JP5928326B2 - 電動車両および電動車両の制御方法 - Google Patents

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Description

この発明は、電動車両および電動車両の制御方法に関し、特に、蓄電装置と、走行用の電動機を駆動する駆動装置との間に電圧変換装置が設けられる電動車両およびその制御方法に関する。
特開2004−222362号公報(特許文献1)は、直流電源と、発電機能を有する交流モータと、交流モータを駆動するインバータと、直流電源およびインバータ間に設けられる昇圧コンバータとを備える電動車両を開示する。この電動車両においては、昇圧コンバータの故障が検出されると、交流モータの回生発電を禁止するようにインバータおよび交流モータが制御される。これにより、昇圧コンバータが故障しても、インバータの入力側に設けられるコンデンサに耐電圧以上の電圧が印加されるのを防止することができる(特許文献1参照)。
特開2004−222362号公報 特開2007−137174号公報 特開2007−331559号公報 特開2007−325352号公報
上記の電動車両においては、昇圧コンバータの故障時は、交流モータの回生発電が禁止されるので、直流電源が充電されない。したがって、昇圧コンバータが故障した状況で走行する退避走行において、直流電源に蓄えられた電力が早期に枯渇し、十分な走行距離を確保することができない。
この発明は、かかる問題を解決するためになされたものであり、その目的は、昇圧コンバータが設けられる電動車両において、昇圧コンバータが故障しても、蓄電装置の電力が枯渇するのを抑制して十分な走行距離を確保することである。
この発明によれば、電動車両は、第1および第2の電動機と、第1および第2の駆動装置と、再充電可能な蓄電装置と、電圧変換装置と、発電装置と、制御装置とを備える。第1および第2の電動機は、車両の駆動力を発生する。第1および第2の駆動装置は、第1および第2の電動機をそれぞれ駆動する。電圧変換装置は、蓄電装置と第1の駆動装置との間に設けられる。発電装置は、電圧変換装置と第1の駆動装置との間に配設される第1の電力線に電気的に接続される。制御装置は、第1および第2の駆動装置、電圧変換装置、ならびに発電装置を制御する。第2の駆動装置は、蓄電装置と電圧変換装置との間に配設される第2の電力線に電気的に接続される。第2の電動機は、回生運転モードで動作可能である。そして、制御装置は、電圧変換装置の異常時、電圧変換装置の動作を停止して発電装置の発電電力を用いて第1の電動機により走行する退避走行制御を実行するとともに、第2の電動機が回生運転モードで動作するように第2の駆動装置を制御する。
好ましくは、電動車両は、電気負荷をさらに備える。電気負荷は、第2の電力線から電力の供給を受ける。制御装置は、電圧変換装置の異常時、第2の電動機により発電される電力が電気負荷へ供給されるように第2の駆動装置を制御する。
さらに好ましくは、電気負荷は、もう1つの電圧変換装置と、補機負荷とを含む。もう1つの電圧変換装置は、第2の電力線に電気的に接続される。補機負荷は、もう1つの電圧変換装置から電力を受ける。
好ましくは、制御装置は、電圧変換装置の異常時、電気負荷の消費電力に基づいて第2の電動機のトルクを設定する。
好ましくは、制御装置は、電圧変換装置の異常時、第2の電動機による走行トルクの低下を補うように第1の電動機のトルクおよび発電装置の発電量を設定する。
好ましくは、制御装置は、電圧変換装置の異常時、蓄電装置の残存容量が規定値よりも少ないときは、残存容量が規定値以上であるときよりも第2の電動機の発電量が多くなるように第2の電動機のトルクを設定する。
また、好ましくは、制御装置は、電圧変換装置の異常時、蓄電装置の残存容量が少ないほど第2の電動機の発電量が多くなるように第2の電動機のトルクを設定する。
好ましくは、電圧変換装置は、昇圧装置を含む。昇圧装置は、第1の電力線の電圧を第2の電力線の電圧以上に昇圧する。
好ましくは、発電装置は、内燃機関と、第3の電動機とを含む。第3の電動機は、内燃機関の動力を受けて発電する。
好ましくは、第1の電動機は、主駆動輪に連結される。第2の電動機は、従動輪に連結される。
また、この発明によれば、制御方法は、電動車両の制御方法である。電動車両は、第1および第2の電動機と、第1および第2の駆動装置と、再充電可能な蓄電装置と、電圧変換装置と、発電装置とを備える。第1および第2の電動機は、車両の駆動力を発生する。第1および第2の駆動装置は、第1および第2の電動機をそれぞれ駆動する。電圧変換装置は、蓄電装置と第1の駆動装置との間に設けられる。発電装置は、電圧変換装置と第1の駆動装置との間に配設される第1の電力線に電気的に接続される。第2の駆動装置は、蓄電装置と電圧変換装置との間に配設される第2の電力線に電気的に接続される。第2の電動機は、回生運転モードで動作可能である。そして、制御方法は、電圧変換装置の異常が発生すると、電圧変換装置の動作を停止して発電装置の発電電力を用いて第1の電動機により走行する退避走行制御を実行するステップと、退避走行制御の実行時に第2の電動機が回生運転モードで動作するように第2の駆動装置を制御するステップとを含む。
この発明においては、電圧変換装置の異常時、電圧変換装置の動作を停止して発電装置の発電電力を用いて第1の電動機により走行する退避走行制御を実行するとともに、第2の電動機が回生運転モードで動作する。これにより、電圧変換装置が停止していても、第2の電動機により発電された電力が、蓄電装置と電圧変換装置との間に配設される第2の電力線に供給される。したがって、この発明によれば、電圧変換装置を停止させて走行する退避走行時に蓄電装置の電力が枯渇するのを抑制して十分な走行距離を確保することができる。
この発明の実施の形態1による電動車両の一例として示されるハイブリッド車両の全体ブロック図である。 昇圧コンバータの異常時に実行される退避走行制御中の電力の流れを示した図である。 図1に示すECUの機能ブロック図である。 ECUにより実行される退避走行制御の処理手順を説明するフローチャートである。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、図中同一または相当部分には同一符号を付してその説明は繰返さない。
図1は、この発明の実施の形態1による電動車両の一例として示されるハイブリッド車両の全体ブロック図である。図1を参照して、ハイブリッド車両100は、蓄電装置Bと、昇圧コンバータ10と、インバータ22,24,26と、正極線PL1,PL2と、負極線NLと、平滑コンデンサC1,C2とを備える。また、ハイブリッド車両100は、モータジェネレータ30,32,40と、エンジン34と、動力分割装置36と、前輪38と、後輪42とをさらに備える。さらに、ハイブリッド車両100は、DC/DCコンバータ44と、補機負荷46と、電子制御ユニット(以下「ECU(Electronic Control Unit)」と称する。)50とをさらに備える。
ハイブリッド車両100は、モータジェネレータ32,40およびエンジン34を駆動源として搭載する。モータジェネレータ32(MG2)は、前輪38の駆動軸に連結され、主駆動輪として前輪38を駆動するモータとしてハイブリッド車両100に組込まれる。モータジェネレータ40(MGR)は、後輪42の駆動軸に連結され、従動輪として後輪42を駆動するモータとしてハイブリッド車両100に組込まれる。
動力分割装置36には、エンジン34、モータジェネレータ30、および前輪38の駆動軸が連結される。エンジン34が発生する動力は、動力分割装置36によって2つの経路に分割される。一方は前輪38の駆動軸へ伝達される経路であり、他方はモータジェネレータ30へ伝達される経路である。モータジェネレータ30(MG1)は、エンジン34により駆動される発電機として主に動作し、かつ、エンジン34の始動用モータとして動作するものとしてハイブリッド車両100に組込まれる。
動力分割装置36は、サンギヤと、ピニオンギヤと、キャリアと、リングギヤとを含む遊星歯車によって構成される。ピニオンギヤは、サンギヤおよびリングギヤと係合する。キャリアは、ピニオンギヤを自転可能に支持するとともに、エンジン34のクランクシャフトに連結される。サンギヤは、モータジェネレータ30の回転軸に連結される。リングギヤは、前輪38の駆動軸(モータジェネレータ32の回転軸)に連結される。
蓄電装置Bは、再充電可能な直流電源であり、たとえば、ニッケル水素やリチウムイオン等の二次電池や、電気二重層キャパシタ等によって構成される。蓄電装置Bは、走行用のモータジェネレータ32,40へ供給される電力を蓄える。また、蓄電装置Bは、昇圧コンバータ10およびインバータ26の少なくとも一方から正極線PL1へ出力される直流電力を受けて充電される。
昇圧コンバータ10は、蓄電装置Bとインバータ22,24との間に設けられる。昇圧コンバータ10は、リアクトルLと、電力用半導体スイッチング素子(以下、単に「スイッチング素子」とも称する。)Q1,Q2と、ダイオードD1,D2とを含む。スイッチング素子Q1,Q2は、正極線PL2と負極線NLとの間に直列に接続される。ダイオードD1,D2は、それぞれスイッチング素子Q1,Q2に逆並列に接続される。リアクトルLの一端は、正極線PL1に接続され、他端は、スイッチング素子Q1,Q2の接続ノードに接続される。
なお、スイッチング素子Q1,Q2およびインバータ22,24,26に用いられるスイッチング素子(図示せず)には、たとえば、IGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor)、バイポーラトランジスタ、MOSFET(Metal Oxide Semiconductor Field Effect Transistor)、GTO(Gate Turn Off thyristor)等を用いることができる。
昇圧コンバータ10は、電流可逆型の昇圧チョッパ回路である。昇圧コンバータ10は、ECU50からの信号PWCに応答してスイッチング素子Q1,Q2をオン/オフさせることによって、正極線PL2の電圧を蓄電装置Bの出力電圧以上に昇圧する。具体的には、昇圧コンバータ10は、スイッチング素子Q2のオン時に流れる電流をリアクトルLに磁場エネルギーとして蓄積し、スイッチング素子Q2のオフ時にダイオードD1を介して蓄積エネルギーを正極線PL2へ放出することによって正極線PL2の電圧を昇圧する。
なお、正極線PL2の電圧が目標よりも低い場合、スイッチング素子Q2のオンデューティーを大きくすることによって、リアクトルLを用いて蓄電装置Bから正極線PL2へ電流を流すことができ、正極線PL2の電圧を高めることができる。一方、正極線PL2の電圧が目標よりも高い場合、スイッチング素子Q1のオンデューティーを大きくすることによって正極線PL2から正極線PL1へ電流を流すことができ、正極線PL2の電圧を低めることができる。
また、昇圧コンバータ10は、ECU50から停止信号SDWNを受けると動作を停止する。具体的には、昇圧コンバータ10が停止信号SDWNを受けると、スイッチング素子Q1,Q2は遮断状態(オフ状態)となる。
インバータ22,24は、それぞれモータジェネレータ30,32に対応して設けられる。インバータ22,24は、正極線PL2および負極線NLに電気的に接続される。インバータ22は、ECU50からの信号PWI1に基づいて、エンジン34の出力を用いてモータジェネレータ30が発電した交流電力を直流電力に変換し、その変換した直流電力を正極線PL2へ出力する。インバータ24は、ECU50からの信号PWI2に基づいて、正極線PL2から受ける直流電力を交流電力に変換し、その変換した交流電力をモータジェネレータ32へ出力する。
平滑コンデンサC1は、正極線PL1と負極線NLとの間の電圧変動の交流成分を平滑化する。平滑コンデンサC2は、正極線PL2と負極線NLとの間の電圧変動の交流成分を平滑化する。
モータジェネレータ30,32の各々は、交流電動機であり、たとえば、ロータに永久磁石が埋設された永久磁石型交流同期モータによって構成される。モータジェネレータ30(MG1)は、動力分割装置36を介して受けるエンジン34の動力を用いて交流電力を発生し、その発生した交流電力をインバータ22へ出力する。モータジェネレータ32(MG2)は、インバータ24から受ける交流電力によって、主駆動輪の前輪38を駆動するためのトルクを発生する。
インバータ26は、モータジェネレータ40に対応して設けられる。インバータ26は、正極線PL1および負極線NLに電気的に接続される。すなわち、インバータ26は、インバータ22,24とは異なり、昇圧コンバータ10を介することなく蓄電装置Bに接続される。インバータ26は、ECU50からの信号PWIRに基づいて、蓄電装置Bから出力される直流電力を交流電力に変換してモータジェネレータ40へ出力する。また、昇圧コンバータ10に異常が発生した場合の退避走行時、インバータ26は、後輪42からの回転力を受けてモータジェネレータ40が発電した交流電力をECU50からの信号PWI2に基づいて直流電力に変換し、その変換した直流電力を正極線PL1へ出力する。
モータジェネレータ40(MGR)も、モータジェネレータ30,32と同様に交流電動機であり、たとえば、ロータに永久磁石が埋設された永久磁石型交流同期モータによって構成される。モータジェネレータ40は、インバータ26から受ける交流電力によって、従動輪の後輪42を駆動するためのトルクを発生する。また、昇圧コンバータ10に異常が発生した場合の上記退避走行時、モータジェネレータ40は、後輪42からの回転力を受けて交流電力を発生し、その発生した交流電力をインバータ26へ出力する。
DC/DCコンバータ44は、正極線PL1および負極線NLに電気的に接続される。DC/DCコンバータ44は、ECU50からの信号DRに基づいて、正極線PL1から受ける直流電力を補機負荷46の電圧レベルに電圧変換して補機負荷46へ出力する。補機負荷46は、ハイブリッド車両100に搭載される各種補機、およびDC/DCコンバータ44から供給される電力を蓄える補機用蓄電装置を統括的に示したものである。
ECU50は、予め記憶されたプログラムをCPU(Central Processing Unit)で実行するソフトウェア処理および/または電子回路によるハードウェア処理により、昇圧コンバータ10、インバータ22,24,26、エンジン34、およびDC/DCコンバータ44を制御する。
具体的には、ECU50は、正極線PL1と負極線NLとの間の電圧VL、および正極線PL2と負極線NLとの間の電圧VH等に基づいて、昇圧コンバータ10を駆動するための信号PWCを生成し、その生成した信号PWCを昇圧コンバータ10へ出力する。なお、電圧VL,VHは、図示されない電圧センサによって検出される。
また、ECU50は、モータジェネレータ30(MG1)のトルク指令値、電流I1およびロータ回転角θ1、ならびに電圧VH等に基づいて、モータジェネレータ30を駆動するための信号PWI1を生成し、その生成した信号PWI1をインバータ22へ出力する。さらに、ECU50は、モータジェネレータ32(MG2)のトルク指令値、電流I2およびロータ回転角θ2、ならびに電圧VH等に基づいて、モータジェネレータ32を駆動するための信号PWI2を生成し、その生成した信号PWI2をインバータ24へ出力する。さらに、ECU50は、モータジェネレータ40(MGR)のトルク指令値、電流I3およびロータ回転角θ3、ならびに電圧VL等に基づいて、モータジェネレータ40を駆動するための信号PWIRを生成し、その生成した信号PWIRをインバータ26へ出力する。
なお、モータジェネレータ30,32,40のトルク指令値は、アクセルペダルの操作量を示すアクセル開度ACCや車両速度SV等に基づいて算出される。また、電流I1〜I3は、図示されない電流センサによって検出され、ロータ回転角θ1〜θ3は、図示されない回転角センサによって検出される。
また、ECU50は、補機負荷46の消費電力(要求電力でもよい。)に基づいて、DC/DCコンバータ44を駆動するための信号DRを生成し、その生成した信号DRをDC/DCコンバータ44へ出力する。
ECU50は、昇圧コンバータ10の異常時、昇圧コンバータ10の動作を停止してモータジェネレータ30(MG1)の発電電力を用いてモータジェネレータ32(MG2)により走行する退避走行制御を実行する。具体的には、たとえば昇圧コンバータ10からの状態信号STに基づいて昇圧コンバータ10の異常が検知されると、ECU50は、停止信号SDWNを生成して昇圧コンバータ10へ出力する。ECU50は、さらに、エンジン34の動力を用いてモータジェネレータ30により発電し、かつ、その発電電力を用いてモータジェネレータ32により走行するためのモータジェネレータ30,32のトルク指令値を生成する。そして、ECU50は、生成されたトルク指令値に基づいて、インバータ22,24を駆動するための信号PWI1,PWI2を生成してインバータ22,24へそれぞれ出力する。さらにECU50は、モータジェネレータ40が回生運転モード(発電モード)で動作するようにインバータ26を駆動するための信号PWIRを生成し、その生成した信号PWIRをインバータ26へ出力する。
なお、昇圧コンバータ10の「異常」については、たとえば、スイッチング素子Q1,Q2やリアクトルL等の過熱が検知されたり、異常な電流が検出されたりした場合に「異常」が検知される。なお、昇圧コンバータ10の「異常」は昇圧コンバータ10によって検知され、昇圧コンバータ10の状態を示す状態信号STによって昇圧コンバータ10からECU50に通知されるものとしているが、昇圧コンバータ10の温度や電流等の検出値に基づいてECU50において昇圧コンバータ10の異常を検知してもよい。
図2は、昇圧コンバータ10の異常時に実行される退避走行制御中の電力の流れを示した図である。図2を参照して、昇圧コンバータ10の異常が検知されると、昇圧コンバータ10は停止される。具体的には、昇圧コンバータ10のスイッチング素子が遮断状態(オフ状態)となる。これにより、正極線PL2から正極線PL1への電力の流れが遮断されるので、エンジン34の動力を用いてモータジェネレータ30により発電された電力を蓄電装置Bへ供給することはできない。この状態では蓄電装置Bの電力が枯渇してしまうので、退避走行時は、エンジン34の動力を用いてモータジェネレータ30により発電が行なわれ、その発電電力がモータジェネレータ32に供給される。
ここで、モータジェネレータ30により発電された電力がモータジェネレータ32へ供給されることにより蓄電装置Bからモータジェネレータ32への給電はなくても、蓄電装置Bの電力は補機負荷46によって消費されるので、このままでは蓄電装置Bの電力は枯渇する。蓄電装置Bの電力が枯渇すると、補機負荷46やECU50へ給電ができなくなり、走行を継続することができなくなる。
そこで、この実施の形態では、退避走行中、モータジェネレータ40を回生運転モード(発電モード)で作動させる。モータジェネレータ40を駆動するインバータ26は、正極線PL2ではなく正極線PL1に接続されているので、昇圧コンバータ10が遮断状態であってもモータジェネレータ40からDC/DCコンバータ44(補機負荷46)へ電力を供給することができる。すなわち、モータジェネレータ30により発電される電力を用いてモータジェネレータ32が主駆動輪の前輪38を駆動するための駆動力を発生し、モータジェネレータ40は、従動輪の後輪42から回転力を受けてDC/DCコンバータ44(補機負荷46)用の電力を発生する。
なお、この実施の形態では、モータジェネレータ40を回生運転モードで作動させることによる走行トルクの低下は、モータジェネレータ32のトルクを増加させ、かつ、モータジェネレータ30の発電量を増加させることによって補償される。但し、走行トルクの低下が許容範囲であれば、このような補償を行なわないことも可能である。
図3は、図1に示したECU50の機能ブロック図である。図3とともに図1を参照して、ECU50は、昇圧コンバータ制御部52と、走行モード制御部54と、SOC算出部56と、インバータ制御部58と、DC/DCコンバータ制御部60とを含む。
昇圧コンバータ制御部52は、正極線PL2と負極線NLとの間の電圧VH、および正極線PL1と負極線NLとの間の電圧VLに基づいて、昇圧コンバータ10を駆動するための信号PWCを生成する。また、昇圧コンバータ制御部52は、昇圧コンバータ10から受ける状態信号STが昇圧コンバータ10の異常を示しているとき、昇圧コンバータ10の動作を停止するための停止信号SDWNを生成して昇圧コンバータ10へ出力する。また、昇圧コンバータ制御部52は、昇圧コンバータ10の状態(正常/異常)を走行モード制御部54へ通知する。なお、上述のように、昇圧コンバータ10の異常検知は、昇圧コンバータ10の温度や電流等の検出値に基づいて昇圧コンバータ制御部52で行なってもよい。
走行モード制御部54は、ハイブリッド車両100の走行モードを制御する。走行モード制御部54は、昇圧コンバータ10が異常である旨の通知を昇圧コンバータ制御部52から受けると、昇圧コンバータ10が正常であるときの通常走行モードから退避走行モードに走行モードを切替える。退避走行モードでは、上述の退避走行制御が実行される。そして、走行モード制御部54は、走行モードを示すモード信号MDをインバータ制御部58へ出力する。
SOC算出部56は、蓄電装置Bの電圧VB、および蓄電装置Bに対して入出力される電流IBに基づいて、蓄電装置Bの充電状態(「SOC(State Of Charge)」とも称され、たとえば満充電状態を100%として0〜100%で表わされる。)を算出し、その算出結果をインバータ制御部58へ出力する。なお、SOCの算出方法については、公知の種々の手法を用いることができる。
DC/DCコンバータ制御部60は、補機負荷46の消費電力PWRに基づいて、DC/DCコンバータ44を駆動するための信号DRを生成する。補機負荷46の消費電力PWRは、インバータ制御部58へ通知される。なお、補機負荷46の消費電力PWRは、実際の検出値であってもよいし、要求値であってもよい。消費電力PWRが要求値の場合は、消費電力PWRは、予め定められた固定値であってもよいし、補機負荷46に含まれる補機用蓄電装置のSOCや出力電圧等に応じて設定してもよい。
インバータ制御部58は、走行モード制御部54から受けるモード信号MDが通常走行モードを示しているとき、アクセルペダルの操作量を示すアクセル開度ACCや車両速度SV、SOC算出部56によって算出された蓄電装置BのSOC等に基づいて、モータジェネレータ30,32,40のトルク指令値TR1,TR2,TR3を生成する。
また、インバータ制御部58は、モード信号MDが退避走行モードを示しているときは、回生運転モードで動作するモータジェネレータ40の発電量を設定し、その設定された発電量に基づいてモータジェネレータ40のトルク指令値TR3(負値)を算出する。そして、インバータ制御部58は、アクセル開度ACCや車両速度SV等に基づいてモータジェネレータ32の要求トルクを算出し、その要求トルクにモータジェネレータ40の回生トルク分を上乗せしたトルク指令値TR2を算出する。また、インバータ制御部58は、アクセル開度ACCや車両速度SV等に基づく要求トルクをモータジェネレータ32が発生するための要求発電量を算出し、その要求発電量にモータジェネレータ40の発電量分を上乗せしたモータジェネレータ30の発電量を算出する。さらに、インバータ制御部58は、算出されたモータジェネレータ30の発電量に基づいてモータジェネレータ30のトルク指令値TR1を算出する。
そして、インバータ制御部58は、モータジェネレータ30のトルク指令値TR1、電流I1およびロータ回転角θ1に基づいて、モータジェネレータ30を駆動するための信号PWI1を生成する。また、インバータ制御部58は、モータジェネレータ32のトルク指令値TR2、電流I2およびロータ回転角θ2に基づいて、モータジェネレータ32を駆動するための信号PWI2を生成する。さらに、インバータ制御部58は、モータジェネレータ40のトルク指令値TR3、電流I3およびロータ回転角θ3に基づいて、モータジェネレータ40を駆動するための信号PWIRを生成する。
図4は、ECU50により実行される退避走行制御の処理手順を説明するフローチャートである。なお、フローチャート中の各ステップについては、ECU50に予め格納されたプログラムがメインルーチンから呼び出され、所定周期または所定の条件が成立する毎に実行されることによって実現される。あるいは、全部または一部のステップについて、専用のハードウェア(電子回路)を構築して処理を実現することも可能である。
図4とともに図1を参照して、ECU50は、昇圧コンバータ10に異常が発生しているか否かを判定する(ステップS10)。なお、昇圧コンバータ10の異常検知は、昇圧コンバータ10の自己診断機能等によって昇圧コンバータ10で行なってもよいし、昇圧コンバータ10の温度や電流等の検出値に基づいてECU50で行なってもよい。
昇圧コンバータ10が正常であるときは(ステップS10においてNO)、ECU50は、走行モードを通常走行モードとし(ステップS20)、その後ステップS110へ処理を移行する。
ステップS10において昇圧コンバータ10が異常であると判定されると(ステップS10においてYES)、ECU50は、停止信号SDWNを生成して昇圧コンバータ10へ出力し、昇圧コンバータ10を停止(シャットダウン)させる(ステップS30)。そして、ECU50は、走行モードを退避走行モードとする(ステップS40)。
次いで、ECU50は、蓄電装置Bの電圧VBおよび電流IB等の検出値に基づいて蓄電装置BのSOCを算出し、SOCが所定のしきい値よりも低いか否かを判定する(ステップS50)。なお、このしきい値は、蓄電装置Bの蓄電量が低下しているか否かを判定するために設定される値である。そして、SOCがしきい値よりも低いと判定されると(ステップS50においてYES)、ECU50は、回生運転モードで作動させるモータジェネレータ40(MGR)の発電量PrをP1に設定する(ステップS60)。一方、ステップS50においてSOCがしきい値以上であると判定されると(ステップS50においてNO)、ECU50は、モータジェネレータ40(MGR)の発電量PrをP2に設定する(ステップS70)。なお、発電量P1は発電量P2よりも大きい。すなわち、SOCが低下しているときは、SOCがさらに低下しないように、SOCが低下していないときよりもモータジェネレータ40(MGR)の発電量Prが大きくされる。
なお、特に図示しないが、SOCが低くなるほどモータジェネレータ40(MGR)の発電量Prを多くし、SOCが高くなるほどモータジェネレータ40(MGR)の発電量Prを少なくしてもよい。
モータジェネレータ40(MGR)の発電量Prが設定されると、ECU50は、その設定された発電量Prに基づいて、モータジェネレータ40(MGR)のトルク指令値TR3を算出する(ステップS80)。具体的には、発電量Prをモータジェネレータ40のロータ回転数θ3で除算することによって、トルク指令値TR3が算出される。なお、このトルク指令値TR3は負値(回生側)である。
次いで、ECU50は、アクセル開度ACCや車両速度SV等に基づいてモータジェネレータ32(MG2)の要求トルクTrefを算出し、その要求トルクTrefからモータジェネレータ40のトルク指令値TR3(負値)を減算(すなわち、要求トルクTrefにトルク指令値TR3の絶対値を加算)することによって、モータジェネレータ32(MG2)のトルク指令値TR2を算出する(ステップS90)。
さらに、ECU50は、アクセル開度ACCや車両速度SV等に基づく要求トルクTrefをモータジェネレータ32(MG2)が発生するための要求発電量Prefを算出し、その要求発電量Prefにモータジェネレータ40(MGR)の発電量Pr分を加算することによって、モータジェネレータ30(MG1)の発電量Pgを算出する(ステップS100)。なお、要求発電量Prefは、モータジェネレータ32(MG2)の要求トルクTrefにロータ回転数θ2を乗算することによって算出可能である。
以上のように、この実施の形態においては、昇圧コンバータ10の異常時、昇圧コンバータ10の動作を停止してモータジェネレータ30の発電電力を用いてモータジェネレータ32により走行する退避走行制御を実行するとともに、モータジェネレータ40が回生運転モードで動作する。これにより、昇圧コンバータ10が停止していても、モータジェネレータ40により発電される電力が正極線PL1に供給される。すなわち、モータジェネレータ40により発電される電力がDC/DCコンバータ44(補機負荷46)へ供給される。したがって、この実施の形態によれば、昇圧コンバータ10を停止させて走行する退避走行時に蓄電装置Bの電力が枯渇するのを抑制して十分な走行距離を確保することができる。
また、この実施の形態においては、退避走行制御の実行時、モータジェネレータ40が回生運転モードで動作することによる走行トルクの低下を補うように、主駆動輪の前輪38を駆動するモータジェネレータ32のトルクおよびモータジェネレータ30の発電量が設定される。したがって、この実施の形態によれば、走行トルクを低下させることなく、十分な走行距離を確保することができる。
また、この実施の形態によれば、退避走行制御の実行時、蓄電装置BのSOCに応じてモータジェネレータ40の発電量が設定されるので、蓄電装置Bの電力が枯渇するのを確実に抑制することができる。
なお、上記の実施の形態においては、蓄電装置BのSOCに応じてモータジェネレータ40の発電量Prを設定し、その設定された発電量Prに基づいてモータジェネレータ40のトルク指令値TR3を算出するものとしたが、補機負荷46の消費電力(要求電力でもよい。)に基づいて発電量Prを設定してもよい。なお、上記の消費電力には、DC/DCコンバータ44の電力損失分を含めてもよい。
また、上記の実施の形態においては、昇圧コンバータ10は、電流可逆型の昇圧チョッパ回路によって構成されるものとしたが、昇圧コンバータの構成はこれに限定されるものではなく、昇圧チョッパ回路に代えて種々の電圧変換装置を採用可能である。
また、上記の実施の形態では、電動車両は、エンジン34を搭載したハイブリッド車両としたが、この発明の適用範囲は、上記のようなハイブリッド車両に限定されるものではなく、たとえば、モータジェネレータ30およびエンジン34に代えて燃料電池を発電装置として搭載した燃料電池車であってもよい。
なお、上記において、モータジェネレータ32(MG2)は、この発明における「第1の電動機」の一実施例に対応し、モータジェネレータ40(MGR)は、この発明における「第2の電動機」の一実施例に対応する。また、インバータ24,26は、それぞれこの発明における「第1の駆動装置」および「第2の駆動装置」の一実施例に対応し、昇圧コンバータ10は、この発明における「電圧変換装置」の一実施例に対応する。
さらに、モータジェネレータ30(MG1)およびエンジン34は、この発明における「発電装置」の一実施例を形成し、ECU50は、この発明における「制御装置」の一実施例に対応する。また、さらに、正極線PL2は、この発明における「第1の電力線」の一実施例に対応し、正極線PL1は、この発明における「第2の電力線」の一実施例に対応する。
また、さらに、DC/DCコンバータ44および補機負荷46は、この発明における「電気負荷」の一実施例を形成し、DC/DCコンバータ44は、この発明における「もう1つの電圧変換装置」の一実施例に対応する。また、さらに、エンジン34は、この発明における「内燃機関」の一実施例に対応し、モータジェネレータ30(MG1)は、この発明における「第3の電動機」の一実施例に対応する。
今回開示された実施の形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施の形態の説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
10 昇圧コンバータ、22,24,26 インバータ、30,32,40 モータジェネレータ、34 エンジン、36 動力分割装置、38 前輪、42 後輪、44 DC/DCコンバータ、46 補機負荷、50 ECU、52 昇圧コンバータ制御部、54 走行モード制御部、56 SOC算出部、58 インバータ制御部、60 DC/DCコンバータ制御部、100 ハイブリッド車両、B 蓄電装置、PL1,PL2 正極線、NL 負極線、Q1,Q2 スイッチング素子、D1,D2 ダイオード、L リアクトル、C1,C2 平滑コンデンサ。

Claims (9)

  1. 車両の駆動力を発生する第1および第2の電動機と、
    前記第1および第2の電動機をそれぞれ駆動する第1および第2の駆動装置と、
    再充電可能な蓄電装置と、
    前記蓄電装置と前記第1の駆動装置との間に設けられ、前記蓄電装置から供給される直流電圧を昇圧するように構成された電圧変換装置と、
    前記電圧変換装置と前記第1の駆動装置との間に配設される第1の電力線に電気的に接続される発電装置と、
    前記第1および第2の駆動装置、前記電圧変換装置、ならびに前記発電装置を制御する制御装置とを備え、
    前記第2の駆動装置は、前記蓄電装置と前記電圧変換装置との間に配設される第2の電力線に電気的に接続され、
    前記車両は、前記第2の電力線から電力の供給を受ける電気負荷をさらに備え、
    前記第2の電動機は、回生運転モードで動作可能であり、
    前記第1の電動機は、前記電圧変換装置を介してに前記蓄電装置に電気的に接続され、
    前記第2の電動機は、前記電圧変換装置を介さずに前記蓄電装置に電気的に接続され、 前記制御装置は、前記電圧変換装置異常により停止した場合に、前記電圧変換装置の動作を停止して前記発電装置の発電電力を用いて前記第1の電動機を駆動して走行する退避走行制御を実行するとともに、前記退避走行制御実行中に前記第2の電動機を回生運転モードで動作するように前記第2の駆動装置を制御して前記第2の電動機により発電される電力を前記電気負荷に供給する、電動車両。
  2. 前記電気負荷は、
    前記第2の電力線に電気的に接続されるもう1つの電圧変換装置と、
    前記もう1つの電圧変換装置から電力を受ける補機負荷とを含む、請求項1に記載の電動車両。
  3. 前記制御装置は、前記電圧変換装置異常により停止した場合、前記電気負荷の消費電力に基づいて前記第2の電動機のトルクを設定する、請求項1に記載の電動車両。
  4. 前記制御装置は、前記電圧変換装置異常により停止した場合、前記第2の電動機による走行トルクの低下を補うように前記第1の電動機のトルクおよび前記発電装置の発電量を設定する、請求項1に記載の電動車両。
  5. 前記制御装置は、前記電圧変換装置異常により停止した場合、前記蓄電装置の残存容量が規定値よりも少ないときは、前記残存容量が前記規定値以上であるときよりも前記第2の電動機の発電量が多くなるように前記第2の電動機のトルクを設定する、請求項1に記載の電動車両。
  6. 前記制御装置は、前記電圧変換装置異常により停止した場合、前記蓄電装置の残存容量が少ないほど前記第2の電動機の発電量が多くなるように前記第2の電動機のトルクを設定する、請求項1に記載の電動車両。
  7. 前記発電装置は、
    内燃機関と、
    前記内燃機関の動力を受けて発電する第3の電動機とを含む、請求項1に記載の電動車両。
  8. 前記第1の電動機は、主駆動輪に連結され、
    前記第2の電動機は、従動輪に連結される、請求項1に記載の電動車両。
  9. 電動車両の制御方法であって、
    前記電動車両は、
    車両の駆動力を発生する第1および第2の電動機と、
    前記第1および第2の電動機をそれぞれ駆動する第1および第2の駆動装置と、
    再充電可能な蓄電装置と、
    前記蓄電装置と前記第1の駆動装置との間に設けられ、前記蓄電装置から供給される直流電圧を昇圧するように構成された電圧変換装置と、
    前記電圧変換装置と前記第1の駆動装置との間に配設される第1の電力線に電気的に接続される発電装置とを含み、
    前記第2の駆動装置は、前記蓄電装置と前記電圧変換装置との間に配設される第2の電力線に電気的に接続され、
    前記車両は、前記第2の電力線から電力の供給を受ける電気負荷をさらに備え、
    前記第2の電動機は、回生運転モードで動作可能であり、
    前記第1の電動機は、前記電圧変換装置を介してに前記蓄電装置に電気的に接続され、
    前記第2の電動機は、前記電圧変換装置を介さずに前記蓄電装置に電気的に接続され、 前記制御方法は、
    前記電圧変換装置異常により停止した場合に、前記電圧変換装置の動作を停止して前記発電装置の発電電力を用いて前記第1の電動機を駆動して走行する退避走行制御を実行するステップと、
    前記退避走行制御の実行に前記第2の電動機回生運転モードで動作するように前記第2の駆動装置を制御して前記第2の電動機により発電される電力を前記電気負荷に供給するステップとを含む、電動車両の制御方法。
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