JP2005082145A - 車両用ペダル装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】前方衝突によりダッシュパネルが変形する場合にも、前記ペダルアセンブリーの突出による運転者の足首負傷を防止することができ、簡単な構造で運転者の足首負傷を防止することができるペダル装置を提供する。
【解決手段】本発明による車両用ペダル装置は車両のダッシュパネルに固定するブラケット;前記ブラケットに回転可能に結合するペダルアーム;及び前記ペダルアームと連結して前記ペダルアームに所定の回転力を付加するレバーを含み、前記レバーは車両衝突時、打撃部により打撃を受けて前記ペダルアームを前方に回転させる。
【選択図】図1
【解決手段】本発明による車両用ペダル装置は車両のダッシュパネルに固定するブラケット;前記ブラケットに回転可能に結合するペダルアーム;及び前記ペダルアームと連結して前記ペダルアームに所定の回転力を付加するレバーを含み、前記レバーは車両衝突時、打撃部により打撃を受けて前記ペダルアームを前方に回転させる。
【選択図】図1
Description
本発明は車両用ペダル装置に関し、さらに詳しくは車両の前方衝突時に、ペダルの突出による運転者の足首負傷を防止することができる車両用ペダル装置に関する。
一般に車両にはブレーキペダル、加速ペダル、クラッチペダルなどのペダルアーム及び、前記ペダルアームの終端に固定したパッドから構成したペダルアセンブリーを装着する。
前記ペダルアセンブリーは、ダッシュパネルに固定した支持ブラケットに回転可能に結合し、運転者が前記ペダルアセンブリーのパッドを加圧すれば、ペダルアームが前記支持ブラケットを中心に車両前方に向かって回転する。
前記ペダルアセンブリーは、ダッシュパネルに固定した支持ブラケットに回転可能に結合し、運転者が前記ペダルアセンブリーのパッドを加圧すれば、ペダルアームが前記支持ブラケットを中心に車両前方に向かって回転する。
しかし、このようなペダルアセンブリーは車両運行中に前方衝突があってダッシュパネルが変形する場合、前記ペダルアセンブリーは運転席のレッグルームに突出して運転者の足首に傷を与える問題点があった。
このような問題点を解決するために、特許文献1には、ペダルアームに荷重がかかると折れ曲がる方法が開示されている。また特許文献2には、ペダルアームの回転軸に取り付けたレバーが車体の変形によりペダルアームを押すことでペダルが運転者の足に傷を与えることを防ぐ方法が開示されている。
特開2002−215251号公報
特開2003−15756号公報
本発明は前方衝突によりダッシュパネルが変形する場合に、前記ペダルアセンブリーの突出による運転者の足首負傷を防止することができるペダル装置を提供することを目的とする。また、本発明は従来のペダルアセンブリーと比べても簡単な構造を持つペダル装置を提供する。
上記の目的を達成するための本発明による車両用ペダル装置は、車両のダッシュパネルに固定したブラケット;前記ブラケットに回転可能に結合するペダルアーム;及び前記ペダルアームと連結して前記ペダルアームに所定の回転力を付加するレバーを含み、前記レバーは車両衝突時に変形する打撃部により打撃を受けて前記ペダルアームを前方に回転させる。
前記ペダルアームは第1ピンを設けて前記ブラケットに回転可能に結合し、一端にはパッドを付着し、他端には前記第1ピンと平行な第2ピンを設ける。
前記レバーには第3ピンを設けて前記ブラケットに回転可能に結合し、一端には前記第2ピンと連結するカギ部を形成し、他端には前記打撃部により打撃を受ける衝突部を形成する。
好ましくは、前記打撃部は衝突部と対応する位置でダッシュパネル上に形成した構造物またはステアリングホイール装着用マウンティングプレートである。
前記打撃部の打撃により前記衝突部が前記第3ピンを中心に車両前方に回転することにより、前記カギ部は前記第3ピンを中心に車両後方に回転する。
前記カギ部と連結した前記第2ピンが前記第1ピンを中心に後方に回転することにより前記パッドを付着したペダルアームの他端は前記第1ピンを中心に車両前方に回転する。
好ましくは、前記ペダル装置はブレーキペダル装置またはクラッチペダル装置である。
本発明による車両用ペダル装置は、車両前方の衝突があった場合、ペダルが車両の前方に移動することにより、ペダルアームが運転席のレッグルームに突出して運転者の足首に傷を与えることを防止することができる。また、別途のセンサー及び電子的な装備を必要としない簡単な構造で、車体の変形により発生する衝撃を利用してペダルアームを回転させることができる。車両の衝突により電源が遮断した場合にも、その作動の信頼性を確保することができる。
このペダルアッセンブリをブレーキペダルおよびまたはクラッチペダルに用いることで、衝突時にブレーキペダルまたはクラッチペダルを踏むのと同様に作動するもで、ブレーキをかけた状態、またはクラッチを切った状態となり衝突後の車両を停止させる効果がある。
以下、添付した図面を参照して上記の特徴を有する本発明の一実施例について本発明の属する技術分野における通常の知識を有する者が容易に実施できるように詳細に説明する。
図1には本発明の一実施例による車両用ペダル装置の構成を示す。
図1に示すように、前記車両用ペダル装置はブラケット14、ペダルアーム2、及びレバー7を含む。
図1に示すように、前記車両用ペダル装置はブラケット14、ペダルアーム2、及びレバー7を含む。
前記ブラケット14は前方ダッシュパネル11及び補助ブラケット6に固定する。前記ブラケット14は溶接またはボルト13により前記前方ダッシュパネル11に結合している。また、補助ブラケット6の一側は前記ブラケット14に固定し、他方は上部ダッシュパネル10に固定する。
車両によるダッシュパネルの構造により前記ブラケットの固定方法は変更することがある。
前記ペダルアーム2は第1ピン4と一端にパッド1を付着し、その反対側端に前記第1ピン4と平行に第2ピン5を設ける。前記ペダルアーム2は前記ブラケット14に前記第1ピン4を中心に回転可能に結合する。前記第2ピン5は前記ペダルアーム2と一体に形成するか、もしくは溶接により形成する。
前記第1ピン4は前記ブラケット14に回転可能に結合する。したがって、前記ペダルアーム2は前記第1ピン4を中心に回転することができる。
前記ペダルアーム2は車両のレッグルームに設けたペダルのうちのいずれかの一つであり、好ましくはブレーキペダルアームまたはクラッチペダルアームである。
前記レバー7には第3ピン9を形成して前記ブラケット14に回転可能に結合する。前記レバー7の一端はカギ形態に形成して前記第2ピン5にかかるように取り付け、他端は楕円形プレート形状に形成して前記ブラケット14に形成したスロットを貫通してブラケット14の後方に突出している。
図2は前方衝突がない場合、図1の車両用ペダル装置を示した図面であり、図3は前方衝突がある場合の車両用ペダル装置を示した図面である。
図2及び図3に示すように、打撃部21は前記レバー7の衝突部15に対向するように配置している。前記打撃部21は前記ダッシュパネル上に形成した構造物またはステアリングホイール装着用マウンティングプレートである。車両前方で衝突が発生した場合、打撃部21は車体の変形により車両前方に移動する。
移動する前記打撃部21は前記レバー7の衝突部15を打撃する。前記打撃部21により打撃された前記レバー7の衝突部15は前記第3ピン9を中心に車両前方に向かって回転する。したがって、前記レバー7の前記衝突部15の反対側に形成されたカギ部16は前記第3ピン9を中心に車両後方に向かって回転する。
同時に、前記レバー7のカギ部16に連結された第2ピン5が前記カギ部16の回転により第1ピン4を中心に車両後方に向かって回転し、前記第2ピン5が前記第1ピン4を中心に車両後方に向かって回転して、前記ペダルアーム2の前記パッド1は前記第1ピン4を中心に車両前方に回転する。
衝突がなければ、レバー7は作動せず、運転への影響は与えない構造となっている。
車両前方に衝突が発生した場合、前記ペダルアーム2のうち運転席側に突出したパッド部分は車両前方に回転することにより、運転者の足首から遠くなり、前記ペダルアームの突出により運転者の足首の負傷を防止することができる。
このペダルアッセンブリをブレーキペダルおよびまたはクラッチペダルに用いることで、衝突時にブレーキペダルまたはクラッチペダルを踏むのと同様に作動するもで、ブレーキをかけた状態、またはクラッチを切った状態となり衝突後の車両を停止させる機能を持つ。
車両前方に衝突が発生した場合、前記ペダルアーム2のうち運転席側に突出したパッド部分は車両前方に回転することにより、運転者の足首から遠くなり、前記ペダルアームの突出により運転者の足首の負傷を防止することができる。
このペダルアッセンブリをブレーキペダルおよびまたはクラッチペダルに用いることで、衝突時にブレーキペダルまたはクラッチペダルを踏むのと同様に作動するもで、ブレーキをかけた状態、またはクラッチを切った状態となり衝突後の車両を停止させる機能を持つ。
更に、前記ブラケット14にはボルト及びナットを含むストッパー8を取り付け、前記ストッパー8と対向するペダルアーム2の位置には支持プレート3を装着して、ペダルの位置を調整することができる。
2 ペダルアーム
4 第1ピン
5 第2ピン
6 補助ブラケット
7 レバー
8 ストッパー
9 第3ピン
10 上部ダッシュパネル
11 前方ダッシュパネル
13 ボルト
14 ブラケット
15 衝突部
16 カギ部
21 打撃部
4 第1ピン
5 第2ピン
6 補助ブラケット
7 レバー
8 ストッパー
9 第3ピン
10 上部ダッシュパネル
11 前方ダッシュパネル
13 ボルト
14 ブラケット
15 衝突部
16 カギ部
21 打撃部
Claims (6)
- 車両のダッシュパネルに固定したブラケット;
前記ブラケットに回転可能に結合するペダルアーム;及び
前記ペダルアームと連結して前記ペダルアームに所定の回転力を付加するレバーを含み、
前記レバーは車両衝突時に変形する打撃部により打撃を受けて前記ペダルアームを前方に回転させることを特徴とする車両用ペダル装置。 - 前記ペダルアームは第1ピンを設けて前記ブラケットに回転可能に結合し、一端にはパッドを付着し、他端には前記第1ピンと平行な第2ピンを設け、
前記レバーには第3ピンを設けて前記ブラケットに回転可能に結合し、一端には前記第2ピンと連結するカギ部を形成し、他端には前記打撃部により打撃を受ける衝突部を形成することを特徴とする、請求項1に記載の車両用ペダル装置。 - 前記打撃部は衝突部と対応する位置でダッシュパネル上に形成した構造物またはステアリングホイール装着用マウンティングプレートであることを特徴とする、請求項2に記載の車両用ペダル装置。
- 前記打撃部の打撃により前記衝突部が前記第3ピンを中心に車両前方に回転することにより、前記カギ部は前記第3ピンを中心に車両後方に回転し、
前記カギ部と連結した前記第2ピンが前記第1ピンを中心に後方に回転することにより前記パッドを付着したペダルアームの他端は前記第1ピンを中心に車両前方に回転することを特徴とする、請求項3に記載の車両用ペダル装置。 - 前記ペダル装置はブレーキペダル装置であることを特徴とする、請求項4に記載の車両用ペダル装置。
- 前記ペダル装置はクラッチペダル装置であることを特徴とする、請求項4に記載の車両用ペダル装置。
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Legal Events
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