JPS6015493B2 - 移動農機における走行変速装置 - Google Patents
移動農機における走行変速装置Info
- Publication number
- JPS6015493B2 JPS6015493B2 JP52048226A JP4822677A JPS6015493B2 JP S6015493 B2 JPS6015493 B2 JP S6015493B2 JP 52048226 A JP52048226 A JP 52048226A JP 4822677 A JP4822677 A JP 4822677A JP S6015493 B2 JPS6015493 B2 JP S6015493B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- clutch
- continuously variable
- speed
- mobile agricultural
- traveling
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Landscapes
- Harvester Elements (AREA)
- Arrangement Or Mounting Of Control Devices For Change-Speed Gearing (AREA)
- Control Of Driving Devices And Active Controlling Of Vehicle (AREA)
- Devices For Conveying Motion By Means Of Endless Flexible Members (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、コンバインをはじめとする作業機付きの移動
農機における走行速度の制御をする走行変速装置に係る
ものである。
農機における走行速度の制御をする走行変速装置に係る
ものである。
コンバインなどの移動農機にあっては、機体に装備した
刈取部、脱穀部等一連の各種処理作業部を一定の負荷状
態で回転させながら走行する必要があるので、エンジン
を定速駆動せしめ、走行速度を作業部の負荷に対応して
無段変速機構で増減させるようにしているが、無段変速
機構は作業部の負荷に対応して変速作動するものである
ため、作業時走行、路上走行、前後進等の走行の種類に
対応して変速できる歯車変速機を設けることが好ましい
。
刈取部、脱穀部等一連の各種処理作業部を一定の負荷状
態で回転させながら走行する必要があるので、エンジン
を定速駆動せしめ、走行速度を作業部の負荷に対応して
無段変速機構で増減させるようにしているが、無段変速
機構は作業部の負荷に対応して変速作動するものである
ため、作業時走行、路上走行、前後進等の走行の種類に
対応して変速できる歯車変速機を設けることが好ましい
。
しかるに、歯車変速機による走行変速を行うに際して走
行クラッチを接続すると、エンジンが定速駆動している
ため、静止状態あるいは一定の走行状態にあった機体が
変速装置によって定められた所定の速度で急激に回転駆
動されるので、いわゆる急発進の状態が発生し、運転者
に急激な発進反力が作用して極めて危険であると共に、
走行装置各部に無理な力が加わりその耐用年数を低下さ
せるという欠点がある。本発明は上記のような欠点を一
掃すべく創案されたものであって、無断変速機構と歯車
変速機との両変速装置を設けたものでありながら、歯車
変速機のクラッチを断続して一旦動力を断った状態で走
行変速を行う場合、無段変速機が自動的に低速状態に切
替制御されてクラッチ接続時の急発進を防止し、もって
運転の安全性と走行装置各部の耐用年数を長く維持する
ことができる移動農機における走行変速装置を提供しよ
うとするものである。
行クラッチを接続すると、エンジンが定速駆動している
ため、静止状態あるいは一定の走行状態にあった機体が
変速装置によって定められた所定の速度で急激に回転駆
動されるので、いわゆる急発進の状態が発生し、運転者
に急激な発進反力が作用して極めて危険であると共に、
走行装置各部に無理な力が加わりその耐用年数を低下さ
せるという欠点がある。本発明は上記のような欠点を一
掃すべく創案されたものであって、無断変速機構と歯車
変速機との両変速装置を設けたものでありながら、歯車
変速機のクラッチを断続して一旦動力を断った状態で走
行変速を行う場合、無段変速機が自動的に低速状態に切
替制御されてクラッチ接続時の急発進を防止し、もって
運転の安全性と走行装置各部の耐用年数を長く維持する
ことができる移動農機における走行変速装置を提供しよ
うとするものである。
本発明の構成を図面に示された一実施例について説明す
れば、１はエンジン、２は走行装置であって、該エンジ
ン１と走行装置２との間は併設された無段変速機構３と
クラッチ４が設けられた歯車変速機５とを介して連動連
結されている。
れば、１はエンジン、２は走行装置であって、該エンジ
ン１と走行装置２との間は併設された無段変速機構３と
クラッチ４が設けられた歯車変速機５とを介して連動連
結されている。
無段変速機構３はエンジン１の出力軸に装着された割プ
ーリ３ａと、クラッチ４の入力軸に装着された割ブーリ
３ｂ間にベルト３ｃを懸回したベルト式鶏段変速機構を
構成しており、割プーリ３ａに設けて割プーリカム３ｄ
に固定したアーム３ｅをＨ′位置とＬ′位置との間で往
復揺動させることによりクラッチ４の入力軸の回転数を
高速から低速の範囲内で無段階に変速駆動し得るように
構成している。クラッチ４は、例えば多板式の摩擦クラ
ッチによって構成されており、アーム４ａをＯＮ位置に
セットすれば無段変速機３と歯車変速機５との間を接続
し、また、アーム４ａをＯＦＦ位贋セットすれば、祭段
変速機３と歯車変速機５との間を切離すようになってい
る。また、前記歯車変速機５は、その入力軸に入力され
たエンジン１から鶏段変速機構３を経由した回転力を適
宜変速して走行装置２に伝えるようにしたものであり、
ロッド６ｂ、変速アーム５ｃを介して連結された変速レ
バー５ａをＦ位置にセットすれば走行装置２を正転させ
て機体を前進させ、変速レバー５ａをＲ位置にセットす
れば走行装置２を逆転させて機体を後退させるのである
。なお、前記歯車変速機５は単に前後切替のみならず。
前後方向に複数段の走行変速を行うようにしてもよいこ
とは勿論である。６は鍵段変速操作レバーであって、該
レバー６はＨ位置とＬ位置との間を揺動制御するように
なっている。
ーリ３ａと、クラッチ４の入力軸に装着された割ブーリ
３ｂ間にベルト３ｃを懸回したベルト式鶏段変速機構を
構成しており、割プーリ３ａに設けて割プーリカム３ｄ
に固定したアーム３ｅをＨ′位置とＬ′位置との間で往
復揺動させることによりクラッチ４の入力軸の回転数を
高速から低速の範囲内で無段階に変速駆動し得るように
構成している。クラッチ４は、例えば多板式の摩擦クラ
ッチによって構成されており、アーム４ａをＯＮ位置に
セットすれば無段変速機３と歯車変速機５との間を接続
し、また、アーム４ａをＯＦＦ位贋セットすれば、祭段
変速機３と歯車変速機５との間を切離すようになってい
る。また、前記歯車変速機５は、その入力軸に入力され
たエンジン１から鶏段変速機構３を経由した回転力を適
宜変速して走行装置２に伝えるようにしたものであり、
ロッド６ｂ、変速アーム５ｃを介して連結された変速レ
バー５ａをＦ位置にセットすれば走行装置２を正転させ
て機体を前進させ、変速レバー５ａをＲ位置にセットす
れば走行装置２を逆転させて機体を後退させるのである
。なお、前記歯車変速機５は単に前後切替のみならず。
前後方向に複数段の走行変速を行うようにしてもよいこ
とは勿論である。６は鍵段変速操作レバーであって、該
レバー６はＨ位置とＬ位置との間を揺動制御するように
なっている。
すなわち、無段変速操作レバー６には油圧バルブ７が連
係されており、該油圧バルブ７を介して油圧ポンプ８と
シリソダ９とを連結し、さらに、シリンダ９のラム９ａ
を前記アーム３ｅに連結して悪段変速操作レバー６をＨ
位置に揺動させればシリンダ９が短縮してアーム３ｅを
Ｈ位置に、また、無段変速操作レバー６をＬ位置に揺動
させればシリンダ９が伸長してアーム３ｅをし位置に切
替えるようにしている。１０‘ま油圧バルブ７と油圧ポ
ンプ８とを連結する送油パイプ、１１は戻しパイプ、１
２は油圧バルブ７とシリンダ９とを連結する送油パイプ
である。
係されており、該油圧バルブ７を介して油圧ポンプ８と
シリソダ９とを連結し、さらに、シリンダ９のラム９ａ
を前記アーム３ｅに連結して悪段変速操作レバー６をＨ
位置に揺動させればシリンダ９が短縮してアーム３ｅを
Ｈ位置に、また、無段変速操作レバー６をＬ位置に揺動
させればシリンダ９が伸長してアーム３ｅをし位置に切
替えるようにしている。１０‘ま油圧バルブ７と油圧ポ
ンプ８とを連結する送油パイプ、１１は戻しパイプ、１
２は油圧バルブ７とシリンダ９とを連結する送油パイプ
である。
１３は機体の前方に松着されたクラッチペダルであって
、該ペダル１３の基部に中央部位を固定したアーム１４
の一端部と前記アーム４ａとをロッド１６を介して連結
することにより、クラッチペダル１３を踏込むとアーム
４ａをＯＦＦ位置に揺動させてクラッチ４を切るように
している。
、該ペダル１３の基部に中央部位を固定したアーム１４
の一端部と前記アーム４ａとをロッド１６を介して連結
することにより、クラッチペダル１３を踏込むとアーム
４ａをＯＦＦ位置に揺動させてクラッチ４を切るように
している。
また、前記アーム１４の他織部に一端を連結したロッド
１６の他端部には長孔１６ａが開設されており、この長
孔１６ａに前記無段変速操作レバー６の下端部に楯談し
たピン６ａを摺動自在に係合することにより、クラッチ
ペダル１３を踏込めばロッド１６、長孔１６ａおよびピ
ン６ａを介して無段変速操作レバー６を必らずＬ位置に
揺動させるようにしている。なお、クラッチペダル１３
を踏込んでいない状態では、ピン６ａが良孔１６ａ内を
摺動するので、鶏毅変速操作レバー６をＬ位瞳から日＆
魔の任意の位直に揺動させ得るのである。次に徐上の如
く構成した本発明の作用について説明する。
１６の他端部には長孔１６ａが開設されており、この長
孔１６ａに前記無段変速操作レバー６の下端部に楯談し
たピン６ａを摺動自在に係合することにより、クラッチ
ペダル１３を踏込めばロッド１６、長孔１６ａおよびピ
ン６ａを介して無段変速操作レバー６を必らずＬ位置に
揺動させるようにしている。なお、クラッチペダル１３
を踏込んでいない状態では、ピン６ａが良孔１６ａ内を
摺動するので、鶏毅変速操作レバー６をＬ位瞳から日＆
魔の任意の位直に揺動させ得るのである。次に徐上の如
く構成した本発明の作用について説明する。
エンジン１の回転力は無段変速機構３、クラッチ４およ
び歯車変速機５を介して走行装置２に伝達され、歯車変
速機５による大まかな有段変速作用と、無段変速機３に
よる極め細かい祭段変速作用とを受けて広範囲の無段変
速作用が行われ、所望の速度で回転駆動される。そして
、機体を停止させ、あるいは歯車変速による走行速度を
変更するためにクラッチペダル１３を踏込むと、アーム
１４、ロッド１５およびピン６ａの矢印Ｂ方向への移動
によりクラッチ４が切れて動力が断たれると共に、無段
変速操作しバ−６はいかなる位置にセットされていても
、該ペダル１３の礎込みに連動してロッド１６および長
孔１６ａが矢印Ａ方向に引かれ、上記無段変速操作レバ
ー６は必らずＬ位置に戻される。
び歯車変速機５を介して走行装置２に伝達され、歯車変
速機５による大まかな有段変速作用と、無段変速機３に
よる極め細かい祭段変速作用とを受けて広範囲の無段変
速作用が行われ、所望の速度で回転駆動される。そして
、機体を停止させ、あるいは歯車変速による走行速度を
変更するためにクラッチペダル１３を踏込むと、アーム
１４、ロッド１５およびピン６ａの矢印Ｂ方向への移動
によりクラッチ４が切れて動力が断たれると共に、無段
変速操作しバ−６はいかなる位置にセットされていても
、該ペダル１３の礎込みに連動してロッド１６および長
孔１６ａが矢印Ａ方向に引かれ、上記無段変速操作レバ
ー６は必らずＬ位置に戻される。
したがって、油圧バルブ７が作動して油圧ポンプ８から
送油パイプ１０を介して送出された庄油が別の送油パイ
プ１２からシリンダ９に流れ込み、ラム９ａを矢印Ｃ方
向に押圧するのでアーム３ｅはＨ′位置からし位置に移
動され、かくして無段変速機構３は必ず低速状態に切替
制御されるのである。したがって、変速レバー５ａを適
宜変速操作し、発進を行うためにクラッチペダル１３を
戻してクラッチ４を再び接続すると、機体は必ず夫々の
変速位魔での最低遼の状態で発進し、急発進が行われる
恐れは全くなく、運転の安全性が完全に確保される。こ
れを要するに本発明は、エンジンと機体の走行速度を変
速する歯車変速機の動力を断続するクラッチとの間に鱒
段変速機構を設けた移動農機において、上記擬段変速機
構を、クラッチの断操作に連動して自動的に低速状態に
功替制御するようにクラッチに連動連結したから、歯車
変速機の変速操作を行うに際し、クラッチの断操作に連
動して濠段変速機構が自動的に低速状態に切替制御され
ることになって、歯車変速機の変速操作時にエンジンが
一定速度で回転した状態であってもいわゆる機体の急発
進現象をなくして安全で円滑な変速走行を行なうことが
できるうえに、走行装置各部の耐用年数を長くすること
ができるものである。
送油パイプ１０を介して送出された庄油が別の送油パイ
プ１２からシリンダ９に流れ込み、ラム９ａを矢印Ｃ方
向に押圧するのでアーム３ｅはＨ′位置からし位置に移
動され、かくして無段変速機構３は必ず低速状態に切替
制御されるのである。したがって、変速レバー５ａを適
宜変速操作し、発進を行うためにクラッチペダル１３を
戻してクラッチ４を再び接続すると、機体は必ず夫々の
変速位魔での最低遼の状態で発進し、急発進が行われる
恐れは全くなく、運転の安全性が完全に確保される。こ
れを要するに本発明は、エンジンと機体の走行速度を変
速する歯車変速機の動力を断続するクラッチとの間に鱒
段変速機構を設けた移動農機において、上記擬段変速機
構を、クラッチの断操作に連動して自動的に低速状態に
功替制御するようにクラッチに連動連結したから、歯車
変速機の変速操作を行うに際し、クラッチの断操作に連
動して濠段変速機構が自動的に低速状態に切替制御され
ることになって、歯車変速機の変速操作時にエンジンが
一定速度で回転した状態であってもいわゆる機体の急発
進現象をなくして安全で円滑な変速走行を行なうことが
できるうえに、走行装置各部の耐用年数を長くすること
ができるものである。
図面は本発明に係る移動農機における走行変速装置の一
実施例を示す要部の側面図である。
実施例を示す要部の側面図である。
Claims (1)
- １ エンジンと機体の走行速度を変速する歯車変速機の
動力を断続するクラツチとの間に無段変速機構を設けた
移動農機において、上記無段変速機構を、クラツチの断
操作に連動して自動的に低速状態に切替制御するように
クラツチに連動連結したことを特徴とする移動農機にお
ける走行変速装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP52048226A JPS6015493B2 (ja) | 1977-04-26 | 1977-04-26 | 移動農機における走行変速装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP52048226A JPS6015493B2 (ja) | 1977-04-26 | 1977-04-26 | 移動農機における走行変速装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS53134615A JPS53134615A (en) | 1978-11-24 |
| JPS6015493B2 true JPS6015493B2 (ja) | 1985-04-19 |
Family
ID=12797501
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP52048226A Expired JPS6015493B2 (ja) | 1977-04-26 | 1977-04-26 | 移動農機における走行変速装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6015493B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2005186782A (ja) * | 2003-12-25 | 2005-07-14 | Kubota Corp | 乗用型作業車 |
Families Citing this family (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH027707Y2 (ja) * | 1979-11-28 | 1990-02-23 | ||
| JPS5696619A (en) * | 1979-12-28 | 1981-08-04 | Kubota Ltd | Stepless speed change type agricultural working vehicle |
| JPS5853521A (ja) * | 1981-09-26 | 1983-03-30 | Yanmar Agricult Equip Co Ltd | 作業用車輌 |
| JPS58188724A (ja) * | 1982-04-27 | 1983-11-04 | Kubota Ltd | 移動農機の走行用変速操作装置 |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5548211Y2 (ja) * | 1973-03-13 | 1980-11-11 |
-
1977
- 1977-04-26 JP JP52048226A patent/JPS6015493B2/ja not_active Expired
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2005186782A (ja) * | 2003-12-25 | 2005-07-14 | Kubota Corp | 乗用型作業車 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS53134615A (en) | 1978-11-24 |
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