JP7162275B2 - 制御電極と、透明電極と、前記制御電極と前記透明電極の側面とを電気的に接続する接続層と、を備えるイメージセンサ - Google Patents

制御電極と、透明電極と、前記制御電極と前記透明電極の側面とを電気的に接続する接続層と、を備えるイメージセンサ Download PDF

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Description

本開示はイメージセンサおよびその製造方法に関する。
イメージセンサは、入射した光量に応じた電気信号を発生させる光検出素子を含み、一次元または二次元に配置された複数の画素を備える。積層型イメージセンサは、イメージセンサのうち、基板側から順に、画素電極、光電変換膜および透明電極が積層された構造の光検出素子を画素として持つものを言う。
積層型イメージセンサの光検出素子は、画素電極を介して信号検出回路に接続され、透明電極を介して電圧制御要素に接続される。信号検出回路は、光検出素子に光が入射することによって発生した電気的信号を検出する。
電圧制御要素は、光検出素子に発生した電気的信号を信号検出回路が正しく検出できるように、透明電極の電圧が規定の範囲内となるように制御する、あるいは、画素電極から電流が流れた場合、それと等量の電流を透明電極に流すことで光検出素子の帯電を防ぐ。
特許文献1、2は、有機半導体で構成された光電変換膜と、有機光電変換膜上に形成された透明電極、透明電極上に形成された保護膜と、保護膜に設けられた開口内に露出した透明電極と電圧制御要素とを電気的に接続する配線とを備えたイメージセンサを開示している。
特開2014-60315号公報 米国特許第9224789号明細書
本開示は、より少ない製造工程で、透明電極を介して低抵抗で電圧を光電変換膜に印加することが可能なイメージセンサを提供する。
本開示の例示的なイメージセンサは、複数の画素電極と、制御電極と、前記複数の画素電極上に配置された光電変換膜と、前記光電変換膜上に配置された透明電極と、前記透明電極の上面の少なくとも一部上に配置された絶縁層と、前記制御電極と前記透明電極とを電気的に接続する接続層と、を備える。前記接続層は前記透明電極の少なくとも1つの側面と接触しており、前記透明電極の前記上面に垂直な断面において、前記絶縁層の端部は、前記透明電極の端部よりも前記透明電極の内側に位置する。
本開示のイメージセンサによれば、制御電極と透明電極の側面とを接続層が電気的に接続することによって、より少ない製造工程で製造でき、低抵抗で電圧を光電変換膜に印加することが可能なイメージセンサを提供し得る。
図1は、撮像装置の回路構成示す模式図である。 図2は、撮像装置中の単位画素セルのデバイス構造の断面を示す模式図である。 図3Aは、本実施形態のイメージセンサの模式的な断面図である。 図3Bは、本実施形態のイメージセンサの、保護膜を取り除いた模式的な上面図である。 図4Aは、本実施形態のイメージセンサの製造方法における工程を示す断面図である。 図4Bは、本実施形態のイメージセンサの製造方法における工程を示す断面図である。 図4Cは、本実施形態のイメージセンサの製造方法における工程を示す断面図である。 図4Dは、本実施形態のイメージセンサの製造方法における工程を示す断面図である。 図4Eは、本実施形態のイメージセンサの製造方法における工程を示す断面図である。 図4Fは、本実施形態のイメージセンサの製造方法における工程を示す断面図である。 図4Gは、本実施形態のイメージセンサの製造方法における工程を示す断面図である。 図4Hは、本実施形態のイメージセンサの製造方法における工程を示す断面図である。 図5は、イメージセンサの他の形態の一部を示す模式的な断面図である。 図6は、イメージセンサの他の形態であって、保護膜を取り除いた状態の模式的な上面図である。 図7は、イメージセンサの他の形態であって、保護膜を取り除いた状態の模式的な上面図である。 図8は、イメージセンサの他の形態であって、保護膜を取り除いた状態の模式的な上面図である。 図9Aは、イメージセンサの他の形態を示す模式的な上面図である。 図9Bは、図9Aのイメージセンサの一部を示す模式的な断面図である。 図10は、イメージセンサの製造方法の他の形態における工程を示す断面図である。
積層型イメージセンサにおいて、ある種の材料で構成される光電変換膜は、透明電極に印加される電圧により感度が大きく変化し、その感度を実質的に0とすることができる。この特性を利用し、透明電極の電圧を変更することにより、電子的シャッター動作が可能な積層型イメージセンサを実現し得る。
また、別のある光電変換膜は、透明電極に印加される電圧により、光電変換膜の分光感度特性である分光スペクトルを大きく変化させることができる。この特性を利用し、ある種の積層型イメージセンサにおいては、透明電極の電圧を変更することにより、光電変換膜の相異なる2つ以上の分光感度特性を変更することができる。
これらのイメージセンサの場合、電圧制御要素は、透明電極に印加する電圧を時間的に変化させることによって、電子的シャッターあるいは分光感度特性の変更機能を動作させる機能を果たす。
このように、積層型イメージセンサにおいて、光検出素子に発生した電気的信号を信号検出回路が正しく検出するためには、透明電極の電位が規定の範囲内となるように電圧制御要素により制御されなければならない。また、画素電極から電流が流れた場合、光検出素子に帯電が生じないように、電圧制御要素と透明電極の間に電流を流さなければならない。
これらの制御あるいは動作のためには、電圧制御要素と光電変換膜との間の、透明電極を含む電圧印加経路の抵抗が低いほど、電圧変動がより少なくなる、電力消費がより少なくなる、より高速に時間変化させることができるなどのメリットが生じる。
一方、光電変換膜に用いられる材料の中には、酸素、オゾン、水分などと、反応し、光電変換機能が劣化するものがある。例えば、光電変換膜を有機半導体によって構成する場合、有機半導体の中には、酸素、オゾン、水分などと反応しやすい材料がある。このため、イメージセンサの製造工程中、光電変換膜の形成およびパタニングは光電変換機能が劣化しない環境で行うことが好ましい。例えば、窒素などの不活性雰囲気、または、真空化で光電変換膜を形成したり、パタニングを行ったりすることが好ましい。
しかし、一般的に光電変換膜の形成およびパタニングの全てを不活性雰囲気化または真空化で行うためには、非常に大掛かりな製造装置が必要となる。また、製造装置間で、光電変換膜が形成されたウェハを搬送する場合にも、不活性雰囲気化で行うためには、大掛かり搬送設備が必要となる。
本願発明者らは、電圧制御要素と光電変換膜とを低抵抗で接続するとともに、製造工程中における光電変換膜の取り扱いが容易となり得る新規な構造を備えたイメージセンサを想到した。本開示のイメージセンサおよびイメージセンサの製造方法の概要は以下の通りである。
[項目1]
本開示の項目1に係るイメージセンサは、
複数の画素電極と、
制御電極と、
前記複数の画素電極上に配置された光電変換膜と、
前記光電変換膜上に配置された透明電極と、
前記透明電極の上面の少なくとも一部上に配置された絶縁層と、
前記制御電極と前記透明電極とを電気的に接続する接続層と、
を備える。
前記接続層は前記透明電極の少なくとも1つの側面と接触しており、
前記透明電極の前記上面に垂直な断面において、前記絶縁層の端部は、前記透明電極の端部よりも前記透明電極の内側に位置する。
ここで、前記透明電極は導電性半導体で構成されていてもよい。また、前記制御電極は金属または金属の化合物で構成されていてもよい。
[項目2]
項目1に記載のイメージセンサにおいて、前記接続層は前記光電変換膜の側面とさらに接触していてもよい。
[項目3]
項目1または2に記載のイメージセンサにおいて、前記接続層は、前記絶縁層の一部を覆っていてもよい。
[項目4]
項目1から3のいずれかに記載のイメージセンサにおいて、前記接続層は、前記透明電極の前記上面の一部とさらに接触していてもよい。
[項目5]
項目1から4のいずれかに記載のイメージセンサにおいて、前記接続層は、平面視において、前記複数の画素電極の一部と重なっていてもよい。
[項目6]
項目5に記載のイメージセンサにおいて、前記接続層は遮光性を有していてもよい。
[項目7]
項目1から6のいずれかに記載のイメージセンサは、前記接続層および前記絶縁層を覆う保護膜をさらに備えていてもよい。
[項目8]
項目1から7のいずれかに記載のイメージセンサにおいて、
平面視において、前記透明電極は多角形形状を有しており、
前記透明電極の前記少なくとも1つの側面は、複数の側面を備え、
前記接続層は、前記透明電極の前記複数の側面と接触していてもよい。
[項目9]
本開示の項目9に係るイメージセンサは、
複数の画素電極と、
制御電極と、
前記複数の画素電極上に配置された光電変換膜と、
前記光電変換膜上に配置された透明電極と、
前記透明電極の上面の少なくとも一部上に配置された絶縁層と、
前記制御電極と前記透明電極とを電気的に接続する接続層と、
を備える。
前記接続層は前記透明電極の少なくとも1つの側面と接触しており、
前記絶縁膜には、前記透明電極の前記上面と前記接続層とを接続する孔は配置されていない。
[項目10]
本開示の項目10に係るイメージセンサの製造方法は、複数の画素電極および制御電極を有する回路部を用意する工程(A)と、
前記複数の画素電極上に光電変換膜を形成する工程(B)と、
前記光電変換膜の上面に導電性半導体で構成される透明電極を形成する工程(C)と、
前記透明電極上に絶縁層を形成する工程(D)と、
前記光電変換膜の一部、前記透明電極の一部および前記絶縁層の一部をそれぞれ除去することによってパタニングする工程(E)と、
前記工程(E)により露出した前記透明電極の側面と、前記制御電極とを電気的に接続する接続層を形成する工程(F)と、
を含む。
[項目11]
項目10に記載のイメージセンサの製造方法において、
前記工程(F)において、前記接続層をさらに前記光電変換膜と接合させてもよい。
[項目12]
項目10に記載のイメージセンサの製造方法において、
前記工程(E)において、
前記透明電極の一部および前記絶縁層の一部を塩素およびフッ素の少なくとも一方を含むガスを用いてドライエッチングによって除去し、
前記光電変換膜の一部を、酸素を含むガスを用いてドライエッチングによって除去してもよい。
[項目13]
項目10から12のいずれかに記載のイメージセンサの製造方法において、
前記工程(E)において、前記透明電極の前記上面の外周部が露出するように、前記絶縁層をパタニングし、
前記工程(F)において、前記接続層を前記透明電極の前記外周部とさらに接合させてもよい。
[項目14]
項目10から12のいずれかに記載のイメージセンサの製造方法において、
前記工程(F)において、前記接続層は、前記絶縁層の少なくも一部上にも形成してもよい。
以下、図面を参照しながら、本開示のイメージセンサの実施形態を説明する。
(イメージセンサを含む撮像装置の概要)
まず、本開示のイメージセンサが用いられる撮像装置を概括的に説明する。図1は撮像装置500の回路構成を模式的に示している。撮像装置500は、複数の単位画素セル14を含むイメージセンサ101と周辺回路とを備えている。
複数の単位画素セル14は、半導体基板に2次元、すなわち行方向および列方向に配列されて、画素領域を形成している。イメージセンサ101はラインセンサであってもよい。その場合、複数の単位画素セル14は、1次元に配列されていてもよい。本願明細書では、行方向および列方向とは、行および列がそれぞれ伸びる方向をいう。つまり、垂直方向が列方向であり、水平方向が行方向である。
各単位画素セル14は、光検出部10と、増幅トランジスタ11と、リセットトランジスタ12と、行選択トランジスタであるアドレストランジスタ13とを含む。光検出部10は画素電極50および透明電極52を含む。イメージセンサ101は、透明電極52に所定の電圧を印加するための電圧制御要素を備える。電圧制御要素は、例えば、電圧制御回路、定電圧源などの電圧発生回路、接地線等の電圧基準線などである。電圧制御要素が印加する電圧を制御電圧と呼ぶ。本実施形態では電圧制御要素として電圧制御回路60を備えている。電圧制御回路60は、一定の制御電圧を発生させてもよいし、値の異なる複数の制御電圧を発生させてもよい。例えば、2以上の異なる値の制御電圧を発生させてもよいし、所定の範囲で連続的に変化する制御電圧を発生させてもよい。電圧制御回路60は、撮像装置500を操作する操作者の指令、撮像装置500が備える他の制御部等の指令に基づき、発生させる制御電圧の値を決定し、決定した値の制御電圧を生成する。電圧制御回路60は、周辺回路の一部として、感光領域外に設けられる。つまり、電圧制御回路60はイメージセンサ101に備えられていてよい。
例えば、電圧制御回路60は2以上の異なる制御電圧を発生し、透明電極52に制御電圧を印加することによって、光電変換膜51の分光感度特性が変化する。また、この分光感度特性の変化には、検出すべき光に対して光電変換膜51の感度がゼロとなる分光感度特性が含まれる。これにより、例えば、撮像装置500において、単位画素セル14が行ごとに検出信号の読み出しを行う間、透明電極52に光電変換膜51の感度がゼロとなる制御電圧を電圧制御回路60から印加することによって、検出信号の読み出し時に入射する光の影響をほぼゼロにすることができる。よって、実質的に行ごとに検出信号を読み出しても、グローバルシャッタ―動作を実現することができる。
本実施形態では、図1に示すように、行方向に配列された単位画素セル14の透明電極52に、対向電極信号線16を介して制御電圧を印加することによって、画素電極50と透明電極52との間の電圧を変化させ、光検出部10における分光感度特性を切り替える。あるいは、撮像中に所定のタイミングで光に対する感度がゼロとなる分光感度特性が得られるように制御電圧を印加することによって電子シャッター動作を実現する。しかし、画素電極50に制御電圧を印加してもよい。光を光検出部10に照射し、画素電極50に正孔を信号電荷として蓄積するためには、透明電極52に対して画素電極は相対的に低い電位に設定される。このとき、電子移動方向は逆であるため、画素電極50から透明電極52に向かって電流が流れる。また、光を光検出部10に照射し、画素電極50に正孔を信号電荷として蓄積するためには、透明電極52に対して画素電極は相対的に低い電位に設定される。このとき、透明電極52から画素電極50に向かって電流が流れる。
画素電極50は、増幅トランジスタ11のゲート電極に接続され、画素電極50によって集められた信号電荷は、画素電極50と増幅トランジスタ11のゲート電極との間に位置する電荷蓄積ノード24に蓄積される。本実施形態では信号電荷は、正孔であるが、信号電荷は電子であってもよい。
電荷蓄積ノード24に蓄積された信号電荷は、信号電荷の量に応じた電圧として増幅トランジスタ11のゲート電極に印加される。増幅トランジスタ11は信号検出回路を構成しており、ゲート電極に印加された電圧を増幅する。アドレストランジスタ13は、信号電圧として、増幅された電圧を選択的に読み出す。リセットトランジスタ12は、そのソース/ドレイン電極が、画素電極50に接続されており、電荷蓄積ノード24に蓄積された信号電荷をリセットする。換言すると、リセットトランジスタ12は、増幅トランジスタ11のゲート電極および画素電極50の電位をリセットする。
複数の単位画素セル14において上述した動作を選択的に行うため、撮像装置500は、電源配線21と、垂直信号線17と、アドレス信号線26とリセット信号線27を含み、これらの線が単位画素セル14にそれぞれ接続されている。具体的には、電源配線21は、増幅トランジスタ11のソース/ドレイン電極に接続され、垂直信号線17は、アドレストランジスタ13のソース/ドレイン電極に接続される。アドレス信号線26はアドレストランジスタ13のゲート電極に接続される。またリセット信号線27は、リセットトランジスタ12のゲート電極に接続される。
周辺回路は、垂直走査回路15と、水平信号読出し回路20と、複数のカラム信号処理回路19と、複数の負荷回路18と、複数の差動増幅器22とを含む。垂直走査回路15は行走査回路とも称される。水平信号読出し回路20は列走査回路とも称される。カラム信号処理回路19は行信号蓄積回路とも称される。差動増幅器22はフィードバックアンプとも称される。
垂直走査回路15は、アドレス信号線26およびリセット信号線27に接続されており、各行に配置された複数の単位画素セル14を行単位で選択し、信号電圧の読出しおよび画素電極50の電位のリセットを行う。ソースフォロア電源である電源配線21は、各単位画素セル14に所定の電源電圧を供給する。水平信号読出し回路20は、複数のカラム信号処理回路19に電気的に接続されている。カラム信号処理回路19は、各列に対応した垂直信号線17を介して、各列に配置された単位画素セル14に電気的に接続されている。負荷回路18は、各垂直信号線17に電気的に接続されている。負荷回路18と増幅トランジスタ11とは、ソースフォロア回路を形成する。
複数の差動増幅器22は、各列に対応して設けられている。差動増幅器22の負側の入力端子は、対応した垂直信号線17に接続されている。また、差動増幅器22の出力端子は、各列に対応したフィードバック線23を介して単位画素セル14に接続されている。
垂直走査回路15は、アドレス信号線26によって、アドレストランジスタ13のオンおよびオフを制御する行選択信号をアドレストランジスタ13のゲート電極に印加する。これにより、読出し対象の行が走査され、選択される。選択された行の単位画素セル14から垂直信号線17に信号電圧が読み出される。また、垂直走査回路15は、リセット信号線27を介して、リセットトランジスタ12のオンおよびオフを制御するリセット信号をリセットトランジスタ12のゲート電極に印加する。これにより、リセット動作の対象となる単位画素セル14の行が選択される。垂直信号線17は、垂直走査回路15によって選択された単位画素セル14から読み出された信号電圧をカラム信号処理回路19へ伝達する。
カラム信号処理回路19は、相関二重サンプリングに代表される雑音抑圧信号処理およびアナログ-デジタル変換(AD変換)などを行う。
水平信号読出し回路20は、複数のカラム信号処理回路19から水平共通信号線(不図示)に信号を順次読み出す。
差動増幅器22は、フィードバック線23を介してリセットトランジスタ12のドレイン電極に接続されている。従って、差動増幅器22は、アドレストランジスタ13とリセットトランジスタ12とが導通状態にあるときに、アドレストランジスタ13の出力値を負端子に受ける。増幅トランジスタ11のゲート電位が所定のフィードバック電圧となるように、差動増幅器22はフィードバック動作を行う。このとき、差動増幅器22の出力電圧値は、0Vまたは0V近傍の正電圧である。フィードバック電圧とは、差動増幅器22の出力電圧を意味する。
図2は、撮像装置500中の単位画素セル14のデバイス構造の断面を模式的に示している。単位画素セル14は、半導体基板31と、電荷検出回路25と、光検出部10とを含む。半導体基板31は、例えば、p型シリコン基板である。電荷検出回路25は、画素電極50によって捕捉された信号電荷を検出し、信号電圧を出力する。電荷検出回路25は、増幅トランジスタ11と、リセットトランジスタ12と、アドレストランジスタ13とを含み、半導体基板31に形成されている。
増幅トランジスタ11は、半導体基板31内に形成され、それぞれドレイン電極およびソース電極として機能するn型不純物領域41Cおよび41Dと、半導体基板31上に位置するゲート絶縁層38Bとゲート絶縁層38B上に位置するゲート電極39Bとを含む。
リセットトランジスタ12は、半導体基板31内に形成され、それぞれドレイン電極およびソース電極として機能するn型不純物領域41Bおよび41Aと、半導体基板31上に位置するゲート絶縁層38Aとゲート絶縁層38A上に位置するゲート電極39Aとを含む。
アドレストランジスタ13は、半導体基板31内に形成され、それぞれドレイン電極およびソース電極として機能するn型不純物領域41Dおよび41Eと、半導体基板31上に位置するゲート絶縁層38Cとゲート絶縁層38C上に位置するゲート電極39Cとを含む。n型不純物領域41Dは、増幅トランジスタ11とアドレストランジスタ13と共用されており、これにより、増幅トランジスタ11とアドレストランジスタ13とが直列に接続される。
半導体基板31において、隣接する単位画素セル14との間および増幅トランジスタ11とリセットトランジスタ12との間には素子分離領域42が設けられている。素子分離領域42によって隣接する単位画素セル14間の電気的な分離が行われる。また、電荷蓄積ノードで蓄積される信号電荷のリークが抑制される。
半導体基板31の表面には層間絶縁層43A、43Bおよび43Cが積層されている。層間絶縁層43A中には、リセットトランジスタ12のn型不純物領域41Bと接続されたコンタクトプラグ45A、増幅トランジスタ11のゲート電極39Bと接続されたコンタクトプラグ45B、およびコンタクトプラグ45Aとコンタクトプラグ45Bとを接続する配線46Aが埋設されている。これにより、リセットトランジスタ12のn型不純物領域41B(ドレイン電極)が増幅トランジスタ11のゲート電極39Bと電気的に接続されている。また、配線46Aは、コンタクトプラグ47A、配線46B、コンタクトプラグ47B、配線46C、及びコンタクトプラグ47Cを介して、画素電極50と、電気的に接続されている。
光検出部10は、層間絶縁層43C上に設けられている。光検出部10は、透明電極52と、光電変換膜51と、透明電極52より半導体基板31側に位置する画素電極50とを含む。光電変換膜51は透明電極52と画素電極50によって挟まれている。また、光検出部10は、透明電極52の上面の少なくとも一部に形成された絶縁層119を備える。光検出部10はさらに保護膜120を備えていてもよい。光電変換膜51の構造は以下において詳細に説明する。画素電極50は、層間絶縁層43C上に設けられている。
透明電極52は、検出すべき光に対して透明であり導電性を有する半導体から構成される。例えば、透明電極52は、酸化インジウム錫(ITO)、アルミニウム添加酸化亜鉛(AZO)、ガリウム添加酸化亜鉛(GZO)などによって構成される。他の透明導電性半導体を用いてもよい。画素電極50は、アルミニウム、銅等の金属、不純物がドープされ導電性が付与されたポリシリコン等によって形成される。
図2に示すように、単位画素セル14は、光検出部10の透明電極52上にカラーフィルター53を有している。カラーフィルター53上にマイクロレンズ54を更に有していてもよい。
本実施形態では、各単位画素セル14の光電変換膜51および透明電極52はそれぞれ隣接する単位画素セル14の光電変換膜51および透明電極52と接続されており、一体的な光電変換膜51および透明電極52を構成している。ただし、光電変換膜51は単位画素セル14ごとに分離していてもよい。また、透明電極52も2次元に配置された単位画素セル14の行または列ごとに一体的に接続されていてもよい。これに対し、各単位画素セル14の画素電極50は隣接する単位画素セル14の画素電極50とは接続されておらず、独立している。
なお、イメージセンサ101は、光電変換による電荷を検出せず、光電変換膜の容量変化を検出してもよい。このようなタイプのイメージセンサおよび撮像装置は、例えば、国際公開WO2017/081847号に開示されている。つまり、光電変換膜51は、入射する光の強度に応じた正孔電子対を生成してもよいし、入射する光の強度に応じて容量が変化してもよい。生成した電荷あるいは容量の変化を検出することによって光電変換膜51に入射した光を検出することが可能である。
(イメージセンサの構造)
図3Aはイメージセンサ101の模式的な断面図であり、図3Bは、保護膜120を取り除いたイメージセンサ101の模式的な上面図である。これ以降の図では、図2に示した半導体基板31および層間絶縁層43A、43B、43Cをまとめて基板100として示している。
イメージセンサ101は、上述した複数の画素電極50、光電変換膜51および透明電極52を備える。また、イメージセンサ101は、制御電極112と、接続部115とをさらに備える。複数の画素電極50および制御電極112は基板100に形成される回路部を構成している。また、接続部115は対向電極信号線16の一部を構成する。
複数の画素電極50は、基板100の上面100aから複数の画素電極50の各々の上面が露出するように、1次元または2次元に配列されて基板100に埋設されている。複数の画素電極50を覆うように基板100の上面100aに光電変換膜51が配置され、さらに光電変換膜51の上に透明電極52が配置されている。透明電極52は、光電変換膜51の少なくとも画素電極50が設けられた領域上を覆うように、光電変換膜51の上面51aを覆っている。本実施形態では、透明電極52は、光電変換膜51の上面51a全体を覆って形成されている。
絶縁層119は、透明電極52の上面52aの少なくとも一部上を覆って形成されている。絶縁層119は、透明電極52の少なくとも画素電極50が設けられた領域上を覆うように、上面52aを覆っていてもよい。
接続部115は、制御電極112と透明電極52とに接合され、これらを電気的に接続する。具体的には、接続部115は、基板100に露出した制御電極112および透明電極52の側面52sと接合している。接続部115は、さらに、光電変換膜51の側面51sも覆っている。また、接続部115は、絶縁層119の上面119aの、画素電極50が設けられた領域の上方以外の一部を覆っている。接続部115と制御電極112との接合面積は、接続部115と透明電極52との接合面積よりも大きくてもよいし、小さくてもよい、また、同じであってもよい。
本実施形態では、平面視において、光電変換膜51、絶縁層119および透明電極52は矩形形状を有しており、透明電極52の4つの辺52c、52d、52e、52fのうち辺52e、52fに近接して制御電極112が配置されている。このため、イメージセンサ101は、2つの接続部115を備え、透明電極52の辺52e、52fにそれぞれ近接した位置において、2つの接続部115のそれぞれが、制御電極112と透明電極52の側面52sとに接合し、制御電極112と透明電極52とを電気的に接続している。本実施形態では、透明電極52の4つの辺52c、52d、52e、52fのそれぞれにおいて、絶縁層119の側面119sは、透明電極52の側面52sと同一面に位置している。
保護膜120は、接続部115および絶縁層119を覆って基板100の上面100a上に設けられている。
光電変換膜51は、例えば、有機半導体によって構成されている。光電変換膜51は、1または複数の有機半導体層を含んでいてもよい。例えば、光電変換膜51は、正孔-電子対を生成する光電変換層に加えて、電子または正孔を輸送するキャリア輸送層、キャリアをブロックするブロッキング層などを含んでいてもよい。これらの有機半導体層には公知の材料の有機p型半導体および有機n型半導体を用いることができる。
透明電極52は上述した材料によって形成されている。制御電極112は、金属または金属の化合物で構成され、遮光性を有する。例えば、制御電極112は、チタン、窒化チタン、アルミニウム、シリコンおよび銅添加アルミニウム、銅、タングステン等、またはこれらの合金等で形成されている。制御電極112は、上述した材料の単層によって構成されていてもよいし、複数の層を含む積層構造を備えていてもよい。
接続部115は金属または金属の化合物で構成される。例えば、接続部115は、チタン、窒化チタン、アルミニウム、シリコン、銅添加アルミニウム(AlSiCu)、銅、タングステン、金、銀、ニッケル、コバルト等、または、これらの合金等で形成されている。また、制御電極112と同様、単層であっても積層であってもよい。
絶縁層119および保護膜120は絶縁性を有する材料によって構成される。例えば、絶縁層119は、酸化ケイ素、窒化ケイ素、酸窒化ケイ素、有機または無機高分子材料等によって形成される。絶縁層119および保護膜120はイメージセンサ101が検出すべき波長の光に対して透明であってもよい。
(イメージセンサの製造方法)
イメージセンサ101は、例えば、以下の方法によって製造することができる。
(A)回路部を用意する工程
まず、図4Aに示すように、回路部を用意する。具体的には、前述したように、複数の画素電極50および制御電極112が上面100aに露出した基板100を用意する。回路部は、より詳細には、各画素電極50において図2に示す構造を備えており、公知の半導体装置の製造方法を用いて作製することができる。
(B)光電変換膜を形成する工程
図4Bに示すように、基板100の上面100aに、少なくとも画素電極50を覆うように光電変換膜51を形成する。光電変換膜51は、スピンコート法、インクジェット法、ダイコート法、スプレーコート法、真空蒸着法、スクリーン印刷法などによって形成することができる。
(C)透明電極を形成する工程
図4Bに示すように、透明電極52を光電変換膜51上に形成する。透明電極52は、光電変換膜51の、少なくとも画素電極50が設けられた領域上に形成する。透明電極52は、スパッタ法によって形成してもよい。
(D)絶縁層を形成する工程
図4Bに示すように、絶縁層119を透明電極52上に形成する。絶縁層119は、透明電極52の、少なくとも画素電極50が設けられた領域上に形成する。絶縁層119は、原子層堆積(ALD)法、化学気相堆積(CVD)法、スパッタリング法などによって形成することができる。
(E)パタニングする工程
光電変換膜51の一部、透明電極52の一部および絶縁層119の一部をそれぞれ除去することによって、光電変換膜51、透明電極52および絶縁層119のパタニングを行う。図4Cに示すように、絶縁層119上に感光性であるレジスト400を形成する。例えば、スピンコート法によってレジスト400を形成する。次に、フォトマスクを用いてレジスト400を露光し、現像を行うことによって、図4Dに示すように、所定のパターンを有する、レジスト400のマスクを形成する。
次に、レジスト400のマスクを用いて、光電変換膜51、透明電極52および絶縁層119のエッチングを行う。ドライエッチングにより、光電変換膜51、透明電極52および絶縁層119のパタニングを行ってもよい。
絶縁層119および透明電極52は、フッ素、塩素、臭素およびヨウ素などのハロゲンを含むガスを用いてもよく、フッ素および塩素の少なくとも一方の元素を含むガスを用いてもよい。また、ドライエッチングは、プラズマ放電によって、ガスをプラズマ化し、プラズマ化したガスの化学種が絶縁層119および透明電極52と反応する反応性エッチング(RIE)を用いてもよい。一般に、絶縁層119および透明電極52は、窒素またはケイ素を含む材料によって構成されるため、これらのガスおよびエッチング方法を用いることによって効率的に、絶縁層119および透明電極52をエッチングすることができる。
一方、光電変換膜51は、酸素を含むガスによってドライエッチングを行ってもよい。より具体的には、酸素を含むガスをチャンバーに充填し、酸化反応による化学エッチングによって、光電変換膜51を酸化させてもよい。光電変換膜51は、炭素を多く含むため、酸素ガスとの酸化反応によって、酸化炭素として除去可能である。
このように、絶縁層119および透明電極52と光電変換膜51を異なるガス種を用いてエッチングすることによって、ドライエッチング時のプラズマ等によるダメージを抑制しつつ、サイドエッチングを調整することが可能となる。また、光電変換膜51の上面51aは絶縁層119で覆われているため、イメージセンサ101の製造工程中、外部に露出するのは、側面51sのみである。よって、エッチング中および他の製造工程中において、光電変換膜51が酸素、オゾン、水分などと接触し、劣化するのを抑制することができる。
パタニングする工程によって、図4Eに示すように、光電変換膜51の一部、透明電極52の一部および絶縁層119の一部がそれぞれ除去され、所望のパターンを有し、側面51s、側面52sおよび側面119sが露出した光電変換膜51、透明電極52および絶縁層119を形成することができる。サイドエッチングの量が小さい場合、絶縁層119の側面119sは、透明電極52の側面52sとほぼ同一面に位置している。
(F)接続層を形成する工程
透明電極52の側面52sと、制御電極112とを電気的に接続する接続部115を形成する。図4Fに示すように、絶縁層119の上面119a、絶縁層119の側面119s、透明電極52の側面52s、光電変換膜51の側面51sを覆って基板100の上面100aの全体に金属または金属の化合物の層115Bを形成する。層115Bは、スパッタ法、真空蒸着法などを用いて形成することができる。その後、少なくとも画素電極50が設けられた領域を露出するレジスト(不図示)を形成し、レジストをマスクとして、層115Bをエッチングすることによって、図4Gに示すように、基板100の上面100aにおいて制御電極112と接合され、透明電極52の側面52sと接合された接続部115が形成される。
(G)保護膜を形成する工程
イメージセンサ101が保護膜120を備えている場合には、図4Hに示すように、接続部115および絶縁層119を覆って、基板100の上面100a上に保護膜を形成する。これによりイメージセンサ101が作製される。
(イメージセンサの特徴)
イメージセンサ101によれば、制御電極112から光電変換膜51までの電圧印加経路のうち、透光性を必要としない部分を透明電極52に代えて、透明電極52よりも導電性の高い接続部115で配線している。このため、制御電極112の電圧を、透明電極52を介して低抵抗で、光電変換膜51に印加することが可能であり、光電変換膜51における電圧変動が抑制される。よって、より安定した撮像が可能なイメージセンサが実現する。また、より少ない電力消費が求められるモバイル機器の撮像装置に用いられ、高速の電子シャッター、あるいはより高速に分光感度特性の切り替えが可能な撮像装置が実現し得る。
また、上記製造工程を用いることによって、光電変換膜51が絶縁層に覆われ、イメージセンサの製造工程中における光電変換膜51へのダメージを抑制することができる。透明電極52と接続部115とのコンタクトは、透明電極52の側面52sで行うため、透明電極52のパタニングによって、接続部115と接続する側面52sが形成され、特許文献1、2に開示されたイメージセンサのように、別途コンタクトをとるための開口を絶縁層119に形成する必要がない。このため、イメージセンサ101の製造工程における、マスク数の削減および製造工程数を削減することが可能となり、イメージセンサ101の製造コストを低減し、製造時間を短縮することが可能となる。よって、本実施形態によれば、高性能のイメージセンサ101を低コストで製造することが可能となる。
(他の形態)
本実施形態のイメージセンサ101には種々の改変が可能である。
接続部115の配置および形状には種々の改変が可能である。図5に示すように、接続部115のうち、絶縁層119の上面119aを覆う部分115Aは、平面視において、複数の画素電極50のうち、少なくとも一部と重なっていてもよい。接続部115の部分115Aと重なる画素電極50の単位画素セル14には、接続部115が遮光膜として機能し、常時光が入射しない。このため、この単位画素セル14は、暗時状態での参照信号であるオプティカルブラックを得るために使用できる。
図6に示すように、接続部115は、透明電極52の矩形形状の3辺に配置されていてもよい。この場合、接続部115は、辺52c、52d、52fの3つの側面52sと接合される。この形態では、制御電極112は基板100の上面100aに、1つ配置されている。この形態によれば、制御電極112は一か所にしか配置されないが、低抵抗の接続部115が透明電極52の3辺に接続され、接続部115と透明電極52との接合面積が大きくなり、より低抵抗で接続部115と透明電極52とを電気的に接続することができる。このため、透明電極52に電圧が印加される際の遅延が抑制され、電圧変化の等時性が高まる。
図7、図8に示すように、接続部115は、透明電極52の矩形形状の4辺に配置されていてもよい。この場合、接続部115は、辺52c、52d、52e、52fの4つの側面52sと接合される。この場合、図7に示すように、接続部115に間隙300を設けてもよいし、図8に示すように、間隙300を設けなくてもよい。図7に示すように間隙300を設ける場合、間隙300は、例えば、接続部115を、シャドーマスクを用いて形成する際の、光照射領域の開口部のマスクを保持するために利用できる。また、図8に示すように、接続部115が矩形形状の4辺の側面52sを連続して接続している場合には、透明電極52に電圧が印加される際の遅延がより抑制され、電圧変化の等時性が高まる。また、接続部115が透明電極52および光電変換膜51の側面すべてを被覆するため、光電変換膜51の基板からの剥れ防止機能、及び光電変換膜51の側面が大気等にさらされることを防止する機能を兼ねる。
図9Aおよび図9Bに示すように、透明電極52の上面52aの一部は、絶縁層119に覆われていなくてもよい。具体的には、上面52aのうち、外周部52apは、絶縁層119に覆われておらず絶縁層119から露出していてもよい。このような構造は、例えば、図10に示すように、パタニングする工程(E)において、レジスト400を用いて、絶縁層119、透明電極52および光電変換膜51をエッチングによって形成する際、厚さ方向と垂直な方向にも絶縁層119をエッチングすることによって形成することができる。パタニングする工程(E)中、絶縁層119が最も長くエッチングされる環境に曝されるため、絶縁層119が厚さ方向と垂直な方向に最もエッチングされ、側面119sが後退することによって、透明電極52の外周部52apが露出する。この場合、透明電極52の4つの辺52c、52d、52e、52fのそれぞれにおいて、絶縁層119の側面119sは、透明電極52の側面52sよりも透明電極52の中心に近い側に位置している。図9Bに示す断面図において、絶縁層119の端部は、透明電極52の端部よりも透明電極52の内側に位置している。
透明電極52の上面52aのうち絶縁層119に覆われていない外周部52apは、接続部115に覆われ、接合されていてもよい。この場合、接続部は、保護膜120をさらに覆っていてもよいし、透明電極52の外周部52apを覆っているが、保護膜120は覆っていなくてもよい。外周部52apが接続部115と接合されていることによって、透明電極52と接続部115との接触面積をより大きくすることができ、透明電極52と接続部115とをより低抵抗で電気的に接続することができる。
本開示のイメージセンサは、種々の用途の撮像装置に使用され得る。
10 光検出部
11 増幅トランジスタ
12 リセットトランジスタ
13 アドレストランジスタ
14 単位画素セル
15 垂直走査回路
16 対向電極信号線
17 垂直信号線
18 負荷回路
19 カラム信号処理回路
20 水平信号読出し回路
21 電源配線
22 差動増幅器
23 フィードバック線
24 電荷蓄積ノード
25 電荷検出回路
26 アドレス信号線
27 リセット信号線
30 電圧制御回路
31 半導体基板
38A、38B、38C ゲート絶縁層
39A、39B、39C ゲート電極
41B、41C、41D n型不純物領域
42 素子分離領域
43A、43B、43C 層間絶縁層
45A、45B、47A、47B、47C コンタクトプラグ
46A、46B、46C 配線
50 画素電極
51 光電変換膜
51a 上面
51s 側面
52 透明電極
52a 上面
52ap 外周部
52c、52d、52e、52f 辺
52s 側面
53 カラーフィルター
60 電圧制御回路
100 基板
100a 上面
101 イメージセンサ
112 制御電極
115 接続部
115A 部分
115B 層
119 絶縁層
119a 上面
119s 側面
120 保護膜
300 間隙
400 レジスト
500 撮像装置

Claims (16)

  1. 複数の画素電極と、
    制御電極と、
    前記複数の画素電極上に配置された光電変換膜と、
    前記光電変換膜上に配置された透明電極と、
    前記透明電極の上面の少なくとも一部上に配置された絶縁層と、
    前記制御電極と前記透明電極とを電気的に接続し、金属または金属の化合物を含み、遮光性を有する接続層と、
    を備え、
    前記接続層は前記透明電極の側面と接触しており、かつ、前記絶縁層の上面の一部を覆っており、
    前記絶縁層の側面、前記透明電極の側面および前記光電変換膜の側面は連続的につながっており、
    前記絶縁層には、前記接続層に覆われたすべての領域において、前記透明電極の前記上面と前記接続層とを接続する孔は配置されていない、
    イメージセンサ。
  2. 記透明電極の側面はテーパー形状になっている、
    請求項1に記載の イメージセンサ。
  3. 前記接続層は前記光電変換膜の側面とさらに接触している、
    請求項1または2に記載のイメージセンサ。
  4. 前記接続層は、前記絶縁層の上面の一部を覆っている、
    請求項2に記載のイメージセンサ。
  5. 前記接続層は、前記透明電極の上面と接触しない、
    請求項1に記載のイメージセンサ。
  6. 前記接続層は、平面視において、前記複数の画素電極の一部と重なっている、
    請求項1から5のいずれかに記載のイメージセンサ。
  7. 前記接続層は、平面視において、前記複数の画素電極の他の一部と重ならない、
    請求項に記載のイメージセンサ。
  8. 前記接続層および前記絶縁層を覆う保護膜をさらに備える、
    請求項1から7いずれかに記載のイメージセンサ。
  9. 平面視において、前記透明電極は多角形形状を有しており、
    前記透明電極は、複数の側面を備え、
    前記接続層は、前記透明電極の前記複数の側面と接触している、
    請求項1から8のいずれかに記載のイメージセンサ。
  10. 前記接続層は、前記絶縁層の上面の他の一部を覆わない、
    請求項1から9のいずれかに記載のイメージセンサ。
  11. 複数の画素電極および制御電極を用意する工程(A)と、
    前記複数の画素電極上に光電変換膜を形成する工程(B)と、
    前記光電変換膜の上面に透明電極を形成する工程(C)と、
    前記透明電極上に絶縁層を形成する工程(D)と、
    前記絶縁層の側面、前記透明電極の側面および前記光電変換膜の側面が連続的につながっているように、前記光電変換膜、前記透明電極および前記絶縁層をパタニングする工程(E)と、
    前記工程(E)により露出した前記透明電極の側面と、前記制御電極とを電気的に接続し、金属または金属の化合物を含み、遮光性を有する接続層であって、前記絶縁層の上面の一部を覆う接続層を形成する工程(F)と、
    を備え、
    前記絶縁層には、前記接続層に覆われたすべての領域において、前記透明電極の面と前記接続層とを接続する孔は配置されていない、イメージセンサの製造方法。
  12. 前記透明電極の側面はテーパー形状になっている、請求項11に記載のイメージセンサの製造方法。
  13. 前記工程(F)において、前記接続層をさらに前記光電変換膜と接触させる、
    請求項11または12に記載のイメージセンサの製造方法。
  14. 前記工程(F)において、前記接続層は、前記絶縁層の上面の一部上にも形成する、請求項11に記載のイメージセンサの製造方法。
  15. 前記接続層は、平面視において、前記複数の画素電極の他の一部と重ならない、
    請求項11から14のいずれかに記載のイメージセンサの製造方法。
  16. 前記接続層は、前記絶縁層の上面の他の一部を覆わない、請求項11から15のいずれかに記載のイメージセンサの製造方法。
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