JP2669919B2 - 光電変換素子の製造方法 - Google Patents
光電変換素子の製造方法Info
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- JP2669919B2 JP2669919B2 JP2055538A JP5553890A JP2669919B2 JP 2669919 B2 JP2669919 B2 JP 2669919B2 JP 2055538 A JP2055538 A JP 2055538A JP 5553890 A JP5553890 A JP 5553890A JP 2669919 B2 JP2669919 B2 JP 2669919B2
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E10/00—Energy generation through renewable energy sources
- Y02E10/50—Photovoltaic [PV] energy
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Description
【発明の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 本発明は、光電変換素子の製造方法に関し、特に透明
電極膜上への集電極膜の形成方法に係る。
電極膜上への集電極膜の形成方法に係る。
(ロ)従来の技術 光センサ等の光電変換素子は、半導体光活性層を挟む
ように2つの電極膜が形成された構成であるが、光入射
側の電極膜としては、半導体光活性層中への光照射を許
容すべく、ITO、SnO2等の透光性導電酸化物(TCO)から
なる透明電極膜が用いられる。
ように2つの電極膜が形成された構成であるが、光入射
側の電極膜としては、半導体光活性層中への光照射を許
容すべく、ITO、SnO2等の透光性導電酸化物(TCO)から
なる透明電極膜が用いられる。
然るに、透明電極膜は、その抵抗値が通常の金属電極
膜と比べて非常に高いことが問題である。そこで、透明
電極膜上に金属からなる集電極膜を設けることにより、
透明電極膜での抵抗損失を最低限に抑制する構成が採用
されている。
膜と比べて非常に高いことが問題である。そこで、透明
電極膜上に金属からなる集電極膜を設けることにより、
透明電極膜での抵抗損失を最低限に抑制する構成が採用
されている。
第7図は斯る構成の光電変換素子を示す平面図であ
り、ガラス、耐熱性プラスチック等の透光性基板11の略
全面に、透明電極膜12を形成し、その透明電極膜12の周
縁部より内方に、小面積の半導体光活性層13及び金属電
極膜14を積層すると共に、透明電極膜12の周縁部の略全
周に金属からなる集電極膜15を形成している。この構成
により、透明電極膜12を流れる電流を効率良く収集する
ことができる。
り、ガラス、耐熱性プラスチック等の透光性基板11の略
全面に、透明電極膜12を形成し、その透明電極膜12の周
縁部より内方に、小面積の半導体光活性層13及び金属電
極膜14を積層すると共に、透明電極膜12の周縁部の略全
周に金属からなる集電極膜15を形成している。この構成
により、透明電極膜12を流れる電流を効率良く収集する
ことができる。
第9図は透明電極膜12の周縁部の全周に占める集電極
膜15の割合と、光電変換素子の曲線因子(F.F.)及び短
絡電流(Jsc)との関係を示しており、同図に見られる
ように、上記割合が大きい程曲線因子及び短絡電流は向
上する。
膜15の割合と、光電変換素子の曲線因子(F.F.)及び短
絡電流(Jsc)との関係を示しており、同図に見られる
ように、上記割合が大きい程曲線因子及び短絡電流は向
上する。
(ハ)発明が解決しようとする課題 しかし、集電極膜15を形成するにあたっては、メタル
マスクを用いたパターン形成が作業性に富み、容易に形
成できる方法ではあるものの、第7図に示すような細長
い集電極膜15を、マスクを用いて形成することは、マス
クの強度上の問題から形成することができず、第8図の
如く、部分的に途切れた状態の集電極膜15aしか形成す
ることができない。
マスクを用いたパターン形成が作業性に富み、容易に形
成できる方法ではあるものの、第7図に示すような細長
い集電極膜15を、マスクを用いて形成することは、マス
クの強度上の問題から形成することができず、第8図の
如く、部分的に途切れた状態の集電極膜15aしか形成す
ることができない。
従って、第9図から分かるように、集電極膜15を透明
電極膜12の略全周に形成すれば、特性が向上することが
分かっているものの、マスクを用いた方法では、第7図
のような細長い形状の集電極膜15を形成することはでき
なかった。
電極膜12の略全周に形成すれば、特性が向上することが
分かっているものの、マスクを用いた方法では、第7図
のような細長い形状の集電極膜15を形成することはでき
なかった。
そこで、本発明の目的は、透明電極膜の周縁部の略全
周にわたって延在する集電極膜を容易に形成することに
ある。
周にわたって延在する集電極膜を容易に形成することに
ある。
(ニ)課題を解決するための手段 本発明は、透明電極膜の周縁部より内方に、小面積の
半導体光活性層及び金属電極膜を積層すると共に、透明
電極膜の周縁部の略全周に集電極膜を形成した光電変換
素子の製造方法であって、 透明電極膜及び半導体光活性層を略同じ面積で順次積
層形成する工程と、 上記半導体光活性層の周縁部より内方に位置する小面
積の金属電極膜と、半導体光活性層の周縁部に離散する
複数の島状電極膜とを一つのマスクを用いて分割形成す
る工程と、 上記金属電極膜及び島状電極膜にて覆われていない半
導体光活性層を除去して、上記透明電極膜の周縁部を露
出させる工程と、 上記金属電極膜を取り囲むように上記複数の島状電極
膜を連結する接続電極膜を、上記透明電極膜の周縁部上
にマスクを用いて分割形成することによって、島状電極
膜及び接続電極膜からなる集電極膜を形成する工程とを
備えたことを特徴とする。
半導体光活性層及び金属電極膜を積層すると共に、透明
電極膜の周縁部の略全周に集電極膜を形成した光電変換
素子の製造方法であって、 透明電極膜及び半導体光活性層を略同じ面積で順次積
層形成する工程と、 上記半導体光活性層の周縁部より内方に位置する小面
積の金属電極膜と、半導体光活性層の周縁部に離散する
複数の島状電極膜とを一つのマスクを用いて分割形成す
る工程と、 上記金属電極膜及び島状電極膜にて覆われていない半
導体光活性層を除去して、上記透明電極膜の周縁部を露
出させる工程と、 上記金属電極膜を取り囲むように上記複数の島状電極
膜を連結する接続電極膜を、上記透明電極膜の周縁部上
にマスクを用いて分割形成することによって、島状電極
膜及び接続電極膜からなる集電極膜を形成する工程とを
備えたことを特徴とする。
(ホ)作用 本発明によれば、金属電極膜の形成と同時に、複数の
島状電極膜が形成され、その後、これら島状電極膜を接
続するように、接続電極膜が形成される。これにより、
島状電極膜及び接続電極膜からなると共に、金属電極膜
を取り囲むように透明電極膜上に配された集電極膜が形
成される。
島状電極膜が形成され、その後、これら島状電極膜を接
続するように、接続電極膜が形成される。これにより、
島状電極膜及び接続電極膜からなると共に、金属電極膜
を取り囲むように透明電極膜上に配された集電極膜が形
成される。
(ヘ)実施例 第1図乃至第4図は、本発明の製造方法を工程順に示
す断面図であり、第5図及び第6図は、第2図及び第4
図の平面図である。なお、第1図乃至第4図は、第5図
に示すA−A線の断面図である。
す断面図であり、第5図及び第6図は、第2図及び第4
図の平面図である。なお、第1図乃至第4図は、第5図
に示すA−A線の断面図である。
まず、第1図の工程において、ガラス、耐熱性プラス
チックからなる矩形状の透光性基板1上に、ITO、SnO2
等の透光性導電酸化物(TCO)からなる透明電極膜2
と、膜面に平行なpn、pin等の接合を有する非晶質シリ
コン等の半導体光活性層を含む半導体膜3とが、この順
に積層形成される。
チックからなる矩形状の透光性基板1上に、ITO、SnO2
等の透光性導電酸化物(TCO)からなる透明電極膜2
と、膜面に平行なpn、pin等の接合を有する非晶質シリ
コン等の半導体光活性層を含む半導体膜3とが、この順
に積層形成される。
第2図(第5図)の工程において、半導体膜3上の周
縁部より内方に、Al等の金属からなる小面積の金属電極
膜4と、半導体膜3上の周縁部に離散する複数の島状電
極膜5とが、マスクを用いた蒸着法によりパターン形成
される。本実施例では、島状電極膜5は、基板1の各辺
に対して1個づつ形成されている。
縁部より内方に、Al等の金属からなる小面積の金属電極
膜4と、半導体膜3上の周縁部に離散する複数の島状電
極膜5とが、マスクを用いた蒸着法によりパターン形成
される。本実施例では、島状電極膜5は、基板1の各辺
に対して1個づつ形成されている。
第3図の工程において、金属電極膜4及び島状電極膜
5上に、その周辺の半導体膜3を若干含んでレジスト層
6がスクリーン印刷等の手法により選択的に塗布され
る。その後、レジスト層6にて覆われていない部分の半
導体膜3、即ち、金属電極膜4及び島状電極膜5にて覆
われていない半導体膜3が、プラズマエッチング等のド
ライエッチング手法により除去され、透明電極膜2の周
縁部が露出される。
5上に、その周辺の半導体膜3を若干含んでレジスト層
6がスクリーン印刷等の手法により選択的に塗布され
る。その後、レジスト層6にて覆われていない部分の半
導体膜3、即ち、金属電極膜4及び島状電極膜5にて覆
われていない半導体膜3が、プラズマエッチング等のド
ライエッチング手法により除去され、透明電極膜2の周
縁部が露出される。
最後に、第4図(第6図)の工程において、金属電極
膜4を取り囲むように複数の島状電極膜5を連結する接
続電極膜7が、マスクを用いた蒸着法により、透明電極
膜2の周縁部上にパターン形成され、よって、島状電極
膜5及び接続電極膜7からなる集電極膜8が形成され
る。
膜4を取り囲むように複数の島状電極膜5を連結する接
続電極膜7が、マスクを用いた蒸着法により、透明電極
膜2の周縁部上にパターン形成され、よって、島状電極
膜5及び接続電極膜7からなる集電極膜8が形成され
る。
以上の工程により、透明電極膜2の周縁部上に、その
全周にわたって延在する集電極膜8が形成される。
全周にわたって延在する集電極膜8が形成される。
ところで、上述の集電極膜8の形成に当って、島状電
極膜5を第2図(第5図)の工程にて形成せず、第3図
の工程に関して説明した半導体膜のエッチング除去工程
の後に、上述の島状電極膜5を第1のマスクによりパタ
ーン形状した後、上述の接続電極膜7を第2のマスクに
よりパターン形成することも考えられる。しかし乍ら、
この方法によれば、集電極膜8を形成するために、2種
類のマスクと2回の工程とを必要とする。
極膜5を第2図(第5図)の工程にて形成せず、第3図
の工程に関して説明した半導体膜のエッチング除去工程
の後に、上述の島状電極膜5を第1のマスクによりパタ
ーン形状した後、上述の接続電極膜7を第2のマスクに
よりパターン形成することも考えられる。しかし乍ら、
この方法によれば、集電極膜8を形成するために、2種
類のマスクと2回の工程とを必要とする。
これに対し、本発明によれば、島状電極膜5は金属電
極膜4を形成するためのマスクを兼用しており、従っ
て、集電極膜8を形成するためのマスクは、接続電極膜
7を形成するためのマスクのみの1つのマスクを用意す
ればよく、また形成工程もこの接続電極膜7を形成する
ための1つの工程だけで済む。
極膜4を形成するためのマスクを兼用しており、従っ
て、集電極膜8を形成するためのマスクは、接続電極膜
7を形成するためのマスクのみの1つのマスクを用意す
ればよく、また形成工程もこの接続電極膜7を形成する
ための1つの工程だけで済む。
(ト)発明の効果 本発明によれば、不所望にパターンマスクや工程を増
やすことなく、透明電極膜の周縁部の略全周にわたって
延在する集電極膜及び金属電極膜をマスクを用いて分割
形成することができ、よって、光電変換素子において優
れた出力特性を得ることができる。
やすことなく、透明電極膜の周縁部の略全周にわたって
延在する集電極膜及び金属電極膜をマスクを用いて分割
形成することができ、よって、光電変換素子において優
れた出力特性を得ることができる。
第1図乃至第6図は本発明の一実施例を示し、第1図乃
至第4図は断面図、第5図及び第6図は平面図である。
第7図は本発明における概念を説明するための平面図、
第8図は従来例を示す平面図、第9図は特性図である。
至第4図は断面図、第5図及び第6図は平面図である。
第7図は本発明における概念を説明するための平面図、
第8図は従来例を示す平面図、第9図は特性図である。
Claims (1)
- 【請求項1】透明電極膜の周縁部より内方に、小面積の
半導体光活性層及び金属電極膜を積層すると共に、透明
電極膜の周縁部の略全周に集電極膜を形成した光電変換
素子の製造方法であって、 透明電極膜及び半導体光活性層を略同じ面積で順次積層
形成する工程と、 上記半導体光活性層の周縁部より内方に位置する小面積
の金属電極膜と、半導体光活性層の周縁部に離散する複
数の島状電極膜とを一つのマスクを用いて分割形成する
工程と、 上記金属電極膜及び島状電極膜にて覆われていない半導
体光活性層を除去して、上記透明電極膜の周縁部を露出
させる工程と、 上記金属電極膜を取り囲むように上記複数の島状電極膜
を連結する接続電極膜を、上記透明電極膜の周縁部上に
マスクを用いて分割形成することによって、島状電極膜
及び接続電極膜からなる集電極膜を形成する工程と、 を備えたことを特徴とする光電変換素子の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2055538A JP2669919B2 (ja) | 1990-03-07 | 1990-03-07 | 光電変換素子の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2055538A JP2669919B2 (ja) | 1990-03-07 | 1990-03-07 | 光電変換素子の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03257876A JPH03257876A (ja) | 1991-11-18 |
JP2669919B2 true JP2669919B2 (ja) | 1997-10-29 |
Family
ID=13001498
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2055538A Expired - Fee Related JP2669919B2 (ja) | 1990-03-07 | 1990-03-07 | 光電変換素子の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2669919B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP7162275B2 (ja) * | 2018-06-14 | 2022-10-28 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 制御電極と、透明電極と、前記制御電極と前記透明電極の側面とを電気的に接続する接続層と、を備えるイメージセンサ |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61207083A (ja) * | 1985-03-12 | 1986-09-13 | Sanyo Electric Co Ltd | 光起電力装置 |
-
1990
- 1990-03-07 JP JP2055538A patent/JP2669919B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH03257876A (ja) | 1991-11-18 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |