JP2005086059A - 放射線検出器 - Google Patents

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Abstract

【課題】 放射線感応型の半導体へバイアス電圧を印加するための共通電極にバイアス電圧給電用のリード線を接続することに起因する性能低下を回避する。
【解決手段】 この発明の放射線検出器は、放射線感応型の半導体1の表側における放射線検出有効エリアSA外に電気絶縁性の緩衝用台座13が設けられている。この緩衝用台座13の上を覆うかたちで形成されているバイアス電圧印加用の共通電極2の表面のうちの緩衝用台座13の上に位置する部分であるリード線接続領域2Aに、バイアス電圧給電用のリード線3が接続されているので、リード線3が共通電極2に接続される際に加わる衝撃が緩衝用台座13で和らげられる結果、性能低下の原因となる半導体1や中間層7の損傷が防止できる。又、緩衝用台座13は放射線検出有効エリアSA外にあるので、緩衝用台座13を設けることで放射線検出機能が損なわれることも防止できる。
【選択図】 図2

Description

この発明は、放射線の入射により電荷を生成する放射線感応型の半導体を備えていて、医療分野,工業分野,さらには、原子力分野などに用いられる直接変換タイプの放射線検出器に係り、特に放射線感応型の半導体へバイアス電圧を印加するための共通電極にバイアス電圧給電用のリード線を接続することに起因する性能低下を防止するための技術に関する。
直接変換タイプの放射線(例えばX線)検出器は、放射線(例えばX線)がまず光に変換された後で変換光がさらに光電変換で電気信号に変換される間接タイプの検出器と違って、入射した放射線(例えばX線)が放射線感応型の半導体により直に電気信号に変換される。
この直接変換タイプの放射線検出器は、図11に示すように、多数の収集電極(図示省略)が放射線検出有効エリアSA内に設定された2次元状マトリックス配列で表面に形成され、放射線の入射に伴って各収集電極で収集される電荷の蓄積・読み出し用電気回路(図示省略)が配設されているアクティブマトリックス基板51と、アクティブマトリックス基板51の収集電極形成面側に積層され、放射線の入射により電荷を生成する放射線感応型の半導体52と、放射線感応型の半導体52の表側へ面状に積層形成されているバイアス電圧印加用の共通電極53とを備え、共通電極53の表面にバイアス電圧給電用のリード線54が接続されている。
直接変換タイプの放射線検出器による放射線検出の際は、バイアス供給電源から供給されるバイアス電圧がバイアス電圧給電用のリード線54を経由してバイアス電圧印加用の共通電極53に印加される。バイアス電圧を印加した状態で、放射線の入射に伴って放射線感応型の半導体52で生成されて各収集電極で収集される電荷が、コンデンサやスイッチング素子および電気配線等からなる蓄積・読み出し用電気回路によって、各収集電極毎の放射線検出信号として取り出される。
つまり、直接変換タイプの放射線検出器の場合、2次元状マトリックス配列の各収集電極がそれぞれ放射線画像の各画素に対応する電極(画素電極)となっていて、放射線検出有効エリアSAに投影される放射線の2次元強度分布に応じた放射線画像を作成できる放射線検出信号が取り出せる。
しかしながら、従来の放射線検出器は、バイアス電圧印加用の共通電極53にバイアス電圧給電用のリード線54を接続することに起因して性能低下が生じるという問題がある。
バイアス電圧給電用のリード線54には銅線等の硬い金属線が用いられるので、リード線54を共通電極53に接続する際に、耐圧不良等の性能低下の原因となる放射線感応型の半導体52の損傷が起こるのである。特に半導体52がアモルファスセレンやCdTe,CdZnTe,PbI2 、HgI2 ,TlBr等の非セレン系多結晶半導体である場合には、真空蒸着により大面積で厚膜の放射線感応型の半導体52を容易に形成できる反面、これらのアモルファスセレンや非セレン系多結晶半導体は比較的柔らかくて傷がつき易いのである。放射線感応型の半導体52と共通電極53の間に暗電流低減作用を発揮するキャリア選択性の中間層を設ける場合でも、キャリア選択性の中間層は半導体52に比べて厚みが遥かに薄いので、共通電極53にリード線54を接続する際に、キャリア選択性の中間層や放射線感応型の半導体52に耐圧不良等の性能低下が生じる。
この発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、放射線感応型の半導体へバイアス電圧を印加するための共通電極にバイアス電圧給電用のリード線を接続することに起因する性能低下を回避することができる放射線検出器を提供することを目的とする。
この発明は、このような目的を達成するために、次のような構成をとる。
すなわち、請求項1に記載の発明に係る放射線検出器は、放射線の入射により電荷を生成する放射線感応型の半導体と、前記放射線感応型の半導体の表側へ面状に形成されているバイアス電圧印加用の共通電極を備え、共通電極の表面にバイアス電圧給電用のリード線が接続されている放射線検出器において、放射線感応型の半導体の表側には放射線検出有効エリアから外れた位置に電気絶縁性の緩衝用台座が設けられており、バイアス電圧印加用の共通電極が緩衝用台座の上の少なくとも一部を覆うかたちで形成されていて、バイアス電圧給電用のリード線が共通電極の表面のうちの緩衝用台座の上に位置する部分に接続されていることを特徴とするものである。
[作用・効果]請求項1の発明の放射線検出器によって放射線を検出する場合、バイアス電圧給電用のリード線を経由して共通電極にバイアス電圧が印加される。バイアス電圧を印加した状態で、検出対象の放射線の入射に伴って放射線感応型の半導体で放射線検出信号源としての電荷が生成される。
一方、請求項1の発明の放射線検出器では、放射線感応型の半導体の表側では放射線検出有効エリアから外れた位置に電気絶縁性の緩衝用台座が設けられており、緩衝用台座の上の少なくとも一部を覆うかたちで形成されているバイアス電圧印加用の共通電極の表面のうちの緩衝用台座の上に位置する部分にバイアス電圧給電用のリード線が接続されているので、バイアス電圧給電用のリード線が共通電極に接続される際に加わる衝撃が緩衝用台座によって和らげられる結果、耐圧不良の原因となる放射線感応型の半導体の損傷を防止することができる。
他方、放射線感応型の半導体の損傷を防止する緩衝用台座は、放射線検出有効エリアから外れた位置に設けられているので、緩衝用台座を設けることによって放射線検出機能が損なわれることを防止することができる。
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の放射線検出器において、放射線検出有効エリア内に設定された1次元状ないし2次元状マトリックス配列で複数の収集電極が表面に形成されているとともに各収集電極で収集される電荷の蓄積・読み出し用電気回路が配設されているアクティブマトリックス基板を備えていて、アクティブマトリックス基板の収集電極の形成面側に放射線感応型の半導体が積層されているものである。
[作用・効果]請求項2の発明の放射線検出器で放射線を検出する場合、放射線の入射に伴って放射線感応型の半導体で生成された電荷は、放射線検出有効エリア内に設定された1次元状ないし2次元状マトリックス配列でアクティブマトリックス基板の表面に形成されている各収集電極でそれぞれ収集され、アクティブマトリックス基板の蓄積・読み出し用電気回路によって各収集電極毎の放射線検出信号として送り出される。つまり、請求項2の発明の放射線検出器の場合、放射線検出有効エリアに投影される放射線の1次元強度分布ないし2次元強度分布を検出することができる1次元アレイタイプないし2次元アレイタイプの放射線検出器である。
また、請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載の放射線検出器において、バイアス電圧給電用のリード線と共通電極の接続が導電ペーストによってなされているものである。
[作用・効果]請求項3の発明の場合、バイアス電圧給電用のリード線と共通電極を電気的・機械的に接続している導電ペースト中の導電物質が放射線感応型の半導体の側へ移動(マイグレーション)するのを緩衝用台座が阻止するので、導電ペースト中の導電物質のマイグレーションによって電気的特性が劣化することを回避できる。
また、請求項4に記載の発明は、請求項1から3のいずれかに記載の放射線検出器において、放射線感応型の半導体と共通電極の間にキャリア選択性の中間層が形成されていて、キャリア選択性の中間層の上に緩衝用台座が設けられているものである。
[作用・効果]請求項4の発明の場合、放射線感応型の半導体と共通電極の間に形成されているキャリア選択性の中間層により暗電流となる方のキャリアの注入が阻止されるので、暗電流を低減することができる。また、キャリア選択性の中間層の上に緩衝用台座が設けられていて、バイアス電圧給電用のリード線が共通電極に接続される際にキャリア選択性の中間層以下の膜部分に加わる衝撃が緩衝用台座によって和らげられるので、キャリア選択性の中間層以下の膜部分に損傷が生じるのを防止することができる。
また、請求項5に記載の発明は、請求項1から4のいずれかに記載の放射線検出器において、放射線感応型の半導体が、高純度アモルファスセレン(a−Se),Na等のアルカリ金属やCl等のハロゲンもしくはAsやTeをドープしたセレンおよびセレン化合物のアモルファス半導体,CdTe,CdZnTe,PbI2 ,HgI2 ,TlBr等の非セレン系多結晶半導体のうちのいずれかであるものである。
[作用・効果]請求項5の発明の場合、放射線感応型の半導体である高純度アモルファスセレン(a−Se),Na等のアルカリ金属やCl等のハロゲンもしくはAsやTeをドープしたセレンおよびセレン化合物のアモルファス半導体,CdTe,CdZnTe,PbI2 、HgI2 ,TlBr等の非セレン系多結晶半導体は、大面積化適性および厚膜化適性に優れる反面、モース硬度が4以下と柔らかくて傷が付き易いが、バイアス電圧給電用のリード線が共通電極に接続される際に加わる衝撃が緩衝用台座によって和らげられて傷が付くのを防止できるので、放射線感応型の半導体の大面積化および厚膜化が容易に図れる。
また、請求項6に記載の発明は、請求項4に記載の放射線検出器において、キャリア選択性の中間層は、厚さが0.1μm〜10μmの範囲であり、Sb2 3 ,ZnTe,CeO2 ,CdS,ZnSe,ZnS等の多結晶半導体,Na等のアルカリ金属やCl等のハロゲンもしくはAsやTeをドープしたセレンおよびセレン化合物のアモルファス半導体のうちのいずれかであるものである。
[作用・効果]請求項6の発明の場合、キャリア選択性の中間層は厚さが0.1μm〜10μmであるので、放射線検出を妨げずに暗電流を十分に抑制できる。中間層の厚さが0.1μm未満では暗電流を十分に抑制できない傾向が現れ、逆に厚さが10μmを越えると放射線検出の妨げになる傾向が現れる。
また、キャリア選択性の中間層であるSb23 ,ZnTe,CeO2 ,CdS,ZnSe,ZnS等の多結晶半導体,Na等のアルカリ金属やCl等のハロゲンもしくはAsやTeをドープしたセレンおよびセレン化合物のアモルファス半導体は大面積化適性に優れる反面、厚みが薄くて傷の心配があるが、バイアス電圧給電用のリード線が共通電極に接続される際に加わる衝撃を緩衝用台座が和らげるので、キャリア選択性の中間層以下の膜部分に損傷が生じるのを防止できるので、キャリア選択性の中間層の大面積化が容易に図れる。
また、請求項7に記載の発明は、請求項1から6のいずれかに記載の放射線検出器において、緩衝用台座がエポキシ樹脂,ポリウレタン樹脂,アクリル樹脂等の硬質樹脂材料を用いて形成されているものである。
[作用・効果]請求項7の発明の場合、エポキシ樹脂,ポリウレタン樹脂,アクリル樹脂等の(硬化後の硬度が高い)硬質樹脂材料を用いて形成されている緩衝用台座は、シリコン樹脂や合成ゴム系のような軟質材料に比べ伸縮し難くて緩衝機能に優れるので、バイアス電圧給電用のリード線が共通電極に接続される際に加わる衝撃を十分に和らげることができる。
また、請求項8に記載の発明は、請求項1から7のいずれかに記載の放射線検出器において、緩衝用台座の高さが0.2mm〜2mmの範囲であり、緩衝用台座の側壁に台座外側に向かって厚みが次第に減るように構成された下り傾斜の台座用傾斜部が設けられていて、共通電極が放射線検出有効エリアから台座用傾斜部の表面を伝って緩衝用台座の上へ延びているものである。
[作用・効果]請求項8の発明の場合、緩衝用台座の高さが0.2mm〜2mmの範囲であるので、バイアス電圧給電用のリード線が共通電極に接続される際に加わる衝撃が十分に和らげられると同時に、緩衝用台座の処で共通電極の導通信頼性が高い。緩衝用台座の高さが0.2mm未満では厚み不足で歪み易くて十分な緩衝機能を確保できない傾向が現れ、逆に2mmを越えると共通電極の段切れによる導通不良が起こり易くて導通信頼性が低下する傾向が現れる。また、共通電極は緩衝用台座の側壁の下り傾斜の台座用傾斜部の表面を伝って延びることによって、緩衝用台座上へ徐々に登ってゆくかたちとなるので、緩衝用台座の処で共通電極の段切れが起こることを確実に回避することができる。
また、請求項9に記載の発明は、請求項8に記載の放射線検出器において、前記緩衝用台座と台座用傾斜部とを少なくとも覆うように硬質樹脂材料を用いてオーバーコートするものである。
[作用・効果]請求項9の発明の場合、バイアス電圧給電用のリード線の接続部分がオーバーコートによって固定されて保護されるので、リード線の取り出し等の外的力が加わっても、緩衝用台座および台座用傾斜部上の共通電極に亀裂を引き起こすような力は加わらず、安定したバイアス電圧を供給することができる。
また、請求項10に記載の発明は、請求項1から9のいずれかに記載の放射線検出器において、放射線が放射線検出有効エリアに入射する際に共通電極の端縁部および緩衝用台座に当たるのを避けるコリメータを備えているものである。
[作用・効果]請求項10の発明の場合、コリメータによって放射線が電界が集中する共通電極の端縁部および緩衝用台座に放射線が当たらずに放射線検出有効エリアに入射するので、電界が集中する共通電極の端縁部および緩衝用台座に放射線が当たって検出器の故障を引き起こすような不測の大電流が流れることを防止できる。
また、請求項11に記載の発明は、請求項1から10のいずれかに記載の放射線検出器において、緩衝用台座のあるところでは共通電極の端縁部が緩衝用台座に乗り上げており、緩衝用台座以外のところでは、電極外側に向かって厚みが次第に増えるように構成された上り傾斜の電極用傾斜部が電気絶縁性の高分子材料で共通電極の周縁に沿って形成されているとともに共通電極の端縁部が電極用傾斜部に乗り上げているものである。
[作用・効果]請求項11の発明の場合、共通電極の端縁部は電気絶縁性の緩衝用台座や電気絶縁性の高分子材料の電極用傾斜部に乗り上げていて、共通電極の端縁部での電界の集中が緩和されるので、共通電極の端縁部や緩衝用台座に放射線が入射した時に検出器の故障を引き起こすような不測の大電流が流れるのを防止することができる。
この発明に係る放射線検出器の場合、放射線の入射に伴って電荷が生成される放射線感応型の半導体の表側では放射線検出有効エリアから外れた位置に電気絶縁性の緩衝用台座が設けられていて、緩衝用台座の上の少なくとも一部を覆うかたちで形成されているバイアス電圧印加用の共通電極の表面のうちの緩衝用台座の上に位置する部分にバイアス電圧給電用のリード線が接続されているので、バイアス電圧給電用のリード線が共通電極に接続される際に加わる衝撃が緩衝用台座によって和らげられる結果、性能低下の原因になる放射線感応型の半導体の損傷を防止できる。また、放射線感応型の半導体の損傷を防止する緩衝用台座は、放射線検出有効エリア外にあるので、緩衝用台座を設けることで放射線検出機能が損なわれることが防止できる。
よって、請求項1の発明の放射線検出器によれば、放射線感応型の半導体の表面側のバイアス電圧印加用の共通電極にバイアス電圧給電用のリード線を接続することに起因して生じる性能低下を回避することができる。
この発明の放射線検出器の実施例を図面を参照して説明する。図1は実施例1に係る直接変換タイプの放射線検出器(以下、適宜「検出器」と略記)の要部構成を示す平面図、図2は実施例1の検出器の要部構成を示す断面図、図3は実施例1の検出器のアクティブマトリックス基板まわりの電気回路を示すブロック図、図4は実施例1の検出器のアクティブマトリックス基板の構成を示す模式的断面図、図5は実施例1の検出器における1個の放射線検出ユニットの電気的等価回路図である。
実施例1の放射線検出器は、図1および図2に示すように、放射線の入射により電荷を生成する放射線感応型の半導体1と、放射線感応型の半導体1の表側へ面状に形成されているバイアス電圧印加用の共通電極2を備え、共通電極2の表面にバイアス電圧給電用のリード線3が接続されている。また、実施例1の検出器の場合、図3に示すように、多数の収集電極5が放射線検出有効エリアSA内に設定された2次元状マトリックス配列でもって、図4に示すように表面に形成されているとともに各収集電極5で収集される電荷の蓄積・読み出し用電気回路6が配設されているアクティブマトリックス基板4を備えていて、放射線感応型の半導体1がアクティブマトリックス基板4の収集電極5の形成面側に積層されているのに加えて、放射線感応型の半導体1と共通電極2の間にはキャリア選択性の中間層7が形成され、放射線感応型の半導体1と収集電極5の間にはキャリア選択性の中間層8が形成されている。
アクティブマトリックス基板4に配設されている蓄積・読み出し用電気回路6はコンデンサ6Aやスイッチング素子としてのTFT(薄膜電界効果トランジスタ)6Bおよびゲート線6a,データ線6bなどからなり、各収集電極5ごとに1個のコンデンサ6Aと1個のTFT6Bが配備されている。また、アクティブマトリックス基板4の蓄積・読み出し用電気回路6の周りにはゲートドライバ9と電荷電圧変換型増幅器10およびマルチプレクサ11に加えてA/D変換器12が別デバイスとして外付けのかたちで配備接続されている。なお、ゲートドライバ9や電荷電圧変換型増幅器10、マルチプレクサ11、A/D変換器12の一部または全部が外付けではなくて、アクティブマトリックス基板4に内蔵のかたちで搭載されていてもよい。
実施例1の検出器による放射線検出の際は、バイアス供給電源によって出力される数キロボルト〜数十キロボルト程度のバイアス電圧がバイアス電圧給電用のリード線3を経由して共通電極2に印加される。バイアス電圧が印加された状態で、検出対象の放射線の入射に伴って放射線感応型の半導体1で電荷が生成されるとともに半導体1で生じた電荷が(詳しくは各収集電極5へ移動することで収集電極5に電荷が誘起するかたちで)各収集電極5ごとに収集される一方、各収集電極5で収集される電荷は、アクティブマトリックス基板4の蓄積・読み出し用電気回路6等により収集電極5毎の放射線検出信号として取り出される。
具体的には、ゲートドライバ9からゲート線6a経由で読み出し信号が各TFT6Bのゲートに順番に与えられると同時に、読み出し信号が与えられている各TFT6Bのソースに繋がっているデータ線6bがマルチプレクサ11に順に切り換え接続されるのにしたがって、コンデンサ6Aに蓄積された電荷が、TFT6Bからデータ線6bを経て電荷電圧変換型増幅器10で増幅された上でマルチプレクサ11により各収集電極5毎の放射線検出信号としてA/D変換器12に送り出されてディジタル化される。
実施例1の検出器から送り出された放射線検出信号は、例えば、実施例1の検出器がX線透視撮影装置に装備されている場合であれば、さらに後段の画像処理回路へ送られて2次元X線透視画像等に仕上げられる。
つまり、実施例1の検出器は、2次元状マトリックス配列の各収集電極5がそれぞれ放射線画像の各画素に対応する電極(画素電極)となっていて、放射線検出有効エリアSAに投影される放射線の2次元強度分布に応じた放射線画像を作成できる放射線検出信号が取り出せる2次元アレイタイプの検出器である。
さらに付言すれば、実施例1の検出器は、図5に示す等価回路の放射線検出ユニット(放射線検出素子)が放射線検出有効エリアSAに縦横の格子状ラインに沿って2次元状マトリックス状に展開配置されている検出器とみることができる。
以下、実施例1の検出器の各部構成をより具体的に説明する。
実施例1の検出器は、放射線感応型の半導体1の表側には放射線検出有効エリアSAから外れた位置に電気絶縁性の緩衝用台座13が設けられており、バイアス電圧印加用の共通電極2が緩衝用台座13の上の大部分を覆うかたちで形成されていて、バイアス電圧給電用のリード線3が共通電極2の表面のうちの緩衝用台座13の上に位置する部分に接続されていることを構成上の顕著な特徴としている。すなわち、実施例1の場合には、キャリア選択性の中間層7が設けられているので、緩衝用台座13は中間層7の上に平面形状が略楕円状に形成されている一方、共通電極2の一部が放射線検出有効エリアSAから連続的に緩衝用台座13の上に張り出して長方形のリード線接続領域2Aを一体的に有するように電極用金属薄膜(例えば金薄膜)が形成されているのである。銅線等のリード線3は導電ペースト(例えば銀ペースト)14によってリード線接続領域2Aの表面に接続されている。なお、キャリア選択性の中間層7が設けられていない時は、共通電極2や緩衝用台座13は放射線感応型の半導体1の表面上に直に形成されることになる。
したがって、実施例1の検出器の場合、バイアス電圧給電用のリード線3が共通電極2の表面に接続される際に直下のキャリア選択性の中間層7やその下の放射線感応型の半導体1に加わる衝撃が緩衝用台座13によって和らげられるので、キャリア選択性の中間層7や放射線感応型の半導体1の損傷を防止できる。また、放射線感応型の半導体1やキャリア選択性の中間層7の損傷を防ぐ緩衝用台座13は、放射線検出有効エリアSA外にあるので、緩衝用台座13を設けることで放射線検出機能が損なわれることはない。
よって、実施例1の検出器によれば、放射線感応型の半導体1へバイアス電圧を印加するための共通電極2にバイアス電圧給電用のリード線3を接続することに起因する性能低下を回避することができる。
加えて、実施例1の検出器の場合、バイアス電圧給電用のリード線3と共通電極2を電気的・機械的に接続している導電ペースト14中の導電物質が放射線感応型の半導体1の側へ移動(マイグレーション)するのを緩衝用台座13が阻止するので、導電ペースト14中の導電物質のマイグレーションによって電気的特性が劣化することを回避することもできる。
緩衝用台座13の高さは0.2mm〜2mmの範囲が適当である。この範囲であれば、バイアス電圧給電用のリード線が共通電極に接続される際に加わる衝撃が十分に和らげられ、同時に緩衝用台座の処で共通電極の導通信頼性が十分となる。緩衝用台座13の高さが0.2mm未満では厚み不足で歪み易くて十分な緩衝機能を確保できない傾向が現れ、逆に2mmを越えると共通電極2の段切れによる導通不良が起こり易くて導通信頼性が低下する傾向が現れる。
また、実施例1の検出器では、図2に示すように、緩衝用台座13の側壁に台座外側に向かって厚みが次第に減るように構成された下り傾斜の台座用傾斜部13Aが緩衝用台座13の周囲を一巡するかたちで設けられていて、共通電極2が放射線検出有効エリアSAから台座用傾斜部13Aの表面を伝って緩衝用台座13の上へ延びている。したがって、共通電極2は緩衝用台座13の側壁に設けられている下り傾斜の台座用傾斜部13Aの表面を伝って延びることによって緩衝用台座13の上へ徐々に登ってゆくかたちとなる結果、緩衝用台座13の処で共通電極2の段切れが起こることを確実に回避することができる。
もし共通電極2に段切れがあると、導通不良によるバイアス電圧の降下が生じるので、共通電極2における放射線検出有効エリアSAの部分にはリード線接続領域2Aに印加されるのと同じ電圧が印加されず、バイアス電圧が不足する事態を招くことになるので、共通電極2の段切れは阻止しなければならない。
また、緩衝用台座13はエポキシ樹脂,ポリウレタン樹脂,アクリル樹脂等の硬化後の硬度が高い硬質樹脂材料を用いて形成されていることが好ましい。硬質樹脂材料製の緩衝用台座13は伸縮し難くて緩衝機能に優れているので、バイアス電圧給電用のリード線3が共通電極2に接続される際に加わる衝撃を十分に和らげることができる。
台座用傾斜部13Aの方は緩衝用台座13と同じ硬質樹脂材料で形成されていてもよいし、シリコン樹脂や合成ゴム系の軟質高分子材料で形成されていてもよい。
放射線感応型の半導体1は、高純度アモルファスセレン(a−Se),Na等のアルカリ金属やCl等のハロゲンもしくはAsやTeをドープしたセレンおよびセレン化合物のアモルファス半導体、CdTe,CdZnTe,PbI2 ,HgI2 ,TlBr等の非セレン系多結晶半導体などが、大面積化適性および厚膜化適性に優れるので好ましい。これらの半導体は、普通モース硬度が4以下と柔らかくて傷が付き易いのであるが、バイアス電圧給電用のリード線3が共通電極2に接続される際に加わる衝撃が緩衝用台座13によって和らげられて傷が付くのを回避できるので、放射線感応型の半導体1の大面積化および厚膜化が容易に図れる。中でも109 Ω以上、好ましくは1011Ω以上の比抵抗を有するa−Seが大面積化適性および厚膜化適性が顕著である。放射線感応型の半導体1は、厚みが、通常、0.5mm〜1.5mm前後の厚膜であり、面積が例えば縦20cm〜50cm×横20cm〜50cm程度のものである。
アクティブマトリックス基板4では、図4に示すように、ガラス基板等の絶縁基板の上に、蓄積・読み出し用電気回路6用のコンデンサ6AやTFT6Bが形成されているとともにゲート線6a,データ線6bが格子状に形成され、さらに表面に収集電極5が2次元状マトリックス配列で形成されている。そして、アクティブマトリックス基板4の収集電極形成面に順にキャリア選択性の中間層8,放射線感応型の半導体1、キャリア選択性の中間層7、共通電極2が積層形成されている。
実施例1の検出器の場合、キャリア選択性の中間層7,8を設けることにより暗電流を低減することができる。ここで言うキャリア選択性とは半導体中の電荷移動媒体(キャリア)である電子と正孔とで、電荷移動作用への寄与率が著しく異なる性質を指す。
半導体1とキャリア選択性の中間層7,8の組み合わせ方としては、次のような態様が挙げられる。共通電極2に正のバイアス電圧を印加する場合には、キャリア選択性の中間層7に電子の寄与率が大きい材料を使用する。これにより共通電極2からの正孔の注入が阻止され、暗電流を低減することができる。キャリア選択性の中間層8には正孔の寄与率が大きい材料を使用する。これにより収集電極5からの電子の注入が阻止され、暗電流を低減することができる。
逆に、共通電極2に負のバイアス電圧を印加する場合には、キャリア選択性の中間層7に正孔の寄与率が大きい材料を使用する。これにより共通電極2からの電子の注入が阻止され、暗電流を低減することができる。キャリア選択性の中間層8には電子の寄与率が大きい材料を使用する。これにより収集電極5からの正孔の注入が阻止され、暗電流を低減することができる。
なお、この発明の検出器では、キャリア選択性の中間層を必ず設ける必要はなく、中間層7,8の一方または両方が省かれていてもよい。
キャリア選択性の中間層7,8は、厚さが0.1μm〜10μmの範囲が適当である。中間層7,8の厚さが0.1μm未満では暗電流を十分に抑制できない傾向が現れ、逆に厚さが10μmを越えると放射線検出の妨げとなる傾向、例えば感度が低下する傾向が現れる。
また、キャリア選択性の中間層7,8に用いられる半導体としては、Sb23 ,ZnTe,CeO2 ,CdS,ZnSe,ZnS等の多結晶半導体、Na等のアルカリ金属やCl等のハロゲンもしくはAsやTeをドープしたセレンおよびセレン化合物のアモルファス半導体が大面積化適性に優れるものとして挙げられる。これらの半導体は厚みが薄くて傷が付き易いのであるが、バイアス電圧給電用のリード線3が共通電極2に接続される際に加わる衝撃を緩衝用台座13によって和らげて傷が付くのを回避できるので、キャリア選択性の中間層7,8の大面積化が容易に図れる。
中間層7,8に用いられる半導体のうち、電子の寄与が大きいものとして、n型半導体であるCeO2 ,CdS,CdSe,ZnSe,ZnSのような多結晶半導体や、アルカリ金属やAsやTeをドープして正孔の寄与率を低下させたアモルファスSe等のアモルファス体が挙げられる。
また、正孔の寄与が大きいものとして、p型半導体であるZnTeのような多結晶半導体や、ハロゲンをドープして電子の寄与率を低下させたアモルファスSe等のアモルファス体が挙げられる。
さらに、Sb2 3 ,CdTe,CdZnTe,PbI2 ,HgI2 ,TlBrや、ノンドープのアモルファスSeまたはSe化合物の場合、電子の寄与が大きいものと正孔の寄与が大きいもとの両方がある。これらの場合、製膜条件の調節で電子の寄与が大きいものでも、正孔の寄与が大きいものでも、選択形成できる。
なお、実施例1の変形例を図6および図7に示す。図6は検出器の要部構成を示す平面図、図7は検出器の要部構成を示す断面図である。図1,図2と相違する点は、緩衝用台座13と台座用傾斜部13Aとを覆うように硬質樹脂材料を用いてオーバーコート部17を設けたことである。それ以外の構成については実施例1と同じである。
オーバーコート部17は、図6および図7では、放射線検出有効エリアSA付近まで覆っているが、緩衝用台座13と台座用傾斜部13Aとを少なくとも覆えばよい。オーバーコート部17を形成する硬質樹脂材料としては、台座用傾斜部13Aでも述べたようにエポキシ樹脂,ポリウレタン樹脂,アクリル樹脂等が挙げられる。つまり、台座用傾斜部13Aを硬質樹脂材料で形成する場合には、同じ材料を用いてオーバーコート部17を形成すればよい。
変形例の場合、バイアス電圧給電用のリード線3の接続部分がオーバーコート部17によって固定されて保護されるので、バイアス電圧給電用のリード線3の取り出し等の外的力が加わっても、緩衝用台座13および台座用傾斜部13A上の共通電極2に亀裂を引き起こすような力は加わらず、安定したバイアス電圧を供給することができる。
実施例2に係る放射線検出器を図面を参照して説明する。図8は実施例2の放射線検出器の要部構成を示す断面図である。
実施例2の検出器は、図8に示すように、放射線が放射線検出有効エリアSAに入射する際に共通電極2の端縁部および緩衝用台座13に当たるのを避けるコリメータ15が放射線の入射側に配備されている他は、実施例1の検出器と同一のものであるので、相違する点だけを説明し、共通する点の説明は省略する。
実施例2の検出器では、共通電極2の端縁部や緩衝用台座13の側壁部のところでバイアス電圧の印加に伴って生じる電界が集中しており、共通電極2の端縁部や緩衝用台座13の側壁部のところに放射線が当たると検出器の故障(特に蓄積・読み出し用電気回路6用のTFT6Bの破壊)を引き起こすような不測の大電流が流れることがある。
そこで、実施例2の場合、コリメータ15の開口部15Aを放射線が共通電極2の端縁部および緩衝用台座13に当たらず、ちょうど放射線検出有効エリアSAに入射するように開設している。その結果、実施例2の検出器の場合、放射線が共通電極2の端縁部および緩衝用台座13に当たらないので、電界が集中する共通電極2の端縁部および緩衝用台座13に放射線が当たって検出器の故障を引き起こすような不測の大電流が流れることを防止できる。
実施例3に係る放射線検出器を図面を参照して説明する。図9は実施例3の検出器の要部構成を示す平面図、図10は実施例3の検出器の共通電極の端縁部まわりを示す部分断面図である。
実施例3の検出器は、図9に示すように、緩衝用台座13のあるところでは共通電極2の端縁部が台座用傾斜部13Aの表面を伝って緩衝用台座13に乗り上げており、緩衝用台座13以外のところでは、電極外側に向かって徐々に厚みが次第に増えるように構成された上り傾斜の電極用傾斜部16が電気絶縁性の高分子材料で共通電極2の周縁に沿って形成されているとともに共通電極2の端縁部が電極用傾斜部16に乗り上げている他は、実施例1の検出器と同一のものであるので、相違する点だけを説明し、共通する点の説明は省略する。
電極用傾斜部16は、台座用傾斜部13Aと同様のエポキシ樹脂,ポリウレタン樹脂,アクリル樹脂等の硬質樹脂材料や、或いはシリコン樹脂や合成ゴム系のような軟質高分子材料によって形成されている。
このように、実施例3の検出器の場合、共通電極2の端縁部は電気絶縁性の緩衝用台座13や電気絶縁性の高分子材料の電極用傾斜部16に乗り上げていて、共通電極の端縁部での電界集中が緩和されるので、共通電極2の端縁部や緩衝用台座13に放射線が入射した時に検出器の故障(特に蓄積・読み出し用電気回路6用のTFT6Bの破壊)を引き起こすような不測の大電流が流れるのを確実に防止することができる。
この発明は、上記実施形態に限られることはなく、下記のように変形実施することができる。
(1)実施例1〜3の検出器は、2次元アレイタイプであったが、この発明の放射線検出器は、収集電極が1次元状マトリックス配列で形成されている1次元アレイタイプでもよいし、放射線検出信号取り出し用の電極が1個だけの非アレイタイプでもよい。
(2)実施例1〜3の検出器の場合、ゲートドライバ9と電荷電圧変換型増幅器10およびマルチプレクサ11に加えてA/D変換器12が配備されていたが、ゲートドライバ9、電荷電圧変換型増幅器10、マルチプレクサ11およびA/D変換器12の一部または全部が配備されていない他は、各実施例1〜3と同様の構成の検出器が、変形例として挙げられる。
(3)実施例1〜3の検出器の場合、共通電極2は緩衝用台座13のところに部分的に張り出しているだけであったが、共通電極2は緩衝用台座13の在るところだけでなく、緩衝用台座13のないところにも張り出していて、例えば共通電極2が全周にわたって放射線検出有効エリアからリード線接続領域2Aと並ぶ位置まで張り出している構成であってもよい。
(4)実施例2,3も、実施例1の変形例と同じように緩衝用台座13と台座用傾斜部13Aとを少なくとも覆うように硬質樹脂材料を用いてオーバーコートすればよい。
実施例1の検出器の要部構成を示す平面図である。 実施例1の検出器の要部構成を示す断面図である。 実施例1の検出器のアクティブマトリックス基板まわりの電気回路を示すブロック図である。 実施例1の検出器のアクティブマトリックス基板の構成を示す模式的断面図である。 実施例1の検出器における1個の放射線検出ユニットの電気的等価回路図である。 実施例1に係る変形例の検出器の要部構成を示す平面図である。 実施例1に係る変形例の検出器の要部構成を示す断面図である。 実施例2の検出器の要部構成を示す断面図である。 実施例3の検出器の要部構成を示す平面図である。 実施例3の検出器の共通電極の端縁部まわりを示す部分断面図である。 従来の放射線検出器の概略構成を示す断面図である。
符号の説明
1 … 放射線感応型の半導体
2 … (バイアス電圧印加用の)共通電極
2A … (共通電極における)リード線接続領域
3 … (バイアス電圧給電用の)リード線
4 … アクティブマトリックス基板
5 … 収集電極
6 … 蓄積・読み出し用電気回路
7 … キャリア選択性の中間層
13 … 緩衝用台座
13A … 台座用傾斜部
14 … 導電ペースト
15 … コリメータ
16 … 電極用傾斜部
SA … 放射線検出有効エリア

Claims (11)

  1. 放射線の入射により電荷を生成する放射線感応型の半導体と、前記放射線感応型の半導体の表側へ面状に形成されているバイアス電圧印加用の共通電極を備え、共通電極の表面にバイアス電圧給電用のリード線が接続されている放射線検出器において、放射線感応型の半導体の表側には放射線検出有効エリアから外れた位置に電気絶縁性の緩衝用台座が設けられており、バイアス電圧印加用の共通電極が緩衝用台座の上の少なくとも一部を覆うかたちで形成されていて、バイアス電圧給電用のリード線が共通電極の表面のうちの緩衝用台座の上に位置する部分に接続されていることを特徴とする放射線検出器。
  2. 請求項1に記載の放射線検出器において、放射線検出有効エリア内に設定された1次元状ないし2次元状マトリックス配列で複数の収集電極が表面に形成されているとともに各収集電極で収集される電荷の蓄積・読み出し用電気回路が配設されているアクティブマトリックス基板を備えていて、アクティブマトリックス基板の収集電極の形成面側に放射線感応型の半導体が積層されている放射線検出器。
  3. 請求項1または2に記載の放射線検出器において、バイアス電圧給電用のリード線と共通電極の接続が導電ペーストによってなされている放射線検出器。
  4. 請求項1から3のいずれかに記載の放射線検出器において、放射線感応型の半導体と共通電極の間にキャリア選択性の中間層が形成されていて、キャリア選択性の中間層の上に緩衝用台座が設けられている放射線検出器。
  5. 請求項1から4のいずれかに記載の放射線検出器において、放射線感応型の半導体が、高純度アモルファスセレン(a−Se),Na等のアルカリ金属やCl等のハロゲンもしくはAsやTeをドープしたセレンおよびセレン化合物のアモルファス半導体,CdTe,CdZnTe,PbI2 ,HgI2 ,TlBr等の非セレン系多結晶半導体のうちのいずれかである放射線検出器。
  6. 請求項4に記載の放射線検出器において、キャリア選択性の中間層は、厚さが0.1μm〜10μmの範囲であり、Sb2 3 ,ZnTe,CeO2 ,CdS,ZnSe,ZnS等の多結晶半導体,Na等のアルカリ金属やCl等のハロゲンもしくはAsやTeをドープしたセレンおよびセレン化合物のアモルファス半導体のうちのいずれかである放射線検出器。
  7. 請求項1から6のいずれかに記載の放射線検出器において、緩衝用台座がエポキシ樹脂,ポリウレタン樹脂,アクリル樹脂等の硬質樹脂材料を用いて形成されている放射線検出器。
  8. 請求項1から7のいずれかに記載の放射線検出器において、緩衝用台座の高さが0.2mm〜2mmの範囲であり、緩衝用台座の側壁に台座外側に向かって厚みが次第に減るように構成された下り傾斜の台座用傾斜部が設けられていて、共通電極が放射線検出有効エリアから台座用傾斜部の表面を伝って緩衝用台座の上へ延びている放射線検出器。
  9. 請求項8に記載の放射線検出器において、前記緩衝用台座と台座用傾斜部とを少なくとも覆うように硬質樹脂材料を用いてオーバーコートする放射線検出器。
  10. 請求項1から9のいずれかに記載の放射線検出器において、放射線が放射線検出有効エリアに入射する際に共通電極の端縁部および緩衝用台座に当たるのを避けるコリメータを備えている放射線検出器。
  11. 請求項1から10のいずれかに記載の放射線検出器において、緩衝用台座のあるところでは共通電極の端縁部が緩衝用台座に乗り上げており、緩衝用台座以外のところでは、電極外側に向かって厚みが次第に増えるように構成された上り傾斜の電極用傾斜部が電気絶縁性の高分子材料で共通電極の周縁に沿って形成されているとともに共通電極の端縁部が電極用傾斜部に乗り上げている放射線検出器。
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