JP2009185949A - 作業車の走行変速構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】 作業車において走行用の変速装置及びガバナ装置を操作する操作レバー及び操作ペダルを備えた場合、ガバナ装置及び走行用の変速装置を一緒に高速側及び低速側に操作できる利点を残しながら、操作ペダルによって適切な操作が行えるようにする。
【解決手段】 操作ペダル12の操作位置に対応するエンジン3の回転数が、操作レバー11の操作位置に対応するエンジン3の回転数よりも低速側であると、操作レバー11の操作位置に対応する位置にガバナ装置15が操作された状態で、操作ペダル12の操作位置に対応する変速位置に走行用の変速装置6が操作される。操作ペダル12の操作位置に対応するエンジン3の回転数が、操作レバー12の操作位置に対応するエンジン3の回転数よりも高速側であると、操作ペダル12の操作位置に対応する位置にガバナ装置15を操作し、且つ、操作ペダル12の操作位置に対応する変速位置に走行用の変速装置6が操作される。
【選択図】 図2

Description

本発明は、走行用の変速装置と、エンジンの燃料噴射量を制御するガバナ装置とを関連付けて操作する作業車の走行変速構造に関する。
作業車においては、特許文献1に開示されているように、走行用の変速装置(特許文献1の図3及び図14の41)、エンジンの燃料噴射量を制御するガバナ装置(特許文献1の図10の95)、人為的に操作可能な変速レバー(特許文献1の図3及び図10の53)、人為的に踏み操作可能なアクセルペダル(特許文献1の図10の30)を備えて、変速レバーと走行用の変速装置及びガバナ装置とを機械的に連係し、アクセルペダルとガバナ装置とを機械的に連係したものがある。
これにより、変速レバーを高速側(低速側)に操作すると、走行用の変速装置が高速側(低速側)に操作され、これと同時にガバナ装置が高速側(低速側)に操作されるのであり、アクセルペダルを踏み操作(戻し操作)すると、ガバナ装置が高速側(低速側)に操作される。この場合、変速レバーの操作位置及びアクセルペダルの操作位置のうちの高速側の操作位置に基づいて、ガバナ装置が操作されるように構成されている。
特許文献1では、変速レバーにより走行用の変速装置及びガバナ装置を操作することができるので、運転者はアクセルペダルを踏み操作せずに、変速レバーを操作することによって変速操作を行うのであり、変速レバーを所望の位置に操作しておくことにより、一定の走行速度(変速レバーの操作位置に対応した走行用の変速装置の変速位置、及びガバナ装置の位置)で、機体を走行させることができる。
一定の走行速度で機体を走行させている状態において、一時的に加速したい場合には、変速レバーの操作位置を越えてアクセルペダルを高速側に踏み操作することにより、ガバナ装置を変速レバーの操作位置に対応する位置よりも高速側に操作し、エンジンの回転数を上昇させて、一時的な加速を行うことができる(走行用の変速装置は変速レバーの操作位置に対応する変速位置に残されている)。次に変速レバーの操作位置を越えてアクセルペダルを低速側に戻し操作すると、ガバナ装置は変速レバーの操作位置に対応する位置に戻し操作される。
特開2006−204143号公報
特許文献1では、一定の走行速度で機体を走行させる状態が主なものであり、運転者にとって操作主体は変速レバーとなっており、一時的に加速した場合にアクセルペダルを使用すると言う状態となっている。
これにより、特許文献1において、低速での走行を行おうとして、変速レバーにより走行用の変速装置を低速側に操作すると、これに伴ってガバナ装置も低速側に操作されるので、例えば登り坂等においてエンジンの出力不足の生じることがある。このような状態になると、変速レバーを低速側に操作すると同時に、アクセルペダルを踏み操作してエンジンの回転数(出力)を確保する必要があるので、操作性の面で改善の余地がある。
近年では、走行用の変速装置及びガバナ装置を操作する操作レバー及び操作ペダルを備えた場合、運転者にとっての操作主体を操作ペダルとする作業車が提案されるようになっている。
本発明は、作業車において走行用の変速装置及びガバナ装置を操作する操作レバー及び操作ペダルを備えた場合、特許文献1の利点(ガバナ装置及び走行用の変速装置を一緒に高速側及び低速側に操作できる)を残しながら、操作ペダルによって適切な操作が行えるように構成することを目的としている。
[I]
(構成)
本発明の第1特徴は作業車の走行変速構造において次のように構成することにある。
走行用の変速装置と、走行用の変速装置を操作する変速機構と、エンジンの燃料噴射量を制御するガバナ装置と、人為的に操作可能な操作レバーと、人為的に踏み操作可能な操作ペダルとを備えて、操作レバーの操作位置と操作ペダルの操作位置とに基づいて、ガバナ装置が操作されるように構成する。
操作ペダルの操作位置に対応するエンジンの回転数が、操作レバーの操作位置に対応するエンジンの回転数よりも低速側であると、操作レバーの操作位置に対応する位置にガバナ装置が操作された状態で、操作ペダルの操作位置に対応する変速位置に走行用の変速装置が操作されるように、変速機構を操作する第1制御手段を備える。
操作ペダルの操作位置に対応するエンジンの回転数が、操作レバーの操作位置に対応するエンジンの回転数よりも高速側であると、操作ペダルの操作位置に対応する位置にガバナ装置を操作し、且つ、操作ペダルの操作位置に対応する変速位置に走行用の変速装置が操作されるように、変速機構を操作する第2制御手段を備える。
(作用)
本発明の第1特徴によると、作業車において走行用の変速装置及びガバナ装置を操作する操作レバー及び操作ペダルを備えた場合、操作レバーの操作位置と操作ペダルの操作位置とに基づいて、ガバナ装置が操作される。
本発明の第1特徴によると、操作レバーを任意の操作位置に操作した状態で、操作ペダルの操作位置が操作レバーの操作位置よりも低速側であると(操作ペダルの操作位置に対応するエンジンの回転数が、操作レバーの操作位置に対応するエンジンの回転数よりも低速側であると)、操作レバーの操作位置に対応する位置にガバナ装置が操作された状態において、操作ペダルにより走行用の変速装置を操作することができる。
本発明の第1特徴によると、操作レバーを任意の操作位置に操作し、操作ペダルの操作位置が操作レバーの操作位置よりも低速側である状態(操作ペダルの操作位置に対応するエンジンの回転数が、操作レバーの操作位置に対応するエンジンの回転数よりも低速側である状態)において、操作ペダルにより走行用の変速装置を低速側に操作しても、操作レバーの操作位置に対応する位置にガバナ装置が操作されて(維持されて)、エンジンの回転数(出力)が確保されているので、低速での走行が支障なく行える。
この場合、特許文献1のように([発明が解決しようとする課題]参照)、変速レバーを低速側に操作すると同時に、アクセルペダルを踏み操作してエンジンの回転数(出力)を確保すると言うような操作を行う必要がない。
本発明の第1特徴によれば、操作レバーを任意の操作位置に操作した状態で、操作ペダルの操作位置が操作レバーの操作位置よりも高速側であると(操作ペダルの操作位置に対応するエンジンの回転数が、操作レバーの操作位置に対応するエンジンの回転数よりも高速側であると)、操作ペダルによりカバナ装置及び走行用の変速装置を一緒に高速側に操作することができ、操作ペダルによりカバナ装置及び走行用の変速装置を一緒に低速側に操作することができる。
これにより、特許文献1の利点(ガバナ装置及び走行用の変速装置を一緒に高速側及び低速側に操作できる)が、そのまま残されている。
(発明の効果)
本発明の第1特徴によると、作業車において走行用の変速装置及びガバナ装置を操作する操作レバー及び操作ペダルを備えた場合、操作ペダルによりガバナ装置及び走行用の変速装置を一緒に高速側及び低速側に操作できる利点を残しながら、操作ペダルによる低速での走行を、エンジンの回転数(出力)を確保して支障なく行えるようになり、作業車の走行性能を向上させることができた。
[II]
(構成)
本発明の第2特徴は、本発明の第1特徴の作業車の走行変速構造において次のように構成することにある。
走行用のブレーキと、ブレーキを制動側に操作可能で人為的に操作可能なブレーキペダルとを備える。ブレーキペダルが踏み操作されると、第1及び第2制御手段に優先して走行用の変速装置が停止位置側に操作されるように、変速機構を操作する第3制御手段を備える。
(作用)
本発明の第2特徴によると、本発明の第1特徴と同様に前項[I]に記載の「作用」を備えており、これに加えて以下のような「作用」を備えている。
本発明の第2特徴によれば、機体の停止操作が行われる際、ブレーキペダルが踏み操作されると、走行用の変速装置が停止位置側に操作されるので、走行用の変速装置が高速側に操作されて動力が伝達された状態で、ブレーキが制動側に操作されると言うような状態は生じない。
(発明の効果)
本発明の第2特徴によると、本発明の第1特徴と同様に前項[I]に記載の「発明の効果」を備えており、これに加えて以下のような「発明の効果」を備えている。
本発明の第2特徴によると、機体の停止操作が行われる際、走行用の変速装置が高速側に操作されて動力が伝達された状態で、ブレーキが制動側に操作されると言うような状態を避けることができ、ブレーキに無理な負荷が掛かる状態を避けることができて、ブレーキの耐久性の向上及び作業車の停止性能の向上を図ることができた。
[III]
(構成)
本発明の第3特徴は、本発明の第2特徴の作業車の走行変速構造において次のように構成することにある。
ブレーキペダルが踏み操作されて機体が停止した後において、操作ペダルが踏み操作されていないと、第1及び第2制御手段に優先して走行用の変速装置が微速位置に操作されるように、変速機構を操作する第4制御手段を備える。
(作用)
本発明の第3特徴によると、本発明の第1又は第2特徴と同様に前項[I][II]に記載の「作用」を備えており、これに加えて以下のような「作用」を備えている。
本発明の第3特徴によると、ブレーキペダルが踏み操作されて機体が停止した後において、操作ペダルが踏み操作されていない状態でブレーキペダルが戻し操作されると、機体は微速で発進して微速で移動し始めるのであり、ブレーキペダルが踏み操作されると、機体が停止する。これにより、例えば一般の乗用車におけるクリープのような状態を得ることができるのであり、機体の位置を少しだけ変更したい場合に、機体の位置の変更が容易且つ正確に行える。
(発明の効果)
本発明の第3特徴によると、本発明の第1又は第2特徴と同様に前項[I][II]に記載の「発明の効果」を備えており、これに加えて以下のような「発明の効果」を備えている。
本発明の第3特徴によると、機体の位置の変更が容易且つ正確に行えるようになって、作業車の操作性を向上させることができた。
[1]
図1に示すように、左右に操向操作自在な右及び左の前輪1、右及び左の後輪2で支持された機体に、エンジン3及びミッションケース4が備えられ、運転部5が備えられて、作業車の一例である農用トラクタが構成されている。
図1及び図2に示すように、エンジン3の動力が、ミッションケース4に備えられた静油圧式の無段変速装置6(走行用の変速装置に相当)、及びギヤ変速式の副変速装置(図示せず)を介して、前輪1及び後輪2に伝達される。無段変速装置6は停止位置N、前進領域F及び後進領域Rに操作自在に構成されており、制御装置10によって操作されるアクチュエータ7(変速機構に相当)により無段変速装置6の斜板(図示せず)が操作されて、無段変速装置6が変速操作される。
図1及び図2に示すように、前輪1を操向操作する操縦ハンドル8が運転部5の前部の上部に備えられており、操縦ハンドル8の左横側に前後進レバー9が備えられ、前後進レバー9は前進位置F及び後進位置Rに操作自在に構成されて、前後進レバー9の操作位置が制御装置10に入力されている。操縦ハンドル8の右横側の操作レバー11が備えられて、操作レバー11は最低速位置L1及び最高速位置H1の範囲で操作可能、及び任意の操作位置に保持可能に構成されており、操作レバー11の操作位置が制御装置10に入力されている。
図1及び図2に示すように、運転部5の前部の右側下部に操作ペダル12が備えられ、操作ペダル12は最低速位置L2及び最高速位置H2の範囲で踏み操作可能で、最低速位置L2に付勢されており、操作ペダル12の操作位置が制御装置10に入力されている。運転部5に備えられた運転座席13の右横側に変速レバー14が備えられ、変速レバー14は停止位置N及び最高速位置F2の範囲で操作可能、及び任意の操作位置に保持可能に構成されており、変速レバー14の操作位置が制御装置10に入力されている。
図2に示すように、エンジン3の燃料噴射量を制御するガバナ装置15(機械操作式や電子制御式)が備えられており、制御装置10によってガバナ装置15が操作される。実際のエンジン3の回転数N2を検出する回転数センサー16が備えられており、回転数センサー16の検出値が制御装置10に入力されている。
[2]
図2に示すように、制御装置10に作業モード及び路上モードが設定されており、運転部5に備えられた選択スイッチ19を操作することによって、運転者が作業モード及び路上モードを選択する。次に作業モードについて、図2及び図3に基づいて説明する。
作業モードにおいて、操作レバー11の操作位置及び操作ペダル12の操作位置、変速レバー14の操作位置に基づいて、以下のように無段変速装置6の斜板及びガバナ装置15が操作される。
操作レバー11の操作位置が検出され(ステップS1)、操作ペダル12の操作位置が検出されて(ステップS2)、操作レバー11の操作位置と操作ペダル12の操作位置とが比較される(ステップS3)。操作レバー11の操作位置が操作ペダル12の操作位置よりも高速側であると(ステップS3)、操作レバー11の操作位置に対応する設定回転数N1が設定され(ステップS4)、操作ペダル12の操作位置が操作レバー11の操作位置よりも高速側であると(ステップS3)、操作ペダル12の操作位置に対応する設定回転数N1が設定される(ステップS5)。
この場合、操作レバー11の最高速位置H1と操作ペダル12の最高速位置H2とが対応し、操作レバー11の最低速位置L1と操作ペダル12の最低速位置L2とが対応している。操作レバー11及び操作ペダル12の最高速位置H1,H2に対応する設定回転数N1が、エンジン3の最高回転数に対応し、操作レバー11及び操作ペダル12の最低速位置L1,L2に対応する設定回転数N1が、エンジン3のアイドリング回転数に対応している。
作業モードでは一般に、操作ペダル12を踏み操作せずに最低速位置L2に位置させた状態で、操作レバー11を最低速位置L1及び最高速位置H1の範囲で操作することが多いので、殆どの状態では操作レバー11の操作位置に対応する設定回転数N1が設定される(ステップS4)。一時的に加速したい場合、操作レバー11の操作位置を越えて操作ペダル12を最高速位置H2側に踏み操作すると、操作ペダル12の操作位置に対応する設定回転数N1が設定され(ステップS5)、操作レバー11の操作位置を越えて操作ペダル12を最低速位置L2側に戻し操作すると、操作レバー11の操作位置に対応する設定回転数N1が設定される(ステップS4)。
実際のエンジン3の回転数N2が検出されて(ステップS6)、実際のエンジン3の回転数N2が設定回転数N1となるように、制御装置10によりガバナ装置7が操作されるのであり、実際のエンジン3の回転数N2が設定回転数N1に維持される(ステップS7)。
変速レバー14の操作位置が検出され(ステップS8)、前後進レバー9の操作位置が検出される(ステップS9)。前後進レバー9が前進位置Fに操作されていると、前進領域Fにおいて制御装置10によりアクチュエータ7が操作されて、変速レバー14の操作位置に対応する変速位置に無段変速装置9の斜板が操作される(ステップS10)。前後進レバー9が後進位置Rに操作されていると、後進領域Rにおいて制御装置10によりアクチュエータ7が操作されて、変速レバー14の操作位置に対応する変速位置に無段変速装置9の斜板が操作される(ステップS11)。
この場合、変速レバー14の停止位置Nが、無段変速装置9の斜板の停止位置Nに対応し、変速レバー14の最高速位置F2が、無段変速装置9の前進(後進)の最高速位置Mに対応している。
[3]
次に路上モードについて、図2及び図4に基づいて説明する。
路上モードにおいては、操作レバー11の操作位置及び操作ペダル12の操作位置に基づいて、以下のように無段変速装置6の斜板及びガバナ装置15が操作されるのであり、変速レバー14の操作位置は無視される。
操作レバー11の操作位置が検出され(ステップS21)、操作ペダル12の操作位置が検出されて(ステップS22)、操作レバー11の操作位置と操作ペダル12の操作位置とが比較される(ステップS23)。操作レバー11の操作位置が操作ペダル12の操作位置よりも高速側であると、制御装置10により操作レバー11の操作位置に対応する位置にガバナ装置15が操作され(ステップS24)、操作ペダル12の操作位置が操作レバー11の操作位置よりも高速側であると、制御装置10により操作ペダル12の操作位置に対応する位置にガバナ装置15が操作される(ステップS25)。
この場合、操作レバー11の最高速位置H1と操作ペダル12の最高速位置H2とが対応し、操作レバー11の最低速位置L1と操作ペダル12の最低速位置L2とが対応している。走行負荷や作業負荷がエンジン3に掛からなければ、ガバナ装置15の位置に対応する回転数と、実際のエンジン3の回転数N2とが略同じになるのであるが、走行負荷や作業負荷がエンジン3に掛かると、実際のエンジン3の回転数N2は、ガバナ装置15の位置に対応する回転数よりも少し低速側になる。
図6に示すように、無段変速装置6の斜板の位置と実際のエンジン3の回転数N2との関係線A1(一点鎖線)、及び無段変速装置6の斜板の位置と操作ペダル12の操作位置との関係線A2(実線)が設定されている。この場合、エンジン3のアイドリング回転数の付近(操作ペダル12の最低速位置L2の付近)を除いて、関係線A2よりも関係線A1が停止位置N側に設定されている。
実際のエンジン3の回転数N2が検出されて(ステップS26)、実際のエンジン3の回転数N2により、関係線A1(実際のエンジン3の回転数N2)に基づいて無段変速装置6の斜板の位置が算出される(ステップS27)。操作ペダル12の操作位置により(ステップS22)、関係線A2(操作ペダル12)に基づいて無段変速装置6の斜板の位置が算出されて(ステップS28)、関係線A1(実際のエンジン3の回転数N2)に基づく無段変速装置6の斜板の位置と、関係線A2(操作ペダル12)に基づく無段変速装置6の斜板の位置とが比較される(ステップS29)。
これによって、関係線A1(実際のエンジン3の回転数N2)に基づく無段変速装置6の斜板の位置が、関係線A2(操作ペダル12)に基づく無段変速装置6の斜板の位置よりも停止位置N側であると(ステップS29)、前後進レバー9が前進位置Fに操作されていれば(ステップS30)、前進領域Fにおいて制御装置10によりアクチュエータ7が操作されて、無段変速装置9の斜板が関係線A1(実際のエンジン3の回転数N2)に基づく無段変速装置6の斜板の位置に操作される(ステップS32)。前後進レバー9が後進位置Rに操作されていれば(ステップS30)、後進領域Rにおいて制御装置10によりアクチュエータ7が操作されて、無段変速装置9の斜板が関係線A1(実際のエンジン3の回転数N2)に基づく無段変速装置6の斜板の位置に操作される(ステップS33)。
関係線A2(操作ペダル12)に基づく無段変速装置6の斜板の位置が、関係線A1(実際のエンジン3の回転数N2)に基づく無段変速装置6の斜板の位置よりも停止位置N側であると(ステップS29)、前後進レバー9が前進位置Fに操作されていれば(ステップS31)、前進領域Fにおいて制御装置10によりアクチュエータ7が操作されて、無段変速装置9の斜板が関係線A2(操作ペダル12)に基づく無段変速装置6の斜板の位置に操作される(ステップS34)。前後進レバー9が後進位置Rに操作されていれば(ステップS31)、後進領域Rにおいて制御装置10によりアクチュエータ7が操作されて、無段変速装置9の斜板が関係線A2(操作ペダル12)に基づく無段変速装置6の斜板の位置に操作される(ステップS35)。
[4]
前項[3]に記載の路上モードのステップS29〜S35について、特許請求の範囲(請求項1)に基づいて言い換えると、以下のような状態となる。
例えば、操作レバー11を最低速位置L1と最高速位置H1との間の中間位置に操作している状態において、操作ペダル12を操作レバー11の操作位置よりも低速側に踏み操作していると(操作ペダル12の操作位置に対応するエンジン3の回転数が、操作レバー11の操作位置に対応するエンジン3の回転数よりも低速側である状態に相当)、ステップS23,S24により、操作レバー11の操作位置に対応する位置にガバナ装置15が操作され、実際のエンジン3の回転数N2がガバナ装置15の位置に対応する回転数となる。この場合、走行負荷や作業負荷がエンジン3に掛かると、実際のエンジン3の回転数N2は、ガバナ装置15の位置に対応する回転数よりも少し低速側になる。
前述のように、操作ペダル12を操作レバー11の操作位置よりも低速側に踏み操作している状態において、通常は関係線A2(操作ペダル12)に基づく無段変速装置6の斜板の位置が、関係線A1(実際のエンジン3の回転数N2)に基づく無段変速装置6の斜板の位置よりも停止位置N側になるので、ステップS29,S31,S34,S35により、無段変速装置9の斜板が関係線A2(操作ペダル12)に基づく無段変速装置6の斜板の位置に操作される(操作ペダル12の操作位置に対応する変速位置に走行用の変速装置6が操作されるように、変速機構7が操作される状態に相当)(第1制御手段)。
この場合、操作ペダル12を操作レバー11の操作位置よりも低速側に踏み操作している状態において、操作ペダル12を操作レバー11の操作位置よりも少しだけ低速側に踏み操作している状態や、大きな走行負荷や作業負荷がエンジン3に掛かり、実際のエンジン3の回転数N2がガバナ装置15の位置に対応する回転数よりも大きく低速側になっている状態では、関係線A1(実際のエンジン3の回転数N2)に基づく無段変速装置6の斜板の位置が、関係線A2(操作ペダル12)に基づく無段変速装置6の斜板の位置よりも停止位置N側になることがある。
このような状態になると、操作ペダル12を操作レバー11の操作位置よりも低速側に踏み操作している状態において、ステップS29,S30,S32,S33により、無段変速装置9の斜板が関係線A1(実際のエンジン3の回転数N2)に基づく無段変速装置6の斜板の位置に操作される。
例えば、操作レバー11を最低速位置L1と最高速位置H1との間の中間位置に操作している状態において、操作ペダル12を操作レバー11の操作位置よりも高速側に踏み操作していると(操作ペダル12の操作位置に対応するエンジン3の回転数が、操作レバー11の操作位置に対応するエンジン3の回転数よりも高速側である状態に相当)、ステップS23,S25により、操作ペダル12の操作位置に対応する位置にガバナ装置15が操作され、実際のエンジン3の回転数N2がガバナ装置15の位置に対応する回転数となる。この場合、走行負荷や作業負荷がエンジン3に掛かると、実際のエンジン3の回転数N2は、ガバナ装置15の位置に対応する回転数よりも少し低速側になる。
前述のように、操作ペダル12を操作レバー11の操作位置よりも高速側に操作している状態において、通常は関係線A1(実際のエンジン3の回転数N2)に基づく無段変速装置6の斜板の位置が、関係線A2(操作ペダル12)に基づく無段変速装置6の斜板の位置よりも停止位置N側になるので、ステップS29,S30,S32,S33により、無段変速装置9の斜板が関係線A1(実際のエンジン3の回転数N2)に基づく無段変速装置6の斜板の位置に操作される。
この場合、操作ペダル12を最高速位置H2側に踏み操作すれば、操作ペダル12の操作位置に対応する位置にガバナ装置15が操作されて、実際のエンジン3の回転数N2が高速側になっていくので、無段変速装置9の斜板が関係線A1(実際のエンジン3の回転数N2)に基づく無段変速装置6の斜板の位置に操作され、無段変速装置6の斜板が前進(後進)の最高速位置M側に操作される(操作ペダル12の操作位置に対応する変速位置に走行用の変速装置6が操作されるように、変速機構7が操作される状態に相当)(第2制御手段)。
[5]
次に、路上モードでの機体の停止操作について説明する。
図2に示すように、右の後輪2を制動可能な右のサイドブレーキ17(走行用のブレーキに相当)、左の後輪2を制動可能な左のサイドブレーキ17(走行用のブレーキに相当)が備えられている。右及び左のサイドブレーキペダル18(ブレーキペダルに相当)が独立に踏み操作自在に運転部5の前部の右側下部に備えられており、右のサイドブレーキ17と右のサイドブレーキペダル18とが連係機構20を介して機械的に連係され、左のサイドブレーキ17と左のサイドブレーキペダル18とが連係機構20を介して機械的に連係されている。
図2に示すように、右(左)のサイドブレーキペダル18は解除位置B1及び限度位置B2の範囲で踏み操作可能に構成されて、解除位置B1に付勢されており、右(左)のサイドブレーキペダル18の操作位置が制御装置10に入力されている。
図7の関係線C1(一点鎖線)に示すように、解除位置B1と限度位置B2との間の中間位置から解除位置B1側に設定位置B3が設定されており、右(左)のサイドブレーキペダル18を解除位置B1(右(左)のサイドブレーキ17の解除状態)から踏み操作し始めると、解除位置B1と設定位置B3との間では、右(左)のサイドブレーキ17は解除状態となるように、連係機構20が構成されている(いわゆる連係機構20の「遊び」)。右(左)のサイドブレーキペダル18を設定位置B3を越えて踏み操作すると、右(左)のサイドブレーキ17が解除状態から制動側に操作され始めるのであり、右(左)のサイドブレーキペダル18を限度位置B2に踏み操作すると、右(左)のサイドブレーキ17が最大制動状態となるように、連係機構20が構成されている。
機体の停止操作を行う場合、右及び左のサイドブレーキペダル18の両方を同時に踏み操作する。この場合、図7の関係線C2(実線)に示すように、制御装置10によりアクチュエータ7が操作されて、無段変速装置9の斜板が操作される。
実際には、右及び左のサイドブレーキペダル18の両方を同時に踏み操作しても、踏み方のバラ付きによって、右及び左のサイドブレーキペダル18の両方の操作位置が常に同じ位置になることは少なく、例えば右のサイドブレーキペダル18が左のサイドブレーキペダル18よりも少し解除位置B1側に在る状態で、右及び左のサイドブレーキペダル18の両方が同時に踏み操作されると言うようなことが多くある。これにより、右及び左のサイドブレーキペダル18のうち、解除位置B1側のサイドブレーキペダル18の操作位置に基づいて、下記のように無段変速装置9の斜板が操作される。
図5及び図7に示すように、例えば無段変速装置6の斜板が前進(後進)の最高速位置Mに操作れた状態で、右及び左のサイドブレーキペダル18の両方を同時に解除位置B1から踏み操作し始めると(ステップS41)、右及び左のサイドブレーキペダル18の操作位置が比較される(ステップS42)。左のサイドブレーキペダル18の操作位置が右のサイドブレーキペダル18の操作位置よりも解除位置B1側であると、左のサイドブレーキペダル18の操作位置が低側操作位置Bとして設定され(ステップS43)、右のサイドブレーキペダル18の操作位置が左のサイドブレーキペダル18の操作位置よりも解除位置B1側であると、右のサイドブレーキペダル18の操作位置が低側操作位置Bとして設定される(ステップS44)。
図5及び図7に示すように、低側操作位置Bが解除位置B1と設定位置B3との間であると(ステップS45)、低側操作位置B及び関係線C2に基づいて、無段変速装置6の斜板が前進(後進)の最高速位置Mから停止位置N側に操作される(ステップS46)(第3制御手段)。この場合、右のサイドブレーキペダル18の操作位置に基づいて、関係線C1に示すように右のサイドブレーキ17が制動側に操作される(又は操作されない)のであり、左のサイドブレーキペダル18の操作位置に基づいて、関係線C1に示すように左のサイドブレーキ17が制動側に操作される(又は操作されない)。
図5及び図7に示すように、低側操作位置Bが設定位置B3と限度位置B2との間であると(ステップS45)、右のサイドブレーキペダル18の操作位置に基づいて、関係線C1に示すように右のサイドブレーキ17が制動側に操作され(又は操作されない)、左のサイドブレーキペダル18の操作位置に基づいて、関係線C1に示すように左のサイドブレーキ17が制動側に操作される(又は操作されない)のであり、無段変速装置6の斜板が前進(後進)の微速位置M1に操作される(ステップS47)(第3制御手段)。
前進(後進)の微速位置M1での無段変速装置6の斜板の位置は、前進(後進)の最高速位置Mの無段変速装置6の斜板の位置の数%程度に設定されている。この場合、前進(後進)の微速位置M1での無段変速装置6の駆動力に対して、右及び左のサイドブレーキ17の制動力が十分に打ち勝つものであるので、機体は支障なく停止する(第3制御手段)。
機体の停止操作を行う場合、操作ペダル12から足を離してから、右及び左のサイドブレーキペダル18の両方を同時に解除位置B1から限度位置B2側に踏み操作することになる。この場合、操作ペダル12が最低速位置L2に戻し操作されるのに伴って、無段変速装置6の斜板が停止位置N側に操作される状態(前項[4]参照)と同じか、又はこれよりも高速で、前述のように無段変速装置6の斜板が停止位置N(前項(後進)の微速位置M1)側に操作される。
機体の停止操作を行う場合、誤って右及び左のサイドブレーキペダル18の両方と操作ペダル12とを同時に踏み操作した場合、操作ペダル12の操作位置が無視されて、前述のように無段変速装置6の斜板が停止位置N(前項(後進)の微速位置M1)側に操作される。
前述のように、機体の停止操作を行う為に、右及び左のサイドブレーキペダル18の両方を同時に踏み操作する状態に対し、畦際での旋回時等のように小回り旋回を行う場合には、右又は左のサイドブレーキペダル18の一方だけを踏み操作することがある。
このように右又は左のサイドブレーキペダル18の一方だけを踏み操作した場合、踏み操作されていないサイドブレーキペダル18の操作位置が、解除位置B1側となり低側操作位置Bとして設定される(ステップS42,S43)。低側操作位置Bは解除位置B1であるので、無段変速装置6の斜板は停止位置N側に操作されずにそのまま位置に維持される。これにより、支障なく小回り旋回を行うことができる。
[6]
次に前項[5]に記載の機体の停止操作を行った後において、路上モードでの機体の発進操作について図5に基づいて説明する。
前項[5]に記載のように、右及び左のサイドブレーキペダル18の両方を同時に踏み操作すると、右及び左のサイドブレーキ17が制動側に操作され、無段変速装置6の斜板が前進(後進)の微速位置M1に操作されて(ステップS47)、機体が停止する。機体が停止した後も(ステップS48)、操作ペダル12が踏み操作されない限り(最低速位置L2に操作されている限り)(ステップS51)、無段変速装置6の斜板は前進(後進)の微速位置M1に操作(維持)されている(ステップS50)(第4制御手段)。
前述の状態において、右及び左のサイドブレーキペダル18が解除位置B1に戻し操作されると、無段変速装置6の斜板が前進(後進)の微速位置M1に操作されていることにより(ステップS50)、機体は微速で発進し、微速で前進(後進)し始める。
この場合、機体が停止してから(ステップS48)、操作レバー11の操作位置が検出されており(ステップS49)、操作レバー11の操作位置が最高速位置H1に近い程、前進(後進)の微速位置M1が少し低速側(停止位置Nに近い位置)に設定され、操作レバー11の操作位置が最低速位置L1に近い程、前進(後進)の微速位置M1が少し高速側に設定される(ステップS50)。
操作ペダル12が最低速位置L2に操作されている場合、制御装置10により操作レバー11の操作位置に対応する位置にガバナ装置15が操作されている(ステップS23,S24)。これにより、操作レバー11の操作位置が最低速位置L1に近い位置の場合、前進(後進)の微速位置M1が停止位置Nに近すぎると、微速での前進速度(後進速度)が遅すぎる状態になることがあるので、操作レバー11の操作位置が最低速位置L1に近い位置の場合、前進(後進)の微速位置M1が少し高速側に設定されて、適切な微速での前進速度(後進速度)が得られるようにしている(ステップS49,S50)。
逆に操作レバー11の操作位置が最低速位置L1から遠い位置の場合、前進(後進)の微速位置M1が停止位置Nから遠すぎると、微速での前進速度(後進速度)が速すぎる状態になることがあるので、操作レバー11の操作位置が最低速位置L1から遠い位置の場合、前進(後進)の微速位置M1が少し低速速側に設定されて、適切な微速での前進速度(後進速度)が得られるようにしている(ステップS49,S50)。
次に操作ペダル12を踏み操作し始めるとステップS21に移行して、最初は前項[3][4]及びステップS23,S24,S26〜S35のように、操作レバー11の操作位置に対応する位置にガバナ装置15が操作された状態で(ステップS24)、無段変速装置9の斜板が関係線A2(操作ペダル12)に基づく無段変速装置6の斜板の位置に操作される(高速側に操作される)。
操作ペダル12をさらに踏み操作すると、操作ペダル12の操作位置が操作レバー11の操作位置よりも高速側になって(操作ペダル12の操作位置に対応するエンジン3の回転数が、操作レバー11の操作位置に対応するエンジン3の回転数よりも高速側になる状態になって)、ステップS23,S25により、操作ペダル12の操作位置に対応する位置にガバナ装置15が操作されて、実際のエンジン3の回転数N2がガバナ装置15の位置に対応する回転数となり、前項[3][4]に記載のように、無段変速装置6の斜板が前進(後進)の最高速位置M側に操作される。
[発明の実施の第1別形態]
前述の[発明を実施するための最良の形態]の[3][4]及び図4のステップS26〜S35に代えて、以下のように構成してもよい。
操作レバー11の操作位置が検出され(ステップS21)、操作ペダル12の操作位置が検出されて(ステップS22)、操作レバー11の操作位置と操作ペダル12の操作位置とが比較される(ステップS23)。
この場合、操作レバー11の操作位置が操作ペダル12の操作位置よりも高速側であると、制御装置10により操作レバー11の操作位置に対応する位置にガバナ装置15が操作され(ステップS24)、制御装置10及びアクチュエータ7により、無段変速装置6の斜板が操作ペダル12の操作位置に対応する変速位置に操作される。
操作ペダル12の操作位置が操作レバー11の操作位置よりも高速側であると、制御装置10により操作ペダル12の操作位置に対応する位置にガバナ装置15が操作され(ステップS25)、制御装置10及びアクチュエータ7により、無段変速装置6の斜板が操作ペダル12の操作位置に対応する変速位置に操作される。
[発明の実施の第2別形態]
前述の[発明を実施するための最良の形態][発明の実施の第1別形態]において、図5のステップS47で無段変速装置6の斜板を停止位置Nに操作し、その後のステップS48,S49,S50において、無段変速装置6の斜板を微速位置M1に操作するように構成してもよい。
[発明の実施の第3別形態]
前述の[発明を実施するための最良の形態][発明の実施の第1別形態][発明の実施の第2別形態]において、静油圧式の無段変速装置6に代えて、ベルト式や他の型式の無段変速装置(図示せず)を使用してもよく、ギヤ変速式等の有段式の変速装置(図示せず)を使用してもよい。
農用トラクタの全体側面図 操作レバー及び操作ペダル、無段変速装置、ガバナ装置、ブレーキ及びブレーキペダルの連係状態を示す図 作業モードの制御の流れを示す図 路上モードの制御の流れを示す図 路上モードにおいて機体の停止及び発進操作の制御の流れを示す図 操作ペダルの操作位置及び実際のエンジンの回転数と無段変速装置の斜板の位置との関係を示す図 右(左)のサイドブレーキペダルの操作位置(低側操作位置)と無段変速装置の斜板の位置及び右(左)のサイドブレーキとの関係を示す図
符号の説明
3 エンジン
6 走行用の変速装置
7 変速機構
11 操作レバー
12 操作ペダル
15 ガバナ装置
17 ブレーキ
18 ブレーキペダル
N 走行用の変速装置の停止位置
M1 走行用の変速装置の微速位置

Claims (3)

  1. 走行用の変速装置と、前記走行用の変速装置を操作する変速機構と、エンジンの燃料噴射量を制御するガバナ装置と、人為的に操作可能な操作レバーと、人為的に踏み操作可能な操作ペダルとを備えて、
    前記操作レバーの操作位置と操作ペダルの操作位置とに基づいて、前記ガバナ装置が操作されるように構成し、
    前記操作ペダルの操作位置に対応するエンジンの回転数が、前記操作レバーの操作位置に対応するエンジンの回転数よりも低速側であると、前記操作レバーの操作位置に対応する位置にガバナ装置が操作された状態で、前記操作ペダルの操作位置に対応する変速位置に走行用の変速装置が操作されるように、前記変速機構を操作する第1制御手段と、
    前記操作ペダルの操作位置に対応するエンジンの回転数が、前記操作レバーの操作位置に対応するエンジンの回転数よりも高速側であると、前記操作ペダルの操作位置に対応する位置にガバナ装置を操作し、且つ、前記操作ペダルの操作位置に対応する変速位置に走行用の変速装置が操作されるように、前記変速機構を操作する第2制御手段とを備えてある作業車の走行変速構造。
  2. 走行用のブレーキと、前記ブレーキを制動側に操作可能で人為的に操作可能なブレーキペダルとを備えて、
    前記ブレーキペダルが踏み操作されると、前記第1及び第2制御手段に優先して走行用の変速装置が停止位置側に操作されるように、前記変速機構を操作する第3制御手段を備えてある請求項1に記載の作業車の走行変速構造。
  3. 前記ブレーキペダルが踏み操作されて機体が停止した後において、前記操作ペダルが踏み操作されていないと、前記第1及び第2制御手段に優先して走行用の変速装置が微速位置に操作されるように、前記変速機構を操作する第4制御手段を備えてある請求項2に記載の作業車の走行変速構造。
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