JP2005189811A - 現像ローラ、現像装置、プロセスカートリッジ及び画像形成装置 - Google Patents

現像ローラ、現像装置、プロセスカートリッジ及び画像形成装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 地汚れ等の副作用を生ずることなくキャリア付着を改善することができる現像ローラ、現像装置、プロセスカートリッジ及び画像形成装置を提供する。
【解決手段】 マグネットロールの現像極7の現像剤搬送方向下流側に隣接する磁極10は、現像スリーブ4上のピーク磁束密度の値が現像極と同等もしくはそれ以上であって、ピーク磁束密度の半分の磁束密度値を示す磁極の幅である半値幅値が、前記現像極よりも大きい磁気力に構成している。
【選択図】 図2

Description

本発明は、現像ローラ、該現像ローラを用いる現像装置、該現像装置を備えたプロセスカートリッジ及び画像形成装置に関するものである。
電子写真方式の複写機、レーザービームプリンタ、ファクシミリ、或いはそれらの少なくも2つの機能を有する複合機等の画像形成装置において、感光体ドラムや感光体ベルト等の潜像担持体上に形成された静電潜像を現像装置によって現像されて可視像が得られる。かかる現像装置において、非磁性体のトナーと磁性体のキャリアを混合した現像剤を用いた所謂二成分現像方式もよく知られており、広く用いられている。
二成分現像方式では、現像ローラ外周面に現像剤を磁気吸着させて磁気ブラシを形成し、現像ローラと潜像担持体の間で現像可能電界が確保されている現像領域において、静電潜像が形成された潜像担持体と電気的バイアスが印加されたスリーブとの間の電界によって、前記磁気ブラシから対向する潜像担持体の潜像面へトナーを選択的に供給付着することにより、静電潜像が現像させる。
現像ローラは、一般に、非磁性体よりなる円筒状の現像スリーブを有し、このスリーブ表面に現像剤の穂立ちを生じさせるように磁界を形成するマグネットロールをスリーブ内部に備えている。穂立ちの際、キャリアがマグネットロールで生じる磁気力線に沿うようにスリーブ上に穂立ちすると共に、この穂立ちに係るキャリアに対して帯電トナーが付着されている。マグネットロールは、複数の磁極が磁石等で形成されていて、特にスリーブ表面の現像領域部分では現像剤を立ち上げる現像極を備えている。現像スリーブとマグネットロールの少なくとも一方が動くことでスリーブ表面に穂立ちを起こした現像剤が移動するようになっており、現像領域に搬送された現像剤は現像主極から発せられる磁気力線に沿って穂立ちを起こし、この現像剤のチェーン穂は撓むように潜像担持体表面に接触し、接触した現像剤のチェーン穂が潜像担持体との相対線速差に基づいて静電潜像と擦れ合いながらトナー供給を行う。
従来の二成分現像方式の現像装置においては、画像濃度を高めるための現像条件とコントラスト画像を良好に得るための現像条件とが両立せず、高濃度部と低濃度部との双方を同時に改善することが困難であった。画像濃度を高めるための現像条件としては、潜像担持体と現像スリーブとの間隔である現像ギャップを狭くすること、あるいは現像領域幅を広くすることなどが挙げられる。一方、低コントラスト画像を良好に得るための現像条件としては、現像ギャップを広くすること、あるいは現像領域幅を狭くすることなどがある。つまり、双方の現像条件は相対するものであって両立せず、全濃度域にわたって双方の条件を満たして良質な画像を得ることは一般に困難とされていた。
例えば、低コントラスト画像を重視する場合には、ベタラインのクロス部や黒ベタ、ハーフトーンベタ画像の後端部に白抜けを生じる所謂「後端白抜け」と称される異常画像が発生しやすい。
特開2001−296743号公報
このような後端白抜けの改善には、現像極の磁束密度を高く、半値幅を狭くすることが有効である。高磁束密度、狭半値幅を達成するために、マグネットロールの現像極に相当する位置に高磁気特性のマグネット成型体を配置する構成が各種提案され、特許文献1はその有効な構成の1つとなっている。
ところで、近年の画像形成装置において、高画質化が求められていることから現像剤のキャリアを小粒径化される傾向にある。
しかしながら、キャリアを小粒化すると、上記公報に記載されている現像ローラでは潜像担持体へのキャリア付着への余裕度が低くなり、トナーともにキャリアも潜像担持体へ付着し易くなる。キャリア付着とは、現像剤が現像ローラの磁気力により潜像担持体に搬送され現像される際、本来現像ローラに留まるべきであるキャリアがトナーと共に潜像担持体に付着する現象である。これはキャリアにかかる潜像担持体からの電気力と現像ローラからの磁気力のバランスによるもので、電気力が大きいと潜像担持体にキャリアが付着する。付着したキャリアはトナーと共に紙に転写され、定着されるが、転写装置や定着装置に悪い影響を及ぼし、画像形成装置の信頼性を低下させる要因となる。キャリア付着を防止するために、潜像担持体の帯電電位や現像ローラの電位を調整してキャリアにかかる電気力を小さくすることがあるが、地汚れ等の画像上の不具合が発生しやすくなる。
本発明は、上記した従来の問題を解消し、地汚れ等の副作用を生ずることなくキャリア付着を改善することができる現像ローラ、現像装置、プロセスカートリッジ及び画像形成装置を提供することを目的としている。
上記課題を解決するため、本発明は、非磁性体からなる現像スリーブと、該現像スリーブ内に設けられ、高分子化合物に磁性紛を分散して形成されたマグネットロールとを有し、該マグネットロールの現像極に相当する部分に該マグネットロールよりも単位体積あたりの磁気力が高磁気力となる主極マグネット成型体を備えた現像ローラにおいて、前記マグネットロールの前記現像極の現像剤搬送方向下流側に隣接する磁極は、前記現像スリーブ上のピーク磁束密度の値が現像極と同等もしくはそれ以上であって、前記ピーク磁束密度の半分の磁束密度値を示す磁極の幅である半値幅値が、前記現像極よりも大きいことを特徴としている。
なお、本発明は、前記現像極の現像剤搬送方向下流側に隣設する磁極は、そのピーク磁束密度の値が100mT〜140mTであると、効果的である。
さらに、本発明は、前記現像極の現像剤搬送方向下流側に隣設する磁極は、その半値幅が前記現像極の半値幅の1.05倍以上3倍以下であると、効果的である。
さらにまた、本発明は、前記現像極の現像剤搬送方向下流側に隣設する磁極が、前記マグネットロールよりも単位面積あたりの磁気力が高磁気力のマグネット成形体からなり、該マグネット成形体がマグネットロールに設けた溝に配設されていると、効果的である。
さらにまた、本発明は、前記マグネットロールは剤切れ部として2極同極を含む5極以上の奇数の磁極数を有し、前記現像極の現像剤搬送方向下流側に隣設する磁極がNS極のうち磁極数の多い方の極であると、効果的である。
さらにまた、本発明は、前記マグネットロールは、総磁極数が5極以上の奇数となる磁極を有し、前記現像スリーブ上の現像剤を該現像スリーブから離脱させる剤切れ部を形成する2つの磁極が同極であって、前記現像極の現像剤搬送方向下流側に隣設する磁極と、その下流に隣接する極が同極で、両磁極間に前記剤切れ部が設けられていると、効果的である。
さらにまた、本発明は、前記現像極のマグネット成形体の幅が2mm〜3mmのとき、現像剤搬送方向下流側に隣設する磁極のマグネット成形体の幅が4mm〜10mmであると、効果的である。
さらにまた、本発明は、請求項4に示すマグネット成形体が、前記現像スリーブ面側に凸状湾曲形状を持ち、かつ、前記マグネットロール円周方向で磁気特性が異なると、効果的である。
さらにまた、本発明は、請求項4に示すマグネット成形体が、前記現像スリーブ面側に凸状湾曲形状を持ち、かつ、前記マグネットロール円周方向の中心を通るマグネットロールの放射線を基準として左右非対称形状に形成されていると、効果的である。
さらにまた、本発明は、請求項4に示すマグネット成形体が、前記現像スリーブ面側に凸状湾曲形状と、その凸状湾曲形状の片側に連接しマグネットロール円周方向へ延びる平坦部とを有すると、効果的である。
さらにまた、本発明は、請求項4、8ないし10に示すマグネット成形体がマグネット成形体からなる前記現像極の現像剤搬送方向下流側に隣設する磁極が、磁場中で圧縮成型して形成されるとともに、圧縮成型時のプレス側面が前記現像極と対向するように前記マグネットロールに配設されていると、効果的である。
さらにまた、本発明は、前記現像極は、スリーブ上のピーク磁束密度が100mT〜122mT、半値幅が25°以下であると、効果的である。
上記課題を解決するため、本発明の現像装置は、潜像担持体に形成された静電潜像を現像する現像装置において、請求項1ないし12の何れか一項に記載の現像ローラを備えていることを特徴としている。
また、上記課題を解決するため、本発明のプロセスカートリッジは、請求項13に記載した現像装置を備えたことを特徴としている。
また、上記課題を解決するため、本発明の画像形成装置は、請求項13に記載した現像装置を備えたことを特徴としている。
請求項1の構成によれば、マグネットロールの現像極の現像剤搬送方向下流側に隣接する磁極は、現像スリーブ上のピーク磁束密度の値が現像極と同等もしくはそれ以上であって、ピーク磁束密度の半分の磁束密度値を示す磁極の幅である半値幅値が、現像極よりも大きいので、現像ローラからキャリアが飛散しにくく、飛散しても引き戻せるので、像担持体へのキャリア付着を軽減することができる。
請求項2の構成によれば、現像極の現像剤搬送方向下流側に隣設する磁極は、そのピーク磁束密度の値が100mT〜140mTであるので、キャリア付着防止に効果がある。
請求項3の構成によれば、現像極の現像剤搬送方向下流側に隣設する磁極は、その半値幅が現像極の半値幅の1.05倍以上3倍以下であるので、キャリア付着防止に効果がある。
請求項4の構成によれば、現像極の現像剤搬送方向下流側に隣設する磁極が、マグネットロールよりも単位面積あたりの磁気力が高磁気力のマグネット成形体からなり、該マグネット成形体がマグネットロールに設けた溝に配設されているので、現像極下流磁極のピーク磁束密度を高く、かつ、マグネットロールのN‐Sのバランスがアンバランスな磁界特性の現像ローラであっても実現でき、製造することができる。
請求項5の構成によれば、マグネットロールは、総磁極数が5極以上の奇数となる磁極を有し、現像スリーブ上の現像剤を該現像スリーブから離脱させる剤切れ部を形成する2つの磁極が同極であって、現像極の現像剤搬送方向下流側に隣設する磁極がNS極のうち磁極数の多い方の極であるので、良好な剤切れを得ることができる。
請求項6の構成によれば、現像極の現像剤搬送方向下流側に隣設する磁極と、その下流に隣接する極が同極で、両磁極間に剤切れ部が設けられているので、現像極下流磁極がキャリア付着防止と剤切れとを良好に達成することができる。
請求項7の構成によれば、現像極のマグネット成形体の幅が2mm〜3mmのとき、現像剤搬送方向下流側に隣設する磁極のマグネット成形体の幅が4mm〜10mmであるので、現像極下流磁極をキャリア付着防止と剤切れとに機能させることができる。
請求項8の構成によれば、マグネット成形体からなる現像極の現像剤搬送方向下流側に隣設する磁極は、現像スリーブ面側に凸状湾曲形状を持ち、かつ、マグネットロール円周方向で磁気特性が異なるので、磁極内でも必要な箇所のみ磁気特性を高めることができ、キャリア付着余裕度の高い良好な画像特性のマグネットローラをよりN‐Sバランスが良好な状態で比較的容易に得ることができる。
請求項9の構成によれば、マグネット成形体は、現像スリーブ面側に凸状湾曲形状を持ち、かつ、マグネットロール円周方向の中心を通るマグネットロールの放射線を基準として左右非対称形状に形成されているので、磁極内でも必要な箇所のみ磁気特性を高めることができ、キャリア付着余裕度の高い良好な画像特性のマグネットローラをよりN‐Sバランスが良好な状態で比較的容易に得ることができる。
請求項10の構成によれば、マグネット成形体は、現像スリーブ面側に凸状湾曲形状と、その凸状湾曲形状の片側に連接しマグネットロール円周方向へ延びる平坦部とを有するので、剤切れ部での極反転がなく、キャリア付着余裕度の高い良好な画像特性のマグネットローラをよりN‐Sバランスが良好な状態で比較的容易に得ることができる。
請求項11の構成によれば、マグネット成形体が、磁場中で圧縮成型して形成されるとともに、圧縮成型時のプレス側面が現像極と対向するようにマグネットロールに配設されているので、キャリア付着余裕度の高い良好な画像特性のマグネットローラをよりN‐Sバランスが良好な状態で比較的容易に得ることができる。
請求項12の構成によれば、現像極は、スリーブ上のピーク磁束密度が100mT〜122mT、半値幅が25°以下であるので、後端白抜けとキャリア付着を改善することができる。
請求項13の構成によれば、現像装置は請求項1ないし12の何れか一項に記載の現像ローラを備えていので、キャリア付着余裕度の高い良好な画像特性の現像装置を得ることができる。
請求項14の構成によれば、プロセスカートリッジは、請求項14に記載した現像装置を備えたので、画像特性にすぐれたプロセスカートリッジを得ることができる。
請求項15の構成によれば、画像形成装置は、請求項14に記載した現像装置を備えたので、画像特性にすぐれた画像形成装置を得ることができる。
以下、本発明の実施形態を添付図面に基づいて説明する。
図1において、現像装置1には現像ローラ2が設けられており、現像ローラ2は現像ケーシング2に形成された開口3を介して図示していない潜像担持体である感光体と対向配置されている。現像ローラ2は、アルミニウム、真鍮、ステンレス、導電性樹脂などの非磁性体を円筒形に形成してなる現像スリーブ4と、該現像スリーブ4内に設けたマグネットロール5とで構成され、現像スリーブ4が図示していない駆動手段に図中時計回りに回転され、マグネットロール5は固定状態で備えられる。
マグネットロール5は、直径約23mm程度で高分子化合物に磁性紛を分散したプラスチックマグネットまたはゴムマグネットからなり、例えば押出成形で得ることができる。すなわち、成型時の金型内にて磁場を印加して異方化し、その後、脱磁して芯金を挿入してヨーク着磁することで所望の磁気特性としたマグネットロール5が得られる。このマグネットロール5を上記した現像スリーブ4内に組み付ければ、現像ローラ2となる。
後端白抜けの改善できる現像ローラ2は、図2に示す現像極P1をスリーブ上のピーク磁束密度が高くその領域が狭いことが要求され、例えばピーク磁束密度が100mT以上で、半値幅が25°以下であると後端白抜けを改善できる。しかし、このような狭い幅で高磁気力の磁極は上記したプラスチックマグネットから得ることができない。そこで、図2に示すように、マグネットロール5の現像極P1に相当する位置に溝6を設け、その溝6に高磁気特性の主極マグネット成形体としてのマグネット成型体7を貼り付け等によって配設する。なお、マグネットロール5は材料としてSrフェライトないしBaフェライトの磁性粉に、6PAもしくは12PA等のPA(ポリアミド)系材料、EEA(エチレン・エチル共重合体)またはEVA(エチレン・ビニル共重合体)等のエチレン系化合物、CPE(塩素化ポリエチレン)等の塩素系材料、NBR等のゴム材料の高分子化合物を混合したプラスチックマグネットもしくはゴムマグネットを用いることが多い。また、マグネット成型体1は、現像ローラ軸方向に延びる棒状のブロックであり、幅が狭く且つ高い磁気特性を得るために、Br>0.5T(テスラ)の材料を用いることが望ましく、多くはNe系(Ne・Fe・B等)又はSm系(Sm・Co、Sm・Fe・N等)の希土類マグネットもしくはこれらのマグネット粉を上記と同様の高分子化合物と混合したプラスチックマグネットもしくはゴムマグネットを用いることができる。
図2に示すマグネットロール5は、5つの磁極P1〜P5を設けており、P1は上記現像極であり、磁極P2とP3は連続する同極(本例はS極)で剤切れ部8を形成している。磁極P4,P5は搬送極でNSが交互に着磁されている。
かかる構成の現像ローラ2において、キャリア付着の問題が発生し易いことは先に説明した。これはキャリアにかかる潜像担持体からの電気力と現像ローラからの磁気力のバランスによるもので、電気力が大きいと潜像担持体にキャリアが付着する。
かかるキャリア付着を軽減する好ましい方法としては、現像極P1に現像剤搬送方向下流側に隣設する磁極P2の磁気力をアップすることである。すなわち、磁極P2の磁気力が大きければ潜像担持体に移行したもしくは移行しようとするキャリアを現像装置1側へ戻すことができる。ただし、磁極P2の磁気力、特に現像スリーブ4上のピーク磁束密度が140mT以上であるような大きすぎる場合、現像剤を現像ローラ2に引きつける力が強すぎて現像装置1のケースとの間で現像剤が詰ってしまうことがある。また、磁極P2の磁気力をアップする場合、マグネットロール5の着磁によって行うようにしても、マグネットロール5全体のNSバランスから他の磁極P3〜P5を変えずに磁極P2のみを大きくすることができない。すなわち、磁極P2の磁気力を高めるようとしても、マグネットロール5全体のN極とS極の比は1:1.01が限度でこれ以上大きくすることができない。よって、P2極はS極なので、この磁極を大きくすると、マグネットロール5の他のS極であるP3及びP5の磁気力が落ち、剤搬送等に支障を来たすという問題が生ずる。さらに、マグネットローラ5では磁極P2に得られる磁気特性に限界があり、キャリア付着の改善するのに有効な磁気特性が得られなかった。
さらに、磁極P2は現像極P1と異なり磁束密度分布が幅広であることが要求される。その理由は、実験結果から磁極P2に幅広なマグネット成形体(4mm〜10mm)を用いたとき、現像極P1と同等な幅2〜3mm程度のマグネット成形体を用いた場合と比べキャリア付着余裕度が向上することが判明したからである。更に磁極P2とP3の間を剤切れ部8とする構成とすると、磁極P2の半値幅の1.05倍以下であると現像極P1と剤切れ部8とが近づき過ぎるので現像装置1のレイアウト上の無理があることが挙げられる。しかし、逆に3倍以上大きいと、現像極P1と剤切れ部8とが遠すぎるので現像剤の搬送性が劣るため、磁極P2の半値幅は現像極P1の半値幅の1.05倍〜3倍であることが望ましい。
そこで、マグネットロール5において、図2の鎖線で示す磁極P2の磁気特性を実線で示す位置まで高めるため、現像極P1と同様に、マグネットロール5に溝9を設け、該溝9に高磁気特性で幅広のマグネット成形体としてのマグネット成型体10を配設している。このマグネット成型体10は、現像極P1と同様に希土類マグネットもしくはこれらのマグネット粉を上記と同様の高分子化合物と混合したプラスチックマグネットもしくはゴムマグネットを用いる。マグネットロール5の磁極P2に希土類マグネットを配設すれば、磁極P2と同極の磁極数の方が多くとも、マグネットロール5全体のN極とS極の比を1:1.02以上、例えばN極とS極の比を1:1.04であっても他極が磁気特性を達成しつつ、なおかつキャリア付着余裕度向上に有効な磁気波形を得ることができる。プラスチックマグネットやゴムマグネット単体から成るこれはマグネットロール5を着磁することでN極とS極の比を1:1.04にするものは試作できたとしても、N−Sのバランスが悪いためそれと同じものを大量に製造することは困難である。マグネット成型体10を貼り付けるものであれば、マグネットロール全体のN極とS極の比が1:1.04のものであっても、同じ磁気特性のものを容易に作ることができる。
この磁極P2は、上記したように現像極P1に比べて幅広のものを用いる必要があるため、図3に示すように、マグネット成型体10自体を幅Lの広く、例えばLが4mm〜10mmのものを用いる。しかし、幅広のマグネット成型体10は外周側の角部が現像スリーブ4に干渉しないようにマグネットロール5に配設すると、マグネット成型体10の上面と現像スリーブ4までの間に比較的大きな隙間Sが生じてしまい高磁気力を実現できない。このため、マグネット成型体10は上部両角部を図4の(a),(b)で示すように丸みを付けたり切り落としたりすることで隙間Sを小さくすることができる。より好ましくは、図4(c)に示すように、マグネット成型体10の上面をほぼ現像スリーブ4に沿った円弧にするカマボコ型に形成することであり、このように形成すると上記隙間を実質上最小幅になり、磁気特性が高く、所望の磁極幅にすることができる。
ところで、キャリア付着余裕度向上を図る場合、磁極P2の磁気特性は現像極P1へ減衰していく部分の磁束密度変化率が高い方が有効であることが知られており、磁極P2の現像極P1側の磁気波形は変曲点を有するような傾斜が緩やかな波形ではなく、直線的に変化するような波形である方が有効である。すなわち、図5(b)に示すような緩やかに減衰ではなく、図5(a)に示すような直線的に減衰する方がキャリア付着防止に有効であることが実験結果から明らかになった。この図5(a)に示す直線的な減衰を得るには、磁極P2の半値幅が現像極P1の半値幅より広くすることが有効である。なお、磁極P2の磁気波形はマグネット成型体10とマグネットロール5の磁気力を合わせられるため、磁気波形が直線的になるか緩やかになるかはマグネットロール5の磁向の影響するものと思われる。
しかし、磁極P2の磁極P3側へ減衰していく部分では直線的に変化する磁気波形である必要はない。特に、磁極P2から磁極P3にかけての磁気波形が剤切れ部であると、磁極P2の磁極P3側の磁気波形が直線的に急激に変化するような場合では緩やかに変化する場合に比べて磁極P2の磁束密度領域が広くなり、ローラ全体のN‐Sバランスにより、磁極P2と同極の他極の磁気特性が達成困難になる。特に、磁極P2と磁極P3間の剤切れ部8が反転して逆極になりやすく、この領域が逆極になると剤が切れづらくなり画像特性に悪影響を及ぼす。
そこで、本実施形態では図6に示すようなマグネット成型体10の短軸方向、すなわち、現像剤の搬送方向の磁気特性を変え、磁気特性を急激に変化させる必要のある現像極P1側の磁気特性を高く、緩やかな変化が望まれる磁極P3側の磁気特性を低くすることにより、さらにN‐Sバランスにすぐれ、画像特性に有効なマグネットロールを得ることを可能にする。マグネットロール全体のN‐Sバランスがより優れているため、生産性も向上する。
このような磁気特性のマグネットロール5は、磁気特性が均一なマグネット成型体10でも、例えば、図7(a)に示すように、現像極P1側の丸み形状を現像スリーブ4の内側の丸み形状と同形状にし、磁極P3側の丸み形状をそれよりも平らな丸み形状にすれば、図7(b)に示すように、現像極P1側は現像スリーブ4とマグネット成型体10の間隔が狭いため磁気特性が高くなり、磁極P3側は現像スリーブ4との間隔が広いため磁気特性が低くなる。
また、図5(a)に示すように、磁極P2と隣設する磁極P3が同極で、磁極P2とP3間が剤切れ部であるような磁気波形のマグネットロール5に、磁極P2に高磁気力のマグネット成型体10を配置すると、剤切れ部8の磁極P2側が反転しやすい。そこで、図8(a)に示すように、磁極P2のマグネット成型体10に、その剤切れ部8側に平坦部10aを設けると、図8(b)に示すように、磁極P2の剤切れ部8付近の磁気波形は緩やかな変化になり、剤切れ部8が逆極に反転しづらい、よりN‐Sバランスにすぐれたマグネットロール5を得ることが可能になる。
本発明で用いるマグネット成型体10を得るには、磁石粉のみからなる焼結磁石、磁石粉と高分子化合物からなるプラスチックマグネットを成型するプラスチックマグネット成型体が考えられるが、例えば希土類磁石粉を用いる場合、磁気特性が非常に高いため焼結磁石である必要はない。また、希土類磁石粉はコストが非常に高く、焼結磁石では高コストになる。そこでプラスチックマグネット成型体を用いるのが望ましい。
プラスチックマグネット成型体の成型方法としては一般に射出成型法、押出し成型法、圧縮成型法の方法が考えられる。高磁気力のマグネット成型体を得るには上記成型法の何れかによる成型と、磁場印加による磁石粉の配向とを同じに行う必要がある。射出成型法では、金型で寸法が決定されるため高精度の成型が可能であるが、材料は金型内を流れる必要があるため、樹脂の配合比を高める必要があり、磁石粉の配合比率を高められないため、高磁気力マグネットが得られ難い。押出し成型法では生産性にすぐれるものの、寸法精度が悪い。また射出成型法と同様に磁石粉の配合比率を上げ難く、高磁気力マグネットが得られ難い。したがって、マグネット成型体10は圧縮成型法の圧縮成型によって得るのが望ましい。圧縮成型では図9に示すように、圧縮成型方向に対して垂直方向に磁場を印加する方が成型品の配向が高くなり、高磁気力マグネット成型体を得るのに有効である(横磁場成型法)。なお、図9において、符号11は磁石成型部、符号12は電磁石、符号13は上パンチ、符号14は下パンチ、符号15はギャップ、符号16は磁場印加方向、符号17はプレス方向であり、材料を充填した後、下パンチ14の上に固定し、電磁石12に通電して矢印16の方向の磁場を発生させながら、上パンチ13で矢印17の方向に圧力をかけることにより、高磁気力のマグネット成型体を得ることができる。
また、圧縮成型時のプレス圧を利用して磁気特性を急激に変化させる必要のある現像極P1側の磁気特性を高く、緩やかな変化が望まれる磁極P3側の磁気特性を低くすることも可能である。マグネット成型体を圧縮成型によって得る場合、磁石成型部である金型内では図10のように圧力がかかる。つまり上パンチ13で矢印17の方向に加圧すると、金型11内の圧力は符号18で示す矢印のような向きに分散するため、プレス面が最も圧力が高いため材料の圧縮密度が高くなり、底面側に比べて磁気特性が高くなる。そこで、パンチ13が磁性粉と接するプレス面側を現像極P1側にくるように配置することにより、N‐Sバランスの優れたローラを容易に得ることができる。
上記のようなマグネット成型体を配置したマグネットロールはローラ全体のN‐Sバランスが良好である。また現像極の下流側に、広幅・高ピーク・直線的な磁束密度変化である磁極があるマグネットロール5はキャリア付着余裕度の高い、高画質な現像性能が得られる現像装置1が提供可能となる。
このように構成された現像装置1は、例えば図11に示すカラー画像形成装置に用いる。
図11に示した画像形成装置は、画像形成を行う画像形成装置本体100と、該画像形成装置本体100の下部に配置され、画像形成装置本体100に対して記録媒体としての転写紙(図示せず)の供給を行う給紙装置200と、画像形成装置本体100上に取り付けられ原稿画像を読み取るスキャナ300と、このスキャナ300の上部に設けられた自動原稿給紙装置(ADF)400とを備えている。画像形成装置本体100には、転写紙を手差し給紙する手差しトレイ101及び100から排出された記録済みの転写紙を受ける排紙トレイ102が設けられている。
図11に示した画像形成装置100は、ドラム状の感光体として構成された第1ないし第4の像担持体を有し、その各像担持体上にイエロートナー像、マゼンタトナー像、シアントナー像及びブラックトナー像がそれぞれ形成される。これらトナー像は第1ないし第4の像担持体に対向して中間転写ベルト103に重ね転写され、そして転写紙に一括転写されるが、このトナー像の現像に現像装置1を用いると、キャリア付着余裕度の高い、高画質の画像が得られる。
また、現像装置1は図12に示すような感光体と現像装置1がユニット化されたプロセスカートリッジに用いても、画像上の不具合が少ない高画質の画像を得ることができる。
マグネット成型体
愛知製鋼社製異方性Nd−Fe−B系磁石パウダーMFP‐12 93重量部に対し、下記の成分・配合比の微粒子 7重量部を配合し、攪拌分散し、コンパウンド材料とした。
使用したMFP‐12の平均粒径値は150μm、熱可塑性樹脂の軟化点は75℃、平均粒径値は7.3μmである。
熱可塑性樹脂
(1)ポリエステル樹脂 79重量部
(2)スチレンアクリル樹脂 7重量部
顔料
カーボンブラック 7.6重量部
帯電制御剤
サリチル酸ジルコニウム 0.9重量部
離型剤
カルナバワックスとライスワックスの配合物 4.3重量部
流動性付与剤
疎水性シリカ 1.2重量部
実施例(1)、(2)、(3)のマグネット成型体と現像極P1用マグネット成型体は、上記磁石粉コンパウンドを表1に示すそれぞれの金型に充填し、18,000(Oe)の磁場印加状態で5.5ton/cmのプレス圧を加えて成型したものである。このとき、磁場方向はプレス方向に対して垂直方向で、図9で示すような横磁場成型法で行った。
上記のマグネット成型体は、成型後平板状のベーク治具にセットし、100℃10minのベーク(焼き入れ)を行ってマグネット強度を向上させるとともに、成型で発生した反りを矯正した。ベーク後空芯コイルでパルス着磁を行い、マグネット成型体7もしくは10を得た。上記のように成型した実施例(1)、(2)、(3)のマグネット成型体は磁石の単位体積当たりの強さを示すBHmax値が何れも13MGOe以上であった。
実施例(1)の成型体は請求項8、実施例(2)の成型体は請求項9、実施例(3)の成型体は請求項10に対応した形状である。
表1はマグネット成型体の金型と完成品特性値を示す。
Figure 2005189811
上記のようにして得られるマグネットローラのBHmax値は2MGOe程度であった。
なお、この時、現像極P1と磁極P2には溝が形成されている。現像極P1用の溝は深さ3.0mm、幅2.5mm、長さ306.1mmの溝が形成され、磁極P2極には、深さ2.3mm、幅10.0mm、長さ306.1mmの溝が形成されている。
上記のようにして作製したプラスチックマグネットロールをヨーク着磁法で各極の着磁を行い、その後現像極P1と磁極P2の溝にマグネット成型体をそれぞれ配置し、瞬間接着剤で固定した。比較例として、磁極P2に溝のないプラスチックマグネットロール5を成形し、現像極P1の溝にのみマグネット成型体を配置し瞬間接着剤で固定したマグネットローラ比較例1と、P2極溝部に異方性のNd−Fe−Bと12PAを混合した材料を10(Koe)の磁場中で表1に示す寸法の直方体形状に射出成形を行った成型体を配置し、瞬間接着剤で固定したマグネットローラ比較例2を作製した。これらのマグネットローラについて磁気特性、キャリア付着余裕度の評価を行ったところ、下表2に示す結果が得られた。
Figure 2005189811
磁束密度がP1極よりもP2極のほうが大きく、かつ半値幅がP1極のほうがP2極よりも大きい場合、比較例3のキャリア付着の不具合に加えて本件に記載するような構成の現像装置(現像極に隣接する下流側の磁極とそのさらに下流側に隣接する磁極の間で現像剤を落とす構成)においては剤切れ不良の観点からも好ましくない。磁極P2の半値幅が比較的に狭くなることで、磁極P3極との磁極間が広くなりすぎて、P2極とP3極間の反発力が落ち、剤切れに支障を及ぼすからである。
本発明に係る現像装置の主要部を示す概略構成図である。 本発明に係る現像ローラのマグネットロールの一例を示す説明図である。 幅広のマグネット成型体を配置した場合の現像ローラを示す説明図である。 (a),(b),(c)はマグネット成型体の変形例を示す説明図である。 (a)は磁極P2の直線的に変化する磁気波形のマグネットロール、(b)は磁極P2の緩やかに変化する磁気波形のマグネットロールを示す説明図である。 磁極P2のマグネット成型体の好ましい磁気波形を示す説明図である。 (a)は好ましい磁気波形が得られるマグネット成型体の正面図、(b)はそのマグネット成型体を用いたマグネットロールの磁気波形を示す説明図である。 (a)は好ましい磁気波形が得られるマグネット成型体の正面図、(b)はそのマグネット成型体を用いたマグネットロールの磁気波形を示す説明図である。 マグネット成型体の得る圧縮成型工法を示す概略構成図である。 圧縮成型時に成型体にかかる圧力の方向を示す説明図である。 本発明に係る現像装置を用いる画像形成装置の概略図である。 本発明に係る現像装置を用いるプロセスカートリッジの概略図である。 本発明の一実施例の金型を示す説明図である。
符号の説明
1 現像ローラ
4 現像スリーブ
5 マグネットロール
6 現像極の溝
7 現像極のマグネット成型体
9 P2極の溝
10 P2極のマグネット成型体
P1 現像極
P2〜P5 磁極

Claims (15)

  1. 非磁性体からなる現像スリーブと、
    該現像スリーブ内に設けられ、高分子化合物に磁性紛を分散して形成されたマグネットロールとを有し、
    該マグネットロールの現像極に相当する部分に該マグネットロールよりも単位体積あたりの磁気力が高磁気力となる主極マグネット成型体を備えた現像ローラにおいて、
    前記マグネットロールの前記現像極の現像剤搬送方向下流側に隣接する磁極は、前記現像スリーブ上のピーク磁束密度の値が現像極と同等もしくはそれ以上であって、前記ピーク磁束密度の半分の磁束密度値を示す磁極の幅である半値幅値が、前記現像極よりも大きいことを特徴とする現像ローラ。
  2. 前記現像極の現像剤搬送方向下流側に隣設する磁極は、そのピーク磁束密度の値が100mT〜140mTであることを特徴とする請求項1に記載の現像ローラ。
  3. 前記現像極の現像剤搬送方向下流側に隣設する磁極は、その半値幅が前記現像極の半値幅の1.05倍以上3倍以下であることを特徴とする請求項1または2に記載の現像ローラ。
  4. 前記現像極の現像剤搬送方向下流側に隣設する磁極が、前記マグネットロールよりも単位面積あたりの磁気力が高磁気力のマグネット成形体からなり、該マグネット成形体がマグネットロールに設けた溝に配設されていることを特徴とする請求項1ないし3の何れかに記載の現像ローラ。
  5. 前記マグネットロールは、総磁極数が5極以上の奇数となる磁極を有し、前記現像スリーブ上の現像剤を該現像スリーブから離脱させる剤切れ部を形成する2つの磁極が同極であって、前記現像極の現像剤搬送方向下流側に隣設する磁極がNS極のうち磁極数の多い方の極であることを特徴とする請求項1または4の何れかに記載の現像ローラ。
  6. 前記現像極の現像剤搬送方向下流側に隣設する磁極と、その下流に隣接する極が同極で、両磁極間に前記剤切れ部が設けられていることを特徴とする請求項5に記載の現像ローラ。
  7. 前記現像極のマグネット成形体の幅が2mm〜3mmのとき、現像剤搬送方向下流側に隣設する磁極のマグネット成形体の幅が4mm〜10mmであることを特徴とする請求項4ないし7の何れかに記載の現像ローラ。
  8. 請求項4に示すマグネット成形体が、前記現像スリーブ面側に凸状湾曲形状を持ち、かつ、前記マグネットロール円周方向で磁気特性が異なることを特徴とする請求項4ないし7の何れかに記載の現像ローラ。
  9. 請求項4に示すマグネット成形体が、前記現像スリーブ面側に凸状湾曲形状を持ち、かつ、前記マグネットロール円周方向の中心を通るマグネットロールの放射線を基準として左右非対称形状に形成されていることを特徴とする請求項4ないし8の何れかに記載の現像ローラ。
  10. 請求項4に示すマグネット成形体が、前記現像スリーブ面側に凸状湾曲形状と、その凸状湾曲形状の片側に連接しマグネットロール円周方向へ延びる平坦部とを有することを特徴とする請求項4ないし8の何れかに記載の現像ローラ。
  11. 請求項4、8ないし10に示すマグネット成形体が、磁場中で圧縮成型して形成されるとともに、圧縮成型時のプレス側面が前記現像極と対向するように前記マグネットロールに配設されていることを特徴とする請求項4ないし10の何れかに記載の現像ローラ。
  12. 前記現像極は、スリーブ上のピーク磁束密度が100mT〜122mT、半値幅が25°以下であることを特徴とする請求項2に記載の現像ローラ。
  13. 潜像担持体に形成された静電潜像を現像する現像装置において、請求項1ないし12の何れかに記載の現像ローラを備えていることを特徴とする現像装置。
  14. 請求項13に記載した現像装置を備えたことを特徴とするプロセスカートリッジ。
  15. 請求項13に記載した現像装置を備えたことを特徴とする画像形成装置。
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