JP2005186782A - 乗用型作業車 - Google Patents

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Abstract

【課題】 乗用型作業車において、操縦者が機体から降りて機体の外側から操縦する形態の場合、機体の停止及び発進が容易に行えるように構成する。
【解決手段】 操作ペダル14を踏み位置に操作すると、主クラッチが遮断状態に操作され、走行用の無段変速装置が中立停止位置の付近の所定の低速位置に操作されるように構成する。機体の外側から操作ペダル14を踏み位置に操作自在な操作レバー17を、操作ペダル14よりも前方に延出させて備える。
【選択図】 図2

Description

本発明は、走行用の無段変速装置を備えた乗用型作業車に関する。
乗用型作業車の一例である乗用型田植機では、特許文献1に開示されているように、走行用の無段変速装置及びブレーキペダル(特許文献1の図11中の25)を備えた場合、走行用の無段変速装置が高速側に操作されての走行中に、ブレーキペダルが踏み位置に操作されると、走行用のブレーキが制動側に操作されるのに加えて、走行用の無段変速装置が中立停止位置に操作されるように構成されたものがある。
前述のように、走行用のブレーキが制動側に操作されて機体が停止した場合、走行用の無段変速装置が高速側に残されていると、エンジンが停止してしまうので、特許文献1の構造では、ブレーキペダルが踏み位置に操作されると、走行用のブレーキが制動側に操作されるのに加えて、走行用の無段変速装置が中立停止位置に操作されるように構成することにより、エンジンの停止を回避している。
特開2002−225594号公報(図11〜図14)
乗用型作業車の一例である乗用型田植機では、操縦者が機体に乗車した状態で操縦する形態に加えて、操縦者が機体から降りて機体の外側から操縦する形態がある。
この場合、操縦者が機体から降りて機体の外側から操縦する形態において、特許文献1の構造によると、機体の外側の操縦者が例えばブレーキペダルを踏み位置に操作して機体を停止させると、走行用の無段変速装置が中立停止位置に操作されるので、機体の外側の操縦者がブレーキペダルを戻し操作して、機体を再び発進させようとしても、走行用の無段変速装置が中立停止位置に操作されており機体は発進しない。
従って、機体の外側の操縦者はブレーキペダルを戻し操作してから、走行用の無段変速装置を中立停止位置から低速位置に操作して、機体を発進させなければならない。これにより、特許文献1の構造によると、機体の外側の操縦者がブレーキペダルを踏み位置に操作して再び戻し操作する度に、走行用の無段変速装置を中立停止位置から低速位置に操作して、機体を発進させなければならず、操作性を面で改善の余地がある。
本発明は乗用型作業車において、操縦者が機体から降りて機体の外側から操縦する形態の場合、機体の停止及び発進が容易に行えるように構成することを目的としている。
[I]
(構成)
本発明の第1特徴は、乗用型作業車において次のように構成することにある。
エンジンの動力を主クラッチから走行用の無段変速装置に伝達するように構成し、主クラッチを伝動及び遮断状態に操作自在な操作ペダルを備える。操作ペダルを踏み位置に操作すると、主クラッチが遮断状態に操作され、走行用の無段変速装置が中立停止位置の付近の所定の低速位置に操作されるように、操作ペダルと走行用の無段変速装置とを連係する。機体の外側から操作ペダルを踏み位置に操作自在な操作レバーを、操作ペダルよりも前方に延出させて備える。
(作用)
本発明の第1特徴によると、操縦者が機体から降りて機体の外側から操縦する形態において、機体の外側の操縦者が操作ペダルを踏み位置に操作すると、主クラッチが遮断状態に操作され、走行用の無段変速装置が中立停止位置の付近の所定の低速位置に操作されて機体が停止する。この後、機体の外側の操縦者が操作ペダルを戻し操作すると、主クラッチが伝動状態に操作されるのであるが、走行用の無段変速装置が所定の低速位置に操作されているので、機体は低速で発進することになる。
このように本発明の第1特徴によると、機体の外側の操縦者が操作ペダルを踏み位置に操作して再び戻し操作する際に、特許文献1の構造のように走行用の無段変速装置を中立停止位置から低速位置に操作しなくても、機体を低速で発進させることができる。
本発明の第1特徴によれば、操作ペダルを踏み位置に操作すると、走行用の無段変速装置が中立停止位置に操作されないが(走行用の無段変速装置が中立停止位置の付近の所定の低速位置に操作されるが)、エンジンと走行用の無段変速装置との間の主クラッチが遮断状態に操作されるので、エンジンが停止することはない。
本発明の第1特徴によると、機体の外側から操作ペダルを踏み位置に操作自在な操作レバーが、操作ペダルよりも前方に延出させて備えられているので、機体の外側の操縦者があまり手を延ばさなくても操作レバーを持つことができ、操作レバーによって操作ペダルを楽に踏み位置に操作することができる。
(発明の効果)
本発明の第1特徴によると、乗用型作業車において、操縦者が機体から降りて機体の外側から操縦する形態の場合、機体の外側の操縦者が操作ペダルを踏み位置に操作して再び戻し操作する際に、走行用の無段変速装置を中立停止位置から低速位置に操作しなくても機体を低速で発進させることができるようになり、機体の停止及び発進が容易に行えるようになって、乗用型作業車の操作性を向上させることができた。
本発明の第1特徴によると、操縦者が機体から降りて機体の外側から操縦する形態の場合、機体の外側の操縦者があまり手を延ばさなくても操作レバーを持つことができ、操作レバーによって操作ペダルを楽に踏み位置に操作することができるようになって、この点においても乗用型作業車の操作性を向上させることができた。
[II]
(構成)
本発明の第2特徴は、本発明の第1特徴の乗用型作業車において次のように構成することにある。
走行用のブレーキを備えて、操作ペダルが踏み位置に操作されると、走行用のブレーキが制動側に操作されるように、操作ペダルと走行用のブレーキとを連係する。
(作用)
本発明の第2特徴によると、本発明の第1特徴と同様に前項[I]に記載の「作用」を備えており、これに加えて以下のような「作用」を備えている。
本発明の第2特徴によれば、操作ペダルが踏み位置に操作されると、主クラッチが遮断状態に操作され、走行用の無段変速装置が中立停止位置の付近の所定の低速位置に操作されるのに加えて、走行用のブレーキが制動側に操作されるので、機体の停止が確実に行われる。
(発明の効果)
本発明の第2特徴によると、本発明の第1特徴と同様に前項[I]に記載の「発明の効果」を備えており、これに加えて以下のような「発明の効果」を備えている。
本発明の第2特徴によれば、操作ペダルが踏み位置に操作されると、機体の停止が確実に行われるようになって、乗用型作業車の操作性を向上させることができた。
[III]
(構成)
本発明の第3特徴は、本発明の第1又は第2特徴の乗用型作業車において次のように構成することにある。
走行用の無段変速装置を操作するもので人為的に操作される変速操作具を備えて、操作ペダルが踏み位置に操作されると、走行用の無段変速装置の所定の低速位置に対応する操作位置に変速操作具が操作されるように、操作ペダルと変速操作具とを連係する。
(作用)
本発明の第3特徴によると、本発明の第1又は第2特徴と同様に前項[I][II]に記載の「作用」を備えており、これに加えて以下のような「作用」を備えている。
走行用の無段変速装置を備えた場合、走行用の無段変速装置を操作するもので人為的に操作される変速操作具(変速レバーや変速ペダル等)を備えることが多い。
本発明の第3特徴によれば、操作ペダルが踏み位置に操作されると、主クラッチが遮断状態に操作され、走行用の無段変速装置が中立停止位置の付近の所定の低速位置に操作されるのに加えて、走行用の無段変速装置の所定の低速位置に対応する操作位置に変速操作具が操作されるので、操縦者は変速操作具の移動を目視することによって、走行用の無段変速装置が所定の低速位置に操作されたことを認識することができる。
(発明の効果)
本発明の第3特徴によると、本発明の第1又は第2特徴と同様に前項[I][II]に記載の「発明の効果」を備えており、これに加えて以下のような「発明の効果」を備えている。
本発明の第3特徴によると、操作ペダルが踏み位置に操作された場合、操縦者が変速操作具の移動を目視することによって、走行用の無段変速装置が所定の低速位置に操作されたことを認識することができるので、走行用の無段変速装置の状態の操縦者の誤解を少なくすることができて、操縦者の誤解による誤操作を少なくすることができた。
[IV]
(構成)
本発明の第4特徴は、本発明の第1〜第3特徴の乗用型作業車のうちのいずれか一つにおいて次のように構成することにある。
操作ペダルを踏み位置で保持及び保持解除自在な保持部材を備える。
(作用)
本発明の第4特徴によると、本発明の第1〜第3特徴のうちのいずれか一つと同様に前項[I]〜[III]に記載の「作用」を備えており、これに加えて以下のような「作用」を備えている。
本発明の第4特徴によると、操縦者が機体から降りて機体の外側から操縦する形態において、機体の外側の操縦者が操作ペダルを踏み位置に操作した場合、保持部材により操作ペダルを踏み位置に保持してやることにより、機体の外側の操縦者が手を離しても、機体の停止を維持することができる。
(発明の効果)
本発明の第4特徴によると、本発明の第1〜第3特徴のうちのいずれか一つと同様に前項[I]〜[III]に記載の「発明の効果」を備えており、これに加えて以下のような「発明の効果」を備えている。
本発明の第4特徴によると、機体の外側の操縦者が操作ペダルを踏み位置に操作した場合、保持部材により操作ペダルを踏み位置に保持してやることにより、機体の外側の操縦者が手を離しても、機体の停止を維持することができるようになって、乗用型作業車の操作性を向上させることができた。この場合、機体に乗車した操縦者も同様に、保持部材により操作ペダルを踏み位置に保持することができる。
[V]
(構成)
本発明の第5特徴は、本発明の第1〜第4特徴の乗用型作業車のうちのいずれか一つにおいて次のように構成することにある。
走行用の無段変速装置が静油圧式無段変速装置である。
(作用)
本発明の第5特徴によると、本発明の第1〜第4特徴のうちのいずれか一つと同様に前項[I]〜[IV]に記載の「作用」を備えており、これに加えて以下のような「作用」を備えている。
静油圧式無段変速装置は一般に、中立停止位置から最高速位置まで無段階に連続的に操作することができるので、静油圧式無段変速装置(走行用の無段変速装置)において、中立停止位置の付近の所定の低速位置を現出することが容易に確実に行われる。
(発明の効果)
本発明の第5特徴によると、本発明の第1〜第4特徴のうちのいずれか一つと同様に前項[I]〜[IV]に記載の「発明の効果」を備えており、これに加えて以下のような「発明の効果」を備えている。
本発明の第5特徴によると、走行用の無段変速装置を静油圧式無段変速装置とすることにより、中立停止位置の付近の所定の低速位置を現出することが容易に確実に行われるので、乗用型作業車の操作性を向上させることができた。
[1]
図1に示すように、前輪1及び後輪2で支持された機体に運転部3が備えられており、機体の後部にリンク機構4及び油圧シリンダ5を介して苗植付装置6が昇降駆動自在に支持されて、乗用型田植機が構成されている。
図1及び図2に示すように、苗植付装置6は4条植型式に構成されており、2個の伝動ケース21、伝動ケース21の後部の右及び左の横側部に回転駆動自在に支持された植付ケース22、植付ケース22の両端に備えられた一対の植付アーム23、接地フロート24、及び苗が載置される苗のせ台25等を備えて構成されている。これにより、苗のせ台25が左右に往復横送り駆動されるのに伴って、植付ケース22が回転駆動され、苗のせ台25の下部から植付アーム23が交互に苗を取り出して田面に植え付ける。
図1及び図2に示すように、運転部3においてフロア7の後方の上方に運転座席8が備えられており、運転座席8の後側に肥料を貯留するホッパー26、繰り出し部27及びブロア28が備えられている。接地フロート24に作溝器29が備えられて、繰り出し部27と作溝器29とに亘ってホース30が接続されている。これにより、前述のような苗の植え付けに伴って、ホッパー26から肥料が所定量ずつ繰り出し部27によって繰り出されて、ブロア28の送風により肥料がホース30を通って作溝器29に供給されるのであり、作溝器29を介して肥料が田面に供給される。
図1,6,9に示すように、フロア7の下側にミッションケース16が備えられ、ミッションケース16の前部の左横側部に静油圧式無段変速装置31が連結されており、ミッションケース16に連結された前フレーム19にエンジン101が支持されている。エンジン101の動力が伝動ベルト32を介して静油圧式無段変速装置31の入力プーリー31aに伝達され、静油圧式無段変速装置31の動力がミッションケース16に内装された副変速装置(図示せず)に伝達されて前輪1に伝達されており、副変速装置の動力がミッションケース16に内装された右及び左のサイドクラッチ(図示せず)介して後輪2に伝達されている。
静油圧式無段変速装置31は、中立位置、前進の高速側及び後進の高速側に無段階に変速自在に構成されており、副変速装置は高低2段に変速自在なギヤ変速式に構成されている。静油圧式無段変速装置31から分岐した動力が、ミッションケース16に内装された植付クラッチ76(図10参照)を介して苗植付装置6に伝達されており、静油圧式無段変速装置31から分岐した動力が、ミッションケース16に内装された施肥クラッチ77(図10参照)を介して繰り出し部27(図1参照)に伝達されている。
[2]
次に、運転部3の付近の構造について説明する。
図1,2,3に示すように、フロア7の後方の上方に運転座席8が備えられ、エンジン101を覆うボンネット9がフロア7の前方に備えられており、ボンネット9の右及び左の横側部に、フロア7につながる右及び左のステップ10が備えられている。ボンネット9は後述するハンドルポスト57([3]及び図6参照)に固定された上部9c、フロア7に着脱自在に取り付けられた後部9b、及び上下に開閉自在及び着脱自在に上部9cに取り付けられた前部9aを備えて構成されている。
図1,2,3に示すように、前輪1を操向操作する操縦ハンドル11がボンネット9の上部に備えられており、ボンネット9の上部において操縦ハンドル11の右の横側部に、エンジン101のアクセル部を操作するアクセルレバー15及び昇降レバー12が備えられ、操縦ハンドル11の左の横側部に、静油圧式無段変速装置31を操作する主変速レバー13が備えられられている。ボンネット9の後面における左の横側部に、副変速装置を操作する副変速レバー(図示せず)が備えられている。右及び左のステップ10の横外側に支持フレーム33が備えられて、支持フレーム33に複数の予備苗のせ台39が横外向きに備えられている。
図1,2,3に示すように、前フレーム19の横軸芯P1周りに正面視逆U字状の操作アーム20が揺動自在に支持されており、操作アーム20が上方に起立した格納位置及び機体の前部から前方に出た作業位置に亘り揺動操作自在に構成されている。操作アーム20を機体の前部から前方に出た作業位置に操作すると、前輪1及び操縦ハンドル11が直進位置で保持され、図1に示すように、操作アーム20を上方に起立した格納位置に操作すると、前輪1及び操縦ハンドル11の保持が解除されるように構成されている。
図1,2,4に示すように、フロア7の右及び左の横側部に複数の凸部を備えた滑り止め部7aが一体的に形成され、フロア7の右及び左の後部の上部に複数の凸部を備えた滑り止め部7bが一体的に形成されている。フロア7の右及び左の前部に連結孔7cが備えられ、フロア7の右の前部に四角形状の切欠き部7dが形成されている。右及び左のステップ10は前部で接続されており、右及び左のステップ10の前部に複数の凸部を備えた滑り止め部10aが一体的に形成され、右及び左のステップ10の後部に連結孔10b,10cが前後に備えられ、右のステップ10の後部に四角形状の切欠き部10dが形成されている。後述するロックレバー18([11]参照)が、右のステップ10に備えられている。
以上の構造により、図1,2,4,5(イ)に示すように、フロア7の連結孔7cと右及び左のステップ10の連結孔10bとがボルトによって連結されて、フロア7と右及び左のステップ10が機体に取り付けられており、フロア7と右及び左のステップ10とに亘ってフロアマット100が載せられている。後述するハンドルポスト57([3]及び図6参照)にボンネット9の上部9cが固定され、フロア7にボンネット9の後部9bが取り付けられて、ボンネット9の前部9aがボンネット9の上部9cに取り付けられる。逆にボンネット9の前部9a及び後部9bを取り外し、フロア7の連結孔7cと右及び左のステップ10の連結孔10bとの連結を外すことにより、フロア7と右及び左のステップ10とを別々に機体から取り外すことができる。
この場合、図2及び図4に示すように、フロア7及び右のステップ10の切欠き部7d,10dによって形成される四角の開口部が大きなものになるので、フロアマット100の開口部100aによって、フロア7及び右のステップ10の切欠き部7d,10dによって形成される四角の開口部の前部が少し隠されて小さなものになっている。後述する操作ペダル14([9]及び図2参照)が、フロア7及び右のステップ10の切欠き部7d,10dによって形成される四角の開口部(フロアマット100の開口部100a)を通って上方に延出されている。
[3]
次に、昇降レバー12について説明する。
図7及び図8に示すように、ミッションケース16の上部にパワーステアリング機構34が固定され、板材を箱状に折り曲げて構成されたハンドルポスト57がパワーステアリング機構34の上部に固定されており、ハンドルポスト57の上部に操縦ハンドル11が支持されて、操縦ハンドル11がボンネット9の上部に位置している。これにより、操縦ハンドル11によりパワーステアリング機構34を介して前輪1を操向操作する。機体左右方向に向く支持軸58がハンドルポスト57に貫通して固定され、支持軸58がハンドルポスト57から右及び左横方に突出している。図11及び図12に示すように、円筒軸59が支持軸58の横軸芯P2周りに相対回転自在に外嵌されており、板材をコ字状に折り曲げて構成された支持ブラケット60が円筒軸59に固定されている。昇降レバー12が支持ブラケット60の軸芯P3周りに揺動自在に支持されている。
図7,8,11,12に示すように、昇降レバー12は、機体前後方向に沿って上昇位置、中立位置、下降位置及び植付位置に操作自在であり、円筒軸59に係合板62が固定され、係合板62とハンドルポスト57とに亘ってダンパー部材63が接続されて、ダンパー部材63により昇降レバー12が上昇位置(図11の紙面反時計方向)に付勢されている。ハンドルポスト57に操作軸64が、機体左右方向の横軸芯P4周りに回転自在に支持され、操作軸64に操作アーム64aが固定されており、操作アーム64aを上方(操作軸64を図11の紙面反時計方向)に付勢するバネ65が備えられている。これにより、操作アーム64aの先端のローラー64bが係合板62の3個の凹部62aに入り込むことによって、ダンパー部材63の付勢力に抗して昇降レバー12が中立位置、下降位置及び植付位置に保持される。
この場合、図14(イ)(ロ)に示すように、ハンドルポスト57にレバーガイド85が固定されており、レバーガイド85のハンドルポスト57が挿入される開口に隣接する部分に切欠き部85aが形成されて、レバーガイド85の後端に切欠き部85bが形成されている。係合板62の上部に2つの接続孔62b,62cが開口されている。これにより、ダンパー部材63をハンドルポスト57に取り付けてレバーガイド85の切欠き部85aに挿入し、係合板62の接続孔62bに接続する。
図14(イ)(ロ)に示すように、ダンパー部材63をハンドルポスト57に取り付けた後、誤ってダンパー部材63をレバーガイド85の切欠き部85bに位置させても、ダンパー部材63を係合板62に接続孔62bに接続することはできない。ダンパー部材63をハンドルポスト57に取り付けてレバーガイド85の切欠き部85aに挿入した後、誤ってダンパー部材63を係合板62の接続孔62cに接続したとしても、ダンパー部材63の作動ストロークの限界から、後述する[8]に記載のように、操作軸64の操作アーム64a及びローラー64bが係合板62の凹部62aから下方に離れた際に、ダンパー部材63の付勢力によって昇降レバー12が上昇位置に操作されない。以上の構造により、ダンパー部材63の取付間違いが少なくなる。
図1及び図2に示すように、次の植付行程の指標を田面に形成する右及び左のマーカー35が苗植付装置6の右及び左の横側部に備えられており、右及び左のマーカー35は、田面に突入する作業姿勢(図1参照)及び田面から上方に持ち上げられた格納姿勢(図2参照)に操作自在に構成されている。苗植付装置6が田面から大きく上昇駆動されると、右及び左のマーカー35が格納姿勢に操作されて、右及び左のロック機構(図示せず)により右及び左のマーカー35が格納姿勢に保持されるのであり、苗植付装置6を田面まで下降駆動しても、右及び左のロック機構により右及び左のマーカー35が格納姿勢に保持されている。
図8,11,12に示すように、操作板36に操作軸37が固定されて、操作軸37が支持ブラケット60の軸芯P7周りに揺動自在に支持されており、前述の右及び左のロック機構と操作板36とに亘ってワイヤ38が接続されている。昇降レバー12に操作ピン12aが備えられて、昇降レバー12の操作ピン12aが操作板36に係合している。図11,12,13(イ)に示すように、細長い線状のバネ材が折り曲げられて戻しバネ40が形成されており、戻しバネ40が昇降レバー12の基部、操作軸37及び昇降レバー12の操作ピン12aに亘って取り付けられている。これにより、図13(イ)に示すように、昇降レバー12が戻しバネ40により軸芯P3周りの中央位置に付勢されており、図13(ロ)に示すように、植付位置において戻しバネ40の付勢力に抗して(昇降レバー12の操作ピン12aにより戻しバネ40を開くようにして)、昇降レバー12を右又は左に操作することにより、ワイヤ38を介して右又は左のロック機構が解除操作されて右又は左のマーカー35が作業姿勢に操作される。
[4]
次に、昇降レバー12と制御弁66との連係について説明する。
図7,8,10,11に示すように、油圧シリンダ5(図1参照)に作動油を給排操作する制御弁66がミッションケース16の右の横側部に固定されており、制御弁66のスプール66aが前方に突出している。図11に示す状態は制御弁66のスプール66aが中立位置に位置している状態で、油圧シリンダ5が停止しており、制御弁66のスプール66aが押し込まれると(制御弁66(スプール66a)の上昇位置)(図11の紙面左方)、油圧シリンダ5に作動油が供給され、油圧シリンダ5が収縮作動して、苗植付装置6が上昇駆動される。制御弁66のスプール66aが突出すると(制御弁66(スプール66a)の下降位置)(図11の紙面右方)、油圧シリンダ5から作動油が排出され、油圧シリンダ5が伸長作動して、苗植付装置6が下降駆動されるのであり、制御弁66に内装されたバネ(図示せず)により、制御弁66のスプール66aが突出側(制御弁66(スプール66a)の下降位置)に付勢されている。
図8,10,11に示すように、制御弁66の機体左右方向の横軸芯P5周りに、側面視で扇型の第1操作板67が揺動自在に支持されており、円筒軸59に固定された操作アーム59aに連係ロッド69が接続され、連係ロッド69の端部69aが第1操作板67の円弧状の長孔67aに挿入されている。ミッションケース16の縦軸芯P6周りに、平面視でT字状の第1操作部材71、及び平面視でL字状の第2操作部材72が互いに独立に揺動自在に支持されており、第1操作板67に接続された連係ロッド70の端部70aが第2操作部材72に接続され、第1操作部材71の円弧状の長孔71aに挿入されている。
図10に示すように、植付クラッチ76を伝動状態及び遮断状態に操作する操作ピン47がミッションケース16から突出して、第1操作部材71が操作ピン47の端部に接続されており、第1操作部材71を図11の紙面反時計方向(操作ピン47が挿入されて、植付クラッチ76が遮断状態となる方向)に付勢するバネ73が備えられている。施肥クラッチ77を伝動状態及び遮断状態に操作する操作軸55がミッションケース16から突出して、操作軸55の端部に固定された操作アーム55aと第2操作部材72とに亘って連係ロッド74が接続されており、第2操作部材72を図11の紙面反時計方向(操作軸55が回転操作されて、施肥クラッチ77が遮断状態となる方向)に付勢するバネ75が備えられている。
図8,10,11に示すように、側面視で扇型の第2操作板68が横軸芯P5周りに第1操作板67とは独立に揺動自在に支持されており、連係ロッド69の端部69aが第2操作板68の円弧状の長孔68aに挿入されて、第2操作板68の下部68bが制御弁66のスプール66aに対向している。苗植付装置6において、中央の接地フロート24(図1及び図2参照)が苗植付装置6に上下動自在に支持されて、中央の接地フロート24が田面に接地追従するように構成されている。中央の接地フロート24と第2操作板68とに亘って連係ロッド79が接続されており、苗植付装置6に対する中央の接地フロート24の上下位置が連係ロッド79を介して第2操作板68に伝達される。
[5]
次に、昇降レバー12を中立位置、上昇位置及び下降位置に操作した場合について説明する。
図10及び図11に示す状態は昇降レバー12を中立位置に操作している状態であり、制御弁66(スプール66a)が中立位置に操作されて、油圧シリンダ5が停止し、植付及び施肥クラッチ76,77が遮断状態に操作されて、苗植付装置6が停止し、繰り出し部27が停止している。連係ロッド69の端部69aが第1操作板67の長孔67aの中程に位置し、第2操作板68の長孔68aの下端に位置している。
図10及び図11に示す状態から昇降レバー12を上昇位置に操作すると、連係ロッド69及び第2操作板68を介して、制御弁66が上昇位置に操作されて(制御弁66のスプール66aが押し込まれて)、油圧シリンダ5に作動油が供給され、油圧シリンダ5が収縮作動して、苗植付装置6が上昇駆動される。この場合、第1操作板67の長孔67aの融通作用により第1操作板67は操作されず、植付及び施肥クラッチ76,77が遮断状態に操作されている。
前述のように苗植付装置6が上昇駆動されて、苗植付装置6が上限位置に達すると、リンク機構4に接続された連係ロッド(図示せず)により、連係ロッド79が図11の紙面左方に操作されて、制御弁66が中立位置に操作され(制御弁66のスプール66aが突出して)、連係ロッド69及び第2操作板68を介して、昇降レバー12が中立位置に操作されて、苗植付装置6が上限位置で自動的に停止する。
苗植付装置6が田面から上昇駆動されている状態において、昇降レバー12を下降位置に操作すると、連係ロッド69の端部69aが第2操作板68の長孔68aの下端から上方に離れようとするが、苗植付装置6に対して中央の接地フロート24が下降し、連係ロッド79が図11の紙面左方に引き操作されて、第2操作板68が連係ロッド69に追従するように揺動して、制御弁66が下降位置に操作される(制御弁66のスプール66aが突出する)。これにより、油圧シリンダ5から作動油が排出され、油圧シリンダ5が伸長作動して、苗植付装置6が下降駆動される。この場合、第1操作板67の長孔67aの融通作用により第1操作板67は操作されず、植付及び施肥クラッチ76,77が遮断状態に操作されている。
前述のように昇降レバー12を下降位置に操作した状態で、苗植付装置6が下降駆動されて、中央の接地フロート24が田面に接地すると、苗植付装置6に対し中央の接地フロート24が上昇して、連係ロッド79が図11の紙面右方に操作され、第2操作板68により制御弁66が中立位置に操作されて(制御弁66のスプール66aが押し込まれて)(図11参照)、油圧シリンダ5が停止し、苗植付装置6が田面で停止する。この場合、第1操作板67の長孔67aの融通作用により第1操作板67は操作されず、植付及び施肥クラッチ76,77が遮断状態に操作されている。
これ以後、中央の接地フロート24が田面に接地追従するのであり、田面(中央の接地フロート24)に対して苗植付装置6が上下動すると、苗植付装置6に対して中央の接地フロート24が上下動することになり、連係ロッド79及び第2操作板68を介して、制御弁66(スプール66a)が操作される。これにより、苗植付装置6が田面(中央の接地フロート24)から設定高さに維持されるように、制御弁66(スプール66a)が操作され、油圧シリンダ5が伸縮作動して、苗植付装置6が自動的に昇降駆動されて、苗植付装置6が見掛け上で田面に停止したような状態になる(自動昇降制御)。この場合、第1操作板67の長孔67aの融通作用により第1操作板67は操作されず、植付及び施肥クラッチ76,77が遮断状態に操作されている。
[6]
次に、昇降レバー12を植付位置に操作した場合について説明する。
前項[5]に記載のように、昇降レバー12を下降位置に操作して苗植付装置6が田面まで下降駆動された状態で、昇降レバー12を植付位置に操作すると、図10及び図11に示すように、連係ロッド69の端部69aが第1操作板67の長孔67aの上端に達して、第1操作板67が横軸芯P5周りに紙面反時計方向に操作される。
これにより、図10に示すように、連係ロッド70により第1及び第2操作部材71,72が縦軸芯P6周りに紙面時計方向に操作され、操作ピン47が抜き操作されて、植付クラッチ76が伝動状態に操作され、連係ロッド74により操作軸55が回転操作されて施肥クラッチ77が伝動状態に操作される。従って、苗植付装置6が苗の植え付けを開始し、繰り出し部27が肥料の繰り出しを開始する。この場合、第2操作板68の長孔68aの融通作用により第2操作板68は操作されず、前項[5]に記載の自動昇降制御がそのまま行われるのであり、苗植付装置6が田面(中央の接地フロート24)から設定高さに維持されて、植付アーム23による苗の植付深さが設定値に維持される。
図13(イ)(ロ)に示すように、昇降レバー12を植付位置に操作した後、前項[3]に記載のように、戻しバネ40の付勢力に抗して(昇降レバー12の操作ピン12aにより戻しバネ40を開くようにして)、昇降レバー12を右又は左に操作することによって、ワイヤ38を介して右又は左のロック機構が解除操作されて、右又は左のマーカー35が作業姿勢に操作される。
図10及び図11に示すように、昇降レバー12を植付位置に操作した状態で、昇降レバー12を下降位置(中立位置又は上昇位置)に操作すると、前項[5]に記載の操作が行われると同時に、連係ロッド69の端部69aが第1操作板67の長孔67aの上端から下方に離れようとする。これにより、バネ75の付勢力により第2操作部材72が縦軸芯P6周りに紙面反時計方向に操作され、連係ロッド74及び操作軸55により施肥クラッチ77が遮断状態に操作されて、繰り出し部27が停止する。
図10に示すように、バネ73の付勢力により第1操作部材71も縦軸芯P6周りに紙面反時計方向に操作されようとするのであるが、苗植付装置6が所定位相(図1に示す植付ケース22が田面と平行な姿勢となり、植付ケース22の両端に備えられた一対の植付アーム23の両方が田面から上方に位置する状態)にならないと、操作ピン47が挿入されず(第1操作部材71も縦軸芯P6周りに紙面反時計方向に操作されず)、植付クラッチ76は遮断状態に操作されない。前述のようにバネ75の付勢力により第2操作部材72が縦軸芯P6周りに紙面反時計方向に操作されて、連係ロッド70の端部70aが図10の紙面右方に移動しても、これが第1操作部材71の長孔71aによって許容される。次に苗植付装置6が前述の所定位相になると、バネ73の付勢力により第1操作部材71が縦軸芯P6周りに紙面反時計方向に操作され、操作ピン47が挿入されて、植付クラッチ76が遮断状態に操作され、苗植付装置6が停止する。
図7及び図11に示すように、制御弁66においてスプール66aとは別に作動油を遮断して油圧シリンダ5を停止させる遮断部66bが備えられている。操作軸64に操作レバー80が相対回転自在に外嵌されて、制御弁66の遮断部66bと操作レバー80とに亘って連係ロッド81が接続されており、操作レバー80によって制御弁66の遮断部66bを操作することができる。
[7]
次に、主変速レバー13について説明する。
図6,8,15に示すように、操作板82が支持軸58の横軸芯P2周りに回転自在に支持され、操作板82に固定された支持ブラケット82aの軸芯P8周りに、主変速レバー13が揺動自在に支持されており、主変速レバー13がレバーガイド85から上方に延出されている。
図16に示すように、機体前後方向に沿った前進変速経路86、機体左右方向に沿った中立経路87、及び機体前後方向に沿った後進変速経路88がレバーガイド85に開口されている。前進変速経路86と中立経路87とが交差するように、前進変速経路86の始端部86aと中立経路87の右の端部とが接続され、後進変速経路88と中立経路87とが交差するように、後進変速経路88の始端部88aと中立経路87の左の端部とが接続されている。
図8及び図15に示すように、レバーガイド85に板バネ89が固定され、操作板82の上辺部に多数の凹部82bが備えられており、板バネ89の端部89aが操作板82の凹部82bに係合するように構成されている。ハンドルポスト57に固定されたピン90と操作板82の上部とに亘って、トッグルバネ91が接続されている。主変速レバー13に外嵌されたバネ103により、主変速レバー13が軸芯P8周りに図8の紙面反時計方向に付勢されている。
図6,8,9,15に示すように、ミッションケース16の上部において、操作軸92が機体左右方向の横軸芯P9周りに回転自在に支持され、板材を折り曲げて形成された操作部材93が操作軸92に相対回転自在に外嵌されており、操作板82と操作部材93とに亘って連係ロッド94が接続されている。静油圧式無段変速装置31のトラニオン軸31bに操作アーム31cが固定されており、静油圧式無段変速装置31の操作アーム31cと操作部材93とに亘って連係ロッド95が接続されている。
図15及び図16に示す状態は、主変速レバー13を前進変速経路86の始端部86aに操作している状態であり、板バネ89の端部89aが操作板82の凹部82bに係合する係合作用により、主変速レバー13が前進変速経路86の始端部86aに保持されている。主変速レバー13を前進変速経路86の始端部86aに操作している状態で、静油圧式無段変速装置31の操作アーム31cが中立停止位置に保持されている。
図15及び図16に示すように、主変速レバー13を前進変速経路86の始端部86aから前進変速経路86に操作していくと、連係ロッド94,95及び操作部材93によって、静油圧式無段変速装置31の操作アーム31cが中立停止位置から前進の高速側に操作される。この場合、トッグルバネ91の付勢力により、主変速レバー13の前進変速経路86への操作が補助されるのであり、主変速レバー13から手を離しても、板バネ89の端部89aが操作板82の凹部82bに係合する係合作用によって、主変速レバー13がその位置に保持される。
図15及び図16に示すように、主変速レバー13を前進変速経路86の始端部86aから中立経路87に操作し、後進変速経路88の始端部88aに操作しても、軸芯P8周りに主変速レバー13が操作されるだけで、連係ロッド94,95及び操作部材93は操作されず、静油圧式無段変速装置31の操作アーム31cが中立停止位置に保持されている。次に主変速レバー13を後進変速経路88の始端部88aから後進変速経路88に操作していくと、連係ロッド94,95及び操作部材93により、静油圧式無段変速装置31の操作アーム31cが中立停止位置から後進の高速側に操作される。この場合、トッグルバネ91の付勢力により、主変速レバー13の後進変速経路88への操作が補助されるのであり、主変速レバー13から手を離しても、板バネ89の端部89aが操作板82の凹部82bに係合する係合作用によって、主変速レバー13がその位置に保持される。
[8]
次に、主変速レバー13を後進変速経路88の始端部88aに操作すると、植付及び施肥クラッチ76,77が遮断状態に操作される構造について説明する。
図10に示すように、苗植付装置6の所定位相に関係なく直ちに植付クラッチ76を遮断状態に操作する操作軸48が備えられており、操作軸48がミッションケース16から上方に突出して、操作軸48に操作アーム48aが固定されている。図8及び図10に示すように、操作軸92の端部に固定された操作アーム92aと、操作軸48の操作アーム48aとに亘って連係ロッド98が接続されている。
図8及び図15に示すように、主変速レバー13において横軸芯P2の位置にピン13aが固定され、正面視L字状の連係部材41が主変速レバー13のピン13aに接続されている。連係ロッド99が用意されて、操作軸92の端部に固定された操作アーム92bに連係ロッド99の下端が接続されている。連係ロッド99の上部にネジ部99aが形成されており、一対のナット42により連係部材41が挟み込まれるように連係ロッド99のネジ部99aに固定されている。ピン43が用意されて、ピン43に孔部が形成され、ピン43の孔部の内面に雌ネジ部が形成されており、ピン43の孔部(雌ネジ部)が連係ロッド99のネジ部99aに取り付けられている。操作軸64の端部に操作アーム64cが固定され、連係ロッド99に取り付けられたピン43が操作軸64の操作アーム64cの長孔64dに挿入されている。
図8,15,16に示す状態は、主変速レバー13を前進変速経路86の始端部86aに操作している状態である。これにより、主変速レバー13を前進変速経路86の始端部86aから後輪変速経路88の始端部88aに操作すると、図8,10,17に示すように、連係ロッド99が下方に操作され、操作軸92が横軸芯P9周りに図15の紙面反時計方向に回転操作されて、連係ロッド98が図10の紙面左方に操作され、操作軸48が回転操作されて、苗植付装置6の所定位相に関係なく直ちに植付クラッチ76が遮断状態に操作される。
前述のように植付クラッチ76が遮断状態に操作されるのと同時に図8及び図17に示すように、連係ロッド99に取り付けられたピン43により、操作軸64が横軸芯P4周りに図17の紙面反時計方向(図11の紙面時計方向)に回転操作されて、操作軸64の操作アーム64a及びローラー64bが、係合板62の凹部62aから下方に離れる。これにより、ダンパー部材63の付勢力によって昇降レバー12が上昇位置に操作されるので、前項[5]に記載のように施肥クラッチ77が遮断状態に操作されて、苗植付装置6が上昇駆動される。
この場合、図8及び図15に示すように、連係部材41が連係ロッド99のネジ部99aに固定される位置をナット42によって調節することができ、連係ロッド99のネジ部99aに対してピン43を回転させることにより、連係ロッド99のネジ部99aでのピン43の位置を調節することができる。これによって、主変速レバー13を前進変速経路86の始端部86aから後輪変速経路88の始端部88aに操作した際、適切に苗植付装置6の所定位相に関係なく直ちに植付クラッチ76が遮断状態に操作され、施肥クラッチ77が遮断状態に操作されて、苗植付装置6が上昇駆動されるように調節することができる。
[9]
次に、操作ペダル14と主クラッチ52及びブレーキ54との連係構造について説明する。
図7,9,22(イ),23に示すように、フロア7の下側において機体左右方向に沿ってフレーム部材44がミッションケース16に固定されており、フレーム部材44は上面部分44a(フレーム部材44の第1部分に相当)、及び前面部分44b(フレーム部材44の第2部分に相当)を備えて、断面逆L字状に形成されている。板材を正面視で幅広の逆U字状(図23参照)に折り曲げて支持部材45が形成されており、フレーム部材44の上面部分44aに支持部材45が固定され、フロア7が支持部材45に支持されている。制御弁66から油圧シリンダ5(図1参照)に作動油を供給する油圧ホース46、及び油圧シリンダ5からの作動油を制御弁66に戻す油圧ホース49が備えられており、油圧ホース46,49がフレーム部材44と支持部材45との間に挿入されている(支持部材45の両端の仕切り部の間に油圧ホース46,49が挿入された状態に相当)。
図9に示すように、前輪1及び後輪2を制動可能な走行用のブレーキ54がミッションケース16の内部に備えられており、ブレーキ54を制動側に操作する操作軸56がミッションケース16から上方に突出し、操作軸56に操作アーム56aが固定されている。ブレーキ54は内装されたバネ(図示せず)により解除側に付勢されており、前述のバネにより操作軸56が図9の紙面反時計方向(操作軸56の操作アーム56aが図9の紙面右方)に付勢されている。
図7,9,23に示すように、丸棒が平面視L字状(図9参照)に折り曲げられて操作ペダル14が構成され、操作ペダル14の基部がミッションケース16の機体左右方向の横軸芯P7周りに上下に揺動自在に支持されており、右のステップ10におけるフロア7に近い部分に操作ペダル14が配置されている(図2及び図3参照)。少し厚めの板厚を備えた平板状の接当部材53が操作ペダル14に固定されており、接当部材53に操作ロッド61が接続され、操作ロッド61が操作軸56の操作アーム56aに挿入されて、操作ロッド61と操作軸56の操作アーム56aとの間にバネ78が備えられている。
図6及び図9に示すように、前フレーム19の機体左右方向の横軸芯P10周りにテンションアーム50が揺動自在に支持され、テンションアーム50にテンションプーリー50aが備えられており、テンションプーリー50aが伝動ベルト32に押圧される側にテンションアーム50を付勢するバネ51が備えられている。これにより、伝動ベルト32及びテンションアーム50等によって、エンジン101の動力を静油圧式無段変速装置31に伝達する主クラッチ52が構成されている(図6に示すようにテンションプーリー50aが伝動ベルト32を押圧している状態が主クラッチ52の伝動状態で、テンションプーリー50aが伝動ベルト32から離れている状態が主クラッチ52の遮断状態)。操作ペダル14の基部の端部に操作アーム14aが固定されており、操作ペダル14の操作アーム14aとテンションアーム50とに亘って連係ロッド83が接続されている。
以上の構造により、図6,7,9に示すように、操作ペダル14が戻し位置に位置している状態において、主クラッチ52が伝動状態に操作され、ブレーキ54が解除状態に操作されている。前述のブレーキ54を解除側に付勢するバネ(図示せず)、操作軸56の操作アーム56a、操作ロッド61及びバネ78により、操作ペダル14が戻し位置に付勢されており、操作ペダル14の基部に外嵌されたバネ102により、操作ペダル14が戻し位置に付勢されている。次に操作ペダル14が踏み操作されて踏み位置に操作されると、連係ロッド83が図6の紙面右方に操作され、テンションプーリー50aが伝動ベルト32から離し操作されて、主クラッチ52が遮断状態に操作される。これと同時に接当部材53、連係ロッド61及びバネ78を介して、操作軸56が図9の紙面時計方向(操作軸56の操作アーム56aが図6の紙面左方)に操作されて、ブレーキ54が制動側に操作される。
[10]
次に、操作ペダル14の基部付近について説明する。
図22(イ)(ロ)に示すように、接当部材53に第1接当部分53a及び第2接当部分53bが形成されており、第1接当部分53aの長さL1(面積)よりも、第2接当部分53bの長さL2(面積)が長いもの(大きなもの)に形成されている。これにより、図22(イ)に示すように、操作ペダル14が戻し位置に位置している状態において、接当部材53の第1接当部分53aがフレーム部材44の上面部分44aに接当して、操作ペダル14が戻し位置で位置決めされる。図22(ロ)に示すように、操作ペダル14が踏み位置に位置している状態において、接当部材53の第2接当部分53bがフレーム部材44の前面部分44bに接当して、操作ペダル14が踏み位置で位置決めされる。
図7,9,23に示すように、フレーム部材44の前面部分44bの端部に検出センサー84が機体前後方向に固定されて、操作ペダル14の基部に接当部14bが固定されている。図22(ロ)に示すように、操作ペダル14が踏み位置に位置していると、操作ペダル14の接当部14bが検出センサー84を押し操作するので、操作ペダル14が踏み位置に位置していることが検出センサー84によって検出される。
これにより、図22(ロ)に示すように、操作ペダル14が踏み位置に位置している状態(前項[9]に記載のように、主クラッチ52が遮断状態に操作され、ブレーキ54が制動側に操作されている状態)において、エンジン101の始動操作を行った場合、検出センサー84の検出信号に基づいて、エンジン101の始動が許容される(例えばセルモータ(図示せず)が作動して、プラグ(図示せず)による電気着火が行われる)。逆に図22(イ)に示すように、操作ペダル14が戻し位置に位置している状態(前項[9]に記載のように、主クラッチ52が伝動状態に操作され、ブレーキ54が解除側に操作されている状態)において、エンジン101の始動操作を行った場合、検出センサー84の検出信号に基づいて、エンジン101の始動が阻止される(例えばセルモータ(図示せず)が作動せず、プラグ(図示せず)による電気着火が行われない)。
図10,22(イ),23に示すように、フレーム部材44の前面部分44bの端部から後向きにアーム状の取付部分44cが延出されており、図10及び前項[4]に記載の第1操作部材71を図10の紙面反時計方向(操作ピン47が挿入されて、植付クラッチ76が遮断状態となる方向)に付勢するバネ73、及び第2操作部材72を図10の紙面反時計方向(操作軸55が回転操作されて、施肥クラッチ77が遮断状態となる方向)に付勢するバネ75が、フレーム部材44の取付部分44cに取り付けられている。
[11]
次に、操作ペダル14を踏み位置に操作すると、主変速レバー13及び静油圧式無段変速装置31の操作アーム31cが中立停止位置の付近の所定の低速位置に操作される構造について説明する。
図18に示すように、操作ペダル14の操作アーム14aに長孔14cが形成され、図6,9,15に示すように、操作部材93に連係ロッド96が接続されており、連係ロッド96の端部のピン96aが操作ペダル14の長孔14cに挿入されている。
図18に示す状態は、操作ペダル14が戻し位置に位置し、主変速レバー13が中立経路87に位置している状態(静油圧式無段変速装置31の操作アーム31cが中立停止位置に位置している状態)である。この状態で連係ロッド96のピン96aが操作ペダル14の長孔14cの中央付近に位置しており、主変速レバー13を前進変速経路86の始端部86aから前進変速経路86に操作していくと、前項[7]及び図17に示すように、静油圧式無段変速装置31の操作アーム31cが中立停止位置から前進の高速側に操作される(連係ロッド96のピン96aが操作ペダル14の長孔14cに沿って図19の紙面右方に移動する)。主変速レバー13を後進変速経路88の始端部88aから後進変速経路88に操作していくと、静油圧式無段変速装置31の操作アーム31cが中立停止位置から後進の高速側に操作される(連係ロッド96のピン96aが操作ペダル14の長孔14cに沿って図19の紙面左方に移動する)。
図19に示すように、操作ペダル14が戻し位置に位置している状態において、主変速レバー13により静油圧式無段変速装置31の操作アーム31cを前進の高速側に操作していると、連係ロッド96のピン96aは操作ペダル14の長孔14cの少し図19の紙面右方に位置している(連係ロッド96のピン96aが操作ペダル14の長孔14cの端部から少し図19の紙面左方に離れている)。この状態で図20に示すように、操作ペダル14が踏み操作されて踏み位置に操作されると、前項[9]に記載のように、主クラッチ52が遮断状態に操作され、ブレーキ54が制動側に操作される。これと同時に操作ペダル14の長孔14cが図20の紙面左方に移動して、連係ロッド96のピン96aが図20に示す位置に押し操作される。従って、図20に示す状態において、連係ロッド96及び操作部材93により、主変速レバー13及び静油圧式無段変速装置31の操作アーム31cが中立停止位置の付近の所定の低速位置に操作された状態となる。
次に操作ペダル14を戻し位置に操作しても、図21に示すように、板バネ89の端部89aが操作板82の凹部82bに係合する係合作用によって(図15参照)、主変速レバー13及び静油圧式無段変速装置31の操作アーム31cが中立停止位置の付近の所定の低速位置に残される。
図8に示すように、操作ペダル14が戻し位置に位置している状態において、主変速レバー13により静油圧式無段変速装置31の操作アーム31cを後進の高速側に操作していると、連係ロッド96のピン96aが、図18に示す操作ペダル14の長孔14cでの位置よりも少し紙面左方に位置している。この状態で、この状態で操作ペダル14が踏み操作されて踏み位置に操作され、操作ペダル14の長孔14cが図18の紙面左方に移動しても、連係ロッド96のピン96aが押し操作されることはなく、板バネ89の端部89aが操作板82の凹部82bに係合する係合作用によって(図15参照)、主変速レバー13及び静油圧式無段変速装置31の操作アーム31cが後進の高速側に残される。
図2,3,5(イ),9に示すように、操作ペダル14に操作レバー17が固定され、操作レバー17が機体前方に延出されており、機体の外側の操縦者があまり手を延ばさなくても操作レバー17を持つことができ、操作レバー17によって操作ペダル14を踏み位置及び戻し位置に操作することができる。右のステップ10の機体前後方向の横軸芯P11周りにロックレバー18が揺動自在に支持され、平面視コ字状の係合部材17aが操作レバー17に機体前後方向に沿って固定されており、ロックレバー18を操作レバー17の係合部材17aの前部に係合させることにより、操作ペダル14及び操作レバー17を踏み位置で保持することができる。
この場合、ロックレバー18を操作レバー17の係合部材17aから離れる側に付勢するバネ97が備えられており、単に操作ペダル14が踏み位置に操作されただけでは、ロックレバー18が操作レバー17の係合部材17aの前部に係合することはなく、操作ペダル14を戻し位置に支障なく操作することができる。
[発明の実施の別形態]
前述の[発明を実施するための最良の形態]に対して、異なる型式(エンジン101が少し小型になり機体の全長が少し短くなる型式)の乗用型田植機では、図4に示す同じフロア7と右及び左のステップ10を使用しており、図5(ロ)に示すように、フロア7の連結孔7cと右及び左のステップ10の連結孔10cとをボルト(図示せず)によって連結し、フロア7と右及び左のステップ10を機体に取り付けて、図2に示すフロアマット100は使用しない。
前述の異なる型式の乗用型田植機では、図24(イ)(ロ)に示すようなハンドルポスト106を使用しており、図1及び図2に示すボンネット9の上部9cとは異なるボンネット9の上部(図示せず)をハンドルポスト106に固定する。ボンネット9の上部に対して、図5(ロ)に示すように、ボンネット9の前部9a及び後部9bは同じものを使用するのであり、ボンネット9の前部9a及び後部9bの重なり合う部分を長く設定することにより、機体の全長が少し短くなった分(フロア7の連結孔7cと右及び左のステップ10の連結孔10cとが連結される点による)を吸収する。
この場合、図5(ロ)に示すように、操作ペダル14及び操作レバー17の位置は変化しないのに対して、右のステップ10に備えられたロックレバー18の位置は少し後方(図5(ロ)の紙面左方)に移動することになる。平面視コ字状の係合部材17aが操作レバー17に機体前後方向に沿って固定されているので、ロックレバー18の位置が少し後方に移動しても、ロックレバー18を操作レバー17の係合部材17aの後部に係合させることができ、操作ペダル14及び操作レバー17を踏み位置で支障なく保持することができる。
前述の異なる型式の乗用型田植機では、図24(イ)(ロ)に示すように、同じレバーガイド85をハンドルポスト106に固定しており、ダンパー部材63をハンドルポスト106に取り付けてレバーガイド85の切欠き部85bに位置させ、係合板62の接続孔62cに接続する。
この場合、ダンパー部材63をハンドルポスト106に取り付けた後、誤ってダンパー部材63をレバーガイド85の切欠き部85aに挿入しても、ダンパー部材63を係合板62に接続孔62cに接続することはできない。
ダンパー部材63をハンドルポスト106に取り付けてレバーガイド85の切欠き部85bに位置させた後、誤ってダンパー部材63を係合板62の接続孔62bに接続したとしても、前項[8]に記載のように、操作軸64の操作アーム64a及びローラー64bが係合板62の凹部62aから下方に離れ、ダンパー部材63の付勢力によって昇降レバー12が上昇位置に操作された際、係合板62が操作軸64のローラー64bから図11及び図12の紙面右方に離れてしまう。以上の構造により、ダンパー部材63の取付間違いが少なくなる。
前述の[発明を実施するための最良の形態]において、静油圧式無段変速装置31に代えてギヤ式の前後進切換装置(図示せず)と、ベルト式等の無段変速装置(図示せず)とを別々に備えて、前後進切換装置及び無段変速装置を主変速レバー13によって操作するように構成してもよい。右及び左の前輪1、右及び左の後輪2に代えて右及び左のクローラ式の走行装置(図示せず)を備えるように構成してもよい。本発明は乗用型田植機ばかりではなく、機体の後部に直播装置を上下動自在に支持した乗用型直播機や、機体の後部に代掻きロータリを上下動自在に支持した乗用型作業機にも適用できる。
乗用型田植機の全体側面図 乗用型田植機の全体平面図 乗用型田植機の正面図 フロア、右及び左のステップの分解平面図 (イ)右のステップ、操作ペダル、操作レバー及びロックレバーの付近の側面図、(ロ)発明の実施の別形態の右のステップ、操作ペダル、操作レバー及びロックレバーの付近の側面図 機体の前部の左側面図 機体の前部の右側面図 ハンドルポスト、昇降レバー及び主変速レバーの付近の正面図 主クラッチ、静油圧式無段変速装置及び操作ペダルの付近の平面図 制御弁、植付クラッチ及び施肥クラッチの連係状態を示す平面図 昇降レバー及び制御弁の連係状態を示す右側面図 昇降レバーの基部の付近の縦断右側面図 昇降レバーの基部の付近の縦断正面図 (イ)ハンドルポスト、ダンパー部材及び係合板の付近の右側面図、(ロ)レバーガイドの平面図 主変速レバー及び静油圧式無段変速装置の連係状態を示す左側面図 レバーガイドにおける前進変速経路、中立経路及び後進変速経路の付近の平面図 主変速レバーを後進変速経路の始端部に操作した状態での主変速レバー及び係合板の付近の左側面図 操作ペダルが戻し位置に位置した状態での主変速レバー及び主クラッチの状態を示す概略図 操作ペダルが戻し位置に位置した状態(図18)で、主変速レバーを前進の高速側に操作した状態での主変速レバー及び主クラッチの状態を示す概略図 主変速レバーを前進の高速側に操作した状態(図19)で、操作ペダルが踏み操作されて踏み位置に操作された状態での主変速レバー及び主クラッチの状態を示す概略図 主変速レバーが中立停止位置の付近の所定の低速位置に位置した状態(図20)で、操作ペダルが戻し位置に操作された状態での主変速レバー及び主クラッチの状態を示す概略図 (イ)操作ペダルが戻し位置に位置した状態での操作ペダルの基部の付近の右側面図、(ロ)操作ペダルが踏み位置に位置した状態での操作ペダルの基部の付近の右側面図 操作ペダルの基部及びフレーム部材の付近の背面図 (イ)発明の実施の別形態のハンドルポスト、ダンパー部材及び係合板の付近の右側面図、(ロ)発明の実施の別形態のレバーガイドの平面図
符号の説明
13 変速操作具
14 操作ペダル
17 操作レバー
18 保持部材
31 走行用の無段変速装置、静油圧式無段変速装置
52 主クラッチ
54 走行用のブレーキ
101 エンジン

Claims (5)

  1. エンジンの動力を主クラッチから走行用の無段変速装置に伝達するように構成し、前記主クラッチを伝動及び遮断状態に操作自在な操作ペダルを備え、
    前記操作ペダルを踏み位置に操作すると、前記主クラッチが遮断状態に操作され、前記走行用の無段変速装置が中立停止位置の付近の所定の低速位置に操作されるように、前記操作ペダルと走行用の無段変速装置とを連係すると共に、
    機体の外側から前記操作ペダルを踏み位置に操作自在な操作レバーを、前記操作ペダルよりも前方に延出させて備えてある乗用型作業車。
  2. 走行用のブレーキを備えて、前記操作ペダルが踏み位置に操作されると、前記走行用のブレーキが制動側に操作されるように、前記操作ペダルと走行用のブレーキとを連係してある請求項1に記載の乗用型作業車。
  3. 前記走行用の無段変速装置を操作するもので人為的に操作される変速操作具を備えて、前記操作ペダルが踏み位置に操作されると、前記走行用の無段変速装置の所定の低速位置に対応する操作位置に前記変速操作具が操作されるように、前記操作ペダルと変速操作具とを連係してある請求項1又は2に記載の乗用型作業車。
  4. 前記操作ペダルを踏み位置で保持及び保持解除自在な保持部材を備えてある請求項1〜3のうちのいずれか一つに記載の乗用型作業車。
  5. 前記走行用の無段変速装置が静油圧式無段変速装置である請求項1〜4のうちのいずれか一つに記載の乗用型作業車。
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