JP2007177701A - 燃料遮断弁 - Google Patents

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Abstract

【課題】燃料遮断弁10は、フロート52の上部に上部弁体60を備えた2段の弁構造において、上部弁体60に取り付けたゴム製のシート部材64の耐久性を高めたこと。
【解決手段】燃料遮断弁10は、ケーシング20内にフロート52および上部弁体60を備えている。上部弁体60は、弁本体62と、弁本体62に取り付けられたゴム製のシート部材64とを備えている。シート部材64は、接続通路31bより通路面積の小さい接続孔64bを有し、第1シート部64aと、第2シート部64cとを備えている。フロート52の上部には、規制部57aが設けられている。規制部57aは、第2シート部64cが第2シール部56aに着座したときに第2シート部64cが所定範囲内の弾性変形量に規制されるように上部弁体60とフロート52との上下方向の距離を規制する。
【選択図】図4

Description

本発明は、燃料タンクの上部に装着され、燃料タンク内と外部とを接続する接続通路を開閉することで燃料タンクと外部とを連通遮断する燃料遮断弁に関する。
従来、この種の燃料遮断弁として、燃料タンクの上部に装着され外部(キャニスタ)に接続される接続通路をその上部に設けたケーシングと、ケーシングの弁室内に燃料液位により浮力を増減して昇降するフロートと、フロートの上部に載置された上部弁体とを備えたものが知られている。そして、燃料タンクの燃料液位の上昇によりフロートが浮力を増大して、フロートと一体に上部弁体が上昇することで接続通路を閉じて燃料の外部への流出を防止している。このような燃料遮断弁では、接続通路の通路面積が大きい場合に、フロートで接続通路を直接開閉すると、フロートが吸着して再開弁特性がよくないので、上部弁体に小さい通路面積の接続孔を設けた2段の弁構造とすることで速やかに開弁する再開弁特性を改善している。
こうした燃料遮断弁において、車両の多様かつ大きな居住空間に対応するために、燃料タンクの偏平化が検討されているが、こうした扁平化した燃料タンクでは、車両傾斜時にシール部が液没したときにも、高いシール性が要求される。この課題に対応する技術として、特許文献1,2に示すように、上部弁体にゴム製のシート部材を設けて、シート部材の上部の第1シート部を接続通路のシール部に、その下部の第2シート部をフロートの上部のシール部で開閉することにより接続通路および接続孔を開閉している構成が知られている。
しかし、ゴム製のシート部材は、繰り返される大きな弾性変形を受けると経年変化を生じやすく、特に第1シート部より小さな第2シート部は、重量の大きいフロートの上部のシール部に直接当って大きな弾性変形を受けやすく、経年変化が大きいという問題があった。
特開2000−130271号公報 特開2002−235623号公報
本発明は、上記従来の技術の問題点を解決することを踏まえ、フロートの上部に上部弁体を備えた2段の弁構造において、上部弁体に取り付けた可撓性のシート部材の耐久性を高めた燃料遮断弁を提供することを目的とする。
課題を解決するためになされた本発明は、
燃料タンクの上部に装着され、燃料タンク内と外部とを接続する接続通路を開閉することで燃料タンクと外部とを連通遮断する燃料遮断弁において、
上記燃料タンク内と上記接続通路とを連通する弁室と、上記接続通路に臨んだ第1シール部とを有するケーシングと、
上記弁室に収納され該弁室内の燃料液位により浮力を増減して昇降し、その上部に第2シール部を有するフロートと、該フロートの上部に載置され該フロートが昇降することで上記接続通路を開閉する上部弁体と、
を備え、
上記上部弁体は、弁本体と、該弁本体に取り付けられた可撓性のシート部材とを備え、
上記シート部材は、上記接続通路より通路面積の小さい接続孔と、上記接続通路を開閉しかつ上記接続孔の上部の開口を有する第1シート部と、上記第2シール部に開閉され上記接続孔の下部の開口を有する第2シート部とを備え、
上記上部弁体または上記フロートの少なくとも一方に、上記第2シート部が上記第2シール部に着座したときに上記第2シート部が所定範囲内の弾性変形量に規制されるように上記上部弁体と上記フロートとの上下方向の距離を規制する規制部を設けたこと、を特徴とする。
本発明にかかる燃料遮断弁を用いた燃料タンクに燃料が供給されて燃料タンクの所定液位に達すると、弁室内に流入した燃料により、フロートが浮力により上昇するとともに、フロートと一体に上部弁体も上昇する。そして、上部弁体の上昇により、シート部材の第1シート部が接続通路を閉じることで、燃料タンクを外部に対して遮断し、燃料タンクから外部へ燃料が流出するのを防止する。また、上部弁体には、接続通路より通路面積の小さい接続孔を備えており、この接続孔は、接続通路を開く前に、第2シール部が第2シート部から離れることにより開かれるから、第1シート部に加わっている閉弁方向の力が低減されて、接続通路を速やかに開き、よって優れた再開弁特性を得ることができる。
また、上記上部弁体または上記フロートの少なくとも一方に、規制部が設けられている。規制部は、上部弁体と上記フロートとの上下方向の距離を所定範囲内に規制することで、上記第2シート部が上記第2シール部に着座したときに上記第2シート部の弾性変形量を所定範囲内に規制する。このように、第2シート部は、大きな弾性変形を繰り返して受けないから、長期間にわたって高いシール性を維持することができる。
また、本発明の好適な態様として、上記フロートの上部に上記弁本体の内周部を上下方向にガイドする弁側ガイド部を備え、該弁側ガイド部の上部に上記規制部を設けた構成をとることができる。この構成により、弁側ガイド部は、上部弁体のガタツキを抑制して昇降させることができる。また、弁側ガイド部の上部に規制部を設けたので、その構成も簡単にすることができる。
また、本発明の好適な態様として、上記ケーシングの内壁に上記上部弁体の外周部をガイドするケース側ガイド部を備え、上記ケース側ガイド部および上記弁側ガイド部は、上記上部弁体の昇降範囲の全長にわたって上部弁体をガイドするように設けられている構成をとることができる。この構成によれば、フロートの昇降範囲の全長にわたって上部弁体は、ケース側ガイド部と弁側ガイド部とによりガイドされるから、安定した昇降動作を行なうことができる。
以上説明した本発明の構成・作用を一層明らかにするために、以下本発明の好適な実施例について説明する。
(1) 燃料遮断弁10の概略構成
図1は本発明の一実施例にかかる自動車の燃料タンクFTの上部に取り付けられる燃料遮断弁10を示す断面図である。図1において、燃料タンクFTは、その表面がポリエチレンを含む複合樹脂材料から形成されており、そのタンク上壁FTaに取付穴FTbが形成されている。このタンク上壁FTaには、燃料遮断弁10がその下部を取付穴FTbに突入した状態にて取り付けられている。燃料遮断弁10は、給油時に燃料タンク内の燃料が所定液位FL1まで上昇したときにキャニスタへの流出を規制するものである。
(2) 燃料遮断弁10の各部の構成
燃料遮断弁10は、ケーシング20と、フロート機構50と、スプリング70とを主要な構成として備えている。ケーシング20は、ケーシング本体30と、底部材37と、蓋体40とを備え、ケーシング本体30と底部材37とにより囲まれたスペースが弁室30Sになっており、この弁室30Sにスプリング70に支持されたフロート機構50が収納されている。
図2は燃料遮断弁10を分解した断面図である。ケーシング本体30は、天井壁部31と、側壁部32とにより囲まれたカップ形状であり、その下部を開口30aとしている。天井壁部31の中央部には、下方に向けて突設された通路形成突部31aが形成されており、この通路形成突部31aに接続通路31bが貫通形成されている。接続通路31bの弁室30S側は、第1シール部31cになっている。側壁部32には、燃料タンクFT内と弁室30Sとを接続する第1連通孔32aが形成されている。また、側壁部32の内壁には、フロート機構50をガイドするためのケース側ガイド部34が周方向に4カ所リブ形状で設けられている。ケース側ガイド部34は、ケーシング本体30の下部に形成された下ガイドリブ34aと、下ガイドリブ34aより軸心側へ形成された上ガイドリブ34bとを備えている。
底部材37は、ケーシング本体30の開口30aの一部を閉じるとともに、弁室内に燃料蒸気および液体燃料を導入するための部材である。底部材37は、底板38と、円筒部39とを一体に形成し、底板38の外周部でケーシング本体30の下端に溶着されている。底板38には、流通孔38a,38bが形成され、またスプリング70の下端を支持するためのスプリング支持部38cが形成されている。円筒部39は、導入通路39aを備えており、導入開口39bからの燃料蒸気および液体燃料を流通孔38aを通じて弁室30S内に導く。
蓋体40は、蓋本体41と、蓋本体41の中央から側方へ突出した管体部42と、蓋本体41の外周に形成されたフランジ43とを備え、これらを一体に形成している。管体部42には、蓋側通路42aが形成されており、この蓋側通路42aの一端は、接続通路31bを通じてケーシング本体30の弁室30Sに接続され、他端はキャニスタ(図示省略側)に接続される。蓋本体41の下部には、ケーシング本体30の上端を溶着する内部溶着端43aが形成されており、フランジ43の下端部には、燃料タンクFTのタンク上壁FTaに溶着される外側溶着部43bが形成されている。
フロート機構50は、再開弁特性を向上させた2段の弁構造であり、フロート52と、フロート52の上部に配置された上部弁体60とを備えている。フロート52は、第1フロート部53と、第2フロート部54とを備え、これらを一体に組み付けている。第1フロート部53は、第1フロート本体53aを備えている。第2フロート部54は、円筒形状であり、収納穴54aを有する第2フロート本体54bを備えている。この収納穴54aに第1フロート部53が嵌挿されることにより第1フロート部53と一体化している。上記第1フロート本体53aの外周部の段部は、スプリング支持部53bとなっており、スプリング70の上端を支持している。スプリング70は、第1フロート部53と第2フロート部54との間のスペースであるスプリング収納間隙52a(図1)の間に配置され、底部材37のスプリング支持部38cとの間にスプリング70を掛け渡している。
図3はフロート52、上部弁体60を分解して示す斜視図、図4は上部弁体60の付近を示す断面図である。第1フロート本体53aの上部には、弁支持部55が突設されている。弁支持部55は、上部弁体60を支持する部位であり、円柱状の突起である支持突部56を備えている。支持突部56の上面は、平面である第2シール部56aになっている。また、弁支持部55の外周部には、上部弁体60を昇降方向にガイドする弁側ガイド部57が周方向に4カ所、等間隔でリブ形状に形成されている。弁側ガイド部57の上部は、第2シール部56aの上面を越えて延設された規制部57aになっている。また、弁支持部55の外周側の第1フロート部53の上面には、上部弁体60を抜止するための係合爪58が2箇所(図3では1つを示す。)上方に向けて形成されている。
図4において、上部弁体60は、接続通路31bを開閉するとともに、再開弁特性を改善するための弁であり、フロート52の弁支持部55に対して昇降可能に支持されている。上部弁体60は、有底の円筒形状である弁本体62と、シート部材64とを備えている。
弁本体62は、円板状の上面部62aと、上面部62aの外周部から突設された円筒形状の側壁62bとを備え、その内側スペースが支持孔62cになっている。上面部62aの中央部には、シート部材64を取り付けるための取付部62dが形成されている。また、弁本体62の上部の外周部には、支持孔62cを外部に接続するための通気孔62eが4箇所形成されている。側壁62bの内周壁には、フロート52の係合爪58と係合する係合爪62fが2箇所形成されている。
弁本体62の側壁62bは、その外周部でケーシング本体30の内壁の上ガイドリブ34bによりガイドされ、また、内周部で弁支持部55の弁側ガイド部57により、上部弁体60の昇降範囲の全長にわたってガイドされるように設けられている。
図5はシート部材64の付近を拡大した半断面図である。シート部材64は、第1シール部31cに着離する第1シート部64aと、第1シート部64aの中央部を貫通して支持孔62cに接続される接続孔64bと、接続孔64bの下端部に形成された第2シート部64cと、接続孔64bの外周部に形成された被取付部64dとを備え、ゴム材料により一体成形されている。シート部材64は、第1シート部64aが弁本体62の上面部62aに対して間隙を有することで、第1シール部31cに着座するときに弾性変形してシール性を高めている。
シート部材64は、被取付部64dで弁本体62の取付部62dに圧入嵌合した状態で装着されている。すなわち、取付部62dは、上面部62aを貫通する取付穴62gを備えている。一方、被取付部64dは、径方向に拡張した拡張部64eを備えており、拡張部64eが取付穴62gに圧入されることにより第1シート部64aの下部との間に上面部62aを挟持している。これにより、シート部材64は、弁本体62に抜止めされた状態にて取り付けられている。このとき、被取付部64dは、取付部62dによって圧縮される状態となる締め代が設定されていないだけでなく、取付部62dと被取付部64dとの間には、間隙Gpが確保され、これにより被取付部64dの弾性変形を許容している。よって、シート部材64が取付部62dに取り付けられた状態にて、上記第1シート部64aおよび第2シート部64cは、弾性変形をしていない。
また、第2シート部64cは、弁側ガイド部57の上部に延設された規制部57aに上部弁体60の上面部62aの下面に当たることにより、弾性変形量が所定範囲内に収まるように設けられている。
(3) 燃料遮断弁の動作
次に、燃料遮断弁10の動作について説明する。図1に示すように、給油により燃料タンクFT内に燃料が供給されると、燃料タンクFT内の燃料液位の上昇につれて燃料タンクFT内の上部に溜まっていた燃料蒸気は、円筒部39の導入開口39bから導入通路39aを経て、流通孔38a,38bから弁室30S内に流入する。さらに、燃料蒸気は、弁室30Sから接続通路31b、蓋側通路42aを通じて、キャニスタ側へ逃がされる。そして、燃料タンクFT内の燃料液位が所定液位FL1に達すると、燃料は導入開口39bを塞ぐことにより、燃料タンクFT内のタンク内圧が上昇する。この状態では、タンク内圧と弁室30S内の圧力との差圧が大きくなり、液体燃料が導入通路39a、流通孔38a,38bを通じて、弁室30Sに流れ込み、燃料液位が弁室30S内を上昇する。図6に示すように弁室30S内の燃料液位が高さh0に達すると、フロート52の浮力およびスプリング70の荷重による上方への力と、フロート機構50の自重による下方への力との釣り合いによって、前者が後者を上回りフロート機構50が一体になって上昇して、上部弁体60のシート部材64が第1シール部31cに着座して接続通路31bを閉じる。このとき、インレットパイプ内に燃料が溜まり、給油ガンに燃料が触れると、オートストップを働かせる。これにより、燃料タンクFTへの給油の際等に、燃料タンクFTから燃料蒸気を逃がすとともに燃料が燃料タンクFT外へ流出するのを防止することができる。
一方、燃料タンクFT内の燃料が消費されて、燃料液位が低下すると、図7に示すように、フロート52は、その浮力を減少して下降し、第2シール部56aが第2シート部64cから離れて、接続孔64bを開く。接続孔64bの連通により上部弁体60下方の圧力は、接続通路31bの付近と同じ圧力になる。そして、係合爪58が係合爪62fに係合しているから、上部弁体60を引き下げる。そして、上部弁体60が下降することで、シート部材64が第1シール部31cから離れて、接続通路31bが開かれる。このとき、第2シート部64cが第2シール部56aから離れることで通路面積を小さくした接続孔64bが最初に連通するから、上部弁体60の下部の圧力が低減されて、上部弁体60が接続通路31bを閉じている閉弁方向の力が小さくなり、よって再開弁特性に優れている。
(4) 実施例の作用・効果
上記実施例の構成により、以下の作用・効果を奏する。
(4)−1 図4および図5に示すように、フロート52の上部に設けた規制部57aは、上部弁体60とフロート52との上下方向の距離を距離ST0より短くならないように規制することで、第2シート部64cが第2シール部56aに着座したときに第2シート部64cの弾性変形量を抑制するから、第2シート部64cは、長期間にわたって高いシール性を維持することができる。
(4)−2 上部弁体60は、ケーシング20の内壁のケース側ガイド部34の上ガイドリブ34bと、フロート52の上部の弁側ガイド部57により、昇降範囲の全長にわたってガイドされるから、安定した昇降動作を行なうことができる。
(4)−3 図4に示すように、シート部材64は、被取付部64dおよび取付部62dを介して弁本体62に取り付けられているが、取付部62dと被取付部64dとの間には、弾性変形を許容する間隙Gpを有しているから、被取付部64dの弾性変形が第1シート部64aおよび第2シート部64cに及ばない。よって、第1シート部64aおよび第2シート部64cは、歪んだ状態で取り付けられないから、高いシール性を発揮することができる。
(4)−4 被取付部64dの拡張部64eは、シート部材64が弁本体62から抜けるのを防止するから、取付部62dと被取付部64dに大きな締め代を設定しなくても、シート部材64が弁本体62から脱落することがない。
なお、この発明は上記実施例に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の態様において実施することが可能であり、例えば次のような変形も可能である。
上記実施例の規制部は、フロートの上部に形成した構成について説明したが、これに限らず、弁本体に設けた構成であってよく、いずれにしても第2シート部の変形量を所定範囲に規制する構成であればよい。
上記実施例の燃料遮断弁は、タンク上壁に形成した取付穴を塞ぐように取り付ける構成について説明したが、これに限らず、いわゆるインタンク式で燃料タンク内の上部に取り付けられる構成であってもよい。
本発明の一実施例にかかる自動車の燃料タンクの上部に取り付けられる燃料遮断弁を示す断面図である。 燃料遮断弁を分解した断面図である。 フロート、上部弁体を分解して示す斜視図である。 上部弁体の付近を示す断面図である。 シート部材の付近を拡大した半断面図である。 燃料遮断弁の動作を説明する説明図である。 図6に続く動作を説明する説明図である。
符号の説明
10...燃料遮断弁
20...ケーシング
30...ケーシング本体
30S...弁室
30a...開口
31...天井壁部
31a...通路形成突部
31b...接続通路
31c...第1シール部
32...側壁部
32a...第1連通孔
34...ケース側ガイド部
34a...下ガイドリブ
34b...上ガイドリブ
37...底部材
38a,38b...流通孔
38...底板
38c...スプリング支持部
39...円筒部
39a...導入通路
39b...導入開口
40...蓋体
41...蓋本体
42...管体部
42a...蓋側通路
43...フランジ
43a...内部溶着端
43b...外側溶着部
50...フロート機構
52...フロート
52a...スプリング収納間隙
53...第1フロート部
53a...第1フロート本体
53b...スプリング支持部
54...第2フロート部
54a...収納穴
54b...第2フロート本体
55...弁支持部
56...支持突部
56a...第2シール部
57...弁側ガイド部
57a...規制部
58...係合爪
60...上部弁体
62...弁本体
62a...上面部
62b...側壁
62c...支持孔
62d...取付部
62e...通気孔
62f...係合爪
62g...取付穴
64...シート部材
64a...第1シート部
64b...接続孔
64c...第2シート部
64d...被取付部
64e...拡張部
70...スプリング
FT...燃料タンク
FTa...タンク上壁
FTb...取付穴

Claims (3)

  1. 燃料タンク(FT)の上部に装着され、燃料タンク(FT)内と外部とを接続する接続通路(31b)を開閉することで燃料タンク(FT)と外部とを連通遮断する燃料遮断弁において、
    上記燃料タンク(FT)内と上記接続通路(31b)とを連通する弁室(30S)と、上記接続通路(31b)に臨んだ第1シール部(31c)とを有するケーシング(20)と、
    上記弁室(30S)に収納され該弁室(30S)内の燃料液位により浮力を増減して昇降し、その上部に第2シール部(56a)を有するフロート(52)と、
    該フロート(52)の上部に載置され該フロート(52)が昇降することで上記接続通路(31b)を開閉する上部弁体(60)と、
    を備え、
    上記上部弁体(60)は、弁本体(62)と、該弁本体(62)に取り付けられたゴム製のシート部材(64)とを備え、
    上記シート部材(64)は、上記接続通路(31b)より通路面積の小さい接続孔(64b)と、上記接続通路(31b)を開閉しかつ上記接続孔(64b)の上部の開口を有する第1シート部(64a)と、上記第2シール部(56a)に開閉され上記接続孔(64b)の下部の開口を有する第2シート部(64c)とを備え、
    上記上部弁体(60)または上記フロート(52)の少なくとも一方に、上記第2シート部(64c)が上記第2シール部(56a)に着座したときに上記第2シート部(64c)が所定範囲内の弾性変形量に規制されるように上記上部弁体(60)と上記フロート(52)との上下方向の距離を規制する規制部(57a)を設けたこと、
    を特徴とする燃料遮断弁。
  2. 請求項1に記載の燃料遮断弁において、
    上記フロート(52)の上部に上記弁本体(62)の内周部を上下方向にガイドする弁側ガイド部(57)を備え、該弁側ガイド部(57)の上部に上記規制部(57a)を設けた燃料遮断弁。
  3. 請求項2に記載の燃料遮断弁において、
    上記ケーシング(20)の内壁に上記上部弁体(60)の外周部をガイドするケース側ガイド部(34)を備え、
    上記ケース側ガイド部(34)および上記弁側ガイド部(57)は、上記上部弁体の昇降範囲の全長にわたって上部弁体(60)をガイドするように設けられている燃料遮断弁。
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