JP2002061765A - 燃料遮断弁 - Google Patents

燃料遮断弁

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JP2002061765A
JP2002061765A JP2001011652A JP2001011652A JP2002061765A JP 2002061765 A JP2002061765 A JP 2002061765A JP 2001011652 A JP2001011652 A JP 2001011652A JP 2001011652 A JP2001011652 A JP 2001011652A JP 2002061765 A JP2002061765 A JP 2002061765A
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JP
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float
valve
fuel
connection passage
chamber
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Application number
JP2001011652A
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Hiroshi Nishi
博 西
Toshihiro Sugizaki
智弘 杉崎
Tomohide Aoki
智英 青木
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Toyoda Gosei Co Ltd
Original Assignee
Toyoda Gosei Co Ltd
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Publication date
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    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60KARRANGEMENT OR MOUNTING OF PROPULSION UNITS OR OF TRANSMISSIONS IN VEHICLES; ARRANGEMENT OR MOUNTING OF PLURAL DIVERSE PRIME-MOVERS IN VEHICLES; AUXILIARY DRIVES FOR VEHICLES; INSTRUMENTATION OR DASHBOARDS FOR VEHICLES; ARRANGEMENTS IN CONNECTION WITH COOLING, AIR INTAKE, GAS EXHAUST OR FUEL SUPPLY OF PROPULSION UNITS IN VEHICLES
    • B60K15/00Arrangement in connection with fuel supply of combustion engines or other fuel consuming energy converters, e.g. fuel cells; Mounting or construction of fuel tanks
    • B60K15/03Fuel tanks
    • B60K15/035Fuel tanks characterised by venting means
    • B60K15/03519Valve arrangements in the vent line
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16KVALVES; TAPS; COCKS; ACTUATING-FLOATS; DEVICES FOR VENTING OR AERATING
    • F16K24/00Devices, e.g. valves, for venting or aerating enclosures
    • F16K24/04Devices, e.g. valves, for venting or aerating enclosures for venting only
    • F16K24/042Devices, e.g. valves, for venting or aerating enclosures for venting only actuated by a float
    • F16K24/044Devices, e.g. valves, for venting or aerating enclosures for venting only actuated by a float the float being rigidly connected to the valve element, the assembly of float and valve element following a substantially translational movement when actuated, e.g. also for actuating a pilot valve
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T137/00Fluid handling
    • Y10T137/0753Control by change of position or inertia of system
    • Y10T137/0874Vent opening or closing on tipping container
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
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    • Y10T137/00Fluid handling
    • Y10T137/2931Diverse fluid containing pressure systems
    • Y10T137/3003Fluid separating traps or vents
    • Y10T137/3084Discriminating outlet for gas
    • Y10T137/309Fluid sensing valve
    • Y10T137/3099Float responsive

Abstract

(57)【要約】 【課題】 燃料遮断弁20は、過給防止機能を有し、再
開弁特性に優れ、かつ簡単な構成を提供する。 【解決手段】 燃料遮断弁20は、ケーシング21内
に、満タン規制弁51と、過給油防止弁60とを備え
る。過給油防止弁60は、第2フロート61を備えてい
る。第2フロート61は、満タン規制弁51の第1フロ
ート52内の収納室53S,54S内に昇降可能に収納
されている。第2フロート61は、燃料液面が第1液位
FL1より高い第2液位FL2を越えたときに上昇する
ことで第2接続通路53dを上記第2弁部61cで閉じ
るとともに、燃料液面が第2液位FL2より低くかつ第
1液位FL1より低くなる前に下降することで、第1フ
ロート52の第1弁部55が第1シート部32dに密着
する力を低減するように第2接続通路53dを介して上
記第2弁部61cを上記第1接続通路32bに連通す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、燃料タンクの上部
に装着され燃料タンク内と外部とを連通遮断する燃料遮
断弁に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の燃料遮断弁として、特開
平6−297968号公報の技術が知られている。図1
4において、燃料遮断弁200は、満タン液位を越えた
ときに閉じる満タン規制弁と、満タン液位を越えて給油
して過給油液位を越えたときに閉じる過給油防止弁とを
備えている。すなわち、燃料遮断弁200は、図示しな
い燃料タンクの上部に装着されるケース202と、ケー
ス202内に収納された第1フロート弁210と、第1
フロート弁210を付勢するスプリング219と、第1
フロート弁210内に収納された第2フロート弁220
と、を備えている。上記ケース202の上端には、端板
204が設けられ、この端板204の中心位置に、蒸発
燃料排出管206に接続される連通口204aが形成さ
れている。また、ケース202の下端には、リテーナ2
08が装着されている。
【0003】また、第1フロート弁210は、厚肉円筒
状の下方部分212と、該下方部分212の上端部周縁
に下端を固着されて上方へ延びる薄肉の円筒から成る上
方部分214と、上方部分214の上部開口を覆う蓋板
216と、蓋板216の下端外周と上方部分214の上
端との間で気密に挟着された弁箱218とを備えてい
る。第1フロート弁210は、下方部分212でスプリ
ング219により支持されている。蓋板216の中央に
は、上記連通口204aに対向しかつ該連通口204a
に着脱可能な突部216aが突設されている。この突部
216aには、連通口204aと同軸線上に連通口21
6bが設けられている。上方部分214の周壁部上方に
は、通気孔214aが設けられており、この通気孔21
4aとケース202に設けられた通気孔202aとを通
じて、上方部分214の内部は燃料タンクの気相に常時
連通している。また、弁箱218の底部には、連通口2
18aが設けられている。
【0004】また、上方部分214内には、第2フロー
ト弁220が配設されている。第2フロート弁220
は、第1フロート弁210の下方部分212の上端面に
スプリング222を介して支持されており、その上端に
は連通口218aに向い合う突部220aが突設されて
いる。さらに、弁箱218内には、リリーフ弁230が
収納されている。リリーフ弁230は、弁体232をス
プリング234により付勢することにより連通口218
aを開閉するものである。
【0005】次に燃料遮断弁200の動作について説明
する。タンク内液面が満タン液面近傍にあるときには、
第1フロート弁210のみに浮力が生ずる。第1フロー
ト弁210が上昇して上端の突部216aにより連通口
204aを閉鎖する。このとき、第2フロート弁220
も第1フロート弁210と共に上昇するが、第2フロー
ト弁220と第1フロート弁210との間には相対的変
位は生じないので、連通口218aは突部220aによ
っては閉鎖されない。
【0006】この状態では、リリーフ弁230が連通口
218aを閉鎖しているので、タンク内部は、蒸発燃料
排出管206に対して連通口204aと突部216aと
の係合により遮断されているので、タンク内圧が所定値
以上に上昇すると、リリーフ弁230が開く。これによ
り、タンク内の気体が通気孔202a、通気孔214
a、連通口218a、連通口216b、連通口204a
を通って蒸発燃料排出管206に逃げ、内圧を所定値以
下に保つ。
【0007】また、タンク内液面が異常に上昇して、第
2フロート弁220にも浮力が生ずると、第2フロート
弁220が第1フロート弁210に相対的に上昇して連
通口218aを閉じる。このように、燃料遮断弁200
では、第1フロート弁210で閉じられる満タン液位よ
り高い液位にて、第2フロート弁220で燃料タンク内
を外部に対して遮断するように機能している。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記燃料遮断弁200
では、連通口204aの流路面積が小さく、多量の給油
に対して燃料タンク内の燃料蒸気をキャニスタ側に迅速
に排出することができない。しかし、連通口204aの
流路面積を大きくすると、シール径も大きくなるため
に、第1フロート弁210が連通口204aに臨んだシ
ート面に吸着する力が増大する。このため、燃料タンク
の液位が所定以下に低下しても、第1フロート弁210
が開きにくくなり、つまり再開弁特性が損なわれるとい
う問題があった。こうした問題を解決するために、フロ
ートを2段に構成する技術や、満タン規制弁と過給油防
止弁とを別の箇所に配置する構成も知られているが、構
成が複雑になったり、車両の組付性を損なったりするこ
とがある。
【0009】本発明は、上記従来の技術の問題を解決す
るものであり、過給防止機能を有し、再開弁特性に優
れ、かつ簡単な構成の燃料遮断弁を提供することを目的
とする。
【0010】
【課題を解決するための手段およびその作用・効果】上
記課題を解決するためになされた本発明は、燃料タンク
の上部に装着され燃料タンク内と外部とを連通遮断する
燃料遮断弁において、燃料タンクの上部に、その一部を
突入するとともに第1弁室を有するケーシング本体と、
燃料タンクの外部に配置された外部通路と、外部通路と
第1弁室とを接続しかつ該外部通路に対し少なくとも1
/3以上の流路面積で形成された第1接続通路と、第1
弁室側でありかつ第1接続通路に臨んで配置された第1
シート部と、を備えたケーシングと、上記第1弁室内に
昇降可能に配置された第1フロート本体と、第1フロー
ト本体の上部に設けられ第1シート部に着離することで
第1接続通路を開閉する第1弁部と、上記第1フロート
本体の軸中心部に形成されかつ上記第1弁室に接続され
る収納室と、上記第1フロート本体の上部であり上記第
1接続通路と収納室とを接続するとともに上記第1接続
通路より流路面積の小さい第2接続通路と、を有する第
1フロートと、上記収納室に昇降可能に配置された第2
フロート本体と、第2フロート本体の上部に設けられ上
記第2接続通路を開閉する第2弁部と、を有する第2フ
ロートと、を備え、上記第1フロートは、燃料タンク内
の燃料液面が第1液位を越えたときに上昇することで上
記第1接続通路を第1弁部で閉じるように構成し、上記
第2フロートは、燃料液面が第1液位より高い第2液位
を越えたときに上昇することで第2接続通路を上記第2
弁部で閉じるとともに、燃料液面が第2液位より低くか
つ第1液位より低くなる前に下降することで、上記第1
弁部が第1シート部に密着する力を低減するように第2
接続通路を介して上記収納室を上記第1接続通路に連通
するように構成したこと、を特徴とする。
【0011】本発明にかかる燃料遮断弁において、燃料
タンク内の燃料液面が第1液位を越えないときには、第
1弁室、第1接続通路、外部通路を通じて、燃料タンク
内が外部に連通している。上記第1接続通路は、外部通
路に絞られることなく、つまり少なくとも1/3以上の
流路面積で形成されているので、素早く燃料タンク内の
燃料蒸気を外部へ導くことができる。
【0012】また、給油により燃料タンク内の燃料液面
が第1液位を越えたときに、第1フロートが上昇するこ
とにより、第1弁部が第1シート部に着座して第1接続
通路を閉じて、液体燃料が外部へ流出するのを防止す
る。このとき、第2接続通路は、開いたままであり、燃
料タンク内と外部とを接続している。さらに、液体燃料
が第1液位より高い第2液位を越えたときに、第2フロ
ートが上昇して、第2弁部が第2シート部に着座して第
2接続通路を閉じる。このように、燃料が第2液位を越
えるまで給油されると、燃料タンク内の圧力が高くな
り、燃料遮断弁は、燃料の供給を停止するように作動す
る。
【0013】一方、燃料の消費により、燃料液面が第2
液位より下回ると、第2フロートが下降することにより
第2弁部が第2シート部から離れて、第2接続通路を開
く。これにより、収納室は、第1接続通路に接続され、
第1接続通路に対する圧力差を解消する。この圧力差の
解消は、第1弁部が第1シート部に密着する力を低減す
ることを意味するから、第1弁部が第1シート部からス
ムーズに離れる。
【0014】このように、第2フロートは、第2液位で
閉じる閉弁機能と、第1フロートが再度開くのを促進す
る再開弁機能とを有する。しかも、第2フロートは、第
1フロートの軸心に形成された収納室内に配置されてい
るので、上記2つの機能を、コンパクトな構成にて実現
することができる。
【0015】第1フロートの好適な態様として、該第1
フロートの下端から、ケーシングの下端より下方へ延設
された円筒部を有し、円筒部内のスペースを収納室の一
部とし、この収納室の一部に第2フロートの下部を配置
する構成をとることができる。このように、第2フロー
トが円筒部内の収納室に収納されるように長い形状をと
ることができ、第2フロートの外径を小さく、かつコン
パクトに構成することができる。
【0016】また、第1フロートの好適な態様として、
該第1フロートの下端からやや上方位置でありかつほぼ
水平方向に延設された下蓋体を備え、下蓋体が収納室の
下側を区画した構成をとることができる。この構成によ
り、第2フロートは、第1フロートの下部が燃料に浸か
った後に、収納室および浮力室に燃料が入って、浮力を
生じる。すなわち、第2フロートが浮力を生じるのは、
第1フロートおり高い液位であるから、その上昇開始位
置を第2液位に近づけることができ、第2液位を越えて
から確実に閉じる設定を容易にとることができる。
【0017】下蓋体の好適な態様として、浮力室に向け
て突出して該浮力室の容積を小さくする円筒凸部を備え
る構成をとることにより、浮力室に入る燃料が少なくな
る。よって、燃料液面の上昇により、浮力室に燃料が入
っても、迅速に排出することができ、第2フロートが下
降する際の支障とならない。
【0018】また、第1フロートは、収納室内を流れる
気流および負圧を小さくすることで第2フロートの上昇
力を低減するための連通孔を、第1フロートの上下方向
にわたって複数箇所備える構成をとることができる。こ
の構成により、第1フロートは、フロート上本体に収納
室に連通する側部連通孔を備えことにより、側部連通孔
を通じて、収納室、第2接続通路に向かう気流の速度を
低減するとともに、フロート下部の上部に連通孔を備え
ることにより、収納室の上部の負圧を低減することによ
り、第2フロートを上方へ移動させる力を低める。した
がって、第2フロートは、収納室内を流れる気流により
受ける上昇力が小さく、つまり燃料液面が第2液位を越
える前に受ける上昇力が小さくなるから、第2液位を越
える位置にて正確に上昇する。
【0019】上記第1弁部は、平板のシート材から形成
することにより広い第1接続通路を高いシール性を得る
ことができる。
【0020】上記ケーシングは、燃料タンク内と外部と
を連通する第3接続通路を備え、燃料タンク内の圧力が
所定圧以上になったとき上記第3接続通路を開くリリー
フ弁を備えることにより、燃料タンク内の圧力を所定以
下に維持することができる。
【0021】また、燃料遮断弁の好適な態様として、リ
リーフ弁に対向して配置され、上記第2液位より高い第
3液位を越えたときに、第3接続通路を閉じる第3フロ
ートを備えて構成することができる。これにより、車両
が転倒したときなどに、燃料の外部への流出を防止する
ことができる。
【0022】第3フロートの好適な態様として、第3接
続通路を第1弁室の軸中心に対して偏心して配置し、第
3フロートを第1弁室内の第1フロートの上方に配置す
るとともに第1フロートとほぼ同径に形成し、第3弁部
を第3接続通路に対向して設ける構成をとることができ
る。この第3フロートは、ケーシングに対して回り止め
する構成をとることが好ましく、これにより、第3弁部
の位置ずれを防止できる。
【0023】
【発明の実施の形態】以上説明した本発明の構成・作用
を一層明らかにするために、以下本発明の好適な実施例
について説明する。
【0024】図1は本発明の一実施の形態にかかる自動
車の燃料タンクFTの上部に取り付けられる燃料遮断弁
20を示す断面図である。図1において、燃料タンクF
Tは、その表面がポリエチレンを含む複合樹脂材料によ
り形成されたタンク上壁FTaを備えており、このタン
ク上壁FTaに取付穴FTcが形成されている。タンク
上壁FTaには、燃料遮断弁20が取付穴FTcに突入
した状態にて取り付けられている。
【0025】燃料遮断弁20は、給油時などに燃料タン
クFT内の燃料が所定の液位まで上昇したときに、外部
(キャニスタ)への燃料の流出を規制するとともに、タ
ンク内圧を所定以下に維持する弁である。ここで、上記
所定の液位とは、給油時に燃料が満タンであることを意
味する第1液位FL1、第1液位FL1を越えた後に給
油ガンから燃料をこれ以上給油することを規制する第2
液位FL2、車両の転倒時に燃料が外部に流出するのを
防止する第3液位FL3である。以下、燃料遮断弁20
の各部の構成および作用について説明する。
【0026】燃料遮断弁20は、燃料タンクFTのタン
ク上壁FTaに溶着されるケーシング21を備え、この
ケーシング21内に、満タン規制弁51および過給油防
止弁60を構成するフロート弁集合体50と、ロールオ
ーバー弁70と、リリーフ弁90とが収納されている。
【0027】図2は燃料遮断弁20を分解した断面図で
ある。図2において、ケーシング21は、第1弁室30
Sを形成する筒状のケーシング本体30と、ケーシング
本体30の下部に装着された底板35と、第1弁室30
S内の上部に配置され第2弁室37Sを形成する弁室形
成体37と、ケーシング本体30の上部に装着されかつ
タンク上壁FTaに溶着される蓋体40とを備えてい
る。
【0028】上記ケーシング本体30は、天井壁部32
と、この天井壁部32から下方へ円筒状に延設された側
壁部33とを備え、天井壁部32と側壁部33とに囲ま
れたカップ状の第1弁室30Sを形成し、その下部を下
開口30aとしている。上記天井壁部32の中央部に
は、上部突出部32aが形成されている。上部突出部3
2a内には、第1接続通路32bが貫通しており、その
第1接続通路32bの第1弁室30S側が環状の第1シ
ート部32dになっている。また、上部突出部32aの
外周側壁には、Oリング45を支持するための環状段部
32fが形成されている。また、側壁部33は、その中
程に蓋体40を取り付けるための係合突起33aと、第
1弁室30Sと燃料タンクFTとを連通する連通孔33
bと、その下部に底板35を取り付けるための係合爪3
3cとを備えている。
【0029】上記底板35は、ケーシング本体30の下
開口30aの一部を閉じる部材であり、その外周部に形
成された係合穴35aが上記係合爪33cに係合するこ
とにより、ケーシング本体30の下部に装着される。底
板35の中央部には、貫通孔35bが形成されている。
【0030】一方、蓋体40は、蓋本体41と、蓋本体
41の中央から上部へL字形に突出した管体部42と、
蓋本体41の外周に形成されたフランジ部43と、蓋本
体41の下部に突設された嵌合部44とを備え、これら
を一体に形成している。上記蓋本体41の下部中央に
は、ケーシング本体30の上部突出部32aを嵌合する
ための蓋嵌合部41aが形成されている。また、管体部
42には、外部通路42aが形成されており、この外部
通路42aの一端は、ケーシング本体30の第1接続通
路32bに接続され、他端はキャニスタ側に接続されて
いる。さらに、フランジ部43の下端部には、燃料タン
クFT(図1)のタンク上壁FTaに溶着される環状溶
着部43aが形成されている。また、上記嵌合部44
は、ケーシング本体30の上部を嵌合するように筒状に
突設されるとともに、その一部に下端側を開放したスリ
ット(図示省略)及び係合穴44bを備えている。
【0031】次に、図1のフロート弁集合体50につい
て説明する。図3はフロート弁集合体50の部分だけを
取り出して分解した断面図である。図3において、フロ
ート弁集合体50は、満タン規制弁51と、過給油防止
弁60を構成するフロートやスプリングを備えている。
【0032】満タン規制弁51は、第1液位FL1(図
1参照)を越えたときに第1接続通路32bを閉じるこ
とによりキャニスタ側へ燃料タンクFT内の燃料を流す
のを防止する弁であり、第1フロート52と、第1スプ
リング56とを備えている。第1フロート52は、フロ
ート上本体53と、このフロート上本体53の下端で該
フロート上本体53を支持するフロート下部54と、第
1フロート52上に装着された第1弁部55とを備えて
いる。フロート上本体53は、上面部53aと、この上
面部53aの外周から円筒状に形成された側壁部53b
とを備え、これらで収納室53Sを形成している。上記
側壁部53bの下端は、フランジ53cになっている。
上面部53aには、フロート上本体53内を外部に連通
するための第2接続通路53dが形成されている。第2
接続通路53dの下端は、第2シート部53eになって
いる。側壁部53bには、側部連通孔53gが形成され
ている。また、第1弁部55は、ゴムから形成された円
板状であり、係合突起55cで取付穴53fに係合する
ことにより、第1フロート52の上部に装着されてい
る。第1弁部55の上面は、着座面55aとなってお
り、第1フロート52の昇降によって第1シート部32
d(図2参照)に着離する。また、第1弁部55の中央
には、連通孔55bが形成され、第2接続通路53dを
介して収納室53Sと第1接続通路32bとを連通させ
ている。
【0033】フロート下部54は、フロート下本体54
aと、フロート下本体54aの下端に一体形成されかつ
フロート下本体54aより小径の下円筒体54bとを備
えている。フロート下本体54aの上部には、取付凹所
54dが形成され、この取付凹所54dに、フロート上
本体53のフランジ53cが位置決めされるとともに溶
着固定されている。フロート下本体54aの外周には、
ガイド突条54eが形成されて、ケーシング本体30
(図2)の内壁にガイドされるように作用する。また、
下円筒体54bは、フロート下本体54aの下端から下
方へ延設された有底の筒体で、底板35(図2)の貫通
孔35bに摺動自在に貫通しており、その内部を収納室
54Sとしている。フロート下本体54aの底部には、
連通孔54fが形成されて、燃料タンク内と収納室54
Sとを連通している。
【0034】さらに、フロート下本体54aと下円筒体
54bとの間は、環状間隙54cとなっており、この環
状間隙54cに第1スプリング56が収納されている。
第1スプリング56は、底板35(図2)のスプリング
支持部35cに載置され、第1フロート52を支持して
いる。
【0035】次に、過給油防止弁60について説明す
る。過給油防止弁60は、図1に示す第1液位FL1よ
り液位の高い第2液位FL2を越えたときに第2接続通
路53dを閉じることにより液体燃料の外部への流出を
防止する弁であり、第1フロート52の収納室53S,
54S内で昇降可能に収納されている第2フロート61
を備えている。第2フロート61は、第2フロート本体
61aと、この第2フロート本体61aの上部に第2フ
ロート本体61aより小径で円柱状に突設された上部突
部61bとを備えている。上部突部61bの上端には、
ほぼ円錐状の第2弁部61cが形成されている。上部突
部61bおよび第2フロート本体61aの外周部には、
軸方向に沿ってガイドフィン61d,61eが形成され
ている。ガイドフィン61d,61eは、側壁部53b
およびフロート下本体54aの内壁でガイドされてい
る。第2フロート61は、軸心部に形成された浮力室6
1Sに第2スプリング62を収納している。第2スプリ
ング62は、下円筒体54bの下端に載置されて、第2
フロート61を上方に付勢している。
【0036】図4はロールオーバー弁70およびリリー
フ弁90の付近を拡大した断面図である。図4におい
て、ロールオーバー弁70は、車両が転倒したときに燃
料タンク内の燃料を外部へ漏れるのを防止するための弁
であり、第1弁室30Sの上部の弁室形成体37内に配
置されている。ロールオーバー弁70は、第3フロート
72を備えている。この第3フロート72は、底板73
とともに弁室形成体37で囲まれた第2弁室37Sに摺
動自在に収納された筒体であり、その上部に円錐状の弁
部72aを有している。弁部72aは、第3接続通路7
1bのシート面71cに着離して第3接続通路71bを
開閉する。第3フロート72は、底板73に載置された
第3スプリング74で支持されている。上記底板73の
中央部には、連通孔73aが形成されており、燃料タン
クFT内と第2弁室37Sとを連通している。この連通
孔73aを通じて燃料が第2弁室37Sに流入すると、
第3フロート72は、浮力が増大して上昇し、弁部72
aでシート面71cに着座して第3接続通路71bを閉
じる。これにより、燃料が外部へ漏れるのを防止してい
る。
【0037】リリーフ弁90は、燃料タンク内の圧力を
所定以内に維持するための弁であり、ロールオーバー弁
70に対向した上方であって弁室形成体37内に設けら
れている。リリーフ弁90は、ボール弁91と、第4ス
プリング92とを備えている。第4スプリング92は、
支持板93で一端が支持され、他端でボール弁91を支
持している。リリーフ弁90は、燃料タンク内の圧力が
所定圧以上になったとき、第4スプリング92の付勢力
に抗して開弁して燃料タンク内の圧力を所定以下に維持
する。
【0038】次に、燃料遮断弁20を燃料タンクFTの
タンク上壁FTaに装着する作業について説明する。図
2に示すように、ケーシング本体30内に第1フロート
52、第2フロート61、ロールオーバー弁70、リリ
ーフ弁90などを組み付けた後に、Oリング45を上部
突出部32aに挿入して環状段部32f上に保持し、こ
の状態にて、蓋体40の嵌合部44をケーシング本体3
0の上部に嵌合するとともに、上部突出部32aを蓋嵌
合部41aに嵌合する。このとき、係合突起33aが係
合穴44bに係合し、蓋体40とケーシング本体30と
が一体化する。
【0039】続いて、図1に示すように、蓋体40の環
状溶着部43aの下端部を熱板(図示省略)により溶融
するとともに、燃料タンクFTの取付穴FTcの周囲に
沿って熱板(図示省略)により溶融して溶着部FTdと
する。その後、取付穴FTcに、ケーシング本体30を
下部から挿入して、環状溶着部43aを溶着部FTdに
押しつける。これにより、蓋体40は、燃料タンクFT
と互いに溶着する。このように、蓋体40がタンク上壁
FTaに溶着されると、燃料タンクFT内は外部に対し
て高いシール性が得られる。
【0040】次に、燃料遮断弁20の動作について説明
する。図1に示す燃料遮断弁20の状態から、図示しな
い給油ガンにより燃料タンクFT内に燃料が供給される
と、燃料タンクFT内の燃料液位の上昇につれて燃料タ
ンクFT内の上部に溜まっていた燃料蒸気は、連通孔3
3b、第1接続通路32b、外部通路42aを通じて、
および連通孔33b、側部連通孔53g、第2接続通路
53dを通じて、キャニスタ側へ逃がされる。
【0041】そして、燃料タンク内の燃料液位が上昇す
るにつれて、図5に示すように、液体燃料は、底板35
の貫通孔35bを通じて第1弁室30Sに流入して、第
1フロート52の浮力を増大させる。これにより、第1
フロート52が上昇して第1弁部55で第1接続通路3
2bを閉塞する。第1接続通路32bの閉塞により、燃
料タンク内の圧力が上昇するから、給油ガンは、その圧
力を検出して給油を停止する。このように、燃料タンク
への給油の際等に、燃料遮断弁20は、燃料タンクから
燃料蒸気を逃がすとともに、燃料タンク外への液体燃料
の流出を防止することができる。
【0042】このとき、過給油防止弁60の第2フロー
ト61は、第1フロート52の下端に位置して、第1フ
ロート52と一体に上昇するが、その浮力が小さく第1
フロート52との相対位置が変わらないから、第2接続
通路53dが開いたままである。したがって、燃料タン
ク内は、連通孔33b、側部連通孔53g、第2接続通
路53d、第1接続通路32bを通じて、狭くなった流
路面積でキャニスタ側に接続されている。
【0043】さらに、燃料をきりのよい量まで供給する
ために、給油ガンからの給油を継続すると、過給油防止
弁60により過給油が防止される。すなわち、図6に示
すように、燃料タンクの燃料液面が第2液位FL2まで
上昇すると、収納室54S内に入った燃料により第2フ
ロート61が上昇し、第2フロート61の上部の第2弁
部61cが第2シート部53eに着座して第2接続通路
53dを閉じる。第2接続通路53dが閉じられると、
燃料タンク内の圧力がさらに上昇して、給油ガンは、給
油を停止する。このように、過給油防止弁60は、第1
液位FL1を越えた第2液位FL2に達したときに、こ
れ以上の燃料が燃料タンクに供給されるのを防止する。
【0044】一方、燃料タンク内の燃料が消費されて、
燃料液面が低下すると、第2フロート61は、その浮力
を減少して下降して、第2接続通路53dを開ける(図
6から図5への状態)。このとき、第2弁部61cは、
円錐状でその受圧面積が狭いから、第2シート部53e
に密着する力が弱く、第2フロート61の下降を妨げる
力とならない。よって第2フロート61は、速やかに下
降して第2接続通路53dを開く。第2接続通路53d
の連通により、収納室53S内は、第1接続通路32b
に通じて、第1接続通路32bの付近と同じ圧力にな
る。このような圧力差が小さくなることにより、第1弁
部55が第1シート部32dに密着する力が弱くなるの
で、第1フロート52は、スムーズに下降する(図1の
状態)。このように、第2フロート61が、過給油防止
弁としての作用の他に、第1フロート52の開弁をスム
ーズに行なわせる再開弁特性の向上を促進するように機
能する。
【0045】図7はリリーフ弁90の開弁状態を説明す
る説明図である。図7に示すように、燃料タンク内の圧
力が所定圧以上になったときに、リリーフ弁90は、第
4スプリング92の付勢力に抗してボール弁91が上昇
することで開弁して燃料タンクFT内の圧力を所定以下
に維持する。
【0046】図8は車両の転倒により燃料遮断弁20が
倒置した状態を説明する説明図である。この状態では、
ロールオーバー弁70の連通孔73aを通じて燃料が第
2弁室37Sに流入するから、第3フロート72は、そ
の自重により下降して弁部72aでシート面71cに着
離して第3接続通路71bを閉じる。これにより、車両
の転倒時に燃料タンクFTから外部へ燃料が漏れるのを
防止している。
【0047】このように、上記燃料遮断弁20によれ
ば、満タン規制弁51と過給油防止弁60とを同軸上に
配置することにより、コンパクトに構成することができ
るとともに、燃料タンクへの組付性を向上させることが
できる。
【0048】図9は第2の実施の形態にかかる自動車の
燃料タンクの上部に取り付けられる燃料遮断弁120を
示す断面図である。燃料遮断弁120は、フロート弁集
合体150およびロールオーバー弁170の構成に特徴
を有している。
【0049】図10はフロート弁集合体150の部分だ
けを取り出して分解した断面図である。図10におい
て、フロート弁集合体150は、満タン規制弁151
と、過給油防止弁160を構成するフロートやスプリン
グを備えている。
【0050】満タン規制弁151は、第1液位FL1
(図9)を越えたときに第1接続通路132bを閉じる
弁であり、第1フロート152と、第1スプリング15
6とを備えている。第1フロート152は、フロート上
本体153と、このフロート上本体153の下端で該フ
ロート上本体153を支持するフロート下部154と、
第1フロート152上に装着されたゴム製の第1弁部1
55とを備えている。
【0051】フロート上本体153は、上面部153a
と、この上面部153aの外周から円筒状に形成された
側壁部153bとを備え、これらで収納室153Sを形
成している。上面部153aには、フロート上本体15
3内を外部に連通するための第2接続通路153dが形
成されている。第2接続通路153dの下端は、第2シ
ート部153eになっている。側壁部153bの下端
は、フランジ153cになっている。フランジ153c
の下面には、係合段153hが突設されている。側壁部
153bには、側部連通孔153g,153gが上下に
2つ形成されている。
【0052】フロート下部154は、フロート下本体1
54aと、フロート下本体154aの下端に一体形成さ
れかつフロート下本体154aの下部を閉じる下蓋体1
54bとを備えている。フロート下本体154aの上部
には、開口154dが形成され、この開口154dに、
フロート上本体153のフランジ153cの係合段15
3hが位置決めされるとともに溶着固定されている。フ
ロート下本体154aの外周には、ガイド突条154e
が形成されて、ケーシング本体130(図9)の内壁に
ガイドされるように作用する。また、下蓋体154bの
上面には、2段の円筒凸部154gが収納室154Sへ
向けて突設されている。フロート下本体154aの上部
には、連通孔154jが形成され、また、フロート下本
体154aの底部には、連通孔154fが形成されて、
燃料タンク内と収納室154Sとを連通している。
【0053】さらに、フロート下本体154aと下蓋体
154bとの間は、環状間隙154cになっており、こ
の環状間隙154cに第1スプリング156の上端が挿
入されている。第1スプリング156は、底板135
(図9)のスプリング支持部135cに載置され、第1
フロート152を支持している。
【0054】次に、過給油防止弁160について説明す
る。過給油防止弁160は、第2液位FL2(図9)を
越えたときに第2接続通路153dを閉じる弁であり、
第2フロート161を備えている。第2フロート161
は、第2フロート本体161aと、この第2フロート本
体161aの上部に第2フロート本体161aより小径
で円柱状に突設された上部突部161bとを備え、第2
フロート本体161aの中心部を下方に開放した浮力室
161Sとしている。上部突部161bの上端には、ほ
ぼ円錐状の第2弁部161cが形成されている。浮力室
161Sには、下蓋体154bの円筒凸部154gが突
入して、浮力室161Sの容量を小さくしている。浮力
室161Sには、第2スプリング162が配置されてい
る。第2スプリング162は、下蓋体154bの外周上
面に載置されて、第2フロート161を上方に付勢して
いる。
【0055】次に、燃料遮断弁120の動作について説
明する。燃料遮断弁120は、燃料液面の上昇・下降に
より、第1の実施の形態とほぼ同様な動作を行なうが、
第1フロート152の形状の相違により、以下の特徴を
有する。
【0056】(1) 第2フロート161は、第1フロ
ート152の下部が燃料に浸かった後に、収納室154
Sおよび浮力室161Sに燃料が入って、浮力を生じ
る。すなわち、第2フロート161が浮力を生じるの
は、第1フロート152より高い液位であるから、その
上昇開始位置を第2液位に近づけることができ、第2液
位FL2を越えてから確実に閉じる設定を容易にとるこ
とができる。
【0057】(2) 図11に示すように、第1フロー
ト152は、フロート上本体153に側部連通孔153
g,153gを上下2箇所とした広い開口面積を備える
ことにより、側部連通孔153g,153gを通じて、
収納室153S、第2接続通路153dに向かう気流の
速度を低減するとともに、フロート下部154の上部に
連通孔154jを備えることにより、収納室154Sの
上部の負圧を低減するので、第2フロート161を上方
へ移動させる力を低める。したがって、第2フロート1
61は、収納室153S内を流れる気流により受ける上
昇力が小さく、つまり燃料液面が第2液位FL2を越え
る前に受ける上昇力が小さくなるから、第2液位FL2
を越える位置にて正確に閉じる設定とすることができ
る。
【0058】(3) 図9に示すように、下蓋体154
bは、浮力室161Sに向けて突出して該浮力室161
Sの容積を小さくする円筒凸部154gを備えるので、
浮力室161Sに入る燃料が少なくなる。よって、燃料
液面の上昇により、浮力室161Sに燃料が入っても、
迅速に排出することができ、第2フロート161が下降
する際の支障とならない。
【0059】図12はロールオーバー弁170およびリ
リーフ弁190の付近を拡大した断面図である。図12
において、ロールオーバー弁170は、車両が転倒した
ときに燃料タンク内の燃料を外部へ漏れるのを防止する
ための弁であり、第1の実施の形態に比べて、第3フロ
ート172を大径にした構成に特徴を有している。すな
わち、第3フロート172は、第1弁室130Sの上部
で摺動自在に形成されたドーナツ状の第3フロート本体
173と、第3スプリング174と、支持体176とを
備えている。
【0060】図13は第3フロート172を示す斜視図
である。図12および図13において、第3フロート本
体173は、中心部に貫通孔173bを備え、この貫通
孔173bに第1フロート152のフロート上本体15
3が突入している。第3フロート本体173の上部で偏
心した位置に、第3弁部173aが形成されている。第
3弁部173aは、第3接続通路171bのシート面1
71cに着離して第3接続通路171bを開閉する。上
記支持体176は、外周の係合突起でケーシング本体1
30の内壁に係合支持されている。支持体176の中心
部には、連通孔176aが形成され、この連通孔176
aを取り囲むように周壁176bが立設されている。支
持体176には、第3スプリング174が載置され、第
3フロート172を支持している。
【0061】図13に示すように、第3フロート本体1
73の上部には、周方向に等間隔に4カ所、スリット1
73cが形成されている。スリット173cには、ケー
シング本体130の内壁から板状に突設されたフィン1
30f(図12で1カ所を示す)が突入している。この
構成により、第3フロート172が昇降するときの回転
止めとして作用し、第3弁部173aの位置がシート面
171cに対してずれないようにしている。
【0062】次に、ロールオーバー弁170の動作につ
いて説明する。車両の転倒により第3フロート172が
燃料に没すると、第3フロート172がフィン130f
によりガイドされつつ、その浮力により上昇し、第3弁
部173aがシート面171cに着座して第3接続通路
171bを閉じる。これにより、燃料が外部へ漏れるの
を防止している。
【0063】上記ロールオーバー弁170の構成によれ
ば、第3フロート172が第1弁室130Sの上部で摺
動される大径に形成されかつ重いので、第3スプリング
174の荷重を小さくできる。したがって、第3フロー
ト172は、燃料液位に対応する浮力に正しく追従して
昇降させることができ、つまり、燃料液位の低下によ
り、その浮力が低下したときに、第3弁部173aの張
り付き力を上回る第3フロート172の重力により速や
かに下降する。よって、再開弁特性を向上させることが
できる。
【0064】また、第3フロート172は、フィン13
0fがスリット173cに挿入されて回転止めされてい
るので、第3弁部173aがシート面171cに対して
位置ずれを生じることがない。
【0065】なお、この発明は上記実施例に限られるも
のではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の
態様において実施することが可能であり、例えば次のよ
うな変形も可能である。
【0066】(1) 上記実施の形態では、ケーシング
21は、ケーシング本体30と蓋体40とから分割して
形成したが、これに限らず、一体形成してもよく、ま
た、燃料タンクに溶着するほか、パッキンなどを介して
ねじなどで締結固定してもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態にかかる自動車の燃料タン
クFTの上部に取り付けられる燃料遮断弁20を示す断
面図である。
【図2】燃料遮断弁20を分解した断面図である。
【図3】フロート弁集合体50の部分だけを取り出した
断面図である。
【図4】ロールオーバー弁70およびリリーフ弁90の
付近を拡大した断面図である。
【図5】燃料液面が第1液位FL1を越えたときの燃料
遮断弁20の動作を説明する説明図である。
【図6】燃料液面が第2液位FL2を越えたときの燃料
遮断弁20の動作を説明する説明図である。
【図7】リリーフ弁90の開弁状態を説明する説明図で
ある。
【図8】車両の転倒によりロールオーバー弁70が閉ま
る作用を説明する説明図である。
【図9】第2の実施の形態にかかる自動車の燃料タンク
の上部に取り付けられる燃料遮断弁120を示す断面図
である。
【図10】フロート弁集合体150の部分だけを取り出
して分解した断面図である。
【図11】燃料遮断弁120の作用を説明する説明図で
ある。
【図12】ロールオーバー弁170およびリリーフ弁1
90の付近を拡大した断面図である。
【図13】第3フロート本体173を示す斜視図であ
る。
【図14】従来の燃料遮断弁200を示す断面図であ
る。
【符号の説明】
20…燃料遮断弁 21…ケーシング 30…ケーシング本体 30S…第1弁室 30a…下開口 32…天井壁部 32a…上部突出部 32b…第1接続通路 32d…第1シート部 32f…環状段部 33…側壁部 33a…係合突起 33b…連通孔 33c…係合爪 35…底板 35a…係合穴 35b…貫通孔 35c…スプリング支持部 37…弁室形成体 37S…第2弁室 40…蓋体 41…蓋本体 41a…蓋嵌合部 42…管体部 42a…外部通路 43…フランジ部 43a…環状溶着部 44…嵌合部 44b…係合穴 50…フロート弁集合体 51…満タン規制弁 52…第1フロート 53…フロート上本体 53S…収納室 53a…上面部 53b…側壁部 53c…フランジ 53d…第2接続通路 53e…第2シート部 53f…取付穴 53g…側部連通孔 53S,54S…収納室 54…フロート下部 54a…フロート下本体 54b…下円筒体 54d…取付凹所 54e…ガイド突条 54f…連通孔 54c…環状間隙 55…第1弁部 55a…着座面 55b…連通孔 55c…係合突起 56…第1スプリング 60…過給油防止弁 61…第2フロート 61S…浮力室 61a…第2フロート本体 61b…上部突部 61c…第2弁部 61d,61e…ガイドフィン 62…第2スプリング 70…ロールオーバー弁 71b…連通孔 71c…シート面 72…第3フロート 72a…弁部 73…底板 73a…連通孔 74…第3スプリング 90…リリーフ弁 91…ボール弁 92…第4スプリング 93…支持板 120…燃料遮断弁 130…ケーシング本体 130S…第1弁室 130f…フィン 132b…第1接続通路 135…底板 135c…スプリング支持部 150…フロート弁集合体 151…満タン規制弁 152…第1フロート 153…フロート上本体 153S…収納室 153a…上面部 153b…側壁部 153c…フランジ 153d…第2接続通路 153e…第2シート部 153h…係合段 153g…側部連通孔 154…フロート下部 154S…収納室 154a…フロート下本体 154b…下蓋体 154c…環状間隙 154d…開口 154e…ガイド突条 154f…連通孔 154g…円筒凸部 154j…連通孔 155…第1弁部 156…第1スプリング 160…過給油防止弁 161…第2フロート 161S…浮力室 161a…第2フロート本体 161b…上部突部 161c…第2弁部 162…第2スプリング 170…ロールオーバー弁 171b…第3接続通路 171c…シート面 172…第3フロート 173…第3フロート本体 173a…第3弁部 173b…貫通孔 173c…スリット 174…第3スプリング 176…支持体 176a…連通孔 176b…周壁 190…リリーフ弁 FT…燃料タンク FTa…タンク上壁 FTc…取付穴 FTd…溶着部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 青木 智英 愛知県西春日井郡春日町大字落合字長畑1 番地 豊田合成株式会社内 Fターム(参考) 3D038 CA15 CA23 CA25 CC00 CC04 3H055 AA02 AA22 BA12 BB14 CC07 CC20 CC21 GG02 GG05 GG08 GG22 JJ03 JJ05 JJ08 3H059 AA08 CA12 CC01 CD05 DD17 EE01 FF05 FF16 FF17

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 燃料タンクの上部に装着され燃料タンク
    内と外部とを連通遮断する燃料遮断弁において、 燃料タンクの上部に、その一部を突入するとともに第1
    弁室を有するケーシング本体と、燃料タンクの外部に配
    置された外部通路と、外部通路と第1弁室とを接続しか
    つ該外部通路に対し少なくとも1/3以上の流路面積で
    形成された第1接続通路と、第1弁室側でありかつ第1
    接続通路に臨んで配置された第1シート部と、を備えた
    ケーシングと、 上記第1弁室内に昇降可能に配置された第1フロート本
    体と、第1フロート本体の上部に設けられ第1シート部
    に着離することで第1接続通路を開閉する第1弁部と、
    上記第1フロート本体の軸中心部に形成されかつ上記第
    1弁室に接続される収納室と、上記第1フロート本体の
    上部であり上記第1接続通路と収納室とを接続するとと
    もに上記第1接続通路より流路面積の小さい第2接続通
    路と、を有する第1フロートと、 上記収納室に昇降可能に配置された第2フロート本体
    と、第2フロート本体の上部に設けられ上記第2接続通
    路を開閉する第2弁部と、を有する第2フロートと、 を備え、 上記第1フロートは、燃料タンク内の燃料液面が第1液
    位を越えたときに上昇することで上記第1接続通路を第
    1弁部で閉じるように構成し、 上記第2フロートは、燃料液面が第1液位より高い第2
    液位を越えたときに上昇することで第2接続通路を上記
    第2弁部で閉じるとともに、燃料液面が第2液位より低
    くかつ第1液位より低くなる前に下降することで、上記
    第1弁部が第1シート部に密着する力を低減するように
    第2接続通路を介して上記収納室を上記第1接続通路に
    連通するように構成したこと、 を特徴とする燃料遮断弁。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の燃料遮断弁において、 第1フロートは、該第1フロートの下端から、ケーシン
    グの下端より下方へ延設された円筒部を有し、円筒部内
    のスペースを収納室の一部とし、この収納室の一部に第
    2フロートの下部を配置した燃料遮断弁。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の燃料遮断弁において、 第1フロートは、該第1フロートの下端からやや上方位
    置でありかつほぼ水平方向に延設された下蓋体を備え、
    下蓋体が収納室の下側を区画した燃料遮断弁。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の燃料遮断弁において、 下蓋体は、浮力室に向けて突出して該浮力室の容積を小
    さくする円筒凸部を備えている燃料遮断弁。
  5. 【請求項5】 請求項3または請求項4に記載の燃料遮
    断弁において、 上記収納室は、ケーシングの下端より上方に配置され、 第2フロートは、第1フロートが第1弁部にて第1接続
    通路を閉じた後に、浮力を生じて上昇するように形成さ
    れている燃料遮断弁。
  6. 【請求項6】 請求項3ないし請求項5のいずれかに記
    載の燃料遮断弁において、 第1フロートは、収納室内を流れる気流および負圧を小
    さくすることで第2フロートの上昇力を低減するための
    連通孔を、第1フロートの上下方向にわたって複数箇所
    備える燃料遮断弁。
  7. 【請求項7】 請求項1の燃料遮断弁において、 上記第1弁部は、平板のシート材から形成されている燃
    料遮断弁。
  8. 【請求項8】 請求項1に記載の燃料遮断弁において、 上記ケーシングは、燃料タンク内と外部とを連通する第
    3接続通路を備え、燃料タンク内の圧力が所定圧以上に
    なったとき上記第3接続通路を開くリリーフ弁を設けた
    燃料遮断弁。
  9. 【請求項9】 請求項8に記載の燃料遮断弁において、 上記リリーフ弁に対向して配置され、上記第2液位より
    高い第3液位を越えたときに、上記第3接続通路を閉じ
    る第3フロートを備えた燃料遮断弁。
  10. 【請求項10】 請求項9に記載の燃料遮断弁におい
    て、 上記第1接続通路は第1弁室のほぼ軸中心に配置し、 第3接続通路は第1弁室の軸中心に対して偏心して配置
    し、 上記第3フロートは、第1弁室内の第1フロートの上方
    に配置されるとともに、第1フロートとほぼ同径に形成
    され、 第3弁部は、第3接続通路に対向して設けた燃料遮断
    弁。
  11. 【請求項11】 請求項10に記載の燃料遮断弁におい
    て、 上記第3フロートは、ケーシングに対して回り止めされ
    ている燃料遮断弁。
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