JP2014024452A - ハイブリッド車両 - Google Patents

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Abstract

【課題】
ハイブリッド車両が、その蓄電部に異常が発生したときに、それを確実に検知・判定できるようにする。
【解決手段】
本発明の実施態様に係るハイブリッド車両10は、蓄電部20、システムメインリレー25、昇降圧コンバータ30、第1インバータ40、第2インバータ60、第1発電電動機81、第2発電電動機82、内燃機関83、動力分割機構90及び制御部100を含む。昇降圧コンバータ30の低圧側電圧(低圧側端子部P2−N2間の電圧)VLが異常に高くなった場合、制御部100が、その高圧側電圧(高圧側端子部P3−N3間の電圧)VHを低下させる制御を行い、そのときの低圧側電圧VLの変化によって蓄電部20の異常を検知・判定する。
【選択図】図1

Description

本発明は、内燃機関及び発電電動機を備えるハイブリッド車両に関する。
車両走行用の「内燃機関及び発電電動機」と、蓄電池と、を備えるとともに、その発電電動機を「蓄電池を充電するための電力」を発生させるための発電機としても用いるハイブリッド車両が知られている。係るハイブリッド車両において「蓄電池に接続された給電線等を含む蓄電部」に異常が発生した場合の車両走行モードとして、蓄電部の電力を使用することなく車両を走行させる走行モードが提案されている。この走行モードに従う走行は「バッテリレス走行」とも称呼される。
一方、内部にCID(過電流遮断装置)を備えた蓄電池がハイブリッド車両に搭載される場合がある。CIDは、蓄電池内部の圧力が上昇する等の異常発生時において、蓄電池の正極−負極間の電気的接続を自動的に遮断させ、蓄電池からの電力供給を停止させる。しかし、その蓄電池内部の状態が不安定である場合等においては、CIDの遮断及び再導通が繰り返されてしまう場合がある。
その場合、ハイブリッド車両の駆動システム全体が不安定となってしまう恐れがあるため、このような蓄電部の異常が発生したことを的確に検出し、何らかの処置を施すことが重要である。更に、このような蓄電部の異常は、蓄電池に接続された給電線の導通不良が発生した場合等においても発生し得る。
蓄電部の異常時におけるバッテリレス走行への移行手順については、例えば特許文献1に、蓄電部と昇降圧コンバータの間にあるシステムメインリレー(SMR)を確実にオフ制御する手順が提案されている。
特開2010−247725号公報
しかしながら、従来のハイブリッド車両の制御部は、蓄電池のCIDが作動したこと或いは蓄電池に接続された給電線の導通不良が発生したこと等に起因する蓄電部の異常をより確実に検出できる仕組みを備えていない。
そこで、本発明の目的の一つは、蓄電部に異常が発生したことを、より確実に検知・判定することができるハイブリッド車両を提供することである。
上記目的を達成するための本発明のハイブリッド車両は、蓄電部と、昇降圧コンバータと、インバータと、発電電動機と、内燃機関と、制御部と、を備える。
前記蓄電部は、充放電可能な蓄電池と、前記蓄電池の両端にそれぞれ接続された一対の給電線と、を含む。
前記昇降圧コンバータは、前記一対の給電線のそれぞれに接続される一対の低圧側端子部と、一対の高圧側端子部と、前記一対の低圧側端子部間の電圧である低圧側電圧と前記一対の高圧側端子部間の電圧である高圧側電圧との間で電圧変換を行う電圧変換部と、を含む。
前記インバータは、前記昇降圧コンバータの前記一対の高圧側端子部と接続される。
前記発電電動機は、前記インバータと接続され、前記インバータからの出力により駆動され得る。
前記内燃機関は、前記発電電動機との間でトルク伝達可能に連結され、発電電動機を駆動することができる。
前記制御部は、前記内燃機関、前記インバータ及び前記昇降圧コンバータを制御することにより、前記発電電動機によって発電された電力を用いて前記蓄電池を充電することができる。
更に、前記電圧変換部は、
前記低圧側電圧を前記高圧側電圧以下に維持する素子を含む。
加えて、前記制御部は、
前記低圧側電圧が所定の閾値(過電圧閾値)を超えた場合、前記高圧側電圧が「前記閾値よりも低い所定の目標電圧」に一致するように前記内燃機関及び前記インバータの少なくとも一方を制御する電圧低下制御を実施するとともに、
前記電圧低下制御の実行中における前記低圧側電圧に基づいて前記蓄電部に異常が発生したか否かを判定する、ように構成される。
この場合、制御部は、前記電圧低下制御の実行中における前記低圧側電圧そのもの、及び、電圧低下制御の実行中における前記低圧側電圧の低下量の大きさ等が、対応する異常判定用閾値を超えたか否かにより前記蓄電部に異常が発生したか否かを判定するように構成され得る。
このハイブリッド車両によれば、蓄電部の一対の給電線は昇降圧コンバータの低圧側端子部と接続されているので、電圧低下制御が実行されたとしても、蓄電部が正常であれば低圧側電圧と蓄電部の電圧とは略同一となる。これに対し、電圧変換部は「低圧側電圧を高圧側電圧以下に維持する素子」を含んでいるので、蓄電部が正常でないために低圧側電圧が蓄電部の電圧と略同一となっていなければ、電圧低下制御の実行中において高圧側電圧が低下するにつれて低圧側電圧も低下する。即ち、電圧低下制御の実行中における低圧側電圧に基づけば、蓄電部に異常が発生しているか否かを判定することができる。従って、本発明のハイブリッド車両は、低圧側電圧が所定の閾値を超えた場合に蓄電部の異常を確実に検知・判定することができる。
更に、前記ハイブリッド車両においては、
前記目標電圧が、前記蓄電部が正常であるときに同蓄電部が出力する電圧の下限である電圧(正常時下限電圧)よりも低い電圧に設定されることが好適である。
蓄電部の電圧(出力電圧)は蓄電部の残容量(SOC:State of Charge)等により変動するが、蓄電部が正常であればその出力電圧は所定の下限電圧と上限電圧の間の範囲にある。従って、上述の電圧低下制御において、制御部が、高圧側電圧をこの下限電圧(正常時下限電圧)よりも低くしたとき、低圧側電圧がこの正常時下限電圧よりも低くなれば、そのときの蓄電部の残容量の大小によらず、蓄電部に異常が発生していると判定できる。即ち、このハイブリッド車両によれば、その制御部は、電圧低下制御時における低圧側電圧の降下について、蓄電部の電圧が正常範囲内において単に低下している場合と、蓄電部に異常が発生している場合と、を区別しながら、蓄電部に異常が発生していることをより確実に検知・判定することができる。
更に、前記ハイブリッド車両は、
前記制御部が、
前記低圧側電圧が前記閾値を超えた場合、前記電圧低下制御に先立ち前記昇降圧コンバータの前記電圧変換部の前記電圧変換を停止させ、
前記電圧低下制御の実行中における前記低圧側電圧が所定の異常判定電圧よりも低い場合に前記蓄電部に異常が発生していると判定し、
一方、前記電圧低下制御の実行中における前記低圧側電圧が前記異常判定電圧よりも高い場合に前記昇降圧コンバータに異常が発生していると判定する、ように構成されることが好適である。
昇降圧コンバータの電圧変換部は低圧側電圧を高圧側電圧以下に維持する素子を備えているので、制御部が電圧変換を停止すれば、一時的にでも低圧側電圧が高圧側電圧より高くなることはない。そのため、制御部が電圧変換を停止したうえで電圧低下制御を行ったとき、低圧側電圧が所定の異常判定電圧よりも下がらなければ、制御部は、蓄電部ではなく昇降圧コンバータに異常が発生していると判定できる。一方、低圧側電圧がこの異常判定電圧より下がれば、制御部は、昇降圧コンバータではなく蓄電部に異常が発生していると判定できる。即ち、このハイブリッド車両によれば、その制御部は、蓄電部のみならず昇降圧コンバータの異常も検知・判定することができる。
更に、前記ハイブリッド車両は、
前記制御部が、
前記内燃機関を停止した状態において前記発電電動機を作動させながら前記ハイブリッド車両を走行させるEV走行モードと、
前記内燃機関及び前記発電電動機を作動させながら前記ハイブリッド車両を走行させるHV走行モードと、を選択的に実現するように構成されるとともに、
前記電圧低下制御を行う場合には同電圧低下制御に先立ち、前記内燃機関の作動停止を禁止するように構成されることが好適である。
ハイブリッド車両は、バッテリレス走行を実行する場合、内燃機関の出力を、車両の駆動力及び発電電動機を回転させる原動力の少なくとも一方の力として用いる必要がある。しかし、内燃機関が運転されていない場合、蓄電部の異常発生のために蓄電部の電力を内燃機関のクランキングに使用することができなければ、制御部は内燃機関を始動できず、そのハイブリッド車両はバッテリレス走行に移行することができない。そのため本発明では、上述の電圧低下制御に先立ち、制御部が、内燃機関の作動停止を禁止し、内燃機関の運転を継続する。つまり、制御部はEV走行モードを禁止し、HV走行モードを継続する。これにより、電圧低下制御を実行した結果、蓄電部が異常と判定される場合であっても、電圧低下制御の実行前に内燃機関が運転されていたのであれば電圧低下制御実行後において内燃機関が運転され続けている。従って、このハイブリッド車両は、蓄電部に異常が発生している場合にバッテリレス走行への移行を行うことができる機会を増大することができる。
本発明の実施形態に係るハイブリッド車両の概略構成図である。 本発明の実施形態に係るハイブリッド車両の作動を説明するためのフローチャートである。
以下、図面を参照しながら本発明に係るハイブリッド車両の実施形態について説明する。図1に概略構成を示した本実施形態に係るハイブリッド車両10は、蓄電部20、システムメインリレー25、昇降圧コンバータ30、第1インバータ40、第2インバータ60、第1発電電動機81、第2発電電動機82、内燃機関83、動力分割機構90及び制御部100を含む。
蓄電部20は、蓄電池21及び図示しないCID(過電流遮断装置)を含む。蓄電池21は充放電が可能な二次電池を複数組み合わせることにより構成されている。本実施例の二次電池はリチウムイオン電池であるが、ニッケル水素電池及び他の二次電池であってもよい。CIDは、個々の二次電池の内圧が所定の圧力閾値を超えた場合、自動的に電流路(蓄電部20内の電力供給経路)を遮断する。即ち、CIDが作動すると、蓄電池21の電圧(正極端子と負極端子との電圧、蓄電池21の発生電圧)は「0」になる。蓄電部20の正極端子(P1)及び負極端子(N1)は、一対の給電線(PL1,NL1)のそれぞれの一端と接続されている。一対の給電線(PL1,NL1)のそれぞれの他端は昇降圧コンバータ30の一対の低圧側端子部(P2、N2)とそれぞれ接続されている。
システムメインリレー25は、一対の給電線(PL1,NL1)に挿入されている。即ち、蓄電部20の正極端子(P1)はシステムメインリレー25の1つのリレー接点を通して昇降圧コンバータ30の低圧側端子部P2に接続され、蓄電部20の負極端子(N1)はシステムメインリレー25の他の1つのリレー接点を通して昇降圧コンバータ30の他の低圧側端子部N2に接続されている。システムメインリレー25は、制御部100からの信号に基づき経路遮断状態(オフ状態)と経路接続状態(オン状態)との何れかを一方を選択的に実現することができる。
昇降圧コンバータ30は、前述した一対の低圧側端子部(P2、N2)と、一対の高圧側端子部(P3、N3)と、電圧変換部と、を含む。本明細書において、一対の低圧側端子部(P2、N2)間の電圧は低圧側電圧VLと称呼され、一対の高圧側端子部(P3,N3)間の電圧は高圧側電圧VHと称呼される。電圧変換部は、低圧側電圧VLを高圧側電圧VHへと、及び、その逆へと変換することができる。
昇降圧コンバータ30の電圧変換部は、コンデンサ31、リアクトル32、第1のIGBT33、ダイオード34、第2のIGBT35、ダイオード36及びコンデンサ37を含む。
コンデンサ31は、システムメインリレー25よりも高圧端子部(P3、N3)側において、一対の給電線(PL1,NL1)と接続された一対の電力線の間に挿入されている。コンデンサ31は、低圧側電圧VLを平滑化する。
リアクトル32は、コンデンサ31よりも高圧端子部(P3、N3)側において給電線PL1と接続された電力線に直列に挿入されている。
第1のIGBT33にはダイオード34が逆並列接続され、第2のIGBT35にはダイオード36が逆並列接続されている。第1のIGBT33及び第2のIGBT35は、ダイオード34のアノードとダイオード36のカソードとが中間接続点Qにおいて接続されるように互いに直列に接続され、一対の高圧側端子部(P3,N3)間に挿入されている。この中間接続点Qには、リアクトル32が接続されている。
コンデンサ37は、一対の高圧側端子部(P3,N3)間に挿入されている。コンデンサ37は、高圧側電圧VHを平滑化する。
第1のIGBT33及び第2のIGBT35が制御部100からのPWM信号に基づいてスイッチングされることにより、昇降圧コンバータ30は、前述した電圧変換(即ち、低圧側電圧VLを高圧側電圧VHに変換する昇圧動作、及び、高圧側電圧VHを低圧側電圧VLに変換する降圧動作)を実行する。なお、昇降圧コンバータ30において、IGBTの代わりにパワーMOSFET等を使用することもできる。
第1インバータ40は、一対の入力端子部(P4、N4)を備える。一対の入力端子部(P4、N4)は、昇降圧コンバータ30の一対の高圧側端子部(P3,N3)にそれぞれ接続されている。第1インバータ40は、U相アーム、V相アーム及びW相アームを含む。これらのアームは、それぞれが一対の入力端子部(P4、N4)間に挿入され、互いに並列に接続されている。
第1インバータ40のU相アームは、IGBT41及びIGBT42を備える。IGBT41及びIGBT42には、ダイオード51及びダイオード52がそれぞれ逆並列接続されている。IGBT41とIGBT42とは、ダイオード51のアノードとダイオード52のカソードとが接続されるように、互いに直列に接続されている。IGBT41とIGBT42との接続点は、第1発電電動機81の図示しないU相コイルに接続されている。
第1インバータ40のV相アームは、IGBT43及びIGBT44を備える。IGBT43及びIGBT44には、ダイオード53及びダイオード54がそれぞれ逆並列接続されている。IGBT43とIGBT44とは、ダイオード53のアノードとダイオード54のカソードとが接続されるように、互いに直列に接続されている。IGBT43とIGBT44との接続点は、第1発電電動機81の図示しないV相コイルに接続されている。
第1インバータ40のW相アームは、IGBT45及びIGBT46を備える。IGBT45及びIGBT46には、ダイオード55及びダイオード56がそれぞれ逆並列接続されている。IGBT45とIGBT46とは、ダイオード55のアノードとダイオード56のカソードとが接続されるように、互いに直列に接続されている。IGBT45とIGBT46との接続点は、第1発電電動機81の図示しないW相コイルに接続されている。
第2インバータ60は、一対の入力端子部(P5、N5)を備える。一対の入力端子部(P5、N5)は、昇降圧コンバータ30の一対の高圧側端子部(P3,N3)にそれぞれ接続されている。第2インバータ60は、U相アーム、V相アーム及びW相アームを含む。これらのアームは、それぞれが一対の入力端子部(P5、N5)間に挿入され、互いに並列に接続されている。
第2インバータ60のU相アームは、IGBT61及びIGBT62を備える。IGBT61及びIGBT62には、ダイオード71及びダイオード72がそれぞれ逆並列接続されている。IGBT61とIGBT62とは、ダイオード71のアノードとダイオード72のカソードとが接続されるように、互いに直列に接続されている。IGBT61とIGBT62との接続点は、第2発電電動機82の図示しないU相コイルに接続されている。
第2インバータ60のV相アームは、IGBT63及びIGBT64を備える。IGBT63及びIGBT64には、ダイオード73及びダイオード74がそれぞれ逆並列接続されている。IGBT63とIGBT64とは、ダイオード73のアノードとダイオード74のカソードとが接続されるように、互いに直列に接続されている。IGBT63とIGBT64との接続点は、第2発電電動機82の図示しないV相コイルに接続されている。
第2インバータ60のW相アームは、IGBT65及びIGBT66を備える。IGBT65及びIGBT66には、ダイオード75及びダイオード76がそれぞれ逆並列接続されている。IGBT65とIGBT66とは、ダイオード75のアノードとダイオード76のカソードとが接続されるように、互いに直列に接続されている。IGBT65とIGBT66との接続点は、第2発電電動機82の図示しないW相コイルに接続されている。なお、第1インバータ40及び第2インバータ60において、IGBTの代わりにパワーMOSFET等の他のスイッチング素子を使用することもできる。
第1インバータ40及び第2インバータ60は、それらの各IGBTが制御部100からのPWM信号に基づいてスイッチングされることにより制御される。
より具体的に述べると、第1インバータ40は、IGBT41−46が制御部100からのPWM信号に基づいてスイッチングされることにより、入力端子部(P4、N4)間の直流電力を三相交流電力へと変換して、U相、V相及びW相の各アームにおける二つのIGBTの接続点から第1発電電動機81へ出力する。更に、第1インバータ40は、IGBT41−46が制御部100からのPWM信号に基づいてスイッチングされることにより、U相、V相及びW相の各アームにおける二つのIGBTの接続点から入力される第1発電電動機81からの三相交流電力を直流電力へと変換し、入力端子部(P4、N4)間に発生させる。
同様に、第2インバータ60は、IGBT61−66が制御部100からのPWM信号に基づいてスイッチングされることにより、入力端子部(P5、N5)間の直流電力を三相交流電力へと変換して、U相、V相及びW相の各アームにおける二つのIGBTの接続点から第2発電電動機82へ出力する。更に、第2インバータ60は、IGBT61−66が制御部100からのPWM信号に基づいてスイッチングされることにより、U相、V相及びW相の各アームにおける二つのIGBTの接続点から入力される第2発電電動機82からの三相交流電力を直流電力へと変換し、入力端子部(P5、N5)間に発生させる。
第1発電電動機81及び第2発電電動機82は、いずれも内部に永久磁石を有するロータと、三相コイルが巻回されたステータを含む。第1発電電動機81及び第2発電電動機82は、電動機として動作するとともに発電機として動作することも可能である。第1発電電動機81は、主に発電機として用いられ、更に、内燃機関83の始動時には内燃機関83のクランキングを行う。第2発電電動機82は、主に電動機として用いられ、ハイブリッド車両10の駆動力を発生させる。なお、第1発電電動機81及び第2発電電動機82は、回転位置を検出する図示しない回転位置検出センサを備え、回転位置検出センサからの信号は制御部100に送られる。
内燃機関83は、ガソリン燃料機関であり、制御部100によって吸入空気量及び燃料噴射量等が制御されることにより、トルクを発生する。
動力分割機構90は、遊星歯車機構であり、図示しない外歯歯車のサンギア、このサンギアと同心円状に配置された図示しない内歯歯車のリングギア、サンギアに噛合するとともにリングギアにも噛合する図示しない複数のピニオンギア、及び、複数のピニオンギアを自転可能且つ公転可能な状態で保持する図示しないピニオンキャリア、を備える。サンギアには第1発電電動機81が、ピニオンキャリアには内燃機関83のクランクシャフトが、リングギアには減速機構91を介して第2発電電動機82及び車軸92が、トルク伝達可能に連結されている。車軸92は、ディファレンシャルギア93を介して車輪94とトルク伝達可能に連結されている。
電流センサ26は、システムメインリレー25よりも昇降圧コンバータ30側において、給電線PL1に接続された電力線に挿入され、この電力線を流れる電流IBを計測する。 電圧センサ27は、昇降圧コンバータ30の一対の低圧側端子部(P2、N2)間に接続され、低圧側電圧VLを測定する。 電圧センサ28は、昇降圧コンバータ30の一対の高圧側端子部(P3,N3)間に接続され、高圧側電圧VHを測定する。
昇降圧コンバータ30の一対の低圧側端子部(P2、N2)の間には、DC/DCコンバータ95を介して補機蓄電装置96が接続されている。更に、一対の低圧側端子部(P2、N2)の間には、インバータ97を介してエアコンコンプレッサ98が接続されている。補機蓄電装置96に蓄積された電力は、図示しない前照灯等の電装機器の駆動の他、制御部100を動作させるためにも用いられる。
制御部100は、ハイブリッド車両10のシステム全体を制御するコントローラ、内燃機関83を制御するエンジンコントローラ、第1インバータ40及び第2インバータ60等を制御するMGコントローラ、蓄電池21の監視等を行う電池コントローラ、図示しない制動装置を制御するブレーキコントローラ等の複数の電子制御ユニット(ECU:Electronic Control Unit)を含む。制御部100は、これらの電子制御ユニットを通して、システムメインリレー25、昇降圧コンバータ30、第1インバータ40、第2インバータ60及び内燃機関83等を制御する。個々の電子制御ユニットは、CPU、ROM及びRAMを含み、各々のプログラムを実行するマイクロコンピュータである。各電子制御ユニットは通信線を通じて情報を交換する。本明細書においては、これらの電子制御ユニットは制御部100と総称される。
制御部100は、システムメインリレー25に対して指令を送り、蓄電部20と昇降圧コンバータ30とを電気的に接続したり遮断したりすることができる。
制御部100は、ハイブリッド車両10の走行速度、アクセルペダルの踏み込み量、内燃機関83の回転速度、第1発電電動機81の回転速度、第2発電電動機82の回転速度、蓄電部20の残容量(SOC)、電流センサ26により計測される電流IB、電圧センサ27により計測される低圧側電圧VL、及び、電圧センサ28により計測される高圧側電圧VHを取得するようになっている。
制御部100は、ハイブリッド車両10の走行速度及びアクセルペダルの踏み込み量等に基づいて車輪94が出力すべきトルクを算出する。更に、制御部100は、算出されたトルクが車輪94から発生させられるように、第1インバータ40、第2インバータ60及び内燃機関83等を制御する。
更に、制御部100は、蓄電部20の残容量(SOC)等を取得し、残容量に応じて内燃機関83を制御することにより第1発電電動機81(及び、第2発電電動機82)に発電を行わせるとともに、第1インバータ40、第2インバータ60及び昇降圧コンバータ30をPWM信号によって制御することにより蓄電池21の充電を実行する。
なお、制御部100は、内燃機関83を停止した状態で、第1発電電動機81及び第2発電電動機82の少なくとも一方を作動させながらハイブリッド車両10を走行させるEV走行モード、並びに、内燃機関83、及び、第1発電電動機81及び第2発電電動機82の少なくとも一方、を作動させながらハイブリッド車両10を走行させるHV走行モード、の両方を選択的に実現することができる。制御部100は、蓄電部20の残容量、車速及び図示しないアクセルペダルの踏み込み量等により、何れのモードで走行するかを決定する。
係るHV走行モード及びEV走行モードによるハイブリッド車両の走行制御は周知であり、例えば、特開2009−126450号公報(米国公開特許番号 US2010/0241297)、及び、特開平9−308012号公報(米国出願日1997年3月10日の米国特許第6,131,680号)等に詳細に記載されている。これらは、参照することにより本願明細書に組み込まれる。
以下、ハイブリッド車両10の作動について、図2に示したフローチャートを参照しながら説明する。図示しないハイブリッド車両10の始動走行指示スイッチが操作され、それによりハイブリッド車両10がシステムReadyの状態にあるとき、制御部100のCPUは、システムメインリレー25をオン状態に設定し、更に、所定のタイミングにて図2のステップ200から処理を開始する。CPUは、ステップ205に進み、低圧側電圧VLを取得し、その取得した低圧側電圧VLが所定の閾値VLthより高いか否かを判定する。閾値VLthは、蓄電部20及び昇降圧コンバータ30が正常であるときに蓄電部20が出力する電圧の範囲の上限値(正常時上限電圧)VBmaxよりも高い値に設定されている。従って、電圧VLが閾値VLth以下であれば、蓄電部20及び昇降圧コンバータ30に異常は発生していないと判断できるので、CPUはそのステップ205にて「No」と判定し、ステップ280に進んで本ルーチンを一旦終了する。
一方、電圧VLが閾値VLthよりも大きい場合、CPUは、ステップ205にて「Yes」と判定してステップ210に進み、内燃機関83の間欠運転を禁止状態とする。即ち、CPUは、内燃機関83を停止した状態において第1発電電動機81及び第2発電電動機82の少なくとも一方を作動させながらハイブリッド車両10を走行させるEV走行モードへの移行を禁止する。
CPUは、ステップ215に進み、昇降圧コンバータ30のゲートを遮断する。より具体的に述べると、CPUは、昇降圧コンバータ30のIGBT33及びIGBT35のスイッチング処理を停止し、各IGBTをオフ状態に維持する。これは、電圧VLが所定の閾値VLthよりも高いのは昇降圧コンバータ30の異常が原因であるとも考えられので、昇降圧コンバータ30の処理を一旦停止させるためである。
次に、CPUはステップ220に進み、内燃機関83が運転中であるか否かを確認する。内燃機関83が運転中でなければ、CPUは、ステップ220にて「No」と判定し、ステップ225に進んで内燃機関83の始動を試みる(クランキングを行う)。その後、CPUはステップ230に進み、内燃機関83の始動に成功したか否かを確認する。内燃機関83の始動ができない場合、CPUは、ステップ230にて「No」と判定し、ステップ285に進んでハイブリッド車両10の走行を停止する。即ち、ハイブリッド車両10はシステムReadyOffの状態となる。なお、CPUはステップ285に進んだ場合、第1発電電動機81又は第2発電電動機によってハイブリッド車両10の走行を継続してもよい。
一方、ステップ220の判断時において内燃機関83が運転中であった場合、或いは、ステップ230の判断時において内燃機関83の始動に成功した場合、CPUは、ステップ220又はステップ230にて「Yes」と判定し、ステップ235に進む。ステップ235にて、CPUは、高圧側電圧VHを目標電圧VH*と一致させるための制御を実行する。目標電圧VH*は、蓄電部20が正常であるときに蓄電部20が出力する電圧の下限値(正常時下限電圧)VBminよりも低い値に設定されている。より具体的に述べると、電圧センサ37から得られる高圧側電圧VHと目標電圧VH*との間に偏差がある場合、CPUは、第1発電電動機81、第2発電電動機82及び内燃機関83を制御することにより、高圧側電圧VHを目標電圧VH*と一致させる。この高圧側電圧VHの制御は「電圧低下制御」と称呼される。
次に、CPUはステップ240に進み、電圧VLが、上述の下限値VBmin以上であるか否かを確認する。この時点において、昇降圧コンバータ30の低圧側端子部は、蓄電部20の端子部と接続されているので、蓄電部20が正常であれば、電圧VLは蓄電部20の出力電圧と略同一となる。更に、蓄電部20が正常であれば、蓄電部20の出力電圧は下限値VBmin以上である。従って、蓄電部20が正常であれば、電圧VLは下限値VBmin以上となる。
電圧VLが電圧VBmin以上であれば、CPUは、ステップ240にて「Yes」と判定してステップ245に進み、電流センサ26によって測定される蓄電部20から昇降圧コンバータ30へ流れる電流IBが所定の下限電流閾値IBmin以上であるか否かを確認する。下限電流閾値IBminは、「0」に電流センサ26の測定誤差を加えた微小な値に設定されている。
ところで、昇降圧コンバータ30はダイオード34を含んでいる。更に、ステップ215の処理によって昇降圧コンバータ30は電圧変換を停止している。従って、電圧VLは電圧VH以下となる。加えて、現時点においては、ステップ235の処理により高圧側電圧VHは下限値VBminよりも低くなるように制御されている。そのため、蓄電部20が正常であれば、蓄電部20から昇降圧コンバータ30へ流れる電流IBが発生する。従って、電流IBが下限電流閾値IBmin以上であれば、蓄電部20は正常であると判定でき、換言すると、昇降圧コンバータ30に異常が発生していると判断することができる。
そこで、電流IBが下限電流閾値IBmin以上であるとき、CPUはステップ245にて「Yes」と判定してステップ250に進み、電圧VLが所定の閾値VLthよりも高い値となっていたのは、昇降圧コンバータ30の異常が原因である判断する。その後、CPUは、ステップ290に進み、昇降圧コンバータ30のゲートを遮断したまま、VHフィードバック走行に移行する。より具体的に述べると、CPUは、電圧VHを一定に維持し、つまり第1発電電動機81が発電する電力と第2発電電動機82等が消費する電力との釣り合いを取ることにより、昇降圧コンバータ30が動作を停止して蓄電部20からの電力が得られない状態でも、ハイブリッド車両10の走行を継続させる。
一方、ステップ240の判定時において、蓄電部20に異常が発生していると、コンデンサ31の正極側から電荷がダイオード34を通して昇降圧コンバータ30の高圧側端子部P3へと移動するので、低圧側電圧VLは目標電圧VH*に近づくように低下し下限値VBminよりも低くなる。従って、電圧低下制御中において低圧側電圧VLが下限値VBminよりも低くなった場合、蓄電部20に異常が発生していると判断できるので、CPUはステップ240にて「No」と判定してステップ255に進む。
更に、低圧側電圧VLが下限値VBmin以上であっても、ステップ245の判定時において、電流IBが下限電流閾値IBminよりも小さければ、蓄電部20に異常が発生していると判断することができる。そこで、電流IBが下限電流閾値IBminよりも小さいとき、CPUはステップ245にて「No」と判定してステップ255に進む。なお、ステップ245は省略されても良い。即ち、CPUは、ステップ240にて「Yes」と判定した場合にはステップ250に直接進み、ステップ240にて「No」と判定した場合にはステップ255に直接進むように、プログラムされていてもよい。
蓄電部20に異常が発生していると判断され、その結果CPUがステップ255に進んだ場合、CPUは次のステップ260にてシステムメインリレー25を遮断し、蓄電部20をシステムから切り離す。次に、CPUは、ステップ265に進み、昇降圧コンバータ30のゲート遮断を解き、動作を再開させる。こうすることにより第1発電電動機81が発電した電力が、昇降圧コンバータ30にて降圧され、DC/DCコンバータ95及びインバータ97に供給される。その後、CPUは、ステップ295に進み、バッテリレス走行に移行する。
上述のVHフィードバック走行では、昇降圧コンバータ30の作動は停止されるので降圧動作を行うことができない。その結果として補機蓄電装置96は、第1発電電動機81にて発電された電力によっては充電されない。但し、蓄電部20に蓄えられた電力により充電することは可能である。そのため、補機蓄電装置96及び蓄電部20が電力を全て放電した時点で制御部100が動作することが不可能となり、ハイブリッド車両10は走行不能となる。一方バッテリレス走行では、上述の通り昇降圧コンバータ30が、DC/DCコンバータ95に電力が供給し、補機蓄電装置96の充電が継続される。従って、制御部100が動作可能な期間が長くなるので、退避走行をより長時間行うことができる。
以上説明したように、本実施形態に係るハイブリッド車両(10)の昇降圧コンバータ(30)は、低圧側電圧(VL)を高圧側電圧(VH)以下に維持する素子(ダイオード34)を含み、制御部(100)は、昇降圧コンバータ(30)の低圧側電圧(VL)が所定の第1閾値(VLth)を超えた場合、高圧側電圧(VH)が第1閾値(VLth)よりも低い所定の目標電圧(VH*)に一致するように内燃機関(83)及びインバータ(第1インバータ40及び第2インバータ60)を制御する電圧低下制御を実施するとともに、この電圧低下制御の実行中における低圧側電圧(VL)に基づいて蓄電部(20)に異常が発生したか否かを判定している。
このハイブリッド車両10によれば、その制御部100は、低圧側電圧VLが所定の閾値VLthを超えた場合に蓄電部の異常を確実に検知・判定することができる。
更に、本実施形態において、高圧側電圧の第1閾値(VLth)よりも低い所定の目標電圧(VH*)は、蓄電部(20)が正常であるときに蓄電部(20)が出力する電圧の下限である電圧(VBmin)よりも更に低い電圧に設定されている。
制御部100は、電圧低下制御時における低圧側電圧VLの降下について、蓄電部20の電圧が正常範囲内において単に低下している場合と、蓄電部20に異常が発生している場合と、を区別しながら、蓄電部20に異常が発生していることをより確実に検知・判定することができる。
更に、制御部(100)は、電圧低下制御に先立ち昇降圧コンバータ(30)の電圧変換部に対して前記電圧変換を停止させ(図2のステップ215)、電圧低下制御の実行中における低圧側電圧(VL)が所定の異常判定電圧(VBmin)よりも低い場合に蓄電部(20)に異常が発生していると判定し、電圧低下制御の実行中における低圧側電圧(VL)が異常判定電圧(VBmin)よりも高い場合に昇降圧コンバータ(30)に異常が発生していると判定する。
従って制御部100は、蓄電部20のみならず昇降圧コンバータ30の異常も検知・判定することができる。
更に、制御部(100)は、内燃機関(83)を停止した状態において発電電動機(第1発電電動機81及び第2発電電動機82)を作動させながらハイブリッド車両(10)を走行させるEV走行モードと、内燃機関(83)及び発電電動機(第1発電電動機81及び第2発電電動機82)を作動させながらハイブリッド車両(10)を走行させるHV走行モードと、を選択的に実現している。さらに制御部(100)は、電圧低下制御を行う場合にはそれに先立ち、内燃機関(83)の運転停止を禁止している(図2のステップ210)。
従って、ハイブリッド車両10は、蓄電部20に異常が発生している場合にバッテリレス走行への移行を行うことができる機会を増大することができる。
以上、本発明に係る運行支援装置の実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を逸脱しない限りにおいて種々の変更が可能である。例えば、上記実施例においては電圧低下制御の実行中に低圧側電圧VLそのものが異常判定電圧VBmin以上であるか否かに基づいて、制御部100が蓄電部20の異常判定を行っていた。これに対し、電圧低下制御の実行開始後における低圧側電圧VLの変化量の大きさ、又は、電圧低下制御実行中における単位時間当たりの低圧側電圧VLの変化量の大きさの最大値、等が所定の閾値を超えた場合に制御部100が蓄電部20の異常判定を行ってもよい。或いは、図2のステップ205、ステップ240及びステップ245においては、そのステップに係る電圧又は電流の大小関係を制御部100のCPUがそのステップの実行時点に判定していた。これに対し、それぞれのステップの電圧又は電流の大小関係が所定の時間連続して維持された場合にのみCPUが「Yes」と判定してもよい。
10…ハイブリッド車両、20…蓄電部、21…蓄電池、25…システムメインリレー、30…昇降圧コンバータ、40…インバータ、60…インバータ、81…発電電動機、82…発電電動機、83…内燃機関、90…動力分割機構、91…減速機構、92…車軸、93…ディファレンシャルギア、94…車輪、95…DC/DCコンバータ、96…補機蓄電装置、97…インバータ、98…エアコンコンプレッサ、100…制御部、VH…高圧側電圧、VL…低圧側電圧。

Claims (4)

  1. 充放電可能な蓄電池及び前記蓄電池の両端にそれぞれ接続された一対の給電線を含む蓄電部と、
    前記一対の給電線のそれぞれに接続される一対の低圧側端子部と、一対の高圧側端子部と、前記一対の低圧側端子部間の電圧である低圧側電圧と前記一対の高圧側端子部間の電圧である高圧側電圧との間で電圧変換を行う電圧変換部と、を含む昇降圧コンバータと、
    前記昇降圧コンバータの前記一対の高圧側端子部と接続されたインバータと、
    前記インバータと接続された発電電動機と、
    前記発電電動機との間でトルク伝達可能に連結された内燃機関と、
    前記内燃機関、前記インバータ及び前記昇降圧コンバータを制御することにより前記発電電動機によって発電された電力を用いて前記蓄電池を充電する制御部と、
    を備えたハイブリッド車両において、
    前記電圧変換部は、
    前記低圧側電圧を前記高圧側電圧以下に維持する素子を含み、
    前記制御部は、
    前記低圧側電圧が所定の閾値を超えた場合、前記高圧側電圧が前記閾値よりも低い所定の目標電圧に一致するように前記内燃機関及び前記インバータの少なくとも一方を制御する電圧低下制御を実施するとともに、前記電圧低下制御の実行中における前記低圧側電圧に基づいて前記蓄電部に異常が発生したか否かを判定する、
    ように構成されたハイブリッド車両。
  2. 請求項1に記載のハイブリッド車両において、
    前記目標電圧が、前記蓄電部が正常であるときに同蓄電部が出力する電圧の下限である電圧よりも低い電圧に設定されている、ハイブリッド車両。
  3. 請求項1又は請求項2に記載のハイブリッド車両において、
    前記制御部は、
    前記低圧側電圧が前記閾値を超えた場合、前記電圧低下制御に先立ち前記昇降圧コンバータの前記電圧変換部の前記電圧変換を停止させ、
    前記電圧低下制御の実行中における前記低圧側電圧が所定の異常判定電圧よりも低い場合に前記蓄電部に異常が発生していると判定し、
    前記電圧低下制御の実行中における前記低圧側電圧が前記異常判定電圧よりも高い場合に前記昇降圧コンバータに異常が発生していると判定する、
    ように構成されたハイブリッド車両。
  4. 請求項1乃至請求項3の何れか一項に記載のハイブリッド車両において、
    前記制御部は、
    前記内燃機関を停止した状態において前記発電電動機を作動させながら前記ハイブリッド車両を走行させるEV走行モードと、
    前記内燃機関及び前記発電電動機を作動させながら前記ハイブリッド車両を走行させるHV走行モードと、
    を選択的に実現するように構成されるとともに、
    前記電圧低下制御を行う場合には同電圧低下制御に先立ち、前記内燃機関の作動停止を禁止するように構成された、ハイブリッド車両。
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