JP2005535084A5 - - Google Patents

Download PDF

Info

Publication number
JP2005535084A5
JP2005535084A5 JP2004525554A JP2004525554A JP2005535084A5 JP 2005535084 A5 JP2005535084 A5 JP 2005535084A5 JP 2004525554 A JP2004525554 A JP 2004525554A JP 2004525554 A JP2004525554 A JP 2004525554A JP 2005535084 A5 JP2005535084 A5 JP 2005535084A5
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
anode
anode according
sofc
fuel
site
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2004525554A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2005535084A (ja
JP4961614B2 (ja
Filing date
Publication date
Priority claimed from GBGB0217794.7A external-priority patent/GB0217794D0/en
Application filed filed Critical
Publication of JP2005535084A publication Critical patent/JP2005535084A/ja
Publication of JP2005535084A5 publication Critical patent/JP2005535084A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4961614B2 publication Critical patent/JP4961614B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Images

Description

ペロブスカイトベースの燃料電池電極および膜
本発明は燃料電池電極に関するものであり、より詳しくは固体酸化物燃料電池(SOFCs)用電極に関するものである。
化学エネルギーを電気エネルギーに変換する、より効率的な手段について大きな要求と関心があり、燃料電池に大きな関心を呼び起こしている。しかしながら、これらの実用的で商業的な開発は多数の実用上の問題によって阻まれている。SOFCは特に魅力のあるシステムであり、燃料の内部改質によってメタンのような炭化水素燃料を利用することができ、比較的高い効率を達成する。しかしながら、中でも、使用されるアノードの設計に関して、重要な問題が残る。
改善されたアノード性能を目指して、Ni/YSZ(YSZ=Y23/ZrO2)のような材料を含む多くの異なった材料の探索が試みられており、これらは比較的良好な性能を持つが、炭化水素燃料を使用する時の炭素沈積物の形成や、CHPユニットまたはAPUsのような自動車に適用する小さなシステムで出会うような炭化水素燃料中でしばしば出会い繰り返される還元/酸化周期に耐えられない硫黄毒感受性により、比較的作業寿命が短く実質的な不利を招く。
また、LaCrO3を用いることが提案されており(P.Vernoux et al J. Electrochem. Soc. 145 3487-3492(1998):非特許文献1)、より最近では、LaCrO3を、その性能を改善するため種々の元素でドープして利用することが提案されている(J.liu et al Electrochemical and Solid-State Letters 5 A122-A125(2002):非特許文献2)。
それでも、そのようなドープされたLaCrO3では電気化学的性能および有効作業寿命が比較的制限されている。
P.Vernoux et al J.Electrochem.Soc.,145 3487-3492(1998) J.liu et al Electrochemical and Solid-State Letters 5 A122-A 125(2002)
本発明の目的は、上述した1以上の不利な点を回避するか、またはできるだけ少なくすることにある。
本発明では、新規なアプローチの仕方を考えることによって、ドープしたLaCrO3の代わりに、LaCrO3をベースとした二重ペロブスカイト材料を使用することによって、Niベースアノード(電流密度400mAcm-2で過電圧損失を100mVより小さくすることができる)のような先行技術アノード材料に匹敵する電気的および触媒的性質を、金属電流伝導性成分(通常Ni)の使用を必要とせずに、かつ炭化水素燃料使用時著しい炭素形成および沈積も無く達成できることが見出された。先に試みられたドープされたLaCrO3は、LaCrO3中の好ましくない少数のLaおよび/またはCr原子が、概して5〜10%、または最大20%で、異なった原子によって置換され、ドープ型の“単一”ペロブスカイトになり、二重ペロブスカイト材料では、通常実質的に全部Crによって占められるペロブスカイト結晶格子構造のBサイトは、匹敵した量の二つの異なった元素によって占められる。二重ペロブスカイトの語は、二重占有B−サイトを強調するために本明細書中で用いられるものであるが、格子中に存在する、構造が異なった2つのB−サイトとして、それ自体を明示するいずれかの構造秩序を必ずしも意味するものでない。
このように、本発明は、1つの態様では、固体酸化物燃料電池、特にそのアノード用の新規な材料を提供し、その材料は、ドープされていてもよい、一般式(I)
Figure 2005535084
(式中、LnはY、Laおよびランタニド系元素から選択されるか、またはこれらの組合せであり、Xはペロブスカイト酸化物のAサイトを占める元素であって、Sr、CaおよびBaから選択され、Z1およびZ2はペロブスカイト酸化物のBサイトを占める異なる元素であって、Cr、Mn、MgおよびFeから選択され、そしてaは0〜1、好ましくは0.7〜1.0の数値であり、bは1〜0、好ましくは0.3〜0の数値であり、cおよびdは、各々0.25〜0.75であるが、a+bは1、c+dは1であり、eは0.8〜1.0の数値であり、fは0.8〜1.0の数値であり、gは2.5〜3.2の数値である。)で示される二重ペロブスカイト酸化物材料からなる。
このように、Z1およびZ2元素は、好ましくは実質的に等しい量で存在するにもかかわらず、正確に等しい量から幾分離れていてもよい。また、ペロブスカイト材料中のAサイト(LnおよびXにより占められる)および/またはペロブスカイト材料中のBサイト(Z1およびZ2により占められる)が、それらの結晶構造の混乱およびアノード特性の著しい低下無しで、幾分か減らされる(e<1およびf<1)ことが可能である。同様に、gは通常3の数値であるが、Oサイトに関する若干の結晶欠陥もまた許容できる。より詳しくは、若干のOサイトの不足(g<3)は許容でき、材料の結晶格子内での異なったOサイト間のO原子移動性を許容するので、実際は有用でもある。また、制限された程度の過剰のO原子(g>3)は、少なくともある環境中では許容できる。
本発明によって提供される新規な二重ペロブスカイト材料は、SOFCsで用いるアノードの製造に使用することができ、先に知られた材料のアノードと比較した時著しく改善された電気化学的性能、電気的および触媒的特性を持ち、メタン燃料で使用した時、同時に、Ni−YSZのような先に提案された電極の特別な問題および不利を回避する。より詳しくは、それらは化学的に酸化還元安定性であり、分解を引き起こす酸化還元周期間の体積不安定性を著しく減少させることが見出だされた。
本発明の新規材料はSOFCsのアノードとして使用すると特に価値がある一方、それらはまた、アノード官能層、カソード官能層、カソード、および相互連結器の1以上を含むSOFCsで他の応用を持つ。
本明細書中、“官能層”は、電極集電装置(アノードまたはカソード)と電解質との間、または可能ならアノードもしくはカソード集電装置と他の官能層との間に供給される薄い電子活性層を表し、電極それ自体の分解(典型的には界面反応による)からの保護、および/または触媒活性の増強および/または諸特性の性能の増強(例えば分極抵抗の減少)を目的とする。典型的には、そのような官能層は1〜50μm、好ましくは20〜30μmの厚さとすることができる。官能層はその上実質的に固体であってもよく、または多少大きい多孔度、例えば、最大70%の多孔度、好ましくは30〜60%の多孔度、好都合には40〜50%の多孔度を持ってもよい。
相互連結器の語は、連続して一緒に連結される多数のセルの組立品中で隣り合ったセルの電極を一緒に連結させるために使用される部品を示す。この場合、材料は、それらを実質的にガス不透過性とするために好ましくは高密度(すなわち低多孔度、好ましくは多孔度1%以下、有利には連続した多孔度ゼロ)で製造される。
上記で示されたように、本発明の材料は、驚くべきことに、アノードおよびカソードとして両方に使用することができる。これは、同じアノードおよびカソードを持つセルを製造することを可能とし、それによって、カソードおよびアノードとしてどちらの電極を使用するセルでも運転することが可能であり、例えば可逆燃料電池の使用(電極に電圧を加えることによってエネルギーを一時的に蓄積することができる)に必要な時は、セルの連結を変えアノードカソードになるか、その逆になるようにすることによりセルを逆に運転することも可能である。
1およびZ2は、それぞれCrおよびMnが好ましい。Xは、Srが有利である。
本発明によって提供される新規材料の具体的特徴として、先に知られたドープされた単一ペロブスカイト材料とは著しく異なった性質および組成を持っているということがあるけれども、本発明に従って用いられる二重ペロブスカイト材料は、それにもかかわらず、幾分かドープされてもよく、すなわち、いずれか1以上のAおよびBサイト(それは、そうでなければ、Ln、X、Z1およびZ2によって占められることになる)は、さらになお電気的および/または触媒的特性を改善するために1以上の適当なドーパント元素によって制限される程度で置換されてよい。
電子伝導性を改善するため若干のZ1および若干のZ2サイトのどちらかまたは両方を置換させる、Bサイトに適したドーパントとして、V、Fe、Cu、Co、Ti、Nb、Mo、RuおよびNiが挙げられ、一方、触媒活性を改善するために好適なドーパントとして、Pd、Ce、Ni、RuおよびMgが挙げられる。一般にドーパントは二重ペロブスカイト酸化物のBサイトの20%より多くは占めない。ドーパントが使用されるところでは、これは、好ましくは、20%以下の濃度好ましくは5〜20%で存在する。
本発明の新規な材料は、種々の異なった電解質と共に使用されてもよい。特に、それらは、良好な熱および化学的安定性を示すイットリア安定化ジルコニア(YSZ)電解質と適合性があり、共に使用して好適であることが見出されている。本明細書中、“二重ペロブスカイト”の表現は、前記材料の結晶格子構造中のBサイトに25%以上に匹敵する実質的な量の2つの異なった元素を組み込み、好ましくはBサイトの30%以上に前記2つの異なった元素を組み込んだ材料を示す。このように、本発明は、1つの元素がBサイトの75%を他の元素が25%を占めることができる材料を含むけれども、各々は実質的な量(少なくとも25%、好ましくは少なくとも30%)存在し、相対的な量(3:1またはそれより少ない)は匹敵する量で存在するが、これは、ドープされた材料中で元素が相対的な割合すなわち少なくとも4:1およびしばしば10:1またはそれより多い割合で存在するのとは異なっている。
Bサイトは、また、少なくとも30%の量(最初の2つの元素のそれに匹敵する)で存在する第三の元素(Z3)で占めることができることも注目される。そのような材料は、三重ペロブスカイトとして述べることができると同時に、本発明の“二重ペロブスカイト”の範囲内にも含まれる。繰り返して言うと、“三重”の語は、特定の型の構造上の配列よりはむしろBサイトの組成を反映している。
本発明によって提供される好ましい材料は、一般式(I)中、cおよびdの各々が少なくとも0.4の値を持つ。望ましくは、一般式(I)中、aは0.7〜0.9、最も好ましくは0.72〜0.85の値を持つ。
特に好ましいZ1およびZ2種はCrおよびMnであり、一方、特に好ましいX種はSrである。
本発明の新規物質は、当技術分野で知られたいずれかの適当な方法によって調製される。一般に、必要とする適当な割合の本質的に金属元素からなる2以上の化合物が、適当な酸化物または硝酸塩の形で、一緒に密接した混合物中に持ち込まれ熱処理される。一つの便利な方法は、固体状態の反応を含み、その反応では、酸化物乾燥体および/または金属元素の炭酸塩(または酢酸塩、蓚酸塩等のような他の塩)が一緒に混合され、典型的には1000〜1400℃の規定の高温で焼成される。他の便利な方法は、燃焼合成を含み、合成中、必要とする適当な割合の金属元素硝酸塩のエチレングリコール水溶液のような塩溶液は、その溶液から水が徐々に除去され、ゲルを与え、ゲルは焼くと炭化物を与える。その炭化物を典型的には1100℃より高い高温で焼成すると、二重ペロブスカイト型の材料を与える。
燃料電池電極としての使用に好適な材料とするためには、その材料は比較的多孔性であることが必要であり、その多孔性はそこで化学的相互作用が起こるための比較的大きな表面積を呈する。好ましくは、電極は、少なくとも20%、好ましくは30〜60%、有利には40〜50%、典型的には約50%の多孔度を持つ。一般に、好適な多孔性新規二重ペロブスカイト材料は、細孔形成剤(PFAs)を加えることにより得られる。PFAsは、PVB(ポリビニルブチラール)、PEG(ポリエチレングリコール)、テルピネオール、エチルセルロースのような炭素数1以上の有機材料であってもよい。
本発明の新規材料は、種々の型式および配置のSOFCsで使用される。このように、それらはアノードおよび/またはカソードおよび/または官能層として、平面または筒状SOFCまたはSOFCロールで使用される。
本発明の新規材料は、SOFCsで使用される種々の電解質と実質的に適合性があり、その例として、特に、ドープしたセリア(酸化セリウム)およびとりわけ、ストロンチウム(Sr)およびマグネシウム(Mg)ドープLaGaO3等、ならびにドープされないセリアのようなペロブスカイト類が挙げられる。
本発明は、他の態様では、本発明による新規材料からなる電極または官能層を持つSOFCを提供する。
本発明は、好ましい態様では、本発明による新規材料からなるアノードを持つSOFCを提供する。
本発明のアノードを使用しまたは含むSOFCsは、燃料電池用途として適当な任意の燃料を直接または少なくとも部分改質後酸化するために使用される。そのような燃料としては、水素、メタン、エタン、プロパン、またはブタンのような炭化水素化合物燃料、メタノール、またはエタノールのような炭化水素ベース化合物燃料およびアンモニア、硫化水素のような非炭化水素水素化物化合物燃料ならびにLPG、ガソリン、ジーゼル、生物ガス、バイオ燃料、ケロセン、またはJP8のような化合物の混合物が挙げられる。
このように、本発明は、他の態様では、下記(a)および(b)の工程を有するSOFC中の燃料を酸化する方法を提供する:
(a)本発明の新規材料からなるアノードを持つSOFCを供給する工程、
(b)前記SOFCに電圧を加えて燃料を酸化する工程。
すくなくともいくつかの事例では、本発明によって提供される新しい二重ペロブスカイト材料を燃料電池カソードにおいて使用することもまた可能であり、それ故、本発明は、また、本発明による二重ペロブスカイトの多孔性体を実質的に含む燃料電池カソードに及ぶ。これは、SOFCのカソードおよびアノードの両方に同じ材料を使用する機会を提供し、適合性の問題に関して明らかに有利である。
本発明は、他の態様では、固体酸化物燃料電池のアノードでの使用に適した新規な材料を提供し、その材料は、ドープされていてもよい、一般式(I)
Figure 2005535084
(式中、LnはY、Laおよびランタニド系元素から選択されるか、またはこれらの組合せであり、Xはペロブスカイト酸化物のAサイトを占める元素であって、Sr、CaおよびBaから選択され、Z1およびZ2はペロブスカイト酸化物のBサイトを占める異なる元素であって、Cr、Mn、MgおよびFeから選択され、そしてaは0〜1、好ましくは0.7〜1.0の数値であり、bは1〜0、好ましくは0.3〜0の数値であり、cおよびdは、各々0.25〜0.75であるが、a+bは1、c+dは1であり、eは0.8〜1.0の数値であり、fは0.8〜1.0の数値であり、gは2.5〜3.2の数値である。)で示される二重ペロブスカイト酸化物材料である。
本発明の新規な二重ペロブスカイト材料は、合成ガス反応器膜として、または他の材料(典型的には、ランタンストロンチウム−鉄−酸化コバルトの高密度層を含む)もしくは関連組成の合成ガス反応器膜層の天然ガス側上の保護層として、混合伝導性セラミック膜に使用されてもよい。そのようなセラミック膜は、天然ガスを、しばしばシンガス(syngas)と称される合成ガス(synthesis gas)に部分酸化するために有用である。合成ガスは、液体ジーゼルおよび他の輸送燃料ならびに石油化学、ゴム、プラスチック、および肥料工業用の化学品を製造するために使用される。水素は、ガスから分離されてエネルギー源として使用され、または精製所で高品質、高性能ガソリンを製造することもできる。MIEC(mixed ionic/electronic conducting)(イオン/電子混合伝導性)膜技術の独特の取組方法は、酸素分離、蒸気およびCO2改質、ならびにメタンの部分酸化を単一の工程に統合させる。この技術は、酸素製造プラントを別に必要としないので、好都合な合成ガス製造に付随するエネルギーおよび資本コストを実質的に減らす。MIEC膜技術は、酸素源として窒素酸化物を使用することによって、NOX放出の減少に役立てる。その上、酸素減損空気流に含まれたエネルギーは、電力および蒸気の発生を通して回収することができる。
このように、本発明は、さらなる態様では、本発明による新規な二重ペロブスカイト材料の層を含むイオン/電子混合伝導性膜を供給する。典型的には、前記層は、イオン/電子混合伝導性セラミック膜の少なくとも1側面上の保護層、および合成ガス反応器での使用に特に適した1側面上の保護層を含む。そのような保護層は、一般に、1〜200μm、好ましくは20〜70μmの厚さを持つ。膜が、本質的に、本発明による新規な二重ペロブスカイト材料からなるところでは、膜は、一般に、10〜500μm、好ましくは20〜100μmの厚さを持つ。そのようなイオン/電子混合伝導性膜は、また、種々の目的例えば(実質的に純粋な)酸素ガスを製造する目的または他の材料(例えば、合成ガス製造中のメタン)との反応に直接使用する目的で、空気から酸素を分離する使用に適している。そのような膜適用中、ペロブスカイト材料は、実質的にガス不透過性のものを製造するためには高密度(すなわち、低多孔度、好ましくは多孔度1%以下、有利には連続した多孔度ゼロ)で製造される。そのような膜は、自己支持膜として存在するかあるいは多孔性金属もしくはセラミックまたは金属/セラミック複合体支持体上に支持される。
本発明のさらに好ましい特徴および利点は、次に例を挙げて述べる実施例および図面から明らかになる。
実施例1:二重ペロブスカイト材料の調製
粉末形状のLa23(4.8873g)、SrCO3(1.4763g)、Cr23(1.5199g)およびMnO2(1.7388g)を瑪瑙(めのう)モルタル中で一緒に混合した。混合した粉末をジルコニア容器中に移し、若干のアセトンまたはメタノールを追加して15分間2回ボールミルし、次いで10時間発煙棚中に放置し有機成分を蒸発させた。
乾燥した粉末は、次いで、下記(1)〜(4)のような、マッフル炉を使用する一連のサイクルで、高温焼成および中間粉砕した:
(1)1400℃で12時間
(2)20分間粉砕
(3)1400℃で12時間
(4)2と3を一回繰り返す
上記手順は、La0.75Sr0.25Cr0.5Mn0.53(LSCM)の組成を持つ粉末形状の二重ペロブスカイト9gを与えた。この相は、三方晶単位格子、a=5.4562(3)Å、α=60.440(9)°を示す。
実施例2:二重ペロブスカイト材料の調製
La23(4.8873g)、SrCO3(1.4763g)およびMnCO3(2.299g)を希硝酸(40mLs 4N)に溶解させ、溶液が得られるまで80℃に加熱撹拌した。次いで、その溶液中に8.0028gのCr(NO3)3・9H2Oを溶解させた。次いで、その混合硝酸塩溶液中に25mLの純エチルグリコールを加え80℃で2時間撹拌した。得られたゲルを磁製容器中に移し、ホットプレート上で加熱し焼いて炭化させた。その炭化物をさらに1100〜1400℃に加熱して、La0.75Sr0.25Cr0.5Mn0.53の組成を持つペロブスカイト酸化物を得た。
実施例3:アノードの製造
実施例1の二重ペロブスカイト材料(0.45g)を、炭素(黒鉛)0.05gおよび5mLエタノールと混合した。混合物を、めのうモルタル中で粉砕するかまたは30分間ボールミルしてスラリー(泥漿)を形成した。そのスラリーを、2mmの厚さを持つ直径2cmの8mol%Y23安定化ジルコニア(YSZ)ディスク上に塗布するかまたはスクリーン印刷した。次いで、そのYSZ電解質上に支持されたアノードを室温から1100℃まで5℃/分で加熱し1100℃に4時間維持して焼成し、次いで、5℃/分で室温に冷却した。このようにして得たアノードの厚さは約30〜100μmで、その面積は1cm2である。少量の金ペーストをアノード上に部分的に被覆し(適用範囲約50%)900℃で30分間焼成した。このとき、300℃〜900℃の範囲で5℃/分の加熱および冷却速度とした。より優れた電気接点を確保し試験に供した。白金ペースト(Engelhard Clal 6082)をYSZペレットの反対側の面上に塗布し900℃で30分間焼成した。このとき、300℃より高い温度で5℃/分加熱および冷却速度とした。厚さ約50μmの、対極(またはカソード)および参照電極が得られた。
実施例4:アノードの使用
実施例3で得られたアノードを、0.2mmの厚さのYSZ電解質層の形状で構成された固体酸化物燃料電池にはめ込んだ。La0.8Sr0.2MnO3(LSM)をYSZシートの他の側面上に被覆しカソードを得た。カソードの製造に使用されたスラリー組成物は、0.45gのLa0.8Sr0.2MnO3、0.05gの黒鉛および5mLのエタノールであった。薄層白金ペースト(実施例3参照)をLSM上に被覆し900℃で30分間焼成した。このとき、300℃より高い温度で5℃/分加熱および冷却速度とした。カソード集電装置が得られた。
図1は、実施例3の二重ペロブスカイト酸化物La0.75Sr0.25Cr0.5Mn0.53 アノードを使用するセルの性能を示し、これは種々の異なった燃料(900℃において、湿式H2、湿式5%H2または湿式純粋CH4)を供給した時の性能である。湿式5%H2および湿式H2の開回路電圧(OCVs)は、Nerst方程式によって予測された値、900℃で0.95および1.09Vに接近していたけれども、湿式および湿らせないシリンダーCH4のOCVはそれぞれ0.87および0.86Vであって、それらは湿式5%H2のそれより僅かに低い。最高電力密度は、湿式H2が湿式5%H2より高く、それぞれ0.34Wcm-2および0.17Wcm-2の値であった。湿式メタンの最高電力密度は0.53Vで約0.1Wcm-2であって、それは湿式5%H2のそれより僅かに低い。
実施例5:アノードの性質
実施例3のアノードの性質は、図2(A)および(B)(それらは、一つの面3上に環状のアノード2を持つディスク型電解質1および環状のカソード4および反対側の面6上の中央のディスク型参照電極5を示す)に図式的に例示した三電極配置試験セルを使って検査した。2mmの厚さを持つ直径20mmの8mol%Y23安定化ジルコニア(YSZ)ペレットに電解質を燒結させた。約50μmの厚さを持つアノードをエタノールベースのスラリーを使用してYSZ電解質上に沈積させ、そして、代表例では1000〜1300℃で焼成した。Ptペースト(先に述べた)を対極またはカソード、および参照電極としてYSZの他の側面上に塗付した。湿式H2でのアノード過電圧を図3に示す。OCVより実際の運転条件に近い分極下でアノード抵抗は減少することが見出された。分極抵抗は、電流密度300mA/cm2で0.3Ω/cm2より小さい。さらに最適化することにより、この性能をさらに改善するのは容易である。図3は、0.4Vバイアスで湿式CH4を燃料として使用する運転下における、925℃での電圧および電流変化を示す。湿式CH4中での燃料電池の運転および同じ雰囲気中での冷却後、痕跡量の炭素が観測されたけれども、4時間の運転の間、なんら著しい性能低下は観測されなかった。
実施例6:修飾されたアノードの製造および使用
セルによっては、ゾルゲル工程によって調製されたCe0.8Gd0.22(CGO)の薄いフィルム中間面を、YSZ電極およびアノードの間に適用した。さらに、図4に示すように、YSZ電解質およびLSCMアノードの間に沈積させたCGOの薄い層(5μm)でアノード分極抵抗を減少させた。湿式5%H2および湿式H2中の分極抵抗は、それぞれ約0.62Ωcm-2および0.25Ωcm-2であった。925℃での湿式H2中のアノード分極は、1000℃での慣用のNi−YSZサーメットアノードのそれに匹敵する。
実施例7
実施例1の新規なペロブスカイト材料の他の可能な応用として、この材料を厚さ約20〜50ミクロンの薄い官能層(それは、電気化学的に活性で、ニッケルジルコニアサーメットのような導電支持体の上部上にあるかまたは多孔性スチール集電支持体上にあり、そしてどちらのケースにおいても、高密度(<2%多孔度)YSZ電解質より密度が低い)として使用することが挙げられる。
一つの実用的な応用では、実施例1により調製した二重ペロブスカイトLSCM材料が、純粋なニッケル集電層、LSCM外側官能層、および一連の漸次勾配Ni−LSCMサーメット中間体層を持つ多層アノード構造組成において、以下の表1のように使用される:
Figure 2005535084
実施例8:連結系の製造および使用
La23、SrCO3、Cr23およびMnO2を化学量論的割合(実施例1と同様)で混合し、若干のアセトンを加え、ジルコニア容器中ジルコニアボールで30分間ボールミルする。1200℃で20時間、2回焼成し、各焼成後、アセトンと共に30分間ボールミルし、次いで、乾燥、直径30mmのペレットにプレスし、最終的に1500℃で36時間焼成する。これにより、約94%(すなわち6%多孔度)の相対密度を持つペレットが得られる。代表例としては、ランタンストロンチウムクロム鉄鉱は、同様の高密度化を達成するためには1600℃の加熱処理を必要とする。
図5は、燃料ガスから電気を発生する本発明のSOFC発電装置7を図式的に示す。発電装置7は、室9中に据え付けた筒状のSOFC要素8を含み、これは外側筒状アノード10および内側筒状カソード11を持ち、電解質12をそれらの間に持ち、アノードカソードおよび電解質は、図2中で例示された実施例中のそれらと同一の材料である。空気導入管13は、SOFC要素8の内部15中に予備加熱された空気14を導入するために備えられ、そして燃料ガス供給パイプ16は、予備加熱された燃料ガス17をアノード10の周りの室9中に供給するために備えられる。電気結線18は、発電装置使用中の電気負荷に対する発電装置7の結線として、カソード11およびアノード10に接続される。排気ガス19は、使われた空気、未使用燃料、および酸化産物を含み、排気パイプ20によって室9から排出されるが、一般に、使われた空気21は分離排気導管22を通して未使用燃料ガスから分離し排気するのが好ましい。
本発明のアノードを用いて得られた電気特性の測定結果を示す。 (A)は本発明の電気化学セルの主な部分の正面断面図である。(B)は(A)のセルの裏面概観図である。 本発明のアノードを用いて得られた電気特性の測定結果を示す。 本発明のアノードを用いて得られた電気特性の測定結果を示す。 SOFCの断面図である。
1 ディスク型電解質
2 環状のアノード
3 一つの面
4 環状のカソード
5 中央のディスク型参照電極
6 反対側の面
7 本発明のSOFC発電装置
8 筒状のSOFC要素
9 室
10 外側筒状アノード
11 内側筒状カソード
12 電解質
13 空気導入管
14 予備加熱された空気
15 内部
16 燃料ガス供給パイプ
17 予備加熱された燃料ガス
18 電気結線
19 排気ガス
20 排気パイプ

Claims (19)

  1. 一般式(I)
    Figure 2005535084
    (式中、LnはY、Laおよびランタニド系元素から選択されるか、またはこれらの組合せであり、Xはペロブスカイト酸化物のAサイトを占める元素であって、Sr、CaおよびBaから選択され、Z1およびZ2はペロブスカイト酸化物のBサイトを占める異なる元素であって、Cr、Mn、MgおよびFeから選択され、そしてaは0〜1の数値であり、bは1〜0の数値であり、cおよびdは、各々0.25〜0.75であるが、a+bは1、c+dは1であり、eは0.8〜1.0の数値であり、fは0.8〜1.0の数値であり、gは2.5〜3.2の数値である。)で示される二重ペロブスカイト酸化物材料からなり、前記材料は少なくとも1種のドーパントを含んでいても良い固体酸化物燃料電池(SOFC)用アノード
  2. 1およびZ2が、それぞれCrおよびMnである請求項1に記載のアノード
  3. XがSrである請求項1または請求項2に記載のアノード
  4. 前記した少なくとも1種のドーパントが、V、Fe、Cu、Co、Ru、Ni、Pd、Ce、Ti、Nb、MoおよびMgからなる群から選択されるBサイトドーパントである請求項1〜3のいずれか1項に記載のアノード
  5. 前記Bサイトドーパントが20%以下の濃度で存在する請求項4に記載のアノード
  6. 前記Bサイトドーパントが5〜20%の濃度で存在する請求項5に記載のアノード
  7. 一般式(I)中、cおよびdの各々が少なくとも0.4である請求項1〜6のいずれか1項に記載のアノード
  8. Bサイトの少なくとも30%が第三の元素Z3により占められている請求項1〜6のいずれか1項に記載のアノード
  9. 一般式(I)中、aが0.7〜1.0である請求項1〜8のいずれか1項に記載のアノード
  10. 一般式(I)中、aが0.7〜0.9である請求項9に記載のアノード
  11. 一般式(I)中、aが0.72〜0.85である請求項10に記載のアノード
  12. 一般式(I)中、bが0.3〜0である請求項1〜11のいずれか1項に記載のアノード
  13. 前記二重ペロブスカイト酸化物材料の多孔度が少なくとも20%である請求項1〜12のいずれか1項に記載のアノード
  14. 前記二重ペロブスカイト酸化物材料の多孔度が40〜50%である請求項13に記載のアノード
  15. 請求項1〜14のいずれか1項に記載のアノード、または前記アノードからなる官能層を持つSOFC。
  16. 請求項1〜14のいずれか1項に記載のアノードを含むSOFCのためのアセンブリ。
  17. 下記(a)および(b)の工程を有するSOFC中の燃料を酸化する方法:
    (a)請求項1〜14のいずれか1項に記載のアノードを持つSOFCを供給する工程、
    (b)前記SOFCに電圧を加えて燃料を酸化する工程。
  18. 使用される燃料が、水素、炭化水素化合物、炭化水素ベース化合物、非炭化水素水素化物化合物およびこれらを少なくとも部分的に改質した材料からなる群から選択される燃料を用いる請求項17に記載の方法。
  19. 一般式(I)中、bが0.25〜0.75である請求項1〜14のいずれか1項に記載のアノード
JP2004525554A 2002-08-01 2003-07-31 ペロブスカイトベースの燃料電池電極および膜 Expired - Lifetime JP4961614B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
GBGB0217794.7A GB0217794D0 (en) 2002-08-01 2002-08-01 Fuel cell electrodes
GB0217794.7 2002-08-01
PCT/GB2003/003344 WO2004013925A1 (en) 2002-08-01 2003-07-31 Perovskite-based fuel cell electrode and membrane

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2005535084A JP2005535084A (ja) 2005-11-17
JP2005535084A5 true JP2005535084A5 (ja) 2012-03-22
JP4961614B2 JP4961614B2 (ja) 2012-06-27

Family

ID=9941494

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004525554A Expired - Lifetime JP4961614B2 (ja) 2002-08-01 2003-07-31 ペロブスカイトベースの燃料電池電極および膜

Country Status (10)

Country Link
US (1) US7504172B2 (ja)
EP (1) EP1532710B1 (ja)
JP (1) JP4961614B2 (ja)
CN (1) CN1322625C (ja)
AU (1) AU2003248994B2 (ja)
CA (1) CA2493029C (ja)
DK (1) DK1532710T3 (ja)
ES (1) ES2598356T3 (ja)
GB (1) GB0217794D0 (ja)
WO (1) WO2004013925A1 (ja)

Families Citing this family (54)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100543979B1 (ko) * 2003-11-21 2006-01-20 한국표준과학연구원 나노 크기의 세공을 갖는 강자기성 망간 산화물 막과 이의제조방법
KR101158947B1 (ko) * 2004-01-23 2012-06-21 베리 스몰 파티클 컴파니 피티와이 리미티드 금속 산화물의 제조 방법
CN1294670C (zh) * 2004-03-03 2007-01-10 哈尔滨工业大学 一种镓酸镧基固体氧化物燃料电池用正极材料的制备方法
CA2569866C (en) 2004-06-10 2011-05-17 Risoe National Laboratory Solid oxide fuel cell
ATE465526T1 (de) 2005-02-02 2010-05-15 Univ Denmark Tech Dtu Verfahren zur herstellung einer reversiblen festoxidbrennstoffzelle
EP1900706A1 (en) * 2005-06-30 2008-03-19 Tokyo Institute of Technology Oxygen excess type metal oxide, and method and apparatus making use of the metal oxide and ceramic for oxygen storage or oxygen selective membrane
DK1760817T3 (da) 2005-08-31 2013-10-14 Univ Denmark Tech Dtu Reversibel fastoxidbrændselscellestak og fremgangsmåde til fremstilling af samme
JP4788274B2 (ja) * 2005-10-03 2011-10-05 株式会社村田製作所 Ctr特性を有する酸化物導電体磁器および抵抗体
GB0602842D0 (en) * 2006-02-14 2006-03-22 Rolls Royce Plc A Solid Oxide Fuel Cell And A Solid Oxide Fuel Cell Module
AT9543U1 (de) * 2006-07-07 2007-11-15 Plansee Se Verfahren zur herstellung einer elektrisch leitfähigen schicht
JP5361143B2 (ja) * 2007-05-29 2013-12-04 新光電気工業株式会社 固体酸化物型燃料電池およびその製造方法
EP2160785B1 (en) * 2007-05-31 2011-10-05 Elcogen As Method for the preparation of a solid oxide fuel cell single cell
US20090017341A1 (en) * 2007-07-09 2009-01-15 Uchicago Argonne, Llc Air electrode composition for intermediate temperature electrochemical devices
US20110127169A1 (en) 2007-08-22 2011-06-02 Stichting Energieonderzoek Centrum Nederland Electrode for fixed oxide reactor and fixed oxide reactor
CN100459250C (zh) * 2007-10-11 2009-02-04 北京科技大学 一种用于固体氧化物燃料电池的缺位掺杂阳极材料
JP5226290B2 (ja) * 2007-12-19 2013-07-03 国立大学法人東京工業大学 固体酸化物型電池
TWI380970B (zh) * 2008-04-03 2013-01-01 Sachem Inc 使用二羧酸鎓鹽製備高級陶瓷粉末之方法
CN102119134B (zh) * 2008-06-13 2015-02-11 塞瑞斯知识产权有限公司 用于沉积陶瓷膜的方法
KR101213060B1 (ko) 2009-03-12 2012-12-17 한창산업 주식회사 고체산화물 연료전지용 공기극 물질
CN101789501B (zh) * 2010-01-22 2011-12-28 清华大学 用于固体氧化物电解池阴极的钙钛矿粉体材料的制备方法
DE102010027645A1 (de) * 2010-07-19 2012-01-19 Forschungszentrum Jülich GmbH CO2 tolerantes, gemischt leitendes Oxid und dessen Anwendung für die Wasserstoffabtrennung
TWI411154B (zh) 2010-07-23 2013-10-01 Iner Aec Executive Yuan 一種用於固態氧化物燃料電池之雙層陽極-金屬基板結構及其製作方法
TWI416787B (zh) 2010-07-23 2013-11-21 Iner Aec Executive Yuan 固態氧化物燃料電池之多孔金屬基板結構及其之製作方法
JP5204816B2 (ja) * 2010-08-11 2013-06-05 株式会社ノリタケカンパニーリミテド 酸素分離膜エレメント及びその製造方法
JP5737954B2 (ja) * 2011-01-07 2015-06-17 国立大学法人茨城大学 バナデート系複合酸化物の製造方法
US8364235B2 (en) 2011-04-22 2013-01-29 Topera, Inc. Basket style cardiac mapping catheter having an atraumatic basket tip for detection of cardiac rhythm disorders
JP5717067B2 (ja) * 2011-04-22 2015-05-13 独立行政法人物質・材料研究機構 中低温で動作する固体酸化物燃料電池用複合カソード材料、固体酸化物燃料電池用複合カソード及び固体酸化物燃料電池用電解質−複合カソード構造体の製造方法
FR2981508B1 (fr) * 2011-10-12 2013-11-15 Areva Electrode pour cellule electrochimique et procede de fabrication d'une telle electrode
EP2621006B1 (en) 2012-01-26 2016-10-26 Institute of Nuclear Energy Research Atomic Energy Council An anode on a pretreated substrate for improving redox-stablility of solid oxide fuel cell and the fabrication method thereof
JP5746309B2 (ja) * 2012-12-17 2015-07-08 サムソン エレクトロ−メカニックス カンパニーリミテッド. 固体酸化物燃料電池の電極用ペースト、これを用いる固体酸化物燃料電池およびその製造方法
WO2014119549A1 (ja) * 2013-01-30 2014-08-07 富士電機株式会社 正極触媒、及び機器
CN103149256A (zh) * 2013-02-27 2013-06-12 上海大学 由SrNiFeO3修饰玻碳电极的电化学传感器及其对H2O2的测定方法
US9809453B2 (en) 2013-03-15 2017-11-07 Lg Fuel Cell Systems, Inc. Catalysts for hydrocarbon reforming
JP5603515B1 (ja) * 2013-08-23 2014-10-08 日本碍子株式会社 空気極材料及び固体酸化物型燃料電池
GB2522522B (en) * 2014-11-27 2018-01-24 Ceres Ip Co Ltd Structure
CN104458859A (zh) * 2014-12-12 2015-03-25 上海大学 La0.88Sr0.12MnO3纳米纤维修饰的碳糊电极及其制备方法和应用
CN104779398A (zh) * 2015-04-27 2015-07-15 上海邦民新能源科技有限公司 固体氧化物燃料电池阳极材料及具有其的阳极
KR101902617B1 (ko) * 2015-05-15 2018-10-01 세종대학교산학협력단 삼중층 페로브스카이트 공기극 촉매를 구비하는 고체 산화물 전기화학소자
CN105449227B (zh) * 2016-01-02 2018-07-06 红河学院 一种层状钙钛矿燃料电池阴极材料及其制备方法
CN106835206B (zh) * 2017-01-03 2018-10-02 北京科技大学 一种铬酸镧基惰性阳极的制备方法及应用
CN107293718B (zh) * 2017-06-26 2020-05-26 合肥国轩高科动力能源有限公司 R2-xMxEMnO6改性镍锰酸锂材料及制备、应用
CN107285390B (zh) * 2017-06-29 2018-11-09 宁波吉电鑫新材料科技有限公司 一种电场调控选择结晶合成双钙钛矿锂离子电池负极材料及其制备方法
CN107352587B (zh) * 2017-06-29 2018-10-23 宁波吉电鑫新材料科技有限公司 一种电场调控选择结晶合成双钙钛矿钠离子电池负极材料及其制备方法
CN107265502B (zh) * 2017-06-29 2018-10-23 宁波吉电鑫新材料科技有限公司 一种电场调控选择结晶合成双钙钛矿钾离子电池负极材料及其制备方法
US11843123B2 (en) * 2018-03-02 2023-12-12 Northwestern University Cobalt-substituted perovskite compounds for solid oxide electrochemical cells
CN109921043B (zh) * 2019-02-26 2021-10-08 五邑大学 一种b掺杂钙钛矿类氧化物的电催化剂及其制备方法
CN109809486A (zh) * 2019-03-26 2019-05-28 暨南大学 一种向KNbO3钙钛矿中掺杂Ba和Ni离子的方法
CN109913900A (zh) * 2019-04-18 2019-06-21 北京理工大学 一种具有高催化活性的用于co2电解的soec阴极材料
JP7360276B2 (ja) 2019-08-30 2023-10-12 太陽誘電株式会社 固体酸化物型燃料電池およびその製造方法
JP7377051B2 (ja) * 2019-10-07 2023-11-09 太陽誘電株式会社 固体酸化物型燃料電池およびその製造方法
CN110668804A (zh) * 2019-10-17 2020-01-10 江苏科技大学 一种固体氧化物燃料电池用陶瓷连接体材料及其制备方法
CN113299960B (zh) * 2021-05-17 2022-12-20 深圳大学 一种乙烯与电能共生型固体氧化物燃料电池及其制备方法
CN113800908A (zh) * 2021-08-26 2021-12-17 桂林理工大学 中介电常数双钙钛矿微波介质陶瓷材料及其制备方法
KR102454622B1 (ko) * 2022-01-20 2022-10-17 주식회사 에코나인 이중 페로브스카이트 또는 삼중 페로브스카이트 구조를 갖는 산화방지제

Family Cites Families (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2511095B2 (ja) 1988-02-05 1996-06-26 三菱重工業株式会社 電極材料
JPH02236959A (ja) * 1989-03-09 1990-09-19 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 電極材料
JP2810104B2 (ja) * 1989-04-28 1998-10-15 日本碍子株式会社 セラミックス電極及びこれを有する燃料電池
JPH0317958A (ja) * 1989-06-14 1991-01-25 Agency Of Ind Science & Technol 固体電解質型燃料電池用空気極材料および固体電解質型燃料電池
JPH0317959A (ja) * 1989-06-14 1991-01-25 Agency Of Ind Science & Technol 固体電解質型燃料電池用空気極材料および固体電解質型燃料電池
EP0411547A1 (en) 1989-07-31 1991-02-06 Tonen Corporation Lanthanum chromite-based complex oxides and uses thereof
JP2946053B2 (ja) * 1990-06-16 1999-09-06 工業技術院長 円筒型固体電解質燃料電池並びに平板型固体電解質燃料電池
JPH0644991A (ja) * 1992-07-27 1994-02-18 Ngk Insulators Ltd 固体電解質型燃料電池用インターコネクターの製造方法
JPH0927330A (ja) * 1995-07-11 1997-01-28 Tokyo Gas Co Ltd 固体電解質燃料電池の燃料極
US5686198A (en) * 1996-02-29 1997-11-11 Westinghouse Electric Corporation Low cost stable air electrode material for high temperature solid oxide electrolyte electrochemical cells
JP2001196069A (ja) * 1999-11-01 2001-07-19 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 燃料電池
JP4379987B2 (ja) * 1999-11-30 2009-12-09 トヨタ自動車株式会社 燃料電池の制御装置
US6537465B2 (en) * 2000-12-29 2003-03-25 Praxair Technology, Inc. Low pressure steam purged chemical reactor including an oxygen transport membrane
GB0125276D0 (en) * 2001-10-20 2001-12-12 Strathclyde Improvements in fuel cells related devices

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4961614B2 (ja) ペロブスカイトベースの燃料電池電極および膜
JP2005535084A5 (ja)
JP3317523B2 (ja) 固体電解質型燃料電池
US8518605B2 (en) Ceramic material combination for an anode of a high-temperature fuel cell
Liu et al. High performance ferrite–based anode La0. 5Sr0. 5Fe0. 9Mo0. 1O3–δ for intermediate–temperature solid oxide fuel cell
Liu et al. Composite ceramic cathode La0. 9Ca0. 1Fe0. 9Nb0. 1O3-δ/Sc0. 2Zr0. 8O2− δ towards efficient carbon dioxide electrolysis in zirconia-based high temperature electrolyser
Xing et al. Preparation and characterization of La0. 75Sr0. 25Cr0. 5Mn0. 5O3− δ-yttria stabilized zirconia cathode supported solid oxide electrolysis cells for hydrogen generation
JP5127126B2 (ja) 燃料電池用の電極およびこれを用いた固体電解質型燃料電池
KR102323575B1 (ko) 고체 산화물 연료 전지용 대체 애노드 물질
Lv et al. SrCo0. 4Fe0. 4Zr0. 1Y0. 1O3-δ, A new CO2 tolerant cathode for proton-conducting solid oxide fuel cells
JP2003059495A (ja) 燃料電池
Panthi et al. Direct methane operation of a micro-tubular solid oxide fuel cell with a porous zirconia support
Dogdibegovic et al. Progress in metal-supported solid oxide fuel cells and electrolyzers with symmetric metal supports and infiltrated electrodes
Hao et al. Co-tape casting fabrication, field assistant sintering and evaluation of a coke resistant La0. 2Sr0. 7TiO3–Ni/YSZ functional gradient anode supported solid oxide fuel cell
CA2136680A1 (en) Fuel cells and process for the production of the anode
JP7231431B2 (ja) 電気化学セル
JP6625855B2 (ja) 水蒸気電解用セルおよびその製造方法
JP6625856B2 (ja) 水蒸気電解用セル
KR102105056B1 (ko) 삼중도핑 안정화 산화비스무트계 전해질 및 그 제조 방법
US7758992B2 (en) Copper-substituted perovskite compositions for solid oxide fuel cell cathodes and oxygen reduction electrodes in other electrochemical devices
KR20210078009A (ko) Lcnfo를 공기극으로 포함하는 고체산화물 공전해 셀
TWI389376B (zh) 固態氧化物燃料電池及用於此電池之薄膜電極組
KR20240073589A (ko) 루들스덴 포퍼 구조의 화합물을 포함하는 고체산화물 공전해 셀용 공기극, 이를 포함하는 고체산화물 공전해 셀 및 고체산화물 공전해 셀의 제조방법
KR20210078015A (ko) Lno를 공기극으로 포함하는 고체산화물 공전해 셀
KR20120139384A (ko) 리포밍 복합 소재, 이를 채용한 연료전지용 음극 구조체 및 고체산화물 연료전지