JP4141374B2 - 乗用型田植機 - Google Patents

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本発明は乗用型田植機において、機体に備えられた苗植付装置の伝動構造に関する。
乗用型田植機では、例えば特許文献1に開示されているように、エンジン(特許文献1の図4中の11)の動力を、前後進切換自在な走行用の変速装置(特許文献1の図4及び図5中の41)を介して、前輪及び後輪(走行装置の一例)(特許文献1の図1中の1,2)に伝達するように構成し、走行用の変速装置と走行装置との間から分岐した動力を、機体に備えられた苗植付装置(苗植付装置の一例)(特許文献1の図1中の4)に伝達するように構成したものがある(特許文献1の図5及び図6中の伝動軸64、伝動ギヤ80,81,83,87、伝動軸86参照)。このように前輪及び後輪に伝達される動力を分岐させて苗植付装置に伝達することにより、機体の走行速度に同調した速度で苗植付装置が駆動される。
苗植付装置は前進の正転動力によって駆動されるのであり、後進の逆転動力では駆動されないように構成する必要があるので、特許文献1の構造では前輪及び後輪に伝達される動力から分岐した動力が、一方向クラッチ(特許文献1の図5中の53)を介して苗植付装置に伝達されるように構成している。これにより、前進の正転動力が一方向クラッチを介して苗植付装置に伝達されるのであり、後進の逆転動力が一方向クラッチで遮断されて苗植付装置に伝達されない。
特開2000−272359号公報(図1,4,5,6)
特許文献1の構造において使用される一方向クラッチは、前進の正転動力を伝達し後進の逆転動力を遮断するように構成されているので、前進の正転動力に対して苗植付装置が先行して回転可能な状態となっている。これにより、前進の正転動力に対して苗植付装置が慣性により先行して回転したり、前進の正転動力が苗植付装置の回転に追い付いたりと言うような状態が繰り返される現象の生じることがある(シャクリ現象)。前述のようなシャクリ現象が生じると苗植付装置が円滑に作動しないので、苗植付装置を円滑に作動させるとい言う面で改善の余地がある。
本発明は乗用型田植機において、前後進切換自在な走行用の変速装置と走行装置との間から分岐した動力を、苗植付装置に伝達するように構成した場合、後進の逆転動力が苗植付装置に伝達されないように構成しながら、前進の正転動力により苗植付装置が円滑に作動するように構成することを目的としている。
[I]
(構成)
本発明の第1特徴は、乗用型田植機において次のように構成することにある。
エンジンの動力を前後進切換自在な走行用の変速装置を介して走行装置に伝達するように構成する。走行用の変速装置と走行装置との間から分岐した動力を、機体に備えられた苗植付装置植付クラッチを介して伝達するように構成する。植付クラッチに苗植付装置が所定の回転位相になると遮断状態にする所定位相クラッチ遮断操作手段と苗植付装置の所定の回転位相とは関係なく直ちに遮断状態にする即時クラッチ遮断操作手段とを備える。前記走行用の変速装置を人為的に操作する変速操作具を備え、この変速操作具が後進側に操作されると前記即時クラッチ遮断操作手段を介して植付クラッチが遮断状態に操作される連係手段を備え、前記変速操作具が後進側に操作されてから前進側に操作されると、クラッチ遮断状態にある前記植付クラッチを伝動状態へ操作することが許容されて植付クラッチを入り操作することができる状態となり、操向操作を司るハンドルの近くに備えた操作レバーの操作により苗植付装置の昇降制御が行なえるとともに、前記クラッチ入状態への操作が許容されている植付クラッチの伝動状態への制御が行なえるように構成してある。
(作用)
本発明の第1特徴によると、植付クラッチに苗植付装置が所定の回転位相になると遮断状態にする所定位相クラッチ遮断操作手段と苗植付装置の所定の回転位相とは関係なく直ちに遮断状態にする即時クラッチ遮断操作手段とを備えて、走行用の変速装置が後進側に操作されると前記即時クラッチ遮断操作手段を介して植付クラッチが直ぐに遮断状態に操作されるので、後進の逆転動力が植付クラッチで遮断されて苗植付装置に伝達されない。これにより、本発明の第1特徴によると、特許文献1の構造のような一方向クラッチを備える必要がなくなるので、走行用の変速装置が前進側に操作された状態で植付クラッチを伝動状態に操作すると、前進の正転動力が植付クラッチを介してそのまま苗植付装置に伝達されるようになって、前進の正転動力に対して苗植付装置が慣性により先行して回転したり、前進の正転動力が苗植付装置の回転に追い付いたりと言うような状態が繰り返される現象(シャクリ現象)が生じることはない。
田植機では一般に苗植付装置に動力を伝動及び遮断自在な植付クラッチとして苗植付装置が所定の回転位相になると遮断状態にする所定位相クラッチ遮断操作手段を備えた定位置停止クラッチを備えているが、本発明の第1特徴では、走行用の変速装置が後進側に操作されると即時に植付クラッチを遮断するための即時クラッチ遮断操作手段を追加するだけでよく、大きな改造を施す必要がない。
一方向クラッチは一般に伝動軸の外面に外嵌され、一方向クラッチの外面に伝動ギヤを外嵌して備えられることが多いので(特許文献1の図5中の64,53,80参照)、一方向クラッチを収容するケースの大型化を招くことがある。又、一般に一方向クラッチの信頼性もあまり高いものではない。これにより、本発明の第1特徴によると、一方向クラッチを備える必要がないので、ケースの大型化や信頼性の低下を招くものではない。
本発明の第1特徴によると、走行用の変速装置が後進側に操作されてから前進側に操作されても、植付クラッチが遮断状態に残される。これによって、本発明の第1特徴によると、走行用の変速装置が後進側に操作されて植付クラッチが遮断状態に操作された場合、走行用の変速装置の前進側の操作とは別の操作を操縦者が行うことにより、植付クラッチを伝動状態に操作する必要があるので、操縦者が意識して植付クラッチを伝動状態に操作することになる。
走行用の変速装置が後進側に操作される際の一連の操作のうち、変速操作具(例えば変速レバーや変速ペダル)が後進側に操作されることが、最初に行われる操作と言ってよい。これにより、走行用の変速装置が後進側に操作される際の一連の操作のうちの最初の操作(変速操作具の後進側への操作)によって、即時クラッチ遮断操作手段を介して植付クラッチが直ぐに遮断状態に操作されるので、後進の逆転動力が苗植付装置に伝達され始めてから遅れて植付クラッチが遮断状態に操作されると言う状態は生じ難い。
(発明の効果)
本発明の第1特徴によると、乗用型田植機において、前後進切換自在な走行用の変速装置と走行装置との間から分岐した動力を、苗植付装置に伝達するように構成した場合、一方向クラッチを備える必要がないように構成して、後進の逆転動力が苗植付装置に伝達されないように構成しながら、前進の正転動力により苗植付装置が円滑に作動するように構成することができて、乗用型田植機の作業性能を向上させることができた。
本発明の第1特徴によると、既存の構造と言ってよい植付クラッチを有効に利用している点、一方向クラッチを備える必要がないことによりケースの大型化を招くことがない点及び信頼性があまり高いものではない一方向クラッチを備える必要がない点により、乗用型田植機の構造の簡素化及び信頼性の向上の面で有利なものとなった。
本発明の第1特徴によると、走行用の変速装置が後進側に操作されて植付クラッチが遮断状態に操作された場合、走行用の変速装置の前進側の操作とは別の操作を操縦者が行うことにより、操縦者が意識して植付クラッチを伝動状態に操作することになるので、操縦者が植付クラッチが伝動状態に操作されたことを認識しないと言うことを無くして、操縦者が認識せずに植付クラッチが伝動状態に操作されることによる操縦者の誤解を少なくすることができた。
走行用の変速装置が後進側に操作される際の一連の操作のうちの最初の操作(変速操作具の後進側への操作)によって、植付クラッチが遮断状態に操作されるように構成することにより、後進の逆転動力が苗植付装置に伝達され始めてから遅れて植付クラッチが遮断状態に操作されると言う状態が生じ難いようにすることができて、後進の逆転動力が苗植付装置に伝達されることによる苗植付装置の不具合を少なくすることができた。
[II]
(構成)
本発明の第2特徴は、本発明の第1特徴の乗用型田植機において次のように構成することにある。
中立経路と、中立経路の一方の端部から延出された前進変速経路と、中立経路の他方の端部から延出された後進変速経路とを備える。変速操作具が中立経路に操作されると、走行用の変速装置が中立位置に操作され、変速操作具が前進変速経路に操作されると、走行用の変速装置が前進の高速側に操作され、変速操作具が後進変速経路に操作されると、走行用の変速装置が後進の高速側に操作されるように構成する。変速操作具が中立経路の他方の端部及び後進変速経路に操作されると前記即時クラッチ遮断操作手段を介して植付クラッチ植付クラッチが遮断状態に操作されるように、連係手段を構成する。変速操作具が中立経路の他方の端部以外の部分及び前進変速経路に操作されると、植付クラッチの伝動状態への操作が許容されて植付クラッチを入り操作することができるように構成する。
(作用)
本発明の第2特徴によると、本発明の第1特徴と同様に前項[I]に記載の「作用」を備えており、これに加えて以下のような「作用」を備えている。
乗用型田植機では一般に、前項[I]に記載のような変速操作具を備えた場合、中立経路、中立経路の一方の端部から延出された前進変速経路、中立経路の他方の端部から延出された後進変速経路を備えて、変速操作具が中立経路に操作されると、走行用の変速装置が中立位置に操作され、変速操作具が前進変速経路に操作されると、走行用の変速装置が前進の高速側に操作され、変速操作具が後進変速経路に操作されると、走行用の変速装置が後進の高速側に操作されるように構成することがある。
前述のように構成した場合、本発明の第2特徴によると、変速操作具が中立経路の他方の端部及び後進変速経路に操作されると苗植付装置の所定の回転位相とは関係なく直ちに遮断状態にする即時クラッチ遮断操作手段を介して植付クラッチが遮断状態に操作されるように、連係手段を構成している。これにより、本発明の第2特徴によると、変速操作具が中立経路の他方の端部に操作されると、植付クラッチが直ぐに遮断状態に操作されるのであり、後進の逆転動力が走行用の変速装置から苗植付装置に伝達されていない状態(走行用の変速装置の中立位置)で、植付クラッチが遮断状態に操作されるので、後進の逆転動力が苗植付装置に伝達され始めてから遅れて植付クラッチが遮断状態に操作されると言う状態が生じ難い。
本発明の第2特徴によると、変速操作具が中立経路の他方の端部以外の部分及び前進変速経路に操作されると、植付クラッチの伝動状態への操作が許容される。これにより、本発明の第2特徴によると、機体が停止している状態(変速操作具が中立経路の他方の端部以外の部分に操作されている状態)、及び機体が前進している状態(変速操作具が前進変速経路に操作されている状態)において、植付クラッチを伝動状態に支障なく操作することができる。
(発明の効果)
本発明の第2特徴によると、本発明の第1特徴と同様に前項[I]に記載の「発明の効果」を備えており、これに加えて以下のような「発明の効果」を備えている。
本発明の第2特徴によると、変速操作具が中立経路の他方の端部及び後進変速経路に操作されると、植付クラッチが直ぐに遮断状態に操作されるように構成することにより、後進の逆転動力が苗植付装置に伝達され始めてから遅れて植付クラッチが遮断状態に操作されると言う状態が生じ難いようにすることができて、後進の逆転動力が苗植付装置に伝達されることによる苗植付装置の不具合を少なくすることができた。
本発明の第2特徴によると、機体が停止している状態(変速操作具が他方の端部以外の中立経路の部分に操作されている状態)、及び機体が前進している状態(変速操作具が前進変速経路に操作されている状態)において、植付クラッチを伝動状態に支障なく操作することができるので、植付クラッチの操作性を良いものに維持することができた。
[III]
(構成)
本発明の第3特徴は、本発明の第1または第2特徴の乗用型田植機のうちのいずれか一つにおいて次のように構成することにある。
苗植付装置を昇降駆動自在に機体に備え、苗植付装置を昇降駆動するもので人為的に操作される昇降操作具を備えて、昇降操作具により植付クラッチを伝動状態に操作可能に構成する。
(作用)
本発明の第3特徴によると、本発明の第1または第2特徴と同様に前項[I]〜[II]に記載の「作用」を備えており、これに加えて以下のような「作用」を備えている。
乗用型田植機では一般に、苗植付装置の昇降駆動と植付クラッチの伝動状態への操作とが前後して行われることが多いので、苗植付装置を昇降駆動するもので人為的に操作される昇降操作具を備えた場合、本発明の第3特徴のように、昇降操作具により植付クラッチを伝動状態に操作可能に構成することによって、昇降操作具により苗植付装置の昇降駆動と植付クラッチの伝動状態への操作とを、一連の操作として又は一つの操作して行うことができるようになる。
(発明の効果)
本発明の第3特徴によると、本発明の第1または第2特徴と同様に前項[I]〜[II
I]に記載の「発明の効果」を備えており、これに加えて以下のような「発明の効果」を備えている。
本発明の第3特徴によると、苗植付装置を昇降駆動する為の昇降操作具により植付クラッチを伝動状態に操作可能に構成することによって、昇降操作具により苗植付装置の昇降駆動と植付クラッチの伝動状態への操作とを、一連の操作として又は一つの操作して行うことができるようになって、乗用型田植機の操作性を良いものにすることができた。
[IV]
(構成)
本発明の第4特徴は、本発明の第1〜第3特徴の乗用型田植機のうちのいずれか一つにおいて次のように構成することにある。
走行用の変速装置が後進側に操作されると苗植付装置を強制的に上昇駆動する後進上昇手段を備える。
(作用)
本発明の第4特徴によると、本発明の第1〜第3特徴のうちのいずれか一つと同様に前項[I]〜[III]に記載の「作用」を備えており、これに加えて以下のような「作用」を備えている。
本発明の第4特徴によると、走行用の変速装置が後進側に操作されると、植付クラッチが遮断状態に操作されるのに加えて、苗植付装置が強制的に上昇駆動されるので、機体が後進した際に後方の障害物に苗植付装置が接触するような事態が少なくなる。
(発明の効果)
本発明の第4特徴によると、本発明の第1〜第3特徴のうちのいずれか一つと同様に前項[I]〜[III]に記載の「発明の効果」を備えており、これに加えて以下のような「発明の効果」を備えている。
本発明の第4特徴によると、走行用の変速装置が後進側に操作されると、苗植付装置が強制的に上昇駆動され、機体が後進した際に後方の障害物に苗植付装置が接触するような事態が少なくなって、苗植付装置の破損を少なくすることができた。
[1]
図1に示すように、前輪1及び後輪2で支持された機体の後部に、リンク機構3が上下に揺動自在に支持され、リンク機構3を上下に昇降駆動する油圧シリンダ4が備えられており、リンク機構3の後部に苗植付装置5が支持されて、乗用型田植機が構成されている。
次に、苗植付装置5について説明する。
図1に示すように、苗植付装置5は、伝動ケース6、伝動ケース6の後部に回転駆動自在に支持された植付ケース7、植付ケース7の両端に備えられた一対の植付アーム8、複数の接地フロート9、中央の接地フロート9の前方に配置された整地ローラー10及び苗のせ台11等を備えて構成されている。これにより、苗のせ台11が左右に往復横送り駆動されるのに伴って、植付ケース7が回転駆動され、苗のせ台11の下部から植付アーム8が交互に苗を取り出して田面に植え付ける。
図1に示すように、運転座席13の後側に肥料を貯留するホッパー14及び繰り出し部15が備えられ、運転座席13の下側にブロア16が備えられている。接地フロート9に作溝器17が備えられて、繰り出し部15と作溝器17とに亘ってホース18が接続されている。これにより、前述のような苗の植え付けに伴って、ホッパー14から肥料が所定量ずつ繰り出し部15によって繰り出され、ブロア16の送風により肥料がホース18を
通って作溝器17に供給されて、作溝器17を介して肥料が田面に供給される。
図1及び図2に示すように、自由に回転する回転体を先端に備えた右及び左のマーカー19が、苗植付装置5の右及び左横側部に備えられており、右及び左のマーカー19が田面に接地して次の植付行程の指標を田面に描く作業姿勢、及び作業姿勢から上昇した退避姿勢に作動自在に構成されている。右及び左のマーカー19にワイヤ20が接続されており、苗植付装置5が上昇駆動されると、ワイヤ20が引き操作されて右及び左のマーカー19が退避姿勢に操作され、右及び左の電磁ソレノイド21によって右及び左のマーカー19が退避姿勢に保持される。苗植付装置5が下降駆動された状態で、右又は左の電磁ソレノイド21による保持を解除すると、バネ24によって右又は左のマーカー19が作業姿勢に操作される。
[2]
エンジン(図示せず)の動力が、静油圧式無段変速装置(図示せず)及びギヤ変速式の副変速装置(図示せず)を介して前輪1及び後輪2に伝達されており、副変速装置の上手側から分岐した動力が植付クラッチ28(図2及び図3参照)を介して苗植付装置5に伝達されている。前輪1及び後輪2から分岐した動力が、施肥クラッチ29(図2参照)を介して繰り出し部15に伝達されている。
図3に示すように、副変速装置の上手側から分岐した動力がベベルギヤ12に伝達されている。苗植付装置5に動力を伝達する出力軸25が備えられ、出力軸25に相対回転自在に外嵌されたベベルギヤ38がベベルギヤ12に咬合しており、ベベルギヤ38に咬合部39が固定されている。スプライン構造により出力軸25に一体回転及びスライド自在に咬合部40が外嵌され、咬合部40の外周部にカム部40a及びフランジ部40bが備えられており、バネ41により咬合部40が咬合部39に付勢されて、咬合部39,40により植付クラッチ28が構成されている。
図3に示すように、咬合部40のカム部40aに対して、操作ピン42がスライド自在に支持されて、電動モータ30により操作ピン42がスライド操作される。図3に示す状態は操作ピン42が咬合部40のカム部40aから離し操作され、バネ41により咬合部40が咬合部39に咬合している状態である。これにより、副変速装置の上手側から分岐した動力がベベルギヤ12,38、咬合部39,40及び出力軸25を介して苗植付装置5に伝達される(植付クラッチ28の伝動状態)。次に電動モータ30により操作ピン42を咬合部40のカム部40aに向けてスライド操作すると、咬合部40の所定の回転位相で咬合部40のカム部40aが操作ピン42に接当して、咬合部40が咬合部39から離し操作され、植付クラッチ28が遮断状態となって、苗植付装置5が停止する。この場合、前述の咬合部40の所定の回転位相において、図1に示す植付ケース7が田面と平行な状態(植付ケース7の両端に備えられた一対の植付アーム8の両方が、田面から上方に位置する状態)となる。
図2に示すように、油圧シリンダ4に作動油を給排操作する制御弁27、及び制御弁27を操作する制御装置23が備えられている。油圧シリンダ4を収縮作動させると、リンク機構3が上方に揺動駆動されて苗植付装置5が上昇駆動される。油圧シリンダ4を伸長作動させると、リンク機構3が下方に揺動駆動されて苗植付装置5が下降駆動される。運転座席13の右横側に昇降レバー26が備えられて、昇降レバー26が自動位置、上昇位置、中立位置、下降位置及び植付位置に操作自在に構成されており、昇降レバー26の操作位置が制御装置23に入力されている。植付及び施肥クラッチ28,29を伝動及び遮断状態に操作する電動モータ30が備えられており、制御装置23により電動モータ30が操作される。
図2に示すように、苗植付装置5の横軸芯P1周りに中央の接地フロート9の後部が上下に揺動自在に支持されて、苗植付装置5に対する中央の接地フロート9の高さを検出するポテンショメータ22が備えられており、ポテンショメータ22の検出値が制御装置23に入力されている。機体の進行に伴って中央の接地フロート9が田面に接地追従するのであり、ポテンショメータ22の検出値により苗植付装置5に対する中央の接地フロート9の高さを検出することによって、田面(中央の接地フロート9)から苗植付装置5までの高さを検出することができる。
図2に示すように、苗植付装置5に対する中央の接地フロート9の高さ(田面(中央の接地フロート9)から苗植付装置5までの高さ)に基づいて、苗植付装置5が田面から設定高さに維持されるように(ポテンショメータ22の検出値(ポテンショメータ22と中央の接地フロート9との上下間隔)が設定値に維持されるように)、制御装置23により制御弁27が操作され油圧シリンダ4が伸縮作動して、苗植付装置5が自動的に昇降駆動される自動昇降制御が備えられている。
[3]
次に、昇降レバー26による操作について説明する。
前項[2]に記載の構造により、図2に示すように、昇降レバー26を上昇位置に操作すると、自動昇降制御が停止した状態で電動モータ30により植付及び施肥クラッチ28,29が遮断状態に操作されて、油圧シリンダ4により苗植付装置5が上昇駆動される。昇降レバー26を下降位置に操作すると、自動昇降制御が停止した状態で電動モータ30により植付及び施肥クラッチ28,29が遮断状態に操作されて、油圧シリンダ4により苗植付装置5が下降駆動される。昇降レバー26を中立位置に操作すると、自動昇降制御が停止した状態で電動モータ30により植付及び施肥クラッチ28,29が遮断状態に操作されて、油圧シリンダ4が停止する。
前述のように、昇降レバー26を上昇位置、下降位置及び中立位置に操作することによって、苗植付装置5を任意の高さに上昇及び下降駆動して停止させることができる。図2に示すように、苗植付装置5が上限位置に達したことを検出する上限センサー31が備えられており、昇降レバー26を上昇位置に操作した場合、苗植付装置5が上限位置に達したことが上限センサー31によって検出されると、油圧シリンダ4が自動的に停止する。このように苗植付装置5が上昇駆動されると、前項[1]に記載のように、右及び左のマーカー19が退避姿勢に操作され、右及び左の電磁ソレノイド21によって右及び左のマーカー19が退避姿勢に保持される。
図2に示すように、昇降レバー26を下降位置に操作した場合、中央の接地フロート9が田面に接地すると(苗植付装置5が田面から上昇している状態で中央の接地フロート9は自重で下限まで下がっているが、中央の接地フロート9が田面に接地すると、中央の接地フロート9が下限から持ち上げられるので、この状態をポテンショメータ22によって検出して、中央の接地フロート9が田面に接地したと判断する)、自動昇降制御が作動して、見掛け上で苗植付装置5が田面で自動的に停止した状態となる。次に昇降レバー26を植付位置に操作すると、自動昇降制御が作動した状態で、電動モータ30により植付及び施肥クラッチ28,29が伝動状態に操作される。
[4]
次に、操作レバー32による操作について、図4に基づいて説明する。
図1及び図2に示すように、前輪1を操向操作する操縦ハンドル33の下側の右横側に操作レバー32が備えられ、操作レバー32が右の横外方に延出されている。操作レバー32は中立位置Nから上方の上昇位置U、下方の下降位置D、後方の右マーカー位置R及
び前方の左マーカー位置Lの十字方向に操作自在に構成されて、中立位置Nに付勢されている。操作レバー32が上昇位置U、下降位置D、右及び左マーカー位置R,Lに操作されたことを検出する検出スイッチ34,35,36,37が備えられており、検出スイッチ34〜37の検出信号が制御装置23に入力される。
操作レバー32が上昇位置Uに操作されると(ステップS2)、自動昇降制御が停止して(ステップS3)、電動モータ30により植付及び施肥クラッチ28,29が遮断状態に操作され(ステップS4)、制御弁27が上昇位置に操作されて油圧シリンダ4が上昇作動し、苗植付装置5が上昇駆動される(ステップS5)。苗植付装置5が上限位置に達したことが上限センサー31によって検出されると(ステップS6)、制御弁27が中立位置に操作されて油圧シリンダ4が停止し、苗植付装置5が上限位置で自動的に停止する(ステップS7)。
このように苗植付装置5が上昇駆動されると、前項[1]に記載のように、右及び左のマーカー19が退避姿勢に操作され、右及び左の電磁ソレノイド21によって右及び左のマーカー19が退避姿勢に保持される。前述のステップS3〜S7は、操作レバー32が上昇位置Uに操作されてから中立位置Nに操作されても、操作レバー32が上昇位置Uに操作されて保持されていても行われる。
操作レバー32が下降位置Dに操作されると(ステップS2,S8)、制御弁27が下降位置に操作されて油圧シリンダ4が下降作動し、苗植付装置5が下降駆動される(ステップS9)。この場合、植付及び施肥クラッチ28,29は遮断状態に保持されている。苗植付装置5の下降駆動により中央の接地フロート9が田面に接地すると(ステップS10)、自動昇降制御が作動して(ステップS11)、見掛け上で苗植付装置5が田面で自動的に停止した状態となる。前述のステップS8〜S11は、操作レバー32が下降位置Dに操作されてから中立位置Nに操作されても、操作レバー32が下降位置Dに操作されて保持されていても行われる。
次に操作レバー32が再び下降位置Dに操作されると(ステップS2,S8)、電動モータ30により植付及び施肥クラッチ28,29が伝動状態に操作される(ステップS12)。この場合、苗植付装置5の下降駆動により中央の接地フロート9が田面に接地する前に、操作レバー32が再び下降位置Dに操作されても、前述と同様に電動モータ30により植付及び施肥クラッチ28,29が伝動状態に操作される。苗植付装置5が下降駆動されても、右及び左の電磁ソレノイド21によって右及び左のマーカー19が退避姿勢に保持されている。
操作レバー32が右マーカー位置Rに操作されると、電動モータ30により植付及び施肥クラッチ28,29が伝動状態に操作されて、右の電磁ソレノイド21による保持が解除される。この場合、苗植付装置5が下降駆動されていると、バネ24によって右のマーカー19が作業姿勢に操作される。
操作レバー32が左マーカー位置Lに操作されると、電動モータ30により植付及び施肥クラッチ28,29が伝動状態に操作されて、左の電磁ソレノイド21による保持が解除される。この場合、苗植付装置5が下降駆動されていると、バネ24によって左のマーカー19が作業姿勢に操作される。
以上のような、操作レバー32が上昇位置U、下降位置D、右及び左マーカー位置R,Lに操作された際の作動は、昇降レバー26が自動位置に操作されている状態において行われるのであり、昇降レバー26が上昇位置、中立位置、下降位置及び植付位置に操作されている状態では行われない(ステップS1)。
[5]
次に、主変速レバー43について説明する。
静油圧式無段変速装置は中立位置、前進の高速側及び後進の高速側に無段階に変速自在に構成されており、図1に示すように静油圧式無段変速装置を操作する主変速レバー43が操縦ハンドル33の左横側に備えられている。図3に示すように、機体左右方向の中立経路44、中立経路44の右の端部から前方に延出された前進変速経路45、及び中立経路44の左の端部から後方に延出された後進変速経路46が備えられている。主変速レバー43が中立経路44に操作されると、静油圧式無段変速装置が中立位置に操作され、主変速レバー43が前進変速経路45に操作されると、静油圧式無段変速装置が前進の高速側に操作され、主変速レバー43が後進変速経路46に操作されると、静油圧式無段変速装置が後進の高速側に操作される。
図3に示すように、主変速レバー43の付近の縦軸芯P2周りに操作アーム47が揺動自在に支持されており、エンジンのアクセル部(図示せず)と操作アーム47とに亘ってワイヤ(図示せず)が接続されている。エンジンのアクセル部からのワイヤの引き作用により、操作アーム47が図3の縦軸芯P2周りに紙面反時計方向に付勢されて前進変速経路45に入り込んでおり、操作アーム47を図3に示す姿勢で止めるストッパー48が備えられている。これにより、図3に示すように、主変速レバー43が中立経路44に操作されていると、エンジンのアクセル部がアイドリング状態に設定されており、主変速レバー43が前進変速経路45に操作されると、前述のように静油圧式無段変速装置が前進の高速側に操作されるのに加えて、主変速レバー43により操作アーム47が図3の縦軸芯P2周りに紙面時計方向に揺動操作されて、エンジンのアクセル部が開側に操作されていく。
図3に示すように、植付クラッチ28に対して軸芯P3周りに操作軸49が回転自在に支持されており、軸芯P3から偏芯した操作ピン49aが操作軸49の一方の端部に固定され、ピン49cを備えた操作アーム49bが操作軸49の他方の端部に固定されて、操作軸49の操作ピン49aが咬合部40のフランジ部40bに当て付けられている。軸芯P3とは異なる位置の軸芯P4周りに操作アーム50が揺動自在に支持されており、操作アーム50の長孔50aに操作軸49のピン49cが挿入されている。主変速レバー43の付近の縦軸芯P5周りに操作アーム51が揺動自在に支持されており、操作アーム50,51に亘ってワイヤ52が接続されている。バネ55により操作アーム51が図3の縦軸芯P5周りに紙面反時計方向に付勢されており、操作アーム51を図3に示す姿勢で止めるストッパー53が備えられている。
図3に示すように、主変速レバー43が中立経路44の左の端部以外の部分及び前進変速経路45に操作されている状態において、操作アーム51が後進変速経路46に入り込んでいる。次に主変速レバー43が中立経路44の左の端部及び後進変速経路46に操作されると、主変速レバー43により操作アーム51が図3の縦軸芯P5周りに紙面時計方向に揺動操作されて、ワイヤ52が引き操作され操作軸49が回転操作されて、操作軸49の操作ピン49aにより咬合部40が咬合部39から離し操作されて、植付クラッチ28が遮断状態に操作される。
前項[2]に記載のように、電動モータ30により操作ピン42が咬合部40のカム部40aに向けてスライド操作されて、咬合部40が咬合部39から離し操作され、植付クラッチ28が遮断状態に操作される場合に、咬合部40が所定の回転位相に達してから、咬合部40のカム部40aが操作ピン42に接当して、植付クラッチ28が遮断状態に操作されるので、電動モータ30により操作ピン42が咬合部40のカム部40aに向けてスライド操作されてから、植付クラッチ28が遮断状態に操作されるのに少し時間を要する。
これに対して前述のように、主変速レバー43が中立経路44の左の端部及び後進変速経路46に操作された場合、操作軸49の操作ピン49aにより咬合部40が咬合部39から直ちに離し操作されて、植付クラッチ28が直ちに遮断状態に操作される。主変速レバー43が中立経路44の左の端部及び後進変速経路46に操作されて、主変速レバー43により操作アーム51が図3の紙面時計方向に揺動操作された場合、操作アーム51が接触する後進検出スイッチ54が備えられており、後進検出スイッチ54の検出信号が制御装置23に入力されるように構成されている。
[6]
次に、主変速レバー43による操作について、図5に基づいて説明する。
図3に示すように、主変速レバー43が中立経路44の左の端部以外の部分及び前進変速経路45に操作されている状態において、前項[3]に記載のように昇降レバー26を植付位置に操作して植付及び施肥クラッチ28,29を伝動状態に操作したり、前項[4]に記載のように昇降レバー26を自動位置に操作した状態で操作レバー32により、植付及び施肥クラッチ28,29を伝動状態に操作したりすることができる。
昇降レバー26が自動位置に操作されている状態において(ステップS21)、主変速レバー43が中立経路44の左の端部及び後進変速経路46に操作されると(ステップS22)、前項[5]に記載のように操作アーム51により植付クラッチ28が遮断状態に操作され(ステップS23)、後進検出スイッチ54の検出信号に基づいて自動昇降制御が停止し(ステップS24)、電動モータ30により施肥クラッチ29が遮断状態に操作され(ステップS25)、制御弁27が上昇位置に操作されて油圧シリンダ4が上昇作動し、苗植付装置5が上昇駆動される(ステップS26)。
苗植付装置5が上限位置に達したことが上限センサー31によって検出されると(ステップS27)、制御弁27が中立位置に操作されて油圧シリンダ4が停止し、苗植付装置5が上限位置で自動的に停止する(ステップS28)。このように苗植付装置5が上昇駆動されると、前項[1]に記載のように、右及び左のマーカー19が退避姿勢に操作されて、右及び左の電磁ソレノイド21によって右及び左のマーカー19が退避姿勢に保持される。
昇降レバー26が自動位置に操作されている状態において(ステップS21)、主変速レバー43が中立経路44の左の端部以外の部分及び前進変速経路45に操作されると(ステップS22)、操作アーム51が図3の紙面反時計方向に揺動して、バネ41により咬合部40が咬合部39に操作されようとするが(植付クラッチ28が伝動状態に操作されようとするが)、ステップS25において電動モータ30により施肥クラッチ29が遮断状態に操作された際、電動モータ30により操作ピン42が咬合部40のカム部40aに向けてスライド操作されているので、操作ピン42により植付クラッチ28が遮断状態に保持されている。
前述のように、昇降レバー26が自動位置に操作されている状態において(ステップS21)、主変速レバー43が中立経路44の左の端部以外の部分及び前進変速経路45に操作された場合(ステップS22)、図4のステップS2〜S12の作動が行われる(ステップS29)。これにより、操作レバー32を下降位置Dに操作して、中央の接地フロート9が田面に接地するまで苗植付装置5を下降駆動し、操作レバー32を再び下降位置Dに操作して、電動モータ30により植付及び施肥クラッチ28,29を伝動状態に操作すればよい(前項[4]参照)。
昇降レバー26が植付位置に操作されている状態において(ステップS21)、主変速
レバー43が中立経路44の左の端部及び後進変速経路46に操作されると(ステップS30)、前項[5]に記載のように操作アーム51により植付クラッチ28が遮断状態に操作され(ステップS31)、後進検出スイッチ54の検出信号に基づいて電動モータ30により施肥クラッチ29が遮断状態に操作される(ステップS32)。
昇降レバー26が植付位置に操作されている状態において(ステップS21)、主変速レバー43が中立経路44の左の端部以外の部分及び前進変速経路45に操作されると(ステップS30)、操作アーム51が図3の紙面反時計方向に揺動して、バネ41により咬合部40が咬合部39に操作されようとし(植付クラッチ28が伝動状態に操作されようとし)、電動モータ30により植付及び施肥クラッチ28,29が伝動状態に操作される(ステップS33)。
[発明の実施の別形態]
前述の[発明を実施するための最良の形態]において、静油圧式無段変速装置に代えて前後進切換自在なギヤ変速式又は油圧クラッチ式の前後進切換装置、及び無段変速装置(又は有段の変速装置)を直列に配置するように構成してもよい。
前述の[発明を実施するための最良の形態]において、図3に示す操作軸49、操作アーム50,51及びワイヤ52を廃止して、主変速レバー43が中立経路44の左の端部及び後進変速経路46に操作されると、電動モータ30により植付及び施肥クラッチ28,29が遮断状態に操作されるように構成してもよい。
乗用型田植機の全体側面図 昇降レバー及び操作レバーの連係状態を示す図 主変速レバーと植付クラッチとの連係状態を示す図 操作レバーの操作の流れを示す図 主変速レバーの操作の流れを示す図
符号の説明
1,2 走行装置
苗植付装置
28 植付クラッチ
32 昇降操作具
43 変速操作具
44 中立経路
45 前進変速経路
46 後進変速経路

Claims (4)

  1. エンジンの動力を前後進切換自在な走行用の変速装置を介して走行装置に伝達するように構成し、
    前記走行用の変速装置と走行装置との間から分岐した動力を、機体に備えられた苗植付装置植付クラッチを介して伝達するように構成すると共に、
    前記植付クラッチに苗植付装置が所定の回転位相になると遮断状態にする所定位相クラッチ遮断操作手段と苗植付装置の所定の回転位相とは関係なく直ちに遮断状態にする即時クラッチ遮断操作手段とを備え、
    前記走行用の変速装置を人為的に操作する変速操作具を備え、この変速操作具が後進側に操作されると前記即時クラッチ遮断操作手段を介して植付クラッチが遮断状態に操作される連係手段を備え、
    前記変速操作具が後進側に操作されてから前進側に操作されると、クラッチ遮断状態にある前記植付クラッチを伝動状態へ操作することが許容されて植付クラッチを入り操作することができる状態となり、操向操作を司るハンドルの近くに備えた操作レバーの操作により苗植付装置の昇降制御が行なえるとともに、前記クラッチ入状態への操作が許容されている植付クラッチの伝動状態への制御が行なえるように構成してある乗用型田植機
  2. 中立経路と、前記中立経路の一方の端部から延出された前進変速経路と、前記中立経路の他方の端部から延出された後進変速経路とを備えて、
    前記変速操作具が中立経路に操作されると、前記走行用の変速装置が中立位置に操作され、前記変速操作具が前進変速経路に操作されると、前記走行用の変速装置が前進の高速側に操作され、前記変速操作具が後進変速経路に操作されると、前記走行用の変速装置が後進の高速側に操作されるように構成すると共に、
    前記変速操作具が中立経路の他方の端部及び後進変速経路に操作されると前記即時クラッチ遮断操作手段を介して植付クラッチが遮断状態に操作されるように、前記連係手段を構成し、
    前記変速操作具が中立経路の他方の端部以外の部分及び前進変速経路に操作されると、前記植付クラッチの伝動状態への操作が許容されて植付クラッチを入り操作することができるように構成してある請求項1に記載の乗用型田植機
  3. 前記苗植付装置を昇降駆動自在に機体に備え、前記苗植付装置を昇降駆動するもので人為的に操作される昇降操作具を備えて、前記昇降操作具により植付クラッチを伝動状態に操作可能に構成してある請求項1または2に記載の乗用型田植機
  4. 前記走行用の変速装置が後進側に操作されると苗植付装置を強制的に上昇駆動する後進上昇手段を備えてある請求項1〜3のうちのいずれか一つに記載の乗用型田植機
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