JP5043463B2 - 現像剤担持体、現像装置、プロセスカートリッジ及び画像形成装置 - Google Patents

現像剤担持体、現像装置、プロセスカートリッジ及び画像形成装置 Download PDF

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本発明は、複写機、プリンタ、ファクシミリ等の電子写真方式の画像形成装置に用いられる現像剤担持体、該現像剤担持体を有する現像装置、該現像装置を有するプロセスカートリッジ及び画像形成装置に関する。
従来、例えば電子写真方式を採用した複写機、プリンタ、ファクシミリなどの画像形成装置においては、像担持体である感光体ドラムを有し、この感光体ドラムの感光層を帯電ローラで帯電させた後、レーザ走査ユニットからのレーザビームによって露光して静電潜像を形成し、該静電潜像をトナーによって現像した後、転写材としての転写紙上に転写するようになっている。
このような画像形成装置では、非磁性体のトナーと、磁性キャリアとを混合した現像剤を用いた所謂二成分現像方式の現像装置が用いられている。該二成分現像方式の現像装置は、現像スリーブと、当該現像スリーブ内に配設されたマグネットローラとを有する現像剤担持体を備えている。
前記現像剤担持体は、マグネットローラの周方向に形成された複数の磁極の磁力によって現像スリーブ表面に穂立ちした現像剤を感光体ドラムと対向する現像領域に搬送し、感光体ドラムに形成された静電潜像を現像剤により現像してトナー像を形成するようになっている。ここで、前記現像剤の磁性キャリアは、マグネットローラで生じる磁力線に沿うように現像スリーブの表面に穂立ちしており、この穂立ちした磁性キャリアにトナーが付着している。
近年、前記画像形成装置のカラー化及び小型化が進んでいる。カラー複写機には通常4つの現像装置が内蔵されているので、複写機の小型化のためには、内蔵された各現像装置の小型化が必要である。そして、前記各現像装置の小型化のためには、現像装置の内部に設けられた前記現像剤担持体の小径化が不可欠である。
前記現像剤担持体を小径化するには、現像スリーブ及びその内部に配設されたマグネットローラを小径に構成しなければならない。しかし、マグネットローラを小径に構成すると、マグネットローラの体積が小さくなるためにマグネットローラで発生する磁力が弱くなり、そのために、現像スリーブの表面に現像剤を穂立ちさせる磁力が弱くなって、十分な量の現像剤を現像領域に搬送することができないという問題があった。
そこで、芯金を嵌装した円筒状マグネットの外周面に軸方向に延びる凹溝を形成して、該凹溝内に高い磁気特性を備える希土類マグネットブロックを埋設したマグネットローラが提案されている。前記マグネットローラでは、前記希土類マグネットブロックがマグネットローラの現像主極として十分な高磁力を発生するようになっている(特許文献1参照)。
しかし、前記マグネットローラでは、前記現像主極以外にも周方向に複数の磁極が必要なので、マグネットローラを小径に構成すると、マグネットローラの芯金部分が磁石として作用しないために芯金部分を除いた部分のマグネットローラの体積が小さくなり、そのために、マグネットローラの現像主極以外の部分の磁極の磁力が十分でなくなるという問題があった。
特開2002−251072
本発明は、かかる問題点を解決することを目的としている。即ち、本発明は、小径であってもマグネットローラの磁極を高磁力に構成することができる現像剤担持体を提供することを第1の目的とし、そして、小型で、かつ、高画質な画像を得ることができる現像装置、プロセスカートリッジ及び画像形成装置を提供することを第2の目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1に記載の現像剤担持体は、現像スリーブと、当該現像スリーブ内に配設されたマグネットローラと有する現像剤担持体において、(イ)前記マグネットローラが、該マグネットローラの中心軸と直交する一方向に磁気異方性を有する中実のローラで構成されるとともに、(ロ)前記マグネットローラの外周面軸方向に延びた凹溝内に希土類マグネットブロックが、配置され、そして、(ハ)前記希土類マグネットブロックの配向方向が、前記マグネットローラの磁気異方性の方向とほぼ直交する方向に配置されている、ことを特徴としている。
請求項2に記載の現像剤担持体は、請求項1記載の現像剤担持体において、前記マグネットローラの現像主極の下流側に位置する隣接極の磁束密度が、前記現像主極の磁束密度と同等にされていることを特徴としている。
請求項3に記載の現像剤担持体は、請求項1又は2記載の現像剤担持体において、前記マグネットローラが、磁性粉と高分子化合物とで構成される混合材料を一方向に配向磁場を有する射出成形金型内に注入することによる射出成形によって成形されたものであることを特徴としている。
請求項4に記載の現像剤担持体は、請求項1乃至3のいずれか1項記載の現像剤担持体において、前記マグネットローラが、本体部と軸部とからなり、それらが一体成形されていることを特徴としている。
請求項5に記載の現像装置は、請求項1乃至4のいずれか1項記載の現像剤担持体において、前記現像スリーブが、短線状の線条材を回転磁場内に位置づけて、回転磁場により前記現像スリーブの外表面に前記線条材をランダムに衝突させて形成された多数の凹みを有していることを特徴としている。
請求項に記載の現像装置は、請求項1乃至のいずれか1項記載の現像剤担持体を有することを特徴としている。
請求項に記載の現像装置は、請求項に記載の現像装置において、現像剤が、トナーと磁性キャリアとを有するとともに、該磁性キャリアの平均粒径が、20μm以上でかつ50μm以下であることを特徴としている。
請求項に記載のプロセスカートリッジは、現像装置を少なくとも有するプロセスカートリッジにおいて、前記現像装置として、請求項又は記載の現像装置を有することを特徴としている。
請求項に記載の画像形成装置は、現像装置を少なくとも有する画像形成装置において、前記現像装置として、請求項又は記載の現像装置を有することを特徴としている。
請求項1に記載の現像剤担持体によれば、現像スリーブと、当該現像スリーブ内に配設されたマグネットローラと有する現像剤担持体において、(イ)前記マグネットローラが、該マグネットローラの中心軸と直交する一方向に磁気異方性を有する中実のローラで構成されるとともに、(ロ)前記マグネットローラの外周面軸方向に延びた凹溝内に希土類マグネットブロックが、配置され、そして、(ハ)前記希土類マグネットブロックの配向方向が、前記マグネットローラの磁気異方性の方向とほぼ直交する方向に配置されているので、小径のマグネットローラであっても磁石として作用する部分の体積を大きく構成することができ、そのために、磁力の強いマグネットローラを得ることができる。また、希土類マグネットブロックがマグネットローラの現像主極として構成されるようになり、マグネットローラが小径であっても、現像主極において十分な高磁力を発生させることができる。さらに、希土類マグネットブロックの配向方向がマグネットローラの配向方向とほぼ直交するようになり、希土類マグネットブロックで形成される磁力線とマグネットローラの配向方向とが平行になる部分が生じ、当該部分での磁力を高磁力に構成することができ、特に、現像主極としての希土類マグネットブロックの下流側の隣接極を高磁力に構成することができる。
請求項2に記載の現像剤担持体によれば、前記マグネットローラの現像主極の下流側に位置する隣接極の磁束密度が、前記現像主極の磁束密度と同等にされているので、現像主極だけでなく、現像主極の下流側の隣接極も高磁力に構成することができ、現像領域に搬送された現像剤が感光体ドラムから離れる際に、現像剤が隣接極の高磁力を受けるようになり、そのために、現像剤の磁性キャリアが感光体ドラムに付着することを防ぐことができ、よって、高画質な画像を得ることができる。
請求項3に記載の現像剤担持体によれば、前記マグネットローラが、磁性粉と高分子化合物とで構成される混合材料を一方向に配向磁場を有する射出成形金型内に注入することによる射出成形によって成形されたものであるので、マグネットローラの金型を一方向の磁場を有する簡潔な構造の金型とすることができ、そのために、金型の製造コストを低減させることができる。
請求項4に記載の現像剤担持体によれば、前記マグネットローラが、本体部と軸部とからなり、それらが一体成形され、中実のローラとして構成されているため、これら本体部と軸部の両方が磁石として作用するようになり、磁石として作用する部分の体積を大きく構成することができ、小径であっても磁力の強いマグネットローラを得ることができる。
請求項5に記載の現像剤担持体によれば、前記現像スリーブが、短線状の線条材を回転磁場内に位置づけて、回転磁場により前記現像スリーブの外表面に前記線条材をランダムに衝突させて形成された多数の凹みを有しているので、曲がりのない高精度の小径の現像スリーブを得ることができ、また、現像剤の搬送量を均一にでき、そのために、濃度ムラのない高画質な画像を得ることができる。
請求項に記載の現像装置は、前述した現像剤担持体を有しているので、現像装置全体を小型に構成することができ、また、現像装置の現像剤担持体のマグネットローラが、小径であっても高磁力なので、十分な量の現像剤を搬送することができ、そのために、濃度ムラのない高画質な画像を得ることができる。
請求項に記載の現像装置は、現像剤が、トナーと磁性キャリアとを有するとともに、該磁性キャリアの平均粒径が、20μm以上でかつ50μm以下であるので、磁性キャリアが粒状度に優れており、ムラの少ない高画質な画像を得ることができる。
請求項に記載のプロセスカートリッジは、請求項又は記載の現像装置を有しているので、プロセスカートリッジ全体を小型に構成することができ、また、現像装置の現像剤担持体のマグネットローラが、小径であっても、高磁力で、剛性に優れているので、十分な量の現像剤を搬送することができ、そのために、濃度ムラのない高画質な画像を得ることができる。
請求項に記載の画像形成装置は、請求項又は記載の現像装置を有しているので、画像形成装置全体を小型に構成することができ、また、現像装置の現像剤担持体のマグネットローラが、小径であっても高磁力なので、十分な量の現像剤を搬送することができ、そのために、濃度ムラのない高画質な画像を得ることができる。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を説明する。図1(a)(b)は、本発明の一実施形態に係る現像剤担持体4を示し、前記現像剤担持体4は、現像スリーブ5と、該現像スリーブ5内に配設されたマグネットローラ6とを有している。
本発明においては、図2及び図3に示すように、前記マグネットローラ6が、該マグネットローラ6の中心軸61と直交する一方向(図3中A方向)に磁気異方性を有する中実のローラで構成されるとともに、前記マグネットローラ6の外周面軸方向に延びた凹溝64内に希土類マグネットブロック65が、配置され、そして、前記希土類マグネットブロック65が、前記マグネットローラ6の磁気異方性の方向(図3中A方向)とほぼ直交する方向(図3中B方向)に配置されている。前記マグネットローラ6は、円柱状の中実なローラ状の磁石体として構成されて、後述する現像装置3に回転することなく固定的に支持されている。
本発明においては、図1(a)に示すように、前記現像スリーブ5は、前記マグネットローラ6と同軸に配置された円筒中空体として構成されている。前記現像スリーブ5は、両端部に設けられたフランジ部51により、前記マグネットローラ6の周囲を回転自在に支持されている。前記現像スリーブ5は、非磁性材料であるアルミニウムやアルミニウム合金で形成されている。前記アルミニウム等は、加工性、軽さの点で優れている。
本発明においては、図2及び図3に示すように、前記マグネットローラ6が、該マグネットローラ6の中心軸61と直交する一方向(図3中A方向)に磁気異方性を有する中実のローラで構成されている。前記マグネットローラ6は、マグネットローラ6の両端部の細径の軸部62と、該軸部62間で軸部62と一体に形成された円柱状の本体部63とを有していて、中実のローラとして構成されている。そのために、前記軸部62及び前記本体部63の両方が磁石として作用するようになっている。
前記マグネットローラ6は、前記軸部62を介して前記現像装置3に固定的に取付けられている。前記マグネットローラ6の周囲には、前記したように回転自在に前記現像スリーブ5が支持されている。そして、前記現像剤担持体4を構成する前記現像スリーブ5が回転して、付着した現像剤が現像領域に搬送されるようになっている。
前記マグネットローラ6は、該マグネットローラ6の剛性を保持するために、例えば、剛性の高いPA(ポリアミド)系の樹脂(高分子化合物)に異方性のマグネット粉(磁性粉)を混合させたプラスチックマグネットからなる材料を一方向に配向磁場を有する金型内に注入することによる射出成形によって成形する。このように磁場中で成形を行うと、材料が異方化(材料中のマグネット粉が一定方向に配向)して、成形後のマグネットローラ6の磁気特性が向上する。
本発明においては、図2及び図3に示すように、前記マグネットローラ6の外周面軸方向に延びた凹溝64内に希土類マグネットブロック65が、配置されている。前記希土類マグネットブロック65は、前記マグネットローラ6の軸方向に沿って前記凹溝64内に延在する棒状のブロックとして形成されており、底壁部651と、該底壁部651の両側から立ち上がり形成された側壁部652と、該側壁部652の先端を連接する円弧状の上壁部653とを有している。前記希土類マグネットブロック65は、前記底壁部651の幅w及び前記側壁部652の高さhが、前記マグネットローラ6の直径rに比べて小さく形成されている。そのために、前記希土類マグネットブロック65の体積は、前記マグネットローラ6の体積より小さい。
前記希土類マグネットブロック65は、この小さな体積で高磁力を達成するために、Nd−Fe−BやSm−Fe−Nのマグネット粉を6PAのPA(ポリアミド)系の高分子化合物に混合させたプラスチックマグネットからなる材料を用いて形成されている。前記希土類マグネットブロック65を形成するには、前記材料を金型内に注入することによる射出成形によって成形するが、押し出し成形、圧縮成形等で成形してもよい。
前記希土類マグネットブロック65を成形する場合も、前記マグネットローラ6と同様に磁場中で射出成形等を行う。これにより、材料が異方化して高い磁気特性を得ることができる。成形された希土類マグネットブロック65は、その底壁部651から上壁部653に向けて配向されている。
前記希土類マグネットブロック65は、前記マグネットローラ6の現像主極として構成されて、十分な高磁力を発生するようになっている。そして、前記マグネットローラ6で生じた磁力線に沿うように前記現像スリーブ5の表面に穂立ちした現像剤が現像領域に搬送されるようになっている。
本発明においては、図3に示すように、前記希土類マグネットブロック65が、前記マグネットローラ6の磁気異方性の方向(図3のA方向)とほぼ直交する方向(図3のB方向)に配置されている。即ち、前記希土類マグネットブロック65の配置方向(B方向)が、前記マグネットローラ6の磁気異方性の方向(A方向)とほぼ直交している。
本発明者らは、前記マグネットローラ6を一方向に磁気異方性を有する中実のローラで構成するとともに、前記マグネットローラ6に希土類マグネットブロック65を配置し、そして、前記希土類マグネットブロック65を前記マグネットローラ6の磁気異方性の方向(A方向)とほぼ直交する方向(B方向)に配置することによって、前記マグネットローラ6を小径に構成し、かつ、前記マグネットローラ6の現像主極以外の磁極も高磁力に構成することができることを見出して、前記希土類マグネットブロック65を前記マグネットローラ6の磁気異方性の方向(A方向)とほぼ直交する方向(B方向)に配置したものである。
本発明者らは、前記マグネットローラ6の磁気異方性の方向(A方向)と、前記マグネットローラ6に配設される前記希土類マグネットブロック65の配置方向(B方向)とを所定の関係に構成することにより、現像主極以外の磁極も高磁力に構成することができることを見出した。
前記希土類マグネットブロック65の配置方向(B方向)を前記マグネットローラ6の磁気異方性の方向(A方向)とほぼ直交する方向、即ち前記希土類マグネットブロック65の配置方向(B方向)と前記マグネットローラ6の磁気異方性の方向(A方向)とがほぼ90度の角度を有するように前記希土類マグネットブロック65を配置すると、図4の斜線で示した範囲に示されるように、現像主極だけでなく現像主極に隣接する磁極も高磁力に構成することができることを見出した。図4の斜線で示した範囲に示されるように、前記希土類マグネットブロック65を前記マグネットローラ6の磁気異方性の方向(A方向)とほぼ直交する方向(B方向)に配置すると、現像主極及び隣接極の両方の磁力比率がともに98%以上と高磁力になることが判明した。
本発明においては、前記マグネットローラ6が中実に構成されているので、マグネットローラ6の軸部62及び本体部63の両方が磁石として作用するようになり、小径のマグネットローラ6であっても磁石として作用する部分の体積を大きく構成することができる。そのために、小径であっても磁力の強いマグネットローラ6を得ることができる。
本発明においては、前記マグネットローラ6の外周面軸方向に延びた凹溝64内に前記希土類マグネットブロック65が配置されているので、前記希土類マグネットブロック65が前記マグネットローラ6の現像主極として構成されるようになり、そのために、マグネットローラ6が小径であっても、現像主極において十分な高磁力を発生させることができる。
本発明においては、図5に示すように、前記希土類マグネットブロック65の配向方向(図5のB’方向)が前記マグネットローラ6の配向方向(A方向)とほぼ直交する。そのために、前記希土類マグネットブロック65で形成される磁力線654の方向(図5のC方向)と前記マグネットローラ6の配向方向(A方向)とが平行になる部分(図5のD部分)が生じ、当該部分での磁力を高磁力に構成することができる。特に、図3に示すように、現像主極P1として機能する前記希土類マグネットブロック65の下流側の隣接極P2を高磁力に構成することができる。
これに対して、図6に示すように、前記希土類マグネットブロック65が、前記マグネットローラ6の磁気異方性の方向(図6のE方向)とほぼ平行な方向(図6のF方向)に配置されていると、前記希土類マグネットブロック65で形成される磁力線654の方向(図6のG方向)と前記マグネットローラ6の配向方向(E方向)とが直交するようになり(図6のH部分)、当該部分での磁力を高磁力に構成することができない。
前述したように、現像主極P1の下流側の隣接極P2の磁力が大きくなると、図3に示すように、マグネットローラ6の磁力によって現像領域41に搬送された現像剤が感光体ドラム23から離れる際に、現像剤の磁性キャリアが感光体ドラム23に付着することを防ぐことができる。そして、前記磁性キャリアの付着を防ぐことにより、高画質な画像を得ることができる。
本発明においては、前記マグネットローラ6の現像主極P1の下流側に位置する隣接極P2の磁束密度が、前記現像主極P1の磁束密度と同等にされているので、前記希土類マグネットブロック65で構成された現像主極P1だけでなく、前記希土類マグネットブロック65の下流側の隣接極P2も高磁力に構成することができる。そして、図3に示すように、現像領域41に搬送された現像剤が感光体ドラム23から離れる際に、現像剤が前記隣接極P2の高磁力を受けるようになり、そのために、現像剤の磁性キャリアが感光体ドラム23に付着することを防ぐことができ、よって、高画質な画像を得ることができる。
本発明に係る前記マグネットローラ6の成形方法について説明する。前述したように、前記マグネットローラ6は、該マグネットローラ6の中心軸61と直交する一方向(A方向)に磁気異方性を有する中実のローラで構成されている。
本発明においては、図7に示すように、前記マグネットローラ6が、磁性粉と高分子化合物とで構成される混合材料を一方向に配向磁場を有する射出成形金型7内に注入することによる射出成形によって成形されたものである。前記マグネットローラ6は、例えば、剛性の高いPA(ポリアミド)系の樹脂(高分子化合物)に異方性のマグネット粉(磁性粉)を混合させたプラスチックマグネットからなる材料を一方向に配向磁場を有する射出成形金型7内に注入することによる射出成形によって成形される。
前記射出成形金型7は、割型71、72から構成される二つ割の金型である。各割型71、72は、磁性体入子711、721と、非磁性体入子712、722とから構成されて、前記磁性体入子711、721の内側に前記非磁性体入子712、722が取り付けられている。そして、前記割型71、72同士が組合わさって、前記マグネットローラ6を成形するキャビティ73が構成されるようになっている。
前記一方の割型71には、成形されたマグネットローラ6を割型71から取り出すイジェクタピン74が設けられている。また、前記割型71、72のパーティングライン75部分には、前記マグネットローラ6を成形する際にマグネットローラ6の外周面に凹溝64を形成するためのスライドコマ76が設けられている。
前記マグネットローラ6を成形するには、前記射出成形金型7内に前記したPA(ポリアミド)系の樹脂(高分子化合物)に異方性のマグネット粉(磁性粉)を混合させたプラスチックマグネットからなる材料を注入することによる射出成形によって成形する。その際、前記一方の割型71の磁性体入子711から他方の割型72の磁性体入子721に向けた一方向の磁場の流れ77を有する磁場中成形とすることにより、前記材料中のマグネット粉が磁場の流れ77に沿って配向して、前記マグネットローラ6が一方向に磁気異方性を有するように成形される。
そして、図8(a)(b)(c)に示すように、磁場中成形により成形した前記マグネットローラ6の凹溝64内に、別に成形していた棒状の希土類マグネットブロック65を配置固定し、この希土類マグネットブロック65を配置したマグネットローラ6を着磁ヨーク8中に配置して、該マグネットローラ6を図5に示すような磁力を有するように多極に磁化する。
ここで、前記希土類マグネットブロック65の前記マグネットローラ6への固定には、接着剤を用いて接着する。また、前記希土類マグネットブロック65の配置固定を前記着磁ヨーク8による着磁後に行ってもよい。
本発明においては、前記マグネットローラ6が、磁性粉と高分子化合物とで構成される混合材料を一方向に配向磁場を有する射出成形金型7内に注入することによる射出成形によって成形されたものであるので、前記マグネットローラ6の射出成形金型7を一方向の磁場を有する簡潔な構造の金型とすることができ、そのために、金型の製造コストを低減させることができる。
また、前記マグネットローラ6を成形する際に、マグネットローラ6の軸部62及び本体部63を一体的に同時成形できるので、前記マグネットローラ6の製造工程を短縮させることができ、そのために、前記マグネットローラ6の加工コストの高騰を防ぐことができる。
本発明においては、前記現像剤担持体4を構成する前記現像スリーブ5が、短線状の線条材を回転磁場内に位置づけて、回転磁場により前記現像スリーブの外表面に前記線条材をランダムに衝突させて形成された多数の凹みを有している。
前記現像剤担持体4は、前記現像スリーブ5表面に現像剤を担持して、該現像剤を感光体ドラム23に搬送するために、前記現像スリーブ5の表面に粗面化処理を施している。そして、この粗面化処理によって、前記現像スリーブ5が、その外表面に多数の凹みを有している。この粗面化処理の方法として、サンドブラスト加工やビーズブラスト加工がある。
しかし、前記現像剤担持体4は、前記したように小径に構成されているので、前記現像剤担持体4の現像スリーブ5も小径に構成されており、この小径の現像スリーブ5の外表面に、前記サンドブラスト加工やビーズブラスト加工のような一方向から表面加工を施す粗面化処理を施すと、小径の現像スリーブ5に曲りが発生してしまい、実使用上で要求される振れ精度(20〜30μ)を達成することが難しいという問題があった。
そこで、すでに本発明者らが提案している現像スリーブ5の外表面の粗面化処理方法である、回転磁場内に位置づけられた短線状の線条材を現像スリーブ5の外表面にランダムに衝突させて現像スリーブ5の外表面に多数の凹みを形成する処理方法(以下、電磁ブラスト加工という)によれば、現像スリーブ5の外表面の周囲から同時に外表面の粗面化処理を施すことができ、そのために、曲がりのない高精度の小径の現像スリーブ5を得ることができる。
そして、本発明においては、前記現像スリーブ5が、短線状の線条材を回転磁場内に位置づけて、回転磁場により前記現像スリーブ5の外表面に前記線条材をランダムに衝突させて形成された多数の凹みを有しているので、曲がりのない高精度の小径の現像スリーブ5を得ることができ、また、現像剤の搬送量を均一にでき、そのために、濃度ムラのない高画質な画像を得ることができる。
図9は、本発明に係る現像剤担持体4を有する現像装置3及び該現像装置3を有するプロセスカートリッジ2を示し、前記プロセスカートリッジ2は、カートリッジケース21と、帯電ローラ22と、感光体ドラム23と、クリーニング装置24と、現像装置3とを有している。前記カートリッジケース21内には、前記帯電ローラ22、感光体ドラム23、クリーニング装置24、及び現像装置3が収容されている。前記カートリッジケース21は、後述する画像形成装置1に対して着脱自在に構成されている。前記プロセスカートリッジ2は、イエロー、マゼンタ、シアン、黒の各色に対応して、後述する画像形成装置1に4つ内蔵されている。
前記現像装置3は、現像剤供給部材31と、現像剤規制部材32と、前述した現像剤担持体4とを有している。前記現像剤供給部材31は、収容漕311と、撹拌部材312とを有しており、前記収容漕311内には、非磁性体のトナーと磁性キャリアとを混合した二成分現像剤313が収容されている。
前記現像装置3の現像剤担持体4は、前記感光体ドラム23と対向して配置されている。前記現像剤担持体4は、前記収容漕311内で撹拌された現像剤313をその表面に付着させる。そして、前記現像剤担持体4は、前記現像剤規制部材32で所望の厚さになった現像剤を前記感光体ドラム23に付着させる。即ち、前記現像剤担持体4は、その表面に付着して穂立ちした現像剤を感光体ドラム23と対向する現像領域41に搬送して、感光体ドラム23上の静電潜像を現像するようになっている。
本発明においては、前記現像装置3が、前述した現像剤担持体4を有しているので、現像装置3全体を小型に構成することができ、また、前記現像装置3の前記現像剤担持体4は、小径であっても、そのマグネットローラ6が高磁力で、かつ、その現像スリーブ5が高精度に構成されているので、十分な量の現像剤を均一に搬送することができ、そのために、濃度ムラのない高画質な画像を得ることができる。さらに、経年変化による現像剤の搬送量の低下を抑制できるとともに、現像スリーブ5の振れ精度を高く保つことができ、よって、形成される画像が薄くなることを防止できるとともに、画像のムラが生じることを防止して、高画質な画像を得ることができる。
本発明においては、前記プロセスカートリッジ2が、前述した現像装置3を有しているので、プロセスカートリッジ2全体を小型に構成することができ、また、前記現像装置3の前記現像剤担持体4は、小径であっても、そのマグネットローラ6が高磁力で、かつ、その現像スリーブ5が高精度に構成されているので、十分な量の現像剤を均一に搬送することができ、そのために、濃度ムラのない高画質な画像を得ることができる。さらに、経年変化による現像剤の搬送量の低下を抑制できるとともに、現像スリーブ5の振れ精度を高く保つことができ、よって、形成される画像が薄くなることを防止できるとともに、画像のムラが生じることを防止して、高画質な画像を得ることができる。
図10は、本発明に係る現像剤担持体4を有する現像装置3の現像剤313に使用される磁性キャリア9を示し、前記磁性キャリア9は、芯材91と、該芯材91の外表面を被覆した樹脂コート膜92と、樹脂コート膜92に分散されたアルミナ粒子93と、を備えている。前記現像装置3の現像剤313は、前記磁性キャリア9とトナーとで構成されている。
前記芯材91は、磁性材料としてのフェライトで構成されているとともに、球形に形成されている。樹脂コート膜92は、芯材91の外表面全体を被覆している。樹脂コート膜92は、アクリルなどの熱可塑性樹脂とメラミン樹脂とを架橋させた樹脂成分と、帯電調整剤とを含有している。この樹脂コート膜92は、弾力性と強い接着力を有している。アルミナ粒子93は、外径が樹脂コート膜92の厚みより大きな球形に形成されている。アルミナ粒子93は、樹脂コート膜92の強い接着力で保持されている。アルミナ粒子93は、樹脂コート膜92より磁性キャリア9の外周側に突出している。
前記磁性キャリア9の平均粒径は、20μm以上でかつ50μm以下である。磁性キャリア9の平均粒径が20μm未満であると、磁性キャリア9一つ一つの磁化度合が小さくなるために、磁性キャリア9が現像剤担持体4から受ける磁気的拘束力が弱くなり、該磁性キャリア9が感光体ドラム23に吸着しやすくなり、望ましくない。また、磁性キャリア9の平均粒径が50μmを超えると、磁性キャリア9と感光体ドラム23上の静電潜像との間の電界が疎になるため、均一な画像を得ることができず、画質が劣化するため、望ましくない。
本発明においては、前記現像剤313が、トナーと磁性キャリア9とを有するとともに、該磁性キャリア9の平均粒径が、20μm以上でかつ50μm以下であるので、磁性キャリア9が粒状度に優れており、ムラの少ない高画質な画像を得ることができる。
図11は、本発明の一実施形態に係る画像形成装置1を示し、前記画像形成装置1は、光書き込み手段11と、転写装置12と、定着装置13と、前述した現像装置3を有するプロセスカートリッジ2とを有している。
前記光書き込み手段11は、前記帯電ローラ22により帯電された前記感光体ドラム23の外周面に静電潜像を形成する。該静電潜像は、前記プロセスカートリッジ2の現像装置3のトナーにより現像されて、前記転写装置12により転写材としての転写紙上に転写される。前記定着装置13は、前記転写紙上に転写されたトナー像を定着させるようになっている。
本発明においては、前記画像形成装置1が、前述した現像装置3を有しているので、画像形成装置1全体を小型に構成することができ、また、前記現像装置3の前記現像剤担持体4は、小径であっても、そのマグネットローラ6が高磁力で、かつ、その現像スリーブ5が高精度に構成されているので、十分な量の現像剤を均一に搬送することができ、そのために、濃度ムラのない高画質な画像を得ることができる。さらに、経年変化による現像剤の搬送量の低下を抑制できるとともに、現像スリーブ5の振れ精度を高く保つことができ、よって、形成される画像が薄くなることを防止できるとともに、画像のムラが生じることを防止して、高画質な画像を得ることができる。
前述した実施形態には、本発明の代表的な実施形態を示したが、本発明は前記実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を逸脱しない範囲で種々変形することができる。
(実施例1)
異方性のSrフェライト粉に6PAを混合したプラスチックマグネット材料(戸田工業製、TP−S68)を用いて、樹脂温度300℃、射出圧220MPa、配向磁場0.7T中において磁場中射出成形を行うことにより、外周面軸方向に幅2mm×深さ2.5mmの凹溝を有する直径8.5mm×軸方向長さ300mmの中実のマグネットローラを成形した後、BHmax12のNd−Fe−B系のプラスチックマグネット材料からなる希土類マグネットブロックがマグネットローラの磁気異方性の方向とほぼ直交する方向に配置されるように、希土類マグネットブロックをマグネットローラの凹溝に配置固定し、ローラの周方向に5極着磁して、着磁したマグネットローラとした。外径10mm×内径9mmのアルミ材料(A6063)から構成される円筒体に、該円筒体の外表面に直径0.8mm×長さ5mmのSUS304からなる線条材を衝突させて粗面化(電磁ブラスト加工)することにより、表面粗さRz10μ、振れ精度12μの現像スリーブとした。そして、現像スリーブの内側にマグネットローラを配設して、現像剤担持体を得た。
(比較例1)
マグネットローラを配向磁場のない中で、直径5mmの芯金の外周に押出し成形し、#120の砥粒を用いたサンドブラスト加工によりスリーブを粗面化して、表面粗さRz10μ、振れ精度25μの現像スリーブとした以外は、実施例1と同様にして、現像剤担持体を得た。
(比較例2)
マグネットローラを配向磁場のない中で、直径5mmの芯金の外周に押出し成形した以外は、実施例1と同様にして、現像剤担持体を得た。
(比較例3)
#120の砥粒を用いたサンドブラスト加工によりスリーブを粗面化して、表面粗さRz10μ、振れ精度25μの現像スリーブとした以外は、実施例1と同様にして、現像剤担持体を得た。
以上、現像剤担持体を構成するマグネットローラについて、実施例1で使用した第1のマグネットローラと、比較例1及び比較例2で使用した第2のマグネットローラと、配向磁場のない中で射出成形した以外は実施例1と同様にして得た第3のマグネットローラ6と、について、磁気特性の評価を行った。その評価結果は、次の表1に示される。
Figure 0005043463
表1によれば、実施例1の第1のマグネットローラでは、小径であっても、一番高磁力に構成できることが確認できた。
また、現像剤担持体を構成する現像スリーブについて、実施例1で使用した第1の現像スリーブと、比較例1及び比較例3で使用した第2の現像スリーブと、について、スリーブ精度の比較を行なった。その評価結果は、次の表2及び図12のグラフに示される。
Figure 0005043463
表2及び図12によれば、サンドブラスト加工を用いた場合は、表面粗さが大きくなるとともに振れ精度が悪化して、実使用領域である表面粗さRz8μ以上、振れ精度30μ以下が達成不可能であるのに対し、電磁ブラスト加工を用いた場合は、表面粗さRz10μでも振れ精度は20μ以下であり、十分に実使用に耐えうることが確認できた。
また、実施例1、比較例1、比較例2、及び比較例3で得られた現像剤担持体を用いて、図13に示した現像装置で画像ムラ及び磁気キャリア付着の確認を行った。その評価結果は、次の表3に示される。
Figure 0005043463
表3によれば、実施例1の現像剤担持体では、小径であっても、高磁力で、画像ムラ、磁性キャリア付着などの不具合が無いことが確認できた。
本発明の一実施形態に係る現像剤担持体を示す図で、図1(a)は軸方向に沿った横断面図、図1(b)は軸方向に垂直な方向の縦断面図である。 本発明の一実施形態に係る現像剤担持体のマグネットローラを示す斜視図である。 本発明の一実施形態に係る現像剤担持体のマグネットローラを示す軸方向に垂直な方向の縦断面図である。 マグネットローラの磁気異方性の方向と、希土類マグネットブロックの配置方向との関係を示すグラフである。 希土類マグネットブロックの配向方向が、マグネットローラの磁気異方性の方向とほぼ直交する方向に配置されている場合の説明図である。 希土類マグネットブロックの配向方向が、マグネットローラの磁気異方性の方向とほぼ平行な方向に配置されている場合の説明図である。 本発明に係る現像剤担持体のマグネットローラを成形する金型の概略構成図である。 本発明に係る現像剤担持体のマグネットローラの製造工程を示す図で、図8(a)は磁場中成形によりマグネットローラを成形する工程、図8(b)は成形したマグネットローラに希土類マグネットブロック を配置固定する工程、図8(c)は希土類マグネットブロックを配置したマグネットローラを着磁する工程を示している。 本発明に係る現像剤担持体を有する現像装置、及び該現像装置を有するプロセスカートリッジを示す概略構成図である。 本発明に係る現像剤担持体を有する現像装置の現像剤に使用される磁性キャリアを示す断面図である。 本発明の一実施形態に係る画像形成装置を示す概略構成図である。 電磁ブラスト加工と、サンドブラスト加工と、を比較したグラフである。 本発明に係る現像剤担持体の性能確認に使用した現像装置の概略構成図である。
符号の説明
1 画像形成装置
2 プロセスカートリッジ
21 カートリッジケース
22 帯電ローラ
23 感光体ドラム
3 現像装置
31 現像剤供給部材
32 現像剤規制部材
313 現像剤
4 現像剤担持体
5 現像スリーブ
51 フランジ部
6 マグネットローラ
61 中心軸
62 軸部
63 本体部
64 凹溝
65 希土類マグネットブロック
654 磁力線
7 金型
71、72 割型
73 キャビティ
75 パーティングライン
77 磁場の流れ
8 着磁ヨーク
9 磁性キャリア
91 芯材
92 樹脂コート膜
93 アルミナ粒子
A方向 マグネットローラの磁気異方性の方向(配向方向)
B方向 希土類マグネットブロックの配置方向
B’方向 希土類マグネットブロックの配向方向
C方向 希土類マグネットブロックの磁力線の方向
P1 現像主極
P2 隣接極

Claims (9)

  1. 現像スリーブと、当該現像スリーブ内に配設されたマグネットローラと有する現像剤担持体において、
    (イ)前記マグネットローラが、該マグネットローラの中心軸と直交する一方向に磁気異方性を有する中実のローラで構成されるとともに、
    (ロ)前記マグネットローラの外周面軸方向に延びた凹溝内に希土類マグネットブロックが、配置され、そして、
    (ハ)前記希土類マグネットブロックの配向方向が、前記マグネットローラの磁気異方性の方向とほぼ直交する方向に配置されている、ことを特徴とする現像剤担持体。
  2. 前記マグネットローラの現像主極の下流側に位置する隣接極の磁束密度が、前記現像主極の磁束密度と同等にされていることを特徴とする請求項1記載の現像剤担持体。
  3. 前記マグネットローラが、磁性粉と高分子化合物とで構成される混合材料を一方向に配向磁場を有する射出成形金型内に注入することによる射出成形によって成形されたものであることを特徴とする請求項1又は2記載の現像剤担持体。
  4. 前記マグネットローラが、本体部と軸部とからなり、それらが一体成形されていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項記載の現像剤担持体。
  5. 前記現像スリーブが、短線状の線条材を回転磁場内に位置づけて、回転磁場により前記現像スリーブの外表面に前記線条材をランダムに衝突させて形成された多数の凹みを有していることを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項記載の現像剤担持体。
  6. 請求項1乃至のいずれか1項記載の現像剤担持体を有することを特徴とする現像装置。
  7. 現像剤が、トナーと磁性キャリアとを有するとともに、該磁性キャリアの平均粒径が、20μm以上でかつ50μm以下であることを特徴とする請求項記載の現像装置。
  8. 現像装置を少なくとも有するプロセスカートリッジにおいて、前記現像装置として、請求項又は記載の現像装置を有することを特徴とするプロセスカートリッジ。
  9. 現像装置を少なくとも有する画像形成装置において、前記現像装置として、請求項又は記載の現像装置を有することを特徴とする画像形成装置。
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