JPH054128A - 中空軸の加工方法 - Google Patents
中空軸の加工方法Info
- Publication number
- JPH054128A JPH054128A JP3157923A JP15792391A JPH054128A JP H054128 A JPH054128 A JP H054128A JP 3157923 A JP3157923 A JP 3157923A JP 15792391 A JP15792391 A JP 15792391A JP H054128 A JPH054128 A JP H054128A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- diameter surface
- inner diameter
- inside surface
- outer diameter
- subjected
- Prior art date
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- Pending
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Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16C—SHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
- F16C3/00—Shafts; Axles; Cranks; Eccentrics
- F16C3/02—Shafts; Axles
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16C—SHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
- F16C2204/00—Metallic materials; Alloys
- F16C2204/52—Alloys based on nickel, e.g. Inconel
Abstract
(57)【要約】
【目的】 外径面と内径面に同軸度が要求され、かつ上
記両面に硬度が要求されて高精度の内径研摩が不可能な
中空軸の形成を可能とする。 【構成】 軸素材１の内径面に防浸炭処理を施したの
ち、外径面を浸炭焼入れして硬度を高める。次に外径面
を研削加工により所定寸法に仕上げ、その外径面を基準
にして内径面を施削加工し、加工後の内径面に無電解ニ
ッケルめっきを施す。
記両面に硬度が要求されて高精度の内径研摩が不可能な
中空軸の形成を可能とする。 【構成】 軸素材１の内径面に防浸炭処理を施したの
ち、外径面を浸炭焼入れして硬度を高める。次に外径面
を研削加工により所定寸法に仕上げ、その外径面を基準
にして内径面を施削加工し、加工後の内径面に無電解ニ
ッケルめっきを施す。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は、工作機械の主軸のよ
うに軸心上に貫通孔を有する中空軸の加工方法に関する
ものである。
うに軸心上に貫通孔を有する中空軸の加工方法に関する
ものである。
【０００２】
【従来の技術】一般に、工作機械の主軸は軸心上に貫通
孔を有する中空軸とされている。
孔を有する中空軸とされている。
【０００３】上記主軸は、駆動装置によって回転され、
ワークに回転を与えて適宜の加工を施すため、きわめて
高い回転精度が要求される。また、外径面は勿論のこ
と、内径面も摺動部材との接触によって摩耗することの
ないようにＨRC５０以上の硬度が要求される。
ワークに回転を与えて適宜の加工を施すため、きわめて
高い回転精度が要求される。また、外径面は勿論のこ
と、内径面も摺動部材との接触によって摩耗することの
ないようにＨRC５０以上の硬度が要求される。
【０００４】ここで、回転精度は、外径面と内径面の同
軸度の影響を受けるため、回転精度を高めるためには、
外径面と内径面の同軸度を数μｍ以下に抑える必要があ
る。
軸度の影響を受けるため、回転精度を高めるためには、
外径面と内径面の同軸度を数μｍ以下に抑える必要があ
る。
【０００５】上記のような主軸の形成において、従来
は、外径面および内径面の施削加工後、焼入れを施して
硬度を高め、次に外径面を研摩し、研摩後の外径面を基
準にして内径面を研摩している。
は、外径面および内径面の施削加工後、焼入れを施して
硬度を高め、次に外径面を研摩し、研摩後の外径面を基
準にして内径面を研摩している。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】ところで、工作機械の
主軸においては、軸心上に設けた貫通孔の深さが内径の
１０倍を越えるものが多く、その内径面を研摩する場合
は、砥石を支持するクイルの長さがクイル径の１０倍以
上になるため、軸の固有振動数の面から内径面を高精度
に研摩することができない問題があった。
主軸においては、軸心上に設けた貫通孔の深さが内径の
１０倍を越えるものが多く、その内径面を研摩する場合
は、砥石を支持するクイルの長さがクイル径の１０倍以
上になるため、軸の固有振動数の面から内径面を高精度
に研摩することができない問題があった。
【０００７】また、主軸の端部の孔径が小さくなってい
る場合、主軸両端から内径研摩ができず、段付孔を有す
る主軸の場合は、加工が不可能であった。
る場合、主軸両端から内径研摩ができず、段付孔を有す
る主軸の場合は、加工が不可能であった。
【０００８】この発明は上記の問題点を解決し、外径面
と内径面に同軸度が要求され、かつ外径面と内径面の両
面に硬度が要求されて精度の高い内径研摩が不可能な中
空軸の形成を可能とすることを技術的課題としている。
と内径面に同軸度が要求され、かつ外径面と内径面の両
面に硬度が要求されて精度の高い内径研摩が不可能な中
空軸の形成を可能とすることを技術的課題としている。
【０００９】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、この発明においては、軸心上に貫通孔を有する軸
素材の内径面に防浸炭処理を施したのち外径面を浸炭処
理する工程と、浸炭処理後の外径面を研削加工する工程
と、外径面を基準として内径面を施削加工する工程と、
施削後の内径面に無電解ニッケルめっきを施す工程とか
ら成る構成を採用したのである。
めに、この発明においては、軸心上に貫通孔を有する軸
素材の内径面に防浸炭処理を施したのち外径面を浸炭処
理する工程と、浸炭処理後の外径面を研削加工する工程
と、外径面を基準として内径面を施削加工する工程と、
施削後の内径面に無電解ニッケルめっきを施す工程とか
ら成る構成を採用したのである。
【００１０】
【実施例】以下、この発明の実施例を添付図面に基づい
て説明する。
て説明する。
【００１１】いま、例えば、図１に示す軸素材１から、
外径面および内径面の硬度がＨRC５０以上の硬度を有す
る中空軸の加工を例にとって説明すると、まず、その軸
素材１の内径面に防浸炭処理を行なう。
外径面および内径面の硬度がＨRC５０以上の硬度を有す
る中空軸の加工を例にとって説明すると、まず、その軸
素材１の内径面に防浸炭処理を行なう。
【００１２】防浸炭処理後、軸素材１の外径面を浸炭焼
入れする。この浸炭焼入れによって、軸素材１の外径面
の硬度はＨRC５０以上とされ、内径面は防浸炭処理が施
されているため、焼入れされず、硬度は高くならない。
入れする。この浸炭焼入れによって、軸素材１の外径面
の硬度はＨRC５０以上とされ、内径面は防浸炭処理が施
されているため、焼入れされず、硬度は高くならない。
【００１３】次に、軸素材１の外径面を研削加工して設
定された寸法に仕上げ、その外径面を基準にして内径面
を超精密施削加工する。このとき、軸素材１の内径面は
低硬度であるため、加工は容易である。
定された寸法に仕上げ、その外径面を基準にして内径面
を超精密施削加工する。このとき、軸素材１の内径面は
低硬度であるため、加工は容易である。
【００１４】軸素材１の内径面を上記施削によって設定
寸法に仕上げたのち、その内径面に無電解ニッケルめっ
きを施す。図２の２はめっき膜を示す。
寸法に仕上げたのち、その内径面に無電解ニッケルめっ
きを施す。図２の２はめっき膜を示す。
【００１５】ここで、無電解ニッケルめっきは膜厚２〜
３０μｍ程度にコントロールすることができ、そのめっ
き膜２の形成によって内径面の硬度をＨRC５０以上にす
ることができる。また、そのめっきの性質上、膜厚は均
一であるため、外径面と内径面の同軸度に狂いが生じ
ず、内径面の同軸度の精度を出すための再加工を不要と
することができる。
３０μｍ程度にコントロールすることができ、そのめっ
き膜２の形成によって内径面の硬度をＨRC５０以上にす
ることができる。また、そのめっきの性質上、膜厚は均
一であるため、外径面と内径面の同軸度に狂いが生じ
ず、内径面の同軸度の精度を出すための再加工を不要と
することができる。
【００１６】
【発明の効果】以上のように、この発明においては、軸
素材の内径面を防浸炭焼入れして外径面のみを浸炭焼入
れし、その外径面を研削加工したのち、外径面を基準に
して内径面を施削し、その内径面に無電解ニッケルめっ
きを施すようにしたので、外径面と内径面の同軸度が高
い、しかも外径面と内径面の硬度が高い中空軸を得るこ
とができる。また、内径面を無電解ニッケルめっきして
硬度を高めるため、内径面が段付きの場合でも、その内
径面の全体にめっき膜を形成することができ、内径面の
硬度を全体にわたって高めることができる。
素材の内径面を防浸炭焼入れして外径面のみを浸炭焼入
れし、その外径面を研削加工したのち、外径面を基準に
して内径面を施削し、その内径面に無電解ニッケルめっ
きを施すようにしたので、外径面と内径面の同軸度が高
い、しかも外径面と内径面の硬度が高い中空軸を得るこ
とができる。また、内径面を無電解ニッケルめっきして
硬度を高めるため、内径面が段付きの場合でも、その内
径面の全体にめっき膜を形成することができ、内径面の
硬度を全体にわたって高めることができる。
【図１】軸素材を示す断面図
【図２】同上の軸素材の内径面にめっき膜を形成した状
態の断面図
態の断面図
１ 軸素材 ２ めっき膜
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 【請求項１】 軸心上に貫通孔を有する軸素材の内径面
に防浸炭処理を施したのち外径面を浸炭処理する工程
と、浸炭処理後の外径面を研削加工する工程と、外径面
を基準として内径面を施削加工する工程と、施削後の内
径面に無電解ニッケルめっきを施す工程とから成る中空
軸の加工方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3157923A JPH054128A (ja) | 1991-06-28 | 1991-06-28 | 中空軸の加工方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3157923A JPH054128A (ja) | 1991-06-28 | 1991-06-28 | 中空軸の加工方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH054128A true JPH054128A (ja) | 1993-01-14 |
Family
ID=15660421
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3157923A Pending JPH054128A (ja) | 1991-06-28 | 1991-06-28 | 中空軸の加工方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH054128A (ja) |
Cited By (12)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5388912A (en) * | 1992-12-17 | 1995-02-14 | Nippon Thompson Co., Ltd. | Linear motion rolling guide unit |
| CN102785061A (zh) * | 2012-08-01 | 2012-11-21 | 宁夏共享集团有限责任公司 | 一种高精度轴类产品的加工方法 |
| CN103447784A (zh) * | 2013-09-18 | 2013-12-18 | 江国辉 | 一种主动轴加工工艺 |
| KR101363401B1 (ko) * | 2013-09-11 | 2014-02-14 | 한국델파이주식회사 | 중공 구동축 및 이의 제조 방법 |
| CN104227354A (zh) * | 2014-09-09 | 2014-12-24 | 北京三联虹普新合纤技术服务股份有限公司 | 一种高速卷绕头中“卡盘轴黑套”的生产制造工艺 |
| CN107175468A (zh) * | 2017-05-30 | 2017-09-19 | 胡建锋 | 一种中空传动轴的加工工艺 |
| CN108637596A (zh) * | 2018-04-20 | 2018-10-12 | 苏州鑫强精密机械有限公司 | 一种金属零件的切削加工方法 |
| CN110408882A (zh) * | 2019-08-26 | 2019-11-05 | 山东亨格尔制造有限责任公司 | 一种防渗碳处理方法 |
| CN111085822A (zh) * | 2019-10-31 | 2020-05-01 | 车金喜汽配股份有限公司 | 内球笼中本体的内腔加工方法 |
| KR102274744B1 (ko) | 2020-02-07 | 2021-07-08 | 이래에이엠에스 주식회사 | 볼 스플라인 구조를 갖는 드라이브 샤프트용 관형 샤프트를 위한 열처리 방법 및 그에 의해 제조된 관형 샤프트 |
| KR20210101007A (ko) | 2020-02-07 | 2021-08-18 | 이래에이엠에스 주식회사 | 볼 스플라인 구조를 갖는 드라이브 샤프트용 관형 샤프트의 제조 방법 및 그에 의해 제조된 관형 샤프트 |
| CN114150257A (zh) * | 2021-12-17 | 2022-03-08 | 江西洪都航空工业集团有限责任公司 | 一种真空热处理防渗碳方法 |
-
1991
- 1991-06-28 JP JP3157923A patent/JPH054128A/ja active Pending
Cited By (17)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5388912A (en) * | 1992-12-17 | 1995-02-14 | Nippon Thompson Co., Ltd. | Linear motion rolling guide unit |
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| CN104227354A (zh) * | 2014-09-09 | 2014-12-24 | 北京三联虹普新合纤技术服务股份有限公司 | 一种高速卷绕头中“卡盘轴黑套”的生产制造工艺 |
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| CN111085822A (zh) * | 2019-10-31 | 2020-05-01 | 车金喜汽配股份有限公司 | 内球笼中本体的内腔加工方法 |
| CN111085822B (zh) * | 2019-10-31 | 2021-05-18 | 车金喜汽配股份有限公司 | 内球笼中本体的内腔加工方法 |
| KR102274744B1 (ko) | 2020-02-07 | 2021-07-08 | 이래에이엠에스 주식회사 | 볼 스플라인 구조를 갖는 드라이브 샤프트용 관형 샤프트를 위한 열처리 방법 및 그에 의해 제조된 관형 샤프트 |
| WO2021157868A1 (ko) | 2020-02-07 | 2021-08-12 | 이래에이엠에스 주식회사 | 볼 스플라인 구조를 갖는 드라이브 샤프트용 관형 샤프트를 위한 열처리 방법 및 그에 의해 제조된 관형 샤프트 |
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