JP3933643B2 - 差動伝送回路を用いた異常伝送方法 - Google Patents

差動伝送回路を用いた異常伝送方法 Download PDF

Info

Publication number
JP3933643B2
JP3933643B2 JP2004106014A JP2004106014A JP3933643B2 JP 3933643 B2 JP3933643 B2 JP 3933643B2 JP 2004106014 A JP2004106014 A JP 2004106014A JP 2004106014 A JP2004106014 A JP 2004106014A JP 3933643 B2 JP3933643 B2 JP 3933643B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
transmission
abnormality
signals
signal
abnormal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2004106014A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2005295127A (ja
Inventor
よし 石塚
智仁 山崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Denki Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Denki Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sanyo Denki Co Ltd filed Critical Sanyo Denki Co Ltd
Priority to JP2004106014A priority Critical patent/JP3933643B2/ja
Publication of JP2005295127A publication Critical patent/JP2005295127A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3933643B2 publication Critical patent/JP3933643B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Dc Digital Transmission (AREA)

Description

本発明は、差動伝送回路を用いて異常の発生と異常の内容の両方を伝送できる差動伝送回路を用いた異常伝送方法に関するものである。
特開平2−232799号公報には、差動伝送回路を用いた従来の異常伝送方法が示されている。この方法で用いる差動伝送回路は、送信側装置から2本の伝送線に互いに逆の論理関係になる2種類の送信信号を出力し、受信側装置で2種類の送信信号が逆の論理関係にあるときには受信した2種類の送信信号が正常であると判断し且つ2種類の送信信号が逆の論理関係にないときには受信した2種類の送信信号が異常であると判断して正常な送信信号のみを受信側装置で利用できるように構成されている。従来の方法は、この差動伝送回路を複数回路用いて複数種類の信号の伝送を行う際に、2本の伝送線に2種類の送信信号を出力しないことにより送信側装置で異常が発生したことを受信側装置に伝送する差動伝送回路を用いた異常伝送方法である。すなわち従来の異常の伝送方法では、送信側で発生した異常や断線等を差動信号出力をフローティング状態にして、受信側装置でフローティング信号により断線状態を検出する異常検出信号の伝送方法である。
特開平2−232799号公報
しかしながら、従来の差動伝送回路を用いた異常伝送方法では、送信装置側での異常の発生は判かってもその内容までは、判らないという問題があった。
本発明の目的は、差動伝送回路を用いて異常の発生と異常の内容の両方を伝送できる差動伝送回路を用いた異常伝送方法を提供することにある。
本発明の他の目的は、2本のそれぞれの伝送線の一方から信号をラッチして異常の内容を判定することを可能にする検出する異常伝送方法を提供することにある。
本発明の他の目的は、複数の差動伝送回路に設けた複数のラッチ回路にラッチされている論理状態に応じて定められている異常の内容を判定することができる方法を提供することにある。
本発明は、差動伝送回路を用いて送信側装置で異常が発生したこととその内容を受信側装置に伝送するために次のようにする。まず差動伝送回路は、送信側装置から2本の伝送線に互いに逆の論理関係になる2種類の送信信号を出力し、受信側装置で2種類の送信信号が逆の論理関係にあるときには受信した2種類の送信信号が正常であると判断し且つ2種類の送信信号が逆の論理関係にないときには受信した2種類の送信信号が異常であると判断して正常な送信信号のみを受信側装置で利用できるようにするための送信回路である。この差動伝送回路を複数回路用いて複数種類の信号の伝送を行う際に、2本の伝送線に2種類の送信信号を出力しないことにより、送信側装置で異常が発生したことを受信側装置に伝送することができる。すなわち2本の伝送線に2種類の送信信号を出力しないことにより、2本の伝送線はいわゆるフローティング状態になっている。そのため受信側装置で2本の伝送線上の論理状態を判定しても、2本の伝送線の論理状態が逆の論理関係にあることを判定できない。これによって受信側装置では、送信側装置で何らかの異常が発生していることを判断することができる。
しかしながら、これだけでは異常の内容を判定できない。そこで本発明では、複数の差動伝送回路で異常が発生したことを伝送するために2本の伝送線に2種類の送信信号を出力していない状態において、複数の差動伝送回路の2本の伝送線に異常内容伝送信号を同じ論理関係でそれぞれ出力する。2本の伝送線に2種類の送信信号を出力していない状態であっても、2本の伝送線は送信可能である。そこで本発明では、この2本の伝送線を利用して異常の内容を伝送する異常内容伝送信号を受信側装置に伝送する。異常内容伝送信号を送信する場合でも、異常が発生していることの伝達を維持するために、2本の伝送線には同じ論理関係でそれぞれ出力している。同じ論理関係であれば、受信側装置は、送信されたきた信号に異常があることを判定するため、先に判定した異常の状態をそのまま維持できる。受信側装置においては、異常が発生したことを検出したときに、複数の差動伝送回路の2本の伝送線の一方から異常内容伝送信号をそれぞれラッチする(信号の論理状態を記憶する)。2本の伝送線には同じ異常内容伝送信号が送信されているため、一方の伝送線から異常内容伝送信号を取り込むことで足りる。そしてラッチした受信側装置では、異常内容伝送信号の論理関係に基づいて異常の内容を判断する。
本発明を実現するために、受信側装置には、複数の差動伝送回路に対応して、複数の異常判定手段と複数のラッチ回路とを設ければよい。複数の異常判定手段は、それぞれ差動伝送回路の2本の伝送線から伝送されてくる2つの信号が逆の論理関係にあるか否かを判定し、2つの信号が逆の論理関係にないときに送信側装置で異常が発生していることを判定するように構成すればよい。またラッチ回路は、対応する異常判定手段が異常の発生を判定したときに、対応する差動伝送回路の2本の伝送線の一方から信号をラッチするように構成すればよい。
異常内容の判断手法は任意である。例えば、予め複数のラッチ回路にラッチされる論理状態に応じて異常の内容を定めておくことができる。この場合には、複数のラッチ回路にラッチされている論理状態に基づいて異常の内容を判定することができる。即ち予め各ラッチ回路にラッチされる論理状態と異常の内容とを関連付けて定めておけば、各ラッチ回路にラッチされる論理状態を判定するだけで直ぐに異常の内容を判断することができる。したがってこのようにすれば簡単且つ迅速に異常の内容を判定することができる。
また本発明のように、複数の差動伝送回路のすべてで異常の伝送を実施すると、異常を伝送しているときには、すべての差動伝送回路で異常を検出することになるが、異常を伝送していない場合に、例えば1つの差動伝送回路で異常を検出する場合がある。このような場合には、その差動伝送回路で伝送が行われていないこと、すなわちその差動伝送回路において断線が発生していることを意味する。したがって受信側装置において複数の差動伝送回路のすべてにおいて異常が発生したことを検出しないときには、異常が発生していることを検出している差動伝送回路(またはこの差動伝送回路に接続されている送信側装置内の伝送線)において断線が発生していると判断することができる。よって本発明によれば、異常内容の伝送だけでなく、断線の検出も同時に判断することができる。
本発明では、送信側装置として、回転体の回転を検出して複数種類の検出信号を出力するエンコーダを対象とする。
本発明によれば、受信側装置において異常が発生したことを検出したときに、複数の差動伝送回路の2本の伝送線の一方から異常内容伝送信号をそれぞれラッチし、ラッチした複数の異常内容伝送信号の論理関係に基づいて異常の内容を判断することができるので、差動伝送回路を用いて異常の発生と異常の内容の両方を伝送できる効果が得られる。
本発明によれば、送信側の複数の信号を複数の差動伝送回路で伝送する回路において、送信側の複数の信号が単独又は複数で異常又は断線した場合に、それぞれの異常を複数の差動伝送回路それぞれについて異常の発生と異常の内容を伝送し、受信装置で異常発生と異常の内容を判定し表示するため、異常診断が短時間に判別することが出来復旧を早めることが出来る。
以下、図面を参照して本発明の差動伝送回路を用いた異常伝送方法による異常内容検出方法を実施する伝送及び回路の一例を用いて本発明の方法の実施の形態の一例を詳細に説明する。エンコーダの信号A、信号B、信号Cの送受信回路に適用した場合の実施の形態を回路図を示して詳細に説明する。図1の伝送回路で図は、エンコーダから出力される3種類の信号(信号A、信号B及び信号C)をそれぞれ差動伝送回路を用いて送信側装置1から受信側装置3に伝送する。送信側装置1と受信側装置3との間には、2本の伝送線4が1セットになって構成される3本の信号伝送ライン5A,5B及び5Cが敷設されている。
送信側装置1は、3種類の信号(信号A、信号B及び信号C)に対応して設けられた3つの送信回路1A〜1Cと、異常検出回路9と、異常内容決定手段11と、図示しないエンコーダとを備えている。なお図1においては、エンコーダから出力される3種類の信号を符号A,B及びCとして示してある。なお送信回路1A〜1Cは、同じ回路構成を有しているため、図1には送信回路1Aの構成だけを示して、送信回路1B及び1Cの構成は図示を省略してある。送信回路1Aは、差動出力回路7と、NOT回路19と、2つのゲート回路付きアンプ21及び23とを備えている。差動出力回路7は、エンコーダから出力された信号Aを信号伝送ライン5Aの2本の伝送線4に互いに逆の論理関係になる2種類の送信信号(A,A´)として出力するように構成されている。ここで2種類の送信信号が逆の論理関係になることとは、一方の送信信号を論理レベルで反転した信号が他方の送信信号になることを意味する。具体的には、一方の送信信号がハイレベルであれば、逆の論理関係なる他方の送信信号はロウレベルになり、一方の送信信号がロウレベルであれば、他方の送信信号がハイレベルになる関係が、2種類の送信信号が逆の論理関係になることを意味する。
差動出力回路7は、異常検出回路9から異常検出信号(ハイレベルの信号H)が出力されていないときでNOT回路19の出力がロウレベルにあるときには、通常の差動出力動作を行って、2本の伝送線4,4に逆の論理関係になる2種類の信号を出力する。また差動出力回路7は、異常検出回路9から異常検出信号(ハイレベルの信号)が出力されてNOT回路19の出力がハイレベルになると、通常の差動出力動作を停止して2本の伝送線をフローティング状態にする。2つのゲート回路付きアンプ21及び23のゲートにはそれぞれ異常検出回路9の出力が入力されている。そしてアンプ21及び23の出力部は、それぞれ信号伝送ライン5Aの2本の伝送線4,4に接続されている。アンプ21及び23は、ゲートに異常検出信号が入力されるとゲートがハイレベルになって出力可能な状態になり、ゲートに異常検出信号が入力されていないときにはゲートがロウレベルになって出力不可能な状態になる。したがって異常検出回路9が異常を検出しているときにだけ、各アンプ21及び23は、異常内容決定手段11で決定した異常内容を表示するための異常ビット信号(ハイレベルまたはロウレベルの異常内容伝送信号)を異常ビット0端子から受信してそれを信号伝送ライン5Aの2本の伝送線4,4に出力する。このときアンプ21及び23からは2本の伝送線4,4に、同じ論理関係の異常ビット信号がそれぞれ出力されている。
上記と同様にして、その他の送信回路1B及び1Cにおいても、異常検出回路9が異常検出信号を出力すると、それぞれ異常ビット1端子及び異常ビット2端子から出力されている異常内容を表示するための異常ビット信号(ハイレベルまたはロウレベルの異常内容伝送信号)を受信して、信号伝送ライン5B及び5Cを構成する2本の伝送ラインに同じ論理関係で出力する。
受信側装置3は、送信回路1A〜1Cに対応して設けられた3つの受信回路3A〜3Bを備えている。これら受信回路3A〜3Cの回路構成は同じであるため、図1においては受信回路3Aの構成だけを示している。受信回路3Aは、信号伝送ライン5Aの2本の伝送線4,4が入力端子に接続された差動入力回路15を備えている。なお差動入力回路15の入力端子には、プルアップ用の抵抗R1及びR2の一端が接続されている。この抵抗R1及びR2の他端は、定電圧電源に接続されている。差動入力回路15は、2本の伝送線4,4に逆の論理関係にある2種類の信号が入力されているときに、一方の信号Aを出力し、2本の伝送線4,4上に同じ論理関係にある信号が伝送されているときには、何も信号を出力しないように構成されている。受信回路3Aにおいて、伝送線4,4には、排他的論理和ゲート25の入力端子がそれぞれ接続されている。そして排他的論理和ゲート25の出力端子には、ローパスフィルタ27が接続されている。ローパスフィルタ27からは異常の検出を表示する異常A信号が出力される。この異常A信号は、ラッチ回路29のゲートにも入力される。ラッチ回路29の入力端子は、信号伝送ライン5Aの1本の伝送線4に接続されている。排他的論理和ゲート25は、2つの入力信号が逆の論理関係にあるときには出力がロウレベルになり、2つの入力信号が同じ論理関係にあるときには出力がハイレベルになるものである。したがって2本の伝送線4,4に同じ論理関係の異常ビット信号(異常内容伝送信号)が伝送されているときには、排他的論理和ゲート25の出力がハイレベルとなり、ラッチ回路29が伝送線4に伝送されている異常内容伝送信号(具体的には信号の論理的レベル)をラッチする。ラッチ回路29は、ラッチした信号を異常ビット0として出力する。受信回路3B及び3Cでも同様の動作が行われ、信号伝送ライン5B及び5Cに異常内容伝送信号が伝送されているときには、各受信回路3Bおよび3Cのラッチ回路もそれぞれ異常内容伝送信号をラッチして異常ビット1及び異常ビット2として出力する。
判定手段13は、各受信回路3A〜3Cで検出した異常A信号〜異常C信号の論理レベルの状態と、ラッチ回路29がラッチした異常ビット0〜異常ビット2の論理レベルの状態に基づいて、異常の発生とその内容及び断線の発生を判定する。なお異常内容決定手段11と判定手段13における異常内容の決定基準と判定基準については後の動作説明において詳細に説明する。
次に図1の回路図の動作について説明する。基本的な回路動作はエンコーダ信号A、信号B、信号Cを送信する各差動送信回路において同一になるため、信号Aを伝送する場合を中心にして動作を説明する。まず信号Aは差動伝送回路の差動信号を出力する差動出力回路7により2本の伝送線4,4に互いに逆の論理関係になる2種類の信号Aと信号A´(信号A´は信号Aの逆の論理関係になる信号)として出力される。伝送線4,4に送信された差動信号の信号Aと信号A´は、受信側装置3内の差動受信回路15により受信されて出力信号Aとして出力される。
エンコーダ自身またはエンコーダの信号に異常があることを異常検出回路9が検出したときには、異常検出回路9から出力された異常信号がNOT回路19に入力され、NOT回路19の出力がロウレベル即ちLレベルとなる。その結果、差動出力回路7はフローティング状態となり差動伝送回路の差動信号は出力されなくなる。また、異常内容決定手段11から出力される異常内容の異常ビット信号(異常内容伝送信号)は、異常検出回路9から出力された異常信号により2つのゲート回路付きAMP21、23が出力可能状態になって、2本の伝送線4,4に同じ論理関係の信号として出力されて、受信側装置3へと伝送される。異常ビット信号(異常内容伝送信号)は、伝送線4,4を通して排他的論理和ゲート25に入力され、排他的論理和ゲート25の出力がロウレベルとなり、ローパスフィルタ27を通して異常を検出していることを示す異常A信号が出力される。このとき受信回路3Aでは、ラッチ回路29が差動出力回路15からの2本の伝送線5の一方から異常ビット信号(異常内容伝送信号)をラッチしてこれを記憶する。
信号B及び信号Cも信号Aと同様にそれぞれの差動伝送回路により送受信される。信号B、信号Cの差動伝送回路の差動信号も2本の伝送線に互いに逆の論理関係になる2種類の信号として各差動伝送回路により送受信される。2種類の送信信号は、それぞれ信号Bと信号B´(信号B´は信号Bの逆の論理関係になる信号)として、また信号Cと信号C´(信号C´は信号Cの逆の論理関係になる信号)として出力される。信号Bと信号B´と信号Cと信号C´は、それぞれ受信回路3B及び3C内の差動受信回路15により受信され出力信号Bおよび出力信号Cとして出力される。異常検出回路9が異常を検出した場合には、送信回路1B及び1Cにおいても上記と同様の異常内容を伝送するための信号処理が行われる。すなわち送信回路1Bからは、異常ビット1端子から出力された異常内容を表示する異常ビット信号(異常内容伝送信号)が、信号伝送ライン5Bの2本の伝送線4,4に出力される。また送信回路1Cからは、異常ビット2端子から出力された異常内容を表示する異常ビット信号(異常内容伝送信号)が、信号伝送ライン5Cの2本の伝送線4,4に出力される。受信回路3B及び3Cでも受信回路3Aと同様の信号処理が行われる。例えば、信号伝送ライン5B及び5Cに断線がなければ、受信回路3B及び3Cからは異常B信号と異常C信号とが出力され、また受信回路3B及び3Cからは各ラッチ回路でラッチされた異常内容伝送信号が異常ビット1及び異常ビット2としてそれぞれ出力される。
本実施の形態によれば、信号A、信号B、信号Cのいずれか単独の異常の場合や複数の異常、あるいは断線による異常の検出をすることができる。特に、受信回路3A〜3Cから出力される異常ビット0〜異常ビット2の論理レベルの組み合わせを解釈することにより異常内容が判定できる。異常内容の判定の信号状態は、送信側と受信側の内部状態として定めることができる。実際に3つの信号A、信号B、信号Cを送信する場合において、異常内容を伝送する場合の送信側装置内部における異常コードの一覧表を表1に示す。
Figure 0003933643
表1において、最も左の覧には信号名を示してある。そして信号名の右の欄には各信号の信号状態を示してある。「A、B、C」は信号A〜信号Cの有無を意味している。「異常」は異常検出信号9の論理レベルを示しており、正常なときにはロウレベル「L」であり、異常を検出したときはハイレベル「H」となる。「異常ビット0、異常ビット1、異常ビット2」は、異常内容決定手段11が所定の異常を内容を示すために出力する異常内容伝送信号(異常ビット0端子、異常ビット1端子、異常ビット2端子から出力される信号)の論理レベル「L」または「H」を示している。「出力A/A´、出力B/B´、出力C/C´」は、信号伝送ライン5A〜5Cの2本の伝送線4,4の信号状態を示している。なお表1において、○は正常、Nは不定、Hはハイレベル、Lはローレベルの状態を示している。内部状態は、表の左から正常、異常コード0、異常コード1、異常コード2、異常コード3、異常コード4、異常コード5、異常コード6、異常コード7の9種類の状態がある。この例では、異常ビット0端子、異常ビット1端子、異常ビット2端子から出力される3種類の信号の論理レベルの組み合わせとその他の信号の信号状態とにより、異常内容を決定する。異常コードが示す具体的な異常内容としては、A信号〜B信号の信号異常や、断線等を含めることができる。
つぎに受信側装置において、異常内容を判定する場合の異常コードの一覧表を表2に示す。
Figure 0003933643
表2においても、最も左の覧には信号名が記載されており、その右の欄には信号状態等が示されている。判定手段13では、受信側装置3から出力されるA信号、B信号、C信号、異常A信号、異常B信号、異常C信号、異常ビット0信号、異常ビット1信号、異常ビット2信号の信号の有無及び論理レベルを表2と対比して、断線や異常コードを判定する。なお表2に従えば、表の左から正常、A相断線、B相断線、C相断線、異常コード0、異常コード1、異常コード2、異常コード3、異常コード4、異常コード5、異常コード6、異常コード7の12種類が判定できる。異常コード7の信号状態は、全線が断線していることを意味する。
上記実施の形態は、エンコーダ信号の伝送における異常伝送に本発明の方法を適用したものであるが、本発明はその他の信号の伝送においても適用できるのは勿論である。
本発明の方法を実施するための伝送回路の構成を示す回路図である。
符号の説明
1 送信側装置
3 受信側装置
4 伝送線
5A〜5B 信号伝送ライン
7 差動出力回路
9 異常検出回路
11 異常内容決定手段
13 判定手段
15 差動入力回路
17 異常判定手段
19 NOT回路
21,23 ゲート回路付きアンプ
25 排他的論理和ゲート
27 ローパスフィルタ
29 ラッチ回路
1A,1B,1C 送信回路
3A,3B,3C 受信回路

Claims (2)

  1. 送信側装置から2本の伝送線に互いに逆の論理関係になる2種類の送信信号を出力し、受信側装置で前記2種類の送信信号が前記逆の論理関係にあるときには受信した前記2種類の送信信号が正常であると判断し且つ前記2種類の送信信号が前記逆の論理関係にないときには受信した前記2種類の送信信号が異常であると判断して正常な前記送信信号のみを前記受信側装置で利用できるようにする差動伝送回路を複数回路用いて複数種類の信号の伝送を行う際に、前記2本の伝送線に前記2種類の送信信号を出力しないことにより前記送信側装置で異常が発生したことを前記受信側装置に伝送する差動伝送回路を用いた異常伝送方法であって、
    前記送信側装置が、回転体の回転を検出して複数種類の検出信号を出力するエンコーダであり、
    前記受信側装置は、前記複数の差動伝送回路に対応して、それぞれ前記差動伝送回路の前記2本の伝送線から伝送されてくる2つの信号が逆の論理関係にあるか否かを判定し、前記2つの信号が逆の論理関係にないときに前記送信側装置で前記異常が発生していることを判定する複数の異常判定手段と、前記複数の異常判定手段が前記異常の発生を判定したときに、前記複数の差動伝送回路のそれぞれの前記2本の伝送線の一方から信号をラッチする複数のラッチ回路とを備えており、
    予め前記複数のラッチ回路にラッチされる論理状態に応じて前記異常の内容を定めておき、
    前記複数の差動伝送回路で前記異常が発生したことを伝送するために前記2本の伝送線に前記2種類の送信信号を出力していない状態において、前記複数の差動伝送回路の前記2本の伝送線に異常内容伝送信号を同じ論理関係でそれぞれ出力し、
    前記受信側装置において前記異常が発生したことを前記異常判定手段が検出したときに、前記複数の差動伝送回路の前記2本の伝送線の一方から前記異常内容伝送信号をそれぞれ前記ラッチ回路でラッチし、前記複数のラッチ回路にラッチされている前記異常内容伝送信号の論理関係に基づいて前記異常の内容を判断することを特徴とする差動伝送回路を用いた異常伝送方法。
  2. 前記受信側装置において前記複数の差動伝送回路のすべてにおいて前記異常が発生したことを検出しないときには、前記異常が発生していることを検出している前記差動伝送回路において断線が発生していると判断することを特徴とする請求項1に記載の差動伝送回路を用いた異常伝送方法。
JP2004106014A 2004-03-31 2004-03-31 差動伝送回路を用いた異常伝送方法 Expired - Fee Related JP3933643B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004106014A JP3933643B2 (ja) 2004-03-31 2004-03-31 差動伝送回路を用いた異常伝送方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004106014A JP3933643B2 (ja) 2004-03-31 2004-03-31 差動伝送回路を用いた異常伝送方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005295127A JP2005295127A (ja) 2005-10-20
JP3933643B2 true JP3933643B2 (ja) 2007-06-20

Family

ID=35327585

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004106014A Expired - Fee Related JP3933643B2 (ja) 2004-03-31 2004-03-31 差動伝送回路を用いた異常伝送方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3933643B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110533966A (zh) * 2019-10-14 2019-12-03 郑州铁路职业技术学院 一种外语口语校正系统

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6296487B2 (ja) * 2013-09-20 2018-03-20 株式会社エルイーテック 断線の検知及び通知機能を有する通信装置
JP6330541B2 (ja) * 2014-07-17 2018-05-30 富士通株式会社 データ送受信システム、データ送信装置、データ送受信システムの制御方法

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59174763A (ja) * 1983-03-25 1984-10-03 Hitachi Ltd 回転体の回転速度,位置検出装置
JPS63121344A (ja) * 1986-11-11 1988-05-25 Toshiba Corp デジタル信号伝送装置
JP2712263B2 (ja) * 1988-04-08 1998-02-10 日本電気株式会社 インターフエース方式
JPH0792878B2 (ja) * 1989-03-07 1995-10-09 三菱電機株式会社 エンコーダ異常伝達方法
JP3987163B2 (ja) * 1997-07-25 2007-10-03 日本テキサス・インスツルメンツ株式会社 データ通信システム
JP3457229B2 (ja) * 1999-08-31 2003-10-14 ホーチキ株式会社 ガス系消火設備の信号伝送システム
JP3801009B2 (ja) * 2001-10-05 2006-07-26 三菱電機株式会社 断線検出機能付きエンコーダ信号受信装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110533966A (zh) * 2019-10-14 2019-12-03 郑州铁路职业技术学院 一种外语口语校正系统

Also Published As

Publication number Publication date
JP2005295127A (ja) 2005-10-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8207759B2 (en) MIPI analog switch for automatic selection of multiple inputs based on clock voltages
KR101156914B1 (ko) 신호 전송 네트워크에서 풀 페일세이프 능력을 제공하는 시스템 및 방법
US8982968B2 (en) Apparatus for converting terminal polarity for R S communication
JP3933643B2 (ja) 差動伝送回路を用いた異常伝送方法
JP4096997B2 (ja) 平行に案内された2本のデータラインでのデジタルデータメッセージの直列伝送を監視する方法
KR20210073197A (ko) 인버전 신호 생성 회로
JP4888705B2 (ja) 通信システム
US9712344B2 (en) Receiving device with error detection circuit
EP1404050B1 (en) Input/output circuit for simultaneously bidirectional transmission
JP2845000B2 (ja) 双方向性信号線の信号送受信回路
KR100542316B1 (ko) 에러 데이타 복구 회로
JPH11266282A (ja) 相補信号反転接続補正回路
JP4578328B2 (ja) シリアル信号伝送方法
JPWO2019049232A1 (ja) 映像機器および接続判定方法
JP2016224588A (ja) 制御装置及び制御方法
KR100246560B1 (ko) 에러 검출장치
JPH05300199A (ja) シリアルデータ転送装置
JP2591455B2 (ja) 通信装置
JP2006170657A (ja) 断線検出回路
JP2006269213A (ja) ケーブル誤接続検出方式
KR100215860B1 (ko) 반도체 메모리 테스트회로
CN114968674A (zh) 级联式数据传输系统以及数据传输单元
JP2006079222A (ja) エラー検出装置並びにそれを用いたエラー訂正装置及びその方法
JP2006129382A (ja) 回線状態検出回路
JP2009225335A (ja) 伝送装置及び二重伝送方式

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20060407

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060418

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060619

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20070220

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20070313

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees