JP2001158335A - 自動車のペダル支持構造 - Google Patents
自動車のペダル支持構造Info
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Abstract
ット2を介して揺動可能に枢着されるブレーキペダル8
の支持構造において、簡単でかつ高い信頼性を持つ構造
としながら、自動車の衝突時にブレーキペダル8が後退
移動するのを確実に防止する。 【解決手段】 第1ブラケット2の前部をダッシュパネ
ル1に固定する一方、後端上部を車室の車体側部材であ
るインパネメンバ7に締結せしめた第2ブラケット5に
所定以上の衝突荷重により離脱可能に連結し、この第1
ブラケット2にブレーキペダル8を揺動可能に枢着す
る。第2ブラケット5の下部に、自動車の衝突時に第1
ブラケット2と第2ブラケット5との連結が離脱して第
1ブラケット2がブレーキペダル8とともに後退したと
き、ブレーキペダル8の上端と当接する傾斜ガイド面5
aを設け、この傾斜ガイド面5aへの当接によりにブレ
ーキペダル8を下側へ案内する。
Description
ルの支持構造に関する技術分野に属する。
その衝突を回避するためにドライバがブレーキペダルを
踏んで自動車を制動しているにも拘わらず、自動車が停
止せずに衝突してしまうという、ブレーキペダルの踏込
み状態での衝突が多いのが実情である。
ネルギーを吸収しながら潰れ、エンジンルーム内に配置
されているエンジンが、その後側に位置するブレーキ装
置のマスタシリンダを押しながら後退するが、このマス
タシリンダに対し、ダッシュパネル後方に位置するブレ
ーキペダルがオペレーティングロッドを介して連結され
ているので、マスタシリンダの後退移動に伴いオペレー
ティングロッドを介してプレーキペダルも押されて後退
することとなる。その結果、衝突直前までブレーキペダ
ルを踏んでいるドライバの足に衝突荷重が作用して大き
なキックバックが生じ、そのドライバの膝に衝撃がかか
るという問題がある。
ために種々の対策が提案されている。例えば特開平9−
216528号公報に示されるものでは、ダッシュパネ
ルに固定されたペダルブラケットに回転リンクを車幅方
向の固定軸を介して揺動可能に支持するとともに、この
回転リンクに車幅方向の回転軸を介してブレーキペダル
を連結支持し、回転リンクと車室内の車体側部材である
インパネメンバとの間に固定軸の上側を通るスプリング
を掛け渡して、回転リンクを後回り方向に回動付勢し、
インパネメンバに、衝突によりペダルブラケットととも
に後退移動する回転リンクに当接する当接部を設け、衝
突に伴ってペダルブラケットが後退移動したときにブレ
ーキペダルの支持部材である回転リンクをインパネメン
バの当接部に当接させて前回りに回動させながら脱落さ
せることで、ブレーキペダル下端のペダル部が後退移動
しないようにし、ドライバの膝にブレーキペダルからの
衝突荷重が作用するのを防ぐようにしている。
のでは、回転リンクを当接させる当接部材を別途、車室
の車体側部材として設定する必要があり、また、回転リ
ンクを付勢するようにスプリングを備えるなど構造が複
雑でコスト的に高価なものとなるのは否めない。また、
自動車の衝突時に回転リンクと当接部材とが的確に当接
して、上記回転リンクが前回りに回動しながら脱落する
という作動の信頼性に難がある。
あり、その目的は、ダッシュパネルの後方に配置される
ブレーキペダル等の操作ペダルの支持構造を改良するこ
とで、自動車のペダル支持構造を、高強度で簡単且つ軽
量である構造とするとともに、自動車の衝突時に操作ペ
ダルが後方移動するのを可及的に防止することにある。
めに、この発明では、操作ペダルを枢着する第1ブラケ
ットを、車室の車体側部材に固定せしめた第2ブラケッ
トに離脱可能に連結して、自動車の衝突時に所定以上の
衝突荷重がかかった場合、第1ブラケットと第2ブラケ
ットとの連結を切り離して片持ち状態とするとともに、
操作ペダルの上端を第2ブラケットの傾斜ガイド面に沿
って下側に移動させることで第1ブラケットを曲げて操
作ペダルの後退移動を防止するようにした。
のダッシュパネル後方に配設された操作ペダルの支持構
造であって、上記ダッシュパネルに固定された第1ブラ
ケットと、上記第1ブラケットに揺動可能に枢着された
上記操作ペダルと、車室の車体側部材に固定され、上記
第1ブラケットの後部に所定以上の衝突荷重により離脱
可能に連結された第2ブラケットとを備え、上記第2ブ
ラケットは、自動車の衝突に伴って後退する操作ペダル
の上端に当接して該操作ペダルを下側に案内する傾斜ガ
イド面を備えている。
た第1ブラケットの前端下部はダッシュパネルに支持さ
れる一方、後部上端は第2ブラケットに連結され、この
第2ブラケットは車室の車体側部材に固定されているの
で、通常時には操作ペダルは第2ブラケットと一体化さ
れた状態で第1ブラケットに支持されている。
以上の衝突荷重が作用すると、その衝突荷重によりエン
ジンが車体後方に押されてダッシュパネル、シリンダ等
が後退移動し、このダッシュパネルに固定された第1ブ
ラケットも後退して、第1ブラケットと第2ブラケット
との連結が離脱される。このとき、第2ブラケットには
第1ブラケットに枢着されている操作ペダルの後退を案
内する傾斜ガイド面が設けられているため、上記第1ブ
ラケットが第2ブラケットから離脱して後退し始める
と、その第1ブラケットに枢着されている操作ペダルの
上端が傾斜ガイド面に当接し、その操作ペダルは傾斜ガ
イド面に沿って下側へ移動するように案内される。この
ため、第1ブラケットの後部がダッシュパネルの変形に
伴い後退しながら下側に押されるので、第1ブラケット
全体が折り曲げられるとともに、操作ペダルが第1ブラ
ケットと同様の動きでは後退せずに下側へ移動するよう
になり、操作ペダルを踏んでいるドライバの膝に衝突荷
重が作用するのを防止できる。加えて、第1ブラケット
の後部は第2ブラケットの前端部に離脱可能に連結され
ているので、衝突時の所定以上の衝突荷重によって確実
に第1ブラケットと第2ブラケットとの連結を離脱させ
ることができ、操作ペダルの下側への案内によってドラ
イバの膝への衝撃を防ぐことができる。
固定し、この第1ブラケットに揺動可能に操作ペダルを
枢着し、第1ブラケットの後部を車室の車体側部材に固
定した第2ブラケットの前端部に連結するだけの構造で
あるので、操作ペダルが支持された回転リンクを車体側
部材の当接部に当接させて回転させる従来の構造と比較
すると、構造も極めて簡単になってコストダウンを図る
ことができる。
リンダ側のロッドを連結し、このシリンダ側のロッドの
軸線方向と第2ブラケットのガイド面の傾斜方向とを略
平行に設定する。
ブラケットと第2ブラケットとの連結が離脱した後、操
作ペダルの上端が第2ブラケットの傾斜ガイド面に当接
して後退移動する際に、操作ペダルの上端がシリンダ側
のロッドとほぼ一定の距離を保ったまま後退移動する。
つまり、シリンダ側のロッドから操作ペダルに衝突荷重
が作用したときに該操作ペダルに無理な荷重がかかるこ
とがなく、操作ペダルはスムーズに上記傾斜ガイド面に
沿って後退移動するようになり、上記効果を確実に得る
ことができる。
支持構造において、第1ブラケットの操作ペダル枢着部
は、第1ブラケットのダッシュパネル取付部よりも車体
上側に設けられている。こうすれば、操作ペダルの枢着
部とダッシュパネル取付部との間に上下方向の大きなオ
フセット量を設けることができ、自動車の衝突時に操作
ペダルのスムーズな下方移動を促して、第1ブラケット
を曲がりやすくする。
支持構造において、操作ペダルはブレーキペダルであ
る。こうすると、上記発明の効果が有効に発揮される最
適な操作ペダルが得られる。
成を示し、1は自動車の車体の一部を構成するダッシュ
パネル1で、その前側(図で左側)には図外のエンジン
が収容されるエンジンルームR1が、また後部(図で右
側)には車室R2がそれぞれ区画形成され、このダッシ
ュパネル1下部の後方、つまり車室R2内下部の前端部
には、運転席(図示せず)に着座したドライバによって
踏込み操作される操作ペダルとしてのブレーキペダル8
が配設されている。
に向かって前側に傾斜する傾斜面部1aが形成され、こ
の傾斜面部1aの後面には第1ブラケット2がボルト部
材3,3,…により固定されている。この第1ブラケッ
ト2は、ダッシュパネル1の傾斜面部1aにそれと平行
にかつ傾斜面部1aから所定間隔をあけた状態で取り付
けられる矩形板状の固定部2aと、この固定部2aから
後側上方に向かって延びる断面略コ字形状の支持部2b
とを備え、この支持部2bの後端上部は、ボルト4によ
り後述の第2ブラケット5と連結されている。また、固
定部2aの中心部には後述のオペレーティングロッド1
1が挿通される開口(図示せず)が形成されている。
る上端部近傍の縦壁部間には左右方向(自動車の車幅方
向)に延びるペダル支持軸9が掛け渡され、このペダル
支持軸9には上記ブレーキペダル8の上端部が鉛直面に
沿って揺動可能に支持されている。このブレーキペダル
8は細長い板状のもので、その下端部にはドライバが足
を載せて踏み込むペダル部8aが設けられている。
ル支持軸9が掛け渡される操作ペダル枢着部9aは、第
1ブラケット2のダッシュパネル1への取付部である固
定部2aの上端部よりも車体上側に設けられている。
勢手段としてのコイルばね10が配置支持され、このコ
イルばね10の一端部は第1ブラケット2における支持
部2bの縦壁部に、また他端部はブレーキペダル8にそ
れぞれ係合されており、このコイルばね10により常
時、ブレーキペダル8をペダル部8aが車体後方に向か
う方向、つまり図1で反時計回り方向に回動付勢してい
る。尚、コイルばね10以外の付勢手段を用いることが
できるのは勿論である。
中央部よりも上側寄りには、エンジンルームR1の後端
部に位置する、ブレーキ装置のマスタシリンダ(図示せ
ず)にマスタバック12(倍力装置)を介して駆動連結
されるオペレーティングロッド11(シリンダ側のロッ
ド)が連結されている。このオペレーティングロッド1
1は、第1ブラケット2における固定部2aの開口と、
ダッシュパネル1の傾斜面部1aに貫通形成した開口
(図示せず)とを通ってエンジンルームR1後端部のマ
スタバック12に連結されており、ブレーキペダル8の
ペダル部8aを踏み込んでブレーキペダル8を図1で時
計回り方向に回動させたときに、オペレーティングロッ
ド11を前側に押してマスタバック12を作動させ、そ
のマスタバック12によりマスタシリンダに対する押圧
力を増大させながらマスタシリンダによりブレーキをか
けるようになっている。
部には、車体の一部を成す車幅方向に延びる車体側部材
としてインパネメンバ7が配置されている。このインパ
ネメンバ7は自動車の衝突時(前突時)に車室R2の乗
員のスペースを確保するために後退移動しない構造のも
ので、その前端下部には第2ブラケット5が後端上部に
てボルト6を用いて締結固定されている。
の上下中央に後側に開いた切欠凹部5bを有する略く字
形状の部材からなるもので、その切欠凹部5bに上記ボ
ルト4が挿通されており、このボルト4の締結により第
2ブラケット5が第1ブラケット2の後部に連結され、
所定以上の後向きの衝突荷重が第1ブラケット2に作用
したときに、第1ブラケット2と一体のボルト4が第2
ブラケット5の切欠凹部5bから抜け出して、第2ブラ
ケット5から第1ブラケット2が離脱可能となってい
る。第2ブラケット5の下部には傾斜ガイド面5aが形
成されている。この傾斜ガイド面5aは、車体後方に向
かって下方へ向かうように傾斜し、通常時にはブレーキ
ペダル8の上端と当接していないが、自動車の衝突時に
ブレーキペダル8の上端と当接してブレーキペダル8を
下側に案内する。
ブラケット2の前端部はダッシュパネル1に固定され、
第1ブラケット2の後端上部は車室の車体側部材である
インパネメンバ7に固定した第2ブラケット5に連結さ
れていて、ブレーキペダル8は第1及び第2ブラケット
2,5を介してダッシュパネル1及びインパネメンバ7
に支持される構造となっている。
ィングロッド11は、ダッシュパネル1の傾斜面部1a
と直交するように、従って、後側に向かって下側に向か
うように傾斜している。そして、上記第2ブラケット5
の傾斜ガイド面5aの傾斜方向L1はマスタシリンダ側
のオペレーティングロッド11の軸線方向L2と略平行
に設定されている。
る。自動車が衝突しない通常の状態では、図1に実線に
て示すように、第1ブラケット2の前端がダッシュパネ
ル1に固定される一方、後端上部は、車室の車体側部材
であるインパネメンバ7に固定した第2ブラケット5に
ボルト4を介して一体的に連結され、この第1ブラケッ
ト2の後部にブレーキペダル8が揺動可能に枢着されて
いるため、自動車の制動時にドライバがブレーキペダル
8を踏み操作すると、通常と同様の動作が行われる。す
なわち、ブレーキペダル8の踏み操作に伴ってオペレー
ティングロッド11が前進移動するとともに、そのオペ
レーティングロッド11の押圧力がマスタバック12で
増大されてマスタシリンダに伝達され、このマスタシリ
ンダからのブレーキ圧が各車輪のホイールシリンダ(図
示せず)に伝達されて自動車が制動される。
レーキペダル8を踏み込んだ制動状態のまま自動車が衝
突(前突)すると、車体前部が潰れながら後退するため
に、エンジンルームR1内のエンジンが後退し、このエ
ンジンに押されてマスタシリンダ、マスタバック12及
びオペレーティングロッド11が後退移動し、このオペ
レーティングロッド11に一体的に連結されているブレ
ーキペダル8も後退し始める。また、所定以上の衝突荷
重を受けてダッシュパネル1も後退し、このダッシュパ
ネル1に固定されている第1ブラケット2が後退する。
このとき、第2ブラケット5は、自動車の衝突時に車室
R2内の乗員のスペースを確保するために後退移動せず
停止したままとなる車体側部材であるインパネメンバ7
に固定されているので、後退しない。このため、上記第
1ブラケット2の後退移動に伴い、両ブラケット2,5
の連結部にあるボルト4が第2ブラケット5の切欠凹部
5bから後側に抜け出して、両ブラケット2,5が連結
部で離脱し、第1ブラケット2はダッシュパネル1のみ
にて支持された片持ち状態となる。
からの離脱後も第1ブラケット2は引き続き後退するの
で、この第1ブラケット2に枢着されてそれとともに後
退するブレーキペダル8の上端は、第2ブラケット5下
部の傾斜ガイド面5aに当接し、この傾斜ガイド面5a
に沿って後退移動しながら下側へ押されるので第1ブラ
ケット2全体が下側に折り曲げられながら後退してゆく
とともに、ブレーキペダル8の上端が傾斜ガイド面5a
に沿って下側に移動する。その結果、図1に仮想線にて
示す如く、ダッシュパネル1及び第1ブラケット2が大
きく後退移動しても、ブレーキペダル8にあっては同様
の動きで後退しなくなる。それ故、ドライバのフットス
ペースが大に確保されて、ブレーキペダル8を踏んでい
るドライバの膝に衝突荷重が作用するのを回避すること
ができる。
傾斜方向L1とシリンダ側のロッドの軸線方向L2とは
略平行に設定されることにより、自動車の衝突時にブレ
ーキペダル8の上端が第2ブラケット5の傾斜ガイド面
5aに当接しながら後退する際に、ブレーキペダル8の
上端がオペレーティングロッド11とほぼ一定の距離を
保ったまま後退移動する。つまり、オペレーティングロ
ッド11からブレーキペダル8に衝突荷重が作用したと
きに該ブレーキペダル8に無理な荷重がかかることがな
く、ブレーキペダル8の上端はスムーズに第2ブラケッ
ト5に設けた傾斜ガイド面5aに沿って後退移動するよ
うになり、自動車の衝突時にブレーキペダル8の後方移
動を抑制することができる。
ル8の枢着部9aは、第1ブラケット2のダッシュパネ
ル取付部の上端よりも車体上側に設けられている構造と
なっている。こうすれば、ブレーキペダル8の枢着部9
aとダッシュパネル取付部の上端との間に上下方向の大
きなオフセット量を設けることができ、自動車の衝突時
にブレーキペダル8のスムーズな下方移動を促して、第
1ブラケット2を下側へ折り曲げやすくすることができ
る。
ラケット2の前端がダッシュパネル1に固定され、この
第1ブラケット2の後端上部が車体のインパネメンバ7
に固定した第2ブラケット5と連結され、衝突時に所定
以上の荷重がかかった場合に、上記両ブラケット2,5
間の連結が離脱する構造であるので、ブレーキペダルが
支持された回転リンクをインパネメンバの当接部に当接
させて回転させる従来の構造に比べ衝突時の作動信頼性
は高い。しかも、上記従来の構造に比べ、本実施形態の
構造は極めて簡単なため、コスト面においても有利を得
ることができる。
ーキペダル8としているが、本発明は、自動車のダッシ
ュパネル1後方に揺動可能に配設され、かつシリンダ側
のロッド11が連結された操作ペダルであれば適用する
ことができる。
ト5の各構造は上記実施形態のものに限定されず、自動
車の衝突時に操作ペダルが第2ブラケットの傾斜ガイド
面によって下側へ案内される構造のものであればよい。
ると、自動車のダッシュパネルに固定された第1ブラケ
ットと、この第1ブラケットに揺動可能に枢着された操
作ペダルと、車室の車体側部材に固定され、第1ブラケ
ットの後部に所定以上の衝突荷重により離脱可能に連結
された第2ブラケットとを備え、この第2ブラケットに
自動車の衝突に伴って後退する操作ペダルの上端に当接
して操作ペダルを下側に案内する傾斜ガイド面を設けた
ことにより、極めて簡単で信頼性の高い構造としつつ、
衝突時に操作ペダルが後退移動してドライバのフットス
ペースを減少させることを確実に防止し、ドライバの膝
に対する衝突荷重の作用を回避することができる。
れたシリンダ側のロッドの軸線方向と第2ブラケットの
ガイド面の傾斜方向とを略平行に設定した。また、請求
項3の発明では、第1ブラケットの操作ペダル枢着部
を、第1ブラケットのダッシュパネル取付部よりも車体
上側に設けた。これらの発明によれば、自動車の衝突時
に、第1ブラケットを下側へ折り曲げつつ操作ペダルの
上端を第2ブラケットの傾斜ガイド面に沿ってスムーズ
に下側へ移動させることができ、衝突時の操作ペダルの
後方移動を確実に防止することができる。
はブレーキペダルとしたことにより、上記発明の効果が
有効に発揮される最適な操作ペダルが得られる。
を示す側面図である。
Claims (4)
- 【請求項1】 自動車のダッシュパネル後方に配設され
た操作ペダルの支持構造であって、 上記ダッシュパネルに固定された第1ブラケットと、 上記第1ブラケットに揺動可能に枢着された上記操作ペ
ダルと、 車室の車体側部材に固定され、上記第1ブラケットの後
部に所定以上の衝突荷重により離脱可能に連結された第
2ブラケットとを備え、 上記第2ブラケットは、自動車の衝突に伴って後退する
操作ペダルの上端に当接して該操作ペダルを下側に案内
する傾斜ガイド面を備えていることを特徴とする自動車
のペダル支持構造。 - 【請求項2】 請求項1の自動車のペダル支持構造にお
いて、 操作ペダルにはシリンダ側のロッドが連結されており、 上記シリンダ側のロッドの軸線方向と第2ブラケットの
ガイド面の傾斜方向とは略平行に設定されていることを
特徴とする自動車のペダル支持構造。 - 【請求項3】 請求項1又は2の自動車のペダル支持構
造において、 第1ブラケットの操作ペダル枢着部は、第1ブラケット
のダッシュパネル取付部よりも車体上側に設けられてい
ることを特徴とする自動車のペダル支持構造。 - 【請求項4】 請求項1〜3のいずれか1つの自動車の
ペダル支持構造において、 操作ペダルはブレーキペダルであることを特徴とする自
動車のペダル支持構造。
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