JP2005295127A - 差動伝送回路を用いた異常伝送方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 差動伝送回路を用いて異常の発生と異常の内容の両方を伝送できる差動伝送回路を用いた異常伝送方法を提供する。
【解決手段】 複数の差動伝送回路を用いて信号を伝送する際に、送信側装置1で異常が発生したことを異常検出回路9が検出すると、差動伝送回路の伝送線4をフローティング状態にして、2本の伝送線に異常内容伝送信号を送信する。受信側装置3では、受信側装置においては、異常の発生を検出すると、各受信回路3A〜3Cにおいて、各信号伝送ライン5A〜5cの2本の伝送線の一方から異常内容伝送信号をそれぞれラッチする。判定手段13は、受信回路の出力で異常を判定する。
【選択図】図1

Description

本発明は、差動伝送回路を用いて異常の発生と異常の内容の両方を伝送できる差動伝送回路を用いた異常伝送方法に関するものである。
特開平2−232799号公報には、差動伝送回路を用いた従来の異常伝送方法が示されている。この方法で用いる差動伝送回路は、送信側装置から2本の伝送線に互いに逆の論理関係になる2種類の送信信号を出力し、受信側装置で2種類の送信信号が逆の論理関係にあるときには受信した2種類の送信信号が正常であると判断し且つ2種類の送信信号が逆の論理関係にないときには受信した2種類の送信信号が異常であると判断して正常な送信信号のみを受信側装置で利用できるように構成されている。従来は、この差動伝送回路を複数回路用いて複数種類の信号の伝送を行う際に、2本の伝送線に2種類の送信信号を出力しないことにより送信側装置で異常が発生したことを受信側装置に伝送するする差動伝送回路を用いた異常伝送方法である。すなわち従来の異常の伝送方法では、送信側で発生した異常や断線等を差動信号出力をフローティング状態にして、受信側装置でフローティング信号により断線状態を検出する異常検出信号の伝送方法である。
特開平2−232799号公報
しかしながら、従来の差動伝送回路を用いた異常伝送方法では、送信装置側での異常の発生は判かってもその内容までは、判らないという問題があった。
本発明の目的は、差動伝送回路を用いて異常の発生と異常の内容の両方を伝送できる差動伝送回路を用いた異常伝送方法を提供することにある。
本発明の他の目的は、2本のそれぞれの伝送線の一方から信号をラッチして異常の内容を判定することを可能にする検出する異常伝送方法を提供することにある。
本発明の他の目的は、複数の差動伝送回路に設けた複数のラッチ回路にラッチされている論理状態に応じて定められている異常の内容を判定することができる方法を提供することにある。
本発明は、差動伝送回路を用いて送信側装置で異常が発生したこととその内容を受信側装置に伝送するために次のようにする。まず差動伝送回路は、送信側装置から2本の伝送線に互いに逆の論理関係になる2種類の送信信号を出力し、受信側装置で2種類の送信信号が逆の論理関係にあるときには受信した2種類の送信信号が正常であると判断し且つ2種類の送信信号が逆の論理関係にないときには受信した2種類の送信信号が異常であると判断して正常な送信信号のみを受信側装置で利用できるようにするための送信回路である。この差動伝送回路を複数回路用いて複数種類の信号の伝送を行う際に、2本の伝送線に2種類の送信信号を出力しないことにより、送信側装置で異常が発生したことを受信側装置に伝送することができる。すなわち2本の伝送線に2種類の送信信号を出力しないことにより、2本の伝送線はいわゆるフローティング状態になっている。そのため受信側装置で2本の伝送線上の論理状態を判定しても、2本の伝送線の論理状態が逆の論理関係にあることを判定できない。これによって受信側装置では、送信側装置で何らかの異常が発生していることを判断することができる。
しかしながら、これだけでは異常の内容を判定できない。そこで本発明では、複数の差動伝送回路で異常が発生したことを伝送するために2本の伝送線に2種類の送信信号を出力していない状態において、複数の差動伝送回路の2本の伝送線に異常内容伝送信号を同じ論理関係でそれぞれ出力する。2本の伝送線に2種類の送信信号を出力していない状態であっても、2本の伝送線は送信可能である。そこで本発明では、この2本の伝送線を利用して異常の内容を伝送する異常内容伝送信号を受信側装置に伝送する。異常内容伝送信号を送信する場合でも、異常が発生していることの伝達を維持するために、2本の伝送線には同じ論理関係でそれぞれ出力している。同じ論理関係であれば、受信側装置は、送信されたきた信号に異常があることを判定するため、先に判定した異常の状態をそのまま維持できる。受信側装置においては、異常が発生したことを検出したときに、複数の差動伝送回路の2本の伝送線の一方から異常内容伝送信号をそれぞれラッチする(信号の論理状態を記憶する)。2本の伝送線には同じ異常内容伝送信号が送信されているため、一方の伝送線から異常内容伝送信号を取り込むことで足りる。そしてラッチした受信側装置では、異常内容伝送信号の論理関係に基づいて異常の内容を判断する。
本発明を実現するために、受信側装置には、複数の差動伝送回路に対応して、複数の異常判定手段と複数のラッチ回路とを設ければよい。複数の異常判定手段は、それぞれ差動伝送回路の2本の伝送線から伝送されてくる2つの信号が逆の論理関係にあるか否かを判定し、2つの信号が逆の論理関係にないときに送信側装置で異常が発生していることを判定するように構成すればよい。またラッチ回路は、対応する異常判定手段が異常の発生を判定したときに、対応する差動伝送回路の2本の伝送線の一方から信号をラッチするように構成すればよい。
異常内容の判断手法は任意である。例えば、予め複数のラッチ回路にラッチされる論理状態に応じて異常の内容を定めておくことができる。この場合には、複数のラッチ回路にラッチされている論理状態に基づいて異常の内容を判定することができる。即ち予め各ラッチ回路にラッチされる論理状態と異常の内容とを関連付けて定めておけば、各ラッチ回路にラッチされる論理状態を判定するだけで直ぐに異常の内容を判断することができる。したがってこのようにすれば簡単且つ迅速に異常の内容を判定することができる。
また本発明のように、複数の差動伝送回路のすべてで異常の伝送を実施すると、異常を伝送しているときには、すべての差動伝送回路で異常を検出することになるが、異常を伝送していない場合に、例えば1つの差動伝送回路で異常を検出する場合がある。このような場合には、その差動伝送回路で伝送が行われていないこと、すなわちその差動伝送回路において断線が発生していることを意味する。したがって受信側装置において複数の差動伝送回路のすべてにおいて異常が発生したことを検出しないときには、異常が発生していることを検出している差動伝送回路(またはこの差動伝送回路に接続されている送信側装置内の伝送線)において断線が発生していると判断することができる。よって本発明によれば、異常内容の伝送だけでなく、断線の検出も同時に判断することができる。
なお送信側装置はどのようなものであってもよい。例えば、送信側装置として、回転体の回転を検出して複数種類の検出信号を出力するエンコーダを対象としてもよい。
本発明によれば、受信側装置において異常が発生したことを検出したときに、複数の差動伝送回路の2本の伝送線の一方から異常内容伝送信号をそれぞれラッチし、ラッチした複数の異常内容伝送信号の論理関係に基づいて異常の内容を判断することができるので、差動伝送回路を用いて異常の発生と異常の内容の両方を伝送できる効果が得られる。
本発明によれば、送信側の複数の信号を複数の差動伝送回路で伝送する回路において、送信側の複数の信号が単独又は複数で異常又は断線した場合に、それぞれの異常を複数の差動伝送回路それぞれについて異常の発生と異常の内容を伝送し、受信装置で異常発生と異常の内容を判定し表示するため、異常診断が短時間に判別することが出来復旧を早めることが出来る。
以下、図面を参照して本発明の差動伝送回路を用いた異常伝送方法による異常内容検出方法を実施する伝送及び回路の一例を用いて本発明の方法の実施の形態の一例を詳細に説明する。エンコーダの信号A、信号B、信号Cの送受信回路に適用した場合の実施の形態を回路図を示して詳細に説明する。図1の伝送回路で図は、エンコーダから出力される3種類の信号(信号A、信号B及び信号C)をそれぞれ差動伝送回路を用いて送信側装置1から受信側装置3に伝送する。送信側装置1と受信側装置3との間には、2本の伝送線4が1セットになって構成される3本の信号伝送ライン5A,5B及び5Cが敷設されている。
送信側装置1は、3種類の信号(信号A、信号B及び信号C)に対応して設けられた3つの送信回路1A〜1Cと、異常検出回路9と、異常内容決定手段11と、図示しないエンコーダとを備えている。なお図1においては、エンコーダから出力される3種類の信号を符号A,B及びCとして示してある。なお送信回路1A〜1Cは、同じ回路構成を有しているため、図1には送信回路1Aの構成だけを示して、送信回路1B及び1Cの構成は図示を省略してある。送信回路1Aは、差動出力回路7と、NOT回路19と、2つのゲート回路付きアンプ21及び23とを備えている。差動出力回路7は、エンコーダから出力された信号Aを信号伝送ライン5Aの2本の伝送線4に互いに逆の論理関係になる2種類の送信信号(A,A´)として出力するように構成されている。ここで2種類の送信信号が逆の論理関係になることとは、一方の送信信号を論理レベルで反転した信号が他方の送信信号になることを意味する。具体的には、一方の送信信号がハイレベルであれば、逆の論理関係なる他方の送信信号はロウレベルになり、一方の送信信号がロウレベルであれば、他方の送信信号がハイレベルになる関係が、2種類の送信信号が逆の論理関係になることを意味する。
差動出力回路7は、異常検出回路9から異常検出信号(ハイレベルの信号H)が出力されていないときでNOT回路19の出力がロウレベルにあるときには、通常の差動出力動作を行って、2本の伝送線4,4に逆の論理関係になる2種類の信号を出力する。また差動出力回路7は、異常検出回路9から異常検出信号(ハイレベルの信号)が出力されてNOT回路19の出力がハイレベルになると、通常の差動出力動作を停止して2本の伝送線をフローティング状態にする。2つのゲート回路付きアンプ21及び23のゲートにはそれぞれ異常検出回路9の出力が入力されている。そしてアンプ21及び23の出力部は、それぞれ信号伝送ライン5Aの2本の伝送線4,4に接続されている。アンプ21及び23は、ゲートに異常検出信号が入力されるとゲートがハイレベルになって出力可能な状態になり、ゲートに異常検出信号が入力されていないときにはゲートがロウレベルになって出力不可能な状態になる。したがって異常検出回路9が異常を検出しているときにだけ、各アンプ21及び23は、異常内容決定手段11で決定した異常内容を表示するための異常ビット信号(ハイレベルまたはロウレベルの異常内容伝送信号)を異常ビット0端子から受信してそれを信号伝送ライン5Aの2本の伝送線4,4に出力する。このときアンプ21及び23からは2本の伝送線4,4に、同じ論理関係の異常ビット信号がそれぞれ出力されている。
上記と同様にして、その他の送信回路1B及び1Cにおいても、異常検出回路9が異常検出信号を出力すると、それぞれ異常ビット1端子及び異常ビット2端子から出力されている異常内容を表示するための異常ビット信号(ハイレベルまたはロウレベルの異常内容伝送信号)を受信して、信号伝送ライン5B及び5Cを構成する2本の伝送ラインに同じ論理関係で出力する。
受信側装置3は、送信回路1A〜1Cに対応して設けられた3つの受信回路3A〜3Bを備えている。これら受信回路3A〜3Cの回路構成は同じであるため、図1においては受信回路3Aの構成だけを示している。受信回路3Aは、信号伝送ライン5Aの2本の伝送線4,4が入力端子に接続された差動入力回路15を備えている。なお差動入力回路15の入力端子には、プルアップ用の抵抗R1及びR2の一端が接続されている。この抵抗R1及びR2の他端は、定電圧電源に接続されている。差動入力回路15は、2本の伝送線4,4に逆の論理関係にある2種類の信号が入力されているときに、一方の信号Aを出力し、2本の伝送線4,4上に同じ論理関係にある信号が伝送されているときには、何も信号を出力しないように構成されている。受信回路3Aにおいて、伝送線4,4には、排他的論理和ゲート25の入力端子がそれぞれ接続されている。そして排他的論理和ゲート25の出力端子には、ローパスフィルタ27が接続されている。ローパスフィルタ27からは異常の検出を表示する異常A信号が出力される。この異常A信号は、ラッチ回路29のゲートにも入力される。ラッチ回路29の入力端子は、信号伝送ライン5Aの1本の伝送線4に接続されている。排他的論理和ゲート25は、2つの入力信号が逆の論理関係にあるときには出力がロウレベルになり、2つの入力信号が同じ論理関係にあるときには出力がハイレベルになるものである。したがって2本の伝送線4,4に同じ論理関係の異常ビット信号(異常内容伝送信号)が伝送されているときには、排他的論理和ゲート25の出力がハイレベルとなり、ラッチ回路29が伝送線4に伝送されている異常内容伝送信号(具体的には信号の論理的レベル)をラッチする。ラッチ回路29は、ラッチした信号を異常ビット0として出力する。受信回路3B及び3Cでも同様の動作が行われ、信号伝送ライン5B及び5Cに異常内容伝送信号が伝送されているときには、各受信回路3Bおよび3Cのラッチ回路もそれぞれ異常内容伝送信号をラッチして異常ビット1及び異常ビット2として出力する。
判定手段13は、各受信回路3A〜3Cで検出した異常A信号〜異常C信号の論理レベルの状態と、ラッチ回路29がラッチした異常ビット0〜異常ビット2の論理レベルの状態に基づいて、異常の発生とその内容及び断線の発生を判定する。なお異常内容決定手段11と判定手段13における異常内容の決定基準と判定基準については後の動作説明において詳細に説明する。
次に図1の回路図の動作について説明する。基本的な回路動作はエンコーダ信号A、信号B、信号Cを送信する各差動送信回路において同一になるため、信号Aを伝送する場合を中心にして動作を説明する。まず信号Aは差動伝送回路の差動信号を出力する差動出力回路7により2本の伝送線4,4に互いに逆の論理関係になる2種類の信号Aと信号A´(信号A´は信号Aの逆の論理関係になる信号)として出力される。伝送線4,4に送信された差動信号の信号Aと信号A´は、受信側装置3内の差動受信回路15により受信されて出力信号Aとして出力される。
エンコーダ自身またはエンコーダの信号に異常があることを異常検出回路9が検出したときには、異常検出回路9から出力された異常信号がNOT回路19に入力され、NOT回路19の出力がロウレベル即ちLレベルとなる。その結果、差動出力回路7はフローティング状態となり差動伝送回路の差動信号は出力されなくなる。また、異常内容決定手段11から出力される異常内容の異常ビット信号(異常内容伝送信号)は、異常検出回路9から出力された異常信号により2つのゲート回路付きAMP21、23が出力可能状態になって、2本の伝送線4,4に同じ論理関係の信号として出力されて、受信側装置3へと伝送される。異常ビット信号(異常内容伝送信号)は、伝送線4,4を通して排他的論理和ゲート25に入力され、排他的論理和ゲート25の出力がロウレベルとなり、ローパスフィルタ27を通して異常を検出していることを示す異常A信号が出力される。このとき受信回路3Aでは、ラッチ回路29が差動出力回路15からの2本の伝送線5の一方から異常ビット信号(異常内容伝送信号)をラッチしてこれを記憶する。
信号B及び信号Cも信号Aと同様にそれぞれの差動伝送回路により送受信される。信号B、信号Cの差動伝送回路の差動信号も2本の伝送線に互いに逆の論理関係になる2種類の信号として各差動伝送回路により送受信される。2種類の送信信号は、それぞれ信号Bと信号B´(信号B´は信号Bの逆の論理関係になる信号)として、また信号Cと信号C´(信号C´は信号Cの逆の論理関係になる信号)として出力される。信号Bと信号B´と信号Cと信号C´は、それぞれ受信回路3B及び3C内の差動受信回路15により受信され出力信号Bおよび出力信号Cとして出力される。異常検出回路9が異常を検出した場合には、送信回路1B及び1Cにおいても上記と同様の異常内容を伝送するための信号処理が行われる。すなわち送信回路1Bからは、異常ビット1端子から出力された異常内容を表示する異常ビット信号(異常内容伝送信号)が、信号伝送ライン5Bの2本の伝送線4,4に出力される。また送信回路1Cからは、異常ビット2端子から出力された異常内容を表示する異常ビット信号(異常内容伝送信号)が、信号伝送ライン5Cの2本の伝送線4,4に出力される。受信回路3B及び3Cでも受信回路3Aと同様の信号処理が行われる。例えば、信号伝送ライン5B及び5Cに断線がなければ、受信回路3B及び3Cからは異常B信号と異常C信号とが出力され、また受信回路3B及び3Cからは各ラッチ回路でラッチされた異常内容伝送信号が異常ビット1及び異常ビット2としてそれぞれ出力される。
本実施の形態によれば、信号A、信号B、信号Cのいずれか単独の異常の場合や複数の異常、あるいは断線による異常の検出をすることができる。特に、受信回路3A〜3Cから出力される異常ビット0〜異常ビット2の論理レベルの組み合わせを解釈することにより異常内容が判定できる。異常内容の判定の信号状態は、送信側と受信側の内部状態として定めることができる。実際に3つの信号A、信号B、信号Cを送信する場合において、異常内容を伝送する場合の送信側装置内部における異常コードの一覧表を表1に示す。
Figure 2005295127
表1において、最も左の覧には信号名を示してある。そして信号名の右の欄には各信号の信号状態を示してある。「A、B、C」は信号A〜信号Cの有無を意味している。「異常」は異常検出信号9の論理レベルを示しており、正常なときにはロウレベル「L」であり、異常を検出したときはハイレベル「H」となる。「異常ビット0、異常ビット1、異常ビット2」は、異常内容決定手段11が所定の異常を内容を示すために出力する異常内容伝送信号(異常ビット0端子、異常ビット1端子、異常ビット2端子から出力される信号)の論理レベル「L」または「H」を示している。「出力A/A´、出力B/B´、出力C/C´」は、信号伝送ライン5A〜5Cの2本の伝送線4,4の信号状態を示している。なお表1において、○は正常、Nは不定、Hはハイレベル、Lはローレベルの状態を示している。内部状態は、表の左から正常、異常コード0、異常コード1、異常コード2、異常コード3、異常コード4、異常コード5、異常コード6、異常コード7の9種類の状態がある。この例では、異常ビット0端子、異常ビット1端子、異常ビット2端子から出力される3種類の信号の論理レベルの組み合わせとその他の信号の信号状態とにより、異常内容を決定する。異常コードが示す具体的な異常内容としては、A信号〜B信号の信号異常や、断線等を含めることができる。
つぎに受信側装置において、異常内容を判定する場合の異常コードの一覧表を表2に示す。
Figure 2005295127
表2においても、最も左の覧には信号名が記載されており、その右の欄には信号状態等が示されている。判定手段13では、受信側装置3から出力されるA信号、B信号、C信号、異常A信号、異常B信号、異常C信号、異常ビット0信号、異常ビット1信号、異常ビット2信号の信号の有無及び論理レベルを表2と対比して、断線や異常コードを判定する。なお表2に従えば、表の左から正常、A相断線、B相断線、C相断線、異常コード0、異常コード1、異常コード2、異常コード3、異常コード4、異常コード5、異常コード6、異常コード7の12種類が判定できる。異常コード7の信号状態は、全線が断線していることを意味する。
上記実施の形態は、エンコーダ信号の伝送における異常伝送に本発明の方法を適用したものであるが、本発明はその他の信号の伝送においても適用できるのは勿論である。
本発明の方法を実施するための伝送回路の構成を示す回路図である。
符号の説明
1 送信側装置
3 受信側装置
4 伝送線
5A〜5B 信号伝送ライン
7 差動出力回路
9 異常検出回路
11 異常内容決定手段
13 判定手段
15 差動入力回路
17 異常判定手段
19 NOT回路
21,23 ゲート回路付きアンプ
25 排他的論理和ゲート
27 ローパスフィルタ
29 ラッチ回路
1A,1B,1C 送信回路
3A,3B,3C 受信回路

Claims (5)

  1. 送信側装置から2本の伝送線に互いに逆の論理関係になる2種類の送信信号を出力し、受信側装置で前記2種類の送信信号が前記逆の論理関係にあるときには受信した前記2種類の送信信号が正常であると判断し且つ前記2種類の送信信号が前記逆の論理関係にないときには受信した前記2種類の送信信号が異常であると判断して正常な前記送信信号のみを前記受信側装置で利用できるようにする差動伝送回路を複数回路用いて複数種類の信号の伝送を行う際に、前記2本の伝送線に前記2種類の送信信号を出力しないことにより前記送信側装置で異常が発生したことを前記受信側装置に伝送する差動伝送回路を用いた異常伝送方法であって、
    前記複数の差動伝送回路で前記異常が発生したことを伝送するために前記2本の伝送線に前記2種類の送信信号を出力していない状態において、前記複数の差動伝送回路の前記2本の伝送線に異常内容伝送信号を同じ論理関係でそれぞれ出力し、
    前記受信側装置において前記異常が発生したことを検出したときに、前記複数の差動伝送回路の前記2本の伝送線の一方から前記異常内容伝送信号をそれぞれラッチし、前記ラッチした前記異常内容伝送信号の論理関係に基づいて前記異常の内容を判断することを特徴とする差動伝送回路を用いた異常伝送方法。
  2. 前記受信側装置は、前記複数の差動伝送回路に対応して、それぞれ前記差動伝送回路の前記2本の伝送線から伝送されてくる2つの信号が逆の論理関係にあるか否かを判定し、前記2つの信号が逆の論理関係にないときに前記送信側装置で前記異常が発生していることを判定する複数の異常判定手段と、
    前記複数の異常判定手段が前記異常の発生を判定したときに、前記複数の差動伝送回路のそれぞれの前記2本の伝送線の一方から信号をラッチする複数のラッチ回路とを備えていることを特徴とする請求項1に記載の差動伝送回路を用いた異常伝送方法。
  3. 予め前記複数のラッチ回路にラッチされる論理状態に応じて前記異常の内容を定めておき、
    前記複数のラッチ回路にラッチされている論理状態に基づいて前記異常の内容を判定することを特徴とする請求項3に記載の差動伝送回路を用いた異常伝送方法。
  4. 前記受信側装置において前記複数の差動伝送回路のすべてにおいて前記異常が発生したことを検出しないときには、前記異常が発生していることを検出している前記差動伝送回路において断線が発生していると判断することを特徴とする請求項1、2または3に記載の差動伝送回路を用いた異常伝送方法。
  5. 前記送信側装置が、回転体の回転を検出して複数種類の検出信号を出力するエンコーダである請求項1に記載の差動伝送回路を用いた異常伝送方法。
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