JP4466126B2 - 電圧変換装置およびそれを備えた駆動システム - Google Patents

電圧変換装置およびそれを備えた駆動システム Download PDF

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Description

この発明は、電圧変換装置およびそれを備えた駆動システムに関するものである。
特許文献1は、車両駆動用モータを駆動するインバータの入力側に設けられた平滑用コンデンサを予備充電するための定電流回路を開示する。この定電流回路は、制御トランジスタと、チョークコイルと、フライホイールダイオードとからなる。
メインバッテリと平滑用コンデンサとの間の正母線中に、メインリレーが接続されており、直列に接続された制御トランジスタおよびチョークコイルは、メインリレーに並列に接続される。フライホイールダイオードは、制御トランジスタとチョークコイルとの間のノードと負母線との間に接続される。
定電流回路においては、キースイッチがオンされると、制御トランジスタはオンされ、チョークコイルは、メインバッテリからの直流電流を定電流にして平滑用コンデンサを予備充電する。そして、予備充電が完了すると、制御トランジスタはオフされ、メインリレーがオンされる。
特開平10−164709号公報 特開平7−175533号公報 特開平5−344605号公報
しかし、特許文献1に開示された定電流回路は、半導体スイッチング素子(制御トランジスタ)を含むため、その半導体スイッチング素子の駆動用電源回路、基板、結線コネクタおよび筐体が必要になり、コンパクト化が困難であるという問題がある。また、コストが高くなるという問題がある。
さらに、特許文献1は、制御トランジスタにおけるリーク電流の発生を検出しないため、予備充電を正確に制御できないという問題がある。
そこで、この発明は、かかる問題を解決するためになされたものであり、その目的は、モータジェネレータの駆動回路の入力側に設けられたコンデンサのプリチャージを制御する電圧変換装置を提供することである。
また、この発明の別の目的は、モータジェネレータの駆動回路の入力側に設けられたコンデンサのプリチャージを正確に制御する電圧変換装置を提供することである。
さらに、この発明の別の目的は、モータジェネレータの駆動回路の入力側に設けられたコンデンサのプリチャージを制御する電圧変換装置を備えた駆動システムを提供することである。
さらに、この発明の別の目的は、モータジェネレータの駆動回路の入力側に設けられたコンデンサのプリチャージを正確に制御する電圧変換装置を備えた駆動システムを提供することである。
この発明によれば、電圧変換装置は、モータジェネレータの駆動回路に電力を供給する電源から直流電圧を受け、その受けた直流電圧の電圧レベルを変換する電圧変換装置であって、半導体スイッチング素子と、抵抗と、ドライブ回路と、電圧変換器と、制御回路と、内部電源とを備える。半導体スイッチング素子は、電源と駆動回路に含まれるコンデンサとの間の正母線および負母線中にそれぞれ接続された第1および第2のリレーのいずれか一方のリレーと並列に接続される。抵抗は、電源とコンデンサとの間で、いずれか一方のリレーと並列に接続され、かつ、半導体スイッチング素子と直列に接続される。ドライブ回路は、半導体スイッチング素子をオン/オフする。電圧変換器は、電源から受けた直流電圧の電圧レベルを変換する。制御回路は、電圧変換器を制御する。内部電源は、ドライブ回路および制御回路に電力を供給する。
好ましくは、ドライブ回路は、モータジェネレータの始動時、第1および第2のリレーのいずれか他方のリレーが閉じているとき、半導体スイッチング素子をオンし、コンデンサの電圧が所定の電圧に到達すると、半導体スイッチング素子をオフする。
好ましくは、電圧変換装置は、電圧センサーと、リーク判定手段とをさらに備える。電圧センサーは、抵抗の両端の電圧を検出する。リーク判定手段は、電圧センサーからの電圧に基づいて、半導体スイッチング素子においてリーク電流が発生しているか否かを判定する。そして、ドライブ回路は、リーク判定手段により半導体スイッチング素子においてリーク電流が発生していないと判定されたとき、半導体スイッチング素子をオンする。
好ましくは、リーク判定手段は、半導体スイッチング素子においてリーク電流が発生していると判定したとき、異常を表示するように制御する。
好ましくは、電圧変換装置は、放電抵抗と、もう1つの半導体スイッチング素子とをさらに備える。放電抵抗は、コンデンサの残留電荷を放電するための抵抗である。もう1つの半導体スイッチング素子は、放電抵抗に直列に接続される。そして、直列に接続された放電抵抗およびもう1つの半導体スイッチング素子は、正母線と負母線との間にコンデンサに並列に接続される。また、ドライブ回路は、もう1つの半導体スイッチング素子をさらにオン/オフする。
また、この発明によれば、駆動システムは、電源と、モータ駆動装置と、正母線と、負母線と、電圧変換装置とを備える。モータ駆動装置は、電源から受けた第1の直流電圧によってモータジェネレータを駆動する。正母線および負母線は、電源とモータ駆動装置とを接続する。電圧変換装置は、モータ駆動装置に並列に接続され、電源から受けた第1の直流電圧を第2の直流電圧に変換する。そして、モータ駆動装置は、電源側にコンデンサを含み、第1の直流電圧を交流電圧に変換してモータジェネレータを駆動する駆動回路と、電源とコンデンサとの間で正母線および負母線中にそれぞれ接続された第1および第2のリレーとを含む。また、電圧変換装置は、第1および第2のリレーのいずれか一方のリレーと並列に接続される半導体スイッチング素子と、電源とコンデンサとの間で、第1および第2のリレーのいずれか一方のリレーと並列に接続され、かつ、半導体スイッチング素子と直列に接続される抵抗と、半導体スイッチング素子をオン/オフするドライブ回路と、第1の直流電圧を第2の直流電圧に変換する電圧変換器と、電圧変換器を制御する制御回路と、ドライブ回路および制御回路に電力を供給する内部電源とを含む。
好ましくは、ドライブ回路は、モータジェネレータの始動時、第1および第2のリレーのいずれか他方のリレーが閉じているとき、半導体スイッチング素子をオンし、コンデンサの電圧が所定の電圧に到達すると、半導体スイッチング素子をオフする。
好ましくは、電圧変換装置は、抵抗の両端の電圧を検出する電圧センサーと、電圧センサーからの電圧に基づいて、半導体スイッチング素子においてリーク電流が発生しているか否かを判定するリーク判定手段をさらに含む。そして、ドライブ回路は、リーク判定手段により半導体スイッチング素子においてリーク電流が発生していないと判定されたとき、半導体スイッチング素子をオンする。
好ましくは、リーク判定手段は、半導体スイッチング素子においてリーク電流が発生していると判定したとき、異常を表示するように制御する。
好ましくは、電圧変換装置は、コンデンサの残留電荷を放電するための放電抵抗と、放電抵抗に直列に接続されたもう1つの半導体スイッチング素子とをさらに含む。そして、直列に接続された放電抵抗およびもう1つの半導体スイッチング素子は、正母線と負母線との間にコンデンサに並列に接続される。また、ドライブ回路は、もう1つの半導体スイッチング素子をさらにオン/オフする。
好ましくは、電源、第1および第2のリレー、および電圧変換装置は、車両の車室よりも後側に配置される。また、駆動回路は、前記車室よりも前側に配置される。そして、モータジェネレータは、車両の駆動輪を駆動する。
この発明においては、モータジェネレータの駆動回路の入力側に設けられたコンデンサのプリチャージを制御するための半導体スイッチング素子およびドライブ回路は、電圧変換装置内に配設される。そして、ドライブ回路は、電圧変換装置用の内部電源を電源回路として用い、半導体スイッチング素子をオン/オフする。
したがって、この発明によれば、電圧変換装置は、モータジェネレータの駆動回路の入力側に設けられたコンデンサのプリチャージを制御できる。その結果、半導体スイッチング素子およびドライブ回路を配置するためのスペースを別途確保する必要がなく、電圧変換装置を備える駆動システムをコンパクト化できる。また、半導体スイッチング素子およびドライブ回路用の基板および筐体を別途設ける必要がなく、電圧変換装置を備える駆動システムのコンパクト化および低コスト化を実現できる。
また、この発明においては、電圧変換装置に含まれる半導体スイッチング素子におけるリーク電流の発生が判定され、半導体スイッチング素子におけるリーク電流が発生していない場合に、電圧変換装置は、モータジェネレータの駆動回路の入力側に設けられたコンデンサのプリチャージを行なうように制御する。
したがって、この発明によれば、モータジェネレータの駆動回路の入力側に設けられたコンデンサのプリチャージを正確に行なうことができる。
本発明の実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。なお、図中同一または相当部分には同一符号を付してその説明は繰返さない。
[実施の形態1]
図1は、この発明の実施の形態1による駆動システムの概略ブロック図である。図1を参照して、この発明の実施の形態1による駆動システム100は、バッテリ10と、メインリレー11,12と、正母線13と、負母線14と、電圧センサー15と、電流センサー16と、IPM(Intelligent Power Module)20と、DC/DCコンバータ30と、ECU(Electrical Control Unit)40とを備える。
モータジェネレータMGは、ハイブリッド自動車または電気自動車の駆動輪を駆動するためのモータである。また、モータジェネレータMGは、ハイブリッド自動車のエンジンに連結され、エンジンの回転力によって発電する発電機またはエンジン始動を行ない得るような電動機として機能するモータであってもよい。
IPM20は、インバータ21と、コンデンサ22とを含む。DC/DCコンバータ30は、内部電源31と、制御回路32と、電圧変換器33と、ダイオード34と、MOSトランジスタ35と、抵抗36と、ドライブ回路37とを含む。
メインリレー11は、正母線13中に接続され、メインリレー12は、負母線14中に接続される。正母線13は、一方端がバッテリ10の正極に接続され、他方端がIPM20のインバータ21に接続される。負母線14は、一方端がバッテリ10の負極に接続され、他方端がIPM20のインバータ21に接続される。
コンデンサ22は、インバータ21の入力側に設けられ、正母線13と負母線14との間に接続される。
DC/DCコンバータ30において、MOSトランジスタ35および抵抗36は、直列に接続され、その直列に接続されたMOSトランジスタ35および抵抗36は、メインリレー12に並列に負母線14に接続される。
なお、直列に接続されたMOSトランジスタ35および抵抗36は、メインリレー11に並列に正母線13に接続されていてもよい。つまり、直列に接続されたMOSトランジスタ35および抵抗36は、メインリレー11および12のいずれか一方のメインリレーと並列に接続されていればよい。
ダイオード34は、MOSトランジスタ35に逆並列に接続される。
バッテリ10は、リチウムイオンまたはニッケル水素等の二次電池からなる。メインリレー11,12は、それぞれ、ECU40からの信号SE1,SE2によってオン/オフされる。より具体的には、メインリレー11は、ECU40からのH(論理ハイ)レベルの信号SE1によってオン(閉じ)され、ECU40からのL(論理ロー)レベルの信号SE1によってオフ(開く)される。また、メインリレー12は、ECU40からのHレベルの信号SE2によってオン(閉じ)され、ECU40からのLレベルの信号SE2によってオフ(開く)される。そして、メインリレー11,12は、ECU40からのHレベルの信号SE1,SE2によってオンされると、バッテリ10からの直流電圧をIPM20のコンデンサ22へ供給する。
電圧センサー15は、コンデンサ22の両端の電圧Vcを検出し、その検出した電圧VcをECU40へ出力する。電流センサー16は、モータジェネレータMGの各相コイルに流れるモータ電流MCRTを検出し、その検出したモータ電流MCRTをECU40へ出力する。
コンデンサ22は、バッテリ10から供給された直流電圧を平滑化してインバータ21へ供給する。インバータ21は、コンデンサ22から供給された直流電圧をECU40からの信号PWMによって交流電圧に変換してモータジェネレータMGを駆動する。
内部電源31は、制御回路32およびドライブ回路37に電力を供給する。制御回路32は、内部電源31からの電力によって駆動され、電圧変換器33を制御する。電圧変換器33は、バッテリ10とメインリレー11との間のノードN1と、バッテリ10とメインリレー12との間のノードN2とに接続され、バッテリ10から直流電圧を受ける。そして、電圧変換器33は、バッテリ10から受けた直流電圧の電圧レベルを制御回路32からの制御に従って変換し、その変換した直流電圧を補機バッテリ(図示せず)等の負荷へ供給する。
ダイオード34は、抵抗36側からノードN2側へ電流が流れるのを抑制する。MOSトランジスタ35は、ドライブ回路37からの信号VG1によりオン/オフされる。具体的には、MOSトランジスタ35は、ドライブ回路37からのHレベルの信号VG1によってオンされ、Lレベルの信号VG1によってオフされる。
ドライブ回路37は、ECU40からHレベルの信号DRVを受けると、Hレベルの信号VG1を生成してMOSトランジスタ35のゲート端子へ出力し、ECU40からLレベルの信号DRVを受けると、Lレベルの信号VG1を生成してMOSトランジスタ35のゲート端子へ出力する。すなわち、ドライブ回路37は、MOSトランジスタ35をオン/オフする。
ECU40は、イグニッションキー(図示せず)から信号IGを受ける。信号IGは、イグニッションキーがオンされるとHレベルからなり、イグニッションキーがオフされるとLレベルからなる。また、ECU40は、電圧センサー15から電圧Vcを受け、電流センサー16からモータ電流MCRTを受け、駆動システム100の外部に設けられたECUからトルク指令値TRを受ける。
そして、ECU40は、イグニッションキーからHレベルの信号IGを受けると、Hレベルの信号DRV、Hレベルの信号SE1およびLレベルの信号SE2を生成し、その生成したHレベルの信号DRVをドライブ回路37へ出力し、生成したHレベルの信号SE1をメインリレー11へ出力し、生成したLレベルの信号SE2をメインリレー12へ出力する。
その後、ECU40は、電圧Vcをプリチャージ電圧Vchgと比較し、電圧Vcがプリチャージ電圧Vchgに到達すると、Lレベルの信号DRVおよびHレベルの信号SE2を生成し、その生成したLレベルの信号DRVをドライブ回路37へ出力し、生成したHレベルの信号SE2をメインリレー12へ出力する。
また、ECU40は、トルク指令値TR、電圧Vcおよびモータ電流MCRTに基づいて、後述する方法によって、インバータ21を駆動するための信号PWMを生成し、その生成した信号PWMをインバータ21へ出力する。
なお、バッテリ10、メインリレー11,12およびDC/DCコンバータ30は、バッテリパック50に収納される。
図2は、図1に示すインバータ21の回路図である。図2を参照して、インバータ21は、U相アーム21U、V相アーム21VおよびW相アーム21Wからなる。U相アーム21U、V相アーム21VおよびW相アーム21Wは、正母線13と負母線14との間に並列に接続される。
U相アーム21Uは、直列に接続されたNPNトランジスタQ1,Q2から成り、V相アーム21Vは、直列に接続されたNPNトランジスタQ3,Q4から成り、W相アーム21Wは、直列に接続されたNPNトランジスタQ5,Q6から成る。また、各NPNトランジスタQ1〜Q6のコレクタ−エミッタ間には、エミッタ側からコレクタ側へ電流を流すダイオードD1〜D6がそれぞれ接続されている。
各相アームの中間点は、モータジェネレータMGの各相コイルの各相端に接続されている。すなわち、モータジェネレータMGは、3相の永久磁石モータであり、U,V,W相の3つのコイルの一端が中点に共通接続されて構成され、U相コイルの他端がNPNトランジスタQ1,Q2の中間点に、V相コイルの他端がNPNトランジスタQ3,Q4の中間点に、W相コイルの他端がNPNトランジスタQ5,Q6の中間点にそれぞれ接続されている。
図3は、図1に示すECU40に含まれるインバータ制御手段の機能ブロック図である。図3を参照して、インバータ制御手段41Aは、モータ制御用相電圧演算部41と、インバータ用PWM信号変換部42とを含む。モータ制御用相電圧演算部41は、コンデンサ22の両端の電圧Vc、すなわち、インバータ21への入力電圧Vcを電圧センサー15から受け、モータジェネレータMGの各相に流れるモータ電流MCRTを電流センサー16から受け、トルク指令値TRを外部ECUから受ける。そして、モータ制御用相電圧演算部41は、これらの入力される信号に基づいて、モータジェネレータMGの各相のコイルに印加する電圧を計算し、その計算した結果をインバータ用PWM信号変換部42へ出力する。インバータ用PWM信号変換部42は、モータ制御用相電圧演算部41から受けた計算結果に基づいて、実際にインバータ21の各NPNトランジスタQ1〜Q6をオン/オフする信号PWMを生成し、その生成した信号PWMをインバータ21の各NPNトランジスタQ1〜Q6へ出力する。
これにより、各NPNトランジスタQ1〜Q6は、スイッチング制御され、モータジェネレータMGが指令されたトルクを出すようにモータジェネレータMGの各相に流す電流を制御する。このようにして、モータ駆動電流が制御され、トルク指令値TRに応じたモータトルクが出力される。
図4は、図1に示すDC/DCコンバータ30に含まれる電圧変換器33の回路図である。図4を参照して、電圧変換器33は、MOSトランジスタ331〜334と、トランス335,336と、ダイオード337,338と、コイル339と、コンデンサ340とを含む。
MOSトランジスタ331,332は、正母線17と負母線18との間に直列に接続される。また、MOSトランジスタ333,334は、正母線17と負母線18との間に直列に接続される。MOSトランジスタ331,332は、正母線17と負母線18との間にMOSトランジスタ333,334と並列に接続される。
なお、正母線17は、正母線13のノードN1に接続され、負母線18は、負母線14のノードN2に接続される。
トランス335は、その一方端がMOSトランジスタ331とMOSトランジスタ332との間のノードN3に接続され、他方端がMOSトランジスタ333とMOSトランジスタ334との間のノードN4に接続される。
トランス336は、トランス335に対向して設けられる。ダイオード337は、トランス336からコイル339へ出力電流Ioを流すようにトランス336とコイル339との間に接続される。
ダイオード338は、ダイオード337とコイル339との間のノードN5からトランス336の低圧側への電流を阻止するようにトランス336の低圧側とノードN5との間に接続される。コイル339は、ダイオード337と負荷19との間に接続される。
なお、負荷19は、たとえば、補機バッテリである。
コンデンサ340は、コイル339の出力側と接地ノードGNDとの間に接続され、コイル339からの出力電圧を平滑化して負荷19に供給する。
制御回路32によってMOSトランジスタ331,334がオンされ、MOSトランジスタ332,333がオフされると、正母線17、MOSトランジスタ331、ノードN3、トランス335、ノードN4、MOSトランジスタ334および負母線18の経路で入力電流Iinが流れる。そして、トランス335,336は、巻線比に応じて入力電圧Vinを降圧して出力電圧Voを出力する。
電圧変換器33の二次側では、トランス336、ダイオード337、コイル339、負荷19、および接地ノードGNDの経路で出力電流Ioが流れる。
MOSトランジスタ331,334がオン/オフされる割合、つまり、デューティー比に応じて、入力電流Iinが変化し、トランス335に印加される電圧が変化する。すなわち、MOSトランジスタ331,334のデューティー比が大きくなると、入力電流Iinが増加し、トランス335に印加される電圧が増加する。また、MOSトランジスタ331,334のデューティー比が小さくなると、入力電流Iinが減少し、トランス335に印加される電圧が減少する。
そして、トランス335,336は、トランス335に印加される電圧を、その電圧レベルに応じて降圧するので、電圧変換器33の二次側の出力電圧Voは、トランス335に印加される電圧に応じて変化する。
このように、電圧変換器33は、制御回路32からの制御によってMOSトランジスタ331〜334がオン/オフされ、MOSトランジスタ331,334のデューティー比に応じて電圧変換を行ない、その電圧変換した電圧を負荷19としての補機バッテリへ供給する。
図5は、図1に示すメインリレー11,12およびMOSトランジスタ35の動作のタイミングチャートである。図5を参照して、メインリレー11は、タイミングt1でオンされ、閉じる。そして、MOSトランジスタ35は、タイミングt2でオンされ、閉じる。また、メインリレー12は、タイミングt3でオンされ、閉じる。そして、MOSトランジスタ35は、タイミングt4でオフされ、開く。
そうすると、タイミングt2からタイミングt3までの期間、メインリレー11およびMOSトランジスタ35が閉じており、かつ、メインリレー12が開いているため、バッテリ10からの直流電流は、メインリレー11、コンデンサ22、抵抗36、MOSトランジスタ35およびバッテリ10の閉回路を流れ、コンデンサ22をプリチャージする。したがって、タイミングt2からタイミングt3までの期間は、コンデンサ22をプリチャージする期間である。
そして、タイミングt3でメインリレー12が閉じられ、タイミングt4でMOSトランジスタ35が開かれると(オフされると)、バッテリ10は、メインリレー11,12を介して直流電圧をコンデンサ22に供給する。
プリチャージ期間において、バッテリ10は、抵抗36を介して直流電流をコンデンサ22に供給するので、コンデンサ22への突入電流が防止される。
再び、図1を参照して、駆動システム100の全体動作について説明する。ECU40は、イグニッションキーからHレベルの信号IGを受けると、Hレベルの信号DRV、Hレベルの信号SE1およびLレベルの信号SE2を生成し、その生成したHレベルの信号DRV、Hレベルの信号SE1およびLレベルの信号SE2をそれぞれドライブ回路37、メインリレー11およびメインリレー12へ出力する。
そうすると、メインリレー11は、Hレベルの信号SE1に応じてオンされて閉じ、メインリレー12は、Lレベルの信号SE2に応じて開いたままである。そして、ドライブ回路37は、Hレベルの信号DRVに応じてHレベルの信号VG1を生成してMOSトランジスタ35のゲート端子へ出力し、MOSトランジスタ35をオンする。
その結果、バッテリ10は、メインリレー11、コンデンサ22、抵抗36、MOSトランジスタ35およびバッテリ10の閉回路で直流電流をコンデンサ22に供給し、コンデンサ22をプリチャージする。
その後、ECU40は、電圧センサー15から電圧Vcを受け、その受けた電圧Vcがプリチャージ電圧Vchgに到達すると、Hレベルの信号SE2を生成してメインリレー12へ出力し、その後、Lレベルの信号DRVを生成してドライブ回路37へ出力する。
メインリレー12は、Hレベルの信号SE2に応じてオンされて閉じる。また、ドライブ回路37は、Lレベルの信号DRVに応じてLレベルの信号VG1を生成してMOSトランジスタ35のゲート端子へ出力し、メインリレー12が閉じた後にMOSトランジスタ35をオフする。
そうすると、バッテリ10は、メインリレー11,12を介して直流電圧をコンデンサ22に供給する。コンデンサ22は、バッテリ10からの直流電圧を平滑化してインバータ21に供給する。
一方、ECU40は、外部ECUからトルク指令値TRを受け、電流センサー16からモータ電流MCRTを受ける。そして、ECU40は、トルク指令値TR、電圧Vcおよびモータ電流MCRTに基づいて、上述した方法によって信号PWMを生成してインバータ21へ出力する。
インバータ21は、信号PWMに応じて、コンデンサ22からの直流電圧を交流電圧に変換してモータジェネレータMGを駆動する。また、電圧変換器33は、ノードN1,N2を介してバッテリ10から直流電圧を受け、その受けた直流電圧を制御回路32からの制御に従って電圧変換して負荷19(補機バッテリ)へ供給する。
さらに、駆動システム100が搭載されたハイブリッド自動車または電気自動車の回生制動時、モータジェネレータMGは、駆動輪の回転力によって交流電圧を発電してインバータ21へ供給する。インバータ21は、モータジェネレータMGからの交流電圧を信号PWMによって直流電圧に変換してコンデンサ22に供給する。
コンデンサ22は、インバータ21からの直流電圧を平滑化し、その平滑化した直流電圧をメインリレー11,12を介してバッテリ10へ供給する。これによって、バッテリ10は充電される。
そして、ECU40は、イグニッションキーからLレベルの信号IGを受けると、Lレベルの信号SE1およびSE2を生成してそれぞれメインリレー11,12へ出力する。メインリレー11,12は、それぞれ、Lレベルの信号SE1およびSE2に応じて開く。これにより、駆動システム100における全体動作が終了する。
上述したように、モータジェネレータMGの始動時、ドライブ回路37は、DC/DCコンバータ30の内部電源31によって駆動され、ダイオード34、MOSトランジスタ35、抵抗36およびドライブ回路37は、コンデンサ22への突入電流を防止してコンデンサ22をプリチャージするように制御する。そして、ダイオード34、MOSトランジスタ35、抵抗36およびドライブ回路37は、DC/DCコンバータ30内に配設される。
このように、この発明においては、モータジェネレータMGの始動時にコンデンサ22のプリチャージを制御するためのダイオード34、MOSトランジスタ35、抵抗36およびドライブ回路37を補機駆動用の直流電圧を生成するDC/DCコンバータ30内に配設することを特徴とする。そして、この特徴により、ダイオード34、MOSトランジスタ35、抵抗36およびドライブ回路37用のスペースを別途確保する必要がなく、駆動システム100をコンパクト化できる。
また、ドライブ回路37は、DC/DCコンバータ30の内部電源31を駆動用電源回路として用いるので、ドライブ回路37用の駆動用電源回路を別途設ける必要がなく、駆動システム100のコンパクト化および低コスト化を実現できる。
さらに、ダイオード34、MOSトランジスタ35、抵抗36およびドライブ回路37用の基板および筐体を別途設ける必要がなく、駆動システム100を低コスト化できる。
なお、インバータ21およびコンデンサ22は、「駆動回路」を構成する。
また、メインリレー11,12、インバータ21、コンデンサ22およびインバータ制御手段41Aは、「モータ駆動装置」を構成する。
[実施の形態2]
図6は、実施の形態2による駆動システムの概略ブロック図である。図6を参照して、実施の形態2による駆動システム100Aは、駆動システム100のDC/DCコンバータ30をDC/DCコンバータ30Aに代え、ECU40をECU40Aに代えたものであり、その他は、駆動システム100と同じである。
DC/DCコンバータ30Aは、DC/DCコンバータ30に電圧センサー38を追加したものであり、その他は、DC/DCコンバータ30と同じである。電圧センサー38は、抵抗36の両端に抵抗36に並列に接続される。そして、電圧センサー38は、抵抗36の両端の電圧Vrを検出し、その検出した電圧VrをECU40Aへ出力する。
ECU40Aは、電圧センサー38から受けた電圧Vrに基づいて、MOSトランジスタ35においてリーク電流が発生しているか否かを判定する。そして、ECU40Aは、MOSトランジスタ35においてリーク電流が発生していないと判定したとき、実施の形態1において説明したコンデンサ22のプリチャージを行なうようにメインリレー11,12およびドライブ回路37を制御し、MOSトランジスタ35においてリーク電流が発生していると判定したとき、「異常」を表示するための信号EMGを生成して表示手段60へ出力する。表示手段60は、信号EMGに応じて「異常」を表示する。ECU40Aは、その他、ECU40と同じ機能を有する。
図7は、図6に示すメインリレー11,12およびMOSトランジスタ35の動作のタイミングチャートである。図7を参照して、ECU40Aは、イグニッションキーからHレベルの信号IGを受けると、タイミングt01でHレベルの信号SE1、Lレベルの信号SE2およびLレベルの信号DRVを生成し、その生成したHレベルの信号SE1、Lレベルの信号SE2およびLレベルの信号DRVをそれぞれメインリレー11、メインリレー12およびドライブ回路37へ出力する。
そうすると、メインリレー11は、タイミングt01でオンされて閉じ、メインリレー12は、Lレベルの信号SE2に応じて開いたままである。また、ドライブ回路37は、Lレベルの信号DRVに応じてLレベルの信号VG1を生成してMOSトランジスタ35のゲート端子へ出力し、MOSトランジスタ35をオフし続ける。
そして、電圧センサー38は、抵抗36の両端の電圧Vrを検出してECU40Aへ出力する。ECU40Aは、電圧センサー38から受けた電圧Vrを基準値Vstdと比較し、電圧Vrが基準値Vstdよりも高いときMOSトランジスタ35においてリーク電流が発生していると判定し、信号EMGを生成して表示手段60へ出力する。そして、表示手段60は、信号EMGに応じて「異常」を表示する。
一方、ECU40Aは、電圧Vrが基準値Vstd以下であるときMOSトランジスタ35においてリーク電流が発生していないと判定する。
その後、ECU40Aは、タイミングt02でLレベルの信号SE1を生成してメインリレー11へ出力し、メインリレー11を開く。そして、ECU40Aは、MOSトランジスタ35においてリーク電流が発生していないと判定したとき、実施の形態1において説明したコンデンサ22のプリチャージを行なうようにメインリレー11,12およびドライブ回路37を制御する。
このように、実施の形態2は、コンデンサ22のプリチャージを行なう前に、MOSトランジスタ35においてリーク電流が発生しているか否かを判定し、リーク電流が発生している場合、異常を表示し、リーク電流が発生していない場合にコンデンサ22のプリチャージを行なうことを特徴とする。
この特徴により、コンデンサ22のプリチャージを正確に制御できる。
再び、図6を参照して、駆動システム100Aの全体動作について説明する。ECU40Aは、イグニッションキーからHレベルの信号IGを受けると、Hレベルの信号SE1、Lレベルの信号SE2およびLレベルの信号DRVを生成してそれぞれメインリレー11、メインリレー12およびドライブ回路37へ出力する。
そして、メインリレー11は、Hレベルの信号SE1に応じて閉じ、メインリレー12は、Lレベルの信号SE2に応じて開いたままである。また、ドライブ回路37は、Lレベルの信号DRVに応じて、Lレベルの信号VG1を生成してMOSトランジスタ35のゲート端子へ出力し、MOSトランジスタ35をオフし続ける。
その後、電圧センサー38は、抵抗36の両端の電圧Vrを検出し、その検出した電圧VrをECU40Aへ出力する。そして、ECU40Aは、電圧センサー38から受けた電圧Vrを基準値Vstdと比較し、電圧Vrが基準値Vstdよりも高いときMOSトランジスタ35においてリーク電流が発生していると判定し、信号EMGを生成して表示手段60へ出力する。表示手段60は、信号EMGに応じて「異常」を表示する。
一方、ECU40Aは、電圧Vrが基準値Vstd以下であるときMOSトランジスタ35においてリーク電流が発生していないと判定する。そして、Lレベルの信号SE1を生成してメインリレー11へ出力し、メインリレー11を開く。
その後、実施の形態1において説明したコンデンサ22のプリチャージ、モータジェネレータMGの駆動および電圧変換器33における電圧変換が行なわれる。そして、イグニッションキーからLレベルの信号IGがECU40Aへ入力されると、モータジェネレータMGが停止され、メインリレー11,12が開かれて、駆動システム100Aの全体動作は終了する。
なお、電圧Vrに基づいてMOSトランジスタ35においてリーク電流が発生しているか否かを判定し、MOSトランジスタ35においてリーク電流が発生しているとき信号EMGを生成して表示手段60へ出力するECU40Aは、「リーク判定手段」を構成する。
また、DC/DCコンバータ30およびリーク判定手段として機能するECU40Aは、「電圧変換装置」を構成する。
その他は、実施の形態1と同じである。
[実施の形態3]
図8は、実施の形態3による駆動システムの概略ブロック図である。図8を参照して、実施の形態3による駆動システム100Bは、駆動システム100のDC/DCコンバータ30をDC/DCコンバータ30Bに代えたものであり、その他は、駆動システム100と同じである。
DC/DCコンバータ30Bは、DC/DCコンバータ30にダイオード51、MOSトランジスタ52および抵抗53を追加し、ドライブ回路37をドライブ回路37Aに代えたものであり、その他は、DC/DCコンバータ30と同じである。
なお、駆動システム100Bにおいては、ECU40は、信号DRVに代えて信号DRV1,2をドライブ回路37Aへ出力する。
MOSトランジスタ52および抵抗53は、正母線13と負母線14との間に直列に接続される。ダイオード51は、MOSトランジスタ52に逆並列にMOSトランジスタ52の両端に接続される。
ドライブ回路37Aは、ECU40からHレベルまたはLレベルの信号DRV1およびDRV2を受ける。そして、ドライブ回路37Aは、Hレベルの信号DRV1に応じてHレベルの信号VG1を生成してMOSトランジスタ35のゲート端子へ出力し、Lレベルの信号DRV1に応じてLレベルの信号VG1を生成してMOSトランジスタ35のゲート端子へ出力する。
また、ドライブ回路37Aは、Hレベルの信号DRV2に応じてHレベルの信号VG2を生成してMOSトランジスタ52のゲート端子へ出力し、Lレベルの信号DRV2に応じてLレベルの信号VG2を生成してMOSトランジスタ52のゲート端子へ出力する。そして、MOSトランジスタ52がオンされると、コンデンサ22の残留電荷は、抵抗53によって放電される。
ECU40は、イグニッションキーからHレベルの信号IGを受けると、Hレベルの信号DRV1およびLレベルの信号DRV2を生成してドライブ回路37Aへ出力する。また、ECU40は、イグニッションキーからLレベルの信号IGを受けると、Hレベルの信号DRV2を生成してドライブ回路37Aへ出力する。
ドライブ回路37Aは、Hレベルの信号DRV1に応じてHレベルの信号VG1を生成してMOSトランジスタ35のゲート端子へ出力し、MOSトランジスタ35をオンする。また、ドライブ回路37Aは、Lレベルの信号DRV2に応じてLレベルの信号VG2を生成してMOSトランジスタ52のゲート端子へ出力し、MOSトランジスタ52をオフし、Hレベルの信号DRV2に応じてHレベルの信号VG2を生成してMOSトランジスタ52のゲート端子へ出力し、MOSトランジスタ52をオンする。
Hレベルの信号DRV1は、モータジェネレータMGの始動時に発生され、Hレベルの信号DRV2は、モータジェネレータMGの停止時に発生されるので、ドライブ回路37Aは、モータジェネレータMGの始動時、コンデンサ22をプリチャージするように制御し、モータジェネレータMGの停止時、コンデンサ22の残留電荷を放電するように制御する。
駆動システム100Bの全体動作について説明する。ECU40は、イグニッションキーからHレベルの信号IGを受けると、上述したようにコンデンサ22のプリチャージが行なわれ、その後、モータジェネレータMGの駆動および電圧変換器33における電圧変換が行なわれる。
そして、ECU40は、イグニッションキーからLレベルの信号IGを受けると、Lレベルの信号SE1およびSE2を生成してそれぞれメインリレー11,12へ出力し、Hレベルの信号DRV2を生成してドライブ回路37Aへ出力する。
メインリレー11,12は、それぞれ、Lレベルの信号SE1およびSE2に応じて開く。また、ドライブ回路37Aは、Hレベルの信号DRV2に応じてHレベルの信号VG2を生成してMOSトランジスタ52のゲート端子へ出力する。そして、MOSトランジスタ52は、Hレベルの信号VG2に応じてオンされ、コンデンサ22の残留電荷は、抵抗53によって放電される。これにより、駆動システム100Bの全体動作は終了する。
このように、実施の形態3は、インバータ21の入力側に設けられたコンデンサ22の残留電荷を放電するための放電回路(ダイオード51、MOSトランジスタ52および抵抗53)をDC/DCコンバータ30内に配設することを特徴とする。
この特徴により、ダイオード51、MOSトランジスタ52および抵抗53用の基板および筐体を別途設ける必要がなく、コンデンサ22の残留電荷を放電する機能を有する駆動システム100Bのコンパクト化および低コスト化を実現できる。
また、MOSトランジスタ52は、ドライブ回路37Aによって駆動され、ドライブ回路37Aは、DC/DCコンバータ30Bの内部電源31によって駆動されるので、MOSトランジスタ52を駆動するための電源回路を別途設ける必要がなく、駆動システム100Bをコンパクト化できる。
なお、実施の形態3においては、実施の形態2において説明したMOSトランジスタ35におけるリーク電流を判定する機能を駆動システム100Bに追加してもよい。
その他は、実施の形態1,2と同じである。
なお、MOSトランジスタ35および52は、バイポーラトランジスタおよびIGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor)等に代えられてもよい。したがって、この発明においては、一般に、半導体スイッチング素子を用いてコンデンサ22のプリチャージおよび/またはコンデンサ22の残留電荷の放電を制御してもよい。
上述した駆動システム100,100A,100Bは、ハイブリッド自動車または電気自動車に搭載される。
図9は、電気自動車の平面図である。図9を参照して、電気自動車200は、駆動システム100と、前輪210L,210Rと、シャフト220,240と、後輪230L,230Rと、車室250とを備える。
バッテリ10、メインリレー11,12およびDC/DCコンバータ30は、バッテリパック50に収納されて車室250よりも後側に配置される。IPM20は、車室250よりも前側に配置される。そして、正母線13および負母線14は、車室250の下側に配設され、バッテリ10、メインリレー11,12、DC/DCコンバータ30およびIPM20を相互に接続する。
イグニッションキーがオンされると、駆動システム100は、DC/DCコンバータ30に含まれるドライブ回路37の制御によってIPM20のコンデンサ22をプリチャージし、その後、バッテリ10からの直流電圧をインバータ21によって交流電圧に変換してモータジェネレータMGを駆動する。
モータジェネレータMGは、インバータ21によって駆動されると、所定のトルクをディファレンシャルギヤ(図示せず)を介してシャフト220に伝達し、前輪210L,210R(駆動輪)を駆動する。これにより、電気自動車200は、発進する。また、DC/DCコンバータ30の電圧変換器33は、バッテリ10からの直流電圧を補機用の直流電圧に変換して補機バッテリに供給する。
その後、電気自動車200は、加速/減速等を行ないながら走行し、最終的に停止する。そして、メインリレー11,12が開かれる。
駆動システム100を電気自動車200に搭載する場合、DC/DCコンバータ30は、バッテリ10およびメインリレー11,12とともにバッテリパック50に収納され、車室250よりも後側の空間(ラゲージ)に配置されるので、駆動システム100は、コンパクト化を要求される。しかし、駆動システム100においては、上述したように、コンデンサ22のプリチャージを制御するダイオード34、MOSトランジスタ35、抵抗36およびドライブ回路37をDC/DCコンバータ30内に配設し、駆動システム100をコンパクト化したので、駆動システム100は、電気自動車200へ容易に搭載可能である。
なお、DC/DCコンバータ30は、車室250よりも後側の空間に限らず、車室250よりも前側の空間に配置されてもよい。
また、電気自動車200は、駆動システム100A,100Bを搭載してもよい。この場合、電気自動車200における駆動システム100A,100Bの配置は、駆動システム100の配置と同じである。
さらに、駆動システム100,100A,100Bは、ハイブリッド自動車に搭載されてもよい。この場合、ハイブリッド自動車における駆動システム100,100A,100Bの配置は、電気自動車における駆動システム100,100A,100Bの配置と同じである。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施の形態の説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
この発明は、モータジェネレータの駆動回路の入力側に設けられたコンデンサのプリチャージを制御する電圧変換装置に適用される。また、この発明は、モータジェネレータの駆動回路の入力側に設けられたコンデンサのプリチャージを正確に制御する電圧変換装置に適用される。さらに、この発明は、モータジェネレータの駆動回路の入力側に設けられたコンデンサのプリチャージを制御する電圧変換装置を備えた駆動システムに適用される。さらに、この発明は、モータジェネレータの駆動回路の入力側に設けられたコンデンサのプリチャージを正確に制御する電圧変換装置を備えた駆動システムに適用される。
この発明の実施の形態1による駆動システムの概略ブロック図である。 図1に示すインバータの回路図である。 図1に示すECUに含まれるインバータ制御手段の機能ブロック図である。 図1に示すDC/DCコンバータに含まれる電圧変換器の回路図である。 図1に示すメインリレーおよびMOSトランジスタの動作のタイミングチャートである。 実施の形態2による駆動システムの概略ブロック図である。 図6に示すメインリレーおよびMOSトランジスタの動作のタイミングチャートである。 実施の形態3による駆動システムの概略ブロック図である。 電気自動車の平面図である。
符号の説明
10 バッテリ、11,12 メインリレー、13,17 正母線、14,18 負母線、15,38 電圧センサー、16 電流センサー、19 負荷、20 IPM、21 インバータ、21U U相アーム、21V V相アーム、21W W相アーム、22,340 コンデンサ、30,30A,30B DC/DCコンバータ、31 内部電源、32 制御回路、33 電圧変換器、34,51,337,338,D1〜D6 ダイオード、35,52,331〜334 MOSトランジスタ、36,53 抵抗、37,37A ドライブ回路、40,40A ECU、41A インバータ制御手段、41 モータ制御用相電圧演算部、42 インバータ用PWM信号変換部、50 バッテリパック、60 表示手段、100,100A,100B 駆動システム、200 電気自動車、210L,210R 前輪、220,240 シャフト、230L,230R 後輪、250 車室、335,336 トランス、339 コイル、N1〜N5 ノード、MG モータジェネレータ、Q1〜Q6 NPNトランジスタ。

Claims (13)

  1. モータジェネレータの駆動回路に電力を供給する電源から直流電圧を受け、その受けた直流電圧の電圧レベルを変換するDC/DCコンバータと、
    前記電源と前記駆動回路に含まれるコンデンサとの間の正母線および負母線中にそれぞれ接続された第1および第2のリレーのいずれか一方のリレーと並列に接続される半導体スイッチング素子と、
    前記電源と前記コンデンサとの間で、前記いずれか一方のリレーと並列に接続され、かつ、前記半導体スイッチング素子と直列に接続される抵抗と、
    前記半導体スイッチング素子をオン/オフするドライブ回路とを備え
    前記DC/DCコンバータは、
    前記電源から受けた前記直流電圧の電圧レベルを変換する電圧変換器と、
    前記電圧変換器を制御する制御回路と、
    前記ドライブ回路および前記制御回路に電力を供給する内部電源とを含み、
    前記半導体スイッチング素子と、前記抵抗と、前記ドライブ回路とは、前記DC/DCコンバータの内部に配設される、電圧変換装置。
  2. 前記電源は、二次電池であって、
    前記電圧変換装置は、前記二次電池とともに、バッテリパックに収納される、請求項1に記載の電圧変換装置。
  3. 前記ドライブ回路は、前記モータジェネレータの始動時、前記第1および第2のリレーのいずれか他方のリレーが閉じているとき、前記半導体スイッチング素子をオンし、前記コンデンサの電圧が所定の電圧に到達すると、前記半導体スイッチング素子をオフする、請求項1または請求項2に記載の電圧変換装置。
  4. 前記抵抗の両端の電圧を検出する電圧センサーと、
    前記電圧センサーからの電圧に基づいて、前記半導体スイッチング素子においてリーク電流が発生しているか否かを判定するリーク判定手段をさらに備え、
    前記ドライブ回路は、前記リーク判定手段により前記半導体スイッチング素子においてリーク電流が発生していないと判定されたとき、前記半導体スイッチング素子をオンする、請求項に記載の電圧変換装置。
  5. 前記リーク判定手段は、前記半導体スイッチング素子において前記リーク電流が発生していると判定したとき、異常を表示するように制御する、請求項に記載の電圧変換装置。
  6. 前記コンデンサの残留電荷を放電するための放電抵抗と、
    前記放電抵抗に直列に接続されたもう1つの半導体スイッチング素子とをさらに備え、
    前記直列に接続された放電抵抗およびもう1つの半導体スイッチング素子は、前記正母線と前記負母線との間に前記コンデンサに並列に接続され、
    前記ドライブ回路は、前記もう1つの半導体スイッチング素子をさらにオン/オフする、請求項1から請求項のいずれか1項に記載の電圧変換装置。
  7. 電源と、
    前記電源から受けた第1の直流電圧によってモータジェネレータを駆動するモータ駆動装置と、
    前記電源と前記モータ駆動装置とを接続する正母線および負母線と、
    前記モータ駆動装置に並列に接続され、前記電源から受けた前記第1の直流電圧を第2の直流電圧に変換する電圧変換装置とを備え、
    前記モータ駆動装置は、
    前記電源側にコンデンサを含み、前記第1の直流電圧を交流電圧に変換して前記モータジェネレータを駆動する駆動回路と、
    前記電源と前記コンデンサとの間で前記正母線および前記負母線中にそれぞれ接続された第1および第2のリレーとを含み、
    前記電圧変換装置は、
    前記第1および第2のリレーのいずれか一方のリレーと並列に接続される半導体スイッチング素子と、
    前記電源と前記コンデンサとの間で、前記いずれか一方のリレーと並列に接続され、かつ、前記半導体スイッチング素子と直列に接続される抵抗と、
    前記半導体スイッチング素子をオン/オフするドライブ回路と、
    DC/DCコンバータとを含み、
    前記DC/DCコンバータは、
    前記第1の直流電圧を前記第2の直流電圧に変換する電圧変換器と、
    前記電圧変換器を制御する制御回路と、
    前記ドライブ回路および前記制御回路に電力を供給する内部電源とを含み、
    前記半導体スイッチング素子と、前記抵抗と、前記ドライブ回路とは、前記DC/DCコンバータの内部に配設される、駆動システム。
  8. 前記電源は、二次電池であって、
    前記電圧変換装置は、前記二次電池とともに、バッテリパックに収納される、請求項7に記載の駆動システム。
  9. 前記ドライブ回路は、前記モータジェネレータの始動時、前記第1および第2のリレーのいずれか他方のリレーが閉じているとき、前記半導体スイッチング素子をオンし、前記コンデンサの電圧が所定の電圧に到達すると、前記半導体スイッチング素子をオフする、請求項7または請求項8に記載の駆動システム。
  10. 前記電圧変換装置は、
    前記抵抗の両端の電圧を検出する電圧センサーと、
    前記電圧センサーからの電圧に基づいて、前記半導体スイッチング素子においてリーク電流が発生しているか否かを判定するリーク判定手段をさらに含み、
    前記ドライブ回路は、前記リーク判定手段により前記半導体スイッチング素子においてリーク電流が発生していないと判定されたとき、前記半導体スイッチング素子をオンする、請求項に記載の駆動システム。
  11. 前記リーク判定手段は、前記半導体スイッチング素子において前記リーク電流が発生していると判定したとき、異常を表示するように制御する、請求項10に記載の駆動システム。
  12. 前記電圧変換装置は、
    前記コンデンサの残留電荷を放電するための放電抵抗と、
    前記放電抵抗に直列に接続されたもう1つの半導体スイッチング素子とをさらに含み、
    前記直列に接続された放電抵抗およびもう1つの半導体スイッチング素子は、前記正母線と前記負母線との間に前記コンデンサに並列に接続され、
    前記ドライブ回路は、前記もう1つの半導体スイッチング素子をさらにオン/オフする、請求項から請求項11のいずれか1項に記載の駆動システム。
  13. 前記電源、前記第1および第2のリレー、および前記電圧変換装置は、車両の車室よりも後側に配置され、
    前記駆動回路は、前記車室よりも前側に配置され、
    前記モータジェネレータは、前記車両の駆動輪を駆動する、請求項から請求項12のいずれか1項に記載の駆動システム。
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