JP5292872B2 - 磁界発生部材、磁性粒子担持体、現像装置、プロセスカートリッジ、及び、画像形成装置 - Google Patents
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Description
希土類マグネットブロックであるマグネットブロック(長尺磁石成形体)201as1が、前記マグネットローラ(本体部)201aの溝にその円柱の軸に垂直な断面がコの字形状となるように配置された長尺の板状の補強部材201a1、及びL字状の補強部材201a2を介して固定されている構成であり、マグネットローラ201aの本体部(マグネットブロックや補強部材以外の部分)の胴部と軸部とは同一材料で形成されている。
<マグネットローラの作製>
磁性粉として異方性のSrフェライト粉にバインダーとして12−ナイロンを混合したプラスチックマグネット(戸田工業製)を用いて、樹脂温度300℃で0.6Tの磁場を一方向に印加しながら射出成形した。その後0.1Tの磁場を射出時とは逆方向に印加して、胴部直径8.5mm、胴部長さ313mmで、側面に長さが313mm(長さ方向はローラ軸方向に一致)、幅3.2mm、深さ2.6mmの溝を1つ有するマグネットローラを得た。この溝は、射出成型金型に凸形状の置き駒を配置することで形成した。
愛知製鋼株式会社製のマグファインMFP−13(異方性Ne−Fe−B系希土類磁石)950g秤量し、ポリエステル樹脂100重量部に対して、4級アンモニウム塩(帯電制御剤)1.5重量部、スチレンアクリル樹脂(低軟化点物質)1.5重量部、カーボンブラック2.0重量部が内添され、シリカ(ワッカーケミカル社製H2000)1.5重量部が外添されている熱可塑性樹脂を50g秤量し、ターブラーミキサーで22rpm、10分の条件で混練した。
外径10mm、内径9mmの筒形状のアルミニウム素管にカットワイヤ(外径φ0.8×長さ12mm、材質:ステンレス)を磁場中で衝突させて、素管表面にランダムな楕円形状の打痕を多数形成して現像スリーブとした。
非磁性金属材料として板厚0.3mmのSUS301−3/4Hのステンレス製板金を、L字型に曲げ加工し、幅3.1mm、深さ2.5mm、長さ313mmのL字型部材を得た。さらに、磁性金属材料として幅2.2mm、長さ313mm、板厚0.3mmのステンレスSUS420J2の板金を作製した。
上記のマグネットローラの溝部にL字型部材と板状部材とを、現像剤担持体としたときに現像時の現像スリーブの回転方向に対して、上流側の溝側面に磁性金属材料、下流側に非磁性金属材料が配置されるように、コの字型になるように配置し、その上に上記の希土類マグネットブロックを配置し、固定した。このマグネットローラの外周面に6つの電磁石を配置し、それぞれ通電量を変えて着磁させたところ、図6(a)に示す磁気特性(3軸プローブと3軸プローブ用ガウスメータ)によって測定)を得た。さらにマグネットローラに上記の現像スリーブを外挿して実施例1の現像剤担持体を得た。
実施例1同様に、ただし、補強部材として、板厚0.3mmのSUS420J2のステンレス製板金をL字型に曲げ加工して得た幅3.1mm、深さ2.5mm、長さ313mmのL字型補強部材と、幅2.2mm、長さ313mm、板厚0.3mmのSUS301-3/4Hの板状の補強部材とを用いて、着磁されたマグネットローラを得た。その磁気特性を図6(b)に示す。さらにこのマグネットローラに現像スリーブを外装して実施例2の現像剤担持体を得た。
実施例1同様に、ただし、補強部材として、板厚0.3mmのSUS301-3/4Hの板金をL字型に曲げ加工して得た幅1.55mm、深さ2.5mm、長さ313mmのL字型補強部材と、板厚0.3mmのSUS420J2の板金をL字型に曲げ加工して得た同寸法のL字型補強部材とを用いて、着磁されたマグネットローラを得た。その磁気特性を図6(c)に示す。さらにこのマグネットローラに現像スリーブを外装して実施例3の現像剤担持体を得た。
実施例1と同様に、ただし凸型の置き駒を2つ使用して、φ8.5mm×313mmで外周に幅3.2mm×深さ2.6mmの溝を2つ有するマグネットローラを得た。
実施例4と同様に、ただし板厚が0.3mmのSUS420J2の板金をL字型に曲げ加工し得た幅3.1mm、深さ2.5mm、長さ313mmのL字型補強部材2つと、幅2.2mm、長さ313、板厚0.3mmのSUS301-3/4Hの板状補強部材とを用いて、着磁されたマグネットローラを作製した。その磁気特性を図7(b)に示す。さらに実施例1同様に現像スリーブを外挿して実施例5の現像剤担持体を得た。
実施例1と同様に、ただし補強部材として、板厚0.3mmのSUS301−3/4Hの板金をコの字型に曲げ加工して得た幅3.1mm、深さ2.5mm、長さ313mmのコの字型補強部材を用いて、着磁されたマグネットローラを作製した。その磁気特性を図6(a)〜図6(c)、図7(a)〜図7(d)に破線で示す。さらに実施例1同様に現像スリーブを外挿して比較例1の現像剤担持体を得た。
実施例1と同様に、ただし補強部材として、板厚0.3mmのSUS301-3/4Hの幅2.2mm、長さ313mmの溝の側面に配置するための板状の補強部材(用)を2枚、板厚0.3mmのSUS420J2の幅3.1mm、長さ313mmの溝の低面に配置するための板状の補強部を用い、着磁されたマグネットローラを作製した。その磁気特性を図7(c)に示す。さらに実施例1同様に現像スリーブを外挿して比較例2の現像剤担持体を得た。
実施例2と同様に、ただし補強部材として、板厚0.3mmのSUS420J2の板金をコの字型に曲げ加工して得た幅3.1mm、深さ2.5mm、長さ313mmのコの字型補強部材を用い、着磁されたマグネットローラを作製した。その磁気特性を図7(d)に示す。さらに実施例1同様に現像スリーブを外挿して比較例3の現像剤担持体を得た。
(剛性試験)
実施例1〜5、及び比較例1〜3の現像スリーブを外挿する前のマグネットローラを、支点間距離300mmで支持し、中央部に3Nまでの荷重をかけたときの変位量(撓み量)をてこ式ダイヤルゲージで読み取り、荷重で撓み量を除した結果を剛性とした。この数値が小さいほど撓みにくく剛性が高い。(単位はμm/N)
実施例1〜5、及び、比較例1〜3の現像剤担持体の現像スリーブ表面の磁気特性を、3軸プローブと3軸プローブ用ガウスメータを用いて調べ、実施例1〜3、及び比較例1〜3は希土類マグネットを配置した磁極、実施例4〜5は希土類マグネットを配置した2つの磁極のうち、現像スリーブ回転方向上流側に位置する磁極のピーク磁束密度を磁束密度とした。
実施例1〜5、及び、比較例1〜3の現像剤担持体を現像装置に組み付け、この現像装置をプロセスカートリッジに取り付けてランニング試験を行い、感光体ドラム上のキャリアを計測した。その後、プロセスカートリッジを画像形成装置に組み込み画像を出力した。そのときの感光ドラムを目視で観察し、キャリア付着余裕ランクを評価した。すなわち、感光ドラムにキャリア付着がない(感光体ドラム上にキャリアがない)ときを充分として”◎ ”、キャリア付着がほとんどなく、画像に影響がなかったときを充分として”○”、キャリア付着がわずかにあるが、画像に影響しないレベルであるときを充分として”△”、キャリア付着が多く、そのキャリア付着により画像に影響が出るレベルを不充分として”×”としてそれぞれ評価した。
201 マグネットローラ
201a1、201a2 補強部材
201as1 マグネットブロック(長尺磁石成形体)
202 現像スリーブ
204a、204b 現像剤担持体
205 現像剤規制部材
206a〜206c 攪拌部材
207a〜207c 現像剤収容槽
211 像担持体
Claims (9)
- 円柱状の本体部と、該円柱状の本体部の外周面にその軸方向に沿って設けられた横断面が矩形状の本体部の溝と、該本体部の溝に固定される長尺磁石成形体と、を有する磁界発生部材において、
前記長尺磁石成形体が、前記本体部の溝に前記円柱の軸に垂直な断面がコの字形状となるように配置された長尺の板状の補強部材、及び/または、長尺のL字状の補強部材を介して固定されており、かつ、
前記本体部の溝の2つの側壁に配された前記補強部材のうち、一方の補強部材が非磁性体から構成され、他方の補強部材が磁性体から構成されていることを特徴とする磁界発生部材。 - 前記本体部の溝の底面部に配された補強部材が、磁性体により構成されていることを特徴とする請求項1に記載の磁界発生部材。
- 前記補強部材が、金属により構成されていることを特徴とする請求項1または請求項2記載の磁界発生部材。
- 前記請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の磁界発生部材と、該磁界発生部材を内包して配設される円筒形状の中空体と、を有していることを特徴とする現像剤担持体。
- 前記補強部材が、前記現像剤担持体の現像極部長尺磁石成形体の側面及び底面に配されており、かつ、
該補強部材のうち、前記円筒形状の中空体の現像時回転方向における上流側の側面に配された補強部材が磁性体により構成され、かつ、下流側の側面に配された補強部材が非磁性体により構成されていることを特徴とする請求項4に記載の現像剤担持体。 - 前記補強部材が、前記現像剤担持体の現像極に対して前記円筒形状の中空体の現像時回転方向における下流側に配置された現像剤搬送極部の長尺磁石成形体の側面及び底面に配されており、かつ、
該補強部材のうち、前記円筒形状の中空体の現像時回転方向における上流側の側面に配された補強部材が非磁性体により構成され、かつ、下流側の側面に配された補強部材が磁性体により構成されていることを特徴とする請求項4に記載の現像剤担持体。 - 請求項4ないし請求項6のいずれか1項に記載の現像剤担持体を有していることを特徴とする現像装置。
- 請求項7に記載の現像装置を有していることを特徴とするプロセスカートリッジ。
- 請求項8に記載のプロセスカートリッジを有していることを特徴とする画像形成装置。
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