JP2005291341A - 直動案内軸受装置及びアンダーシール - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 スライダ本体2Aの下面に軸方向に沿って配置されると共に軸方向の端部がエンドキャップ5に保持され、案内レール1に摺接して該スライダ本体2Aの下面をシールするアンダーシール30を具備する直動案内軸受装置において、アンダーシール30のスライダ本体2Aと接触する部分に、該スライダ本体2Aの軸方向長さと略同等長さとされてスライダ本体2Aに対して弾性的に接触する弾性リップ部35を設ける。
【選択図】 図1
Description
案内レール1の両側面にはそれぞれ軸方向に延びる転動体転動溝3が形成されており、スライダ2のスライダ本体2Aには、その両袖部4の内側面に、それぞれ転動体転動溝3に対向する転動体転動溝7が形成されている。そして、これらの向き合った両転動体転動溝3,7の間には転動体の一例としての多数のボールBが転動自在に装填され、これらのボールBの転動を介してスライダ2が案内レール1上を軸方向に沿って相対移動できるようになっている。
このため、スライダ本体2Aの袖部4内に軸方向に貫通する転動体通路8を形成すると共に、スライダ本体2Aの両端にそれぞれ略コ字状のエンドキャップ5を例えばねじ12等の固定手段を介して固定し、このエンドキャップ5に上記両転動体転動溝3,7間と上記転動体通路8とを連通する半円弧状に湾曲した方向転換路6を形成することにより、転動体無限循環軌道を形成している。なお、図16において、符号11はエンドキャップ5と共にスライダ本体2Aの端面にねじ12等を介して固定されるサイドシール、10はスライダ本体2Aの端面に形成されたねじ12のタップ穴、13は給脂用ニップル、14は案内レール1の固定用のボルト挿通穴である。
また、アンダーシール15をスライダ本体2Aの下面に凹設された収容凹部18(図20及び図21参照)に配置する場合には、アンダーシール15とスライダ本体2Aの下面との間に生じる凹部21に異物等が溜まりやすいという問題がある。
本発明はこのような不都合を解消するためになされたものであり、アンダーシールの固定にリベットを用いることなく、アンダーシールをエンドキャップで保持する構造としながらも、アンダーシールとスライダ本体との間に異物が侵入するのを防止してシール性能の向上を図ることができる直動案内軸受装置及びアンダーシールを提供することを目的とする。
前記アンダーシールの前記スライダ本体と接触する部分に、該スライダ本体の軸方向長さと略同等長さとされて前記スライダ本体に対して弾性的に接触する弾性リップ部を設けたことを特徴とする。
請求項3に係る発明は、軸方向に延びる転動体転動溝を有する案内レールと、該案内レールの前記転動体転動溝に対向する転動体転動溝を有し、これらの両転動体転動溝間に挿入された多数の転動体の転動を介して軸方向に沿って相対移動可能に前記案内レールに跨架されたスライダとを備え、該記スライダは、軸方向に貫通する転動体通路を有するスライダ本体と、前記両転動体転動溝間と前記転動体通路とを連通する湾曲状の方向転換路を有して前記スライダ本体の軸方向の端部に固定されたエンドキャップと、前記スライダ本体の下面に軸方向に沿って配置されると共に軸方向の端部が前記エンドキャップに保持され、前記案内レールに摺接して該スライダ本体の下面をシールするアンダーシールとを具備する直動案内軸受装置において、
前記アンダーシールの芯金の略中央部に凸状の段部を設けたことを特徴とする。
前記スライダ本体と接触する部分に、該スライダ本体の軸方向長さと略同等長さとされて前記スライダ本体に対して弾性的に接触する弾性リップ部を設けたことを特徴とする。
請求項6に係る発明は、軸方向に延びる転動体転動溝を有する案内レールと、該案内レールの前記転動体転動溝に対向する転動体転動溝を有し、これらの両転動体転動溝間に挿入された多数の転動体の転動を介して軸方向に沿って相対移動可能に前記案内レールに跨架されたスライダとを備え、該記スライダは、軸方向に貫通する転動体通路を有するスライダ本体と、前記両転動体転動溝間と前記転動体通路とを連通する湾曲状の方向転換路を有して前記スライダ本体の軸方向の端部に固定されたエンドキャップとを具備する直動案内軸受装置に設けられ、前記スライダ本体の下面に軸方向に沿って配置されると共に軸方向の端部が前記エンドキャップに保持され、前記案内レールに摺接して該スライダ本体の下面をシールするアンダーシールであって、
シール芯金の略中央部に凸状の段部を設けたことを特徴とする。
また、収容凹部を覆うように配置した弾性リップ部の先端はスライダ本体に弾性力を持って接触するため、アンダーシールとスライダ本体との密着性が高くなって、スライダ本体とアンダーシールとの間にすき間が発生するのを防ぐことができ、異物等の侵入を阻止することができる。
更に、本発明では、アンダーシールの固定にリベットを用いることなく、アンダーシールをエンドキャップで保持する構造を採用しているので、アンダーシールのスライダ本体からの脱着が容易であり、しかもリベット取付けによる穴加工、アンダーシールの組付け、交換等のコストを不要にすることができる。
ここで、この実施の形態では、アンダーシール30のスライダ本体2Aの下面と接触する部分に、該スライダ本体2Aの軸方向長さと略同等長さとされてスライダ本体2Aに対して僅かなしめしろを持って弾性的に接触する弾性リップ部35が、アンダーシール30の幅方向に互いに離間して二箇所設けられている。
また、アンダーシール30の固定にリベットを用いることなく、アンダーシール30をエンドキャップ5で保持する構造を採用しているので、アンダーシール30のスライダ本体2Aからの脱着が容易であり、しかもリベット取付けによる穴加工、アンダーシールの組付け、交換等のコストを不要にすることができる。
本発明の第2の実施の形態である直動案内軸受装置は、図8に示すように、案内レール1の側面に摺接して該スライダ本体2Aの下面をシールするアンダーシール40が、スライダ本体2Aの軸方向に長い長板形状の芯金41と、該芯金41に固着されたゴムシール42とを備えており、スライダ本体2Aの下面に凹設された収容凹部18に配置された状態で、その両端部がエンドキャップ5に設けられた保持溝19に差し込まれて保持されている。また、アンダーシール40の幅方向内側(案内レール1側)にはスライダ本体2Aの軸方向に沿って延びる凸条43が形成されており、この凸条43がエンドキャップ5に当接することで、アンダーシール40の幅方向の位置決めがなされている。
アンダーシール40のスライダ本体2Aの下面と接触する部分には、上記第1の実施の形態と同様に、該スライダ本体2Aの軸方向長さと略同等長さとされてスライダ本体2Aに対して僅かなしめしろを持って弾性的に接触する弾性リップ部45が、アンダーシール40の幅方向に互いに離間して二箇所設けられている。
更に、この実施の形態では、芯金41の略中央部に凸状の段部47を設けることで、アンダーシール40の剛性を高めた形状となっている。
更に、アンダーシール40の芯金41の略中央部に凸状の段部47を設けることで、アンダーシール40の剛性を高くしているので、アンダーシール40の変形を防止することができ、これにより、スライダ本体2Aとアンダーシール40との間にすき間が発生するのを防止して、異物等の侵入を阻止することができる。その他の作用効果は上記第1の実施の形態と同様である。
この実施の形態では、上記第2の実施の形態に対して、アンダーシール40のスライダ本体2Aの下面と接触する面の反対側の面を案内レール1の側面からスライダ本体2Aの側面に向かって次第に低くなる傾斜面48として、アンダーシール40に異物を溜めないようにする効果をより高めたものである。その他の構成及び作用効果は上記第2の実施の形態と同様である。
例えば、アンダーシールに設ける弾性リップ部の位置は上記各実施の形態に限定されることなく任意であり、また、弾性リップ部の数も1箇所又は2箇所以上配置するようにしてもよい。
また、上記各実施の形態では、転動体としてボールBを用いた直動案内軸受装置を例に採ったが、これに限定されず、転動体としてころを用いた直動案内軸受装置に本発明を適用してもよい。
1 案内レール
2 スライダ
3 転動体転動溝(案内レール側)
7 転動体転動溝(スライダ側)
B ボール(転動体)
8 転動体通路
2A スライダ本体
6 方向転換路
5 エンドキャップ
30 アンダーシール
31 芯金
35 弾性リップ部
47 段部
Claims (6)
- 軸方向に延びる転動体転動溝を有する案内レールと、該案内レールの前記転動体転動溝に対向する転動体転動溝を有し、これらの両転動体転動溝間に挿入された多数の転動体の転動を介して軸方向に沿って相対移動可能に前記案内レールに跨架されたスライダとを備え、該記スライダは、軸方向に貫通する転動体通路を有するスライダ本体と、前記両転動体転動溝間と前記転動体通路とを連通する湾曲状の方向転換路を有して前記スライダ本体の軸方向の端部に固定されたエンドキャップと、前記スライダ本体の下面に軸方向に沿って配置されると共に軸方向の端部が前記エンドキャップに保持され、前記案内レールに摺接して該スライダ本体の下面をシールするアンダーシールとを具備する直動案内軸受装置において、
前記アンダーシールの前記スライダ本体と接触する部分に、該スライダ本体の軸方向長さと略同等長さとされて前記スライダ本体に対して弾性的に接触する弾性リップ部を設けたことを特徴とする直動案内軸受装置。 - 前記アンダーシールの芯金の略中央部に凸状の段部を設けたことを特徴とする請求項1に記載した直動案内軸受装置。
- 軸方向に延びる転動体転動溝を有する案内レールと、該案内レールの前記転動体転動溝に対向する転動体転動溝を有し、これらの両転動体転動溝間に挿入された多数の転動体の転動を介して軸方向に沿って相対移動可能に前記案内レールに跨架されたスライダとを備え、該記スライダは、軸方向に貫通する転動体通路を有するスライダ本体と、前記両転動体転動溝間と前記転動体通路とを連通する湾曲状の方向転換路を有して前記スライダ本体の軸方向の端部に固定されたエンドキャップと、前記スライダ本体の下面に軸方向に沿って配置されると共に軸方向の端部が前記エンドキャップに保持され、前記案内レールに摺接して該スライダ本体の下面をシールするアンダーシールとを具備する直動案内軸受装置において、
前記アンダーシールの芯金の略中央部に凸状の段部を設けたことを特徴とする直動案内軸受装置。 - 軸方向に延びる転動体転動溝を有する案内レールと、該案内レールの前記転動体転動溝に対向する転動体転動溝を有し、これらの両転動体転動溝間に挿入された多数の転動体の転動を介して軸方向に沿って相対移動可能に前記案内レールに跨架されたスライダとを備え、該記スライダは、軸方向に貫通する転動体通路を有するスライダ本体と、前記両転動体転動溝間と前記転動体通路とを連通する湾曲状の方向転換路を有して前記スライダ本体の軸方向の端部に固定されたエンドキャップとを具備する直動案内軸受装置に設けられ、前記スライダ本体の下面に軸方向に沿って配置されると共に軸方向の端部が前記エンドキャップに保持され、前記案内レールに摺接して該スライダ本体の下面をシールするアンダーシールであって、
前記スライダ本体と接触する部分に、該スライダ本体の軸方向長さと略同等長さとされて前記スライダ本体に対して弾性的に接触する弾性リップ部を設けたことを特徴とするアンダーシール。 - シール芯金の略中央部に凸状の段部を設けたことを特徴とする請求項4に記載したアンダーシール。
- 軸方向に延びる転動体転動溝を有する案内レールと、該案内レールの前記転動体転動溝に対向する転動体転動溝を有し、これらの両転動体転動溝間に挿入された多数の転動体の転動を介して軸方向に沿って相対移動可能に前記案内レールに跨架されたスライダとを備え、該記スライダは、軸方向に貫通する転動体通路を有するスライダ本体と、前記両転動体転動溝間と前記転動体通路とを連通する湾曲状の方向転換路を有して前記スライダ本体の軸方向の端部に固定されたエンドキャップとを具備する直動案内軸受装置に設けられ、前記スライダ本体の下面に軸方向に沿って配置されると共に軸方向の端部が前記エンドキャップに保持され、前記案内レールに摺接して該スライダ本体の下面をシールするアンダーシールであって、
シール芯金の略中央部に凸状の段部を設けたことを特徴とするアンダーシール。
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