JP2005314104A - 糸継ぎ装置およびハンディー型スプライサー - Google Patents

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Abstract

【課題】糸継ぎされる二本の糸の糸端を同じ方向に向けて揃えた状態で糸継ぎする糸継ぎ装置であり、連続的な糸継ぎに際しても、糸継ぎされる継ぎ目部分をより縮小化するとともに、継ぎ長さ調整を図って、当該継ぎ目部分を均一的に確実に形成可能な糸継ぎ装置およびハンディー型スプライサーを提供すること。
【解決手段】糸継ぎされる二本の糸Ya、Ybの糸端eoを同じ方向に向けて揃えた状態で糸継ぎする糸継ぎ装置において、前記各糸の糸端の解撚と撚り掛けとを一つのエア噴出ノズル2により連続的に行うようにしたことを特徴とする糸継ぎ装置。
【選択図】図1

Description

この発明は、二本の糸の糸端を継ぎ合わせるための糸継ぎ装置に関するもので、特には、糸継ぎされる二本の糸の糸端を同じ方向に向けて揃えた状態で糸継ぎするように構成したスプライサータイプの糸継ぎ装置並びにこれを持ち運び可能に構成したハンディー型スプライサーに関するものである。
周知のように、従来の糸継ぎ装置は、ノット(結び目)を形成して糸継ぎを行うノッターと称する糸継ぎ装置と、予め二本の糸端部分を解撚し、該糸端部分が糸継孔内で互いに逆方向となるように重ね合わせ、この重ね合わせた部分に圧縮流体(圧縮空気など)を旋回気流として作用させることによって二本の糸端部分を旋回・振動させて絡み合わせ、糸継ぎを行うスプライサーと称する糸継ぎ装置とが知られている。
上記するような糸継ぎ装置において、ノッターと称する糸継ぎ装置による糸継ぎ方法では、ノット部が他の部分に比べて糸の径方向に全周にわたって突出しているため、例えば、後工程である編織工程において、編針を通過する際に編針に引っ掛かり、糸切れの原因となっていた。一方、スプライサーと称する糸継ぎ装置による糸継ぎ方法では、その継ぎ目は上記するノットと比較すると突出量が小さいが、それでも編針に引っ掛かることによる糸切れの問題はあった。
これらの問題を解決する目的で、特許文献1に記載のような紡績糸の糸継ぎ方法並びに糸継ぎ装置が、同一出願人によって提案されている。しかしながら、この特許文献1に記載の糸継ぎ方法並びに糸継ぎ装置の場合においても、この種の糸継ぎで最も重要視されるべき継ぎ目部分を均一の状態で確実に形成するための糸継ぎ装置には至っていなかった。
特開2004−27463号公報(要約、図1)
そこで、この発明は、上記する従来技術の問題点を解消すべくなしたものであって、特に重要な要素は、糸継ぎされる二本の糸の糸端を同じ方向に向けて揃えた状態で糸継ぎする糸継ぎ装置において、連続的な糸継ぎに際しても、糸継ぎされる継ぎ目部分をより縮小化するとともに、糸継ぎ長さ調整を図って、当該継ぎ目部分を均一的に確実に形成することができるようになした糸継ぎ装置を提供することにある。
この発明は、上記する目的を達成するにあたって、具体的には、糸継ぎされる二本の糸の糸端を同じ方向に向けて揃えた状態で糸継ぎする糸継ぎ装置において、前記各糸の糸端の解撚と撚り掛けとを一つのエア噴出ノズルにより連続的に行うようにしたことを特徴とする糸継ぎ装置を構成するものである。
さらに、この発明において請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の装置であって、前記エア噴出ノズルが、糸継ぎされる二本の糸の糸端を同じ方向に向けて揃えた状態で当該二本の糸を収納する糸収容孔を備え、前記糸収容孔に対して交差する方向から気流を噴出するべく電磁バルブを含むエア噴出手段を備えたものからなることを特徴とするものである。
さらにまた、この発明において請求項3に記載の発明は、請求項1あるいは請求項2に記載の装置であって、前記エア噴出ノズルにおける糸収容孔の一方の側に、前記糸収容孔に収容された二本の糸を把持するクランプ手段と、前記糸収容孔の一方の側を閉止するとともに糸継ぎ長さを調整する糸継ぎ長さ調整手段とを設け、前記エア噴出ノズルにおける糸収容孔の他方の側に、二本の糸の糸端側を切断するカッター手段を設けたものからなることを特徴とするものである。
さらにまた、この発明において請求項4に記載の発明は、請求項1〜請求項3のいずれかに記載の装置であって、前記エア噴出手段、クランプ手段、糸継ぎ長さ調整手段およびカッター手段が、それぞれ一つのカム回転軸に取り付けられた作動カムを含み、前記カム回転軸の一回転で糸継ぎ動作を完了するものからなることを特徴とするものである。
さらにまた、この発明において、請求項5に記載の発明は、糸継ぎされる二本の糸の糸端を同じ方向に向けて揃えた状態で糸継ぎするハンディー型スプライサーであって、枢支連結点のまわりに回動可能に連結されたベース部材および可動ベース部材とを有し、前記ベース部材と可動ベース部材との可動端側にエア噴出ノズルを含む糸継ぎ部を設け、一回の握り締め操作により、前記各糸の糸端の解撚と撚り掛けとを一つのエア噴出ノズルにより連続的に行うようにしたことを特徴とするハンディー型スプライサーを構成するものでもある。
さらにまた、この発明において請求項6に記載の発明は、請求項5に記載のハンディー型スプライサーであって、前記エア噴出ノズルが、糸継ぎされる二本の糸の糸端を同じ方向に向けて揃えた状態で当該二本の糸を収納する糸収容孔を備え、前記糸収容孔に対して交差する方向から気流を噴出するべくエア噴出手段を備えたものからなることを特徴とするものである。
さらにまた、この発明において請求項7に記載の発明は、請求項5あるいは請求項6に記載のハンディー型スプライサーであって、前記エア噴出ノズルにおける糸収容孔の一方の側に、糸収容孔に収容された二本の糸を把持しつつ、前記糸収容孔の一方の側を閉止するとともに糸継ぎ長さを調整する糸継ぎ長さ調整手段を設け、前記エア噴出ノズルにおける糸収容孔の他方の側に、二本の糸の糸端側を切断するカッター手段を設けたものからなることを特徴とするものである。
この発明になる糸継ぎ装置によれば、糸継ぎされる二本の糸の糸端を同じ方向に向けて揃えた状態で糸継ぎする糸継ぎ装置において、各糸の糸端の解撚と撚り掛けとを一つのエア噴出ノズルにより連続的に行い得るようにした点、エア噴出ノズルが、糸継ぎされる二本の糸の糸端を同じ方向に向けて揃えた状態で当該二本の糸を収納する糸収容孔を備え、前記糸収容孔に対して交差する方向から気流を噴出するべく電磁バルブを含むエア噴出手段を備えていて、該エア噴出ノズルにおける糸収容孔の一方の側に、前記糸収容孔に収容された二本の糸を把持するクランプ手段と、前記糸収容孔の一方の側を閉止するとともに糸継ぎ長さを調整する糸継ぎ長さ調整手段とを設け、前記エア噴出ノズルにおける糸収容孔の他方の側に、二本の糸の糸端側を切断するカッター手段を設けた構成により、連続的な糸継ぎに際しても、糸継ぎされる継ぎ目部分をより縮小化するとともに、糸継ぎ長さ調整を図って、当該継ぎ目部分を均一的に確実に形成することができるという作用効果を奏するものである。
この発明になるハンディー型スプライサーによれば、糸継ぎされる二本の糸の糸端を同じ方向に向けて揃えた状態で糸継ぎするハンディー型スプライサーであって、枢支連結点のまわりに回動可能に連結されたベース部材および可動ベース部材とを有し、前記ベース部材と可動ベース部材との可動端側にエア噴出ノズルを含む糸継ぎ部を設け、一回の握り締め操作により、前記各糸の糸端の解撚と撚り掛けとを一つのエア噴出ノズルにより連続的に行うようにしたものであり、所望の糸継ぎ作業部所に持ち運んで使用することができる点、糸の解撚、交絡、糸継ぎの一連の工程を一回の握り締め操作によって極めて省力的に、且つ、容易に行うことができる点などにおいて、極めて有効に作用するものといえる。
以下、この発明になる糸継ぎ装置について、図面に示す具体的な実施例に基づいて詳細に説明する。図1は、この発明になる糸継ぎ装置の一例を示すものであって、図1Aは、これをワインダーの糸継ぎ部に適用した一構成例を示す概略的な斜視図であり、図1Bは、当該糸継ぎ装置の要部を断面にして示す概略的な側断面図である。
一方、図2は、この発明になる糸継ぎ装置において、その各手段を作動させるための各機構をそれぞれ分解して示すものであって、図2Aは、糸端を同じ方向に向けて揃えた状態で二本の糸を把持するためのクランプ手段作動機構を示す概略的な斜視図、図2Bは、糸収容孔の一方の側を閉止するとともに糸継ぎ長さを調整するための糸継ぎ長さ調整手段作動機構を示す概略的な斜視図、図2Cは、二本の糸の糸端側を切断するためのカッター手段作動機構を示す概略的な斜視図、図2Dは、エア噴出ノズルの電磁バルブを開閉制御するスプライス信号を取り出すための電磁バルブ作動機構を示す概略的な斜視図である。
さらに、図3A〜図3Gは、当該糸継ぎ装置自体の作動手順を示す概略的な側断面図であり、図3Hは、糸継ぎされた糸の継ぎ目の状態を拡大して示す概略的な側面図である。
先ず、この発明になる糸継ぎ装置1は、二本の糸YaとYbとを、その糸端部分eo、eoを同じ方向に向けて揃えた状態で糸継ぎする構成のものであって、圧縮エアの噴出吹き付けによって糸継ぎを行うスプライサータイプの糸継ぎ装置である。この糸継ぎ装置1は、エア噴出ノズル2を含むものからなっている。このエア噴出ノズル2は、図1各図および図3各図に示すように、糸継ぎされる二本の糸YaとYbの糸端部分eo、eoを同じ方向に向けて揃えた状態で当該二本の糸を収納する糸収容孔3を備えている。さらに、このエア噴出ノズル2は、前記糸収容孔3に対して交差する方向から圧縮空気などの気流を噴出するノズル開口4を有するエア噴出手段5を備えており、このエア噴出手段5は、電磁バルブ6を備えていて、当該電磁バルブ6の開閉制御によってエアの噴出を制御するものからなっている。
前記エア噴出ノズル2における糸収容孔3の一方の側3aに、前記糸収容孔3に収容された二本の糸YaおよびYbを把持するためのクランプ手段7と、前記糸収容孔3の一方の側3aを閉止するとともに糸継ぎ長さを調整する糸継ぎ長さ調整手段8とを設け、前記エア噴出ノズル2における糸収容孔3の他方の側3bに、二本の糸YaおよびYbの各糸端側を切断するカッター手段11とを設けたものからなっている。前記糸継ぎ長さ調整手段8は、前記糸収容孔3の一方の側3aを閉止する糸収容孔閉止部材9と、糸の糸継ぎ長さを調整するための糸継ぎ長さ調整部材10とを含むものからなっている。図1Aおよび図1Bにおいて、参照符号12は、前記二本の糸YaおよびYbを前記エア噴出ノズル2における糸収容孔3に挿入するための糸寄せ手段を示すものである。
この発明になる糸継ぎ装置1において、前記エア噴出手段5、クランプ手段7、糸継ぎ長さ調整手段8およびカッター手段11は、図2各図に示すように、それぞれ一つのカム回転軸13に取り付けられた作動カム14、15、16および17を含むものからなっている。即ち、前記エア噴出手段5、クランプ手段7、糸継ぎ長さ調整手段8およびカッター手段11は、前記カム回転軸13の一回転で糸継ぎ動作が完了するように構成されている。
前記エア噴出手段5、クランプ手段7、糸継ぎ長さ調整手段8およびカッター手段11のより詳細な構造について、図2A〜図2Dに基づいて説明する。前記エア噴出手段5は、図2Dに示すように、前記カム回転軸13に取り付けてある作動カム14および検知器18との組み合わせによるものであり、前記作動カム14は、スプライス信号タイミングカムとして機能するものであり、突起部14aを備えていて、前記検知器18により該突起部14aを検知した際、前記電磁バルブ6を作動させる電磁バルブ作動信号を出力する。
前記クランプ手段7は、図2Aに示すように、前記カム回転軸13に取り付けてある作動カム15を含むものであり、前記作動カム15のカム作用面15aは、作動レバー支持軸19に対して揺動可能に支持されている作動レバー20に取り付けてあるカムフォロア21に接しており、前記作動カム15の回転により、前記カムフォロア21を介して前記作動レバー20を矢印aの方向に揺動するように構成されている。前記作動レバー20の出力端20a側には、一対のクランプ片22、23のうち、一方のクランプ片23を矢印b方向に作動させて、前記一対のクランプ片22、23間に糸YaおよびYbを挟持するべく作動するリンク機構24が接続してある。
前記糸継ぎ長さ調整手段8は、この発明において重要な構成部であって、図2Bに示すような構造のものである。この糸継ぎ長さ調整手段8は、前記カム回転軸13に取り付けてある作動カム16を含むものであり、前記作動カム16のカム作用面16aは、作動レバー支持軸19に対して揺動可能に支持されている作動レバー25に取り付けてあるカムフォロア26に接しており、前記作動カム16の回転により、前記カムフォロア26を介して前記作動レバー25を矢印cの方向に揺動するように構成されている。
前記作動レバー25の出力端25a側には、前記糸収容孔3の一方の側3aを閉止する糸収容孔閉止部材9を矢印d方向に作動させるとともに、糸の糸継ぎ長さを調整するための糸継ぎ長さ調整部材10を矢印e方向に作動させるリンク機構27が接続してある。この糸継ぎ長さ調整手段8における糸収容孔閉止部材9は、図3Aおよび図3Gに示すように、前記糸収容孔を開いた位置P1と、閉じた位置P2との間で移動し、前記糸継ぎ長さ調整部材10は、図3Aから図3Fまでの間で移動するように構成されている。
前記カッター手段11は、図2Cに示すように、前記カム回転軸13に取り付けてある作動カム17を含むものであり、該作動カム17のカム作用面17aは、作動レバー支持軸19に対して揺動可能に支持されている作動レバー28に取り付けてあるカムフォロア29に接しており、前記作動カム17の回転により、前記カムフォロア29を介して前記作動レバー28を矢印fの方向に揺動するように構成されている。前記作動レバー28の出力端28a側には、一対のカッター片30、31のうち、一方のカッター片30を矢印g方向に作動させて、前記一対のカッター片30、31により糸YaおよびYbを切断するべく作動するリンク機構32が接続してある。
次いで、図3各図に基づいて、当該糸継ぎ装置1により糸YaおよびYbを、その糸端側で糸継ぎする手順を説明する。先ず、図3Aは、例えば、ボビンBoからの糸Yaと、パッケージPaからの糸Ybとを、図1Aおよび図1Bに示す糸寄せ手段12により、前記エア噴出ノズル2における糸収容孔3内に収容した状態を示す。図中、参照符号Baは、糸の糸端側を吸引する吸引手段を示す。図3Bの段階では、糸YaおよびYbが前記クランプ手段7によって一緒に把持され、前記糸継ぎ長さ調整手段8における糸収容孔閉止部材9および糸継ぎ長さ調整部材10が糸収容孔閉止位置P2に移動する。一方、図3Cに示す段階では、前記カッター手段11が作動して、二本の糸YaおよびYbの糸端側が所定の長さ位置で切断される。
前記カッター手段11によって、二本の糸YaおよびYbの糸端側が切断された後、図3Dに示す段階では、前記糸継ぎ長さ調整手段8における糸継ぎ長さ調整部材10が矢印e方向に少し移動し、二本の糸YaおよびYbの継ぎ目長さを調整して長さを決める。この段階で、糸YaおよびYbは、前記エア噴出ノズル2と前記糸収容孔閉止部材9との間で挟持され、押さえ込まれた状態にある。
図3Dに示す状態のままで、図3Eに示すように、前記エア噴出手段5を作動させて、ノズル開口4を通じて圧縮空気を二本の糸YaおよびYbに吹き付け、当該糸の糸端部分を解撚する。図3Eに示す状態で、糸端部分を解撚した後、前記糸継ぎ長さ調整手段8における糸継ぎ長さ調整部材10を、さらに矢印e方向に移動させて、前記糸YaおよびYbをエア噴出ノズル2における糸収容孔3内から引っ張り出す。この時、解撚された部分の糸がノズル内のコンプレスドエアーの吹き出し口近くを通過する際、繊維同志が絡み合い、糸YaおよびYbが糸継ぎされる。この絡み部分をノズルから引き出す時に、前記糸収容孔閉止部材9で押さえながら糸を引き出すために、絡み部分が縮れることを防ぎ、継ぎ目部分がコブ状になりにくくなる。
糸YaおよびYbが、前記エア噴出ノズル2における糸収容孔3内から完全に引っ張り出された後、前記クランプ手段7が開放され、各手段が元の位置に復帰して糸継ぎを完了する。
この発明において、前記絡み部分を短くする方法としては、糸継ぎ長さ調整部材10で長さを調整するが、その後、糸を引き出す時に、別にカッター(図示せず)を設けて、余分なノット部Noをカットして継ぎ目を揃えることも可能である。また、図3Hに示すように、この発明において糸継ぎされたノット部Noは、糸の流れ方向Stに対して下流側に倒れるので、糸の引っ掛かりを可及的に防止することができる。さらに、糸継ぎされた糸の境界が点状になる点においても有効に作用する。
この発明になる糸継ぎ装置1は、図5に示すようなアレンジワインダーAWに対して極めて効果的に適用可能である。このアレンジワインダーAWとは、異種糸の糸継ぎ巻取装置であって、基本的には、図5に示すように、給糸部41、糸種選択部42、糸継ぎ部43、測長・貯留部44および巻取部45をワンライン化し、制御部46を備えたものからなっている。
前記給糸部41は、複数種類の給糸パッケージ群をセッティングする給糸パッケージクリール47によって構成されており、例えば、色aの色糸Ya、色bの色糸Yb、…色nの色糸Ynによるn種類の給糸パッケージSPa、SPb、…SPnをそれぞれが互いに干渉することなく引き出しが可能なように載置されている。前記給糸パッケージSPa、SPb、…SPnから引き出される色糸Ya、色糸Yb、…色糸Ynは、それぞれガイド51並びにテンション装置(図示せず)を経て、糸種選択装置48に供給されるようになっている。
これらの色糸群からの色糸Ya、色糸Yb、…色糸Ynは、予め設計された柄パターンを具現するべく色種選択部42に配した色種選択装置48により選択され、糸継ぎ部43に配した糸継ぎ装置49で糸継ぎされ、測長・貯留部44に配した測長・貯留装置50で測長、貯留され、予め設計された柄パターンに従って決められた長さで、且つ決められた順番に順次糸継ぎされた糸継ぎ糸CYとして巻取部45に配した綾振りドラム52を含む巻取装置WAによって、例えば、経糸用パッケージPaとして形成される。
一方、前記糸種選択部42は、前記各給糸パッケージSPa、SPb、…SPnから引き出された色糸Ya、色糸Yb、…色糸Ynの端部をリザーブし、制御部46からの指令に従って少なくとも一本の特定された色糸を走行位置へもたらすように構成した糸種選択装置48によって形成されている。
前記糸種選択装置48の具体的な構成について、図1および図5にもとづいて説明する。前記糸種選択装置48は、図5に示すように、機枠53を含み、各色糸Ya、Yb、…Ynを個別に案内するガイド54を備えている。前記機枠53には、共通軸55が取り付けられていて、該共通軸55に対して各色糸を個別に挿通して走行させることができる糸選択ガイド部材56が配設されている。前記各糸選択ガイド部材56は、それぞれフックプレートを備えており、このフックプレートと前記機枠との間には、引っ張りスプリングが張装されていて、前記糸選択ガイド部材56を第1の位置(選択色糸走行ガイド位置)に付勢する。
一方、前記糸種選択装置48は、各引っ張りスプリングの張力に抗して、前記各糸選択ガイド部材56を第2の位置(選択待機位置)に移動させるための外力付与手段を備えており、この外力付与手段の作動によって第2の位置にもたらされた糸選択ガイド部材56は、前記機枠53に取り付けられているソレノイド手段の働きにより、フックプレートのフック部との係合によって第2の位置に保持されるようになっている。
さらに、前記糸種選択装置48は、前記第2の位置(選択待機位置)にある各糸選択ガイド部材56に案内される色糸の糸端部分を捕獲しておくための糸端部分捕獲手段61を備えている。糸端部分捕獲手段61は、図1に示すように、糸継ぎ装置によってカットされた先の色糸の糸端をキャッチして保持するように構成されている。
図に示す実施例によれば、糸選択ガイド部材56bが、先の色糸Ybを走行状態にガイドする第1の位置(選択色糸走行ガイド位置)に選択設定されていて、糸選択ガイド部材56aが、第2の位置(選択待機位置)に待機していて、これにガイドされている色糸Yaの糸端部分が糸端部分捕獲手段61によって捕獲保持されている。
このように、前記糸種選択装置48は、共通する軸55に対してそれぞれ回動可能に配列設置してある糸選択ガイド部材56を含み、当該糸選択ガイド部材56を第1の位置(選択色糸走行ガイド位置)並びに第2の位置(選択待機位置)に選択的に作動操作して位置決めすることができるように構成されているので、選択される後糸は、1本に限らず、同時に複数本を選択することができ、選択された複数本の色糸を添わせた状態で変化性のある糸継ぎを行うこともできる。
このようなワインダーWに対して、この発明になる糸継ぎ装置1を適用した場合、糸YaおよびYbを当該糸継ぎ装置1におけるエア噴出ノズル2の糸収容孔3内に糸寄せする手順について、図4各図にもとづいて説明する。図4Aの段階では、糸選択ガイド部材56bが、先の糸Ybを走行状態にガイドする第1の位置(選択色糸走行ガイド位置)に選択設定されていて、糸選択ガイド部材56aが、第2の位置(選択待機位置)に待機していて、これにガイドされている糸Yaの糸端部分が糸端部分捕獲手段61によって捕獲保持されている。
図4Bに示す段階で、糸選択ガイド部材56bが、第1の位置(選択色糸走行ガイド位置)から第2の位置(選択待機位置)に移動して、先ず糸Ybについて、これを糸寄せ手段12によって糸寄せが可能な位置に移動させておく。次いで、図4Cに示す段階では、糸選択ガイド部材56aが、第2の位置(選択待機位置)から第1の位置(選択色糸走行ガイド位置)に移動して、糸Yaについて、これを糸寄せ手段12によって糸寄せが可能な位置に移動させる。しかる後、図4Dに示すように糸寄せ手段12を作動して、糸Yaと糸Ybとを当該糸継ぎ装置1におけるエア噴出ノズル2の糸収容孔3内に糸寄せ収容することができる。
次いで、この発明になる糸継ぎ装置であって、これを携帯可能にして、所望の部所において糸継ぎ作業を行うことができるようにしたハンディー型スプライサーについて、図6〜図9に基づいて詳細に説明する。
図6は、この発明になるハンディー型スプライサーの一実施例を示す概略的な外観斜視図であり、図7は、糸ガイド部材と可動ベース部材とを取り外して内部構造の詳細を示す概略的な斜視図であり、図8は、当該ハンディー型スプライサーの作動態様を説明するための説明図であって、図8Aは、ノズル部材に対してカッター手段を配した側から見た概略的な側面図、図8Bは、糸継ぎ長さ調整手段を配した側から見た概略的な斜視図、図8Cは、糸継ぎ長さ調整手段の詳細を示す概略的な側面図である。
一方、図9は、当該ハンディー型スプライサーの使用態様を示すものであって、図9Aは、所望の糸継ぎ作業部所にハンディー型スプライサーを持ち込んだ状態を示す概略的な側面図であり、図9Bは、当該ハンディー型スプライサーにより糸Ya、Ybを案内して、当該2本の糸を揃えて挟み込んだ状態を示す概略的な側面図であり、図9Cは、図9Bにおいて、二点鎖線で囲んだ部分を拡大して示す概略的な側断面図である。
このハンディー型スプライサー101は、図6および図9に示すように、二本の糸Ya、Ybとを、例えば、その糸端部分eo、eoを同じ方向に向けて揃えた状態で糸継ぎをする構成のものであって、圧縮エアの噴出吹き付けによって糸継ぎを行うようにした持ち運び可能なハンディー型のスプライサーである。このハンディー型スプライサー101は、ベース部材110に対して枢支軸111を介して可動ベース部材112が枢支連結されていて、当該ベース部材110および可動ベース部材112間を握り締めて、動かすようにした、所謂、ホッチキスタイプの器具であって、その内部に位置するように、前記ベース部材110と可動ベース部材112の可動端側の内部に糸継ぎ部SPが設けてある。この糸継ぎ部SPは、前記ベース部材110に対して取り付けてあるエア噴出ノズル102を含むものからなっている。
このエア噴出ノズル102は、糸継ぎされる二本の糸Ya、Ybの糸端部分eo、eoを同じ方向に向けて揃えた状態で、当該二本の糸を案内して収容する糸収容孔103を備えている。さらに、このエア噴出ノズル102は、前記糸収容孔103に対して交差する方向から圧縮空気などの気流を噴出するノズル開口104を有するエア噴出手段105を備えている。
前記ベース部材110には、糸YaおよびYbを揃えて案内する一対のガイドスリット114、114を備えた糸ガイド部材113が取り付けられていて、該ガイドスリット114、114内に糸YaおよびYbを揃えて入れることによって、当該糸YaおよびYbをエア噴出ノズル102の糸収容孔103に案内するようになっている(図6および図9B参照)。
前記エア噴出ノズル102における糸収容孔103の一方の側Saには、前記糸収容孔103内に収容される二本の糸Ya、Ybを把持しつつ、糸継ぎ長さを調整する糸継ぎ長さ調整手段107が設けてあり、該糸収容孔103の他方の側Sbには、二本の糸Ya、Ybを切断するカッター手段108が設けてある。
図6〜図9に示す実施例において、前記糸継ぎ長さ調整手段107は、可動ベース部材112側に取り付けてある板ばね部材115によって作動する糸ガイドプレート116と、前記ベース部材110側に取り付けられている糸ガイドプレート117、118とを含むものからなっている。
この発明になるハンディー型スプライサー101では、一回の握り操作で、可動ベース部材112が回動すると、板ばね部材115によって糸ガイドプレート116が支点軸119のまわりに矢印y1方向に回動する(図8C参照)。当該ハンディー型スプライサー101は、図8Aに示すように、開放状態維持スプリング133によって、ベース部材110と可動ベース部材112の可動端側が、常に開放状態に維持されていて、ベース部材110と可動ベース部材112とを握り締めた際、当該開放状態維持スプリング133に抗して作動するようになっている。
一方、カッター手段108は、カッタープレート120を含むものからなっており、このカッタープレート120には、ベアリング121が取り付けてあり、一回の握り操作によって可動ベース部材112が回動すると、ベアリング121に接して、当該カッタープレート120を支点軸122のまわりに矢印y2の方向への回動する。このカッタープレート120には、可動刃123が取り付けられていて、矢印y2の方向への回動により、固定刃124との間で、糸Ya、Ybを切断する(図8A参照)。このカッタープレート120は、一回の握り操作で前記糸ガイドプレート116と同期して回動する。
前記糸ガイドプレート116に対して、前記ベース部材110側には、糸ガイドプレート117、118が取り付けてある。一回の握り操作で、糸ガイドプレート116が矢印y1 方向に回動するとき、糸Ya、Ybは、糸ガイドプレート116と糸ガイドプレート117に保持され、図9Cに示すように糸継ぎ長さが調整される。前記糸ガイドプレート118は、前記糸収容孔103の一方の側Saの開口部を閉止するものとして機能する。
前記糸継ぎ長さ調整手段107は、糸継ぎ長さ調整ストッパ機構125を含むものからなっている。この糸継ぎ長さ調整ストッパ機構125は、軸部126を介してベース部材110に取り付けてある。この糸継ぎ長さ調整ストッパ機構125は、周囲にカム作用面128を備えたカムプレート127と、カムプレート127に植設してあるハンドルピン129と、固定用ボルト130とを有するものからなっている。
この糸継ぎ長さ調整ストッパ機構125に対して、前記糸ガイドプレート116には、支点軸119の背反側に前記カムプレート127のカム作用面128に接触して前記糸ガイドプレート116の回動を規制する突起131が設けてあり、前記糸継ぎ長さ調整ストッパ機構125の調整設定により、糸ガイドプレート116の回動角度を調整することができるようになっている。
さらに、ハンディー型スプライサー101において、エア噴出手段105は、前記可動ベース部材112の回動端付近で、当該可動ベース部材112によりエアバルブの押し棒132が押し下げられることによって、糸収容孔103内にエアを噴出して、糸継ぎすべき糸Ya、Ybの糸端部分eo、eo側を解撚し、交絡して糸継ぎするように構成してある。
この発明になるハンディー型スプライサー101により糸Ya、Ybを、その糸端部分eo、eo側で糸継ぎする手順を示す。先ず、糸継ぎする糸の種類に応じて、適正な糸継ぎ長さを算出しておき、当該スプライサー101における糸継ぎ長さ調整ストッパ機構125によって糸継ぎ長さを設定しておく。
糸継ぎする糸Ya、Ybを揃えて、糸ガイド部材113におけるガイドスリット114、114内にセットする。糸Ya、Ybは、ガイドスリット114、114に沿ってノズル102の糸収容孔103内に案内される。この段階で、ベース部材110と可動ベース部材112を握り締めると、支点軸111を中心に可動ベース部材112が回動し、予め設定された糸継ぎ長さ調整ストッパ機構125のストップ位置で、可動ベース部材112の回動が停止する。この一回の握り締め操作で、糸の切断〜ノズル作動(糸の交絡、糸継ぎ)が完了する。
図1は、この発明になる糸継ぎ装置の一例を示すもので、図1Aは、これをワインダーの糸継ぎ部に適用した一構成例を示す概略的な斜視図であり、図1Bは、当該糸継ぎ装置の要部を断面にして示す概略的な側断面図である。 図2は、この発明になる糸継ぎ装置において、その各手段を作動させるための各機構をそれぞれ分解して示すものであって、図2Aは、糸端を同じ方向に向けて揃えた状態で二本の糸を把持するためのクランプ手段作動機構を示す概略的な斜視図、図2Bは、糸収容孔の一方の側を閉止するとともに継ぎ長さを調整するための継ぎ長さ調整手段作動機構を示す概略的な斜視図、図2Cは、二本の糸の糸端側を切断するためのカッター手段作動機構を示す概略的な斜視図、図2Dは、エア噴出ノズルの電磁バルブを開閉制御するスプライス信号を取り出すための電磁バルブ作動機構を示す概略的な斜視図である。 図3A〜図3Gは、当該糸継ぎ装置自体の作動手順を示す概略的な側断面図であり、図3Hは、糸継ぎされた糸の継ぎ目の状態を拡大して示す概略的な側面図である。 図4A〜図4Dは、当該糸継ぎ装置をワインダーWに適用した場合、二本の糸を糸継ぎ装置におけるエア噴出ノズル2の糸収容孔3内に糸寄せする手順を示す概略的な側面図である。 図5Aは、ワインダーWの全体的な構成を示す概略的な平面図、図5Bは、その概略的な側面図である。 図6は、この発明になるハンディー型スプライサーの一実施例を示す概略的な外観斜視図である。 図7は、糸ガイド部材と可動ベース部材とを取り外して内部構造の詳細を示す概略的な斜視図である。 図8は、当該ハンディー型スプライサーの作動態様を説明するための説明図であって、図8Aは、ノズル部材に対してカッター手段を配した側から見た概略的な側面図、図8Bは、糸継ぎ長さ調整手段を配した側から見た概略的な斜視図、図8Cは、糸継ぎ長さ調整手段の詳細を示す概略的な側面図である。 図9は、当該ハンディー型スプライサーの使用態様を示すものであって、図9Aは、所望の糸継ぎ作業部所にハンディー型スプライサーを持ち込んだ状態を示す概略的な側面図であり、図9Bは、当該ハンディー型スプライサーにより糸Ya、Ybを案内して、当該2本の糸を揃えて挟み込んだ状態を示す概略的な側面図であり、図9Cは、図9Bにおいて、二点鎖線で囲んだ部分を拡大して示す概略的な側断面図である。
符号の説明
1 糸継ぎ装置
Ya、Yb 糸継ぎされる二本の糸
eo 糸端部分
2 エア噴出ノズル
3 糸収容孔
4 ノズル開口
5 エア噴出手段
6 電磁バルブ
7 クランプ手段
8 継ぎ長さ調整手段
9 糸収容孔閉止部材
10 継ぎ長さ調整部材
11 カッター手段
12 糸寄せ手段
13 カム回転軸
14 エア噴出手段用作動カム
15 クランプ手段用作動カム
16 継ぎ長さ調整手段用作動カム
17 カッター手段用作動カム
18 検知器
19 作動レバー支持軸
20、25、28 作動レバー
21、26、29 カムフォロア
No ノット部
W ワインダー
41 給糸部
42 糸種選択部
43 糸継ぎ部
44 測長・貯溜部
45 巻取部
46 制御部
48 色種選択装置
61 糸端部分捕獲手段
SP 糸継ぎ部
101 ハンディー型スプライサー
102 エア噴出ノズル
103 糸収容孔
104 ノズル開口
105 エア噴出手段
107 糸継ぎ長さ調整手段
108 カッター手段
110 ベース部材
111 枢支連結軸
112 可動ベース部材
113 糸ガイド部材
125 糸継ぎ長さ調整ストッパ機構

Claims (7)

  1. 糸継ぎされる二本の糸の糸端を同じ方向に向けて揃えた状態で糸継ぎする糸継ぎ装置において、前記各糸の糸端の解撚と撚り掛けとを一つのエア噴出ノズルにより連続的に行うようにしたことを特徴とする糸継ぎ装置。
  2. 前記エア噴出ノズルが、糸継ぎされる二本の糸の糸端を同じ方向に向けて揃えた状態で当該二本の糸を収納する糸収容孔を備え、前記糸収容孔に対して交差する方向から気流を噴出するべく電磁バルブを含むエア噴出手段を備えたものからなることを特徴とする請求項1に記載の糸継ぎ装置。
  3. 前記エア噴出ノズルにおける糸収容孔の一方の側に、糸収容孔に収容された二本の糸を把持するクランプ手段と、前記糸収容孔の一方の側を閉止するとともに糸継ぎ長さを調整する糸継ぎ長さ調整手段とを設け、前記エア噴出ノズルにおける糸収容孔の他方の側に、二本の糸の糸端側を切断するカッター手段を設けたものからなることを特徴とする請求項1あるいは請求項2に記載の糸継ぎ装置。
  4. 前記エア噴出手段、クランプ手段、糸継ぎ長さ調整手段およびカッター手段が、それぞれ一つのカム回転軸に取り付けられた作動カムを含み、前記カム回転軸の一回転で糸継ぎ動作を完了するものからなることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載の糸継ぎ装置。
  5. 糸継ぎされる二本の糸の糸端を同じ方向に向けて揃えた状態で糸継ぎするハンディー型スプライサーであって、枢支連結点のまわりに回動可能に連結されたベース部材および可動ベース部材とを有し、前記ベース部材と可動ベース部材との可動端側にエア噴出ノズルを含む糸継ぎ部を設け、一回の握り締め操作により、前記各糸の糸端の解撚と撚り掛けとを一つのエア噴出ノズルにより連続的に行うようにしたことを特徴とするハンディー型スプライサー。
  6. 前記エア噴出ノズルが、糸継ぎされる二本の糸の糸端を同じ方向に向けて揃えた状態で当該二本の糸を収納する糸収容孔を備え、前記糸収容孔に対して交差する方向から気流を噴出するべくエア噴出手段を備えたものからなることを特徴とする請求項5に記載のハンディー型スプライサー。
  7. 前記エア噴出ノズルにおける糸収容孔の一方の側に、糸収容孔に収容された二本の糸を把持しつつ、前記糸収容孔の一方の側を閉止するとともに糸継ぎ長さを調整する糸継ぎ長さ調整手段を設け、前記エア噴出ノズルにおける糸収容孔の他方の側に、二本の糸の糸端側を切断するカッター手段を設けたものからなることを特徴とする請求項5あるいは請求項6に記載のハンディー型スプライサー。
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