JP7231431B2 - 電気化学セル - Google Patents
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Description
酸素極: 2O2- → O2 + 4e-
水素極: 2H2O + 4e- → 2H2 + 2O2-
かかる問題を解決できる技術としては、例えば特許文献2のように、プロトン伝導性の電解質を用いて水蒸気電解する技術が開発されている。当該技術において酸素極と水素極で起こる電極反応はそれぞれ以下の通りである。
酸素極: 2H2O → O2 + 4H+ + 4e-
水素極: 4H+ + 4e- → 2H2
そこで本発明は、固体酸化物形燃料電池および水蒸気電解用セルの両方として利用することができ、電流効率の高いプロトン伝導性電気化学セル、および当該電気化学セルを含むリバーシブル固体酸化物形燃料電池を提供することを課題とする。
以下、本発明を示す。
前記プロトン伝導性固体電解質層が前記酸素極と前記水素極との間に挟まれており、
前記酸素極が、AサイトにBaを含み且つBサイトにCoを含むペロブスカイト型金属酸化物、およびプロトン伝導性固体電解質を含むことを特徴とする電気化学セル。
[2] 前記酸素極に含まれる前記プロトン伝導性固体電解質が、AサイトにBaおよびSrを含み且つBサイトにZrおよびCeを含むペロブスカイト型のプロトン伝導性金属酸化物である上記[1]に記載の電気化学セル。
[3]前記酸素極に含まれる前記プロトン伝導性固体電解質が、BサイトにY、Nd、GdおよびYbからなる群より選択される1種以上の元素を含むペロブスカイト型のプロトン伝導性金属酸化物である上記[1]または[2]に記載の電気化学セル。
[4] 前記酸素極における前記プロトン伝導性固体電解質の割合が5質量%以上、45質量%以下である上記[1]~[3]のいずれかに記載の電気化学セル。
[5] 前記水素極が、Ni、CoおよびFeからなる群より選択される1種以上の金属元素と、AサイトにSrを含み且つBサイトにZr、CeおよびYを含むプロトン伝導性金属酸化物を含む上記[1]~[4]のいずれかに記載の電気化学セル。
[6] 前記酸素極および前記水素極の少なくとも一方の上に、更に集電層を有する上記[1]~[5]のいずれかに記載の電気化学セル。
[7] 上記[1]~[6]のいずれかに記載の電気化学セルを含むことを特徴とするリバーシブル固体酸化物形燃料電池。
本発明に係る電気化学セルは、酸素極、プロトン伝導性固体電解質層、および水素極を有し、プロトン伝導性固体電解質層が酸素極と水素極との間に挟まれている。電気化学セルには、主に電解質支持型セルと電極支持型セルがあり、電解質支持型セルの場合、一般的に、プロトン伝導性固体電解質層、酸素極、水素極の中ではプロトン伝導性固体電解質層の焼成温度が最も高いことから、先ず、プロトン伝導性固体電解質層を準備する。プロトン伝導性固体電解質層の作製方法としては、例えば、電解質用粉体に、エタノールやテルピネオールなどの有機溶媒、分散剤、可塑剤、およびエチルセルロースなどのバインダーなどを加え、ボールミルなどで湿式粉砕混合し、スラリーとする。このスラリーをドクターブレード法などでシート化し、次いで焼成することにより、プロトン伝導性固体電解質シートとすることができる。電極支持型セルの場合には、支持層となる電極層の上に電解質層を形成するため、例えば、支持層となる電極層の上に上記スラリーをスクリーン印刷法などで塗布して電解質前駆体層とし、次いで焼成することにより、支持電極層の上にプロトン伝導性固体電解質層を形成するとよい。
[式中、Srはストロンチウム、Zrはジルコニウム、Ceはセリウム、M1はスカンジウム、イットリウム、ネオジム、サマリウム、ガドリニウムおよびイッテルビウムからなる群より選択される1種以上の元素、好ましくはイットリウム、ネオジム、ガドリニウムおよびイッテルビウムからなる群より選択される1種以上の元素、Oは酸素であり、a、b、cおよびxはそれぞれ、Zr、Ce、M1およびOの原子比を表し、0.1≦a≦0.9、0.1≦b≦0.9、0≦c≦0.3であり、xは各々の元素の酸化状態によって定まる数値である。]
[式中、Baはバリウム、Srはストロンチウム、Zrはジルコニウム、Ceはセリウム、M2はスカンジウム、イットリウム、ネオジム、サマリウム、ガドリニウムおよびイッテルビウムからなる群より選択される1種以上の元素、好ましくはイットリウム、ネオジム、ガドリニウムおよびイッテルビウムからなる群より選択される1種以上の元素、より好ましくはイットリウム、Oは酸素であり、d、e、f、gおよびxはそれぞれ、Sr、Zr、Ce、M2およびOの原子比を表し、0.01≦d≦0.3、0.1≦e≦0.8、0.1≦f≦0.8、0≦g≦0.3であり、xは各々の元素の酸化状態によって定まる数値である。]
電気化学セルの酸素極は、固体酸化物形燃料電池の場合は還元反応、即ち電子を受け取る反応が起こるカソードに相当し、水蒸気電解セルの場合は酸化反応、即ち電子を失う反応が起こるアノードに相当する。
[式中、Baはバリウム、M3はストロンチウム、ランタン、プラセオジムおよびネオジウムからなる群より選択される1種以上の元素、Coはコバルト、M4は鉄、チタン、イットリウムおよびイッテルビウムからなる群より選択される1種以上の元素、Oは酸素であり、h、iおよびxはそれぞれBa、Co、Oの原子比を表し、0.3≦h≦0.7、0.85≦i≦1.0であり、xは各々の元素の酸化状態によって定まる数値である。]
電気化学セルの水素極は、固体酸化物形燃料電池の場合は酸化反応、即ち電子を失う反応が起こるアノードに相当し、水蒸気電解セルの場合は還元反応、即ち電子を受け取る反応が起こるカソードに相当する。
[式中、j、k、lおよびxはそれぞれ、Zr、Ce、YおよびOの原子比を表し、0.4≦j≦0.7、0.1≦k≦0.6、0.1≦l≦0.2であり、xは各々の元素の酸化状態によって定まる数値である。]
(1)電解質粉体の調製
市販の純度99.9質量%のBaCO3、SrCO3、ZrO2、CeO2およびY2O3の粉末を、SrZr0.5Ce0.4Y0.1O3-δまたはBa0.9Sr0.1Zr0.44Ce0.36Y0.2O3-δの組成となるように混合した。得られた各混合物にエタノールを加え、遊星ボールミルで2時間湿式粉砕した後、120℃で10時間乾燥した。次いで、空気雰囲気下、1200℃で10時間焼成することにより、電解質粉体を得た。さらに得られた電解質粉体にエタノールを加え、遊星ボールミルで3時間湿式粉砕した後、120℃で10時間乾燥することにより、電解質層材料として使用できる電解質粉末を得た。得られた電解質粉末の組成は、それぞれSrZr0.5Ce0.4Y0.1O3-δとBa0.9Sr0.1Zr0.44Ce0.36Y0.2O3-δであり、X線回折により、共にペロブスカイトからなる単一相であることを確認した。
市販の酸化ニッケル粉末(製品名「Green」正同化学工業社製,BET比表面積:3.6m2/g、D50:0.6μm)と上記(1)で作製した電解質粉末SrZr0.5Ce0.4Y0.1O3-δ粉体とを、当該酸化ニッケル粉末72vol%、電解質粉末28vol%となるように秤量して混合し、混合物1とした。得られた混合物1に、バインダーとして市販のアクリル樹脂、および溶剤としてトルエンと酢酸エチルを添加し、さらに可塑剤としてαオレフィン・無水マレイン酸共重合物、および分散剤としてカルボキシ基含有ポリマー変性物を添加し、混合物2を得た。得られた混合物2をボールミルにより40時間湿式粉砕混合することによりスラリーを調製した。得られたスラリーを、テープキャスト法によりシート状に成形した後、100℃で1時間乾燥し、水素極第1層(支持体)前駆体を調製した。
市販の酸化ニッケル粉末(製品名「Green」正同化学工業社製,BET比表面積:3.6m2/g、D50:0.6μm)と電解質粉末としてSrZr0.5Ce0.4Y0.1O3-δ粉体とを、当該酸化ニッケル粉末50vol%、電解質粉末50vol%となるように秤量して混合し、混合物3とした。得られた混合物3にバインダーとして市販のメタクリル樹脂、可塑剤として市販のジブチルフタレート、分散剤として市販のソルビタン脂肪酸エステル系界面活性剤、および溶剤としてα-テルピネオールを添加した後、3本ロールミル(型式「M-80S」EXAK technologies社製,ロール材質:アルミナ)を用いて解砕し、水素極第2層ペーストを調製した。
上記(1)で得られたSrZr0.5Ce0.4Y0.1O3-δとバインダーとして市販のエチルセルロース、溶剤として市販のα-テルピネオール、可塑剤として市販のジブチルフタレート、および分散剤として市販のソルビタン酸エステル系界面活性剤とを予備混合した後、3本ロールミル(型式「M-80S」EXAKT technologies社製,ロール材質:アルミナ)を用いて解砕し、プロトン伝導性固体電解質用ペースト1を調製した。Ba0.9Sr0.1Zr0.44Ce0.36Y0.2O3-δも、プロトン伝導性固体電解質用ペースト1と同様にバインダー、溶剤、可塑剤および分散剤と予備混合した後、3本ロールミル(型式「M-80S」EXAKT technologies社製,ロール材質:アルミナ)を用いて解砕し、プロトン伝導性固体電解質用ペースト2を調製した。
上記(2)で作製した水素極第1層(支持体)前駆体上に、上記(3)で作製した水素極第2層ペーストをスクリーン印刷法で塗布し、80℃で30分間乾燥することにより水素極第2層前駆体層を形成した。次に、上記(4)で作製したプロトン伝導性固体電解質用ペースト1をスクリーン印刷法で塗布し、80℃で30分間乾燥することにより電解質前駆体層1を形成した。さらに、その上にプロトン伝導性固体電解質用ペースト2をスクリーン印刷法で塗布し80℃で30分間乾燥することにより電解質前駆体層2を形成した。その後、1375℃、空気雰囲気下で焼成し、ハーフセルを作製した。各層の厚みを走査型電子顕微鏡(SEM)の写真から求め、プロトン伝導性固体電解質の厚さが8μm、水素極第2層の厚さが8μm、水素極第1層(支持体)の厚さが360μmであった。なお、プロトン伝導性固体電解質における境界は、焼成による成分移動により曖昧になっており、実質的に一層となっていた。
市販の純度99.9質量%のLa2O3、BaCO3およびCo3O4の粉末を、Ba0.5La0.5CoO3-δの組成となるように混合した。得られた混合物にエタノールを加え、ボールミルで60時間湿式粉砕した後、120℃で10時間乾燥した。次いで、1100℃で10時間熱処理することにより粉末を得た。さらに、得られた粉末にエタノールを加え、ボールミルで100時間湿式粉砕した後、120℃で10時間乾燥することにより、酸素極層材料とすることができる原料粉末とした。得られた酸素極層原料粉末の組成はLa0.5Ba0.5CoO3-δであり、X線回折によりペロブスカイトからなる単一相であることを確認した。
上記酸素極層原料粉末とBa0.9Sr0.1Zr0.44Ce0.36Y0.2O3-δ電解質粉末の質量比が90/10の混合紛体に、バインダーとしてエチルセルロース、溶媒としてα-テルピネオール、および気孔形成材を加え、予備混合した。次いで、3本ロールミル(型式「M-80S」EXAKT technologies社製)を用いて混練し、酸素極用ペーストを得た。
上記(5)で得たハーフセルのプロトン伝導性固体電解質の水素極支持体と反対側の面に、上記酸素極用ペーストをスクリーンプリント法により塗布した後、空気雰囲気下、850℃で1時間焼成することにより、厚さ20μmの酸素極層を形成した。
酸素極層原料粉末Ba0.5La0.5CoO3-δとBa0.9Sr0.1Zr0.44Ce0.36Y0.2O3-δ電解質粉末の質量比を80/20にした以外は実施例1と同様の条件で電気化学セルを作製した。
酸素極層原料粉末Ba0.5La0.5CoO3-δとBa0.9Sr0.1Zr0.44Ce0.36Y0.2O3-δ電解質粉末の質量比を70/30にした以外は実施例1と同様の条件で電気化学セルを作製した。
酸素極層原料粉末Ba0.5La0.5CoO3-δとBa0.9Sr0.1Zr0.44Ce0.36Y0.2O3-δ電解質粉末の質量比を60/40にした以外は実施例1と同様の条件で電気化学セルを作製した。
酸素極層をBa0.5La0.5CoO3-δのみから構成した以外は実施例1と同様の条件で電気化学セルを作製した。
酸素極層をLa0.6Sr0.4Co0.2Fe0.8O3-δのみから構成した以外は実施例1と同様の条件で電気化学セルを作製した。
実施例1~4および比較例1,2で作製したセルを、その酸素極に接触しないよう2つのガラスリングで挟み、800℃で軟化させることによりガスシールした。次いで、作動温度である600℃まで降温した後、10v/v%H2ガスを含むN2ガスを導入して水素極支持体中のNiOを還元した。
酸素極側に、水蒸気を3v/v%含む空気である混合ガスを流量200NmL/分で導入し、水素極側に、水蒸気3v/v%と水素を含む混合ガスを流量100NmL/分で導入した。ポテンショガルバノスタットを用い、電流を掃引し、各電流密度の電圧を測定した。結果を表1に示す。なお、表中、「BLC」はBa0.5La0.5CoO3-δを示し、「BSZCY」はBa0.9Sr0.1Zr0.44Ce0.36Y0.2O3-δを示し、「LSCF」はLa0.6Sr0.4Co0.2Fe0.8O3-δを示す。
試験例1と同様にガスシールとNiOの還元処理を実施した。
次いで、酸素極側に水蒸気20v/v%と酸素1v/v%を含むアルゴンガスを流量100NmL/分で導入し、水素極側に水蒸気2v/v%と水素1v/v%を含むアルゴンガスを流量100NmL/分で導入した。ポテンショガルバノスタットを用い、セルに電流密度0.5A/cm2までの電流を印加し、各電流密度の電圧を測定した。
水素極において発生した水素の濃度をガスクロマトグラフィで定量し、さらに、水素極出口ガスの流量を高精度精密膜流量計(堀場エステック社製)で測定した。得られた測定値から、下記式により水素生成速度を算出した。
水素生成速度(μmol/h・cm2)=[{(Qv0×Hc0/100)-(Qv1×Hc1/100)}×60×106]/(22400×S)
Qv0: 非通電時の水素極出口ガス流量(NmL/分)
Hc0: 非通電時の水素極出口ガス中の水素濃度(v/v%)
Qv1: 通電時の水素極出口ガス流量(NmL/分)
Hc1: 通電時の水素極出口ガス中の水素濃度(v/v%)
S: 酸素極の電極面積(cm2)
また、下記式により理論水素生成速度を算出した。
理論水素生成速度(μmol/h・cm2)={通電した電流(A)×3600(s)×106}/{2×F×電流面積(cm2)}
F: ファラデー定数
さらに、測定値に基づく水素生成速度と理論水素生成速度から、下記式により電流効率を算出した。
電流効率(%)=(水素生成速度/理論水素生成速度)×100
結果を表2に示す。
実施例3の電気化学セルを、固体酸化物形燃料電池(SOFC)および固体酸化物形電解セル(SOEC)として交互に且つ連続的に用い、それぞれの性質の安定性を評価した。具体的には、先ず、600℃で酸素極側に水蒸気20v/v%と酸素1v/v%を含むアルゴンガスを流量100NmL/分で、水素極側に水蒸気2v/v%と水素1v/v%を含むアルゴンガスを流量100NmL/分で70時間導入し、ポテンショガルバノスタットを用い、セルに電流密度0.5A/cm2の電流を印加し、電流密度の電圧を測定した。また、試験例2と同様に水素極において発生した水素の濃度をガスクロマトグラフィで定量し、水素生成速度を算出した。
次いで、酸素極側に水蒸気を3v/v%含む空気である混合ガスを流量200NmL/分で導入し、水素極側に水蒸気3v/v%と水素を含む混合ガスを流量100NmL/分で導入し、ポテンショガルバノスタットを用い、セルに電流密度0.4A/cm2の電流を印加し、電流密度の電圧を測定した。
更に、SOECとして約70時間、SOFCとして約100時間、SOECとして約70時間連続的に運転した。運転中のセル端子電圧を図1に、水素生成速度を図2に示す。図1中、太線はSOECモードでのセル端子電圧を示し、細線はSOFCモードでのセル端子電圧を示す。
図1,2に示す結果の通り、本発明に係る電気化学セルは、水蒸気電解モードおよび燃料電池モードでの運転を交互に且つ連続的に行っても、水蒸気電解モードではセル端子電圧が1.35~1.37V、電流効率は92~95%、水素生成速度は8582~8860μmol/h・cm2で、燃料電池モードではセル端子電圧が0.58~0.62Vで、安定的に運転することができた。
Claims (6)
- 酸素極、プロトン伝導性固体電解質層、および水素極を有し、
前記プロトン伝導性固体電解質層が前記酸素極と前記水素極との間に挟まれており、
前記酸素極が、AサイトにBaを含み且つBサイトにCoを含むペロブスカイト型金属酸化物、およびプロトン伝導性固体電解質を含み、
前記酸素極に含まれる前記プロトン伝導性固体電解質が、AサイトにBaおよびSrを含み且つBサイトにZrおよびCeを含むペロブスカイト型のプロトン伝導性金属酸化物であることを特徴とする電気化学セル。 - 前記酸素極に含まれる前記プロトン伝導性固体電解質が、BサイトにY、Nd、GdおよびYbからなる群より選択される1種以上の元素を含むペロブスカイト型のプロトン伝導性金属酸化物である請求項1に記載の電気化学セル。
- 前記酸素極における前記プロトン伝導性固体電解質の割合が5質量%以上、45質量%以下である請求項1または2に記載の電気化学セル。
- 前記水素極が、Ni、CoおよびFeからなる群より選択される1種以上の金属元素と、AサイトにSrを含み且つBサイトにZr、CeおよびYを含むプロトン伝導性金属酸化物を含む請求項1~3のいずれかに記載の電気化学セル。
- 前記酸素極および前記水素極の少なくとも一方の上に、更に集電層を有する請求項1~4のいずれかに記載の電気化学セル。
- 請求項1~5のいずれかに記載の電気化学セルを含むことを特徴とするリバーシブル固体酸化物形燃料電池。
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