JP2006262645A - 車両の制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 二次電池への充電が制限された状態でのハイブリッド車両の坂路発進時に、車両内部に過電圧を発生させることがないように電動機の出力トルクを適切に設定する。
【解決手段】 坂路発進時に車両を進行方向に駆動する方向の坂路トルクが電動機により発生される。電動機による回生電力により充電可能に構成されたバッテリの正常充電が不可であり(ステップS100がYES判定)、かつ、ロールバック発生により電動機に逆起電力が発生した場合(ステップS120がYES判定)には、坂路トルクを通常トルクT0(ステップS110,S130)よりも小さい制限トルクに設定して(ステップS140)、電動機により発生される回生電力を抑制して、消費されない回生電力による過電圧発生を防止する。
【選択図】 図3

Description

この発明は、車両の制御装置に関し、より特定的には、車両の駆動力源としての電動機と、この電動機による回生発電電力によって充電可能に構成された二次電池とを搭載した車両について、坂路発進時における電動機トルクを制御する制御装置に関する。
近年、内燃機関(エンジン)と車両駆動力源としての電動機(モータ)とを搭載したハイブリッド車両が実用化されている。一般的にハイブリッド車両では、特に車両の回生制動動作時には電動機による発電を行ない、この発電電力を電動機駆動力源として備えられた二次電池に充電する構成を採用している。
また一般に、車両が坂路で発進する際、坂路の勾配によっては車両が後退する現象(以下、「ロールバック」と称する)が発生することがあり、ロールバックの発生時には運転者が不意な後退に対して恐怖感を感じることから、ハイブリッド自動車や電気自動車では、ロールバック現象の発生時には電動機を駆動して発進性能を確保することによりロールバック状態を抑制する構成が提案されている(たとえば特許文献1)。
また、内燃機関と電動機とを併用する全輪駆動車両等の車輪駆動制御装置において、坂路発進時に電動機による駆動系に過負荷がかかることを防止するために、ロールバック発生時に、エンジン駆動される発電機からモータに供給されえる電流またはモータ界磁電流の少なくとも一方を減少する制御が提案されている(たとえば特許文献2)。
また、電動機での回生発電電力を回収不能な燃料電池車両においては、勾配状態に応じてロールバックが発生した場合には、補機での消費電力を増大させる制御装置が提案されている(たとえば特許文献3)。
特開2001−239853号公報 特開2004−72895号公報 特開2004−23887号公報
ハイブリッド車両では、坂路発進時には、電動機によって進行方向へ車両を駆動する坂路トルクを発生するように制御することが一般的である。ここで、車両を進行方向(すなわち坂路を登る方向)に車両を駆動する電動機の出力を正方向とすると、坂路発進時には電動機には坂路トルクとして正トルクの出力が指示される。この結果、ロールバック発生時には、電動機の回転方向が負方向となった状態で正トルクの発生指令が発せられるため、坂路トルクの発生によって電動機は発電して回生電力を発生させる状態となる。
ハイブリッド車両では、二次電池と電動機との間に双方向の電力授受が可能なように構成された電力変換器(たとえばインバータ)を設けることにより、電動機による回生電力を二次電池の充電に利用可能なように構成されている。
しかしながら、二次電池の状態不良(過低温、過高温、過充電状態等)や、その他の異常によって、二次電池への入力電力が制限されているバッテリ充電不能時には、電動機による回生電力を消費することができず、電力変換器等に過電圧が発生して機器保護上問題が生じる可能性がある。したがって、ハイブリッド車両では、バッテリ充電不能時において、坂路発進時での坂路トルクを機器保護を考慮した上で適切に発生させる必要がある。
この発明は、このような問題点を解決するためになされたものであって、この発明の目的は、二次電池への充電が制限された状態でのハイブリッド車両の坂路発進時に、車両内部に過電圧を発生させることがないように電動機の出力トルクを適切に設定することである。
本発明による車両の制御装置は、出力を車輪駆動軸に伝達可能に構成された第1の電動機と、二次電池と、第1の電動機および二次電池の間で双方向に電力を授受するための電力変換器と、第1の電動機以外の他の車両駆動力源とを備えた車両を制御する。この制御装置は、充電制限検知手段と、第1のトルク発生指示手段と、逆起電力検知手段と、第2のトルク発生指示手段とを備える。充電制限検知手段は、二次電池への充電制限を検知する。第1のトルク発生指示手段と、車両の坂路発進時に、車両を進行方向に駆動する方向の坂路トルクの発生を第1の電動機に指示する。逆起電力検知手段は、車両の坂路発進時に、第1の電動機における逆起電力発生を検知するように構成される。第2のトルク発生指示手段とを備える、二次電池への充電が制限されており、かつ、逆起電力検知手段によって第1の電動機での逆起電力発生が検知されたときに、第1の電動機による坂路トルクのトルク量を第1のトルク発生指示手段によって設定されるトルク量よりも小さく制限する。
上記車両の制御装置によれば、第1の電動機と他の車両駆動力源(代表的にはエンジン)とを備えた車両(ハイブリッド自動車)の坂路発進時に、車両を進行方向に駆動するための坂路トルクを発生させることができるとともに、二次電池への充電制限時にロールバックによる逆起電力が第1の電動機によって発生された場合には、第1の電動機によって出力される坂路トルクを通常よりも制限する。この結果、第1の電動機による回生電力によって車両内部、代表的には電力変換器に過電圧が発生することを防止して、機器保護を図ることができる。
好ましくは、本発明による車両の制御装置では、第2のトルク発生指示手段は、第1の電動機の損失トルク分に対応したトルク量の発生を第1の電動機に指示する。
上記車両の制御装置によれば、第1の電動機の損失トルク分に対応したトルク量を坂路トルクとして発生させることにより、ロールバック発生時に坂路トルク発生により第1の電動機で発電される回生電力を、この坂路発生トルク発生時における第1の電動機での損失トルクによって相殺することができる。したがって、二次電池への充電制限時にロールバックによる逆起電力が第1の電動機によって発生された場合に、回生電力によって車両内部に過電圧が発生することを確実に防止できる範囲内に制限して、第1の電動機による車両進行力を確保できる。
また好ましくは、本発明による車両の制御装置は、電力変換器内の電圧を監視する電圧監視手段をさらに備える。さらに、第2のトルク発生指示手段は、電圧監視手段によって監視される電圧に応じて、坂路トルクのトルク量を設定する。
上記車両の制御装置によれば、二次電池への充電制限時にロールバックによる逆起電力が第1の電動機によって発生された場合に、電圧監視手段によって監視された電力変換器内の電圧に応じて坂路トルクのトルク量を設定できる。したがって、回生電力によって車両内部に過電圧が発生することを防止できる範囲内に制限して、第1の電動機による車両進行力を確保できる。
あるいは好ましくは、本発明による車両の制御装置が適用される車両は、第1の電動機による逆起電力を電源として使用可能に接続された機器をさらに備える。さらに、制御装置は、二次電池への充電が制限されており、かつ、逆起電力検知手段によって逆起電力発生が検知されたときに、機器での消費電力を増大させるように機器の動作を制御する電力消費増加手段をさらに備える。
上記車両の制御装置によれば、二次電池への充電制限時にロールバックによる逆起電力が第1の電動機によって発生された場合に、第1の電動機による回生電力を電源として使用する機器(たとえば補機)の消費電力を増大させることができる。この結果、第1の電動機による回生電力によって車両内に過電圧が発生することを防止できる。
さらに好ましくは、本発明による車両の制御装置では、第2のトルク発生指示手段は、坂路トルクの制限を、機器での消費電力増大分に応じて緩和するトルク制限修正手段を有する。
上記車両の制御装置によれば、機器(たとえば補機)の消費電力増大に見合ったトルク分だけ、第1の電動機による坂路トルクを増加させることができるので、回生電力によって車両内部に過電圧が発生することをより防止できる範囲内で、第1の電動機による車両進行力を確保できる。
好ましくは、本発明による車両の制御装置が適用される車両は、第1の電動機による駆動輪とは他の駆動輪に対して出力を伝達可能に構成された第2の電動機をさらに備える。また制御装置は、空転検知手段と、第3のトルク発生指示手段とをさらに備える。空転検知手段は、車両の坂路発進時において、二次電池への充電が制限されており、かつ、逆起電力検知手段によって第1の電動機での逆起電力発生が検知されたときに、他の駆動輪における空転の発生を検知する。第3のトルク発生指示手段とをは、空転検知手段によって他の駆動輪が空転していると検知されたときに、車両を進行方向に駆動する方向の坂路トルクの発生を第2の電動機に指示する。
上記車両の制御装置によれば、二次電池への充電制限時にロールバックによる逆起電力が第1の電動機によって発生された場合に、空転が発生している駆動輪に対して出力を伝達可能に構成された他の電動機(第2の電動機)を力行制御することによって、第1の電動機による回生電力を消費できる。したがって、二次電池への充電が制限された場合での坂路発進時に、車両の進行力を得るとともに、第1の電動機による回生電力によって車両内部に過電圧が発生することを防止できる。
本発明による車両の制御装置によれば、車両駆動用の電動機および他の車両駆動力源(内燃機関)を備えた車両において、二次電池への充電が制限された状態での坂路発進時に、車両内部に過電圧を発生させることがない範囲で電動機による坂路トルクを発生して車両の発進力を確保できる。
以下では、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。なお、以下図中の同一または相当部分には同一符号を付してその詳細な説明は原則的に繰返さないものとする。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1に従う車両の制御装置によって制御されるハイブリッド車両の駆動力発生システム100の構成を示す全体ブロック図である。
図1を参照して、駆動力発生システム100は、バッテリ5と、昇降圧コンバータ10と、インバータ20と、モータジェネレータMG1と、変速機TMと、エンジンEGと、駆動輪DWHとを備える。
モータジェネレータMG1の出力は、変速機TMを介して駆動輪DWHへ伝達可能である。また、ガソリン等の燃料燃焼によって駆動力を発生するエンジンEGの出力も変速機TMを介して駆動輪DWHに伝達可能である。このように、駆動輪DWHは、モータジェネレータMG1および/またはエンジンEGからの出力によって駆動可能なように構成されている。
ハイブリッド車両の回生制動動作時には、駆動輪DWHの回転方向とは反対方向のトルクをモータジェネレータMG1が発生することによって、モータジェネレータMG1が回生発電を行なう。なお、ここでいうハイブリッド車両の回生制動とは、運転者によるフットブレーキ操作があった場合の回生発電を伴う制動や、フットブレーキを操作しないものの走行中にアクセルペダルをオフすることで回生発電させながら車両減速(または加速の中止)させることを含むものとする。
昇降圧コンバータ10およびインバータ20は、バッテリ5およびモータジェネレータMG1の間での双方向の電力授受が可能な電力変換を行なう「電力変換器」として設けられるPCU(Power Control Unit)を構成する。
駆動力発生システム100は、さらに、PCUコントローラ40と、ECU(Electronic Control Unit)50と、DC/DCコンバータ60と、補機70と、平滑コンデンサC1,C2とを含む。
バッテリ5は、充電可能な二次電池により構成される。本発明の実施の形態においてバッテリ5の形式は特に限定されず、鉛蓄電池、ニッケル水素二次電池、リチウムイオン二次電池等の種々のものを適用可能である。バッテリ5にはその出力電圧VBを測定する電圧センサ52が設けられる。
リレー8は、バッテリ5の正極と電源ラインPL1との間に設けられる。リレー9は、バッテリ5の負極とアースラインELとの間に設けられる。リレー8,9の各々は、PCUコントローラ40からのリレー制御信号RSに応じてオン・オフされる。平滑コンデンサC1は電源ラインPL1およびアースラインELの間に接続され、電源ラインPL1の直流電圧VBを平滑する。
昇降圧コンバータ10は、リアクトルLと、電力用半導体スイッチング素子(以下、単にスイッチング素子と称する)Q1,Q2と、逆並列ダイオードD1,D2を有する。本実施の形態におけるスイッチング素子としては、たとえばIGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor)が適用される。
スイッチング素子Q1,Q2は電源ラインPL2およびアースラインELの間に直列に接続される。リアクトルLは、スイッチング素子Q1およびQ2の接続点と電源ラインPL1との間に接続される。逆並列ダイオードD1,D2は、スイッチング素子Q1,Q2と並列に接続されて、スイッチング素子Q1,Q2とは反対方向の電流通過を可能とする。
スイッチング素子Q1およびQ2のスイッチング動作はPCUコントローラ40からのスイッチング制御信号PWCによって制御される。すなわちスイッチング素子Q1およびQ2は、スイッチング制御信号PWCに従ってオンまたはオフされる。
平滑コンデンサC2は、電源ラインPL2およびアースラインELの間で接続される。電圧センサ54は、平滑コンデンサC2の電圧、すなわちインバータ20への入力電圧VMを測定する。
インバータ20は、電源ラインPL2およびアースラインELの間に並列に接続されたU相アーム21、V相アーム22およびW相アーム23を含む。U相アームを構成するスイッチング素子Q11,Q12の接続点は、モータジェネレータMG1のU相コイルと配線UL1によって接続される。同様に、V相アーム22を構成するスイッチング素子Q13およびQ14の接続点は、モータジェネレータMG1のV相コイルと配線VL1によって接続される。さらに、W相アーム23を構成するスイッチング素子Q15およびQ16の接続点は、モータジェネレータMG1のW相コイルと配線WL1によって接続されている。モータジェネレータMG1は、U相コイル、V相コイルおよびW相コイルが中性点に共通接続されて構成された3相永久磁石モータである。
スイッチング素子Q11〜Q16のスイッチング動作はPCUコントローラ40からのスイッチング制御PWM1によって制御される。すなわちスイッチング素子Q11〜Q16はスイッチング制御信号PWM1に従ってオンまたはオフされる。スイッチング素子Q11〜Q16のそれぞれには、逆並列ダイオードD11〜D16が接続されて、スイッチング素子Q11〜Q16とは反対方向の電流通過を可能としている。
モータジェネレータMG1には、回転数センサ56および電圧センサ57,58が設けられる。回転数センサ56は、モータジェネレータMG1の回転数MRN1を測定する。電圧センサ57,58は、たとえばV相端子およびW相端子にそれぞれ設けられ、それぞれのコイル端子電圧V1vおよびV1wを測定する。各センサの測定値は、PCUコントローラ40へ送出される。
PCUコントローラ40は、バッテリ電圧VBおよび電圧VMの電圧比VM/VBが目標値と合致するように、スイッチング制御信号PWCを生成する。昇降圧コンバータ10は、スイッチング制御信号PWCに従った昇圧動作により、バッテリ電圧VBを昇圧して電圧VMを生成する。あるいは、昇降圧コンバータ10はスイッチング制御信号PWCに従って降圧動作を行ない、電圧VMをバッテリ充電用のバッテリ電圧VBに降圧する。このように昇降圧コンバータ10は、双方向の電力変換が可能なDC/DCコンバータとして構成されている。昇降圧コンバータ10の動作(昇圧または降圧)およびその際の電圧比(昇圧比または降圧比)は、スイッチング制御信号PWCに従うスイッチング素子Q1,Q2のデューティ比により決定される。
PCUコントローラ40は、各センサの測定値に基づき、平滑コンデンサC2によって保持された電圧VMをモータジェネレータMG1駆動用の交流電圧に変換するように、スイッチング制御信号PWM1を発生する。この際に、スイッチング制御信号PWM1は、ECU50からのトルク指令値Trに従ったトルクをモータジェネレータMG1が出力するように、図示しない電流センサによって検出された各相コイル電流のフィードバック制御に基づいて生成される。また、モータジェネレータMG1が回生発電を行なう場合には、PCUコントローラ40は、インバータ20によって回生電力(交流電圧)が直流電圧VMに変換されるようにスイッチング制御信号PWM1を生成する。
さらに、PCUコントローラ40は、電圧センサ57,58によってモータジェネレータMG1のコイル端子電圧V1v,V1wを検知することにより、モータジェネレータMG1における逆起電力の発生を検知することができる。
ECU50は、車両進行方向や走行路の勾配、あるいは運転者からのアクセル操作入力等を受けて、所望の運転を行なうために必要なモータジェネレータMG1のトルク指令値Trを生成する。トルク指令値Trは、ハイブリッド自動車におけるエンジンEGとモータジェネレータMG1との間での好ましい駆動力分担を考慮して決定される。図示しないが、この駆動力分担に従ってエンジンEGの出力も設定される。
ECU50へは、PCUコントローラ40から、電圧VMや逆起電力発生フラグRPFが伝達される。逆起電力発生フラグRPFは、PCUコントローラ40がコイル端子電圧V1v,V1wに基づきモータジェネレータMG1での逆起電力発生を検知したときに「オン」される。さらに、ECU50へは、バッテリ5への充電が正常に実行可能か否かを示す充電制限フラグBATFが入力される。バッテリ5は、図示しないバッテリECUによってその状態が監視されており、バッテリ5が過充電状態あるいは過高温や過低温となったバッテリ5への入力電力制限時、すなわちバッテリ充電不能時を含むバッテリ正常充電不可時に、充電制限フラグBATFが「オン」される。また、退避走行時等バッテリ5への充電が禁止されるような状態にも、充電制限フラグBATFは「オン」されるものとする。
電源ラインPL1またはPL2には、DC/DCコンバータ60が接続されている。DC/DCコンバータ60は、電源ラインPL1またはPL2の直流電力を、補機の動作電源電圧Vauxに変換する。補機70は、DC/DCコンバータ60から動作電源電圧Vauxの供給を受けて動作する。
補機70の動作は、ECU50によって制御可能である。すなわち、ECU50の制御によって、補機70の消費電力を増大させるように、補機70の動作を制御可能である。このように補機70は、電源ラインPL1またはPL2上の電力を消費可能なように構成されている。
図2は、図1に示した駆動力発生システムが搭載される車両200の坂路発進時の挙動を説明する概念図である。
図2を参照して、坂路(以下、本実施の形態では上り坂)での発進時には、車両の進行方向に対して、逆方向の重力が車両200に対して作用する。このため、車両200では、進行方向への車両始動力を確保するように、モータジェネレータMG1による坂路トルクT0の出力が指示される。すなわち、ECU50は、坂路発進時には、モータジェネレータMG1のトルク指令値Tr=T0に設定する。
車両進行方向に対応するモータジェネレータMG1の回転方向を正方向とすると、この坂路トルクT0は正トルクである(T0>0)。一方、坂路の勾配θが大きく、坂路トルクT0の発生にもかかわらず車両200が逆進してロールバックが発生した場合には、車輪が逆回転してモータジェネレータMG1の方向も一旦負方向となる。したがって、この状態で正トルクをモータジェネレータMG1によって出力させると、モータジェネレータMG1は発電して回生電力を発生させる。
再び図1を参照して、バッテリ5への正常な充電が可能な状態であれば、モータジェネレータMG1によって発電された回生電力は、インバータ20によって直流電圧VMに変換され、かつ昇降圧コンバータ10によってバッテリ電圧VBに降圧されてバッテリ5の充電により消費される。
しかしながら、充電制限フラグBATFが「オン」されたバッテリ正常充電不可時には、モータジェネレータMG1での回生電力を消費することができないので、PCU(昇降圧コンバータ10,インバータ20)内、具体的には電源ラインPL2に過電圧を発生させてしまう可能性がある。このような過電圧の発生が著しいと、スイッチング素子Q1,Q2,Q11〜Q16の破壊等の機器故障を発生させてしまう可能性がある。
したがって、本発明の実施の形態における車両の制御装置では、機器保護の観点からバッテリ正常充電不可時における過電圧発生を防止するために、以下に説明するような坂路トルク発生制御を行なう。
図3は、本発明の実施の形態1に従う坂路トルク発生制御を説明するフローチャートである。坂路発進時には、ECU50により、図3に示すフローチャートに従ってトルク指令値Trが設定される。
図3を参照して、ステップS100では、ECU50は、充電制限フラグBATFに基づいて、バッテリ正常充電不可時であるかどうかを判断する。充電制限フラグBATFが「オフ」されており、バッテリ5の正常な充電が可能であるとき(ステップS100でのNO判定時)には、ECU50は、坂路発進時の始動力を確保するために、トルク指令値Trを通常の坂路トルクT0に設定する(Tr=T0)。なお、通常時の坂路トルクT0は、たとえば、勾配センサによって検知された坂路の勾配θに応じて設定される。
一方、バッテリ正常充電不可時(ステップS100でのYES判定時)には、ECU50は、ステップS120により、モータジェネレータMG1に逆起電力が発生しているかどうかを逆起電力発生フラグRPFに基づいて判断する。
ECU50は、逆起電力が発生していない場合(ステップS120でのNO判定時)には、回生発電が行なわれていないためステップS130により、ステップS110と同様に通常の坂路トルクT0の出力を引続き指示する。
一方、車両200でのロールバック発生によりモータジェネレータMG1に逆起電力が発生している場合には(ステップS110でのYES判定時)、モータジェネレータMG1が負方向に回転されることになるため、正方向のトルクである坂路トルクをこのまま出力し続けると、モータジェネレータMG1によってシステム内で消費できない回生電力が発電されてしまう。このため、ECU50は、ステップS140により、坂路トルクを通常時(T0)よりも小さい制限値T1(T1<T0)に制限する。すなわち、トルク指令値Tr=T1に設定する。
図4を参照して、ECU50は、ステップS140における坂路トルク制限値T1の設定を、モータジェネレータMG1の正トルク発生時の損失分を考慮して作成されたトルク制限値マップ210の参照によって実行する。一般に、モータの損失トルクは、そのときのモータ回転数およびモータトルクによって決定される。したがって、トルク制限値マップ210では、モータジェネレータMG1の回転数MRN1(<0)と、坂路の勾配角θに応じた釣合いトルク(>0)に応じて、モータジェネレータMG1の損失トルクと釣合う坂路トルク制限値T1が予めテーブル化されている。
このように設定された坂路トルク制限値T1を発生しても、モータジェネレータMG1で発電された回生電力はモータジェネレータMG1での損失と相殺されるので、PCU側に消費不能な電力が流入して高電圧を発生させることがない。すなわち、機器保護の観点から過電圧発生を防止できる範囲に制限して、坂路トルクを発生できる。
あるいは、ECU50は、ステップS140において、図5に示すトルク制限値設定部220によって、PCU内の電圧、たとえば電源ラインPL2の電圧VMに応じて坂路トルク制限値T1を設定してもよい。トルク制限値設定部220は、電圧VMの上昇に応じて、モータジェネレータMG1により出力される坂路トルクT1を現在のトルク指令値Trよりも減少させるように制御する。図3に示したフローチャートを所定周期で実行することにより、PCU内の電圧VMを監視したトルク指令値(坂路トルク制限値T1)のフィードバック制御が可能となる。このような構成としても、機器保護の観点から過電圧発生を防止できる範囲に制限して、坂路トルクを発生できる。
(実施の形態1の変形例)
図6は、実施の形態1の変形例に従う坂路トルク発生制御を説明するフローチャートである。
図6を参照して、実施の形態1の変形例に従う坂路トルク発生制御では、図3に示したフローチャートに加えて、ステップS135がさらに実行される。ステップS135では、ECU50は、補機70の動作をその消費電力が増大するように設定する。たとえば、補機70が空調装置(いわゆるエアコン)である場合には、空気圧力および空気流量を大きくすることにより、コンプレッサでの消費電力を増大させて、補機70の消費電力を増大できる。これにより、モータジェネレータMG1が発生した回生電力を、DC/DCコンバータ60を介して補機70によって消費することが可能である。
このため、図6に示したフローチャートのように、バッテリ正常充電不可時に(ステップS100のYES判定時)、坂路発進時に逆起電力が発生した場合(ステップS120のYES判定時)には、補機70での消費電力を増大するように補機の動作を制御することによって、PCU内での過電圧の発生をより確実に防止できる。
あるいは、図7に示すように、図6に示したフローチャートにおいてステップS140に代えてステップS142を実行することも可能である。
ECU50は、ステップS142では、ステップS135での指示に従う補機70での消費電力増大分を反映して坂路トルク制限値T1を設定する。すなわち、ステップS135での指示に従う補機70での消費電力増大分に対応するトルク量をTauxとすると、ステップS142では、坂路トルクとしてのトルク指令値Tr=T1+Tauxに設定される。
これにより、バッテリ正常充電不可時に逆起電力が発生した場合にも、機器保護の観点からPCU内での過電圧の発生を防止できる範囲で、登坂方向の坂路トルクを大きくして車両の始動力を確保することが可能となる。
(実施の形態2)
図8は、本発明の実施の形態の形態2に従う車両の制御装置によって制御されるハイブリッド車両の駆動力発生システム100♯の構成を示す全体ブロック図である。
図8を参照して、駆動力発生システム100♯は、図1に示した駆動力発生システム100と比較して、モータジェネレータMG2と、モータジェネレータMG2に対応して設けられたインバータ30とをさらに備える。
モータジェネレータMG2は、モータジェネレータMG1の出力が伝達可能に構成された駆動輪DWH1とは別の駆動輪DWH2に対して出力を伝達可能に構成されている。たとえば、駆動輪DWH1およびDWH2は、ハイブリッド自動車の前輪および後輪にそれぞれ対応し、駆動力発生システム100♯は、いわゆる四輪駆動に対応したものとなる。駆動輪DWH1,DWH2には回転数センサ202,204がそれぞれ配置されている。回転数センサ202および204によって検知される駆動輪DWH1およびDWH2のそれぞれの回転数RWH1およびRWH2はECU50へ送出される。
モータジェネレータMG2は、モータジェネレータMG1と同様に、U相コイル、V相コイルおよびW相コイルが中性点に共通接続されて構成された3相永久磁石モータである。
インバータ30は、図1に示したインバータ20と同様の構成を有し、PCUコントローラ40からのスイッチング制御信号PWM2に従ったスイッチング動作によって、電源ラインPL2の直流電圧VMと、モータジェネレータMG2の駆動電圧あるいは発電電圧との間の電力変換を行なう。モータジェネレータMG2の各相コイルとインバータ30とは、配線UL2、VL2,WL2によって接続される。
なお、図示を省略するが、モータジェネレータMG1,MG2には、図1と同様のセンサ群が配置され、PCUコントローラ40には、モータジェネレータMG1,MG2のそれぞれの回転数MRN1,MRN2、モータ端子電圧V1v,V1w,V2v,V2wおよび図示しない各相コイル電流が入力されている。
ECU50は、図1で説明した機能に加えて、モータジェネレータMG2のトルク指令値Tr2をさらに生成してPCUコントローラ40に送出する。PCUコントローラ40は、トルク指令値Tr1に対応したモータジェネレータMG1の駆動制御と同様に、モータジェネレータMG2がトルク指令値Tr2に従ったトルクを出力するように、スイッチング制御信号PWM2を生成する。
駆動力発生システム100♯のその他の部分の構成は、図1に示した駆動力発生システム100と同様であるので、詳細な説明は繰返さない。
図9は、実施の形態2に従う駆動力発生システムにおける坂路トルク発生制御を説明するフローチャートである。
図9を参照して、ECU50は、図2と同様のステップS100を実行して、バッテリ正常充電不可時であるかどうかを判定する。バッテリ5の充電が正常に実行できる場合(ステップS100のNO判定時)には、ECU50は、図3と同様のステップS110を実行して、通常時の坂路トルクT0がトルク指令値Trとして設定する。
また、バッテリ正常充電不可時(ステップS100でのYES判定時)には、ECU50は、図3に示したステップS120をさらに実行して、モータジェネレータMG1に逆起電力が発生しているかどうかを判断する。モータジェネレータMG1に逆起電力が発生していない場合には、回生発電が行なわれていないため、図3と同様にステップS130が実行されて、通常の坂路トルクT0の出力が引続き指示される。
ステップS110,S130では、モータジェネレータMG1による坂路トルクによってロールバックが発生していないので、モータジェネレータMG2から坂路トルクは発生されない。すなわち、モータジェネレータMG2のトルク指令値Tr2=0に設定されている。
バッテリ正常充電不可時にモータジェネレータMG1に逆起電力が発生すると(ステップS120でのYES判定時)、ECU50は、図3と同様のステップS140を実行して、モータジェネレータMG1による坂路トルクを制限する。さらに、実施の形態2による駆動力発生システムでは、ECU50は、駆動輪DWH1,DWH2の回転数RWH1,RWH2の差を検出することによって、駆動輪DWH2に空転が発生しているかどうかを判断する(ステップS150)。たとえば、ECU50は、駆動輪DWH2の回転数RWH2が、モータジェネレータMG1によって坂路トルクを出力されている駆動輪DWH1の回転数RWH1よりも所定回転数以上大きいときに、駆動輪DWH2の空転を検出する。
駆動輪DWH2が空転している場合(ステップS150でのYES判定時)には、この状態からモータジェネレータMG2に正方向のトルクを発生させれば、回生電力を発生させることなく、モータジェネレータMG2によって電力を消費できる。したがって、ECU50は、モータジェネレータMG2に対して正の坂路トルク発生を指示する。すなわち、トルク指令値Tr2>0に設定される(ステップS160)。なお、この際のトルク指令値Tr2、すなわち坂路トルク量は、坂路の勾配角θ等に応じて坂路トルクT1と同様に設定すればよい。
一方、ECU50は、駆動輪DWH2の空転が検出されていない場合(ステップS150でのNO判定時)には、モータジェネレータMG2による正トルク出力は回生発電につながるので、トルク指令値Tr2=0に維持される。
このような構成とすることにより、複数の電動機によって車輪駆動力を発生するハイブリッド自動車において、バッテリ正常充電不可時の坂路発進において、空転が発生した駆動輪に対応するモータジェネレータによって回生電力を消費することによって、始動力を確保するとともに、PCU内での過電圧発生を防止して機器保護を図ることができる。
なお、本実施の形態に例示した構成と本発明との対応関係について説明すると、モータジェネレータMG1およびMG2はそれぞれ本発明の「第1の電動機」および「第2の電動機」に対応し、エンジンEGは本発明での「他の車両駆動力源」に対応し、昇降圧コンバータ10およびインバータ20,30を含むPCUは本発明での「電力変換器」に対応する。さらに、電圧センサ54は、本発明での「電圧監視手段」に対応する。
また、ステップS100(図3等)は本発明での「充電制限検知手段」に対応し、ステップS120は本発明での「逆起電力検知手段」に対応する。さらに、ステップS110、S130(図3等)は本発明での「第1のトルク発生指示手段」に対応し、ステップS140(図3等)は本発明での「第2のトルク発生指示手段」に対応し、ステップS135(図7)は本発明での「電力消費増加手段」に対応し、ステップS142(図7)は本発明での「トルク制限修正手段」に対応する。また、ステップS150(図9)は本発明での「空転検知手段」に対応し、ステップS160(図9)は本発明での「第3のトルク発生指示手段」に対応する。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
本発明の実施の形態1に従う車両の制御装置によって制御されるハイブリッド車両の駆動力発生システムの構成を示す全体ブロック図である。 図1に示した駆動力発生システムが搭載される車両の坂路発進時の挙動を説明する概念図である。 本発明の実施の形態1に従う坂路トルク発生制御を説明するフローチャートである。 坂路トルク制限値の設定例を示す第1の図である。 坂路トルク制限値の設定例を示す第2の図である。 本発明の実施の形態1の変形例に従う坂路トルク発生制御の第1の例を説明するフローチャートである。 本発明の実施の形態1の変形例に従う坂路トルク発生制御の第2の例を説明するフローチャートである。 本発明の実施の形態の形態2に従う車両の制御装置によって制御されるハイブリッド車両の駆動力発生システムの構成を示す全体ブロック図である。 本発明の実施の形態2に従う坂路トルク発生制御を説明するフローチャートである。
符号の説明
5 バッテリ(二次電池)、8,9 リレー、10 昇降圧コンバータ、20,30 インバータ、21 U相アーム、22 V相アーム、23 W相アーム、40 PCUコントローラ、52,54 電圧センサ、56 回転数センサ(モータジェネレータ)、57,58 電圧センサ、60 DC/DCコンバータ、70 補機、100,100♯ 駆動力発生システム、200 車両、202,204 回転数センサ(駆動輪)、210 トルク制限値マップ、220 トルク制限値設定部、BATF 充電制限フラグ、C1,C2 平滑コンデンサ、D1,D2,D11〜D16 逆並列ダイオード、DWH,DWH1,DWH2 駆動輪、EG エンジン、EL アースライン、MG1,MG2 モータジェネレータ、MRN1,MRN2 回転数(モータジェネレータ)、PL1,PL2 電源ライン、PWC,PWM1,PWM2 スイッチング制御、Q1,Q2,Q11〜Q16 スイッチング素子、RPF 逆起電力発生フラグ、RS リレー制御信号、RWH1,RWH2 回転数(駆動輪)、T0 坂路トルク(通常値)、T1 坂路トルク(制限値)、TM 変速機、Tr,Tr1,Tr2 トルク指令値、V1v,V1w,V2v,V2w モータ端子電圧、Vaux 動作電源電圧(補機)、VB バッテリ電圧(直流電圧)、VM 直流電圧、θ 勾配角(坂路)。

Claims (6)

  1. 出力を車輪駆動軸に伝達可能に構成された第1の電動機と、二次電池と、前記第1の電動機および前記二次電池の間で双方向に電力を授受するための電力変換器と、前記第1の電動機以外の他の車両駆動力源とを備えた車両の制御装置であって、
    前記二次電池への充電制限を検知する充電制限検知手段と、
    前記車両の坂路発進時に、前記車両を前記進行方向に駆動する方向の坂路トルクの発生を前記第1の電動機に指示するための第1のトルク発生指示手段と、
    前記車両の坂路発進時に、前記第1の電動機における逆起電力発生を検知するように構成された逆起電力検知手段と、
    前記二次電池への充電が制限されており、かつ、前記逆起電力検知手段によって前記第1の電動機での逆起電力発生が検知されたときに、前記第1の電動機による前記坂路トルクのトルク量を前記第1のトルク発生指示手段によって設定されるトルク量よりも小さく制限する第2のトルク発生指示手段とを備える、車両の制御装置。
  2. 前記第2のトルク発生指示手段は、前記第1の電動機の損失トルク分に対応したトルク量の発生を前記第1の電動機に指示する、請求項1記載の車両の制御装置。
  3. 前記電力変換器内の電圧を監視する電圧監視手段をさらに備え、
    前記第2のトルク発生指示手段は、前記電圧監視手段によって監視される電圧に応じて、前記坂路トルクのトルク量を設定する、請求項1記載の車両の制御装置。
  4. 前記車両は、前記第1の電動機による逆起電力を電源として使用可能に接続された機器をさらに備え、
    前記制御装置は、
    前記二次電池への充電が制限されており、かつ、前記逆起電力検知手段によって前記逆起電力発生が検知されたときに、前記機器での消費電力を増大させるように前記機器の動作を制御する電力消費増加手段をさらに備える、請求項1記載の車両の制御装置。
  5. 前記第2のトルク発生指示手段は、前記坂路トルクの制限を、前記機器での消費電力増大分に応じて緩和するトルク制限修正手段を有する、請求項4記載の車両の制御装置。
  6. 前記車両は、前記第1の電動機による駆動輪とは他の駆動輪に対して出力を伝達可能に構成された第2の電動機をさらに備え、
    前記制御装置は、
    前記車両の坂路発進時において、前記二次電池への充電が制限されており、かつ、前記逆起電力検知手段によって前記第1の電動機での逆起電力発生が検知されたときに、前記他の駆動輪における空転の発生を検知する空転検知手段と、
    前記空転検知手段によって前記他の駆動輪が空転していると検知されたときに、前記車両を前記進行方向に駆動する方向の坂路トルクの発生を前記第2の電動機に指示するための第3のトルク発生指示手段とをさらに備える、請求項1記載の車両の制御装置。
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