JP4609384B2 - 燃料遮断弁およびブリーザパイプ - Google Patents

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Description

本発明は、燃料タンクの上部に装着され、燃料タンク内と外部とを接続する接続通路を開閉することで燃料タンクと外部とを連通遮断する燃料遮断弁と、燃料タンクに該燃料タンクの内外を連通するように設けられるブリーザパイプに関する。
従来、燃料タンクの上部には、燃料の蒸発ガスをキャニスタへ逃すための接続通路が設けられており、この接続通路に、燃料遮断弁が装着されている。燃料遮断弁は、弁室内に燃料液位により浮力を増減して昇降するフロートを収納しており、このフロートの上部に弁座を開閉する弁体を備えた構成が一般的である。燃料タンクの燃料液位が上昇すると、フロートが浮力を増大してフロートと一体に弁体が上昇することで接続通路が閉じて、燃料の外部への流出が防止される。
こうした構成の燃料遮断弁は、給油時に満タンとなったことを検知するための満タン検知装置として機能する。フロートと一体に上昇する弁体が接続通路を閉じることで燃料タンクの内圧を高めて給油ガンをオートストップさせるものである。なお、この満タン検知位置は、通常はフロートの作動完了位置であるため、給油流量の変化によりその検知位置が早くなったり遅くなったりバラツキが大きかった。そこで、フロートを収納したケーシングの下方の開口端の高さでもって満タン検知位置を決めるブリーザパイプ型の燃料遮断弁が提案されている(特許文献1)。
特開平11−229984号
しかしながら、上記従来の燃料遮断弁では、ケーシング下方の開口端と上昇してきた燃料との接触面積が少なく、開口端に液面が接触したり離れたりしながら液面が上昇して満タン検知に至ることになる。このとき、図18に示すように、燃料タンクの空気層からケーシングCS内へ空気を巻き込むことになり、ケーシングCS内へ空気が侵入するという問題が発生した。
ケーシング内、すなわち弁室内に空気が侵入すると、流入した燃料に多くの空気が混入してしまう。空気を多く含んだ燃料の場合、フロートに発生する浮力が低下してしまうことから、フロートは適切な大きさの浮力を発生し得ない。
本発明は、満タン検知の際にケーシング内に空気が侵入することを防止することを目的とする。
上記課題を解決するためになされた本発明の燃料遮断弁は、
燃料タンクの上部に装着され、燃料タンク内と外部とを接続する接続通路を開閉することで燃料タンクと外部とを連通遮断する燃料遮断弁において、
上記燃料タンク内と上記接続通路とを連通する弁室を形成し、上記燃料タンク内の燃料液位が所定液位に達したときに、上記弁室から上記燃料タンク内へ開く開口部を上記燃料液位でもって塞ぐことにより、上記燃料タンク内の圧力と上記弁室内の圧力との差圧を増大させるケーシングと、
上記弁室に収納され、上記弁室内の燃料液位により浮力を増減して昇降するフロートと、
上記フロートが昇降することで上記接続通路を開閉する弁体と
を備え、
上記ケーシングの開口部の周縁における前記所定液位に対応した全範囲に、水平方向外向きに張り出した出っ張り部を有すること
を特徴とする。
上記構成の本発明の燃料遮断弁を用いた燃料タンクに燃料が供給されて燃料タンク内の燃料液位が所定液位に達すると、開口部が上記燃料液位でもって塞がれることによって、燃料タンク内の圧力が上昇して、燃料タンク内の圧力と上記弁室内の圧力との差圧が増大する。この差圧により、燃料タンク内から弁室内に燃料が流れ込む。この流入した燃料により、フロートが浮力により上昇すると、フロートと一体に弁体も上昇する。そして、弁体の上昇により、接続通路を閉じることで、燃料タンクを外部に対して遮断し、燃料タンクから外部へ燃料が流出するのを防止する。
さらに、ケーシングの開口部における前記所定液位に対応した部位に、水平方向に張り出した出っ張り部が設けられていることから、燃料の液位が上昇してきたときの上昇してきた燃料に対する開口部の接触面積を、出っ張り部がない構成に比べて上記出っ張り部の分だけ大きくすることができる。燃料の液面は表面張力により盛り上がろうとするが、上記のように開口部との間の接触面積が大きいと、燃料の液位が上記所定液位よりも若干低い所定の高さに達したときに、表面張力で盛り上がった部分が広い面積で上記開口部にくっつくことになる。このために、燃料液位が上記所定液位に達するよりも前に、開口部周りを上記盛り上がった部分で十分に閉塞することができる。したがって、開口部が塞がれようとするその際に、真っ先に表面張力によって開口部周りが閉塞されることになることから、図18に示した空気層からの弁室内への空気の巻き込みを防止することができる。この結果、ケーシング内へ空気が侵入することを防止することができるという効果を奏する。
そうして、上記効果の結果、ケーシング内に流入した燃料に多くの空気が混入してしまうことがないことから、燃料に混入した空気を原因としてフロートに発生する浮力が低下して弁体の作動が遅れることを防止することができる。したがって、接続通路から燃料が漏れ出ることを防止することができる。
上記ケーシングは、上記弁室を形成するケーシング本体と、上記ケーシング本体の下部に設けられ、下端に上記開口部を備える筒状の底部材とを備え、前記出っ張り部は、前記開口部の全周囲に外向きに張り出した外向きフランジである構成とすることが好ましい。この構成によれば、給油時のオートストップを働かせる満タン検知位置を、底部材の下端である開口部でもって定めることができる。そうして、開口部の全周囲に外向きに張り出した外向きフランジでもって、その満タン検知の際にケーシング内に空気が侵入することを防止することができる。なお、この構成によれば、外向きフランジを内向きフランジとした場合によりも、開口部の開口面積を大きくとれるため、開口部付近の流速が遅くなるため、空気を巻き込む力が弱くなる。また、内向きフランジとした場合よりも、蒸気流路を確保することもできる。
上記開口部は、矩形形状で、上辺が水平方向に位置するように上記ケーシングの側部に設けられ、最上辺は水平方向へ直線状に形成され、前記出っ張り部は、前記開口部の最上辺に外向きに張り出したものである構成としてもよい。この構成によれば、給油時のオートストップを働かせる満タン液位を、開口部の位置でもって定めることができる。そうして、開口部の最上辺に外向きに張り出した出っ張り部でもって、その満タン検知の際にケーシング内に空気が侵入することを防止することができる。また、外向きに張り出しているため、燃料蒸気の流れを確保できる。
本発明のブリーザパイプは、
燃料タンクに該燃料タンク内外を連通するように設けられるブリーザパイプであって、
前記燃料タンクの内側に開口部を備え、
前記開口部の周縁の囲に、水平方向外向きに張り出した出っ張り部を有すること
を特徴とする。
上記構成のブリーザパイプによれば、給油時に、燃料タンク内の液面が上記燃料タンク内側の開口部の高さを超えたときに、タンク内圧が上昇するので、オートストップを働かせることができる。その上で、開口部に水平方向に張り出した出っ張り部を有していることから、燃料の液位が上昇してきたときの上昇してきた燃料に対する開口部の接触面積を、出っ張り部がない構成に比べて上記出っ張り部の分だけ大きくすることができる。燃料の液面は表面張力により盛り上がろうとするが、上記のように開口部との間の接触面積が大きいと、燃料の液位がオートストップの液位よりも若干低い所定の高さに達したときに、表面張力で盛り上がった部分が広い面積で上記開口部にくっつくことになる。このために、燃料液位がオートストップの液位に達するよりも前に、開口部周りを上記盛り上がった部分で十分に閉塞することができる。したがって、開口部が塞がれようとするその際に、真っ先に表面張力によって開口部周りが閉塞されることになることから、タンク内の空気層からのブリーザパイプ内への空気の巻き込みを防止することができる。この結果、給油開口付近の燃料飛沫の散乱を防止することができる。
ブリーザパイプ内へ空気が侵入すると燃料の蒸気化を促進することになり、より多くの燃料蒸気が外部に排出されることになる。これに対して上記構成のブリーザパイプによれば、上述したようにブリーザパイプ内への空気の侵入が防止されることから、外部に排出される燃料蒸気の量を低下させることができる。
以上説明した本発明の構成・作用を一層明らかにするために、以下本発明の好適な実施例について説明する。
A.第1実施例
(1)燃料タンクFTの概略構成
図1は自動車の燃料タンクの給油装置を示す概略構成図である。図示するように、燃料タンクFTは、エチレンビニルアルコール共重合体(EVOH)から形成されたバリア層と、ポリエチレン(PE)から形成された外層とを備えている。燃料タンクFTの上部には、燃料注入管IPが接続されている。この燃料注入管IPは、燃料キャップにより開閉される注入口IPaを備えており、この注入口IPaを通じて給油ガンから燃料が燃料タンクFTに供給される。また、燃料タンクFTの上部のタンク上壁FTaには、取付穴FTcが形成されており、燃料遮断弁10がその下部を取付穴FTcに突入した状態で取り付けられている。燃料遮断弁10は、キャニスタ連通管CPを介してキャニスタCTに接続されている。燃料遮断弁10は、給油時に燃料タンク内の燃料が所定液位FL1まで上昇したときにキャニスタへの流出を規制してオートストップを機能させるもので、いわゆるブリーザパイプ型のものである。以下、燃料遮断弁10の各部の構成および作用について説明する。
(2)燃料遮断弁10の各部の構成
図2は本発明の第1実施例に係る燃料遮断弁10を示す断面図である。図示するように、燃料遮断弁10は、ケーシング20と、フロート機構50と、スプリング70とを主要な構成として備えている。ケーシング20は、ケーシング本体30と、底部材37と、蓋体40とを備え、ケーシング本体30と底部材37とにより囲まれたスペースが弁室30Sになっており、この弁室30Sにスプリング70に支持されたフロート機構50が収納されている。
図3は燃料遮断弁10を分解した断面図である。ケーシング本体30は、天井壁部31と、側壁部32とにより囲まれたカップ形状であり、その下部を開口30aとしている。天井壁部31の中央部には、下方に向けて突設された通路形成突部31aが形成されており、この通路形成突部31aに接続通路31bが貫通形成されている。接続通路31bの弁室30S側は、シール部31cになっている。側壁部32には、燃料タンクFT内と弁室30Sとを接続する第1連通孔32aが形成されている。また、側壁部32の内壁には、フロート機構50をガイドするためのケース側ガイド部34が周方向に4カ所リブ形状で設けられている。ケース側ガイド部34は、ケーシング本体30の下部に形成された下ガイドリブ34aと、下ガイドリブ34aより軸心側へ形成された上ガイドリブ34bとを備えている。
底部材37は、ケーシング本体30の開口30aの一部を閉じるとともに、弁室30S内に燃料蒸気および液体燃料を導入するための部材である。底部材37は、底板38と、円筒部39とを一体に形成し、底板38の外周部でケーシング本体30の下端に溶着されている。底板38には、流通孔38a,38bが形成され、またスプリング70の下端を支持するためのスプリング支持部38cが形成されている。円筒部39は、導入通路39aを形成しており、下端の開口部39bから取り込んだ燃料蒸気および液体燃料を流通孔38aを通じて弁室30S内に導く。
図4は円筒部39の開口部39b付近を示す斜視図である。図示するように、開口部39bには、水平方向に張り出した出っ張り部80が形成されている。出っ張り部80は、開口部39bの全周囲に外向きに張り出したフランジ(外向きフランジ)である。以下、出っ張り部80はフランジ80とも呼ぶ。フランジ80は円筒部39と一体に形成されている。なお、フランジ80を円筒部39と別体に形成して、開口部39bに熱カシメ、溶着等の方法で固着する構成に換えることもできる。本実施例では、円筒部39の肉厚t1は1〜2(例えば1.5)mmであり、フランジ80の幅(外径から内径を差し引いた値)t2は2〜5(例えば3)mm、フランジ80の厚さ(垂直方向の値)t3は1〜2(例えば1.5)mmとなっている(図2参照)。なお、t1〜t3の各数値は、上記値に限る必要はなく様々な値を取りうる。
図2に戻って、蓋体40は、蓋本体41と、蓋本体41の中央から側方へ突出した管体部42と、蓋本体41の外周に形成されたフランジ43とを備え、これらを一体に形成している。管体部42には、蓋側通路42aが形成されており、この蓋側通路42aの一端は、接続通路31bを通じてケーシング本体30の弁室30Sに接続され、他端はキャニスタ連通管CPに接続される。蓋本体41の下部には、ケーシング本体30の外周部の上端を溶着する内部溶着端43aが形成されており、フランジ43の下端部には、燃料タンクFTのタンク上壁FTaに溶着される外側溶着部43bが形成されている。
フロート機構50は、再開弁特性を向上させた2段の弁構造であり、フロート52と、フロート52の上部に配置された弁体60とを備えている。フロート52は、第1フロート部53と、第2フロート部54とを備え、これらを一体に組み付けている。第1フロート部53は、第1フロート本体53aを備えている。第2フロート部54は、円筒形状であり、収納穴54aを有する第2フロート本体54bを備えている。この収納穴54aに第1フロート部53が嵌挿されることにより第1フロート部53と一体化している。上記第1フロート本体53aの外周部の段部は、スプリング支持部53bとなっており、スプリング70の上端を支持している。スプリング70は、第1フロート部53と第2フロート部54との間のスペースであるスプリング収納間隙52a(図2)の間に配置され、底部材37のスプリング支持部38cとの間にスプリング70を掛け渡している。
図5はフロート52、弁体60を構成する第1弁部61および第2弁部65を分解して示す斜視図、図6は弁体60の付近を示す断面図である。第1フロート本体53aの上部には、弁支持部55が突設されている。弁支持部55は、弁体60を首振り可能に支持する部位であり、円柱状の突起である支持突部56を備えている。支持突部56の上面は、平面である支持面56aになっている。また、弁支持部55の外周部には、弁体60を抜止するための環状突部57が形成されている。
弁体60は、第1弁部61と、第2弁部65とを備え、フロート52の弁支持部55に昇降可能かつ首振り可能に支持されている。第1弁部61は、有底の円筒形状である弁本体62と、弁本体62に取り付けられるシート部材64とを備えている。弁本体62は、上面部62aと、上面部62aの外周部から突設された円筒形状の側壁62bとを備え、その内側スペースが支持孔62cになっている。上面部62aの中央部には、シート部材64を取り付けるための取付部62dが形成されている。また、弁本体62の上部の外周部には、支持孔62cを外部に接続するための通気孔62eが4箇所形成されている。図6に示す側壁62bの内周壁には、リブ状のガイド部62fが周方向に等間隔で4箇所上下方向に突設されており、第2弁部65を昇降可能にガイドする。また、側壁62bの内周壁には、第2弁部65と係合するための係合爪62gが弾性変形可能に形成されている。
シート部材64は、シール部31cに着離するシート部64aと、シート部64aの中央部を貫通して支持孔62cに接続される接続孔64bと、接続孔64bの下端部に形成されたシート部64cと、接続孔64bの外周部に形成された取付部64dとを備え、ゴム材料により一体成形されている。シート部材64は、取付部64dで弁本体62の取付部62dに圧入することで装着されており、シート部64aが弁本体62の上面部62aに対して間隙を有することで、シール部31cに着座するときに弾性変形してシール性を高めている。
第2弁部65は、円筒形状の第2弁本体66を備えている。第2弁本体66には、下方を開放した有底筒となったガイド部66aが形成されている。ガイド部66aは、支持突部56に所定間隙を隔てて挿入されることによりフロート52に対して第2弁部65の大きな傾きを防止している。ガイド部66aの上面中央部に、下方に向けてわずかに湾曲した凸形状の被支持部66bが形成されている。被支持部66bは、フロート52の支持面56a上に載置されることにより、第2弁部65が支持部55aを支点として首振り可能に支持されている。
また、第2弁本体66の上面には、第2シール部66cが形成されており、この第2シール部66cは、第1弁部61のシート部64cに着離することにより接続孔64bを開閉するように形成されている。第2弁本体66の下部には、抜止爪66dが4箇所形成されており、第1弁部61の係合爪62gに係合することにより、第1弁部61を第2弁部65に対して昇降可能に支持している。第2弁本体66の内壁には、係合爪66eが形成されており、フロート52の環状突部57に係合することにより、第2弁部65がフロート52に対して昇降可能に支持および抜止されている。
また、弁体60の重心は、被支持部66bより下方に設定されている。このための構成として、第1弁部61および第2弁本体66がそれぞれ円筒形状であり、支持面56aに支持される被支持部66bより下方に延設されている。さらに、フロート52の環状突部57と弁体60の底面には、スプリング68が介在し、フロート52がスプリング68を介して弁体60を支持している。
図7はフロート機構50の作用を説明する説明図である。図7に示すように車両の傾斜などにより矢印の方向へフロート52が傾いたとする。第2弁部65は、湾曲した凸形状である被支持部66bがフロート52の平面である支持部55aにより1点支持されているので、ヤジロベーのようにバランスをとり、第1弁部61のシート部材64は、水平姿勢を維持する。
(3)燃料遮断弁10の動作
次に、燃料遮断弁10の動作について説明する。図2に示すように、給油により燃料タンクFT内に燃料が供給されると、燃料タンクFT内の燃料液位の上昇につれて燃料タンクFT内の上部に溜まっていた燃料蒸気は、円筒部39の開口部39bから導入通路39aを経て、流通孔38a,38bから弁室30S内に流入する。さらに、燃料蒸気は、弁室30Sから接続通路31b、蓋側通路42aを通じて、キャニスタ側へ逃がされる。そして、燃料タンクFT内の燃料液位が開口部39bの位置(以下、この位置を「所定液位」と呼ぶ)FL1に達すると、燃料は開口部39bを塞ぐことにより、燃料タンクFTのタンク内圧が上昇する。この状態では、タンク内圧と弁室30S内の圧力との差圧が大きくなり、液体燃料が導入通路39a、流通孔38a,38bを通じて、弁室30Sに流れ込み、燃料液位が弁室30S内を上昇する。
そして、図8に示すように、弁室30S内の燃料液位が高さh0に達すると、フロート52の浮力およびスプリング70の荷重による上方への力と、フロート機構50の自重による下方への力との釣り合いによって、前者が後者を上回りフロート機構50が一体になって上昇して、弁体60のシート部材64がシール部31cに着座して接続通路31bを閉じる。このとき、燃料注入管IP内に燃料が溜まり、給油ガンに燃料が触れると、オートストップを働かせる。これにより、燃料タンクFTへの給油の際等に、燃料タンクFTから燃料蒸気を逃がすとともに燃料が燃料タンクFT外へ流出するのを防止することができる。
一方、燃料タンクFT内の燃料が消費されて、燃料液位が低下すると、フロート52は、その浮力を減少して下降する。フロート52の下降により、図9に示すように、フロート52の環状突部57と第2弁部65の係合爪66eとの係合を介して、フロート52は、第2弁部65を引き下げる。これにより、第2シール部66cは、シート部64cから離れて、接続孔64bを開く。接続孔64bの連通により第1弁部61の下方の圧力は、接続通路31bの付近と同じ圧力になる。そして、抜止爪66dと係合爪62gとの係合を介して、第2弁部65は第1弁部61も引き下げる。そして、第1弁部61が下降することで、シート部材64がシール部31cから離れて、接続通路31bが開かれる。このように、第2弁部65および第1弁部61による2段の弁構造により、再開弁特性の向上を促進するように機能する。このとき、シート部64cが第2シール部66cから離れて通路面積を小さくした接続孔64bが最初に連通するから、第1弁部61の下部の圧力が低減されて第1弁部61の閉弁方向の力が小さくなり、よって再開弁特性に優れている。
(4)第1実施例の作用・効果
以上のように構成された本実施例によれば、給油により燃料タンク内の燃料液位が開口部39bを完全に塞ぐ所定液位FL1を越えると、燃料タンクFTのタンク内圧が上昇するので、オートストップを働かせることができる。すなわち、本実施例は、フロート52を収納する弁室30Sを形成するケーシング本体30の下部に円筒状の底部材37が溶着されており、この底部材37の下端である開口部39bでもって満タン液位を定めることができる。燃料液位がフロートの作動完了位置まで上がって始めて満タンを検知する古いタイプの燃料遮断弁では、給油流量の変化によりその検知位置が早くなったり遅くなったりバラツキが大きかったが、本実施例によれば、底部材37の下端である開口部39bでもって満タン液位を定めることができることから、検知精度を高めることができる。
また、本実施例によれば、前述したように、ケーシング20の開口部39bの全周囲に、水平方向外向きに張り出したフランジ80が設けられている。このフランジ80の位置、厳密にはフランジ80の下側の面80a(図2参照)の位置が、前記所定液位FL1に相当する。すなわち、ケーシング20の開口部39bにおける前記所定液位に、フランジ80が設けられていることになる。このフランジ80を設けた構成により、燃料液位が上昇してきたときの上昇してきた燃料に対する開口部の接触面積を、フランジの分だけ大きくすることができる。
図10は、燃料タンク内の燃料液位の上昇に従って、液面がどのように変化するかを示す説明図である。図中(a)に示すように、燃料の液面FFが次第に上昇してきて、図中(b)に示すように、燃料の液面FFが前述した所定液位FL1より少し下の液位FL2まで達したとする。燃料の液面FFは表面張力により盛り上がろうとするが、上記のように開口部39bと燃料との間の接触面積が大きいと、図中(b)の状態となったとき、すなわち液面FFが上記液位FL2に達したときに、表面張力で盛り上がった部分FFaが広い面積で上記開口部39bにくっつくことになる。このために、燃料液位が上記所定液位FL1に達するよりも前に、開口部39b周りを表面張力で盛り上がった部分FFaで十分に閉塞することができる。したがって、開口部39bが塞がれようとするその際に、真っ先に表面張力によって開口部39b周りが閉塞されることになることから、図18に示した空気層からの弁室30S内への空気の巻き込みを防ぐことができる。この結果、弁室30Sに空気が侵入することを防止することができる。
この結果、弁室30S内に流入した燃料に多くの空気が混入することがないことから、燃料に混入した空気を原因としてフロート52に発生する浮力が低下して弁体60の作動が遅れることを防止することができる。したがって、接続通路31bから燃料が漏れ出ることを防止することができる
(5)第1実施例の変形例
上記第1実施例の変形例について次に説明する。
〈1〉図11は、第1の変形例の燃料遮断弁に備えられる円筒部39の開口部39b付近の断面図である。上記第1実施例では、開口部39bに形成された出っ張り部は外向きフランジ80であったが、これに換えて、この第1の変形例では、内向きフランジ80−1とした。すなわち、開口部39bの全周囲に、水平方向内向きに張り出した内向きフランジ80−1を設けた構成とした。この内向きフランジ80−1は、第1実施例と同様、円筒部39と一体に形成してもよいし、別体として固着する構成としてもよい。この変形例(1)は、請求項1に係る発明に相当しないが、参考例としてここに記載しておく。
〈2〉図12は、第2の変形例の燃料遮断弁に備えられる円筒部39の開口部39b付近の断面図である。上記第1実施例では、開口部39bに外向きフランジ80を設けていたが、この外向きフランジの部分を平板ではなく、図示するように、底面側に周方向に溝80−2aを切った出っ張り部80−2としてもよい。この構成によっても、燃料液位が上昇してきたときの液面との接触面積を出っ張り部がない場合と比べて大きくすることができることから、上記第1実施例、第1の変形例と同様に、燃料遮断時における空気層から弁室内への空気の侵入を防止することができる。この変形例(2)は、請求項1に係る発明に相当する。
〈3〉また、前記第1実施例および第1の変形例では、外向きフランジ80あるいは内向きフランジ80−1を開口部39bの全周囲に設けるように構成したが、必ずしも全周囲に設ける必要はなく、周囲の一部分だけ水平方向に出っ張ってる構成としてもよい。
B.第2実施例
(1)構成
本発明の第2実施例について次に説明する。図13は本発明の第2実施例に係る燃料遮断弁10−4を示す断面図であり、図14は燃料遮断弁10−4に備えられるケーシング20−4の側部を示す斜視図である。この燃料遮断弁10−4は、第1実施例の燃料遮断弁10と比較すると、第1実施例の燃料遮断弁10では、ケーシング本体30の下部に筒状の底部材37を設けて、底部材37の下方に開口部39bを備えている構成であったのに対して、この燃料遮断弁10−4では、ケーシング20−4に備えられるケーシング本体30−4の下部は皿状の底部材37−4で塞がれており、ケーシング本体30−4の側部(すなわちケーシング20−4の側部)に複数の開口部39b−4を備えた構成である。
開口部39b−4は、矩形の形状を有しており、その矩形の上辺が水平方向に位置するように配置されている。そうして、その上辺に外向きに張り出した出っ張り部80−4が設けられている。出っ張り部80−4は、上記上辺と同じ長さを備えた平板であり、ケーシング本体30−4と一体に形成されている。なお、出っ張り部80−4をケーシング本体30−4と別体に形成して、熱カシメ、溶接等の方法で固着する構成に換えることもできる。
(2)作用・効果
この第2実施例の燃料遮断弁10−4では、給油により燃料タンク内の燃料液位が開口部39b−4を完全に塞ぐ所定液位FL1を超えると、燃料タンクのタンク内圧が上昇してタンク内圧と弁室30S内の圧力との差圧が大きくなって、液体燃料が弁室30S−4内に即座に流れ込むことで、オートストップを働かせることができる。
上記のように構成された第2実施例の燃料遮断弁10−4では、開口部39b−4の上辺の位置、すなわち、開口部39b−4における上記所定液位FL1に対応した部位に、外向きに張り出した出っ張り部80−4が設けられていることになる。この出っ張り部80−4を設けた構成により、第1実施例と同様に、燃料液位が上昇してきたときの上昇してきた燃料に対する開口部の接触面積を大きくすることができる。したがって、第1実施例と同様に、弁室30S−4内に流入する燃料に空気が多く混入することがないことから、燃料に空気が含まれることを原因としてフロート52に発生する浮力が低下して弁体の作動が遅れることを防止することができる。したがって、接続通路31bから燃料が漏れ出ることを防止することができる。また、外側へ突出しているため、燃料蒸気の流れを確保できる。
C.第3実施例
(1)構成
本発明の第3実施例について次に説明する。この第3実施例は、本発明のブリーザパイプとしての態様である。図15は、第3実施例のブリーザパイプ110を有する燃料タンクの給油装置を示す概略構成図である。第1実施例と同様に、燃料タンクFTの上部には、燃料注入管IPが接続されている。この燃料注入管IPは、燃料キャップにより開閉される注入口IPaを備えており、この注入口IPaを通じて給油ガンから燃料が燃料タンクFTに供給される。燃料タンクFTの上部のタンク上壁FTaには、取付穴FTcが形成されており、ブリーザパイプ110の一方側の開口部110a、すなわち、燃料タンクFT内側の開口部110aを取付穴FTcに突入した状態で取り付けられている。ブリーザパイプ110の他方側の開口部110bは燃料注入管IPの上流部分に接続されている。
この構成によると、給油時に、燃料タンクFT内の燃料蒸気は、ブリーザパイプ110を通じて燃料注入管IPに導かれ、さらに燃料注入管IPを流れる燃料により燃料タンク内に戻される。また、ブリーザパイプ110は、給油時に、液面を大気圧に保って吹き返しを防止すると同時に、燃料タンクFT内の液面が上記燃料タンク内側の開口部110aの高さ(以下、この位置を「所定液位」と呼ぶ)FL3を超えたときに、タンク内圧が上昇するので、オートストップを働かせることができる。
図16はブリーザパイプ110の燃料タンク内側の開口部110a付近を示す断面図である。この第3実施例では、このブリーザパイプ110の燃料タンク内側の開口部110aには、水平方向に張り出した出っ張り部180が形成されている。出っ張り部180は、燃料タンク内側の開口部110aの全周囲に外向きに張り出したフランジ(外向きフランジ)である。以下、出っ張り部180はフランジ180とも呼ぶ。フランジ180はブリーザパイプ110と一体に形成されている。なお、フランジ180をブリーザパイプ110と別体に形成して、開口部110aに熱カシメ、溶着等の方法で固着する構成に換えることもできる。本実施例では、ブリーザパイプ110の肉厚は1〜2(例えば1.5)mmであり、フランジ180の幅(外径から内径を差し引いた値)は2〜5(例えば3)mm、フランジ180の厚さ(垂直方向の値)は1〜2(例えば1.5)mmとなっている。なお、各数値は、上記値に限る必要はなく様々な値を取りうる。
(2)作用・効果
上記構成のブリーザパイプ110によれば、給油時に、燃料タンク内の液面が上記所定液位FL3を超えたときに、タンク内圧が上昇するので、オートストップを働かせることができる。その上で、燃料タンク内側の開口部110aに水平方向に張り出した出っ張り部180を有していることから、燃料の液位が上昇してきたときの上昇してきた燃料に対する開口部110aの接触面積を、出っ張り部がない構成に比べて上記出っ張り部180の分だけ大きくすることができる。燃料の液面は表面張力により盛り上がろうとするが、上記のように開口部との間の接触面積が大きいと、燃料の液位がオートストップの液位よりも若干低い所定の高さに達したときに、表面張力で盛り上がった部分が広い面積で上記開口部110aにくっつくことになる。したがって、開口部110aが塞がれようとするその際に、真っ先に表面張力によって開口部110a周りが閉塞されることになることから、タンク内の空気層からのブリーザパイプ110内への空気の巻き込みを防止することができる。この結果、空気と混じった燃料がブリーザパイプ110を通って燃料飛沫となって給油開口へ散乱することを防止することができる。
(3)変形例
上記第3実施例の変形例について次に説明する。
〈1〉上記第3実施例では、開口部110aに形成された出っ張り部は、第1実施例の第1変形例、第2変形例と同様な形状としてもよい。

〈2〉上記第3実施例では、ブリーザパイプ110の燃料タンク内側の開口部110a付近は垂直となるよう取付がなされていたことから、フランジ180は、ブリーザパイプの周面に垂直な方向に張り出すことで、水平方向に張り出す構成となっていたが、これに対して、図17に示すように、ブリーザパイプ110−1の燃料タンク内側の開口部110a付近が垂直方向から傾いて取付がなされている場合には、フランジ180−1は、ブリーザパイプ110−1の周面に垂直な方向から傾いて張り出すことで、フランジ180−1の張り出し方向(フランジの面の方向)が水平方向となるように構成してもよい。
この発明は上記第1ないし第3実施例およびそれらの変形例に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の態様において実施することが可能であり、例えば次のような変形も可能である。上記第1,第2実施例およびこれらの変形例では、燃料遮断弁をタンクの上壁の上面に装着した構成について説明したが、これに限らず、燃料遮断弁を燃料タンクの上壁の内面に装着する、いわゆるインタンク式とすることができる。上記第1ないし第3実施例およびそれらの変形例は、燃料タンクは樹脂製のものであったが、これに換えて、金属製の燃料タンクとして、この金属製燃料タンクに用いられる燃料遮断弁あるいはブリーザパイプとすることもできる。
本発明の第1実施例に関わる自動車の燃料タンクの給油装置を示す概略構成図である。 本発明の第1実施例に係る燃料遮断弁10を示す断面図である。 燃料遮断弁10を分解した断面図である。 円筒部39の開口部39b付近を示す斜視図である。 フロート52、弁体60を構成する第1弁部61および第2弁部65を分解して示す斜視図である。 弁体60の付近を示す断面図である。 フロート機構50の作用を説明する説明図である。 燃料遮断弁10の動作を説明する説明図である。 図8に続く動作を説明する説明図である。 燃料タンク内の燃料液位の上昇に従って液面がどのように変化するかを示す説明図である。 第1の変形例の燃料遮断弁に備えられる円筒部39の開口部39b付近の断面図である。 第2の変形例の燃料遮断弁に備えられる円筒部39の開口部39b付近の断面図である。 本発明の第2実施例に係る燃料遮断弁10−4を示す断面図である。 燃料遮断弁10−4に備えられるケーシング20−4の側部を示す斜視図である。 第3実施例のブリーザパイプ110を有する燃料タンクの給油装置を示す概略構成図である。 ブリーザパイプ110の燃料タンク内側の開口部110a付近を示す断面図である。 第3実施例の変形例に係るブリーザパイプ110の燃料タンク内側の開口部110a付近を示す断面図である。 従来技術の問題点を表わす説明図である。
符号の説明
10…燃料遮断弁
20…ケーシング
30…ケーシング本体
30S…弁室
30a…開口
31…天井壁部
31a…通路形成突部
31b…接続通路
31c…シール部
32…側壁部
32a…第1連通孔
34…ケース側ガイド部
34a…下ガイドリブ
34b…上ガイドリブ
37…底部材
38…底板
38a,38b…流通孔
38c…スプリング支持部
39…円筒部
39a…導入通路
39b…開口部
40…蓋体
41…蓋本体
42…管体部
42a…蓋側通路
43…フランジ
43a…内部溶着端
43b…外側溶着部
50…フロート機構
52…フロート
52a…スプリング収納間隙
53…第1フロート部
53a…第1フロート本体
53b…スプリング支持部
54…第2フロート部
54a…収納穴
54b…第2フロート本体
55…弁支持部
55a…支持部
56…支持突部
56a…支持面
57…環状突部
60…弁体
61…第1弁部
62…弁本体
62a…上面部
62b…側壁
62c…支持孔
62d…取付部
62e…通気孔
62f…ガイド部
62g…係合爪
64…シート部材
64a…シート部
64b…接続孔
64c…シート部
64d…取付部
65…第2弁部
66…第2弁本体
66a…ガイド部
66b…被支持部
66c…第2シール部
66d…抜止爪
66e…係合爪
68…スプリング
70…スプリング
80…フランジ(外向きフランジ)
80−1…内向きフランジ
80−4.80−5…出っ張り部
IP…燃料注入管
CP…キャニスタ連通管
FT…燃料タンク
CT…キャニスタ
IPa…注入口
FTa…タンク上壁
FTc…取付穴
110,110−1…ブリーザパイプ
110a…燃料タンク内側の開口部

Claims (4)

  1. 燃料タンク(FT)の上部に装着され、燃料タンク(FT)内と外部とを接続する接続通路(31b)を開閉することで燃料タンク(FT)と外部とを連通遮断する燃料遮断弁において、
    上記燃料タンク(FT)内と上記接続通路(31b)とを連通する弁室(30S)を形成し、上記燃料タンク(FT)内の燃料液位が所定液位(FL1)に達したときに、上記弁室(30S)から上記燃料タンク(FT)内へ開く開口部(39b)を上記燃料液位でもって塞ぐことにより、上記燃料タンク(FT)内の圧力と上記弁室(30S)内の圧力との差圧を増大させるケーシング(20)と、
    上記弁室(30S)に収納され、上記弁室(30S)内の燃料液位により浮力を増減して昇降するフロート(52)と、
    上記フロート(52)が昇降することで上記接続通路(31b)を開閉する弁体(60)と
    を備え、
    上記ケーシング(20)の開口部(39b)の周縁における前記所定液位(FL1)に対応した全範囲に、水平方向外向きに張り出した出っ張り部(80)を有すること
    を特徴とする燃料遮断弁。
  2. 請求項1に記載の燃料遮断弁において、
    上記ケーシング(20)は、
    上記弁室(30S)を形成するケーシング本体(30)と、
    上記ケーシング本体(30)の下部に設けられ、下端に上記開口部(39b)を備える筒状の底部材(37)と
    を備え、
    前記出っ張り部(80)は、
    前記開口部(39b)の全周囲に外向きに張り出した外向きフランジである、
    燃料遮断弁
  3. 請求項1に記載の燃料遮断弁において、
    上記開口部(39b−4)は、
    矩形形状で、上辺が水平方向に位置するように上記ケーシング(20)の側部に設けられ、
    前記出っ張り部(80−4)は、
    前記開口部(39b−4)の最上辺に外向きに張り出したものである、
    燃料遮断弁。
  4. 燃料タンク(FT)に該燃料タンク(FT)の内外を連通するように設けられるブリーザパイプ(110)であって、
    前記燃料タンク(FT)の内側に開口部(110a)を備え、
    前記開口部(110a)の周縁の囲に、水平方向外向きに張り出した出っ張り部(180)を有すること
    を特徴とするブリーザパイプ。
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