JP2005538201A - ポリアミドナノ複合材料の製造法およびそれから製造しうる射出成形品 - Google Patents

ポリアミドナノ複合材料の製造法およびそれから製造しうる射出成形品 Download PDF

Info

Publication number
JP2005538201A
JP2005538201A JP2004533435A JP2004533435A JP2005538201A JP 2005538201 A JP2005538201 A JP 2005538201A JP 2004533435 A JP2004533435 A JP 2004533435A JP 2004533435 A JP2004533435 A JP 2004533435A JP 2005538201 A JP2005538201 A JP 2005538201A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
polyamide
layered silicate
reflector
melt
injection
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2004533435A
Other languages
English (en)
Inventor
ゲオルク・シュテッペルマン
マルティナ・エーベルト
ミヒャエル・カイサー
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
EMS Chemie AG
Original Assignee
EMS Chemie AG
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by EMS Chemie AG filed Critical EMS Chemie AG
Publication of JP2005538201A publication Critical patent/JP2005538201A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08KUse of inorganic or non-macromolecular organic substances as compounding ingredients
    • C08K3/00Use of inorganic substances as compounding ingredients
    • C08K3/18Oxygen-containing compounds, e.g. metal carbonyls
    • C08K3/24Acids; Salts thereof
    • C08K3/26Carbonates; Bicarbonates
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08KUse of inorganic or non-macromolecular organic substances as compounding ingredients
    • C08K3/00Use of inorganic substances as compounding ingredients
    • C08K3/18Oxygen-containing compounds, e.g. metal carbonyls
    • C08K3/20Oxides; Hydroxides
    • C08K3/22Oxides; Hydroxides of metals
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08LCOMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
    • C08L77/00Compositions of polyamides obtained by reactions forming a carboxylic amide link in the main chain; Compositions of derivatives of such polymers
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08KUse of inorganic or non-macromolecular organic substances as compounding ingredients
    • C08K3/00Use of inorganic substances as compounding ingredients
    • C08K3/18Oxygen-containing compounds, e.g. metal carbonyls
    • C08K3/24Acids; Salts thereof
    • C08K3/26Carbonates; Bicarbonates
    • C08K2003/265Calcium, strontium or barium carbonate

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Polymers & Plastics (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Non-Portable Lighting Devices Or Systems Thereof (AREA)
  • Optical Elements Other Than Lenses (AREA)
  • Processes Of Treating Macromolecular Substances (AREA)
  • Processing And Handling Of Plastics And Other Materials For Molding In General (AREA)

Abstract

二軸スクリュー押出機において、部分結晶質ポリアミドおよび有機的改質層状シリケートからポリアミドナノ複合材料を製造する方法であって、ポリアミドの第一部分を押出機の取入れ口に供給し、溶融させ、有機的改質層状シリケートをポリアミドのメルトに混合し、次に、ポリアミドの第二部分を混合物に添加することを含んで成る方法を開示する。本発明の方法は、得られたメルトを濾過にかけることを特徴とする。本発明によって製造したポリアミドナノ複合材料成形コンパウンドから製造される射出成形品および自動車走行照明用反射板も開示する。

Description

本発明は、独立請求項1に記載のポリアミドナノ複合材料の製造法、およびそれから製造されるブランク、例えば、射出成形品および/または光反射部品に関する。
射出成形および次の金属被覆(アルミニウムを一般に使用する真空蒸着)によって、光反射部品をそれから製造する熱可塑性樹脂が知られている。そのような部品としては、例えば自動車のヘッドライト反射板がある。以前に専ら使用されていた放物体ヘッドライト(paraboloid headlights)の他に、光使用および占有スペースに関して最適化された2つの基本型、プロジェクションヘッドライト(projection headlight)(長円体、多長円体)および自由形式ヘッドライト(free−form headlight)が開発された。特に自由形式ヘッドライトの被覆円板(cover disks)は、このタイプの反射板の最適化光使用および分布により、一般に型彫りせずに設計されるので、現在、ポリカーボネートまたはガラス製の透明ディスクが使用されている。これは、外側から容易に見える部品(例えば、反射板、副反射板、フレーム)の表面品質についての要求条件を増加させ、熱に対する寸法安定性、機械的強度、加工容易性および低い製造許容差も重要である。
そのようなヘッドライト反射板は、基本的に放物体形を有する実際的反射板、および放物体形から幾分はずれた副反射板に分類しうる。反射板は、所望の照明のために目標方向に光を反射し、光を発生させる白熱電球のすぐ周囲に一般に位置する実際的部品である。光に加えて、電球も熱を発生し、従って、反射板は、その構造に依存して約180〜210℃の使用温度に暴露される。220℃より高い最高温度については、または光学要求がそれほど高くない場合は、反射材料として板金だけを使用することが経験により示されている。
光源からより遠い光反射部品部分は、副反射板と呼ばれる。副反射板は、反射板と電球外被の間の領域、および/または残りの自動車車体、または透明電球カバーを覆う場合が多い。従って、副反射板は、光の発生量(light yield)を増加させるのに使用される放物体形延長部を有する必要がなく、むしろ、それらは反射板を拡大させるように見える反射面に相当するという点において、美的目的を満たしうるものである。光源からより遠いので、副反射板に関しては、高くても約150℃の使用温度が予想される。
反射板の表面における反射を向上させ、美的印象を与えるために、副反射板に適用される金属被覆物は、磨耗のようないかなる直接的機械的応力も受けない。それにもかかわらず、ふくれまたはフレーキングは光の発生量を減少させ、美的印象を低下させるので、反射板表面および副反射板表面における金属被覆物の良好な付着が重要である。下記において、反射板と副反射板との明確な区別がなされていない場合は、「反射板」という用語は、常に副反射板をも意味する。反射板の金属被覆は、PVD法(PVD=物理的蒸着、例えば、アルミニウムの蒸着またはスパッタ)および/またはCVD法(CVD=化学蒸着、例えばプラズマ強化CVD)を使用して、真空において蒸着によって一般に行なわれる。従って、プラスチックの重要な要求条件は、対応する真空および温度条件下での低いガス発生率である。反射板の金属被覆物が使用中に損傷されないようにするために、記載した高い使用温度においてもガス発生増加が起こってはならない。さらに、反射板は、−50℃〜220℃の温度範囲で寸法安定性であるべきであり、即ち、膨張および収縮挙動ができる限り等方性であるようにすべきであり、それによって、少なくとも反射板に関しては、光の発生量および/または光の集束が減少されない。金属被覆物は、反射板と基本的に同じ膨張および収縮挙動を有するのが好ましく、それによって、反射性被覆物の引張/剪断負荷ができる限り少なくなる。このようにして、反射性被覆物における割れまたはシワ(buckling)の発生する危険性も減少する。
他の要求条件は、被覆されるプラスチック面(一般に曲面)の表面品質に関する。特に、光の発生量が重要とされる反射板に関しては、できる限り均質な、平滑高光沢面を、被覆物に与えるべきである。流動性が低いかまたは早く凝固しすぎるプラスチック、および/または充填材の添加は、成形用具の対応する表面が高光沢に磨かれている場合でさえ、平滑鏡面の極めて高い要求条件によって評価した場合に、射出成形品おいて、粗く、艶消の、または不規則な印象を与える場合が多い。
これまで、ジュロプラスチック(duroplastics)、および、それよりまれであるが熱可塑性樹脂が、反射板の製造に使用されてきた。後者について、主として使用される非晶質熱可塑性樹脂、例えば、ポリエーテルイミド(PEI)またはポリエーテルスルホン(PESおよび/またはPSUまたはPPSU)は、高いガラス転移温度(Tg)を有する。充填材を使用せずにこれらの非晶質高Tg熱可塑性樹脂(HT熱可塑性樹脂)を使用して、優れた表面光沢を有する反射板ブランクを製造しうる。その反射板ブランクは、直接的に金属被覆しうる。しかし、これらの非晶質HT熱可塑性樹脂の高価格は、大量生産に不都合である。当然、最も高い温度が照明ユニットにおいて生じる。従って、これまで、反射板を板金から製造するか、または金属被覆した射出成形品をジュロプラスチック(BMS)または非晶質HT熱可塑性樹脂(PC−HT、PEI、PSU、PES)から製造していた。金属被覆に必要な射出成形品の表面品質と組み合わせた高い許容差要求条件は、これまで、無充填非晶質HT熱可塑性樹脂またはエナメルジュロプラスチックによってのみ満たされ、従って、部分結晶質材料の使用は一般に考慮に入れられていなかった。
より新しい自動車モデルにおいてヨーロッパ市場で圧倒的に使用されている透明ガラスレンズの導入によって、フレームまたは副反射板は高い重要性を持つようになり、それらは一般に完全に金属被覆されている。フェンダーおよび/またはエンジンフードの形状に合わせて製造するための主ヘッドライトの部品としてのフレームの基本的機能、および照明機能に加えて、スタイルの特徴がますます重要視されるようになってきている。フレームの基本的要求条件は、(反射板と同様に)加工容易性、優れた表面品質、金属被覆容易性、耐環境作用性および耐湿性、温度安定性および寸法安定性である。これらの従来機能に加えて、他の機能ユニット、例えば方向指示灯用の反射板は、フレームおよび/または副反射板にますます一体化されるようになってきている。この要求条件プロフィールを満たすために、これまで、工業プラスチックからポリマーブレンド、HT熱可塑性樹脂に及ぶ広範囲の物質が使用されてきた。その例は、ポリアミド、ポリカーボネート、ポリスルホン(しかしポリオレフィンではない)、ならびに、PC、特にPBTを基材とするブレンドである。HT熱可塑性樹脂は、特定の熱要求条件を得るために使用されているが(Ludwigshafen, GermanyのBASFからのUltrason Eについては212℃までの真珠光温度)、その使用は経済的理由により限定される。「Ultrason E」は、BASFからのポリアリーレンエーテルスルホンである。複雑さを絶えず減少させる中で、ヘッドライト部品を、高度に発達した照明システムに一体化することがますます多くなってきており、これは、より高い材料要求条件を有する(J. Queisser, M. Gepraegs, R. BlumおよびG. Ickes, Trends bei Automobilscheinwerfern[Trends in Automobile Headlights], Kunststoffe[Plastics]3/2002, Hanser Verlag, Munich)。
例えば、ヨーロッパ特許第0 332 122号公開公報にヘッドライト反射板製造用に記載されている部分結晶質ポリフェニレンスルフィド(PPS)も、極めて高い熱寸法安定性を有する。この場合、反射板ブランク(高導電性を得るために、多くて25%のカーボンブラックを添加)を第一加工工程で射出成形する製造法を開示している。第二加工工程において、反射板ブランクを静電気的にエナメル加工して、不規則性を補正し、光沢面を形成し、第三加工工程において、真空中でアルミニウム被覆している。この方法は、この付加的エナメル加工工程により、反射板の大量生産には複雑すぎ、コストがかかりすぎると一般に考えられる。さらに、充填材の添加は、射出成形コンパウンドの流動性を減少させ、このようにして製造したブランクの表面を粗くするという点で、不利であると考えられる。
下記の物質を含有する組成物がヨーロッパ特許第0696304号公開公報から既知である:(a)芳香族カルボン酸成分(イソフタル酸および/またはテレフタル酸)および脂肪族ジアミン成分(ヘキサメチレンジアミンおよび2−メチル−1,5−ペンタメチレンジアミン)から生成される第一ポリアミド;(b)第二脂肪族ポリアミド(ポリアミド66、ポリアミド6またはポリアミド46)、または第一ポリミドと異なる部分芳香族ポリアミド;および(c)無機充填材(カオリン、タルク、マイカまたはウォラストナイト)。ヨーロッパ特許第0696304号において、カオリンまたはマイカの高充填材成分含有量(少なくとも40%)を有する対応する組成物は200℃より高いHDT/A値に達しうるが、組成物が10%のガラス繊維も含有する場合のみ光沢表面が観察されることを開示している。しかし、そのようなガラス繊維の添加も、成形品の射出成形の間に組成物の流動性を減少させ、不均質表面ならびにより低い等方性および/またはより非等方性の収縮挙動を生じる。
Al、Ni、Sn、Cu、Fe、Au、Ag、Ptまたは合金、例えば真鍮またはステンレス鋼(特に好ましくはAl)から製造された粒状金属充填材を含有し、金属着色表面を有する成形品をそれから製造しうる組成物が、特開平11−279289号公報および特開平11−303678号公報から既知である。対応する成形品の表面の金属的印象は、金属粒子の粒度によって決定的に決まり、その有効な平均直径は10μm〜200μmである。しかし、可能であれば、新たな部品の製造における、材料のより容易な再生および/または再循環のために、そのような粒状金属添加剤を使用しないほうがよい。
街灯反射板の製造用の材料が、Minlon(登録商標)(E.I. du Pont de Nemours & Co., Wilmington, USA)の名称で既知である。この製品は、熱安定剤の他に、36〜40%の標準的無機材料も含有するナイロン66(PA66)である。しかし、この材料は、その表面品質により、自動車走行照明に適していないと考えられる。
結晶化しうるポリマーを、成核剤としてのナノスケール充填材(多くて1%)と混合して、結晶化を向上させ、従ってフィルム特性を向上させるフィルム用途が、ドイツ特許出願第DE19847844号から既知である。このようにして、より高い剛性、硬度、耐摩耗性および靭性を有する成形品、および/または高い透明性および優れた光沢を有するフィルムを得ている。
優れた熱寸法安定性を有するポリアミドナノ複合材料が、ヨーロッパ特許第EP0940430号公開公報から既知である。電気機器または電子機器における外被または機械部品(例えば、スイッチまたはプラグ)、自動車の外部または内部部品、および機械工学におけるギヤーまたはベアリング外被における、このポリアミド組成物の使用が開示されている。
ヨーロッパ特許第0598836B1号において、剥脱層状材料(exfoliated layered material)を溶融法において使用するポリマーナノ複合材料の製造が開示されている。即ち、例えば、押出機を使用して、改質モンモリロナイトをナイロン6に組み込んでいる。それから製造された成形品は、向上した特性を有し、意図される種々の目的に好適である。
二軸スクリュー押出機において、ポリアミドおよび有機的改質層状シリケートからポリアミドナノ複合材料を製造するその種の方法が、国際出願第WO03/064503 A1公報から既知である。この方法によれば、ポリアミドの第一部分を押出機の取入れ口に供給し、溶融させ、有機的改質層状シリケートをポリアミドのメルトに混合している。次に、ポリアミドの第二部分を混合物に添加している。
本発明の目的は、関連技術から既知の材料を使用した場合と比較して、少なくともほぼ同等に良好な表面(例えば金属被覆物を使用して、直接被覆するのに好適な表面)、および少なくともほぼ同等に良好な熱寸法安定性を有する射出成形反射板を製造する代替法を提示することである。
この目的は、独立請求項1の特徴によって達成できる。好ましい態様および他の特徴は、従属請求項から得られる。
二軸スクリュー押出機において、部分結晶質ポリアミドおよび有機的改質層状シリケートからポリアミドナノ複合材料を製造する本発明の方法であって、ポリアミドの第一部分を押出機の取入れ口に供給し、溶融させ、そして、有機的改質層状シリケートをポリアミドのメルトに混合し、次に、ポリアミドの第二部分を混合物に添加する本発明の方法は、得られたメルトを濾過にかけることを特徴とする。
この場合に製造される材料は、部分的結晶質ポリアミドおよび無機充填材を含有するポリアミド成形コンパウンドであり、無機充填材は大きくても100nmの平均粒度を有する超微細粒子であるのが好ましい。剥脱層状シリケートは、例えば合成弗素マイカに関して長さ方向に1000nmの長さも有しうるので、この粒度の記載は、少なくとも1つの寸法に関する。ポリアミドの概念は、ホモポリアミド、コポリアミド、およびホモポリアミドおよび/またはコポリアミドの混合物を包含するものと理解される。脂肪族ポリアミドおよびフィロシリケートを含有するポリアミドナノ複合材料が特に好ましい。この場合、ホモポリアミドPA6、PA66、PA46ならびにPA11およびPA12が好ましい。または、非晶質ポリアミド成分を含有する部分結晶質ポリアミドから製造される混合物も考えられる;しかし、部分結晶質ポリアミド成分は、本発明によって製造される全てのポリアミドナノ複合材料に必ず存在する。この変形の好ましい例は、部分結晶質PA66および非晶質PA6I/6Tの混合物であり、この混合物はEMS−Chemie AG(CH−7013 Domat/Ems)からGRIVORY(登録商標)GVの商品名で入手できる。
好ましくは有機的改質フィロシリケート、特に好ましくは3層タイプ(2:1)の有機的改質フィロシリケートを使用し、ポリアミド成形コンパウンドは、それを多くても10wt%含有するのが好ましい。
3層タイプ(2:1)のフィロシリケート(層状シリケート)は、マイカ(例えば、白雲母、ソーダ雲母、金雲母、黒雲母、リシア雲母、真珠雲母)、スメクタイト(モンモリロナイト、ヘクトライト)、およびバーミキュライトを含有する。これらを有機的に改質した形態で使用し、それによって、それらを剥脱形態でポリアミドマトリックス中に分散させて、ナノ複合材料としてそれらの最大作用を示しうるようにするのが好ましい。
本発明のポリアミド成形コンパウンドからブランクを射出成形でき、該ブランクは、充填材成分にもかかわらず、型を高光沢に磨いた領域において高光沢を有する平滑面を特徴とする。これは、非晶質の無充填の高Tg熱可塑性樹脂と比較して、成形コンパウンドの凝固の間の結晶化および充填材の両方が、成形コンパウンドの流動性および成形精度を減少させるので、さらに驚くべきことである。そのようなブランクは、直接的金属被覆(例えば、PVD法を使用)および反射板としての使用に特に好適である。
ポリアミド成形コンパウンドは、本発明の充填材に加えて、一般的な添加剤、例えば、安定剤(種々のタイプ)、難燃剤、補助加工材料、静電気防止剤および他の添加剤も含有しうることを認識すべきである。従って、下記の実施例のポリアミド成形コンパウンドは、熱安定剤も含有していた。
図(図1〜4;白線はそれぞれ50μmの長さを表す)に関して本発明をさらに詳しく説明するが、それらの図は、選択した例を示すにすぎず、本発明の範囲を決して限定するものではない。
下記の実施例1および2、および/または比較例1において、ポリアミド6をそれぞれの場合に使用し、それらについて下記の特性を測定した:
− 相対粘度は、25℃において硫酸中1%で2.85であった;
− メルト−容量インデックス(MVI)は、275℃/5kgで90cm/10分であった。
本発明によって製造されるポリアミド成形コンパウンド(実施例1および2)を、Werner & Pfleidererからの30mm二軸スクリュー押出機ZSK 25によって、240℃〜300℃の温度で製造した。この場合、ポリアミドの第一部分を取入れ口に供給し、溶融させ、有機的改質層状シリケートをポリアミドのメルトに混合した。次に、ポリアミドの第二部分を混合物に添加し、得られたメルトを最後に濾過にかけた。Maschinenfabrik Kreyenborg GmbH(D−48061 Muenster−Kinderhaus, Germany)からの連続メルトフィルタをメルト濾過に使用し、液圧的にメルト流れに移動することができるピストンに配置した網篩を使用した。
(実施例1)
140mg当量/g無機物質の陽イオン交換能力(CEC)を有するNa−モンモリロナイトを、層状シリケートとして使用した。25wt%メチル−ビス−2−ヒドロキシエチル−ステアリルアンモニウムクロリドを使用して有機的改質を行ない、d:1.85nmの処理Na−モンモリロナイトの層間隔を得た。このシリケート6%をPA6に添加して、射出成形ポリアミド成形コンパウンドから製造したブランクを得、該ブランクは、高光沢に磨いた成形用具によって生じた高光沢を有する平滑面を有していた(図1参照)。
(実施例2)
100mg当量/g無機物質の陽イオン交換能力(CEC)を有するNa−モンモリロナイトを、層状シリケートとして使用した。30wt%メチル−ビス−2−ヒドロキシエチル−脂肪酸アンモニウムクロリドを使用して有機的改質を行ない、d:1.80nmの処理Na−モンモリロナイトの層間隔を得た。このシリケート6%をPA6に添加して、射出成形ポリアミド成形コンパウンドから製造したブランクを得、該ブランクは、高光沢に磨いた成形用具によって生じた高光沢を有する平滑面を有していた(図2参照)。
(比較例1)
比較する目的で、30%天然粉砕CaCO(平均粒径3μm、密度2.7g/cm、pH9、DIN53163による白色度90%を有する)をPA6に添加し(図3)、そして/または、アミノシランで処理した40%焼成カオリン(平均粒径1.3μm、密度2.6g/cmおよびpH9を有する)をPA66とPA6I/6Tとの混合物に添加する(図4)ことによって、本発明によらないブランクを製造し、それらは、図1および2の本発明によるブランクと比較して、かなり粗い表面を生じた。
本発明によって製造した成形コンパウンド、および本発明によらずに製造した成形コンパウンドの試験(表1参照)を、下記のガイドラインに従って行なった:
− ISO 1133による275℃/5kgでのメルト−容量インデックス(MVI)(略語MVIに代わりに、略語MVRも使用される);
− ISO 179/1eUによる衝撃強度およびノッチ付き衝撃強度;
− ISO 527による破断応力および降伏応力、破断伸び、および引張弾性率;
− ISO 75によるHDT AおよびB。
本発明の成形コンパウンドの表面品質を評価するために、高光沢に磨いた射出成形用型でスラブを製造し、次に、パラジウムを使用して蒸着させた。倍率200で示したラスター電子顕微鏡写真(図1〜4)は、本発明の成形コンパウンドの場合だけ、完全かつ均質な表面を示す。
Figure 2005538201
ラスター電子顕微鏡を使用して映した結果に加えて、試料の表面測定を行なった。この場合、平均粗さ値(average roughness value)(R)および/または平均粗さ深度(average roughness depth)(R)を、DIN規格4768によって測定した。測定装置の解像度(resolution)は、それぞれの場合に9.12nmであった。平均粗さ値(R)は、5つの逐次単一測定長さの各粗さ深度(I)の平均値である。平均粗さ深度(R)は、合計測定長さ内の粗さプロフィールRの全ての絶対値(I)の算術平均である。結果を表2に示す。
Figure 2005538201
W4320は、本発明による実施例1であり、金属被覆は、アルミニウムを使用した蒸着を意味する。W3082 V1およびW3082 V3は、比較例1のカオリンを含有するPA 6T/6Iである。本発明による実施例において、有機アンモニウムクロリドを使用して層状シリケートを改質した。「Ultrason E」は、BASFからのポリアリーレンエーテルスルホンである。
測定値のグレースケール図に基づいて、Rについては0.05μm、Rについては4μmの許容値限度を確定した。2つの試料Ultrason EおよびW4320は、優れた表面品質についての要求条件を満たし、従って、金属被覆した際の射出成形品の優れたイメージング(imaging)についての要求条件も満たすことが、表2から明らかである。
脂肪族コポリアミドを基材として本発明によって製造したブランクは、あまり熱くない使用位置用の反射板、例えば、信号灯または街灯および/または自動車走行照明用の副反射板の製造に好適である。対応する成形コンパウンドは約6〜8wt%のフィロシリケートを一般に含有し、これは、より高い剛性(引張弾性率)、強度、HDT/Aを与える。本発明によって製造したコポリアミド成形コンパウンドを、より高価な材料の代替物として使用することによって、経済的課題を解決しうる。
二軸スクリュー押出機において、無機充填材をポリアミドに混合すること(配合)は、ポリアミド成形コンパウンドの製造法として好ましい。または、ポリシリケートを、脂肪族ポリアミドのモノマーの反応バッチに混合してもよい。
本発明の配合法を、ポリアミドナノ複合材料の製造に使用する場合、2つの要素を考慮すべきである:
1) 層状シリケート粒子の分布を、できるだけ均一にすべきであり;
2) ポリアミドナノ複合材料成形コンパウンドが、できるだけ少なく熱損傷を受けるようにすべきである。
層上シリケート粒子の分布は、新たに製造した射出成形品の表面粗さに影響を与える。良好な分布は、配合法の選択によって影響を受けうる。メルトへの無機物質の添加によって、最良の分布を達成した。ポリアミド粒質物の溶融段階の間に無機物質を添加する場合、シリケート凝集体が形成される危険性がある。層状シリケートおよびポリアミドマトリックスに依存して、シリケート分布を向上させるためにスクリュー形態および添加の調節が必要である。
驚くことに、本発明によって製造したポリアミドナノ複合材料から製造した射出成形品に関して、下記の場合に、良好な表面品質が得られることが示された:ポリアミドの粒質物の第一部分(例えば、60〜80wt%、好ましくは70wt%)を、押出機の取入れ口に供給し、有機的改質層状シリケート(好ましくは2〜8wt%、特に好ましくは2〜6wt%、極めて好ましくは2.5〜6wt%)を、この粒質成分のメルトに供給する。これを、好ましくはサイドフィーダを使用せず重力だけによって行ない、それによって、約40〜20%(好ましくは30wt%)の層状シリケートが混合メルト(下記に「マスターバッチ」と称される)に存在する。
しかし、二軸スクリュー押出機においてポリアミドおよび有機的改質層状シリケートからポリアミドナノ複合材料を製造する方法に関して、下記の場合に、最良の表面品質が得られる:ポリアミドの第一部分を押出機の取入れ口に供給し、溶融させ、有機的改質層状シリケートをポリアミドのメルトに混合し、次に、ポリアミドの第二部分をマスターバッチに添加し、最後に、得られたメルトを濾過にかける。このメルト濾過は、押出機ノズルのすぐ前で行なうのが好ましい。または、分離押出処置の間にメルト濾過を行なってもよい。
種々の装置、例えば、Gneuss社またはKreyenborg社からのサンドフィルタまたは連続メルトフィルタを、メルト濾過に使用しうる。後者の方法において、ピストンに配置され、メルト流れに液圧的に移動しうる金網を使用する。好ましくは、少なくとも2個のフィルタを同時に使用し、それによって操作を連続操作にする。通常の操作において、ワイヤフィルタをメルト流れに配置する。フィルタを交換するために、フィルタを含有するピストンを、メルトから引き上げ、篩の交換を行なう。次に、第二フィルタを同様に交換する。このワイヤフィルタの網目の大きさは、好ましくは大きくても200μm、特に好ましくは50〜100μmである。
ポリアミドの第二部分を、唯1つの追加段階において後に添加して、ポリアミドナノ複合材料のメルト中に多くて10%の層状シリケートの最終濃度を得る。この2段法によって、ポリアミドナノ複合材料成形コンパウンド中に凝集体を形成せずに、層状シリケートの最適剥脱が得られる。このポリアミドの第二部分の添加は、サイドフィーダによって行なうのが好ましい;または、ポリアミドの第二部分を、滴下によって押出機中の溶融混合物に添加してもよい。
記載した全てのwt%は、配合成分合計100wt%に対する。
押出パラメータ(低温プロフィール、高速、高押出量)およびスクリュー形態は、高剪断力が得られるように選択するのが好ましい。この場合、スクリューの速度は200rpmより大であるのが好ましい。少なくとも300rpmの速度が特に好ましく、400rpmの速度が極めて好ましい。
高押出量も好ましい。使用される二軸スクリュー押出機(WP ZSK 25)について、20kg/時の押出量は、これらの配合物に関して最大である。しかし、一般的には、操作は常に、使用される押出機の押出量および速度範囲の上四半分であるべきであり、押出量および速度の上限であるのが好ましい。押出量限度は、所望の低温での、可能最大トルクによって決まる。
スクリュー形態も重要である。例えば混練ブロック(kneading blocks)によって、第一粒状成分の良好な溶融を、層状シリケートの添加前に確実にすべきである。それの添加後、かつサイドフィーダの前に、良好な混合結果も必要である。サイドフィーダの後に、充分な混練および混合作用を与えるべきである。滞留時間を増加させる方法も、結果に正の作用を有するが、ポリアミドの過剰分解を生じてはならない。
さらに、脱泡のために、ノズルの前に真空の適用が可能になるように、スクリューを設計することも好ましい。この場合、200mbar未満の圧力および/または真空が好ましく、50mbar未満の圧力および/または真空が特に好ましい。
押出機に設定される温度は、ポリマーの融点および溶融粘度に関連して、幾分低くなるように選択される。他の充填材を組み込んだ場合より10℃〜20℃低い温度が好ましい。
本発明によって製造されたポリアミドナノ複合材料の高すぎる熱応力は、ポリアミドの分解生成物およびシリケート改質に使用した物質の滲出により、後の反射板部品の性能に問題を生じる。
有機アンモニウム塩の使用(実施例1および2参照)が、有機シリケート改質に有用であることがわかった。しかし、最近の実験は、式P−R−Xのホスホニウム塩を使用して有機的に改質した層状シリケートは、本発明の製造方法と組み合わせた場合に、よりいっそう優れていないにしても、特に優れた射出成形品の表面品質を生じることを示している。この場合、Rは、アルキルまたはアリール残基を表し、Xは、Cl、BrまたはIを表す。特に優れた結果が得られる理由は、ホスホニウム塩が、ポリアミドナノ複合材料の特に高い耐熱性を生じるからであると考えられる。
単一型のポリアミドの代わりに、ポリアミドブレンドを使用することもできる。
本発明のポリアミド成形コンパウンドは、反射板(および/または副反射板)の射出成形に使用するのが好ましい。特に精密な反射面を得るために、ガス射出成形法(参照:例えば、PLASTVERARBEITER(Plactics Processer), 5/2002, D−69121 HeidelbergのHuethig Verlag発行)を特殊変法における射出成形の間に使用しうる。
実施例1による6%シリケート1を含有する本発明によって製造した射出成形ポリアミド成形コンパウンドから製造したブランクを示す。 実施例2による6%シリケート2を含有する本発明によって製造した射出成形ポリアド成形コンパウンドから製造したブランクを示す。 比較用の、30%標準CaCOを含有する一般的な射出成形ポリアミド成形コンパウンドから製造したブランクを示す。 比較用の、40%標準カオリンを含有する一般的な射出成形ポリアミド成形コンパウンドから製造したブランクを示す。

Claims (19)

  1. 二軸スクリュー押出機において、部分結晶質ポリアミドおよび有機的改質層状シリケートからポリアミドナノ複合材料を製造する方法であって、ポリアミドの第一部分を押出機の取入れ口に供給し、溶融させ、有機的改質層状シリケートをポリアミドのメルトに混合し、次に、ポリアミドの第二部分を混合物に添加することを含んで成り、得られたメルトを濾過にかけることを特徴とする方法。
  2. メルトの濾過を、押出機ノズルのすぐ前で行なうことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  3. メルト濾過を、分離押出処置の間に行なうことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  4. 大きくても200μm、好ましくは50μm〜100μmの網目の大きさを有するワイヤフィルタを使用して、メルト濾過を行なうことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1つに記載の方法。
  5. 有機的改質層状シリケートを添加して、ポリアミド60〜80wt%および層状シリケート40〜20wt%の混合比率を得、ポリアミドナノ複合材料のメルト中に多くて10wt%の層状シリケートの最終濃度を得るのに必要な量で、ポリアミドの第二部分を混合物に添加することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1つに記載の方法。
  6. 有機的改質層状シリケートを添加して、ポリアミド70wt%および層状シリケート30wt%の混合比率を得、ポリアミドナノ複合材料のメルト中に2.5〜6wt%の層状シリケートの最終濃度を得るのに必要な量で、ポリアミドの第二部分を混合物に添加することを特徴とする請求項5に記載の方法。
  7. 層状シリケートが、式P−R−X[Rは3個のアルキルまたはアリール残基を表し、XはCl、BrまたはIである]のホスホニウム塩を使用して有機的に改質されていることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1つに記載の方法。
  8. 剥脱層状シリケートが、少なくとも1つの寸法において大きくても100nmの平均粒度を有する超微細粒子であることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1つに記載の方法。
  9. ポリアミドが、ホモポリアミドPA6、PA66、PA46ならびにPA11およびPA12を包含する群から選択されることを特徴とする請求項1〜8のいずれか1つに記載の方法。
  10. 部分結晶質ポリアミドを非晶質ポリアミド成分に混合することを特徴とする請求項1〜9のいずれか1つに記載の方法。
  11. 有機的改質層状シリケートが、3層タイプ(2:1)のフィロシリケートを包含することを特徴とする請求項1〜10のいずれか1つに記載の方法。
  12. 請求項1〜11のいずれか1つに記載の方法によって得られるポリアミドナノ複合材料を使用して製造される射出成形品であって、0.05μm未満の平均粗さ値(R)および/または4μm未満の平均粗さ深度(R)を有する表面を有することを特徴とする射出成形品。
  13. 高光沢に磨いた成形用具によって生じた高光沢を有する平滑面を有することを特徴とする請求項12に記載の射出成形品。
  14. 請求項12または13に記載の射出成形品を含有し、直接的に金属被覆されていることを特徴とする自動車走行照明用の反射板。
  15. 請求項12または13に記載の射出成形品を含有し、直接的に金属被覆されていることを特徴とする信号灯または街灯用の反射板および/または自動車走行照明用の副反射板。
  16. 金属被覆物をPVD法によって適用することを特徴とする請求項14または15に記載の反射板。
  17. 自動車走行照明用の反射板の射出成形における、請求項1〜11の1つまたはそれ以上に記載の方法によって製造したポリアミドナノ複合材料成形コンパウンドの使用。
  18. 信号灯または街灯用の反射板および/または自動車走行照明用の副反射板の射出成形における、請求項1〜11の1つまたはそれ以上に記載の方法によって製造したポリアミドナノ複合材料成形コンパウンドの使用。
  19. ガス射出成形法を射出成形の間に使用することを特徴とする、請求項1〜11の1つまたはそれ以上に記載の方法によって製造したポリアミドナノ複合材料成形コンパウンドの使用。
JP2004533435A 2002-09-06 2003-09-01 ポリアミドナノ複合材料の製造法およびそれから製造しうる射出成形品 Pending JP2005538201A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
CH01520/02A CH695687A5 (de) 2002-09-06 2002-09-06 Polyamid-Formmassen mit ultrafeinen Füllstoffen und daraus herstellbare Lichtreflektier-Bauteile.
PCT/EP2003/009683 WO2004022651A2 (en) 2002-09-06 2003-09-01 Method of producing polyamide nanocomposites and injection molded parts producible therefrom

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2005538201A true JP2005538201A (ja) 2005-12-15

Family

ID=31954553

Family Applications (2)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004533404A Expired - Fee Related JP5021165B2 (ja) 2002-09-06 2003-08-26 超微細フィラーを含むポリアミド成形コンパウンド及び該成形コンパウンドから製造可能な光反射用コンポーネント
JP2004533435A Pending JP2005538201A (ja) 2002-09-06 2003-09-01 ポリアミドナノ複合材料の製造法およびそれから製造しうる射出成形品

Family Applications Before (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004533404A Expired - Fee Related JP5021165B2 (ja) 2002-09-06 2003-08-26 超微細フィラーを含むポリアミド成形コンパウンド及び該成形コンパウンドから製造可能な光反射用コンポーネント

Country Status (14)

Country Link
US (2) US20060100334A1 (ja)
EP (2) EP1403306B1 (ja)
JP (2) JP5021165B2 (ja)
KR (2) KR101024794B1 (ja)
CN (2) CN1288195C (ja)
AT (1) ATE299163T1 (ja)
AU (2) AU2003264103A1 (ja)
CA (2) CA2496707C (ja)
CH (1) CH695687A5 (ja)
DE (1) DE50300724D1 (ja)
ES (1) ES2244872T3 (ja)
MX (2) MXPA05002413A (ja)
TW (2) TWI306880B (ja)
WO (2) WO2004022638A1 (ja)

Families Citing this family (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102006045269A1 (de) * 2005-11-09 2007-05-31 Ems-Chemie Ag Metallisch beschichtete Lichtreflektierbauteile auf der Basis von thermoplastischen Formmassen
WO2007074086A1 (de) 2005-12-23 2007-07-05 Ems-Chemie Ag Vernetzbare polyamidformmassen und damit hergestellte formteile
CN100420716C (zh) * 2006-02-17 2008-09-24 中国科学院化学研究所 聚酰胺共聚物/粘土纳米复合材料及其制备方法和用途
ATE428751T1 (de) * 2007-02-07 2009-05-15 Ems Chemie Ag Gefüllte polyamidformmassen mit reduzierter wasseraufnahme
US20090143520A1 (en) * 2007-11-30 2009-06-04 E.I. Du Pont De Nemours And Company Partially aromatic polyamide compositions for metal plated articles
EP2290004B1 (de) 2009-07-31 2016-08-31 Ems-Patent Ag Polyamid-Blend-Formmasse
EP2388293B1 (de) * 2010-05-17 2012-12-26 Ems-Patent Ag Polyamidformmasse und deren Verwendung zur Herstellung von LED-Gehäusekomponenten
EP2402224B1 (de) 2010-06-30 2015-07-29 Ems-Patent Ag Bremskraftverstärker-Leitung
EP2657259A1 (de) * 2012-04-23 2013-10-30 Bayer MaterialScience AG ABS-Zusammensetzungen mit verbesserter Oberfläche nach Wärme-Feucht-Lagerung
CN106832262B (zh) * 2017-02-13 2019-03-01 上海跃贝新材料科技股份有限公司 具有免喷涂高光性能的纳米复合尼龙材料及其制备方法
KR101940418B1 (ko) 2017-10-30 2019-01-18 롯데첨단소재(주) 폴리아미드 수지 조성물 및 이를 포함하는 성형품
KR102171421B1 (ko) * 2017-12-31 2020-10-29 롯데첨단소재(주) 폴리아미드 수지 조성물 및 이를 포함하는 성형품
KR101893709B1 (ko) * 2017-12-31 2018-08-30 롯데첨단소재(주) 폴리아미드 수지 조성물 및 이를 포함하는 성형품
US11577496B2 (en) * 2017-12-31 2023-02-14 Lotte Chemical Corporation Polyamide resin composition and molded article comprising the same
KR102198388B1 (ko) 2018-05-31 2021-01-05 롯데첨단소재(주) 폴리아미드 수지 조성물 및 이를 포함하는 성형품

Citations (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04227722A (ja) * 1990-04-27 1992-08-17 Hoechst Ag シート状成形物およびその製法
JPH06504810A (ja) * 1991-08-12 1994-06-02 アライド−シグナル・インコーポレーテッド 剥離層状物質の高分子ナノ複合体の溶融加工形成法
JPH1171517A (ja) * 1997-06-20 1999-03-16 Unitika Ltd ポリアミド樹脂組成物、並びにこれを用いてなる成形品
WO1999013006A1 (fr) * 1997-09-08 1999-03-18 Unitika Ltd Composition de resine de polyamide
WO2000032377A1 (de) * 1998-11-26 2000-06-08 Bühler AG Verfahren und vorrichtung zur aufbereitung eines thermoplastischen polykondensats
WO2000034377A1 (en) * 1998-12-07 2000-06-15 Eastman Chemical Company Process for preparing an exfoliated, high i.v. polymer nanocomposite with an oligomer resin precursor and an article produced therefrom
JP2000322919A (ja) * 1999-05-12 2000-11-24 Unitika Ltd ランプリフレクター用基材
WO2001040369A1 (en) * 1999-12-01 2001-06-07 Eastman Chemical Company A polymer-clay nanocomposite comprising an amorphous oligomer
JP2002038006A (ja) * 2000-05-19 2002-02-06 Mitsubishi Gas Chem Co Inc ポリアミド樹脂組成物、及びその製造方法
JP2002088239A (ja) * 2000-09-12 2002-03-27 Toray Ind Inc ポリアミド樹脂組成物およびそれからなる成形品
JP2002088255A (ja) * 2000-09-14 2002-03-27 Toray Ind Inc 熱可塑性樹脂組成物およびその製造方法
JP2003525964A (ja) * 1998-12-07 2003-09-02 ユニバーシティ オブ サウス カロライナ リサーチ ファウンデーション クレイ混合物を含むポリマー/クレイナノ複合材料及びその製造方法

Family Cites Families (43)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB969991A (en) * 1962-08-14 1964-09-16 British Nylon Spinners Ltd Improvements in or relating to polyamides
GB1069656A (en) * 1965-03-04 1967-05-24 Ici Fibres Ltd Production of filled polyamides
US4136103A (en) * 1975-12-29 1979-01-23 Exxon Research & Engineering Co. Substituted tetraalkyl phosphonium aluminosilicates
JPS60107319A (ja) * 1983-11-16 1985-06-12 Nissan Chem Ind Ltd 熱可塑性樹脂の成形方法
IT1219085B (it) * 1988-03-08 1990-04-24 Elma Spa Procedimento per la realizzazione di un riflettore per proiettore costituito da un tecnopolimero termoplastico e riflettore per proiettore realizzato tramite il sud detto procedimento
JPH01313557A (ja) * 1988-06-14 1989-12-19 Mitsubishi Gas Chem Co Inc 成形材料用樹脂組成物
JP2528164B2 (ja) * 1988-07-20 1996-08-28 宇部興産株式会社 低そり性ボリアミド樹脂組成物
JP2842536B2 (ja) * 1988-08-31 1999-01-06 三菱化学株式会社 樹脂組成物
JPH03269056A (ja) * 1990-03-20 1991-11-29 Mitsubishi Kasei Corp ポリアミド樹脂組成物
JPH0665500A (ja) * 1992-08-21 1994-03-08 Mitsubishi Gas Chem Co Inc ポリアミド樹脂組成物
US5414042A (en) * 1992-12-29 1995-05-09 Unitika Ltd. Reinforced polyamide resin composition and process for producing the same
DE4300260A1 (de) * 1993-01-07 1994-07-14 Bayer Ag Schwerentflammbare Polyamidformmassen
EP1439207A1 (en) * 1993-08-19 2004-07-21 General Electric Company A mineral filled moldable thermoplastic composition
US5955535A (en) * 1993-11-29 1999-09-21 Cornell Research Foundation, Inc. Method for preparing silicate-polymer composite
DE4408277A1 (de) * 1994-03-11 1995-09-14 Henkel Kgaa Polyamid-Schmelzklebstoff
FR2724176B1 (fr) * 1994-09-02 1997-01-03 Rhone Poulenc Chimie Particules composites polymere organique-carbonate de calcium, particules creuses de carbonate de calcium, leurs procedes de preparation, leur utilisation comme charges ou additifs dans les plastiques et les elastomeres.
US5819408A (en) * 1996-07-10 1998-10-13 Xcorp, Inc. Recyclable, low cost, collision-resistant automobile chassis and body
DE19637368A1 (de) * 1996-09-13 1998-03-19 Basf Ag Flammgeschützte thermoplastische Formmassen
US5910560A (en) * 1996-11-29 1999-06-08 Sumitomo Chemical Company, Ltd. Thermoplastic resin composition and molded article
JPH10306213A (ja) * 1997-03-07 1998-11-17 Toray Ind Inc 車両外装部品用樹脂組成物
JP4075125B2 (ja) * 1997-03-07 2008-04-16 東レ株式会社 ポリアミド樹脂組成物およびその製造方法
JPH1160941A (ja) * 1997-08-07 1999-03-05 Toray Ind Inc 携帯機器筐体用樹脂組成物
US6617381B1 (en) * 1997-03-07 2003-09-09 Toray Industries, Inc. Polyamide resin composition and forming from the same
WO1998049235A1 (fr) * 1997-04-25 1998-11-05 Unitika Ltd. Composition de resine polyamide et procede de production de cette derniere
US6165407A (en) * 1997-05-28 2000-12-26 Mitsubishi Engineering-Plastics Corp. Mold assembly for molding thermoplastic resin and method of manufacturing molded article of thermoplastic resin
DE69812534T2 (de) * 1997-10-27 2004-01-15 Teijin Ltd Biaxial orientierte Folie und magnetisches Aufzeichnungsmedium das diese als Basisfolie enthält
US6183829B1 (en) * 1997-11-07 2001-02-06 Rohm And Haas Company Process and apparatus for forming plastic sheet
JP2002502913A (ja) * 1998-02-13 2002-01-29 ソリユテイア・インコーポレイテツド ポリマーナノコンポジット組成物の製造方法
US6121388A (en) * 1998-05-12 2000-09-19 Toray Industries, Inc. Polyamide resin composition
JP2000119512A (ja) * 1998-10-12 2000-04-25 Asahi Chem Ind Co Ltd 難燃性強化ポリアミド樹脂組成物
DE19847844A1 (de) * 1998-10-16 2000-04-20 Wolff Walsrode Ag Polymerer, teilkristalliner thermoplastischer Werkstoff mit nanoskaligem Nukleierungsmittel und daraus hergestellte hochtransparente Formteile
JP4161494B2 (ja) * 1998-12-11 2008-10-08 東レ株式会社 難燃性樹脂組成物、その長繊維ペレットおよびその成形品
JP2000204244A (ja) * 1999-01-18 2000-07-25 Kuraray Co Ltd ポリアミド組成物
US6521690B1 (en) 1999-05-25 2003-02-18 Elementis Specialties, Inc. Smectite clay/organic chemical/polymer compositions useful as nanocomposites
JP2001188113A (ja) * 2000-01-05 2001-07-10 Mitsubishi Engineering Plastics Corp 熱可塑性樹脂製光学的反射部材
JP2001234062A (ja) * 2000-02-22 2001-08-28 Asahi Kasei Corp ポリアミド樹脂からなる組成物
FR2806028B1 (fr) * 2000-03-08 2002-05-03 Valeo Vision Procede de fabrication de composants pour dispositifs d'eclairage ou de signalisation de vehicules automobiles
JP2002121398A (ja) * 2000-10-16 2002-04-23 Denki Kagaku Kogyo Kk 熱板溶着用熱可塑性樹脂組成物
JP2002231051A (ja) * 2001-02-05 2002-08-16 Toray Ind Inc 導電性樹脂組成物およびその成形品
EP1312647B1 (en) * 2001-11-16 2008-01-09 Mitsubishi Engineering-Plastics Corporation Polyamide moulding compositions and thick-wall molded products therefrom
JP4562980B2 (ja) * 2001-11-16 2010-10-13 三菱エンジニアリングプラスチックス株式会社 ポリアミド樹脂厚肉成形品
WO2003064503A1 (de) * 2002-01-30 2003-08-07 Ems-Chemie Ag Verfahren zur herstellung von polyamid-nanocomposites, entsprechenden verpackungsmitteln und formkörpern
JP2005320366A (ja) 2004-05-06 2005-11-17 Teijin Chem Ltd 樹脂組成物の製造方法

Patent Citations (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04227722A (ja) * 1990-04-27 1992-08-17 Hoechst Ag シート状成形物およびその製法
JPH06504810A (ja) * 1991-08-12 1994-06-02 アライド−シグナル・インコーポレーテッド 剥離層状物質の高分子ナノ複合体の溶融加工形成法
JPH1171517A (ja) * 1997-06-20 1999-03-16 Unitika Ltd ポリアミド樹脂組成物、並びにこれを用いてなる成形品
WO1999013006A1 (fr) * 1997-09-08 1999-03-18 Unitika Ltd Composition de resine de polyamide
JP2002531285A (ja) * 1998-11-26 2002-09-24 ビユーラー・アクチエンゲゼルシヤフト 熱可塑性縮合重合体を処理する方法と装置
WO2000032377A1 (de) * 1998-11-26 2000-06-08 Bühler AG Verfahren und vorrichtung zur aufbereitung eines thermoplastischen polykondensats
WO2000034377A1 (en) * 1998-12-07 2000-06-15 Eastman Chemical Company Process for preparing an exfoliated, high i.v. polymer nanocomposite with an oligomer resin precursor and an article produced therefrom
JP2003525964A (ja) * 1998-12-07 2003-09-02 ユニバーシティ オブ サウス カロライナ リサーチ ファウンデーション クレイ混合物を含むポリマー/クレイナノ複合材料及びその製造方法
JP2002531666A (ja) * 1998-12-07 2002-09-24 イーストマン ケミカル カンパニー オリゴマー樹脂前駆体を用いて展開された高i.v.ポリマーナノ複合体を製造する方法並びにそれから製造された物品
JP2000322919A (ja) * 1999-05-12 2000-11-24 Unitika Ltd ランプリフレクター用基材
JP2003515648A (ja) * 1999-12-01 2003-05-07 イーストマン ケミカル カンパニー 非晶質オリゴマーを含むポリマー−クレーナノ複合材
WO2001040369A1 (en) * 1999-12-01 2001-06-07 Eastman Chemical Company A polymer-clay nanocomposite comprising an amorphous oligomer
JP2002038006A (ja) * 2000-05-19 2002-02-06 Mitsubishi Gas Chem Co Inc ポリアミド樹脂組成物、及びその製造方法
JP2002088239A (ja) * 2000-09-12 2002-03-27 Toray Ind Inc ポリアミド樹脂組成物およびそれからなる成形品
JP2002088255A (ja) * 2000-09-14 2002-03-27 Toray Ind Inc 熱可塑性樹脂組成物およびその製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
KR101024794B1 (ko) 2011-03-24
EP1416010A2 (de) 2004-05-06
TW200420635A (en) 2004-10-16
WO2004022638A1 (en) 2004-03-18
EP1403306B1 (de) 2005-07-06
TWI306880B (en) 2009-03-01
AU2003266339A8 (en) 2004-03-29
CN100484989C (zh) 2009-05-06
CH695687A5 (de) 2006-07-31
KR20050057109A (ko) 2005-06-16
MXPA05002412A (es) 2005-06-22
EP1416010A3 (de) 2004-12-08
JP5021165B2 (ja) 2012-09-05
CA2496746C (en) 2013-02-26
MXPA05002413A (es) 2005-06-22
DE50300724D1 (de) 2005-08-11
US20060100337A1 (en) 2006-05-11
CA2496707C (en) 2011-01-11
KR20050035902A (ko) 2005-04-19
CA2496707A1 (en) 2004-03-18
CN1685000A (zh) 2005-10-19
CN1288195C (zh) 2006-12-06
WO2004022651A2 (en) 2004-03-18
AU2003266339A1 (en) 2004-03-29
KR100950119B1 (ko) 2010-03-30
ATE299163T1 (de) 2005-07-15
TWI309248B (en) 2009-05-01
CA2496746A1 (en) 2004-03-18
CN1688643A (zh) 2005-10-26
JP2005538199A (ja) 2005-12-15
TW200404862A (en) 2004-04-01
AU2003264103A1 (en) 2004-03-29
US20060100334A1 (en) 2006-05-11
WO2004022651A3 (en) 2004-05-06
ES2244872T3 (es) 2005-12-16
EP1403306A1 (de) 2004-03-31

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2005538201A (ja) ポリアミドナノ複合材料の製造法およびそれから製造しうる射出成形品
JP5853103B2 (ja) 光反射部品及びその製造方法
US7875361B2 (en) Metallically coated light-reflecting components based on thermoplastic molding compounds
JP6274782B2 (ja) ポリアミド樹脂組成物およびそれを成形してなる成形体
JP2014055269A (ja) ポリアミド樹脂組成物
JP6128643B2 (ja) ポリアミド樹脂組成物、およびそれよりなる成形体
JPH11279289A (ja) 樹脂成形品
WO2001096478A1 (fr) Composition de resine de sulfide de polyarylene et objet moule correspondant
JPH06248176A (ja) 強化ポリアミド樹脂組成物およびその製造法
JPH0770422A (ja) 液晶ポリエステル樹脂組成物およびランプリフレクター
WO2013068536A1 (en) Vehicle light bezels
JPH1017767A (ja) 高流動性ポリアミド樹脂組成物
JPH04370116A (ja) ポリアミド、ポリアミド樹脂組成物および吹込成形品
JP2000226514A (ja) 自動車アンダーフード部品
JPH07188555A (ja) 樹脂組成物および成形体
JPH11348069A (ja) ポリアミド樹脂製一体成形品

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060330

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20080410

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20081118

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20090217

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20090224

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090518

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20100706