JP2006027465A - 空気入りタイヤ - Google Patents

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Abstract

【課題】排水性や耐リブティア性を確保しつつ、耐グルーブクラック性を向上させることのできる空気入りタイヤを提供すること。
【解決手段】トレッド面11に複数形成される周方向溝部50のうち、ショルダーリブ41とセカンドリブ45との間に位置する周方向溝部50の溝底最深部中心72を、溝幅Wの中心線85よりもセカンドリブ45寄りに位置させる。ショルダーリブ側溝壁61は、ショルダーリブ側曲面部75によって、この状態の溝底最深部71と接続されている。また、仮想のトレッド面11である仮想延長部80とセカンドリブ側溝壁65との角度αは、仮想延長部80とショルダーリブ側溝壁61との角度βよりも小さくなるように、セカンドリブ側溝壁65及びショルダーリブ側溝壁61は形成されている。この結果、排水性や耐リブティア性を確保しつつ、耐グルーブクラック性を向上させることができる。
【選択図】 図3

Description

本発明は、空気入りタイヤに関するものである。特に、この発明は、溝底のクラックを抑制することのできる空気入りタイヤに関するものである。
従来の空気入りタイヤでは、当該空気入りタイヤを装着した車両の走行時に、トレッド面に対して路面から荷重が加わることによるリブ等の変形によって、トレッド面に形成されている溝部も変形する。特に、ショルダー部側の端部に位置するショルダーリブ等には走行時に負荷がかかり易く、ショルダーリブ等に隣接する溝部の変形も大きいため、この部分の溝部には、溝底にクラックが発生する虞があった。そこで、従来の空気入りタイヤでは、ショルダー部側の端部に位置する溝部や溝部周辺の強度を向上させているものがあった。例えば、特許文献1では、ショルダー部側の端部に位置する溝部のタイヤ径方向内方に少なくとも1層の周方向ベルト層を配置し、溝部の溝底には突起を設けている。これにより、溝部は補強され、溝底のクラックの発生を低減させていた。また、特許文献2では、ショルダー部側の溝部のタイヤ径方向内方に、周方向ベルト層と、有機繊維コードからなる補助ベルト層を設けている。これにより、ショルダー部側の端部に位置する溝部の周辺が補強されるので、この溝部の溝底のクラックを低減させていた。
特開2001−63315号公報 特開2001−213115号公報
しかしながら、溝部に突起を設けると、溝部の空間部分の容積が減少するため、雨天走行時の排水性が低減する虞がある。また、排水性を高めるために所定の溝幅を確保し、溝部のタイヤ径方向内方を周方向ベルト層や補助ベルト層で補強した場合には、溝部に石などが引っかかって溝部の一部が欠ける虞がある。このように、溝底のクラックを抑制する場合、その他の性能との両立が困難であった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、排水性や耐リブティア性を確保しつつ、耐グルーブクラック性を向上させることのできる空気入りタイヤを提供することを目的とする。
発明者らの研究によれば、発明者らは課題を解決するにあたり、まず、5本の周方向溝部からなるリブパターンにおいて、溝幅が狭く溝底Rが小さいものと、溝幅が広く溝底Rが大きいものと、の2種類の空気入りタイヤについて解析した。その解析方法は、この2種類の空気入りタイヤを、舗装路100%のコースを15万km走行させ、溝部のクラックであるグルーブクラックと、石などが引っかかることによるリブの欠けであるリブティアとの形態を解析した。この解析によると、グルーブクラックは、ショルダーリブに隣接する周方向溝部で発生し、この周方向溝部のショルダーリブ側の溝底で発生し易く、溝底Rは大きい方がグルーブクラックの発生頻度が少なくなり、溝幅が狭い、或いはリブ幅が広い方がリブの圧縮の歪みが小さいため、グルーブクラックの発生頻度が少なくなる、ということが分かった。また、リブティアは、溝幅が狭い方が、発生が少なくなることが分かった。これらのことから、ショルダーリブとは周方向溝を介して隣り合って赤道面方向に形成されるリブであるセカンドリブの剛性は高く、ショルダーリブは剛性を低く、溝底のショルダーリブ側のRを大きく取ることで、グルーブクラックの発生を抑制できることが分かった。このようにして、本発明者らは、鋭意研究の結果、上記のグルーブクラック等の形態を突き止め、本発明を完成するに至った。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、この発明に係る空気入りタイヤは、トレッド面に複数の周方向溝部が形成される空気入りタイヤにおいて、前記複数の周方向溝部のうち、タイヤ幅方向の位置が最もショルダー部側に位置する周方向溝部は、少なくともタイヤ周方向上での溝幅が最も狭い部分での溝底最深部中心が、前記溝幅の中心よりもタイヤ幅方向の赤道面寄りに位置しており、且つ、前記トレッド面の仮想延長部と前記赤道面側の溝壁とで形成する角度は、前記トレッド面の仮想延長部と前記ショルダー部側の溝壁とで形成する角度以下の大きさで形成されていることを特徴とする。
この発明では、最もショルダー部側に位置する周方向溝部の、溝底最深部のタイヤ幅方向の中心である溝底最深部中心が、溝幅の中心よりもタイヤ幅方向の赤道面寄りに位置しているので、ショルダー部側の溝壁と溝底とが交差する部分の強度を向上させることができる。これにより、トレッド面に荷重が加えられた場合でも、溝部のショルダー部側の溝壁と溝底とが交差する部分への応力の集中を低減できるので、この部分のクラックの発生を抑制できる。また、少なくとも、周方向溝部の溝幅の最も狭い部分の形状を上記の形状で形成することにより、より確実に応力の集中を低減できる。即ち、溝幅が狭い部分は、ショルダー部側の溝壁と溝底とが交差する部分の角度が鋭角寄りの傾向になり易く、応力が集中し易いためクラックが発生し易い。そこで、少なくとも周方向溝部の溝幅の最も狭い部分の形状を上記の形状で形成することにより応力集中を低減でき、クラックの発生を抑制することができる。
また、トレッド面の仮想延長部と赤道面側の溝壁とで形成する角度は、トレッド面の仮想延長部とショルダー部側の溝壁とで形成する角度以下の大きさで形成されている。これにより、例えば、本発明の空気入りタイヤがリブタイヤの場合、ショルダー部側のリブ、即ち、ショルダーリブの剛性を低減させることができ、セカンドリブの剛性を高くすることができるので、ショルダーリブとセカンドリブとの間の周方向溝部のクラックの発生を抑制できる。また、トレッド面の仮想延長部と赤道面側の溝壁とで形成する角度を小さくすることにより、溝幅を狭くすることができるので、リブティアの発生を抑制することができる。また、トレッド面の仮想延長部とショルダー部側の溝壁とで形成する角度を大きくすることにより、当該周方向溝部の容積を確保できるので、排水性を確保できる。これらの結果、排水性や耐リブティア性を確保しつつ、耐グルーブクラック性を向上させることができる。
また、この発明に係る空気入りタイヤは、トレッド面に複数の周方向溝部が形成される空気入りタイヤにおいて、前記複数の周方向溝部のうち、タイヤ幅方向の位置が最もショルダー部側に位置する周方向溝部は、少なくとも前記ショルダー部側の溝壁が最もタイヤ幅方向の赤道面寄りに位置している部分での溝底最深部中心が、溝幅の中心よりも前記赤道面寄りに位置しており、且つ、前記トレッド面の仮想延長部と前記赤道面側の溝壁とで形成する角度は、前記トレッド面の仮想延長部と前記ショルダー部側の溝壁とで形成する角度以下の大きさで形成されていることを特徴とする。
この発明では、少なくとも周方向溝部の、ショルダー部側の溝壁が最もタイヤ幅方向の赤道面寄りに位置している部分の形状を上記の形状で形成することにより、クラックの発生を抑制できる。即ち、ショルダー部側の溝壁が赤道面寄りに位置しているということは、例えば、本発明の空気入りタイヤがリブタイヤの場合で説明すると、ショルダーリブの幅が広く形成されているということなので、この部分のショルダーリブの剛性は高くなっている。このため、当該ショルダーリブに隣接する周方向溝部にクラックが発生する虞があるが、周方向溝部のこの部分の形状を上記の形状で形成することにより、クラックの発生を抑制することができる。この結果、排水性や耐リブティア性を確保しつつ、耐グルーブクラック性を向上させることができる。
また、この発明に係る空気入りタイヤは、溝底最深部と前記ショルダー部側の前記溝壁とは、前記赤道面側の前記溝壁に対して凹となる曲面によって接続されていることを特徴とする。
この発明では、溝底最深部とショルダー部側の前記溝壁とを、赤道面側の前記溝壁に対して凹となる曲面によって接続するので、この部分への応力集中を低減することができる。この結果、より確実に耐グルーブクラック性を向上させることができる。
また、この発明に係る空気入りタイヤは、前記溝底最深部中心は、前記溝幅の中心よりも前記溝幅の5%以上前記赤道面寄りに位置していることを特徴とする。
この発明では、溝底最深部中心の位置を溝幅の中心よりも当該溝幅の5%以上赤道面寄りに位置させることにより、より確実にショルダー部側の溝壁と溝底とが交差する部分の強度を向上させることができる。これにより、この部分への応力の集中を、より確実に低減することができる。この結果、より確実に耐グルーブクラック性を向上させることができる。
また、この発明に係る空気入りタイヤは、前記トレッド面の前記仮想延長部と前記赤道面側の前記溝壁とで形成する角度αは45°≦α≦75°の範囲内で形成され、前記トレッド面の前記仮想延長部と前記ショルダー部側の前記溝壁とで形成する角度βは75°≦β≦110°の範囲内で形成されており、且つ、0.5≦(α/β)≦0.95の関係を満たしていることを特徴とする。
この発明では、トレッド面の仮想延長部と赤道面側の溝壁とで形成する角度α、及びトレッド面の仮想延長部とショルダー部側の溝壁とで形成する角度βを上記の範囲で形成することにより、より確実にリブタイヤのショルダーリブなど前記周方向溝部に隣接してショルダー部側に位置している部分の剛性を下げ、セカンドリブなど前記周方向溝部を挟んで反対側に位置する部分の剛性を上げることができる。また、より確実に、溝幅を狭くしつつ、溝部の容積を確保することができる。これらの結果、より確実に排水性や耐リブティア性を確保しつつ、耐グルーブクラック性を向上させることができる。
また、この発明に係る空気入りタイヤは、前記赤道面側の前記溝壁は、溝深さ方向において前記トレッド面の前記仮想延長部とで形成する角度が複数の異なる角度となる複数の面で形成されていることを特徴とする。
この発明では、周方向溝部の赤道面側の溝壁を、角度が異なる複数の面で形成することにより、トレッド面の仮想延長部と赤道面側の溝壁とで形成する角度を、より確実に上記の角度で形成しつつ、前記溝底最深部を赤道面寄りに位置させ、溝底最深部中心を赤道面寄りに位置させることができる。これらの結果、より確実に排水性や耐リブティア性を確保しつつ、耐グルーブクラック性を向上させることができる。
本発明にかかる空気入りタイヤは、排水性や耐リブティア性を確保しつつ、耐グルーブクラック性を向上させることができる、という効果を奏する。
以下に、本発明にかかる空気入りタイヤの実施例を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施例によりこの発明が限定されるものではない。また、下記実施例における構成要素には、当業者が置換可能かつ容易なもの、或いは実質的に同一のものが含まれる。また、空気入りタイヤのトレッド面に形成されるトレッドパターンにはいくつかの種類があり、周方向溝部が形成されるパターンには、主に、リブパターン、リブ・ラグパターン、ブロックパターンがある。本発明は、いずれのトレッドパターンに対しても適用することができるが、以下の説明では空気入りタイヤの一例としてリブパターンが形成される空気入りタイヤを例に説明する。
以下の説明において、タイヤ幅方向とは、空気入りタイヤの回転軸と平行な方向をいい、タイヤ幅方向内方とはタイヤ幅方向において赤道面に向かう方向、タイヤ幅方向外方とは、タイヤ幅方向において赤道面の向かう方向の反対方向をいう。また、タイヤ径方向とは、前記回転軸と直交する方向をいう。また、タイヤ周方向とは、前記回転軸を中心軸とする周方向である。図1は、この発明に係る空気入りラジアルタイヤのトレッド面を示す図である。図2は、図1のA−A断面図である。この空気入りタイヤ1は、子午面方向の断面で見た場合、タイヤ径方向の最も外側にトレッド部10が形成されており、このトレッド部10の表面であるトレッド面11にはトレッドパターンを形成する溝部が設けられている。この溝部はトレッド面11に、タイヤ周方向に形成された周方向溝部50として当該トレッド面11に5本形成されている。また、トレッド部10のタイヤ径方向内方側にはベルト層20が設けられている。さらに、前記トレッド部10のタイヤ幅方向の両端からタイヤ径方向内方に向けてサイドウォール部25が設けられており、このサイドウォール部25のタイヤ幅方向内方側、及び前記ベルト層20のタイヤ径方向内方側には、カーカス30が設けられている。
前記トレッド面11には、複数の前記周方向溝部50によってトレッドパターンが形成されており、当該周方向溝部50によって区画された部分はリブ40として形成されている。このリブ40は、複数の周方向溝部50によって区画されているので、当該リブ40も複数形成されている。この複数のリブ40のうち、タイヤ幅方向の端部に位置しているリブ40は、ショルダーリブ41として形成されている。このショルダーリブ41のトレッド面11におけるタイヤ幅方向の前記サイドウォール部25側の端部、即ち、前記トレッド面11のタイヤ幅方向の端部は、ショルダー部42として形成されている。また、複数の前記リブ40のうち、タイヤ幅方向においてショルダーリブ41の赤道面90側に前記周方向溝部50を介して隣接しているリブ40は、セカンドリブ45として形成されている。換言すると、複数の周方向溝部50のうち、タイヤ幅方向の位置が最もショルダー部42側に位置する周方向溝部50は、ショルダーリブ41とセカンドリブ45との間に形成されている。
図3は、B部詳細図である。複数設けられた周方向溝部50のうち、ショルダーリブ41とセカンドリブ45との間に形成されている周方向溝部50は、対向する2つの溝壁60がそれぞれ異なった傾斜角で形成されている。詳細には、2つの溝壁60のうち、ショルダーリブ41に隣接し、ショルダー部42側の溝壁60となるショルダーリブ側溝壁61と、セカンドリブ45に隣接し、赤道面90側の溝壁60となるセカンドリブ側溝壁65とは、周方向溝部50の開口部分に位置する仮想のトレッド面11である仮想延長部80からの角度がそれぞれ異なっている。仮想延長部80に対する2つの溝壁60の関係は、仮想延長部80とセカンドリブ側溝壁65とで形成する角度αは、仮想延長部80とショルダーリブ側溝壁61とで形成する角度β以下の大きさで形成されている。
また、前記セカンドリブ側溝壁65は、2つの面によって形成されており、この2つの面は溝深さ方向において前記仮想延長部80との角度が異なって形成されている。このセカンドリブ側溝壁65の2つの面のうち、前記仮想延長部80とで角度αを形成する面は、セカンドリブ45のトレッド面11と交差する第1セカンドリブ側溝壁66として形成されている。また、セカンドリブ側溝壁65の2つの面のうちのもう一方の面は、第1セカンドリブ側溝壁66よりもタイヤ径方向内方に位置する第2セカンドリブ側溝壁67として形成されている。
この第2セカンドリブ側溝壁67は、第1セカンドリブ側溝壁66と前記仮想延長部80とで形成する角度αよりも、当該第2セカンドリブ側溝壁67と前記仮想延長部80とで形成する角度は大きい角度で形成されている。このため、第1セカンドリブ側溝壁66の溝底70側の端部と第2セカンドリブ側溝壁67のトレッド面11側の端部との接続部分は、前記ショルダーリブ側溝壁61側に凸となる角部68として形成されている。この角部68は、溝深さ方向におけるトレッド面11からの距離Eが、当該周方向溝部50の溝深さDの1/2となる位置に形成されている。
このように、仮想延長部80とセカンドリブ側溝壁65とで形成する角度αは、セカンドリブ側溝壁65の一部である第1セカンドリブ側溝壁66と前記仮想延長部80とで形成されている。なお、この角度α及び前記角度βは、詳細には、角度αは45°≦α≦75°の範囲内で形成され、角度βは75°≦β≦110°の範囲内で形成されており、且つ、この角度αと角度βの関係は、0.5≦(α/β)≦0.95となっている。また、第2セカンドリブ側溝壁67は、当該第2セカンドリブ側溝壁67と前記仮想延長部80とで形成する角度が90°以下となるように形成されている。
前記ショルダーリブ側溝壁61とセカンドリブ側溝壁65は、溝底70に接続されている。この溝底70は、当該周方向溝部50の溝深さが最も深い部分である溝底最深部71が、赤道面90寄りに形成されている。これにより、周方向溝部50の溝幅方向における当該溝底最深部71の中心である溝底最深部中心72は、溝幅の中心となる中心線85よりも赤道面90寄りに位置している。この中心線85は、当該周方向溝部50の溝幅方向における開口部分の中心の線となっており、セカンドリブ45側の開口縁部46とショルダーリブ41側の開口縁部43とのタイヤ幅方向における距離である溝幅Wの中心の線となっている。このため、この中心線85は、セカンドリブ45側の開口縁部46から当該中心線85までの距離V1と、ショルダーリブ41側の開口縁部43から当該中心線85までの距離V2が、共に前記溝幅Wの1/2の長さとなる位置に位置している。
前記溝底最深部中心72は、このように位置する中心線85よりも赤道面90寄りに位置しており、タイヤ幅方向における溝底最深部中心72の、中心線85からのずれ量Pは、溝幅Wの5%以上の距離となっている。このように、溝底最深部中心72は、中心線85から赤道面90寄り、或いはセカンドリブ45寄りで中心線85からずれ量Pだけ離れた部分に位置し、溝底最深部71は、この溝底最深部中心72をタイヤ幅方向における中心として形成されている。なお、このずれ量Pは、中心線85から赤道面90寄り、或いはセカンドリブ45寄りで、溝幅Wの5%〜30%の範囲となるのが好ましい。
このように形成される溝底最深部71と、前記ショルダーリブ側溝壁61は、当該周方向溝部50に隣接するショルダーリブ41の方向、或いはタイヤ径方向内方に凸となる曲面であるショルダーリブ側曲面部75によって接続されている。つまり、ショルダーリブ側曲面部75は、セカンドリブ側溝壁65に対して凹となる曲面で形成されている。同様に溝底最深部71と、前記セカンドリブ側溝壁65は、当該周方向溝部50に隣接するセカンドリブ45の方向、或いはタイヤ径方向内方に凸となる曲面であるセカンドリブ側曲面部76によって接続されている。つまり、セカンドリブ側曲面部76は、ショルダーリブ側溝壁61に対して凹となる曲面で形成されている。また、このセカンドリブ側曲面部76は、詳細には第2セカンドリブ側溝壁67と溝底最深部71とを接続している。前記溝底最深部中心72は、上述したようにセカンドリブ45寄りに位置しているため、溝底最深部71全体はセカンドリブ45寄りに位置している。このため、この溝底最深部71と前記ショルダーリブ側曲面部75は、前記中心線85付近で接続されている。
また、ショルダーリブ側曲面部75は、いずれの部分もタイヤ幅方向において、当該ショルダーリブ側曲面部75とショルダーリブ側溝壁61との接続部77よりも、隣接するショルダーリブ41の方向に位置しないように形成されている。同様に、セカンドリブ側曲面部76は、いずれの部分もタイヤ幅方向において、当該セカンドリブ側曲面部76とセカンドリブ側溝壁65との接続部78よりも、隣接するセカンドリブ45の方向に位置しないように形成されている。なお、ショルダーリブ側曲面部75とショルダーリブ側溝壁61との接続部77は、周方向溝部50の溝深さ方向におけるトレッド面11からの距離が、当該周方向溝部50の溝深さDの1/2付近となる位置に形成されるのが好ましい。
これらショルダーリブ側曲面部75とセカンドリブ側曲面部76は、図3の方向から見た場合、即ち、空気入りタイヤ1を子午面方向の断面で見た場合、双方とも所定の半径を有する曲線で形成されている。これらのそれぞれの曲線の半径は、ショルダーリブ側曲面部75の曲線の方が、セカンドリブ側曲面部76の曲線よりも大きい半径で形成されている。
この空気入りタイヤ1を車両(図示省略)に装着をして走行をすると、路面と接触するトレッド面11に荷重が加わることによりトレッド部10に荷重が加わり、この荷重はトレッド部10に形成されるリブ40及び周方向溝部50にも加わる。特に、タイヤ幅方向の端部に形成されるショルダーリブ41には、車両の旋回等によって大きな荷重が加わり易い。このため、複数の周方向溝部50のうち、ショルダーリブ41に隣接し、ショルダーリブ41とセカンドリブ45との間に形成される周方向溝部50には、応力が集中し易い。しかし、このショルダーリブ41とセカンドリブ45との間に形成される周方向溝部50は、溝底最深部中心72が赤道面90寄り、詳細には、溝底最深部中心72が溝幅Wの中心線85から赤道面90寄りに当該溝幅Wの5%〜30%の範囲内に位置しており、ショルダーリブ側溝壁61と溝底70とは、この溝底最深部中心72を有する溝底最深部71とショルダーリブ側溝壁61とがショルダーリブ側曲面部75で接続されることによって接続されている。
このため、溝底70とショルダーリブ側溝壁61とは緩やかな曲面で接続されて形成されているので、ショルダーリブ側溝壁61と溝底70とが交差する部分の強度を向上させることができる。さらに、子午面方向の断面で見た場合の形状は、ショルダーリブ側曲面部75の曲線の方がセカンドリブ側曲面部76の曲線よりも大きい半径で形成されているので、より確実にショルダーリブ側曲面部75付近の強度を向上させることができる。これらにより、ショルダーリブ41に大きな荷重が加わった場合でも、ショルダーリブ41に隣接するこの周方向溝部50の、ショルダーリブ側溝壁61と溝底70とが交差する部分への応力集中は抑制される。この結果、周方向溝部50のこの部分のクラックの発生を抑制することができる。
また、セカンドリブ側溝壁65の第1セカンドリブ側溝壁66と仮想延長部80とで形成する角度αを45°≦α≦75°の範囲内で形成する一方、ショルダーリブ側溝壁61と仮想延長部80とで形成する角度βは75°≦β≦110°の範囲内で形成し、さらに、この角度αと角度βの関係が0.5≦(α/β)≦0.95となるように形成している。これらの各角度をこのように形成することにより、セカンドリブ45の開口縁部46付近の角部は鈍角傾向になるのでセカンドリブ45は剛性が向上し、ショルダーリブ41の開口縁部43付近の角部は鋭角傾向になるので、剛性が低下する。このため、ショルダーリブ41に荷重が加えられた際でも、ショルダーリブ41が変形をすることによってその荷重による応力を分散するため、ショルダーリブ41とセカンドリブ45との間に形成される周方向溝部50には荷重は伝えられ難くなる。これにより、周方向溝部50への応力集中はさらに抑制される。これらのように、周方向溝部50への応力集中が抑制される結果、周方向溝部50のクラックの発生を、より確実に抑制することができる。
また、第1セカンドリブ側溝壁66と仮想延長部80とで形成する角度αを上記のように小さめにすることにより、当該周方向溝部50の溝幅を溝底方向に向かうに従って狭くすることができる。これにより、車両走行中に、縁石や路面上の石等が周方向溝部50に引っ掛かり難くなるので、石等が周方向溝部50に引っ掛ってリブ40が欠ける、所謂リブティアを抑制することができる。また、ショルダーリブ側溝壁61と仮想延長部80とで形成する角度βを上記のように大きめに形成することにより、周方向溝部50と仮想延長部80とで形成する周方向溝部50の容積を所定の大きさの容積に確保できるので、排水性を確保できる。これらのようにリブティアを抑制し、また排水性を確保しつつ、上記のようにクラックの発生を抑制する結果、排水性や耐リブティア性を確保しつつ、耐グルーブクラック性を向上させることができる。
また、セカンドリブ側溝壁65を、異なる角度で形成される第1セカンドリブ側溝壁66と第2セカンドリブ側溝壁67とで形成している。これにより、第1セカンドリブ側溝壁66とショルダーリブ側溝壁61、即ち、セカンドリブ側溝壁65とショルダーリブ側溝壁61とを、より確実に上記の角度で形成しつつ溝底最深部71を赤道面90寄りに位置させ、溝底最深部中心72を赤道面90寄りに位置させることができる。
また、第1セカンドリブ側溝壁66と第2セカンドリブ側溝壁67との接続部分である角部68は、トレッド面11からの距離Eが溝深さDの1/2となる位置に形成されている。これにより、第1セカンドリブ側溝壁66をより確実に上記の角度で形成しつつ、所定の溝幅を確保し、溝底最深部中心72を赤道面90寄りに位置させることができる。これらの結果、より確実に排水性や耐リブティア性を確保しつつ、耐グルーブクラック性を向上させることができる。
また、ショルダーリブ側溝壁61とで形成する角度βを75°≦β≦110°の範囲内で形成し、当該ショルダーリブ側溝壁61に接続されるショルダーリブ側曲面部75を、接続部77よりもショルダーリブ41の方向に位置しないように形成している。また、第2セカンドリブ側溝壁67と前記仮想延長部80とで形成する角度を90°以下で、且つ、第2セカンドリブ側溝壁67と前記仮想延長部80とで形成する角度αよりも大きい角度で形成し、当該第2セカンドリブ側溝壁67に接続されるセカンドリブ側曲面部76を、接続部78よりもセカンドリブ45の方向に位置しないように形成している。これにより、第2セカンドリブ側溝壁67と溝底最深部71とが交差する部分の強度よりも、ショルダーリブ側溝壁61と溝底最深部71とが交差する部分の強度を確実に向上させることができる。この結果、より確実に耐グルーブクラック性を向上させることができる。
また、ショルダーリブ側曲面部75とショルダーリブ側溝壁61との接続部77を、周方向溝部50の溝深さ方向におけるトレッド面11からの距離が、当該周方向溝部50の溝深さDの1/2付近となる位置に形成し、第2セカンドリブ側溝壁67を上記の角度で形成している。これにより、トレッド部10の摩耗中期においても、ショルダーリブ側溝壁61と溝底最深部71とが交差する部分にはショルダーリブ側曲面部75が形成されている状態になり、トレッド部10の摩耗進行時でもショルダーリブ側溝壁61と溝底最深部71とが交差する部分の強度を確保できる。また、第2セカンドリブ側溝壁67が上記の角度で形成されていることにより、周方向溝部50の空間部分の容積を確保できるので、排水性を確保できる。これらの結果、トレッド部10の摩耗進行時においても、より確実に排水性を確保しつつ、耐グルーブクラック性を向上させることができる。
以下、上記の空気入りタイヤ1について、従来の空気入りタイヤと本発明の空気入りタイヤ1とについて行なった性能の評価試験について説明する。性能評価試験は、耐グルーブクラック性、耐リブティア性、WET性の3項目について行なった。
試験方法は、315/60R22.5サイズの空気入りタイヤ1をリムに組み付けて2−Dトラクター車の操舵軸、即ち、前輪に装着して舗装路100%のコースを15万km走行して行った。各試験項目の評価方法は、耐グルーブクラック性については、15万km走行後に、周方向溝部50に形成されるクラックの数、長さ、深さを測定した。この測定結果を、後述する従来例の空気入りタイヤの耐グルーブクラック性を100とした指数で示した。指数が大きい程、耐グルーブクラック性が優れている。耐リブティア性については、ショルダーリブ41のセカンドリブ45側の部分とセカンドリブ45のショルダーリブ41側の部分、即ち、ショルダーリブ41とセカンドリブ45との間に介在する周方向溝部50に生じる欠けの数や大きさを測定した。この測定結果を、後述する従来例の空気入りタイヤの耐リブティア性を100とした指数で示した。指数が大きい程、耐リブティア性が優れている。WET性は、濡れた路面を走行した際の走行安定性を、運転手の官能評価によって測定した。この測定結果を、後述する従来例の空気入りタイヤのWET性を100とした指数で示した。指数が大きい程、WET性が優れている。また、これら各評価試験は、指数が従来例の指数と比較して10%以上向上したものを効果があるものとした。
試験をする空気入りタイヤ1は、本発明が4種類、本発明と比較する比較例として4種類、そして、1種類の従来例を、上記の方法で試験する。従来例は、仮想延長部80とセカンドリブ側溝壁65とで形成する角度αが80°、仮想延長部80とショルダーリブ側溝壁61とで形成する角度βも80°で形成されている。このため、α/βは1.00となっている。また、溝底最深部中心72の位置は、溝幅Wの中心線85からセカンドリブ45寄りを+(プラス)とし、中心線85からのずれ量Pは溝幅Wに対する割合(%)で表されるが、従来例で溝底最深部中心72は溝幅Wの中心線85上に位置しているため、ずれ量Pは0%となる。
比較例の一例である比較例1は、溝底最深部中心72は溝幅Wの中心線85よりもショルダーリブ41寄りに位置しており、上記の角度αは70°、角度βは85°、α/βは0.82、ずれ量Pは−5%となっている。また、比較例2は、角度βよりも角度αの方が大きく形成されており、角度αは75°、角度βは70°、α/βは1.07、ずれ量Pは5%となっている。また、比較例3は、角度αが45°未満で形成されており、角度αは40°、角度βは80°、α/βは0.50、ずれ量Pは10%となっている。また、比較例4は、角度αが75°よりも大きい角度で形成されており、角度αは80°、角度βも80°、α/βは1.00、ずれ量Pは10%となっている。
これに対し、本発明の一例である本発明1は、角度βが大きめに形成されており、角度αは75°、角度βは85°、α/βは0.88、ずれ量Pは5%となっている。また、本発明2は、角度βは本発明1の角度βよりも小さく、ずれ量Pは本発明1のずれ量Pよりも大きく形成されており、角度αは75°、角度βは80°、α/βは0.94、ずれ量Pは10%となっている。また、本発明3は、本発明2のずれ量Pよりも小さく形成されており、角度αは75°、角度βは80°、α/βは0.94、ずれ量Pは5%となっている。また、本発明4は、角度αは実施例3の角度αよりも小さく、ずれ量Pは本発明2のずれ量Pと同じ大きさで形成されており、角度αは50°、角度βは80°、α/βは0.63、ずれ量Pは10%となっている。これらの従来例、比較例1〜4、本発明1〜4の空気入りタイヤ1を上記の方法で評価試験をし、得られた結果を表1−1及び表1−2に示す。
Figure 2006027465
Figure 2006027465
表1−1及び表1−2に示した上記の試験結果で明らかなように、空気入りタイヤ1のトレッド面11に複数形成される周方向溝部50のうち、セカンドリブ45とショルダーリブ41の間に介在する周方向溝部50の角度αと角度βとを、所定の範囲内で角度αよりも角度βの方が大きくなるように形成することにより、耐リブティア性及びWET性を確保することができる(本発明1〜4)。また、周方向溝部50の溝底最深部中心72をセカンドリブ45寄りに位置させることにより、ショルダーリブ側曲面部75を大きな径で形成することができるので、耐グルーブクラック性が向上する(本発明1〜4)。また、耐グルーブクラック性は、溝底最深部中心72のセカンドリブ45方向へのずれ量Pを大きくすることにより、より確実に向上する(本発明2、4)。
一方、溝底最深部中心72をショルダーリブ41寄りに位置させると、耐グルーブクラック性は従来例よりも低下してしまう(比較例1)。また、溝底最深部中心72をセカンドリブ45寄りに位置させた場合でも、角度βを小さくした場合には、ショルダーリブ41の剛性が高くなり過ぎるため耐グルーブクラック性は低下し(比較例2)、角度αを小さくした場合には、WET性が低下し(比較例3)、逆に角度αを大きくした場合には、セカンドリブ45の剛性が低下するため耐グルーブクラック性は低下する(比較例4)。
これらの結果、角度αを45°≦α≦75°の範囲内で形成し、角度βを75°≦β≦110°の範囲内で形成し、且つ、角度αと角度βの関係が0.5≦(α/β)≦0.95となるように形成し、また、溝底最深部中心72を溝幅Wの中心からセカンドリブ45寄りに溝幅Wの5%〜30%の範囲内に位置するように形成することにより、排水性や耐リブティア性を確保しつつ、耐グルーブクラック性を向上させることができる。
なお、上記の周方向溝部50は、必ずしも周方向の全ての部分が上記の形状で形成されている必要はなく、少なくともタイヤ周方向上での溝幅が最も狭い部分が上記の形状で形成されていればよい。溝幅が狭いということは、ショルダーリブ側溝壁61と溝底70とが鋭角寄りの傾向になり易く、トレッド面11に荷重が加えられた際に、この部分に応力が集中し易いのでクラックが発生し易い。そこで、少なくとも周方向溝部50の溝幅が、最も狭い部分の溝底最深部中心72をセカンドリブ45寄りに位置させることにより、応力集中を低減でき、クラックの発生を抑制できる。また、周方向溝部50のこの部分を上記の形状で形成することにより、排水性や耐リブティア性を確保しつつ、耐グルーブクラック性を向上させることができる。
また、周方向溝部50は、タイヤ周方向に沿って直線状に形成されていなくてもよく、概ねタイヤ周方向に形成されていればよい。例えば、タイヤ周方向を主方向とする斜め方向に形成されていてもよく、また、ジグザグ状や波型状など蛇行するような形状で形成されていてもよい。また、周方向溝部50が、このようにタイヤ周方向に沿った直線状以外の形状で形成されている場合には、少なくともショルダーリブ側溝壁61が最もタイヤ幅方向の赤道面90寄りに位置している部分が本発明の断面形状で形成されていてもよい。ショルダーリブ側溝壁61が最も赤道面90寄りに位置している部分は、タイヤ幅方向におけるショルダーリブ41の幅が最も広い部分であるので、この部分のショルダーリブ41の剛性は高くなっている。このため、ショルダーリブ41のこの部分に隣接する周方向溝部50には、ショルダーリブ41の剛性が高過ぎることによりクラックが発生し易くなっている。そこで、少なくともショルダーリブ側溝壁61が、最もタイヤ幅方向の赤道面90寄りに位置している部分の溝底最深部中心72をセカンドリブ45寄りに位置させることにより、応力集中を低減でき、クラックの発生を抑制できる。また、周方向溝部50のこの部分を上述した本発明の断面形状で形成することにより、排水性や耐リブティア性を確保しつつ、耐グルーブクラック性を向上させることができる。
また、周方向溝部50の子午面断面形状は上記以外の形状で形成してもよく、ショルダーリブ41の剛性を下げつつセカンドリブ45の剛性は上げ、ショルダーリブ側溝壁61と溝底最深部71とが交差する部分の強度を向上させることができ、さらに、周方向溝部50の空間の容積は確保しつつ、溝深さ方向におけるいずれかの部分で溝幅が狭い部分を設けることのできる形状であれば、周方向溝部50はどのような形状でも構わない。周方向溝部50の形状をこのように形成することにより、排水性や耐リブティア性を確保しつつ、耐グルーブクラック性を向上させることができる空気入りタイヤ1にすることができる。
また、前記の実施例では、空気入りタイヤ1の一例としてリブパターンを有する空気入りタイヤを使用しているが、本発明を適用する空気入りタイヤ1はリブパターン以外でも、リブ・ラグパターン、ブロックパターンなど、いずれのパターンのトレッド部10を有する空気入りタイヤ1でもよい。トレッド面11に周方向溝部50が形成されている空気入りタイヤ1であれば、パターン形状はどのような形状であっても構わない。
以上のように、本発明にかかる空気入りタイヤは、周方向溝部が形成されている空気入りタイヤに有用であり、特に、耐グルーブクラック性を向上させる場合に適している。
この発明に係る空気入りラジアルタイヤのトレッド面を示す図である。 図1のA−A断面図である。 B部詳細図である。
符号の説明
1 空気入りタイヤ
10 トレッド部
11 トレッド面
20 ベルト層
25 サイドウォール部
30 カーカス
40 リブ
41 ショルダーリブ
42 ショルダー部
43 開口縁部
45 セカンドリブ
46 開口縁部
50 周方向溝部
60 溝壁
61 ショルダーリブ側溝壁
65 セカンドリブ側溝壁
66 第1セカンドリブ側溝壁
67 第2セカンドリブ側溝壁
68 角部
70 溝底
71 溝底最深部
72 溝底最深部中心
75 ショルダーリブ側曲面部
76 セカンドリブ側曲面部
77 接続部
78 接続部
80 仮想延長部
85 中心線
90 赤道面

Claims (6)

  1. トレッド面に複数の周方向溝部が形成される空気入りタイヤにおいて、
    前記複数の周方向溝部のうち、タイヤ幅方向の位置が最もショルダー部側に位置する周方向溝部は、少なくともタイヤ周方向上での溝幅が最も狭い部分での溝底最深部中心が、前記溝幅の中心よりもタイヤ幅方向の赤道面寄りに位置しており、且つ、前記トレッド面の仮想延長部と前記赤道面側の溝壁とで形成する角度は、前記トレッド面の仮想延長部と前記ショルダー部側の溝壁とで形成する角度以下の大きさで形成されていることを特徴とする空気入りタイヤ。
  2. トレッド面に複数の周方向溝部が形成される空気入りタイヤにおいて、
    前記複数の周方向溝部のうち、タイヤ幅方向の位置が最もショルダー部側に位置する周方向溝部は、少なくとも前記ショルダー部側の溝壁が最もタイヤ幅方向の赤道面寄りに位置している部分での溝底最深部中心が、溝幅の中心よりも前記赤道面寄りに位置しており、且つ、前記トレッド面の仮想延長部と前記赤道面側の溝壁とで形成する角度は、前記トレッド面の仮想延長部と前記ショルダー部側の溝壁とで形成する角度以下の大きさで形成されていることを特徴とする空気入りタイヤ。
  3. 溝底最深部と前記ショルダー部側の前記溝壁とは、前記赤道面側の前記溝壁に対して凹となる曲面によって接続されていることを特徴とする請求項1または2に記載の空気入りタイヤ。
  4. 前記溝底最深部中心は、前記溝幅の中心よりも前記溝幅の5%以上前記赤道面寄りに位置していることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の空気入りタイヤ。
  5. 前記トレッド面の前記仮想延長部と前記赤道面側の前記溝壁とで形成する角度αは45°≦α≦75°の範囲内で形成され、前記トレッド面の前記仮想延長部と前記ショルダー部側の前記溝壁とで形成する角度βは75°≦β≦110°の範囲内で形成されており、且つ、0.5≦(α/β)≦0.95の関係を満たしていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の空気入りタイヤ。
  6. 前記赤道面側の前記溝壁は、溝深さ方向において前記トレッド面の前記仮想延長部とで形成する角度が複数の異なる角度となる複数の面で形成されていることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の空気入りタイヤ。
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