JP2005528784A - 集積キャパシタンス構造を備える半導体素子、ならびにその製造方法 - Google Patents

集積キャパシタンス構造を備える半導体素子、ならびにその製造方法 Download PDF

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Abstract

本発明は、キャパシタンス構造(K)を備えた絶縁層が基板上に形成されている半導体素子に関するものである。上記キャパシタンス構造(K)は、電気接続線とそれぞれ接続された、2つ以上の平行な金属被覆面(1〜7)を備えている。これら金属被覆面(1〜7)の間には、静電容量表面を構成する1つ以上の導電性領域(1a〜1j;2a〜2j;31a〜36a;41a〜46a;5a〜5f)が配置されている。そして、各導電性領域(1a〜1j;2a〜2j;31a〜36a;41a〜46a;5a〜5f)は、金属被覆面(1〜7)のうちの1つのみと電気的に接続されている。

Description

発明の詳細な説明
本発明は、キャパシタンス構造が形成された絶縁層が基板上に備えられている半導体素子に関するものである。また、本発明はその製造方法にも関するものである。
複合型デジタルアナログ回路(gemischt digital-analoger Schaltungen)におけるアナログ回路部分には、大抵、高容量値(hohem Kapazitaetswert)、高線形性で、高品質なコンデンサ(Kondensatoren)を必要とする。素子を製造する費用を可能な限り減らすためには、なるべく少ない処理工程でキャパシタンス構造を製造する必要がある。さらに、素子および集積回路が小型化されるにつれて、キャパシタンス構造の所要面積をできる限り少なくすることも必要とされる。ドイツ特許公報第19850915号C1(Patentschrift DE 198 50 915 C1)には、従来技術として知られているキャパシタンス構造について記載されている。ここでは、いわゆるサンドイッチ型静電容量(Sandwich-Kapazitaet)構造が、半導体基板の上に形成された2つの導電性薄膜(leitende Belaege)を備えており、これら導電性薄膜は、誘電性層によって相互に分離されている。そして、誘電性層上に形成された上部薄膜は、キャパシタンスに接続する2つの接続用導体(Anschlussleitern)のうちの少なくとも一方と、1つ以上の導電性空中連絡路(leitende Luftbruecke)を介して接続されている。これら2つの接続用導体が、キャパシタンスを架橋する(ueberbrueckende)1つ以上の高抵抗の配線によって相互に接続されることにより、静電容量の寄生インダクタンス(parasitaere Induktivitaeten)がほぼ埋め合わされている。
米国特許公報第5,583,359号(US 5,583, 359)には、集積回路用のキャパシタンス構造について記載されている。この構造では、スタックコンデンサ(Stapelkondensators)の電極を構成する多数の金属板(Metallplatten)が、誘電性層により分離された状態で積み重ねて配置されており、金属板の各面には、板から絶縁された金属配線(Metalleitung)が備えられている。この金属配線との各接点には、両側からのバイア接続(Via-Verbindungen)が用いられており、これによって、スタックの偶数の位置にある全ての板と奇数の位置にある全ての板とが、電気的に相互に接続される。偶数の位置にある板が第1接続配線と接続され、奇数の配置にある板が第2接続配線と接続されることにより、近接する板が異なる電位を有するようになり、板コンデンサ(Plattenkondensators)における電極の組がそれぞれ構成される。静電容量表面は、このようにして板表面(Plattenoberflaechen)によって形成されている。また、他の実施形態では、相互に平行に配置された剥き出しの配線(streifenfoermige Leitungen)として形成された板によって、それら電極が備えられている。
また、米国特許法第5,208,725号(US 5,208,725)には、類似した形態(aehnliche Ausbildung)のキャパシタンス構造について記載されている。ここでは、被覆されていない多数の第1配線が、相互に平行になるよう半導体基板上に配置されているとともに、これら第1配線上に、第1配線と合同な複数の第2配線が、誘電性層によって分離された状態で配置されている。そして、縦方向および横方向において近接する配線と電位が異なることにより、積み重ねられた配線間の静電容量と、近接している配線間の静電容量との双方が1つの面に生成されている。
Aparicio, R.およびHajimiri, A. 「横方向磁化集積容量の容量制限および適合特性(Capacity Limits and Matching Properties of Lateral Flux Integrated Capacitors)」IEEE Custom Integrated Circuits Conference, San Diego, 2001年5月6日〜9日には、他のキャパシタンス構造について記載されている。ここでは、棒構造(Stabstrukturen)が垂直方向に並べられるとともに相互に対称的に配置されている。各棒は、交互に配置されている、金属領域およびバイア領域によって構成されている。各金属斑点(Metallflecken)は、1つの棒内では共通の電位を有しており、近接する棒との間では異なる電位を有している。バイア領域は、1つの棒内において近接する2つの金属領域と接触している。ここで、静電容量密度(Kapazitaetsdichte)は、棒内の金属領域の最小サイズ(minimale Groesse)によって定められる。しかしながら棒内において、これら金属領域のサイズはバイア領域のサイズよりも著しく大きい。なぜなら、金属領域を製造するためのマスクには、バイア領域を製造するために使用するマスクに対する条件以外の他の条件が課されるからである。従って、金属領域における最小必要サイズによって棒の最小サイズが決まり、これにより、素子の小型化や所要面積の縮小のために必要なこのキャパシタンス構造の静電容量密度が定められる。
単一の半導体素子に特化して処理されたキャパシタンス構造の欠点は、今日の大抵の処理がそうであるように、その製造が複雑な点にある。特に、このようなキャパシタンス構造が、素子および回路において他に用途のない2つの付加的な金属被覆層を含む板キャパシタとして形成されている場合、製造がより困難になり、かつ、経費がかかってしまう。さらに、サンドイッチ型キャパシタンス構造は以下の欠点を有している。すなわち、サンドイッチ型キャパシタンス構造は、自身がチップに占める面積を非常に非効率的にしか利用できず、また、必要とする表面積に対して比較的低い有効静電容量値(Nutzkapazitaet)しか得られない。さらに、これと関連して、サンドイッチ型キャパシタンス構造は半導体基板に対する寄生静電容量成分が比較的高い。この比較的高い寄生静電容量成分によって、サンドイッチ型構造において拡張できる有効静電容量は限られてしまうことになる。
以上のことから、本発明の目的は、簡単に生産できる集積キャパシタンス構造を備える半導体素子と、寄生静電容量に対する有効静電容量の比率を改善できる製造方法とを提供することにある。
上記目的は、特許請求項1の特徴を有する半導体素子、および、特許請求項17に記載の工程を有する方法により達成される。
本半導体素子は、半導体基板を備えており、この半導体基板上には、1つ以上の絶縁層を含む層組織(Schichtensystem)が配置されている。そして、この絶縁層または絶縁層組織には、キャパシタンス構造が形成されている。このキャパシタンス構造の第1静電容量表面部分は、2つ以上の金属被覆面の表面の一部分により形成されている。これら金属被覆面は相互に平行で、かつ、半導体基板に対しても平行に配置されており、また、各接続配線と電気的に接続されている。
本発明において、上記キャパシタンス構造は、金属被覆面の間に配置されるとともに絶縁層組織内に形成された少なくとも1つの導電性領域を備えていることを基本概念(wesentlicher Gedanke)とする。そして、第1静電容量表面領域の他にも、キャパシタンス構造は第2静電容量表面領域を備えており、この第2容量表面領域によって静電容量表面全体が拡大されている。そして、この導電性領域は、金属被覆面のうちの1つのみと電気的に接続されている。
その結果、比較的簡単に製造でき、さらに、寄生静電容量に対する有効静電容量の比率を改善したキャパシタンス構造を形成することができる。また、キャパシタンス構造全体の水平な所要面積がほとんど拡大することなく、上記導電性領域が配置されるため、必要なチップ面積に対する有効容量の比率がかなり改善されるという、さらなる利点ももたらされる。
本発明の好ましい一実施形態において、導電性領域は、均質で一体的な凸部(homogene, zusammenhaengende Erhebung)として形成される。この導電性領域は、金属被覆面のパターン化により生成された金属領域を備えていないことが特に好ましい。これによれば、金属被覆面のパターン化により生成された中間金属被覆領域(Zwischenmetallisierungsbereiche)を有することのない導電性領域が形成される。詳細には、均質なバイア構造(Via-Struktur)が特に好ましい。このバイア構造により、詳細には『Aparicio, R. および Hajimiri, A.「横方向磁化集積容量の容量制限および適合特性(Capacity Limits and Matching Properties of Lateral Flux Integrated Capacitors)」IEEE Custom Integrated Circuits Conference, San Diego2001年5月6日〜9日』に記載されている既知のキャパシタンス構造と比べ、この文献に開示された中間金属被覆およびバイア領域を含むスタック構造よりも非常に小さな構造を実現できる。特に、いわゆる2重ダマシン処理(Dual-Damescene-Prozess)では、1つの処理工程で均質なバイアを形成できる。その結果、これらの構造を高密度に並べることができ、水平な表面領域の所要面積はほぼ同じまま、電極の静電容量表面を拡大することができる。この場合、2重ダマシンでは、複数の(相互に積み重ねられた)バイアを同時に仕上げるのではなく、バイア金属層(Via-Metall-Lage)を1つずつ仕上げていく。近年の2重ダマシン処理では、仕上げるバイアおよび金属軌道(Metallbahnen)の穴または溝構造を連続してエッチングした後、例えば銅のような金属で一斉に充填を行う。また、誘電性層を完全に貫通するバイアを生成するため、キャパシタンス構造のうち、特に誘電性層をリソグラフィー工程(バイアリソグラフィー)によってパターン化してもよい。そして、続くバイアエッチング工程では、誘電性層に所望のバイア構造をエッチングする。その結果、バイアおよび金属マスクエッチング(金属軌道のための溝領域を生成するために使用される)によって誘電性層を貫通するバイアを生成する処理と比べて、第1に、より高精度の容量を達成できる。なぜなら、この場合、金属マスクの調整(Justage)における不精確さが、静電容量の形成に影響を及ぼさないからである。さらに、金属マスクは線形形状に設計されているため、点状の構造を同時に生成することはできない。なぜなら、点状の構造を作るよう設計されている穴面用のマスクは、2次元回折効率(zweidimensionalen Beugungseffekte)が原因で、相当する構造を形成するために、非常に大きい露光強度(Belichtungsintensitaet)を必要とするからである。その結果、穴マスクは、予め設計された一定の穴サイズを有することになる。点状の構造を生成するために金属線形性穴(溝(Langloechern))をさらに備えることによって、静電容量を生成するための最小限の間隔が1方向にしか有効に利用できなくなってしまう。本発明において利点が説明されているように、溝を形成しないことによって、2方向における間隔が最小限で、互い違いのキャパシタ表面として利用できるバイアのみを生成することができる。
さらに、導電性領域は、金属被覆面に対してほぼ垂直に配置されることが好ましい。その結果、導電性領域の表面をできる限り大きく設計でき、このことが、有効静電容量に対して最大限寄与する。
好ましい実施例では、2つの金属被覆面は均質な板としてそれぞれ形成され、2つの板の各々は、少なくとも1つの導電性領域と電気的に接続されている。なお、導電性領域は棒状に形成されていてもよい。さらに、棒状に形成された多数の第1領域は、第1金属被覆面に配置されるとともに、第2金属被覆面に向かって延びていてもよい。これらの棒は、相互にほぼ一定の間隔を開けて、第1金属被覆面上に配置されている。棒状に形成された多数の第2領域も同様に、相互にほぼ一定の間隔を開けて第2金属被覆面上に配置される。これらの棒状に形成された第2導電性領域は、第1棒状領域の間を第1金属被覆面に向かって延びていることが好ましい。このように、2つの金属被覆面の導電性領域は相互にずれて配置されている。その結果、垂直な方向に沿って見ると、第1導電性棒状領域は常に第2金属被覆面の表面に対向し、第2導電性棒状領域は常に第2金属被覆面の表面に対向することになる。
第1棒状領域の第1の長さL、および、第2棒状領域の第2の長さLを、長さLとLとの合計が2つの金属被覆面の間の距離よりも大きくなるように設計することが特に好ましい。その結果、第1および第2棒状領域は相互にほぼ噛み合った状態になる。これによって、第1棒状領域の側面の領域と第2棒状領域の側面の領域とが対向するようになり、ひいては、総静電容量表面に割り当てられる部分がさらに生成され、有効静電容量を高めることができる。
他の好ましい実施例では、キャパシタンス構造は、2つの金属被覆面を備えており、これら2つの金属被覆面は、相互に平行に配置されている複数の配線を備えている。また、第1金属被覆面を形成する配線は、第2金属被覆面を形成する配線と合同に(deckungsgleich)配置されている。なお、各配線には、導電性領域が配置されていてもよい。各導電性領域は、棒状に形成され、もう一方の金属被覆面の、対向する合同な配線に向かって延びるように、配線上に配置されていることが好ましい。また、第1配線の各々には、棒状に形成された複数の導電性領域が、相互にほぼ一定の間隔で配置されることが好ましい。同様に、第2配線のそれぞれには、棒状に形成された複数の領域が、相互にほぼ一定の間隔を開けて配置されることが好ましい。ここでも、第2配線の棒状領域は、第1配線の棒状領域間を、第1配線に向かって延びるように配置する。また、長さL,Lの比率を上記の第1実施形態と同様に選択すれば、この実施形態においても、第1および第2配線の第1および第2棒状領域がほぼ噛み合う構造を達成でき、その結果、同じ利点が得られる。
他の好ましい実施形態では、2つの金属被覆面のうちの第1金属被覆面が均質な板として形成されており、第2金属被覆面が格子状の構造として形成されていることを特徴とする。そして、1つ以上の棒状に形成された導電性領域が、均質な板として形成された第1金属被覆面上に、格子面に向かって延びるように形成される。棒状領域は、第2金属被覆面の格子構造の切欠部(Aussparungen)内に、少なくとも部分的には突出していることが特に好ましい。その結果、容量表面を拡大し、有効容量の割合を増大させることができる。
他の実施例では、上記実施形態の2つの金属被覆面の他に、第3金属被覆面が備えられている。この第3金属被覆面は、おなじく格子の形状に形成されており、第1格子面に対して平行に、かつ、近接して、第1格子面上に配置されている。2つの格子面は、電気的な接続により相互に接続されている。そして、1つ以上の棒状の導電性領域が第1格子面の切欠部を貫通して突出し、少なくとも部分的には第2格子面または第3金属被覆面の切欠部内へ突出して延びるよう形成されている。その結果、容量表面と有効容量とをさらに増大させることができる。この場合、キャパシタンス構造の所要面積はほぼ同じままである。
本発明は、集積キャパシタンス構造を有する半導体素子の製造方法に関するものでもある。本キャパシタンス構造は、半導体基板上に堆積した絶縁層に形成する。キャパシタンス構造が備えられる2つ以上の金属被覆面の間の絶縁層に、2つの金属被覆面の一方だけと接続される導電性領域を形成することを基本概念とする。この導電性領域は、金属被覆面のパターン化により生成された金属領域を備えることのない、均質で一体的な凸部として形成することが好ましい。
また、この導電性領域は、バイア構造として形成することが特に好ましい。
この導電性領域または導電性領域は、バイア構造として以下のように形成してもよい。すなわち、エッチング工程において絶縁層にホールをエッチングし、続いて、これらホールに例えば銅またはタングステンのような導電性材料を充填し、バイアを生成する。このようなエッチング工程を、予め金属軌道によって領域が規定されている金属軌道生成のためのエッチング工程と組み合わせることなくホールを生成することにより、キャパシタンス構造の容量密度を高くすることができる。
また、好ましい実施形態は、従属請求項に記載される。
以下、概略図を参照しながら、本発明の実施例について詳しく説明する。
図1は、本発明の半導体素子の第1実施例の斜視図である。図2は、図1の実施例の第1断面図である。図3は、図1の実施例の第2断面図である。図4は、図1の実施例の第3断面図である。図5は、本発明の半導体素子の第2実施例の斜視図である。図6は、第2実施例の第1断面図である。図7は、図5の第2実施例の第2断面図である。図8は、図5の第2実施例の第3断面図である。図9は、図5の第2実施例の第4断面図である。図10は、本発明の半導体素子の第3実施例の斜視図である。図11は、図10の第3実施例の第1断面図である。図12は、図10の第3実施例の第2断面図である。図13は、本発明の半導体素子の第4実施例の斜視図である。図14は、図13の第4実施例の断面図である。
第1実施例では、本発明の半導体素子(図1)は、半導体基板(図示せず)を備えており、この半導体基板上には、絶縁層(図示せず)が形成されている。この絶縁層は、複数の層を備えていてもよい。この絶縁層は、内部に集積されたキャパシタンス構造Kを有している。このキャパシタンス構造Kは、第1金属被覆面1を備えている。本実施例において、この第1金属被覆面は均質な板として形成されている。これに対して平行に、第2金属被覆面2が形成されている。この第2金属被覆面も、均質で、一体的な板として形成されている。第1金属被覆面1は第1接続配線(図示せず)に接続されており、第2金属被覆面は第2接続配線(図示せず)に接続されている。その結果、2つの金属被覆面1・2は、異なる電位を有し、電極を形成している。第1板1上には、この板1に対して垂直に、複数の棒状に形成された導電性領域1a〜1jが配置されている。これら棒状領域1a〜1jは、板1と電気的に直接接続されており、一様な長さLを有する、均質で、一体的なバイアとして形成されている。棒1a〜1jは、第2金属被覆面2に向かって配向しており(ausgerichtet)、また、第2金属被覆面に電気的に接続されることはない。
棒1a・1b、棒1c〜1e、棒1f・1g、棒1h〜1jが、それぞれz方向に相互に間隔aを開けて配置されている。棒1a・1b・1f・1gは、棒1c・1d・1e・1h・1i・1jに対して、それぞれa/2だけz方向にずれている。それゆえ、棒1fと棒1h、棒1aと棒1f、棒1dと棒1i、棒1bと棒1g、棒1eと棒1jが、それぞれx方向に一列に並んでいる。
板2にも同様に、全て同じ長さLを有する均質な棒として、第2導電性領域2a〜2jが形成されている。棒2a〜2jも同様に、間隔aを開けて板2上に配置されている。また、棒2a〜2jは、棒1a〜1jの間を第1金属被覆面1に向かって延びるように板2に配置されている。したがって、例えば棒2a・2b・2cは、棒1a・1bと同じx位置にあるが、z方向においては相互にずれている。同じことが他の棒1c〜1jおよび棒2d〜2jにも該当する。
棒1a〜2jの長さL、Lは、L,Lが2つの金属被覆面1・2の間隔bよりも短く、かつ、LとLとの合計が金属被覆面1,2の相互の間隔bよりも長くなるように選択される。その結果、近接する棒(例えば、棒1aと棒2a)の側面領域が対向し、また、これら近接する棒が有している電位は異なっているため、静電容量表面が生成される。この静電容量表面の静電容量は、有効静電容量に対して寄与する(beitraegt)。
なお、棒1a〜1jと棒2a〜2jとは、長さが異なっていてもよい。しかしながら、原則として、第1および第2金属被覆面の近接する棒の長さの合計は、それぞれ金属被覆面の間隔bよりも大きくなっている。したがって、第1金属被覆面1の棒1aから棒1jの側面の表面領域と、第2金属被覆面2の近接する棒2a〜棒2jの側面の表面領域とが常に対向しており、それゆえ、有効静電容量に寄与する静電容量表面が形成される。本実施例では、半導体基板から遠い、棒1a〜1jを有する板2が、半導体基板に対する最小寄生静電容量を備えている。
図1の線BBに沿った断面図を図2に示す。板1および板2は、相互にそれぞれ間隔aを開けて、棒1f・1gおよび棒2f〜2hを備えている。この断面図から、相互にずれた棒1f・1gと棒2f〜2hとがほぼ噛み合っている構造が理解できる。均質なバイア構造として形成されている棒1f・1gと棒2f〜2hとの間には、キャパシタンス構造K(図1)の合計有効静電容量に寄与(Beitrag)する第1静電容量成分Cがそれぞれ生成される。また、棒1f・1gと板1との間、および、棒2f〜2hと板2との間には、合計有効静電容量に寄与する第2静電容量成分Cが生成される。さらに、板1および板2によって、有効静電容量に寄与する静電容量成分Cが生成される。
図3は、図1のキャパシタンス構造Kの線AAに沿った断面図である。図2に関する説明に沿って、静電容量成分C・C・Cの寄与分が作られている。
図1の交線CCに沿った断面を図4に示す。この図から、棒1a〜1jおよび棒2a〜2jが、板1および板2に対称的に配置されていることがわかる。棒1a〜1jの各々は、棒2a〜2jのうちの少なくとも2つに近接しており(同様に、棒2a〜2jは、棒1a〜1jのうちの少なくとも2つに近接している)、その結果、静電容量成分C(ここには図示せず)がそれぞれ生成される。
他の実施例を図5に示す。キャパシタンス構造Kは、第1実施例と同様に、絶縁層(図示せず)または複数の層を備えた絶縁層組織に形成されており、この絶縁層は、半導体基板(図示せず)に配置されている。金属被覆面3、金属被覆面4は、相互に平行に配置されている複数の配線31〜36、配線41〜46をそれぞれ備えており、配線31〜36は、配線41〜46と合同にそれぞれ配置されている。配線31・33・35・42・44・45は、第1接続配線(図示せず)と電気的に接続されており、第1電位を有している。配線32・34・36・41・43・45は、第2配線接続(図示せず)と電気的に接続されており、第2電位を有している。配線31〜36,配線41〜46の各々に、均質な、棒状に形成された導電性領域31a〜36a,導電性領域41a〜46aがそれぞれ配置されており、各配線と直接接続されている。棒31a〜36aは配線41〜46に向かって垂直に配向している。同様に、棒41a〜46aは配線31〜36に向かって垂直に配向している。
棒31a〜36aおよび棒41a〜46aの図は一例であり、様々な点において拡張可能である。例えば配線31〜46のそれぞれは、複数の他の棒を備えていてもよく、これら複数の棒は、例えば相互に一定の間隔で配線31〜46上に配置されていてもよい。棒31a〜36aは、z方向において定められた第1の位置に配置され、棒41a〜46aは、z方向において定められた第2の位置に配置されている。このように、棒31a〜36aは、棒41a〜46aに対してz方向にずれている。棒31a〜36aの長さは一様な長さでもよいし、異なっていてもよい。同様に、棒41a〜46aも一様な長さでもよいし、異なる長さに設計されていてもよい。この実施例においても同様に、棒31a〜36aと棒41a〜46aとの長さの合計も、金属被覆面3および金属被覆面4の各配線の間隔dよりも大きいことが基本となる。配線31〜46に印加される電位に応じて、例えば棒31a・33a・35a・42a・44a・46aが付随している配線31・33・35・42・44・46は、金属被覆面3の下側に配置されている半導体基板に対して、最小寄生静電容量を有している。電位は、棒32a〜45aが付随している配線32・34・36・41・43・45が半導体基板に対して有する寄生静電容量が最小となるように選択してもよい。
図5のキャパシタンス構造の第2実施例の交線EEに沿った断面を図6に示す。図5を参照して既に説明したように、金属被覆面3および金属被覆面4において、近接する配線は異なる電位を有している。その結果、近接する棒31a〜36aと棒41a〜46aとは、バイアとして形成されるとともに異なる電位を有している。このことにより、キャパシタンス構造の合計有効静電容量に寄与する4つの静電容量成分が生成される。第1の静電容量成分Cは、棒31a〜棒36aの側部領域(Seitenbereiche)の、対向する表面間に生成される。この成分Cは、図7(図5のキャパシタンス構造の交線DDに沿った断面図)に示すように、側部領域の対向する表面において、棒41a〜棒46aの間にも生成される。第2の静電容量成分Cは、対向する棒31a〜36aの面領域(Flaechenbereichen)と配線41〜46の面領域との間に形成される(図6)。同様に、静電容量Cは、対向する棒41a〜46aの面領域と配線31〜36の面領域との間にも形成される(図7)。第3静電容量成分Cは、金属被覆面3および金属被覆面4と近接する、配線31〜36および配線41〜46の面領域によってそれぞれ形成される(図6および図7)。
図5のキャパシタンス構造Kの交線GGに沿った断面図を図8に示す。図8に示すように、第4の静電容量成分Cは、対向する第1金属被覆面3の棒31a〜36aと第2金属被覆面4の棒41a〜46aと(例えば、棒36aと46aと)の面領域によって生成される。
図5の交線FFに沿った断面を図9に示す。棒31a〜46aが対称に配置されていることが分かる。図9に示すように、棒の数はどちらの方向にも増やすことができる。そして、配線31〜46の数(図5〜図8)も実施例に示した数に制限されるものではない。
他の実施例を斜視図10に示す。キャパシタンス構造Kは、一体的な完全な(vollstaendige)板として形成されている第1金属被覆面5を備えている。この第1金属被覆面は、半導体基板(図示せず)上に形成された、絶縁層または絶縁層組織(図示せず)に形成されている。第2金属被覆面6は格子形状であり、第1金属被覆面5に対して間隔を開けて平行に形成されている。第1金属被覆面5は、均質に形成された棒状の導電バイア5a〜5fを備えている。これらバイアは、その少なくとも一部分は格子状の第2金属被覆面6の切欠部内に突出している。
図10の交線HHに沿った断面である図11に示すように、静電容量成分C,Cが生成され、キャパシタンス構造の有効静電容量に寄与している。第1の静電容量成分Cは、バイア5a〜5cの面領域と、それと対向して配置されている金属被覆面6の格子構造の面領域とにより生成される。第2の静電容量成分Cは、対向して配置されている、格子状に形成された金属被覆面6と金属被覆面5との面領域間に生成される。格子状の金属被覆面6は、第1金属被覆面5の下側に形成されている半導体基板に対して、最小寄生静電容量を有している。しかし、この実施形態では、2つの金属被覆面5・6のどちらが最小限の寄生静電容量成分を生成するかは問題ではなく、半導体基板に対して金属被覆面5および金属被覆面6の生成する寄生静電容量成分の合計が最小限であることがより重要である。したがって、格子状の金属被覆面6は、キャパシタンス構造の下部電極に相当し、金属被覆面5よりも半導体基板の近くになっているような形態であってもよい。
図10のキャパシタンス構造Kの平面図を図12に示す。バイア5a〜5jは、それぞれ金属被覆面6の切欠部内に突出し、この切欠部の縁に対してほぼ一定の間隔を有している。図12に示すように、4つの対向する面領域の間には、静電容量成分Cがそれぞれ形成されている。なお、格子6の切欠部が円または楕円で、バイア5a〜5fの断面が円または楕円に形成されていてもよい。
前述の実施例の発展形に相当する実施例について、図13に示す。キャパシタンス構造Kは、金属被覆面5・6に加えて第3金属被覆面7を備えている。この第3金属被覆面7も格子状に形成されており、金属被覆面6と平行で、かつ、合同に配置されている。金属被覆面6と金属被覆面7とは、電気接続部61によって相互に接続されている。本実施例において、棒状の導電性領域5a〜5jは格子状の金属被覆面6の切欠部を貫通するとともに、少なくとも一部分が格子状の金属被覆面7の切欠部内へ延びている。
図13のキャパシタンス構造Kの交線IIに沿った断面図を図14に示す。図14から、キャパシタンス構造Kの有効静電容量に寄与する、静電容量成分C,C,およびCが形成されていることが分かる。第1静電容量成分Cは、対向する、棒5a〜5cの面領域と格子状の金属被覆面6および金属被覆面7との間に形成される。第2静電容量成分Cは、対向する、棒5a〜5cの面領域と電気的な接続部61との間に生成される。さらに、第3静電容量成分Cは、対向する、金属被覆面5の表面領域と格子状の金属被覆面6の表面領域との間に生成される。
本実施例において、均質なバイア棒(Via-Staebe)は、公知の処理において使用される金属(例えば、タングステンまたは銅)で作られている。
全ての実施例において、比較的簡単に生成でき、かつ、チップ面に占めるキャパシタンス構造の所要面積をほとんど変えることなく(寄生静電容量に対する有効静電容量の比が改善された)比較的大きな静電容量表面を生成するキャパシタンス構造Kを製造することができる。キャパシタンス構造の静電容量密度は、均質な(すなわち、例えば金属被覆面のパターン化によって形成される中間金属被覆領域の無い)バイア棒によって増大させることができる。
本発明は、実施例に示したキャパシタンス構造Kに限定されるものではなく、キャパシタンス構造Kは、様々な方法で形成することができる。例えばキャパシタンス構造Kが、金属被覆面6(図10および図13)に相当する第1金属被覆面と、金属被覆面2(図5)に相当する第2金属被覆面とを備え、これら金属被覆面には、対応する導電性領域が形成、配置されていてもよい。なお、キャパシタンス構造は、金属被覆面6(図10および図13)に相当する2つの格子状の金属被覆面を備え、これらの金属被覆面は、一方の金属被覆面の格子構造の交差点が第2格子状金属被覆面の切欠部の真下(vertikal unter)に位置するように、相互にずれて配置されていてもよい。ここで、2つの格子状の金属被覆面は、例えば棒状に形成された導電性領域を備えており、この導電性領域は、金属被覆面の格子構造の交差部にそれぞれ配置されており、対向して配置された格子状の金属被覆面の切欠部内へ伸びている。
本発明の半導体素子の第1実施例の斜視図である。 図1の実施例の第1断面図である。 図1の実施例の第2断面図である。 図1の実施例の第3断面図である。 本発明の半導体素子の第2実施例の斜視図である。 第2実施例の第1断面図である。 図5の第2実施例の第2断面図である。 図5の第2実施例の第3断面図である。 図5の第2実施例の第4断面図である。 本発明の半導体素子の第3実施例の斜視図である。 図10の第3実施例の第1断面図である。 図10の第3実施例の第2断面図である。 本発明の半導体素子の第4実施例の斜視図である。 図13の第4実施例の断面図である。

Claims (20)

  1. 半導体基板と、
    上記半導体基板上に形成された絶縁層と、
    上記絶縁層に形成されたキャパシタンス構造とを備え、
    上記キャパシタンス構造が、第1の静電容量表面部分を構成する2つ以上の金属被覆面(1〜7)を備え、
    上記金属被覆面が、それぞれ、上記基板の表面に対してほぼ平行に延びており、2つの接続配線の一方と電気的に接続されている半導体素子において、
    上記キャパシタンス構造が、上記絶縁層において、上記金属被覆面(1〜7)の間で第2の静電容量表面部分を生成するように形成された1つ以上の導電性領域(1a〜1j;2a〜2j;31a〜36a;41a〜46a;5a〜5f)を備え、
    上記導電性領域(1a〜1j;2a〜2j;31a〜36a;41a〜46a;5a〜5f)が、上記金属被覆面(1〜7)のうちの1つのみと電気的に接続されていることを特徴とする、半導体素子。
  2. 上記導電性領域(1a〜1j;2a〜2j;31a〜36a;41a〜46a;5a〜5f)が、均質で一体的な凸部として、詳細にはバイア構造として、形成されていることを特徴とする、請求項1に記載の半導体素子。
  3. 上記導電性領域(1a〜1j;2a〜2j;31a〜36a;41a〜46a;5a〜5f)が、上記金属被覆面(1〜7)のいずれかをパターン化することによって形成された金属領域を有していないことを特徴とする、請求項1または2に記載の半導体素子。
  4. 上記導電性領域(1a〜1j;2a〜2j;31a〜36a;41a〜46a;5a〜5f)が、上記金属被覆面(1〜7)に対してほぼ垂直に配置されていることを特徴とする、請求項1〜3のいずれか1項に記載の半導体素子。
  5. 上記2つの金属被覆面(1,2)のそれぞれが、一体的な板として形成されており、1つ以上の上記導電性領域(1a〜1j;2a〜2j)と接続されていることを特徴とする、請求項1〜4のいずれか1項に記載の半導体素子。
  6. 上記第1金属被覆面(1)が、棒状に形成された複数の第1導電性領域(1a〜1j)と接続されており、
    上記第2金属被覆面(2)が、棒状に形成された複数の第2導電性領域(2a〜2j)と接続されている、請求項5に記載の半導体素子。
  7. 上記第1棒状導電性領域(1a〜1j)が、相互に一定の間隔(a)をあけて第1金属被覆面(1)に配置されるとともに、第2金属被覆面(2)に向かって延びており、
    上記第2棒状導電性領域(2a〜2j)が、第1棒状領域(1a〜1j)の間を第1金属被覆面(1)に向かって延びるように、相互に一定の間隔(a)をあけて第2金属被覆面(2)に配置されていることを特徴とする、請求項6に記載の半導体素子。
  8. 上記第1棒状領域(1a〜1j)が第1の長さLを有し、
    上記第2棒状領域(2a〜2j)が、上記長さLよりも長いか、短いか、あるいは同じ長さである第2の長さLを有しており、
    上記第1および第2棒状領域(1a〜1j;2a〜2j)の長さLとLとの合計が上記2つの金属被覆面(1,2)間の距離(b)よりも大きいことを特徴とする、請求項7に記載の半導体素子。
  9. 上記2つの金属被覆面(3,4)のそれぞれが、相互に平行に配置された2つ以上の電気配線(31〜36;41〜46)で作られており、
    上記第1金属被覆面(3)の電気配線(31〜36)が、上記第2金属被覆面(4)の電気配線(41〜46)と合同に配置されていることを特徴とする、請求項1〜4のいずれか1項に記載の半導体素子。
  10. 上記第1および第2電気配線(31〜36;41〜46)のそれぞれに、1つ以上の導電性領域(31a〜36a;41a〜46a)が配置されていることを特徴とする、請求項9に記載の半導体素子。
  11. 棒状に形成された複数の第1導電性領域(31a〜36a)が、相互に一定の間隔(c)を開けて上記第1電気配線(31〜36)の各々に配置されるとともに、上記第2電気配線(41〜46)に向かって延びており、
    棒状に形成された複数の第2導電性領域(41a〜46a)も、相互に一定の間隔(c)を開けて上記第1導電性領域(31a〜36a)に対してずれるように上記第2電気配線(41〜46)のそれぞれに配置されており、上記第1棒状導電性領域(31a〜36b)の間を上記第1電気配線(31〜36)に向かって延びていることを特徴とする、請求項10に記載の半導体素子。
  12. 上記棒状第1領域(31a〜36a)が第1の長さLを有し、
    上記棒状第2領域(41a〜46a)が、上記長さLよりも長いか、短いか、あるいは、同じ長さの第2の長さLを有し、
    上記第1および第2棒状領域(21aから36a;41a〜46a)の長さLとLとの合計が、電気配線(31〜36;41〜46)間の距離(d)よりも大きいことを特徴とする、請求項11に記載の半導体素子。
  13. 上記2つの金属被覆面の一方(5)が一体的な板として形成されており、もう一方の金属被覆面(6)が格子形状に形成されていることを特徴とする、請求項1〜4のいずれか1項に記載の半導体素子。
  14. 一体的な板として形成されている上記金属被覆面(5)に、棒状に形成された導電性領域(5a〜5f)が1つ以上配置されており、これら導電性領域が、格子状の第2金属被覆面(6)に向かって延びるとともに、少なくとも部分的には格子状の金属被覆面(6)の切欠部内に突出していることを特徴とする、請求項13に記載の半導体素子。
  15. この第2金属被覆面上に、格子状の第3金属被覆面(7)が、上記第2金属被覆面(6)に対して平行に、近接して形成されており、
    上記第2および第3金属被覆面(6,7)が、電気接続部(61)を用いて相互に電気的に接続されていることを特徴とする、請求項13または14のいずれかに記載の半導体素子。
  16. 上記棒状導電性領域(5a〜5f)が、上記第2金属被覆面(6)の切欠部を貫通し、少なくとも部分的には第3金属被覆面(7)の切欠部へ突出するように形成されていることを特徴とする、請求項15に記載の半導体素子。
  17. 半導体基板上に絶縁層を堆積させ、
    上記絶縁層にキャパシタンス構造(K)を生成し、
    上記キャパシタンス構造(K)が、2つ以上の金属被覆面(1〜7)を備え、
    これら金属被覆面が、基板表面に対してほぼ平行に形成されている、半導体素子の製造方法において、
    上記金属被覆面(1〜7)の間にある絶縁層に、導電性領域(1a〜1j;2a〜2j;31a〜36a;41a〜46a;5a〜5f)を形成し、
    上記導電性領域(1a〜1j;2a〜2j;31a〜36a;41a〜46a;5a〜5f)を上記金属被覆面(1〜7)の1つのみと電気的に接続することを特徴とする、半導体素子の製造方法。
  18. 上記導電性領域(1a〜1j;2a〜2j;31a〜36a;41a〜46a;5a〜5f)を、上記金属被覆面(1〜7)のパターン化により生成されうる金属の領域を持たせることなく、均質で一体的な凸部として形成することを特徴とする、請求項17に記載の方法。
  19. 上記絶縁層における導電性領域(1a〜1j;2a〜2j;31a〜36a;41a〜46a;5a〜5f)をバイア構造として形成することを特徴とする、請求項17または18に記載の方法。
  20. 上記導電性領域(1a〜1j;2a〜2j;31a〜36a;41a〜46a;5a〜5f)を、上記金属被覆面(1〜7)に対してほぼ垂直に形成することを特徴とする、請求項17〜19のいずれか1項に記載の方法。
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