JP2562997Y2 - 直動転がり案内ユニット - Google Patents

直動転がり案内ユニット

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JP2562997Y2
JP2562997Y2 JP1992090442U JP9044292U JP2562997Y2 JP 2562997 Y2 JP2562997 Y2 JP 2562997Y2 JP 1992090442 U JP1992090442 U JP 1992090442U JP 9044292 U JP9044292 U JP 9044292U JP 2562997 Y2 JP2562997 Y2 JP 2562997Y2
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  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Bearings For Parts Moving Linearly (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、スライダを軌道レー
ル上で多数の転動体を介在させて摺動可能に構成した直
動転がり案内ユニットに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、直動転がり案内ユニットにおい
て、ケーシング、エンドキャップ、下面シール、側面シ
ール等から成るスライダが軌道レール上を摺動する場合
に、スライダと軌道レールとの間のシールは、スライダ
の両端に取り付けた側面シールとスライダの下面に取り
付けた下面シールによって行われている。
【0003】図9に示すような直動転がり案内ユニット
が開示されている。図9は従来の直動転がり案内ユニッ
トの一例を示す斜視図である。図9に示すように、直動
転がり案内ユニットは、主として、長手方向両側壁面8
に軌道溝9を形成した軌道レール1と該軌道レール1上
を跨がって摺動可能に配置されたスライダ18から構成
されている。スライダ18は、軌道レール1に対して相
対摺動可能であり且つ各軌道溝9に対向する位置に軌道
溝7を形成したケーシング2、対向する軌道溝7,9間
で相対移動可能に転走する多数の転動体であるボール
4、及びケーシング2の摺動方向即ち長手方向両端にそ
れぞれ取付けたエンドキャップ5を有している。エンド
キャップ5には、軌道レール1とスライダ18との間の
シールを達成する側面シール6が取り付けられている。
また、ケーシング2と軌道レール1の長手方向両側壁面
8及びケーシング2の下面をシールするため、ケーシン
グ2に下面シール3が取り付けられている。このスライ
ダ18は、軌道レール1に跨架した状態に載置され、軌
道レール1に沿って複数のボールから成る転動体4の介
在で摺動するものである。
【0004】また、実開平3−121220号公報に開
示された直動案内軸受がある。該直動案内軸受における
下面シール装置は、下面シールの軸方向で波板形状にな
ると共に、相互に接近する方向に弾性変形可能な2叉突
起をスライダの下面に向けて突設し、前記スライダの下
端面の軸方向の両端部には前記下面シールの2叉突起が
嵌合する縦穴と該縦穴に直交し且つスライダの袖部を貫
通する貫通孔とを設け、該貫通孔に前記下面シールの2
叉突起を嵌合したものである。
【0005】また、本出願人に係わる出願である特願平
3−225297号に開示された直動転がり案内ユニッ
トは、下面シールの長手方向の少なくとも一端に係合部
を形成すると共に、エンドキャップ下面に前記係合部を
摺動可能に嵌合する係合穴を形成したものである。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
直動転がり案内ユニットでは、下面シール3は、単純な
形状であり、容易に製作できるという効果を有している
が、軌道溝を形成しているケーシングと軌道レールとの
位置決め誤差が生じ易く装着が面倒なことや、膨潤、熱
応力、外力等により変形し易い等の問題があった。そし
て、長期間使用すると、軌道レール側壁面に当接状態で
摺動するリップ部が摩耗すると、調整することができな
くなり、シール状態が不良となり、下面シールの交換の
必要が生じる等で下面シールのシール性能、耐久性等に
問題を有していた。
【0007】また、従来の直動転がり案内ユニットで
は、シール性能を向上させるためには下面シールとエン
ドキャップとの装着部位の係止片、嵌合孔或いは係合穴
を正確に位置決めする必要があった。しかも、下面シー
ルをエンドキャップに取り付けたり、或いは取り外した
りすることが複雑で困難であるという問題があった。更
に、従来の直動転がり案内ユニットでは、下面シールの
軌道レール側壁部に当接するリップ部が摩耗した場合
に、この当接具合を調整することができないものであ
り、前記リップ部が摩耗してしまうと下面シールを交換
しなければならないという問題があった。
【0008】上記の問題を解決するために、本出願人は
直動転がり案内ユニットを開発し、先に出願した(例え
ば、実願平4−63564号)。該直動転がり案内ユニ
ットでは、下面シールは金属から成る芯金部材と該芯金
部材に固着したリップ部を備えたシール部材から構成さ
れ、エンドキャップの下面から伸びる突出部を前記下面
シールの前記芯金部材に形成した嵌合孔に係合させて前
記下面シールを前記エンドキャップに装着するように構
成したものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】この考案は、長手方向両
側壁面に軌道溝を形成した軌道レール、該軌道レールに
対して相対摺動可能であり且つ前記各軌道溝に対向する
位置に軌道溝を形成したケーシング、該ケーシングの長
手方向両端に取り付けたエンドキャップ、対向する前記
軌道溝間で循環移動可能に転走する多数の転動体、並び
に前記ケーシング、前記エンドキャップ及び前記軌道レ
ールに対してシールするシール部を備えた下面シールを
有する直動転がり案内ユニットにおいて、前記エンドキ
ャップには前記軌道レールに対向する内面側で且つ前記
ケーシングに接する側とは反対側に幅方向に伸びる挿入
溝が形成され、前記下面シールを芯金部材と該芯金部材
に固着したリップ部を有するシール部材で構成し、前記
芯金部材には長手方向両端の上方に伸びる前記挿入溝に
係合する係止部が設けられ、前記下面シールの前記係止
部を前記エンドキャップの前記挿入溝に幅方向に嵌入し
て前記エンドキャップに前記下面シールを装着したこと
を特徴とする直動転がり案内ユニットに関する。
【0010】また、この直動転がり案内ユニットにおい
て、前記下面シールに形成した前記係止部は、前記芯金
部材の上方で且つ幅方向に伸びる立ち上がり部先端から
内向きに屈曲したものである。
【0011】また、この直動転がり案内ユニットにおい
て、前記下面シールに形成した前記係止部は、前記芯金
部材の上方で且つ長手方向に伸びる立ち上がり部先端か
ら前記エンドキャップの幅方向外側に屈曲したものであ
る。
【0012】
【作用】この考案による直動転がり案内ユニットは、上
記のように構成されており、次のような作用をする。即
ち、この直動転がり案内ユニットは、下面シールに設け
た係止部をエンドキャップに形成した挿入溝に軌道レー
ル側より挿入する簡単な嵌め込みによる操作で、前記下
面シールがケーシングとエンドキャップとの下面に装着
される。この装着操作で前記下面シールに形成されたリ
ップ部が、前記ケーシングと前記エンドキャップとの下
面に密接してシール機能を果たすことができる。また、
前記下面シールを装着したスライダを前記軌道レールに
跨架する際に、前記下面シールのもう一方のリップ部が
前記軌道レール側壁面に当接状態となるため、転動体の
循環路が確実にシールされる。
【0013】この直動転がり案内ユニットでは、前記下
面シールは、前記エンドキャップに対して幅方向への移
動を可能にし、幅方向の加工誤差等を許容でき、且つ前
記下面シールのシール部材の前記軌道レールに対する押
圧程度を調整できる。従って、前記下面シールのリップ
部が前記軌道レール側壁面との摺接により摩耗してもリ
ップ部の復元力によって維持され、更に摩耗した場合
は、前記下面シールを前記軌道レール側に移動させるこ
とによってシール状態を維持する。
【0014】
【実施例】以下、図面を参照して、この考案による直動
転がり案内ユニットの一実施例を図1、図2、図3及び
図4を参照して説明する。図1はこの考案による直動転
がり案内ユニットの一実施例を示し且つ図2の線A−A
における一部断面を示す破断断面図、図2は図1の直動
転がり案内ユニットにおける下面シールの下面図、図3
はエンドキャップと下面シールの取付構造を示す内面
図、及び図4は図1の直動転がり案内ユニットにおける
エンドキャップと下面シールとの分解状態を示す斜視図
である。各図において、図9に示す部品に付した符号と
同一の作用を有する部品には同一の符号を付している。
【0015】この考案による直動転がり案内ユニット
は、例えば、図9に示す直動転がり案内ユニットと基本
的には同一の構成を有するものであり、下面シールをエ
ンドキャップに装着する取付構造に特徴を有するもので
ある。即ち、この直動転がり案内ユニットは、図9に示
すものと同様な長手方向両側壁面8に軌道溝9を形成し
た軌道レール1、及び該軌道レール1に対して相対摺動
可能なスライダ18から構成されている。このスライダ
18は、軌道レール1に対して相対摺動可能であり且つ
各軌道溝9に対向する位置に軌道溝7を形成したケーシ
ング2、対向する軌道溝7,9間で相対移動して転走す
る循環可能な多数の転動体4、ケーシング2の長手方向
両端に取り付けたエンドキャップ5、エンドキャップ5
の端面に取り付けた側面シール6及びエンドキャップ5
に取り付けた下面シール13を有するものである。
【0016】ケーシング2の両側にはエンドキャップ5
が設けられたスライダ18は、軌道レール1を跨架する
逆U字形状に形成されている。該エンドキャップ5には
ボール4の方向変換路が形成されている。該方向変換路
は、スライダ18の摺動時に軌道レール1とケーシング
2との間に形成される循環路をボール4が転走する時に
該ボール4の方向変換を行う機能を果たす。
【0017】この直動転がり案内ユニットにおいて、特
に、エンドキャップ5には、エンドキャップ5の軌道レ
ール1に対向する内面側で且つケーシング2とは反対側
に幅方向に伸びる挿入溝10が形成されている。また、
下面シール13は、スチール等の金属材料から成る芯金
部材14と該芯金部材14に固着したリップ部16,1
7を有するゴム、プラスチック等の弾性材料から成るシ
ール部材15で構成されている。シール部材15は、ケ
ーシング2とエンドキャップ5との下面に対して密封状
態に押圧されるリップ部16、及び軌道レール1の側壁
面8に密封状態に押圧される別のリップ部17を備えて
いる。また、芯金部材14には、その長手方向両端の上
方に且つ幅方向に伸びる立上り部12と該立上り部12
の先端から互いに対向する向き即ち内向きに屈曲した係
止部11を有している。
【0018】エンドキャップ5に下面シール13を装着
するには、エンドキャップ5に下面シール13を嵌め込
む操作、即ち、下面シール13の芯金部材14の係止部
11を、エンドキャップ5の挿入溝10に幅方向に挿入
即ち嵌入することによって達成できる。更に、エンドキ
ャップ5には、下面シール13の係止部11が嵌入する
挿入溝10とその下の部分を切り欠いた切欠き部19に
係止部11の立上り部12が納まるように切り欠いて形
成されている。
【0019】従って、この直動転がり案内ユニットにつ
いては、下面シール13をエンドキャップ5に対する幅
方向の位置決めをする場合には、係止部11の反軌道レ
ール側の幅方向端面23がエンドキャップ5の挿入溝1
0の幅方向当接面Cに密着するように装着することによ
って直動転がり案内ユニットの幅方向の位置決めが達成
される。また、下面シール13をエンドキャップ5に対
する長手方向方向の位置決めをする場合には、係止部1
1の対向側の内面24がエンドキャップ5の挿入溝10
の切欠き部19の長手方向当接面Dに密着するように装
着することによって直動転がり案内ユニットの長手方向
の位置決めが達成される。
【0020】更に、下面シール13の芯金部材14は、
幅方向中央の平坦部が両リップ部16,17よりエンド
キャップ5の下面側に近接して形成され、該平坦部の長
手方向両端部で且つエンドキャップ5へと伸長した立上
り部12に挿入溝10に嵌入する係止部11が屈曲して
設けられ、係止部11は立上り部12の先端が互いに対
向する方向に屈曲されている。
【0021】次に、この考案による直動転がり案内ユニ
ットの別に実施例を、図5、図6、図7及び図8を参照
して説明する。図5はこの考案による直動転がり案内ユ
ニットの別の実施例を示し且つ図6の線B−Bにおける
一部断面を示す破断断面図、図6は図5の直動転がり案
内ユニットにおける下面シールの下面図、図7はエンド
キャップと下面シールの取付構造を示す内面図、及び図
8は図5の直動転がり案内ユニットにおけるエンドキャ
ップと下面シールとの分解状態を示す斜視図である。各
図において、図9に示す部品に付した符号と同一の作用
を有する部品には同一の符号を付している。
【0022】上記実施例では、下面シール13の芯金部
材14に形成した係止部11は、立上り部12から屈曲
して互いに対向していたが、この実施例の係止部21
は、軌道レール1とは反対側即ち幅方向外向きに屈曲さ
れている。エンドキャップ5に形成される挿入溝10も
係止部21の立上り部22が納まる切欠き部20が内側
となるように形成されている。下面シール13をエンド
キャップ5に対する幅方向の位置決めをする場合には、
係止部21の反軌道レール側の幅方向内面25がエンド
キャップ5の切欠き部20の幅方向当接面Eに密着する
ように装着することによって直動転がり案内ユニットの
幅方向の位置決めが達成される。また、下面シール13
をエンドキャップ5に対する長手方向方向の位置決めを
する場合には、係止部21の長手方向の内面26がエン
ドキャップ5の挿入溝10と切欠き部20との長手方向
当接面Fに密着するように装着することによって直動転
がり案内ユニットの長手方向の位置決めが達成される。
【0023】この実施例の下面シール13の本体構成
は、図1の実施例と同じであるが、係止部21の向きを
反軌道レール側即ち軌道レール1が存在しない側に屈曲
している。図示のものでは、係止部21が立上り部22
に対して略90度屈曲しているが、エンドキャップ5の
下面にリップ部16が強く密着するように90度以上屈
曲させてばね作用を持たせることもできる。
【0024】上記各実施例では、下面シール13の本体
形状について、幅方向中央側の平坦部が両リップ部1
6,17よりエンドキャップ側に近接した例を示した
が、これに限られるものではない。例えば、下面シール
13の芯金部材14が平板状の形状に形成されていても
よい。芯金部材14を平板状にした場合、軌道レール1
の側壁面8に当接するリップ部17が屈曲状態で当接す
るように形成するのが好ましい。また、例えば、図5で
示した挿入溝10は、エンドキャップ5の外面側も開口
状態に形成されているが、下面シール13の係止部21
が下面シール13の長手方向内側に位置させたもので
は、必ずしも開口させる必要はないが、その場合には膨
潤、熱応力等で下面シール13が長手方向へ相対変形す
る場合に、その移動を許容できる大きさに形成すること
が好ましい。
【0025】
【考案の効果】この考案による直動転がり案内ユニット
は、上記のように構成されており、次のような効果を有
する。即ち、この直動転がり案内ユニットは、下面シー
ルとエンドキャップとの装着部の構造がエンドキャップ
に下面シールを挿入するだけの極めて単純な工程で装着
できる構成を有するものであり、しかも、従来の直動転
がり案内ユニットのように下面シールをスライダに組み
込む場合に必要としたボルト等の他部品を必要としな
い。そのため、この直動転がり案内ユニットは、既存の
エンドキャップに挿入溝を形成できれば、既存のものに
も適用することができる。そして、下面シールの装着も
エンドキャップの挿入溝へ内側即ち軌道レール側より嵌
合するだけで済むため、下面シールのエンドキャップに
対する位置決めが極めて容易であり、装着作業が極めて
簡単で且つ的確に行なうことができる。しかも、下面シ
ールのエンドキャップへの取付け取外しは、軌道レール
からスライダを外すだけで、極めて容易に行なうことが
できる。
【0026】また、下面シールの装着即ち、下面シール
の係止部とエンドキャップの挿入溝との加工誤差が存在
して隙間が存在する場合でも、ケーシングとエンドキャ
ップとに対する下面シールのリップ部の当接、及び軌道
レール側壁面に対するリップ部の当接が密着状態に確実
に且つ良好になるため、良好なシール状態が確保でき
る。そして、スライダを軌道レールに跨架した状態で
は、下面シールがエンドキャップから誤った操作等で離
脱する恐れもない。
【0027】しかも、下面シールのリップ部と軌道レー
ル側壁面とは、当接状態で摺動するため、長期使用する
とリップ部が摩耗するものであるが、下面シールをエン
ドキャップに装着した状態で、下面シールの芯金部材の
弾性力を予圧状態に設定しておけば、リップ部は軌道レ
ールに対して押圧状態で装着されているので、リップ部
が摩耗した場合、リップ部は軌道レール側へ芯金部材の
ばね力で移動して摩耗を保証することができる。場合に
よっては、エンドキャップの嵌合溝へ嵌合させた下面シ
ールを軌道レール側へ摩耗相当距離だけ移動又は引き出
すことによりシール部材の摩耗調整が簡単にできる。従
って、下面シールのシール部材のリップ部が摩耗した度
に、下面シールを取り替える必要がなく、調整操作に要
する時間も下面シールを交換するよりも短時間で済むと
いう効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案による直動転がり案内ユニットの一実
施例を示し且つ図2の線A−Aにおける一部断面を示す
破断断面図である。
【図2】図1の直動転がり案内ユニットにおける下面シ
ールの下面図である。
【図3】エンドキャップと下面シールの取付構造を示す
内面図である。
【図4】図1の直動転がり案内ユニットにおけるエンド
キャップと下面シールとの係合関係の一部を分解状態で
示す斜視図である。
【図5】この考案による直動転がり案内ユニットの別の
実施例を示し且つ図6の線B−Bにおける一部断面を示
す破断断面図である。
【図6】図5の直動転がり案内ユニットにおける下面シ
ールの下面図である。
【図7】エンドキャップと下面シールの取付構造を示す
内面図である。
【図8】図5の直動転がり案内ユニットにおけるエンド
キャップと下面シールとの分解状態を示す斜視図であ
る。
【図9】従来の直動転がり案内ユニットの一例を示す斜
視図である。
【符号の説明】
1 軌道レール 2 ケーシング 3 下面シール 4 転動体 5 エンドキャップ 10 挿入溝 11,21 係止部 12,22 立上り部 13 下面シール 14 芯金部材 15 シール部材 16,17 リップ部 20 切欠き部

Claims (3)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 長手方向両側壁面に軌道溝を形成した軌
    道レール、該軌道レールに対して相対運動可能であり且
    つ前記各軌道溝に対向する位置に軌道溝を形成したケー
    シング、該ケーシングの長手方向両端に取り付けたエン
    ドキャップ、対向する前記軌道溝間で循環移動可能に転
    走する多数の転動体、並びに前記ケーシング、前記エン
    ドキャップ及び前記軌道レールに対してシールするシー
    ル部を備えた下面シールを有する直動転がり案内ユニッ
    トにおいて、前記エンドキャップには前記軌道レールに
    対向する内面側で且つ前記ケーシングに接する側とは反
    対側に幅方向に伸びる挿入溝が形成され、前記下面シー
    ルを芯金部材と該芯金部材に固着したリップ部を有する
    シール部材で構成し、前記芯金部材には長手方向両端の
    上方に伸びる前記挿入溝に係合する係止部が設けられ、
    前記下面シールの前記係止部を前記エンドキャップの前
    記挿入溝に幅方向に嵌入して前記エンドキャップに前記
    下面シールを装着したことを特徴とする直動転がり案内
    ユニット。
  2. 【請求項2】 前記下面シールに形成した前記係止部
    は、前記芯金部材の上方で且つ幅方向に伸びる立ち上が
    り部先端から内向きに屈曲したことを特徴とする請求項
    1に記載の直動転がり案内ユニット。
  3. 【請求項3】 前記下面シールに形成した前記係止部
    は、前記芯金部材の上方で且つ長手方向に伸びる立ち上
    がり部先端から前記エンドキャップの幅方向外側に屈曲
    したことを特徴とする請求項1に記載の直動転がり案内
    ユニット。
JP1992090442U 1992-12-10 1992-12-10 直動転がり案内ユニット Expired - Lifetime JP2562997Y2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1992090442U JP2562997Y2 (ja) 1992-12-10 1992-12-10 直動転がり案内ユニット
US08/162,255 US5342127A (en) 1992-12-10 1993-12-07 Linear motion rolling guide unit

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1992090442U JP2562997Y2 (ja) 1992-12-10 1992-12-10 直動転がり案内ユニット

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0649824U JPH0649824U (ja) 1994-07-08
JP2562997Y2 true JP2562997Y2 (ja) 1998-02-16

Family

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