JPH11241722A - 直動転がり案内ユニット - Google Patents

直動転がり案内ユニット

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JPH11241722A
JPH11241722A JP10059122A JP5912298A JPH11241722A JP H11241722 A JPH11241722 A JP H11241722A JP 10059122 A JP10059122 A JP 10059122A JP 5912298 A JP5912298 A JP 5912298A JP H11241722 A JPH11241722 A JP H11241722A
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end cap
seal
linear motion
guide unit
casing
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Hideki Kuwabara
英樹 桑原
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    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
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    • F16C29/08Arrangements for covering or protecting the ways
    • F16C29/084Arrangements for covering or protecting the ways fixed to the carriage or bearing body movable along the guide rail or track
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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Bearings For Parts Moving Linearly (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は,下面シールをケーシングとエンド
キャップとの下面に容易に安定して取り付けた直動転が
り案内ユニットを提供する。 【解決手段】 この直動転がり案内ユニットは,下面シ
ール6の芯金プレート10の両端にはエンドキャップ4
の端面20に形成された凹部14に嵌合する取付プレー
ト部12が一体に設けられ,取付プレート部12には横
方向の両側に延び且つエンドキャップ4の凹部14の両
側壁面にそれぞれ係止する一対の係止爪13が設けられ
ている。下面シール6は,取付プレート部12を凹部1
4に嵌合してエンドシール5をエンドキャップ4を介在
してケーシング3に固定することによってスライダ2に
組み込まれる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は,軌道レール上を
転動体を介在して相対摺動可能なスライダから成る直動
転がり案内ユニットに関する。
【0002】
【従来の技術】従来,直動転がり案内ユニットとして
は,図11〜図13に示すものが知られている。図11
は従来の直動転がり案内ユニットを示す一部破断の斜視
図,図12は図11の直動転がり案内ユニットの正面
図,及び図13は図11の直動転がり案内ユニットの側
面図である。
【0003】図11〜図13に示すように,従来の直動
転がり案内ユニットは,長手方向両側壁面24に軌道溝
22を形成し且つベース30に固定された軌道レール1
と,軌道レール1を跨がって摺動可能に配置されたスラ
イダ2とから構成されている。スライダ2は,各軌道溝
22に対向する位置に軌道溝23を形成したケーシング
3,対向する軌道溝22,23間で相対移動可能に転走
する多数の転動体7,ケーシング3の摺動方向即ち長手
方向両端の端面19にそれぞれ配置されたエンドキャッ
プ4,エンドキャップ4の端面20に配置され且つ軌道
レール1とスライダ2との間の隙間をシールするエンド
シール5,及びケーシング3とエンドキャップ4との下
面に配置された下面シール26を有している。ケーシン
グ3には,他の部品等を固定するための取付ねじ穴33
が形成されている。
【0004】下面シール26は,ケーシング3とエンド
キャップ4の下面をシールし且つ軌道レール1とケーシ
ング3及びエンドキャップ4との間の隙間をシールす
る。スライダ2は,軌道レール1に跨がった状態に載置
され,軌道レール1の軌道溝27に沿って循環する複数
のボールやローラから成る転動体7の介在で自在に摺動
できる。転動体7は,軌道溝22,23間に形成される
軌道路29,エンドキャップ4に形成された方向転換路
(図示せず)及びケーシング3に形成されたリターン通
路25を循環転走する。また,軌道路29や転動体7に
対して,潤滑剤を供給するため,エンドシール5の端面
28にはグリースニップル27が取り付けられている。
【0005】スライダ2における下面シール26は,ケ
ーシング3とエンドキャップ4との下面に,平板体の一
側部に軌道レール1の長手方向両側壁面24に密着状態
に当接されるリップ部を備え,図示していないが,下面
シール26に形成された貫通孔にねじを挿通してケーシ
ング3のねじ穴に螺入することで固定されている。上記
のように,下面シール26は,リベット,ねじ等の固着
手段でケーシング3に取り付けるため,取付け・取外し
が面倒であった。また,下面シール26は,単純な形状
であり,容易に製作できるが,ケーシング3及び軌道レ
ール1との位置決め誤差が発生したり,下面シール26
が薄肉であるため,外力,熱変形等により下面シール2
6が変形し易い等の問題がある。そのため,軌道レール
1上をスライダ2が摺動する時に,下面シール26は温
度変化による伸縮,潤滑油による膨潤等によって長手方
向で屈曲等の変形をし,シール性能を低下させるという
問題があった。
【0006】また,実開平6−51549号公報には,
直動案内軸受の防塵シール装置が開示されている。該直
動案内軸受において,下部防塵シールは,エンドキャッ
プの下面に形成された切欠きに嵌合すると共に,下部防
塵シールのサイド部はエンドキャップの端面に形成され
た凹部に嵌合し,エンドキャップに取り付けられてい
る。エンドキャップに形成された凹部は,その上部が横
方向外向きに延びる形状をしている。下部防塵シールの
サイド部は,その上部は,横方向外向きに突出した形状
をしている。
【0007】また,直動転がり案内ユニットにおいて,
下面シールは芯金プレートと該芯金プレートに固着した
弾性部材から構成され,下面シールはケーシング及びエ
ンドキャップの下方からケーシングの砥石用スペースに
装着されている。下面シールをエンドキャップに固定す
る取付構造としては,下面シールの芯金プレートに一体
に設けたブラケットをエンドキャップに形成された嵌合
溝に係合し,また,ブラケットの上端に設けた長手方向
内向きに折り曲げて形成した係止爪をエンドキャップに
形成された係合穴や挿入溝に係合し,下面シールをスラ
イダに組み込んでいる(例えば,特開平7−71455
号公報,実開平6−49824号公報参照)。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで,従来の直動
転がり案内ユニットは,種々の機種に応じてオプション
によって,下面シールをケーシングとエンドキャップと
の下面に取り付けるものであるが,直動転がり案内ユニ
ットが近年益々小型化するに従ってエンドキャップ自体
の長手方向長さも短くなる傾向にあり,そのため下面シ
ールの取付構造にも多くの問題が発生している。例え
ば,上記直動転がり案内ユニットに開示されているよう
に,下面シールのブラケットの先端を長手方向内向きに
折り曲げて形成した係止爪を係合するための係合穴や挿
入溝をエンドキャップに形成することが困難になってい
る。
【0009】また,前掲実開平6−51549号公報に
開示された直動案内軸受の防塵シール装置は,エンドキ
ャップの下面に切欠きを形成すると共にエンドキャップ
の端面に凹部を形成し,また,下面シールのサイド部の
上部を横方向外向きに延びる形状に形成し,前記切欠き
に下面シール自体を嵌合し,前記凹部に下面シールのサ
イド部を嵌合して取り付けたものであり,エンドキャッ
プに切欠きと凹部を設けて初めて下面シールを安定させ
ることができるものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明の目的は,上記
の課題を解決することであり,エンドキャップの端面に
凹部を形成し,下面シールに取付プレート部の横方向の
両側に延びる係止爪を形成し,該係止爪をエンドキャッ
プの凹部の両側壁面に食い込ませ,エンドシールをエン
ドキャップと共にケーシングに取り付けることによって
下面シールをスライダに組み込み,容易に且つ安定して
下面シールをスライダに固定でき,小型化に対応できる
直動転がり案内ユニットを提供することである。
【0011】この発明は,軌道レール及び該軌道レール
上を転動体を介して相対摺動できるスライダから成り,
前記スライダはケーシング,該ケーシングの長手方向両
端に取り付けられたエンドキャップ,前記ケーシングと
前記エンドキャップとの下面に配置され且つ芯金プレー
トと該芯金プレートに固着された弾性体から成るシール
部材から成る下面シール,及び前記軌道レールと前記エ
ンドキャップとの間の隙間をシールするため前記エンド
キャップの端面に配置されたエンドシールから構成され
ている直動転がり案内ユニットにおいて,前記下面シー
ルの前記芯金プレートの両端には前記エンドキャップの
前記端面に形成された凹部に嵌合する取付プレート部が
一体に設けられ,前記取付プレート部には横方向の両側
に延び且つ前記エンドキャップの前記凹部の両側壁面に
それぞれ係止する一対の係止爪が設けられていることを
特徴とする直動転がり案内ユニットに関する。
【0012】また,前記軌道レールには長手方向両側壁
面に第1軌道溝が形成され,前記ケーシングには前記軌
道レールの前記第1軌道溝に対向する位置に第2軌道溝
が形成され,また,前記転動体は前記第1軌道溝と前記
第2軌道溝との間に形成される軌道路を転走する。
【0013】また,前記下面シールの前記シール部材
は,前記軌道レールと前記ケーシング及び前記エンドキ
ャップとの間の隙間をシールするため,前記軌道レール
の前記長手方向側壁面に摺動接触する第1シールリップ
部を有すると共に,前記ケーシングと前記エンドキャッ
プとの下面に接触する第2シールリップ部を有する。
【0014】また,前記下面シールの前記取付プレート
部は,前記エンドキャップの前記端面に前記エンドシー
ルを当接させて前記エンドシールと前記エンドキャップ
を前記ケーシングに固定することによって前記エンドキ
ャップの前記凹部に固定される。
【0015】前記下面シールの前記取付プレート部は,
前記下面シールの両端を折り曲げることによって形成さ
れる。
【0016】前記取付プレート部には,その先端部が先
細形状になるように前記係止爪が形成され,前記取付プ
レート部を合成樹脂等の弾性材料から成る前記エンドキ
ャップの前記凹部に強制的に押し込むことによって,前
記エンドキャップの袖部に形成された前記凹部の前記両
側壁面を弾性変形させて係止される。
【0017】前記エンドキャップの前記凹部の前記両側
壁面には,前記取付プレート部の前記係止爪がそれぞれ
係止する一対のストッパ部が形成されている。
【0018】また,この直動転がり案内ユニットは,上
記のように,下面シール自体に取付プレート部を設け,
該取付プレート部に横方向の両側に延びるやじり状の係
止爪が形成され,前記係止爪がエンドキャップの端面に
形成された凹部の両側壁面にそれぞれ係止しているの
で,下面シールの両係止爪が両ストッパ部に跨がって係
止し,下面シールがエンドキャップに両端支持で安定し
て固定され,しかもエンドシールをエンドキャップを介
してケーシングに固定することによって確実に容易に堅
固に固定できる。従って,上記のように,下面シールを
スライダに組み込めば,下面シールの幅方向両側に設け
たシールリップ部は,軌道レールとスライダとの間の隙
間をぐらつくことなく安定して良好にシールできると共
に,スライダの下面をぐらつくことなく安定して良好に
シールできる。
【0019】更に,下面シールは,取付プレート部をエ
ンドキャップの凹部の壁面を弾性変形させて下面から押
し込むか,又は下面シール自体を僅かに反らせることに
よって,エンドキャップの凹部に容易に嵌合させること
ができ,取付プレート部の係止爪が凹部のストッパ部に
係止したエンドキャップから落下することがなく,そこ
で,エンドシールをエンドキャップを介してケーシング
に固定することによって,下面シールはエンドキャップ
に堅固に固定される。
【0020】
【発明の実施の形態】以下,図面を参照して,この発明
による直動転がり案内ユニットの実施例を説明する。図
1はこの発明による直動転がり案内ユニットの一実施例
を示し且つその分解状態の一部を示す斜視図,図2は図
1の直動転がり案内ユニットにおけるエンドキャップを
示す正面図,図3は図2のエンドキャップの符号Aの領
域における拡大正面図,図4は図2のエンドキャップを
示す底面図,図5は図1の直動転がり案内ユニットにお
ける下面シールを示す平面図,図6は図5の下面シール
を示す側面図,図7は図5の下面シールを示す正面図,
図8は図5の下面シールの符号B領域を示す拡大平面
図,図9は図8の下面シールの符号C−Cにおける断面
図,及び図10は図8の下面シールの符号D−Dにおけ
る断面図である。図1〜図10における部品は,図11
〜図12に示す部品と同一の部品には同一の符号を付
し,重複する説明は省略する。
【0021】この直動転がり案内ユニットは,主とし
て,軌道レール1及び軌道レール1上を転動体7(図1
1)を介して相対摺動できるスライダ2から成り,スラ
イダ2はケーシング3,ケーシング3の長手方向両端の
端面19に当接して取り付けられたエンドキャップ4,
ケーシング3とエンドキャップ4との下面に配置された
下面シール6及び軌道レール1とエンドキャップ4との
間の隙間をシールするためエンドキャップ4の端面20
に配置されたエンドシール5から構成されている。軌道
レール1には,長手方向両側壁面24に軌道溝22(図
11)が形成され,また,ケーシング3には,軌道レー
ル1の軌道溝22に対向する位置に軌道溝23(図1
1)が形成されている。転動体7(図11)は軌道溝2
2と軌道溝23との間に形成される軌道路29(図1
1)を転走するように組み込まれている。
【0022】下面シール6は,スチール等の金属材料か
ら成る芯金プレート10と,芯金プレート10に固着さ
れたゴム,プラスチック等の弾性体から成るシール部材
11から構成されている。下面シール6のシール部材1
1は,軌道レール1とケーシング3及びエンドキャップ
4との間の隙間をシールするため,軌道レール1の長手
方向側壁面24に摺動接触する下向きに延びるシールリ
ップ部16を有すると共に,ケーシング3とエンドキャ
ップ4との下面から塵埃が侵入するのを防止するため,
ケーシング3とエンドキャップ4との下面に接触する上
向きに延びるシールリップ部17を有している。また,
エンドシール5は,軌道レール1との隙間をシールする
ため,シールリップ部18を備えている。
【0023】エンドシール5には,潤滑剤を供給するた
め,グリースニップル27(図11)が取り付けられる
グリース孔32が形成され,また,エンドキャップ4に
は,グリース孔32に連通するグリース孔31が形成さ
れている。エンドキャップ4とエンドシール5には,そ
れぞれに対応して取付孔9A,9Bが形成されている。
また,ケーシング3には,取付孔9A,9Bに対応した
位置にねじ孔9が形成されている。エンドキャップ4と
エンドシール5は,ねじ8を取付孔9A,9Bに貫通さ
せ,ねじ8をケーシング3に設けたねじ孔9に螺入する
ことによって,ケーシング3に固定される。
【0024】この直動転がり案内ユニットは,特に,下
面シール6をエンドキャップ4に固定する取付構造に特
徴を有しているものである。下面シール6は,その芯金
プレート10の両端に,エンドキャップ4の端面20に
形成された凹部14に嵌合する取付プレート部12が一
体に設けられている。下面シール6の取付プレート部1
2は,下面シール6の両端を折り曲げることによって形
成される。場合によっては,取付プレート部12は,下
面シール6に溶接等で固定して形成することもできる。
また,エンドキャップ4には,その袖部21におけるエ
ンドシール5側の端面20に下面から延びる溝状の凹部
15が形成されている。エンドキャップ4に形成された
溝状の凹部15には,その上部の両側の対向壁面に形成
された段部から成るストッパ部15が形成されている。
また,下面シール6の取付プレート部12には,幅方向
即ち横方向の両側に延び,エンドキャップ4の凹部14
の両側壁面に形成されたストッパ部15にそれぞれ係止
する一対の係止爪13が設けられている。特に,取付プ
レート部12の先端部は,先細形状になるように係止爪
13がやじり形状に形成されている。
【0025】この直動転がり案内ユニットにおいて,エ
ンドキャップ4に下面シール6を固定するには,次のよ
うにして達成できる。下面シール6の取付プレート部1
2をエンドキャップ4の袖部21に形成された凹部14
に下方から強制的に押し込むことによって,取付プレー
ト部12の係止爪13は,一種のやじりとなって溝状の
凹部14へ容易に侵入でき,凹部14の両側壁面を弾性
変形させて取付プレート部12を完全に挿入でき,次い
で,取付プレート部12の係止爪13が凹部14のスト
ッパ部15に係止されて装着できる。そこで,取付プレ
ート部12が凹部14に装着され且つ係止爪13がスト
ッパ部15に係止された状態で,エンドキャップ4の端
面20にエンドシール5を当接させてエンドシール5と
エンドキャップ4をケーシング3にねじ8によって固定
することによって,取付プレート部12がエンドキャッ
プ4の凹部14に固定される。或いは,取付プレート部
12を凹部14に強制的に押し込む代わりに,下面シー
ル6自体を背面側へ反らせて,取付プレート部12の先
端側を拡開させ,エンドキャップ4の凹部14に嵌合さ
せて装着することもできる。
【0026】この直動転がり案内ユニットは,上記のよ
うに構成されているので,エンドキャップ4に形成され
た凹部14には,その対向する壁面に一対のストッパ部
15が形成されているので,各ストッパ部15に下面シ
ール6の取付プレート部12に形成された係止爪13が
係止した状態では,エンドキャップ4に対して下面シー
ル6が安定して装着されるので,エンドキャップ4の下
面に下面シール6が嵌入するような別の嵌合溝を形成す
る必要がなく,エンドキャップ4を小型に形成されたと
しても別の嵌合溝を形成する領域を必要とせず,小型化
に対応できる。しかも,取付プレート部12の係止爪1
3は,エンドキャップ4の凹部14に先細のやじりとな
って容易に挿入でき,取付けが極めて容易にできる。
【0027】
【発明の効果】この発明による直動転がり案内ユニット
は,上記のように構成されているので,エンドキャップ
の凹部の両ストッパ部に下面シールの取付プレート部の
係止爪を両側支持状態に係止させ,エンドシールをケー
シングに固定することによって下面シールをエンドキャ
ップに安定して容易に且つ堅固に固定することができ
る。しかも,取付プレート部はやじり状に先細に形成さ
れているので,エンドキャップの凹部に容易に挿入で
き,下面シールのエンドキャップへの装着が容易に且つ
迅速に達成できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明による直動転がり案内ユニットの一実
施例を示し且つその分解状態の一部を示す斜視図であ
る。
【図2】図1の直動転がり案内ユニットにおけるエンド
キャップを示す正面図である。
【図3】図2のエンドキャップの符号Aの領域における
拡大正面図である。
【図4】図2のエンドキャップを示す底面図である。
【図5】図1の直動転がり案内ユニットにおける下面シ
ールを示す平面図である。
【図6】図5の下面シールを示す側面図である。
【図7】図5の下面シールを示す正面図である。
【図8】図5の下面シールの符号B領域を示す拡大平面
図である。
【図9】図8の下面シールの符号C−Cにおける断面図
である。
【図10】図8の下面シールの符号D−Dにおける断面
図である。
【図11】従来の直動転がり案内ユニットを示す一部破
断の斜視図である。
【図12】図11の直動転がり案内ユニットの正面図で
ある。
【図13】図11の直動転がり案内ユニットの側面図で
ある。
【符号の説明】
1 軌道レール 2 スライダ 3 ケーシング 4 エンドキャップ 5 エンドシール 6 下面シール 7 転動体 10 芯金プレート 11 シール部材 12 取付プレート部 13 係止爪 14 凹部 15 ストッパ部 16,17,18 シールリップ部 19,20 端面 21 袖部 22,23 軌道溝 24 側面 25 リターン路 29 軌道路

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軌道レール及び該軌道レール上を転動体
    を介して相対摺動できるスライダから成り,前記スライ
    ダはケーシング,該ケーシングの長手方向両端に取り付
    けられたエンドキャップ,前記ケーシングと前記エンド
    キャップとの下面に配置され且つ芯金プレートと該芯金
    プレートに固着された弾性体から成るシール部材から成
    る下面シール,及び前記軌道レールと前記エンドキャッ
    プとの間の隙間をシールするため前記エンドキャップの
    端面に配置されたエンドシールから構成されている直動
    転がり案内ユニットにおいて,前記下面シールの前記芯
    金プレートの両端には前記エンドキャップの前記端面に
    形成された凹部に嵌合する取付プレート部が一体に設け
    られ,前記取付プレート部には横方向の両側に延び且つ
    前記エンドキャップの前記凹部の両側壁面にそれぞれ係
    止する一対の係止爪が設けられていることを特徴とする
    直動転がり案内ユニット。
  2. 【請求項2】 前記軌道レールには長手方向両側壁面に
    第1軌道溝が形成され,前記ケーシングには前記軌道レ
    ールの前記第1軌道溝に対向する位置に第2軌道溝が形
    成され,また,前記転動体は前記第1軌道溝と前記第2
    軌道溝との間に形成される軌道路を転走することを特徴
    とする請求項1に記載の直動転がり案内ユニット。
  3. 【請求項3】 前記下面シールの前記シール部材は,前
    記軌道レールと前記ケーシング及び前記エンドキャップ
    との間の隙間をシールするため,前記軌道レールの前記
    長手方向側壁面に摺動接触する第1シールリップ部を有
    すると共に,前記ケーシングと前記エンドキャップとの
    下面に接触する第2シールリップ部を有することを特徴
    とする請求項1に記載の直動転がり案内ユニット。
  4. 【請求項4】 前記下面シールの前記取付プレート部
    は,前記エンドキャップの前記端面に前記エンドシール
    を当接させて前記エンドシールと前記エンドキャップを
    前記ケーシングに固定することによって前記エンドキャ
    ップの前記凹部に固定されることを特徴とする請求項1
    に記載の直動転がり案内ユニット。
  5. 【請求項5】 前記下面シールの前記取付プレート部
    は,前記下面シールの両端を折り曲げることによって形
    成されることを特徴とする請求項1に記載の直動転がり
    案内ユニット。
  6. 【請求項6】 前記取付プレート部には,その先端部が
    先細形状になるように前記係止爪が形成され,前記取付
    プレート部を合成樹脂等の弾性材料から成る前記エンド
    キャップの前記凹部に強制的に押し込むことによって,
    前記エンドキャップの袖部に形成された前記凹部の前記
    両側壁面を弾性変形させて係止されることを特徴とする
    請求項1に記載の直動転がり案内ユニット。
  7. 【請求項7】 前記エンドキャップの前記凹部の前記両
    側壁面には,前記取付プレート部の前記係止爪がそれぞ
    れ係止する一対のストッパ部が形成されていることを特
    徴とする請求項1に記載の直動転がり案内ユニット。
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