JP2003274716A - 作業車両 - Google Patents

作業車両

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JP2003274716A JP2002088703A JP2002088703A JP2003274716A JP 2003274716 A JP2003274716 A JP 2003274716A JP 2002088703 A JP2002088703 A JP 2002088703A JP 2002088703 A JP2002088703 A JP 2002088703A JP 2003274716 A JP2003274716 A JP 2003274716A
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光 小佐野
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寿美 福島
Tatsuo Kamiya
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の作業車両は、作業車両の車輪への駆動
を停止した状態で作業部を駆動する時、先ず、変速レバ
ーにて車輪への駆動を停止した状態とし、然る後に、作
業部のみを駆動する操作装置を操作して行わなければな
らず、然も、その際に、機体が不用意に移動しないよう
に別途ブレーキ装置を制動状態に操作する必要もあり、
その操作作業は、煩雑であった。 【解決手段】 変速レバー30のレバーガイド95に変
速レバー30の操作経路を変更する移動ガイド95aを
設けて、車輪7・8への駆動を変速する操作経路と車輪
7・8への駆動を停止した状態で作業部4を駆動する操
作経路とに切替え自在に構成すると共に、車輪7・8へ
の駆動を停止した状態で作業部4を駆動する操作経路へ
の移動ガイド95aの切替え操作に起因して車輪7・8
を制動するブレーキ装置75を作動させる連繋機構95
gを設けた作業車両。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、トラクタや苗植機
や収穫機等の農用走行車体及び土木建設機械等のその他
各種の作業車両に関する。 【0002】 【従来の技術】従来、車輪への駆動を変速する変速レバ
ーと車輪を制動するブレーキ装置とを設けた作業車両
は、周知である。また、作業部の駆動状態の点検や作業
部のみの駆動による作業を行う為に、作業車両の車輪へ
の駆動を停止した状態で作業部を駆動する特別の操作装
置を設けたものもある。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】上記従来技術の作業車
両は、作業車両の車輪への駆動を停止した状態で作業部
を駆動する時、先ず、変速レバーにて車輪への駆動を停
止した状態とし、然る後に、作業部のみを駆動する操作
装置を操作して行わなければならず、然も、その際に、
機体が不用意に移動しないように別途ブレーキ装置を制
動状態に操作する必要もあり、その操作作業は、煩雑で
あった。 【0004】そこで、本発明は上記問題点の解決を課題
とし、特に、変速レバーの操作によって、車輪への駆動
を変速すると共に車輪への駆動を停止した状態で作業部
を駆動操作することができ、然も、車輪への駆動を停止
した状態で作業部を駆動操作する時には必然的にブレー
キ装置が制動状態になって、安全な作業が行える作業車
両を提供するものである。 【0005】 【課題を解決するための手段】前記の課題を解決すべ
く、請求項1記載の発明は、車輪7・8への駆動を変速
すると共に車輪7・8への駆動を停止した状態で作業部
4を駆動操作する変速レバー30と車輪7・8を制動す
るブレーキ装置75とを設けた作業車両において、該変
速レバー30のレバーガイド95に変速レバー30の操
作経路を変更する移動ガイド95aを設けて、車輪7・
8への駆動を変速する操作経路と車輪7・8への駆動を
停止した状態で作業部4を駆動する操作経路とに切替え
自在に構成すると共に、車輪7・8への駆動を停止した
状態で作業部4を駆動する操作経路への移動ガイド95
aの切替え操作に起因して車輪7・8を制動するブレー
キ装置75を作動させる連繋機構95gを設けた作業車
両としたものである。従って、移動ガイド95aの切替
え操作で、車輪7・8への駆動を変速する操作経路と車
輪7・8への駆動を停止した状態で作業部4を駆動する
操作経路とにレバーガイド95の変速レバー30の操作
経路を変更でき、作業形態に応じて適切な変速レバー3
0の操作が容易に行え、然も、誤操作も防止できて、作
業性が良い。 【0006】また、移動ガイド95aを車輪7・8への
駆動を停止した状態で作業部4を駆動する操作経路に切
替える操作をすると、その切替えに起因して連繋機構9
5gを介してブレーキ装置75が作動し車輪7・8が制
動される。従って、操縦者が車輪7・8への駆動を停止
した状態で作業部4を駆動する変速レバー30の操作を
する時には、必ず、ブレーキ装置75が作動し車輪7・
8が制動されているので、不用意に機体が前後方向に移
動してしまうことが防止でき、安全に作業装置だけを駆
動できて、安全な作業が行える。 【0007】 【発明の効果】請求項1記載の発明によると、移動ガイ
ド95aの切替え操作で、車輪7・8への駆動を変速す
る操作経路と車輪7・8への駆動を停止した状態で作業
部4を駆動する操作経路とにレバーガイド95の変速レ
バー30の操作経路を変更でき、作業形態に応じて適切
な変速レバー30の操作が容易に行え、然も、誤操作も
防止できて、作業性が良い。 【0008】また、移動ガイド95aを車輪7・8への
駆動を停止した状態で作業部4を駆動する操作経路に切
替える操作をすると、その切替えに起因して連繋機構9
5gを介してブレーキ装置75が作動し車輪7・8が制
動され、操縦者が車輪7・8への駆動を停止した状態で
作業部4を駆動する変速レバー30の操作をする時に
は、必ず、ブレーキ装置75が作動し車輪7・8が制動
されているので、不用意に機体が前後方向に移動してし
まうことが防止でき、安全に作業装置だけを駆動でき
て、安全な作業が行える。 【0009】よって、変速操作性及び安全性において優
れた作業車両を得ることができる。 【0010】 【発明の実施の形態】以下、図面に表された実施の形態
について説明する。図1及び図2は本発明による走行車
体を備えた施肥田植機の全体側面図及び平面図である。
この施肥田植機1は、走行車体2の後方に昇降リンク装
置3を介して5条植の苗植付部4が昇降可能に設けら
れ、さらに、走行車体2の後部上側に肥料タンク220
L,220R、肥料繰出部221,…等からなる施肥装
置5の本体部が設けられている。また、走行車体2の前
部左右両端部には、左右各2段づつ予備苗粋6,…が設
けられている。 【0011】走行車体2は、走行部として駆動輪である
各左右一対の前輪7,7及び後輪8,8を備えた四輪駆
動車両であって、図3に示すように、機体の前部に配設
されたミッションケース10の左右側面部から前輪アク
スルケース11,11が側方に延設され、その先端部に
変向可能に設けた前輪ファイナルケース12,12に前
輪7,7が回転自在に支承され、また、ミッションケー
ス10の背面部に左右一対のメインフレーム13,13
の前端部が固着され、該メインフレーム13,13の後
端部から左右側方に延びるリャフレーム14の先端部に
固定して設けた後輪ファイナルケース15,15に後輪
8,8が回転自在に支承されている。リャフレーム14
には、昇降リンク装置3を支持する左右一対のリンク支
持フレーム16,16が上向きに突設されている。 【0012】メインフレーム13,13の前後中央部の
上方にエンジン20が搭載されており、該エンジンの上
側を覆うエンジンカバー21の上に座席22が設置され
ている。座席22の前方は各種操作機構が内蔵されたボ
ンネット23で、その上方に操向輪である前輪7,7を
操向するための操向ハンドル24が設けられている。エ
ンジンカバー21及びボンネット23の周囲は、人が移
動したり作業を行ったりするためのステップ25になっ
ている。図中符号30は変速レバー、31は副変速レバ
ー、32は植付昇降レバー、33はクラッチ・ブレーキ
ペダル、34はクラッチ・ブレーキレバー、35はデフ
ロックペダル、36はチョークつまみ、37は昇降制御
の感度調節レバーである。 【0013】次に、この走行車体2の動力伝達機構につ
いて説明する。エンジン20の左側面部にエンジン出力
軸40が突出し、そのエンジン出力軸40の回転動力
が、ベルト式変速装置41と主クラッチ機能付きのベル
ト伝動装置42とを介して、ミッションケース10の左
側面部に突出するミッション入力軸43に伝達される。
また、エンジン出力軸40の延長線上でベルト式変速装
置41よりも外側に油圧ポンプ45が設けられ、エンジ
ン出力軸40の回転動力でこの油圧ポンプ45が直接駆
動される。このようにベルト式変速装置41やベルト伝
動装置42よりも伝動上手側から回転動力を取ることに
より、ベルトのスリップや脈動による影響を受けず油圧
ポンプ45の回転を安定させることができる。 【0014】ベルト式変速装置41は、エンジン出力軸
40に一体回転するように嵌合する駆動プーリ50と、
中継軸51に回転自在に嵌合する従動プーリ52とに伝
動ベルト53を掛け、該ベルトにテンションプーリ54
で張力を付与している。駆動プーリ50及び従動プーリ
52は割りプーリになっており、両プーリ50,52の
有効径を互いに大小逆側に変更することにより伝動比を
変更し、駆動プーリ50の有効径が一定以下になると伝
動停止になる。詳しくは、下記のように構成されてい
る。 【0015】割りプーリである駆動プーリ50・従動プ
ーリ52の一方の構成部材50a・52aは各々軸40
・51に固定、他方の構成部材50b・52bは各々軸
40・51に対し軸方向に摺動自在になっている。可動
構成部材50b・52bは各々軸受63・63を介して
相互回転自在な変速操作カム64・64によって位置規
制されている。この変速操作カム64・64の外面側に
は円周上の位置によって突出量が異なる円環状の突条6
4a・64aが形成されており、その各突条64a・6
4aが固定カム55・65に設けた各ローラ55a・6
5aに当接している。 【0016】片方の駆動変速操作カム64のアーム64
bには、前進と後進とを切替え操作できる操作レバーで
ある変速レバー30の操作に連動する変速操作ロッド6
8が連結されている。また、2つの駆動変速操作カム6
4・64は、両者のアーム64b・64b同士を連結ロ
ッド57で連結している。これにより、変速操作ロッド
68を前後に移動させると、変速操作カム64・64が
回動してローラ55a・65aへの突条64a・64a
の接点が変わり、変速操作カム64・64とそれに位置
規制されている可動構成部材50b・52bが伝動ベル
ト52の張力に応じて軸方向へ移動することにより、駆
動プーリ50及び従動プーリ52の有効径が互いに大小
逆側に変化するのである。駆動プーリ50の有効径が大
きく、従動プーリ52の有効径が小さいほど低速伝動と
なる。 【0017】ベルト伝動装置42は、前記ベルト式変速
装置41の従動プーリ52に一体の駆動プーリ42aと
ミッション入力軸43に取り付けた従動プーリ42bと
に伝動ベルト42cを掛け、この伝動ベルト42cにテ
ンションプーリ42dで張力を付加するようにしたもの
で、テンションプーリ42dを伝動ベルト42cから離
すと、エンジン20の回転動力がミッションケース10
へ伝動されない主クラッチ「切」の状態になるようにな
っている。 【0018】図4はミッションケースの内部構造を示す
図である。主クラッチ機能付きのベルト伝動装置42を
介してミッション入力軸43に入力された回転動力は、
「路上走行速」「植付速(作業速)」「超低速」「中
立」の各シフト位置を有する副変速装置70を介して副
変速軸71に伝達される。そして、副変速軸71の回転
動力の一部は、走行用動力として前後進切替装置72を
介して四輪ブレーキ軸73に伝達される。前後進切替装
置72は、副変速軸71から四輪ブレーキ軸73へ逆転
方向に動力を伝達する「前進」と、同方向に動力を伝達
する「後進」と、動力を伝達しない「中立」とに切替え
るようになっている。副変速装置70はギヤミッション
の副変速部、前後進切替装置72はギヤミッションの前
後進変速部である。副変速レバー31の操作により、副
変速装置70と前後進切替装置72とがシフトチェンジ
される。 【0019】ここで、副変速装置70の構成を説明する
と、ミッション入力軸43に形成されたスプライン部4
3aに駆動小ギヤ70−1・駆動中ギヤ70−2・駆動
大ギヤ70−3をミッション入力軸43と一体的に回転
すると共に、副変速レバー31の操作により移動するシ
フタ70aにて左右移動自在に設けている。そして、副
変速軸71には、その駆動小ギヤ70−1・駆動中ギヤ
70−2・駆動大ギヤ70−3にそれぞれ噛合う従動大
ギヤ70−4・従動中ギヤ70−5・従動小ギヤ70−
6を固定して設けている。従って、副変速レバー31を
操作してシフタ70aにて駆動小ギヤ70−1・駆動中
ギヤ70−2・駆動大ギヤ70−3を左右方向に移動さ
せて、駆動小ギヤ70−1と従動大ギヤ70−4とを噛
合わせた時には走行速が最も遅い「超低速」となり、駆
動中ギヤ70−2と従動中ギヤ70−5とを噛合わせた
時には「植付速」となり、駆動大ギヤ70−3と従動小
ギヤ70−6とを噛合わせた時には走行速が最も早い
「路上走行速」となる。 【0020】次に、前後進切替装置72の構成を説明す
ると、ミッション入力軸43上にボールベアリングを介
して後進カウンタギヤ72−1を遊転自在に設けてい
る。そして、副変速軸71に形成されたスプライン部7
1aに前後進切替えギヤ72−2を副変速軸71と一体
的に回転すると共に、変速レバー30または副変速レバ
ー31の操作により左右移動するシフタ31aにて左右
方向に移動自在に設けている。また、四輪ブレーキ軸7
3には、前進ギヤ72−3と後進ギヤ72−4とを固定
して設けている。従って、副変速レバー31を操作して
シフタ31aにて前後進切替えギヤ72−2を左右方向
に移動させて、前後進切替えギヤ72−2と前進ギヤ7
2−3とを噛合わせた時には四輪ブレーキ軸73は正転
し機体は前進する。そして、前後進切替えギヤ72−2
と後進カウンタギヤ72−1の歯部72−1aとを噛合
わせた時には、後進カウンタギヤ72−1の歯部72−
1bが後進ギヤ72−4と常時噛合っているので、四輪
ブレーキ軸73は逆転し機体は後進する。一方、変速レ
バー30又は副変速レバー31を操作してシフタ31a
にて前後進切替えギヤ72−2を左右方向に移動させ
て、前後進切替えギヤ72−2が前進ギヤ72−3と後
進カウンタギヤ72−1との何れにも噛合わない位置に
したときには、四輪ブレーキ軸73には動力が伝達され
ないので、機体が前進も後進もしない「中立」位置とな
る。 【0021】尚、73−1は四輪ブレーキ軸73に固定
された後記のデフ装置76に動力を伝達するギヤであ
る。このように「路上走行速」「植付速」「超低速」の
シフト位置を有する副変速装置70を前後進切替装置7
2よりも、動力伝動上手側に設けたので、簡潔な構成で
「路上走行速」「植付速」「超低速」に亘って幅広い後
進速度域が設定でき、前後進の変速範囲が広くなり、作
業性が向上する。また、速度変速と前後進との切替えを
分けたので、両者共に直線的な単純な変速操作となり、
作業者はその変速操作位置が明確に判るようになり、操
作性が良好となる。 【0022】さて、四輪ブレーキ軸73には四輪ブレー
キ装置75が設けられている。75aは四輪ブレーキ装
置の操作アームである。そして、四輪ブレーキ軸73の
回転動力は、デフ装置76によって左右のフロントアク
スル77,77に分配して伝達され、さらに該フロント
アクスルによって前輪ファイナルケース12,12に伝
動されて前輪7,7を駆動する。また、左右のフロント
アクスル77,77には後輪クラッチ・ブレーキ装置7
8,78がそれぞれ設けられ、該装置を経てミッション
ケース10の背面部から取り出される後輪駆動用動力が
後輪伝動軸79,79を介して後輪ファイナルケース1
5,15に伝達されて後輪8,8を駆動する。尚、操向
ハンドル24の操作に連動して、旋回内側の後輪クラッ
チ・ブレーキ装置78が自動的にクラッチが切れてブレ
ーキがきくように作動する構成となっている。 【0023】副変速軸71の回転動力の残りは、作業装
置駆動用の回転動力(PTO)として、一対の株間副変
速ギヤ81,82を経由してPTO出力軸83に伝達さ
れる。上記株間副変速ギヤ81,82はミッションケー
ス10の右側面の内側に配置されており、その外側に着
脱自在に取り付けられたカバー84を外してギヤ比の異
なる株間副変速ギヤに交換することが可能である。PT
O出力軸83の後端にはPTO伝動軸85が接続され、
該軸を介してPTOが植付クラッチケース86へ伝達さ
れる。このPTO伝動軸85は、平面視でミッションケ
ース10側が機体内側で植付クラッチケース86側が機
体外側に位置するように斜めに配置構成されて、機体中
央部のエンジン20に干渉しないようになっていると共
に、変向可能な左右前輪7,7をその左右に設けたミッ
ションケース10側のPTO伝動軸85は機体内側であ
るから、操向ハンドル24にて左右前輪7,7を操向す
る場合に、左右前輪7,7を大きく操向してもPTO伝
動軸85に干渉することが防止できて、左右前輪7,7
の変向角度を大きく設定することができる。従って、大
きく左右前輪7,7を操向させて小回りのできる機体を
得ることができ、作業性がとても良い。 【0024】植付クラッチケース86に伝達されたPT
Oは施肥動力と植付動力とに分岐し、施肥動力は安全ク
ラッチ機能を備えた施肥クラッチを経由して植付クラッ
チケース86から取り出され、植付動力は株間調節装置
及び植付クラッチを経由して植付クラッチケース86か
ら取り出される。植付クラッチケース86から取り出さ
れた植付動力は、該ケースの出力部に設けた植付安全ク
ラッチ87を経てから、植付伝動軸88を介して苗植付
部4へを伝達される。 【0025】変速レバー30の操作機構を図6〜図11
に示す。変速レバー30は操向ハンドル24の左下方に
設けられていて、軸90を支点にして左右に回動可能か
つ軸91を支点にして前後に回動可能になっている。変
速レバー30を左右に操作すると、前後進切替アーム9
2を介して前後進切替ロッド93が上下動させられ、前
後進切替装置72のシフタ31aに伝えられるようにな
っている。これにより、変速レバー30を左右に操作す
ると、前後進切替装置72が「前進」から「後進」に切
り替わる。また、変速レバー30を前後に操作すると、
連結ロッド94から電動アシスト機構Aを介してベルト
式変速装置41の変速操作ロッド68が前後移動させら
れ、ベルト式変速装置41が変速操作される。この変速
レバーの操作範囲はレバーガイド95によって規制され
ている。 【0026】ここで、電動アシスト機構Aについて詳し
くその構成を説明する。機体に設けた回動支持軸300
に前感知スイッチ301と後感知スイッチ302とを所
定の間隔をあけて設けたセンサ取付け体303を回動自
在に設け、このセンサ取付け体303に前記変速レバー
30の連結ロッド94を連結している。そして、センサ
取付け体303の上端には連続した円弧状の凹凸部30
4が設けられており、この凹凸部304に機体に回動自
在に支持されて引張バネ305にて付勢されたアーム3
06の先端に回動自在に枢支されたローラ(ベアリン
グ)307が係合している。従って、凹凸部304の各
凹部にローラ307が係合する位置で、変速レバー30
は位置決めされて、止まるような構成となっており、操
縦者が変速レバー30を前後方向に操作する時に、有段
変速をしているような感覚を持たせる構成となってい
る。 【0027】一方、回動支持軸300に前記前感知スイ
ッチ301と後感知スイッチ302との間隔に入るカム
部308をその上端部に設けたカム体309と該カム体
309と一体回動する扇状ギヤ310と変速操作アーム
311とを一体回動するように設け、該変速操作アーム
311にベルト式変速装置41を変速する変速操作ロッ
ド68を連結している。また、扇状ギヤ310のギヤ部
には、電動モータ312の駆動ギヤ313に噛合する大
径従動ギヤ314と一体回動する小径ギヤ315が噛合
しており、電動モータ312の駆動ギヤ313が正逆回
転することにより扇状ギヤ310が正逆回動して変速操
作アーム311を揺動させる。従って、電動モータ31
2の駆動にて変速操作アーム311を揺動させて、変速
操作ロッド68を押し引きしてベルト式変速装置41が
変速操作される構成となっている。 【0028】ここで、前後感知スイッチ301・302
とカム部308との関係によって、変速レバー30を前
後方向に操作すると電動モータ312が作動してベルト
式変速装置41が変速操作される構成を更に詳述する。
今、変速レバー30が中立位置Nにあり、電動モータ3
12が作動していない状態では、カム部308は前後感
知スイッチ301・302の間にあり、前後感知スイッ
チ301・302はONになっていない。そして、操縦
者が変速レバー30を前進域Fの前側に向けて操作する
と、カム部308に後感知スイッチ302の検出部が乗
り上がって後感知スイッチ302がONになる。する
と、電動モータ312は正転して後感知スイッチ302
がONにならない位置まで扇状ギヤ310が回動する為
に、変速操作アーム311が揺動してベルト式変速装置
41を中立から増速側に変速操作する(変速レバー30
が前進域F側にあるときは、前後進切替装置72が「前
進」側になっている)。従って、操縦者が変速レバー3
0を前進域Fの最高速度まで前側に向けて操作するにつ
れて電動モータ312も正転を続けてベルト式変速装置
41を最高速度まで増速側に変速し、前進最高速度にな
る。逆に、操縦者が変速レバー30を前進域Fの最高速
度(最も前側の位置)から後方に向けて操作すると、カ
ム部308に前感知スイッチ301の検出部が乗り上が
って前感知スイッチ301がONになる。すると、電動
モータ312は逆転して前感知スイッチ301がONに
ならない位置まで扇状ギヤ310が回動する為に、変速
操作アーム311が揺動してベルト式変速装置41を前
進減速側に変速操作する。従って、操縦者が変速レバー
30を前進域Fの最高速度(最も前側の位置)から中立
位置Nまで後側に向けて操作するにつれて電動モータ3
12も逆転を続けてベルト式変速装置41を中立まで減
速側に変速する。 【0029】そして、操縦者が中立位置Nで変速レバー
30を前進域F側から後進域R側に左右方向に操作する
と、前後進切替装置72が「前進」から「後進」に切り
替わり、後進域Rの後進増速側(後側)に操作すると、
カム部308に前感知スイッチ301の検出部が乗り上
がって前感知スイッチ301がONになる。すると、電
動モータ312は逆転して前感知スイッチ301がON
にならない位置まで扇状ギヤ310が回動する為に、変
速操作アーム311が揺動してベルト式変速装置41を
中立から増速側に変速操作する。従って、操縦者が変速
レバー30を後進域Rの最高速度まで後側に向けて操作
するにつれて電動モータ312も逆転を続けてベルト式
変速装置41を最高速度まで増速側に変速し、後進最高
速度になる。逆に、操縦者が変速レバー30を後進域R
の最高速度(最も後側の位置)から前方に向けて操作す
ると、カム部308に後感知スイッチ302の検出部が
乗り上がって後感知スイッチ302がONになる。する
と、電動モータ312は正転して後感知スイッチ302
がONにならない位置まで扇状ギヤ310が回動する為
に、変速操作アーム311が揺動してベルト式変速装置
41を後進減速側に変速操作する。従って、操縦者が変
速レバー30を後進域Rの最高速度(最も後側の位置)
から中立位置Nまで前側に向けて操作するにつれて電動
モータ312も正転を続けてベルト式変速装置41を中
立まで減速側に変速する。 【0030】一方、扇状ギヤ310を回動させる小径ギ
ヤ315には、先端にベアリング316を回転自在に装
着したアーム317が一体回転するように設けられてお
り、変速レバー30を中立位置Nにした時、電動モータ
312による小径ギヤ315の回転によりこのアーム3
17のベアリング316が後述の主クラッチの入り切り
及び四輪ブレーキ装置75を作動させる回動軸102に
一体に設けた作動アーム318のカム部319を押し
て、回動軸102を回動させて引っ張りスプリング10
5aの付勢力に抗してテンションアーム105を上動さ
せ、ベルト伝動装置42のテンションプーリ42dを伝
動ベルト42cから離れさせて主クラッチを切ると同時
に、四輪ブレーキ作動ロッド106を引いて四輪ブレー
キ装置75のブレーキをかける(この四輪ブレーキ装置
75のブレーキをかける詳細な構成は、後述する)。こ
の時、テンションアーム105に一体に溶接された突起
片105sがブレーキ作動体105tと接当してブレー
キ作動体105tがテンションアーム105と同方向に
回動して四輪ブレーキ作動ロッド106が引かれるので
あるが、ブレーキ作動体105tと四輪ブレーキ装置7
5の操作アーム75aとがスプリング105wを介在し
て四輪ブレーキ作動ロッド106にて連結されているの
で、四輪ブレーキ装置75は徐々に制動が効いて、急激
なブレーキはかからないから機体が急激に停止すること
が防止でき作業上安全である。そして、変速レバー30
が中立位置N以外の位置では、ベアリング316は作動
アーム318のカム部319を押さない位置にあり、主
クラッチは入りで四輪ブレーキ装置75は作動していな
い状態である。尚、ベアリング316を回転自在に装着
したアーム317及び作動アーム318のカム部319
により、連繋機構Bが構成されている。 【0031】また、作動アーム318と機体との間に
は、緩衝装置である油圧式ダンパ320が設けられてお
り、変速レバー30を操作することによりアーム317
のベアリング316が作動アーム318のカム部319
から離れて機体を前進又は後進させる際に、引っ張りス
プリング105aの付勢力にてテンションプーリ42d
が伝動ベルト42cに急激なテンションをかけて機体が
急発進することを防止している。 【0032】更に、作動アーム318にカム部319を
取付ける構成は、作動アーム318に縦長の取付け孔3
18a・318aを設け、カム部319には取付け孔3
18a・318aと直交する方向の長孔319a・31
9aを設けて、ボルト321・321を取付け孔318
aと長孔319aを貫通させて両者を固定している。従
って、カム部319の取付け位置は、変速レバー30を
中立位置Nにした時、適切にアーム317のベアリング
316が接当して主クラッチが切ると同時に四輪ブレー
キ装置75のブレーキがかかるように調節することがで
きる。また、長年使用してカム部319が磨耗した場合
にも、この調節により、変速レバー30を中立位置Nに
した時、適切にアーム317のベアリング316が接当
して主クラッチが切ると同時に四輪ブレーキ装置75の
ブレーキがかかるようにすることができる。尚、322
は、カム部319の位置ずれを防止する係止用のボルト
である。 【0033】一方、前後感知スイッチ301・302
は、各々装着板323・323に固定されており、その
各装着板323・323には上部にボルト324の径と
略同じくらいの取付け孔323aと下部にボルト324
の径よりもかなり大きな取付け孔323bが設けてあ
り、各装着板323・323はこの取付け孔323a・
323bにボルト324を挿通してセンサ取付け体30
3に固定されている。そして、各装着板323・323
には位置調節の為の螺子孔325・325が各々設けら
れており、センサ取付け体303に一体に設けられた起
立壁体326・326に固定したナット327・327
を螺着挿通した調節螺子328・328の先端部が各装
着板323・323の螺子孔325・325に螺着挿通
して設けている。従って、各装着板323・323の上
下のボルト324・324を少し緩めて、調節螺子32
8・328を回すと上のボルト324を回動中心として
各装着板323・323は下のボルト324が挿通して
いる大きな取付け孔323bの遊び分だけ回動調節でき
る。即ち、この各装着板323・323の回動調節によ
り、カム体309のカム部308に接触する前後感知ス
イッチ301・302の接触子301a・302aの位
置を微調節することができ、前後感知スイッチ301・
302をカム部308に対して適正な位置にした後に、
上下のボルト324・324を締め付ければ、前後感知
スイッチ301・302をカム部308に対して適正な
位置に簡単に取付けることができて、操作系の精度が安
定し適切な車速の増減速操作が行える。 【0034】また、センサ取付け体303には、回動支
持軸300と平行にピン体329が固定して設けられて
おり、このピン体329の先端部はカム体309に設け
たピン体329の外径よりも少し大きな孔330(ピン
体329と孔330との遊びで、前後感知スイッチ30
1・302の接触子301a・302aがカム部308
に乗り上げる)に貫通した状態となっている。このよう
にセンサ取付け体303のピン体329をカム体309
の孔330に貫通させておくことにより、変速レバー3
0をあまりにも速く操作して、変速レバー30の操作に
よるセンサ取付け体303の回動速度が電動モータ31
2による扇状ギヤ310の回動速度よりも速くなった場
合に、ピン体329が孔330の端に当って変速レバー
30の速い操作を規制する。よって、変速レバー30の
操作が常に電動モータ312による扇状ギヤ310の回
動速度内におさまり、操作フィーリングが良い。尚、こ
のピン体329及び孔330が規制機構Dを構成してい
る。 【0035】尚,センサ取付け体303とカム体309
には、対向してアーム部331・332が各々一体に形
成されており、各アーム部331・332には孔331
a・332aが設けられ、片方の孔331aにはナット
333が溶接固定されている。これは、作業中に電動モ
ータ312が故障した場合に、電動モータ312の駆動
ギヤ313と大径従動ギヤ314との噛合を外し(大径
従動ギヤ314は、そのスプライン係合した支持軸31
4aにヘアピン314bにて駆動ギヤ313と噛合する
位置に位置規制されており、このヘアピン314bを抜
いて大径従動ギヤ314が駆動ギヤ313と噛合しない
位置にスライドさせてヘアピン314bにて位置規制す
れば、簡単に駆動ギヤ313と大径従動ギヤ314との
噛合を外すことができる)、ボルト334を各アーム部
331・332の孔331a・332aを貫通してアー
ム部331のナット333に螺合させてセンサ取付け体
303とカム体309とを締め付けて固定すれば、変速
レバー30の操作にて直接変速操作アーム311を揺動
させて、変速操作ロッド68を押し引き操作してベルト
式変速装置41を変速操作することができ、然も、扇状
ギヤ310のギヤ部と小径ギヤ315は噛合したままで
あるから、変速レバー30を中立位置Nにすれば、アー
ム317のベアリング316が作動アーム318のカム
部319を押して主クラッチを切ると同時に、四輪ブレ
ーキ作動ロッド106を引いて四輪ブレーキ装置75の
ブレーキをかけることができる。このように、作業中に
電動モータ312が故障しても、変速レバー30の操作
にて変速操作が行えるので、作業を引き続き行なえる。
従って、作業能率が向上する。尚、作業終了後に、故障
した電動モータ312を修理するか新しいものに取りか
えれば良い。 【0036】レバーガイド95は図8に示す構造をして
おり、変速レバー30の前後位置が中立位置Nにあると
きベルト式変速装置41が伝動停止状態になり、これよ
り前方及び後方に操作するとその操作量に応じて上記の
ように速度が速くなる。また、前後進切替装置72は、
変速レバー30が左右中央位置で「PTO」、右側位置
で「前進」、左側位置で「後進」となる。「PTO」及
び「前進」では変速レバー30を中立位置Nよりも前側
の前進域Fにのみ操作することができ、「後進」では変
速レバー30をNよりも後側の後進域Rにのみ操作する
ことができる。 【0037】そして、レバーガイド95の変速レバー3
0のガイド部には、ガイド経路を変更する移動ガイド9
5aが機体に設けた上下孔95b・95bに回動自在に
支持された操作杆95cに固着されて配置されている。
そして、操作杆95cの基部側に外装されて機体と移動
ガイド95a底面との間に設けた圧縮バネ95dによ
り、移動ガイド95aはレバーガイド95底面に圧接す
るように付勢されている。また、移動ガイド95aには
位置決め用ピン95eが上側に向けて突出して設けられ
ており、この位置決め用ピン95eがレバーガイド95
に設けた孔95f・95fの何れかに係合して移動ガイ
ド95aは図8の(a)及び(b)に示す2つの位置に
切替えて位置固定できる構成となっている。尚、移動ガ
イド95aの上面には、「前進」「PTO」と表記され
ており、各切替え位置でその何れかがガイド穴から見え
る構成となっており、操縦者が移動ガイド95aの切替
え状態を認識できるようになっているので、ご操作が防
止できて安全である。 【0038】一方、移動ガイド95aには、操作ワイヤ
95gの一端が挿通してナット95hにて抜け止めされ
た状態で装備されており、該操作ワイヤ95gの他端は
前記ブレーキ作動体105tに連結させている。従っ
て、移動ガイド95aを図8の(b)の状態に切替える
と、操作ワイヤ95gが引かれてブレーキ作動体105
tを回動させて四輪ブレーキ作動ロッド106が引かれ
四輪ブレーキ装置75がブレーキ作動する(このとき、
ブレーキ作動体105tの接当部105t’はテンショ
ンアーム105の突起片105sから離れる方向に回動
するので、テンションアーム105は上動せず主クラッ
チは操作されない。)。 【0039】従って、操作杆95cを圧縮バネ95dに
抗して下方に向けて押して、位置決め用ピン95eをレ
バーガイド95に設けた孔95fから外して、例えば、
操作杆95cを操作してレバーガイド95の左側の孔9
5fに位置決め用ピン95eを位置させて圧縮バネ95
dにより移動ガイド95aを上動させ、レバーガイド9
5の左側の孔95fに位置決め用ピン95eを係合させ
ると、図8の(a)の状態で移動ガイド95aは位置固
定され、移動ガイド95a上面の「前進」が見えるよう
になる。この時、変速レバー30をNよりも前方に操作
すると常に前進速になり、Nよりも後方に操作すると常
に後進速になる。変速レバー30の操作方向と機体の進
行方向が一致するので感覚的に分かりやすい。前進速か
ら後進速に或はその逆に切り替える際、その過程で必ず
ベルト式変速装置41が伝動停止状態となるので、主ク
ラッチを「切」にすることなく変速レバー30の操作だ
けで前後進の切替を行える。また、前進域Fのレバース
トロークに比べ後進域Rのレバーストロークを小さくし
て後進の最大速度を規制しているので、安全である。 【0040】また、操作杆95cを操作してレバーガイ
ド95の右側の孔95fに位置決め用ピン95eを係合
させると、図8の(b)の状態で移動ガイド95aは位
置固定され、移動ガイド95a上面の「PTO」が見え
るようになる。この時、変速レバー30をNよりも前方
に操作すると走行部は駆動されず作業装置だけが駆動さ
れる。この時、上記のように操作ワイヤ95gが引かれ
てブレーキ作動体105tを回動させて四輪ブレーキ作
動ロッド106が引かれ四輪ブレーキ装置75がブレー
キ作動するので、機体は自動的にブレーキが利いた状態
となり、不用意に機体が前後方向に移動してしまうこと
が防止でき、安全に作業装置だけを駆動できて、安全な
作業が行える。 【0041】図12及び図13にクラッチ・ブレーキペ
ダル及びクラッチ・ブレーキレバーの操作機構を示す。
クラッチ・ブレーキペダル33は座席22の右側足下部
に設けられ、支持軸100を支点にして前後に回動自在
となっている。また、クラッチ・ブレーキペダル33に
は、これと一体にクラッチ・ブレーキレバー34が上向
きに取り付けられている。 【0042】クラッチ・ブレーキペダル33と一体回動
するアーム101が設けられ、このアーム101とミッ
ションケース10の前方に左右方向に設けた回動軸10
2の右端部に取り付けたアーム103とがロッド104
を介して連結されている。回動軸102の左端部には前
記ベルト伝動装置42のテンションプーリ42dを支持
するテンションアーム105が取り付けられている。テ
ンションアーム105と一体の作動アーム318には、
テンションプーリ42dが伝動ベルト42cに張力を付
加する方向にテンションアーム105を付勢する引っ張
りスプリング105aが取り付けられている。また、こ
のテンションアーム105に一体に突起片105sが溶
接されており、この突起片105sが回動軸102に回
動自在に設けられた(遊嵌された)ブレーキ作動体10
5tの接当部105t’に接当して、テンションアーム
105が上動した時にブレーキ作動体105tも同方向
に回動するように構成されている。そして、ブレーキ作
動体105tの上端部に設けた穴105uに四輪ブレー
キ作動ロッド106を挿通し、四輪ブレーキ作動ロッド
106にはその先端部とブレーキ作動体105tの背面
部とにナット105v・105vを螺着し、先端部のナ
ット105vとブレーキ作動体105tとの間にスプリ
ング105wを設けている。従って、テンションアーム
105が上動すると、その突起片105sがブレーキ作
動体105tの接当部105t’に接当してブレーキ作
動体105tも同方向に回動し、四輪ブレーキ装置75
の操作アーム75aがスプリング105wを介在して四
輪ブレーキ作動ロッド106にて引かれ四輪ブレーキ装
置75がブレーキ作動する。 【0043】これにより、クラッチ・ブレーキペダル3
3を前方に踏み込み操作もしくはクラッチ・ブレーキレ
バー34を前方に回動操作すると、ベルト伝動装置42
のテンションプーリ42dが伝動ベルト42cから離れ
て主クラッチ「切」となるとともに、四輪ブレーキ装置
75がブレーキ作動する。 【0044】そして、テンションアーム105のテンシ
ョンプーリ42dを回動自在に枢支する支軸105bに
は、後方に向けて延びた杆体105cの基部が溶接固定
されている。一方、機体にはブレーキ解除アーム105
dが支持軸105eに回動自在に枢支されており、そし
て、このブレーキ解除アーム105dは連結板105f
にて四輪ブレーキ装置75の操作アーム75aに連係さ
れており、ブレーキ解除アーム105dの先端は直角に
折れ曲がった形状にしてあり、この折れ曲がった部分は
平面視で杆体105cと重なる位置になっている。この
杆体105c及びブレーキ解除アーム105dが機械式
連繋機構Cを構成している。尚、連結板105fには長
孔105gが設けられており、連係ピン75bをこの長
孔105gに挿通して操作アーム75aの先端部に連結
している。また、連係ピン75bは、前記四輪ブレーキ
作動ロッド106の連結孔にも挿通されており、四輪ブ
レーキ作動ロッド106を操作アーム75aの先端部に
連結している。 【0045】上記杆体105cとブレーキ解除アーム1
05dの作動を説明すると、クラッチ・ブレーキペダル
33を前方に踏み込み操作もしくはクラッチ・ブレーキ
レバー34を前方に回動操作すると(または、変速レバ
ー30を中立位置Nに操作して、電動モータ312によ
る小径ギヤ315の回転によりアーム317のベアリン
グ316が作動アーム318のカム部319を押した
時)、テンションプーリ42dが伝動ベルト42cから
離れて主クラッチ「切」となるとともに、四輪ブレーキ
作動ロッド106が引かれて操作アーム75aが前方に
回動して四輪ブレーキ装置75がブレーキ作動する。こ
の時、操作アーム75aの前方回動により、連結板10
5fが引かれてブレーキ解除アーム105dが仮想線の
状態のように上動する。そして、テンションアーム10
5に設けた杆体105cは、ブレーキ解除アーム105
d先端の折れ曲がった部分よりも上方に位置する。 【0046】次に、クラッチ・ブレーキペダル33の前
方踏み込み操作を止めるかもしくはクラッチ・ブレーキ
レバー34を後方に回動操作すると(または、変速レバ
ー30を中立位置Nから前進域Fもしくは後進域Rで前
後操作すると)、引っ張りスプリング105aの付勢力
によりテンションプーリ42dが下動し伝動ベルト42
cにテンションをかけて主クラッチ「入」となるととも
に、四輪ブレーキ作動ロッド106が戻されて操作アー
ム75aが後方に回動して四輪ブレーキ装置75のブレ
ーキが解除される。然し乍ら、テンションプーリ42d
の下動にて伝動ベルト42cには直ちにテンションがか
かり主クラッチ「入」となるが、四輪ブレーキ装置75
はブレーキの構造上(ディスクブレーキの場合はブレー
キ板の圧着をバネで外すのに多少時間がかかる。ドラム
ブレーキの場合はブレーキシューの圧着をバネで外すの
に多少時間がかかる。何れにしろ、バネにて部材を圧接
させたブレーキ作動を切るものであるので、多少の時間
が必要となる。)直ちには作動がきれず徐々にブレーキ
が解除される場合がある。そこで、この実施例では、テ
ンションプーリ42dが下動する時に、テンションプー
リ42dと一体の杆体105cが下方に位置するブレー
キ解除アーム105d先端の折れ曲がった部分に接当し
て、強制的にブレーキ解除アーム105dを上動した仮
想線の状態から下動した実線の状態に回動させる。する
と、ブレーキ解除アーム105dの下動にて連結板10
5fが引かれて操作アーム75aが強制的に後方回動
し、四輪ブレーキ装置75は即座にブレーキが解除され
る。 【0047】従って、主クラッチが「入」となる時に
は、四輪ブレーキ装置75のブレーキが強制的に即座に
解除されるので、ブレーキが利いたまま発進してブレー
キの寿命を短くしてしまうようなことが防止でき、適正
な作業が行える。また、クラッチ・ブレーキペダル33
には、先端部が鍵状に形成されたロックアーム110が
回動自在に設けられ、これがトルクスプリング111に
よって一定方向に付勢されている。これにより、クラッ
チ・ブレーキペダル33又はクラッチ・ブレーキレバー
34を一定以上操作すると、ロックアーム110の鍵状
部がロックピン112に係合し、クラッチ・ブレーキペ
ダル33及びクラッチ・ブレーキレバー34がその操作
位置のままに保持され、機体が停止状態に維持される。
クラッチ・ブレーキレバー34の前側に設けられたロッ
ク解除レバー113をクラッチ・ブレーキレバー34側
に引き寄せ操作すると、ロックアーム110がロックピ
ン112から外れ、引っ張りスプリング105aの付勢
力によりクラッチ・ブレーキペダル33及びクラッチ・
ブレーキレバー34が通常位置に戻り、主クラッチ
「入」となるとともに、四輪ブレーキ装置75のブレー
キ作動が解除される。 【0048】このように、ミッションケース10の右側
に設けたクラッチ・ブレーキペダル33及びクラッチ・
ブレーキレバー34の操作力は、ミッションケース10
の前側に配置した回動軸112を経由して、ミッション
ケース10の左側に設けたベルト伝動装置42のテンシ
ョンプーリ42dを作動させることにより、操作機構を
簡略な構成とし、ステップ25の下側の限られた空間内
に無理なく配置することができる。 【0049】植付昇降レバー32の操作機構を図6及び
図14に示す。植付昇降レバー32は操向ハンドル24
の右下方に設けられていて、軸130を支点にして前後
に回動可能になっている。植付昇降レバー32の回動は
中継筒軸131を経由して、植付クラッチケース86及
び後述する油圧バルブ176の各操作部へ伝達される。
132は中継筒軸131に一体に取り付けられた操作位
置決め用の植付昇降カムで、このカムにはローラ支持ア
ーム133に回転自在に支持されたカムローラ134が
当接している。ローラ支持アーム133は、スプリング
135によってカムローラ134が植付昇降カム132
に当接する側に付勢されている。これにより、植付昇降
レバー32は、苗植付部を上昇させる「上げ」、苗植付
部を下降させる「下げ」、苗植付部を自動昇降制御する
「自動」、植付クラッチを切る「植付切」の各操作位置
で安定して保持される。 【0050】図6及び図15に示すように、ローラ支持
アーム133とステアリングポスト137との間にリフ
ト部材138が回動自在に設けられている。操向ハンド
ル24が一定角度以上操作されると、ステアリング軸1
39に取り付けられた山形カム140がピン141を押
すことによりリフト部材138が回動する。すると、リ
フト部材の丸棒部138aがローラ支持アーム133を
押し上げて、カムローラ134による植付昇降カム13
2の規制がなくなるので、スプリング142の張力によ
り植付昇降レバー32が「上げ」まで回動する。したが
って、操向ハンドル24を一定角度以上操作すると、苗
植付部4が自動的に上昇する。 【0051】また、図6及び図16に示すように、リフ
ト部材138と前記前後進切替アーム92との闇にバッ
クリフトアーム143が設けられている。変速レバー3
0が「後進」に操作されると、前後進切替アーム92が
バックリフトアーム143のローラ143aを押し上げ
ることにより、バックリフトアーム143を介してリフ
ト部材138を回動させ、上記と同様に植付昇降レバー
32が「上げ」まで回動する。したがって、変速レバー
30を「後進」に操作すると、苗植付部4が自動的に上
昇する。バックリフトアーム143が元に戻ろうとする
復元力は変速レバー30の左右回動支点(軸90)の方
向に作用し、変速レバー30が「後進」に操作された状
態では上記復元力が前後進切替アーム102の外端面で
受けられるので、変速レバー30を「前後進中立(PT
O)」に戻す方向に力がかからず変速レバー30が「後
進」の操作位置で安定する。 【0052】バックリフトアーム143は回動支点軸1
44に摺動自在に支持されており、バックリフト解除レ
バー145を操作して前後にスライドさせられるように
なっている。バックリフトアーム143を後方にスライ
ドさせた状態では、バックリフトアーム143が前後進
切替アーム92及びリフト部材138に対し前後位置が
ずれた状態となり、変速レバー30を「後進」に操作し
ても苗植付部4が上昇しない。 【0053】昇降リンク装置3は、前記リンク支持フレ
ーム16,16に側面視で互いに平行な上リンク170
及び左右一対の下リンク171,171が回動自在に支
持され、これら各リンクの後端部に連結枠172が枢結
されている。連結枠172には苗植付部4から前方に突
出するローリング軸173が挿入され、苗植付部4がロ
ーリング自在に連結されている。下リンク171,17
1と一体回動するスイングアーム174が設けられ、メ
インフレーム13,13に基部側が支持された油圧シリ
ンダ175のピストンロッドが上記スイングアーム17
4に連結されている。油圧シリンダ175を伸縮させる
と、各リンクが上下に回動し、苗植付部4がほぼ一定姿
勢のまま昇降する。油圧シリンダ175を制御する油圧
バルブ176は、機体右側部のステップ25下側に設け
られている。 【0054】苗植付部4は、伝動機構が内蔵された苗植
付部フレーム180に、苗を載せて左右往復動すると共
に各条ごとに苗送りベルト181a,…が苗を下方へ搬
送して所定の苗取出口181b,…に一株づつ供給する
苗載台181、前記苗敢出口181b,…に供給される
苗を取り出して表土面に植え付ける5組の苗植付装置1
83,…、植付作業時に次行程における機体進路の左右
中心を表土面に線引きする左右の線引きマーカ184,
184、整地用のセンターフロート185及びサイドフ
ロート186,186等が組み付けられている。 【0055】苗植付部フレーム180は、図17及び図
18に示すように、左右中心よりも右側に偏位して配置
された入力ケース190と、該入力ケース190の右横
に連結したギヤケース191と、該ギヤケース191か
ら右方に延設された右フレームパイプ192Rと、該右
フレームパイプ192Rの先端部に取り付けられた右植
付伝動フレーム193Rと、前記入力ケース190の左
横に連結した中央植付伝動フレーム193cと、核中央
植付伝動フレーム193cから左方に延設された左フレ
ームパイプ192Lと、該左フレームパイプ192Lの
先端部に取り付けられた左植付伝動フレーム193L
と、左フレームパイプ192Lに取り付けた基部枠19
4とで構成され、該基部枠194に設けたローリング軸
173で前記連結枠172に連結されている。苗植付装
置183,…は、左右植付伝動フレーム193L,19
3Rの後端左右両側及び中央植付伝動フレーム193c
の後端左側にそれぞれ設けられている。 【0056】植付伝動フレーム193R,193C,1
93Lの前面部には蓋体193aが取り付けられ、この
蓋体193aで苗載台支持フレーム181cの基部及び
後記植付深さ調節パイプ206を支持している。これに
より、植付伝動フレーム193R,193C,193L
の短縮化が図れるとともに、部品点数の削減と軽量化が
可能となる。 【0057】線引きマーカ184は、図19に示すよう
に、植付深さ調節パイプ206に回動自在に嵌合する基
部184aに起立・転倒可能に取り付けられている。そ
して、基部184aに固着した規制ピン184bを植付
深さ調節パイプ206と一体のストッパプレート184
cで回動規制している。これにより、線引きマーカ18
4は実線位置と二点鎖線位置との間で前後に回動可能で
ある。作業時には実線位置にして、線引きマーカ184
を地面に対して適正な角度に保持する。収納時には、後
輪8,8との干渉を避けるため二点鎖線位置またはその
近くまで回動させてフック184dで固定する。植付深
さの違いによって線引きマーカ184の角度が変化する
が、線引きマーカ184の回動範囲に遊びがあるので、
線引きマーカ184を無理に曲げたりすることなく収納
することができる。また、収納時の線引きマーカ184
の位置が常に一定であるので、苗植付部4を後輪8,8
に近づけてレイアウトすることができる。 【0058】前記植付伝動軸88により走行車体側から
伝達される植付動力は、入力ケース190内の入力軸1
95に入力され、さらに該入力軸からベベルギヤ装置1
96を介して、上記各ケース及びフレームパイプ内に回
転自在に支承された植付駆動軸197に伝動される。そ
して、各植付伝動フレーム193L,193c,193
R内に設けられたチェーン198,…により、各植付伝
動フレームの後端部に回転自在に支承された植付装置軸
199,…に伝動される。 【0059】また、植付駆動軸197から、ギヤケース
191内のギヤ装置201により、左右方向にリードカ
ム軸202に伝動される。リードカム軸202は外周面
に螺旋状の溝が形成された軸で、この溝にリードメタル
203の爪が係合している。リードメタル203が取り
付けられている横移動棒204は、軸方向に摺動自在に
支持されており、その左右端部が苗載台181に連結さ
れている。リードカム軸202が回転すると、リードメ
タル203の爪がリードカム軸202の溝に沿って移動
することにより、横移動棒204及びこれと一体の苗載
台181が左右往復動する。 【0060】前記ギヤ装置201は、植付駆動軸197
の回転を不等速にリードカム軸202に伝達して苗載台
181の左右移動速度を調節する不等速伝動部201a
と、ギヤ比が異なる複数組(図では2組)のギヤの組み
合わせからなり、苗植付装置183が植付ける1株当た
りの苗の量を調節するギヤ列式の苗取り量調節部201
bとからなっている。 【0061】植付駆動軸197の前方斜め少し下方には
左右方向の植付深さ調節パイプ206が回動自在に設け
られ、この軸に一体に取り付けたフロート支持アーム2
07,…の後端部に各フロート185,186,186
が枢支されている。植付深さ調節レバー208を操作し
て植付深さ調節パイプ206を回動させることにより、
各フロートの支持高さが変更し、苗の植付深さが調節さ
れる。センターフロート185は表土面の凹凸を検出す
るための接地体でもあり、植付作業時には、センターフ
ロート185によって検出される表土面の凹凸に基づ
き、前記油圧バルブ176を駆動して苗植付部4を昇降
制御し、苗の植付深さを常に一定に維持する。 【0062】上記昇降制御の感度を調節する感度調節レ
バー37は、座席22の右側に設けられており、前後回
動操作により感度を複数段階に調節するようになってい
る。感度調節レバー37は油圧バルブ176と左右同じ
側に設けられているので、両者を連係させるワイヤの配
索を簡略にできる。 【0063】施肥装置5は、肥料タンク220L,22
0R内の肥料を肥料繰出部221,…によって一定量づ
つ下方に繰り出し、その繰り出された肥料を施肥ホース
223,…を通して施肥ガイド224,…まで移送し、
該施肥ガイド224,…の前側に設けた作溝体225,
…によって苗植付条の側部近傍に形成される施肥溝内に
落とし込むようになっている。 【0064】最後に、機体前端部に装着された畦越えア
ーム350について説明する。畦越えアーム350の基
部は、機体前端部に設けた回動支持軸351に所定範囲
で前後方向に回動自在に支持されており(図1の実線の
状態と仮想線の状態との間で回動自在)、その上部には
左右方向に延びる横杆352が溶接固定され、横杆35
2の左右端部には把持部353・353が設けられてい
る。また、畦越えアーム350の上端部には、センター
マスコット354の基部が回動支持軸355にて前後方
向に回動自在に装着されている。 【0065】従って、圃場で田植え作業を行う時には、
畦越えアーム350を前方に回動させた図1の実線の状
態にして、センターマスコット354を前後回動させて
操縦者の最も見やすい状態に調節すると、前行程で線引
きマーカ184にて機体進路の左右中心に表土面に線引
きした線跡にセンターマスコット354を合わせて容易
に直進植付作業が行えて作業性が良い。 【0066】また、植付作業を終えて圃場から畦を越え
て出る場合には、畦越えアーム350を前方に回動させ
た図1の実線の状態のままで、センターマスコット35
4を仮想線のように後方に回動させる。そして、操縦者
は、機体から降りて機体前方に立ち機体が微速前進する
ように操作して、畦越えアーム350の把持部353・
353を握り体重をかける。この畦越え時には、機体が
前進して畦を越える為に、機体が前上がりになって機体
重心が後方に移動し機体前部が浮き上がろうとするが、
操縦者が畦越えアーム350の把持部353・353を
握り体重をかけているので、この機体前部の浮き上がり
を防止できて、転倒することなく安全に畦越えを行うこ
とができる。尚、センターマスコット354は仮想線の
ように後方に回動させているので、畦越え時にセンター
マスコット354が邪魔にならず作業性が良い。また、
この畦越えアーム350は、機体のトラックに対する積
み降ろし作業時に用いても同じように安全な作業が行え
る。 【0067】そして、路上操向時や機体を納屋等に収納
する場合には、畦越えアーム350及びセンターマスコ
ット354を図1の仮想線に示すように機体前部に沿わ
せた後方に回動させた状態にしておくと、邪魔にならず
路上操向が容易で、且つ、収納スペースも狭くて済む。
【図面の簡単な説明】 【図1】施肥田植機の側面図である。 【図2】施肥田植機の平面図である。 【図3】走行車体の一部を省略した平面図である。 【図4】ミッションケースの展開断面図である。 【図5】ベルト式変速装置の平面断面図である。 【図6】変速レバー及び植付昇降レバーの操作機構の正
面図である。 【図7】変速レバーの操作機構の作用説明用斜視図であ
る。 【図8】変速レバーのレバーガイドの作用を説明する平
面図である。 【図9】変速レバーの操作機構の主要部の拡大側面図で
ある。 【図10】電動モータの作動フロー図である。 【図11】主クラッチ及び四輪ブレーキ装置の操作を説
明する作用説明用の側面図である。 【図12】クラッチ・ブレーキペダルのクラッチ・ブレ
ーキペダル及びクラッチ・ブレーキレバーの操作機構の
平面図である。 【図13】クラッチ・ブレーキペダルのクラッチ・ブレ
ーキペダル及びクラッチ・ブレーキレバーの操作機構の
側面図である。 【図14】植付昇降レバーの操作機構の側面図である。 【図15】図6のS1−S1断面図である。 【図16】図6のS2−S2断面図である。 【図17】苗植付部の一部を省略した平面図である。 【図18】苗植付部の要部の側面図である。 【図19】線引きマーカ等の側面図である。 【符号の説明】 1 施肥田植機 2 走行車体 3 昇降リンク装置 4 作業部(苗植付部) 5 施肥装置 7 車輪(前輪) 8 車輪(後輪) 10 ミッションケース 20 エンジン 22 座席 30 変速レバー 41 ベルト式変速装置 42d 主クラッチ(テンションプーリ) 75 ブレーキ装置(四輪ブレーキ装置) 95 レバーガイド 95a 移動ガイド 95g 連繋機構(操作ワイヤ) N 中立位置 F 前進域 R 後進域
フロントページの続き (72)発明者 福島 寿美 愛媛県伊予郡砥部町八倉1番地 井関農機 株式会社技術部内 (72)発明者 神谷 龍雄 愛媛県伊予郡砥部町八倉1番地 井関農機 株式会社技術部内 Fターム(参考) 2B062 AA02 AA03 AB01 BA04 BA06 BA12 BA18 BA24 CA12

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 車輪7・8への駆動を変速すると共に車
    輪7・8への駆動を停止した状態で作業部4を駆動操作
    する変速レバー30と車輪7・8を制動するブレーキ装
    置75とを設けた作業車両において、該変速レバー30
    のレバーガイド95に変速レバー30の操作経路を変更
    する移動ガイド95aを設けて、車輪7・8への駆動を
    変速する操作経路と車輪7・8への駆動を停止した状態
    で作業部4を駆動する操作経路とに切替え自在に構成す
    ると共に、車輪7・8への駆動を停止した状態で作業部
    4を駆動する操作経路への移動ガイド95aの切替え操
    作に起因して車輪7・8を制動するブレーキ装置75を
    作動させる連繋機構95gを設けたことを特徴とする作
    業車両。
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