JP2005508435A - ハイブリッド接着剤、物品及び方法 - Google Patents
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Abstract
Description
【0001】
本発明は、特にポリアクリレート及び何れかのエポキシ成分を含有する、硬化性接着剤に関する。本発明は更に、かかる接着剤の使用方法、及び光学製品など、前記接着剤を用いて作製された物品に関する。
【背景技術】
【0002】
硬化性接着剤は工業において有用である。硬化性接着剤の例は、米国特許第5,252,694号明細書に記載されたタイプである。十分な透明度を有する感圧接着剤の具体的な適用は、光学素子の作製を必要とする。例えば、米国特許第6,180,200号明細書及び第5,897,727号明細書を参照のこと。硬化性感圧接着剤は、感圧接着剤のように粘着性である間にそれらを基材に適用することができ、又、引き続いて接着剤を硬化して確実な構造接着剤結合を形成することができるので、有用且つ好ましい場合がある。
【0003】
いろいろな硬化性接着剤が、様々なポリマー、例えば、アクリレート、(メタ)アクリレート、エポキシ、架橋剤、他の熱及びカチオン硬化性ポリマー、及び熱または放射線感受性開始剤などの成分の無数の組合せ及び混合物から作製されているが、特に、透明度及び安定性が必要とされる光学適用において、かかる組成物の全てが適しているわけではない。光学適用に有用な接着剤は光学的に透明であるのがよく、又、それが使用される製品の寿命にわたってその透明度を維持するのがよい。前記接着剤は、相当な量の透明度を失うことなく、光学素子を製造する間に及びかかる要素を使用する間に存在している条件に耐えるのがよい。この特性は、それ自体で安定していると共に光学素子または光学製品中で他の要素と一緒に用いられる時に安定性があり且つ共存できる接着剤を必要とする。
【0004】
光学素子は、接着剤だけではなく、接着剤によって一緒に接合される他の成分を含有する。その接着剤を使用して、例えば、材料をポリエステルなどのポリマー材料に接着し、材料を硬質ポリカーボネート、ポリメチルメタクリレート、またはガラスなどの硬質材料に接着し、材料を偏光子層に接着する、等々。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しばしば、光学素子のこれらの成分、または他の隣接した成分の何れかが、同じ光学素子中の接着剤の安定性、透明度、接着強さ、または他の性能の性質に悪影響を及ぼすことがある。例えば、ポリカーボネートはガスを放出し、光学素子のポリカーボネートと別の層との間の接着層(ボンド)の気泡または部分的または完全な離層をもたらすことが知られている。ガス放出層が低蒸気透過率を示す別の層または積層体に接着されるとき、気泡発生及び離層はきわめて普通である場合がある。気泡及び離層は、光学素子の透明度及び結合性(一体性)に悪影響を及ぼすことがあり、避けられなくてはならない。従って、接着剤が安定しており、使用中に離層や気泡発生がなく、またはその透明度または結合性を失わないことがこれらの、及び他の環境において、好ましい場合がある。
【0006】
別の問題として、他の光学材料が特に脆い場合があり、例えば、脆いフィルムの形状で存在することがある。この脆いフィルムが、熱的安定性がなく、寸法安定性がなく、感水性または感湿性材料などである場合がある。かかる材料は、高温または高湿度条件に暴露されるとき、収縮するか、または他の仕方で劣化することがある。かかる不安定性のため、光学素子中にこれらの脆い材料を含有することが難しい場合がある。脆い材料のタイプの例は、「KE偏光子」として周知であるタイプの偏光子であり、それは、それらの薄さのために、特定の最低温度及び湿度に暴露される時に収縮することがある。比較的大きい光学素子中でかかる脆い材料を用いることは、コストまたは性能などのいろいろな理由のために、しばしば有用であり、更に有利である場合がある。従って、脆い材料が光学素子などの有用な製品中で使用できるようにそれらの安定性を維持する方法を見いだすことが役立つ。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、ポリアクリレート及びエポキシ成分を含む接着剤組成物に関する。好ましい接着剤は、「ハイブリッド」接着剤であると考えることができ、それは、硬化性構造接着剤と組み合わせて感圧接着剤の特性を示すことができる。感圧接着剤の性質はポリアクリレート成分による可能性があり、構造接着剤の性質はエポキシ成分による場合がある。この組成物の好ましい実施態様は有用な光の透過率を有することができ、例えば、光学的に透明であることが可能であり、有用な製品寿命の間、本質的に光学的に透明なままであることが可能である。ポリアクリレート成分とエポキシ成分とを任意に及び好ましくは相互貫入高分子網目に、より好ましくは、相互反応した相互貫入高分子網目に形成し、付加的な安定性及び透明度を提供することができる。これは、架橋剤を用いて、またはエポキシ成分とポリアクリレートとの官能基間の直接反応によって行われてもよい。
【0008】
硬化性接着剤、ポリアクリレート、エポキシ成分(時々、「エポキシ樹脂」と称される)、及びカチオン性光開始剤など、又、他の光開始剤、架橋剤、グラフト剤、光増感剤などの任意の成分など、硬化性接着剤中の材料の相対的な量及び化学組成を選択して粘着性、接着強さ、安定性、及び、特に光学製品と共に使用するために、透明度及び透明度の安定性などの性質の所望の組合せを示す硬化性接着剤及び硬化した接着剤を提供することができる。好ましい硬化した接着剤は単一相であってもよく、それは、光学透明度、接着強さ、及び安定性を増強する。ポリアクリレートに対してエポキシ成分の適切な量、例えば、合計100重量部のエポキシ成分及びポリアクリレートを基準にして、60重量部より少ないエポキシ成分(例えば、「エポキシ樹脂」)を選択することによって、単一相を提供することができる。エポキシ成分の最小量が、硬化した接着剤の構造結合性を提供する。その最小量は変化する場合があるが、典型的な最低レベルは、合計100部のエポキシ成分及びポリアクリレートを基準にして約1〜約5重量部のエポキシ成分の範囲であってもよい。
【0009】
本発明は更に、硬化性接着剤の使用方法に関し、例えば、硬化性接着剤を基材に適用し、後に接着剤を硬化する。発明の方法の更に別の工程には、接着剤を剥離ライナー上に配置する工程、接着剤中の任意の溶剤を任意に乾燥させるか、または(メタ)アクリレートモノマーまたはポリアクリレート成分を重合または硬化させる工程、または硬化性接着剤を用いる光学素子の作製に用いることが周知である他の工程、技術、または方法がある。
【0010】
光学的に透明である接着剤は、いろいろな有用な製品、特に、光学素子及び光学製品などの光学的に透過性である接着剤により利点がある製品を製造するために役立つ場合がある。光学素子は一般に、ポリマー、ガラス、金属または金属化ポリマー、もしくは当該接着剤または別の接着剤、例えば、別の感圧接着剤または構造接着剤の何れか1つ以上であってもよい、異なった材料の多くの異なった層を備える。これらの材料の何れか1つ以上が可撓性、硬質、反射性、反射防止性、偏光性であってもよく、一般に、光学素子の成分として機能するように十分に光学的に透過性である。
【0011】
光学製品に用いられる材料には、光学製品に悪影響をもたらすことがある特定の物理的または化学的性質を有するものがある。例として、いくつかの材料はガスを発生することがあり、ガス放出が接着剤及び接着性に影響を与える場合、接着層を損なうことがある。いくつかの材料は、水蒸気を透過するそれらの能力が低いことがあり、おそらく、介在している接着剤へのガス放出層の効果を低下させる。本明細書中に記載した接着剤は、光学的に透過性であることが可能であり、ガス放出及び低水蒸気透過性などの総合効果を抑える構造結合性を維持することができる。
【0012】
他の光学材料層が脆いことがあり、例えば、感熱性、感湿性、感水性、または別の仕方で機械的応力に敏感であるか、または作製もしくは使用する間に光学材料が暴露される場合がある条件に敏感であることがある。脆い層は、かかる条件に暴露した時に劣化し、収縮し、引き割れたり、裂けるか、または伸張するか、もしくは他の仕方で構造結合性を失うことがある。本明細書中に記載した接着剤は、接着剤がかかる場所において脆い層に構造用支持体を提供することができるので、かかる脆い材料に隣接して用いられる時に有用且つ好ましい場合がある。脆い層を支持する接着剤によって、脆い層は、熱、湿気、または水、または機械的応力などの条件に暴露される場合、接着剤によって構造的に支持され、その構造結合性を低下させたり、または失ったりしない。
【0013】
従って、本発明は、上に記載した接着剤を何れかの適用、特に光学製品または光学素子の適用に使用すること、特に、光学的に透過性または透明な接着剤が有用で、必要とされるか、または望ましい材料に接着することについて考察する。具体的には、本発明は、ガスを放出する傾向があって、かかるガス放出がガス放出材料と別の材料との間の接着層の結合性を損なう傾向がある結合材料について考察する。更により具体的に、本発明は、低水蒸気透過率を有する材料にガス放出材料を接着することについて考察する。
【0014】
更に、本発明は、記載した接着剤を使用して、感熱性または感湿性偏光ポリマーフィルムなどの脆い層に構造用支持体を提供することについて考察する。これは、他の場合なら材料を劣化し、収縮し、引き割れたり、裂けるか、または伸張するか、もしくは他の仕方で形状または構造結合性を失わせる条件において脆い材料が使用できるように、脆い材料の少なくとも片面、任意に2つの表面の上に、硬化した接着剤を提供する工程を有する。かかる条件に暴露されるとき、脆い層に隣接している硬化した接着剤が、脆い層に構造用支持体及び結合性を提供し、かかる劣化を妨ぐ。この場合、接着剤が、脆い層の片面または両面に単に保護層として用いられてもよく、または接着剤を用いて、比較的大きな製品の一部、例えば、光学素子として更に別の材料に脆い層を接着してもよい。
【0015】
本発明の1態様は、硬化性接着剤組成物に関する。前記接着剤は、ポリアクリレート成分、エポキシ成分、及びカチオン開始剤を含有する。未硬化接着剤が光学的に透明であり、組成物の視感透過率が90%より大きく、組成物の曇りが2%より小さく、組成物の不透明度が1%より小さい。未硬化の硬化性接着剤を硬化させ、相互貫入高分子網目を含む接着剤を形成することができるのが好ましい。硬化した接着剤を500時間、90℃で老化させた後、硬化及び老化した接着剤の視感透過率が90%より大きく、前記硬化及び老化した接着剤の曇りが2%より小さく、前記硬化及び老化した接着剤の不透明度が1%より小さい。
【0016】
本発明の別の態様は、相互貫入高分子網目を含有する硬化した接着剤を含有する多層アセンブリに関する。相互貫入高分子網目が、ポリアクリレート成分とエポキシ成分とを含有し、接着剤組成物が光学的に透明であり、前記アセンブリが、前記接着剤組成物に付着された低水蒸気移動層を備える。
【0017】
本発明の別の態様は、多層物品の作製方法に関する。前記方法は、ポリアクリレート成分と、エポキシ成分と、カチオン開始剤と、を含む硬化性接着剤組成物を剥離ライナー上にコーティングする工程と、前記硬化性接着剤組成物を乾燥させて溶剤を除去する工程と、前記硬化性接着剤組成物を基材上に積層する工程と、前記開始剤を活性化させて前記接着剤を硬化させる工程と、を有する。
【0018】
本発明の更に別の態様は、脆い材料に構造用支持体を提供する方法に関する。前記方法は、硬化性接着剤を脆い材料の表面に適用する工程と、前記接着剤を硬化させる工程とを有する。
【0019】
図1〜図4において、すべての図が縮尺通りに描かれていない。
【発明を実施するための最良の形態】
【0020】
本発明は、ポリアクリレートとエポキシ成分とを、エポキシ成分を硬化するためのカチオン開始剤と共に含有するように調製された特定の接着剤組成物を考察する。未硬化接着剤は、感圧接着剤の特性を有する。これは、例えば、基材と基材に結合される材料との間に、未硬化接着剤を都合よく及び正確に適用及び配置することを可能にする。引き続いて、硬化性接着剤を硬化して材料間の構造結合を形成することができる。
【0021】
前記接着剤は好ましくは、光学的に透過性であり、例えば、その未硬化及び硬化状態の一方または両方において光学的に透明である。光学透明度は、光学素子を作製する時に接着剤を使用することを可能にする。又、前記接着剤は、促進老化試験によって示されるように、通常の使用条件下で、有用な一定の期間、光学透明度、例えば、透過率を維持することができる。具体的にはポリアクリレート(及びその成分モノマー)、エポキシ成分、及びカチオン開始剤など、接着剤の成分の組合せの選択によって、望ましい透明度、安定性、結合強さ、結合性などのバランスを達成することができる。理解されるように、透明度、結合強さ、結合性、安定性などの性質のバランスをとるように、架橋剤、グラフト剤、増感剤などの付加的な成分を、全て、接着剤の性質を同様にバランスをとり改良する量において、選択することができる。
【0022】
ポリアクリレート成分は概して、(メタ)アクリレートモノマーを重合させることによって調製されるポリマー成分である。アクリレート及びメタクリレートモノマーは一括して、本明細書中で「(メタ)アクリレート」モノマーと称される。かかる(メタ)アクリレートモノマーの1つ以上、及び任意に、いろいろな他の有用なモノマーの何れか1つ以上から調製されたポリマーは一括して、「ポリアクリレート」と称される。前記ポリマーはホモポリマーまたはコポリマーであってもよく、任意に、他の非(メタ)アクリレート、例えば、ビニル不飽和モノマーと組み合わせられる。かかるポリアクリレートポリマー及びそれらのモノマーは、前記モノマー及びポリマーの調製方法であるポリマー及び接着剤技術に周知である。当業者は、かかるポリマーが感圧接着剤として有用であり得ることを理解し、本明細書中に記載した接着剤を提供する時にエポキシ成分と共にそれらを使用して、感圧接着剤の特性を提供することを理解するであろう。感圧接着剤(PSA)組成物は、(1)攻撃的且つ永久的粘着性、(2)指圧だけでの付着、(3)被着体上に保持する十分な能力、及び(4)十分な凝集強さ、などの性質を有することが当業者には周知である。PSAとして十分に機能することがわかっている材料には、必要な粘弾性を示し、粘着性、剥離粘着力、及び剪断保持力の望ましいバランスをもたらすように設計及び調合された材料がある。
【0023】
本発明による有用なポリアクリレートポリマーの具体例には、米国特許第5,252,694号明細書、第5欄、35−68行目に記載されたようなフリーラジカル重合性アクリレートモノマーまたはオリゴマーから調製されたポリアクリレートポリマーがある。本発明を何れかの様々な異なった(メタ)アクリレートモノマー及びポリアクリレートによって達成することができるが、安定性、透明度、及び相互反応したIPNを提供するために、反応させて直接にまたは間接的にエポキシ成分にポリアクリレートを結合することができる1つ以上の反応性官能基をポリアクリレートが含有すること、すなわち、ポリアクリレートをエポキシ成分に結合して相互反応した高分子網目を生じさせることが好ましい場合がある。これらの反応性官能基は、ヒドロキシ(−OH)または酸性(例えば、カルボン酸、−COOH)反応性基など、何れかの周知の反応性基であってもよい。例えば、アクリル酸モノマーなど、ポリアクリレートを調製する時に適切なモノマーを含有することによって、かかる基をポリアクリレート中に含有することができる。あるいは、ポリアクリレートとエポキシとの間のこの相互反応を、ポリアクリレートと反応することができるグラフト基と共にエポキシアクリレート二官能性または多官能性モノマーを用いることによって達成することができる。相互反応したIPNを製造する更に別の例は、ポリアクリレート主鎖上にエポキシ官能基を含有することによる。フリーラジカル開始剤などの他の開始剤を必要とせずに全エポキシ官能系をカチオン開始剤を用いて硬化することができる。
【0024】
有用なモノマーの例には、具体的には以下のクラスがあるが、限定的ではない。
クラスA−アルキルアルコール(好ましくは非第三アルコール)、1〜14個(好ましくは4〜14個)の炭素原子を含有するアルコール、のアクリル酸エステル、例えば、メチルアクリレート、エチルアクリレート、n−ブチルアクリレート、t−ブチルアクリレート、ヘキシルアクリレート、イソオクチルアクリレート、2−エチルヘキシルアクリレート、イソノニルアクリレート、イソボルニルアクリレート、フェノキシエチルアクリレート、デシルアクリレート、及びドデシルアクリレートなどがある。
クラスB−アルキルアルコール(好ましくは非第三アルコール)、1〜14個(好ましくは4〜14個)の炭素原子を含有するアルコール、のメタクリル酸エステル、例えば、メチルメタクリレート、エチルメタクリレート、n−プロピルメタクリレート、n−ブチルメタクリレート、イソブチルメタクリレート及びt−ブチルメタクリレート。
クラスC−1,2−エタンジオール、1,2−プロパンジオール、1,3−プロパンジオール、様々なブチルジオール、様々なヘキサンジオール、グリセロールなどのポリヒドロキシアルキルアルコールの(メタ)アクリル酸モノエステルであり、得られたエステルがヒドロキシアルキル(メタ)アクリレートと称される。
クラスD−1,4−ブタンジオールジアクリレート、1,6−ヘキサンジオールジアクリレート、グリセロールジアクリレート、グリセロールトリアクリレート、及びネオペンチルグリコールジアクリレートなどの多官能性(メタ)アクリレートエステルであるが、これらのモノマーは概して、反応性押出または溶融ブレンディングには好ましくない。
クラスE−PCT特許出願、国際公開(WO)第84/03837号パンフレット及び欧州特許出願(EP)第140941号明細書に記載されているような、(メタ)アクリレート末端スチレンオリゴマー及び(メタ)アクリレート末端ポリエーテルなどのマクロマー(メタ)アクリレート。
クラスF−(メタ)アクリル酸及びアルカリ金属、例えば、リチウム、ナトリウム、及びカリウムとのそれらの塩、アルカリ土類金属、例えば、マグネシウム、カルシウム、ストロンチウム、及びバリウムとのそれらの塩。
【0025】
又、本発明によって使用する適したエポキシ材料は、化学及び接着剤及び構造用接着剤の技術分野の当業者よって理解されるであろう。かかるエポキシ材料には、カチオン重合性モノマーがあり、それらの多くの種類が化学及び接着剤技術に周知である。例えば、米国特許第5,897,727号明細書(その内容の全体を本願明細書に引用したものとする)を参照のこと。有用なエポキシ成分の一般的な例には、エポキシモノマー及びマクロマー、多官能性エポキシ架橋剤、及び脂肪族及び環状エポキシモノマー及びマクロマーなどがある。任意に、又、好ましくは、エポキシ成分には、直接にまたは架橋剤または他の結合化学物質によってアクリレート成分に反応して相互反応した相互貫入高分子網目を形成することができる官能価を挙げることができる。好ましいエポキシを、接着剤の他の成分と組み合わせて選択し、透明度、結合強さ、結合性、及び安定性などの性質の望ましいバランスをを提供することができる。
【0026】
典型的なエポキシ成分材料が、米国特許第5,252,694号明細書、第4欄、30行目〜第5欄、34行目に記載されている(その内容の全体を本願明細書に引用したものとする)。
【0027】
好ましいエポキシモノマーには、脂環式、脂肪族、環状、及び芳香族エポキシモノマーなどを挙げることができる。重要な例には、テキサス州、ヒューストンのシェルケミカルズ(Shell Chemicals,Houston,TX)から市販されている商品名エポン(EPON)828、エポン1001F、及びエポネックス(EPONEX)樹脂1510の市販品などのビスフェノール(bisphenol)A及びビスフェノールFエポキシがある。脂環式エポキシモノマーの重要な例には、コネチカット州、ダンベリーのユニオンカーバイド(Union Carbide,Danbury,CT)から市販されているERL−4221またはERL−4206などの脂環式エポキシモノマーのERLシリーズがある。
【0028】
任意に、又、好ましくは、ポリアクリレート及びエポキシ成分は、硬化した時に、相互貫入高分子網目(IPN)を形成することができる。相互貫入高分子網目の少なくとも2つのタイプ、すなわち、成分間で反応しないタイプ、及び反応して異なった成分間の化学結合を形成するタイプ(相互反応したIPN)がある。具体的には、本発明によるIPNの1つの形には、ポリマーのもつれ合った絡み合い鎖を機械的に結合する網目として互いに絡み合ったポリアクリレート及びエポキシのポリマーがある。IPNの機械的に絡み合った性質は、接着剤の強度及び結合性を増し、相分離及び透明度の低下を妨ぐことができる。本発明によるIPNの第2の形は、相互反応した相互貫入高分子網目を有し、そこにおいて、エポキシ成分がポリアクリレート成分に直接にまたは間接的に化学結合している。ここで、エポキシ成分及びポリアクリレート成分は、互いに直接にまたは間接的に反応することができる反応性官能基を含有する。例として、エポキシ基がポリアクリレート成分のヒドロキシまたは酸性官能価と直接に反応性である。あるいは、ポリアクリレート及びエポキシ成分が、二官能性または多官能性ポリマー、架橋剤、マクロマー、またはオリゴマーなどの中間化学成分に化学結合することができる。中間化学成分がエポキシ成分をポリアクリレートに化学結合し、更に増大した結合性及び光学透明度を有する相互反応したIPNを生じさせる。
【0029】
エポキシ及びポリアクリレートが、光開始剤及び何れかの他の任意の成分と組合せて、好ましくは少なくとも光学的に透明な安定した接着剤を意味する、硬化及び未硬化の接着剤の性質の有用なバランスをもたらす何れかの相対的な量で接着剤組成物中に含有されてもよい。
【0030】
ポリアクリレートについては、有用な大きさのタックまたは粘着性及び他のPSA性質など、感圧接着剤の機能的な性質を接着剤に提供する量を含有することができる。感圧接着剤のこれら及び他の性質が、よく理解されている。このため、ポリアクリレートの有用な量もまた、理解されている。
【0031】
エポキシ成分については、所定の適用において、十分な構造強度、及び好ましい安定性及び透明度を提供する何れかの量を含有することができる。好ましくは、接着剤または接着剤を混入する製品が受ける条件下で、使用中及び長い時間にわたって、接着剤の光学透明度を維持するのに十分な接着強さを提供するエポキシ成分の量を含有することができる。特に、エポキシ成分の量は、いろいろな環境条件下で長い時間にわたって離層するかまたは気泡発生しない結合部を提供することができる。必要とされる接着強さは、接着される材料に依存するが、エポキシ成分の好ましい量は、低水蒸気透過性材料にガス放出材料を接着するために使用される時に長い時間にわたって気泡発生するかまたは離層しない本発明による接着剤を提供する。好ましくは、エポキシ成分の量は、かかる構造結合強さを提供するのに十分に高いが、又、接着剤が単一相を維持してエポキシ成分及びポリアクリレート相に分離しないように十分に小さい。単一相が、光学透明度を改善する。
【0032】
全体に、使用中、長い時間にわたって、感圧接着剤の性質、構造接着の性質、及び光学透明度の望ましい組合せをこれらの性質と透明度との安定性と共に提供する相対的な量のエポキシ成分及びポリアクリレートを接着剤中に含有することができる。一般に、他の変数のうち、エポキシ成分及びポリアクリレートの化学的本性及び分子量、架橋量などの因子に依存して、合計100重量部のエポキシ成分及びポリアクリレートを基準にして約60重量部より少ないエポキシ成分が、許容範囲の光学透明度を有する単一相の硬化接着剤組成物を提供することができる。好ましい量は、100重量部のエポキシ成分及びポリアクリレートを基準にして合計約55または50重量部より少ないエポキシ成分である場合がある。下限において、十分な結合強さを提供するのに有用なエポキシ成分の量は、エポキシ成分及びポリアクリレートのタイプなどの因子に依存することができるが、一般に、有用な量は、100重量部のエポキシ成分及びポリアクリレートを基準にして、少なくとも約1または約5重量部のエポキシ成分である場合がある。2つの成分の好ましい範囲は、合計100重量部のエポキシ成分及びポリアクリレートを基準にして、約20〜約40重量部のエポキシ成分である場合がある。
【0033】
少なくとも1つの開始剤を接着剤中に含有して、特に、エポキシ成分の硬化を開始して構造接着を形成することによって接着剤を硬化する。エポキシを硬化するのに有用な開始剤には、カチオン性光開始剤があり、それは接着剤技術に周知である。熱活性化開始剤を活性化するために使用される温度に暴露するのを避ける接着剤の適用において、熱活性化開始剤ではなく光活性化開始剤を用いるのが好ましい場合がある。当業者は、本明細書中に記載した接着剤中に含有するかかる光開始剤の有用な量及び有用な化学的性質を理解するであろう。
【0034】
有用なカチオン性光開始剤には、オニウム塩及び特定の有機金属錯体などの例を含めて、エポキシを硬化するためのいろいろな周知の有用な材料の何れをも挙げられる。典型的な有機金属錯体並びにそれらを多くのエポキシ及びアクリレートと共に使用することに関する記載は、例えば、米国特許第5,897,727号明細書、第5,252,694号明細書、及び第6,180,200号明細書に見出される。
【0035】
構造AXを有する典型的なオニウム塩が記載されており、そこにおいて、Aが、例えば、ジアゾニウム、ヨードニウム、及びスルホニウムカチオンから選択される、好ましくはジフェニルヨードニウム、トリフェニルスルホニウム及びフェニルチオフェニルジフェニルスルホニウムから選択される有機カチオンであってもよく、Xがアニオンであり、Xが有機スルホネートであるか、またはハロゲン化金属またはメタロイドであるオニウム塩などのオニウム塩の対イオンである。
【0036】
特に有用なオニウム塩には、アリールジアゾニウム塩、ジアリールヨードニウム塩、及びトリアリールスルホニウム塩などがあるがそれらに制限されない。オニウム塩の更に別の例は、米国特許第5,086,086号明細書、第4欄、29−61行目(その内容の全てを本願明細書に引用したものとする)に記載されている。
【0037】
カチオン性光開始剤の有用な量はよく理解されており、その量は、接着剤の硬化を引き起こすのに機能的に十分であり、特に、エポキシ成分の選択された量及び化学的性質に適し、有用な構造接着剤結合を提供する量である。カチオン性光開始剤の好ましいかまたは代表的な量は、100重量部のエポキシ成分につき、約0.1〜約5重量部のカチオン開始剤の範囲であってもよく、約0.5〜約3重量部の範囲が好ましい。
【0038】
任意に、硬化性接着剤組成物中に光増感剤を含有することが、この発明によって考察される。光開始剤の波長感受性を変えるために光増感剤を用いることができる。光増感剤の代表例には、アントラセン、ベンゾフェノン、ペリレン、フェノチアジン、キサントン、チオキサントン、アセトフェノン、フルオレノン、アントラキノン、9−メチルアントラセン、2−エチル−9,10−ジメトキシアントラセン、9,10−ジエトキシアントラセン、カンファキノン、及び1,3−ジフェニルイソベンゾフランなどがある。
【0039】
更に、グラフト剤を使用して、ポリアクリレート及びエポキシ成分の相互反応を引き起こすか、またはポリアクリレートを架橋することができる。グラフト剤の例は、4−アクリルオキシベンゾフェノン(ABP)である。グラフト剤は、ポリアクリレート上にフリーラジカルを生成する。これらのフリーラジカルは、エポキシアクリレートまたは(メタ)アクリレート架橋剤中の(メタ)アクリレート基などの(メタ)アクリレート基と反応するか、またはポリアクリレート中の、他のグラフト剤で生成されたフリーラジカルと反応することができる。
【0040】
相互反応したIPNを形成する1つの実施態様の例として、「エベクリル(EBYCRYL)」1561などのエポキシアクリレートをグラフト剤と共に用いることができる。グラフト剤で生成されたフリーラジカル部位が、エポキシアクリレートのアクリレートと反応し、エポキシ成分がエポキシアクリレートのエポキシと反応する。フリーラジカル光開始剤を添加することにより、反応効率を改善する場合がある。
【0041】
グラフト剤もまた、多官能性(メタ)アクリレート架橋剤と共に用いてポリアクリレートを架橋することができる。フリーラジカル光開始剤を添加することにより、反応効率を改善する場合がある。
【0042】
有用な架橋剤の典型的なクラスは、二官能性、三官能性など、官能性アクリレート化合物などの多官能性アクリレートのクラスである。好ましい架橋剤の例には、ウィスコンシン州、ミルウォーキーのアルドリッチケミカルズから市販されている、ヘキサンジオールジアクリレート(HDDA)及びトリメチロールプロパントリアクリレート(TMPTA)、及びそれらの混合物などがある。
【0043】
架橋剤を有用な量で、好ましくは、接着剤の性質を改善することができる量で接着剤中に含有することができる。かかる量は、当業者によってよく理解されるであろう。多官能性(メタ)アクリレート化合物(また、アクリレート及び(メタ)アクリレートの両方を指す)の典型的な量は、100重量部のポリアクリレート及びエポキシ成分を基準にして、約0〜約30重量部の多官能性(メタ)アクリレートの範囲である場合があり、好ましい量は、100重量部のポリアクリレート及びエポキシ成分を基準にして、約0.1〜約10重量部の多官能性(メタ)アクリレートの範囲である。この範囲外の量もまた有用である場合があり、何れかの接着剤組成物のための特定の量の架橋剤は、架橋剤の化学的性質、ポリアクリレート及びエポキシ成分の化学的性質、及び硬化及び未硬化接着剤の望ましい性質などの多くの様々な因子に依存する。
【0044】
ポリアクリレート材料を反応または重合させるのに有用であるフリーラジカル光開始剤はよく理解されており、本明細書中で記載したようにそれらの使用及び接着剤中に含有される量も同様である。グラフト剤及び/またはエポキシアクリレート、または多官能性アクリレート架橋剤と組み合わせて、ポリアクリレートを重合させるために有用な典型的なフリーラジカル光開始剤には、ベンゾインメチルエーテルまたはベンゾインイソプロピルエーテルなどのベンゾインエーテル、アニソインメチルエーテルなどの置換ベンゾインエーテル、2,2−ジエトキシアセトフェノン及び2,2−ジメトキシ−2−フェニルアセトフェノンなどの置換アセトフェノン、2−メチル−2−ヒドロキシプロピオフェノンなどの置換アルファ−ケトール、2−ナフタレン−スルホニルクロリドなどの芳香族スルホニルクロリド、1−フェニル−1,2−プロパンジオン−2(o−エトキシカルボニル)オキシムなどの光活性のオキシムなどがある。
【0045】
接着剤組成物の反応、重合、または架橋を引き起こすのに十分である、フリーラジカル光開始剤の有用な量は理解されている。好ましいかまたは代表的な量は、接着剤組成物の合計100重量部の(メタ)アクリレート及びポリアクリレート含有量につき、約0.01〜約5重量部のフリーラジカル開始剤の範囲である場合があり、約0.1〜約1重量部の範囲が好ましい。
【0046】
硬化性接着剤に含有されてもよい他の材料には、モノ−及びポリオール、粘着付与剤、補強剤、及び他の改質剤があり、それらのいくつかは、フリーラジカルまたはカチオン重合性モノマー、オリゴマー、またはポリマーと共重合するか、または単独で重合する場合がある。
【0047】
無溶剤の実施態様がこの発明の範囲内で考えられるが、本発明の接着剤組成物を調製する時に溶剤を用いるのが好ましい。好ましくは有機の代表的な溶剤には、アセトン、メチル−エチル−ケトン、酢酸エチル、ヘプタン、トルエン、シクロペンタノン、メチルセロソルブアセテート、メチレンクロリド、ニトロメタン、メチルホルメート、ガンマ−ブチロラクトン、プロピレンカーボネート、及び1,2−ジメトキシエタン(グライム)などがある。
【0048】
200〜800nmの領域の光を提供する照射源が、本発明による接着剤を硬化するために効率的である。好ましい領域は250〜700nmの間である。適した放射源には、水銀蒸気放電ランプ、炭素アーク、石英ハロゲンランプ、タングステンランプ、キセノンランプ、螢光ランプ、レーザー、日光などがある。重合を引き起こすために必要とされる露光量は、特定のフリーラジカル及びカチオン重合性モノマーの本性及び濃度、露光した材料の厚さ、基材のタイプ、放射線源の強度及び放射線に対応する熱量などの因子に依存する場合がある。
【0049】
硬化性接着剤組成物は、従来の配合方法によって、及び任意に(メタ)アクリレート材料、ポリアクリレート材料、エポキシ、光開始剤、及び何れかの補助剤と反応させることによって調製されてもよい。例えば、米国特許第5,252,694号明細書、第5,897,727号明細書、及び第6,180,200号明細書を参照のこと。概して、上に記載したようなポリアクリレート材料を直接に、記載したエポキシ材料及び架橋剤、開始剤などの硬化性接着剤組成物の他の成分と、本明細書中に記載した有用な量で配合することができる。
【0050】
硬化性接着剤組成物は、グラビアコーティング、カーテンコーティング、スロットコーティング、スピンコーティング、スクリーンコーティング、トランスファーコーティング、ブラシまたはローラコーティングなどがあるがそれらに制限されない何れかの従来の適用方法によって適用されてもよい。硬化する前に典型的には液体の形状の、コーティングされた接着剤層の厚さは、使用された材料の性質、及び望ましい特定の特性に一部は依存しているが、それらの特性及びその特性に対する厚さの関係は、本技術分野においてよく理解されている。未硬化の硬化性接着剤層の典型的な厚さは、約0.05〜約100マイクロメータの範囲である場合がある。
【0051】
接着剤組成物は好ましくは、光学的に透明である。当業者によって理解されるように、光学透明度を多数の異なった方法で測定することができるが、この開示の目的のために、光学透明度をASTM−D1003−95によって測定することができる。このように測定したとき、本発明による好ましい未硬化接着剤が、少なくとも約90%の視感透過率、約2%より小さい曇り、及び約1%より小さい不透明度を示す。硬化した時に、ASTM−D1003−95によって測定した場合の硬化した接着剤の光学透明度が、同じ範囲であることがある。
【0052】
視感透過率を積層体について測定するとき、接着剤が存在していない要素と比較して、硬化性接着剤組成物の好ましい特性は多層物品、例えば、積層体の視感透過率の低下に寄与しないので、最も透過性の基材を基準として用いて前記透過率を記録することができる。例えばガラス/接着剤/フィルム積層体については、ガラスを基準として用いることができ(すなわち、ガラスを通しての透過率を100%の透過率として設定することができる)、積層体の透過率のパーセントは、ガラスだけの透過率のパーセントに対してである場合がある。
【0053】
好ましい接着剤が接着剤の有効寿命にわたって有用な光の透過率(光学的透過率)を維持することができ、又、確実な結合強さを維持することができ、離層または気泡発生を抑えるか、または回避して、有効寿命にわたって多層製品の要素間の光学透明度を維持することができる。かかる安定性及び光の透過率の保持を促進老化試験によって測定することができ、それによって、任意に1つまたは2つの他の材料に接着した接着剤試料を、一定時間の間、任意に高湿度条件で、高温に暴露する。本発明の好ましい接着剤は、以下のように促進老化試験の後にそれらの光学透明度を維持することができる。すなわち、促進老化のためにオーブン内で硬化した接着剤を500時間、90℃で老化させた後に、硬化及び老化した接着剤の視感透過率が90%より大きい場合があり、硬化及び老化した接着剤の曇りが2%より小さい場合があり、硬化及び老化した接着剤の不透明度が1%より小さい場合がある。90℃のオーブンの湿度は制御されていず、オーブンの内部空間について周囲湿度であり、90℃において相対湿度は概して、10または20パーセントより低い場合がある。
【0054】
あるいは、異なった促進老化試験を用いて、500時間、温度及び湿度制御を有するオーブン内で80℃及び90%の相対湿度において、硬化した接着剤を促進老化した後、(T%及び曇りについて)ASTM D1003−95によって測定したとき、硬化及び老化した接着剤の視感透過率が90%より大きい場合があり、硬化及び老化した接着剤の曇りが2%より小さい場合があり、硬化及び老化した接着剤の不透明度が1%より小さい場合がある。
【0055】
光学的に透明である接着剤は、いろいろな光学成分、光学素子、及び光学製品の成分を互いに接着するのに有用であることがある。より一般的には、前記接着剤は、何れのタイプの製品をも互いに接着するのに有用であることがあり、製品が光学的に透過性の、好ましくは光学的に透明な接着剤を必要とするかまたは有利である場合、特に有用である。
【0056】
光学素子には、コンピュータ用のスクリーンまたは他のディスプレイ、偏光層、反射層、及び赤外線反射性の光学的に透明な層などの反射層、選択的に反射性の層など、かかるスクリーンの成分、偏光または反射する場合があるウインドー用のコーティング、他の部分的または完全反射性の光学透過性製品など、光学効果または光学適用を有する物品及び製品がある。
【0057】
光学素子の例には、接着剤を使用して光学材料の1つ以上の異なった層を互いに接着する光学素子、典型的には、少なくとも部分的に光学透過性、反射性、偏光性、または光学的に透明である層またはフィルム、などがある。光学素子は典型的には、ポリマー、ガラス、金属または金属化ポリマーの、または当該の接着剤または別の接着剤、例えば、別の感圧接着剤または構造接着剤の何れか1つ以上であってもよい、異なった材料の多くの異なった層を含有する。又、これらの材料の1つ以上が、可撓性、剛性、強度、または支持などの望ましい物理的特性を提供する場合があり、または反射性、部分反射性、反射防止性、偏光性、異なった波長に対して選択的に透過性または反射性の1つ以上であってもよく、典型的には、光学素子内で機能するように十分に光学的に透過性である。かかる層を、ポリマー、ガラス、または金属である材料などの周知の光学材料から、又、接着剤の層から作製することができる。これらの材料または層の何れか1つ以上が、脆い層、ガス放出層、または低水蒸気透過層であってもよい(以下を参照のこと)。
【0058】
光学素子を支持するために含有されてもよい硬質層の例には、ガラスまたはポリカーボネート、ポリアクリレート、ポリエステルなどの硬質ポリマー材料がある。しばしば、かかる硬質ポリマー材料は、特に比較的厚いとき(比較的小さい寸法とは対照的に、例えばミリメートルまたはセンチメートルの範囲)、ガス放出の特性を示すことがある。これは、光学製品及び光学素子においてよく知られた、厄介な問題である。ガスを通過させないがガスに対するバリアとして作用する層にガス放出層が接着され、接着境界面にガスが集まり、気泡発生または離層、接着強さの低下、または透明度の低下をもたらす場合、このガス放出問題が重大になることがある。本発明の接着剤は、改善された結合強さ及び安定性を提供し、このため、接着剤を使用してガス放出層を低水蒸気透過層に接着する場合でも、かかる気泡発生または離層を除く。
【0059】
ガス放出層の具体例には、ポリカーボネート、例えば、約1mmまたは3mm以上のあらゆる範囲の厚さを有するポリカーボネートなど、ポリアクリレート、例えば少なくとも1〜3mm以上のあらゆる厚さを有するポリメチルメタクリレートなどがある。
【0060】
低水蒸気透過率を有すると考えられる材料もまた周知であり、理解されており、水蒸気に対するバリアとして有効に作用することができる特定のコーティングを備えても備えなくてもよいポリマーフィルムなど、フィルムの特定の化学的性質及び構造を備える。特定の光学製品構造の離層、気泡発生、結合強さの低下、または透明度の低下を引き起こすことがある水蒸気透過率の閾値は、ガス放出層の組成及びそれが生じるガスの量、使用条件及び接着剤の組成及び全強度、結合性及び安定性などの様々な因子に依存する。例として、30グラム(1平方メートル×24時間)以下の水蒸気透過率を有するフィルム材料が、(ASTME96−80によって測定したとき)低水蒸気透過材料であると考えることができる。かかる材料が、使用する間に不安定な接着層、気泡発生、離層、または透明度の低下を引き起こすかどうかは、接着剤の本性及び接着剤が接着される材料の本性などの因子に依存する。低水蒸気透過率を示すと考えられる材料の他の例は、(ASTM E96−80によって測定したとき)約20グラムより小さい(1平方メートル×24時間)透過率、特に、約10グラムまたは5グラムよりも小さい(1平方メートル×24時間)透過率を有する場合がある。
【0061】
低水蒸気透過率フィルムの例には、それらの反射防止または導電性特性のために(例えば、EMIシールド用に)光学素子中で用いられる金属化フィルムがある。金属化フィルムには、金属または金属材料で部分的にまたは完全にコーティングされる表面を備えるポリエチレンテレフタレート(PET)または他のポリマー材料などのフィルムがある。更に別の具体例には、米国特許第6,277,485号明細書(その特許の内容の全てを本願明細書に引用したものとする)第13欄及び14欄に記載されているような多層AR(反射防止)フィルムがある。別の低水蒸気透過材料には、米国特許第6,049,419号明細書(その内容の全てを本願明細書に引用したものとする)に記載されているようなミクロ層フィルムのクラスがあり、それらの何れも、反射性、部分反射性、または別の仕方で光学的に有用であることがある。特定のコーティングされていないポリマーフィルムでも、それらの厚さ及び構造に依存して、低水蒸気透過率を示すことがある。十分な厚さのかかるポリマー材料が、水蒸気の流れを本質的に低減または防ぎ、ポリマーの水蒸気バリアとして作用することが可能である。1つの例は、バージニア州、ホープウェルのインペリアル・ケミカル・インダストリーズ・フィルム(Imperial Chemical Industries Films(Hopewell,VA))製のICI617などの約127μmの厚さのポリエチレンテレフタレートフィルムである。
【0062】
光学素子に有用な他の材料には、脆い、または損傷を受けやすい材料のフィルムまたは層を挙げることができる。脆いフィルムが、安定性のない、例えば熱的に安定性のない材料である場合があり、感水性または感湿性であり、または不十分な結合性または構造強度を有し、容易に引き割れたり、裂けるか、または伸張されて形がくずれる。安定性のない材料は、高温または高湿度条件に暴露される時に、例えば、収縮するか、または別の仕方で劣化する場合があり、または容易に裂けるか、または伸張する場合がある。脆い材料の1つのタイプの例は、特定の最低温度または湿度条件に暴露される時に収縮する場合がある、KE偏光子などの感熱性または感湿性材料である。KE偏光子は、概して、例えばとりわけ米国特許第3,914,017号明細書及び第5,666,223号明細書(その内容の全てを本願明細書に引用したものとする)に記載された、光学材料技術に周知である偏光材料である。これらの偏光材料は一般に薄い(例えば、偏光フィルムとして分子を配向させるために伸張された、ポリビニルアルコール成分から作製された約15μm〜約35μmのフィルム)。その材料及び方法は、光学製品パーツの当業者にはよく理解されている。本明細書中に記載したエポキシ成分及びポリアクリレートの接着剤をKE偏光子の表面に接着し、硬化してもよく、硬化した接着剤は、かかる温度または湿度以上において、偏光子の構造安定性を助けるかまたは維持し、例えば、KE偏光子が収縮するのを防ぐ。又、接着剤を何れかの他の脆い材料に適用し、構造結合性を提供して引き割れたり、裂けるか、または伸張の可能性を予防または低減させることができる。同様に、接着剤を使用して脆い材料を別の材料に、例えば、光学素子の別の成分に接着することができる。
【0063】
本発明は、記載したポリアクリレート及びエポキシ成分の接着剤を使用して、上に記載したまたは他のガス放出材料の何れかを、上に記載したまたは他の低水蒸気透過材料の何れかに接着し、好ましくは、光学透過性の多層物品内に光学的に透明な且つ環境的に安定した接着を形成することについて考察する。本発明はまた、記載した接着剤を、例を挙げたKE偏光子などの何れかの脆い材料に接着することについて考察する。かかる脆い材料上の接着剤の目的は、何れかの場合、単に、脆い材料を使用するための支持及び結合性を提供することであることがある。ポリアクリレート及びエポキシ成分の接着剤を、脆い材料の一方の面、または脆い材料の2つの面に付着させることができる。光学素子を作るために本明細書中に記載した材料の何れをも含めるがそれらに制限されない、偏光子層に対して有用である他の材料もまた、記載した接着剤で脆い材料に接着することができる。
【0064】
図1〜図4に示すような、本発明によって作製された多層光学製品の特定の典型的な実施態様を以下に記載する。これらの実施態様は、記載した硬化性接着剤を何れかの適用、特に、光学透明度が望ましい適用に使用する本明細書中に記載した、比較的広い範囲の発明を具体的に示す。
【0065】
図1は、硬化性接着剤を用いてガス放出層に接着された低水蒸気透過フィルムを含む、本発明による光学素子の実施態様を示す。図を参照すると、光学素子2が、本明細書に記載したように、ポリアクリレート成分とエポキシ成分とを含む光学透過性接着剤8を用いて低水蒸気透過フィルム6に接着されたガス放出層4を備える。ガス放出層4は、硬質ポリカーボネートまたはポリアクリレートなど、本明細書中に記載した、何れのガス放出層であってもよく、低水蒸気透過フィルムが、本明細書中に記載した何れのフィルムであってもよい。ガス放出層4は、厚さ4.4mmのポリカーボネートであるか、または厚さ3.0mmのアクリルであってもよく、低水蒸気透過フィルム6がARフィルムであってもよい。あるいは、低水蒸気透過フィルム6は、米国特許第5,360,659号明細書(その内容の全てを本願明細書に引用したものとする)に記載されているような、光学的に透明な赤外線反射フィルムなどの選択的透過率を有するミクロ層フィルムなど、IRフィルム(すなわち、赤外線反射フィルム)であってもよい。
【0066】
図2は、硬化した接着剤によって支持された脆いフィルムからなる、本発明による光学素子の実施態様を示す。図2を参照すると、多層物品10が、脆い層12と、脆い層12の表面の上の少なくとも1つの硬化した接着剤層14と、を備える。接着剤層は、本明細書に記載したようなポリアクリレート及びエポキシ成分層である。任意の接着剤層16を、脆い層12の反対側の表面の上に設けることができ、その接着剤層は、本明細書中に記載したエポキシ成分及びポリアクリレートの接着剤であるか、または他の何れかのタイプの構造接着剤または感圧接着剤であってもよい。脆い層が、上に記載したKE偏光子などの偏光子、または他の何れかのタイプの脆いフィルムまたは材料である場合がある。接着剤層の厚さは、構造強度を提供するか、または別の材料への接着を提供するのに十分である場合がある。任意に、図には示さないが、接着剤層の何れかが、光学素子の別の材料など、別の基材に脆い材料を接着してもよい。(例えば、図3及び図4を参照のこと。)
【0067】
図3は、本発明による偏光光学素子の実施態様を示す。図3は、LCDガラス層22、感圧接着剤層24、KE偏光層26、ポリアクリレート及びエポキシ成分接着剤層28(本明細書中に記載したような)、及び半透過性フィルムである層30、を備える偏光光学素子20を示す。
【0068】
図4は、本発明による別の偏光光学素子の実施態様を示す。図4が、PET層42、接着剤層44及び46、KE偏光層48、PC位相差層50、感圧接着剤層52、及びLCDガラス層54を含む光学素子40を示す。接着剤層44及び46の少なくとも1つ、及び任意に両方が、本明細書中に記載したポリアクリレート及びエポキシ成分接着剤層である。第2の層もまた、かかるポリアクリレート及びエポキシ成分接着剤であるか、または異なった感圧接着剤または構造接着剤であってもよい。
【0069】
本発明は更に、硬化性接着剤の使用方法に関するものであり、例えば、硬化性接着剤を基材上に分配し、任意に、硬化性接着剤を多層物品の異なった層など、別の材料と接触させ、後に接着剤を硬化させる。発明の方法の典型的な工程には、接着剤を剥離ライナー上に配置すること、アクリレートモノマーまたはポリアクリレート成分の接着または重合もしくは硬化反応において任意の溶剤を任意に乾燥させること、及びエポキシ成分の硬化、またはハイブリッド接着剤を用いる多層物品の作製において使用することが周知である他の工程、技術、または方法を挙げることができる。
【0070】
本発明は更に、フィルムまたは他の材料、特に脆い材料の上に保護コーティングを形成する方法に関するものであり、接着剤をフィルムの片面または両面の上に分配するか、または代わりに、接着剤を剥離ライナー上に分配し、フィルムの片面または両面の上に積層し、次いで接着剤を硬化して片面または両面の上に不粘着性の保護コーティングを形成する。これは、特定の感熱性偏光材料などの脆いフィルムに対して特に有用である。
【0071】
本明細書に記載した接着剤を、本発明の重要な実施態様において、光学的に透明な成分及び光学素子の作製に有用であると一般に理解されている方法において用いてもよい。光学素子の典型的な作製方法には、とりわけ、米国特許第5,897,727号明細書、第5,858,624号明細書、及び第6,180,200号明細書(その内容の全てを本願明細書に引用したものとする)に示された方法がある。未硬化接着剤組成物は典型的には、液体感圧接着剤に対して一般に有用な方法によってコーティングまたは適用することができる、例えば、剥離ライナー上にコーティングすることができる、液体の形である。溶剤を用いる場合、溶剤を、コーティングされた接着剤から後に除去することができる。有用な次の工程の例は、典型的には積層によって、基材上に未硬化接着剤によってコーティングされた接着剤を転写することである。
【0072】
典型的な剥離ライナーは周知であり、市販されており、バージニア州、マーティンズビルのCPフィルム(CP Film(Martinsville,VA))から入手できるT−30ライナーなど、シリコーン、フルオロカーボンなどの剥離剤でコーティングされた紙及びフィルムライナーがある。
【0073】
本発明の特定の実施態様において、次いで、接着剤が脆い材料などの別の材料を支持することが意図される場合、接着剤を次の工程において硬化させることができる。
【0074】
本発明の他の実施態様において、接着剤支持基材を別の材料と接触させることができる。この工程を、積層によって、または別の仕方で達成することができる。別の材料と接触させた後に、接着剤を硬化させることができる。
【実施例】
【0075】
これらの実施例は説明に役立てる目的だけのためであり、添付した特許請求の範囲を制限することを意図するものではない。特に指示しない限り、本明細書の実施例及び他の部分のすべての部、パーセンテージ、比などは重量に基づいている。
【0076】
【表1】
【0077】
【表2】
【0078】
試験方法
視感透過率及び曇り
メリーランド州、シルバースプリングのBYK−ガードナー社(BYK−Gardner Inc.(Silver Springs,MD))製のTCSプラススペクトロフォトメータ(TCS Plus Spectrophotometer)を用いて、American Society for Testing and Measurement(ASTM)試験方法D1003−95(「透明プラスチックの曇り及び視感透過率の標準試験」)によってすべての試料の視感透過率及び曇りを測定した。試料の調製の詳細を本明細書に記載する。
【0079】
不透明度の測定
曇り及び視感透過率の測定のために用いた同じ試料を、不透明度の測定のために用いた。標準寸法反射率ポート(25mm)を取り付けたBYKガードナーTCSプラススペクトロフォトメータを不透明度の測定のために用い、拡散反射率(正反射を除外した)を測定した。望ましい光学特性の値は、不透明度<1%である。
【0080】
促進老化試験
コーティングされて硬化された積層構造の老化特性を試験するためにいくつかの異なった老化プロトコルを用いた。1つのプロトコルは、積層体を500時間、90℃のオーブン内に置くことによって実施され、「90℃/500時間試験」と呼ばれる。別のプロトコルは、80℃において制御された湿度、90%の相対湿度を有するオーブン内に500時間、積層体を配置することによって実施され、「80℃/90%RH/500時間試験」と呼ばれる。密接に関連した試験プロトコルは、7日間、85℃(「85℃/7日試験」)、7日間、80℃、90%相対湿度(「80℃/90%RH/7日試験」)である。すべての試験プロトコルの結果は、目視観察または上に記載した光学試験方法を使用して、試料の光学特性が維持されるかどうか調べることによって確認される。データは、試料が、目視観察した時にその光学透明度を保持する場合、「合格」と記載されるか、または気泡が接着剤の接着剤層に存在している場合、「気泡」と記載され、そうでなければ、上に記載した試験方法を用いて得られた光学データが示される。
【0081】
基準光学特性
基材のARフィルム、PET、ガラス顕微鏡スライド、PMMAプレート、IRフィルム及びポリカーボネートプレートの光学特性を、これらの基材が積層体において用いられる場合の基準点として視感透過率、曇り及び不透明度について試験した。これらの値を表Aに示す。
【0082】
【表3】
【0083】
MVTR試験
ASTM E96−80「材料の水蒸気透過率の標準試験方法(Standard Test methods for Water Vapor Transmission of Materials)」、浸水法(water method)に従って、水蒸気透過率試験を実施した。試験温度は40℃であり、試験室内の相対湿度は20%であった。結果を表Bに示す。
【0084】
【表4】
【0085】
ポリアクリレート合成試料
ポリアクリレートA
溶剤ベースの感圧接着剤を、57.5部のIOA、35部のMA及び7.5部のAAを用いて従来のラジカル熱重合方法によって調製した。PSAは、固形分約26%の酢酸エチル/トルエン溶液であった。
【0086】
ポリアクリレートB
溶剤ベースの感圧接着剤を、81部のMA及び19部のBAを用いて従来のラジカル熱重合方法によって調製した。PSAは、固形分約25%の酢酸エチル溶液であり、0.71の固有粘度を有した。
【0087】
実施例1−7及び比較例C1−C2
接着剤の調製
褐色のガラス反応容器中に第1表に示した量のアントラセン、ロードルシル(RHODORSIL)2074及び酢酸エチルを入れた。固体のすべてを溶解したとき、ポリアクリレートAを添加し、得られた混合物を十分に混合した。この混合物に、第1表に示した量のエポン(EPON)828またはERL 4221及びTTEを添加した。
【0088】
【表5】
【0089】
積層体の作製
混合した後に、この溶液をARフィルムの非金属化面にコーティングし、10分間、70℃で乾燥させ、厚さ37.5μmの乾燥PSAテープを得た。このPSAテープ試料を、ポリカーボネートプレート、PMMAプレートまたはガラス顕微鏡スライド上に積層した。24時間停滞させた後、これらの積層体を、約1J/cm2の全UVA(320−390nm)線量のために以下の条件、すなわち、フュージョン「D」バルブ、300ワット/インチ、50フィート/分、2回の工程、でフュージョンUV硬化装置によって(ARフィルムを通して)照射した。照射した後に、一切の老化試験を実施する前に、これらの試料を少なくとも24時間、周囲温度で保管した。
【0090】
光学特性の試験
ARフィルム/接着剤/ガラス顕微鏡スライド積層体を、上に記載した試験方法によって、視感透過率、曇り及び不透明度について試験した。光学データを第2表に示す。
【0091】
【表6】
【0092】
老化試験
ARフィルム/接着剤/ポリカーボネートプレート、ARフィルム/接着剤/ガラス顕微鏡スライド及びARフィルム/接着剤/PMMAプレートの積層体を、上に記載した試験プロトコルを用いて老化させた。これらの結果及び試験条件の詳細を第3表〜第6表に示す。
【0093】
【表7】
【0094】
【表8】
【0095】
【表9】
【0096】
【表10】
【0097】
実施例8−11及び比較例C3
接着剤の調製
褐色のガラス反応容器中に第7表に示した量のアントラセン、ロードルシル2074、イルガキュア(Irgacure)651及び酢酸エチルを入れた。固体のすべてを溶解したとき、ポリアクリレートAを添加し、得られた混合物を十分に混合した。この混合物に、第7表に示した量のABP、TMPTA、エポン828及びTTEを添加した。
【0098】
【表11】
【0099】
積層体の作製
混合した後に、この溶液をARフィルムの非金属化面にコーティングし、10分間、70℃で乾燥させ、厚さ37.5μmの乾燥PSAテープを得た。このPSAテープ試料を、ポリカーボネートプレート、PMMAプレートまたはガラス顕微鏡スライド上に積層した。24時間停滞させた後、これらの積層体を、約1J/cm2の全UVA(320−390nm)線量のために以下の条件、すなわち、フュージョン「D」バルブ、300ワット/インチ、50フィート/分、2回の工程、でフュージョンUV硬化装置によって(ARフィルムを通して)照射した。照射した後に、一切の老化試験を実施する前に、これらの試料を少なくとも24時間、周囲温度で保管した。
【0100】
光学特性の試験
ARフィルム/接着剤/ガラス顕微鏡スライド積層体を、上に記載した試験方法によって視感透過率、曇り及び不透明度について試験した。光学データを第8表に示す。
【0101】
【表12】
【0102】
老化試験
ARフィルム/接着剤/ポリカーボネートプレート、ARフィルム/接着剤/ガラス顕微鏡スライド及びARフィルム/接着剤/PMMAプレートの積層体を、上に記載した試験プロトコルを用いて老化させた。これらの結果及び試験条件の詳細を第9表〜第12表に示す。
【0103】
【表13】
【0104】
【表14】
【0105】
【表15】
【0106】
【表16】
【0107】
実施例12−14
接着剤の調製
褐色のガラス反応容器中に第13表に示した量のイルガキュア651及び酢酸エチルを入れた。固体のすべてを溶解したとき、ポリアクリレートAを添加し、得られた混合物を十分に混合した。この混合物に、第13表に示した量のエベクリル1561、またはエポン828またはERL4221の何れか、TTE、CD1012及びベンゾフェノン(BZP)を添加した。
【0108】
【表17】
【0109】
積層体の作製
混合した後に、実施例12の溶液をARフィルムの非金属化面にコーティングし、10分間、70℃で乾燥させ、厚さ37.5μmの乾燥PSAテープを得た。このPSAテープ試料を、ガラス顕微鏡スライド上に積層した。24時間停滞させた後、これらの積層体を、約1J/cm2の全UVA(320−390nm)線量のために以下の条件、すなわち、フュージョン「D」バルブ、300ワット/インチ、50フィート/分、2回の工程、でフュージョンUV硬化装置によって(ARフィルムを通して)照射した。照射した後に、一切の老化試験を実施する前に、これらの試料を少なくとも24時間、周囲温度で保管した。
【0110】
実施例12−14の接着剤溶液をT−30剥離ライナー上にコーティングし、10分間、70℃で乾燥させ、厚さ37.5μmの乾燥PSAフィルムを得た。このPSAフィルムを、PTC21フィルムの非金属化表面に積層した。剥離ライナーを除去し、PSA構造体をポリカーボネートプレート上に積層した。これらの積層体を、約1.0J/cm2の全UVA(320−390nm)線量のために以下の条件、すなわち、フュージョン「D」バルブ、300ワット/インチ、50フィート/分、2回の工程、でフュージョンUV硬化装置によって(PTC21フィルムを通して)照射した。照射した後に、一切の老化試験を実施する前に、これらの試料を少なくとも24時間、周囲温度で保管した。
【0111】
光学特性の試験
実施例12のARフィルム/接着剤/ガラス顕微鏡スライド積層体を、上に記載した試験方法によって視感透過率、曇り及び不透明度について試験した。光学データを第14表に示す。
【0112】
【表18】
【0113】
老化試験
PCT21フィルム/接着剤/ポリカーボネートプレートの積層体を、上に記載した試験プロトコルを用いて老化させた。これらの結果及び試験条件の詳細を第15表に示す。
【0114】
【表19】
【0115】
実施例15及び比較例C4
接着剤の調製
褐色のガラス反応容器中に第16表に示した量のロードルシル2074またはCD1012、イルガキュア651及びポリアクリレートBを入れた。この混合物に、第16表に示した量のABP、TMPTA、エポン828、ERL4221及びTTEを添加した。
【0116】
【表20】
【0117】
積層体の作製
混合した後に、この溶液をARフィルムの非金属化面にコーティングし、10分間、70℃で乾燥させ、厚さ37.5μmの乾燥PSAテープを得た。このPSAテープ試料を、ポリカーボネートプレートまたはガラス顕微鏡スライド上に積層した。24時間停滞させた後、これらの積層体を、約1J/cm2の全UVA(320−390nm)線量のために以下の条件、すなわち、フュージョン「D」バルブ、300ワット/インチ、50フィート/分、2回の工程、でフュージョンUV硬化装置によって(ARフィルムを通して)照射した。照射した後に、一切の老化試験を実施する前に、これらの試料を少なくとも24時間、周囲温度で保管した。
【0118】
光学特性の試験
ARフィルム/接着剤/ガラス顕微鏡スライド積層体を、上に記載した試験方法によって、視感透過率、曇り及び不透明度について試験した。光学データを第17表に示す。
【0119】
【表21】
【0120】
老化試験
ARフィルム/接着剤/ポリカーボネートプレートの積層体を、上に記載した試験プロトコルを用いて老化させた。これらの結果及び試験条件の詳細を第18表に示す。
【0121】
【表22】
【0122】
実施例16−21及び比較例C5
実施例1−6及び比較例C4に記載した接着剤試料を用いて、多層積層体を作製した。接着剤溶液をT−30剥離ライナー上にコーティングし、10分間、70℃で乾燥させ、厚さ37.5μmの乾燥PSAフィルムを得た。このPSAフィルムを、HB3/ボスティク(Bostik)接着剤/KEフィルムを備える予備作製した構造体のKE表面に積層した。剥離ライナーを除去し、PSA構造体をポリカーボネート位相差フィルム上に積層した。これらの積層体を、約1J/cm2の全UVA(320−390nm)線量、約0.7J/cm2のUVB(280−320nm)線量、のために以下の条件、すなわち、フュージョン「D」バルブ、300ワット/インチ、50フィート/分、2回の工程、でフュージョンUV硬化装置によって(ポリカーボネート位相差フィルムを通して)照射した。照射した後に、ポリカーボネート位相差フィルム上に更に、ソーケン1885PSA〜ガラス顕微鏡スライドを用いて積層した。一切の老化試験を実施する前に、これらの試料を少なくとも24時間、周囲温度で保管した。次いで、上に記載した試験方法を用いて積層体を老化させ、結果を第19表に示す。
【0123】
【表23】
【0124】
実施例22−24
実施例4、5、及び7に記載された接着剤試料を用いて、KEフィルム上に保護コーティングを作製した。接着剤溶液をT−30剥離ライナー上にコーティングし、10分間、70℃で乾燥させ、厚さ50.8μmの乾燥PSAフィルムを得た。このPSAフィルムの2つの試料をKEフィルムの各面に積層し、剥離ライナー/接着剤/KEフィルム/接着剤/剥離ライナーの積層体を形成した。積層体を、各面について約1J/cm2の全UVA(320−390nm)線量のために、フュージョンUV硬化装置、「D」バルブで、50フィート/分、各面について2回、(剥離ライナーを通して)照射した。剥離ライナーを24時間後に、硬化した接着剤から除去した。次いで、硬化した接着剤/KEフィルム/硬化した接着剤の積層体を、上に記載した試験方法を用いて500時間、老化させ、結果を第20表に示す。
【0125】
【表24】
【0126】
実施例25
実施例5に記載した接着剤試料を使用して、IRフィルムを有する積層体を作製した。接着剤溶液をIRフィルム上にコーティングし、10分間、70℃で乾燥させ、厚さ38.1μmの乾燥PSAテープをを得た。このPSAテープ試料をポリカーボネートプレートあるいはPMMAプレート上に積層した。24時間停滞させた後、これらの積層体を、約1J/cm2の全UVA(320−390nm)線量のために以下の条件、すなわち、フュージョン「D」バルブ、300ワット/インチ、50フィート/分、2回の工程、でフュージョンUV硬化装置(IRフィルムを通して)照射した。照射した後に、一切の老化試験を実施する前に、これらの試料を少なくとも24時間、周囲温度で保管した。次いで、積層体を500時間、上に記載した試験方法を用いて老化させ、結果を第21表及び第22表に示す。
【0127】
【表25】
【0128】
【表26】
【図面の簡単な説明】
【0129】
【図1】ガス放出層と低水蒸気透過層とを含む、本発明による光学素子の実施態様を示す断面図である。
【図2】硬化した接着剤によって支持された脆いフィルムからなる、本発明による光学素子の実施態様を示す断面図である。
【図3】本発明による偏光光学素子の実施態様を示す断面図である。
【図4】本発明による偏光光学素子の実施態様を示す断面図である。
Claims (41)
- ポリアクリレート成分と、
エポキシ成分と、
カチオン開始剤と、を含む硬化性接着剤組成物であって、
前記未硬化の接着剤が光学的に透明であり、
前記組成物の視感透過率が90%より大きく、
前記組成物の曇りが2%より小さく、
前記組成物の不透明度が1%より小さく、
前記未硬化の硬化性接着剤が硬化して相互貫入高分子網目を含む接着剤を形成することができ、
前記硬化した接着剤を500時間、90℃で老化させた後、
前記硬化及び老化した接着剤の視感透過率が90%より大きく、
前記硬化及び老化した接着剤の曇りが2%より小さく、
前記硬化及び老化した接着剤の不透明度が1%より小さい、硬化性接着剤組成物。 - 500時間、80℃及び90%の相対湿度で老化させた後に、
前記硬化及び老化した接着剤の視感透過率が90%より大きく、
前記硬化及び老化した接着剤の曇りが2%より小さく、
前記硬化及び老化した接着剤の不透明度が1%より小さい、請求項1に記載の接着剤組成物。 - 前記硬化した接着剤が単一相からなる、請求項1に記載の接着剤組成物。
- 前記未硬化接着剤が、反応して前記ポリアクリレート成分を前記エポキシ成分に化学結合する化学官能性を備える、請求項1に記載の接着剤組成物。
- 前記ポリアクリレート成分が、前記エポキシ成分と反応性である基を含む、請求項1に記載の接着剤組成物。
- 前記ポリアクリレート成分が、ヒドロキシ基及びカルボン酸基からなる群から選択される反応性基を含む、請求項5に記載の接着剤組成物。
- 前記硬化した接着剤が、相互反応した相互貫入高分子網目を含む、請求項1に記載の接着剤組成物。
- 前記ポリアクリレート成分が、アクリレート、メタクリレート、アクリル酸、及びメタクリル酸の群から選択されるフリーラジカル重合性モノマーから誘導されるポリマーである、請求項1に記載の接着剤組成物。
- 前記ポリアクリレート成分が、アクリル酸モノマーから誘導されたポリマーである、請求項1に記載の接着剤組成物。
- 芳香族及び脂環式エポキシ成分からなる群から選択されるエポキシ成分を含む、請求項1に記載の接着剤組成物。
- 前記カチオン開始剤が光活性化カチオン開始剤を含む、請求項1に記載の接着剤組成物。
- 前記光活性化カチオン開始剤が、ヨードニウム塩、スルホニウム塩、及びそれらの混合物からなる群から選択される、請求項11に記載の接着剤組成物。
- 光増感剤を含む、請求項1に記載の接着剤組成物。
- ベンゾインエーテル、置換ベンゾインエーテル、置換アセトフェノン、置換アルファ−ケトール、芳香族スルホニルクロリド、光活性オキシム、及びそれらの混合物からなる群から選択されるフリーラジカル光開始剤を含む、請求項1に記載の接着剤組成物。
- グラフト剤を含む、請求項1に記載の接着剤組成物。
- 前記グラフト剤が4−アクリルオキシベンゾフェノンである、請求項15に記載の接着剤組成物。
- エポキシアクリレート化合物を含む、請求項15に記載の接着剤組成物。
- 架橋剤を含む、請求項15に記載の接着剤組成物。
- 前記架橋剤が、多官能性アクリレートまたは(メタ)アクリレートを含む、請求項18に記載の接着剤組成物。
- 前記架橋剤が、ヘキサンジオールジアクリレート、トリメチロールプロパントリアクリレート、及びそれらの混合物からなる群から選択される、請求項18に記載の接着剤組成物。
- 合計100重量部のエポキシ及びポリアクリレートにつき約5〜約55重量部のエポキシを含む、請求項1に記載の接着剤組成物。
- 100重量部のエポキシ及びポリアクリレートにつき約10〜約50重量部のエポキシを含む、請求項1に記載の接着剤組成物。
- ポリアクリレート成分とエポキシ成分とを含む相互貫入高分子網目を含む硬化した接着剤組成物を含み、前記接着剤組成物が光学的に透明であり、前記接着剤組成物が低水蒸気移動層をガス放出層に結合する多層アセンブリ。
- 前記ガス放出層が、ポリカーボネート及びポリ(メチルメタクリレート)からなる群から選択される材料を含む、請求項23に記載のアセンブリ。
- 500時間、90℃で、または500時間、80℃及び90%の相対湿度で老化させた後に、ガス放出層と低水蒸気移動層との間の結合が剥離または気泡発生せず、前記光学製品が光学的に透明なままであり、
前記光学製品の視感透過率が90%より大きく、
前記光学製品の曇りが2%より小さく、
前記光学製品の不透明度が1%より小さい、請求項24に記載のアセンブリ。 - 前記低水蒸気移動層が金属化ポリマーフィルムを含む、請求項24に記載のアセンブリ。
- 前記低水蒸気移動層が、(1平方メートル×24時間)につき約30グラムより小さい水蒸気透過率を有する、請求項24に記載のアセンブリ。
- ポリエチレンテレフタレート層の表面に前記接着剤組成物によって付着された硬質ポリカーボネート層を含む反射防止光学素子を含み、前記ポリエチレンテレフタレート層の反対側の表面がインジウムスズ酸化物と酸化ケイ素との多数の交互層でコーティングされる、請求項24に記載のアセンブリ。
- 前記接着剤組成物が、相互反応した相互貫入高分子網目を含む、請求項24に記載のアセンブリ。
- 前記低水蒸気移動層が赤外線反射フィルムを含む、請求項24に記載のアセンブリ。
- ポリマーフィルム層の表面に前記接着剤組成物によって付着された硬質ポリカーボネート層を含む導電性光学素子を含み、前記ポリマーフィルム層の反対側の表面が導電性層でコーティングされる、請求項23に記載のアセンブリ。
- ポリアクリレート成分とエポキシ成分とを含む相互貫入高分子網目を含む硬化した接着剤組成物を含み、前記接着剤組成物が光学的に透明であり、前記接着剤組成物に付着された脆い層を含む多層アセンブリ。
- 前記硬化した接着剤組成物が前記脆い層に構造用支持体を提供する、請求項32に記載のアセンブリ。
- 前記脆い層が、配向ポリビニルアルコールを含む偏光層である、請求項32に記載のアセンブリ。
- 偏光子の第2の表面に付着された第2の接着剤を更に含む、請求項34に記載のアセンブリ。
- 前記第2の接着剤が、ポリアクリレート成分とエポキシ成分とを含む相互貫入高分子網目を含む光学的に透明な硬化した接着剤である、請求項35に記載のアセンブリ。
- ポリアクリレート成分とエポキシ成分とを含む相互貫入高分子網目を含む光学的に透明な硬化した接着剤に両面を接着された脆い偏光子からなる、請求項34に記載のアセンブリ。
- ポリカーボネート材料に表面を接着された脆い偏光子と、
前記脆い偏光子の第2の表面に接着剤によって接着されたポリエチレンテレフタレートフィルムと、を含み、
前記接着剤の少なくとも1つが、ポリアクリレート成分とエポキシ成分とを含む相互貫入高分子網目を含む光学的に透明な硬化した接着剤である、請求項32に記載のアセンブリ。 - 前記ポリカーボネートが、感圧接着剤を用いてガラスに接着される、請求項38に記載のアセンブリ。
- ポリアクリレート成分と、
エポキシ成分と、
カチオン開始剤と、
溶剤と、を含む硬化性接着剤組成物を剥離ライナー上にコーティングする工程と、
前記硬化性接着剤組成物を乾燥させて前記溶剤を除去する工程と、
前記硬化性接着剤組成物を基材上に積層する工程と、
前記開始剤を活性化させて前記接着剤組成物を硬化する工程と、を含む、多層物品の作製方法。 - ポリアクリレート成分と、
エポキシ成分と、カチオン開始剤と、を含む硬化性接着剤組成物を脆い光学素子の表面に適用する工程と、前記接着剤組成物を硬化する工程と、を含む、脆い光学素子に構造用支持体を提供する方法。
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