JP2005016507A - 燃料遮断弁 - Google Patents

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Abstract

【課題】 燃料遮断弁20は、スプリングの荷重の設定などを必要としない簡単な構成によって、給油時における燃料の吹き返しを防止することができる。
【解決手段】 燃料遮断弁20は、弁室30Sおよび支持部32bを有するケース本体30と、上部にシート部材47を有するフロート41と、支持部32bに昇降可能に支持された可動弁体37と、弁室30S内と外部とを接続する第1の接続通路37bおよび第2の接続通路38と、を備えている。燃料タンクFT内の燃料液位が第1の液位FL1まで上昇したときに、フロート41の上昇により第1の接続通路37bを閉じ、燃料液位が第1の液位FL1より高い第2の液位FL2まで上昇したときにフロート41の上昇により可動弁体37を押し上げて第2の接続通路38を閉じるように構成している。
【選択図】 図1

Description

本発明は、燃料タンクの上部に装着され、燃料タンク内と外部とを接続する接続通路を開閉することで燃料タンクと外部とを連通遮断する燃料遮断弁に関する。
従来、この種の燃料遮断弁として、特許文献1などが知られており、図18に示すような構成である。図18は燃料タンクの上部に装着された燃料遮断弁100を示す断面図である。燃料遮断弁100は、燃料タンク内と外部とを連通する弁室110Sを有するケース本体110と、弁室110Sに収納され燃料タンク内の液面に応じて昇降するフロート120と、フロート120の上部に載置されたスプリング122と、スプリング122の上端に載置された第1の弁体124と、フロート120の上部中央に載置された第2の弁体126とを備えている。
上記燃料遮断弁100の構成において、給油により燃料タンク内の燃料液位が、第1の液位を越えたときに、フロート120が上昇して、第1の弁体124が第1の接続通路112bを閉じ、さらに、上記第1の液位より高い液位である第2の液位を越えたときに、第2の弁体126がスプリング122の付勢力に抗して第2の接続通路131aを閉じる。第2の接続通路131aが第1の接続通路112bより通路面積が狭く、つまり燃料液位に応じて、通路面積を2段階で狭くしているから、急激に燃料タンクが密閉されることがなく、給油口における燃料の吹き返しを防止することができる。
特開昭2000−130271号公報
しかし、燃料遮断弁100では、スプリング122の荷重によって、第2の弁体126が閉まる第2の液位を定めているので、スプリング122の荷重の設定や組み付け工程に多大な労力を必要としていた。
本発明は、上記従来の技術の問題を解決するものであり、スプリングの荷重の設定や組付が不要であり、給油時における燃料の吹き返しを防止することができる燃料遮断弁を提供することを目的とする。
上記課題を解決するためになされた本発明は、
燃料タンクの上部に装着され、燃料タンク内と外部とを連通遮断する燃料遮断弁において、
上記燃料タンク内と外部とを連通する弁室と、該弁室の上部に配置された支持部とを有するケース本体と、
上記支持部に昇降可能に支持された可動弁体と、
上記可動弁体に臨んで設けられ、上記弁室内と外部とを接続する第1の接続通路および第2の接続通路と、
上記弁室内に収納され、上記燃料タンク内の燃料液位に応じて昇降するフロートを有する弁機構と、
を備え、
上記弁機構は、上記燃料液位が第1の液位まで上昇したときに、上記フロートの上昇により上記第1の接続通路を閉じ、上記燃料液位が上記第1の液位より高い第2の液位まで上昇したときに上記フロートの上昇により上記可動弁体を押し上げて上記第2の接続通路を閉じるシート面を有すること、を特徴とする。
本発明にかかる燃料遮断弁を用いた燃料タンクに燃料が供給されると、燃料タンク内の燃料液位の上昇につれて燃料タンク内の上部に溜まっていた燃料蒸気は、第1および第2の接続通路を通じてキャニスタ側へ逃がされる。そして、燃料タンク内の燃料液位が所定の第1の液位に達すると、フロートは浮力により上昇して、シート面で第1の接続通路を閉じる。これにより、タンク内圧が上昇し、フィラーパイプ内の燃料液位が上昇する。
このとき、タンク内圧の上昇をセンサーが感知するか、フィラーパイプ内の燃料が給油ガンに到達したことを検知することで、給油ガンの給油を停止するオートストップを働かせることができるが、第1の接続通路が閉じられても、第2の接続通路が確保されているので、タンク内圧が急激に上昇することがなく、これに伴う燃料の吹き返しを防止することができる。
さらに給油されて、第2の液位に達すると、フロートがさらに上昇して、可動弁体を押し上げてシート面が第2の接続通路を閉じる。これにより、燃料タンク内がキャニスタ側に対して密閉されて燃料の流出を防止する。
また、本発明にかかる可動弁体は、ケース本体の支持部に組み付けることができるので、フロートの上部に別のフロートを組み付ける従来技術で説明した燃料遮断弁と比べて簡単にできる。
さらに、第1の液位を越えた第2の液位を定める構成は、可動弁体の自重とフロートの浮力により定まっており、従来の技術で説明したように、2段目のフロートの浮上位置を制御するためのスプリングが不要であるから、組付工程が簡略化されるとともに、スプリング荷重の調整も不要である。
本発明にかかる可動弁体の好適な態様として、円筒の移動本体を備え、該移動本体内に上記第1の接続通路を形成し、上記移動本体と支持部との間に上記第2の接続通路を形成する構成をとることができる。
また、第1および第2の接続通路を閉じるための好適な手段として、上記フロートの上部にシート部材を備え、該シート部材は、上記第1および第2の接続通路を開閉するように構成することができる。また、上記フロートの上部に第1のシート部材を備え、該第1のシート部材は、上記第1の接続通路を開閉し、可動弁体に第2のシート部材を備え、該第2のシート部材は、第2の接続通路を開閉するように構成することができる。
さらに、上記可動弁体の上方への力に抗するスプリングを備えて構成することができる。これにより、可動弁体の閉弁するときの条件の設定が容易にできる。
また実施例の好適な態様として、上記弁機構は、第1の弁体を有する第1の弁体機構と、上記フロートを有し上記第1の弁体を昇降可能に支持する第2の弁体機構とを備え、
上記シート面は、第1のシート面と、第2のシート面とを備え、上記第1のシート面は、上記第1の弁体の上部に設けられ、上記燃料液位が上記第1の液位まで上昇したときに上記弁室から上記第1の接続通路へ流れる燃料蒸気の流れにより上昇して上記第1の接続通路を閉じるように形成され、上記第2のシート面は、上記フロートの上部に設けられ上記フロートの上昇により上記第2の接続通路を閉じるように形成されている。
この構成により、給油時に、弁室からキャニスタ側へ流れる燃料蒸気により、第1の接続通路に向かいかつ上昇する燃料蒸気の流れが生じたときに、第1の弁体が上昇して第1の接続通路を閉じる。つまり、第1の弁機構を構成する第1の弁体は、第2の弁体機構と別の部材で構成され、燃料蒸気の上昇気流により第1の接続通路を閉じて、フロートを上昇させる力を弱めるから、第2の弁体が第1の液位で閉じることがない。そして、燃料液位が第2の液位に達したときに第2の弁体が第2の接続通路を閉じる。
第2の弁体は、フロートと一体に構成するほか、別体に構成してもよい。第2の弁体をフロートと別体に構成する場合には、第2の弁体は、上記弁室と第2の接続通路とを連通する弁体連通孔を有し、上記フロートは、該フロートの昇降により上記弁体連通孔を開閉する弁部を備える構成をとることができる。燃料の消費により燃料液位が下がると、フロートの下降によりフロートの上部に設けた弁部が弁体連通孔を開き、第2の弁体および第1の弁体に加わっている閉弁方向の力を小さくするから、第2の弁体、そして第1の弁体がスムーズに開き、再開弁特性を向上させることができる。
以上説明した本発明の構成・作用を一層明らかにするために、以下本発明の好適な実施例について説明する。
A.第1の実施例
(1) 燃料遮断弁20の概略構成
図1は本発明の第1の実施の形態にかかる自動車の燃料タンクFTの上部に取り付けられる燃料遮断弁20を示す断面図である。図1において、燃料タンクFTは、その表面がポリエチレンを含む複合樹脂材料から形成されており、そのタンク上壁FTaに取付穴FTcが形成されている。このタンク上壁FTaには、燃料遮断弁20がその下部を取付穴FTcに突入した状態にて取り付けられている。燃料遮断弁20は、給油時に燃料タンクFT内の燃料が所定の第1の液位FL1まで上昇したときにわずかに通気を確保した状態で閉じ、さらに第2の液位FL2まで上昇したときに閉じて、外部キャニスタへの流出を規制するものである。
(2) 燃料遮断弁20の各部の構成
燃料遮断弁20は、ケース本体30と、底支持板35と、可動弁体37と、弁機構40と、スプリング48と、蓋体50と、支持部材60とを主要な構成として備えている。ケース本体30、底支持板35、可動弁体37、フロート41および支持部材60は、耐燃料油性に優れた合成樹脂ポリアセタールから形成されている。蓋体50は、耐燃料油性に優れるとともに、燃料タンクFTに対して熱溶着可能なポリエチレンから形成されている。これらの樹脂材料は耐燃料膨潤性を共に備えているが、ケース本体30、可動弁体37、フロート41を構成するポリアセタールの方が、弁のシール特性を高めるために蓋体50のポリエチレンより優れた燃料膨潤性を有している。
図2は燃料遮断弁20を分解した断面図である。上記ケース本体30は、天井壁部32と、この天井壁部32から下方へ円筒状に延設された側壁部33とを備え、天井壁部32と側壁部33とに囲まれたカップ状の弁室30Sを形成し、その下部を下開口30aとしている。天井壁部32の中央部には、円筒状の上部突出部32aが形成されている。この上部突出部32a内には、断面円形の貫通孔である支持部32bが貫通している。また、上部突出部32aの外周側壁には、シール部材としてのOリング36を支持するための環状段部32dが形成されており、また上部突出部32aの下端は、第2のシール部32eになっている。
また、上記支持部32bには、可動弁体37が支持されている。図3は可動弁体37を示す斜視図である。可動弁体37は、円筒状の移動本体37aを備えており、その内側が第1の接続通路37bになっており、また、その下端が第1のシール部37eになっている。さらに、移動本体37aの外壁にリブ37dが周方向に等間隔に複数箇所形成され、また、その上部に透孔37fを有するフランジ37gがそれぞれ形成されている。図2に示すように可動弁体37は、支持部32bに上下方向に昇降可能に支持されており、移動本体37aと支持部32bとの間の通路、および透孔37fとにより第2の接続通路38(図1)を構成している。
側壁部33には、連通孔33aが周方向に等間隔で4カ所形成(図示では2カ所)されて、燃料タンクFT内と弁室30Sとを連通させている。また、側壁部33の下部には、係合爪33bが形成されている。係合爪33bは、後述するように底支持板35を取り付けるためのものである。
上記底支持板35は、ケース本体30の下開口30aを閉じる部材であり、その外周部に形成された係合穴35aに上記係合爪33bが係合することにより、ケース本体30の下開口30aを閉じるように装着される。この底支持板35には、弁室30Sと燃料タンクFT内とを迂回させて連通する連通路35bが形成されている。したがって、連通路35bを通じて、燃料タンクFT内が弁室30Sに連通している。底支持板35には、支持脚35cが放射状に配置されており、支持脚35cの上部に環状のスプリング支持部35dが形成されている。このスプリング支持部35dは、フロート41の内側下面との間でスプリング48を支持している。
弁機構40は、フロート41と、フロート41の上部のフロートアッパ45と、フロートアッパ45の上部に装着されたシート部材47とを備えている。フロート41は、上壁部42と、その上壁部42の外周から下方に形成された筒状の側壁部43とを備えた容器形状に構成されており、その内側スペースが浮力を生じるための浮力室41Sになっている。また、フロート41の外周部にガイド突条41aが形成されている。ガイド突条41aは、フロート41の側壁に周方向に等間隔に8カ所、上下方向にリブ形状に突設されている。上壁部42には、座部42aが形成され、さらに座部42aの中央に弁部42bが突設されている。
フロートアッパ45は、フロート41の上部に昇降可能に支持されており、円板45aの中央に、弁部42bで開閉される弁体連通孔45bが形成されている。弁体連通孔45bの下端は、第3のシール部45cになっている。また、円板45aの外周には、放射状に8枚のフィン45dが形成されている。フィン45dは、座部42aの外周とケース本体30の側壁部33の内壁との間で支持されることでフロートアッパ45を傾かせないで昇降するように支持している。フロートアッパ45の上部には、ゴム製のシート部材47が装着され、このシート部材47が第1のシール部37eおよび第2のシール部32eに着離する。
一方、蓋体50は、蓋本体51と、蓋本体51の中央から上部へ逆L字形に突出した管体部52と、蓋本体51の外周に形成されたフランジ部53と、蓋本体51の下部に突設された嵌合部54とを備え、これらを一体に形成している。また、管体部52には、蓋側通路52aが形成されており、この蓋側通路52aの一端は、ケース本体30の弁室30Sに接続され、他端はキャニスタ(図示省略)側に接続される。さらに、フランジ部53の下端部には、燃料タンクFTのタンク上壁FTaに溶着される環状溶着部53aが形成されている。
ケース本体30は、蓋体50に、以下の構成により取り付けられている。すなわち、蓋体50の下部には、ケース本体30の上部を嵌合するように筒状に嵌合部54が形成され、この嵌合部54に切欠き54aが周方向に4カ所図では2カ所形成されている。一方、ケース本体30の側壁部33には、係合突起33dが周方向に4カ所突設されており、係合突起33dが切欠き54aに係合することにより、ケース本体30が蓋体50に装着されている。
また、嵌合部54からケース本体30の上部にわたって支持部材60が外嵌されている。支持部材60は、筒本体61を備えており、この筒本体61の上部にフランジ62が形成され、筒本体61の下部にテーパ部63が形成されている。蓋体50にケース本体30を組み付けた状態にて、支持部材60をケース本体30の下方から挿入し、ケース本体30の係合突起33fを乗り越えることにより支持部材60をケース本体30と蓋体50の嵌合部54とにまたがって装着する。これにより、支持部材60は、蓋体50が燃料により膨潤して、係合突起33dと切欠き54aとの係合状態が緩んでもケース本体30を蓋体50に対して堅固に保持することができる。
(3) 燃料遮断弁20の動作
次に、燃料遮断弁20の動作について説明する。図1に示すように、給油により燃料タンクFT内に燃料が供給されると、燃料タンクFT内の燃料液位の上昇につれて燃料タンクFT内の上部に溜まっていた燃料蒸気は、透孔61a、連通孔33aを通じて、また底支持板35の連通路35bを通じて弁室30S内に入り、弁室30Sから、第1の接続通路37b、蓋側通路52aを通じて、キャニスタ側へ逃がされる。そして、図4に示すように、燃料タンクFT内の燃料液位が所定の第1の液位FL1に達すると、燃料は、底支持板35の連通路35bを通じて弁室30Sに流入する。これにより、フロート41の浮力およびスプリング48の荷重による上方への力と、フロート41およびフロートアッパ45の自重による下方への力との釣り合いによって、前者が後者を上回ったときにフロート41とフロートアッパ45とが一体になって上昇して、シート部材47が可動弁体37の第1のシール部37eに着座して第1の接続通路37bを閉じる。これにより、燃料タンクFTへの給油の際等に、燃料タンクFTから燃料蒸気を逃がすとともに燃料が燃料タンクFT外へ流出するのを防止することができる。
このとき、シート部材47は、可動弁体37がまだ上方へ移動できる位置にあるので、支持部32bと可動弁体37との間に確保されている第2の接続通路38を通じて、燃料タンクFT内がキャニスタ側に連通している。第2の接続通路38の通路面積は、第1の接続通路37bの通路面積より狭いので、タンク内圧が上昇する。このタンク内圧の上昇が給油ガンに感知されて、給油ガンの給油を停止するオートストップを働かせる。このように、燃料タンク内の燃料液位が第1の液位FL1に達したときに、第1の接続通路37bが閉じられても、第2の接続通路38が確保されているので、タンク内圧が急激に上昇することがなく、これに伴う燃料の吹き返しが起きない。
図5に示すように、燃料がさらに給油されて、第2の液位FL2に達すると、フロート41への浮力がさらに増大し、その浮力の増大量が可動弁体37の自重を上回ると、シート部材47が可動弁体37を押し上げて第2のシール部32eに着座する。このとき、シート部材47が第2の接続通路38を閉じる。これにより、燃料タンクFT内がキャニスタ側に対して密閉されるから、タンク内圧がさらに上昇して、給油ガンによる給油が停止する。したがって、上記燃料遮断弁20によれば、給油時に2段階で燃料タンクFTをキャニスタ側に対して閉じるので、ほぼ満タン液位である第1の液位FL1に達しても、急激なタンク内圧の上昇を防止することができ、燃料の吹き返しが起きない。
一方、図6に示すように、燃料タンクFT内の燃料が消費されて、燃料液面が低下すると、フロート41は、その浮力を減少して下降して、弁部42bが第3のシール部46Ffから離座して弁体連通孔45bを開ける。このとき、フロート41の弁部42bは、円錐形状でその受圧面積が狭いから、弁体連通孔45bの周辺に密着する力が弱く、フロート41の下降を妨げる力とならない。よって、フロート41は、速やかに下降して弁体連通孔45bを開く。弁体連通孔45bの連通によりフロートアッパ45の下方の圧力は、第1の接続通路37bを通じて、該第1の接続通路37bの付近と同じ圧力になる。このように圧力差が小さくなることにより、フロートアッパ45が第2のシール部32eに密着する力が弱くなるのでスムーズに下降する。このように、フロートアッパ45がフロート41の開弁をスムーズに行なわせる再開弁特性の向上を促進するように機能する。
(4) 上記実施例の燃料遮断弁20の構成により、上述した効果のほか、以下の効果を奏する。
(4)−1 第1の液位FL1を越えた第2の液位FL2を定める構成は、可動弁体37の自重とフロート41の浮力により定まっており、従来の技術で説明したように、2段目のフロートの浮上位置を制御するためのスプリングが不要であるから、組付工程が簡略化されるとともに、スプリング荷重の調整も不要である。
(4)−2 可動弁体37は、ケース本体30に組み付けることができるので、フロート41の上部に別のフロートを組み付ける従来技術で説明した構成と比べて、構成も簡単にできる。
B.第2の実施例
図7は第2の実施例に係る燃料遮断弁20Bを示す断面図である。第2の実施例は、ケース本体30Bの第2のシール部32Beを閉じる弁部材を可動弁体37Bに設けた構成に特徴を有する。すなわち、可動弁体37Bには、フランジ37Bgが形成され、このフランジ37Bgの上面に第2のシート部材37Bhが装着されている。この構成によれば、燃料液位が第1の液位FL1のときには、第1のシート部材47Bが第1のシート部37Beに着座して第1の接続通路37Bbを閉じ、燃料液位が第2の液位FL2に達したときには、可動弁体37Bの第2のシート部材37Bhが第2のシール部32Beに着座する。このようにシート移動体により閉じられる第2の接続通路38Bを開閉する箇所は、その構成に応じて適宜設けることができる。なお、上記可動弁体37Bは、分割して形成し、各分割部材の間を爪で連結する構成をとることにより組み付けを容易にすることができる。
C.第3の実施例
図8は第3の実施例にかかる燃料遮断弁20Cを示す断面図である。第3の実施例は、可動弁体37Cを閉じる荷重に補助的にスプリングを用いた構成に特徴を有している。すなわち、可動弁体37Cのフランジ37Cgと蓋体50Cの上内壁との間にスプリング39Cが架設されており、可動弁体37Cを下方に付勢している。このスプリング39Cは、可動弁体37Cの重量が小さく、外部へ流れる気流で開弁し易い場合に、安定した開弁力を得るために有効である。
なお、スプリングの代わりに、またはスプリングとともに可動弁体を下方に下げる力として、錘を外装したりインサート成形したりしてもよい。
D.第4の実施例
図9は第4の実施例にかかる燃料遮断弁20Eの可動弁体37Dの付近を示す斜視図であり、可動弁体37Dを支持部32Dbから外した状態で示している。第4の実施例は、第2の接続通路38Dの構成に特徴を有している。すなわち、支持部32Dbの内周壁には、上下方向に複数のリブ32Djが突設され、一方、可動弁体37Dの外周壁は円筒に形成されている。また、支持部32Dbの上端部には、リブ32Djに連結されかつ中心から径方向に配置された複数のリブ32Dkが突設されている。これにより、第2の接続通路38Dは、可動弁体37Dの移動本体37Daとリブ32Djとの間から、フランジ37Dgとリブ32Dkとの間により確保される。なお、リブ32Dkは、支持部32Dbの上端部に形成する構成のほか、フランジ37Dgの下面に形成してもよい。
E.第5の実施例
図10は第5の実施例にかかる燃料遮断弁20Eの上部を示す断面図である。第5の実施例は、弁機構を2つの弁体機構により構成したことに特徴を有している。弁機構40Eは、第1の弁体45Eを有する第1の弁体機構と、燃料液位に応じて昇降するフロート41Eを有し上記第1の弁体45Eを昇降可能に支持する第2の弁機構46Eとを備えている。
図11は第1の弁体45Eを示す斜視図である。第1の弁体45Eは、円板形状の上壁45Eaと、上壁45Eaの下面から下方に突設された4箇所の脚部45Ebとを備えている。上壁45Eaの上面は、第1のシート面45Eeになっている。また、脚部45Ebの下端には、爪45Efが形成されている。図10に戻り、第1の弁体45Eは、弁室30Sから第1の接続通路37bに向かう燃料蒸気の気流で上昇するように軽量に形成されている。
第2の弁機構46Eは、フロート41Eと、フロート41Eの上部に装着されたゴム製のシート部材47Eとを備えている。フロート41Eは、その上部支持部で第1の弁体45Eを昇降可能に支持している。すなわち、上部支持部は、フロート41Eの上部に形成された上部凹所41Ecを有している。上部凹所41Ecは、その開口面積を小さくした開口部41Edの開口周縁部に爪45Efが係合することにより第1の弁体45Eをフロート41Eに対して抜止めしている。また、上部凹所41Ecの中央には、支持突部41Eeが突設されている。支持突部41Eeは、第1の弁体45Eの中央下突部を当接支持している。
また、シート部材47Eは、第2のシール部32eに着座する第2のシート面47Ecを有しており、フロート41Eの上部の保持部41Efにより保持されている。
さらに、可動弁体37の上方の移動位置を規制するための規制部51Eaが蓋体50Eの内壁に形成されている。規制部51Eaは、可動弁体37が可動できる距離をL1とし、第1の弁体45Eが上方へ移動できる距離をL2とすると、L1<L2となるように形成されている。
第5の実施例の動作について説明する。弁室30S内の燃料液位が所定の第1の液位FL1に達すると、フロート41Eと第1の弁体45Eとが一体になって上昇する。そして、第1の弁体45Eと可動弁体37の下端との間の流路面積が小さくなり、弁室30Sから第1の接続通路37bへ流れる燃料蒸気の流速が大きくなると、図12に示すように、第1の弁体45Eが吸い上げられて、第1の弁体45Eが可動弁体37の第1のシール部37eに着座して第1の接続通路37bを閉じる。なお、可動弁体37は、規制部51Eaに当たって上方への移動が規制されているから、燃料蒸気の上昇気流により、第1の弁体45Eとの間に間隙を生じることがなく、その間で漏れることがない。
この状態にて、第1の弁体45Eの外周には、支持部32bと可動弁体37との間に確保されている第2の接続通路38が開いている。弁室30Sから蓋側通路52aに通じる通路面積は、第1の接続通路37bの分だけ狭くなるので、タンク内圧が上昇する。このように、燃料タンク内の燃料液位が第1の液位FL1に達したときに、第1の接続通路37bが閉じられても、第2の接続通路38が確保されている。
さらに給油されて、図13に示すように、弁室30S内の燃料液位が第2の液位FL2に達すると、フロート41Eは、浮力の増大により上昇して、第2のシート面47Ecが第2のシール部32eに着座して、第2の接続通路38を閉じる。これにより、燃料タンクFT内がキャニスタ側に対して密閉される。
そして、燃料が消費されて、燃料液面が低下すると、フロート41Eは、その浮力を減少して下降して、図10に示すように第2のシート面47Ecが第2のシール部32eから離れ、さらに第1のシート面45Eeが第1のシール部37eから離れて、第1の接続通路37bおよび第2の接続通路38を開く。
上記実施例において、給油時に燃料液位が第1の液位FL1に達したときに、弁室30Sから第1の接続通路37bに向かいかつ上昇する燃料蒸気の大きな流れが生じたときであっても、軽量の第1の弁体45Eだけが閉じて、第1の弁体45Eより重いフロート41Eが第2の接続通路38を閉じる位置まで上昇しないから、第2の接続通路38が開いている状態を確保することができる。したがって、燃料蒸気の上昇気流が大きくてもフロート41Eが第2の液位FL2に達する前に上昇することがなく、燃料タンクFTの燃料液位に応じた2段階によるタンク内圧の上昇過程を確実に得ることができる。
F.第6の実施例
図14は第6の実施例にかかる燃料遮断弁20Fの上部を示す断面図である。第6の実施例は、弁機構を2つの弁体機構により構成するとともに、再開弁特性を向上させた構成に特徴を有している。
弁機構は、第1の弁体45Fを有する第1の弁体機構と、第2の弁体46Fおよびフロート41Fを有する第2の弁体機構とから構成されている。第1の弁体機構の第1の弁体45Fは、円板形状の上壁45Faと、上壁45Faの下面から下方に突設された脚部45Fbとを備えている。上壁45Faの上面は、第1のシール部37eに着座する第1のシート面45Fcになっている。また、脚部45Fbの下端には、爪45Fdが形成されている。第1の弁体45Fは、弁室30Sから第1の接続通路37bに向かう燃料蒸気の気流で上昇するように軽量に形成されている。
第2弁機構は、フロート41Fと、フロート41Fの上部に昇降可能に支持された第2の弁体46Fとを備えている。第2の弁体46Fは、円板形状の上壁46Faと、上壁46Faの下面から下方に突設された脚部46Fbとを備えている。上壁46Faの上面には、ゴム製のシール部材47Fが装着され、シール部材47Fの上面が第2のシール部32eに着座する第2のシート面47Faになっている。また、脚部46Fbの下端には、爪46Fcが形成されている。爪46Fcは、フロート41Fの上部のフランジ41Faに係合することにより第2の弁体46Fを抜止めしている。第2の弁体46Fの中央部には、弁体連通孔46Fdが貫通形成されている。弁体連通孔46Fdの内周下部は、第3のシール部46Feになっており、フロートの41Fの弁部41Fbにより開閉されるように構成されている。さらに、上壁46Faには、突部46Fgが周方向に90゜の等間隔に4箇所上方に向けて突設されており、突部46Fgの間が隙間部46Fhになっている。上記突部46Fgは、第1の弁体45Fの上壁45Faとの接触面積を小さくして第1の弁体45Fのスムーズな作動を可能にしている。
第6の実施例の動作について説明する。弁室30S内の燃料液位が所定の第1の液位FL1に達すると、フロート41Fの上昇につれて第1の弁体45Fも上昇する。そして、第1の弁体45Fと可動弁体37の下端との間の流路面積が小さくなると、図15に示すように、第1の弁体45Fが吸い上げられて可動弁体37の第1のシール部37eに着座して第1の接続通路37bを閉じる。このとき、第2の弁体46Fは、第1の弁体45Fほど軽量でないから、上昇気流を受けても上方へ移動せず、第2の接続通路38の開弁状態を維持する。さらに給油されて、図16に示すように、弁室30S内の燃料液位が第2の液位FL2に達すると、フロート41Fが浮力の増大により第2の弁体46Fとともに上昇して、第2の弁体46Fの第2のシート面47Faが第2の接続通路38を閉じる。
そして、燃料が消費されて、燃料液面が低下すると、図17に示すように、フロート41Fは、その浮力を減少して下降して、弁部41Fbが第3のシール部46Feから離座して弁体連通孔46Fdを開ける。このとき、フロート41Fの弁部41Fbは、円錐形状でその受圧面積が狭いから第3のシール部46Feに密着する力が弱い。よって、フロート41Fは、速やかに下降して弁体連通孔46Fdを開く。
弁体連通孔46Fdの連通により、タンク内圧は、隙間部46Fhを抜け、さらに第2の接続通路38に通じる。これにより、第2の弁体46Fの上下面に加わっている差圧および第1の弁体45Fの上下面に加わっている差圧が解消されるから、第2の弁体46Fの第2のシート面47Faが第2のシール部32eから離れ、さらに第1の弁体45Fの第1のシート面45Fcが第1のシール部37eから離れる。このように、フロート41F、第1の弁体45F、第2の弁体46Fの3段の構成とすることにより、閉弁状態から第1の接続通路37bおよび第2の接続通路38を開く再開弁をスムーズに行なわせることができる。
なお、この発明は上記実施例に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の態様において実施することが可能であり、例えば次のような変形も可能である。
上記実施例では、可動弁体が昇降しているときには、第2の接続通路の通路面積が一定であるが、可動弁体が上昇するにつれて第2の接続通路の通路面積が比例して小さくなったり、段階的に小さくなる構成であってもよく、これにより、一層、段階的な通路面積の変更を行なうことができる。
本発明の第1の実施例にかかる自動車の燃料タンクFTの上部に取り付けられる燃料遮断弁を示す断面図である。 燃料遮断弁を分解した断面図である。 可動弁体を示す斜視図である。 第1の実施例の動作を説明する説明図である。 図4に続く動作を説明する説明図である。 図5に続く動作を説明する説明図である。 第2の実施例に係る燃料遮断弁を示す断面図である。 第3の実施例にかかる燃料遮断弁を示す断面図である。 第4の実施例にかかる燃料遮断弁の可動弁体の付近を示す斜視図である。 第5の実施例にかかる燃料遮断弁の上部を示す断面図である。 第1の弁体を示す斜視図である。 図10の実施例の動作を説明する説明図である。 図12に続く動作を説明する説明図である。 第6の実施例にかかる燃料遮断弁の上部を示す断面図である。 第6の実施例の動作を説明する説明図である。 図15に続く動作を説明する説明図である。 図16に続く動作を説明する説明図である。 従来の燃料タンクの上部に装着された燃料遮断弁を示す断面図である。
符号の説明
20...燃料遮断弁
20B...燃料遮断弁
20C...燃料遮断弁
20E...燃料遮断弁
20F...燃料遮断弁
30...ケース本体
30B...ケース本体
30S...弁室
30a...下開口
32...天井壁部
32Be...第2のシール部
32Db...支持部
32Dj...リブ
32Dk...リブ
32a...上部突出部
32b...支持部
32d...環状段部
32e...第2のシール部
33...側壁部
33a...連通孔
33b...係合爪
33d...係合突起
33f...係合突起
35...底支持板
35a...係合穴
35b...連通路
35c...支持脚
35d...スプリング支持部
36...Oリング
37...可動弁体
37B...可動弁体
37Bb...第1の接続通路
37Be...第1のシート部
37Bg...フランジ
37Bh...第2のシート部材
37C...可動弁体
37Cg...フランジ
37D...可動弁体
37Da...移動本体
37Dg...フランジ
37a...移動本体
37b...第1の接続通路
37d...リブ
37e...第1のシール部
37f...透孔
37g...フランジ
38...第2の接続通路
38B...第2の接続通路
38D...第2の接続通路
39C...スプリング
40...弁機構
40E...弁機構
41...フロート
41E...フロート
41Ec...上部凹所
41Ed...開口部
41Ee...支持突部
41Ef...保持部
41F...フロート
41Fa...フランジ
41Fb...弁部
41S...浮力室
41a...ガイド突条
42...上壁部
42a...座部
42b...弁部
43...側壁部
45...フロートアッパ
45E...第1の弁体
45Ea...上壁
45Eb...脚部
45Ee...第1のシート面
45Ef...爪
45F...第1の弁体
45Fa...上壁
45Fb...脚部
45Fc...第1のシート面
45Fd...爪
45a...円板
45b...弁体連通孔
45c...第3のシール部
45d...フィン
46E...第2の弁機構
46F...第2の弁体
46Fa...上壁
46Fb...脚部
46Fc...爪
46Fd...弁体連通孔
46Fe...第3のシール部
46Ff...第3のシール部
46Fg...突部
46Fh...隙間部
47...シート部材
47B...第1のシート部材
47E...シート部材
47Ec...第2のシート面
47F...シート部材
47Fa...第2のシート面
48...スプリング
50...蓋体
50C...蓋体
50E...蓋体
51...蓋本体
51Ea...規制部
52...管体部
52a...蓋側通路
53...フランジ部
53a...環状溶着部
54...嵌合部
54a...切欠き
60...支持部材
61...筒本体
61a...透孔
62...フランジ
63...テーパ部
FT...燃料タンク
FTa...タンク上壁
FTc...取付穴

Claims (9)

  1. 燃料タンクの上部に装着され、燃料タンク内と外部とを連通遮断する燃料遮断弁において、
    上記燃料タンク内と外部とを連通する弁室と、該弁室の上部に配置された支持部とを有するケース本体と、
    上記支持部に昇降可能に支持された可動弁体と、
    上記可動弁体に臨んで設けられ、上記弁室内と外部とを接続する第1の接続通路および第2の接続通路と、
    上記弁室内に収納され、上記燃料タンク内の燃料液位に応じて昇降するフロートを有する弁機構と、
    を備え、
    上記弁機構は、上記燃料液位が第1の液位まで上昇したときに、上記フロートの上昇により上記第1の接続通路を閉じ、上記燃料液位が上記第1の液位より高い第2の液位まで上昇したときに上記フロートの上昇により上記可動弁体を押し上げて上記第2の接続通路を閉じるシート面を有すること、を特徴とする燃料遮断弁。
  2. 請求項1に記載の燃料遮断弁において、
    上記可動弁体は、円筒の移動本体を備え、該移動本体内に上記第1の接続通路を形成し、上記移動本体と上記支持部との間隙に上記第2の接続通路を形成した燃料遮断弁。
  3. 請求項1または請求項2に記載の燃料遮断弁において、
    上記シート面は、上記フロートの上部に設けられ、上記第1の接続通路および第2の接続通路を開閉するように形成した燃料遮断弁。
  4. 請求項3に記載の燃料遮断弁において、
    上記シート面は、上記フロートの上部に装着されたシート部材に形成されている燃料遮断弁。
  5. 請求項1または請求項2に記載の燃料遮断弁において、
    上記フロートの上部に上記第1の接続通路を開閉する第1のシート部材を備え、上記可動弁体に上記第2の接続通路を開閉する第2のシート部材を備えるように構成した燃料遮断弁。
  6. 請求項1ないし請求項5のいずれかに記載の燃料遮断弁において、
    上記可動弁体の上方への力に抗するスプリングを備えた燃料遮断弁。
  7. 請求項1に記載の燃料遮断弁において、
    上記弁機構は、
    第1の弁体を有する第1の弁体機構と、上記フロートを有し上記第1の弁体を昇降可能に支持する第2の弁体機構とを備え、
    上記シート面は、第1のシート面と、第2のシート面とを備え、
    上記第1のシート面は、上記第1の弁体の上部に設けられ、上記燃料液位が上記第1の液位まで上昇したときに上記弁室から上記第1の接続通路へ流れる燃料蒸気の流れにより上昇して上記第1の接続通路を閉じるように形成され、
    上記第2のシート面は、上記フロートの上部に設けられ上記フロートの上昇により上記第2の接続通路を閉じるように形成されている、燃料遮断弁。
  8. 請求項1に記載の燃料遮断弁において、
    上記弁機構は、
    第1の弁体を有する第1の弁体機構と、上記フロートおよび上記フロートの上部に別体に設けられた第2の弁体とを備え、
    上記シート面は、第1のシート面と、第2のシート面とを備え、
    上記第1のシート面は、上記第1の弁体の上部に設けられ、上記燃料液位が上記第1の液位まで上昇したときに上記弁室から第1の接続通路へ流れる燃料蒸気の流れにより上昇して上記第1の接続通路を閉じるように形成され、
    上記第2のシート面は、上記第2の弁体の上部に設けられ上記フロートの上昇により上記第2の接続通路を閉じるように形成されている、燃料遮断弁。
  9. 請求項8に記載の燃料遮断弁において、
    上記第2の弁体は、該第2の弁体を貫通する弁体連通孔を有し、上記フロートは、該フロートの昇降により上記弁体連通孔を開閉する弁部を備えている燃料遮断弁。
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