JP5392191B2 - 車両の制御装置および制御方法 - Google Patents

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Description

本発明は、車両に搭載されるコンバータの故障を診断する技術に関する。
最近、直流電源の電力で駆動されるモータを動力源とする電動車両(ハイブリッド自動車や電気自動車など)が実用化されている。このような電動車両は、通常、直流電源とモータとの間に、直流電源の電力をモータ駆動用の電力に変換するための電力変換装置を備える。特開2004−242375号公報(特許文献1)には、このような電動車両において電力変換装置の故障を診断する技術が開示されている。
特許文献1に開示されたハイブリッド自動車は、モータと直流電源との間に設けられた電力変換装置と、電力変換装置を制御する制御装置とを備える。電力変換装置は、直流電源の電圧を昇圧する昇圧コンバータと、昇圧コンバータで昇圧された電力をモータ駆動用の交流電力に変換するインバータと、昇圧コンバータとインバータとの間に設けられたコンデンサとを備える。昇圧コンバータは、コンデンサに接続される2つのスイッチング素子を有するスイッチング回路と、2つのスイッチング素子の間の点と直流電源の正極との間に設けられるリアクトルとを含む。制御装置は、リアクトル、スイッチング素子、コンデンサを用いた回路を構成させるための信号を昇圧コンバータに出力し、回路が構成されたときの振動周波数に基づいてリアクトルが故障しているのかコンデンサが故障しているのかを切り分ける。
特開2004−242375号公報 特開2008−312306号公報 特開2006−278210号公報 特開2009−291037号公報
しかしながら、上述した特許文献1においては、スイッチング回路が故障しているのかリアクトルが故障しているのかを切り分けることができない。
本発明は、上述の課題を解決するためになされたものであって、その目的は、スイッチング回路とリアクトルとを含むコンバータにおいて、スイッチング回路が故障しているのかリアクトルが故障しているのかを切り分けることである。
この発明に係る制御装置は、電源と、電気負荷と、スイッチング回路およびリアクトルを有し電源の電圧を昇圧して電気負荷に出力するコンバータとを備えた車両を制御する、この制御装置は、コンバータの出力電圧を上昇させるための信号を所定周期でスイッチング回路に出力する出力部と、スイッチング回路に出力される信号の数の増加に応じて出力電圧が所定範囲内で上昇しているか否かを監視し、出力電圧が所定範囲内で上昇している場合はコンバータが正常であると診断し、出力電圧が所定範囲内で上昇していない場合はコンバータが異常であると診断するコンバータ診断部とを含む。コンバータ診断部は、コンバータが異常であると診断した場合、信号の数が増加しても出力電圧が上昇していないときはスイッチング回路が故障していると診断し、信号の数が増加することに応じて出力電圧が所定範囲外で上昇しているときはリアクトルが故障していると診断する。
好ましくは、スイッチング回路は、第1スイッチング素子を有する。出力部が出力する信号は、第1スイッチング素子を所定周期よりも短い第1期間だけオンさせるためのパルス状の信号である。所定周期に対する第1期間の割合は固定される。
好ましくは、制御装置は、コンバータ診断部による診断結果に応じて車両の走行態様を選択する選択部をさらに備える。
好ましくは、電気負荷は、車両の駆動力を発生する駆動装置である。車両は、出力電圧を駆動装置に供給するための正極線および負極線をさらに備える。リアクトルの一端は、電源の正極に接続される。スイッチング回路は、リアクトルの他端と正極線との間に設けられた第1スイッチング素子と、第1スイッチング素子に並列に接続され、リアクトルから正極線へ向かう方向を順方向とする第1ダイオードと、リアクトルの他端と電源の負極との間に設けられた第2スイッチング素子と、第2スイッチング素子に並列に接続され、電源の負極からリアクトルへ向かう方向を順方向とする第2ダイオードとを有する、選択部は、スイッチング回路が故障していると診断された場合、第1スイッチング素子および第2スイッチング素子の双方をオフした状態で車両を走行させる第1退避走行を選択し、リアクトルが故障していると診断された場合、第1スイッチング素子を常時オンした状態で車両を走行させる第2退避走行を選択する。
好ましくは、車両は、電源とコンバータとの間に設けられたリレーと、出力電圧を電気負荷に供給するための正極線および負極線の間に設けられたコンデンサとをさらに備える。制御装置は、リレーをオフした状態で出力電圧を監視し、出力電圧が判定値よりも低下する場合はコンデンサの容量が低下していると診断するコンデンサ診断部をさらに備える。出力部は、コンデンサ診断部がコンデンサの容量が低下していると診断しない場合に、リレーをオンした状態で信号をスイッチング回路に出力する。
この発明の別の局面に係る制御方法は、電源と、電気負荷と、スイッチング回路およびリアクトルを有し電源の電圧を昇圧して電気負荷に出力するコンバータとを備えた車両の制御装置が行なう制御方法であって、コンバータの出力電圧を上昇させるための信号を所定周期でスイッチング回路に出力するステップと、スイッチング回路に出力される信号の数の増加に応じて出力電圧が所定範囲内で上昇しているか否かを監視し、出力電圧が所定範囲内で上昇している場合はコンバータが正常であると診断し、出力電圧が所定範囲内で上昇していない場合はコンバータが異常であると診断するステップとを含む。診断するステップは、コンバータが異常であると診断した場合、信号の数が増加しても出力電圧が上昇していないときはスイッチング回路が故障していると診断し、信号の数が増加することに応じて出力電圧が所定範囲外で上昇しているときはリアクトルが故障していると診断するステップを含む。
本発明によれば、スイッチング回路が故障しているのかリアクトルが故障しているのかを切り分けることができる。
制御装置を備えた車両の全体ブロック図である。 制御装置の機能ブロック図(その1)である。 パルス信号Pdの波形図である。 診断手法を説明するための図である。 制御装置の処理手順を示すフローチャート(その1)である。 制御装置の機能ブロック図(その2)である。 制御装置の処理手順を示すフローチャート(その2)である。 制御装置の処理手順を示すフローチャート(その3)である。 制御装置の機能ブロック図(その3)である。 制御装置の処理手順を示すフローチャート(その4)である。 制御装置の処理手順を示すフローチャート(その5)である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、図中同一または相当部分には同一符号を付してその説明は繰り返さない。
[実施の形態1]
図1は、この発明の実施の形態1に従う制御装置を備えた車両の全体ブロック図である。図1を参照して、車両は、電源システム1と、駆動力発生部2と、制御装置100とを含む。なお、この発明に従う制御装置を適用可能な車両は、以下に示す車両に限定されるものではなく、少なくとも電力を用いて駆動力を得ることが可能な電動車両全般に適用可能である。
駆動力発生部2は、第1インバータ30−1と、第2インバータ30−2と、第1モータジェネレータ(MG)32−1と、第2MG32−2と、動力分割装置34と、エンジン36と、駆動輪38とを含む。
第1MG32−1および第2MG32−2は、たとえば三相の交流回転電機であり、電源システム1から供給される電力を用いて駆動力を発生する。
第1MG32−1、第2MG32−2およびエンジン36は、動力分割装置34に連結される。車両は、エンジン36および第2MG32−2の少なくとも一方からの駆動力によって走行するハイブリッド車両である。
エンジン36が発生する動力は、動力分割装置34によって、駆動輪38へ伝達される経路と、第1MG32−1へ伝達される経路とに分割される。動力分割装置34によって分割されたエンジン36の動力を用いて第1MG32−1による発電が行なわれる。第1MG32−1によって発電された電力は電源システム1へ供給される。
第2MG32−2は、電源システム1から供給される電力および第1MG32−1により発電された電力の少なくとも一方を用いて駆動力を発生する。そして、第2MG32−2の駆動力は、駆動輪38に伝達される。なお、車両の制動時等には、駆動輪38により第2MG32−2が駆動され、第2MG32−2が発電機として作動する。これにより、第2MG32−2は、制動エネルギを電力に変換する回生ブレーキとして作動する。そして、第2MG32−2により発電された電力は、電源システム1へ供給される。
動力分割装置34は、サンギヤと、ピニオンギヤと、キャリアと、リングギヤとを含む遊星歯車から成る。ピニオンギヤは、サンギヤおよびリングギヤと係合する。キャリアは、ピニオンギヤを自転可能に支持するとともに、エンジン36のクランクシャフトに連結される。サンギヤは、第1MG32−1の回転軸に連結される。リングギヤは第2MG32−2の回転軸に連結される。
第1インバータ30−1および第2インバータ30−2は、電源システム1に対して互いに並列に接続される。そして、第1インバータ30−1および第2インバータ30−2は、電源システム1から供給される直流電力を交流電力に変換してそれぞれ第1MG32−1および第2MG32−2へ出力する。また、第1インバータ30−1および第2インバータ30−2は、それぞれ第1MG32−1および第2MG32−2が発電する交流電力を直流電力に変換して電源システム1へ出力する。
第1インバータ30−1および第2インバータ30−2は、制御装置100からの駆動信号PWV1,PWV2に応じてスイッチング動作を行なうことにより第1MG32−1および第2MG32−2を駆動させる。第1インバータ30−1および第2インバータ30−2は、それぞれ主正極線MPLおよび主負極線MNLに接続される。
電源システム1は、主正極線MPLおよび主負極線MNLによって第1インバータ30−1および第2インバータ30−2に接続される。電源システム1は、蓄電装置10と、システムメインリレー(SMR)11と、コンバータ12と、コンデンサC2とを含む。
コンデンサC2は、主正極線MPLと主負極線MNLとの間に接続され、主正極線MPLおよび主負極線MNLに含まれる電力変動成分を低減する。
蓄電装置10は、たとえばニッケル水素やリチウムイオン等の二次電池で構成される直流電源である。
SMR11は、コンバータ12と蓄電装置10との間に設けられ、コンバータ12と蓄電装置10との接続/非接続を切り替える。SMR11は、正極側のリレーR1,R2と、負極側のリレーR3とから構成される。リレーR1,R2は、互いに並列に接続されている。リレーR1には、制限抵抗Rが直列に接続されている。リレーR1は、リレーR2がオンされる前にオンされ、駆動力発生部2に突入電流が流れることを防止するプリチャージ用のリレーである。リレーR2は、蓄電装置10の正極と正極線PL1との間に設けられる。リレーR3は、蓄電装置10の負極と負極線NL1との間に設けられる。各リレーR1〜R3のオンオフは、それぞれ制御装置100からの制御信号S1〜S3によって制御される。
コンバータ12は、昇圧IPM(Intelligent Power Module)13と、リアクトルL1と、コンデンサC1とを含む。
昇圧IPM13は、スイッチング素子Q1,Q2と、ダイオードD1,D2とを含む。スイッチング素子Q1,Q2は、主正極線MPLと主負極線MNLとの間に互いに直列に接続される。スイッチング素子Q1,Q2として、たとえばIGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor)を用いることができる。ダイオードD1は、リアクトルL1から主正極線MPL(駆動発生部2)に向かう方向を順方向としてスイッチング素子Q1に並列に接続される。ダイオードD2は、蓄電装置10の負極からリアクトルL1に向かう方向を順方向としてスイッチング素子Q2に並列に接続される。昇圧IPM13の内部には、内部回路の過電流や過熱を監視する回路(図示せず)が設けられており、内部回路の異常発生時にはエラー信号を制御装置100に出力する。
リアクトルL1は、環状のコア部と、コア部の外周に巻き付けられたコイルとによって構成される。リアクトルL1のコイルの一方端は、正極線PL1を介して蓄電装置10の正極端子に接続される。リアクトルL1のコイルの他方端は、スイッチング素子Q1とスイッチング素子Q2との間の点に接続される。
スイッチング素子Q1,Q2は、制御装置100からの駆動信号PWCに基づいて、互いに逆の状態(すなわち、Q1オンのときはQ2オフ、Q1オフのときはQ2オン)となるように制御される。Q1オン期間とQ2オン期間とが交互に繰り返されることによって、主正極線MPLおよび主負極線MNLの間の電圧VHが蓄電装置10の出力電圧以上の電圧に制御される。
コンデンサC1は、正極線PL1と負極線NL1との間に接続され、正極線PL1および負極線NL1の間の直流電圧に含まれる交流成分を低減する。
さらに、車両は、電流センサ24と、電圧センサ25,26とを備える。電流センサ24は、リアクトルL1を流れる電流ILを検出する。電圧センサ25は、コンバータ12の入力電圧である、正極線PL1および負極線NL1の間の電圧VLを検出する。電圧センサ26は、コンバータ12の出力電圧である、主正極線MPLおよび主負極線MNLの間の電圧VHを検出する。これらの各センサは、検出結果を制御装置100へ出力する。
制御装置100は、図示しないCPU(Central Processing Unit)およびメモリを内蔵した電子制御ユニット(ECU;Electronic Control Unit)である。制御装置100は、メモリに記憶されたマップおよびプログラムに基づいて、所定の演算処理を実行するように構成される。
制御装置100は、運転者によるアクセル操作量および車速などに基づいて車両全体に要求される車両要求パワーを算出し、車両要求パワーに基づいて、コンバータ12を駆動するための駆動信号PWC、第1インバータ30−1および第2インバータ30−2を駆動するための駆動信号PWV1,PWV2、エンジン36を制御するための駆動信号PWEを生成する。そして、制御装置100は、各駆動信号PWC,PWV1,PWV1,PWEをそれぞれコンバータ12、第1インバータ30−1、第2インバータ30−2、エンジン36に出力する。
以下、制御装置100によるコンバータ12の診断処理について説明する。制御装置100は、過電圧が発生したか否かを監視する。なお、過電圧とは、電圧VLが上限電圧VLmaxを超える状態、および、電圧VHが上限電圧VHmaxを超える状態の少なくともいずれかの状態という。過電圧が発生した場合、コンバータ12が故障していると考えられる。
ところが、従来においては、コンバータ12の内部部品(昇圧IPM13、リアクトルL1、コンデンサC1等)のいずれが故障しているかを特定する術を有していなかった。そのため、故障部品単体での修理や交換ができず、コンバータ12のユニット単位での修理や交換を余儀なくされ、高額な費用が発生していた。
このような問題に鑑み、制御装置100は、過電圧が発生した場合、以下に説明する診断処理によってコンバータ12の故障部品を特定する。この点が実施の形態1の最も特徴的な点である。
図2は、診断処理に関する部分の制御装置100の機能ブロック図である。図2に示した各機能ブロックは、電子回路等によるハードウェア処理によって実現してもよいし、プログラムの実行等によるソフトウェア処理によって実現してもよい。
制御装置100による診断処理は、診断処理部110によって実現される。診断処理部110は、信号出力部111、診断部112、記憶部113を含む。
信号出力部111は、診断の開始条件が成立した場合、SMR11を制御してコンバータ12と蓄電装置10とを接続させた状態で、駆動信号PWCとして診断用のパルス信号Pdを昇圧IPM13に出力する。これにより、コンバータ12の昇圧動作が開始される。診断の開始条件とは、代表的には、上述の過電圧が発生したという条件である。
図3は、信号出力部111が出力するパルス信号Pdの波形図である。パルス信号Pdは、期間T1だけスイッチング素子Q1をオン(スイッチング素子Q2をオフ)させた後に期間T2だけスイッチング素子Q2をオン(スイッチング素子Q1をオフ)させるためのパルス状の信号である。信号出力部111は、このパルス信号Pdを周期T(T=T1+T2)で間欠的に昇圧IPM13に出力する。図3に示す例では、Q1オン期間T1とQ2オン期間T2とが同じ値に設定されている。つまり、パルス信号Pdのデューティ比(周期Tに対するQ1オン期間T1の割合)は50パーセントに固定されている。
信号出力部111は、昇圧IPM13に出力したパルス信号Pdの数(以下、単に「パスル数」という)を診断部112に出力する。
記憶部113には、パルス数に対する電圧VHの正常範囲(後述)が予め記憶されている。
診断部112は、パルス数に対する電圧VHの正常範囲を記憶部113から読み出し、電圧VHが正常範囲内で適正に上昇しているか否かを監視する。
図4は、診断部112による診断手法を説明するための図である。コンバータ12が正常であれば、パルス数の増加に応じて電圧VHは上昇するが、この際、電圧VHは、図4に示す下限値VHlowと上限値VHhiとの間に含まれる範囲内で上昇する。この下限値VHlowと上限値VHhiとの間の範囲が上述した「正常範囲」であり、実験等によって予め求められて記憶部113に記憶されている。なお、図4は、パルス数が0の時の初期電圧(たとえばコンバータ12の入力電圧である電圧VL)からの電圧VHの上昇態様を示している。
診断部112は、パルス数が所定数(たとえば500個)増加する毎に、電圧VHがこの正常範囲内で上昇しているか否かを監視する。診断部112は、パルス数が所定の上限数に達するまでこの監視を継続する。
そして、電圧VHが正常範囲内で上昇している場合(図4の線A参照)、診断部112は、コンバータ12が正常であると診断する。
一方、電圧VHが正常範囲内で上昇していない場合、診断部112は、コンバータ12が故障していると診断し、さらに、以下の手法で昇圧IPM13およびリアクトルL1のいずれが故障しているのかを特定する。
パルス数が増加しても電圧VHが全く上昇していない場合(図4の線B参照)、診断部112は、スイッチング素子Q1,Q2のスイッチング動作が行なわれていないと判断し、昇圧IPM13が故障していると特定する。
一方、パルス数の増加に応じて電圧VHが正常範囲外で上昇している場合(図4の線C,D参照)、診断部112は、リアクトルL1のリアクタンス値Lが異常であると判断し、リアクトルL1が故障していると特定する。
図5は、上述の機能を実現するための制御装置100の処理手順を示すフローチャートである。以下に示すフローチャートの各ステップ(以下、ステップを「S」と略す)は、上述したようにハードウェア処理によって実現してもよいしソフトウェア処理によって実現してもよい。
S100にて、制御装置100は、診断の開始条件が成立したか否かを判断する。診断の開始条件が成立すると(S100にてYES)、処理はS101に移される。そうでないと(S100にてNO)、この処理は終了する。
S101にて、制御装置100は、パルス信号Pdの出力を開始して、コンバータ12の昇圧動作を開始させる。
S102にて、制御装置100は、電圧VHが正常範囲内で適正に上昇しているか否かを判断する(上述の図4参照)。電圧VHが正常範囲内で適正に上昇していると(S102にてYES)、処理はS103に移される。そうでないと(S102にてNO)、処理はS104に移される。
S103にて、制御装置100は、コンバータ12が正常であると診断する。
S104にて、制御装置100は、パルス数の増加に応じて電圧VHが上昇しているか否かを判断する。電圧VHが上昇している場合、すなわち正常範囲外ではあるが少なくとも電圧VHが上昇している場合(S104にてYES)、処理はS106に移される。そうでない場合、すなわち電圧VHが全く上昇していない場合(S104にてNO)、処理はS105に移される。
S105にて、制御装置100は、昇圧IPM13が故障していると特定する。なお、この診断結果(昇圧IPM13の故障)は、ユーザに知らせるために、インフォメーションパネル(図示せず)などに表示される。
S106にて、制御装置100は、リアクトルL1のリアクタンス値が異常であると特定する。なお、この診断結果(リアクトルL1の故障)は、インフォメーションパネルなどに表示される。
以上のように、実施の形態1に係る制御装置100は、電圧VHを上昇させるためのパルス信号Pdをコンバータ12に順次与え、与えたパルス数に対する電圧VHの上昇を監視するという簡易な制御で、コンバータ12の内部部品のうちの昇圧IPM13およびリアクトルL1のいずれが故障しているかを特定することができる。そのため、故障部品単体での修理や交換が可能となり、コンバータ12のユニット単位での修理や交換を余儀なくされいた従来と比べて修理や交換にかかる費用を低減することができる。
特に、実施の形態1に係る制御装置100は、パルス信号Pdのデューティ比を固定し、デューティ比に対する電圧VHの上昇態様ではなく、パルス数に対する電圧VHの上昇態様に基づいてコンバータ12の故障部品を特定する。そのため、デューティ比を変化させるための複雑な計算は不要であり、故障部品の特定をより簡易に実現することができる。
[実施の形態2]
実施の形態1では、コンバータ12の内部部品のうちの昇圧IPM13およびリアクトルL1のいずれが故障しているかを特定する手法について説明した。
これに対して、実施の形態2では、実施の形態1で用いた手法を活用しつつ、他の部品の故障をも特定する手法について説明する。
図6は、実施の形態2に従う制御装置100Aの機能ブロック図である。なお、図6に示した機能ブロックのうち、上述の図2に示した機能ブロックと同じ符号を付している機能ブロックについては、既に実施の形態1で説明したためここでの詳細な説明は繰り返さない。また、制御装置100A以外の構造、機能、処理は、上述の実施の形態1と同じであるため、ここでの詳細な説明は繰り返さない。
制御装置100Aは、第1診断処理部110Aと、第2診断処理部120とを含む。
第2診断処理部120は、制御部121と診断部122とを含む。制御部121は、車両走行時に過電圧が発生した場合に、所定の処理に従って各機器を制御する。診断部122は、制御部121の制御結果で電圧VL,VHがどのように変化するかなどを監視することによって、SMR11の故障、コンデンサC2の故障などを特定する。なお、第2診断処理部120の機能については、後述の図7、8にて詳細に説明する。
第1診断処理部110Aは、第2診断処理部120による診断によって故障部品が特定されたなかった場合に、上述の実施の形態1と同様の手法で昇圧IPM13およびリアクトルL1のいずれが故障しているのかを特定する。
すなわち、第1診断処理部110Aは、信号出力部111Aと、診断部112と、記憶部113とを含む。
信号出力部111Aは、診断部122により故障部品が特定されたなかった場合に、SMR11を制御してコンバータ12と蓄電装置10とを接続させ、診断用のパルス信号Pdを昇圧IPM13に出力する。診断部112および記憶部113の機能は、上述の実施の形態1で説明したため、ここでの詳細な説明は繰り返さない。
図7、8は、実施の形態2に従う制御装置100Aの処理手順を示すフローチャートである。なお、図8に示したステップのうち、上述の図5に示したステップと同じ番号を付しているステップ(S101〜S106)については、既に説明したため詳細な説明はここでは原則として繰り返さない。
S1にて、制御装置100Aは、車両の走行時に、過電圧が発生したか否かを判断する。過電圧が発生すると(S1にてYES)、処理はS2に移される。そうでないと(S1にてNO)、この処理は終了される。
S2にて、制御装置100Aは、第1MG32−1および第2MG32−2を停止させる。これにより、車両は惰性で走行する状態となる。
S3にて、制御装置100Aは、昇圧IPM13からのエラー信号(昇圧IPM13の内部回路の過電流を示す信号)が無いか否かを判断する。エラー信号が無いと(S3にてYES)、処理はS5に移される。そうでないと(S3にてNO)、処理はS4に移される。
S4にて、制御装置100Aは、昇圧IPM13が短絡(ショート)していると特定する。なお、この診断結果(昇圧IPM13のショート故障)は、インフォメーションパネルなどに表示される。
S5にて、制御装置100Aは、SMR11をオフする。これにより、蓄電装置10とコンバータ12との接続が遮断される。
S6にて、制御装置100Aは、電圧VHを低下させるようにコンデンサC2に貯まった電荷を放電させる。たとえば、制御装置100Aは、コンデンサC2に貯まった電荷を第1MG32−1および第2MG32−2に放電させるように第1インバータ30−1および第2インバータ30−2を作動させる。
S7にて、制御装置100Aは、電圧VLおよび電圧VHの双方が略零まで低下したか否かを判断する。電圧VLおよび電圧VHの双方が略零まで低下すると(S7にてYES)、処理はS8に移される。そうでないと(S7にてNO)、処理はS6に戻され、コンデンサC2の放電が継続される。
S8にて、制御装置100Aは、SMR11をオンする。これにより、蓄電装置10とコンバータ12とが接続される。
S9にて、制御装置100Aは、電圧VLが上昇したか否かを判断する。電圧VLが上昇すると(S9にてYES)、処理はS11に移される。そうでないと(S9にてNO)、処理はS10に移される。
S10にて、制御装置100Aは、SMR11が故障していると特定する。なお、この診断結果(SMR11の故障)は、インフォメーションパネルなどに表示される。
S11にて、制御装置100Aは、電圧VHが上昇したか否かを判断する。電圧VHが上昇すると(S11にてYES)、処理はS13に移される。そうでないと(S11にてNO)、処理はS12に移される。
S12にて、制御装置100Aは、コンバータ12の内部にオープン故障が発生していると特定する。ここでいうオープン故障とは、蓄電装置10とコンデンサC2との間の通電経路のいずれかの箇所が遮断されている状態をいう。なお、この診断結果(コンバータ12の内部のオープン故障)は、インフォメーションパネルなどに表示される。
S13にて、制御装置100Aは、SMR11を再びオフする。この状態では、コンデンサC2に貯まった電荷は、第1インバータ30−1および第2インバータ30−2の内部に設けられた放電抵抗(図示せず)で徐々に消費される。そのため、コンデンサC2に貯まった電荷は、時間の経過とともに徐々に放電され、電圧VHは低下していく。
S14にて、制御装置100Aは、第1インバータ30−1および第2インバータ30−2の内部に設けられた放電抵抗による放電時に、電圧VHが適正に低下しているか否かを判断する。制御装置100Aは、電圧VHの放電曲線を監視し、電圧VHの放電曲線が判定値よりも低下していなければ電圧VHが適正に低下していると判断する。電圧VHが適正に低下していると(S14にてYES)、処理はS16に移される。そうでないと(S14にてNO)、処理はS15に移される。
S15にて、制御装置100Aは、コンデンサC2の容量が正常時よりも低下していると特定する。なお、この診断結果(コンデンサC2の故障)は、インフォメーションパネルなどに表示される。
S16にて、制御装置100Aは、SMR11を再びオンする。なお、S1〜S16の処理が上述の図6に示した第2診断処理部120の機能に相当する。
そして、制御装置100Aは、S16の処理後のS101〜S106の処理で、実施の形態1と同様の手法を活用して、昇圧IPM13およびリアクトルL1のいずれが故障しているか特定する。S101〜S106の処理が、上述の図6に示した第1診断処理部110Aの機能に相当する。
以上のように、実施の形態2に係る制御装置100Aによれば、車両の走行時に過電圧が発生した場合に、上述した診断処理を実施することで、昇圧IPM13の故障(S105)およびリアクトルL1の故障(S106)の特定に加えて、昇圧IPM13のショート故障(S4)、SMR11の故障(S10)、コンバータ12の内部のオープン故障(S12)、コンデンサC2の故障(S15)をも特定することができる。
[実施の形態3]
実施の形態2では、車両の走行時に過電圧が発生した場合に故障部品を特定する手法を説明した。
これに対して、実施の形態3では、故障部品の特定に加えて、特定された故障部品(故障内容)に応じた退避走行を実現する手法について説明する。
図9は、実施の形態3に従う制御装置100Bの機能ブロック図である。なお、図9に示した機能ブロックのうち、上述の図6示した機能ブロックと同じ符号を付している機能ブロックについては、既に実施の形態1,2で説明したためここでの詳細な説明は繰り返さない。また、制御装置100B以外の構造、機能、処理は、上述の実施の形態1と同じであるため、ここでの詳細な説明は繰り返さない。
制御装置100Bは、第1診断処理部110A、第2診断処理部120に加えて、選択部130を備える。
選択部130は、第1診断処理部110Aおよび第2診断処理部120によって特定された故障部品(故障内容)に応じた車両の走行態様を選択する。
図10、11は、選択部130の機能を含めた制御装置100Bの処理手順を示すフローチャートである。なお、図10、11に示したステップのうち、上述の図7、8に示したステップと同じ番号を付しているステップについては、既に説明したためここでの詳細な説明は繰り返さない。
S4にて昇圧IPM13がショートしていると特定した場合、制御装置100Bは、S4aにて、スイッチング素子Q1,Q2の双方をオフさせた状態で車両を走行させるEV退避走行を選択する。EV退避走行では、昇圧IPM13による昇圧動作は禁止されるが、蓄電装置10から駆動力発生部2への方向にはダイオードD1を介して電流が流れるため、蓄電装置10の電力を用いて第1MG32−1および第2MG32−2を駆動させて車両を走行させることが可能である。
S10にてSMR11が故障していると特定した場合、制御装置100Bは、S10aにて、車両の継続走行ができないと判断して、電源システム1および駆動力発生部2の再起動を禁止する。同様に、S12にてコンバータ12の内部にオープン故障が発生していると特定した場合も、制御装置100Bは、S12aにて、車両の継続走行ができないと判断して、電源システム1および駆動力発生部2の再起動を禁止する。
S15にてコンデンサC2の容量が正常時よりも低下していると特定した場合、制御装置100Bは、S15aにて、パワー制限での退避走行を選択する。パワー制限での退避走行では、第1MG32−1および第2MG32−2の出力を通常時よりも制限した状態で車両を走行させる。これにより、第1MG32−1と第2MG32−2との間の消費電力差が通常時よりも小さくなり、その分、コンデンサC2の容量が低下していても主正極線MPLおよび主負極線MNLに含まれる電力変動成分を十分に低減することが可能となる。
S105にて昇圧IPM13が故障していると特定した場合、制御装置100Bは、上述したEV退避走行を選択する。
S106にてリアクトルL1のリアクタンス値が異常であると特定した場合、制御装置100Bは、Q1オン退避走行を選択する。Q1オン退避走行では、スイッチング素子Q1が常時オン状態に制御される。これにより、昇圧IPM13による昇圧動作は禁止されるが、蓄電装置10から駆動力発生部2への方向にはダイオードD1を介して電流が流れるため、EV退避走行と同様、蓄電装置10の電力を用いて第1MG32−1および第2MG32−2を駆動させて車両を走行させることが可能である。さらに、回生制動時に第2MG32−2により発電された回生電力をスイッチング素子Q1を介して蓄電装置10に充電させることが可能となる。そのため、Q1オン退避走行では、EV退避走行に比べて退避走行距離を延ばすことができる。
以上のように、実施の形態3に係る制御装置100Bによれば、車両の走行時に過電圧が発生した場合に、上述した診断処理を実施することで故障部品(故障内容)を特定するとともに、特定された故障部品(故障内容)に適した退避走行を実現することができる。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 電源システム、2 駆動力発生部、10 蓄電装置、11 SMR、12 コンバータ、13 昇圧IPM、24 電流センサ、25,26 電圧センサ、30−1 第1インバータ、30−2 第2インバータ、34 動力分割装置、36 エンジン、38 駆動輪、100,100A,100B 制御装置、110 診断処理部、110A 第1診断処理部、111,111A 信号出力部、112,122 診断部、113 記憶部、120 第2診断処理部、121 制御部、130 選択部、C1,C2 コンデンサ、D1,D2 ダイオード、L1 リアクトル、MNL 主負極線、MPL 主正極線、NL1 負極線、PL1 正極線、Q2,Q2 スイッチング素子、R 制限抵抗、R1〜R3 リレー。

Claims (6)

  1. 電源と、電気負荷と、スイッチング回路およびリアクトルを有し前記電源の電圧を昇圧して前記電気負荷に出力するコンバータとを備えた車両の制御装置であって、
    前記コンバータの出力電圧を上昇させるための信号を所定周期で前記スイッチング回路に出力する出力部と、
    前記スイッチング回路に出力される前記信号の数の増加に応じて前記出力電圧が所定範囲内で上昇しているか否かを監視し、前記出力電圧が前記所定範囲内で上昇している場合は前記コンバータが正常であると診断し、前記出力電圧が前記所定範囲内で上昇していない場合は前記コンバータが異常であると診断するコンバータ診断部とを含み、
    前記コンバータ診断部は、前記コンバータが異常であると診断した場合、前記信号の数が増加しても前記出力電圧が上昇していないときは前記スイッチング回路が故障していると診断し、前記信号の数が増加することに応じて前記出力電圧が前記所定範囲外で上昇しているときは前記リアクトルが故障していると診断する、車両の制御装置。
  2. 前記スイッチング回路は、第1スイッチング素子を有し、
    前記出力部が出力する前記信号は、前記第1スイッチング素子を前記所定周期よりも短い第1期間だけオンさせるためのパルス状の信号であり、
    前記所定周期に対する前記第1期間の割合は固定される、請求項1に記載の車両の制御装置。
  3. 前記制御装置は、前記コンバータ診断部による診断結果に応じて前記車両の走行態様を選択する選択部をさらに備える、請求項1に記載の車両の制御装置。
  4. 前記電気負荷は、前記車両の駆動力を発生する駆動装置であり、
    前記車両は、前記出力電圧を前記駆動装置に供給するための正極線および負極線をさらに備え、
    前記リアクトルの一端は、前記電源の正極に接続され、
    前記スイッチング回路は、
    前記リアクトルの他端と前記正極線との間に設けられた第1スイッチング素子と、
    前記第1スイッチング素子に並列に接続され、前記リアクトルから前記正極線へ向かう方向を順方向とする第1ダイオードと、
    前記リアクトルの他端と前記電源の負極との間に設けられた第2スイッチング素子と、
    前記第2スイッチング素子に並列に接続され、前記電源の負極から前記リアクトルへ向かう方向を順方向とする第2ダイオードとを有し、
    前記選択部は、前記スイッチング回路が故障していると診断された場合、前記第1スイッチング素子および前記第2スイッチング素子の双方をオフした状態で前記車両を走行させる第1退避走行を選択し、前記リアクトルが故障していると診断された場合、前記第1スイッチング素子を常時オンした状態で前記車両を走行させる第2退避走行を選択する、請求項3に記載の車両の制御装置。
  5. 前記車両は、
    前記電源と前記コンバータとの間に設けられたリレーと、
    前記出力電圧を前記電気負荷に供給するための正極線および負極線の間に設けられたコンデンサとをさらに備え、
    前記制御装置は、前記リレーをオフした状態で前記出力電圧を監視し、前記出力電圧が判定値よりも低下する場合は前記コンデンサの容量が低下していると診断するコンデンサ診断部をさらに備え、
    前記出力部は、前記コンデンサ診断部が前記コンデンサの容量が低下していると診断しない場合に、前記リレーをオンした状態で前記信号を前記スイッチング回路に出力する、請求項1に記載の車両の制御装置。
  6. 電源と、電気負荷と、スイッチング回路およびリアクトルを有し前記電源の電圧を昇圧して前記電気負荷に出力するコンバータとを備えた車両の制御装置が行なう制御方法であって、
    前記コンバータの出力電圧を上昇させるための信号を所定周期で前記スイッチング回路に出力するステップと、
    前記スイッチング回路に出力される前記信号の数の増加に応じて前記出力電圧が所定範囲内で上昇しているか否かを監視し、前記出力電圧が前記所定範囲内で上昇している場合は前記コンバータが正常であると診断し、前記出力電圧が前記所定範囲内で上昇していない場合は前記コンバータが異常であると診断するステップとを含み、
    前記診断するステップは、前記コンバータが異常であると診断した場合、前記信号の数が増加しても前記出力電圧が上昇していないときは前記スイッチング回路が故障していると診断し、前記信号の数が増加することに応じて前記出力電圧が前記所定範囲外で上昇しているときは前記リアクトルが故障していると診断するステップを含む、車両の制御方法。
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