JP2005159702A - 半導体装置 - Google Patents

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    • H03K19/0005Modifications of input or output impedance

Abstract


【課題】 インタフェースバッファのインピーダンス合わせ込みの初期化サイクルを短縮でき、その後の微調整に際しても他の回路への影響を極力抑制する。
【解決手段】 半導体装置(1)は、インピーダンス調整データによって内部インピーダンスが調整されるインタフェースバッファ(18a〜18c)と、前記インピーダンス調整データを生成するインピーダンス調整回路(35)と有し、インピーダンス調整回路は所定のインピーダンス調整刻みによる2分探索比較動作によってインピーダンス調整データを初期的に生成してインタフェースバッファにセットする第1のインピーダンス調整モードと、インタフェースバッファにセットされたインピーダンス調整データを所定のインピーダンス調整刻みによる順次比較動作によって更新する第2のインピーダンス調整モードとを有する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、半導体装置におけるインタフェースバッファの内部インピーダンスを調整する技術、更にはプログラマブルインピーダンス技術に関し、例えばSRAM(スタティック・ランダム・アクセス・メモリ)等の半導体装置におけるデータ出力バッファを伝送線のインピーダンスに整合させるプログラマブルインピーダンス技術に適用して有効な技術に関する。
半導体装置と外部とのデータの送受信を高速に行う場合、外部と接続されている配線の抵抗やインダクタンス、寄生容量に起因するある一定のインピーダンスによりデータ信号の反射が起こり、正常なデータの送受信ができなくなることがある。このデータの反射を解決するには、半導体装置内部と外部のインピーダンスを一致させればよい。ところが、半導体装置は原理的に動作電圧、温度、といった外部要因の変化によって内部のインピーダンスが容易に変化してしまうという特性をもつ。そこで、出力バッファのインピーダンスをリファレンス用の外付けインピーダンス(通常はユーザが設定した抵抗値)に対して初期的に合わせ込んだ後も、半導体装置内部のインピーダンスを動作電圧や温度変化に関わらず自動的に外部のインピーダンスに一致させるように動的制御を行なう。
特許文献1は、リード動作が連続しても上記内部インピーダンスの動的制御を可能として、プログラマブルインピーダンス回路によるインピーダンスの合わせ込み精度を向上させるものである。要するに、プッシュ・プル形態の出力バッファにおいて、出力動作時にオフ状態とされる出力トランジスタ側のインピーダンス調整データを更新し、これによって出力動作中にインピーダンスを更新しても出力動作に影響を与えない。
特開2003−198357号公報(図4)
本発明者はプログラマブルインピーダンス回路による内部インピーダンスを合わせ込むための比較動作について検討した。これによれば、プッシュ・プル形態の出力バッファにおいて、出力端子に並列接続された多数の出力トランジスタの内から出力動作に用いるトランジスタの数を選択することによって出力インピーダンスを調整しようとするとき、出力動作に用いるトランジスタは複数ビットのインピーダンスコードの値によって選択する。このとき、複数ビットのインピーダンスコードを決めるのに、外付けインピーダンスとの比較を重み付けされた大きなインピーダンス刻みから行なう2分探索比較動作のような手法で行なう場合、また、外付けインピーダンスとの比較を重み付けされていないインピーダンス刻みで順次行なう順次比較動作のような手法で行なう場合が考えられる。
しかしながら、内部インピーダンスの合わせ込み動作は、パワーオンによる初期合わせ込みと、その後のアクティブ状態における更新動作があり、双方を2分探索比較動作で行なう場合には初期合わせ込みは速く行なうことができるが、更新動作では、インピーダンス調整刻みを一つ変更してもそれがインピーダンスの大きな刻みになる場合があり、これによってプログラマブルインピーダンス回路等に大きな電流が流れ、これが電源ノイズ等になって他回路の性能を悪化させる虞がある。これに対して、順次比較動作ではインピーダンス調整刻みを一つ変更してもそれはインピーダンスコードのLSB1ビット分にしか相当されず(重み付けされていない小さなインピーダンス調整刻みにしかならない)、インピーダンスの大きな変更は生じない。しかし、初期合わせ込みには多大の時間を要する。2分探索比較動作では2のべき乗で重み付けされた刻みでインピーダンス調整を行なうとき、最大でn回の比較動作を行なえば済むが、順次比較動作でこれを行なうと、2のn乗回比較動作を行なわなければならない。
本発明の目的はインタフェースバッファのインピーダンス合わせ込みの初期化サイクルを短くすることができ、しかも、初期化後のインピーダンスの変化に対する動的な合わせ込みに際しても他の回路への影響を極力抑制することができる半導体装置を提供することにある。
本発明の別の目的は、出力バッファのインピーダンス合わせ込み動作が出力バッファの出力動作に影響を与えないようにした半導体装置を提供することにある。
本発明の前記並びにその他の目的と新規な特徴は本明細書の記述及び添付図面から明らかになるであろう。
〔1〕本発明に係る半導体装置は、インピーダンス調整データによって内部インピーダンスが調整されるインタフェースバッファと、前記インピーダンス調整データを生成するインピーダンス調整回路と有し、前記インピーダンス調整回路は所定のインピーダンス調整刻みによる2分探索比較動作によってインピーダンス調整データを生成してインタフェースバッファにセットする第1のインピーダンス調整モードと、インタフェースバッファにセットされたインピーダンス調整データを所定のインピーダンス調整刻みによる順次比較動作によって更新する第2のインピーダンス調整モードとを有する。
2分探索比較動作によってインタフェースバッファのインピーダンスを初期的に合わせ込むから、順次比較動作によって行なう場合に比べてインピーダンス合わせ込みの初期化サイクルを短縮することができる。初期化後のインピーダンスの変化に対する合わせ込みには順次比較動作を行なうから、これを2分探索比較動作で行なう場合に比べて電源系ノイズ等による他の回路への影響を極力抑制することができる。
本発明の具体的な形態として、前記第1のインピーダンス調整モードにおいて2分探索比較動作に用いるインピーダンス調整刻みは2のべき乗で重み付けされる。前記第2のインピーダンス調整モードにおいて順次比較動作に用いるインピーダンス調整刻みは重み付けされていない。
〔2〕インピーダンス調整刻みの観点による本発明の半導体装置は、インピーダンス調整データによって内部インピーダンスが調整されるインタフェースバッファと、前記インピーダンス調整データを生成するインピーダンス調整回路と有し、前記インピーダンス調整回路は所定のインピーダンス調整刻みによる順次比較動作によってインピーダンス調整データを生成してインタフェースバッファにセットする第1のインピーダンス調整モードと、インタフェースバッファにセットされたインピーダンス調整データを所定のインピーダンス調整刻みによる順次比較動作によって更新する第2のインピーダンス調整モードとを有し、前記第1のインピーダンス調整モードにおけるインピーダンス調整刻みと前記第2のインピーダンス調整モードにおけるインピーダンス調整刻みとは相違される。
インタフェースバッファのインピーダンスを初期的に合わせ込む時には相対的に大きなインピーダンス調整刻みを用い、初期化後のインピーダンスの変化に対する合わせ込みには相対的に小さなインピーダンス調整刻みを用いることにより、インピーダンス合わせ込みに対する初期化サイクルの短縮と、初期化後のインピーダンス微調整による他の回路への影響を抑制することの双方を満足することができる。
本発明の望ましい形態では、前記第2のインピーダンス調整モードにおけるインピーダンス調整刻みは前記第1のインピーダンス調整モードにおけるインピーダンス調整刻よりも小さな刻みである。
本発明の具体的な形態として、前記第1のインピーダンス調整モードにおけるインピーダンス調整刻みは複数段階の異なる刻みとされる。前記複数段階の異なる刻みのうち相対的に大きな刻みは先の順次比較動作で用いられ、相対的に小さな刻みは後の順次比較動作で用いられる。
〔3〕上記二つの観点による発明の具体的な形態として、前記インタフェースバッファは、その出力端子が半導体チップのパッド電極からパッケージの外部接続電極に至る出力バッファである。
同じく、前記インタフェースバッファは、その入力端子が半導体チップのパッド電極からパッケージの外部接続電極に至る入力バッファである。
同じく、前記インタフェースバッファは半導体チップのパッド電極に接続され、パッケージの外部接続電極に非接続とされる出力バッファ又は入力バッファである。当該出力バッファ及び入力バッファは、パッケージ配線に寄生する抵抗、容量、インダクタンスなどの遅延成分を模擬するパッケージ内ダミー配線を接続するダミーの出力バッファ及び入力バッファ等とされる。
上記二つの観点による発明の具体的な形態として、前記インタフェースバッファはセットされたインピーダンス調整データに応じて相互コンダクタンスが可変に制御されるプッシュ・プル回路を有する。
上記二つの観点による発明の具体的な形態として、第1のインピーダンス調整モードは、電源電圧印加によって開始され、所定時間経過によって終了される。このとき、第2のインピーダンス調整モードは、第1のインピーダンス調整モードが終了した後、同期クロックの所定複数サイクル毎に、更新すべきインピーダンス調整データを生成し、生成したインピーダンス調整データをインタフェースバッファにセットする。
〔4〕本発明の別の観点による半導体装置は、出力動作が第1のクロックに同期されインピーダンス調整データによって内部インピーダンスが調整される出力バッファと、第2のクロックに同期して前記インピーダンス調整データを生成するインピーダンス調整回路と有し、前記出力バッファはセットされたインピーダンス調整データによって出力動作時の相互コンダクタンスが可変に制御されるプッシュ・プル回路を有し、前記インピーダンス調整回路は前記プッシュ・プル回路におけるオフ状態の出力トランジスタを相互コンダクタンスの調整対象とし、調整対象に対するインピーダンス調整データのセットタイミングを前記第1のクロックに同期させる。
前記インピーダンス調整回路は前記プッシュ・プル回路におけるオフ状態の出力トランジスタを相互コンダクタンスの調整対象とすることにより、出力動作中に出力バッファのインピーダンスを変更しても、そのインピーダンス変更は出力動作に影響を与えない。さらに、調整対象に対するインピーダンス調整データのセットタイミングが前記第1のクロックに同期されるから、オフ状態の出力トランジスタを対象としてインピーダンス調整データを更新しているとき、途中で出力反転されてオフ状態の出力トランジスタが切替わるという事態を防止することが本質的に可能になる。
本発明の具体的な形態として、前記プッシュ・プル回路は、出力端子に並列接続されオン状態でハイレベルを出力する複数の第1出力トランジスタと、前記出力端子に並列されてオン状態でローレベルを出力する複数の第2出力トランジスタとから成り、第1出力トランジスタと第2出力トランジスタは夫々インピーダンス調整データに応じて出力動作時にオン状態にされる数が制御される。
このとき、前記インピーダンス調整回路は、出力バッファのインピーダンス調整データを初期的にセットした後、前記第2クロックの所定の複数サイクル毎に、更新すべきインピーダンス調整データを生成し、生成したインピーダンス調整データを第1クロックに同期して出力バッファにセットする。望ましい形態では、前記生成したインピーダンス調整データを第1クロックに同期して出力バッファにセットするタイミングは前記第1クロックが規定する出力動作サイクル期間内とされる。
更に具体的な形態として、前記インピーダンス調整回路は、外付け抵抗素子に接続されて所定の分圧ノードが形成される抵抗分圧回路を有し、前記所定の分圧ノードの分圧レベルに基づいてインピーダンス調整データを生成する。
本願において開示される発明のうち代表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば下記の通りである。
すなわち、インタフェースバッファのインピーダンス合わせ込みの初期化サイクルを短くすることができ、しかも、初期化後のインピーダンスの変化に対する動的な合わせ込みに際しても他の回路への影響を極力抑制することができる。
出力バッファのインピーダンス合わせ込み動作が出力バッファの出力動作に影響を与えないようにすることができる。
図1には本発明に係る半導体装置の一例であるSRAMをインピーダンスマッチングの構成を主体に示す。
特に制限されないが、SRAM1は、半導体チップ(ペレット)としてのSRAMチップ2と、SRAMチップ2に結合される実装用回路部(以下パッケージとも称する)3とから成る。SRAMチップ2は、例えばCMOS集積回路製造技術などによって単結晶シリコンのような1個の半導体基板に形成される。特に制限されないが、パッケージ3はフェースダウン実装のための構成を有し、例えばフリップチップの再配置配線層及びフリップチップを搭載する多層配線基板等によって構成される。SRAMチップ2は外部端子として代表的に示された複数のパッド電極5F、5G〜5Iを有する。パッケージ3は、SRAM1を実装基板(図示せず)に実装するための複数の実装用端子として代表的に示された外部接続端子(実装用端子)6F、6G〜6Iを有する。パッド電極5G〜5Iはパッケージ3の配線を介して外部接続端子6G〜6Iに接続され、外部接続端子6Gはデータ出力端子、外部接続端子6〜6Iはデータ出力端子とされる。外部接続端子6G〜6Iは代表的に示されたデータ信号線LN1〜LN3を介してマイクロプロセッサ9のデータ入力端子に結合される。
SRAMチップ2には外部出力バッファとして代表的に3個のデータ出力バッファ18a〜18cが示される。データ出力バッファ18a〜18cの出力端子は前記パッド電極5G〜5Iに接続される。前記データ出力バッファ18a〜18cは、インピーダンス調整データCDATに応じて内部インピーダンスが調整可能にされる。内部インピーダンスとは出力側から見たインピーダンス、即ち出力インピーダンスを意味する。前記インピーダンス調整データCDATはインピーダンス調整回路(ICTR)35が生成する。インピーダンス調整データCDATは外部接続端子6Fに接続された外付け抵抗素子36の抵抗値などに基づいて決定される。例えばデータ信号線LN1〜LN3の伝送線インピーダンスもしくは特性インピーダンスがRQ/Nのとき、外付け抵抗素子36の抵抗値をRQに設定することにより、データ出力バッファ18a〜18cの内部インピーダンスがRQ/Nになるようにされている。
図2には上記SRAMの全体が詳細に示される。SRAMチップ2は外部端子として代表的に示された複数のパッド電極5A〜5Gを有する。パッケージ3は、SRAM1を実装基板(図示せず)に実装するための複数の実装用端子としての外部接続端子(実装用端子)6A〜6Gを有する。パッド電極5A〜5Gはパッケージ3の配線を介して外部接続端子6A〜6Gに接続する。外部接続端子6A〜6Gに夫々示されたADは入力アドレス信号、DTは書き込みデータ、K,/Kは内部動作用クロック、Cはデータ出力用クロック、ZQは外付け抵抗接続端子、QDは読み出しデータを意味する。尚、記号/はそれが付された信号が反転信号であることを意味する。
SRAMチップ2には代表的に一つのスタティックメモリセル(MC)8が示され、その選択端子がワード線WLに、データ入出力端子は相補ビット線BL,/BLに接続される。実際は多数のメモリセルがマトリクス配置されてメモリセルアレイを構成している。ワード線WLはアドレスデコーダ(DEC)10により選択される。アドレス信号ADは端子6Aよりバッファ7Aに入力され、クロックK,/Kに同期してアドレスラッチ(AL)11A,11B,11Cにラッチされ、セレクタ(SEL)12で選択されてアドレスデコーダ10に入力されてデコードされる。アドレスラッチ11Cはバーストアクセスに利用するプリセット付きのアドレスカウンタ機能を有する。相補ビット線BL,/BLにはセンスアンプ(SA)とライトアンプ(WA)を有するアンプ回路13が接続される。書き込みデータDTは端子6Bよりバッファ7Bに入力され、クロックK,/Kに同期してデータラッチ(DL)14A,14Bにラッチされ、アンプ回路13に入力され、そのライトアンプが書込みデータにしたがって相補ビット線BL,/BLを駆動する。メモリセル8から相補ビット線BL,/BLに読み出されたデータはアンプ回路13のセンスアンプで増幅され、データラッチ15を介してセレクタ16で選択され、データラッチ(DL)17A,17B、データ出力バッファ18を介して端子6Gから出力される。データ出力バッファ18は前記データ出力バッファ18a〜18c等のデータ出力バッファを総称する。直前に書き込まれたデータに対する読み出しアクセスの指示が有ったときは、データラッチ14Bの出力をセレクタ16で選択して外部に出力する。7C〜7Eはクロックバッファである。遅延ループロック(DLL)回路20は端子6Gからのデータ出力タイミングをクロックCに同期させるためにクロックCを所定の複数サイクル遅延させたクロック(遅延クロックとも称する)Cdを生成する。遅延クロックはバーストコントローラ(BCTR)21を介してデータラッチ17Bのラッチタイミングを制御して、データ出力タイミングを決定する。インピーダンス調整回路(ICTR)23は端子6Fに接続される外付け抵抗36の抵抗値に従って出力バッファ18のインピーダンスを制御するインピーダンス調整データ(インピーダンスコード)を生成する。インピーダンス調整データはデータラッチ24A,24Bを介して複数ビットの出力バッファ18回路に供給され、その出力インピーダンスが制御される。出力インピーダンスの制御はプッシュ・プル出力回路のオン抵抗の制御として行なう。データフィードバック回路(DFB)25はデータラッチ17Bの出力レベルを参照し、出力動作とは逆極性側の出力トランジスタのオン抵抗の設定を行なうようにする。出力動作と同じ極性側の出力トランジスタのオン抵抗の設定を出力動作に並行して行なわないので、オン抵抗の設定変更動作中に出力レベルが不所望に変動する虞を未然に防止することができる。出力バッファ18回路に対する出力インピーダンスの制御は端子6Gが接続されるデータ伝送経路の特性インピーダンスとのインピーダンスマッチングを行なうためである。図2において26はデータ出力回路を構成する。
図3にはデータ出力バッファ18aの一例が示される。データ出力バッファ18aはプリバッファ33、34及び出力部31を有する。前記出力部31は、インピーダンス調整データCDAT(CDATp,CDATn)に応じて出力動作時の相互コンダクタンスが可変に制御されるプッシュ・プル回路とされ、例えば、前記出力端子5Gに並列接続されオン状態でハイレベルを出力する複数のpチャンネル型のMOSトランジスタ(第1出力MOSトランジスタ)Q1と、前記出力端子5Gに並列されてオン状態でローレベルを出力する複数のnチャンネル型のMOSトランジスタ(第2出力MOSトランジスタ)Q2とから成る。以下、pチャンネル型MOSトランジスタをPMOS、nチャンネル型MOSトランジスタをNMOSとも記す。
前記インピーダンス調整データCDATはCDATpとCDATnから成る。pチャンネル型MOSトランジスタ用のインピーダンス調整データCDATpは第1出力MOSトランジスタQ1用とされ、nチャンネル型MOSトランジスタ用のインピーダンス調整データCDATnは第2出力MOSトランジスタQ2用とされ、前記インピーダンス調整データCDATpはプリバッファ33に、前記インピーダンス調整データCDATnはプリバッファ34に供給される。プリバッファ33はインピーダンス調整データCDATpのビット数に応ずる個数のナンドゲートNANDと1個のインバータIVaを有する。ナンドゲートNANDの一方の入力端子にはインピーダンス調整データCDATpの対応ビットが個別に供給され、他方の入力端子にはリードデータRDが共通に供給される。プリバッファ34はインピーダンス調整データCDATnのビット数に応ずる個数のノアゲートNORと1個のインバータIVbを有する。ノアゲートNORの一方の入力端子にはインピーダンス調整データCDATnの対応ビットが個別に供給され、他方の入力端子にはリードデータRDが共通に供給される。これにより、RD=“1”によるハイレベル出力動作ではナンドゲートNANDの出力を受けてオン状態にされる第1出力MOSトランジスタQ1の個数はインピーダンス調整データCDATpの論理値“1”のビット数に応ずる個数とされる。また、RD=“0”によるローレベル出力動作ではノアゲートNORの出力を受けてオン状態にされる第2出力MOSトランジスタQ2の個数はインピーダンス調整データCDATnの論理値“0”のビット数に応ずる個数とされる。出力動作時にオン状態にされるMOSトランジスタの数に応じて出力部31のオン抵抗が決まる。以下、インピーダンス調整回路について詳述する。
図4にはインピーダンス調整回路35のブロック図が示される。インピーダンス調整回路35は、レプリカ回路40、2分探索比較回路41、順次比較回路42及び制御回路43を有する。レプリカ回路40は外付け抵抗36と一緒に抵抗分圧回路等を構成し、2分探索比較回路41又は順次比較回路42の制御によってインピーダンス調整データCDATp,CDATnを生成する。2分探索比較回路41又は順次比較回路42の何れを用いるかは切り換え信号44によって制御回路43から指示される。制御回路43はパワーオン直後は2分探索比較回路41の動作を指示し、2分探索比較動作によってインピーダンス調整データCDATp,CDATnを初期的に生成し、生成したインピーダンス調整データCDATp,CDATnを出力回路26にセットする。その後、制御回路43は順次比較回路42の動作を指示し、逐次比較動作によって、出力回路26にセットされインピーダンス調整データCDATp,CDATnを更新する。更新動作は端子5Cから供給されるクロック信号Kの複数サイクル毎に行なわれる。
図5にはレプリカ回路40の一例が示される。レプリカ回路40はレプリカMOS回路50として2個のレプリカPMOS回路51、52と1個のレプリカNMOS回路53を有する。レプリカMOS回路50の具体例は図6に示され、レプリカPMOS回路51、52は図3の出力部31における複数のpチャンネル型MOSトランジスタ1Qの回路を複数個のpチャンネル型MOSトランジスタQ1dで模擬する回路とされる。MOSトランジスタQ1に対するMOSトランジスタQ1dのサイズ比は所定の定数倍とされる。同じくレプリカNMOS回路53は図3の出力部31における複数のnチャンネル型MOSトランジスタQ2の回路を複数個のnチャンネル型MOSトランジスタQ2dで模擬する回路とされる。MOSトランジスタQ2に対するMOSトランジスタQ2dのサイズ比も上記所定の定数倍とされる。
図6から明らかなように、電源電圧VDDからレプリカPMOS回路51、端子5F,6F、外付け抵抗素子36を介して回路の接地電圧VSSに至る経路は所定の分圧ノードNvdを有する抵抗分圧回路とみなされる。図5のように、分圧ノードNvdに接続された電圧比較器55は分圧ノードNvdのレベルを参照電位VDD/2と比較する。比較結果はレジスタ56に格納される。2分探索比較回路41又は順次比較回路42はインピーダンス調整データの生成手順に従って生成すべきインピーダンス調整データCDATpを出力すると、それによってレプリカPMOS回路51のオン抵抗が決まることにより、分圧ノードNvdのレベルが決定し、比較結果より分圧ノードのレベルがVDD/2よりも高ければ当該インピーダンス調整データの生成対象ビットを論理値“0”、低ければ論理値“1”に設定する。インピーダンス調整データの生成対象ビットを変えながら上記動作を複数回繰返すことによってインピーダンス調整データCDATpを生成する。インピーダンス調整データCDATpの全ビットが生成されるに従って比較結果はVDD/2に収束していく。2分探索比較回路41による2分探索比較動作はインピーダンス調整データCDATpの初期的生成に用いる。この場合には、インピーダンスの調整刻みを2のべき乗で重み付けするようにされる。最初は最も大きな重みの調整刻みでインピーダンス調整データCDATpの対象ビットを決定し、次はその半分の重みの調整刻みでインピーダンス調整データCDATpの対象ビットを決定し、その次は1/4の重みの調整刻みでインピーダンス調整データCDATpの対象ビットを決定するという手順で、順次インピーダンス調整データCDATpの最下位ビットまでの値を決定する。順次比較回路42による比較動作では例えば既に生成されたインピーダンス調整データCDATpを用いてレプリカPMOS回路51のオン抵抗を設定したときの分圧ノードNvdの電圧比較結果に基づいて、インピーダンス調整データCDATpの最下位ビットの値から操作して、分圧ノードNvdのレベルをVDD/2に収束させるように、インピーダンス調整データCDATpの更新を行なう。尚、電圧変換回路57は、2分探索比較回路41及び順次比較回路42が内部動作電圧で動作する関係上、インピーダンス調整データCDATpの電圧レベルを外部電圧レベルに変換してレプリカPMOS回路51に与えるために設けられている。
インピーダンス調整データCDATnの生成にはレプリカPMOS回路52とレプリカNMOS回路53とによる分圧ノードNvdnのレベルを電圧比較器58で参照電位VDD/2と比較する。比較結果はレジスタ59に格納する。nMOS用のインピーダンス調整データCDATnを生成する場合には、pMOSの場合とは逆に、比較結果より分圧ノードのレベルがVDD/2よりも高ければ当該インピーダンス調整データの生成対象ビットを論理値“1”、低ければ論理値“0”に設定する。2分探索比較回路41又は順次比較回路42によるインピーダンス調整データCDATnの生成手順はインピーダンス調整データCDATpの生成手順と同様である。但し、レプリカPMOS回路52のオン抵抗はインピーダンス調整データCDATpによって決定されるから、インピーダンス調整データCDATpが初期的に決定された後にインピーダンス調整データCDATnを生成するのが望ましい。60はインピーダンス調整データCDATnに対する電圧変換回路である。
インピーダンス調整データCDATpによってにレプリカPMOS回路51の抵抗値を決定し、分圧電圧に対する電圧比較回路55による比較動作を経て、比較結果をレジスタ56にラッチする動作サイクルは内部動作クロックとされるクロックKの32分周クロックK32のサイクルに同期される。要するにその比較動作サイクルはクロックKの32サイクル毎とされる。
図7にはインピーダンス調整データCDATの調整動作タイミング波形が示される。パワーオンの直後は切り換え信号44により2分探索比較回路41による2分探索比較動作が選択され、インピーダンス調整データCDATp、CDATnが初期的に生成される。その後、切り換え信号44により順次比較回路42による順次比較動作が選択され、温度などの変化によって分圧ノードNvd、Nvdnのレベルが変動したとき、それに追従してインピーダンス調整データCDATp、CDATnが更新される。インピーダンス調整データの更新は順次比較動作で行なわれるから、2分探索比較動作に比べてその動作による分圧ノードNvd、Nvdnのレベル変動は小さく保たれる。インピーダンス調整データの更新も初期設定と同じく2分探索比較動作によって行なう場合には図8Aの比較例に示されるように分圧ノードNvd、Nvdnには初期設定の場合と同じく比較的大きなレベル変動を生ずる場合がある。図8Bの比較例のようにインピーダンス調整データの更新も初期設定も共に順次比較動作で行なう場合には初期的生成に長時間を要することになる。例えばインピーダンス調整データCDATpのビット数を9ビット、インピーダンス調整データCDATpで制御される9個のMOSトランジスタQd1のサイズが等しいとすると、順次比較動作でインピーダンス調整データCDATpを初期的に生成するには2の9乗回の比較判定動作を繰り返すことを要する。2分探索比較動作の場合には比較判定動作を9回繰り返えせば済む。
図9にはスタートシーケンスの詳細が例示される。ここでは、PMOS側のインピーダンス調整データを9ビットとし、それに必要な全ビットの2分探索比較による比較動作サイクルはクロックKの288サイクル分とされる。PMOS側の比較モード切り換え信号は少なくとも288サイクル2分探索比較モードを指示し、その後、順次比較モードを指示する。NMOS側のインピーダンス調整データを19ビットとし、それに必要な全ビットの2分探索比較による比較動作サイクルはクロックKの608サイクル分とされる。NMOS側の比較モード切り換え信号は少なくとも608サイクル2分探索比較モードを指示し、その後、順次比較モードを指示する。初期サイクルは少なくともクロックKの608サイクルを維持すればよい。図9の例では1024サイクルとされる。
図10には出力回路26の詳細が例示される。前記データフィードバック回路25は2個のRS(リセット・セット)フリップフロップ25p、25nを有し、RSフリップフロップ25pのセット端子にはリードデータRDの反転データが入力され、リードデータRDがローレベルのときセット状態(アップデータクロックUDCp=1)にされ、pMOS用のインピーダンス調整データCDATpをデータラッチ24Bpにラッチして、出力バッファ18がローレベル出力を行なうときにオフ状態にされているpMOSトランジスタのためのインピーダンス調整データが更新可能にされる。また、RSフリップフロップ25nのセット端子にはリードデータRDが入力され、リードデータRDがハイレベルのときセット状態(アップデータクロックUDCn=1)にされ、nMOS用のインピーダンス調整データCDATnをデータラッチ24Bnにラッチして、出力バッファ18がハイレベル出力を行なうときにオフ状態にされているnMOSトランジスタのためのインピーダンス調整データが更新可能にされる。リセット端子には制御回路43からリセット信号RESが与えられる。リセット信号RESはクロックKの32サイクル分周信号のハイレベル信号とされる。フラグ信号FLGはハイレベルによってインピーダンス調整をイネーブルにするための制御信号とされる。
前記インピーダンス調整回路35は前記プッシュ・プル回路におけるオフ状態の出力トランジスタを相互コンダクタンスの調整対象とすることにより、出力動作中に出力バッファのインピーダンスを変更しても、そのインピーダンス変更は出力動作に影響を与えない。
図11にはインピーダンス調整データの更新タイミングを規定する回路例が示される。インピーダンス調整回路35においてインピーダンス調整データCDAT、フラグ信号FLG及びリセット信号RESは内部動作クロックKに同期して生成される。インピーダンス調整回路35で生成された前記フラグ信号FLG及びリセット信号RESはデータ出力動作用のクロックCd(DLL回路20によって複数サイクル遅延されたクロック)に同期してラッチ回路60A,60Bにラッチされる。インピーダンス調整データCDATはクロックKを32分周した32分周クロックK32に同期してラッチ回路61でラッチされる。ラッチ回路61から出力されるインピーダンス調整データCDAT〔32〕は、ラッチ回路60Bから出力されるクロックCd同期のリセット信号RESがローレベルに変化されるのに同期してラッチ回路60Cにラッチされる。CDAT〔RES〕はラッチ回路60Cから出力されるインピーダンス調整データである。
図12にはラッチされたインピーダンス調整データによる出力回路のアップデートタイミングが示される。インピーダンス調整回路35は32分周クロックK(32)のサイクルに同期してインピーダンス調整データ生成のための比較動作を行ない、そのサイクル毎にラッチ回路61のインピーダンス調整データCDATは更新可能にされる。インピーダンス調整回路35は32分周クロックK32のあるサイクルで比較動作によりインピーダンス調整データCDATとしてコードXXXの生成行なっているとき、時刻T0から開始する次のサイクルでは新たな比較動作によってインピーダンス調整データCDATはコードYYYに更新されるとする。時刻T0で32分周クロックK32のサイクルが変わると、その直後にクロックCに同期してリセット信号RESがローレベルに変化され、RSフリップフロップ25p、25nのリセット状態が解除される。このリセット状態解除のタイミングはクロックC同期であり、このときリードデータRDもクロックC同期で変化されることになる。したがって、リセット解除後はリードデータの論理値に従ってアップデートクロックUDCp、UDCnがローレベルからハイレベルに変化されてラッチ回路24Bp,24Bnのインピーダンス調整データCDATp、CDATnがアップデートされることになる。インピーダンス調整データCDATp、CDATnのアップデートが可能になるタイミングはクロックC同期のリセット解除タイミング(T1)に同期する。このリセット解除タイミング(T1)はクロックC同期のリードデータ変化タイミングに同期しているから、インピーダンス調整データCDATp、CDATnのアップデート中にリードデータが切り換わることはない。このように、調整対象に対するインピーダンス調整データのアップデートタイミングがクロックCに同期されるから、オフ状態の出力トランジスタを対象としてインピーダンス調整データのアップデート行なっているとき、途中でリードデータの出力反転によりオフ状態の出力トランジスタが切り換わるという事態を生ずることはない。
これに対し、図13の比較例のように、リセット信号RESが32分周クロックK32に同期する場合には、インピーダンス調整データCDATp、CDATnのアップデートが可能になるタイミングはクロックK同期のリセット解除タイミングに同期し、クロックC同期のリードデータ変化タイミングには同期しなくなるから、インピーダンス調整データCDATp、CDATnのアップデート中にリードデータが切り換わる虞がある。図12ではリードデータRDの切り換わり目でインピーダンス調整データCDATpのアップデートが行なわれ、出力動作中のトランジスタのオン抵抗が変化されることによってリードデータの出力が一時的に不安定になって不所望に論理値反転を生ずる虞がある。
図14には図9の初期サイクルにおけるインピーダンス調整データの生成フローが例示される。制御回路43がパワーオンを検出すると(S1)、2分探索比較モードを指示し(S2)、これを受けて2分探索比較回路41は出力バッファ18のPMOSQ1側のインピーダンス調整データ(インピーダンスコード)CDATpの対象ビットの値(インピーダンスマッチコード=IMコード)を設定する(S3)。この処理S3ではインピーダンス調整データCDATpのMSB側から順に値を決定していく。PMOSQ1のサイズが等しくされている場合には1回の処理対象とされるIMコードはLSB側を除いて複数ビットとされる。このとき、出力バッファ18のNMOSQ2に対しては最大のインピーダンスを仮に設定しておく。設定された対象ビットの値(IMコード)によって分圧点Nvdに得られる電位とリファレンス電位(VDD/2)とを電圧比較器55で比較し、比較結果に応じて対象ビットの値(IMコード)を決定する(S4)。ステップS3とS4の処理を繰返してインピーダンス調整データCDATpの全てのビットに対して値を決定した後、制御回路43は出力バッファ18のPMOSQ1側の電圧比較モードの切替処理を行ない(S5)、出力バッファ18のPMOSQ1側の電圧比較モードを順次比較モードに切り換える(S6)。
出力バッファ18のNMOSQ2側の電圧比較モードは2分探索比較モードを維持する。出力バッファ18のNMOSQ2側に対して、2分探索比較回路41は出力バッファ18のNMOSQ2側のインピーダンス調整データCDATnの対象ビットの値(IMコード)を設定する(S7)。この処理S7ではインピーダンス調整データCDATnのMSBから順に値を決定していく。このとき、出力バッファ18のNMOSQ2に対しては先に決定されたインピーダンス調整データCDATpが与えられている。設定された対象ビットの値によって分圧点Nvdnに得られる電位とリファレンス電位(VDD/2)とを電圧比較器58で比較し、比較結果に応じて対象ビットの値を決定する(S8)。ステップS7とS8の処理を繰返してインピーダンス調整データCDATnの全てのビットに対して値が決定される。この後、出力バッファ18のNMOSQ2側の電圧比較モードが順次比較モードへの切り換えが指示さ(S9)、出力バッファ18のNMOSQ2側の電圧比較モードも順次比較モードに切り換える(S6)。
この段階でインピーダンス調整データは既に初期的に取得されている。順次比較モードが指示されると、順次比較回路42は既に生成されているインピーダンス調整データのLSBをIMコードとし(S10)、設定されたIMコードによる分圧電位とリファレンス電位(VDD/2)とを電圧比較器55で比較し、比較結果に応じて対象のIMコードの値を決定する(S11)。ステップS10、S11の処理を電圧比較動作が一致点に収束するまで必要回数行なっていく。これによって、動的に逐次更新されたインピーダンス調整データが取得される(S12)。この後、SRAM1はチップイネーブルによってリード・ライト可能にされる。
図9の例では初期サイクルにおいて順次比較モードでインピーダンス調整データを動的に補正しており、SRAM1がチップイネーブルになった直後においても、環境に即応したインピーダンス調整データにてインピーダンスマッチングされた出力バッファ18を用いてリードデータの出力を行なうことができる。尚、リセット期間中に急激な環境変化が全く予想されない場合には、パワーオンによる初期サイクルで順次比較モードによる補正を行なわなくても特に問題はない。
図15にはSRAM1のパワーオンリセット解除後におけるインピーダンス調整データのアップデート処理フローが例示される。制御回路43は32分周クロックK32に同期する利接地信号RESのリセットの解除期間を検出すると(S21)、出力バッファ18の出力状態がハイインピーダンス状態(出力ディスエーブル状態)か否かを判定する(S22)。
ハイインピーダンス状態でないときは、リードデータ(内部データ)が論理値“0”であるか否かを判定する(S23)。リードデータが“0”でないときは出力バッファ18のNMOSQ2がオフ状態にされているとき(S24)、レジスタ24Bnがラッチ動作を行なって(S25)、NMOSQ2に伝達されるインピーダンス調整データCDATnがアップデートされる(S26)。ステップS23においてリードデータが“0”であるときは出力バッファ18のPMOSQ1がオフ状態にされているとき(S27)、レジスタ24Bpがラッチ動作を行なって(S28)、PMOSQ1に伝達されるインピーダンス調整データCDATpがアップデートされる(S29)。
前記ステップS26の後、リードデータの切り換え判定(S30)によりデータ論理値が“1”から“0”に切り換わったときは前記ステップS27に進み、ステップS30により切り換わりが無いときはPMOSQ1側のインピーダンス調整データCDATpのレジスタ24Bpへの伝達を行なわない。
前記ステップS29の後、リードデータの切り換え判定(S32)によりデータ論理値が“0”から“1”に切り換わったときは前記ステップS24に進み、ステップS32により切り換わりが無いときはNMOSQ2側のインピーダンス調整データCDATnのレジスタ24Bnへの伝達を行なわない。ステップS30、S32の判定動作では、2度目以降のデータ切り換わりでは判定結果を“NO”に強制し、リセット解除期間にインピーダンス調整データが何回もアップデートされることのないようにされる。無駄な電力消費を削減でき、ノイズの発生抑制にも資することができる。
前記ステップS22の判定で出力状態がハイインピーダンス状態を判定したときは、出力バッファ18のPMOSQ1とNMOSQ2の双方がオフ状態にされているので(S34)、レジスタ24Bpと24Bnの双方がラッチ動作を行なって(S35)、PMOSQ1に伝達されるインピーダンス調整データCDATpとNMOSQ2に伝達されるインピーダンス調整データCDATnの双方がアップデートされる(S36)。
リセット期間がオンになった後は再度リセット解除期間の到来を待って上記と同じ処理を繰返す。インピーダンス調整データのアップデート処理はリセット信号RESによるリセット解除期間毎に毎回行なわれる。
図16にはレプリカPMOS回路の別の例が示される。図に示されるようにPMOSQ1dのトランジスタサイズ(ゲート幅)を2のべき乗で重み付けしてもよい。レプリカNMOSQ2dも同様に重み付けすればよい。当然出力バッファの出力部を構成するPMOSQ1、NMOSQ2も同様の重み付けが施される。
図17にはアップデートと共に初期的なインピーダンス調整動作も順次比較動作を行なうようにしたインピーダンス調整回路35の例が示される。図5との相違点は、インピーダンス調整刻み(ステップ幅)を大きくした順次比較回路70とインピーダンス調整刻みを小さくした順次比較回路71を採用し、前者を初期的なインピーダンス調整動作の前半に用い、後者をインピーダンス調整データの初期的生成の後半とアップデートに用いるようにした点である。その他の構成が図5と同様であるからその詳細な説明は省略する。図18には図17のインピーダンス調整回路35によるインピーダンス調整データの調整動作タイミング波形が示される。
図19にはアップデートと共に初期的なインピーダンス調整動作も順次比較動作を行なうようにしたインピーダンス調整回路35の別の例が示される。図17との相違点は、インピーダンス調整刻み(ステップ幅)を大きくした順次比較回路70とインピーダンス調整刻みを小さくした順次比較回路71の他に、インピーダンス調整刻みを中ぐらいにした順次比較回路72を採用し、順次ステップ幅を切り換えて大きなものから順に用いるようにした点である。その他の構成が図17と同様であるからその詳細な説明は省略する。図20には図19のインピーダンス調整回路35によるインピーダンス調整データの調整動作タイミング波形が示される。
図21にはインピーダンス調整回路35を入力バッファ80に適用した例が示される。この場合、レプリカ回路40は入力バッファ80の入力トランジスタを模擬するように構成される。
図22にはインピーダンス調整回路35をデータ出力バッファ18、クロック出力バッファ81、及びDLL回路の出力バッファ82に適用した例が示される。DLL回路20は特に図示はしないが可変遅延回路及び位相比較回路を有する。可変遅延回路は位相比較回路による比較結果にしたがって入力クロックCを遅延させる。位相比較回路は入力クロックCを可変遅延させるフィードバックループからフィードバックされるクロックの位相と入力クロックCの位相とを比較し、双方を一致させるように可変遅延回路の遅延量とフィードバックループの遅延量とを制御する。フィードバックループはクロックCの伝達経路におけるSRAMチップ内の遅延と、チップのパッド電極から外部接続端子までのパッケージ内遅延とを模擬する遅延量を実現するものである。このとき、パッケージ3の外部接続電極6Eからチップのパッド電極5Eまでのパッケージ遅延量と、チップのパッド電極5Hからパッケージの外部接続電極6Hまでのパッケージ遅延量は、実際のパッケージ内配線の遅延量を模擬するパッケージ内レプリカ配線84によって実現する。パッケージ内レプリカ配線84はSRAMチップのパッド電極5Iからパッド電極5Jに接続されてフィードバックループの一部とされる。前記フィードバックループの一部を構成するパッケージ内レプリカ配線84に接続する出力バッファ82は出力バッファ81を模擬し、入力バッファ83はクロック入力バッファ7Eを模擬する。82,83はパッケージ内レプリカ配線用のレプリカバッファとされる。クロック出力バッファ81に対してインピーダンス調整を行なうときは、これを模擬する出力バッファ82も同じようにインピーダンス調整の対象とされる。
図23にはインピーダンス調整回路35をアドレス入力バッファ7A、クロック入力バッファ7E,7C、及びDLL回路の入力バッファ83に適用した例が示される。図22に基づいて説明したように、入力バッファ83はクロック入力バッファ7Eを模擬するので、クロック入力バッファ7Eを入力インピーダンスの調整対象とするとき入力バッファ83も同じように入力インピーダンスの調整対象とされる。
以上説明したSRAM1によれば、2分探索比較方式と順次比較方式を組み合わせる事で初期化サイクルが速くなり、リード/ライト動作時のノイズを抑え留事ができる。例えば、順次比較方式のみの場合、初期化サイクルは32分周クロックを利用した場合、16384サイクル(=2×32)になる。2分探索比較方式を使用すると288(=9×32)と短くなる。また、2相のクロックC,Kに対応したインピーダンス調整回路にする事で出力にグリッジノイズが影響する事はない。従って、インピーダンス調整回路の初期化サイクルが短く、且つ、出力反射ノイズの小さいSRAM1を実現することができる。また、インピーダンス調整回路の動作に起因する電源ノイズによる性能劣化が少ないSRAMを実現することができる。
以上本発明者によってなされた発明を実施形態に基づいて具体的に説明したが、本発明はそれに限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々変更可能であることは言うまでもない。
例えば、本発明はSRAMだけでなくフラッシュメモリ等その他の記憶形式の各種メモリLSI、更に汎用マイクロコンピュータはもとよりカスタムかされた通信LSIなどのデータ処理LSIなど、各種半導体装置に広く適用することができる。
本発明に係る半導体装置の一例であるSRAMをインピーダンスマッチングの構成を主体に示したブロック図である。 図1のSRAMの全体を詳細に示すブロック図である。 データ出力バッファの一例を示す回路図である。 インピーダンス調整回路の一例を示すブロック図である。 レプリカ回路の一例を示すブロック図である。 レプリカMOS回路の具体例を示す回路図である。 インピーダンス調整データの調整動作タイミング波形を例示するタイミングチャートである。 インピーダンス調整データの更新を初期設定と同じく2分探索比較動作によって行なう場合を比較例として示すタイミングチャートである。 インピーダンス調整データの更新も初期設定も共に順次比較動作で行なう場合を比較例として示すタイミングチャートである。 スタートシーケンスの詳細を例示するタイミングチャートである。 出力回路の詳細を例示する論理回路図である。 インピーダンス調整データの更新タイミングを規定する論理構成を示すブロック図である。 ラッチされたインピーダンス調整データによる出力回路のアップデートタイミングを例示するタイミングチャートである。 RSフリップフロップのリセット信号を32分周クロックK32に同期させた比較例の場合におけるインピーダンス調整データによる出力回路のアップデートタイミングを例示するタイミングチャートである。 図9の初期サイクルにおけるインピーダンス調整データの生成手順を例示するフローチャートである。 SRAMのパワーオンリセット解除後におけるインピーダンス調整データのアップデート処理手順例示するフローチャートである。 レプリカPMOS回路の別の例を示す回路図である。 アップデートと共に初期的なインピーダンス調整動作も順次比較動作を行なうようにしたインピーダンス調整回路を示すブロック図である。 図17のインピーダンス調整回路によるインピーダンス調整データの調整動作を示すタイミングチャートである。 アップデートと共に初期的なインピーダンス調整動作も順次比較動作を行なうようにしたインピーダンス調整回路の別の例を示すブロック図である。 図19のインピーダンス調整回路によるインピーダンス調整データの調整動作を例示するタイミングチャートである。 インピーダンス調整回路を入力バッファに適用した例を示すブロック図である。 インピーダンス調整回路をデータ出力バッファ、クロック出力バッファ及びDLL回路の出力バッファに適用した例を示すブロック図である。 インピーダンス調整回路をアドレス入力バッファ、クロック入力バッファ及びDLL回路の入力バッファに適用した例を示すブロック図である。
符号の説明
1 SRAM
2 SRAMチップ
3 パッケージ
7A,7E 入力バッファ
17B データラッチ
18(18a〜18c) 出力バッファ
24B(24Bn,24Bp) データラッチ
25 データフィードバック回路
25n、25p RSフリップフロップ
26 出力回路
31 出力部
Q1 第1出力MOSトランジスタ
Q2 第2出力MOSトランジスタ
35 インピーダンス調整回路
CDAT(CDATp,CDATn)
40 レプリカ回路
41 2分探索比較回路
42 順次比較回路
43 制御回路
44 切り換え信号
Nvd 分圧ノード
51 レプリカPMOS回路
52 レプリカPMOS回路
53 レプリカNMOS回路
55 電圧比較器
58 電圧比較器
RES RSフリップフロップのリセットクロック(リセット信号)
RD リードデータ
80 入力バッファ
82,83 パッケージ内レプリカ配線用のレプリカバッファ

Claims (18)

  1. インピーダンス調整データによって内部インピーダンスが調整されるインタフェースバッファと、前記インピーダンス調整データを生成するインピーダンス調整回路と有し、
    前記インピーダンス調整回路は所定のインピーダンス調整刻みによる2分探索比較動作によってインピーダンス調整データを生成してインタフェースバッファにセットする第1のインピーダンス調整モードと、インタフェースバッファにセットされたインピーダンス調整データを所定のインピーダンス調整刻みによる順次比較動作によって更新する第2のインピーダンス調整モードとを有することを特徴とする半導体装置。
  2. 前記第1のインピーダンス調整モードにおいて2分探索比較動作に用いるインピーダンス調整刻みは2のべき乗で重み付けされることを特徴とする請求項1記載の半導体装置。
  3. 前記第2のインピーダンス調整モードにおいて順次比較動作に用いるインピーダンス調整刻みは重み付けされていないことを特徴とする請求項2記載の半導体装置。
  4. インピーダンス調整データによって内部インピーダンスが調整されるインタフェースバッファと、前記インピーダンス調整データを生成するインピーダンス調整回路と有し、
    前記インピーダンス調整回路は所定のインピーダンス調整刻みによる順次比較動作によってインピーダンス調整データを生成してインタフェースバッファにセットする第1のインピーダンス調整モードと、インタフェースバッファにセットされたインピーダンス調整データを所定のインピーダンス調整刻みによる順次比較動作によって更新する第2のインピーダンス調整モードとを有し、
    前記第1のインピーダンス調整モードにおけるインピーダンス調整刻みと前記第2のインピーダンス調整モードにおけるインピーダンス調整刻みとは相違されることを特徴とする半導体装置。
  5. 前記第2のインピーダンス調整モードにおけるインピーダンス調整刻みは前記第1のインピーダンス調整モードにおけるインピーダンス調整刻よりも小さな刻みであることを特徴とする請求項4記載の半導体装置。
  6. 前記第1のインピーダンス調整モードにおけるインピーダンス調整刻みは複数段階の異なる刻みとされることを特徴とする請求項4記載の半導体装置。
  7. 前記複数段階の異なる刻みのうち相対的に大きな刻みは先の順次比較動作で用いられ、相対的に小さな刻みは後の順次比較動作で用いられることを特徴とする請求項6記載の半導体装置。
  8. 前記インタフェースバッファは、その出力端子が半導体チップのパッド電極からパッケージの外部接続電極に至る出力バッファであることを特徴とする請求項1又は4記載の半導体装置。
  9. 前記インタフェースバッファは、その入力端子が半導体チップのパッド電極からパッケージの外部接続電極に至る入力バッファであることを特徴とする請求項1又は4記載の半導体装置。
  10. 前記インタフェースバッファは半導体チップのパッド電極に接続され、パッケージの外部接続電極に非接続とされる出力バッファ又は入力バッファであることを特徴とする請求項1又は4記載の半導体装置。
  11. 前記インタフェースバッファはセットされたインピーダンス調整データに応じて相互コンダクタンスが可変に制御されるプッシュ・プル回路を有することを特徴とする請求項1又は4記載の半導体装置。
  12. 第1のインピーダンス調整モードは、電源電圧印加によって開始され、所定時間経過によって終了されることを特徴とする請求項1又は4記載の半導体装置。
  13. 第2のインピーダンス調整モードは、第1のインピーダンス調整モードが終了した後、同期クロックの所定複数サイクル毎に、更新すべきインピーダンス調整データを生成し、生成したインピーダンス調整データをインタフェースバッファにセットすることを特徴とする請求項12記載の半導体装置。
  14. 出力動作が第1のクロックに同期されインピーダンス調整データによって内部インピーダンスが調整される出力バッファと、第2のクロックに同期して前記インピーダンス調整データを生成するインピーダンス調整回路と有し、
    前記出力バッファはセットされたインピーダンス調整データによって出力動作時の相互コンダクタンスが可変に制御されるプッシュ・プル回路を有し、
    前記インピーダンス調整回路は前記プッシュ・プル回路におけるオフ状態の出力トランジスタを相互コンダクタンスの調整対象とし、調整対象に対するインピーダンス調整データのセットタイミングを前記第1のクロックに同期させることを特徴とする半導体装置。
  15. 前記プッシュ・プル回路は、出力端子に並列接続されオン状態でハイレベルを出力する複数の第1出力トランジスタと、前記出力端子に並列されてオン状態でローレベルを出力する複数の第2出力トランジスタとから成り、第1出力トランジスタと第2出力トランジスタは夫々インピーダンス調整データに応じて出力動作時にオン状態にされる数が制御されることを特徴とする請求項14記載の半導体装置。
  16. 前記インピーダンス調整回路は、出力バッファのインピーダンス調整データを初期的にセットした後、前記第2クロックの所定の複数サイクル毎に、更新すべきインピーダンス調整データを生成し、生成したインピーダンス調整データを第1クロックに同期して出力バッファにセットすることを特徴とする請求項15記載の半導体装置。
  17. 前記生成したインピーダンス調整データを第1クロックに同期して出力バッファにセットするタイミングは前記第1クロックが規定する出力動作サイクル期間内とされることを特徴とする請求項16記載の半導体装置。
  18. 前記インピーダンス調整回路は、外付け抵抗素子に接続されて所定の分圧ノードが形成される抵抗分圧回路を有し、前記所定の分圧ノードの分圧レベルに基づいてインピーダンス調整データを生成することを特徴とする請求項15記載の半導体装置。
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