JP2005297787A - 燃料遮断弁 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 燃料遮断弁10は、ケーシング20と、ケーシング20の上部に設けられ弁室30S内と外部とを接続する第1の接続通路32bおよび第2の接続通路32cと、弁体機構50とを備えている。弁体機構50は、フロート51と、1枚のゴムシートから形成されシート面55dを有するシート部材55とを有する。シート部材55は、燃料液位が第1の燃料液位FL1まで上昇したときに、フロート51の上昇によりシート面55dが第1の接続通路32bを閉じ、燃料液位が第1の燃料液位FL1より高い第2の燃料液位FL2まで上昇したときに、シート部材55が撓んでシート面55dが第2の接続通路32cを閉じるように形成している。
【選択図】 図1
Description
燃料タンクの上部に装着され、燃料タンク内と外部とを連通遮断する燃料遮断弁において、
上記燃料タンク内に連通する弁室を有するケーシングと、
上記ケーシングの上部に設けられ、上記弁室内と外部とを接続する第1の接続通路および第1の接続通路より開口面積の小さい第2の接続通路と、
上記弁室内に収納され、上記燃料タンク内の燃料液位に応じて昇降するフロートと、該フロートの上部に装着され1枚の可撓性を有するシートで形成されシート面を有するシート部材と、を有する弁体機構と、
を備え、
上記シート部材は、上記燃料液位が第1の燃料液位まで上昇したときに、上記フロートの上昇により上記シート面が上記第1の接続通路を閉じ、上記燃料液位が上記第1の燃料液位より高い第2の燃料液位まで上昇したときに、該シート部材が撓んで上記シート面が上記第2の接続通路を閉じるように形成したこと、を特徴とする。
図1は本発明の第1の実施例にかかる自動車の燃料タンクFTの上部に取り付けられる燃料遮断弁10を示す断面図である。燃料遮断弁10は、給油時に燃料タンクFT内の燃料が第1の燃料液位FL1(満タン液位)まで上昇したときに給油ガンをオートストップさせるように作動するとともに、第1の燃料液位FL1を越えて給油して第2の燃料液位FL2(過給油液位)を越えたときに閉じるように作動して外部への燃料の流出を規制するものである。
以下、燃料遮断弁10の各部の構成および作用について説明する。
ケーシング20は、ケーシング本体30と、底支持板35と、蓋体40とを備えている。ケーシング本体30および底支持板35は、耐燃料油性を有した合成樹脂ポリアセタールやナイロンなどから形成されている。蓋体40は、ポリエチレンを主体とする複合材料で形成されている。
弁体機構50は、フロート51と、フロート51の上部に装着されたシート部材55とを備えている。フロート51は、上壁部52と、その上壁部52の外周から下方に形成された筒状の側壁部53とを備えた容器形状に形成されており、その内側スペースが浮力を生じさせるための浮力室51Sになっている。また、フロート51の外周部に上下方向にガイド突条51aが複数形成されている。フロート51の浮力室51S内には、スプリング60が配置されている。スプリング60は、フロート51の一端と底支持板35の上面との間に介在することによりフロート51を上方へ付勢している。
シート部材55は、可撓性を有する材料(ゴム材料、熱可塑性エラストマなど)から下方に向けて開口したカップ形状に形成されており、つまり上面部55aと、側壁部55bと、縮径取付部55cとにより形成されており、その内側スペースに支持部54が挿入することにより支持部54に取り付けられている。上面部55aは、第1および第2のシール部32d,32eに着離するシート面55dを備えている。シート面55dが第1のシール部32dに押されたときに、シート部材55は、凹所54b内に凹むように弾性変形して第2のシール部32eに着座する(図6参照)。
次に、燃料遮断弁10の開閉動作について説明する。図1において、燃料タンクFTに燃料が供給されると、燃料タンクFT内の燃料液位の上昇につれて燃料タンクFT内の上部に溜まっていた燃料蒸気は、ケーシング本体30の連通孔33a、弁室30S、第1および第2の接続通路32b,32c、管体通路42aを通じてキャニスタ側へ逃がされる。そして、燃料タンクFT内の燃料液位が所定の第1の燃料液位FL1に達すると、燃料は、底支持板35の連通孔35bを通じて弁室30Sに流入する。これにより、フロート51の浮力およびスプリング60の荷重による上方への力と、フロート51の自重による下方への力との釣り合いによって、前者が後者を上回ったときにフロート51が上昇して、図5に示すように、シート部材55のシート面55dが第1のシール部32dに着座して第1の接続通路32bを閉じる。このように、燃料タンクFTへの給油の際等に、燃料タンクFTから燃料蒸気を逃がすとともに燃料が燃料タンクFT外へ流出するのを防止することができる。
なお、シート部材としては、2つのシール部を段階的に閉じる曲面形状であれば、半球体などの各種の形状をとることができる。
10B...燃料遮断弁
10C...燃料遮断弁
20...ケーシング
30...ケーシング本体
30S...弁室
30a...下開口
32...天井壁部
32B...天井壁部
32C...天井壁部
32a...上部突出部
32Ba...上部突出部
32Ca...上部突出部
32b...第1の接続通路
32Bb...第1の接続通路
32Cb...第1の接続通路
32c...第2の接続通路
32Bc...第2の接続通路
32Cc...第2の接続通路
32d...第1のシール部
32Bd...第1のシール部
32Cd...第1のシール部
32e...第2のシール部
32Be...第2のシール部
32Ce...第2のシール部
33...側壁
33a...連通孔
33b...係合穴
33c...フランジ部
35...底支持板
35a...係合爪
35b...連通孔
40...蓋体
41...蓋本体
42...管体部
42a...管体通路
43...フランジ
43a...環状溶着部
44...溶着面
50...弁体機構
51...フロート
51B...フロート
51S...浮力室
51a...ガイド突条
52...上壁部
53...側壁部
54...支持部
54B...支持部
54a...外周支持突部
54b...凹所
54c...支持下端部
55...シート部材
55B...シート部材
55a...上面部
55b...側壁部
55c...縮径取付部
55Bc...取付部
55d...シート面
60...スプリング
FT...燃料タンク
FTa...タンク上壁
FTc...取付穴
Claims (7)
- 燃料タンク(FT)の上部に装着され、燃料タンク(FT)内と外部とを連通遮断する燃料遮断弁において、
上記燃料タンク(FT)内に連通する弁室(30S)を有するケーシング(20)と、
上記ケーシング(20)の上部に設けられ、上記弁室(30S)内と外部とを接続する第1の接続通路(32b)および第1の接続通路(32b)より開口面積の小さい第2の接続通路(32c)と、
上記弁室(30S)内に収納され、上記燃料タンク(FT)内の燃料液位に応じて昇降するフロート(51)と、該フロート(51)の上部に装着され1枚の可撓性を有するシートで形成されシート面(55d)を有するシート部材(55)と、を有する弁体機構と、
を備え、
上記シート部材(55)は、上記燃料液位が第1の燃料液位(FL1)まで上昇したときに、上記フロート(51)の上昇により上記シート面(55d)が上記第1の接続通路(32b)を閉じ、上記燃料液位が上記第1の燃料液位(FL1)より高い第2の燃料液位(FL2)まで上昇したときに、該シート部材(55)が撓んで上記シート面(55d)が上記第2の接続通路(32c)を閉じるように形成したこと、を特徴とする燃料遮断弁。 - 請求項1に記載の燃料遮断弁において、
上記第1の接続通路(32b)と上記第2の接続通路(32c)の弁室(30S)側に第1のシール部(32d)および第2のシール部(32e)とが形成されており、
上記第1のシール部(32d)は、円形に形成され、上記第2のシール部(32e)は、第1のシール部(32d)の同心円上でありかつ第1のシール部(32d)より大きな直径に形成されている燃料遮断弁。 - 請求項1または請求項2に記載の燃料遮断弁において、
上記第2のシール部(32e)は、上記第1のシール部(32d)より上方に形成されている燃料遮断弁。 - 請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の燃料遮断弁において、
上記フロート(51)は、該フロート(51)の上部に上記シート部材(55)を支持する支持部(54)を備え、
上記支持部(54)は、上記シート部材(55)の外周部を支持する外周支持突部(54a)と、該外周支持突部(54a)に支持されたシート部材(55)が弾性変形することを許容する凹所(54b)を備えている燃料遮断弁。 - 請求項1または請求項2に記載の燃料遮断弁において、
上記シート部材(55B)は、外面を曲面とした中空体から形成されている燃料遮断弁。 - 請求項5に記載の燃料遮断弁において、
上記第1のシール部(32Bd)は、第2のシール部(32Be)より上方に形成されている燃料遮断弁。 - 請求項1に記載の燃料遮断弁において、
上記第1の接続通路(32Cb)と上記第2の接続通路(32Cc)の上記弁室(30S)側に第1のシール部(32Cd)および第2のシール部(32Ce)とが形成されており、
上記第2の接続通路(32Cc)は、少なくとも1箇所形成され、各第2の接続通路(32Cc)は、上記第2のシール部(32Ce)により独立して上記シート部材(55)に着座するように形成されている燃料遮断弁。
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