前記スイッチ制御部は、第2モジュールリレーおよび第1並列スイッチをオフに制御し、若しくは、第1モジュールリレーおよび第2並列スイッチをオフに制御することにより、前記第1電池および前記第2電池のいずれか一方を放電する構成としてもよい。
この場合、スイッチ制御部が第2モジュールリレーおよび第1並列スイッチをオフに制御することにより、第2電池は負荷に対して放電されず、第1電池が負荷に対して放電することができる。一方、スイッチ制御部が第1モジュールリレーおよび第2並列スイッチをオフに制御することにより、第1電池は負荷に対して放電されず、第2電池が負荷に対して放電することができる。
また、電池パックの上記の放電制御装置において、前記スイッチ制御部は、前記第1電池および前記第2電池のいずれか一方を放電した後、前記第1電池および前記第2電池のいずれか他方が放電可能となるように、前記第1モジュールリレー、前記第2モジュールリレー、前記第1並列スイッチおよび前記第2並列スイッチを選択的に制御することにより、前記第1電池および前記第2電池のいずれか他方を放電する構成としてもよい。
この場合、第1電池および第2電池のいずれか一方を放電した後、第1電池および第2電池のいずれか他方を放電することにより、第1電池および第2電池のそれぞれを放電に使用できる。その結果、第1電池および第2電池のいずれか一方のみを負荷に対して放電する場合と比較して、負荷に対する放電時間を長くすることができる。
また、電池パックの上記の放電制御装置において、前記直列接続素子はダイオードである構成としてもよい。
この場合、ダイオードが正常であるとき、第1電池および第2電池が直列接続された状態にて負荷に放電されることはない。また、電池パックが何らかの理由により外部短絡しても、第1電池および第2電池が直列接続された状態で放電される向きに通電されることはない。
本発明によれば、第1電池と第2電池を直列接続する直列接続素子が短絡故障しても、放電時に電池パックに短絡電流が流れることなく負荷に対して放電可能な電池パックの放電制御装置を提供することができる。
本発明の実施形態に係る電池パックの放電制御装置の一例を示す図である。 ダイオードの正常時における並列接続による負荷への放電時の状態を示す図である。 ダイオードの短絡故障における第1電池の負荷への放電時の状態を示す図である。 ダイオードの短絡故障における第2電池の負荷への放電時の状態を示す図である。
以下、本発明の実施形態に係る電池パックの放電制御装置(以下、「放電制御装置」と表記する)について図面を参照して説明する。本実施形態に係る放電制御装置が適用された負荷と電池と充電器との接続による回路例について説明する。
図1に示す放電制御装置10は、例えば、電動フォークリフト等の車両に搭載されるものであり、電池パック11の放電を制御する。図1に示すように、電池パック11は、第1電池ユニット12、第2電池ユニット13と、第1並列スイッチ14と、第2並列スイッチ15と、ダイオード16と、電池ECU(Electronic Control Unit)17と、を備えている。
第1電池ユニット12は、第1電池18と第1電池18の負極側に接続された第1モジュールリレー19と、第1電池18と第1モジュールリレー19との間に接続された第1電流検出部20と、を有する。第1電池18は、複数の電池セルが直列接続された組電池であり、電池セルはリチウムイオン二次電池である。第1モジュールリレー19は常閉接点であり、第1電池18の異常時に開放される。第1モジュールリレー19は半導体リレーであり、例えば、MOSFETである。第1電流検出部20は第1電池ユニット12に流れる電流を検出する。
第2電池ユニット13は、第2電池21と第2電池21の負極側に接続された第2モジュールリレー22と、第2電池21と第2モジュールリレー22との間に接続された第2電流検出部23と、を有する。第2電池21は、複数の電池セルが直列接続された組電池であり、電池セルはリチウムイオン二次電池である。第2モジュールリレー22は常閉接点であり、第2電池21の異常時に開放される。第2モジュールリレー22は半導体リレーであり、例えば、MOSFETである。第2電流検出部23は第2電池21に流れる電流を検出する。
第1電池ユニット12および第2電池ユニット13は互いに並列接続されている。接続点Aは第1電池ユニット12および第2電池ユニット13の正極側の接続点であり、接続点Bは第1電池ユニット12および第2電池ユニット13の負極側の接続点である。
ダイオード16は第1電池ユニット12および第2電池ユニット13を直列に接続する直列接続素子に相当する。ダイオード16のアノード側は第1電池ユニット12の負極側と接続され、ダイオード16のカソード側は第2電池ユニット13の正極側と接続されている。従って、ダイオード16は第1電池ユニット12から第2電池ユニット13へ向かう電流を通し、第2電池ユニット13から第1電池ユニット12へ向かう電流を遮断する。接続点Cは、第1電池ユニット12の負極側とダイオード16のアノード側との接続点である。接続点Dは、第2電池ユニット13の正極側とダイオード16のカソード側との接続点である。
第1並列スイッチ14は、第1電池ユニット12とダイオード16とが直列接続された第1直列接続回路(接点ACD間の回路)と並列接続されるように第2電池ユニット13の正極側(接点AD間:第1電池ユニット12の正極と接続点Dとの間)に設けられている。第2並列スイッチ15は、ダイオード16と第2電池ユニット13とが直列接続された第2直列接続回路(接点CDB間の回路)と並列接続されるように、第1電池ユニット12の負極側(接点CB間:接続点Cと第2電池ユニット13の負極との間)に設けられている。第1並列スイッチ14および第2並列スイッチ15は、電池ECU17によりオン・オフ制御され、第1電池ユニット12と第2電池ユニット13とを直列接続から並列接続へ切り換えるためのスイッチである。第1並列スイッチ14および第2並列スイッチ15がオンされることにより、第1電池ユニット12と第2電池ユニット13とは並列接続される。第1並列スイッチ14および第2並列スイッチ15は、機械式リレーのほか半導体リレーを用いてもよい。
第1電池ユニット12および第2電池ユニット13は、メインスイッチ25を介して負荷24と接続されている。メインスイッチ25は、第1電池ユニット12の第2電池ユニット13との正極側の接続点Aと負荷24との間に設けられており、電池ECU17によりオン・オフ制御される。負荷24は、並列接続された第1電池ユニット12および第2電池ユニット13から供給される電力を交流に変換して出力するインバータとこのインバータから出力される電力により駆動される走行用モータである。走行用モータの駆動により車両が走行する。
メインスイッチ25により第1電池ユニット12および第2電池ユニット13と負荷24とが電気的に接続されると、第1電池ユニット12および第2電池ユニット13から負荷24へ電力が供給される。メインスイッチ25により第1電池ユニット12および第2電池ユニット13と負荷24とが電気的に切断されると、第1電池ユニット12および第2電池ユニット13から負荷24への電力供給が遮断される。
また、第1電池ユニット12および第2電池ユニット13は、コネクタ(図示せず)を介して充電器26と接続可能である。第1電池ユニット12および第2電池ユニット13は、充電器26の充電スイッチ27を介して供給される電力により充電される。充電器26は、商用電源等の外部電源から供給される電力を用いて第1電池ユニット12、第2電池ユニット13へ充電用の電力を供給する。充電スイッチ27は、充電器26が第1電池ユニット12および第2電池ユニット13と接続されている状態では、電池ECU17によりオン・オフ制御される。従って、放電制御装置10は電池パック11の充電を制御する。
充電器26から電力が出力されているときに、充電スイッチ27により充電器26と第1電池ユニット12および第2電池ユニット13とが電気的に接続されると、充電器26から第1電池ユニット12、第2電池ユニット13へ電力が供給される。充電スイッチ27により充電器26と第1電池ユニット12、第2電池ユニット13とが電気的にそれぞれ切断されると、充電器26から第1電池ユニット12、第2電池ユニット13への電力供給が遮断される。
電圧検出器28が、接続点A、Bに接続されている。電圧検出器28は、第1電池ユニット12の端子間(接続点AB間)の電圧を検出する。電圧検出器28は、ダイオード16の短絡故障を検出するために用いられる。第1並列スイッチ14および第2並列スイッチ15がオフに制御され、第1電池ユニット12および第2電池ユニット13が直列に接続された状態で、電圧検出器28に第1電池18、第2電池21の直列接続の電圧が検出されないとき、ダイオード16は正常である。一方、第1並列スイッチ14と第2並列スイッチ15とがオフに制御され、第1電池ユニット12、第2電池ユニット13が直列接続された状態で、電圧検出器28に第1電池18、第2電池21の直列接続の電圧が検出されると、ダイオード16の短絡故障である。
電池ECU17は、第1並列スイッチ14、第2並列スイッチ15、第1モジュールリレー19、第2モジュールリレー22、メインスイッチ25および充電スイッチ27のオン・オフを制御するスイッチ制御部に相当する。電池ECU17は、異常がない状態では充電時に第1並列スイッチ14および第2並列スイッチ15をオフに制御する。第1並列スイッチ14および第2並列スイッチ15がオフに制御されることにより、第1電池ユニット12および第2電池ユニット13は直列接続により充電される。一方、電池ECU17は、放電時に第1並列スイッチ14および第2並列スイッチ15をオンに制御する。第1並列スイッチ14および第2並列スイッチ15がオンに制御されることにより、第1電池ユニット12および第2電池ユニット13は並列接続により放電される。また、電池ECU17は、第1電池18、第2電池21に異常がない状態では、第1モジュールリレー19、第2モジュールリレー22をオンに制御する。
電池ECU17は充電器26に対して充電のための電流指令値を出力する。また、電池ECU17は第1電池18および第2電池21の充電率を検出して満充電となったときに充電器26へ充電停止の指令を出力する。電池ECU17は電圧検出器28に検出された電圧値の検出信号を受信する。電圧検出器28に検出された電圧値の信号が、第1電池ユニット12、第2電池ユニット13が直列接続された状態で、電圧検出器28に第1電池18、第2電池21の直列接続の電圧を示すとき、電池ECU17はダイオード16の短絡故障を検知する。さらに、電池ECU17は、第1電流検出部20、第2電流検出部23に検出された電流値の検出信号を受信する。電池ECU17は、第1電流検出部20および第2電流検出部23により検出された電流値の信号により、第1並列スイッチ14および第2並列スイッチ15の異常(開放故障又は短絡故障)のほか、ダイオード16の異常(開放故障)を検知する。なお、開放故障とは通電不可能な開放状態の故障であり、短絡故障は、通電の遮断が不可能な短絡状態の故障である。
次に、放電制御装置10による電池パック11の放電について説明する。
ダイオード16に短絡故障がない正常な状態では、図2に示すように、第1並列スイッチ14、第2並列スイッチ15がオンに制御され、第1電池ユニット12および第2電池ユニット13が並列接続された状態で放電される。このとき、ダイオード16には電流が流れないので、直列接続素子が開放された状態に相当する。なお、ダイオード16に短絡故障がない正常な状態では、充電時には第1並列スイッチ14、第2並列スイッチ15がオフに制御される。従って、第1電池ユニット12および第2電池ユニット13が直列接続された状態で第1電池18および第2電池21は充電される。
ダイオード16に短絡故障が生じた状態では、第1並列スイッチ14、第2並列スイッチ15がオフに制御された状態であっても、電圧検出器28により電圧値が0でないことを示す電圧値の信号が検出され、電池ECU17はダイオード16の短絡故障を検知する。ダイオード16の短絡故障が検知されると、図3に示すように、電池ECU17は、放電時に第1並列スイッチ14および第2モジュールリレー22をオフに制御するとともに、第2並列スイッチ15をオンに制御する。このとき、第1モジュールリレー19はオンになっている。そして、メインスイッチ25がオンに制御され負荷24が第1電池ユニット12と接続される。
図3に示す状態では、第1電池ユニット12が負荷24と接続されるが、第2モジュールリレー22がオフに制御されているため、第2電池ユニット13は負荷24と接続されない。このため、第2電池21は負荷24に対して放電されず、第1電池18のみが負荷24に対して放電される。そして、第1電池ユニット12および第2電池ユニット13の直列接続による高圧の電流が負荷24へ流れることはない。また、第1並列スイッチ14がオフに制御されているため、第1電池ユニット12からダイオード16を通る短絡電流は生じない。このように、ダイオード16が短絡故障しても、第1電池18による放電は可能であり、ダイオード16の短絡故障により車両が直ちに停止することはない。因みに、ダイオード16の短絡故障の場合、充電はダイオード16が正常の場合と同様に、第1電池ユニット12および第2電池ユニット13の直列接続による充電が可能である。
図3では、第1電池ユニット12が負荷24と接続され、第2電池ユニット13は負荷24と接続されないが、図4に示すように、第2電池ユニット13と負荷24とを接続し、第1電池ユニット12と負荷24とを接続しないようにしてもよい。図4では、ダイオード16に短絡故障が生じた状態で、放電時に第2並列スイッチ15および第1モジュールリレー19をオフに制御するとともに、第1並列スイッチ14をオンに制御する。このとき、第2モジュールリレー22はオンになっている。そして、メインスイッチ25がオンに制御され負荷24が第2電池ユニット13と接続される。
図4に示す状態では、第2電池ユニット13が負荷24と接続されるが、第1モジュールリレー19がオフに制御されているため第1電池ユニット12は負荷24と接続されない。このため、第1電池18は負荷24に対して放電されず、第2電池21のみが負荷24に対して放電される。そして、第1電池ユニット12および第2電池ユニット13の直列接続による高圧の電流が負荷24へ流れることはない。また、第2並列スイッチ15がオフに制御されているため、第2電池ユニット13からダイオード16を通る短絡電流は生じない。
本実施形態では、ダイオード16の短絡故障の状態では、放電時に第1電池18および第2電池21のいずれか一方を負荷24に接続し、第1電池18および第2電池21のいずれか他方を負荷24に接続しない。このため、電池ECU17は、第1モジュールリレー19、第2モジュールリレー22、第1並列スイッチ14および第2並列スイッチ15を選択的にオフに制御する。
ところで、ダイオード16の短絡故障の状態では、第1電池18および第2電池21のいずれか一方を放電した後、第1電池18および第2電池21のいずれか他方が放電可能となるように、第1モジュールリレー19、第2モジュールリレー22、第1並列スイッチ14および第2並列スイッチ15を選択的に制御してもよい。例えば、図3に示すように、第1電池18のみが負荷24に対して放電される状態から、図4に示すように、第2電池21のみが負荷24に対して放電される状態に切り替えるようにしてもよい。この場合、第1電池18の負荷24に対する放電を一時的に中断するタイミングで、第1並列スイッチ14および第2モジュールリレー22をオンに制御し、第2並列スイッチ15および第1モジュールリレー19をオフに制御する。ダイオード16の短絡故障では、第1電池18のみが負荷24に対して放電される状態から、第2電池21のみが負荷24に対して放電される状態に切り替えることにより、第1電池18、第2電池21のそれぞれが負荷24に対する放電可能となる。なお、最初に、図4に示すように、第2電池21のみが負荷24に対して放電される状態とした場合には、第2電池21の放電後に、図3に示すように、第1電池18のみが負荷24に対して放電される状態に切り替えるようにしてもよい。
本実施形態の放電制御装置10によれば以下の作用効果を奏する。
(1)ダイオード16に短絡故障が生じている場合、電池ECU17は、放電時に第1モジュールリレー19、第2モジュールリレー22、第1並列スイッチ14および第2並列スイッチ15を選択的にオフに制御する。このため、第1電池18および第2電池21のいずれか一方が負荷24に対して放電され、いずれか他方は放電されない。従って、第1電池18と第2電池21を直列接続するダイオード16が短絡故障しても、放電時に電池パック11に短絡電流が流れることはなく、第1電池18および第2電池21のいずれか一方が負荷24に対して放電することができる。第1電池18および第2電池21のいずれか一方が負荷24に対して放電できるため、ダイオード16の短絡故障によって直ちに車両が停止することはなく、放電中にオペレータにダイオード16の短絡故障の通知し、電池パック11の交換を促すことができる。
(2)電池ECU17が第2モジュールリレー22および第1並列スイッチ14をオフに制御することにより、第2電池21は負荷24に対して放電されず、第1電池18のみが負荷24に対して放電することができる。一方、電池ECU17が第1モジュールリレー19および第2並列スイッチ15をオフに制御することにより、第1電池18は負荷24に対して放電されず、第2電池21のみが負荷24に対して放電することができる。
(3)ダイオード16の短絡故障の状態では、第1電池18および第2電池21のいずれか一方を放電した後、第1電池18および第2電池21のいずれか他方を放電することにより、第1電池18および第2電池21のそれぞれを放電に使用できる。その結果、第1電池18および第2電池21のいずれか一方のみを負荷24に対して放電する場合と比較して、負荷24に対する放電時間を長くすることができる。
(4)ダイオード16が正常であるとき、第1電池18および第2電池21が直列接続された状態にて負荷24に放電されることはない。また、電池パック11が何らかの理由により外部短絡しても、第1電池18および第2電池21が直列接続された状態で放電される向きに通電されることはない。
本発明は、上記の実施形態に限定されるものではなく発明の趣旨の範囲内で種々の変更が可能であり、例えば、次のように変更してもよい。
○ 上記の実施形態では、直列接続素子としてダイオードを用いた例を説明したが、直列接続素子はダイオードに限定されない。直列接続素子は、例えば、スイッチ制御部により制御される直列スイッチを用いてもよい。この場合、第1並列スイッチ14および第2並列スイッチ15をオフに制御して第1電池ユニット12および第2電池ユニット13を直列に接続する。そして、直列スイッチをオフにしたとき、第1電池18および第2電池21の直列接続の電圧値を示す信号が電圧検出器28に検出されるとき、スイッチ制御部は、直列スイッチの短絡故障を検知する。直列スイッチが短絡故障している場合もダイオードの短絡故障と同様に、第1電池18および第2電池21のいずれか一方のみが負荷に対して放電され、いずれか他方を放電しないようにすればよい。なお、直列スイッチに短絡故障がない正常な状態では、第1並列スイッチ14、第2並列スイッチ15がオンに制御され、直列スイッチがオフ(開放)に制御され、第1電池ユニット12および第2電池ユニット13が並列接続された状態で放電される。また、直列スイッチに短絡故障がない正常な状態では、充電時には第1並列スイッチ14、第2並列スイッチ15がオフに制御され、直列スイッチがオンに制御される。従って、第1電池ユニット12および第2電池ユニット13が直列接続された状態で第1電池18および第2電池21は充電される。
○ 上記の実施形態では、電動フォークリフト等の車両に搭載される電池パックとし、放電制御装置は電池パックの放電を制御するほか充電を制御するとしたが、電池パックは車両に搭載される電池パックに限定されない。また、第1電池および第2電池は、複数の電池セルが直列接続された組電池としたが、単一の電池セルを有する構成でもよい。また、電池セルはリチウムイオン二次電池に限らず、ニッケル水素二次電池、鉛蓄電池でもよい。
○ 上記の実施形態では、充電器に充電スイッチが設けられるとしたが、充電スイッチは電池パックに設けるようにしてもよい。
○ 上記の実施形態では、第1モジュールリレー19を第1電池18の負極側に接続したが第1電池18の正極側に接続してもよい。また、第1電流検出部20を第1電池18の正極側に接続してもよい。また、第2モジュールリレー22を第2電池21の正極側に接続してもよい。また、第2電流検出部23を第2電池21の正極側に接続してもよい。
10 充電制御装置
11 電池パック
12 第1電池ユニット
13 第2電池ユニット
14 第1並列スイッチ
15 第2並列スイッチ
16 ダイオード(直列接続素子)
17 電池ECU(スイッチ制御部)
18 第1電池
19 第1モジュールリレー
20 第1電流検出部
21 第2電池
22 第2モジュールリレー
23 第2電流検出部
24 負荷
25 メインスイッチ
26 充電器
27 充電スイッチ
28 電圧検出器
A、B、C、D 接続点

Claims (4)

  1. 第1モジュールリレーと第1電池が直列接続された第1電池ユニットと、
    第2モジュールリレーと第2電池が直列接続された第2電池ユニットと、
    前記第1電池ユニットと前記第2電池ユニットとを直列に接続する直列接続素子と、
    前記第2電池ユニットに直列接続され、前記第1電池ユニットと前記直列接続素子との直列接続回路と並列接続される第1並列スイッチと、
    前記第1電池ユニットに直列接続され、前記直列接続素子と前記第2電池ユニットとの直列接続回路と並列接続される第2並列スイッチと、
    前記第1並列スイッチおよび前記第2並列スイッチを制御するスイッチ制御部と、を備え、
    前記スイッチ制御部は、放電時に前記第1並列スイッチおよび前記第2並列スイッチをそれぞれオンに制御し、
    前記直列接続素子が開放され、前記第1電池および前記第2電池は並列接続により放電する電池パックの放電制御装置であって、
    前記直列接続素子に短絡故障が生じたとき、
    前記スイッチ制御部は、前記第1モジュールリレー、前記第2モジュールリレー、前記第1並列スイッチおよび前記第2並列スイッチを選択的にオフに制御することにより、
    前記第1電池および前記第2電池のいずれか一方のみを放電することを特徴とする電池パックの放電制御装置。
  2. 前記直列接続素子に短絡故障が生じたとき、前記スイッチ制御部は、前記第2モジュールリレーおよび前記第1並列スイッチをオフに制御し、若しくは、前記第1モジュールリレーおよび前記第2並列スイッチをオフに制御することにより、前記第1電池および前記第2電池のいずれか一方を放電することを特徴とする請求項1記載の電池パックの放電制御装置。
  3. 前記スイッチ制御部は、前記第1電池および前記第2電池のいずれか一方を放電した後、前記第1電池および前記第2電池のいずれか他方が放電可能となるように、前記第1モジュールリレー、前記第2モジュールリレー、前記第1並列スイッチおよび前記第2並列スイッチを選択的に制御することにより、前記第1電池および前記第2電池のいずれか他方を放電することを特徴とする請求項1又は2記載の放電制御装置。
  4. 前記直列接続素子はダイオードであることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の放電制御装置。
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