JP2005070940A - Pidパラメータ調整装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】モデリング結果に基づく制御パラメータの調整においてモデリング結果の多様性や実用上の制約的動作に対応する。
【解決手段】PIDパラメータ調整装置は、制御対象の数式モデルを記憶するモデル記憶部1と、コントローラアルゴリズムを記憶するPIDコントローラ記憶部2と、動作上の制約条件を記憶する制約条件記憶部3と、制約条件に基づいて制御系のシミュレーションを実行するシミュレーション演算部5と、理想の制御応答特性を記憶する理想制御結果記憶部6と、シミュレーション結果と理想の制御応答特性との近さを示す評価関数値を演算する評価関数演算部7と、PIDパラメータを変更しながらシミュレーションを実行させ、評価関数値が最適となるPIDパラメータを探索するPIDパラメータ探索演算部8とを備える。
【選択図】 図1

Description

本発明は、プロセス制御技術に係り、特にコントローラの制御パラメータを調整するパラメータ調整装置に関するものである。
PIDコントローラのPIDパラメータを調整する簡易的な方法として、リミットサイクルによるオートチューニング方法が提案されている(例えば、特許文献1参照)。このような簡易的な方法は、例えば制御対象を伝達関数表現した場合の次数などを、特定のものに仮定したうえで実行するものであり、PIDパラメータを大まかに調整することになる。
一方、前記簡易的な方法よりも詳細な調整を行うために、制御対象の次数を含むプロセスパラメータ(プロセスゲイン、プロセス時定数など)を分析し、PIDパラメータを確定する方法も提案されている(例えば、特許文献2参照)。この手法では、例えば制御対象の特性を伝達関数表現に近似するモデリングステップを行い、そのモデリング結果を参照してPIDパラメータを決定する。その際、通常はCHR(Chien,Hrones,Reswick)法やIMC(Internal Model Control)法などの伝統的な調整公式を利用する。
なお、出願人は、本明細書に記載した先行技術文献情報で特定される先行技術文献以外には、本発明に関連する先行技術文献を出願時までに発見するには至らなかった。
特開2000−155603号公報 特開2002−351502号公報
従来のモデリング結果に基づくPIDパラメータの調整方法においては、例えば制御対象が2次遅れであった場合、時定数は2つあることになるが、これらの時定数の比率が2:1であったり3:1であったりというように、2次遅れであっても一律ではない。すなわち、モデリング結果自体も多様である。したがって、前記CHR法やIMC法などの調整公式によって最適に近い調整結果が得られる場合もあるが、最適からはほど遠い調整結果になる場合もあるという問題点があった。
また、実際の制御の場においては、コントローラからの出力である操作量に、上下限値に基づくリミット処理が施される。つまり、コントローラへの入力である設定値の変更に伴って制御量が変化する過渡状態においては、この上下限値に基づくリミット処理が発生する。理論面を中心にまとめられている前記調整公式は、このリミット処理のようなコントローラの実用上の制約的動作を前提にしていないため、PIDパラメータの調整結果が最適からはほど遠い調整結果になる場合があった。
本発明は、上記課題を解決するためになされたもので、モデリング結果に基づく制御パラメータの調整において、モデリング結果の多様性やコントローラの実用上の制約的動作にも対応することができるパラメータ調整装置を提供することを目的とする。
本発明は、制御パラメータに基づく演算を行って操作量を算出するコントローラの前記制御パラメータを調整するパラメータ調整装置であって、制御対象の数式モデルを予め記憶するモデル記憶部と、前記コントローラが制御対象を制御するコントローラアルゴリズムを予め記憶するコントローラ記憶部と、前記コントローラの動作上の制約条件を予め記憶する制約条件記憶部と、前記数式モデルによって表される制御対象と前記コントローラアルゴリズムによって表されるコントローラとからなる制御系についてその制御応答を模擬するシミュレーションを、前記制約条件に基づいて行うシミュレーション演算部と、前記制御系の理想の制御応答特性を予め記憶する理想制御結果記憶部と、前記シミュレーションの結果と前記理想の制御応答特性との近さを示す評価関数値を演算する評価関数演算部と、前記コントローラアルゴリズムの制御パラメータを逐次変更しながら前記シミュレーション演算部に前記シミュレーションを実行させ、前記評価関数値が最適値となる制御パラメータをパラメータ調整結果として採用するパラメータ探索演算部とを備えるものである。
また、本発明のパラメータ調整装置は、制御対象の数式モデルを予め記憶するモデル記憶部と、前記コントローラが制御対象を制御するコントローラアルゴリズムを予め記憶するコントローラ記憶部と、前記コントローラの動作上の制約条件を予め記憶する制約条件記憶部と、前記数式モデルによって表される制御対象と前記コントローラアルゴリズムによって表されるコントローラとからなる制御系について理想の制御応答特性を記憶するための理想制御結果記憶部と、前記制御対象に前記制約条件で規定された上限の操作量あるいは下限の操作量を操作量維持時間の間だけ与えて前記制御対象の過渡状態を模擬する第1のシミュレーションを行う第1のシミュレーション演算部と、前記第1のシミュレーションの理想的な結果である理想応答結果を予め記憶する理想応答結果記憶部と、前記第1のシミュレーションの結果と前記理想応答結果との近さを示す第1の評価関数値を演算する第1の評価関数演算部と、前記操作量維持時間を逐次変更しながら前記第1のシミュレーション演算部に前記第1のシミュレーションを実行させ、前記第1の評価関数値が最適値となる操作量維持時間を抽出する操作量維持時間探索演算部と、前記抽出された操作量維持時間に対応する前記第1のシミュレーションの結果を前記理想の制御応答特性として前記理想制御結果記憶部に登録する理想応答波形登録処理部と、前記制御系についてその制御応答を模擬する第2のシミュレーションを、前記制約条件に基づいて行う第2のシミュレーション演算部と、前記第2のシミュレーションの結果と前記理想制御結果記憶部に登録された理想の制御応答特性との近さを示す第2の評価関数値を演算する第2の評価関数演算部と、前記コントローラアルゴリズムの制御パラメータを逐次変更しながら前記第2のシミュレーション演算部に前記第2のシミュレーションを実行させ、前記第2の評価関数値が最適値となる制御パラメータをパラメータ調整結果として採用するパラメータ探索演算部とを備えるものである。
また、本発明のパラメータ調整装置の1構成例は、前記制御対象に一定振幅の操作量を与えて制御対象の応答から前記制御パラメータの推定値を算出するオートチューニングシミュレーション処理を実行するオートチューニング演算部と、前記制御パラメータの推定値に基づき前記制御パラメータの探索範囲を確定して前記パラメータ探索演算部に設定するパラメータ探索範囲設定部とを備えるものである。
本発明によれば、コントローラアルゴリズムと制御対象のモデリング結果(数式モデル)とを組み合わせた制御系を調整装置上に作成し、制御系のシミュレーションの結果と理想の制御応答特性との差異を評価関数値として与え、評価関数値が最適な値に近づくように前記制御系のシミュレーションを繰り返して、最適な制御パラメータを探索するようにしたので、制御対象のモデリング結果を制御パラメータ調整に正確に反映させることができ、モデリング結果の多様性に対応することができる。また、コントローラの動作上の制約条件に基づいてシミュレーションを行うようにしたので、コントローラの実用上の制約的動作を制御パラメータ調整に正確に反映させることができ、実用上の制約的動作に対応することができる。
また、制御対象に制約条件で規定された上限の操作量あるいは下限の操作量を操作量維持時間の間だけ与えて制御対象の過渡状態を模擬する第1のシミュレーションを行い、第1のシミュレーションの結果と理想応答結果との差異を第1の評価関数値として与え、第1の評価関数値が最適な値に近づくように第1のシミュレーションを繰り返して理想の制御応答特性を求め、この理想の制御応答特性を理想制御結果記憶部に登録して、前記制御パラメータの探索を実行するようにしたので、制御に関する専門的知識をユーザに要求することなく、最適な制御パラメータの調整を実現することができる。
また、操作量振幅が一定のリミットサイクルを発生させて制御パラメータを調整するリミットサイクルオートチューニング方法をシミュレーションにより実施して制御パラメータの推定値を算出し、算出した制御パラメータの推定値に基づき探索範囲を絞り込んで、制御パラメータの探索を行うようにしたので、最適な制御パラメータの探索に要する時間を削減することができる。
[第1の実施の形態]
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。図1は本発明の第1の実施の形態となるPIDパラメータ調整装置の構成を示すブロック図、図2は図1のPIDパラメータ調整装置の動作を示すフローチャートである。
本実施の形態のPIDパラメータ調整装置は、制御対象の数式モデルを予め記憶するモデル記憶部1と、PIDコントローラアルゴリズムを予め記憶するPIDコントローラ記憶部2と、コントローラの動作上の制約条件を予め記憶する制約条件記憶部3と、数式モデルによって表される制御対象とコントローラアルゴリズムによって表されるコントローラとからなる制御系についてその制御応答を模擬するシミュレーションの仕様を予め記憶するシミュレーション仕様記憶部4と、コントローラの動作上の制約条件に基づいて制御系のシミュレーションを実行するシミュレーション演算部5と、制御系の理想の制御応答特性を予め記憶する理想制御結果記憶部6と、シミュレーションの結果と理想の制御応答特性との近さを示す評価関数値を演算する評価関数演算部7と、コントローラアルゴリズムの制御パラメータ(本実施の形態ではPIDパラメータ)を逐次変更しながらシミュレーション演算部5にシミュレーションを実行させ、評価関数値が最適値となるPIDパラメータをパラメータ調整結果として採用するPIDパラメータ探索演算部8とを備える。
以下、本実施の形態のPIDパラメータ調整装置の動作について説明するが、まず最初に個々の構成要素の動作を説明し、次に全体の処理の流れを図2を用いて説明する。
制御対象は、時間遅れとむだ時間の要素を有するものとしてその伝達関数Gpを次式のような伝達関数で表現できる。
Gp=Kpexp(−Lps)/{(1+T1s)(1+T2s)(1+T3s)}
・・・(1)
式(1)において、Kpはプロセスゲイン、Lpはプロセスむだ時間、T1,T2,T3はプロセス時定数、sはラプラス演算子である。
モデル記憶部1には、PIDパラメータ調整装置を使用するユーザによって式(1)の数式モデルが予め登録されており、また周知のモデリング手法により求められたプロセスゲインKp、プロセスむだ時間Lpおよびプロセス時定数T1,T2,T3が予め登録されている。式(1)によれば、最大で3次遅れの制御対象まで表現できることになる。
PIDコントローラ記憶部2には、ユーザによって次式のような伝達関数のPIDコントローラアルゴリズム、すなわちシミュレーション演算部5にPIDコントローラを実現させるプログラムが予め登録されている。
MV=(100/Pb){1+(1/Tis)+Tds}(SP−PV) ・・(2)
式(2)において、Pbは比例帯、Tiは積分時間、Tdは微分時間、MVは操作量、SPは設定値、PVは制御量である。比例帯Pb、積分時間Tiおよび微分時間TdはPIDパラメータ探索演算部8によって決定される。また、操作量MV、設定値SPおよび制御量PVは、シミュレーション演算部5によるシミュレーション時に動的に変化する。
制約条件記憶部3には、ユーザによって以下の制約条件式が予め登録されている。
if MV>MVH then MV=MVH ・・・(3)
if MV<MVL then MV=MVL ・・・(4)
式(3)、式(4)において、MVHは制御対象に出力する操作量MVの上限値、MVLは操作量MVの下限値である。式(3)は、シミュレーション演算部5によって演算された操作量MVが操作量上限値MVHより大きい場合、MV=MVH、すなわち操作量上限値MVHを操作量MVとする上限処理が行われることを意味している。また、式(4)は、演算された操作量MVが操作量下限値MVLより小さい場合、MV=MVL、すなわち操作量下限値MVLを操作量MVとする下限処理が行われることを意味している。
シミュレーション仕様記憶部4には、ユーザによって次式のシミュレーション仕様が予め登録されている。
if T<Tstep then SP=SP1 else SP=SP2 ・・・(5)
if T=Tsim then [シミュレーション終了] ・・・(6)
式(5)、式(6)において、SP1はステップ応答前の設定値、SP2はステップ応答後の設定値、Tはシミュレーションの経過時間、Tstepはシミュレーションの開始時刻(T=0)から設定値SPのステップ変更時までの時間、Tsim はシミュレーション総時間である。
式(5)はシミュレーション開始時刻からの経過時間TがTstepより前の時点では設定値SPをSP1とし、経過時間TがTstepに達した時点で設定値SPをSP2とすることを意味している。また、式(6)は経過時間TがTsim に達した時点でシミュレーションを終了することを意味している。
理想制御結果記憶部6には、ユーザにとっての理想の制御応答特性、すなわち経過時間T=Tj (Tj≦Tsim、jは1からnまでの整数)における理想の制御量PV_data_j が予め登録されている。理想の制御応答特性を定めるために、制御量PV_data_j の具体的な値が少なくとも1つ必要である(n≧1)。図3に理想の制御応答特性を模式的に示す。
シミュレーション演算部5は、モデル記憶部1の数式モデルによって表される制御対象とPIDコントローラ記憶部2のコントローラアルゴリズムによって表されるPIDコントローラとからなる仮想の制御系についてその制御応答を模擬するシミュレーションを、制約条件記憶部3の制約条件式とシミュレーション仕様記憶部4のシミュレーション仕様とに基づいて行う。このときの制御系のブロック線図を図4に示す。
シミュレーション演算部5は、初期設定処理とシミュレーション処理とを実行する。初期設定処理において、シミュレーション演算部5は、シミュレーション開始時刻における制御量PVの初期値をSP1、設定値SPの初期値をSP1、操作量MVの初期値をSP1/Kp、シミュレーションの経過時間Tを0とする。シミュレーション処理については後述する。
評価関数演算部7は、シミュレーション結果と理想の制御応答特性との近さを示す評価関数値Fを次式により求める評価関数処理を実行する。
Figure 2005070940
式(7)において、PV_Tjは経過時間T=Tj におけるシミュレーション処理によって演算された制御量、nは前述のとおり理想の制御量PV_data_j のデータ数である。式(7)による計算結果が0若しくは0に近い最小値(正値)になる場合が評価関数値Fの最適値であり、この場合にシミュレーション結果と理想の制御応答特性とが最も近くなる。
PIDパラメータ探索演算部8は、PIDパラメータ生成処理と評価関数値比較処理とPIDパラメータ確定処理とからなるPIDパラメータ探索処理を実行する。
PIDパラメータ生成処理において、PIDパラメータ探索演算部8は、PIDパラメータがとり得る全ての値、すなわち比例帯Pbと積分時間Tiと微分時間Tdとがとり得る全ての組み合わせを1つずつ順番に生成する。あらかじめ定められた比例帯探索上限値をPb_max 、積分時間探索上限値をTi_max 、微分時間探索上限値をTd_max としたとき、比例帯Pbはとり得る範囲が0<Pb<Pb_max で分解能がdPbの精度で生成され、積分時間Tiはとり得る範囲が0<Ti<Ti_max で分解能がdTiの精度で生成され、微分時間Tdはとり得る範囲が0<Td<Td_max で分解能がdTdの精度で生成される。
評価関数値比較処理において、PIDパラメータ探索演算部8は、比例帯Pbと積分時間Tiと微分時間Tdとがとり得る全ての組み合わせについて計算された評価関数値Fを比較して、全ての評価関数値Fのうち最小の評価関数値F_min (F_min ≧0)を与える比例帯Pbと積分時間Tiと微分時間Tdとの組み合わせを抽出する。
PIDパラメータ確定処理では、PIDパラメータ探索演算部8は、評価関数値比較処理で抽出した比例帯Pbと積分時間Tiと微分時間Tdとの組み合わせをパラメータ調整結果として採用する。
なお、以上のPIDパラメータ探索処理は、PIDパラメータがとり得る全ての値を1つずつ生成してシミュレーション演算部5にシミュレーション処理を実行させ、計算された全ての評価関数値Fを比較することにより、最適なPIDパラメータを探索する手法であるが、この手法は探索効率を考慮しない手法であり、一事例に過ぎない。評価関数値Fが最適値に近づくようにPIDパラメータを逐次変更しながら探索的にシミュレーション演算部5を動作させる効率的な手法として、一般に知られているシンプレックス法などを用いてもよい。
次に、図1のPIDパラメータ調整装置の処理の流れを図2を用いて説明する。まず、PIDパラメータ探索演算部8はPIDパラメータ生成処理を行い(図2ステップ101)、シミュレーション演算部5は初期設定処理を行う(ステップ102)。
続いて、シミュレーション演算部5は、経過時間T=0におけるシミュレーション処理を行う(ステップ103)。この経過時間T=0のシミュレーション処理において、シミュレーション演算部5は、初期設定処理で定めた操作量MVに前記制約条件式に基づく上限処理または下限処理を必要に応じて行った後、モデル記憶部1の数式モデルに基づく次式により制御量PVを演算し、この制御量PVをシミュレーションの結果として経過時間T=0と対応付けて記憶する。
PV=[Kpexp(−Lps)
/{(1+T1s)(1+T2s)(1+T3s)}]MV ・・・(8)
シミュレーション処理の実行後は、通常は評価関数演算部7が評価関数処理を実行するが、経過時間T=0では理想の制御応答特性が定められていないため、評価関数処理は実行しない。
シミュレーション処理の実行後、シミュレーション演算部5は、T≧Tsim が成立するかどうかを判定する(ステップ105)。T≧Tsim 、すなわち経過時間TがTsim に達した場合には、前記シミュレーション仕様によりシミュレーション処理が終了したと判断して、ステップ106に進む。また、経過時間TがTsim に達していない場合には、シミュレーション処理が終了していないと判断して、ステップ103に戻る。
次に、シミュレーション演算部5は、経過時間T>0におけるシミュレーション処理を行う(ステップ103)。この経過時間T>0のシミュレーション処理において、シミュレーション演算部5は、T≧Tstepが成立するかどうかを判定し、経過時間TがTstepより前の時点では設定値SPをSP1のままとし、経過時間TがTstepに達した時点で設定値SPをSP2に変更する。続いて、シミュレーション演算部5は、直前のシミュレーション処理で演算した制御量PVと現在の設定値SPとステップ101で生成されたPIDパラメータとから式(2)のPIDコントローラアルゴリズムにより操作量MVを演算する。そして、シミュレーション演算部5は、演算した操作量MVに前記制約条件式に基づく上限処理または下限処理を必要に応じて行った後、式(8)により制御量PVを演算し、この制御量PVをシミュレーションの結果として経過時間Tと対応付けて記憶する。
経過時間T>0が理想制御結果記憶部6に理想の制御量PV_data_j が登録されている経過時間Tj である場合(T=Tj )、シミュレーション演算部5によって演算された制御量はPV_Tjとなるので、評価関数演算部7は、この制御量PV_Tjと理想の制御量PV_data_j とから式(7)により評価関数値Fを算出する(ステップ104)。
シミュレーション演算部5と評価関数演算部7とは以上のような経過時間T>0におけるシミュレーション処理と評価関数処理とを、ステップ105においてT≧Tsim が成立するまで一定の周期毎に繰り返し実行する。
なお、経過時間T≧Tn が成立していない途中の時点では、シミュレーション結果と比較していない理想の制御量がまだ残っている状態なので、この途中の時点における評価関数処理は(PV_T1−PV_data_1)2 +(PV_T2−PV_data_2)2 +(PV_T3−PV_data_3)2 ・・・・といったように評価関数値Fを途中まで計算する処理となる。
次に、シミュレーション演算部5は、ステップ105においてT≧Tsim が成立するとシミュレーション処理が終了したと判断し、PIDパラメータがとり得る全ての組み合わせについてステップ101〜105の処理が終了したかどうかを判定する(ステップ106)。PIDパラメータがとり得る全ての組み合わせについてステップ101〜105の処理が終了した場合には、ステップ107に進み、終了していない場合には、ステップ101に戻って比例帯Pbと積分時間Tiと微分時間Tdとの新たな組み合わせをPIDパラメータ探索演算部8に生成させる。こうして、比例帯Pbと積分時間Tiと微分時間Tdとがとり得る組み合わせのそれぞれについてステップ101〜105の処理が実行される。
PIDパラメータがとり得る全ての組み合わせについてステップ101〜105の処理が終了した場合、PIDパラメータ探索演算部8は、評価関数値比較処理を実行して、最小の評価関数値F_min を与える比例帯Pbと積分時間Tiと微分時間Tdとの組み合わせを抽出し(ステップ107)、抽出した比例帯Pbと積分時間Tiと微分時間Tdとの組み合わせをパラメータ調整結果として採用する(ステップ108)。
以上で、PIDパラメータ調整装置の処理が終了する。
本実施の形態によれば、PIDコントローラアルゴリズムと制御対象のモデリング結果(数式モデル)とを組み合わせた仮想の制御系を調整装置上に作成し、制御系のシミュレーションの結果と理想の制御応答特性との差異を評価関数値として与え、評価関数値が最適な値に近づくように前記制御系のシミュレーションを繰り返して、最適なPIDパラメータを探索するようにしたので、制御対象のモデリング結果をPIDパラメータ調整に正確に反映させることができ、モデリング結果の多様性に対応することができる。また、コントローラの動作上の制約条件に基づいてシミュレーションを行うようにしたので、コントローラの実用上の制約的動作をPIDパラメータ調整に正確に反映させることができ、実用上の制約的動作に対応することができる。
[第2の実施の形態]
次に、本発明の第2の実施の形態について説明する。図5は本発明の第2の実施の形態となるPIDパラメータ調整装置の構成を示すブロック図、図6は図5のPIDパラメータ調整装置の動作を示すフローチャートである。
本実施の形態のPIDパラメータ調整装置は、制御対象の過渡状態を模擬する第1のシミュレーションの応答条件変数を予め記憶する応答条件記憶部14と、第1のシミュレーションの仕様を記憶する第1のシミュレーション仕様記憶部15と、第1のシミュレーションの理想的な結果である理想応答結果を予め記憶する理想応答結果記憶部16と、制御対象に上限の操作量あるいは下限の操作量を操作量維持時間の間だけ与えて第1のシミュレーションを行う第1のシミュレーション演算部17と、第1のシミュレーションの結果と理想応答結果との近さを示す第1の評価関数値を演算する第1の評価関数演算部18と、操作量維持時間を逐次変更しながら第1のシミュレーション演算部17に第1のシミュレーションを実行させ、第1の評価関数値が最適値となる操作量維持時間を抽出する操作量維持時間探索演算部19と、抽出された操作量維持時間に対応する第1のシミュレーションの結果を理想の制御応答特性として理想制御結果記憶部26に登録する理想応答波形登録処理部20と、モデル記憶部21と、PIDコントローラ記憶部22と、制約条件記憶部23と、第2のシミュレーション仕様記憶部24と、第2のシミュレーション演算部25と、理想制御結果記憶部26と、第2の評価関数演算部27と、PIDパラメータ探索演算部28とを備える。
モデル記憶部21、PIDコントローラ記憶部22、制約条件記憶部23、第2のシミュレーション仕様記憶部24、第2のシミュレーション演算部25、第2の評価関数演算部27、PIDパラメータ探索演算部28の動作は、それぞれ第1の実施の形態のモデル記憶部1、PIDコントローラ記憶部2、制約条件記憶部3、シミュレーション仕様記憶部4、シミュレーション演算部5、評価関数演算部7、PIDパラメータ探索演算部8と同じなので、説明は省略する。
理想制御結果記憶部26の動作は第1の実施の形態の理想制御結果記憶部6と同じであるが、この理想制御結果記憶部26が記憶している理想の制御応答特性は、ユーザではなく、後述のように理想応答波形登録処理部20によって登録されるものである。
応答条件記憶部14には、第1のシミュレーション中に制御対象に与える操作量が応答条件変数として予め登録されている。なお、この応答条件変数は、第1の実施の形態の式(3)、式(4)の制約条件式に記述されている操作量上限値MVH、操作量下限値MVLと同じであるので、応答条件記憶部14を用いることなく、制約条件から応答条件変数を取得するようにしてもよい。
第1のシミュレーション仕様記憶部15には、第1のシミュレーションの仕様がユーザによって予め登録されている。この第1のシミュレーションの仕様は、第1の実施の形態の式(5)、式(6)で説明したシミュレーション処理の仕様と同じである。
理想応答結果記憶部16には、前記第1のシミュレーションの理想的な結果である理想応答結果としてオーバーシュート量OSがユーザによって予め登録されている。
第1のシミュレーション演算部17は、応答条件記憶部14の応答条件変数とシミュレーション仕様記憶部16のシミュレーション仕様とに基づいて、第1の初期設定処理と第1のシミュレーション処理とを実行する。
第1の初期設定処理において、シミュレーション演算部17は、シミュレーション開始時刻における制御量PVの初期値をSP1、設定値SPの初期値をSP1、操作量MVの初期値をSP1/Kp、シミュレーションの経過時間Tを0とする。
第1のシミュレーション処理において、シミュレーション演算部17は、シミュレーション仕様記憶部16のシミュレーション仕様に基づき式(5)の処理を行うと共に、以下の処理を行う。
if T<Tstep then MV=SP1/Kp ・・・(9)
if Tstep≦T≦Tstep+dTmv then MV=MV_dTmv ・・(10)
if T>Tstep+dTmv then MV=SP2/Kp ・・・(11)
式(10)において、dTmvは操作量MV=MV_dTmvを維持する時間となる操作量維持時間である。
式(9)は、シミュレーション開始時刻からの経過時間TがTstepより前の時点では操作量MVをSP1/Kpとすることを意味している。
式(10)は、経過時間TがTstep以上かつTstep+dTmv以下のとき、操作量MVをMV_dTmvとすることを意味している。Kp>0かつSP1<SP2の場合あるいはKp<0かつSP1>SP2の場合は、応答条件記憶部14に記憶された応答条件変数の操作量上限値MVHを用いてMV_dTmv=MVHとし、Kp>0かつSP1>SP2の場合あるいはKp<0かつSP1<SP2の場合は、応答条件変数の操作量下限値MVLを用いてMV_dTmv=MVLとする。
式(11)は、経過時間TがTstep+dTmvを超えたとき、操作量MVをSP2/Kpとすることを意味している。
第1の評価関数演算部18は、第1のシミュレーションの結果と理想応答結果との近さを示す第1の評価関数値Gを次式により求める第1の評価関数処理を実行する。
G=(OS_sim−OS)2 ・・・(12)
式(12)において、OS_sim は第1のシミュレーション中に発生するオーバーシュート量である。式(12)による計算結果が0に近い最小値(正値)になる場合が第1の評価関数値Gの最適値であり、この場合に第1のシミュレーションの結果と理想応答結果とが最も近くなる。式(12)の評価関数の場合、厳密な連続系に近いシミュレーションができれば、G=0、すなわちOS_sim =OSに十分近くなるシミュレーションが可能である。
操作量維持時間探索演算部19は、操作量維持時間生成処理と第1の評価関数値比較処理とからなる操作量維持時間探索処理を実行する。
操作量維持時間生成処理において、操作量維持時間探索演算部19は、操作量維持時間dTmvがとり得る全ての値を1つずつ順番に生成する。あらかじめ定められた操作量維持時間探索上限値をdTmv_max としたとき、操作量維持時間dTmvはとり得る範囲が0<dTmv<dTmv_max の範囲で分解能がDmvの精度で生成される。
第1の評価関数値比較処理において、操作量維持時間探索演算部19は、操作量維持時間dTmvがとり得る全ての値について計算された評価関数値Gを比較して、全ての評価関数値Gのうち最小の評価関数値G_min (G_min >0)を与える操作量維持時間dTmvを抽出する。
なお、以上の操作量維持時間探索処理は、操作量維持時間dTmvがとり得る全ての値を1つずつ生成して第1のシミュレーション演算部17に第1のシミュレーション処理を実行させ、計算された全ての評価関数値Gを比較することにより、最適な操作量維持時間dTmvを探索する手法であるが、この手法は探索効率を考慮しない手法であり、一事例に過ぎない。
理想応答波形登録処理部20は、操作量維持時間探索演算部19によって抽出された操作量維持時間dTmvに対応する第1のシミュレーションの結果(経過時間Tと制御量PV)を理想の制御応答特性として理想制御結果記憶部26に登録する。
理想制御結果記憶部26に理想の制御応答特性が登録された後、モデル記憶部21、PIDコントローラ記憶部22、制約条件記憶部23、第2のシミュレーション仕様記憶部24、第2のシミュレーション演算部25、第2の評価関数演算部27およびPIDパラメータ探索演算部28が第1の実施の形態で説明した処理を実行する。
次に、図5のPIDパラメータ調整装置の処理の流れを図6を用いて説明する。まず、操作量維持時間探索演算部19は、操作量維持時間生成処理を行い(図6ステップ201)、第1のシミュレーション演算部17は、第1の初期設定処理を行う(ステップ202)。
続いて、第1のシミュレーション演算部17は、経過時間T=0における第1のシミュレーション処理を行う(ステップ203)。この経過時間T=0の第1のシミュレーション処理において、シミュレーション演算部17は、第1の初期設定処理で定めた操作量MV=SP1/Kpを式(8)に代入して制御量PVを演算し、この制御量PVを第1のシミュレーションの結果として経過時間T=0と対応付けて記憶する。
第1のシミュレーション処理の実行後は、第1の評価関数演算部18が第1の評価関数処理を実行するが、制御量PVにオーバーシュートが発生していない時点では、オーバーシュート量OS_sim =0として評価関数値Gを算出する(ステップ204)。
第1のシミュレーション処理の実行後、第1のシミュレーション演算部17は、経過時間TがTsim に達したかどうかを判定する(ステップ205)。経過時間TがTsim に達した場合には、第1のシミュレーション仕様記憶部15のシミュレーション仕様により第1のシミュレーション処理が終了したと判断して、ステップ206に進む。また、経過時間TがTsim に達していない場合には、第1のシミュレーション処理が終了していないと判断して、ステップ203に戻る。
次に、第1のシミュレーション演算部17は、経過時間T>0における第1のシミュレーション処理を行う(ステップ203)。この経過時間T>0の第1のシミュレーション処理において、シミュレーション演算部17は、T≧Tstepが成立するかどうかを判定し、経過時間TがTstepより前の時点では設定値SPをSP1のままとし、経過時間TがTstepに達した時点で設定値SPをSP2に変更する。続いて、シミュレーション演算部17は、経過時間Tに応じて式(9)、式(10)または式(11)のうちいずれか1つを用いて操作量MVを決定し、式(8)により制御量PVを演算して、この制御量PVを第1のシミュレーションの結果として経過時間Tと対応付けて記憶する。
第1の評価関数演算部18は、Kp>0かつSP1<SP2の場合あるいはKp<0かつSP1<SP2の場合、PV−SP>0が成立した時点で制御量PVにオーバーシュートが発生したと判断し、またKp<0かつSP1>SP2の場合あるいはKp>0かつSP1>SP2の場合、PV−SP<0が成立した時点でオーバーシュートが発生したと判断して、発生したオーバーシュート量OS_sim と理想のオーバーシュート量OSとから式(12)により評価関数値Gを算出する(ステップ204)。オーバーシュート量OS_sim は、PV−SPによって求めることができる。
第1のシミュレーション演算部17と第1の評価関数演算部18とは以上のような経過時間T>0における第1のシミュレーション処理と第1の評価関数処理とを、ステップ205においてT≧Tsim が成立するまで一定の周期毎に繰り返し実行する。
次に、第1のシミュレーション演算部17は、ステップ205においてT≧Tsim が成立すると第1のシミュレーション処理が終了したと判断し、操作量維持時間dTmvがとり得る全ての値についてステップ201〜205の処理が終了したかどうかを判定する(ステップ206)。操作量維持時間dTmvがとり得る全ての値についてステップ201〜205の処理が終了した場合には、ステップ207に進み、終了していない場合には、ステップ201に戻って操作量維持時間dTmvの新たな値を操作量維持時間探索演算部19に生成させる。こうして、操作量維持時間dTmvがとり得る全ての値についてステップ201〜205の処理が実行される。
操作量維持時間dTmvがとり得る全ての値についてステップ201〜205の処理が終了した場合、操作量維持時間探索演算部19は、第1の評価関数値比較処理を実行して、最小の評価関数値G_min を与える操作量維持時間dTmvを抽出し(ステップ207)、理想応答波形登録処理部20は、抽出された操作量維持時間dTmvに対応する第1のシミュレーションの結果を理想の制御応答特性として理想制御結果記憶部26に登録する(ステップ208)。
第1のシミュレーションでは、経過時間T(0<T≦Tsim )における制御量PVを演算して、この経過時間Tと制御量PVとをシミュレーションの結果としてシミュレーション演算部17に記憶する。したがって、シミュレーション演算部17に記憶された第1のシミュレーションの結果のうち、抽出された操作量維持時間dTmvに対応する結果を理想制御結果記憶部26に登録すればよい。
図7は、操作量維持時間探索演算部19の理想過渡応答軌道確定処理を説明するための図である。図7(a)のような波形の操作量MVを制御対象に与えた第1のシミュレーションの結果は図7(b)である。図7(b)の場合、オーバーシュートが全く発生しておらず、制御量PVが設定値SP2に緩やかに接近しており、制御の即応性を満たしていない。したがって、理想の制御応答特性としては不適切である。
図7(c)のような波形の操作量MVを制御対象に与えた第1のシミュレーションの結果は図7(d)である。図7(d)の場合、オーバーシュートが大きく、過剰な制御応答になっており、理想の制御応答特性としては不適切である。
図7(e)のような波形の操作量MVを制御対象に与えた第1のシミュレーションの結果は図7(f)である。図7(f)の場合、図示しない程度の微小なオーバーシュートが発生しており、制御の即応性を満たし、かつオーバーシュートを適度に抑制した理想的な応答波形となっている。図7(b)や図7(d)に比べて図7(f)の場合が評価関数値Gが最も小さく、0に近くなる。したがって、図7(f)の制御量PVの軌道が理想の制御応答特性として理想制御結果記憶部26に登録される。
なお、図7(d)からも明らかなように、第1のシミュレーション中は時間Tの経過に伴ってオーバーシュート量OS_sim も変化する。オーバーシュート量OS_sim として最終的に採用する値は、その絶対値が最大になったときの値である。したがって、ステップ204で算出する第1の評価関数値Gの値も時間Tの経過に伴って変化するが、評価関数値Gとして最終的に採用する値は、オーバーシュート量OS_sim の絶対値が最大になったときの値である。評価関数値Gの最終的な値を求めるためには、ステップ204の算出値が以前に採用した評価関数値Gの値を超えた場合のみ、算出値を新たな評価関数値Gとして採用し、算出値が以前に採用した評価関数値G以下の場合には、算出値を廃棄するようにすればよい。
次に、PIDパラメータ探索演算部28は、第1の実施の形態で説明したPIDパラメータ生成処理を行い(ステップ209)、第2のシミュレーション演算部25は、第2の初期設定処理を行う(ステップ210)。この第2の初期設定処理は、第1の実施の形態で説明した初期設定処理と同じである。
続いて、第2のシミュレーション演算部25は、経過時間T=0における第2のシミュレーション処理を行う(ステップ211)。この経過時間T=0の第2のシミュレーション処理は、第1の実施の形態で説明した経過時間T=0のシミュレーション処理と同じである。
第2のシミュレーション処理の実行後、シミュレーション演算部25は、経過時間TがTsim に達したかどうかを判定し(ステップ213)、経過時間TがTsim に達していない場合には、第2のシミュレーション処理が終了していないと判断して、ステップ211に戻って、経過時間T>0における第2のシミュレーション処理を行う。この経過時間T>0の第2のシミュレーション処理は、第1の実施の形態で説明した経過時間T>0のシミュレーション処理と同じである。続いて、第2の評価関数演算部27は、第2の評価関数値Fを算出する第2の評価関数処理を実行する(ステップ212)。この第2の評価関数処理は、第1の実施の形態で説明した評価関数処理と同じである。
次に、第2のシミュレーション演算部25は、ステップ213においてT≧Tsim が成立すると第2のシミュレーション処理が終了したと判断し、PIDパラメータがとり得る全ての組み合わせについてステップ209〜213の処理が終了したかどうかを判定する(ステップ214)。PIDパラメータがとり得る全ての組み合わせについてステップ209〜213の処理が終了した場合には、ステップ215に進み、終了していない場合には、ステップ209に戻って比例帯Pbと積分時間Tiと微分時間Tdとの新たな組み合わせをPIDパラメータ探索演算部28に生成させる。
PIDパラメータがとり得る全ての組み合わせについてステップ209〜213の処理が終了した場合、PIDパラメータ探索演算部28は、第2の評価関数値比較処理を実行して、最小の評価関数値F_min を与える比例帯Pbと積分時間Tiと微分時間Tdとの組み合わせを抽出し(ステップ215)、抽出した比例帯Pbと積分時間Tiと微分時間Tdとの組み合わせをパラメータ調整結果として採用する(ステップ216)。
以上で、PIDパラメータ調整装置の処理が終了する。
本実施の形態によれば、制御対象に応答条件変数として規定された操作量上限値MVHあるいは操作量下限値MVLを操作量維持時間dTmvの間だけ与えて制御対象の過渡状態を模擬する第1のシミュレーションを行い、第1のシミュレーションの結果と理想応答結果との差異を第1の評価関数値Gとして与え、第1の評価関数値Gが最適な値に近づくように第1のシミュレーションを繰り返して理想の制御応答特性を求め、この理想の制御応答特性を理想制御結果記憶部26に登録して、第1の実施の形態で説明したPIDパラメータの探索を実行するようにしたので、制御に関する専門的知識をユーザに要求することなく、最適なPIDパラメータの調整を実現することができる。
なお、本実施の形態は、OSが0以下にならないことを想定したものであり、応答時間を第1の評価関数に加えてもよい。OS_sim =OSという評価のみでは、制御量PVが設定値SP2に緩やかに近づく図7(b)のような場合でも、第1の評価関数値Gが最適値となってしまうことがあるので、評価関数値Gが最適となる第1のシミュレーションの結果が多数出現し、理想の制御応答特性を1つに絞り込めない可能性がある。そこで、応答時間最小という評価を第1の評価関数に加えることにより、評価関数値Gが最適となる第1のシミュレーションの結果の中から真に最適な結果を抽出することができ、理想の制御応答特性を1つに絞り込むことができる。これにより、制御量PVが設定値SP2に緩やかに近づくケースを理想の制御応答特性として採用する誤った最適化を回避することができる。
[第3の実施の形態]
次に、本発明の第3の実施の形態について説明する。図8は本発明の第3の実施の形態となるPIDパラメータ調整装置の構成を示すブロック図、図9は図8のPIDパラメータ調整装置の動作を示すフローチャートである。
本実施の形態のPIDパラメータ調整装置は、モデル記憶部1の数式モデルによって表される制御対象に一定振幅の操作量を与えて制御対象の応答からPIDパラメータの推定値を算出するオートチューニングシミュレーション処理を実行するオートチューニング演算部9と、PIDパラメータの推定値に基づきPIDパラメータの探索範囲を確定してPIDパラメータ探索演算部8に設定するPIDパラメータ探索範囲設定部10とを、第1の実施の形態のPIDパラメータ調整装置に追加したものである。
オートチューニング演算部9は、操作量出力処理と偏差極値検出処理と切換経過時間検出処理とPIDパラメータ推定値算出処理とからなるオートチューニングシミュレーション処理を実行する。
図9のステップ301の操作量出力処理において、オートチューニング演算部9は、Kp>0の場合、式(13)の処理を実行し、Kp<0の場合、式(14)の処理を実行する。
if SP−PV>0 then MV=MVH else MV=MVL
・・・(13)
if SP−PV>0 then MV=MVL else MV=MVH
・・・(14)
式(13)は、設定値SPが制御量PVより大きい場合、操作量MVを操作量上限値MVHとし、設定値SPが制御量PV以下の場合、操作量MVを操作量下限値MVLとすることを意味している。また、式(14)は、設定値SPが制御量PVより大きい場合、操作量MVを操作量下限値MVLとし、設定値SPが制御量PV以下の場合、操作量MVを操作量上限値MVHとすることを意味している。
図10はオートチューニング演算部9の偏差極値検出処理および切換経過時間検出処理(ステップ302)の詳細を示すフローチャート、図11は偏差極値検出処理および切換経過時間検出処理を説明するための図である。
まず、オートチューニング演算部9は、式(8)により制御量PVを演算して、SP−PVを偏差Erとし(図10ステップ501)、次式が成立するかどうかを判定する(ステップ502)。
|Er|>|Ermax| ・・・(15)
式(15)において、Ermaxは偏差の最大値で、初期値は0である。オートチューニング演算部9は、式(15)が成立する場合、Ermax=Er、すなわち現在の偏差Erを最大偏差Ermaxとする(ステップ503)。
次に、オートチューニング演算部9は、偏差Erの正負が切り換わったかどうかを次式により判定する(ステップ504)。
ErEr0<0 ・・・(16)
ここで、Er0は1周期前の偏差である。式(16)が不成立の場合は、偏差極値検出が完了していないと判断して、ステップ301に戻る。
図9のステップ301と302(ステップ501〜504)の処理が1周期ごとに繰り返されると、偏差Erの増大に伴って最大偏差Ermaxが更新される。そして、図11の時刻t1になると、式(16)が成立する。
式(16)が成立したとき、オートチューニング演算部9は、Er1=Ermax、すなわち最大偏差Ermaxを第1の極値偏差Er1とする。また、オートチューニング演算部9は、前回式(16)が成立した時刻から最大偏差Ermaxが更新された最新時刻までの時間を第1の操作量切換経過時間Th1とする(ステップ505)。なお、式(16)が初めて成立した場合には、第1の操作量切換経過時間Th1を0とする。
次に、オートチューニング演算部9は、偏差極値検出完了条件が成立したかどうかを判定する(ステップ506)。本実施の形態では、制御量PVの極値を4つ検出することを偏差極値検出完了条件とする。ここでは、制御量PVの極値を1つ検出しただけなので、偏差極値検出が完了していないと判断し、最大偏差Ermaxを0に初期化して(ステップ507)、ステップ301に戻る。
ステップ301と302(ステップ501〜504)の処理を1周期ごとに繰り返し、図11の時刻t3になると、式(16)が再び成立する。式(16)が成立したとき、オートチューニング演算部9は、Er2=Er1、Er1=Ermax、Th2=Th1、すなわち第1の極値偏差Er1の値を第2の極値偏差Er2に代入し、最大偏差Ermaxを新たな第1の極値偏差Er1とし、第1の操作量切換経過時間Th1の値を第2の操作量切換経過時間Th2に代入する。さらに、オートチューニング演算部9は、前回式(16)が成立した時刻t1から最大偏差Ermaxが更新された最新時刻t2までの時間を新たな第1の操作量切換経過時間Th1とする(ステップ505)。
次に、オートチューニング演算部9は、偏差極値検出完了条件が成立したかどうかを判定する(ステップ506)。ここでは、制御量PVの極値を2つ検出しただけなので、偏差極値検出が完了していないと判断し、最大偏差Ermaxを0に初期化して(ステップ507)、ステップ301に戻る。
ステップ301と302の処理を1周期ごとに繰り返し、図11の時刻t5になると、式(16)が再び成立する。式(16)が成立したとき、オートチューニング演算部9は、Er3=Er2、Er2=Er1、Er1=Ermax、Th2=Th1、すなわち第2の極値偏差Er2の値を第3の極値偏差Er3に代入し、第1の極値偏差Er1の値を第2の極値偏差Er2に代入し、最大偏差Ermaxを新たな第1の極値偏差Er1とし、第1の操作量切換経過時間Th1の値を第2の操作量切換経過時間Th2に代入する。さらに、オートチューニング演算部9は、前回式(16)が成立した時刻t3から最大偏差Ermaxが更新された最新時刻t4までの時間を新たな第1の操作量切換経過時間Th1とする(ステップ505)。
次に、オートチューニング演算部9は、偏差極値検出完了条件が成立したかどうかを判定する(ステップ506)。ここでは、制御量PVの極値を3つ検出しただけなので、偏差極値検出が完了していないと判断し、最大偏差Ermaxを0に初期化して(ステップ507)、ステップ301に戻る。
ステップ301と302の処理を1周期ごとに繰り返し、図11の時刻t7になると、式(16)が再び成立する。式(16)が成立したとき、オートチューニング演算部9は、Er3=Er2、Er2=Er1、Er1=Ermax、Th2=Th1とし、前回式(16)が成立した時刻t5から最大偏差Ermaxが更新された最新時刻t6までの時間を新たな第1の操作量切換経過時間Th1とする(ステップ505)。
次に、オートチューニング演算部9は、偏差極値検出完了条件が成立したかどうかを判定する(ステップ506)。ここでは、制御量PVの極値を4つ検出し終えたので、偏差極値検出が完了したと判断し、最大偏差Ermaxを0に初期化して(ステップ507)、ステップ303に進む。
以上のように、操作量出力処理、偏差極値検出処理および切換経過時間検出処理を一定の周期毎に繰り返し実行して、偏差極値検出完了条件が成立すると、オートチューニングシミュレーションを終了する。なお、図11からも分かるように、PIDパラメータの算出に必要な制御量PVの極値は本来3つであるが、最初の極値はパラメータ算出にとって不適切な値の可能性があるので、制御量PVの極値を4つ検出している。
オートチューニングシミュレーションの終了後、オートチューニング演算部9は、PIDパラメータの推定値、すなわち比例帯の推定値Pbx、積分時間の推定値Tixおよび微分時間の推定値Tdxを次式のように算出する(ステップ303)。
Pbx=100|Er1−Er2|/(0.9|MVH−MVL|) ・・(17)
Tix=Th1+Th2 ・・・(18)
T=0.21(Th1+Th2) ・・・(19)
PIDパラメータ探索範囲設定部10は、算出された比例帯の推定値Pbx、積分時間の推定値Tixおよび微分時間の推定値Tdxに基づいてPIDパラメータ探索演算部8によるPIDパラメータの探索範囲を以下のように設定する(ステップ304)。
0.5Pbx<Pb<2Pbx ・・・(19)
0.5Tix<Ti<2Tix ・・・(20)
0<Td<4Tdx ・・・(21)
このPIDパラメータ探索演算部8に対する設定は、前述の比例帯Pbがとり得る範囲0<Pb<Pb_max を式(19)に設定し直すことを意味し、積分時間Tiがとり得る範囲0<Ti<Ti_max を式(20)に設定し直すことを意味し、微分時間Tdがとり得る範囲0<Td<Td_max を式(21)に設定し直すことを意味している。
PIDパラメータの探索範囲の設定後、モデル記憶部1、PIDコントローラ記憶部2、制約条件記憶部3、シミュレーション仕様記憶部4、シミュレーション演算部5、評価関数演算部7およびPIDパラメータ探索演算部8が第1の実施の形態で説明した処理を実行する。図9のステップ305〜312の処理は、図2のステップ101〜108と同じである。
本実施の形態では、操作量振幅が一定のリミットサイクルを発生させてPIDパラメータを調整するリミットサイクルオートチューニング方法をシミュレーションにより実施してPIDパラメータの調整結果を推定し、推定したPIDパラメータ値の周辺に探索範囲を絞り込んで、第1の実施の形態の処理を実行する。これにより、本実施の形態では、最適なPIDパラメータの探索に要する時間を第1の実施の形態に比べて削減することができる。
なお、本実施の形態では、オートチューニング演算部9およびPIDパラメータ探索範囲設定部10を第1の実施の形態のPIDパラメータ調整装置に追加したが、これらを第2の実施の形態のPIDパラメータ調整装置に追加して、PIDパラメータの探索範囲をPIDパラメータ探索演算部28に設定するようにしてもよい。
また、第1の実施の形態〜第3の実施の形態で説明したPIDパラメータ調整装置は、演算装置、記憶装置及びインタフェースを備えたコンピュータとこれらのハードウェア資源を制御するプログラムによって実現することができる。
本発明は、PID等のコントローラのパラメータ調整に適用することができる。
本発明の第1の実施の形態となるPIDパラメータ調整装置の構成を示すブロック図である。 図1のPIDパラメータ調整装置の動作を示すフローチャートである。 本発明の第1の実施の形態における理想の制御応答特性を模式的に示す図である。 本発明の第1の実施の形態における制御系のブロック線図である。 本発明の第2の実施の形態となるPIDパラメータ調整装置の構成を示すブロック図である。 図5のPIDパラメータ調整装置の動作を示すフローチャートである。 本発明の第2の実施の形態における操作量維持時間探索演算部の理想過渡応答軌道確定処理を説明するための図である。 本発明の第3の実施の形態となるPIDパラメータ調整装置の構成を示すブロック図である。 図8のPIDパラメータ調整装置の動作を示すフローチャートである。 本発明の第3の実施の形態におけるオートチューニング演算部の偏差極値検出処理および切換経過時間検出処理の詳細を示すフローチャートである。 本発明の第3の実施の形態におけるオートチューニング演算部の偏差極値検出処理および切換経過時間検出処理を説明するための図である。
符号の説明
1、21…モデル記憶部、2、22…PIDコントローラ記憶部、3、23…制約条件記憶部、4…シミュレーション仕様記憶部、5…シミュレーション演算部、6、26…理想制御結果記憶部、7…評価関数演算部、8…PIDパラメータ探索演算部、14…応答条件記憶部、15…第1のシミュレーション仕様記憶部、16…理想応答結果記憶部、17…第1のシミュレーション演算部、18…第1の評価関数演算部、19…操作量維持時間探索演算部、20…理想応答波形登録処理部、24…第2のシミュレーション仕様記憶部、25…第2のシミュレーション演算部、27…第2の評価関数演算部、28…PIDパラメータ探索演算部。

Claims (3)

  1. 制御パラメータに基づく演算を行って操作量を算出するコントローラの前記制御パラメータを調整するパラメータ調整装置であって、
    制御対象の数式モデルを予め記憶するモデル記憶部と、
    前記コントローラが制御対象を制御するコントローラアルゴリズムを予め記憶するコントローラ記憶部と、
    前記コントローラの動作上の制約条件を予め記憶する制約条件記憶部と、
    前記数式モデルによって表される制御対象と前記コントローラアルゴリズムによって表されるコントローラとからなる制御系についてその制御応答を模擬するシミュレーションを、前記制約条件に基づいて行うシミュレーション演算部と、
    前記制御系の理想の制御応答特性を予め記憶する理想制御結果記憶部と、
    前記シミュレーションの結果と前記理想の制御応答特性との近さを示す評価関数値を演算する評価関数演算部と、
    前記コントローラアルゴリズムの制御パラメータを逐次変更しながら前記シミュレーション演算部に前記シミュレーションを実行させ、前記評価関数値が最適値となる制御パラメータをパラメータ調整結果として採用するパラメータ探索演算部とを備えることを特徴とするパラメータ調整装置。
  2. 制御パラメータに基づく演算を行って操作量を算出するコントローラの前記制御パラメータを調整するパラメータ調整装置であって、
    制御対象の数式モデルを予め記憶するモデル記憶部と、
    前記コントローラが制御対象を制御するコントローラアルゴリズムを予め記憶するコントローラ記憶部と、
    前記コントローラの動作上の制約条件を予め記憶する制約条件記憶部と、
    前記数式モデルによって表される制御対象と前記コントローラアルゴリズムによって表されるコントローラとからなる制御系について理想の制御応答特性を記憶するための理想制御結果記憶部と、
    前記制御対象に前記制約条件で規定された上限の操作量あるいは下限の操作量を操作量維持時間の間だけ与えて前記制御対象の過渡状態を模擬する第1のシミュレーションを行う第1のシミュレーション演算部と、
    前記第1のシミュレーションの理想的な結果である理想応答結果を予め記憶する理想応答結果記憶部と、
    前記第1のシミュレーションの結果と前記理想応答結果との近さを示す第1の評価関数値を演算する第1の評価関数演算部と、
    前記操作量維持時間を逐次変更しながら前記第1のシミュレーション演算部に前記第1のシミュレーションを実行させ、前記第1の評価関数値が最適値となる操作量維持時間を抽出する操作量維持時間探索演算部と、
    前記抽出された操作量維持時間に対応する前記第1のシミュレーションの結果を前記理想の制御応答特性として前記理想制御結果記憶部に登録する理想応答波形登録処理部と、
    前記制御系についてその制御応答を模擬する第2のシミュレーションを、前記制約条件に基づいて行う第2のシミュレーション演算部と、
    前記第2のシミュレーションの結果と前記理想制御結果記憶部に登録された理想の制御応答特性との近さを示す第2の評価関数値を演算する第2の評価関数演算部と、
    前記コントローラアルゴリズムの制御パラメータを逐次変更しながら前記第2のシミュレーション演算部に前記第2のシミュレーションを実行させ、前記第2の評価関数値が最適値となる制御パラメータをパラメータ調整結果として採用するパラメータ探索演算部とを備えることを特徴とするパラメータ調整装置。
  3. 請求項1または2記載のパラメータ調整装置において、
    前記制御対象に一定振幅の操作量を与えて制御対象の応答から前記制御パラメータの推定値を算出するオートチューニングシミュレーション処理を実行するオートチューニング演算部と、
    前記制御パラメータの推定値に基づき前記制御パラメータの探索範囲を確定して前記パラメータ探索演算部に設定するパラメータ探索範囲設定部とを備えることを特徴とするパラメータ調整装置。

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