JP7020381B2 - ハイブリッド車両 - Google Patents

ハイブリッド車両 Download PDF

Info

Publication number
JP7020381B2
JP7020381B2 JP2018220133A JP2018220133A JP7020381B2 JP 7020381 B2 JP7020381 B2 JP 7020381B2 JP 2018220133 A JP2018220133 A JP 2018220133A JP 2018220133 A JP2018220133 A JP 2018220133A JP 7020381 B2 JP7020381 B2 JP 7020381B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
converter
hybrid vehicle
vehicle
ecu
road surface
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2018220133A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2020083035A (ja
Inventor
崇彦 平沢
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP2018220133A priority Critical patent/JP7020381B2/ja
Publication of JP2020083035A publication Critical patent/JP2020083035A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7020381B2 publication Critical patent/JP7020381B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/60Other road transportation technologies with climate change mitigation effect
    • Y02T10/62Hybrid vehicles
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/60Other road transportation technologies with climate change mitigation effect
    • Y02T10/64Electric machine technologies in electromobility
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/60Other road transportation technologies with climate change mitigation effect
    • Y02T10/7072Electromobility specific charging systems or methods for batteries, ultracapacitors, supercapacitors or double-layer capacitors
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/60Other road transportation technologies with climate change mitigation effect
    • Y02T10/72Electric energy management in electromobility

Description

本開示は、ハイブリッド車両に搭載されたコンバータの異常時の退避走行制御に関する。
ハイブリッド車両に搭載される電動機に電力を供給するコンバータやインバータ等の電力変換装置に異常が発生した場合に退避走行制御が実行される場合がある。たとえば、特開2014-125053号公報(特許文献1)は、ハイブリッド車両に搭載された昇圧コンバータが故障した場合には、エンジンによる発電電力を用いて車両を走行させる退避走行制御を実行する技術が開示される。
特開2014-125053号公報
しかしながら、ハイブリッド車両に異常が発生したときに車両が走行する路面状況を考慮せずに退避走行制御を実行すると、車両の加速に時間を要するなど退避走行制御の実行時における車両のドライバビリティが悪化する場合がある。
本開示は、上述した課題を解決するためになされたものであって、その目的は、コンバータの異常発生時に車両が走行する路面状況に応じた退避走行制御を実行するハイブリッド車両を提供することである。
本開示のある局面に係るハイブリッド車両は、車両の駆動力を発生する電動機と、駆動力および電動機に供給される電力のうちの少なくともいずれかの発生源となるように構成されるエンジンと、電動機に供給する電力を蓄電する蓄電装置と、蓄電装置と電動機との間に設けられ、蓄電装置に接続されるコンバータと電動機に接続されるインバータとによって構成される電力変換装置と、車両が走行する路面の斜度情報を取得する情報取得装置と、コンバータの異常時に、エンジンを停止させたまま蓄電装置の電力を消費して車両を走行させる第1退避走行制御と、エンジンを用いて車両を走行させる第2退避走行制御とのうちのいずれかを実行する制御装置とを備える。第1退避走行制御の実行時の駆動力の上限値は、第2退避走行制御の実行時の駆動力の上限値よりも高い。制御装置は、コンバータの異常時において、車両が走行する路面が登坂路である場合には、第1退避走行制御を実行し、車両が走行する路面が登坂路でない場合には、第2退避走行制御を実行する。
このようにすると、コンバータの異常時に、車両が走行する路面が登坂路である場合に、第1退避走行制御が実行されると、第2退避走行制御が実行される場合より駆動力の上限値が高いため、加速に時間を要するなどの車両のドライバビリティの悪化を抑制することができる。一方、コンバータの異常時に車両が走行する路面が登坂路でない場合に、第2退避走行制御が実行されると、蓄電装置の電力の枯渇を抑制しつつ退避走行を行なうことができるとともに、加速に時間を要するなどの車両のドライバビリティの悪化を抑制することができる。
本開示によると、コンバータの異常発生時に車両が走行する路面状況に応じた退避走行制御を実行するハイブリッド車両を提供することができる。
本実施の形態に係るハイブリッド車両の構成の一例を示す全体ブロック図である。 ECUで実行される処理の一例を示すフローチャートである。
以下、本開示の実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、図中同一または相当部分には同一符号を付してその説明は繰り返さない。
図1は、本実施の形態に係るハイブリッド車両100の構成の一例を示す全体ブロック図である。図1を参照して、ハイブリッド車両100は、蓄電装置Bと、コンバータ10と、第1インバータ22と、第2インバータ24と、正極線PL1,PL2と、負極線NLと、平滑コンデンサC1,C2と、放電抵抗Rdとを備える。また、ハイブリッド車両100は、第1モータジェネレータ(以下、第1MGと記載する)30と、第2モータジェネレータ(以下、第2MGと記載する)32と、エンジン34と、駆動輪38と、DC/DCコンバータ44と、補機負荷46と、電子制御ユニット(ECU:Electronic Control Unit)50と、ナビゲーションシステム52と、傾斜センサ54とをさらに備える。
第1MG30は、エンジン34に駆動される発電機として主に動作し、かつ、エンジン34の始動用モータとして動作するものとしてハイブリッド車両100に組み込まれる。
第2MG32は、ハイブリッド車両100の駆動源として搭載される。具体的には、第2MG32は、駆動輪38の駆動軸に連結され、駆動輪38を駆動するモータとしてハイブリッド車両100に組み込まれる。
蓄電装置Bは、再充電可能な直流電源であり、たとえば、ニッケル水素二次電池や、リチウムイオン二次電池等の二次電池や、電気二重層キャパシタ等によって構成される。蓄電装置Bは、走行用の第2MG32へ供給される電力を蓄える。また、蓄電装置Bは、コンバータ10から正極線PL1へ出力される直流電力を受けて充電される。
コンバータ10は、蓄電装置Bと第1インバータ22および第2インバータ24との間に設けられる。コンバータ10は、リアクトルLと、電力用半導体スイッチング素子(以下、単に「スイッチング素子」と記載する)Q1,Q2と、ダイオードD1,D2とを含む。スイッチング素子Q1,Q2は、正極線PL2と負極線NLとの間に直列に接続される。ダイオードD1,D2は、それぞれスイッチング素子Q1,Q2に逆並列に接続される。リアクトルLの一端は、正極線PL1に接続され、他端は、スイッチング素子Q1,Q2の接続ノードに接続される。
なお、スイッチング素子Q1,Q2、第1インバータ22、および、第2インバータ24に用いられるスイッチング素子(図示せず)には、たとえば、IGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor)、バイポーラトランジスタ、MOSFET(Metal Oxide Semiconductor Field Effect Transistor)、GTO(Gate Turn Off thyristor)等を用いることができる。
コンバータ10は、電流可逆型の昇圧チョッパ回路である。コンバータ10は、ECU50からの信号PWCに応答してスイッチング素子Q1,Q2をオン/オフさせることによって、正極線PL2の電圧を蓄電装置Bの出力電圧以上に昇圧する。具体的には、コンバータ10は、スイッチング素子Q2のオフ時にダイオードD1を介して蓄積エネルギーを正極線PL2へ放出することによって正極線PL2の電圧を昇圧する。
なお、正極線PL2の電圧が目標よりも低い場合、スイッチング素子Q2のオンデューティを大きくすることによって、リアクトルLを用いて蓄電装置Bから正極線PL2へ電流を流すことができ、正極線PL2の電圧を高めることができる。一方、正極線PL2の電圧が目標よりも高い場合、スイッチング素子Q1のオンデューティを大きくすることによって正極線PL2から正極線PL1へ電流を流すことができ、正極線PL2の電圧を低めることができる。
また、コンバータ10は、ECU50から停止信号SDWNを受けると動作を停止する。具体的には、コンバータ10が停止信号SDWNを受けると、スイッチング素子Q1,Q2は遮断状態(オフ状態)となる。
第1インバータ22および第2インバータ24は、それぞれ第1MG30および第2MG32に対応して設けられる。第1インバータ22および第2インバータ24は、正極線PL2および負極線NLに電気的に接続される。第1インバータ22は、ECU50からの信号PWI1に基づいて、エンジン34の出力を用いてモータジェネレータ30が発電した交流電力を直流電力に変換し、その変換した直流電力を正極線PL2へ出力する。第2インバータ24は、ECU50からの信号PWI2に基づいて、正極線PL2から受ける直流電力を交流電力に変換し、その変換した交流電力を第2MG32へ出力する。
平滑コンデンサC1は、正極線PL1と負極線NLとの間の電圧変動の交流成分を平滑化する。平滑コンデンサC2は、正極線PL2と負極線NLとの間の電圧変動の交流成分を平滑化する。放電抵抗Rdは、たとえば、蓄電装置Bとコンバータ10との間のSMR(System Main Relay)(図示せず)が遮断状態となる場合に、平滑コンデンサC2が蓄える電力を放電する。
第1MG30および第2MG32は、いずれも交流電動機であり、たとえば、ロータに永久磁石が埋設された永久磁石型交流同期モータによって構成される。第1MG30は、エンジン34の動力を用いて交流電力を発生し、その発生した交流電力を第1インバータ22へ出力する。第2MG32は、第2インバータ24から受ける交流電力によって、駆動輪38を駆動するためのトルクを発生する。
DC/DCコンバータ44は、正極線PL1および負極線NLに電気的に接続される。DC/DCコンバータ44は、ECU50からの信号DRに基づいて、正極線PL1から受ける直流電力を補機負荷46の電圧レベルに電圧変換して補機負荷46へ出力する。補機負荷46は、ハイブリッド車両100に搭載される各種補機、およびDC/DCコンバータ44から供給される電力を蓄える補機用蓄電装置を統括的に示したものである。補機負荷46は、たとえば、エンジン34を動作させる補機(たとえば、点火装置や燃料噴射装置等)を含む。
ECU50は、予め記憶されたプログラムをCPU(Central Processing Unit)で実行するソフトウェア処理および/または電子回路によるハードウェア処理により、コンバータ10、第1インバータ22、第2インバータ24、エンジン34およびDC/DCコンバータ44を制御する。
具体的には、ECU50は、正極線PL1と負極線NLとの間の電圧VL、および、正極線PL2と負極線NLとの間の電圧VH等に基づいて、コンバータ10を駆動するための信号PWCを生成し、その生成した信号PWCをコンバータ10へ出力する。なお、電圧VL,VHは、図示されない電圧センサによって検出される。
また、ECU50は、補機負荷46の消費電力(あるいは要求電力)に基づいて、DC/DCコンバータ44を駆動するための信号DRを生成し、その生成した信号DRをDC/DCコンバータ44へ出力する。
ECU50は、たとえば、コンバータ10の異常時、コンバータ10の動作を停止して、蓄電装置Bの電力を用いて第2MG32により走行する第1退避走行制御を実行することができる。
具体的には、たとえば、コンバータ10からの状態信号STに基づいてコンバータ10の異常が検知されると、ECU50は、停止信号SDWNを生成してコンバータ10へ出力する。コンバータ10は、停止信号SDWNを受信すると、スイッチング素子Q1,Q2を遮断状態にして動作を停止する。
ECU50は、さらに、蓄電装置Bからコンバータ10で昇圧されずに供給される電力を用いて第2MG32により走行するための第2MG32のトルク指令値を生成する。そして、ECU50は、生成されたトルク指令値に基づいて、第2インバータ24を駆動するための信号PWI2を生成して第2インバータ24に出力する。このとき、ECU50は、第1インバータ22およびエンジン34の動作を停止する。
さらに、ECU50は、コンバータ10の異常時、コンバータ10の動作を停止して第1MG30の発電電力を用いて第2MG32により走行する第2退避走行制御を実行することができる。
具体的には、たとえば、コンバータ10からの状態信号STに基づいてコンバータ10の異常が検知されると、ECU50は、停止信号SDWNを生成してコンバータ10へ出力する。コンバータ10は、停止信号SDWNを受信すると、スイッチング素子Q1,Q2を遮断状態にして動作を停止する。
ECU50は、さらに、エンジン34の動力を用いて第1MG30により発電し、かつ、その発電電力を用いて第2MG32により走行するための第1MG30および第2MG32のトルク指令値を生成する。そして、ECU50は、生成されたトルク指令値に基づいて、第1インバータ22および第2インバータ24を駆動するための信号PWI1,PWI2を生成して第1インバータ22および第2インバータ24にそれぞれ出力する。ECU50は、第2退避走行制御を実行する場合に、エンジン34が停止状態である場合には、第1MG30を用いてエンジン34を始動させる。エンジン34に動作中においては、蓄電装置BからDC/DCコンバータ44を経由して電力が、エンジン34を動作させる補機に対して供給される。
なお、第1退避走行制御の実行時のハイブリッド車両100の駆動力の上限値は、第2退避走行制御の実行時のハイブリッド車両100の駆動力の上限値よりも高くなるように、蓄電装置B、第1MG30、および、エンジン34が構成される。
また、コンバータ10の「異常」については、たとえば、スイッチング素子Q1,Q2やリアクトルL等の故障に起因する過熱が検知されたり、異常な電流が検出されたりした場合に「異常」が検知される。なお、コンバータ10の「異常」はコンバータ10の異常検出回路(たとえば、コンバータ10の温度を検出する温度センサやコンバータ10に流れる電流を検出する電流センサを含む)によって検知され、コンバータ10の状態を示す状態信号STによってコンバータ10からECU50に通知される場合を一例として示すものとしているが、コンバータ10の温度や電流等の検出値に基づいてECU50がコンバータ10の異常を検知してもよい。
ナビゲーションシステム52は、ハイブリッド車両100の位置情報(ハイブリッド車両100の現在地など)やハイブリッド車両100の走行路面についての情報(たとえば、ハイブリッド車両100が走行する路面の勾配等の斜度情報など)を取得するように構成される。ナビゲーションシステム52は、たとえば、人工衛星からの電波に基づいてハイブリッド車両100の現在地を特定するGPS(Global Positioning System)受信機(図示せず)を含む。ナビゲーションシステム52は、GPS受信機により特定されたハイブリッド車両100の各種ナビゲーション処理を実行する。
より具体的には、ナビゲーションシステム52は、ハイブリッド車両100のGPS情報とメモリ(図示せず)に格納された道路地図データとに基づいて、ハイブリッド車両100の現在地から目的地までの走行ルート(走行予定ルートまたは目標ルート)を設定し、その走行ルートの情報をECU50に送信する。さらに、ナビゲーションシステム52は、たとえば、GPS受信機を用いて特定されたハイブリッド車両100の現在地についての情報をECU50に送信する。さらに、道路地図データは、ハイブリッド車両100が走行する走行路面についての情報を含むようにしてもよい。すなわち、ナビゲーションシステム52は、GPS受信機を用いて特定されたハイブリッド車両100の現在地の走行路面について情報をナビゲーションシステム52のメモリから取得してECU50に送信してもよい。ECU50は、ナビゲーションシステム52から取得した情報をECU50のメモリに記憶させる。
ナビゲーションシステム52は、たとえば、タッチパネル付ディスプレイ(図示せず)をさらに含む。タッチパネル付ディスプレイは、ハイブリッド車両100の現在地や走行ルートを道路地図上に重ね合わせて表示したり、周辺情報を表示したり、ECU50からの情報を表示したりする。また、タッチパネル付ディスプレイは、ユーザによる様々な操作を受け付ける。
傾斜センサ54は、ハイブリッド車両100が走行する路面の傾斜角(たとえば、進行方向に対して何度の登坂路であるか)を検出する。傾斜センサ54は、たとえば、ハイブリッド車両100の進行方向に対する傾斜角をハイブリッド車両100が走行する路面の傾斜角として検出する。傾斜センサ54は、検出した傾斜角を示す信号をECU50に送信する。なお、傾斜センサ54に代えてGセンサ等を用いることができる。
以上のような構成を有するハイブリッド車両100において、コンバータ10の異常時に、たとえば、第2退避走行制御を実行することによって蓄電装置Bの電力が枯渇することを抑制しつつ十分な走行距離を確保することができる。
しかしながら、ハイブリッド車両100に異常が発生したときにハイブリッド車両100が走行する路面状況を考慮せずに退避走行制御を実行すると、ハイブリッド車両の加速に時間を要するなど退避走行制御の実行時におけるハイブリッド車両100のドライバビリティが悪化する場合がある。
そこで、本実施の形態においては、ECU50は、コンバータ10の異常時において、ハイブリッド車両100が走行する路面が登坂路である場合には、第1退避走行制御を実行し、ハイブリッド車両100が走行する路面が登坂路でない場合には、第2退避走行制御を実行するものとする。
このようにすると、コンバータ10の異常時に、ハイブリッド車両100が走行する路面が登坂路である場合に、第1退避走行制御が実行されると、第2退避走行制御が実行される場合より駆動力の上限値が高いため、加速に時間を要するなどのハイブリッド車両100のドライバビリティの悪化を抑制することができる。一方、コンバータ10の異常時に車両が走行する路面が登坂路でない場合に、第2退避走行制御が実行されると、蓄電装置の電力の枯渇を抑制しつつ退避走行を行なうことができるとともに、登坂路でないため加速に時間を要するなどのハイブリッド車両100のドライバビリティの悪化を抑制することができる。
以下、図2を参照して、ECU50で実行される処理について説明する。図2は、ECU50で実行される処理の一例を示すフローチャートである。このフローチャートに示される処理は、図1で示したECU50により、所定の処理周期で繰り返し実行される。
ステップ(以下、ステップをSと記載する)100にて、ECU50は、コンバータ10に異常が発生したか否かを判定する。なお、コンバータ10の「異常」の検知については上述したとおりであるため、その詳細な説明は繰り返さない。ECU50は、たとえば、コンバータ10からの状態信号STに基づいてコンバータ10に異常が発生したか否かを判定する。コンバータ10に異常が発生したと判定される場合(S100にてYES)、処理はS102に移される。
S102にて、ECU50は、コンバータ10を停止(シャットダウン)させる。ECU50は、たとえば、停止信号SDWNを生成してコンバータ10へ出力することによって、コンバータ10を停止(シャットダウン)させる。
S104にて、ECU50は、斜度情報を取得する。ECU50は、たとえば、傾斜センサ54から受信するハイブリッド車両100の走行路面の傾斜角を斜度情報として取得してもよいし、あるいは、ナビゲーションシステム52から斜度情報を取得してもよい。
S106にて、ECU50は、ハイブリッド車両100が走行する走行路面が登坂路であるか否かを判定する。ECU50は、たとえば、斜度情報に含まれる走行路面の傾斜角がしきい値よりも大きい状態が所定時間あるいは所定距離だけ持続する場合にハイブリッド車両100が走行する走行路面が登坂路であると判定する。
ハイブリッド車両100が走行する走行路面が登坂路であると判定される場合(S106にてYES)、処理はS108に移される。
S108にて、ECU50は、第1退避走行制御を実行する。第1退避走行制御については、上述したとおりであるため、その詳細な説明は繰り返さない。なお、ハイブリッド車両100が走行する走行路面が登坂路でないと判定される場合(S106にてNO)、処理はS110に移される。
S110にて、ECU50は、第2退避走行制御を実行する。第2退避走行制御については、上述したとおりであるため、その詳細な説明は繰り返さない。
以上のような構造およびフローチャートに基づくECU50の動作について以下に説明する。
たとえば、ハイブリッド車両100の運転中に、コンバータ10に異常が発生した場合を想定する。コンバータ10に異常が発生したと判定されると(S100にてYES)、コンバータ10の動作が停止される(S102)。
ナビゲーションシステム52あるいは傾斜センサ54からハイブリッド車両100が走行する路面の斜度情報が取得される(S104)。
そして、ハイブリッド車両100が走行する走行路面が登坂路である場合には(S106にてYES)、第1退避走行制御が実行される(S108)。
第1退避走行制御が実行されることによって、第2退避走行制御が実行される場合より駆動力の上限値が高いため、ハイブリッド車両100の加速がもたつくことが抑制される。一方、ハイブリッド車両100が走行する走行路面が登坂路でない場合(S106にてNO)、第2退避走行制御が実行される(S110)。
第2退避走行制御が実行されることによって、蓄電装置Bの電力の枯渇を抑制しつつ退避走行を行なうことができるとともに、登坂路を走行していないため、ハイブリッド車両100の加速がもたつくことが抑制される。
以上のようにして、本実施の形態に係るハイブリッド車両100によると、コンバータ10の異常時に、ハイブリッド車両100が走行する走行路面が登坂路である場合に、第1退避走行制御が実行されると、第2退避走行制御が実行される場合より駆動力の上限値が高いため、加速に時間を要するなどのハイブリッド車両100のドライバビリティの悪化を抑制することができる。一方、コンバータ10の異常時にハイブリッド車両100が走行する走行路面が登坂路でない場合に、第2退避走行制御が実行されると、蓄電装置Bの電力の枯渇を抑制しつつ退避走行を行なうことができる。さらに走行路面が登坂路でないため、加速に時間を要するなどのハイブリッド車両100のドライバビリティの悪化を抑制することができる。したがって、コンバータの異常発生時に車両が走行する路面状況に応じた退避走行制御を実行するハイブリッド車両を提供することができる。
以下、変形例について記載する。
上述の実施の形態では、ハイブリッド車両100は、シリーズ方式のハイブリッド車両の構成を一例として説明したが、ハイブリッド車両100としては、たとえば、エンジン34からの動力が直接的に駆動輪に伝達可能な構成を有するハイブリッド車両であってもよい。このような構成を有するハイブリッド車両において、第1退避走行制御は、蓄電装置Bの電力を用いて第2MG32を駆動させてハイブリッド車両100を走行させるものとし、第2退避走行制御は、少なくともエンジン34の動力を駆動輪に伝達してハイブリッド車両100を走行させるものとしてもよい。たとえば、第2退避走行制御は、エンジン34の動力を駆動輪に伝達しつつ、エンジンを用いて発生させた第1MG30の発電電力を第2MG32に供給してハイブリッド車両100を走行させるものとしてもよい。
さらに上述の実施の形態では、ハイブリッド車両100が登坂路を走行する場合に、第1退避走行制御を実行し、ハイブリッド車両100が登坂路を走行しない場合に、第2退避走行制御を実行するものとして説明したが、ECU50は、たとえば、ナビゲーションシステム52からの斜度情報に基づいて現在地から所定時間以内にハイブリッド車両100が走行する路面が登坂路になる場合に、実際にハイブリッド車両100が登坂路になるよりも前にハイブリッド車両100が登坂路を走行すると判定して、第1退避走行制御を実行してもよい。
さらに上述の実施の形態では、ハイブリッド車両100が走行する走行路面が登坂路である場合に、第1退避走行制御を実行するものとして説明したが、たとえば、ハイブリッド車両100が走行する走行路面が登坂路である場合であっても、ハイブリッド車両100の前方に他の車両が走行しており、かつ、ハイブリッド車両100の速度がしきい値よりも低い交通渋滞中においては、第1退避走行制御に代えて第2退避走行制御を実行してもよい。このようにすると、ハイブリッド車両100が走行する路面状況に加えて、交通状況を考慮して適切な退避走行制御を実行することができる。なお、ハイブリッド車両100の前方に他の車両が走行しているか否かについては、たとえば、カメラやミリ波レーダ等を用いて他の車両を検出してもよいし、あるいは、ハイブリッド車両100の周囲の車両と通信し、位置情報や速度情報を授受するなどしてハイブリッド車両100の前方に他の車両が走行しているか否かや前方が渋滞中であるか否かを判定してもよい。
なお、上記した変形例は、その全部または一部を適宜組み合わせて実施してもよい。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
10 コンバータ、22 第1インバータ、24 第2インバータ、30 第1MG、32 第2MG、34 エンジン、38 駆動輪、44 DC/DCコンバータ、46 補機負荷、50 ECU,52 ナビゲーションシステム、54 傾斜センサ、100 ハイブリッド車両、B 蓄電装置、C1,C2 平滑コンデンサ、D1,D2 ダイオード、Q1,Q2 スイッチング素子、Rd 放電抵抗。

Claims (1)

  1. 車両の駆動力を発生する電動機と、
    前記駆動力および前記電動機に供給される電力のうちの少なくともいずれかの発生源となるように構成されるエンジンと、
    前記電動機に供給する電力を蓄電する蓄電装置と、
    前記蓄電装置と前記電動機との間に設けられ、前記蓄電装置に接続されるコンバータと前記電動機に接続されるインバータとによって構成される電力変換装置と、
    前記車両が走行する路面の斜度情報を取得する情報取得装置と、
    前記コンバータの異常時に、前記エンジンを停止させたまま前記蓄電装置の電力を消費して前記車両を走行させる第1退避走行制御と、前記エンジンを用いて前記車両を走行させる第2退避走行制御とのうちのいずれかを実行する制御装置とを備え、
    前記第1退避走行制御の実行時の前記駆動力の上限値は、前記第2退避走行制御の実行時の前記駆動力の上限値よりも高く、
    前記制御装置は、前記コンバータの異常時において、
    前記車両が走行する路面が登坂路である場合には、前記第1退避走行制御を実行し、
    前記車両が走行する路面が前記登坂路でない場合には、前記第2退避走行制御を実行する、ハイブリッド車両。
JP2018220133A 2018-11-26 2018-11-26 ハイブリッド車両 Active JP7020381B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018220133A JP7020381B2 (ja) 2018-11-26 2018-11-26 ハイブリッド車両

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018220133A JP7020381B2 (ja) 2018-11-26 2018-11-26 ハイブリッド車両

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2020083035A JP2020083035A (ja) 2020-06-04
JP7020381B2 true JP7020381B2 (ja) 2022-02-16

Family

ID=70909559

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018220133A Active JP7020381B2 (ja) 2018-11-26 2018-11-26 ハイブリッド車両

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7020381B2 (ja)

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006340559A (ja) 2005-06-06 2006-12-14 Fujitsu Ten Ltd 車両制御装置、その制御方法及びプログラム
WO2013065168A1 (ja) 2011-11-04 2013-05-10 トヨタ自動車株式会社 車両および車両の制御方法
JP2013169099A (ja) 2012-02-16 2013-08-29 Toyota Motor Corp 車両、車両の通知装置および車両の制御方法
JP2014125053A (ja) 2012-12-26 2014-07-07 Toyota Motor Corp 電動車両および電動車両の制御方法
JP2018012355A (ja) 2016-07-19 2018-01-25 トヨタ自動車株式会社 ハイブリッド車両のバッテリ制御システム

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006340559A (ja) 2005-06-06 2006-12-14 Fujitsu Ten Ltd 車両制御装置、その制御方法及びプログラム
WO2013065168A1 (ja) 2011-11-04 2013-05-10 トヨタ自動車株式会社 車両および車両の制御方法
JP2013169099A (ja) 2012-02-16 2013-08-29 Toyota Motor Corp 車両、車両の通知装置および車両の制御方法
JP2014125053A (ja) 2012-12-26 2014-07-07 Toyota Motor Corp 電動車両および電動車両の制御方法
JP2018012355A (ja) 2016-07-19 2018-01-25 トヨタ自動車株式会社 ハイブリッド車両のバッテリ制御システム

Also Published As

Publication number Publication date
JP2020083035A (ja) 2020-06-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8415825B2 (en) Power conversion device, method of controlling power conversion device, and vehicle with the same mounted thereon
US8538616B2 (en) Power supply system for electrically powered vehicle, electrically powered vehicle, and method for controlling the same
JP5626469B2 (ja) 車両の駆動装置および車両の駆動方法
US8674637B2 (en) Vehicle
US8565953B2 (en) Hybrid vehicle and method for controlling the same
US9969269B2 (en) Hybrid vehicle and control method of hybrid vehicle
US8558492B2 (en) Apparatus for driving motor of electric vehicle
US10843569B2 (en) Vehicle having power control unit
US20120055727A1 (en) Power converting apparatus for vehicle and vehicle including same
US10668812B2 (en) Power supply system
KR101926224B1 (ko) 차량 및 그 제어 방법
JP5928326B2 (ja) 電動車両および電動車両の制御方法
US9998057B2 (en) Power supply system
JP2006262645A (ja) 車両の制御装置
JP2010178595A (ja) 車両の制御装置
JP2013051831A (ja) 電動車両の電源制御装置
JP2010162996A (ja) ハイブリッド車両の電源システム
JP2013240162A (ja) 電圧変換装置
US20150120120A1 (en) Electric drive vehicle
JP7024694B2 (ja) ハイブリッド車両
JP2012019587A (ja) 電動車両
JP2009060726A (ja) 車両の電源装置およびその制御方法
US20170008404A1 (en) Power supply system
JP2013060073A (ja) 車両搭載用発電装置
JP2008236943A (ja) 負荷駆動装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20210222

TRDD Decision of grant or rejection written
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20211223

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20220104

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20220117

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 7020381

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151