JP2014103709A - 電動車両の制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】電圧変換部の異常時における退避走行の走行可能距離を延ばす。
【解決手段】電動車両の制御装置50は、コンバータ10の異常が検知された場合に、モータジェネレータMGが一時的に回生動作をするようにインバータ20を制御し、上記回生動作時に所定の条件が成立するとき、インバータ20によりモータジェネレータMGを駆動することによる蓄電装置Bの充電を許容する。上記所定の条件は、電圧検出部によって検出される電圧VHが上昇せず、かつ、電流検出部によって検出される電流IBが蓄電装置Bを充電する方向に流れるときに成立する。
【選択図】図1

Description

この発明は、電動車両の制御装置に関し、特に、蓄電装置から出力される電圧を変換する電圧変換部を備える電動車両の制御装置に関する。
特開2004−222362号公報(特許文献1)は、インバータの入力側に挿入されるコンデンサの耐電圧性能を向上させることなく、昇圧コンバータの故障処理が可能な電圧変換装置を開示している。この電圧変換装置では、昇圧コンバータの故障が検出されると、退避走行において交流モータの回生発電を禁止するようにインバータおよび交流モータが制御される。これにより、昇圧コンバータが故障しても、電気負荷の入力側に接続されたコンデンサに耐電圧以上の電圧が印加されるのを防止できる(特許文献1参照)。
特開2004−222362号公報 特開2010−259265号公報 特開2008−022640号公報 特開2010−226869号公報
しかしながら、上記のような電圧変換装置を備えた車両では、昇圧コンバータが故障した場合に、交流モータの回生発電によって車両に搭載された蓄電装置が充電されない。このため、交流モータに電力を供給することによって蓄電装置の充電量が下限値に達すると、退避走行を継続することが不可能となる。
それゆえに、この発明の目的は、電圧変換部の異常時における退避走行の走行可能距離を延ばすことができる電動車両の制御装置を提供することである。
この発明によれば、電動車両は、蓄電装置に蓄えられた電力を用いて走行する。電動車両は、蓄電装置と、回転電機と、駆動部と、電圧変換部とを含む。回転電機は、蓄電装置を充電するための電力を発電可能である。駆動部は、回転電機を駆動する。電圧変換部は、蓄電装置と駆動部との間に設けられる。電動車両の制御装置は、電圧検出部と、電流検出部と、制御部とを備える。電圧検出部は、電圧変換部と駆動部との間の電圧を検出する。電流検出部は、蓄電装置に流れる電流を検出する。制御部は、電圧変換部の異常が検知された場合に、回転電機が一時的に回生動作をするように駆動部を制御し、上記回生動作時に所定の条件が成立するとき、駆動部により回転電機を駆動することによる蓄電装置の充電を許容する。上記所定の条件は、電圧検出部によって検出される電圧が上昇せず、かつ、電流検出部によって検出される電流が蓄電装置を充電する方向に流れるときに成立する。
好ましくは、制御部は、上記回生動作時に上記所定の条件が成立しないとき、回転電機による発電が実行されないように駆動部を制御する。
好ましくは、電圧変換部は、リアクトルと、第1のスイッチング素子と、第2のスイッチング素子とを有する。リアクトルの一方端は、蓄電装置の正極に接続される。第1のスイッチング素子は、駆動部およびリアクトルの他方端間に接続される。第2のスイッチング素子は、リアクトルの他方端および蓄電装置の負極間に接続される。制御部は、上記回生動作時に上記所定の条件が成立するとき、第1のスイッチング素子の状態が導通状態であるとともに第2のスイッチング素子の状態が非導通状態であるものとして駆動部を制御する。
好ましくは、回転電機は、電動車両の制動に伴なって電力回生を行う回生機能を有する。制御部は、電圧変換部の異常が異常検知部によって検知された場合に、回転電機の回生機能を用いることによって回転電機が発電するように駆動部を制御する。
好ましくは、電動車両は、内燃機関をさらに含む。回転電機は、内燃機関の動作に伴なって電力を発生する発電機能を有する。制御部は、電圧変換部の異常が異常検知部によって検知された場合に、回転電機の発電機能を用いることによって回転電機が発電するように駆動部を制御する。
この発明においては、電圧変換部の異常が検知された場合に、回転電機が一時的に回生動作をするように駆動部が制御される。そして、上記回生動作時に、電圧変換部と駆動部との間の電圧が上昇しない、かつ、蓄電装置に流れる電流が蓄電装置を充電する方向に流れるときに、駆動部により回転電機を駆動することによる蓄電装置の充電が許容される。これにより、電圧変換部の状態に応じて回転電機からの発電電力によって蓄電装置を充電し、蓄電装置からの電力によって退避走行を行うことができる。したがって、この発明によれば、電圧変換部の異常時における退避走行の走行可能距離を延ばすことができる。
この発明の実施の形態1による制御装置を搭載した電動車両の全体ブロック図である。 図1に示すコンバータの構成を示す回路図である。 図1に示す制御装置の退避走行に関する機能ブロック図である。 図1に示す制御装置で実行される退避走行に関する処理を説明するフローチャートである。 この発明の実施の形態2による制御装置を搭載した電動車両の全体ブロック図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、図中同一または相当部分には同一符号を付してその説明は繰返さない。
[実施の形態1]
図1は、この発明の実施の形態1による制御装置を搭載した電動車両の全体ブロック図である。図1を参照して、この電動車両100は、蓄電装置Bと、コンバータ10と、コンデンサCと、インバータ20と、モータジェネレータMGと、車輪6と、制御装置50とを備える。さらに、電動車両100は、電圧センサ61,62と、電流センサ71とをさらに備える。電動車両100は、モータジェネレータMGを動力源として走行する電気自動車である。
蓄電装置Bは、充放電可能な直流電源であり、たとえば、ニッケル水素やリチウムイオン等の二次電池、あるいはキャパシタなどを含む。蓄電装置Bは、コンバータ10へ電力を供給し、また、電力回生時には、コンバータ10からの電力によって充電される。
コンバータ10は、蓄電装置Bからの電圧を昇圧し、その昇圧した電圧を正極ラインPL2へ出力する。コンバータ10は、インバータ20から正極ラインPL2を介して供給される回生電力を蓄電装置Bの電圧レベルに降圧し、蓄電装置Bを充電する。コンバータ10は、制御装置50からの信号PWCに基づいて制御される。
コンデンサCは、正極ラインPL2と負極ラインNLとの間に接続され、正極ラインPL2と負極ラインNLとの間の電圧変動を平滑化する。
インバータ20は、正極ラインPL2からの直流電圧を3相交流電圧に変換し、その変換した3相交流電圧をモータジェネレータMGへ出力する。また、インバータ20は、車両の回生制動時、モータジェネレータMGが発電した3相交流電圧を直流電圧に変換し、その変換した直流電圧を正極ラインPL2へ出力する。インバータ20は、制御装置50からの信号PWIに基づいて制御される。
モータジェネレータMGは、交流回転電機であり、たとえば、3相交流同期電動機である。モータジェネレータMGの回転軸は、図示されない減速ギヤや差動ギヤによって車輪6に結合される。モータジェネレータMGは、インバータ20によって力行駆動され、車輪6を駆動するための駆動力を発生する。また、モータジェネレータMGは、車両の回生制動時、インバータ20によって回生駆動され、車輪6から受ける回転力を用いて発電した3相交流電圧をインバータ20へ出力する。
電圧センサ61は、蓄電装置Bの正極および負極間の電圧VB(以下、「バッテリ電圧VB」とも称する。)を検出して制御装置50へ出力する。電圧センサ62は、コンデンサCの端子間電圧、すなわち負極ラインNLに対する正極ラインPL2の電圧VH(以下、「システム電圧VH」とも称する。)を検出し、その検出したシステム電圧VHを制御装置50へ出力する。電流センサ71は、蓄電装置Bへ入出力される電流IBを検出して制御装置50へ出力する。
制御装置50は、車両の要求駆動力に応じたトルクをモータジェネレータMGが出力するようにインバータ20を制御する。たとえば、制御装置50は、車両の要求駆動力に応じたトルクを出力するための目標電流を算出し、モータジェネレータMGを流れる電流が目標電流に一致するようにインバータ20を制御する。制御装置50は、インバータ20を駆動するための信号PWIを生成し、その生成した信号PWIをインバータ20へ出力する。なお、制御装置50は、車両の要求駆動力の向きに応じて、力行駆動および回生駆動を切替えてインバータ20を制御することができる。
制御装置50は、システム電圧VHが所望の電圧に一致するようにコンバータ10を制御する。所望の電圧は、たとえば、車両の要求駆動力などに応じて決定される。制御装置50は、コンバータ10を駆動するための信号PWCを生成し、その生成した信号PWCをコンバータ10へ出力する。
図2は、図1に示したコンバータ10の構成を示す回路図である。図2とともに図1を参照して、コンバータ10は、スイッチング素子Q1,Q2と、ダイオードD1,D2と、リアクトルLとを含む。
スイッチング素子Q1,Q2は、正極ラインPL2と負極ラインNLとの間に直列に接続される。ダイオードD1,D2は、それぞれスイッチング素子Q1,Q2に逆並列に接続される。リアクトルLの一方端は、スイッチング素子Q1,Q2の接続ノードに接続され、その他方端は、正極ラインPL1に接続される。なお、上記のスイッチング素子として、たとえばIGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor)を用いることができる。このような回路構成によって、コンバータ10にチョッパ回路が形成される。
コンバータ10は、制御装置50からの信号PWCに基づいて、正極ラインPL1の電圧を昇圧し、その昇圧した電圧を正極ラインPL2へ出力する。コンバータ10は、スイッチング素子Q2のオン時に流れる電流をリアクトルLに磁場エネルギーとして蓄積する。そして、コンバータ10は、その磁場エネルギーをスイッチング素子Q2がオフされたタイミングに同期してダイオードD1を介して正極ラインPL2へ出力することによって正極ラインPL1の電圧を昇圧する。
なお、スイッチング素子Q2のオンデューティを大きくすることによりリアクトルLにおける磁場エネルギーの蓄積が大きくなるため、より高電圧の出力を得ることができる。一方、スイッチング素子Q1のオンデューティを大きくすることによりシステム電圧VHが下がる。そこで、スイッチング素子Q1,Q2のデューティ比を制御することで、システム電圧VHをバッテリ電圧VB以上の任意の電圧に制御可能である。
以上のような構成において、コンバータ10に異常が発生すると、制御装置50は、システム電圧VHが所望の電圧に一致するようにコンバータ10を制御することが不可能となる。コンバータ10の異常としては、たとえば、スイッチング素子Q1の状態がオン状態に固定される故障(オン故障)やスイッチング素子Q1の状態がオフ状態に固定される故障(オフ故障)などがある。
コンバータ10に異常が発生した場合、ダイオードD1が導通可能であれば、蓄電装置Bに蓄えられた電力をインバータ20へ供給することができる。このため、蓄電装置Bに蓄えられた電力を用いて退避走行を実行することができる。
この退避走行において、スイッチング素子Q1がオフ故障している場合に、車両の減速時などにモータジェネレータMGが発電すると、システム電圧VHが上昇する。システム電圧VHがコンデンサCやインバータ20の耐電圧を超えると、コンデンサCやインバータ20が故障してしまう。このため、コンバータ10に異常が発生した場合には、モータジェネレータMGによる発電を禁止することが考えられる。
退避走行におけるモータジェネレータMGによる発電が禁止される場合、減速時のエネルギーによって蓄電装置Bを充電することができない。このため、退避走行の走行可能距離が短いという問題がある。
そこで、本実施の形態1では、コンバータ10の異常が発生した場合に、コンバータ10の状態に応じてモータジェネレータMGによる発電が許可される。具体的には、モータジェネレータMGが一時的に発電するようにインバータ20が制御され、モータジェネレータMGの一時的な発電時に、システム電圧VHが上昇しない、かつ、電流IBが蓄電装置Bを充電する方向に流れるときに、退避走行におけるモータジェネレータMGによる発電が許可される。以下、上記退避走行の内容を詳しく説明する。
図3は、図1に示す制御装置50の退避走行に関する機能ブロック図である。図3を参照して、制御装置50は、異常検知部51と、電圧検出部52と、電流検出部53と、制御部54とを含む。
異常検知部51は、コンバータ10の異常を検知する。異常検知部51は、コンバータ10が異常であるか否かを示す信号FLGを制御部54へ出力する。具体的には、コンバータ10は、コンバータ10を診断するための自己診断回路(図示せず)を有する。自己診断回路は、コンバータ10を診断し、コンバータ10に異常が発生している場合にコンバータ10の異常を示す信号を異常検知部51へ出力する。異常検知部51は、上記信号をコンバータ10から受けたときに、コンバータ10に異常が発生していることを検知する。
なお、異常検知部51は、自己診断回路(ハードウェア)によらずソフトウェアによってコンバータ10の異常を検知してもよい。たとえば、異常検知部51は、スイッチング素子Q1,Q2のオン/オフのデューティ比DR、バッテリ電圧VB、およびシステム電圧VHに基づいてコンバータ10の異常を検知することができる。具体的には、デューティ比DRは、システム電圧VHを目標電圧に一致させるためのフィードバック制御によって決定される。異常検知部51は、バッテリ電圧VBにデューティ比DRを乗算し、その乗算した乗算値APがシステム電圧VHに一致する場合に、コンバータ10が正常であることを検知する。一方、異常検知部51は、乗算値APがシステム電圧VHに一致しない場合に、コンバータ10が異常であることを検知する。
電圧検出部52は、システム電圧VHを検出する。電圧検出部52は、検出されたシステム電圧VHを制御部54へ出力する。電流検出部53は、蓄電装置Bへ入出力される電流IBを検出する。電流検出部53は、検出された電流IBを制御部54へ出力する。
制御部54は、異常検知部51から受けた信号FLGがコンバータ10の異常を示す場合、コンバータ10の故障状態を特定し、コンバータ10の故障状態に応じた退避走行を実行する。具体的には、制御部54は、信号FLGがコンバータ10の異常を示す場合、モータジェネレータMGが一時的に発電するようにインバータ20を制御する。
制御部54は、モータジェネレータMGの一時的な発電時に、システム電圧VHが上昇しない、かつ、電流IBが蓄電装置Bを充電する方向に流れるときに、コンバータ10のスイッチング素子Q1にオン故障(以下、「上アームオン故障」とも称する。)が発生していると判定する。
制御部54は、上アームオン故障が発生していると判定されると、モータジェネレータMGによる発電を許可して退避走行を実行するようにインバータ20を制御する。制御部54は、インバータ20を制御するための信号PWIを生成し、生成した信号PWIをインバータ20へ出力する。このとき、制御部54は、スイッチング素子Q1の状態が導通状態であるとともにスイッチング素子Q2の状態が非導通状態であるものとしてインバータ20を制御する。以下、上記のような退避走行を「上アームオン走行」とも称する。
一方、制御部54は、モータジェネレータMGの一時的な発電時に、システム電圧VHが上昇するとき、または、電流IBが蓄電装置Bを充電する方向に流れないときに、モータジェネレータMGによる発電を禁止して退避走行を実行するようにインバータ20を制御する。すなわち、制御部54は、蓄電装置Bを充電することなく放電のみによる退避走行を実行する。
図4は、図1に示す制御装置で実行される退避走行に関する処理を説明するフローチャートである。なお、図4に示されるフローチャート中の各ステップについては、制御装置50に予め格納されたプログラムがメインルーチンから呼び出されて、所定周期もしくは所定の条件が成立したことに応答して実行されることによって実現される。あるいは、専用のハードウェア(電子回路)を構築して処理を実現することも可能である。
図4を参照して、制御装置50は、ステップ(以下、ステップをSと略す。)10にて、上述したように、コンバータ10に異常が発生しているか否かを判定する。コンバータ10に異常が発生していると判定されない場合は(S10にてNO)、以下の処理を実行しない。
コンバータ10に異常が発生していると判定された場合は(S10にてYES)、制御装置50は、モータジェネレータMGが一時的に発電するようにインバータ20を制御する(S20)。
続いてS30において、制御装置50は、モータジェネレータMGの一時的な発電時に、システム電圧VHが上昇しない、かつ、電流IBが蓄電装置Bを充電する方向に流れるか否かを判定する。モータジェネレータMGの一時的な発電時に、システム電圧VHが上昇しない、かつ、電流IBが蓄電装置Bを充電する方向に流れると判定された場合は(S30にてYES)、制御装置50は、コンバータ10において上アームオン故障が発生していると判断する(S40)。続いてS50において、制御装置50は、上アームオン走行を実行する。
一方、モータジェネレータMGの一時的な発電時に、システム電圧VHが上昇しない、かつ、電流IBが蓄電装置Bを充電する方向に流れると判定されない場合は(S30にてNO)、制御装置50は、蓄電装置Bの放電のみによる退避走行を実行する。
以上のように、この実施の形態1においては、コンバータ10の異常が検知された場合に、モータジェネレータMGが一時的に回生動作をするようにインバータ20が制御される。そして、上記回生動作時に、コンバータ10とインバータ20との間の電圧VHが上昇しない、かつ、蓄電装置Bに流れる電流IBが蓄電装置Bを充電する方向に流れるときに、インバータ20によりモータジェネレータMGを駆動することによる蓄電装置Bの充電が許容される。これにより、コンバータ10の状態に応じてモータジェネレータMGからの発電電力によって蓄電装置Bを充電し、蓄電装置Bからの電力によって退避走行を行うことができる。したがって、この実施の形態1によれば、コンバータ10の異常時における退避走行の走行可能距離を延ばすことができる。
また、この実施の形態1においては、モータジェネレータMGの一時的な発電時に、システム電圧VHが上昇することが検出されるとき、または、バッテリ電圧VBが蓄電装置Bを充電する方向に流れないことが検出されるときに、退避走行におけるモータジェネレータMGによる発電が実行されないようにインバータ20が制御される。これにより、コンバータ10、コンデンサC、およびインバータ20に耐電圧以上の電圧が印加されるのを防止できる。
[実施の形態2]
実施の形態1では、電動車両が電気自動車である場合を説明した。実施の形態2では、電動車両がエンジンをさらに備えるハイブリッド車である場合を説明する。
図5は、この発明の実施の形態2による制御装置を搭載した電動車両の全体ブロック図である。図5を参照して、電動車両100Aは、実施の形態1の電動車両100のモータジェネレータMG、インバータ20、および制御装置50に代えて、モータジェネレータMG1,MG2、インバータ21,22、および制御装置50Aを備える。電動車両100Aは、エンジン2と、動力分割装置4とをさらに備える。
電動車両100Aは、エンジン2およびモータジェネレータMG2を動力源として走行するハイブリッド車である。エンジン2およびモータジェネレータMG2が発生した駆動力は、車輪6へ伝達される。
エンジン2は、ガソリンエンジンやディーゼルエンジンなどの燃料を燃焼させて動力を出力する内燃機関である。エンジン2は、スロットル開度(吸気量)や燃料供給量、点火時期などの運転状態を制御装置50Aからの信号DRVによって電気的に制御可能に構成されている。
モータジェネレータMG1は、エンジン2によって駆動される発電機として用いられるとともに、エンジン2を始動することが可能な回転電機としても用いられる。モータジェネレータMG1が発電することによって得られる電力をモータジェネレータMG2の駆動に用いることができる。モータジェネレータMG2は、主として電動車両100Aの車輪6を駆動する回転電機として用いられる。
動力分割装置4は、たとえば、サンギヤ、キャリア、リングギヤの3つの回転軸を有する遊星歯車機構を含む。サンギヤは、モータジェネレータMG1の回転軸に連結される。キャリアは、エンジン2のクランクシャフトに連結される。リングギヤは、モータジェネレータMG2の回転軸に連結される。動力分割装置4は、エンジン2の駆動力をモータジェネレータMG1の回転軸に伝達される動力と、モータジェネレータMG2の回転軸に伝達される動力とに分割する。モータジェネレータMG2の回転軸は、車輪6に連結される。
インバータ21,22は、コンバータ10に対して互いに並列に接続される。インバータ21,22は、制御装置50Aからの信号PWI1,PWI2によって制御される。インバータ21,22は、コンバータ10から供給される直流電力を交流電力に変換してモータジェネレータMG1,MG2をそれぞれ駆動する。
以上のような構成において、制御装置50Aは、制御装置50と同様に、コンバータ10の異常が発生した場合に、モータジェネレータMG1およびモータジェネレータMG2の少なくとも一方が一時的に発電するようにインバータ21,22を制御し、モータジェネレータMG1およびモータジェネレータMG2の少なくとも一方の一時的な発電時に、システム電圧VHが上昇しない、かつ、電流IBが蓄電装置Bを充電する方向に流れるときに、退避走行におけるモータジェネレータMG1,MG2による発電を許可する。
ここで、制御装置50Aは、コンバータ10の異常が発生した場合に、エンジン2の駆動力によってモータジェネレータMG1が一時的に発電するようにインバータ21を制御することができる。これにより、電動車両100Aの駆動力に影響を与えることなく、モータジェネレータMG1が一時的に発電するようにインバータ21を制御することができる。したがって、この実施の形態2によれば、ドライバビリティを損なうことなく、コンバータ10の異常状態を判定することができる。
さらに、制御装置50Aは、退避走行におけるモータジェネレータMG1,MG2による発電が許可された場合に、エンジン2の運転を許可する。これにより、エンジン2の駆動力によって発電された電力を用いて退避走行を実行することができる。よって、電動車両100Aは、蓄電装置Bに蓄えられた電力だけでなく車両に搭載された燃料を用いて退避走行を行うことができる。したがって、コンバータ10の異常時における退避走行の走行可能距離をさらに延ばすことができる。
なお、上記の実施の形態1においては、モータジェネレータMGを搭載した電気自動車を用いて説明したが、本発明は、電気自動車に限定されず、エンジンをさらに搭載したハイブリッド車や燃料電池をさらに搭載した燃料電池車などに適用してもよい。
なお、上記の実施の形態2においては、動力分割装置4を用いてエンジン2の動力がモータジェネレータMG1と車輪6とに分配される、いわゆるシリーズ/パラレル型のハイブリッド車について説明したが、本発明は、その他の形式のハイブリッド車にも適用可能である。すなわち、たとえば、モータジェネレータMG1を駆動するためにのみエンジン2を用い、モータジェネレータMG2でのみ車両の駆動力を発生する、いわゆるシリーズ型のハイブリッド車や、エンジン2が生成した運動エネルギーのうち回生エネルギーのみが電気エネルギーとして回収されるハイブリッド車、エンジンを主動力として必要に応じてモータがアシストするモータアシスト型のハイブリッド車などにも本発明は適用可能である。
なお、上記において、コンバータ10は、それぞれこの発明における「電圧変換部」に対応し、インバータ20〜22は、この発明における「駆動部」に対応する。また、モータジェネレータMG,MG1,MG2は、この発明における「回転電機」に対応し、エンジン2は、この発明における「内燃機関」に対応する。また、スイッチング素子Q1は、この発明における「第1のスイッチング素子」に対応し、スイッチング素子Q2は、この発明における「第2のスイッチング素子」に対応する。
今回開示された実施の形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施の形態の説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
2 エンジン、4 動力分割装置、6 車輪、10 コンバータ、20〜22 インバータ、50,50A 制御装置、51 異常検知部、52 電圧検出部、53 電流検出部、54 制御部、61,62 電圧センサ、71 電流センサ、100,100A 電動車両、B 蓄電装置、C コンデンサ、D1,D2 ダイオード、L リアクトル、MG,MG1,MG2 モータジェネレータ、NL 負極ライン、PL1,PL2 正極ライン、Q1,Q2 スイッチング素子。

Claims (5)

  1. 蓄電装置に蓄えられた電力を用いて走行する電動車両の制御装置であって、
    前記電動車両は、
    前記蓄電装置と、
    前記蓄電装置を充電するための電力を発電可能な回転電機と、
    前記回転電機を駆動する駆動部と、
    前記蓄電装置と前記駆動部との間に設けられる電圧変換部とを含み、
    前記制御装置は、
    前記電圧変換部と前記駆動部との間の電圧を検出する電圧検出部と、
    前記蓄電装置に流れる電流を検出する電流検出部と、
    前記電圧変換部の異常が検知された場合に、前記回転電機が一時的に回生動作をするように前記駆動部を制御し、前記回生動作時に所定の条件が成立するとき、前記駆動部により前記回転電機を駆動することによる前記蓄電装置の充電を許容する制御部とを備え、
    前記所定の条件は、前記電圧検出部によって検出される電圧が上昇せず、かつ、前記電流検出部によって検出される電流が前記蓄電装置を充電する方向に流れるときに成立する、電動車両の制御装置。
  2. 前記制御部は、前記回生動作時に前記所定の条件が成立しないとき、前記回転電機による発電が実行されないように前記駆動部を制御する、請求項1に記載の電動車両の制御装置。
  3. 前記電圧変換部は、
    前記蓄電装置の正極に一方端が接続されるリアクトルと、
    前記駆動部および前記リアクトルの他方端間に接続される第1のスイッチング素子と、
    前記リアクトルの他方端および前記蓄電装置の負極間に接続される第2のスイッチング素子とを有し、
    前記制御部は、前記回生動作時に前記所定の条件が成立するとき、前記第1のスイッチング素子の状態が導通状態であるとともに前記第2のスイッチング素子の状態が非導通状態であるものとして前記駆動部を制御する、請求項1に記載の電動車両の制御装置。
  4. 前記回転電機は、前記電動車両の制動に伴なって電力回生を行う回生機能を有し、
    前記制御部は、前記電圧変換部の異常が検知された場合に、前記回転電機の回生機能を用いることによって前記回転電機が発電するように前記駆動部を制御する、請求項1に記載の電動車両の制御装置。
  5. 前記電動車両は、内燃機関をさらに含み、
    前記回転電機は、前記内燃機関の動作に伴なって電力を発生する発電機能を有し、
    前記制御部は、前記電圧変換部の異常が検知された場合に、前記回転電機の発電機能を用いることによって前記回転電機が発電するように前記駆動部を制御する、請求項1に記載の電動車両の制御装置。
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