JP3824212B2 - 燃料タンク付設弁 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は自動車等の燃料タンクに設けられる燃料タンク付設弁に関する。
【0002】
【従来の技術】
自動車の燃料タンクには液体燃料流出防止弁やインレットチェックバルブなどの燃料タンク付設弁が配設されている。
【0003】
これらの燃料タンク付設弁のうち、液体燃料流出防止弁は気化燃料循環システムへの液体燃料の流出を防止するものである。すなわち、自動車の燃料タンク近傍には、エバポ回路と称される気化燃料循環システムが設けられている。このエバポ回路は気化した燃料を燃料タンクから外部のキャニスタに導き、活性炭などに吸着させて一時蓄えることで、蒸気圧の上昇による燃料タンクの内圧の上昇を防止するものである。そしてキャニスタはエンジンに連結され、エンジンの吸気負圧により活性炭から気化燃料を放出させ混合気中に混合することで再び燃料として使用している。
【0004】
このエバポ回路では、エバポ開口と称される開口が燃料タンクに形成されている。このエバポ開口は、エバポ回路への燃料の流入を防止するために、一般に燃料タンクの最上部に形成されている。しかし燃料液面の上下動により、エバポ開口に液体燃料が流入するおそれがある。液体燃料がキャニスタにまで流入すると活性炭への吸着により通常の気化燃料の吸着作用が阻害されるおそれがある。
【0005】
そこで従来から、エバポ開口から液体燃料が流出するのを防ぐために燃料タンクには液体燃料流出防止弁が設置されている。一例として、図14に従来型の液体燃料流出防止弁の断面図を示す。この液体燃料流出防止弁は、燃料タンク100の上部に一体的に形成されるカバー101と、エバポ開口103が穿設され内部にフロートバルブ105を有しカバー101の開口端に嵌合爪104により嵌合するケース102とからなる。なお、カバー101は図示しないエバポ回路につながっている。また、カバー101の内周面とケース102の外周面との隙間にはOリング106が配設されており、液密性を確保している。
【0006】
また燃料タンク付設弁のうち、インレットチェックバルブは給油時における燃料タンク内の燃料および蒸気の逆流を防止するためのものである。すなわち、給油口から給油された燃料は、インレットフィラーパイプを通じて燃料タンクに流入する。このとき、燃料タンク内の燃料や燃料蒸気が給油口に逆流するおそれがある。
【0007】
そこで従来から、燃料などの逆流を防止するためにインレットフィラーパイプと燃料タンクとの間にはインレットチェックバルブが介装されている。一例として、特開2001−163069号公報に記載されているインレットチェックバルブの断面図を、図15に示す。このインレットチェックバルブ200は、弁体201を内部に備える円筒状のケース202からなる。このケース202の上流側外周面には、Oリング208が環装されている。またこの外周面には、係合鍔209も配設されている。そして係合鍔209の周縁には嵌合爪203が形成されている。一方、燃料タンク205の外壁からは、筒部206が一体的に突設されている。この筒部206の上流側外周面には係合段差207が周設されている。そしてケース202の嵌合爪203と筒部206の係合段差207とが係合することにより、インレットチェックバルブ200は燃料タンク205に装着されている。またOリング208が筒部206の内周面に弾接することにより、シール性が確保されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記従来型の液体燃料流出防止弁は以下の問題点を有する。第一に、ケースとカバーとは爪嵌合により接合されている。爪嵌合によるとケースの嵌合爪の数だけ接合部が点在しているにすぎない。また、複数の嵌合爪の内、一つの爪が外れるだけでケースの揺動が起こり連鎖的に他の嵌合爪も外れるおそれがある。さらに、この接合部は通常、燃料中に液浴しているため、部材の膨潤により余計に嵌合爪が外れやすくなっているおそれがある。これらの要因に鑑みれば、非常時においては、嵌合爪が外れケースがカバーから脱落するおそれがないとも言えない。
【0009】
第二に、上述したように液体燃料は主にエバポ開口から流出する。しかし、爪嵌合は本来的に液密性が悪いため、ケースとカバーとの隙間からも液体燃料が流出するおそれがある。このため従来型の液体燃料流出防止弁にはケースとカバーとの隙間にOリングが配設されているが、これが過剰設備となっている。すなわち、ケースとカバーとの隙間にはある程度以上の液密性は必要だが、Oリングを配設するほどの過度の液密性は必要ない。液体燃料流出防止弁にOリングを配設すると、その分部品数が増え、またOリングを組み付ける工程が必要となるため液体燃料流出防止弁の製造コストが高くなる。
【0010】
ここで、部品数を減らしかつある程度以上の液密性を確保するために、ケースとカバーとを爪嵌合により接合し、ケースの外周面にリブをカバーの内周面に谷部をそれぞれ設け、ケースとカバーとの隙間をジグザグ状に形成することも考え得る。しかしながら、これによるとケース外周面およびカバー内周面を加工する工程が別途必要になり製造コストが高くなる。また、形状の複雑性から小型の液体燃料流出防止弁には応用できない。
【0011】
また、上記従来型のインレットチェックバルブも、上記液体燃料流出防止弁と同様に、ケースと燃料タンクとが爪嵌合により接合されている。このため接合性が悪いという問題点を有する。またケースと燃料タンクとの隙間にはOリングが配設されている。このため部品数が多いという問題点を有する。すなわち、インレットチェックバルブも上記液体燃料流出防止弁と同様の問題点を有する。
【0012】
本発明は上記問題点に鑑みて完成されたものである。したがって本発明は、接合性が良好で、かつある程度以上の液密性を確保でき、また構造が簡単で部品数が少ない燃料タンク付設弁を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】
(1)上記課題を解決するため、本発明の請求項1の燃料タンク付設弁は、気化した燃料を流出させ液体燃料を流出させない燃料タンク付設弁であって、燃料タンクの上部に溶着され燃料タンクとは別体であり燃料タンクとの接合面に燃料タンクと溶着性の良い樹脂 により形成される接合部を備え気化した燃料が流出する流出通路を備えるカバーと、カバーのなかで接合部以外の部分に溶着され流出通路と連通するエバポ開口とエバポ開口を開閉するフロートバルブとを備えるケースと、を有し、カバーの接合部は接着性ポリエチレンにより形成され、カバーの接合部以外の部分は非強化ポリアミドにより形成され、ケースは強化ポリアミドにより形成され、燃料タンクはポリエチレンにより形成されていることを特徴とする。
【0014】
つまり、請求項1の燃料タンク付設弁は、カバーとケースとを溶着することで、ある程度以上の液密性を確保しつつ部品数の削減を図るものである。溶着すれば液密性の確保は容易である。上述したように、カバーとケースとの隙間には本来は溶着する程の液密性は必要ない。しかしながら、本発明の液密性はシール部品等を別途設置して確保されるものではないため、部品数の削減を図るという課題は解決することができる。
【0015】
また、請求項1の燃料タンク付設弁は、カバーの接合部以外の部分とケースとを同じポリアミド系の樹脂により形成するものである。
【0016】
ケースを強化ポリアミドにより形成し、カバーをポリアミドにより形成したのは以下の理由による。すなわち、ケースは液体燃料中に液浴した状態で設置されているため膨潤するおそれがある。ケースが膨潤すると上述したようにケースがカバーから脱落するおそれがある。この膨潤を抑制するために、ポリアミドからなるマトリックスにガラス等の強化材を分散させ、ケースの耐膨潤性を向上させている。
【0017】
一方、カバーは燃料透過性が問題となる。例えばポリエチレン等の材料でカバーを形成すると燃料透過量が多い。エバポ規制が徐々に強化されることに鑑みればできるだけ燃料透過量の少ない材料でカバーを形成する必要がある。ここで、ケースのマトリックスに用いたポリアミドは燃料透過量が少ないため、カバーを形成する材料として好適である。ただし、カバーは液体燃料中に設置されていないため耐膨潤性を考慮する必要はなく、繊維等により強化する必要はない。また、カバーは自動車等に搭載された他の機器等からの振動等により機械的衝撃力を受けるが、繊維等によりポリアミドを強化しているとカバーの耐衝撃性はかえって低下する。このため、カバーは強化しないポリアミドにより形成している。
【0018】
以上の理由により、ケースを強化ポリアミドで、カバーを強化しないポリアミドで形成している。
【0019】
ここで、カバーをポリアミドにより形成すると燃料タンクとの溶着性が問題となる。すなわち、樹脂製の燃料タンクはポリエチレンにより形成される場合が多いが、このポリエチレンとポリアミドとは極めて溶着性が悪い。そこで、本発明者はカバーの燃料タンクとの接合面に、接着性ポリエチレンからなる接合部を設けた。接着性ポリエチレンは、無水マレイン酸変性等によりポリアミドのアミド基と結合する官能基を側鎖に有している。このため、接着性ポリエチレンにより形成される接合部は、例えばポリアミドにより形成されるカバーとは射出成形により、ポリエチレンにより形成される燃料タンクとは熱板溶着により、それぞれ溶着することができる。なお、熱板溶着とは、熱した鋼板を樹脂部品にあて部品表面を軟化させた後、他の樹脂部品をこの表面にあて部品同士を溶着させる方法である。
【0020】
本発明の燃料タンク付設弁によると、部品数を減らすことができ、また耐膨潤性および耐衝撃性をともに向上させることができる。
【0021】
参考までに、燃料タンク付設弁の他の形態を以下に挙げる。
(2)第1の燃料タンク付設弁は、気化した燃料を流出させ液体燃料を流出させない燃料タンク付設弁であって、燃料タンクの上部に溶着され燃料タンクとは別体であり燃料タンクとの接合面に燃料タンクと溶着性の良い樹脂により形成される接合部を備え気化した燃料が流出する流出通路を備えるカバーと、カバーに螺設され流出通路と連通するエバポ開口とエバポ開口を開閉するフロートバルブとを備えるケースと、を有することを特徴とする。
【0022】
つまり、第1の燃料タンク付設弁は、カバーとケースとを爪嵌合ではなく、螺合すなわちネジ止めにより接合するものである。ネジ止めによるとらせん状に接合部が連続して存在するため、爪嵌合よりも接合が外れにくい。このため、部材が膨潤してもケースがカバーから脱落するおそれがない。また、ネジ山とネジ溝との隙間は極めて微小であるため、カバーとケースとの間にOリング等のシール部品を設置しなくても液密性を確保することができる。すなわち、ある程度以上の液密性を確保しつつ、部品数も減らすことができる。また、螺設によるとカバーからケースが自在に着脱できるため、例えばケース内部のフロートバルブを点検、交換する際等に便利である。
【0023】
また、第1の燃料タンク付設弁は、燃料タンクとカバーとをカバーに設けた接合部により溶着するものであり燃料タンクとカバーとが溶着性の悪い材料で形成されている場合であっても、燃料タンクおよびカバーと溶着性の良い接合部をカバーの燃料タンク接合面に設け溶着することで、言い換えると接合部をカバーと燃料タンクとの間に介在させることで、液密性を確保するものである。
【0024】
(3)第2の燃料タンク付設弁は、第1の燃料タンク付設弁において、さらにカバーとケースとの螺合部分にシール材を介装することを特徴とする。
【0025】
つまり、第2の燃料タンク付設弁は、螺合部分のネジ山とネジ溝との間にシール材を介装するものである。ネジ山とネジ溝との間には、螺旋状の微小隙間が形成されている。第2の燃料タンク付設弁は、ネジ山とネジ溝との間にシール材を介装し、この微小隙間を埋めるものである。
【0026】
第2の燃料タンク付設弁によると、カバーとケースとの接合部である螺合部分の液密性をさらに向上させることができる。
【0027】
(4)第3の燃料タンク付設弁は、第1の燃料タンク付設弁において、カバーのケースと軸方向に当接するケース当接面とケース当接面と対向するケースのカバー当接面のうち、いずれか一面はリング溝を持ち、他面はリング溝と対向するリングリブを持ち、ケースをカバーに螺合することによりリングリブの先端がリング溝の内壁に圧接することを特徴とする。
【0028】
つまり、第3の燃料タンク付設弁は、互いに軸方向に当接するケース当接面とカバー当接面のうち、いずれか一面にリング溝を、そして他面にリングリブを配置するものである。具体的には、ケース当接面にリング溝を配置する場合は、カバー当接面にはリングリブを配置する。反対に、ケース当接面にリングリブを配置する場合は、カバー当接面にはリング溝を配置する。
【0029】
第3の燃料タンク付設弁によると、リングリブの先端がリング溝の内壁と接触することにより、液密性をさらに向上させることができる。
【0030】
(5)第4の燃料タンク付設弁は、第1の燃料タンク付設弁において、カバーのケースと軸方向に当接するケース当接面とケース当接面と対向するケースのカバー当接面との間 に、ケース当接面とカバー当接面とを離間させる方向に付勢する弾性部材を介装することを特徴とする。
【0031】
つまり、第4の燃料タンク付設弁は、ケースをカバーに螺合することにより軸方向に近接するカバー当接面とケース当接面との間に、これら両面を離間させる方向に付勢する弾性部材を介装するものである。前述したように、螺合部分のネジ山とネジ溝との間には、螺旋状の微小隙間が形成されている。しかしながら、螺合部分にも弾性部材の付勢力が伝達されるため、互いに隣り合うネジ山の側面とネジ溝の側壁とが付勢力により圧接する。例えばネジ山の上側面とネジ溝の上側壁とが圧接する。
【0032】
第4の燃料タンク付設弁によると、このネジ山側面とネジ溝側壁との圧接により、液密性を高めることができる。
【0033】
(6)第5の燃料タンク付設弁は、気化した燃料を流出させ液体燃料を流出させない燃料タンク付設弁であって、燃料タンクの上部に溶着され燃料タンクとは別体であり燃料タンクとの接合面に燃料タンクと溶着性の良い樹脂により形成される接合部を備え気化した燃料が流出する流出通路を備えるカバーと、カバーに爪嵌合により接合され流出通路と連通するエバポ開口とエバポ開口を開閉するフロートバルブとを備えるケースと、を有し、さらにカバーの表面と表面に隣接するケースの表面との少なくとも一方に、先端が他方の表面に弾接する弾性リップを立設することを特徴とする。
【0034】
つまり、第5の燃料タンク付設弁は、ケースとカバーとを爪嵌合により接合するものである。また前述した爪嵌合による液密性の悪化を抑制するために、ケース表面とカバー表面との少なくとも一方に、先端が他方の表面に弾接するリング膜状の弾性リップを立設するものである。例えばケース表面から弾性リップを立設する場合は、この弾性リップの先端をカバー表面に弾接させることにより液密性を確保する。
【0035】
第5の燃料タンク付設弁によると、爪嵌合を用いて比較的簡単にケースとカバーとを接合することができることに加え、弾性リップにより液密性も確保することができる。
【0036】
(7)第6の燃料タンク付設弁は、気化した燃料を流出させ液体燃料を流出させない燃料タンク付設弁であって、燃料タンクの上部に溶着され燃料タンクとは別体であり燃料タンクとの接合面に燃料タンクと溶着性の良い樹脂により形成される接合部を備え気化した燃料が流出する流出通路を備えるカバーと、カバーに接合され流出通路と連通するエバポ開口とエバポ開口を開閉するフロートバルブとを備えるケースと、を有し、カバーとケースとは圧入により接合され、圧入する方の外周面には圧入方向に尖った断面三角形状の鍔部が形成されていることを特徴とする。
【0037】
つまり、第6の燃料タンク付設弁は、カバーとケースとを圧入により接合するものである。カバーおよびケースのうち、圧入する方の部材、すなわち圧入側部材の外周面には、断面三角形状の鍔部が形成されている。またこの鍔部は、圧入方向になだらかなテーパ状を呈している。このため、圧入側部材は比較的小さな圧入荷重で被圧入側部材に圧入することができる。圧入された圧入側部材と被圧入側部材との液密性は、鍔部の頂面が被圧入側部材の内周面に圧接することにより確保することができる。一方、圧入側部材を被圧入側部材から引き抜く場合は、鍔部がちょうど鏃のように作用するため、比較的大きな引き抜き荷重が必要となる。このため、一旦圧入された圧入側部材は、被圧入側部材から脱落しにくい。
【0038】
第6の燃料タンク付設弁によると、圧入という単純な機構により比較的簡単にカバーとケースとを接合することができる。また鍔部頂面の圧接作用により、Oリング等のシール 部材によらずに、液密性も確保することができる。
【0039】
(8)第7の燃料タンク付設弁は、気化した燃料を流出させ液体燃料を流出させない燃料タンク付設弁であって、燃料タンクの上部に溶着され燃料タンクとは別体であり燃料タンクとの接合面に燃料タンクと溶着性の良い樹脂により形成される接合部を備え気化した燃料が流出する流出通路を備えるカバーと、カバーに爪嵌合により接合され流出通路と連通するエバポ開口とエバポ開口を開閉するフロートバルブとを備えるケースと、を有し、さらにケースはカバーに圧入される圧入部を備え、圧入部の外周面には圧入方向に尖った断面三角形状の鍔部が形成されていることを特徴とする。
【0040】
つまり、第7の燃料タンク付設弁は、ケースとカバーとを爪嵌合により接合するものである。また前述した爪嵌合による液密性の悪化を抑制するために、ケースの圧入部の外周面に鍔部を形成するものである。
【0041】
第7の燃料タンク付設弁によると、爪嵌合を用いて比較的簡単にケースとカバーとを接合することができることに加え、鍔部により液密性も確保することができる。
【0042】
(9)第8の燃料タンク付設弁は、燃料タンクに溶着され燃料タンクとは別体であり燃料タンクとの接合面に燃料タンクと溶着性の良い樹脂により形成される接合部を備え給油された液体燃料が流入する流入通路を備えるカバーと、カバーに接合され流入通路と燃料タンクとを開閉自在に区画する弁体を備えるケースと、を備えてなる燃料タンク付設弁であって、カバーとケースとは圧入により接合され、圧入する方の外周面には圧入方向に尖った断面三角形状の鍔部が形成されていることを特徴とする。
【0043】
つまり、第8の燃料タンク付設弁は、カバーとケースとを圧入により接合するものである。カバーおよびケースのうち、圧入側部材の外周面には鍔部が形成されている。
【0044】
第8の燃料タンク付設弁によると、圧入により比較的簡単にケースとカバーとを接合することができることに加え、鍔部により液密性も確保することができる。
【0045】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の燃料タンク付設弁の実施の形態および参考の形態について説明する。
【0046】
(1)第一参考形態
第一参考形態は、本発明の燃料タンク付設弁を液体燃料流出防止弁として具現化したものである。
【0047】
本参考形態の液体燃料流出防止弁1は、図1に示すように、燃料タンク4との接合面24に接合部22を備え内部に流出通路25を備えたカバー2と、上面中央にエバポ開口31を備え内部にフロートバルブ32を備えたケース3とからなる。また、カバー2の開口端内周面にはネジ溝20が、ケース3の外周面にはネジ山30が、それぞれ形成されている。
【0048】
本参考形態においては、カバー2はポリアミドにより、カバー2の接合部22は接着性ポリエチレンにより、ケース3はポリオキシメチレンにより、燃料タンク4は高密度ポリエチレンにより、それぞれ形成されている。
【0049】
ケース3をポリオキシメチレンにより形成したのは、この材料は比較的安価であり、また燃料膨潤しにくく、さらにエバポ開口31等を精度良く形成することができるからである。
【0050】
まず、射出成形によりカバー2、ケース3、フロートバルブ32を作製した。このとき接合部22は二色成形によりカバー2と同時に作製した。次に、カバー2とケース3とをカバー2のネジ溝20にケース3のネジ山30を螺合することにより接合した。最後に、接合部22に燃料タンク4を溶着して本参考形態の液体燃料流出防止弁1を作製した。
【0051】
本参考形態においては、まずカバー2と接合部22とを二色成形し、次にこの接合部22に燃料タンク4を熱板溶着により溶着した。しかしながら燃料タンクとカバーとカバーの接合部との溶着順序は特に限定するものではなく、予め燃料タンク上に接合部を溶着しておきその後カバーの接合面を溶着する形態や、カバーと燃料タンクとの間に溶融状態の接合部を介在させた状態でプレスし、一工程で溶着する形態でもよい。また、溶着方法も特に限定するものではない。例えば、超音波溶着法等により溶着することができる。
【0052】
また、カバーとカバーの接合部とが、一体的に同じ材料で形成されていてもよい。例えばカバーとカバーの接合部とが同じポリエチレンにより形成されており、これを高密度ポリエチレン製の燃料タンクに溶着する形態で実施することもできる。
【0053】
カバーとケースとが溶着性の悪い材料で形成されている場合、カバーにケースを螺設する本発明の液体燃料流出防止弁は特に有効である。ただし、カバーおよびケースを形成する材料は特に限定するものではない。溶着性の良い材料によりカバーおよびケースを形成する場合であっても、実施することができる。カバーおよびケースの材料としては、例えばポリエチレン、ポリブチレンテレフタレート、エチレンビニルアルコールポリマー、およびこれらの樹脂をガラス繊維等により強化したもの等が挙げられる。
【0054】
(2)第二参考形態
第二参考形態も、第一参考形態と同様に、本発明の燃料タンク付設弁を液体燃料流出防止弁として具現化したものである。
【0055】
本参考形態の液体燃料流出防止弁1は、図1と同様に、燃料タンク4との接合面24に接合部22を備え内部に流出通路25を備えたカバー2と、上面中央にエバポ開口31を備え内部にフロートバルブ32を備えたケース3とからなる。また、カバー2の開口端内周面にはネジ溝20が、ケース3の外周面にはネジ山30が、それぞれ形成されている。
【0056】
本参考形態の液体燃料噴射弁と第一参考形態の液体燃料噴射弁との相違点は、図2に拡大して示すように、第一に、カバー2のネジ溝20とケース3のネジ山30との間に樹脂製のシールテープ5が捲装されている点である。そして第二に、ケース3の上端面にリングリブ35が形成されており、このケース3の上端面と対向するカバー2の下端面にリング溝26が形成されている点である。
【0057】
本参考形態においても上記第一参考形態と同様に、まず射出成形によりカバー2、ケース3、フロートバルブ32を作製する。そして、次にカバー2のネジ溝20にケース3のネジ山30を螺合する。このとき、ケース3のリングリブ35はカバー2のリング溝26に徐々に接近していく。そしてリングリブ35の先端がリング溝26の中に入り、内壁に圧接した段階で螺合が終了する。このように、リングリブ35の先端がリング溝26の内壁に圧接することにより、ケース3とカバー2との液密性が確保される。そして最後に、接合部22に燃料タンク4を溶着して液体燃料流出防止弁1が完成する。
【0058】
また、本参考形態においても燃料タンクとカバーとカバーの接合部との溶着順序、溶着方法は特に限定するものではない。また、カバーとカバーの接合部とが、一体的に同じ材料で形成されていてもよい。
【0059】
また、本参考形態においても、第一参考形態と同様に、カバー2はポリアミドにより、カバー2の接合部22は接着性ポリエチレンにより、ケース3はポリオキシメチレンにより、燃料タンク4は高密度ポリエチレンにより、それぞれ形成した。ただし、第一参考形態のカバー、ケース同様に他の樹脂により形成する形態で実施することもできる。
【0060】
また本参考形態においては、リングリブをケースにリング溝をカバーに形成したが、リングリブをカバーにリング溝をケースに形成してもよい。
【0061】
またリングリブの先端が圧接する部位は、リング溝の内壁のどこでもよい。例えば側壁でも底壁でもよい。またケースとカバーとの螺合により、リングリブの先端がリング溝の底壁に圧接して食い込むような、あるいはつぶれるような形態でもよい。
【0062】
またリングリブの先端部の断面形状も特に限定するものではないが、好ましくは三角形、半円形など先細り形状とする方がよい。先端部を先細り形状とすると、リングリブとリング溝との位置関係が多少ずれても、先端部がガイドの役割を果たし確実にリング溝内にリングリブを挿入させることができるからである。
【0063】
またリングリブおよびリング溝の数、配置場所も特に限定するものではない。カバーとケースの互いに対向し当接する任意の二面に配置すればよい。
【0064】
また本参考形態においては、シール材として固体のシールテープを用いたが、燃料に対して不溶性である液状ガスケットなどを用いてもよい。
【0065】
(3)第三参考形態
第三参考形態も、第一参考形態と同様に、本発明の燃料タンク付設弁を液体燃料流出防止弁して具現化したものである。
【0066】
本参考形態の液体燃料流出防止弁1は、図3に示すように、燃料タンク4との接合面24に接合部22を備え内部に流出通路25を備えたカバー2と、上面中央にエバポ開口31を備え内部にフロートバルブ32を備えたケース3とからなる。また、カバー2の開口端外周面にはネジ山21が、ケース3のリング状の延出部の内周面にはネジ溝33が、それぞれ形成されている。
【0067】
本参考形態においても上記第一参考形態と同様に、まず射出成形によりカバー2、ケース3、フロートバルブ32を作製し、次にカバー2とケース3とをケース3のネジ溝33にカバー2のネジ山21を螺合することにより接合し、最後に接合部22に燃料タンク4を溶着して液体燃料流出防止弁1を作製した。
【0068】
すなわち、上記第一参考形態では内側がケース、外側がカバーだったが、本参考形態ではこの関係が逆になっている。
【0069】
また、本参考形態においても燃料タンクとカバーとカバーの接合部との溶着順序、溶着方法は特に限定するものではない。また、カバーとカバーの接合部とが、一体的に同じ材料で形成されていてもよい。
【0070】
また、本参考形態においても、第一参考形態と同様に、カバー2はポリアミドにより、カバー2の接合部22は接着性ポリエチレンにより、ケース3はポリオキシメチレンにより、燃料タンク4は高密度ポリエチレンにより、それぞれ形成した。ただし、第一参考形態のカバー、ケース同様に他の樹脂により形成する形態で実施することもできる。
【0071】
カバー2を形成する材料が、例えばポリエチレンのように燃料中に液浴されると膨潤する性質を有する場合は、カバーを内側、ケースを外側に配置して接合すると、カバーの膨潤によりネジ山とネジ溝との間隔が狭まるためさらに液密性が向上する。なお、逆にケースが膨潤性を有する材料で形成されている場合は、第一参考形態のようにケースを内側、カバーを外側に配置して接合する形態が好ましい。
【0072】
(4)第四参考形態
第四実施形態も、第一参考形態と同様に、本発明の燃料タンク付設弁を液体燃料流出防止弁として具現化したものである。
【0073】
本参考形態の液体燃料流出防止弁1は、図3と同様に、燃料タンク4との接合面24に接合部22を備え内部に流出通路25を備えたカバー2と、上面中央にエバポ開口31を備え内部にフロートバルブ32を備えたケース3とからなる。また、カバー2の開口端外周面にはネジ山21が、ケース3のリング状の延出部の内周面にはネジ溝33が、それぞれ形成されている。
【0074】
本参考形態の液体燃料噴射弁と第三参考形態の液体燃料噴射弁との相違点は、図4に拡大して示すように、第一に、ケース3の上端面にリング溝36が形成されており、このケース3の上端面と対向するカバー2の円状の下面にリングリブ27が形成されている点である。そして第二に、ケース3の円状の上面にリング溝37が形成されており、このケース3の上面と対向するカバー2の下端面にリングリブ28が形成されている点である。
【0075】
本参考形態においても上記第三参考形態と同様に、まず射出成形によりカバー2、ケース3、フロートバルブ32を作製する。そして、次にカバー2のネジ山21をケース3のネジ溝33に螺合する。このとき、カバー2のリングリブ27はケース3のリング溝36に、カバー2のリングリブ28はケース3のリング溝37に、それぞれ接近していく。そして二つのリングリブの先端が、各々が対向するリング溝の中に入り、内壁に圧接した段階で螺合が終了する。このように、二つのリングリブの先端が、それぞれ対向するリング溝の内壁に圧接することにより、ケース3とカバー2との液密性が確保される。そして最後に、接合部22に燃料タンク4を溶着して液体燃料流出防止弁1が完成する。
【0076】
また、本参考形態においても燃料タンクとカバーとカバーの接合部との溶着順序、溶着方法は特に限定するものではない。また、カバーとカバーの接合部とが、一体的に同じ材料で形成されていてもよい。
【0077】
また、本参考形態においても、第一参考形態と同様に、カバー2はポリアミドにより、カバー2の接合部22は接着性ポリエチレンにより、ケース3はポリオキシメチレンにより、燃料タンク4は高密度ポリエチレンにより、それぞれ形成した。ただし、第一参考形態のカバー、ケース同様に他の樹脂により形成する形態で実施することもできる。
【0078】
また本参考形態においては、リングリブをカバーにリング溝をケースに形成したが、リングリブをケースにリング溝をカバーに形成してもよい。
【0079】
また第二参考形態と同様に、リングリブの先端が圧接する部位は、リング溝の内壁のどこでもよい。さらにリングリブおよびリング溝の数、配置場所も特に限定するものではない。さらにまたリングリブ先端部の断面形状も特に限定しないが、好ましくは三角形、半円形など先細り形状とする方がよい。
【0080】
(5)第五参考形態
第五参考形態も、第一参考形態と同様に、本発明の燃料タンク付設弁を液体燃料流出防止弁として具現化したものである。
【0081】
本参考形態の液体燃料流出防止弁1は、図3と同様に、燃料タンク4との接合面24に接合部22を備え内部に流出通路25を備えたカバー2と、上面中央にエバポ開口31を備え内部にフロートバルブ32を備えたケース3とからなる。また、カバー2の開口端外周面にはネジ山21が、ケース3のリング状の延出部の内周面にはネジ溝33が、それぞれ形成されている。
【0082】
本参考形態の液体燃料噴射弁と第三参考形態の液体燃料噴射弁との相違点は、図5に示すように、ケース3の円状の上面と、このケース3の上面と対向するカバー2の下端面との間にリング状の皿ばね6が介装されている点である。
【0083】
本参考形態においても上記第三参考形態と同様に、まず射出成形によりカバー2、ケース3、フロートバルブ32を作製する。そして、次にカバー2のネジ山21をケース3のネジ溝33に螺合する。このとき、カバー2の下端面はケース3の上面に配置された皿ばね6の上端に接近していく。そしてカバー2の下端面とケース3の上面とで、この皿ばね6を所望量だけ圧縮変形させた段階で螺合が終了する。皿ばね6の弾性力によりカバー2の下端面とケース3の上面とは、離間する方向に押圧される。本参考形態においては、この押圧力でカバー2のネジ山21の上側面とケース3のネジ溝33の上側壁とが圧接することにより、ケース3とカバー2との液密性が確保される。そして最後に、接合部22に燃料タンク4を溶着して液体燃料流出防止弁1が完成する。
【0084】
また、本参考形態においても燃料タンクとカバーとカバーの接合部との溶着順序、溶着方法は特に限定するものではない。また、カバーとカバーの接合部とが、一体的に同じ材料で形成されていてもよい。
【0085】
また、本参考形態においても、第一参考形態と同様に、カバー2はポリアミドにより、カバー2の接合部22は接着性ポリエチレンにより、ケース3はポリオキシメチレンにより、燃料タンク4は高密度ポリエチレンにより、それぞれ形成した。ただし、第一参考形態のカバー、ケース同様に他の樹脂により形成する形態で実施することもできる。
【0086】
本参考形態においては弾性部材として皿ばねを用いたが、燃料に対して不溶性であり所望の弾性力を有するものであれば、弾性部材は特に限定しない。例えばコイルばね、弾性樹脂などを用いる形態もある。
【0087】
また弾性部材の配置場所も特に限定しない。ケースとカバーの互いに対向する任意の二面間に配置すればよい。
【0088】
(6)第一実施形態
第一実施形態も、第一参考形態と同様に、本発明の燃料タンク付設弁を液体燃料流出防止弁として具現化したものである。
【0089】
本実施形態の液体燃料流出防止弁1は、図6に示すように、燃料タンク4との接合面24に接合部22を備え内部に流出通路25を備えたカバー2と、上面中央にエバポ開口31を備え内部にフロートバルブ32を備えたケース3とからなる。本実施形態においては、カバー2はポリアミドにより、カバー2の接合部22は接着性ポリエチレンにより、ケース3は強化ポリアミドにより、燃料タンク4は高密度ポリエチレンにより、それぞれ形成されている。
【0090】
本実施形態においては、まず射出成形によりカバー2、ケース3、フロートバルブ32を作製し、次にケース3の肩部34にカバー2のリング面23を溶着し、最後に接合部22に燃料タンク4を溶着して液体燃料流出防止弁1を作製した。
【0091】
ケース3の肩部34にカバー2のリング面23を溶着する方法については特に限定するものではない。例えば、超音波溶着、スピン溶着、熱板溶着、レーザー溶着等の方法を用いることができる。また、リング面23を特に設けずカバー2の流出通路25が開口している端面に直接溶着する形態で実施することもできる。
【0092】
本実施形態においても、燃料タンクとカバーとカバーの接合部との溶着順序、溶着方法は特に限定するものではない。また、カバーとカバーの接合部とが、一体的に同じ材料で形成されていてもよい。また、本実施形態においても、カバー、ケースは他の樹脂により形成する形態で実施することもできる。
【0093】
(7)第六参考形態
第第六参考形態も、第一参考形態と同様に、本発明の燃料タンク付設弁を液体燃料流出防止弁として具現化したものである。
【0094】
本参考形態の液体燃料流出防止弁1は、図7に示すように、燃料タンク4との接合面24に接合部22を備え内部に流出通路25を備えたカバー2と、上面中央にエバポ開口31を備え内部にフロートバルブ32を備えたケース3とからなる。また、カバー2の開口端内周面には嵌合溝29が、ケース3の外周上端には嵌合爪38が、それぞれ形成されている。また、ケース3の外周面上方には、リング膜状の弾性リップ7が上方外周側に拡径して形成されている。
【0095】
本参考形態においては、まず射出成形によりカバー2、ケース3、フロートバルブ32を作製する。そして、次にケース3の嵌合爪38をカバー2の嵌合溝29に嵌合する。このとき、弾性リップ7の先端は湾曲した状態で、カバー2の円状の下面に弾接する。この弾接によりケース3とカバー2との液密性が確保される。そして最後に、接合部22に燃料タンク4を溶着して液体燃料流出防止弁1が完成する。
【0096】
本参考形態における燃料タンクとカバーとカバーの接合部との溶着順序、溶着方法は特に限定するものではない。また、カバーとカバーの接合部とが、一体的に同じ材料で形成されていてもよい。
【0097】
また、本参考形態においても、第一参考形態と同様に、カバー2はポリアミドにより、カバー2の接合部22は接着性ポリエチレンにより、ケース3はポリオキシメチレンにより、燃料タンク4は高密度ポリエチレンにより、それぞれ形成した。ただし、第一参考形態のカバー、ケース同様に他の樹脂により形成する形態で実施することもできる。
【0098】
本参考形態においてはケース3の外周面上方に弾性リップ7を設けた。そして弾性リップ7の先端をカバー2の円状の下面に弾接させた。このカバー2の下面に、弾性リップ7の先端が当接するリング状の凸部を設ける形態で実施することもできる。リング状の凸部を設けると、弾性リップの先端はこの凸部の頂面に線接触状態で弾接する。このため、弾接部の面圧が上がり、より液密性が向上する。
【0099】
また、本参考形態においてはケース側に弾性リップを設けたが、カバー側に設けてもよい。またカバー側とリップ側の双方に設けてもよい。なお弾性リップは、カバーあるいはケースと一体に形成する方が、液密性向上の点からも好ましい。
【0100】
(8)第七参考形態
第七参考形態も、第一参考形態と同様に、本発明の燃料タンク付設弁を液体燃料流出防止弁として具現化したものである。
【0101】
本参考形態の液体燃料流出防止弁1は、図8に示すように、燃料タンク4との接合面24に接合部22を備え内部に流出通路25を備えたカバー2と、上面中央にエバポ開口31を備え内部にフロートバルブ32を備えたケース3とからなる。また、カバー2の開口端には嵌合溝29が、ケース3の外周面上端には嵌合爪38が、それぞれ形成されている。また、ケース3の円状の上面には、リング膜状の弾性リップ7が上方外周側に拡径して形成されている。
【0102】
本参考形態においても第六参考形態と同様に、まず射出成形によりカバー2、ケース3、フロートバルブ32を作製する。そして、次にケース3の嵌合爪38をカバー2の嵌合溝29に嵌合する。このとき、弾性リップ7の先端は湾曲した状態で、カバー2の円状の下面に弾接する。この弾接によりケース3とカバー2との液密性が確保される。そして最後に、接合部22に燃料タンク4を溶着して液体燃料流出防止弁1が完成する。
【0103】
本参考形態における燃料タンクとカバーとカバーの接合部との溶着順序、溶着方法は特に限定するものではない。また、カバーとカバーの接合部とが、一体的に同じ材料で形成されていてもよい。
【0104】
また、本参考形態においても、第一参考形態と同様に、カバー2はポリアミドにより、カバー2の接合部22は接着性ポリエチレンにより、ケース3はポリオキシメチレンにより、燃料タンク4は高密度ポリエチレンにより、それぞれ形成した。ただし、第一参考形態のカバー、ケース同様に他の樹脂により形成する形態で実施することもできる。
【0105】
本参考形態においても第六参考形態と同様に、弾性リップの配置場所は特に限定しない。また、弾性リップは、カバーあるいはケースと一体に形成する方が好ましい。
【0106】
(9)第八参考形態
第八参考形態も、第一参考形態と同様に、本発明の燃料タンク付設弁を液体燃料流出防止弁として具現化したものである。
【0107】
本参考形態の液体燃料流出防止弁1は、図9に示すように、燃料タンク4との接合面24に接合部22を備え内部に流出通路25を備えたカバー2と、上面中央にエバポ開口31を備え内部にフロートバルブ32を備えたケース3とからなる。また、カバー2の開口端には、図10に拡大して示すように、下方に延出する内筒部80が形成されている。また内筒部80の外周側には、内筒部80と同軸的に外筒部81が形成されている。一方、ケース3の外周上面周縁からは、上方に向かって延びる圧入部82が形成されている。そして、この圧入部82の外周面には、上方に向かって尖った断面三角形状の鍔部83が二段形成されている。なお、本参考形態の液体燃料流出防止弁1には、ケース3内の圧力が所定値以上となった場合に開くリリーフ弁10も配設されている。
【0108】
圧入部82を内筒部80に圧入すると、鍔部83の頂面が内筒部80の内周面に圧接する。この圧接により、カバー2にケース3が接合される。またカバー2とケース3との液密性が確保される。なお圧入部82が圧入されると内筒部80は拡径方向に変形する。この変形量が大きいと鍔部83の内筒部80に対する圧接力が小さくなる。圧接力が小さいと、ケース3がカバー2から脱落しやすくなるおそれがある。この点本参考形態の液体燃料流出防止弁1には、内筒部80の外周側に外筒部81が並置されている。内筒部80の拡径変形量が大きくなると、内筒部80の外周面は外筒部81の内周面に当接する。この当接により内筒部80はそれ以上拡径変形できなくなる。このように外筒部81は、圧入部82圧入時における内筒部80の拡径変形を抑制し、ケース3の脱落を抑制する役割を有する。
【0109】
本参考形態においては、まず射出成形によりカバー2、ケース3、フロートバルブ32を作製する。そして次に、ケース3の圧入部82をカバー2の内筒部80に圧入する。最後に、接合部22に燃料タンク4を溶着して液体燃料流出防止弁1が完成する。
【0110】
本参考形態における燃料タンクとカバーとカバーの接合部との溶着順序、溶着方法は特に限定するものではない。また、カバーとカバーの接合部とが、一体的に同じ材料で形成されていてもよい。
【0111】
また、本参考形態においても、第一参考形態と同様に、カバー2はポリアミドにより、カバー2の接合部22は接着性ポリエチレンにより、ケース3はポリオキシメチレンにより、燃料タンク4は高密度ポリエチレンにより、それぞれ形成した。ただし、第一参考形態のカバー、ケース同様に他の樹脂により形成する形態で実施することもできる。
【0112】
本参考形態においてはケース3に鍔部83を、カバー2に内筒部80を、それぞれ設けた。しかしながらケース3に内筒部80を、カバー2に鍔部83を設ける形態で実施してもよい。また本参考形態においては鍔部83を二段に設けた。しかしながら鍔部83の段数は特に限定するものではない。ただし、鍔部83の段数が多いほど液密性が向上するため、好ましくは三段以上がよい。また本参考形態においては内筒部80の外周側に外筒部81を設けた。しかしながら外筒部81のない形態で実施してもよい。
【0113】
(10)第九参考形態
第九参考形態も、第一参考形態と同様に、本発明の燃料タンク付設弁を液体燃料流出防止弁として具現化したものである。
【0114】
本参考形態の液体燃料流出防止弁1は、図11に示すように、燃料タンク4との接合面24に接合部22を備え内部に流出通路25を備えたカバー2と、上面中央にエバポ開口31を備え内部にフロートバルブ32を備えたケース3とからなる。また、カバー2の下方開口部には嵌合孔290が、ケース3の外周側面上方には嵌合爪38が、それぞれ形成されている。また、カバー2の内部には、図12に拡大して示すように、下方に延出する内筒部80が形成されている。また内筒部80の外周側には、内筒部80と同軸的に外筒部81が形成されている。一方、ケース3の外周上面のエバポ開口31周縁からは、上方に向かって延びる圧入部82が形成されている。そして、この圧入部82の外周面には、上方に向かって尖った断面三角形状の鍔部83が二段形成されている。
【0115】
圧入部82を内筒部80に圧入すると、鍔部83の頂面が内筒部80の内周面に圧接する。この圧接により、カバー2とケース3との間の液密性が確保される。なお圧入部82が圧入されると内筒部80は拡径方向に変形する。この変形量が大きいと、内筒部80に対する鍔部83の圧接力が小さくなる。圧接力が小さいと、ケース3とカバー2との液密性が低下するおそれがある。この点本参考形態の液体燃料流出防止弁1には、内筒部80の外周側に外筒部81が並置されている。内筒部80の拡径変形量が大きくなると、内筒部80の外周面は外筒部81の内周面に当接する。この当接により内筒部80はそれ以上拡径変形できなくなる。このように外筒部81は、圧入部82圧入時における内筒部80の拡径変形を抑制し、液密性の低下を抑制する役割を有する。
【0116】
本参考形態においては、まず射出成形によりカバー2、ケース3、フロートバルブ32を作製する。そして、次にケース3の圧入部82をカバー2の内筒部80に圧入する。また同時に嵌合爪38を嵌合孔290に係合させる。そして最後に、接合部22に燃料タンク4を溶着して液体燃料流出防止弁1が完成する。
【0117】
本参考形態における燃料タンクとカバーとカバーの接合部との溶着順序、溶着方法は特に限定するものではない。また、カバーとカバーの接合部とが、一体的に同じ材料で形成されていてもよい。
【0118】
また、本参考形態においても、第一参考形態と同様に、カバー2はポリアミドにより、カバー2の接合部22は接着性ポリエチレンにより、ケース3はポリオキシメチレンにより、燃料タンク4は高密度ポリエチレンにより、それぞれ形成した。ただし、第一参考形態のカバー、ケース同様に他の樹脂により形成する形態で実施することもできる。
【0119】
本参考形態においては鍔部83を二段に設けた。しかしながら鍔部83の段数は特に限定するものではない。ただし、鍔部83の段数が多いほど液密性が向上するため、好ましくは三段以上がよい。また本参考形態においては内筒部80の外周側に外筒部81を設けた。しかしながら内筒部80を配設せず、外筒部81に圧入部82を直接圧入する形態で実施してもよい。
【0120】
(11)第十参考形態
第十参考形態は、本発明の燃料タンク付設弁をインレットチェックバルブとして具現化したものである。
【0121】
本参考形態のインレットチェックバルブ9は、図13に示すように、カバー2とケース3とからなる。このうちカバー2は円筒状を呈している。カバー2は燃料タンク4の側壁を貫通して配設されている。このカバー2の内周面上流側には、インレットフィラーパイプと連通する流入通路90が形成されている。またカバー2の内周面下流側には、燃料タンク4の内部に向かって延びる内筒部80が立設されている。
【0122】
またケース3は円筒状を呈している。ケース3の内周面からは、120゜毎に三本の弁支持体92が中央に向かって立設されている。そして三本の弁支持体92が集合する中央には弁支持孔93が形成されている。この弁支持孔93には、下流側に向かってラッパ状に広がる弁体91が往復動自在に挿入されている。なお弁体91は、コイルばね94により上流側に付勢されている。そして給油時のみ、流入通路90から流入する燃料の圧力により、コイルばね94の付勢力に抗して開くように設定されている。
【0123】
このケース3の外周面上流側には、鍔部83を持つ圧入部82が形成されている。そして、この圧入部82がカバー2の内筒部80に圧入されることによりケース3はカバー2に接合されている。またケース3とカバー2との液密性が確保されている。
【0124】
本参考形態においては、まず射出成形によりカバー2、ケース3、フロートバルブ32を作製する。このとき接合部22は、二色成形によりカバー2と同時に作製する。次にケース3の圧入部82をカバー2の内筒部80に圧入する。そして最後に、接合部22に燃料タンク4を溶着して液体燃料流出防止弁1が完成する。
【0125】
本参考形態における燃料タンクとカバーとカバーの接合部との溶着順序、溶着方法は特に限定するものではない。また、カバーとカバーの接合部とが、一体的に同じ材料で形成されていてもよい。
【0126】
また、本参考形態においても、第一参考形態と同様に、カバー2はポリアミドにより、カバー2の接合部22は接着性ポリエチレンにより、ケース3はポリオキシメチレンにより、燃料タンク4は高密度ポリエチレンにより、それぞれ形成した。ただし、第一参考形態のカバー、ケース同様に他の樹脂により形成する形態で実施することもできる。
【0127】
本参考形態においてはケース3に鍔部83を、カバー2に内筒部80を、それぞれ設けた。しかしながらケース3に内筒部80を、カバー2に鍔部83を設ける形態で実施してもよい。また本参考形態においては鍔部83を三段に設けた。しかしながら鍔部83の段数は特に限定するものではない。鍔部83の段数が多いほど液密性が向上するため、所望の液密性を考慮し適切な段数とすればよい。
【0128】
(12)その他
以上、本発明の燃料タンク付設弁の実施の形態について説明した。しかしながら実施の形態は上記形態に特に限定されるものではない。当業者が行いうる種々の変形的形態、あるいは応用的形態で実施することも可能である。
【0129】
【発明の効果】
本発明によると、接合性が良好で、かつある程度以上の液密性を確保でき、また構造が簡単で部品数が少ない燃料タンク付設弁を提供することができる。また、耐膨潤性、耐衝撃性に優れた燃料タンク付設弁を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第一参考形態の液体燃料流出防止弁の断面図である。
【図2】第二参考形態の液体燃料流出防止弁の拡大断面図である。
【図3】第三参考形態の液体燃料流出防止弁の断面図である。
【図4】第四参考形態の液体燃料流出防止弁の拡大断面図である。
【図5】第五参考形態の液体燃料流出防止弁の拡大断面図である。
【図6】第一実施形態の液体燃料流出防止弁の断面図である。
【図7】第六参考形態の液体燃料流出防止弁の断面図である。
【図8】第七参考形態の液体燃料流出防止弁の断面図である。
【図9】第八参考形態の液体燃料流出防止弁の断面図である。
【図10】第八参考形態の液体燃料流出防止弁の拡大断面図である。
【図11】第九参考形態の液体燃料流出防止弁の断面図である。
【図12】第九参考形態の液体燃料流出防止弁の拡大断面図である。
【図13】第十参考形態のインレットチェックバルブの断面図である。
【図14】従来の液体燃料流出防止弁の断面図である。
【図15】従来のインレットチェックバルブの断面図である。
【符号の説明】
1:液体燃料流出防止弁、2:カバー、20:ネジ溝、21:ネジ山、22:接合部、23:リング面、24:接合面、25:流出通路、26:リング溝、27:リングリブ、28:リングリブ、29:嵌合溝、290:嵌合孔、3:ケース、30:ネジ山、31:エバポ開口、32:フロートバルブ、33:ネジ溝、34:肩部、35:リングリブ、36:リング溝、37:リング溝、38:嵌合爪、4:燃料タンク、5:シールテープ、6:皿ばね、7:弾性リップ、80:内筒部、81:外筒部、82:圧入部、83:鍔部、9:インレットチェックバルブ、90:流入通路、91:弁体、92:弁支持体、93:弁支持孔、94:コイルばね。
Claims (1)
- 気化した燃料を流出させ液体燃料を流出させない燃料タンク付設弁であって、
燃料タンクの上部に溶着され該燃料タンクとは別体であり該燃料タンクとの接合面に該燃料タンクと溶着性の良い樹脂により形成される接合部を備え気化した燃料が流出する流出通路を備えるカバーと、該カバーのなかで該接合部以外の部分に溶着され該流出通路と連通するエバポ開口と該エバポ開口を開閉するフロートバルブとを備えるケースと、を有し、
該カバーの該接合部は接着性ポリエチレンにより形成され、該カバーの該接合部以外の部分は非強化ポリアミドにより形成され、該ケースは強化ポリアミドにより形成され、該燃料タンクはポリエチレンにより形成されていることを特徴とする燃料タンク付設弁。
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