JP2004149052A - 乗用形作業機の旋回操作構造 - Google Patents

乗用形作業機の旋回操作構造 Download PDF

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Abstract

【課題】走行負荷の大きい場所においても、圃場の激しい荒れを回避しながらサイドクラッチが切り操作される前の旋回半径よりも小さい旋回半径で機体を小旋回させることのできる旋回性能に優れたものにする。
【解決手段】左右の対応する後輪11への伝動を断続する一対のサイドクラッチ34を備え、それらのサイドクラッチ34と前輪用の操向機構29とを、前輪10の操向に連動して旋回内側のサイドクラッチ34の状態を切り換える連動機構36を介して連係してある乗用形作業機の旋回操作構造において、連動機構36を、操向機構29に連動連結された操作機構部37と、サイドクラッチ34に連動連結された被操作機構部38とから分割構成した。
【選択図】 図3

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、左右の対応する後輪への伝動を断続する一対のサイドクラッチを備え、それらのサイドクラッチと前輪用の操向機構とを、前輪の操向に連動して旋回内側のサイドクラッチの状態を切り換える連動機構を介して連係してある乗用形作業機の旋回操作構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、上記のような乗用形作業機の旋回操作構造においては、連動機構を、前輪用の操向機構におけるピットマンアームに連設した操作金具と機体の前後中間付近に縦軸心周りに揺動可能な中継アームの遊端とを押し引きロッドで連動連結し、かつ、中継アームと一体揺動する天秤アームの左右の端部と対応するサイドクラッチの操作アームとをロッドで連動連結して、ピットマンアームと左右のサイドクラッチの操作アームとを一連に繋ぐように構成し、その操作金具と押し引きロッドとの連係を操作金具に形成した長孔を介して行うことで、前輪の所定の操向角以上への操向に連動して旋回内側のサイドクラッチが切り操作されるように構成したものがあった(例えば特許文献1参照。)。
【0003】
【特許文献1】
特開2001−278094号公報(段落番号0048−0049、図7)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記の従来技術では、圃場での枕地旋回などのように機体を小旋回させる際に前輪を所定の操向角以上に操向すると、その操向に連動して旋回内側のサイドクラッチが切り操作されて、旋回内側の後輪が駆動状態から従動状態に切り換わることから、機体を小さい旋回半径でスムーズに小旋回させることができるものの、走行負荷の大きい場所においては、前輪の所定の操向角以上への操向に伴って旋回内側の後輪が従動状態に切り換わるとともに圃場からの大きな制動を受けることに起因して、機体が制動停止した旋回内側の後輪を引きずりながら急激に旋回して圃場を激しく荒らす不都合が生じることがある。
【0005】
このような不都合が生じた場合、上記の従来技術においては、ピットマンアームと左右のサイドクラッチの操作アームとを連動機構によって一連に繋ぐとともに、旋回内側のサイドクラッチが切り操作される前輪操向角の設定を操作金具に形成した長孔で行っていることから、前輪をその操向角が所定の操向角よりも小さくなるように直進側に操向して、旋回内側のサイドクラッチを再び入り操作して旋回内側後輪を再駆動させるしか、制動停止した旋回内側後輪の引きずりに起因した圃場の激しい荒れを回避する方法がなく、そのため、走行負荷の大きい場所では、圃場の激しい荒れを回避しながら、機体をサイドクラッチが切り操作される前の旋回半径よりも小さい旋回半径で小旋回させることができないようになっていた。
【0006】
本発明の目的は、走行負荷の大きい場所においても、圃場の激しい荒れを回避しながらサイドクラッチが切り操作される前の旋回半径よりも小さい旋回半径で機体を小旋回させることのできる旋回性能に優れたものにすることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
〔構成〕
上記目的を達成するため、本発明のうちの請求項1に記載の発明では、左右の対応する後輪への伝動を断続する一対のサイドクラッチを備え、それらのサイドクラッチと前輪用の操向機構とを、前輪の操向に連動して旋回内側のサイドクラッチの状態を切り換える連動機構を介して連係してある乗用形作業機の旋回操作構造において、前記連動機構を、前記操向機構に連動連結された操作機構部と、前記サイドクラッチに連動連結された被操作機構部とから分割構成した。
【0008】
〔作用〕
上記請求項1に記載の発明によると、例えば、操作機構部にカムを装備し、そのカムによって操作される被操作アームを被操作機構部に装備すれば、そのカムの形状に工夫を凝らすことによって、前輪の所定の操向角への操向に連動して旋回内側のサイドクラッチが切り操作され、その後、前輪を旋回方向に更に操向すると再び旋回内側のサイドクラッチが入り操作される、といった前輪の操向に連動したサイドクラッチの切り換え操作を簡単に可能にすることができるようになる。
【0009】
そして、上記のような構成を採用すれば、走行負荷の小さい場所での小旋回時には、その旋回を行うために前輪を所定の操向角に操向すると、その操向に連動して旋回内側のサイドクラッチが切り操作され、その操作に伴って、旋回内側の後輪が駆動状態から従動状態に切り換わって従動するようになることから、機体の小旋回に伴う圃場の荒れを効果的に抑制しながら、機体を小さい旋回半径でスムーズに小旋回させることができるようになる。
【0010】
又、旋回場所の走行負荷が大きいことによって、前輪の所定の操向角への操向に連動した旋回内側のサイドクラッチの切り操作に伴って従動状態に切り換わった旋回内側の後輪が圃場からの制動を受けて停止し、それによって、機体が制動停止した旋回内側の後輪を引きずりながら急激に旋回して圃場を激しく荒らす不都合が生じた場合には、前輪を更に旋回方向に操向すれば、旋回内側のサイドクラッチが再び入り操作されて旋回内側の後輪が再駆動されることから、旋回内側の後輪が制動停止して引きずられることに起因した圃場の激しい荒れを回避できるようになる。しかも、このときには前輪が旋回方向に更に操向されていることから、サイドクラッチが切り操作される前の旋回半径よりも小さい旋回半径で機体を小旋回させることが可能になり、又、左右の後輪が駆動されることで直進性が高くなり旋回半径が大きくなる場合には、前輪を所定の操向角に操向して旋回内側のサイドクラッチを切り操作する状態と、前輪を所定の操向角以上に操向して旋回内側のサイドクラッチを入り操作する状態とを頻繁に切り換え現出して、旋回内側の後輪を間欠駆動させるようにすれば、制動停止した旋回内側後輪の引きずりに起因した圃場の激しい荒れや、左右両後輪の駆動で旋回半径が大きくなる不都合を招くことなく、サイドクラッチが切り操作される前の旋回半径よりも小さい旋回半径で機体を小旋回させることができるようになる。
【0011】
つまり、連動機構を操作機構部と被操作機構部とに分割構成したことで、走行負荷の大きい場所での前輪の所定の操向角への操向に連動した旋回内側のサイドクラッチの切り操作に起因して発生する、機体が制動停止した旋回内側の後輪を引きずりながら急激に旋回して圃場を激しく荒らす、といった不都合の発生を回避するための構成を、操作機構部と被操作機構部との間に簡単に施すことができ、又、その構成を利用した対処操作によって、走行負荷の大きい場所においても、圃場の激しい荒れを回避しながら、サイドクラッチが切り操作される前の旋回半径よりも小さい旋回半径で機体を小旋回させることができるようになる。
【0012】
〔効果〕
従って、連動機構の改良の容易化を図れるとともに、その改良によって、走行負荷の大きい場所においても、小旋回時における圃場の激しい荒れを回避しながら、サイドクラッチが切り操作される前の旋回半径よりも小さい旋回半径で機体を小旋回させることのできる旋回性能に優れたものにすることが可能となった。
【0013】
〔構成〕
本発明のうちの請求項2に記載の発明では、左右の対応する後輪への伝動を断続する一対のサイドクラッチを備え、それらのサイドクラッチと前輪用の操向機構とを、前輪の操向に連動して旋回内側のサイドクラッチの状態を切り換える連動機構を介して連係してある乗用形作業機の旋回操作構造において、前記連動機構を、前記前輪が所定の操向角以上に操向されると、そのときの操向角に応じて旋回内側のサイドクラッチの入り状態と切り状態とを現出するように構成した。
【0014】
〔作用〕
上記請求項2に記載の発明によると、走行負荷の小さい場所での小旋回時には、所定の操向角以上で旋回内側のサイドクラッチが切り操作される操向角まで前輪を操向すると、その操向に連動して旋回内側のサイドクラッチが切り操作され、それに伴って、旋回内側の後輪が駆動状態から従動状態に切り換わって従動するようになることから、機体の小旋回に伴う圃場の荒れを効果的に抑制しながら、機体を小さい旋回半径でスムーズに小旋回させることができるようになる。
【0015】
又、旋回場所の走行負荷が大きいことによって、旋回内側のサイドクラッチが切り操作される所定の操向角以上の操向角まで前輪を操向した際に、従動状態に切り換わった旋回内側の後輪が圃場からの制動を受けて停止するようになり、これによって、機体が制動停止した旋回内側の後輪を引きずりながら急激に旋回して圃場を激しく荒らす不都合が生じた場合には、所定の操向角以上で旋回内側のサイドクラッチが入り操作される操向角まで前輪を操向すれば、旋回内側のサイドクラッチが再び入り操作されて旋回内側の後輪が再駆動されるようになることから、旋回内側の後輪が制動停止して引きずられることに起因した圃場の激しい荒れを回避できるようになる。しかも、このときには前輪が所定の操向角以上に操向されていることから、旋回内側の後輪を駆動させながらも、小さい旋回半径で機体を小旋回させることが可能になり、又、左右の後輪が駆動されることで直進性が高くなり旋回半径が大きくなる場合には、前輪を所定の操向角以上に操向して旋回内側のサイドクラッチを切り操作する状態と入り操作する状態とを頻繁に切り換え現出して、旋回内側の後輪を間欠駆動させるようにすれば、制動停止した旋回内側後輪の引きずりに起因した圃場の激しい荒れや、左右両後輪の駆動で旋回半径が大きくなる不都合を招くことなく、サイドクラッチが切り操作される前の旋回半径よりも小さい旋回半径で機体を小旋回させることができるようになる。
【0016】
更に、所定の操向角以上の操向角において、旋回内側のサイドクラッチが切り操作又は入り操作される操向角を複数設定しておけば、走行負荷の小さい場所での小旋回時には、前輪を旋回内側のサイドクラッチが切り操作される各操向角に操向するようにすれば、旋回内側の後輪を、機体の小旋回に伴う圃場の荒れを効果的に抑制できる従動状態としながら、前輪の操向角に応じたより小さい旋回半径で機体をスムーズに小旋回させることができるようになり、又、走行負荷の大きい場所での小旋回時には、前輪を、旋回内側のサイドクラッチが入り操作される各操向角に操向する、あるいは、旋回内側のサイドクラッチが入り操作される操向角と切り操作される操向角とに頻繁に操向するようにすれば、旋回内側の後輪を、制動停止して引きずられることに起因した圃場の激しい荒れを回避できる駆動状態又は間欠駆動状態としながら、前輪の操向角に応じた小さい旋回半径で機体をスムーズに小旋回させることができるようになる。
【0017】
〔効果〕
従って、走行負荷にかかわらず、機体の小旋回に伴う圃場の荒れを抑制しながらも、より小さい旋回半径で機体を小旋回させることの可能な、より旋回性能に優れたものにすることができるようになった。
【0018】
〔構成〕
本発明のうちの請求項3に記載の発明では、上記請求項2に記載の発明において、前記連動機構を、前記前輪の操向角に応じて現出される旋回内側のサイドクラッチの状態を変更可能に構成した。
【0019】
〔作用〕
上記請求項3に記載の発明によると、例えば、前輪が所定の操向角に操向された際に現出される旋回内側のサイドクラッチの状態を入り状態とし、その所定の操向角よりも大きい所望の操向角まで前輪を操向した際に旋回内側のサイドクラッチの切り状態が現出されるようにすれば、旋回内側のサイドクラッチが切り操作される前輪の操向角を変更できるようになる。つまり、旋回内側のサイドクラッチが切り操作される前輪の操向角を圃場の状態や作業者の好みに応じて変更できるようになる。
【0020】
又、圃場内での走行負荷が略同じである場合には、旋回内側のサイドクラッチが切り操作されて従動状態に切り換えられた旋回内側の後輪が、所定の操向角以上のある操向角への前輪の操向によって圃場からの制動を受けて停止し、それによって、機体が制動停止した旋回内側の後輪を引きずりながら急激に旋回して圃場を激しく荒らす不都合が生じた場合には、そのときの操向角以上に前輪が操向されることで旋回内側のサイドクラッチが入り操作されるように変更すれば、次回の小旋回時からは、機体の小旋回に伴う圃場の荒れを効果的に抑制できる旋回内側の後輪を従動させた旋回状態を極力維持できるようにしながら、旋回内側の後輪が制動停止して引きずられることによって圃場が激しく荒らされる不都合の発生を未然に回避できるようになる。つまり、旋回内側のサイドクラッチが再び入り操作される前輪の操向角を圃場の状態などに応じて変更することができて旋回性能の向上を更に図れるようになる。
【0021】
〔効果〕
従って、旋回内側のサイドクラッチが切り操作される前輪の操向角、及び、旋回内側のサイドクラッチが再び入り操作される前輪の操向角を、圃場の状態や作業者の好みに応じて変更できる汎用性の高いものにしながら、旋回性能の向上を更に図れるようになった。
【0022】
〔構成〕
本発明のうちの請求項4に記載の発明では、左右の対応する後輪への伝動を断続する一対のサイドクラッチを備え、それらのサイドクラッチと前輪用の操向機構とを、前輪の操向に連動して旋回内側のサイドクラッチの状態を切り換える連動機構を介して連係してある乗用形作業機の旋回操作構造において、前記連動機構を、前記前輪が所定の第1操向角に操向されると旋回内側のサイドクラッチの切り状態を現出し、前記前輪が前記第1操向角を越えた所定の第2操向角に操向されると旋回内側のサイドクラッチの入り状態を現出し、前記前輪が前記第2操向角を越えた所定の第3操向角に操向されると旋回内側のサイドクラッチの切り状態を現出するように構成した。
【0023】
〔作用〕
上記請求項4に記載の発明によると、走行負荷の小さい場所での小旋回時には、前輪の所定の第1操向角への操向に連動した旋回内側のサイドクラッチの切り操作によって、旋回内側の後輪が駆動状態から従動状態に切り換わって従動するようになることから、機体の小旋回に伴う圃場の荒れを効果的に抑制しながら、機体を小さい旋回半径でスムーズに小旋回させることができるようになり、この操向状態から、前輪を第2操向角を越えた第3操向角まで更に操向すれば、旋回内側の後輪を従動状態としながら前輪の操向角を旋回方向に更に大きくすることができ、もって、機体の小旋回に伴う圃場の荒れを効果的に抑制しながら、機体をより小さい旋回半径でスムーズに小旋回させることができるようになる。
【0024】
又、旋回場所の走行負荷が大きいことによって、前輪を第1操向角まで操向したことで従動状態に切り換わった旋回内側の後輪が圃場からの制動を受けて停止し、それによって、機体が制動停止した旋回内側の後輪を引きずりながら急激に旋回して圃場を激しく荒らす不都合が生じた場合には、前輪を第2操向角まで操向すれば、旋回内側のサイドクラッチが再び入り操作されて旋回内側の後輪が再駆動されるようになることから、旋回内側の後輪が制動停止して引きずられることに起因した圃場の激しい荒れを回避できるようになる。しかも、このときには前輪が第1操向角を越えて大きく操向されていることから、旋回内側の後輪を駆動させながらも、小さい旋回半径で機体を小旋回させることが可能となり、又、左右の後輪が駆動されることで直進性が高くなり旋回半径が大きくなる場合には、前輪を第2操向角に操向して旋回内側のサイドクラッチを入り操作する状態と、前輪を第1操向角又は第3操向角に操向して旋回内側のサイドクラッチを切り操作する状態とを頻繁に切り換え現出して、旋回内側の後輪を間欠駆動させるようにすれば、制動停止した旋回内側後輪の引きずりに起因した圃場の激しい荒れや、左右両後輪の駆動で旋回半径が大きくなる不都合を招くことなく、サイドクラッチが切り操作される前の旋回半径よりも小さい旋回半径で機体を小旋回させることができるようになる。
【0025】
〔効果〕
従って、走行負荷にかかわらず、機体の小旋回に伴う圃場の荒れを抑制しながら、前輪の第1操向角への操向によってサイドクラッチが切り操作される前の旋回半径よりも小さい旋回半径で機体を小旋回させることができ、もって、より旋回性能に優れたものにすることができるようになった。
【0026】
〔構成〕
本発明のうちの請求項5に記載の発明では、左右の対応する後輪への伝動を断続する一対のサイドクラッチを備え、それらのサイドクラッチと前輪用の操向機構とを、前輪の操向に連動して旋回内側のサイドクラッチの状態を切り換える連動機構を介して連係してある乗用形作業機の旋回操作構造において、前記前輪が所定の操向角以上に操向された際に前記連動機構が現出する旋回内側のサイドクラッチの状態を切り換える切換手段を設けた。
【0027】
〔作用〕
上記請求項5に記載の発明によると、切換手段を操作することで、前輪が所定の操向角以上に操向された際に連動機構が現出する旋回内側のサイドクラッチの状態を、圃場の状態や作業者の好みなどに応じて容易に変更することができるようになる。
【0028】
例えば、切換手段を第1位置に切り換え操作した場合には、前輪を所定の第1操向角以上に操向すると連動機構が旋回内側のサイドクラッチの切り状態を現出し、又、切換手段を第2位置に切り換え操作した場合には、前輪を所定の第1操向角を越えた所定の第2操向角に操向するまでの間は連動機構が旋回内側のサイドクラッチの入り状態を現出し、前輪を所定の第2操向角まで操向すると連動機構が旋回内側のサイドクラッチの切り状態を現出する、というように前輪が所定の操向角以上に操向された際に連動機構が現出する旋回内側のサイドクラッチの状態を切り換えられるようにすれば、旋回内側のサイドクラッチが切り操作される前輪の操向角を圃場の状態や作業者の好みなどに応じて変更できるようになる。
【0029】
一方、圃場の状態によって、前回の圃場では、旋回内側のサイドクラッチが切り操作された小旋回時において前輪を所定の第2操向角まで操向した際に、従動状態の旋回内側後輪が圃場からの制動を受けて停止し、機体が制動停止した旋回内側後輪を引きずりながら急激に旋回して圃場を激しく荒らす不都合が生じていたのに対し、今回の圃場では、旋回内側のサイドクラッチが切り操作された小旋回時において前輪を所定の第2操向角を越えた所定の第3操向角まで操向した際に、上記の不都合が生じるようになった場合には、切換手段を操作して、前輪が所定の操向角以上に操向された際に連動機構が現出する旋回内側のサイドクラッチの状態を、前輪の所定の第2操向角への操向に伴って旋回内側のサイドクラッチの入り状態を現出する状態から、前輪の所定の第3操向角への操向に伴って旋回内側のサイドクラッチの入り状態を現出する状態に切り換えるようにすれば、前輪を所定の第3操向角に操向するまでの間は旋回内側のサイドクラッチが切り状態に維持されることから、旋回内側の後輪を従動状態に維持しながら前輪の操向角を大きくすることができて、機体の小旋回に伴う圃場の荒れを効果的に抑制しながら、前輪の操向角に応じた小さい旋回半径で機体をスムーズに小旋回させることができるようになり、又、前輪を所定の第3操向角以上に操向すると旋回内側のサイドクラッチの入り状態が現出されることから、前輪を第3操向角以上に操向して旋回内側の後輪を駆動状態に維持しながら、あるいは、前輪を第2操向角と第3操向角とに頻繁に切り換え操向して旋回内側の後輪を間欠駆動状態としながら、前輪の操向角を大きくすることができ、もって、制動停止した旋回内側後輪の引きずりに起因した圃場の荒れを回避しながら、前輪の操向角に応じた小さい旋回半径で機体を小旋回させることができるようになる。
【0030】
〔効果〕
従って、前輪が所定の操向角以上に操向された際に連動機構が現出する旋回内側のサイドクラッチの状態を圃場の状態や作業者の好みなどに応じて容易に切り換えられる汎用性の高いものとしながらも、走行負荷にかかわらず、機体の小旋回に伴う圃場の荒れを抑制しながら、より小さい旋回半径で機体を小旋回させることのできる、より旋回性能に優れたものにすることができるようになった。
【0031】
【発明の実施の形態】
図1には乗用形作業機の一例である乗用形田植機の全体側面が示されており、この田植機は、乗用形に形成された走行機体1の後部に、油圧式のリフトシリンダ2の作動で昇降揺動するリンク機構3を介して苗植付装置4を駆動昇降可能に連結し、かつ、施肥装置5を装備することによって構成されている。
【0032】
図1及び図2に示すように、走行機体1は、その前部に搭載されたエンジン6からの走行用動力を、ベルトテンション形の主クラッチ7、静油圧式無段変速装置8、及びギヤ式変速装置9などを介して、左右の前輪10及び後輪11に伝達する四輪駆動形式に構成され、その中央部には、左右の前輪10を操向するステアリングホイール12や運転座席13などを備えた搭乗運転部14が形成されている。
【0033】
図1に示すように、苗植付装置4は、機体の走行に伴って複数の整地フロート15が苗植え付け箇所を前もって整地する一方で、ギヤ式変速装置9からの作業用動力が動力分配機構16に伝達され、この動力分配機構16からの分配動力によって、苗載台17が左右方向に一定ストロークで往復駆動されるとともに、苗載台17が左右のストロークエンドに到達するごとに苗載台17に載置されたマット状苗が下方に向けて所定ピッチで縦送りされ、かつ、複数のロータリ式の植付機構18が、苗載台17の下端から苗を所定量ずつ取り出して圃場に植え付ける苗植え付け作動を行うように構成されている。
【0034】
施肥装置5は、ギヤ式変速装置9から機体後部の後輪用伝動装置19にわたる伝動軸20に装備された動力取出機構21によって取り出された走行用動力が、図外のワンウェイクラッチなどを介して複数の繰出機構22に伝達されることで、各繰出機構22がホッパー23から肥料を繰り出し、その繰り出された肥料を、電動式のブロア24の作動により、各繰出機構22から苗植付装置4における各植付機構18の横側近傍に配備された各作溝器25にわたる各案内ホース26を介して圧送することで、各植付機構18によって植え付けられた苗の横側近傍に施肥するように構成されている。
【0035】
図1〜3に示すように、ステアリングホイール12は、そのステアリング軸27がトルクジェネレータ28や操向機構29などを介して左右の前輪10に連係されており、操向機構29は、トルクジェネレータ28によって上下向きの支軸30周りに揺動駆動されるピットマンアーム31を、左右の各前輪10のナックルアーム32にタイロッド33を介して連動連結することで構成されている。
【0036】
図3に示すように、後輪用伝動装置19には、左右の対応する後輪11に対する伝動を断続する左右一対で摩擦式のサイドクラッチ34と、左右の後輪11を制動するブレーキ35とが装備され、左右の各サイドクラッチ34は、操向機構29のピットマンアーム31に連動機構36を介して連係されている。
【0037】
図3〜5に示すように、連動機構36は、操向機構29に連動連結される操作機構部37と、各サイドクラッチ34に連動連結される被操作機構部38とから分割構成され、操作機構部37は、走行機体1の前後中間部に上下向きの第1支軸39周りに一体揺動可能に装備された上下一対のカム40と、上方のカム40をピットマンアーム31に連動連結する第1ロッド41とから構成され、被操作機構部38は、走行機体1の前後中間部に対応する上下向きの第2支軸42周りに揺動可能に装備された上下一対の揺動アーム43、各揺動アーム43の遊端に装備したローラ44が対応するカム40に接当するように対応する揺動アーム43を対応するカム40に向けて揺動付勢する左右のバネ45、及び、各揺動アーム43を対応するサイドクラッチ34の操作アーム46に連動連結する左右の第2ロッド47によって構成されている。
【0038】
各カム40には、左右の各前輪10の操作角に相当するピットマンアーム31の揺動角が直進状態から対応する揺動方向の所定の第1揺動角θ1に至るまでの間や、ピットマンアーム31の揺動方向が対応しない揺動方向である場合に、対応する揺動アーム43に装備したローラ44に対する押圧操作を解除することで、対応するサイドクラッチ34の入り状態を現出する第1カム部48、ピットマンアーム31の揺動角が対応する揺動方向の所定の第1揺動角θ1に到達するのに伴って、対応する揺動アーム43に装備したローラ44をバネ45の付勢に抗して押圧操作することで、対応するサイドクラッチ34の切り状態を現出する第2カム部49、ピットマンアーム31の揺動角が対応する揺動方向の所定の第1揺動角θ1を越えた所定の第2揺動角θ2に到達するのに伴って、対応する揺動アーム43に装備したローラ44に対する押圧操作を再び解除することで、対応するサイドクラッチ34の入り状態を再現出する第3カム部50、及び、ピットマンアーム31の揺動角が対応する揺動方向の所定の第2揺動角θ2を越えた所定の第3揺動角θ3に到達するのに伴って、対応する揺動アーム43に装備したローラ44をバネ45の付勢に抗して再び押圧操作することで、対応するサイドクラッチ34の切り状態を再現出する第4カム部51が形成されている。
【0039】
以上の構成から、通常の旋回時には、ピットマンアーム31が直進状態から所定の第1揺動角θ1に至るまでの間で揺動するようにステアリングホイール12を操作すれば、左右のサイドクラッチ34が入り状態に維持されたまま、前輪10がそのときのピットマンアーム31の揺動角に応じた比較的大きい操向角で操向されるようになり、もって、そのときの前輪10の操向角に応じた大きい旋回半径で機体を旋回させることができるようになる。
【0040】
又、枕地旋回などのように機体を小旋回させる場合には、ピットマンアーム31が旋回方向の所定の第1揺動角θ1まで揺動するようにステアリングホイール12を操作すれば、前輪10がピットマンアーム31の第1揺動角θ1に応じた所定の第1操向角まで操向され、その操向に連動して旋回内側のサイドクラッチ34が切り操作されて、旋回内側の後輪11が駆動状態から従動状態に切り換わるようになり、もって、旋回内側の後輪11を従動させることで機体の小旋回に伴う圃場の荒れを効果的に抑制しながら、機体を小さい旋回半径でスムーズに小旋回させることができるようになる。
【0041】
この小旋回状態から、ピットマンアーム31が旋回方向の所定の第2揺動角θ2を越えた所定の第3揺動角θ3まで揺動するようにステアリングホイール12を操作すれば、前輪10がピットマンアーム31の第3揺動角θ3に応じた所定の第3操向角まで操向されるようになり、これによって、旋回内側の後輪11を従動状態としながら前輪10の操向角を旋回方向に更に大きくすることができ、もって、機体の小旋回に伴う圃場の荒れを効果的に抑制しながら、機体をより小さい旋回半径でスムーズに小旋回させることができるようになる。
【0042】
そして、上記の小旋回時において、旋回場所の走行負荷が大きいことにより、前輪10の所定の操向角への操向に連動した旋回内側のサイドクラッチ34の切り操作に伴って従動状態に切り換わった旋回内側の後輪11が圃場からの制動を受けて停止し、これによって、機体が制動停止した旋回内側の後輪11を引きずりながら急激に旋回して圃場を激しく荒らす不都合が生じた場合には、ピットマンアーム31が旋回方向の所定の第2揺動角θ2まで揺動するようにステアリングホイール12を操作すれば、前輪10がピットマンアーム31の第2揺動角θ2に応じた所定の第2操向角まで操向され、その操向に伴って、旋回内側のサイドクラッチ34が再び入り操作されて旋回内側の後輪11が再駆動されるようになり、もって、旋回内側の後輪11が制動停止して引きずられることに起因した圃場の激しい荒れを回避できるようになる。しかも、このときには前輪10が第2操向角まで操向されていることから、サイドクラッチ34が切り操作される第1操向角まで前輪10が操向された場合よりも小さい旋回半径で機体を小旋回させることが可能となり、又、左右の後輪11が駆動されることで直進性が高くなり旋回半径が大きくなる場合には、ピットマンアーム31を旋回方向の所定の第2揺動角θ2まで揺動させて旋回内側のサイドクラッチ34を入り操作する状態と、ピットマンアーム31を旋回方向の所定の第1揺動角θ1又は第3揺動角θ3まで揺動させて旋回内側のサイドクラッチ34を切り操作する状態とを頻繁に切り換え現出して、旋回内側の後輪11を間欠駆動させるようにすれば、制動停止した旋回内側後輪11の引きずりに起因した圃場の激しい荒れや、左右両後輪11の駆動で旋回半径が大きくなる不都合を招くことなく、旋回内側のサイドクラッチ34が切り操作される前の旋回半径よりも小さい旋回半径で機体を小旋回させることができるようになる。
【0043】
その上、連動機構36を操作機構部37と被操作機構部38とに分割構成していることから、操作機構部37の各カム40を、例えば図6〜8に示す各カム52〜54に交換すれば、前輪10の操向角に応じて現出されるサイドクラッチ34の状態を、圃場の状態や作業者の好みなどに基づいて容易に変更できるようになる。
【0044】
尚、図6には、操作機構部37の各カム40をカム52に交換した状態が示されており、各カム52には、前述した第1カム部48〜第4カム部51に加えて、ピットマンアーム31の揺動角が対応する揺動方向の所定の第3揺動角θ3を越えた所定の第4揺動角θ4に到達するのに伴って、対応する揺動アーム43に装備したローラ44に対する押圧操作を再び解除することで、対応するサイドクラッチ34の入り状態を再々現出する第5カム部55が形成されている。
【0045】
その結果、各カム40をカム52に交換した状態では、前輪10がピットマンアーム31の第3揺動角θ3に応じた所定の第3操向角まで操向された小旋回時に、その操向に連動した旋回内側のサイドクラッチ34の切り操作に伴って従動状態に切り換わった旋回内側の後輪11が圃場からの制動を受けて停止し、これによって、機体が制動停止した旋回内側の後輪11を引きずりながら急激に旋回して圃場を激しく荒らす不都合が生じた場合には、ピットマンアーム31が旋回方向の所定の第3揺動角θ3を越えて所定の第4揺動角θ4まで揺動するようにステアリングホイール12を操作すれば、前輪10がピットマンアーム31の第4揺動角θ4に応じた所定の第4操向角まで操向され、その操向に伴って、旋回内側のサイドクラッチ34が再び入り操作されて旋回内側の後輪11が再駆動されることから、旋回内側の後輪11が制動停止して引きずられることに起因した圃場の激しい荒れを回避できるとともに、サイドクラッチ34が再び切り操作される第3操向角まで前輪10を操向した場合よりも小さい旋回半径で機体を小旋回させることができるようになる。
【0046】
又、前輪10がピットマンアーム31の第1揺動角θ1に応じた所定の第1操向角まで操向された小旋回時の段階から、旋回内側の後輪11が圃場からの制動を受けて停止し、機体が制動停止した旋回内側の後輪11を引きずりながら急激に旋回して圃場を激しく荒らす不都合が生じた場合には、ピットマンアーム31が旋回方向の所定の第2揺動角θ2まで揺動するようにステアリングホイール12を操作すれば、前輪10がピットマンアーム31の第2揺動角θ2に応じた所定の第2操向角まで操向され、その操向に伴って、旋回内側のサイドクラッチ34が再び入り操作されて旋回内側の後輪11が再駆動されることから、旋回内側の後輪11が制動停止して引きずられることに起因した圃場の激しい荒れを回避できるとともに、サイドクラッチ34が切り操作される第1操向角まで前輪10を操向した場合よりも小さい旋回半径で機体を小旋回させることができ、この小旋回状態から、ピットマンアーム31が旋回方向の所定の第4揺動角θ4まで揺動するようにステアリングホイール12を操作すれば、前輪10がピットマンアーム31の第4揺動角θ4に応じた所定の第4操向角まで操向されるようになり、これによって、旋回内側の後輪11を駆動状態としながら前輪10の操向角を旋回方向に更に大きくすることができ、もって、旋回内側の後輪11が制動停止して引きずられることに起因した圃場の激しい荒れを回避しながら、機体をより小さい旋回半径で小旋回させることができるようになる。
【0047】
更に、左右の後輪11が駆動されることで直進性が高くなり旋回半径が大きくなる場合には、そのときのピットマンアーム31の揺動角に応じて、ピットマンアーム31を旋回方向の所定の第2揺動角θ2又は第4揺動角θ4まで揺動させて旋回内側のサイドクラッチ34を入り操作する状態と、ピットマンアーム31を旋回方向の所定の第1揺動角θ1又は第3揺動角θ3まで揺動させて旋回内側のサイドクラッチ34を切り操作する状態とを頻繁に切り換え現出して、旋回内側の後輪11を間欠駆動させるようにすれば、制動停止した旋回内側後輪11の引きずりに起因した圃場の激しい荒れや、左右両後輪11の駆動で旋回半径が大きくなる不都合を招くことなく、旋回内側のサイドクラッチ34が切り操作される前の旋回半径よりも小さい旋回半径で機体を小旋回させることができるようになる。
【0048】
つまり、走行負荷にかかわらず、機体の旋回に伴う圃場の荒れを抑制しながら、より小さい旋回半径で機体を旋回させることができるようになっている。
【0049】
一方、図7には、操作機構部37の各カム40をカム53に交換した状態が示されており、各カム53には、左右の各前輪10の操作角に相当するピットマンアーム31の揺動角が直進状態から対応する揺動方向の所定の第1揺動角θ1を越えて所定の第2揺動角θ2に至るまでの間や、ピットマンアーム31の揺動方向が対応しない揺動方向である場合に、対応する揺動アーム43に装備したローラ44に対する押圧操作を解除することで、対応するサイドクラッチ34の入り状態を現出する第1カム部56、ピットマンアーム31の揺動角が対応する揺動方向の所定の第2揺動角θ2に到達するのに伴って、対応する揺動アーム43に装備したローラ44をバネ45の付勢に抗して押圧操作することで、対応するサイドクラッチ34の切り状態を現出する第2カム部57、ピットマンアーム31の揺動角が対応する揺動方向の所定の第2揺動角θ2を越えた所定の第3揺動角θ3に到達するのに伴って、対応する揺動アーム43に装備したローラ44に対する押圧操作を再び解除することで、対応するサイドクラッチ34の入り状態を再現出する第3カム部58、及び、ピットマンアーム31の揺動角が対応する揺動方向の所定の第3揺動角θ3を越えた所定の第4揺動角θ4に到達するのに伴って、対応する揺動アーム43に装備したローラ44をバネ45の付勢に抗して再び押圧操作することで、対応するサイドクラッチ34の切り状態を再現出する第4カム部59が形成されている。
【0050】
つまり、各カム40をカム53に交換した状態では、カム40を装備した場合に比較して、旋回内側のサイドクラッチ34が入り切り操作される前輪10の所定の操向角がそれぞれ大きい操向角に変更された状態となっている。
【0051】
更に、図8には、操作機構部37の各カム40をカム54に交換した状態が示されており、各カム54には、左右の各前輪10の操作角としてのピットマンアーム31の揺動角が直進状態から対応する揺動方向の所定の第1揺動角θ1に至るまでの間や、ピットマンアーム31の揺動方向が対応しない揺動方向である場合に、対応する揺動アーム43に装備したローラ44に対する押圧操作を解除することで、対応するサイドクラッチ34の入り状態を現出する第1カム部60、ピットマンアーム31の揺動角が対応する揺動方向の所定の第1揺動角θ1に到達するのに伴って、対応する揺動アーム43に装備したローラ44をバネ45の付勢に抗して押圧操作することで、対応するサイドクラッチ34の半クラッチ状態を現出する第2カム部61、ピットマンアーム31の揺動角が対応する揺動方向の所定の第1揺動角θ1を越えた所定の第2揺動角θ2に到達するのに伴って、対応する揺動アーム43に装備したローラ44をバネ45の付勢に抗して更に押圧操作することで、対応するサイドクラッチ34の切り状態を現出する第3カム部62、ピットマンアーム31の揺動角が対応する揺動方向の所定の第2揺動角θ2を越えた所定の第3揺動角θ3に到達するのに伴って、対応する揺動アーム43に装備したローラ44に対する押圧操作を弱めて、対応するサイドクラッチ34の半クラッチ状態を再現出する第4カム部63、及び、ピットマンアーム31の揺動角が対応する揺動方向の所定の第3揺動角θ3を越えた所定の第4揺動角θ4に到達するのに伴って、対応する揺動アーム43に装備したローラ44に対する押圧操作を再び解除することで、対応するサイドクラッチ34の入り状態を再現出する第5カム部64が形成されている。
【0052】
その結果、機体を小旋回させる場合には、ピットマンアーム31が旋回方向の所定の第1揺動角θ1まで揺動するようにステアリングホイール12を操作すれば、前輪10がピットマンアーム31の第1揺動角θ1に応じた所定の第1操向角まで操向され、その操向に連動して旋回内側のサイドクラッチ34が半クラッチ状態まで操作されて、旋回内側の後輪11が旋回外側の後輪11との等速駆動状態から減速駆動状態に切り換わるようになり、もって、旋回内側の後輪11を減速させることで機体の小旋回に伴う圃場の荒れを効果的に抑制しながら、機体を比較的小さい旋回半径でスムーズに小旋回させることができるようになる。
【0053】
又、ピットマンアーム31が旋回方向の所定の第1揺動角θ1を越えた所定の第2揺動角θ2まで揺動するようにステアリングホイール12を操作すれば、前輪10がピットマンアーム31の第2揺動角θ2に応じた所定の第2操向角まで操向され、その操向に連動して旋回内側のサイドクラッチ34が切り操作されて、旋回内側の後輪11が駆動状態から従動状態に切り換わるようになり、もって、旋回内側の後輪11を従動させることで機体の小旋回に伴う圃場の荒れを効果的に抑制しながら、機体を小さい旋回半径でスムーズに小旋回させることができるようになる。
【0054】
そして、前輪10を所定の第2操向角まで操向させた小旋回時において、旋回場所の走行負荷が大きいことにより、前輪10の所定の第2操向角への操向に連動した旋回内側のサイドクラッチ34の切り操作に伴って従動状態に切り換わった旋回内側の後輪11が圃場からの制動を受けて停止し、これによって、機体が制動停止した旋回内側の後輪11を引きずりながら急激に旋回して圃場を激しく荒らす不都合が生じた場合には、ピットマンアーム31が旋回方向の所定の第2揺動角θ2を越えた所定の第3揺動角θ3まで揺動するようにステアリングホイール12を操作すれば、前輪10がピットマンアーム31の第3揺動角θ3に応じた所定の第3操向角まで操向され、その操向に伴って、旋回内側のサイドクラッチ34が半クラッチ状態に操作されて旋回内側の後輪11が減速駆動されるようになり、これによって走行負荷による旋回内側後輪11の制動停止が解除された場合には、旋回内側の後輪11が制動停止して引きずられることに起因した圃場の激しい荒れを回避できるとともに、サイドクラッチ34が切り操作される第2操向角まで前輪10を操向した場合よりも小さい旋回半径で機体を比較的スムーズに小旋回させることができるようになる。
【0055】
又、上記の半クラッチ操作によって走行負荷による旋回内側後輪11の制動停止が解除されない場合や、前輪10を第1操向角まで操向した小旋回時の段階から、旋回内側の後輪11が圃場からの制動を受けて停止し、機体が制動停止した旋回内側の後輪11を引きずりながら急激に旋回して圃場を激しく荒らす不都合が生じた場合には、ピットマンアーム31が旋回方向の所定の第3揺動角θ3を越えた所定の第4揺動角θ4まで揺動するようにステアリングホイール12を操作すれば、前輪10がピットマンアーム31の第4揺動角θ4に応じた所定の第4操向角まで操向され、その操向に伴って、旋回内側のサイドクラッチ34が再び入り操作されて旋回内側の後輪11が再駆動されることから、旋回内側の後輪11が制動停止して引きずられることに起因した圃場の激しい荒れを回避できるとともに、サイドクラッチ34が切り操作される第2操向角まで前輪10を操向した場合よりも小さい旋回半径で機体を小旋回させることが可能となる。
【0056】
更に、左右の後輪11が駆動されることで直進性が高くなり旋回半径が大きくなる場合には、ピットマンアーム31を旋回方向の所定の第4揺動角θ4まで揺動させて旋回内側のサイドクラッチ34を入り操作する状態と、ピットマンアーム31を旋回方向の所定の第2揺動角θ2まで揺動させて旋回内側のサイドクラッチ34を半クラッチ操作する状態、又は、第3揺動角θ3まで揺動させて旋回内側のサイドクラッチ34を切り操作する状態とを頻繁に切り換え現出して、旋回内側の後輪11を間欠駆動させるようにすれば、制動停止した旋回内側後輪11の引きずりに起因した圃場の激しい荒れや、左右両後輪11の駆動で旋回半径が大きくなる不都合を招くことなく、旋回内側のサイドクラッチ34が切り操作される前の旋回半径よりも小さい旋回半径で機体を小旋回させることができるようになる。
【0057】
ちなみに、図3に示すように、搭乗運転部14の右前部に配備したブレーキペダル65に連係ロッド66を介してブレーキ35の操作アーム67が連係されており、ブレーキペダル65の踏み込み操作によってブレーキ35を制動作動させることができるようになっている。又、図示は省略するが、ブレーキペダル65は静油圧式無段変速装置8にも連係されており、その踏み込み操作によって、ブレーキ35の制動作動とともに静油圧式無段変速装置8の中立状態への切り換え操作をも行えるようになっている。
【0058】
〔別実施形態〕
以下、本発明の別実施形態を列記する。
〔1〕乗用形作業機としては乗用形直播機やトラクタなどであってもよい。
【0059】
〔2〕図9に示すように、上下向きの第1支軸39に対する各カム40,52〜54の連結をスプライン嵌合で行うとともに、その嵌合時における第1支軸39に対する各カム40,52〜54の角度調節で、前輪10の操向角に応じて現出されるサイドクラッチ34の状態を変更できるように構成してもよい。
【0060】
〔3〕図10に示すように、各揺動アーム43を、その長手方向での上下向きの第2支軸42との連結位置の変更が可能となるように構成し、その連結位置の変更による各揺動アーム43の対応する第2支軸42からの延出長さの調節で、前輪10の操向角に応じて現出されるサイドクラッチ34の状態を変更できるように構成してもよい。
【0061】
〔4〕図11に示すように、連動機構36を、例えばピットマンアーム31の揺動操作量から前輪10の操向角を検出するポテンショメータからなる操向角検出センサ68からの検出情報に基づいて、マイクロコンピュータからなる制御装置69が、走行機体1の前後中間部に上下向きの第1支軸70周りに揺動可能に装備された連係アーム71を揺動操作する電動シリンダなどの電動アクチュエータ72の作動を制御するように電動式に構成された操作機構部37と、その操作機構部37の連係アーム71によって、左右一対の揺動アーム73のうちの一方が対応する上下向きの第2支軸74周りに揺動操作されると、それらの対応する揺動アーム73に連係ロッド75を介して操作アーム46が連係された左右のサイドクラッチ34のうちの旋回内側のものを操作するように構成された被操作機構部38とから分割構成して、前輪10の所定の操向角への操向に連動して旋回内側のサイドクラッチ34の状態が切り換えられるように構成してもよい。
【0062】
この構成においては、前輪10が所定の操向角である第1操向角以上に操向された際に連動機構36が現出する旋回内側のサイドクラッチ34の状態を切り換えるダイヤル形の切換手段76を設け、この切換手段76の操作によって、例えば図12に示すように、連動機構36が、前輪10の第1操向角以上への操向に伴って旋回内側のサイドクラッチ34の切り状態を現出する第1状態、前輪10が第1操向角を越えた第2操向角に操向されるまでの間は旋回内側のサイドクラッチ34の入り状態を現出し、前輪10の第2操向角以上への操向に伴って旋回内側のサイドクラッチ34の切り状態を現出する第2状態、前輪10の第1操向角への操向に伴って旋回内側のサイドクラッチ34の切り状態を現出し、前輪10の第1操向角を越えた第2操向角への操向に伴って旋回内側のサイドクラッチ34の入り状態を再現出し、前輪10の第2操向角を越えた第3操向角以上への操向に伴って旋回内側のサイドクラッチ34の切り状態を再現出する第3状態、前輪10の第1操向角への操向に伴って旋回内側のサイドクラッチ34の切り状態を現出し、前輪10の第1操向角を越えた第2操向角への操向に伴って旋回内側のサイドクラッチ34の入り状態を再現出し、前輪10の第2操向角を越えた第3操向角への操向に伴って旋回内側のサイドクラッチ34の切り状態を再現出し、前輪10の第3操向角を越えた第4操向角への操向に伴って旋回内側のサイドクラッチ34の入り状態を再々現出する第4状態、及び、前輪10の第1操向角への操向に伴って旋回内側のサイドクラッチ34の半クラッチ状態を現出し、前輪10の第1操向角を越えた第2操向角への操向に伴って旋回内側のサイドクラッチ34の切り状態を現出し、前輪10の第2操向角を越えた第3操向角への操向に伴って旋回内側のサイドクラッチ34の半クラッチ状態を再現出し、前輪10の第3操向角を越えた第4操向角への操向に伴って旋回内側のサイドクラッチ34の入り状態を再現出する第5状態、などに、前輪10が所定の操向角以上に操向された際に連動機構36が現出する旋回内側のサイドクラッチ34の状態を容易に切り換えられるようにしてもよい。
【0063】
〔6〕連動機構36が旋回内側のサイドクラッチ34の状態を切り換えるようになる前輪10の所定の各操向角の設定は種々の変更が可能なものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】乗用形田植機の全体側面図
【図2】乗用形田植機における前部の縦断側面図
【図3】操向操作構造を示す概略平面図
【図4】直進状態での連係機構の展開図
【図5】第1操向角に操向した状態での連係機構の展開図
【図6】サイドクラッチ入り状態の再々現出を可能にした連係機構の要部の構成を示す展開図
【図7】サイドクラッチの状態が切り換えられる前輪の所定の操向角を変更した連係機構の要部の構成を示す展開図
【図8】サイドクラッチの半クラッチ状態の現出を可能にした連係機構の要部の構成を示す展開図
【図9】カムを角度調節可能に構成した別実施形態を示す連係機構の要部の平面図
【図10】揺動アームを長さ調節可能に構成した別実施形態を示す連係機構の要部の平面図
【図11】連動機構の別実施形態を示す概略平面図
【図12】別実施形態にて連動機構が現出するサイドクラッチの状態と前輪の操向角との関係を示す図
【符号の説明】
10 前輪
11 後輪
29 操向機構
34 サイドクラッチ
36 連動機構
37 操作機構部
38 被操作機構部
76 切換手段

Claims (5)

  1. 左右の対応する後輪への伝動を断続する一対のサイドクラッチを備え、それらのサイドクラッチと前輪用の操向機構とを、前輪の操向に連動して旋回内側のサイドクラッチの状態を切り換える連動機構を介して連係してある乗用形作業機の旋回操作構造であって、
    前記連動機構を、前記操向機構に連動連結された操作機構部と、前記サイドクラッチに連動連結された被操作機構部とから分割構成してある乗用形作業機の旋回操作構造。
  2. 左右の対応する後輪への伝動を断続する一対のサイドクラッチを備え、それらのサイドクラッチと前輪用の操向機構とを、前輪の操向に連動して旋回内側のサイドクラッチの状態を切り換える連動機構を介して連係してある乗用形作業機の旋回操作構造であって、
    前記連動機構を、前記前輪が所定の操向角以上に操向されると、そのときの操向角に応じて旋回内側のサイドクラッチの入り状態と切り状態とを現出するように構成してある乗用形作業機の旋回操作構造。
  3. 前記連動機構を、前記前輪の操向角に応じて現出される旋回内側のサイドクラッチの状態を変更可能に構成してある請求項2に記載の乗用形作業機の旋回操作構造。
  4. 左右の対応する後輪への伝動を断続する一対のサイドクラッチを備え、それらのサイドクラッチと前輪用の操向機構とを、前輪の操向に連動して旋回内側のサイドクラッチの状態を切り換える連動機構を介して連係してある乗用形作業機の旋回操作構造であって、
    前記連動機構を、前記前輪が所定の第1操向角に操向されると旋回内側のサイドクラッチの切り状態を現出し、前記前輪が前記第1操向角を越えた所定の第2操向角に操向されると旋回内側のサイドクラッチの入り状態を現出し、前記前輪が前記第2操向角を越えた所定の第3操向角に操向されると旋回内側のサイドクラッチの切り状態を現出するように構成してある乗用形作業機の旋回操作構造。
  5. 左右の対応する後輪への伝動を断続する一対のサイドクラッチを備え、それらのサイドクラッチと前輪用の操向機構とを、前輪の操向に連動して旋回内側のサイドクラッチの状態を切り換える連動機構を介して連係してある乗用形作業機の旋回操作構造であって、
    前記前輪が所定の操向角以上に操向された際に前記連動機構が現出する旋回内側のサイドクラッチの状態を切り換える切換手段を設けてある乗用形作業機の旋回操作構造。
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