JP2008104031A - 基板間故障検出回路 - Google Patents
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Abstract
【課題】基板間で伝送される信号の伝送速度を低下させずに、基板間故障検出を行うことができる基板間故障検出回路を提供する。
【解決手段】本発明に係る基板間故障検出回路は、インタフェース基板1と主信号処理基板2の間の故障を検出する基板間故障検出回路である。第1のFCSエラー検出部10は、インタフェース基板1に設けられ、FCSコードが付加された信号6を受け、信号6のエラーの有無を検出する。信号6は、インタフェース基板1から、基板間に設けられた信号伝送経路に出力される。第2のFCSエラー検出部12は、主信号処理基板2に設けられ、インタフェース基板1が出力する信号6を信号伝送経路を介して受け、信号6のエラーの有無を検出する。第1の判定部14は、第1のFCSエラー検出部の検出結果と第2のFCSエラー検出部の検出結果とを比較し、不一致である場合に基板間の故障と判定する。
【選択図】図1
【解決手段】本発明に係る基板間故障検出回路は、インタフェース基板1と主信号処理基板2の間の故障を検出する基板間故障検出回路である。第1のFCSエラー検出部10は、インタフェース基板1に設けられ、FCSコードが付加された信号6を受け、信号6のエラーの有無を検出する。信号6は、インタフェース基板1から、基板間に設けられた信号伝送経路に出力される。第2のFCSエラー検出部12は、主信号処理基板2に設けられ、インタフェース基板1が出力する信号6を信号伝送経路を介して受け、信号6のエラーの有無を検出する。第1の判定部14は、第1のFCSエラー検出部の検出結果と第2のFCSエラー検出部の検出結果とを比較し、不一致である場合に基板間の故障と判定する。
【選択図】図1
Description
本発明は、基板間故障検出回路に関し、特にIPネットワーク装置における故障検出回路に関するものである。
従来のIPネットワーク装置は、外部との間の故障を検出するために、FCS(Frame Check Sequence)コードを含む主信号を外部から受信する。特許文献1に記載の発明には、このFCSコードをチェックして、FCSエラー検出を行う例が示されている。
その一方で、IPネットワーク装置内部においては、主信号の内容を表す信号にインタフェース基板でCRC(Cyclic Redundancy Check)コードを付加し、その信号をインタフェース基板から受信する主信号処理基板においてCRCコードチェックを行う。そして、基板間におけるCRCコードを比較してエラーを検出することにより、基板間故障を検出する構成にしている(場合によっては、CRCコードの代わりにパリティが用いられるが、以下、CRCコードを主として説明する)。
また逆に、処理した信号に主信号処理基板でCRCコードを付加し、その信号を主信号処理基板から受信するインタフェース基板においてCRCコードチェックを行う。そして、基板間におけるCRCコードを比較してエラーを検出することにより、基板間故障を検出する構成にしている。
上述したように、従来のIPネットワーク装置では、装置内部の基板間故障を検出するため、基板間で信号を伝送する際に、信号にCRCコードを付加して伝送する。この付加により、基板間で伝送すべきデータ量が増えるため、信号を伝送する速度が低下するという問題があった。
本発明は、上記のような問題点を解決するためになされたものであり、基板間で伝送される信号の伝送速度を低下させずに、基板間故障検出を行うことを目的とする。
本発明の請求項1に係る基板間故障検出回路は、第1、第2の基板間の故障を検出する基板間故障検出回路である。第1のエラー検出部は、前記第1の基板に設けられ、エラーチェックコードが付加された外部信号を受け、当該外部信号のエラーの有無を検出する。前記外部信号は、前記第1の基板から、前記第1の基板と前記第2の基板との間に設けられた信号伝送経路に出力される。第2のエラー検出部は、前記第2の基板に設けられ、前記第1の基板が出力する前記外部信号を前記信号伝送経路を介して受け、当該外部信号のエラーの有無を検出する。第1の判定部は、前記第1のエラー検出部の検出結果と前記第2のエラー検出部の検出結果とを比較し、不一致である場合に前記第1,第2の基板間の故障と判定する。
本発明の基板間故障検出装置によれば、基板間で伝送される信号の伝送速度を低下させずに、基板間故障検出を行うことができる。
<実施の形態1>
図1は、本実施の形態に係る基板間故障検出回路を示すブロック図である。本実施の形態に係る基板間故障検出回路は、第1の基板であるインタフェース基板1と第2の基板である主信号処理基板2の間の故障を検出する。インタフェース基板1と主信号処理基板2は、両者ともIPネットワーク装置内に設けられており、信号伝送経路を介して互いに接続されている。本実施の形態に係る基板間故障検出回路は、これら基板間の故障検出を、基板間で伝送される信号が変化するか否かを検出することにより判定する。
図1は、本実施の形態に係る基板間故障検出回路を示すブロック図である。本実施の形態に係る基板間故障検出回路は、第1の基板であるインタフェース基板1と第2の基板である主信号処理基板2の間の故障を検出する。インタフェース基板1と主信号処理基板2は、両者ともIPネットワーク装置内に設けられており、信号伝送経路を介して互いに接続されている。本実施の形態に係る基板間故障検出回路は、これら基板間の故障検出を、基板間で伝送される信号が変化するか否かを検出することにより判定する。
インタフェース基板1には、PHY(ファイ)4が設けられており、主信号処理基板2には、主信号処理部5が設けられている。PHY4は、IPネットワーク装置の外部から主信号3が入力される。
本実施の形態に係る基板間故障検出回路について説明する前に、これら基板間で伝送される信号について説明する。PHY4は、主信号3に応じて変換される4つの信号(RXD[7:0]信号6と、RXCLK信号7と、RX_DV信号8と、RX_ER信号9)を主信号処理部5に伝送する。
RXD[7:0]信号6は、外部信号である主信号3の主要な内容を表す。インタフェース基板1と主信号処理基板2との間で伝送されるときの従来のRXD[7:0]信号6を図6に示す。図6のように、従来のRXD[7:0]信号6は、外部とIPネットワーク装置の間の故障を検出するために用いられるエラーチェックコードであるFCSコードを含む。また、RXD[7:0]信号6は、インタフェース基板1と主信号処理基板2との間の故障を検出するために用いられるエラーチェックコードであるCRCコードを含む。このCRCコードは、IPネットワーク装置内部にて、インタフェース基板1と主信号処理基板2との間で伝送される直前に付加される。後述するが、本実施の形態に係るRXD[7:0]信号6が、従来のRXD[7:0]信号6と異なる点は、CRCコードが付加されない点である。
RXCLK信号7は、主信号処理部5がRXD[7:0]信号6をビットとして抽出するタイミングを表す。RX_DV信号8は、主信号処理部5がRXD[7:0]信号6からビットとして抽出する期間を表す。RX_ER信号9は、RX_DV信号8がONである期間に、PHY4が主信号3から未定義コードを検出した結果内容を表す。
主信号処理部5は、上述したPHY4からの4つの信号それぞれに信号処理を行い、それぞれの信号に対応したTXD[7:0]信号16と、TXCLK信号17と、TX_DV信号18と、TX_ER信号19それぞれをPHY4に伝送する。これら主信号処理基板2からインタフェース基板1に伝送される信号は、インタフェース基板1から主信号処理基板2に伝送される信号と対応し、具体的には信号名称の頭文字TをRに変更した信号とそれぞれ対応する。これらの伝送により、インタフェース基板1と主信号処理基板2は互いに接続される。なお、PHY4は、主信号処理部5からの信号を主信号3に変換して、外部へ出力する。
次に、本実施の形態に係る基板間故障検出回路の構成を説明する。本実施の形態に係る基板間故障検出回路は、第1、第2、第3、第4のFCSエラー検出部10,12,20,22と、RX_ER制御部11と、RX_ER監視部13と、第1、第2の判定部14,24と、TX_ER制御部21と、TX_ER監視部23とを備える。
まず、本実施の形態に係る基板間故障検出回路の構成のうち、インタフェース基板1から主信号処理基板2へ伝送される信号(RXD[7:0]信号6、RXCLK信号7、RX_DV信号8、RX_ER信号9)を用いて、基板間故障検出する構成について説明する。
第1のFCSエラー検出部10は、RXD[7:0]信号6と、RXCLK信号7と、RX_DV信号8が入力される。第1の検出部である第1のFCSエラー検出部10は、インタフェース基板1に設けられ、エラーチェックコードが付加された外部信号を受け、当該外部信号のエラーの有無を検出する。ここで、本実施の形態では、エラーチェックコードは、FCSコードである。また、外部信号とは、IPネットワーク装置外部からの信号、あるいは、その内容を表す信号であり、主信号3、あるいは、RXD[7:0]信号6が該当する。本実施の形態では、外部信号はRXD[7:0]信号6であるものとする。
RXD[7:0]信号6は、インタフェース基板1から、インタフェース基板1と主信号処理基板2との間に設けられた信号伝送経路に出力される。図1に示すような本実施の形態では、第1のFCSエラー検出部10が、RXD[7:0]信号6を信号伝送経路にそのまま出力することによって行う。なお、信号伝送経路に出力されるRXD[7:0]信号6は、第1のFCSエラー検出部10から出力されるものに限ったものではなく、第1のFCSエラー検出部10の入力前にて分岐して迂回させたRXD[7:0]信号6であってもよい。
その一方で、第1のFCSエラー検出部10は、RXD[7:0]信号6のFCSエラーの有無についての検出結果を、RX_ER制御部11に出力する。なお、本実施の形態における第1,2のFCSエラー検出部10,12は、RX_DV信号8がONになっている場合に、RXCLK信号7のタイミングでRXD[7:0]信号6のFCSエラーを検出するものとする。
RX_ER制御部11は、第1のFCSエラー検出部10の検出結果に応じて、RX_ER信号9を変更する。RX_ER制御部11は、第1のFCSエラー検出部10がRXD[7:0]信号6にFCSエラーが有ると検出した場合に、RX_ER信号9をONにする。また、RX_ER制御部11は、第1のFCSエラー検出部10がRXD[7:0]信号6にFCSエラーが無いと検出した場合に、入力されたRX_ER信号9をそのまま信号伝送経路へ出力する。
図2は、インタフェース基板1から信号伝送経路に出力される直前のRXD[7:0]信号6と、RXCLK信号7と、RX_DV信号8と、RX_ER信号9のタイミングチャートを示した図である。この図において、ハイレベルはON、ロウレベルはOFFを示すものとする(図3,4,5において同じ)。
この図では、第1のFCSエラー検出部10は、RXD[7:0]信号6にFCSエラーが有ると検出しており、RX_ER制御部11は、そのFCSエラーが有るという検出結果を受けて、RX_ER信号9をONにしている。従来の信号と異なる点は、インタフェース基板1にCRCコード付加部が設けられていないので、RXD[7:0]信号6にはCRCコードが付加されないことと、RX_ER信号9には、従来の内容に加え、FCSエラーの検出結果が追加されることの2点である。
図1の第2のFCSエラー検出部12は、RXD[7:0]信号6と、RXCLK信号7と、RX_DV信号8が入力される。第2のエラー検出部である第2のFCSエラー検出部12は、主信号処理基板2に設けられ、インタフェース基板1が出力するRXD[7:0]信号6を信号伝送経路を介して受け、RXD[7:0]信号6のFCSエラーの有無を検出する。第2のFCSエラー検出部12は、RXD[7:0]信号6のFCSエラーの有無についての検出結果を第1の判定部14に出力する。また、第2のFCSエラー検出部12は、RXD[7:0]信号6を主信号処理部5に出力する。
インタフェース基板1から出力されたRX_ER信号9は、RX_ER監視部13と主信号処理部5に入力される。RX_ER監視部13は、入力されたRX_ER信号9を監視して、RX_ER信号9がONかOFFかを検出し、その検出結果を第1の判定部14へ出力する。
第1の判定部14は、第1のFCSエラー検出部10の検出結果と、第2のFCSエラー検出部12の検出結果とを比較し、不一致である場合にインタフェース基板1と主信号処理基板2の間の故障と判定する。
不一致である場合には、「第1のFCSエラー検出部10においてFCSエラーが無いと検出し、第2のエラー検出部12においてFCSエラーが有ると検出する場合」と、「第1のFCSエラー検出部10においてFCSエラーが有ると検出し、第2のエラー検出部12においてFCSエラーが無いと検出する場合」の2通りがある。その両方について検出してもよいが、実際に発生しうる場合としては前者、つまり、「第1のFCSエラー検出部10においてFCSエラーが無いと検出し、第2のエラー検出部12においてFCSエラーが有ると検出する場合」のほうが多いと考えられる。したがって、本実施の形態では、不一致である場合として、第1のFCSエラー検出部10においてFCSエラーが無いと検出し、第2のエラー検出部12においてFCSエラーが有ると検出する場合を想定するものとする。
また、第1の判定部14は、第1のFCSエラー検出部10の検出結果と、第2のFCSエラー検出部12の検出結果とを比較し、一致する場合にインタフェース基板1と主信号処理基板2の間の故障とは判定しない。
一致する場合には、「第1のFCSエラー検出部10においてFCSエラーが無いと検出し、第2のエラー検出部12においてFCSエラーが無いと検出する場合」と、「第1のFCSエラー検出部10においてFCSエラーが有ると検出し、第2のエラー検出部12においてFCSエラーが有ると検出する場合」の2通りがある。
これら一致する場合には基板間の故障と判定しないが、第1の判定部14は、「第1のFCSエラー検出部10においてFCSエラーが有ると検出し、第2のFCSエラー検出部12においてFCSエラーが有ると検出する場合」に、インタフェース基板側の故障とも判定する。ここでいうインタフェース基板側には、IPネットワーク装置外部、あるいは、インタフェース基板1が該当する。これは、FCSエラー本来の故障判定である。本実施の形態では、第1の判定部14は、第1のFCSエラー検出部10においてFCSエラーが有ると検出し、第2のFCSエラー検出部12においてFCSエラーが有ると検出する場合に、インタフェース基板1の故障と判定する。
なお、第1の判定部14は、その判定結果を表す故障検出信号15を出力する。ここでは、故障検出信号15は、第1の判定部14が故障と判定した場合にON、故障と判定しない場合にOFFとなるものとする。
図3に第1の判定部14の動作を示す。この図3は、インタフェース基板1から出力された信号が、信号伝送経路を介して主信号処理基板2に受信された様子を示すタイミングチャートである。図2で示した信号に加えて、第2のFCSエラー検出部12におけるFCSエラーの検出結果を表すFCSエラー検出信号と、第1の判定部14から出力される故障検出信号15が示されている。FCSエラー検出信号は、第2のFCSエラー検出部12において、FCSエラーが有ると検出した場合にハイレベル、FCSエラーが無いと検出した場合をロウレベルをとるものとする。
この図の実線は、RX_ER信号9がOFF、つまり、第1のFCSエラー検出部10においてFCSエラーが無いと検出する場合に、第2のFCSエラー検出部12においてFCSエラーが有ると検出した場合を示している。第1の判定部14は、このような場合に、インタフェース基板1と主信号処理基板2の間に故障が有ると判定し、故障検出信号15をONにする。
一方、この図の点線は、RX_ER信号9がON、つまり、第1のFCSエラー検出部10においてFCSエラーが有ると検出する場合に、第2のFCSエラー検出部12においてFCSエラーが有ると検出した場合を示している。第1の判定部14は、このような場合に、インタフェース基板1と主信号処理基板2の間に故障が無いと判定し、故障検出信号15をOFFにする。
以上の構成からなる基板間故障検出回路の動作について説明する。インタフェース基板1では、第1のFCSエラー検出部10がRXD[7:0]信号6についてFCSエラーの有無を検出する。RX_ER制御部11は、第1のFCSエラー検出部10によるFCSエラーの検出結果に応じて、RX_ER信号9を制御する。それとともに、第1のFCSエラー検出部10はRXD[7:0]信号6をそのまま信号伝送経路に出力する。
主信号処理基板2は、インタフェース基板1から伝送された信号を信号伝送経路を介して受ける。インタフェース基板1と主信号処理基板2の間に故障が無い場合には、第1のFCSエラー検出部10はRXD[7:0]信号6をそのまま信号伝送経路に出力しているので、第2のFCSエラー検出部12は、第1のFCSエラー検出部10と同じ検出結果となる。
図3は、第1のFCSエラー検出部10において、FCSエラーが有ると検出し(点線)、第2のFCSエラー検出部12において、FCSエラーが有ると検出した場合について示されている。この場合には、第1の判定部14は、基板間に故障が無いと判定し、故障検出信号15をOFF(点線)にする。なお、この場合には、第1の判定部14は、基板間の故障と判定しないが、インタフェース基板1での故障と判定する。
インタフェース基板1と主信号処理基板2の間に故障が生じた場合には、RXD[7:0]信号6が変化するため、第2のFCSエラー検出部12は、第1のFCSエラー検出部10と異なる検出結果となる。
図3は、第1のFCSエラー検出部10において、FCSエラーが無いと検出し(実線)、第2のFCSエラー検出部12において、FCSエラーが有ると検出した場合について示されている。この場合には、第1の判定部14は、基板間に故障が有ると判定し、故障検出信号15をON(実線)にする。
以上の動作を行う基板間故障検出回路によれば、FCSエラーを検出することによって、基板間の故障の有無を検出することができる。また、この基板間の故障検出では、従来のようにRXD[7:0]信号6にCRCコードを追加しない。そのため、インタフェース基板1から主信号処理基板2への伝送時において、故障検出に伴うRXD[7:0]信号6のデータ量は増加しなくなる。その結果、基板間で伝送されるRXD[7:0]信号6の伝送速度を低下させずに、基板間故障検出を行うことができる。
また、第1のFCSエラー検出部10の検出結果、および、第2のFCSエラー検出部12の検出結果に基づいて、インタフェース基板側の故障を判定し、FCSコード本来の検出を行う。こうして、FCSコード本来の故障検出と、基板間故障検出とを切り分けて検出することができる。
次に、本実施の形態に係る基板間故障検出回路の構成のうち、主信号処理基板2からインタフェース基板1へ伝送される信号(TXD[7:0]信号16、TXCLK信号17、TX_DV信号18、TX_ER信号19)を用いて、基板間故障検出する構成について説明する。
第3のFCSエラー検出部20は、TXD[7:0]信号16と、TXCLK信号17と、TX_DV信号18が入力される。第3の検出部である第3のFCSエラー検出部20は、主信号処理基板2に設けられ、主信号処理基板2の主信号処理部5からのFCSコードが付加された内部信号を受け、当該内部信号のエラーの有無を検出する。ここで、内部信号とは、主信号処理部5からのFCSコードが付加された信号であり、本実施の形態では、内部信号はTXD[7:0]信号16であるものとする。
TXD[7:0]信号16は、主信号処理基板2から、上述の信号伝送経路に出力される。図1に示すような本実施の形態では、第3のFCSエラー検出部20が、TXD[7:0]信号16を信号伝送経路にそのまま出力することによって行う。なお、信号伝送経路に出力されるTXD[7:0]信号16は、第3のFCSエラー検出部20から出力されるものに限ったものではなく、第3のFCSエラー検出部20の入力前にて分岐して迂回させたTXD[7:0]信号16であってもよい。
その一方で、第3のFCSエラー検出部20は、TXD[7:0]信号16のFCSエラーの有無についての検出結果を、TX_ER制御部21に出力する。なお、本実施の形態における第3,4のFCSエラー検出部20,22は、TX_DV信号18がONになっている場合に、TXCLK信号17のタイミングでTXD[7:0]信号16のFCSエラーを検出するものとする。
TX_ER制御部21は、第3のFCSエラー検出部20の検出結果に応じて、TX_ER信号19を変更する。TX_ER制御部21は、第3のFCSエラー検出部20がTXD[7:0]信号16にFCSエラーが有ると検出した場合に、TX_ER信号19をONにする。また、TX_ER制御部21は、第3のFCSエラー検出部20がTXD[7:0]信号16にFCSエラーが無いと検出した場合に、入力されたTX_ER信号19をそのまま信号伝送経路へ出力する。
図4は、主信号処理基板2から信号伝送経路に出力される直前のTXD[7:0]信号16と、TXCLK信号17と、TX_DV信号18と、TX_ER信号19のタイミングチャートを示した図である。この図では、第3のFCSエラー検出部20は、TXD[7:0]信号16にFCSエラーが有ると検出しており、TX_ER制御部21は、そのFCSエラーが有るという検出結果を受けて、TX_ER信号19をONにしている。従来の信号と異なる点は、主信号処理基板2にCRCコード付加部が設けられていないので、TXD[7:0]信号16にはCRCコードが付加されないことと、TX_ER信号19には、従来の内容に加え、FCSエラーの検出結果が追加されることの2点である。
図1の第4のFCSエラー検出部22は、TXD[7:0]信号16と、TXCLK信号17と、TX_DV信号18が入力される。第4のエラー検出部である第4のFCSエラー検出部22は、インタフェース基板1に設けられ、主信号処理基板2が出力するTXD[7:0]信号16を信号伝送経路を介して受け、TXD[7:0]信号16のFCSエラーの有無を検出する。第4のFCSエラー検出部22は、TXD[7:0]信号16のFCSエラーの有無についての検出結果を第2の判定部24に出力する。また、第4のFCSエラー検出部22は、TXD[7:0]信号16をPHY4に出力する。
主信号処理基板2から出力されたTX_ER信号19は、TX_ER監視部23とPHY4に入力される。TX_ER監視部23は、入力されたTX_ER信号19を監視して、TX_ER信号19がONかOFFかを検出し、その検出結果を第2の判定部24へ出力する。
第2の判定部24は、第3のFCSエラー検出部20の検出結果と、第4のFCSエラー検出部22の検出結果とを比較し、不一致である場合にインタフェース基板1と主信号処理基板2の間の故障と判定する。
不一致である場合には、「第3のFCSエラー検出部20においてFCSエラーが無いと検出し、第4のFCSエラー検出部22においてがFCSエラーが有ると検出する場合」と、「第3のFCSエラー検出部20においてFCSエラーが有ると検出し、第4のFCSエラー検出部22においてFCSエラーが無いと検出する場合」の2通りがある。その両方について検出してもよいが、実際に発生しうる場合としては前者、つまり、「第3のFCSエラー検出部20においてFCSエラーが無いと検出し、第4のエラー検出部22においてFCSエラーが有ると検出する場合」のほうが多いと考えられる。したがって、本実施の形態では、不一致である場合として、第3のFCSエラー検出部20においてFCSエラーが無いと検出し、第4のエラー検出部22においてFCSエラーが有ると検出する場合を想定するものとする。
また、第2の判定部24は、第3のFCSエラー検出部20の検出結果と、第4のFCSエラー検出部22の検出結果とを比較し、一致である場合にインタフェース基板1と主信号処理基板2の間の故障とは判定しない。
一致する場合には、「第3のFCSエラー検出部20においてFCSエラーが無いと検出し、第4のエラー検出部22においてFCSエラーが無いと検出する場合」と、「第3のFCSエラー検出部20においてFCSエラーが有ると検出し、第4のエラー検出部22においてFCSエラーが有ると検出する場合」の2通りがある。
これら一致する場合には基板間の故障と判定しないが、第2の判定部24は、「第3のFCSエラー検出部20においてFCSエラーが有ると検出し、第4のFCSエラー検出部22においてFCSエラーが有ると検出する場合」に、主信号処理基板側の故障とも判定する。ここでいう主信号処理基板側には、主信号処理部5、あるいは、主信号処理基板2が該当する。これは、FCSエラー本来の故障判定である。本実施の形態では、第2の判定部24は、第3のFCSエラー検出部20においてFCSエラーが有ると検出し、第4のFCSエラー検出部22においてFCSエラーが有ると検出する場合に、主信号処理基板2の故障と判定する。
なお、第2の判定部24は、その判定結果を表す故障検出信号25を出力する。ここでは、故障検出信号25は、第2の判定部24が故障と判定した場合にON、故障と判定しない場合にOFFとなるものとする。
図5に第2の判定部24の動作を示す。この図5は、主信号処理基板2から出力された信号が、信号伝送経路を介してインタフェース基板1に受信された様子を示すタイミングチャートである。図4で示した信号に加えて、第4のFCSエラー検出部22におけるFCSエラーの検出結果を表すFCSエラー検出信号と、第2の判定部24から出力される故障検出信号25が示されている。FCSエラー検出信号は、第4のFCSエラー検出部22において、FCSエラーが有ると検出した場合にハイレベル、FCSエラーが無いと検出した場合にロウレベルをとるものとする。
この図の実線は、TX_ER信号19がOFF、つまり、第3のFCSエラー検出部20においてFCSエラーが無いと検出する場合に、第4のFCSエラー検出部22においてFCSエラーが有ると検出した場合を示している。第2の判定部24は、このような場合に、インタフェース基板1と主信号処理基板2の間に故障が有ると判定し、故障検出信号25をONにする。
一方、この図の点線は、TX_ER信号19がON、つまり、第3のFCSエラー検出部20においてFCSエラーが有ると検出する場合に、第4のFCSエラー検出部22においてはFCSエラーが有ると検出した場合を示している。第2の判定部24は、このような場合に、インタフェース基板1と主信号処理基板2の間に故障が無いと判定し、故障検出信号25をOFFにする。
以上の構成からなる基板間故障検出回路の動作は、先に説明した構成と実質的に同一の構成をとるため、同様の動作を行う。
図5は、第3のFCSエラー検出部20において、FCSエラーが有ると検出し(点線)、第4のFCSエラー検出部22において、FCSエラーが有ると検出した場合について示されている。この場合には、第2の判定部24は、基板間に故障が無いと判定し、故障検出信号25をOFF(点線)にする。なお、この場合には、第2の判定部24は、基板間の故障と判定しないが、主信号処理基板2での故障と判定する。
インタフェース基板1と主信号処理基板2の間に故障が生じた場合には、TXD[7:0]信号16が変化するため、第4のFCSエラー検出部22は、第3のFCSエラー検出部20と異なる検出結果となる。
図5は、第3のFCSエラー検出部20において、FCSエラーが無いと検出し(実線)、第4のFCSエラー検出部22において、FCSエラーが有ると検出した場合について示されている。この場合には、第2の判定部24は、基板間に故障が有ると判定し、故障検出信号25をON(実線)にする。
以上の動作を行う基板間故障検出回路によれば、FCSエラーを検出することによって、基板間の故障を検出することができる。また、この基板間の故障検出では、TXD[7:0]信号16にCRCコードを追加する従来の故障検出と異なり、TXD[7:0]信号16にCRCコードを追加しない。そのため、主信号処理基板2からインタフェース基板1への伝送時において、故障検出に伴うTXD[7:0]信号16のデータ量は増加しなくなる。その結果、基板間で伝送されるTXD[7:0]信号16の伝送速度を低下させずに、基板間故障検出を行うことができる。また、インタフェース基板1と主信号処理基板2の間の双方向の信号によって基板間故障を検出することにより、2重に基板間故障を検出することができるため、基板間故障検出を信頼性の高いものにすることができる。
また、第3のFCSエラー検出部20の検出結果、および、第3のFCSエラー検出部22の検出結果に基づいて、主信号処理基板側の故障を判定し、FCSコード本来の故障検出を行う。こうして、FCSコード本来の故障検出と、基板間故障検出とを切り分けて検出することができる。
1 インタフェース基板、2 主信号処理基板、3 主信号、4 PHY、5 主信号処理部、6 RXD[7:0]信号、7 RXCLK信号、8 RX_DV信号、9 RX_ER信号、10 第1のFCSエラー検出部、11 RX_ER制御部、12 第2のFCSエラー検出部、13 RX_ER監視部、14 第1の判定部、15,25 故障検出信号、16 TXD[7:0]信号、17 TXCLK信号、18 TX_DV信号、19 TX_ER信号、20 第3のFCSエラー検出部、21 TX_ER信号、22 第4のFCSエラー検出部、23 TX_ER監視部、24 第2の判定部。
Claims (5)
- 第1、第2の基板間の故障を検出する基板間故障検出回路であって、
前記第1の基板に設けられ、エラーチェックコードが付加された外部信号を受け、当該外部信号のエラーの有無を検出する第1のエラー検出部を備え、
前記外部信号は、前記第1の基板から、前記第1の基板と前記第2の基板との間に設けられた信号伝送経路に出力され、
前記第2の基板に設けられ、前記第1の基板が出力する前記外部信号を前記信号伝送経路を介して受け、当該外部信号のエラーの有無を検出する第2のエラー検出部と、
前記第1のエラー検出部の検出結果と前記第2のエラー検出部の検出結果とを比較し、不一致である場合に前記第1,第2の基板間の故障と判定する第1の判定部とをさらに備える、
基板間故障検出回路。 - 前記第1の判定部は、
前記第1のエラー検出部においてエラーが有ると検出し、かつ、前記第2のエラー検出部においてエラーが有ると検出する場合に、前記第1の基板側の故障とも判定する、
請求項1に記載の基板間故障検出回路。 - 前記エラーチェックコードは、FCS(Frame Check Sequence)コードを含む、
請求項1または請求項2に記載の基板間故障検出回路。 - 前記第2の基板に設けられ、当該第2の基板の主信号処理部からの前記エラーチェックコードが付加された内部信号を受け、当該内部信号のエラーの有無を検出する第3のエラー検出部をさらに備え、
前記内部信号は、前記第2の基板から前記信号伝送経路に出力され、
前記第1の基板に設けられ、前記第2の基板が出力する前記内部信号を前記信号伝送経路を介して受け、当該内部信号のエラーの有無を検出する第4のエラー検出部と、
前記第3のエラー検出部の検出結果と前記第4のエラー検出部の検出結果とを比較し、不一致である場合に前記第1,第2の基板間の故障と判定する第2の判定部とをさらに備える、
請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の基板間故障検出回路。 - 前記第2の判定部は、
前記第3のエラー検出部においてエラーが有ると検出し、かつ、前記第4のエラー検出部においてエラーが有ると検出する場合に、前記第2の基板側の故障とも判定する、
請求項4に記載の基板間故障検出回路。
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JP2006285621A JP2008104031A (ja) | 2006-10-20 | 2006-10-20 | 基板間故障検出回路 |
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CN101299693B (zh) * | 2008-07-02 | 2011-02-09 | 华为技术有限公司 | 一种检测转发平面故障的方法和装置 |
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2006
- 2006-10-20 JP JP2006285621A patent/JP2008104031A/ja active Pending
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