JP2007006666A - モーター制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 直流電源にバッテリーなどの回生電力を吸収できる機器を設置せずに、インバーターの直流電源側を過電圧にすることなくモーターの回生運転を行う。
【解決手段】 モーターのトルク指令値と回転速度に応じた逆転用dq軸電流指令値のマップであって、モーターとインバーターで発生する損失がモーターの回生電力よりも大きくなる逆転用dq軸電流指令値のマップを記憶しておき、逆転中のモーターを正転させる場合に、逆転中は逆転用dq軸電流指令値マップからトルク指令値とモーター回転速度とに対応するdq軸電流指令値を読み出し、インバーターによりモーターのdq軸電流がdq軸電流指令値に一致するように電流制御を行う。
【選択図】 図6

Description

本発明は、インバーターにより駆動されるモーターの制御装置に関する。
交流電力をコンバーターにより直流電力に変換してインバーターへ供給し、インバーターにより交流電動機を駆動するモーター制御装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
この出願の発明に関連する先行技術文献としては次のものがある。
特開平06−281236号公報
しかしながら、上述した従来のモーター制御装置では、バッテリーなどの回生電力を充分に吸収する機器を備えていないので、モーターが低速で逆回転している状態から正転駆動を開始すると、モーターの逆回転を制動するために一瞬、インバーターが回生モードに入り、電力の回生が行われる。ところが、バッテリーなどの回生電力を充分に吸収する機器を備えていないので、インバーターの直流電力入力側、すなわちDCリンクが過電圧になるという問題がある。
モーターのトルク指令値と回転速度に応じた逆転用dq軸電流指令値のマップであって、モーターとインバーターで発生する損失がモーターの回生電力よりも大きくなる逆転用dq軸電流指令値のマップを記憶しておき、逆転中のモーターを正転させる場合に、逆転中は逆転用dq軸電流指令値マップからトルク指令値とモーター回転速度とに対応するdq軸電流指令値を読み出す。そして、インバーターによりモーターのdq軸電流がdq軸電流指令値に一致するように電流制御を行う。
本発明によれば、直流電源にバッテリーなどの回生電力を吸収できる機器がなくても、インバーターの直流電源側を過電圧にすることなくモーターの回生運転を行うことができる。
本願発明のモーター制御装置を、車両の走行駆動用モーターに適用した一実施の形態を説明する。なお、本願発明は車両の走行駆動用に限定されず、充分な回生電力吸収源を装備しないインバーターにより駆動されるモーターであればどのようなモーターにも適用することができる。
《発明の第1の実施の形態》
図1は一実施の形態の構成を示す図である。この一実施の形態では、エンジン1によりトランスミッション2を介して前輪3a、3bを駆動するとともに、モーター4によりトランスミッション5を介して後輪6a、6bを駆動する4輪駆動車を例に上げて説明する。
モーター4は3相同期電動機を用いた例を示すが、誘導機を用いてもよい。モーター4の駆動回路において、ジェネレーター7は3相交流発電機であり、エンジン1により駆動されて3相交流電力を発電し、一定の電圧になるように定電圧制御を行ってコンバーター8へ供給する。コンバーター8は3相交流電力を直流電力に変換してインバーター9へ供給する。なお、このコンバーター8にはインバーター8の直流電力を交流電力に逆変換する機能はない。
インバーター9は電圧平滑用コンデンサー9aと電力変換回路9bを備えており、コンバーター8から供給される直流電力を3相交流電力に変換してモーター4へ供給する。インバーター9の電圧平滑用コンデンサー9aは、コンバーター8から供給される直流電源電圧を平滑するものであり、インバーター9の回生電力を充分に吸収できるだけの容量はない。この一実施の形態のモーター駆動回路には、モーター4による回生エネルギーを充分に吸収可能なバッテリーのような機器を備えておらず、電力回生はできない。インバーター電力変換回路9bは、IGBTなどのスイッチング素子を備えている。
モーターコントローラー11は、インバーター9の3相交流電力の出力電圧および出力電流を制御してモーター4のトルクと回転速度を調節する。車両コントローラー12はトルク指令値を出力してエンジン1を制御するとともに、トルク指令値Tを出力してモーターコントローラー11を制御する。
車両コントローラー12にはアクセルセンサー13、ブレーキセンサー14、シフトセンサー15、車速センサー16などが接続される。アクセルセンサー13はアクセルペダルの踏み込み量を検出し、ブレーキセンサー14はブレーキペダルの踏み込み力を検出する。また、シフトセンサー15は自動変速機(不図示)のシフト位置を検出し、車速センサー16は車両の走行速度(車速)を検出する。車両コントローラー12はマイクロコンピューターとその周辺部品(不図示)を備え、センサー13〜16からの検出信号に基づいてエンジントルク指令値とモータートルク指令値Tを算出する。
モーターコントローラー11はマイクロコンピューターとメモリやA/Dコンバーターなどの周辺部品(不図示)を備え、マイクロコンピューターのソフトウエア形態により構成される電流指令値決定部11a、電流制御部11b、2/3相変換部11c、3/2相変換部11d、磁極位置検出部11e、回転速度検出部11f、電流指令値記憶部11gなどを備えている。
電流指令値決定部11aは、dq軸電流指令値マップ(詳細後述)を用いてモータートルク指令値Tとモーター回転速度Nに応じたモーター4の2相直流電流指令値、すなわちd軸とq軸の電流指令値id、iqを算出する。
電流制御部11bは、モーター4の2相直流電流すなわちdq軸実電流id、iqをそれぞれdq軸電流指令値id、iq に一致させるためのdq軸電圧指令値vd、vqを次式により算出する。
vd=Kpd・(id−id)+Kid・∫(id−id)dt、
vq=Kpq・(iq−iq)+Kiq・∫(iq−iq)dt ・・・(1)
(1)式において、Kpd、Kpqは比例ゲイン、Kid、Kiqは積分ゲインである。
2/3相変換部11cは、モーター4の磁極位置θに基づいてdq軸電圧指令値vd、vqを3相交流電圧指令値vu、vv、vwへ変換し、インバーター9へ出力する。一方、3/2相変換部11dは、モーター4の磁極位置θに基づいて電流センサー17a、17b、17cにより検出したモーター4に流れる3相交流電流iu、iv、iwを2相直流実電流id、iqへ変換し、電流制御部11bへ出力する。
レゾルバー18はモーター4に連結され、モーター4の回転を検出する。磁極位置検出部11eはレゾルバー18からのモーター回転信号に基づいてモーター4の磁極位置θを検出し、回転速度検出部11fはレゾルバー18からのモーター回転信号に基づいてモーター4の回転速度Nを検出する。電流指令値マップ記憶部11gは後述するdq軸電流指令値マップを記憶する不揮発性メモリである。
以上のような構成のモーター制御装置を備えた車両が、上り坂の途中で停止した状態からアクセルペダルを踏み込んで登坂を開始するときに、乗員がブレーキペダルからアクセルペダルへ踏み換えた瞬間に車両が坂道を下り始め、それによりモーター4がわずかに逆回転することがある。このとき、モーター4の逆回転を制動することになるため、一瞬、インバーター9が回生モードに入る。
ところが、上述したように、この一実施の形態のモーター駆動回路には回生電力を吸収するための機器が装備されていないので、上記のような走行状況では電力回生によってインバーター9のコンデンサー9aの両端電圧、すなわちDCリンク19aと19bの間の電圧が上昇し、過電圧になる場合がある。そこで、この第1の実施の形態ではモーター4に流れるdq軸電流id、iqを制御して上述した走行状況における電力回生を阻止する。
このようなdq軸電流id、iqの制御による電力回生の阻止は、モーターコントローラー11の電流指令値決定部11aで行う。電流指令値決定部11aは、逆回転しているモーター4を正転側に駆動するための専用のdq軸電流指令値マップを備えており、この逆転用dq軸電流指令値マップを用いて逆転中のモーター4を正転駆動するためのdq軸電流指令値id、iqを決定する。電流指令値決定部11aは、さらに、正転用のdq軸電流指令値マップを備えており、この正転用dq軸電流指令値マップを用いて正転中のモーター4を駆動するためのdq軸電流指令値id、iq を決定する。
次式から明らかなように、モーター回転速度Nにおいて、モータートルクTを実現するd軸電流idとq軸電流iqの組み合わせは複数組存在する。
T=P/2(φ・iq+(Ld−Lq)・id・iq) ・・・(2)
(2)式において、Pはモーター4の極数、φは磁束、Ld、Lqはdq軸インダクタンス、id、iqはdq軸実電流である。
(2)式を満たすdq軸電流id、iqの組み合わせの中から、モーター4とインバーター9の損失が最少となるdq軸電流id、iq、あるいはモーター電流I1=√((id+iq)/3)が最少となるdq軸電流id、iqをモーター回転速度Nとモータートルク指令値Tに対してマップ化し、モーターコントローラー11の電流指令値マップ記憶部11gに上述した正転用dq軸電流指令値マップとして記憶しておく。
図2はあるモーター回転速度Nにおける正転用dq軸電流指令値マップの一例を示す。図において、横軸はd軸電流idを、縦軸はq軸電流iqを、それぞれ定格電流に対する百分率で表す。また、図中の“電流制限円”はインバーター電力変換回路9bのスイッチング素子の許容電流を表し、T0、T1、・・、T7はモータートルクの代表値を表す。この正転用dq軸電流指令値マップでは、(2)式を満たすdq軸電流id、iqの内のモーター電流I1を最少とするdq軸電流id、iqをdq軸電流指令値id、iqとして用いる。
図3は、モーター回転速度NとモータートルクTの二次元平面上に、正転用dq軸電流指令値マップを用いた場合のモーター4の運転可能な領域を表した図である。通常、モーター4は、回転速度Nが“+”の正転、トルクTが“+”の正トルクの第1象限(図中の(1))で力行運転する。ところが、上述したように、上り坂の途中で停止した状態からアクセルペダルを踏み込んで登坂を開始するときに、乗員がブレーキペダルからアクセルペダルへ踏み換えた瞬間に車両が坂道を下り始め、それによりモーター4がわずかに逆回転することがある。このとき、モーター4は回転速度が“−”の逆転、トルクTが“+”の正トルクの第2象限(図中の(2))で回生運転する。
この一実施の形態のモーター駆動回路には回生電力を吸収するための機器が装備されていないので、基本的にはモーター4を第2象限で回生運転することはできない。しかし、回生電力がモーター4の銅損、機械損、鉄損などや、インバーター9のスイッチング素子の損失などと相殺される領域では、第2象限で回生運転を行っても、電力がインバーター9のDCリンク19a、19b側に回生されないため、コンデンサー9aの両端電圧すなわちDCリンク電圧が過電圧になることはない。
図3の第2象限のハッチングで示す領域は、図2に示す正転用dq軸電流指令値マップを用いてモーター4を回生運転可能な領域を示す。なお、第1象限のハッチング領域は正転用dq軸電流指令値マップを用いてモーター4を力行運転する領域である。第2象限において、モータートルクTが大きくなるほどモーター4とインバーター9に流れる電流が増加し、それにともなってモーター4とインバーター9で発生する損失が増加するため、逆回転速度Nが大きい範囲まで回生運転可能な特性になっている。
しかしながら、上り坂の途中で停止した状態からアクセルペダルを踏み込んで登坂を開始する走行状況においては、最終的には逆回転速度Nが低く、かつトルク指令値Tが大きい回生運転であるが、過渡状態では図3の“白抜き”の領域を通過することになる。その結果、回生電力がモーター4の銅損などの損失で相殺し切れなくなり、DCリンク19a、19bに電力が回生されてDCリンク電圧が過電圧になってしまう。
そこで、この第1の実施の形態では、モーター逆回転時に、(2)式のモータートルクTを実現するdq軸電流id、iqの中から、モーター4とインバーター9の損失が大きくなる組み合わせを選び、図3の“白抜き”の領域における回生運転を可能にする。
具体的には、モーター4の銅損が回生電力よりも大きくなるdq軸電流id、iqを選ぶ。この第1の実施の形態では、説明を解りやすくするためにモーター4の銅損のみを考慮するが、機械損や鉄損、あるいはインバーター9の損失などを合わせて考慮してもよい。モーター4の電気角速度をω(=N・π/30)で表すと、モーター4の回生電力は(ω・T)で表される。また、モーター4の電機子抵抗をRで表し、実効電流をI1(=√((id+iq)/3)で表すと、モーター4の銅損は(3・R・I1 )で表される。したがって、(2)式を満たすdq軸電流id、iqの組み合わせの中から、さらに、
|ω・T|<3・R・I1 ・・・(3)
が成立するdq軸電流id、iqを選択する。
モーター回転速度Nの全範囲において所定の回転速度の刻み幅ごとに、また、モータートルク指令値Tの全範囲において所定のトルク刻み幅ごとに、(2)式と(3)式がともに成立し、かつモーター電流I1が最小となるdq軸電流id、iqを求め、逆転用dq軸電流指令値マップを設定する。
図4はあるモーター回転速度Nの逆転用dq軸電流指令値マップの一例を示す。図4において、ハッチング領域はインバーター入力側のDCリンク19a、19bに電力回生が行われ、過電圧を引き起こすdq軸電流の範囲を表す。(2)、(3)式がともに成立するdq軸電流id、iqにより実現するモータートルクT0、T1、・・、T7は、定常状態においては図中の回生領域の外側にあり、回生電力がすべてモーター4の銅損で相殺されるから、DCリンク19a、19bが過電圧になることはない。
しかしながら、モータートルク指令値がT0からT4へ変化する過渡状態において、dq軸電流指令値id、iqは、図4に示すようにそれぞれ0から−30%へ、0から55%へ変化する。電流制御部11bによるdq軸電流制御応答をd軸とq軸でほぼ同一に設計した場合、モータートルクTは、T0→T1→T3→T4の回生領域の外側に沿って変化せず、図4上でT0からT4へ向かってほぼ直線の軌跡を描いて変化する。この軌跡は破線で示すモーター電流最小時の軌跡に近くなり、モータートルク指令値が変化する過渡状態において回生領域に入ってしまう。
この第1の実施の形態では、過渡状態においても電力回生によるDCリンク過電圧が発生しないようにするため、(2)、(3)式が成立し、かつモーター電流I1が最小となる条件で設定した各モーター回転速度Nのdq軸電流指令値マップにおいて、d軸電流|id|の最大値idmax(N(x))を求め、(2)、(3)式に次式を加えた条件でdq軸電流id、iqを選択する。
id=−idmax(N(x)) ・・・(4)
モーター回転速度Nの全範囲において所定の回転速度の刻み幅ごとに、またモータートルク指令値Tの全範囲において所定のトルク刻み幅ごとに、(2)〜(4)式がすべて成立するdq軸電流id、iqを求めて逆転用dq軸電流指令値マップを設定し、モーターコントローラー11の電流指令値マップ記憶部11gに記憶する。
図5は、(2)〜(4)式の条件を満たす逆転用dq軸電流指令値マップの内のあるモーター回転速度Nのマップ例を示す。このモーター回転速度Nにおいて、d軸電流|id|が最大になるのは、モータートルクT7のid=−50%であるから、この回転速度Nではd軸電流idを−50%に固定する。このようにすれば、モーター回転速度Nにおいてモータートルク指令値TがT0〜T7の範囲内で変化しても、dq軸電流id、iqは図に示す軌跡で変化し、定常状態はもちろんのこと、過渡状態においてもハッチングで示す回生領域に入ることはなく、電力回生によるDCリンク過電圧は発生しない。
図6は、電流指令値決定部11aのdq軸電流指令値id、iq決定プログラムを示すフローチャートである。モーターコントローラー11のマイクロコンピューターは、車両のイグニッションスイッチ(不図示)がオンしている間、この電流指令値決定プログラムを繰り返し実行する。
ステップ1において車両コントローラー12からモータートルク指令値Tを入力するとともに、回転速度検出部11fからモーター回転速度Nを入力する。続くステップ2でモーター回転速度Nが正か否か、つまりモーター4が正転しているか否かを判別する。モーター回転速度Nが正で、モーター4が正転していると判別されたときはステップ3へ進み、電流指令値マップ記憶部11gに記憶されている正転用dq軸電流指令値マップ(図2参照)を用いてトルク指令値Tとモーター回転速度Nに対応するdq軸電流id、iqを表引き演算し、それらをdq軸電流指令値id、iqに決定する。
一方、ステップ2でモーター回転速度Nが負で、モーター4が逆転していると判別されたときはステップ4へ進み、電流指令値マップ記憶部11gに記憶されている逆転用dq軸電流指令値マップ(図5参照)を用いてトルク指令値Tとモーター回転速度Nに対応するdq軸電流id、iqを表引き演算し、それらをdq軸電流指令値id、iqに決定する。なお、モーター回転速度Nおよびモータートルク指令値Tの刻み幅の中間値に対しては補間により正確なdq軸電流指令値id、iqを求める。
図7は第1の実施の形態のモーター運転領域を示す図である。図中にハッチングで示す領域は運転可能な範囲を示す。この第1の実施の形態では、逆転中のモーター4を正転駆動する場合に、(2)〜(4)式を満たすdq軸電流id、iqを選択した逆転用dq軸電流指令値マップを用いてdq軸電流指令値id、iqを決定するので、正転用dq軸電流指令値マップを用いて逆転中のモーター4を正転駆動する場合の第2象限における運転可能領域(図3参照)に比べ、DCリンクが過電圧にならずに運転可能な領域が拡大している。
このように、第1の実施の形態によれば、モーターのトルク指令値と回転速度に応じた逆転用dq軸電流指令値のマップであって、モーターとインバーターで発生する損失がモーターの回生電力よりも大きくなる逆転用dq軸電流指令値のマップを記憶しておき、逆転中のモーターを正転させる場合に、逆転中は逆転用dq軸電流指令値マップからトルク指令値とモーター回転速度とに対応するdq軸電流指令値を読み出し、インバーターによりモーターのdq軸電流がdq軸電流指令値に一致するように電流制御を行うようにしたので、直流電源にバッテリーなどの回生電力を吸収できる機器がなくても、インバーターの直流電源側(DCリンク)を過電圧にすることなくモーターの回生運転を行うことができる。
また、第1の実施の形態によれば、モーターの回転速度ごとに、トルク指令値の変化範囲内のd軸電流指令値の絶対値の最大値をd軸電流指令値に設定した逆転用dq軸電流指令値マップを用いるようにしたので、トルク指令値が変化する過渡状態においても、バッテリーなどの回生電力を吸収できる機器を設置せずに、インバーターの直流電源側(DCリンク)を過電圧にすることなくモーターの回生運転を行うことができる。
さらに、第1の実施の形態によれば、モーターのトルク指令値と回転速度に応じた正転用dq軸電流指令値のマップであって、モーターとインバーターの損失が最小となる正転用dq軸電流指令値、またはモーターに流れる3相交流電流が最小となる正転用dq軸電流指令値のマップを記憶しておき、モーターの正転時は正転用dq軸電流指令値マップからトルク指令値と回転速度とに対応するdq軸電流指令値を読み出し、インバーターによりモーターのdq軸電流がdq軸電流指令値に一致するように電流制御を行うようにしたので、逆転中のモーターを正転側に駆動する場合に、一定方向のトルクを発生させて逆転から正転へモーターの回転方向をスムーズに変えることができる。
さらにまた、第1の実施の形態によれば、モーター制御装置をエンジンとモーターを走行駆動源とするハイブリッド車両に搭載し、エンジンにより駆動される交流発電機(ジェネレーター7)と整流器(コンバーター8)から直流電源を供給するようにしたので、バッテリーなどの回生電力を吸収できる機器を設置せずに、インバーターの直流電源側(DCリンク)を過電圧にすることなくモーターの回生運転を行うことができ、車両の坂道発進に際してスムーズに発進させることができる。
《発明の第2の実施の形態》
上述した第1の実施の形態よりも逆転時の損失を低減した第2の実施の形態を説明する。なお、この第2の実施の形態の構成は図1に示す構成と同様であり、説明を省略する。
この第2の実施の形態では、逆転中のモーターを正転駆動する場合に用いる逆転用dq軸電流指令値マップに、各モーター回転速度Nにおいてモータートルク指令値Tの増加にともなってdq軸電流id、iqの絶対値が増加するようなマップを設定する。
具体的には、上記(2)、(3)式の条件に、次式の条件を加える。あるモーター回転速度Nにおいてモータートルク指令値TがT0、T1、T2、・・と増加する場合に、
id(Tx+1)≦id(Tx)、id≦0、
iq(Tx+1)≧iq(Tx)、iq≧0 ・・・(5)
つまり、idに対しては、トルク指令値Tの増加にともなってd軸電流idが減少(d軸電流idの絶対値が増加)するマップを作成する。一方、iqに対しては、トルク指令値Tの増加にともなってq軸電流iqが増加(q軸電流iqの絶対値が増加)するマップを作成する。
図8はあるモーター回転速度Nにおける逆転用dq軸電流指令値マップの一例を示す。モータートルク指令値TがT0、T1、T2、T3、T4、T5、T7の刻み順に増加する場合に、DCリンク電圧が過電圧となる回生領域(図中にハッチングで示す領域)に入るのを避けながら、d軸電流idを単調に減少させ、q軸電流iqを単調に増加させて各トルク指令値T1〜T7を満たすdq軸電流id、iqを選択し、dq軸電流指令値id、iqとする。
ところが、(2)、(3)、(5)式の条件を満たすdq軸電流id、iqを選択してdq軸電流指令値id、iq を決定し、dq軸電流制御応答をd軸、q軸ともほぼ同一に設計した場合に、過渡状態において回生領域に入り、DCリンク電圧が過電圧になるおそれがある。そこで、この第2の実施の形態では、モータートルク指令値Tが増加する場合はd軸電流idをq軸電流iqより先に立ち上げた後にq軸電流iqを立ち上げ、逆に、モータートルク指令値Tが減少する場合はq軸電流iqをd軸電流idより先に立ち上げた後にd軸電流idを立ち上げるという制御方法を採用する。
図9は第2の実施の形態の電流制御プログラムを示すフローチャートである。モーターコントローラー11の電流指令値決定部11aと電流制御部11bは、車両のイグニッションスイッチ(不図示)がオンしている間、この電流制御プログラムを繰り返し実行する。
ステップ11において車両コントローラー12からモータートルク指令値Tを入力するとともに、回転速度検出部11fからモーター回転速度Nを入力する。なお、モータートルク指令値Tとモーター回転速度Nの今回の入力値をTn、Nnとし、前回の入力値をTn-1、Nn-1とする。
続くステップ12でモーター回転速度Nnが正か否か、つまりモーター4が正転しているか否かを判別する。モーター回転速度Nnが正で、モーター4が正転していると判別されたときはステップ13へ進み、電流指令値マップ記憶部11gに記憶されている正転用dq軸電流指令値マップ(図2参照)を用いて今回のトルク指令値Tnとモーター回転速度Nnに対応するdq軸電流id、iqを表引き演算し、それらをdq軸電流指令値id、iqに決定し、dq軸電流id、iqがそれらの指令値id、iq に一致するように電流制御を行う。
一方、ステップ12でモーター回転速度Nnが負で、モーター4が逆転していると判別されたときはステップ14へ進み、電流指令値マップ記憶部11gに記憶されている逆転用dq軸電流指令値マップ(図8参照)を用いて今回のトルク指令値Tnとモーター回転速度Nnに対応するdq軸電流id、iqを表引き演算し、それらをdq軸電流指令値id、iqに決定する。
次に、ステップ15で今回のトルク指令値Tnと前回のトルク指令値Tn-1とを比較し、トルク指令値Tが増加しているか否かを判別する。今回のトルク指令値Tn*が前回値と同等または増加している場合はステップ16へ進み、まずd軸電流idがステップ14で決定した指令値idに一致するように電流制御する。続くステップ17でd軸電流idが指令値idに到達したか否かを確認し、d軸電流idが指令値idとほぼ等しくなったらステップ18へ進む。ステップ18ではq軸電流iqがステップ14で決定した指令値iqに一致するように電流制御する。
一方、ステップ15で今回のトルク指令値Tnが前回値より小さく、減少している場合はステップ19へ進み、まずq軸電流iqがステップ14で決定した指令値iqに一致するように電流制御する。続くステップ20でq軸電流iqが指令値iqに到達したか否かを確認し、q軸電流iqが指令値iqとほぼ等しくなったらステップ21へ進む。ステップ21ではd軸電流idがステップ14で決定した指令値idに一致するように電流制御する。
このように第2の実施の形態によれば、モーターとインバーターで発生する損失がモーターの回生電力よりも大きくなる逆転用dq軸電流指令値の内の、トルク指令値の増加にともなってdq軸電流指令値の絶対値が増加するdq軸電流指令値のマップを記憶しておき、このdq軸電流指令値マップを参照して決定したdq軸電流指令値にしたがって電流制御を行う際に、トルク指令値が増加した場合は、d軸電流をd軸電流指令値に一致させた後にq軸電流をq軸電流指令値に一致させ、トルク指令値が減少した場合は、q軸電流をq軸電流指令値に一致させた後にd軸電流をd軸電流指令値に一致させるようにしたので、トルク指令値が変化する過渡状態においても、バッテリーなどの回生電力を吸収できる機器を設置せずに、インバーターの直流電源側(DCリンク)を過電圧にすることなくモーターの回生運転を行うことができる上に、上述した第1の実施の形態よりもトルク指令値を達成するモーター電流が少なくなり、回生運転時のモーターとインバーターの損失を低減することができる。
特許請求の範囲の構成要素と一実施の形態の構成要素との対応関係は次の通りである。すなわち、ジェネレーター7およびコンバーター8が直流電源を、レゾルバー18および回転速度検出部11fが回転速度検出手段を、電流指令値決定部11aが電流指令値決定手段を、電流センサー17a〜17cが電流検出手段を、3/2相変換部11dが電流変換手段を、電流制御部11bが電流制御手段を、2/3相変換部11cが電圧変換手段を、電流指令値マップ記憶部11gが記憶手段をそれぞれ構成する。なお、以上の説明はあくまで一例であり、発明を解釈する際、上記の実施の形態の記載事項と特許請求の範囲の記載事項との対応関係になんら限定も拘束もされない。
一実施の形態の構成を示す図である。 正転用dq軸電流指令値マップの一例を示す図である。 正転用dq軸電流指令値マップを用いた場合のモーターの運転可能な領域を示す図である。 逆転用dq軸電流指令値マップの一例を示す図である。 逆転用dq軸電流指令値マップの一例を示す図である。 第1の実施の形態のdq軸電流指令値決定プログラムを示すフローチャートである。 第1の実施の形態によるモーターの運転領域を示す図である。 逆転用dq軸電流指令値マップの一例を示す図である。 第2の実施の形態の電流制御プログラムを示すフローチャートである。
符号の説明
4 モーター
7 ジェネレーター
8 コンバーター
9 インバーター
9a 電圧平滑用コンデンサー
9b 電力変換回路
11 モーターコントローラー
11a 電流指令値決定部
11b 電流制御部
11c 2/3相変換部
11d 3/2相変換部
11e 磁極位置検出部
11f 回転速度検出部
11g 電流指令値マップ記憶部
12 車両コントローラー
17a、17b、17c 電流センサー
18 レゾルバー
19a、19b DCリンク

Claims (5)

  1. 3相交流電圧指令値にしたがって直流電源の直流電力を交流電力へ変換して3相交流モーターへ供給するインバーターと、
    前記モーターの回転速度を検出する回転速度検出手段と、
    前記モーターのトルク指令値と前記回転速度とに基づいてdq軸電流指令値を決定する電流指令値決定手段と、
    前記モーターに流れる3相交流電流を検出する電流検出手段と、
    前記3相交流電流からdq軸電流に変換する電流変換手段と、
    前記dq軸電流を前記dq軸電流指令値に一致させるためのdq軸電圧指令値を演算する電流制御手段と、
    前記dq軸電圧指令値を前記3相交流電圧指令値に変換する電圧変換手段とを備えたモーター制御装置において、
    前記モーターのトルク指令値と回転速度に応じた逆転用dq軸電流指令値のマップであって、前記モーターと前記インバーターで発生する損失が前記モーターの回生電力よりも大きくなる逆転用dq軸電流指令値のマップを記憶する記憶手段を備え、
    前記電流指令値決定手段は、逆転中の前記モーターを正転させる場合に、逆転中は前記逆転用dq軸電流指令値マップから前記トルク指令値と前記回転速度とに対応するdq軸電流指令値を読み出すことを特徴とするモーター制御装置。
  2. 請求項1に記載のモーター制御装置において、
    前記記憶手段には、前記モーターの回転速度ごとに、前記トルク指令値の変化範囲内のd軸電流指令値の絶対値の最大値をd軸電流指令値に設定した逆転用dq軸電流指令値マップが記憶されていることを特徴とするモーター制御装置。
  3. 請求項1に記載のモーター制御装置において、
    前記記憶手段には、前記モーターと前記インバーターで発生する損失が前記モーターの回生電力よりも大きくなる逆転用dq軸電流指令値の内の、前記トルク指令値の増加にともなってdq軸電流指令値の絶対値が増加するdq軸電流指令値のマップが記憶され、
    前記電流制御手段は、前記電流指令値決定手段により前記dq軸電流指令値マップを参照して決定されたdq軸電流指令値にしたがって電流制御を行う際に、前記トルク指令値が増加した場合は、前記d軸電流を前記d軸電流指令値に一致させた後に前記q軸電流を前記q軸電流指令値に一致させ、前記トルク指令値が減少した場合は、前記q軸電流を前記q軸電流指令値に一致させた後に前記d軸電流を前記d軸電流指令値に一致させることを特徴とするモーター制御装置。
  4. 請求項1〜3のいずれかの項に記載のモーター制御装置において、
    前記記憶手段には、前記モーターのトルク指令値と回転速度に応じた正転用dq軸電流指令値のマップであって、前記モーターと前記インバーターの損失が最小となる正転用dq軸電流指令値、または前記モーターに流れる3相交流電流が最小となる正転用dq軸電流指令値のマップが記憶され、
    前記電流指令値決定手段は、前記モーターの正転時は前記正転用dq軸電流指令値マップから前記トルク指令値と前記回転速度とに対応するdq軸電流指令値を読み出すことを特徴とするモーター制御装置。
  5. 請求項1〜4のいずれかの項に記載のモーター制御装置をエンジンとモーターを走行駆動源とするハイブリッド車両に搭載し、前記エンジンにより駆動される交流発電機と整流器から前記直流電源を供給することを特徴とするモーター制御装置。
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