JPH0651546U - 直動転がり案内ユニット - Google Patents

直動転がり案内ユニット

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JPH0651546U
JPH0651546U JP091496U JP9149692U JPH0651546U JP H0651546 U JPH0651546 U JP H0651546U JP 091496 U JP091496 U JP 091496U JP 9149692 U JP9149692 U JP 9149692U JP H0651546 U JPH0651546 U JP H0651546U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本考案は、下面シールに座屈等の変形が発生
せず、高精度の加工を要求されることなく、下面シール
をエンドキャップに対して簡単に取付け取外しができる
直動転がり案内ユニットを提供する。 【構成】 本考案は、シール機能を有する下面シール1
3をエンドキャップ5に取り付けたものである。下面シ
ール13の長手方向両端に係止バンド10を設け、該係
止バンド10をエンドキャップ5に形成した嵌合溝6に
嵌合させる。下面シール13のエンドキャップ5への着
脱は、係止バンド10を下面シール13の長手方向に拡
げることにより行う。下面シール13は、エンドキャッ
プ5に対して外力、熱膨張、膨潤等で発生する長手方向
と幅方向の変形を許容でき、下面シール13には座屈等
の変形が発生せず、シール性能を向上できる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、スライダを軌道レール上で多数の転動体を介在させて摺動移動可 能に構成した直動転がり案内ユニットに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、直動転がり案内ユニットにおいて、スライダが軌道レール上を摺動する 場合に、スライダと軌道レールとの間のシールは、スライダの両端に配置されて いる側面シールとスライダの下面に配置されている下面シールによって行われて いる。
【0003】 従来、図6に示すような直動転がり案内ユニットが開示されている。図6は従 来の直動転がり案内ユニットの一例を示す斜視図である。図6に示すように、直 動転がり案内ユニットは、主として、長手方向両側壁面18に軌道溝17を形成 した軌道レール1と該軌道レール1上を跨がって摺動可能に取り付けられたスラ イダ20から構成されている。スライダ20は、軌道レール1に対して相対移動 可能であり且つ各軌道溝17に対向する位置に軌道溝16を形成したケーシング 2、対向する軌道溝16,17間で相対移動可能に転走する多数の転動体4、及 びケーシング2の摺動方向即ち長手方向両端にそれぞれ取り付けたエンドキャッ プ5を有している。エンドキャップ5の端面には、軌道レール1とスライダ20 との間のシールを達成する側面シール19が配置されている。また、ケーシング 2とエンドキャップ5の下面、及び軌道レール1の長手方向両端壁面18をシー ルするため、ケーシング2に下面シール3が取り付けられている。スライダ20 は、軌道レール1に跨がった状態に載置され、軌道レール1の軌道溝17に沿っ て循環する複数のボールから成る転動体4の介在で自在に摺動できる。
【0004】 ところで、下面シール3は、リベット等の固着手段でケーシング2に取り付け るため、取付け・取外しが面倒であった。また、下面シール3は、単純な形状で あり、容易に製作できるという効果を有しているが、軌道溝16,17を形成し ているケーシング2及び軌道レール1との位置決め誤差が発生したり、下面シー ル3が薄肉であるため、外力、熱変形等により下面シール3が変形し易い等の問 題がある。そのため、軌道レール1上をスライダ20が摺動する時に、下面シー ル3は温度変化による伸縮、潤滑油による膨潤等によって変形してシール性能を 低下させるという問題があった。
【0005】 上記の問題を解決するため、例えば、リニアガイド装置の防塵装置として、実 開平3−98321号公報に開示されたものがある。該直動軸受装置の防塵構造 は、アンダーシールの軸方向の両端部を内側に折曲してコ字型に形成すると共に 、その折曲面に内方に向かって突出する係合凸部を設け、エンドキャップの外端 面には前記アンダーシールの係合凸部が嵌合する凹部を形成したものである。
【0006】 また、実開平3−118317号公報に開示された直動案内軸受のアンダーシ ール装置は、アンダーシールの軸方向の両端部に軸方向に延びる突部を形成し、 サイドシールの下端面にアンダーシールの突部が嵌合する嵌合孔を形成したもの であり、アンダーシールを強度の大きいサイドシールに嵌め込んで装着・脱着を 容易にし、強度を確保したものである。
【0007】 また、実開平3−121220号公報に開示された直動案内軸受のアンダーシ ール装置は、アンダーシールの軸方向の両端部に、ハ字状に開くとともに相互に 接近する方向に弾性変形可能な2叉突起をスライダの下端面に向けて突設し、ス ライダの下端面の軸方向の両端部にはアンダーシールの2叉突起が嵌合する縦穴 と、この縦穴に直交すると共にスライダの袖部を貫通する貫通孔とを設け、縦穴 に嵌合した2叉突起の一方の突起が縦穴内で弾性変形してアンダーシールを案内 レールの側面に向かって付勢し、アンダーシールの側縁が案内レールに摺接され ているものである。
【0008】 前述の直動案内軸受のアンダーシール装置は、アンダーシールを該アンダーシ ールに形成した突部又は突起をスライダやサイドシールに形成した嵌合孔に嵌合 することによって取り付けたものである。しかしながら、防塵部材とスライダと は材質が異なるもので制作されているものであり、温度変化に伴う熱膨張が異な るのが一般である。そのため、防塵部材の熱膨張がスライダの熱膨張より大きく なると、防塵部材に撓みが発生し、案内レールとの間或いはケーシングの下面と の間に隙間が発生し、シール効果が低下してダストの侵入を防止できなくなると いう問題がある。
【0009】 上記問題を解決するために本出願人は、ケーシングとエンドキャップとの下面 に密封状態に当接可能なリップ部及び軌道レールの側壁面に沿って密封状態に当 接可能な別のリップ部を備えた下面シールを有し、該下面シールの長手方向両端 に形成した係止部を前記側面シールに形成した係合孔に係合させて前記下面シー ルを前記側面シールに取り付けるようにした直動転がり案内ユニットを開発し、 先に出願した(例えば、特願平3−353169号)。
【0010】
【考案が解決しようとする課題】
従来の直動転がり案内ユニットでは、下面シールの長手方向両端部を、エンド キャップ又は側面シールに形成した嵌合孔に係合させ、下面シールを側面シール に取り付けたものであるから、熱膨張差等による前記下面シールの長手方向の伸 びがエンドキャップ又は側面シールの嵌合孔で許容されるためには、下面シール がケーシング、エンドキャップ下面に対して若干移動する余裕がなければ、下面 シールの座屈等による変形が発生してシール性能を低下させることになる。しか しながら、上記移動は、下面シールの突起部がエンドキャップ又は側面シールの 嵌合孔に長手方向に移動できないように嵌合し、しかも下面シールがケーシング 及びエンドキャップの下面に密着しているので、下面シールは移動できず、上記 の問題点があった。即ち、上記実開平3−98321号公報に開示された直動案 内軸受装置の防塵構造、或いは実開平3−121220号公報に開示された直動 案内軸受のアンダーシール装置は、下面シールをエンドキャップに取付け・取外 しすることが容易になっても、必ずしも位置決めが正確でなく、また、下面シー ルの温度変化、潤滑材による膨潤等によって下面シールが変形し、シール性能を 低下させる問題の解決はなされていなかった。
【0011】 そこで、この考案の目的は、上記の課題を解決することであり、軌道レールの 側面、ケーシングの下面及びエンドキャップの下面をシールするための下面シー ルを、該下面シールに幅方向に突出させた芯金部材の係止バンドをエンドキャッ プの反ケーシング側の下部に形成した嵌合溝に嵌め込む構造に構成し、下面シー ルの長手方向及び幅方向の長さの変化即ち潤滑剤等による膨潤、或いは熱膨張差 による変形を吸収できる構造に構成し、潤滑剤等による膨潤或いは温度変化に伴 う熱膨張差によって前記下面シールに歪み、座屈等の変形が発生するのを防止し 、常に良好なシールを確保できると共に、前記下面シールの取付け・取外しが容 易にできる直動転がり案内ユニットを提供することである。
【0012】
【課題を解決するための手段】
この考案は、上記の目的を達成するために、次のように構成されている。即ち 、この考案は、長手方向両側壁面に軌道溝を形成した軌道レールに対して相対移 動可能であり且つ前記各軌道溝に対向する位置に軌道溝を形成したケーシング、 該ケーシングの長手方向両端に取り付けたエンドキャップ、対向する前記軌道溝 間で循環移動可能に転走する多数の転動体、並びに前記ケーシング、前記エンド キャップ及び前記レールに対してシールするシール部材と該シール部材を固着し た芯金部材とから成る下面シールを有する直動転がり案内ユニットにおいて、前 記下面シールは前記芯金部材の長手方向端部で且つ幅方向外向きに伸びる係止バ ンドと該係止バンドの自由端がエンドキャップ側に屈曲した係止爪とを有し、前 記エンドキャップは反ケーシング側に前記下面シールの前記係止バンドが係合す る嵌合溝と前記係止爪が係合する係止溝とを有することを特徴とする直動転がり 案内ユニットに関する。
【0013】 また、この直動転がり案内ユニットにおいて、前記下面シールの前記係止バン ドは前記係止爪が前記係止溝に弾力的に係合できる弾性を有している。
【0014】 また、この直動転がり案内ユニットにおいて、前記下面シールの前記係止バン ドは幅方向に弾性的に伸縮可能に湾曲形状に形成されている。
【0015】 また、この直動転がり案内ユニットにおいて、前記下面シールの前記弾性部材 は、前記下面シールを前記エンドキャップに取り付けた状態で、前記エンドキャ ップの下面に対して押圧状態に当接する突起を備えているものである。
【0016】
【作用】
この考案による直動転がり案内ユニットは、上記のように構成されているので 、次のように作用する。即ち、この直動転がり案内ユニットは、下面シールには その芯金部材の長手方向端部で且つ幅方向外向きに伸びる係止バンドと該係止バ ンドの自由端がエンドキャップ側に屈曲した係止爪とを有し、また、エンドキャ ップには反ケーシング側に前記係止バンドが係合する嵌合溝と前記係止爪が係合 する係止溝が形成されているので、前記係止バンドをその弾性力に抗して拡げた 状態で、前記下面シールを前記エンドキャップの下面に当接させ、前記係止バン ドを解放して常態に戻せば、前記エンドキャップに形成した前記嵌合溝に前記係 止バンドが嵌入し、前記係止部先端の前記係止爪を前記係合溝に係合させること によって、前記下面シールは前記エンドキャップに簡単に取り付けられる。
【0017】 そして、前記下面シールの前記エンドキャップへの取り付けは、前記嵌合溝と 前記係止バンドとによって前記下面シールの長手方向及び上下方向の取付け位置 が規制されて位置決めされる。また、前記エンドキャップの前記係止溝と前記下 面シールの前記係止爪とで前記下面シールの幅方向の取付け位置が規制されて位 置決めされる。
【0018】 そして、前記下面シールの前記エンドキャップへの取り付けによって、前記下 面シールの弾性部材に形成したリップ部が前記軌道レールの長手方向側壁面に対 して予圧を受けた状態で摺動可能に当接してシールする。また、前記下面シール 前記弾性部材が前記エンドキャップとケーシングとの下面に対しても同様に予圧 を受けた状態で当接してシールする。
【0019】 また、前記下面シールは、両端に幅方向に突出した前記係止バンド及びその先 端に形成された前記係止爪で前記エンドキャップに支持されているので、前記下 面シールが潤滑剤等による膨潤或いは温度変化による熱膨張で長手方向に伸長す ることがあっても前記係止バンドの弾性変形により許容され、前記下面シールの 変形、座屈等は発生せず、シール性能が低下することはない。
【0020】 更に、前記係止バンドを湾曲形状に形成して弾性を持たせると、前記係止バン ドの端部の前記係止爪を前記エンドキャップの係止溝に係合させた場合、湾曲部 分を形成した前記係止バンドは前記軌道レールの側壁面に当接する前記弾性部材 のリップ部に加わる押圧力によって弾性変形して予圧を受けた状態になる。従っ て、前記下面シールの前記リップ部が摩耗したとしても、その摩耗分を前記下面 シールが有する予圧によって吸収して前記リップ部を前記軌道レールへ押し付け て摩耗調整することができるので、前記リップ部は前記軌道レールに対して常に 良好なシール状態を提供できる。
【0021】 また、前記下面シールの前記弾性部材は、前記下面シールを前記エンドキャッ プに取り付けた状態で、前記エンドキャップの下面に対して押圧状態に当接する 突起を備えているので、前記突起の弾性力によって前記下面シールの前記係止バ ンドは前記エンドキャップの前記嵌合溝の下面側へ押し付けられ、前記下面シー ルは前記エンドキャップに対して強固に保持されて離脱することがなく、位置決 めも確実に達成できる。
【0022】
【実施例】
以下、この考案による直動転がり案内ユニットの一実施例を図1、図2及び図 3を参照して説明する。図1はこの考案による直動転がり案内ユニットの下面シ ール装着部を示す要部正面図、図2は図1に示した部分の下面図、及び図3はエ ンドキャップと下面シールとの分解状態を示す斜視図である。各図において、図 6に示す部品に付した符号と同一の作用を有する部品には同一の符号を付してい る。
【0023】 この考案による直動転がり案内ユニットは、例えば、図6に示す直動転がり案 内ユニットと基本的には同一の構成を有するものであり、その構成において下面 シール13のエンドキャップ5への取付構造に特徴を有するものである。即ち、 この直動転がり案内ユニットは、図6に示すものと同様な長手方向両側壁面18 に軌道溝17を形成した軌道レール1、及び該軌道レール1に対して相対移動可 能であり且つ各軌道溝17に対向する位置に軌道溝16を形成したケーシング2 、対向する軌道溝16,17間で転走して循環移動可能な多数の転動体4、ケー シング2の長手方向両端に取り付けたエンドキャップ5、エンドキャップ5の端 面に配置した側面シール19及びエンドキャップ5に取り付けられた下面シール 13を有するものである。
【0024】 また、エンドキャップ5はケーシング2の両端面に複数の取付孔にねじ等を貫 通させて取り付けられ、また、エンドキャップ5の内側には転動体4がケーシン グ2と軌道レール1間の摺動面を循環する方向を転換する方向変換路が両側に形 成されている。エンドキャップ5には、軌道レール1を跨ぐためレール挿通凹部 が形成されている。エンドキャップ5の下部は、軌道レール側略半分が切り欠か れ、略中央に下面シール13の弾性部材12と当接する傾斜した当接面Dが形成 されている。
【0025】 この直動転がり案内ユニットにおいて、下面シール13は、スチール等の金属 材料から成る芯金部材9と該芯金部材9に固着したゴム、プラスチック等の材料 から成る弾性を有する弾性部材12とから構成されている。芯金部材9の長手方 向端部には幅方向外向きに伸びる係止バンド10が形成され、また、係止バンド 10の自由端はエンドキャップ5側即ち内向きに屈曲した係止爪11が形成され ている。弾性部材12の幅方向の断面の形状は、エンドキャップ5の下部の切り 欠き部に略納まる大きさであり、軌道レール1の長手方向側壁面18に当接する リップ部14と反対側にエンドキャップ5の傾斜面即ち当接面Dに当接する傾斜 部21が形成されている。そして、下面シール13は、弾性部材12の長手方向 両端において芯金部材9の係止バンド10が同一平面上に幅方向外向きに伸びる よう構成されている。
【0026】 また、エンドキャップ5には、反ケーシング2側の下部に下面シール13の係 止バンド10が係合する嵌合溝6と係止爪7が係合する係止溝11とが形成され ている。嵌合溝6は、エンドキャップ5の幅方向水平に形成され、係止溝7は、 軌道レール1から遠い側の嵌合溝6の終端或いは途中に形成されている。言い換 えれば、係止溝7の位置はエンドキャップ5の外端面に溝形状に形成してもよく 、又は嵌合溝6に穴形状に形成してもよい。
【0027】 また、この直動転がり案内ユニットにおいて、下面シール13の係止バンド1 0は係止爪11が係止溝7に弾力的に係合できる弾性を有している。そして、下 面シール13は、長手方向の両端に幅方向外向きに伸びる係止バンド10及びそ の先端に形成された係止爪11によってエンドキャップ5に支持されているので 、下面シール13が潤滑剤等による膨潤或いは温度変化による熱膨張で長手方向 に伸長することがあっても、係止バンド10の弾性変形により許容され、下面シ ール13の変形、座屈等は発生せず、シール性能が低下することはない。
【0028】 この直動転がり案内ユニットにおいて、下面シール13をエンドキャップ5に 取り付けるには、下面シール13の係止バンド10を弾性力に抗して拡げた状態 で、下面シール13をエンドキャップ5の下面に当てがい、該エンドキャップ5 の下部のケーシング2とは反対側に形成した嵌合溝6に嵌め込み、係止バンド1 0の先端に形成された係止爪11を、嵌合溝6の終端に形成した係止溝7に係合 させることによって、下面シール13はエンドキャップ5に簡単に取り付けられ る。そして、下面シール13のエンドキャップ5への取り付けは、嵌合溝6と該 嵌合溝6に嵌合する係止バンド10とによって、下面シール5の長手方向及び上 下方向の取付け位置が規制されて位置決めされ、また、嵌合溝6の終端に設けた 係止溝7と該係止溝7に係合する係止爪11とによって、エンドキャップ5の下 部の当接面Dと下面シール13の弾性部材12との当接部即ち傾斜部21によっ て下面シール13の幅方向の取付け位置が規制されて位置決めされる。
【0029】 次に、この直動転がり案内ユニットの別に実施例を図4を参照して説明する。 この直動転がり案内ユニットの実施例は、下面シール13の係止バンド10は幅 方向に弾性的に伸縮可能に湾曲形状に形成されている。係止バンド10を湾曲形 状に形成して弾性を持たせると、係止バンド10の端部の係止爪11をエンドキ ャップ5の係止溝11に係合させた場合、湾曲部分を形成した係止バンド10は 軌道レール1の側壁面18に当接する弾性部材12のリップ部14に加わる押圧 力によって弾性変形して予圧を受けた状態になる。従って、下面シール13のリ ップ部14が摩耗したとしても、その摩耗分を下面シール13が有する予圧によ って吸収し、リップ部14を軌道レール1へ押し付けて摩耗調整することができ るので、リップ部14は軌道レール1に対して常に良好なシール状態を提供でき る。
【0030】 また、図4では、下面シール13の係止バンド10を弓状に湾曲させたものを 示したが、波状とすることもできる。軌道レール1の長手方向側壁面18と摺接 するリップ部14は、長年使用すると摩耗するが、係止バンド10の係止爪11 を係止溝8に係合させ、係止バンド10の湾曲部22が弾性変形するように下面 シール13をエンドキャップ5の当接面Dに押し付けて装着する。係止溝8は、 エンドキャップ5の外面を切り欠いた切欠き形状、或いは嵌合溝6の途中に形成 した穴形状に形成することができる。そして、下面シール13のリップ部14が 摩耗した場合に、係止バンド10の湾曲部22は、リップ部14の摩耗に対応し て下面シール13を軌道レール1側へ移動させるように伸びてその摩耗を吸収す る自動摩耗調整機能として働くようになる。
【0031】 次に、この直動転がり案内ユニットの更に別に実施例を図5を参照して説明す る。この直動転がり案内ユニットの実施例では、下面シール13の弾性部材12 は、下面シール13をエンドキャップ5に取り付けた状態で、エンドキャップ5 の下面に対して押圧状態に当接する突起15を備えていることである。従って、 この実施例では、突起15の弾性力によって下面シール13の係止バンド10は 、エンドキャップ5の嵌合溝6の下面側へ押し付けられ、下面シール13はエン ドキャップ5に対して強固に保持されて離脱することがなく、位置決めも確実に 達成できる。また、突起15が下面シール13の長手方向の全長にわたって形成 されることによって、突起15はエンドキャップ5及びケーシング2の各下面に 当接し、シール機能を果たすこともでき、下面シール13のシール性能を向上さ せることができる。
【0032】 エンドキャップ5の下部の当接面Dと当接する下面シール13の弾性部材12 の当接部分21の形状は、対応した形状に形成されている。しかし、エンドキャ ップ5の下部の当接面Dの形状は、図示された傾斜面の形状に限られるものでは なく、例えば、下面に対して垂直面であってもよく、また、図示の傾斜方向とは 逆方向の傾斜面であってもよい。
【0033】 上記各実施例では、下面シール13は、芯金部材9の係止バンド10を弾性部 材12と略同一平面をなす水平方向に伸長させたものであるが、係止バンド10 を傾斜した方向に伸長させてもよく、係止バンド10と係止爪11とは、下面シ ール13における弾性部材12のリップ部14の自動摩耗調整できるように、係 止バンド10が軌道レール1側に係止バンド自体に与えられた予圧解放で摺動し て伸び出せる方向に構成することが好ましい。
【0034】
【考案の効果】
この考案による直動転がり案内ユニットは、上記のように構成されており、次 のような効果を有する。即ち、この直動転がり案内ユニットは、下面シールとエ ンドキャップとの装着部の構造が、下面シールの長手方向両端に設けた幅方向外 向きに伸びる係止バンドを、エンドキャップの反ケーシング側に幅方向に形成し た嵌合溝に嵌合させ、前記係止バンド端部の係止爪を前記嵌合溝の終端の係止溝 に係合させるだけで、他の固着手段を必要とせず、前記下面シールを前記エンド キャップの正確な位置に容易に取り付けることができる。しかも、前記下面シー ルの前記エンドキャップへの取外し作業も、前記係止バンドを拡げるだけの簡単 な操作で行うことができる。
【0035】 また、前記下面シールと前記エンドキャップとの装着部の構成は、前記下面シ ールが前記エンドキャップ下部の切り欠き部に殆ど納まる形状に構成でき、前記 下面シールの前記弾性部材と略同一平面で伸長する前記係止バンドを前記エンド キャップに形成された嵌合溝に嵌合させて取り付けるため、前記軌道レールを載 置するベッド側へ突出する部分がなく、スライダの下面と対ベッド面との間の高 さ即ち間隙を十分に確保でき、直動転がり案内ユニットの設計の自由度を拡げる ことができる。
【0036】 また、前記下面シールを装着したスライダを軌道レールに装着する際に、前記 下面シールのリップ部に予圧がかかり該リップ部が弾性変形する。同時に、前記 エンドキャップの下部の当接面と当接する前記下面シールの前記弾性部材又は前 記係止バンドに形成した湾曲部も弾性変形する。従って、前記リップ部が、長期 使用により前記軌道レールの長手方向側壁面との摺接で摩耗した時、弾性変形部 分が摩耗に対し自動調整機能を有することができる。
【0037】 更に、前記下面シールが潤滑剤等で膨潤するか或いは熱膨張差により伸びるこ とがあっても、前記下面シールを装着している前記係止バンドが弾性変形して許 容するため、前記下面シールが歪み、座屈等で変形を起こして曲がるようなこと がない。従って、前記下面シールは良好なシール状態を確保できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案による直動転がり案内ユニットの一実
施例の一部を示す概略正面図である。
【図2】図1の直動転がり案内ユニットの一部を示す下
面図である。
【図3】図1の直動転がり案内ユニットにおけるエンド
キャップと下面シールとの分解状態を示す斜視図であ
る。
【図4】この考案による直動転がり案内ユニットの別の
実施例の一部を示す下面図である。
【図5】この考案による直動転がり案内ユニットの更に
別の実施例の一部を示す正面図である。
【図6】従来の直動転がり案内ユニットの一例を示す斜
視図である。
【符号の説明】
1 軌道レール 2 ケーシング 4 転動体 5 エンドキャップ 6 嵌合溝 7,8 係止溝 9 芯金部材 10 係止バンド 11 係止爪 12 弾性部材 13 下面シール 14 リップ部 15 突起 16,17 軌道溝 18 側壁面 20 スライダ 22 湾曲部(湾曲形状)

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 長手方向両側壁面に軌道溝を形成した軌
    道レールに対して相対移動可能であり且つ前記各軌道溝
    に対向する位置に軌道溝を形成したケーシング、該ケー
    シングの長手方向両端に取り付けたエンドキャップ、対
    向する前記軌道溝間で循環移動可能に転走する多数の転
    動体、並びに前記ケーシング、前記エンドキャップ及び
    前記レールに対してシールするシール部材と該シール部
    材を固着した芯金部材とから成る下面シールを有する直
    動転がり案内ユニットにおいて、前記下面シールは前記
    芯金部材の長手方向端部で且つ幅方向外向きに伸びる係
    止バンドと該係止バンドの自由端がエンドキャップ側に
    屈曲した係止爪とを有し、前記エンドキャップは反ケー
    シング側に前記下面シールの前記係止バンドが係合する
    嵌合溝と前記係止爪が係合する係止溝とを有することを
    特徴とする直動転がり案内ユニット。
  2. 【請求項2】 前記下面シールの前記係止バンドは前記
    係止爪が前記係止溝に弾力的に係合できる弾性を有して
    いることを特徴とする請求項1に記載の直動転がり案内
    ユニット。
  3. 【請求項3】 前記下面シールの前記係止バンドは幅方
    向に弾性的に伸縮可能に湾曲形状に形成されていること
    を特徴とする請求項1に記載の直動転がり案内ユニッ
    ト。
  4. 【請求項4】 前記下面シールの前記弾性部材は、前記
    下面シールを前記エンドキャップに取り付けた状態で、
    前記エンドキャップの下面に対して押圧状態に当接する
    突起を備えていることを特徴とする請求項1に記載の直
    動転がり案内ユニット。
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