JP4082930B2 - 糸撚り継ぎ装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、請求項1の上位概念として記載したスプライシングプリズムを備えた、結節のない糸継ぎを行なう糸撚り継ぎ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
前記糸撚り継ぎ装置は例えばDE4005752A1号又はDE4420979A1号明細書に記載されている。空気力式の糸撚り継ぎ装置を糸及びヤーンの成長する領域に適合させ、いずれの使用例でも、引張強度の大きい、外観の良い、節のない結合を形成することが望まれている。この糸結合は走行する糸引張強度と外観とができるだけ異ならないようにしたい。空気力式の撚り継ぎはスプライシング通路にて実施される。このスプライシング通路においては、結合しようとする糸は反対方向にかつオーバラップするように装入される。糸端には準備ノズル、いわゆる解繊細管内で、糸端の繊維を開きかつ平行化するために、適当な空気力式又は空気力−機械式の処理が施される。
【0003】
次いで糸端は、DE4420979A1号明細書においてはスプライシングヘッドと呼ばれるスプライシングプリズムのスプライシング通路にて、圧縮空気を用いて、節のない糸継ぎを行なうためにうず巻かされる。このようなスプライシングではほぼ糸強度を達成することができ、2つの糸端の間にほぼ糸と同じ結合をもたらす。本来のスプライシング過程の所要時間は、そのつどのスプライシング条件に関連して、通常は約15〜40msである。
【0004】
現在では大きな範囲で、弾性的なもしくは高弾性的な糸が、例えばソックス、肌着及びスポーツ着のために加工される。この糸はしばしば、高弾性の芯糸を有している。この芯糸の材料は例えばエラスタンから成っている。弾的及び高弾性的な糸はスプラシング過程に際して著しい問題を惹き起こす。多くの場合にはスプライシングが十分に行なわれないか又はスプライシングが全く行なわれないことがある。この原因は糸撚り継ぎ装置における糸の弾性的な挙動である。
【0005】
糸切れのあとで上糸は旋回可能な吸込みノズルによって捉えられかつ吸込みノズルの旋回によって緊張させられた状態で糸撚り継ぎ装置へ挿入される。相応することは下糸でも行なわれる。上糸も下糸もそれぞれ緊張力のもとで、クランプ装置にクランプされかつ切断装置によって切断される。切断のすぐあとで、糸端を隣接する準備ノズルに吸込みかつそこで本来のスプライシング過程まで保持するためには、通常は切断前に、圧縮空気が準備ノズルに吹込まれる。この圧縮空気は準備ノズルの開口から遠ざかる方向で糸端に向けられかつ吸込み作用を生ぜしめる。弾性的及び高弾性的な糸の場合には、糸切断により解放された戻し力は、糸端が吸込みによって準備ノズル内にもはや保持されず、場合によっては準備ノズルから完全に引出される程大きい。
【0006】
糸端の解繊並びにスプライシングはこれにより妨げられるか又は中断される。この場合には効果のない撚り継ぎの試み、ひいては糸撚り継ぎ過程全体の繰返しが見られる。
【0007】
準備ノズルから発生した吸込み作用は保持力を高めるために任意に増強することはできない。何故ならばこれは一方では費用的に好ましくない圧縮空気の大きな消費量を惹起し、他方ではスプライシングの品質の低下をもたらすからである。準備する空気の圧力が低い場合には、著しく保護する、良好な、均質な糸端の解繊が行なわれる。
【0008】
公知技術の糸撚り継ぎ装置では記述した欠陥を除くことはできない。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の課題は公知の糸撚り継ぎ装置を改良することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明の課題は請求項1の特徴を有する糸撚り継ぎ装置によって解決された。
【0011】
クランプ装置と準備ノズルとの間の糸道に配置された、空気力式に糸に作用する拘束装置によって弾性的な糸のコントラクションが十分に減少され、準備ノズルからの糸端の引出しが効果的に阻止される。スプラシングのための糸端の準備とスプラシング自体はもはや糸コントラクションによって妨げられるか中断されることはなくなる。スプライシング過程の繰返しが原因である停止時間は回避される。スプライシングプリズムの領域における場所をとる付加的な機械的なクランプ装置は不要である。拘束装置の作用は作動開始に際してきわめて迅速に得られる。弾性的な糸の代わりに、本発明の作業部位で巻取られる種々の素材から成る基準糸が糸結合過程又は糸結合の品質に関する欠点なしで加工され得る。
【0012】
本発明の有利な実施例は従属請求項2から8までの特徴によって得られる。
【0013】
拘束装置は有利にはスプライシングプリズムと準備ノズルとの間に配置されている。拘束装置がスプライシングプリズムとクランプ装置との間に配置され、これにより拘束装置により多くのスペースが使われている選択的な実施例と比較して、拘束装置の位置を選択する場合の空間は狭くなるが、糸のコントラクション区間は特に顕著に短縮される。
【0014】
有利には拘束装置は吸込みノズルとして構成され、この吸込みノズルは糸が吸込まれることを阻止するエレメントを有している。これにより、糸が拘束装置へ吸込まれることにより糸端が準備ノズルから引出されることが確実に回避されるようになった。有利にはこれは吸込み開口に空気透過性のカバーを有する管状に構成された吸込みノズルによって行なわれる。それぞれ糸道に対してほぼ横方向に位置している格子棒を有する格子としてカバーを構成することで、準備ノズルによって与えられた糸の張りと相俟って糸が拘束装置へ吸込まれることを阻止しかつ金網の場合に発生しやすいカバーの閉塞が予防される。糸撚り継ぎ装置に配属された制御装置が、拘束装置を遅くとも糸を切断する際にかつスプライシング過程が継続している間に働かすように構成されていることによってスプライシング過程の確実な経過が保証される。
【0015】
準備ノズルと拘束装置が同じ時間圧縮空気源に結合されていると、制御費用は特に低い。何故ならばこの場合には互いに差異のある切換え時点が保たれる必要がないからである。準備ノズルと拘束装置とを圧縮空気で負荷して空気を噴射しかつ各吸込み作用を発生させることは、唯一の共通の切換え過程で行なうことができる。準備ノズルを拘束装置は同じ圧縮空気源と接続されていることができる。これは圧縮空気導管と切換エレメントとに関し特に簡単な構成を許す。択一的に準備ノズルと拘束装置は2つの強さの異なる2つの圧縮空気源と接続されていることができる。これにより拘束装置の保持力の制御が容易に可能になる。別の択一的な実施例においては吸込み作用を発生させるために負圧装置と接続されていることができる。
【0016】
有利には拘束装置の横に、拘束装置が働かされた状態で糸が摩擦面の上に支持されるように摩擦面が配置されている。これによって糸に対する拘束作用は、糸の損傷をもたらすことなく、助成されるかもしくは強められる。本発明による糸撚り継ぎ装置はオープンエンド紡績機においても使用することができる。このような繊維機械においても、糸端を紡績再開に際し適当な準備ノズルにて準備することが一般的に公知である。
【0017】
本発明は所望のスプライシング品質を保ちかつ成果のないスプライシング試行数を低下させることを可能にする。これにより糸品質を高め、巻取部位もしくは繊維機械全体の生産性を高めることが達成されるようになった。
【0018】
【実施例】
図1に概略的に示した巻取部位1は綾巻きボビンを製造する繊維機械の1部である。綾巻き機とも呼ばれる前記繊維機械は並べて配置された多数の巻取部位を有している。このような巻取部位の構造と働きは公知であるので、これについては簡単に触れるだけにする。
【0019】
繰出したボビン2からは糸3が引出されかつバルーンブレーカ4と糸アイ5とを介して糸緊張器6へ導かれる。糸緊張器6とクリーナ8との間には糸撚り継ぎ装置7が配置されている。巻取過程の間、糸3は符号30で示された糸道を形成する。クリーナ8には糸鋏9が配属されている。この糸鋏9は、糸3の所定の品質値からの許容されない偏差をクリーナ8が確認すると糸3を切断する。糸鋏9のあとで、糸3はパラフィン装置10と糸案内板11とを介して溝ドラム12に達する。この溝ドラム12は綾巻きボビン13を駆動し、同時に綾の形で糸3を巻き上げる。この場合には綾巻きボビン13はボビン保持体14に保持される。
【0020】
図1の実施例では繰出しボビン2と綾巻きボビン13との間の糸道は中断されている。糸道のこのような中断は糸が切れたり(いわゆる糸切れ)又は糸鋏9で切断されると発生する。糸道の別の中断は繰出しボビンが交換されることで発生するか又は綾巻きボビンが所定の直径に達することで発生する。
【0021】
綾巻きボビン13に通じる上糸31と、繰出しボビン2から引出された下糸32との糸端部の結合は糸撚り継ぎ装置7にて行なわれる。通常の巻取り運転の間の糸道を妨げないためには、糸撚り継ぎ装置7は糸3の糸道30から引っ込められている。糸の結合を行なうためには糸端が糸撚り継ぎ装置7に導かれなければならない。上糸31を導くためには吸込みスリット16を有する旋回ノズル15が設けられている。上糸31の糸端を掴むために旋回ノズル15はその旋回ヒンジ17を中心として一点鎖線で示された位置へ旋回する。捕捉過程の間、巻上げ方向とは反対に駆動された綾巻きボビン13の表面から上糸31の糸端が吸込みスリット16によって吸い着けられる。これに次いで旋回ノズル15は出発位置へ戻り旋回する。吸い着けられた糸端もしくは上糸31は円弧18の上を案内され、かつ案内板11、パラフィン装置10、糸鋏、クリーナ8内へも糸撚り継ぎ装置7内へも装入される。下糸32は吸込み管19により糸緊張器6の下側で受容される。このためには吸込み管19は不作用位置から旋回ヒンジ21を中心として破線で示された位置へ旋回する。この旋回過程の後、吸着開口20は一点鎖線で示された位置にて糸3の前に位置し、この糸3を、開放した糸緊張器6から吸着する。次いで吸込み管19は旋回ヒンジ21を中心として円弧22を描いて不作用位置へ戻る。その際、下糸32は開放した糸緊張器6と糸撚り継ぎ装置7とに装入される。制御は制御装置59によって行なわれる。
【0022】
図2には本発明による糸撚り継ぎ装置7の構造が斜視図で示されている。糸撚り継ぎ装置7は、ねじ23で空気分配ブロック24に固定された、スプライシング通路26を有するスプライシングプリズム25と、該スプライシングプリズム25の上側と下側とにて空気分配ブロック24に配置された準備ノズル27,28を有している。スプライシング通路26には圧縮空気吹込み開口29が開口している。スプライシング通路26の横にはそれぞれ糸案内板39,40が配置されており、該糸案内板39、40は旋回ノズル15もしくは吸込み管19による糸撚り継ぎ装置7への糸端の装入を助ける。準備ノズル27,28の入口領域は切断装置41,42のすぐ近くに配置されている。切断装置41,42の横には、自体公知のように、糸クランプ装置43,44が配置されている。糸道は部分的にしか示されていない。
【0023】
本発明による糸撚り継ぎ装置の作用と糸道とについては図3から7までを用いて以下に説明する。
【0024】
図3に示された状態では糸端はすでに糸撚り継ぎ装置7へ入れられてはいるが、まだ準備されてはおらずかつまだ切断されてはいない。旋回ノズル15は吸込みスリット16で綾巻きボビン13の表面から上糸31を受取りかつ上糸31と一緒に図示の下方位置へ旋回させられている。吸込みスリット16はこの旋回運動に際し、図1に示された円弧18に沿って移動させられ、上糸31は糸案内板40,46によって案内されて、開放した上方の糸クランプ装置44、スプライシング通路26並びに同様に開放された下方の糸切断装置41へ装入される。
【0025】
繰出しボビン2から引出された下糸32は図1に示した円弧22に沿って上方へ旋回する吸込み管19の吸着開口20によって相応に、開放された下方のクランプ装置43、スプライシング通路26並びに開放した上方の糸切断装置42に装入される。この場合、上糸31は糸案内板39,45によって案内される。
【0026】
クランプ装置43と44が閉じたあとで、上糸31と下糸32は図3に示された糸道を取る。この糸道にて上糸31と下糸32は準備ノズル27,28と拘束装置35,36との各開口を少なくとも部分的に横切りかつ上糸31と下糸32とには吸込み作用がかけられている。この吸込み作用は圧縮空気が準備ノズル27,28と拘束装置35,36へ吹込まれることで発生する。
【0027】
次いで切断装置42を作動させることによって、下方のクランプ装置43に固持された下糸32が切断される。残糸は吸込み管19によって吸込み除去される。相応する形式で上方のクランプ装置44内に固持された上糸31も切断される。この切断によって旋回ノズル15と吸込み管19の保持作用は除かれる。準備ノズル27,28は切断装置41,42が作動する時点ではすでに圧縮空気で負荷されているので、糸端は遅れなしで準備ノズル27,28に吸込まれかつ図5に示された位置をとる。
【0028】
拘束装置35,36は格子47,48で覆われているので、上糸31と下糸32は吸込みノズルとして構成された拘束装置35,36内へ吸込まれることはない。時間的に準備ノズル27,28と同じくして拘束装置35,36は、簡易化を理由に図示されていない圧縮空気源に接続される。圧縮空気の吹込みとそれにより惹起された吸込み作用とによって上糸31と下糸32が吸い着けられ、図4に示したように格子47,48の格子棒に押付けられる。この押付け力で弾性的な糸が拘束され、ひいては糸が縮む区間もしくはクランプ装置43,44によって保持された糸端の減退する長さが短縮される。
【0029】
分離薄板37は下糸32を準備ノズル27の吸込み空気流から遮蔽しかつ上糸31を拘束装置35の吸込み空気流から遮蔽し、このような形式で糸層に与えられる不都合な影響を阻止する。相応して分離薄板38は上糸31を準備ノズル28から遮蔽しかつ下糸32を拘束装置36から遮蔽する。格子47と格子48との格子棒はそれぞれ上糸31と下糸32の糸道に対してほぼ直角に延びている。この配置は、上糸31と下糸32が所属の拘束装置35,36はに吸込まれないことを助ける。
【0030】
上糸31と下糸32とを撚り継ぎのために準備すること及び撚り継ぎすることは公知の形式で行なわれる。糸継ぎ過程の詳細については例えばDE4005752A1、DE4420979A1又はこれに対応するUS特許No.5115,629もしくはNo.5829,706号を参照されたい。
【0031】
図6には本発明の対象の択一的な構成の1つが示されている。糸撚り継ぎ装置58は空気分配ブロック57を有し、該空気分配ブロック57には、スプライシング通路26を有するスプライシングプリズム25がねじ23で固定されている。上糸33のための拘束装置49と所属の準備ノズル53並びに下糸34のための拘束装置50と所属の準備ノズル54はそれぞれスプライシングプリズム25の同じ側に位置している。上糸33と下糸34とのコントラクション区間は前記配置によって減少させられる。格子51と52はそれぞれ拘束装置49,50の吸込み開口を覆いかつ糸端又は糸ループが拘束装置49,50の吸込み開口内へ吸込まれることを阻止する。図6の構成でも格子51と52の棒は上糸33と下糸34との走行方向に直交する方向へ延びている。
【0032】
下糸34を切断装置42で切断する場合には準備ノズル54も拘束装置50も、簡易化を理由として図示されていない圧縮空気源に接続されている。圧縮空気は空気ノズル60により準備ノズル54と拘束装置50へ吹込まれる。切断の後には、緊張された弾性的な下糸34は拘束装置50なしで収縮し、場合によっては準備ノズル54からだけではなく、スプライシング通路26からも引出されることになるものと想われる。空気力式に下糸34に作用する拘束装置50によって下糸34の端部は固持される。拘束装置50の固持作用は摩擦面56によって強められる。準備ノズル54と拘束装置50との吸込み作用によって下糸34は図7が示したように摩擦面56の上に位置し、摩擦が効果的に作用する。拘束装置50が圧縮空気で負荷されなくなると、下糸34は糸緊張力に基づき摩擦面56から再び離反する。
【0033】
相応することは上糸33、切断装置41、準備ノズル53、拘束装置49及び摩擦面55にも当嵌まる。
【0034】
もちろん本発明は、図1から図7までに示された実施例に限定されるものではない、択一的に図示されていない別の実施例においては、拘束装置35,36,49,50を負圧源と接続しかつ吸込み作用を負圧による負荷で発生させることもできる。
【0035】
装置部分を駆動し、支承しかつ保持するため並びに制御及び結糸するための別の情報は、ここで詳細に記述していない限り、引用した文献及びそこに記載されている公知技術から得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】綾巻きボビンを製造する巻取機の巻取部位を空気力式の糸撚り継ぎ装置と共に示した断面図。
【図2】本発明による糸撚り継ぎ装置の概略的な斜視図。
【図3】本発明の撚り継ぎ装置を糸端部準備過程にて示した図。
【図4】図3のA−A線に沿った断面図。
【図5】図3に示した実施例と同じ実施例を図3に示された糸端準備過程とは異なる糸端準備過程で示した図。
【図6】本発明による糸撚り継ぎ装置の別の実施例を糸端準備期にて示した図。
【図7】図6の拘束装置B−B線に沿った断面図。
【符号の説明】
1 巻取部位、 2 繰出しボビン、 3 糸、 4 バルーンブレーカ、 5 糸アイ、 6 糸緊張器、 7 糸撚り継ぎ装置、 8 クリーナ、 9 糸鋏、 10 パラフィン装置、 11 糸案内板、 12 溝ドラム、 13綾巻きボビン、 14 ボビン保持体、 15 旋回ノズル、 16 吸込みスリット、 17 旋回ヒンジ、 18 円弧、 19 吸込み管、 20 吸着開口、 21 旋回ヒンジ、 22 円弧、 23 ねじ、 24 空気分配ブロック、 25 スプライシングプリズム、 26 スプライシング通路、 27,28 準備ノズル、 29 圧縮空気吹込み開口、 30 糸道、 31上糸、 32 下糸、 35,36 拘束装置、 37,38 分離薄板、 39,40 糸案内板、 41,42 糸切断装置、 43,44 糸クランプ装置、 45,46 糸案内板、 47,48 格子、 49,50 拘束装置、 51,52 格子、 53,54 準備ノズル、 55,56 摩擦面、 57 空気分配ブロック、 58 糸撚り継ぎ装置、 60 空気のズル
Claims (9)
- 結節のない糸結合部を製作するための糸撚り継ぎ装置であって、互いに撚り継ぎしようとする糸を受容しかつ該糸の繊維の空気力式のスプライシングを可能にする、少なくとも1つの圧縮空気吹込み開口を有するスプライシング通路を備えたスプライシングプリズムを有しており、当該撚り継ぎ装置に、上糸と下糸とをクランプするクランプ装置と、それぞれ向き合って、上糸と下糸とを所定の長さに切断する切断装置とが配属されており、各切断装置に隣接してそれぞれ1つの準備ノズルが配置されており、該準備ノズルが各糸端を準備する他に、互いに撚り継ぎしようとする糸の糸端部を少なくとも糸準備の間保持する空気力式の保持装置として役立つ形式のものにおいて、クランプ装置(43;44)と準備ノズル(28,54;27,53)との間の弾性的な糸の糸道にそれぞれ1つの、空気力式に糸に作用する拘束装置(35,50;36,49)が配置されており、該拘束装置(35,50;36,49)が前記準備ノズル(28,54;27,53)までの糸のコントラクション区間を短縮することを特徴とする、糸撚り継ぎ装置。
- 前記拘束装置(50;51)がスプライシングプリズム(25)と準備ノズル(54;53)との間に配置されている、請求項1記載の装置。
- 前記拘束装置(47;48)がスプライシングプリズム(25)と前記クランプ装置(43;44)との間に配置されている、請求項1記載の装置。
- 前記拘束装置(35,36,49,50)が吸込みノズルとして構成され、該吸込みノズルが糸の吸込みを阻止するエレメントを有している、請求項1から3までのいずれか1項記載の装置。
- 前記吸込みノズルが管状に構成され、糸の吸込みを阻止する前記エレメントが空気透過性のカバーから成っている、請求項4記載の装置。
- 前記カバーがそれぞれ糸道に対し横方向に位置する格子棒を有する格子(47,48,51,52)として構成されている、請求項5記載の装置。
- 糸の切断とスプライシング過程との間、前記拘束装置(35,36,49,50)を働かせるように整えられた制御装置(59)が前記糸撚り継ぎ装置(7,58)に配属されている、請求項1から6までのいずれか1項記載の装置。
- 準備ノズル(28;27;54;53)と拘束装置(35;36;50;49)とが同じ時間に亘って圧縮空気源に接続されている、請求項7記載の装置。
- 糸走方向で見て前記拘束装置の前又は後ろに摩擦面(55,56)が配置され、拘束装置が働かされた場合に糸が摩擦面(55,56)に載るように構成されている、請求項1から8までのいずれか1項記載の装置。
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