JP2003237423A - 農用作業車 - Google Patents

農用作業車

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JP2003237423A
JP2003237423A JP2002041348A JP2002041348A JP2003237423A JP 2003237423 A JP2003237423 A JP 2003237423A JP 2002041348 A JP2002041348 A JP 2002041348A JP 2002041348 A JP2002041348 A JP 2002041348A JP 2003237423 A JP2003237423 A JP 2003237423A
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wire
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brake
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JP2002041348A
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Takuya Morimoto
琢也 森本
Kazumasa Yoshida
和正 吉田
Yasuhiro Nagata
永田  康弘
Matsuo Mitsumoto
松夫 三本
Tatsuji Ochi
竜児 越智
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Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 走行停止時に、静油圧式無段変速装置を中立
状態に、かつ、アクセルを低速位置に戻し操作するため
の、操作系の簡素化を図ることのできる田植機を提供す
る点にある。 【解決手段】 静油圧式無段変速装置11の変速操作レ
バー32に連係した第1操作ワイヤー90A、90B
と、アクセル62の調速レバー62Aに連係した第2操
作ワイヤー29とを、共通の単一戻し操作ワイヤー30
に連動連結するとともに、前記単一戻し操作ワイヤー3
0をブレーキ操作具55に連係し、この単一戻し操作ワ
イヤ30の引き操作によって変速操作レバー32が第1
操作ワイヤー90A、90Bを介して減速側に戻し操作
されるとともに、調速レバー62Aが第2操作ワイヤー
29を介して減速側に戻し操作されるように構成してあ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、乗用型田植機や乗
用型直播機、農用トラクタ等の操作構造であって、走行
変速装置とエンジン用調速機構とを減速側に戻し操作す
るように構成してある農用作業車に関する。
【0002】
【従来の技術】一般的には、作業車を停止させる操作を
行っても、エンジン用調速機構等の設定位置や、走行変
速装置の変速位置は必ずしも、操作に対応した位置に切
換えられるわけではない。したがって、停止操作を解除
すると、作業車が急発進する事態も起こり得ることにな
っていた。そこで、エンジン調速機構と走行変速装置と
を伴に減速側に操作する場合が必要になるが、その場合
に、走行変速装置の変速操作レバーとエンジン用調速機
構の調速レバーとを減速側に戻し操作するに、夫々、変
速操作レバーと調速レバーに連係した操作ワイヤーを、
停止操作具に連係する方法が考えられる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、夫々の操作具
に連係された二本のワイヤを前記した停止操作具が設置
されている部位まで延出する必要があるために、ワイヤ
の配置スペースを確保する点や配設作業の手間がかかる
とともに、ワイヤ毎に調節操作を必要として調節の為の
作業負担が大きくなっていた。
【0004】本発明は上記した欠点を解消し、調節操作
を簡単に行える農用作業車を構成することを目的として
いる。
【0005】農用作業車において、上記操作レバー等を
操縦パネルに配置した場合に、操縦パネルに配置するス
イッチ類が操縦ハンドルに隠れて見難い場合がある。本
発明は農用作業車において、操縦パネルに設けるスイッ
チ類の配置に工夫を凝らして、視認性を良好にすること
を目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】[構成]請求項1にかか
る発明の特徴構成は、走行変速装置の変速操作レバーに
連係した第1操作ワイヤーと、エンジン用調速機構の調
速レバーに連係した第2操作ワイヤーとを、共通の単一
戻し操作ワイヤーに連動連結するとともに、前記単一戻
し操作ワイヤーを戻し操作機構に連係し、この単一戻し
操作ワイヤの引き操作によって変速操作レバーが第1操
作ワイヤーを介して減速側に戻し操作されるとともに、
調速レバーが第2操作ワイヤーを介して減速側に戻し操
作されるように構成してある点にあり、その作用効果は
次の通りである。
【0007】[ 作用]単一の戻し操作用のワイヤを設け
ることによって、その戻しワイヤの一端部に第1、第2
操作ワイヤを連動連結するだけでよく、第1、第2操作
ワイヤを夫々戻し操作具まで延出して連結するには及ば
ない。
【0008】[ 効果]これにより、単一の戻しワイヤを
配置するだけのスペースと配置に要する作業負担を担え
ばよく、かつ、調節も第1、第2操作ワイヤ毎に行う必
要はなく、単一の戻しワイヤを操作できるだけの調節を
行うだけでよく、調節の手間もかからない。
【0009】[構成]請求項2にかかる発明の特徴構成
は、走行変速装置の変速操作レバーと、エンジン用調速
機構の調速レバーとを、走行停止用のブレーキ操作具に
連係し、このブレーキ操作具へのブレーキ入り操作で前
記走行変速装置とエンジン用調速機構を減速側に戻し操
作すべく構成してある点にあり、その作用効果は次の通
りである。
【0010】[作用効果]従来は、エンジン調速機構の
設定はブレーキ操作とは別に設定されていたので、ブレ
ーキ操作を行うと一旦走行機体は停止するが、ブレーキ
操作を解除すると走行機体は進行を開始し、苗補給時等
でエンジン調速機構の設定が最高速に設定されている場
合には、走行機体が急発進することもある。これに対し
て、本願発明では、ブレーキ操作によって、走行変速装
置とエンジン調速機構の夫々の操作レバーを減速側に戻
し操作するので、意識的にそれらの操作レバーを高速側
に操作しない限り、走行機体が急発進するようなことは
ない。また、エンジン調速機構を減速側に操作するの
で、機体停止時における燃料消費を抑えることができ
る。
【0011】[構成]請求項3にかかる発明の特徴構成
は、変速操作レバーを設けた運転部における操縦ハンド
ル近傍に各種操作スイッチを配置するとともに、走行機
体に対する平面視において前記操縦ハンドルの環状握り
部の外側に、前記各種スイッチを配置してある点にあ
り、その作用効果は次の通りである。
【0012】[作用効果]操縦ハンドル近傍に各種操作
スイッチを配置して、操縦ハンドルより大きく手を離す
ことなく、スイッチ操作が行える利点を備えている。そ
して、そのスイッチを操縦ハンドルの環状握り部の外側
に配置したので、操縦者から見た場合に操縦ハンドルと
スイッチとが重なることによって、スイッチが見難いと
いう欠点を解消できた。
【0013】
【発明の実施の形態】図1及び図2に、乗用型作業車の
一例としての乗用型田植機の全体が示されている。図3
及び図4に示すように、前方下方の左右中央にミッショ
ンケース1が前後方向に延出されるように配置され、ミ
ッションケース1の前部下部の右及び左横側部に、前輪
支持ケース2が連結されて右及び左方に延出されている
(ミッションケース1に対して前輪支持ケース2は昇降
及びローリングしない)。前輪支持ケース2の端部の縦
軸芯P1周りに支持ケース3が回転自在に支持されて、
支持ケース3に右及び左の前輪4が支持されており、右
及び左の前輪4が支持ケース3と一緒に縦軸芯P1周り
に右及び左に操向操作されるように構成されている。
【0014】図1及び図2に示すように、ミッションケ
ース1の後端の右及び左横側部に、後輪用の右及び左伝
動ケース5が、左右方向の軸芯P2周りに独立にサスペ
ンションバネ9を介して上下揺動自在に支持されてい
る。右及び左の伝動ケース5が後方に延出されて、右及
び左の伝動ケース5の後部に右及び左の後輪6が支持さ
れており、右及び左の後輪6は操向操作されない。
【0015】次に、苗植付装置41及び苗植付装置41
の支持構造について説明する。図1,2,3に示すよう
に、操縦席10下方の支持フレーム7において支持軸8
に1本のトップリンク42が上下揺動自在に支持され、
支持フレーム7の後部下端に固定された右及び左のブラ
ケットに、右及び左のロアリンク43が上下揺動自在に
支持されており、トップリンク42及びロアリンク43
の後端に支持部材44が連結されている。単動型の昇降
シリンダ45が支持軸8に上下揺動自在に支持され、昇
降シリンダ45のシリンダロッド45aが、支持部材4
4に連結されている。
【0016】図1及び図2に示すように、4条植型式の
苗植付装置41が、支持部材44の下部の前後軸芯周り
にローリング自在に連結されており、その支持部材44
に連結されるフィードケース48、後方に延出された右
及び左の植付伝動ケース49、植付伝動ケース49の右
及び左側部で回転駆動される植付ケース22、植付ケー
ス22に支持された一対の植付アーム50、4つの苗の
せ面を備えて左右方向に往復横送り駆動される苗のせ台
51、上下動自在に支持された接地フロート52等を備
えて構成されている。
【0017】次に、エンジン16及び静油圧式無段変速
装置11の付近の構造について説明する。図1及び図4
に示すように、斜め上方前方に向くエンジン支持フレー
ム14がミッションケース1の前部に連結されており、
略水平なエンジン支持台15がエンジン支持フレーム1
4に連結されている(図4参照)。エンジン16のクラ
ンクケース16aがエンジン支持台15に支持されて、
エンジン16の出力軸16cが左右方向に向いて左向き
に突出しており、エンジン16のシリンダ16bが斜め
後方上方に向くように傾斜して配置されている。
【0018】図4に示すように、エンジン16の出力軸
16cに出力プーリー18が固定され、エンジン16の
後方に位置する変速装置としての静油圧式無段変速装置
11の入力軸11aに入力プーリー12が固定され、出
力プーリー18と入力プーリー12とに亘って伝動ベル
ト19が巻回されている。エンジン支持フレーム14の
横軸芯P3周りにテンションアーム20が揺動自在に支
持され、テンションアーム20の先端にテンションプー
リー20aが備えられている。
【0019】次に、右及び左の前輪4への伝動系につい
て説明する。図3に示すように、静油圧式無段変速装置
11からギヤ式変速機構Aを介して中継用の円筒軸70
に動力伝達するとともに、円筒軸70内に右前輪伝動軸
68Bを内装し、その右前輪伝動軸68Bと突き合わせ
状態で左前輪伝動軸68Aを配置し、右及び左の前輪伝
動軸68B、68Aの突き合わせ部分に、前輪デフ機構
69が備えられている。前輪デフ機構69の外ケース6
9aに連結された円筒軸70が、右の前輪伝動軸68B
に相対回転自在に外嵌されており、円筒軸70の右端に
デフロック機構71を装備してある。
【0020】次に、右及び左の後輪6への伝動系につい
て説明する。図1及び図3に示すように、円筒軸70に
スプロケット80が固定され、ミッションケース1の内
部において右及び左の後輪伝動軸79の突き合わせ部分
に、スプロケット81が相対回転自在に外嵌されてお
り、スプロケット80,81に亘り伝動チェーン82が
巻回されている。右及び左のシフト部材83がスプライ
ン構造にて右及び左の後輪伝動軸79に一体回転及びス
ライド自在に外嵌され、右及び左の後輪伝動軸79とミ
ッションケース1の内面との間に複数の摩擦板84が配
置されており、スプロケット81と右及び左のシフト部
材83との間で、右及び左のサイドクラッチ86が構成
され、右及び左のシフト部材83と摩擦板84との間
で、右及び左のサイドブレーキ87が構成されている。
【0021】前記したスプロケット80,81の中間部
に中間軸92を配置するとともに、中間軸92に回転自
在に支持されたスプロケット93が、伝動チェーン82
に巻回経路の内側から咬合しており、中間軸92を制動
可能なブレーキ54が形成されている。以上の構造によ
り、ブレーキ54を制動側に操作することにより、中間
軸92及びスプロケット93、伝動チェーン82、を介
して前輪4及び後輪6に制動が掛かる。
【0022】次に、静油圧式の無段変速装置11を操作
する変速操作レバー32の構造について説明する。図4
及び図5に示すように、ボンネット75内に設置される
後フレーム24の左の横部分24aに支持ブラケット3
3が固定されており、支持ブラケット33に操作軸34
が自身の軸芯周りに回転自在に支持されている。静油圧
式の無段変速装置11は中立位置を挟んで前進側及び後
進側に無段階に変速可能に構成されており、静油圧式の
無段変速装置11を操作するトラニオン軸11bに接続
された操作軸35が、上方に延出されている。後フレー
ム24の左の横部分24aに固定されたブラケット36
に、操作軸35の上部が回転自在に支持されて、操作軸
34の端部34aが下向きに折り曲げられており、操作
軸35の上端に固定されたアーム35aに、操作軸34
の端部34aが係合している。
【0023】図4及び図5に示すように、側面視で扇型
の操作板37が操作軸34に固定されており、操作板3
7の軸芯P5周りに変速操作レバー32が揺動自在に支
持され、変速操作レバー32を図10の紙面右方(左横
側)に付勢するバネ38が取り付けられている。操作板
37の外周部に多数の凹部が形成されており、後フレー
ム24の左の横部分24aに板バネ39が固定され、板
バネ39の先端のローラー39aが操作板37の凹部に
入り込むように構成されている。
【0024】図4、図5、図6に示すように、後フレー
ム24の左の横部分24aにレバーガイド40が固定さ
れ、中立位置N、前進領域F及び後進領域Rにより形成
されたクランク状の開口部40aがレバーガイド40に
備えられて、変速操作レバー32がレバーガイド40の
開口部40aに挿入されている。この場合、前進領域F
が前方側に配置されて、後進領域Rが後方側(運転座席
側)に配置され、前進領域Fに対して後進領域Rが操縦
ハンドル89側に位置するように配置されている。
【0025】次に、ブレーキ操作具としてのブレーキペ
ダル55と走行変速装置としての静油圧式無段変速装置
11及びエンジン用調速機構62との連係について説明
する。図8〜図10に示すように、運転部の操縦フロア
における右側にブレーキペダル55を横軸芯P7回りで
回動自在に支持し、ブレーキペダル55と一体揺動する
駆動揺動アーム56を介してブレーキ54の操作アーム
58に連動連係してある。ブレーキペダル55はバネ5
9によって待機姿勢に付勢されている。その連係構造
は、次のようなものである。駆動揺動アーム56に横軸
芯回りで回転自在な回転ボス63を取付けるとともに、
この回転ボス63に横軸芯に直交する半径方向に沿った
貫通孔を形成し、その貫通孔に連係ロッド64を貫通さ
せ、ブレーキペダル55への踏込み操作で駆動揺動アー
ム56、連係ロッド64、操作アーム58を介して、ブ
レーキ54を入り作動させるように構成してある。連係
ロッド64の突出部に装着されている付勢バネ65はス
トローク吸収用である。
【0026】ブレーキペダル55に連動連係される変速
操作レバー32の連係構造について説明する。図8に示
すように、レバーガイド40に前後一対のブラケット4
0A,40Bとを立設するとともに、そのブラケット4
0A、40Bに対して夫々、変速操作レバー32に連係
される前側レリーズワイヤ90Aと後側レリーズワイヤ
90Bのアウタ端を固定している。ブラケット40A、
40Bからレバーガイド40の内側に突出したレリーズ
ワイヤ90A、90Bのインナーワイヤは夫々前後より
変速操作レバー32に連係されている。
【0027】前側レリーズワイヤ90Aと後側レリーズ
ワイヤ90Bとのアウタ他端部は一体に接合されて連結
ホルダー57に装着されている。一方、エンジン用調速
機構62には調速レバー62Aが設けてあり、この調速
レバー62Aに対してブレーキペダル55に連係するレ
リーズワイヤ29が連係してある。更に、ブレーキ54
の駆動揺動アーム56に対してもレリーズワイヤ30が
連係してあり、両レリーズワイヤ29,30の他端アウ
タ部は、共通のアウタ受け91に取付け固定してある。
【0028】変速操作レバー32に連係されている前後
レリーズワイヤ90A,90Bの延出端同士を連結ホル
ダー57に一体に纏め、その連結ホルダー57より延出
されるレリーズワイヤ66のインナーワイヤ66Aと、
エンジン用調速機構62の操作アーム62Aに連係され
たレリーズワイヤ29のアウタ端より突出するインナー
ワイヤー29Aと、ブレーキ54の駆動揺動アーム56
に連係されたレリーズワイヤ30のアウタ端より突出す
るインナーワイヤー30Aを、一箇所に纏め、それらイ
ンナーワイヤ66A、29A、30Aを連結具31に取
付け固定して、連動して作動するように構成する。
【0029】以上のような構成より、図8に示すよう
に、変速操作レバー32が中立位置にある状態では、ブ
レーキペダル55は操作待機位置にある。駆動揺動アー
ム56に連係されたインナーワイヤ30Aの先端連係部
は駆動揺動アーム56との連係部位より僅かに突出した
状態にあり、ブレーキペダル56と変速操作レバー32
との連係はインナーワイヤ30Aが引き操作されても、
直ぐには連係されない状態にある。一方、エンジン用調
速機構62の調速レバー62Aは低速位置にある。
【0030】次に、図9に示すように、変速操作レバー
32を前進側に操作すると、後側レリーズワイヤ90B
のインナーワイヤが引き操作されて、連係具31が引き
操作され、引き続いて両インナーワイヤ29A、30A
が引き操作される。それによって、調速レバー62Aを
高速状態に切換えるとともに、インナーワイヤ30Aを
駆動揺動アーム56との連係位置まで引き寄せ、ブレー
キペダル55と変速操作アーム32との連係を戻すよう
に構成してある。
【0031】以上のように、変速操作アーム32を前進
側のみならず後進側に操作した状態で、ブレーキペダル
55を踏込み操作すると、インナーワイヤ30Aが引き
操作されて連結具31を介してインナーワイヤー66A
を引き操作する。そうすると、変速操作レバー32が前
進操作位置Fに操作されていれば、後側のレリーズワイ
ヤー90Bのインナーワイヤが引き操作されて変速操作
レバー32を中立位置Nに引き戻す。反対に、変速操作
レバー32が後進操作位置Rに操作されていれば、前側
のレリーズワイヤー90Aのインナーワイヤが引き操作
されて変速操作レバー32を中立位置Nに引き戻す。こ
の場合に反対側のインナーワイヤは弛みを生じるだけで
ある。
【0032】変速操作レバー32が引き戻し操作される
と同時に、エンジン用調速機構62の調速レバー62A
に連係されたレリーズワイヤ29のインナーワイヤも連
結具31とともに引き操作されるので図面上で下方に移
動し、緩みを生ずるので、付勢バネによって調速レバー
62Aが引き操作されて、エンジン用調速機構62が低
速側に減速される。
【0033】以上、ブレーキペダル55への操作に連動
して、静油圧式無段変速装置11を中立状態にして、走
行を停止させるとともに、エンジン出力を抑える構成を
採ることができる。ここに、変速操作レバー32に連係
されたレリーズワイヤー90A、90Bを第1操作ワイ
ヤーと、エンジン用調速機構62の調速レバー62Aに
連係されたレリーズワイヤー29を第2操作ワイヤー
と、ブレーキペダル55に連係されたレリーズワイヤ3
0を単一の戻しワイヤーと称する。また、ブレーキペダ
ル55を戻し操作機構と称する。
【0034】変速操作レバー32を設けた運転部におけ
る操縦ハンドル近傍における各種操作スイッチの配置構
造について説明する。エンジン16を覆うエンジンボン
ネット75の上面に操縦パネル76を設けて、各種セン
サの検出状況を表示するとともに、操縦ハンドル89を
挟んで左側に変速操作レバー32と右側に昇降レバー6
0を配置し、更に、操縦ハンドル89の後側にはエンジ
ンキースイッチ72、警報停止スイッチ73、及び、コ
ンビネーションスイッチ74を配置してある。これら3
つのスイッチ72,73,74は、操縦ハンドル89の
環状握り部89Aより外側に位置する状態に設けてある
ので、図1に示すように、運転者の目線aが環状握り部
89Aで遮られることがなく、スイッチ類を視認するこ
とが容易になる。尚、請求項3の記載で「走行機体に対
する平面視において前記操縦ハンドル89の環状握り部
89Aの外側に、前記各種操作スイッチ72を配置して
ある」と記載しているが、この表現は、操縦ハンドル8
9を所謂真上より見た場合には、環状握り部89Aに隠
れる場合であっても、図1に示すように、操縦席10に
着座した操縦者から見て、各種スイッチ72,73,7
4が操縦ハンドル89の環状握り部89Aの外側に位置
する状態も含まれるものとする。
【0035】[発明の実施の別形態] (1) 変速操作レバー32とエンジン用調速機構62
を減速側に戻し操作する機構としてブレーキ操作具55
を選定したが、専用の操作具を設定してもよい。 (2) 本発明は乗用型田植機ばかりではなく、苗植付
装置41に代えて直播装置を連結した乗用型直播機や、
苗植付装置41に代えて薬剤散布装置を連結した乗用型
水田管理機にも適用できる。走行変速装置としては、ギ
ヤ変速装置とともに、静油圧式の無段変速装置11に代
えて、ベルト式の無段変速装置やトロコイド式の無段変
速装置を使用してもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】乗用型田植機の全体側面図
【図2】乗用型田植機の全体平面図
【図3】走行用伝動系を示す構成図
【図4】エンジンボンネット内構造を示す側面図
【図5】変速操作レバーの取付構造を示す正面図
【図6】変速操作レバーのレバーガイドを示す平面図
【図7】静油圧式無段変速装置の変速操作部を示すもの
で、(イ)は平面図、(ロ)は正面図
【図8】変速操作レバーが中立位置でのブレーキペダル
とエンジン調速機構の調速レバーとの連係状態を示す構
成図
【図9】変速操作レバーが前進位置でのブレーキペダル
とエンジン調速機構の調速レバーとの連係状態を示す構
成図
【図10】ブレーキペダルを操作した状態での変速操作
レバーとエンジン調速機構の調速レバーとの連係状態を
示す構成図
【図11】操縦パネルを示す平面図
【符号の説明】
11 走行変速装置 29 第2操作ワイヤー 30 戻し操作ワイヤー 32 変速操作レバー 55 ブレーキ操作具(戻し操作機構) 62 エンジン用調速機構 62A 調速レバー 89 操縦ハンドル 90A、90B 第1操作ワイヤー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B60T 7/02 B60T 7/02 E G05G 5/00 G05G 5/00 D (72)発明者 永田 康弘 大阪府堺市石津北町64番地 株式会社クボ タ堺製造所内 (72)発明者 三本 松夫 大阪府堺市石津北町64番地 株式会社クボ タ堺製造所内 (72)発明者 越智 竜児 大阪府堺市石津北町64番地 株式会社クボ タ堺製造所内 Fターム(参考) 3D040 AA14 AA22 AB04 AC29 AC50 AC65 AD12 AD13 AE06 AE09 AF01 AF07 3D041 AA15 AA74 AB04 AC04 AC19 AC24 AE03 AE36 AE41 3J070 AA03 AA32 BA05 BA34 BA41 BA71 CC25 CC28 CC34 DA24 EA11 EA31

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 走行変速装置の変速操作レバーに連係し
    た第1操作ワイヤーと、エンジン用調速機構の調速レバ
    ーに連係した第2操作ワイヤーとを、共通の単一戻し操
    作ワイヤーに連動連結するとともに、前記単一戻し操作
    ワイヤーを戻し操作機構に連係し、この単一戻し操作ワ
    イヤの引き操作によって変速操作レバーが第1操作ワイ
    ヤーを介して減速側に戻し操作されるとともに、調速レ
    バーが第2操作ワイヤーを介して減速側に戻し操作され
    るように構成してある農用作業車。
  2. 【請求項2】 走行変速装置の変速操作レバーと、エン
    ジン用調速機構の調速レバーとを、走行停止用のブレー
    キ操作具に連係し、このブレーキ操作具へのブレーキ入
    り操作で前記走行変速装置とエンジン用調速機構を減速
    側に戻し操作すべく構成してある農用作業車。
  3. 【請求項3】 変速操作レバーを設けた運転部における
    操縦ハンドル近傍に各種操作スイッチを配置するととも
    に、走行機体に対する平面視において前記操縦ハンドル
    の環状握り部の外側に、前記各種操作スイッチを配置し
    てある請求項1又は2記載の農用作業車。
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