JP2005530900A - 耐衝撃性ポリオレフィン組成物 - Google Patents

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Abstract

組成物が、20g/10分以上のMFR値、20%以上のエチレンの総含量、4.5%以上のC4〜C10α−オレフィン(類)の総含量、2.3以上のエチレンの総含量とC4〜C10α−オレフィン(類)の総含量との比、18重量%未満の室温におけるキシレンに可溶な全フラクション、および1.7dl/g以下の室温におけるキシレンに可溶なフラクションの極限粘度を有し、
重量%で:
1)エチレンおよび/またはC4〜C10α−オレフィン(類)を15%まで含み、かつ25g/10分以上のMFR値を有する結晶性プロピレンホモポリマーまたはコポリマー55〜90%;ならびに
2)10〜40%のC4〜C10α−オレフィン(類)を含む、1以上の該C4〜C10α−オレフィン(類)とエチレンとのコポリマー10〜45%
を含むポリオレフィン組成物。

Description

本発明は、プロピレン−エチレンおよび/またはその他のα−オレフィンランダムコポリマーから選択される結晶性プロピレンポリマー成分、ならびにC4〜C10α−オレフィンとエチレンとのコポリマーを含む、ポリオレフィン組成物に関する。
本発明の組成物は、比較的高い値のメルトフローレート(MFR)を示すので、特に射出成形技法を用いて種々の完成品または半完成品に容易に加工することができる。さらに、該組成物は、通常、厚み1mmのプラックを曲げたときに応力白化現象を実質的に示さないので、家庭用品および玩具を含む様々な用途、特に食品に接触する用途に使用できる。
ポリプロピレンおよびα−オレフィンとエチレンとのエラストマーコポリマーによって形成されるゴム相を含む組成物は、従来技術ですでに知られており、特に欧州特許第170255号、373660号およびWO01/19915号に記載されている。この組成物は耐衝撃性を示し、欧州特許第373660号およびWO01/19915号では、多くの用途に有益な透明度を示すが、特性の全体的なバランスは、市場で望まれる高い水準の観点からは、可能な用途の全範囲において、まだ総合的に満足できるものではない。それゆえ、改善された特性を有するこの種の組成物に対する継続的な要求がある。
今回、特性の新規かつ有益なバランスは、組成物が、20g/10分以上のMFR(230℃、2.16kg)値、20%以上、好ましくは22%以上のエチレンの総含量、4.5%以上のC4〜C10α−オレフィン(類)の総含量、2.3以上、好ましくは2.5以上のエチレンの総含量とC4〜C10α−オレフィン(類)の総含量との比、17重量%未満の室温におけるキシレンに可溶な全フラクション、および1.7dl/g以下、好ましくは1.5dl/g以下の室温におけるキシレンに可溶なフラクションの極限粘度を有し、
重量%で:
1)エチレンおよび/またはC4〜C10α−オレフィン(類)を15%まで含み、かつ少なくとも25g/10分のMFR値を有する結晶性プロピレンホモポリマーまたはコポリマー55〜90%;ならびに
2)10〜40%、好ましくは10〜35%のC4〜C10α−オレフィン(類)を含む、1以上の該C4〜C10α−オレフィン(類)とエチレンとのコポリマー10〜45%
を含む本発明のポリオレフィン組成物によって達成された。
上記の定義より、“コポリマー”という用語が、一種類以上のコモノマーを含むポリマー類を含むことは明らかである。
前記のとおり、本発明の組成物は、物性(特に、曲げ弾性率、耐衝撃性、延性/脆性転移温度(ductile/brittle transition temperature)およびヘイズ)の高いバランスとともに比較的高いMFR値を示すので、特に射出成形技法を用いて、種々の完成品または半完成品に容易に変換され得る。
さらに、これらは、白化が低いかまたは非常に低く、ブルーミングが減少され、かつ有機溶媒中で抽出可能なフラクションの含量が非常に低い。
本発明の組成物にとって、その他の好ましい特色は:
− 成分1)の、室温(23℃)でのキシレン不溶ポリマーの含量(実質的にアイソタクチシティインデックスに等しい):90%以上、特に93%以上、これらのパーセンテージは重量%であり、成分1)の重量をいう;
− 20〜40重量%のエチレンの総含量;
− 5.5〜15重量%のC4〜C10α−オレフィンの総含量;
− 770〜1400MPaの曲げ弾性率;
− 室温でキシレンに可溶なフラクション:好ましくは15重量%未満
− 0.8〜1.5dl/gの範囲の室温でキシレンに可溶なフラクションの極限粘度
である。
延性/脆性転移温度は、一般的に−25℃以下、好ましくは−30℃未満であり;下限は表示的に約−60℃である。
本発明の組成物は、25g/10分以上、例えば25〜60g/10分の範囲のMFR値を有するのが好ましい。
本発明の組成物の成分およびフラクション中にコモノマー類として存在するか、または存在し得る上記のC4〜C10α−オレフィンは、式CH2=CHR(式中、Rは直鎖状または分枝状で2〜8炭素原子を有するアルキル基またはアリール基(特にフェニル)である)で表される。
上記のC4〜C10α−オレフィン類の例は、1−ブテン、1−ペンテン、1−ヘキセン、4−メチル−1−ペンテンおよび1−オクテンである。特に好ましいのは1−ブテンである。
本発明の組成物は、少なくとも2つの連続工程を含む連続重合によって製造することができ、ここで、成分1)および2)は別々の後続の工程で製造され、第一工程を除く各工程は、先行の工程で形成されたポリマーおよび使用された触媒の存在下に行われる。触媒は第一工程でのみ加えられるが、その活性は全ての後続工程でもなお活性であるようなものである。
成分1)が成分2)より前に製造されるのが好ましい。
連続またはバッチであることのできる重合は、公知の技法に従って、不活性希釈剤の存在下もしくは不存在下に液相で、または気相で、あるいは液体−気体混合技法によって操作される。成分1)および成分2)の両方が気相で製造されるのが好ましい。
2つの工程に関連する反応時間、圧力および温度は重要ではないが、温度が20〜100℃であるのが最もよい。圧力は大気圧以上であることができる。
分子量の調整は、公知の調整剤、特に水素を用いて行われる。
そのような重合は、立体特異性チーグラー−ナッタ触媒の存在下に行うのが好ましい。
この触媒の必須成分は、少なくとも1つのチタン−ハロゲン結合を有するチタン化合物および電子供与化合物を含む固形触媒成分であり、両者は活性形態にあるマグネシウムハ
ライド上に担持されている。もう一つの必須成分(助触媒)は、アルキルアルミニウム化合物のような、有機アルミニウム化合物である。
外部供与体は任意に添加される。
本発明の方法で一般的に用いられる触媒は、90%より大きい、好ましくは95%より大きいアイソタクチックインデックスをもつポリプロピレンを製造することが可能である。上記の特性を有する触媒は、特許文献においてよく知られている;特に有利なのは、米国特許第4,399,054号および欧州特許第45977号に記載の触媒である。
この触媒で用いられる固体触媒成分は、電子供与体(内部供与体)として、エーテル、ケトン、ラクトン、N、Pおよび/またはS原子を含む化合物、ならびにモノ−およびジカルボン酸のエステルからなる群から選択される化合物を含む。
特に好適な電子供与化合物は、ジイソブチルフタレート、ジオクチルフタレート、ジフェニルフタレートおよびベンジルブチルフタレートのようなフタル酸エステルである。
特に好適なその他の電子供与体は、式:
Figure 2005530900
(式中、RIおよびRIIは同一または異なって、C1〜C18アルキル、C3〜C18シクロアルキルまたはC7〜C18アリール基であり;RIIIおよびRIVは同一または異なって、C1〜C4アルキル基である)の1,3−ジエーテル類であるか、または2位の炭素原子が、5、6または7の炭素原子からなり、2または3の不飽和を含む単環または多環構造に属する1,3−ジエーテル類である。
上記のタイプのエーテル類は、公開欧州特許出願第361493号および728769号に記載されている。
上記のジエーテル類の代表的な例は、2−メチル−2−イソプロピル−1,3−ジメトキシプロパン、2,2−ジイソブチル−1,3−ジメトキシプロパン、2−イソプロピル−2−シクロペンチル−1,3−ジメトキシプロパン、2−イソプロピル−2−イソアミル−1,3−ジメトキシプロパン、9,9−ビス(メトキシメチル)フルオレンである。
上記の触媒成分の製造は、様々な方法によって行われる。
例えば、MgCl2・nROH付加物(特に球状粒子の形態にある)(ここで、nは、一般に1から3であり、ROHはエタノール、ブタノールまたはイソブタノールである)を、電子供与化合物を含む過剰のTiCl4と反応させる。反応温度は、通常、80〜120℃である。次いで、固体を単離し、電子供与化合物の存在下または不存在下に、もう一度TiCl4と反応させた後、分離し、全ての塩素イオンが消失するまで炭化水素のアリコートで洗浄する。
固体触媒成分のうち、Tiとして表されるチタン化合物は、一般的に0.5〜10重量%の量で存在する。固体触媒成分上に固定されて残る電子供与化合物の量は、一般にマグネシウムジハライドに対して5〜20モル%である。
固体触媒成分の製造に用いられ得るチタン化合物は、チタンのハライドおよびハロゲンアルコラートである。四塩化チタンが好ましい化合物である。
上記の反応は、活性形態にあるマグネシウムハライドの形成をもたらす。マグネシウムカルボキシレートのような、ハライド以外のマグネシウム化合物から出発して、活性形態にあるマグネシウムハライドの形成をもたらす他の反応も、文献で知られている。
助触媒として用いられるAl−アルキル化合物は、Al−トリエチル、Al−トリイソブチル、Al−トリ−n−ブチルのようなAl−トリアルキル、およびOもしくはN原子、またはSO4もしくはSO3基によって互いに結合した、2以上のAl原子を含む、鎖状または環状のAl−アルキル化合物を含む。
Al−アルキル化合物は、一般に、Al/Ti比が1〜1000であるような量で用いられる。
外部供与体として用いられ得る電子供与化合物は、アルキルベンゾエートのような芳香族の酸エステル、および特に少なくとも1つのSi−OR結合(ここで、Rは炭化水素基である)を含むシリコン化合物を含む。
シリコン化合物の例は、(tert−ブチル)2Si(OCH32、(シクロヘキシル)(メチル)Si(OCH32、(フェニル)2Si(OCH32および(シクロペンチル)2Si(OCH32である。前記の式を有する1,3−ジエーテルも有効に用いることができる。内部供与体がこれらジエーテル類のうちの1つであれば、外部供与体は省略することができる。
触媒は、少量のオレフィンと予備接触させることができる(予備重合)。
本発明による方法で用い得るその他の触媒は、米国特許第5,324,800号およびEP−A−0129368号に記載されているようなメタロセン型の触媒であり;特に有利なのは、例えば米国特許第5,145,819号およびEP−A−0485823号に記載のような、架橋されたビス−インデニルメタロセンである。
別の好適な触媒の群は、EP−A−0416815号(Dow)、EP−A−0420436号(Exxon)、EP−A−0671404号,EP−A−0643066号およびWO91/04257号に記載のような、いわゆる配置拘束触媒(constrained geometry catalyst)である。これらのメタロセン化合物は、特にコポリマー(a)および(b)を製造するのに用いられ得る。
本発明の組成物は、すでに説明したように(全体的な連続重合方法は行われないだろうが、上記の成分は別の重合工程で製造されるだろうということを除いて)、同じ触媒を用いて、実質的に同じ重合条件下で操作して、上記の成分1)および2)を別々に製造し、次いで、上記の成分を溶融または軟化状態で機械的に混合することによっても得ることができる。スクリュー押出機、特に二軸スクリュー押出機のような、通常の混合機を使用することができる。
本発明の組成物は、酸化防止剤、光安定剤、熱安定剤、成核剤、着色剤および充填剤のような、当該技術で広く採用されている添加剤を含むこともできる。
特に、成核剤の添加は、曲げ弾性率、加熱たわみ温度(HDT)、降伏点引張応力および透明度のような、重要な物理的−機械的性質において著しい改善をもたらす。
成核剤の典型的な例は、p−tert−ブチルベンゾエートならびに1,3−および2,4−ジベンジリデンソルビトールである。
成核剤は、総重量に対して0.05〜2重量%、より好ましくは0.1〜1重量%の範
囲の量で、本発明の組成物に添加されるのが好ましい。
タルク、炭酸カルシウムおよび鉱物繊維のような無機充填剤の添加もまた、曲げ弾性率およびHDTのような、いくつかの機械的性質について改善をもたらす。タルクは成核効果をも有し得る。
本発明を制限することなく、説明するために与えられた詳細は、以下の実施例により具体例が示される。
実施例1〜7
以下の実施例において、本発明によるポリオレフィン組成物は、連続重合によって製造される。
重合において用いられた固体触媒成分は、欧州公開特許出願第674991号の実施例1に記載の方法に準じて製造された、約2.5重量%のチタンおよび内部供与体としてのジイソブチルフタレートを含む、マグネシウムクロライド上に担持された、高い立体特異性チーグラー−ナッタ触媒成分である。
触媒システムおよび予備重合処理
重合反応器に導入する前に、上記の固体触媒成分を、アルミニウムトリエチル(TEAL)およびジシクロペンチルジメトキシシラン(DCPMS)と、TEAL/DCPMS重量比が約4に等しく、かつTEAL/Tiモル比が65に等しくなるような量で、−5℃で5分間接触させる。
触媒システムは、次いで、第一重合反応器中に導入する前に、液体プロピレン中に20℃で約20分間懸濁状態で維持することにより、予備重合に付す。
重合
重合を、生成物をすぐ先行する反応器から直ちに次の反応器へ移す装置を備えた一連の2つの気相反応器中で、連続的に行う。
気相において、水素およびモノマー(類)を連続的に分析し、そして所望の濃度が一定に保たれるような方法で供給される。
第一の気相重合反応器中において、予備重合された触媒システム、水素(分子量調整剤として用いられる)ならびに気相状態のプロピレンおよびエチレンモノマーを連続的かつ一定の流量で供給することにより、プロピレン/エチレンコポリマーを製造し、よって成分1)を得る。重合温度は80℃である。
第一の反応器中で製造されたポリマーは、モノマー(類)および水素を適切なモル比で供給することによりエチレン/ブテンコポリマーが製造されている第二の反応器中に排出され、よって成分2)を得る。
次いで、ポリマー粒子を回転ドラム中に導入し、ここでポリマー粒子を、0.05重量%のパラフィン系石油、0.05重量%のステアリン酸ナトリウム、0.15重量%のIrganox(登録商標)B215(1重量部のトリス(2,4−ジtert−ブチルフェニル)ホスファイトと混合した1重量部のペンタエリスリル−テトラキス[3(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシ−フェニル])、および0.18重量%のMillad(登録商標)3988 3,4−ジメチルベンジリデンソルビトールと混合する。
次いで、ポリマー粒子を、二軸スクリュー押出機Berstorff(商標)ZE25(スクリューの長さ/直径比:33)に導入し、以下の条件下で窒素気流下に押し出す。
回転速度: 250rpm;
押出量: 6〜20kg/時間;
溶融温度: 200〜250℃
表1および2に報告されている最終ポリマー組成物に関するデータは、このようにして押し出されたポリマーに対して行われた測定から得られた。
表に示されているデータは、以下の試験方法を用いて得られた。
供給ガスのモル比
ガスクロマトグラフィーにより決定。
ポリマーのエチレンおよび1−ブテン含量
I.R.分光法により決定。
メルトフローレート(MFR)
ASTMD1238、条件Lにより決定(MFR"L")。
キシレンに可溶および不溶なフラクション
次のようにして決定。
ポリマー2.5gおよびキシレン250mlを、冷蔵装置および磁気撹拌器を備えたガラスフラスコに導入する。30分間で溶媒の沸点まで温度を上げる。このようにして得られた清澄な溶液を、次いでさらに30分間還流撹拌下に維持する。密封したフラスコを、次いで30分間氷水浴中に維持し、25℃の恒温水浴中に30分間維持する。
このようにして形成された固体を、即(quick)ろ紙上でろ過する。ろ液100mlを、窒素気流下に加熱板上で加熱され、予め秤量されたアルミニウム容器中に注入し
て、蒸発により溶媒を除去する。次いで、容器を一定重量が得られるまで、真空下にオーブン中80℃で維持する。次いで、室温でキシレンに溶解するポリマーの重量%を計算する。室温でキシレン中に溶解しないポリマーの重量%は、該ポリマーのアイソタクチシティインデックスとみなされる。この値は、沸騰しているn−ヘプタンでの抽出により決定されるアイソタクチシティインデックスに実質的に対応し、これは定義上、ポリプロピレンのアイソタクチシティインデックスを構成する。
極限粘度(I.V.)
テトラヒドロナフタレン中に135℃で決定。
曲げ弾性率
ISO178により決定。
延性/脆性転移温度(D/B)
請求により入手可能な内部方法MA17324により決定。
この方法によれば、耐2軸衝撃性は、自動コンピューター化衝撃ハンマーを用いた衝撃により決定される。
円い試験片は、円いハンドパンチ(直径38mm)でカットすることにより得られる。これらを23℃、50RHで少なくとも12時間調節し、その後試験温度で1時間恒温槽に置く。
力−時間曲線は、環状支持体上に置かれた円い試験片に対する、衝撃ハンマー(5.3kg、直径1.27cmの半球状パンチ)の衝撃の間中、検出される。使用された機械は、CEAST6758/000タイプ、モデルNo.2である。
D/B転移温度とは、上記の衝撃試験を受けたとき、サンプルの50%が脆い破断を受ける温度を意味する。
プラック試験片の製造
127×127×1.5mmの大きさをもつ、D/B測定用プラックを、内部方法MA17283によって製造する;厚さ1mmのヘイズ測定用プラックを、内部方法MA17335に従って、射出成形により射出時間1秒、温度230℃、型温度40℃で製造する。これら全ての方法の詳細は、請求により入手可能である。
MA17283法
射出成形機は、90トンの締付力をもつNegri Bossi(商標)型(NB90)である。型は、矩形プラック(127×127×1.5mm)である。
主な方法パラメータを以下に報告する:
背圧(bar): 20
射出時間(秒): 3
最高射出成形圧(MPa): 14
射出成形液圧(MPa): 6〜3
第一保持液圧(MPa): 4±2
第一保圧時間(秒): 3
第二保持液圧(MPa): 3±2
第二保圧時間(秒): 7
冷却時間(秒): 20
型温度(℃): 60
溶融温度は220℃と280℃との間である。
MA17335法
射出成形機は、50トンの締付力をもつBattenfeld(商標)型BA 500CDである。
インサート成形は2つのプラック(それぞれ55×60×1または1.5mm)の成形をもたらす。
プラック上のヘイズ
請求すれば入手可能な、内部方法MA17270により決定。
プラックは、50±5%の相対湿度および23±1℃の温度で12〜48時間調節される。
使用される装置は、Hunter(商標) D25P−9比色計である。測定および計算方式は、ASTM−D1003基準に定められている。
該装置は、試験片を用いないで較正され、較正はヘイズ標準でチェックされる。ヘイズ測定は、5つのプラックについて行われる。
アイゾッド衝撃強さ(ノッチ付)
ISO180/1Aにより決定。
比較実施例1c
重合を一連の3つの反応器で行う以外は、実施例1を繰り返す。第一の反応器中に、モノマーおよび水素を適切なモル比で供給して結晶性プロピレン−エチレンコポリマーを製造する(成分(A'))。このようにして製造されたコポリマーを、モノマーおよび水素を適切なモル比で供給することによりプロピレンーエチレンコポリマーが製造されている第二の反応器中に排出する(成分(A"))。
第二の反応器中で製造されたコポリマーを、連続的な流れに排出し、未反応のモノマーを排出した後、水素ならびに気体状態のエチレンおよび1−ブテンモノマーの定量の流れと共に、第三の気相反応器中への連続的な流れに導入する。このようにして成分(B)を得る。
得られるコポリマーの重合条件、モル比、組成および特性を、表2に示す。比較組成物は、本発明の組成物の1つと同じ範囲内の曲げ弾性率の値を示し、得られた値は低い流動性を有するマトリックスの結晶性ポリマー部分のみのおかげである。
比較組成物に比べて、本発明による組成物は、一般に剛性および耐衝撃性に影響するような、加工性を向上する顕著に高いMFR値を有するにもかかわらず、同等もしくはよりよい剛性、および延性/脆性転移温度の点から見たよりよい耐衝撃性を有する。
Figure 2005530900
Figure 2005530900
表の説明
スプリット:特定の反応器中で製造されたポリマーの重量フラクション;C3 -:プロピレン

Claims (9)

  1. 組成物が、20g/10分以上のMFR(230℃、2.16kg)値、20%以上のエチレンの総含量、4.5%以上のC4〜C10α−オレフィン(類)の総含量、2.3以上のエチレンの総含量とC4〜C10α−オレフィン(類)の総含量との比、18重量%未満の室温におけるキシレンに可溶な全フラクション、および1.7dl/g以下の室温におけるキシレンに可溶なフラクションの極限粘度を有し、
    重量%で:
    1)エチレンおよび/またはC4〜C10α−オレフィン(類)を15%まで含み、かつ少なくとも25g/10分のMFR値を有する結晶性プロピレンホモポリマーまたはコポリマー55〜90%;ならびに
    2)10〜40%のC4〜C10α−オレフィン(類)を含む、1以上の該C4〜C10α−オレフィン(類)とエチレンとのコポリマー10〜45%
    を含むポリオレフィン組成物。
  2. 25g/10分以上のMFR値を有する、請求項1に記載のポリオレフィン組成物。
  3. 室温におけるキシレンに可溶なフラクションの極限粘度が0.8〜1.5dl/gの範囲にある、請求項1に記載のポリオレフィン組成物。
  4. 室温でキシレンに可溶なポリマーの含量が25%未満である、請求項1に記載のポリオレフィン組成物。
  5. −35℃以下の延性/脆性転移温度を有する、請求項1に記載のポリオレフィン組成物。
  6. 少なくとも1つの重合工程で関連するモノマー類を重合して成分1)を形成し、その他の工程で関連するモノマー類を重合して成分2)を形成する、少なくとも2つの連続工程で行われ、第一工程を除く各工程が先行する工程において形成されたポリマーおよび使用された触媒の存在下で操作される、請求項1に記載のポリオレフィン組成物を製造する方法。
  7. 重合触媒が、触媒形成成分として、少なくとも1つのチタン−ハロゲン結合を有するチタン化合物および電子供与化合物であって、両方とも活性形態にあるマグネシウムハライド上に担持されているものを含む固形成分、および有機アルミニウム化合物を含む、立体特異性チーグラー−ナッタ触媒である、請求項6に記載の方法。
  8. 成分1)および成分2)の両方が気相で製造される、請求項6に記載の方法。
  9. 請求項1のポリオレフィン組成物を含み、射出成形された物品。
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