JP2008125160A - 電源装置、電源装置を備える車両、電源装置の制御方法 - Google Patents

電源装置、電源装置を備える車両、電源装置の制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】ユーザの利便性の低下を防ぐことが可能な電源装置を提供する。
【解決手段】制御装置30は、Hレベルの信号IG(起動指示)に応じてシステムメインリレーSMRGの異常を判定し、システムメインリレーSMRGが正常と判定した場合にシステムメインリレーSMRP,SMRGを順次オンさせる。制御装置30は、Lレベルの信号IG(停止指示)に応じてシステムメインリレーSMRP,SMRGの少なくとも一方の固着を判定する。電源装置の起動時にシステムメインリレーSMRPが固着していても、システムメインリレーSMRGが正常であれば電源装置が起動される。
【選択図】図1

Description

本発明は、リレーを備える電源装置、電源装置を備える車両、リレーを備える電源装置の制御方法に関する。
最近、環境に配慮した自動車として、ハイブリッド自動車(Hybrid Vehicle)および電気自動車(Electric Vehicle)が注目されている。ハイブリッド自動車は、従来のエンジンに加え、直流電源とインバータとインバータによって駆動されるモータとを動力源とする自動車である。つまり、エンジンを駆動することにより動力源を得るとともに、直流電源からの直流電圧をインバータによって交流電圧に変換し、その変換した交流電圧によりモータを回転することによって動力源を得るものである。
また、電気自動車は、直流電源とインバータとインバータによって駆動されるモータとを動力源とする自動車である。
すなわち、ハイブリッド自動車および電気自動車は、直流電源とインバータとを備えるモータ駆動装置を搭載している。そして、ノイズを除去した直流電圧をインバータに供給するために、コンデンサがインバータの入力側に設けられる。また、直流電源とインバータとの間には、システムリレーが設けられる。
たとえば特開2006−81340号公報(特許文献1)は、電源と複数のリレーとを含む電源回路の制御装置の例を開示する。上記文献では電源回路および制御装置は車両に搭載される。電源回路は、負荷と蓄電機構の一方の極との電気的な通電/非通電を制御する第1のリレーおよび第1のリレーに直列に接続された抵抗を有する回路と、その回路に並列に接続された第2のリレーと、負荷と蓄電機構の他方の極との電気的な通電/非通電を制御する第3のリレーとを含む。制御装置は、電源電圧、電源電流、および負荷の電圧の少なくともいずれかの情報を検知するための検知手段と、検知手段が検知した情報に基づいてリレーにおける通電側の固着および非通電側での固着を区別してリレーの異常を判定するための判定手段とを含む。
特開2006−81340号公報 特開2000−134707号公報 特開2000−270561号公報 特開2005−20952号公報
上記文献には、少なくとも1つのリレーが固着した場合にはイグニッションスイッチの操作が禁止されることが開示されている。つまり上記文献の技術によれば複数のリレーのいずれか1つが故障した場合には車両システムの起動が禁止される。これにより車両システムに大きな異常が発生するのを防ぐことができる。しかし一方でユーザの利便性が低下することが想定される。上記文献にはユーザの利便性の低下を防ぐ方法については具体的に開示されていない。
本発明の目的は、ユーザの利便性の低下を防ぐことが可能な電源装置を提供することである。
本発明は要約すれば、車両に搭載される電源装置であって、電源と、コンデンサと、電源とコンデンサとの間に電流を流す第1の電流経路と、電源と第1の電流経路との間に電気的に接続される抵抗と、電源と第1の電流経路との間に電気的に抵抗と直列接続される第1のリレーと、電源と第1の電流経路とを直接的に接続する第2のリレーと、制御装置とを備える。制御装置は、起動指示に応じて第2のリレーの異常を判定し、第2のリレーが正常と判定した場合には第1および第2のリレーを順次オンさせ、停止指示に応じて第1および第2のリレーの少なくとも一方の異常を判定する。
好ましくは、コンデンサは、制御装置により駆動される負荷回路に接続される。制御装置は、第1および第2のリレーをオフさせて負荷回路を駆動する。制御装置は、コンデンサの電圧および第1の電流経路に流れる電流に基づいて、第1および第2のリレーの少なくとも一方における固着の異常を判定する。
より好ましくは、制御装置は、第1および第2のリレーをオンさせる前に第1のリレーの固着を判定する。制御装置は、第1のリレーが固着していると判定した場合には、第1のリレーが正常であると判定した場合に比較して、負荷回路に流れる電流が小さくなるように負荷回路を駆動する。
より好ましくは、制御装置は、コンデンサの電圧が所定値より高く、かつ、第1の電流経路に電流が流れる場合には、第2のリレーが固着していると判定する。
より好ましくは、制御装置は、コンデンサの電圧が所定値より低く、かつ、第1の電流経路に電流が流れる場合には、第1のリレーが固着していると判定する。
より好ましくは、第1の電流経路は、電源の一方極と、コンデンサの一方端との間に設けられる。第1および第2のリレーは、電源の一方極と第1の電流経路との間に設けられる。電源装置は、電源の他方極と、コンデンサの他方端との間に電流を流す第2の電流経路と、電源の他方極と、第2の電流経路との間に電気的に接続される第3のリレーとをさらに備える。制御装置は、起動指示に応じて第3のリレーをオンさせるとともに第1および第2のリレーを順次オンさせ、第1および第2のリレーの少なくとも一方の固着を判定した後に第3のリレーをオフさせる。制御装置は、負荷回路を駆動して第3のリレーの固着を判定する。
好ましくは、制御装置は、第1および第2のリレーをオンさせる前に第1のリレーの固着を判定する。制御装置は、第1のリレーが固着していると判定した場合には、第1のリレーをオンさせる指示を出力した後に第1のリレーをオフさせる指示を出力する。
より好ましくは、制御装置は、第2のリレーをオンさせた後に第1のリレーをオフさせる指示を出力する。
本発明は、他の局面では、車両であって、上述のいずれかに記載の電源装置を備える。
本発明は、さらに他の局面では、車両に搭載される電源装置の制御方法である。電源装置は、電源と、コンデンサと、電源とコンデンサとの間に電流を流す第1の電流経路と、電源と第1の電流経路との間に電気的に接続される抵抗と、電源と第1の電流経路との間に電気的に抵抗と直列接続される第1のリレーと、電源と第1の電流経路とを直接的に接続する第2のリレーとを備える。制御方法は、起動指示に応じて第2のリレーの異常を判定するステップと、第2のリレーが正常と判定した場合に第1および第2のリレーを順次オンさせるステップと、停止指示に応じて第1および第2のリレーの少なくとも一方の異常を判定するステップとを備える。
本発明によれば、ユーザの利便性の低下を防ぐことが可能になる。
以下において、本発明の実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。なお、図中同一または相当部分には同一符号を付してその説明は繰返さない。
図1は、本実施の形態の電源制御装置を備える車両の構成を示す図である。なお図1には本実施の形態の電源制御装置が搭載される車両としてハイブリッド車両を示すが、車両は電気自動車、あるいは燃料電池車でもよい。
図1を参照して、車両100は、バッテリユニット40と、エンジン4と、負荷回路23と、動力分配機構3と、車輪2と、制御装置30とを含む。負荷回路23は、インバータ14,22と、モータジェネレータMG1,MG2と、電流センサ24,25とを含む。
動力分配機構3は、エンジン4とモータジェネレータMG1,MG2に結合されてこれらの間で動力を分配する機構である。たとえば動力分配機構としてはサンギヤ、プラネタリキャリヤ、リングギヤの3つの回転軸を有する遊星歯車機構を用いることができる。この3つの回転軸がエンジン4、モータジェネレータMG1,MG2の各回転軸にそれぞれ接続される。たとえば、モータジェネレータMG1の回転シャフトを中空にし、その中をエンジン4の動力シャフトを貫通させることでモータジェネレータMG2、動力分配機構3、モータジェネレータMG1、エンジン4を直線上に配置することができる。
なおモータジェネレータMG2の回転軸は図示しない減速ギヤや差動ギヤによって車輪2に結合されている。また動力分配機構3の内部にモータジェネレータMG2の回転軸に対する減速機をさらに組み込んでもよい。
バッテリユニット40は、高圧バッテリB1と、高圧バッテリB1の負極に接続されるシステムメインリレーSMRGと、高圧バッテリB1の負極と接地ラインSLとの間に電気的に接続される抵抗R1と、高圧バッテリB1の負極と接地ラインSLとの間に抵抗R1と直列に接続されるシステムメインリレーSMRPと、高圧バッテリB1の正極に接続されるシステムメインリレーSMRBとを含む。システムメインリレーSMRG,SMRP,SMRBは、制御装置30から与えられる信号SEG,SEP,SEBにそれぞれ応じてオン/オフ状態が制御される。具体的にはシステムメインリレーSMRG,SMRP,SMRBは、それぞれ、H(論理ハイ)の信号SEG,SEP,SEBによってオン状態に設定され、L(論理ロー)の信号SEG,SEP,SEBによってオフ状態に設定される。
高圧バッテリB1としては、ニッケル水素、リチウムイオン等の二次電池や燃料電池などを用いることができる。
バッテリユニット40は、さらに、サービスカバーを開くと高電圧を遮断するサービスプラグSPと、サービスプラグSPと直列に高圧バッテリB1に接続されるフューズFと、高圧バッテリB1の端子間の電圧VBを測定する電圧センサ10と、高圧バッテリB1に流れる電流IBを検知する電流センサ11とを含む。
車両100は、さらに、電源ラインPL1と接地ラインSL間に接続される平滑コンデンサC1と、平滑コンデンサC1の両端間の電圧VLを検知して制御装置30に対して出力する電圧センサ21と、平滑コンデンサC1の端子間電圧を昇圧する昇圧コンバータ12と、昇圧コンバータ12によって昇圧された電圧を平滑化する平滑コンデンサC2と、平滑コンデンサC2の端子間電圧(電圧VH)を検知して制御装置30に出力する電圧センサ13とを含む。
昇圧コンバータ12は、一方端が電源ラインPL1に接続されるリアクトルL1と、電源ラインPL2と接地ラインSL間に直列に接続されるIGBT素子Q1,Q2と、IGBT素子Q1,Q2にそれぞれ並列に接続されるダイオードD1,D2とを含む。
リアクトルL1の他方端はIGBT素子Q1のエミッタおよびIGBT素子Q2のコレクタに接続される。ダイオードD1のカソードはIGBT素子Q1のコレクタと接続され、ダイオードD1のアノードはIGBT素子Q1のエミッタと接続される。ダイオードD2のカソードはIGBT素子Q2のコレクタと接続され、ダイオードD2のアノードはIGBT素子Q2のエミッタと接続される。
インバータ14は、昇圧コンバータ12から昇圧された電圧を受けてたとえばエンジン4を始動させるためにモータジェネレータMG1を駆動する。また、インバータ14は、エンジン4から伝達される機械的動力によってモータジェネレータMG1で発電された電力を昇圧コンバータ12に戻す。このとき昇圧コンバータ12は、降圧回路として動作するように制御装置30によって制御される。
インバータ14は、U相アーム15と、V相アーム16と、W相アーム17とを含む。U相アーム15,V相アーム16,およびW相アーム17は、電源ラインPL2と接地ラインSLとの間に並列に接続される。
U相アーム15は、電源ラインPL2と接地ラインSLとの間に直列接続されたIGBT素子Q3,Q4と、IGBT素子Q3,Q4とそれぞれ並列に接続されるダイオードD3,D4とを含む。ダイオードD3のカソードはIGBT素子Q3のコレクタと接続され、ダイオードD3のアノードはIGBT素子Q3のエミッタと接続される。ダイオードD4のカソードはIGBT素子Q4のコレクタと接続され、ダイオードD4のアノードはIGBT素子Q4のエミッタと接続される。
V相アーム16は、電源ラインPL2と接地ラインSLとの間に直列接続されたIGBT素子Q5,Q6と、IGBT素子Q5,Q6とそれぞれ並列に接続されるダイオードD5,D6とを含む。ダイオードD5のカソードはIGBT素子Q5のコレクタと接続され、ダイオードD5のアノードはIGBT素子Q5のエミッタと接続される。ダイオードD6のカソードはIGBT素子Q6のコレクタと接続され、ダイオードD6のアノードはIGBT素子Q6のエミッタと接続される。
W相アーム17は、電源ラインPL2と接地ラインSLとの間に直列接続されたIGBT素子Q7,Q8と、IGBT素子Q7,Q8とそれぞれ並列に接続されるダイオードD7,D8とを含む。ダイオードD7のカソードはIGBT素子Q7のコレクタと接続され、ダイオードD7のアノードはIGBT素子Q7のエミッタと接続される。ダイオードD8のカソードはIGBT素子Q8のコレクタと接続され、ダイオードD8のアノードはIGBT素子Q8のエミッタと接続される。
モータジェネレータMG1は、三相の永久磁石同期モータであり、U,V,W相の3つのコイルは各々一方端が中点に共に接続されている。そして、U相コイルの他方端がIGBT素子Q3,Q4の接続ノードに接続される。またV相コイルの他方端がIGBT素子Q5,Q6の接続ノードに接続される。またW相コイルの他方端がIGBT素子Q7,Q8の接続ノードに接続される。
電流センサ24は、モータジェネレータMG1に流れる電流をモータ電流値MCRT1として検出し、モータ電流値MCRT1を制御装置30へ出力する。
インバータ22は車輪2を駆動するモータジェネレータMG2に対して昇圧コンバータ12の出力する直流電圧を三相交流に変換して出力する。またインバータ22は、回生制動に伴い、モータジェネレータMG2において発電された電力を昇圧コンバータ12に戻す。このとき昇圧コンバータ12は降圧回路として動作するように制御装置30によって制御される。インバータ22の内部の構成は、図示しないがインバータ14と同様であり、詳細な説明は繰返さない。
車両100は、さらに、ヘッドランプ等の補機類52と、補機バッテリB2と、電源ラインPL1と補機バッテリB2および補機類52との間に接続されるDC/DCコンバータ50とを含む。DC/DCコンバータ50は、制御装置30から与えられる降圧指示に応じて、電源ラインPL1の電圧を降圧して補機類52への電力供給を行なうことが可能である。
制御装置30は、トルク指令値TR1,TR2、モータ回転数MRN1,MRN2、電圧VB,VL,VH、電流IBの各値、モータ電流値MCRT1,MCRT2および信号IGを受ける。制御装置30はHレベルの信号IGを受けた場合には車両100を起動させ、Lレベルの信号IGを受けた場合には車両100を停止させる。なお以下では、信号IGがLレベルおよびHレベルである状態をそれぞれ「オフ(OFF)状態」および「オン(ON)状態」とも称することにする。
制御装置30は、昇圧コンバータ12に対して昇圧指示を行なう制御信号PWU1,降圧指示を行なう制御信号PWD1および動作禁止を指示する信号CSDNを出力する。
さらに、制御装置30は、インバータ14に対して、昇圧コンバータ12の出力である直流電圧をモータジェネレータMG1を駆動するための交流電圧に変換する駆動指示PWMI1と、モータジェネレータMG1で発電された交流電圧を直流電圧に変換して昇圧コンバータ12側に戻す回生指示PWMC1とを出力する。
同様に制御装置30は、インバータ22に対して直流電圧をモータジェネレータMG2を駆動するための交流電圧に変換する駆動指示PWMI2と、モータジェネレータMG2で発電された交流電圧を直流電圧に変換して昇圧コンバータ12側に戻す回生指示PWMC2とを出力する。
車両100は、さらに、警告ランプ60を含む。制御装置30は、システムメインリレーSMRB,SMRG,SMRPの少なくとも1つが固着していると判定した場合には、信号EMGを生成して警告ランプ60へ出力する。警告ランプ60は信号EMGに応じて点灯する。
なお、本実施の形態の説明において「システムメインリレーが固着した状態」とは、システムメインリレーの固定接点と可動接点とが溶着した状態だけでなく、一時的な不具合により固定接点と可動接点とが接続したまま離れない状態も含むものとする。
制御装置30は車両100の起動時にHレベルの信号IG(起動指示)に応じてシステムメインリレーSMRG,SMRBの異常を判定する。制御装置30は、システムメインリレーSMRG,SMRBが正常と判定した場合にシステムメインリレーSMRPの固着を判定する。このときの判定結果は、車両100の停止時におけるシステムメインリレーの固着判定に用いられる。
次に制御装置30はシステムメインリレーSMRB,SMRPをオンさせて平滑コンデンサC1,C2のプリチャージを行なう。平滑コンデンサC1,C2のプリチャージ時にシステムメインリレーSMRP,SMRBを導通状態に設定することで接地ラインSLを流れる電流が抵抗R1により制限されるとともに電源ラインPL1に流れる電流も制限される。これにより高圧バッテリB1と負荷回路23との接続時にシステムメインリレーに大電流が流れるのを防ぐことができるのでシステムメインリレーSMRBの溶着を防ぐことができる。なおシステムメインリレーSMRPが正常であればシステムメインリレーSMRPの溶着を防ぐこともできる。
次に制御装置30はシステムメインリレーSMRGをオンさせるとともにシステムメインリレーSMRPをオフさせる。このときには平滑コンデンサC1,C2の端子間電圧と高圧バッテリB1の電圧との差が小さいためにシステムメインリレーSMRGに流れる電流が小さくなる。よってシステムメインリレーSMRGの溶着を防ぐことができる。
システムメインリレーSMRB,SMRGがともに導通状態となり、車両100は走行可能になる。従来は、車両100の起動時に複数のシステムメインリレーのいずれか1つでも固着していた場合には、車両100の起動が中止されていたため車両100に大きな異常が生じる可能性を低くすることが可能であった。しかしながら車両100を起動させることができないためにユーザの利便性が低下する可能性があった。
これに対し、本実施の形態では、起動時にシステムメインリレーSMRPが異常であっても、システムメインリレーSMRG,SMRBが正常であれば、制御装置30は、システムメインリレーSMRG,SMRBを導通させる。これにより高圧バッテリB1から負荷回路23に駆動電流を供給することができるので車両100を走行させることが可能になる。よってユーザの利便性を向上させることができる。
なお、車両100の起動時にシステムメインリレーSMRPが固着していても、システムメインリレーSMRB,SMRGが正常であれば、プリチャージ時にはシステムメインリレーSMRP,SMRBを導通させ、システムメインリレーSMRGを非導通にさせることができる。これによりシステムメインリレーSMRPが固着していても平滑コンデンサC1,C2のプリチャージを行なうことができる。
平滑コンデンサC1,C2のプリチャージ後にはシステムメインリレーSMRB,SMRG,SMRPがいずれも導通状態になる。システムメインリレーSMRPには抵抗R1が接続されているために、高圧バッテリB1の負極と接地ラインSLとの間に流れる電流のほとんどがシステムメインリレーSMRGを流れる。よって、平滑コンデンサC1,C2のプリチャージ後にシステムメインリレーSMRPが固着したままであっても、負荷回路23の駆動電流を高圧バッテリB1から供給することが可能になる。つまり車両100を走行させることが可能になる。
図2は、図1に示す制御装置30の機能ブロック図である。なお図2に示す制御装置30はソフトウェアでもハードウェアでも実現が可能である。
図2を参照して、制御装置30は、インバータ/コンバータ制御部32と、リレー制御部34とを含む。
図2および図1を参照して、インバータ/コンバータ制御部32は、制御信号PWU1、制御信号PWD1および信号CSDNを昇圧コンバータ12に出力する。また、インバータ/コンバータ制御部32は、トルク指令値TR1とモータ回転数MRN1に基づいて、インバータ14に対して駆動指示PWMI1、回生指示PWMC1を出力する。さらに、インバータ/コンバータ制御部32は、トルク指令値TR2とモータ回転数MRN2に基づいて、インバータ22に対して駆動指示PWMI2、回生指示PWMC2を出力する。
リレー制御部34は、Hレベルの信号IGを受けると活性化される。リレー制御部34は電圧VHおよび電流IBに基づいてシステムメインリレーSMRB,SMRG,SMRPの固着を判定する。リレー制御部34は、信号SEB,SEG,SEPを出力してシステムメインリレーSMRB,SMRG,SMRPをそれぞれ制御する。
また、リレー制御部34はシステムメインリレーの固着を判定する際、あるいは判定の前後に高圧バッテリB1と負荷回路23との接続を切り離すとともに、平滑コンデンサC2を放電させるための信号DISをインバータ/コンバータ制御部32に対して出力する。
インバータ/コンバータ制御部32は信号DISに応じてインバータ14,22を駆動する。これにより平滑コンデンサC2に蓄えられる電荷がモータジェネレータMG1,MG2の駆動に用いられる。
図3は、図2のリレー制御部34の構成例を示すブロック図である。
図3を参照して、リレー制御部34は、起動時判定部341と、起動部342と、終了時制御部343とを含む。
起動時判定部341は、Hレベルの信号IGを受けると電圧VHに基づいてシステムメインリレーSMRB,SMRGがともに正常か否かを判定する。
さらに起動時判定部341は、Hレベルの信号SEBを出力し、電圧VHおよび電流IBに基づいてシステムメインリレーSMRPの固着を判定する。そして起動時判定部341は、判定結果RLTを終了時制御部343に出力する。
さらに起動時判定部341は、システムメインリレーSMRB,SMRGがともに固着していると判定した場合、システムメインリレーSMRPが固着していると判定した場合、および電圧センサ13が故障していると判定した場合に信号EMGを出力する。
起動部342は、起動時判定部341からの指示に応じて信号SEB,SEP,SEGを出力して、図1に示す平滑コンデンサC1,C2のプリチャージを行なう。起動部342は、さらにプリチャージ後にはシステムメインリレーSMRGがオンし、かつ、システムメインリレーSMRPがオフするように信号SEG,SEPを出力する。
終了時制御部343は、Lレベルの信号IGを受けると信号SEB,SEP,SEGを出力し、電圧VHおよび電流IBに基づいてシステムメインリレーSMRB,SMRG,SMRPの固着を判定する。なお、終了時制御部343は、起動時判定部341によるシステムメインリレーSMRPの固着の判定結果(判定結果RLT)に応じて信号DIS1,DIS2のいずれか一方を出力する。
終了時制御部343はシステムメインリレーSMRPが固着しているとの判定結果を受けた場合には信号DIS1を出力する。一方、終了時制御部343はシステムメインリレーSMRPが固着していないとの判定結果を受けた場合には信号DIS2を出力する。
信号DIS1,DIS2は、信号DISと同様に図2のインバータ/コンバータ制御部32に送られる。インバータ/コンバータ制御部32は信号DIS1を受けた場合には信号DIS2を受けた場合よりもインバータ14,22に流れる電流が小さくなるようにインバータ14,22を制御する。
さらに、終了時制御部343はシステムメインリレーSMRB,SMRG,SMRPのいずれか1つが固着していると判定した場合、および図1の電圧センサ13が故障していると判定した場合に信号EMGを出力する。
なおリレー制御部34の構成は図3に示す構成に限定されず、他の構成であってもよい。
図4は、図1に示すシステムメインリレーSMRB,SMRG,SMRPの固着を判定する動作を説明するためのタイミングチャートである。
図4および図1を参照して、時刻t1において外部ECU(図1に示さず)からの信号IGがLレベルからHレベルに切換わる。時刻t2において制御装置30は、平滑コンデンサC1,C2の放電制御を行ない、そのときの電圧VHおよび電流IBに基づいて高圧バッテリB1の両極のシステムメインリレー(システムメインリレーSMRB,SMRG)を検査する。
なお以下ではシステムメインリレーの固着を判定することを「システムメインリレーを検査する」とも称する。また接地ラインSLから高圧バッテリB1の負極に向けて電流が流れる場合の電流IBの値を正の値とする。
制御装置30による平滑コンデンサC1,C2の放電制御について説明する。本実施の形態では、平滑コンデンサC1,C2に残留した電荷を、モータジェネレータMG1,MG2の各相コイルにて放電する。たとえばインバータ/コンバータ制御部32は放電制御時における放電電流のベクトル方向を決定して、モータジェネレータMG1,MG2のロータにトルクが発生しないように、インバータ14,22に含まれるIGBT素子をスイッチング制御する。すなわち、インバータ/コンバータ制御部32はd軸(モータジェネレータのロータが形成する磁界の向き)と平行な方向に放電電流のベクトルが向くように放電を制御する。この結果、q軸(トルクが発生するベクトルの向き)にトルクが発生しないように、IGBT素子の制御が行なわれる。
なお、本実施の形態ではたとえば補機類52を動作させることにより平滑コンデンサC1,C2に蓄積される電荷を放電してもよい。また、他の方法として平滑コンデンサC1,C2に蓄積される電荷を消費させるための抵抗を電源ラインPL2と接地ラインとの間に接続してもよい。
高圧バッテリB1の両極に接続されるシステムメインリレーが正常であれば、時刻t2以前に平滑コンデンサC1,C2に電荷が蓄積されていない。よって制御装置30は電圧VHが所定値VHa以下であれば高圧バッテリB1の両極に接続されるシステムメインリレーが正常であると判定する。
これに対し、高圧バッテリB1の両極のリレーが固着している場合には高圧バッテリB1からの電力が負荷回路23に与えられるとともに平滑コンデンサC1,C2が充電される。高圧バッテリB1の両極のリレーが固着している場合とは、システムメインリレーSMRBが固着し、かつ、システムメインリレーSMRP,SMRGの少なくとも一方が固着している場合である。
この場合、電圧VHは所定値VHaよりも大きくなる。また、インバータ14,22が動作するので高圧バッテリB1から負荷回路23に駆動電流が供給される。よって電流IBが0よりも大きくなる。制御装置30は電圧VHが所定値VHaよりも大きく、かつ、電流IBが0より大きい場合には高圧バッテリB1の両極のリレーが固着していると判定する。
ここで電圧センサ13の検出結果に誤差(オフセット成分)が含まれる場合には、電流IBが0であるにも拘らず電圧VHが所定値VHaよりも大きくなる可能性がある。よって電圧VHが所定値VHaよりも大きく、かつ、電流IBが0である場合には制御装置30は電流センサが異常であると判定する。
高圧バッテリB1の両極のリレーが固着していると判定した場合、および、電流センサが異常であると判定した場合には制御装置30は信号EMGを出力して警告ランプ60を点灯させるとともに、たとえば車両100の起動を禁止する。時刻t3において制御装置30は平滑コンデンサC1,C2の放電制御を終了する。
システムメインリレーSMRB,SMRGがともに正常であれば、システムメインリレーSMRPの固着が判定可能になる。時刻t4から時刻t5までの期間、制御装置30はシステムメインリレーSMRPの固着を判定する。時刻t4において制御装置30は、Hレベルの信号SEBを生成してシステムメインリレーSMRBに出力する。これによりシステムメインリレーSMRBがオンする。
システムメインリレーSMRBをオンさせても電圧VHが所定値VHa以下の場合、制御装置30はシステムメインリレーSMRPが固着していないと判定する。これに対し、電圧VHが所定値VHaよりも大きく、かつ、電流IBが0より大きい場合には制御装置30はシステムメインリレーSMRPが固着していると判定する。制御装置30は、システムメインリレーSMRPの固着についての判定結果を保持する。
なお、図4の破線で表わす電流IBの波形が示すように、システムメインリレーSMRPが固着している場合には時刻t4において電流IBは急峻に上昇し、その後、電流IBは減少する。よって制御装置30はたとえば時刻t4の直後に取得した電流IBの値に基づいて電流IBが0より大きいか否かを判定する。
時刻t5において制御装置30は平滑コンデンサC1,C2のプリチャージを開始する。具体的には制御装置30はHレベルの信号SEPをシステムメインリレーSMRPに出力してシステムメインリレーSMRPをオンさせる。システムメインリレーSMRPが固着していない場合には、時刻t5においてプリチャージが開始される。電流IBは時刻t5において急峻に上昇し、その後減少する。なお破線の電圧VHの波形に示すように、システムメインリレーSMRPが固着していればプリチャージは実質的に時刻t4から開始される。
時刻t6において、制御装置30は、Hレベルの信号SEGを生成してシステムメインリレーSMRGに出力してシステムメインリレーSMRGをオンさせる。これによりプリチャージが終了し、システムメインリレーSMRB,SMRGがともに導通状態になる。これにより時刻t6以後において車両100を走行させることができる。
なお時刻t6から時刻t7までの期間において制御装置30は、少なくとも1度、信号SEPをHレベルとLレベルとの間で変化させてシステムメインリレーSMRPを再起動させる(一旦オフさせた後に再度オンさせる)。システムメインリレーSMRPが一時的な動作不具合により固着している場合に、このようにシステムメインリレーを再起動させることでシステムメインリレーSMRPを正常に戻すことが可能になる。なおシステムメインリレーSMRPの再起動の回数は特に限定されない。
システムメインリレーSMRPの再起動を行なう期間は時刻t5から時刻t7までの期間であればよい。ただし時刻t5から時刻t6までの期間にはシステムメインリレーSMRPにプリチャージ電流が流れている。この期間内にシステムメインリレーSMRPが正常に戻った後もシステムメインリレーSMRPのオン/オフを繰返した場合には、たとえばシステムメインリレーSMRPで発生したノイズが周辺回路に影響を及ぼすことが考えられる。
これに対し時刻t6から時刻t7までの期間にはシステムメインリレーSMRGが導通状態にある。よってこの期間にシステムメインリレーSMRPを再起動させたとしても上述したような問題が生じるのを防ぐことが可能になる。
時刻t7において制御装置30は、信号SEPをLレベルに設定してシステムメインリレーSMRPをオフさせる。
時刻t6から時刻t8までの期間は車両100が走行可能な期間である。時刻t8において信号IGがHレベルからLレベルに切換わる。そうすると時刻t9において制御装置30はシステムメインリレーSMRP,SMRGの固着判定を行なう。
時刻t9において制御装置30は信号SEGをHレベルからLレベルに切換える。これによりシステムメインリレーSMRGはオフする。よって、システムメインリレーSMRG,SMRPが正常であれば、システムメインリレーSMRBのみが導通している。
さらに時刻t9において制御装置30はインバータ14,22を駆動させて平滑コンデンサC1,C2の放電制御を開始する。ここでシステムメインリレーSMRPが固着していればインバータ14,22を動作させることによりシステムメインリレーSMRPおよび抵抗R1に電流が流れる。抵抗R1に過電流が流れた場合には、抵抗R1が損傷するおそれがある。
このような問題を防ぐために制御装置30は時刻t4から時刻t5までの期間におけるシステムメインリレーSMRPの固着の判定結果(図3の判定結果RLT)に基づいて平滑コンデンサC1,C2の放電電流を制御する。より詳細には制御装置30はシステムメインリレーSMRPが固着していると判定した場合には、システムメインリレーSMRPが固着していないと判定した場合に比較してインバータ14,22に流れる電流を小さくする。システムメインリレーSMRPが固着している場合に抵抗R1に流れる電流が過剰に大きくなるのを防ぐことができるので抵抗R1の損傷を防ぐことができる。たとえばシステムメインリレーSMRPが正常であり、かつシステムメインリレーSMRGが固着している場合には放電電流(言い換えれば電流IBの値)がIB1に設定され、システムメインリレーSMRPが固着している場合には電流IBの値がIB2に設定される。
時刻t9から時刻t10までの期間において、制御装置30は電圧VHおよび電流IBに基づき、以下の(A)〜(D)のように判定する。
(A)電圧VHが所定値VHaよりも低く、かつ電流IBが0である場合には、制御装置30はシステムメインリレーSMRP,SMRGのいずれも固着していないと判定する。
(B)電圧VHが所定値VHaよりも低く、かつ電流IBが0より大きい場合には、制御装置30はシステムメインリレーSMRPが固着していると判定する。
(C)電圧VHが所定値VHaよりも高く、かつ電流IBが0より大きい場合には、制御装置30はシステムメインリレーSMRGが固着していると判定する。
(D)電圧VHが所定値VHaよりも高く、かつ電流IBが0より大きい場合には、制御装置30は電圧センサ13が異常であると判定する。
時刻t10において制御装置30は信号SEBをHレベルからLレベルに切換える。これによりシステムメインリレーSMRBがオフする。さらに時刻t10において制御装置30は平滑コンデンサC1,C2の放電制御を終了する。
続いて時刻t11から時刻t12までの期間に制御装置30は平滑コンデンサC1,C2の放電制御を再度実行する。これによりシステムメインリレーSMRBが正常であれば電圧VHはほぼ0となる。
時刻t13から時刻t14までの期間、制御装置30はシステムメインリレーSMRBが固着しているか否かを判定する。時刻t13において制御装置30はHレベルの信号SEPを生成してシステムメインリレーSMRPに出力する。これによりシステムメインリレーSMRPはオンする。
そして制御装置30は電圧VHおよび電流IBに基づきシステムメインリレーSMRBの固着を判定する。システムメインリレーSMRBが固着していなければ時刻t13から時刻t14までの期間において電圧VHはVHaより低い状態に保たれる。一方、システムメインリレーSMRBが固着していれば、電圧VHは所定値VHaよりも大きくなる。
なおシステムメインリレーSMRBが固着している場合における電圧VHの挙動は、システムメインリレーSMRPが固着しているか否かに応じて異なる。システムメインリレーSMRPが固着している場合には、電圧VHは所定値VHaより大きな値のまま変化しない。一方、システムメインリレーSMRPが固着している場合には、電圧VHは0から上昇して所定値VHaより大きな値に達する。いずれの場合にしても、システムメインリレーSMRBが固着していれば電圧VHはVHaより高くなる。
よって制御装置30は電圧VHおよび電流IBに基づき、以下の(E)〜(G)のように判定する。
(E)電圧VHが所定値VHaよりも小さい場合には、制御装置30は、システムメインリレーSMRBが正常であると判定する。
(F)電圧VHが所定値VHaよりも大きく、かつ、電流IBが0より大きい場合には、制御装置30はシステムメインリレーSMRBが固着していると判定する。
(G)電圧VHが所定値VHaよりも大きく、かつ、電流IBが0である場合には、制御装置30は電圧センサ13が故障していると判定する。
時刻t14において、制御装置30は、信号SEPをHレベルからLレベルに切換える。そして時刻t15から時刻t16までの期間に制御装置30は平滑コンデンサC1,C2の放電制御を実行する。これにより平滑コンデンサC1,C2の電圧を下げた状態で電源装置の動作を終了させることができるので車両100に何らかの異常が生じる可能性を低くすることができる。なお時刻t15から時刻t16までの期間における放電制御は行なわれなくてもよい。
図5は、制御装置30によるシステムメインリレーSMRB,SMRG,SMRPの固着判定処理を説明するためのフローチャートである。
図5および図1を参照して、信号IGがオフ状態(Lレベル)からオン状態(Hレベル)に変化する(ステップS1)。制御装置30は、バッテリ両極のシステムメインリレーを検査する(ステップS2)。
続いて制御装置30は電圧VHおよび電流IBに基づいて、高圧バッテリB1の正極側および負極側のシステムメインリレーがともに固着しているか否かを判定する(ステップS3)。高圧バッテリB1の正極側および負極側のシステムメインリレーがともに固着している場合(ステップS3においてYES)、制御装置30は信号EMGを出力して警告ランプ60を点灯させ(ステップS12)、そうでない場合(ステップS3においてNO)、制御装置30はステップS4の処理を実行する。なおステップS12において警告ランプ60が点灯した後に全体の処理が終了する。この場合、車両100は起動されない。
ステップS4において制御装置30はシステムメインリレーSMRPの検査(固着の判定)を実行する。
続いて制御装置30はプリチャージを実行する(ステップS5)。制御装置30は、Hレベルの信号SEPおよびHレベルの信号SEBをシステムメインリレーSMRP,SMRBにそれぞれ出力する。これによりシステムメインリレーSMRP,SMRBがオンする。
制御装置30はシステムメインリレーSMRGをオンさせるとともにシステムメインリレーSMRPをオフさせる(ステップS6)。次に制御装置30は、システムメインリレーSMRPの再起動のためシステムメインリレーSMRPを少なくとも1度オンおよびオフさせる(ステップS7)。ステップS7の処理はステップS4においてシステムメインリレーSMRPが固着していると判定された場合にのみ行なってもよいし、ステップS4の判定処理の結果に拘らず行なわれてもよい。後者の場合にはシステムメインリレーSMRPの再起動を行なうか否かを制御装置30が判断しなくてもよくなるので制御装置30の処理をより簡単にすることができる。
続いて制御装置30は信号IGがHレベルからLレベルに変化した(オフ状態になった)か否かを判定する(ステップS8)。信号IGがオフ状態になれば(ステップS8においてYES)、処理はステップS9に進み、そうでない場合(ステップS8においてNO)、ステップS8の処理が繰返される。
ステップS9において、制御装置30はシステムメインリレーSMRP,SMRGの検査を実行する。
次に制御装置30はシステムメインリレーSMRBの検査を実行する(ステップS10)。システムメインリレーSMRBの検査が終了すると制御装置30は平滑コンデンサC1,C2に対して放電制御を行なう(ステップS11)。平滑コンデンサC1,C2の放電制御が終了すると全体の処理が終了する。ただし、上述したように平滑コンデンサC1,C2の放電制御が行なわれない場合がある。この場合にはステップS10の処理が終了すると全体の処理が終了する。
次にステップS4,S9,S10の各ステップの処理について、詳細に説明する。
図6は、図5のステップS4に示すシステムメインリレーSMRPの検査処理を詳細に説明するフローチャートである。
図6および図1を参照して、制御装置30は、まずシステムメインリレーSMRBをオンさせる(ステップS21)。そして制御装置30は電圧VHが所定値VHaより大きいか否かを判定する(ステップS22)。電圧VHが所定値VHaより大きい場合(ステップS22においてYES)、処理はステップS23に進み、そうでない場合(ステップS22においてNO)、処理はステップS29に進む。
ステップS23において、制御装置30は電流IBが0より大きいか否かを判定する。電流IBが0の場合(ステップS23においてNO)、制御装置30は電圧センサ13が故障していると判定する(ステップS24)。そして制御装置30は信号EMGを出力して警告ランプ60を点灯させる(ステップS25)。図6および図5を参照して、ステップS25の処理が終了すると、図5に示すフローチャートの処理が終了する。
一方、ステップS23において電流IBが0より大きい場合(ステップS23においてYES)、制御装置30はシステムメインリレーSMRPが固着していると判定する(ステップS26)。そして制御装置30は信号EMGを出力して警告ランプ60を点灯させる(ステップS27)。
ステップS27に続くステップS28では、制御装置30は、システムメインリレーSMRPの固着の判定結果を保存する。
ステップS29において、制御装置30はシステムメインリレーSMRPが正常と判定する。この場合にもシステムメインリレーSMRPの固着の判定結果を保存する(ステップS28)。ステップS28の処理が終了すると全体の処理が終了する。
図7は、図5のステップS9に示すシステムメインリレーSMRPの検査処理を詳細に説明するフローチャートである。
図7を参照して、制御装置30はまず平滑コンデンサC1,C2の放電を開始する(ステップS31)。ここで制御装置30は図6のステップS28において作成したシステムメインリレーSMRPの固着判定結果に基づいて平滑コンデンサC1,C2の放電電流を決定する(図4に示す電流IB1,IB2)。
次に制御装置30は電圧VHが所定値VHaより大きいか否かを判定する(ステップS32)。電圧VHが所定値VHaより大きい場合(ステップS32においてYES)、処理はステップS33に進み、そうでない場合(ステップS32においてNO)、処理はステップS38に進む。
ステップS33において、制御装置30は電流IBが0より大きいか否かを判定する。電流IBが0より大きい場合(ステップS33においてYES)、制御装置30はシステムメインリレーSMRGが固着していると判定する(ステップS34)。
一方、ステップS33において電流IBが0の場合(ステップS33においてNO)、制御装置30は、電圧センサ13が故障していると判定する(ステップS35)。この場合、制御装置30は平滑コンデンサC1,C2の放電を停止させる(ステップS36)。さらに制御装置30は信号EMGを出力して警告ランプ60を点灯させる(ステップS37)。図7および図5を参照してステップS37の処理が終了すると、図5に示すフローチャートの処理が終了する。
ステップS38において制御装置30は電流IBが0より大きいか否かを判定する。電流IBが0より大きい場合(ステップS38においてYES)、制御装置30はシステムメインリレーSMRPが固着していると判定する(ステップS39)。一方、電流IBが0である場合(ステップS38においてNO)、制御装置30はシステムメインリレーSMRP,SMRGがともに正常であると判定する(ステップS40)。
ステップS34あるいはステップS39の処理が終了すると制御装置30は信号EMGを出力して警告ランプを点灯させる(ステップS41)。そして、制御装置30は平滑コンデンサC1,C2の放電を停止させる(ステップS42)。なおステップS40の処理が終了した場合にもステップS42の処理が実行される。そして制御装置30はシステムメインリレーSMRBをオフさせる(ステップS43)。ステップS43の処理が終了すると全体の処理が終了する。
図8は、図5のステップS10に示すシステムメインリレーSMRPの検査処理を詳細に説明するフローチャートである。
図8および図1を参照して、制御装置30は平滑コンデンサC1,C2を所定の期間放電させる(ステップS51)。次に制御装置30は、システムメインリレーSMRBをオンさせる(ステップS52)。そして制御装置30は、電圧VHが所定値VHaより大きいか否かを判定する(ステップS53)。電圧VHが所定値VHaより大きい場合(ステップS53においてYES)、処理はステップS54に進み、そうでない場合(ステップS53においてNO)、処理はステップS58に進む。
ステップS54において制御装置30は、電流IBが0より大きいか否かを判定する(ステップS54)。電流IBが0より大きい場合(ステップS54においてYES)、制御装置30はシステムメインリレーSMRBが固着していると判定する(ステップS55)。一方、電流IBが0である場合(ステップS54においてNO)、制御装置30は電圧センサ13が故障していると判定する(ステップS56)。ステップS55あるいはステップS56の処理が終了すると制御装置30は信号EMGを警告ランプ60に出力する。警告ランプ60は信号EMGに応じて点灯する(ステップS57)。
一方、制御装置30は、電圧VHが所定値VHa以下である場合(ステップS53においてNO)、システムメインリレーSMRBが正常であると判定する(ステップS58)。ステップS57あるいはステップS58の処理が終了すると全体の処理が終了する。
なお、制御装置30によるシステムメインリレーSMRB,SMRGの固着判定は、実際にはCPUにより実行され、CPUは、図5〜図8に示す各ステップを備えるプログラムをROMから読出し、図5〜図8に示す各ステップを実行してシステムメインリレーSMRB,SMRG,SMRPの固着を判定する。
図9は、制御装置30としてコンピュータを用いた場合の一般的な構成を示した図である。
図9を参照して、制御装置30は、CPU301と、ROM302と、RAM303と、バス304とを含む。
CPU301はバス304を介してROM302と、RAM303とに接続されデータ授受を行なう。バス304は、たとえばデータバスやアドレスバス等を含む。
ROM302は、たとえばCPU301で実行されるプログラム等のデータが格納されている。すなわちROM302はプログラムをコンピュータ読み取り可能に記録した記録媒体である。
RAM303は、たとえばCPU301がデータ処理を行なう場合の作業領域であり、各種変数を一時的に記憶する。
なお、CPU301はこのような構成に限られるものでなく、複数のCPUを含んで実現されるものであってもよい。また、CPU301が実行するプログラムは、たとえばCD−ROMにより提供されてもよいし、通信回線を介して提供されてもよい。
図1を参照しながら、本実施の形態における電源装置を包括的に説明する。車両100に搭載される電源装置は、高圧バッテリB1と、平滑コンデンサC2と、高圧バッテリB1と平滑コンデンサC2との間に電流を流す接地ラインSLと、高圧バッテリB1と接地ラインSLとの間に電気的に接続される抵抗R1と、高圧バッテリB1と接地ラインSLとの間に電気的に抵抗と直列接続されるシステムメインリレーSMRPと、高圧バッテリB1と接地ラインSLとを直接的に接続するシステムメインリレーSMRGと、制御装置30とを備える。制御装置30は、Hレベルの信号IG(起動指示)に応じてシステムメインリレーSMRGの異常を判定し、システムメインリレーSMRGが正常と判定した場合にはシステムメインリレーSMRP,SMRGを順次オンさせ、Lレベルの信号IG(停止指示)に応じてシステムメインリレーSMRP,SMRGの少なくとも一方の異常を判定する。
好ましくは、平滑コンデンサC2は、制御装置30により駆動される負荷回路23に接続される。制御装置30は、システムメインリレーSMRP,SMRGをオフさせて負荷回路23を駆動する。制御装置30は、平滑コンデンサC2の電圧VHおよび接地ラインSLに流れる電流IBに基づいて、システムメインリレーSMRP,SMRGの少なくとも一方における固着の異常を判定する。
これにより、システムメインリレーSMRPが固着していても、電源装置の動作時に電流が流れるシステムメインリレーSMRGが正常であれば電源装置を起動させることができる。よってユーザの利便性を向上させることができる。
より好ましくは、制御装置30は、システムメインリレーSMRP,SMRGをオンさせる前にシステムメインリレーSMRPの固着を判定する。制御装置30は、システムメインリレーSMRPが固着していると判定した場合には、システムメインリレーSMRPが正常であると判定した場合に比較して、負荷回路23に流れる電流が小さくなるように負荷回路23を駆動する。
システムメインリレーSMRPが固着している場合には、負荷回路23の動作時に抵抗R1に許容量を上回る電流が流れることで抵抗R1が損傷する可能性がある。システムメインリレーSMRPが固着している場合に負荷回路23に流れる電流を小さくすることで抵抗R1の損傷を防ぐことが可能になる。
より好ましくは、制御装置30は、平滑コンデンサC2の電圧VHが所定値VHaより高く、かつ、接地ラインSLに電流が流れる場合(電流IBが0より大きい場合)にはシステムメインリレーSMRGが固着していると判定する。
より好ましくは、制御装置30は、平滑コンデンサC2の電圧が所定値VHaより低く、かつ、接地ラインSLに電流が流れる場合(電流IBが0より大きい場合)にはシステムメインリレーSMRPが固着していると判定する。
これにより、システムメインリレーSMRP,SMRGのいずれかが固着している場合に、どちらのシステムメインリレーが固着しているかを特定することが可能になる。
より好ましくは、接地ラインSLは、高圧バッテリB1の負極と平滑コンデンサC2の一方端との間に設けられる。システムメインリレーSMRP,SMRGは、高圧バッテリB1の負極と接地ラインSLとの間に設けられる。電源装置は、高圧バッテリB1の正極と、平滑コンデンサC2の他方端との間に電流を流す電源ラインPL1と、高圧バッテリB1の正極と、電源ラインPL1との間に電気的に接続されるシステムメインリレーSMRBとをさらに備える。制御装置30は、Hレベルの信号IGに応じてシステムメインリレーSMRBをオンさせるとともにシステムメインリレーSMRP,SMRGを順次オンさせ、システムメインリレーSMRP,SMRGの少なくとも一方の固着を判定した後に、システムメインリレーSMRBをオフさせる。制御装置30は、負荷回路23を駆動してシステムメインリレーSMRBの固着を判定する。
これにより、システムメインリレーSMRP,SMRGだけでなくシステムメインリレーSMRBの固着も判定することが可能になる。
好ましくは、制御装置30は、システムメインリレーSMRP,SMRGをオンさせる前にシステムメインリレーSMRPの固着を判定する。制御装置30は、システムメインリレーSMRPをオンさせる指示(Hレベルの信号SEP)を出力した後にシステムメインリレーSMRPをオフさせる指示(Lレベルの信号SEP)を出力する。
これにより、システムメインリレーSMRPが一時的な不具合により固着していても、次回起動時までにシステムメインリレーSMRPが正常状態に戻る可能性が生じる。
より好ましくは、制御装置30は、システムメインリレーSMRGをオンさせた後にシステムメインリレーSMRPをオフさせる指示を出力する。システムメインリレーSMRGをオンさせた後にシステムメインリレーSMRPをオン/オフさせることで、電源装置の動作への影響を小さくすることが可能になる。
また、図5を参照して、本実施の形態による電源装置の制御方法は、Hレベルの信号IG(起動指示)に応じてシステムメインリレーSMRGの異常を判定するステップ(S2,S3)と、システムメインリレーSMRGが正常と判定した場合にシステムメインリレーSMRP,SMRGを順次オンさせるステップ(S5)と、Lレベルの信号IG(停止指示)に応じてシステムメインリレーSMRP,SMRGの少なくとも一方の固着を判定するステップ(S9)とを備える。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
本実施の形態の電源制御装置を備える車両の構成を示す図である。 図1に示す制御装置30の機能ブロック図である。 図2のリレー制御部34の構成例を示すブロック図である。 図1に示すシステムメインリレーSMRB,SMRG,SMRPの固着を判定する動作を説明するためのタイミングチャートである。 制御装置30によるシステムメインリレーSMRB,SMRG,SMRPの固着判定処理を説明するためのフローチャートである。 図5のステップS4に示すシステムメインリレーSMRPの検査処理を詳細に説明するフローチャートである。 図5のステップS9に示すシステムメインリレーSMRPの検査処理を詳細に説明するフローチャートである。 図5のステップS10に示すシステムメインリレーSMRPの検査処理を詳細に説明するフローチャートである。 制御装置30としてコンピュータを用いた場合の一般的な構成を示した図である。
符号の説明
2 車輪、3 動力分配機構、4 エンジン、10,13,21 電圧センサ、11,24,25 電流センサ、12 昇圧コンバータ、14,22 インバータ、15 U相アーム、16 V相アーム、17 W相アーム、23 負荷回路、30 制御装置、32 インバータ/コンバータ制御部、34 リレー制御部、40 バッテリユニット、50 DC/DCコンバータ、52 補機類、60 警告ランプ、100 車両、301 CPU、302 ROM、303 RAM、304 バス、341 起動時判定部、342 起動部、343 終了時制御部、B1 高圧バッテリ、B2 補機バッテリ、C1,C2 平滑コンデンサ、D1〜D8 ダイオード、F フューズ、L1 リアクトル、MG1,MG2 モータジェネレータ、PL1,PL2 電源ライン、Q1〜Q8 IGBT素子、R1 抵抗、SL 接地ライン、SMRB,SMRG,SMRP システムメインリレー、SP サービスプラグ。

Claims (10)

  1. 車両に搭載される電源装置であって、
    電源と、
    コンデンサと、
    前記電源と前記コンデンサとの間に電流を流す第1の電流経路と、
    前記電源と前記第1の電流経路との間に電気的に接続される抵抗と、
    前記電源と前記第1の電流経路との間に電気的に前記抵抗と直列接続される第1のリレーと、
    前記電源と前記第1の電流経路とを直接的に接続する第2のリレーと、
    起動指示に応じて前記第2のリレーの異常を判定し、前記第2のリレーが正常と判定した場合には前記第1および第2のリレーを順次オンさせ、停止指示に応じて前記第1および第2のリレーの少なくとも一方の異常を判定する制御装置とを備える、電源装置。
  2. 前記コンデンサは、前記制御装置により駆動される負荷回路に接続され、
    前記制御装置は、前記第1および第2のリレーをオフさせて前記負荷回路を駆動し、前記コンデンサの電圧および前記第1の電流経路に流れる電流に基づいて、前記第1および第2のリレーの少なくとも一方における固着の異常を判定する、請求項1に記載の電源装置。
  3. 前記制御装置は、前記第1および第2のリレーをオンさせる前に前記第1のリレーの固着を判定し、前記第1のリレーが固着していると判定した場合には、前記第1のリレーが正常であると判定した場合に比較して、前記負荷回路に流れる電流が小さくなるように前記負荷回路を駆動する、請求項2に記載の電源装置。
  4. 前記制御装置は、前記コンデンサの電圧が所定値より高く、かつ、前記第1の電流経路に電流が流れる場合には、前記第2のリレーが固着していると判定する、請求項2に記載の電源装置。
  5. 前記制御装置は、前記コンデンサの電圧が所定値より低く、かつ、前記第1の電流経路に電流が流れる場合には、前記第1のリレーが固着していると判定する、請求項2に記載の電源装置。
  6. 前記第1の電流経路は、前記電源の一方極と、前記コンデンサの一方端との間に設けられ、
    前記第1および第2のリレーは、前記電源の前記一方極と前記第1の電流経路との間に設けられ、
    前記電源装置は、
    前記電源の他方極と、前記コンデンサの他方端との間に電流を流す第2の電流経路と、
    前記電源の前記他方極と、前記第2の電流経路との間に電気的に接続される第3のリレーとをさらに備え、
    前記制御装置は、前記起動指示に応じて前記第3のリレーをオンさせるとともに前記第1および第2のリレーを順次オンさせ、前記第1および第2のリレーの少なくとも一方の固着を判定した後に前記第3のリレーをオフさせ、前記負荷回路を駆動して前記第3のリレーの固着を判定する、請求項2に記載の電源装置。
  7. 前記制御装置は、前記第1および第2のリレーをオンさせる前に前記第1のリレーの固着を判定し、前記第1のリレーが固着していると判定した場合には、前記第1のリレーをオンさせる指示を出力した後に前記第1のリレーをオフさせる指示を出力する、請求項1に記載の電源装置。
  8. 前記制御装置は、前記第2のリレーをオンさせた後に前記第1のリレーをオフさせる指示を出力する、請求項7に記載の電源装置。
  9. 請求項1から8のいずれか1項に記載の電源装置を備える、車両。
  10. 車両に搭載される電源装置の制御方法であって、
    前記電源装置は、
    電源と、
    コンデンサと、
    前記電源と前記コンデンサとの間に電流を流す第1の電流経路と、
    前記電源と前記第1の電流経路との間に電気的に接続される抵抗と、
    前記電源と前記第1の電流経路との間に電気的に前記抵抗と直列接続される第1のリレーと、
    前記電源と前記第1の電流経路とを直接的に接続する第2のリレーとを備え、
    前記制御方法は、
    起動指示に応じて前記第2のリレーの異常を判定するステップと、
    前記第2のリレーが正常と判定した場合に前記第1および第2のリレーを順次オンさせるステップと、
    停止指示に応じて前記第1および第2のリレーの少なくとも一方の異常を判定するステップとを備える、電源装置の制御方法。
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